JPH10121933A - エンジンのオイル吸入構造 - Google Patents
エンジンのオイル吸入構造Info
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- JPH10121933A JPH10121933A JP28115096A JP28115096A JPH10121933A JP H10121933 A JPH10121933 A JP H10121933A JP 28115096 A JP28115096 A JP 28115096A JP 28115096 A JP28115096 A JP 28115096A JP H10121933 A JPH10121933 A JP H10121933A
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- casing
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- engine
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
オイルストレーナからオイルポンプに直接吸入されない
ようにする。 【解決手段】 前部ケーシング121及び後部ケーシン
グ122の割り面の近傍にそれぞれ形成した隔壁12
4,125によってオイル吸入空間126を画成し、そ
の内部をオイルストレーナ129で下部オイル室127
と上部オイル室128とに区画する。下部オイル室12
7は吸入孔1241 ,1252 によりオイルパン123
の内部に連通し、上部オイル室128はオイルポンプに
連通する。オイルストレーナ129は吸入ダクト130
とスクリーン131とに2分割され、隔壁124に形成
した溝部1242 に嵌合して保持される。
Description
ングの底部に貯留するオイルをオイルストレーナを通し
てオイルポンプに吸入するエンジンのオイル吸入構造に
関する。
えば実開平1−166205公報により既に知られてい
る。このものは、オイルパンの底部に仕切り壁によりオ
イルストレーナ室を区画し、前記仕切り壁に形成した開
口部に逆止ドアを設けたもので、オイルストレーナ室の
内部の油面を一定に保ってオイルストレーナのエア噛み
を防止するようになっている。
のは、オイルストレーナ室の上部が開放しているため、
シリンダヘッドから落下する高温のオイルがオイルスト
レーナ室に直接流入してしまい、その高温のオイルがオ
イルストレーナからオイルポンプに吸入されてエンジン
の冷却性能が低下する可能性がある。
ので、高温のオイルがオイルストレーナからオイルポン
プに直接吸入されないようにすることを目的とする。
明では、エンジンの高温部から落下したオイルは吸入孔
からオイル吸入空間に流入し、そこに設けたオイルスト
レーナからオイルポンプに吸入されるので、前記高温の
オイルが直接オイルストレーナに吸入されることがなく
なってエンジンの冷却性能の低下が回避される。
トレーナは第1隔壁の内面に形成されたコ字状の溝部
と、第2ケーシングの第2隔壁の内面からケーシングの
割り面に向かって張り出す仕切り壁とによって固定され
るので、前記溝部にオイルストレーナを嵌合させて両ケ
ーシングを結合するだけでオイルストレーナを簡単に組
み付けることができる。
トレーナは吸入ダクトとスクリーンとに分割されてお
り、これら吸入ダクト及びスクリーンの周縁部が重ね合
わされて溝部に嵌合する。スクリーンを吸入ダクトと別
部材で構成したので、共通のストレーナを複数機種に適
用して汎用性を高めることができる。
トを不正姿勢で溝部に組み付けようとすると、吸入ダク
トがケーシングの干渉部に干渉して誤組みが防止され
る。
トレーナが両ケーシングの割り面に対してオイル貯留量
が多い第1ケーシング寄りに設けられているので、エン
ジンの姿勢変化によるエア噛みを効果的に防止すること
ができる。
留量が多い第1ケーシング側の吸入孔の断面積が大き
く、またオイル貯留量が少ない第2ケーシング側の吸入
孔の断面積が小さく設定されるので、第1、第2ケーシ
ングのオイルの貯留量に応じた断面積の吸入孔により、
オイル吸入空間内にオイルを効率的に吸入することがで
きる。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
ので、図1は鞍乗型車両の左側面図、図2は鞍乗型車両
の平面図、図3は鞍乗型車両の正面図、図4は鞍乗型車
両の背面図、図5はボディを取り除いた鞍乗型車両の左
側面図、図6はボディを取り除いた鞍乗型車両の底面
図、図7は図2の要部拡大断面図、図8は図5の8−8
線拡大断面図、図9は図8の9−9線断面図、図10は
図8の10−10線断面図、図11は図8の要部拡大
図、図12は図11の12−12線断面図、図13は図
12の13−13線断面図、図14は図9の要部拡大
図、図15は図14の15−15線矢視図、図16は図
15の16−16線断面図、図17は図8の17−17
線拡大断面図、図18は図17の18−18線矢視図、
図19は図17の19−19線矢視図、図20は図17
の要部拡大図、図21は図17の21−21線断面図、
図22は図10の要部拡大図、図23は図22の23−
23線矢視図、図24は図22に対応する作用説明図、
図25は図10の25−25線断面図、図26は図25
の26−26線断面図、図27は図5の27−27線拡
大断面図、図28は図27の28方向矢視図、図29は
図5の29−29線拡大断面図、図30は図5の30−
30線拡大断面図である。
の車体構造を説明する。
車体フレームFを備えており、その前、後部にそれぞれ
左右一対の前輪Wf,Wf及び後輪Wr,Wrが懸架さ
れる。これら車輪にはバルーン型低圧タイヤが装着され
ている。車体フレームFの上部には前方から順に操向ハ
ンドル1、燃料タンク2及び跨座式のシート3が配設さ
れる。操向ハンドル1の右端にはブレーキレバー4が設
けられ、また左端にはブレーキレバー5が設けられる。
後者のブレーキレバー5は、リバースピンを押し込んだ
ときだけ、リバースシフトレバーとして使用可能とな
る。操向ハンドル1の中央部はハンドルカバー6で覆わ
れており、その後部に各種インジケータ7が設けられる
とともに、その前方に張り出すようにメーター8が設け
られる。
体フレームFの中央部には、左右の後輪Wr,Wrを駆
動するエンジンEを備えたパワーユニットPが搭載され
る。パワーユニットPはクランクケース及びミッション
ケースを兼ねるケーシング9と、このケーシング9から
起立するシリンダブロック10とを備えており、ケーシ
ング9に支持されたクランク軸11(図8及び図9参
照)は車体前後方向に配置され、またシリンダブロック
10は鉛直方向に対して車体右方向に傾斜して起立して
いる(図4参照)。シリンダブロック10の前面に接続
された排気管12は右方向に180°湾曲してシリンダ
ブロック10の右側面に車体後方に延び、車体後部右側
に設けたマフラー13に接続される。
4,14がパワーユニットPの下面を横切るように車体
フレームFに固定されており、右側のステップバー14
に隣接してブレーキペダル15が設けられ、また左側の
ステップバー14に隣接してチェンジペダル16が設け
られる。パワーユニットPの後上方に配置されたエアク
リーナ17は、キャブレタ18を介してエンジンEのシ
リンダブロック10の後面に接続される。エアクリーナ
17の吸入ダクト19は車体左側面を斜め前方に延び、
その先端は燃料タンク2の後部に開口する。各種電装品
に給電するためのバッテリ20が車体後部に搭載され
る。
ボディBは、左右の前輪Wf,Wfの上部から燃料タン
ク2の上部までを覆うフロントフェンダー21と、左右
の後輪Wr,Wrの上部を覆うリヤフェンダー22と、
フロントフェンダー21及びリヤフェンダー22を接続
してシート3の下方の車体側面を覆う左右一対の第1サ
イドカバー23,23と、リヤフェンダー22の左右前
部に接続される左右一対の第2サイドカバー24,24
とから構成される。リヤフェンダー22の後端にはテー
ルランプ25が設けられる。フロントフェンダー21及
びリヤフェンダー22の上部には、それぞれフロントキ
ャリヤ26及びリヤキャリヤ27が設けられる。またパ
ワーユニットPの下面は、多数の孔を有する金属板より
なるアンダーガード28(図6参照)によって保護され
る。
架装置はダブルウイッシュボーン型のもので左右対称の
構造を有しており、それぞれフレーム部材31に基端を
枢支されたアッパーアーム32と、フレーム部材33に
基端を枢支されたロアアーム34と、アッパーアーム3
2及びロアアーム34の先端にボールジョイント35,
36を介して枢支されたナックル37と、下端がアッパ
ーアーム32に接続されて上端がフレーム部材38に接
続されたフロントクッション39とを備える。ナックル
37には、前記操向ハンドル1にリンク機構を介して連
動するナックルアーム(図示せず)が一体に形成されて
おり、操向ハンドル1を回動すると、ナックル37は、
両ボールジョイント36,36間を結ぶ軸線41周りに
前輪Wfを伴って転向するようになっている。
架装置はフレーム部材42,42に両端部を回転自在に
支持された枢軸管43と、枢軸管43の左端部を左側の
アクスルケース44に連結する左腕管46と、枢軸管4
3の右端部を左右のアクスルケース44,44に設けた
ギヤハウジング45に連結する右腕管47と、左腕管4
6及び右腕管47を連結して補強する連結部材48と、
フレーム部材49及びギヤハウジング45間を連結する
リヤクッション50とを備える。右腕管47は左腕管4
6よりも大径に形成されており、その中空部を貫通する
ようにプロペラ軸52が配設される。変速機の出力部1
021 の後端とプロペラ軸52とを接続するフックスジ
ョイント54は、その揺動中心が枢軸管43の回動軸線
X(図7参照)上にくるように配置されるため、左右の
腕管46,47が枢軸管43と共にその軸線X回りに回
転すれば、それに伴いプロペラ軸52はフックスジョイ
ント54において屈折することができ、後輪Wr,Wr
への動力伝達に支障を来たさない。
クスル55,55が支持されており、このリヤアクスル
55,55の両端に後輪Wr,Wrが連結される。ギヤ
ハウジング45の内部において、該ギヤハウジング45
に回転自在に支持した入力軸56に設けた駆動ベベルギ
ヤ57と、前記リヤアクスル55,55に設けた従動ベ
ベルギヤ58とが噛合する。プロペラ軸52の後端をカ
ップリング59で入力軸56の後端に結合することによ
り、プロペラ軸52の回転がリヤアクスル55,55に
伝達されて後輪Wr,Wrが駆動される。
ットPの概略構造を説明する。
機Tを相互に一体化して構成される。即ちエンジンEの
クランクケースと変速機Tのミッションケースとが共通
のケーシング9として一体化され、このケーシング9の
下部両側に取付ボス71,71が形成され、これらが前
記車体フレームFに弾性マウント部材を介して結合され
る。ケーシング9は、前部ケーシング121、後部ケー
シング122、前部カバー214及び後部カバー215
を備えており、後部カバー215にリコイルスタータカ
バー216が結合される。
るとともに外部に多数の冷却フィン101 …を形成した
前記シリンダブロック10と、その上端面に接合される
シリンダヘッド73と、シリンダ72内を摺動するピス
トン74と、このピストン74にコンロッド75を介し
て連接される前記クランク軸11と、このクランク軸1
1からサイレントチェン76を介して減速駆動されるカ
ム軸77とを備えており、クランク軸11及びカム軸7
7は、シリンダブロック10の下端に連設される前記ケ
ーシング9に支持される。シリンダヘッド73には、
吸、排気ポートを開閉する吸、排気弁78i,78o
と、これらを開閉作動するロッカアーム79i,79o
とが設けられ、これらロッカアーム79i,79oはプ
ッシュロッド80i,80oを介してカム軸77により
駆動される。シリンダヘッド73の車体左側寄りには点
火プラグ211が設けられる。シリンダヘッド73の上
端にはヘッドカバー212が結合される。
において、クランク軸11は、その両端を車両の前後方
向へ向けて配置され、またシリンダブロック10は、そ
のシリンダ軸線Yがクランク軸11の一側方に配置され
る変速機T側へ、即ち車体右側に傾斜して配置される。
そしてシリンダブロック10の傾斜方向側の右側壁10
2 に近接して排気管12が配置され、且つ前記右側壁1
02 の内部に上下方向に形成したプッシュロッド収納空
間104 にプッシュロッド80i,80oが収納され
る。尚、図8における符号213はブリーザ室である。
ク10の右側壁102 は上下方向のスペースが小さくな
り且つ風通しも悪くなる一方、シリンダブロック10の
左側壁103 は上下方向のスペースが大きくなり且つ風
通しも良くなるため、前記左側壁103 はシリンダブロ
ック10の冷却効果に大きな影響を及ぼすことになる。
従って、仮にシリンダブロック10の左側壁103 に排
気管12やプッシュロッド80i,80oを配置する
と、排気管12から受ける熱やプッシュロッド収納空間
104 による放熱性の低下によってシリンダブロック1
0の冷却効果が低下してしまう。しかしながら、本実施
例では、シリンダブロック10の冷却効果に及ぼす影響
が小さい右側壁102 に排気管12及びプッシュロッド
80i,80oを配置したので、それらの影響を最小限
に抑えてエンジンE全体としての冷却性能を向上させる
ことができる。尚、本実施例では左側壁103 に冷却フ
ィン101 を6個突設し、右側壁102 に冷却フィン1
01 を5個突設している。
ロータ82が固着され、それのステータ83はケーシン
グ9に固着される。またクランク軸11には、発電機8
1のロータ82に隣接して大径の始動歯車85が回転自
在に支承され、この始動歯車85は一方向クラッチ86
を介して前記ロータ82に連結される。この始動歯車8
5は、ケーシング9の外側に取付けたスタータモータ8
7の出力軸88に減速歯車装置89を介して連結され
る。減速歯車装置89は2本のアイドル軸891,89
2 に支持した複数のアイドル歯車から構成される。従っ
て、スタータモータ87の作動により始動歯車85を駆
動すれば、一方向クラッチ86及びロータ82を介して
クランク軸11をクランキングすることができる。そし
て、エンジンEが始動すれば、一方向クラッチ86が自
由状態となって、ロータ82から始動歯車85への回転
の伝達は遮断される。
90が固着され、これに爪係合し得るリコイルスタータ
91がケーシング9に取付けられる。従って、リコイル
スタータ91のロープを牽引することによっても、クラ
ンク軸11をクランキングすることができる。
クラッチ92が付設される。また前部ケーシング121
の下部に設けられたオイルポンプ93が、クランク軸1
1によりサイレントチェン94を介して駆動される。
リバース軸103を有しており、これらの軸101,1
02,103は、前記クランク軸11と平行にして前記
ケーシング9に支持される。主軸101は前部ケーシン
グ121及び後部ケーシング122に一対のボールベア
リング217,217を介して支持され、副軸102は
前部ケーシング121及び後部ケーシング122に一対
のボールベアリング218,218を介して支持され
る。その際、上記各軸101,102,103は、クラ
ンク軸11に対してカム軸77と同じ側(即ち、車体右
側)であって、カム軸77よりも低い位置に配置され
る。より具体的には、クランク軸11の右下方に主軸1
01が配置され、主軸101の更に右下方に副軸102
が配置され、副軸102の右上方のリバース軸103が
配置される。またクランク軸11の右下方、且つ主軸1
01の左下方に、前記チェンジペダル16により操作さ
れるシフトドラム104が配設される。
されるカム軸77、主軸101及び副軸102をケーシ
ング9の車体右側に集中して配置したので、回転部分の
マスの集中及び軸受けの集中によってケーシング9の強
度を部分的に増加させれば良くなり、その他の部分の重
量を削減してエンジンE全体としての軽量化を図ること
ができる。しかもシリンダブロック10に設けたプッシ
ュロッド収納孔104から落下するオイルをカム軸7
7、主軸101及び副軸102に効果的に作用させ、潤
滑効果を高めることができる。
回転数に基づいて車速を検出する車速センサ95が設け
られる。車速センサ95は後部ケーシング122の後面
に装着された副軸プロテクタ96に、ベークライト製の
断熱材97を介してボルト止めされており、副軸102
の後部外周に突設した突部1022 …を検出する。副軸
プロテクタ96と後部ケーシング122との間で、副軸
プロテクタ96の後部ケーシング122側の内径をシー
ル部材98よりも小径にして前記シール部材98を挟持
することにより、変速機Tのオイルが副軸プロテクタ9
6内に流入することを防止し、車速センサ95をドライ
状態で使用することができる。
ッチ105が付設され、該変速クラッチ105の入力部
材106と前記発進クラッチ92の出力部材107とは
減速歯車装置108を介して連結される。変速クラッチ
105は、前記チェンジペダル16によって開閉操作さ
れる。
フトドラム104の作動により選択されて両軸101,
102間を連結する1速〜5速の変速歯車列1091 〜
1095 が設けられる。また副軸102の後端はケーシ
ング9から後方に突出し、その後端の出力部1021 に
前記プロペラ軸52の前端が接続される。
に、主軸101、リバース軸103及び副軸102に亘
りリバース歯車列109rが設けられる。このリバース
歯車列109rは、主軸101に形成された駆動歯車1
10(図9参照)と、リバース軸103に回転自在に支
承される段付のアイドル歯車111と、副軸102に回
転自在に支承されるとともに、アイドル歯車111を介
して駆動歯車110に噛合する被動歯車112とから構
成される。また副軸102には、前記1速歯車列109
1 の被動歯車113とリバース歯車列109rの被動歯
車112との間でドグクラッチ体114が摺動可能にス
プライン嵌合されており、このドグクラッチ体114を
被動歯車113に係合させれば、1速歯車列1091 が
確立し、ドグクラッチ体114を被動歯車112に係合
させれば、リバース歯車列109rが確立するようにな
っている。
を説明する。
を、図8〜図16を参照して説明する。
9はシリンダ軸線Y(図10参照)を挟んで前後に分割
された前部ケーシング121及び後部ケーシング122
を備える。ケーシング9の底部のオイルパン部123に
おいて、両ケーシング121,122の合わせ面の近傍
に形成した隔壁124,125によってオイル吸入空間
126が画成される。オイル吸入空間126は後部ケー
シング122の隔壁125に設けた水平方向に延びる仕
切り壁1251 によって下部オイル室127及び上部オ
イル室128に仕切られており、下部オイル室127の
前壁に前部ケーシング121の内部に連通する前部吸入
孔1241 が形成されるとともに、下部オイル室127
の後壁に後部ケーシング122の内部に連通する後部吸
入孔1252 が形成される。前部吸入口1241 の断面
積は後部吸入孔1252 の断面積よりも大きく形成され
ている。これは、発進クラッチ92や変速クラッチ10
5を前部ケーシング121側に配置しているため、前部
ケーシング121の底部にオイルが溜まり易く、そのオ
イルを効果的にオイル吸入空間126に吸入するためで
ある。
グ121の隔壁124の内周に溝部1242 が形成され
ており、この溝部1242 にオイルストレーナ129が
装着される。オイルストレーナ129は金属板をプレス
成形した吸入ダクト130と、スクリーン131とから
構成される。吸入ダクト130は、その外周に水平方向
に張り出すフランジ部1301 と、下方に向かって開口
する吸入口1302 とを備え、またスクリーン131は
ラバーで形成された支持枠1311 と、その内部に張設
されたメッシュ状のスクリーン本体1312 とから構成
される。
301 の上面にスクリーン131の支持枠1311 を重
ね合わせた状態で、それらを前部ケーシング121の隔
壁124の溝部1242 に後方から挿入した後、前部ケ
ーシング121に後部ケーシング122を結合すれば、
後部ケーシング122の仕切り壁1251 がフランジ部
1301 及び支持枠1311 の後縁に密着し、オイルス
トレーナ129及びスクリーン131が固定される。
30の吸入口1302 は、前側辺1303 が高く、且つ
後側辺1304 が低くなるように傾斜しており、オイル
の貯留量が多い前部ケーシング121側からオイルを吸
い込み易くしている。
れたオイル吸入空間126の内部にオイルストレーナ1
29を収納したので、エンジンEの上方から落下した高
温のオイルを直接オイルポンプ93に吸い込むことが防
止され、エンジンEの冷却性能を向上させることができ
る。
組み付けるとき、吸入ダクト130とスクリーン131
とを重ね合わせて前部ケーシング121の溝部1242
に挿入した後、前部ケーシング121に後部ケーシング
122を結合するだけで良いため、組付性が極めて良好
である。しかも吸入ダクト130とスクリーン131と
を別部材で構成したので、スクリーン131を複数機種
に共用することが可能になって汎用性が高められる。
び変速クラッチ105が設けられているため、前部ケー
シング121に戻るオイル量は後部ケーシング122に
戻るオイル量よりも多くなるが、オイル吸入空間126
の前側の隔壁124に形成した前部吸入口1241 の断
面積を、オイル吸入空間126の後側の隔壁125に形
成した後部吸入口1252 の断面積よりも大きく設定し
たので、前部ケーシング121及び後部ケーシング12
2の両方からのオイルをオイル吸入空間126に効果的
に戻すことができる。また上記理由により前部ケーシン
グ121側に貯留されるオイル量は後部ケーシング12
2側に貯留されるオイル量よりも多くなるが、吸入ダク
ト130の吸入口1302 を前部ケーシング121及び
後部ケーシング122の結合面よりも前側に偏倚して設
けたことにより、エンジンEの前後傾斜時におけるエア
噛みを回避することができる。
た簡単な構造であり、低コストで製造可能であるだけで
なく、その形状の変更も容易である。図11に破線で示
す如く、吸入ダクト130を前後逆にして装着しようと
しても、吸入ダクト130がG部において前部ケーシン
グ121の内面に突出する干渉部1211 と干渉するた
め、誤組みの発生が確実に防止される。
ポンプ93は周知のトロコイドポンプからなり、その吸
入ポート132が前記オイル吸入空間126の上部オイ
ル室128に臨むとともに、その吐出ポート133がオ
イル吐出室134に臨んでいる。オイル吐出室134は
油路L1 を経てクランク軸11の前端に開口する油路L
2 に連通し、クランク軸11の前端に設けた発進クラッ
チ92を潤滑するとともに、クランク軸11のピン部1
11 外周を潤滑する。また油路L1 から分岐する油路L
3 は図示せぬ油路を介してシリンダヘッド73に連通
し、そこに設けられたロッカーアーム79i,79o等
を潤滑する。
01の内部に形成した油路L5 の右端部に連通してお
り、主軸101の外周に支持した歯車群や主軸101の
左端に設けた変速クラッチ105を潤滑する。また前記
油路L4 から分岐する油路L6はリバース軸103の内
部に形成した油路L7 に連通しており、リバース軸10
3の外周に支持したアイドル歯車111を潤滑する。
03とアイドル歯車111との摺動面から漏れたオイル
は、ケーシング9の内壁に沿って下方(図14の矢印a
方向)に流下し、副軸102の内部に形成した油路L8
に流入して該副軸102の外周に支持した歯車群を潤滑
する。このとき、ケーシング9の内壁に沿って流下する
オイルを副軸102の油路L8 に案内すべく、オイルの
案内手段が設けられる。即ち、図14〜図16から明ら
かなように、リバース軸103の下方のケーシング9内
壁に、下方に向かって逆ハ字状に間隔が狭まる一対のガ
イドリブ135,136が突設されており、両ガイドリ
ブ135,136の間に形成されたガイド溝137,1
38が副軸102の油路L8 の端部に連通している。こ
れにより、図15の矢印b方向に流下するオイルを集合
させて矢印c方向に導き、副軸102の油路L8 に効果
的に供給することができる。
機構の構造を、図17〜図21を参照して説明する。
16の後端が結合されたチェンジペダル軸141がケー
シング9の後部カバー215の左側面に回転自在に支持
されており、このチェンジペダル軸141に駆動アーム
142のカラー1421 が嵌合してボルト143で固定
される。チェンジペダル軸141はスプリング144に
よってケーシング9の外側に向けて付勢されており、こ
の付勢力で前記カラー1421 の端面が後部カバー21
5の内面に当接することにより、チェンジペダル軸14
1のガタが防止される。
ーシング9に車体前後方向に延びるシフト軸145が回
転自在に支持されており、このシフト軸145の後部に
固定した従動アーム146の長孔1461 に前記駆動ア
ーム142の先端が係合する。従って、ライダーが足先
でチェンジペダル16を押し下げ、或いは押し上げる
と、チェンジペダル16の動きがチェンジペダル軸14
1、駆動アーム142及び従動アーム146を介してシ
フト軸145に伝達され、このシフト軸145を往復回
転させる。尚、ライダーが足先でチェンジペダル16を
押し下げたとき、過剰なトルクがシフト軸145に伝達
されないように、従動アーム146の先端が当接するス
トッパ91 (図21参照)がケーシング9の内面に形成
される。
フト軸145の先端にL字状の第1アーム部材147が
スプライン結合される。ケーシング9に車体前後方向に
延びる支軸148が回転自在に支持されており、この支
軸148にL字状の第2アーム部材149が固定され
る。第1アーム部材147の第1腕部1471 の先端に
設けたローラ150が、第2アーム部材149の第1腕
部1491 の先端に形成した長孔1493 に係合する。
主軸101の軸端に対向する支軸151がケーシング9
に固定されており、この支軸151に回転自在に支持し
た可動カムプレート152の切欠1521 に、第2アー
ム部材149の第2腕部1492 の先端に設けたローラ
153が係合する。
支軸151には可動カムプレート152に対向する固定
カムプレート154が支持されており、両カムプレート
1652,154間にボール155が配置される。主軸
101の軸端に摺動自在に嵌合する摺動軸156が可動
カムプレート152に結合されており、更に可動カムプ
レート152と変速クラッチ105のクラッチピストン
157とが連結プレート158を介して連結される。
チェンジペダル軸141が正逆何れかの方向に回転する
と、第1アーム部材147及び第2アーム部材149を
介して可動カムプレート152が回転し、可動カムプレ
ート152は固定カムプレート154及びボール155
から受ける反力により、クラッチスプリング139の付
勢力に抗して摺動軸156と共に主軸101に接近する
方向に摺動する。その結果、可動カムプレート152に
接続されたクラッチピストン157が図9の右方向(車
体後方側)に移動し、変速クラッチ105の係合が解除
される。
とシフトフォーク軸160とが、ケーシング9の内部に
車体前後方向に支持される。シフトドラム159の外周
には3本のカム溝1591 〜1593 が形成されてお
り、シフトフォーク軸160に摺動自在に支持された3
本のシフトフォーク161,162,163が前記各カ
ム溝1591 〜1593 に係合する。
145の外周に相対回転自在に嵌合するカラー164
に、第1開口部1651 と、第2開口部1652 と、第
1開口部1651 の内周縁部を折曲して形成したばね受
け1653 と、ローラ166とを備えたチェンジアーム
165の基端が溶着される。前記カラー164に支持し
た捩じりコイルばね167の両端は、ケーシング9に螺
入されて前記第1開口部1651 を緩く貫通するスタッ
ドボルト168の両側部と、チェンジアーム165のば
ね受け1653 の両側部とに当接する。従って、中立位
置にあるチェンジアーム165が、その第1開口部16
51 の縁がスタッドボルト168に当接する位置まで何
れかの方向に揺動すると、そのばね受け1653 が捩じ
りコイルばね167を変位させて該チェンジアーム16
5を前記中央位置へ復帰させるための付勢力が発生す
る。
72 の先端がチェンジアーム165の第1開口部165
1 内に延びており、前記捩じりコイルばね167の両端
間に挿入される。従って、シフト軸145に固定された
第1アーム部材147が正逆何れかの方向に回転する
と、第1アーム部材147の第2腕部1472 の先端は
チェンジアーム165の第1開口部1651 内を所定距
離だけ空動し、第2腕部1472 の先端が第1開口部1
651 の内縁に当接するとチェンジアーム165を正逆
方向に回転させる。第1アーム部材147の第2腕部1
472 が空動する間、チェンジアーム165は中立位置
に停止状態に保持されており、その間に変速クラッチ1
05の係合が解除される。従って、変速クラッチ105
の係合解除から所定のタイムラグをもって確実に変速操
作を開始することができる。
形成された長孔1692 と、中央に形成された開口部1
693 とを備えたチェンジプレート169が、シフトド
ラム159の端面とチェンジアーム165との間に配置
される。チェンジプレート169は、切欠1691 を前
記カラー164の外周に係合させ、且つ長孔1692を
前記チェンジアーム165のローラ166に係合させた
状態で、チェンジアーム165との間に張設したスプリ
ング170で前記切欠1691 及び長孔169 2 に沿う
方向に付勢されている。この状態で、チェンジアーム1
65の第2開口部1652 とチェンジプレート169の
開口部1693 とは略重なる位置に配置される。
プレート171が位置決めピン172を介してボルト1
73で固定される。ケーシング9に支軸174で枢支さ
れたディテントアーム175がスプリング176で付勢
されており、このディテントアーム174の先端に設け
たディテントローラ177がピンプレート171の外周
に形成した7個の凹部1711 …の何れかに弾発的に係
合する。従って、シフトドラム159は、7つのシフト
ポジションに対応する7つの回転位置の何れかに安定的
に停止することができる。
置された7本の送りピン1712 …が突設されており、
これら送りピン1712 …に係合可能な一対の突起16
94,1694 と、一対のカム面1695 ,1695 と
がチェンジプレート169の開口部1693 の内周に形
成される。尚、ピンプレート171からチェンジプレー
ト169が脱落するのを防止すべく、チェンジプレート
169の外面を押さえる板状のホルダー178が前記ボ
ルト173で共締めされる。
防止すべく、リバースシフト規制機構が設けられる。図
10、図17及び図21から明らかなように、ケーシン
グ9に支軸179を介してリバースシフト規制アーム1
80が回転自在に支持されており、このリバースシフト
規制アーム180の先端はスプリング140によってシ
フトドラム159に向けて付勢される。シフトドラム1
59の後部外周にガイド溝1594 が形成されており、
そのガイド溝1594 の内部に前記リバースシフト規制
アーム180の先端が当接可能なストッパ1595 が突
設される。図21において、リバースシフト規制アーム
180の時計方向の回動端をストッパ219で規制する
ことにより、リバースシフト規制アーム180の先端が
シフトドラム159のガイド溝1594 に摺接しないよ
うになっている。このようにすれば、シフトドラム15
9が回転する際の摺動抵抗を減少させ、シフト荷重を小
さくすることができる。
9を矢印D方向に回転させて後進変速段を確立すると
き、リバースシフト規制アーム180の先端がガイド溝
159 4 のストッパ1595 に当接してシフトドラム1
59の回転を規制する。このとき、ハンドル1に設けた
リバースシフトレバー5(図1及び図2参照)を操作す
ると、このリバースシフトレバー5に図示せぬワイヤー
を介して連結された支軸179が回転し、リバースシフ
ト規制アーム180の先端が図21の矢印E方向に回転
して前記ストッパ1595 から離反する。その結果、シ
フトドラム159の矢印D方向への回転が許容され、後
進変速段の確立が許容される。このように、リバースシ
フトレバー5の操作時にのみ後進変速段の確立を許容す
ることにより、意図せぬ後進変速段の確立を確実に防止
することができる。
の構造を説明する。
ング181,182でケーシング9の支持壁183,1
84に支持されたカム軸77は、その前端部に段部77
1 を介して形成された小径部772 を備える。前記小径
部772 に前記ボールベアリング181のインナーレー
ス1811 を嵌合させた状態で、その先端側にカラー1
83が圧入により固定される。カラー185にはスプロ
ケット186が溶接されており、このスプロケット18
6が前記サイレントチェン76を介してクランク軸11
に接続される。
すべく、両支持壁183,184にそれぞれ円形断面の
支持孔1831 ,1841 が形成される。スプロケット
186に近い側の支持孔1831 には、そのスプロケッ
ト186側の端面を三日月状に切り欠いた段部1832
が形成される。カム軸77の中心から見た前記段部18
32 の方向は、スプロケット186からサイレントチェ
ン76が延びる方向、即ち図23の矢印F方向に一致し
ている。段部1832 にはボールベアリング181のア
ウターレース1812 が嵌合可能である。
付けるとき、予めカム軸77に一対のボールベアリング
181,182、カラー185及びスプロケット186
を組み付けておく。そして、図24に示すように、スプ
ロケット186側のボールベアリング181のアウター
レース1812 を支持壁183の支持孔1831 の段部
1832 に係合させて仮保持し、且つ反スプロケット1
86側のボールベアリング182を支持壁184の支持
孔1841 から外して軸間距離を減少させた状態で、ス
プロケット186にサイレントチェン76を巻き掛け
る。続いて、スプロケット186側のボールベアリング
181を図24の矢印H方向に移動させ、そのアウター
レース1812 を段部1832 から外して支持孔183
1 に正しく係合させるとともに、反スプロケット186
側のボールベアリング182を支持壁184の支持孔1
841 に正しく係合させることにより、カム軸77の組
み付けを完了する。
7に予めボールベアリング181,182、カラー18
5及びスプロケット186を組み付けてサブアセンブリ
化しておいても、カム軸77の組み付けを支障なく行う
ことが可能となり、部品点数の削減及び組付工数の削減
が達成される。尚、段部1832 を設けずに上記方法で
カム軸77を組み付けようとすると、組付時にカム軸7
7の軸方向の移動量が大きくなってスプロケット186
及びサイレントチェン76間にコジリが発生してしま
い、これを避けるべく支持壁183の肉厚を減少させる
とカム軸77の支持剛性が低下してしまう。
は吸気カム191i及び排気カム192oが一体に形成
されており、それら吸気カム191i及び排気カム19
1oに当接して駆動される一対のバルブリフター19
2,192がケーシング9に摺動自在に支持される。ア
ルミニウム製のプッシュロッド80i,80oの下端に
は鉄製のボルト193,193が螺入されており、それ
ぞれのボルト193は頭部先端に形成された球状部19
31 と、それに連なる6角の面取り部1932 とを備え
ている。そして各バルブリフター192の上面には、前
記ボルト193の球状部1931 が嵌合する球状凹部1
921 が形成される。またシリンダブロック10のプッ
シュロッド収納空間104 に臨むように2本のリブ10
5 ,105が形成されており、これらリブ105 ,10
5 の下端はバルブリフター192,192の上端に当接
可能に張り出している。
80i,80oを上方に引き抜く際に、オイルの粘性で
プッシュロッド80i,80oに張り付いたバルブリフ
ター192,192が上方に移動しようとしても、前記
リブ105 ,105 に阻止されてプッシュロッド80
i,80oから強制的に分離される。これにより、バル
ブリフター192,192の装着位置からの脱落が防止
され、その再組付に要する無駄な時間と労力を削減する
ことができる。またプッシュロッド80i,80oの球
状部1931 ,1931 をボルト193,193により
形成したので、球状部を含むプッシュロッド80i,8
0o全体を鉄製とする場合に比べて重量を削減すること
ができる。しかもボルト193,193は工具が係合す
る6角の面取り部1932 ,1932 を備えているの
で、プッシュロッド80i,80oの本体部分に対する
球状部1931 ,1931 の結合も極めて容易である。
軸77を駆動するサイレントチェン76のチェンテンシ
ョナーの構造を説明する。
けたスプロケット194とカム軸77に設けたスプロケ
ット186とがサイレントチェン76で接続され、また
クランク軸11に設けたスプロケット195とオイルポ
ンプ軸196に設けたスプロケット197とがサイレン
トチェン94で接続される。
に、カム軸77を駆動するサイレントチェン76に所定
の張力を与えるチェンテンショナー198は、中央部が
支軸199で枢支されたL字状のアーム200と、アー
ム200を図25において時計方向に付勢する弾発手段
201とを備える。弾発手段201はボルト202,2
02で固定されたシリンダ203から図示せぬスプリン
グで突出する方向に付勢されたピストンロッド204を
備えており、このピストンロッド204の先端でアーム
200の一端を押圧することにより、該アーム200の
他端に設けたシュー205をサイレントチェン76に圧
接するようになっている。
ダ203のボルト孔2031 にボルト206を螺入して
ピストンロッド204をスプリングに抗して退没位置に
係止しておき、弾発手段201の組付完了後に前記ボル
ト206を取り外してピストンロッド204を突出さ
せ、サイレントチェン76に所定の張力を与えるように
なっている。図26から明らかなように、前記ボルト2
06はケーシング121,207の結合面に挟持された
ガスケット208と同一面上に位置しており、ボルト2
06を外し忘れたままケーシング121,207を結合
しようとすると、ガスケット208がボルト206に干
渉して組付不能になるため、ボルト206を外し忘れを
防止することができる。
る。
軸11の回転数が低く、遠心式の発進クラッチ92は非
係合状態を保つので、クランク軸11から変速クラッチ
105への動力伝達は行われない。
列1091 を確立させてエンジンEの出力を上げていけ
ば、クランク軸11の回転数の上昇により発進クラッチ
92が自動的に係合状態となり、クランク軸11の回転
は発進クラッチ72、減速歯車装置108、変速クラッ
チ105を経て主軸101に伝達され、更に1速歯車列
1091 から副軸102に伝達される。その結果、副軸
102の回転はプロペラ軸52、駆動ベベルギヤ57、
従動ベベルギヤ58及びリヤアクスル55,55を介し
て後輪Wr,Wrに伝達され、車両の発進が行われる。
95 ,109rのシフトは、以下のようにして行われ
る。チェンジペダル16の操作により、図19におい
て、例えばチェンジアーム165が矢印A方向に回転す
ると、このチェンジアーム165にローラ166及び長
孔1691 を介して係合するチェンジプレート169が
矢印A方向に回転し、その開口部1693 に形成した下
側の突起1694 が1本の送りピン1712 を上方に押
圧し、シフトドラム159を1ピッチだけ矢印A方向に
回転させる。その結果、ディテントローラ177がピン
プレート171の新たな凹部171に係合し、シフトド
ラム159を新たな位置に安定的に停止させる。
と、捩じりコイルばね167の弾発力でチェンジアーム
165が中立位置に向けて矢印B方向に回転する。この
ときチェンジプレート169もチェンジアーム165と
共に矢印B方向に回転するが、その開口部1693 に形
成した下側のカム面1695 が1本の送りピン171 2
に当接して反力を受けるため、その反力でチェンジプレ
ート169がスプリング170を伸長しながら図19の
矢印C方向に移動する。これにより、前記カム面169
5 が送り前記ピン1712 を乗り越え、シフトドラム1
59を新たな位置に停止させたまま、チェンジアーム1
65及びチェンジプレート169は中立位置に復帰する
ことができる。
チェンジアーム165を矢印B方向に回転させた場合に
は、前述と同様にしてシフトドラム159が矢印B方向
に1ピッチだけ回転し、新たな位置に安定的に停止す
る。このようにしてシフトドラム159が1ピッチずつ
回転すると、図17において、シフトドラム159のカ
ム溝1591 〜1593 に係合する3本のシフトフォー
ク161,162,163が軸方向に摺動し、変速機T
に所定の変速段を確立させる。
ンジンEの残余の部分の構造を説明する。
ト、符号222はヘッドカバー212をシリンダヘッド
73に結合するボルト、符号223はリコイルスタータ
のノブ、符号224は車速センサ95を固定するボルト
である。
ーム軸、符号226はロッカーアーム軸固定ボルトであ
る。
である。
ルゲージ、符号229はシール部材10及びシリンダヘ
ッド73をケーシング9に結合するボルトである。
141のガタ防止の別実施例を説明する。
軸141をスプリング144で付勢し、駆動アーム14
2のカラー1421 の端面を後部カバー215の内面に
当接させることによりガタが防止している(図17参
照)。一方、第2実施例では、チェンジペダル軸141
にボルト143で固定した駆動アーム142のカラー1
421 の両端面を、それぞれワッシャ2201 ,220
2 を介して後部カバー215の位置決め面2151 ,2
152 に当接させることにより、軸方向のガタを防止し
ている。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
ーシング121と後部ケーシング122とに分割してい
るが、それを左右に分割することも可能である。また請
求項1に記載された発明では、オイルストレーナ129
を固定する溝部を、前後の隔壁124,125の両方に
形成しても良く、また後側の隔壁125に形成しても良
い。
によれば、割り面を介して分割した第1ケーシング及び
第2ケーシングにそれぞれ設けた第1隔壁及び第2隔壁
によってオイル吸入空間を画成し、このオイル吸入空間
に吸入孔を介して吸入したオイルを前記オイル吸入空間
に設けたオイルストレーナを介してオイルポンプに吸入
するので、エンジンの高温部から落下した高温のオイル
がオイルストレーナに直接吸入されることがなくなり、
エンジンの冷却性能の低下が回避される。
第1隔壁の内面に形成されたコ字状の溝部と、第2ケー
シングの第2隔壁の内面からケーシングの割り面に向か
って張り出す仕切り壁とによってオイルストレーナを固
定しているので、前記溝部にオイルストレーナを嵌合さ
せて両ケーシングを結合するだけでオイルストレーナを
簡単に組み付けることができる。
オイルストレーナが、下部オイル室の内部に延びる吸入
ダクトと、オイルをろ過するスクリーンとに分割されて
おり、これら吸入ダクト及びスクリーンの周縁部が重ね
合わされて溝部に嵌合するので、スクリーンを吸入ダク
トと別部材で構成して多機種に対する汎用性を高めるこ
とができる。
吸入ダクトを不正姿勢で溝部に組み付けたとき、該吸入
ダクトと干渉して誤組みを防止する干渉部をケーシング
に設けたので、吸入ダクトの誤組みを簡単な構造で確実
に防止することができる。
第1ケーシングの底部のオイル貯留量を第2ケーシング
の底部のオイル貯留量よりも多く設定したので、オイル
ストレーナが第1、第2ケーシングの割り面よりも前記
第1ケーシング寄りに設けられていることにより、エン
ジンの姿勢変化によるエア噛みを効果的に防止すること
ができる。
第1隔壁の吸入孔の断面積を第2隔壁の吸入孔の断面積
よりも大きく設定したので、第1、第2ケーシングのオ
イルの貯留量に応じた断面積の吸入孔により、オイル吸
入空間内にオイルを効率的に吸入することができる。
の6方向矢視図)
ング) 1211 干渉部 122 後部ケーシング(ケーシング、第2ケーシ
ング) 124 隔壁(第1隔壁) 1241 前部吸入孔(吸入孔) 1242 溝部 125 隔壁(第2隔壁) 1251 仕切り壁 1252 後部吸入孔(吸入孔) 126 オイル吸入空間 127 下部オイル室 128 上部オイル室 129 オイルストレーナ 130 吸入ダクト 131 スクリーン
Claims (6)
- 【請求項1】 エンジン(E)のケーシング(121,
122)の底部に貯留するオイルをオイルストレーナ
(129)を通してオイルポンプ(93)に吸入するエ
ンジンのオイル吸入構造において、 割り面を介して分割された第1ケーシング(121)及
び第2ケーシング(122)と、 第1、第2ケーシング(121,122)にそれぞれ設
けられてオイル吸入空間(126)を画成する第1隔壁
(124)及び第2隔壁(125)と、 第1、第2隔壁(124,125)間に挟持されたオイ
ルストレーナ(129)と、 オイル吸入空間(126)のオイルストレーナ(12
9)の上部に形成されてオイルポンプ(93)に連通す
る上部オイル室(128)と、 オイル吸入空間(126)のオイルストレーナ(12
9)の下部に形成され、第1隔壁(124)及び第2隔
壁(125)の少なくとも一方に形成された吸入孔(1
241 ,1252 )を介してオイル吸入空間(126)
外に連通する下部オイル(127)室と、を備えたこと
を特徴とするエンジンのオイル吸入構造。 - 【請求項2】 第1隔壁(124)の内面にコ字状の溝
部(1242 )を形成するとともに、第2隔壁(12
5)の内面から前記割り面に向かって張り出す仕切り壁
(1251 )を形成し、前記コ字状の溝部(1242 )
に嵌合するオイルストレーナ(129)を前記仕切り壁
(1251 )の端部に当接させて固定したことをことを
特徴とする、請求項1記載のエンジンのオイル吸入構
造。 - 【請求項3】 オイルストレーナ(129)が、下部オ
イル室(127)の内部に延びる吸入ダクト(130)
と、オイルをろ過するスクリーン(131)とに分割さ
れており、これら吸入ダクト(130)及びスクリーン
(131)の周縁部が重ね合わされて前記溝部(124
2 )に嵌合することを特徴とする、請求項2記載のエン
ジンのオイル吸入構造。 - 【請求項4】 吸入ダクト(130)を不正姿勢で前記
溝部に組み付けたとき、該吸入ダクト(130)と干渉
して誤組みを防止する干渉部(1211 )をケーシング
(121)に設けたことを特徴とする、請求項3記載の
エンジンのオイル吸入構造。 - 【請求項5】 第1ケーシング(121)の底部のオイ
ル貯留量を第2ケーシング(122)の底部のオイル貯
留量よりも多く設定したことを特徴とする、請求項2記
載のエンジンのオイル吸入構造。 - 【請求項6】 第1隔壁(124)の吸入孔(12
41 )の断面積を第2隔壁(125)の吸入孔(125
2 )の断面積よりも大きく設定したことを特徴とする、
請求項5記載のエンジンのオイル吸入構造。
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|---|---|---|---|
| JP28115096A JP3871743B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | エンジンのオイル吸入構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP28115096A JP3871743B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | エンジンのオイル吸入構造 |
Publications (2)
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|---|---|
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| JP3871743B2 JP3871743B2 (ja) | 2007-01-24 |
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Country Status (1)
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|---|---|
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