JPH10122160A - ギアポンプ - Google Patents

ギアポンプ

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JPH10122160A
JPH10122160A JP27494996A JP27494996A JPH10122160A JP H10122160 A JPH10122160 A JP H10122160A JP 27494996 A JP27494996 A JP 27494996A JP 27494996 A JP27494996 A JP 27494996A JP H10122160 A JPH10122160 A JP H10122160A
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JP
Japan
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gear
chamber
pump
support holes
flow path
Prior art date
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Pending
Application number
JP27494996A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinobu Matsuda
昭信 松田
Osamu Sano
修 佐野
Megumi Kawai
恵 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ギアポンプにおいて、ポンプ効率の低下を抑制
しつつギアの支軸を支持する部分の摩耗を防止し耐久性
を向上させること。 【解決手段】ギア室14を区画する一対のサイドプレート
12,12 に設けた支持孔31,41 によって、駆動ギア3 およ
び従動ギア4 の支軸30,40 を支持する。サイドプレート
12に、吐出室6 側の高圧作動流体を支持孔31,41 内に導
く流路50,51,52を形成し、ポンプ回転数にかかわらずポ
ンプ負荷に応じた流量の流体を支持孔31,41 内に供給す
る。流路51,52 に、各支持孔31,41 の内周面31a,41a の
偏心側嵌合領域P に開口する絞り53,54 を設けた。吐出
側が高圧になるほど絞り53,54が絞られる結果、ポンプ
負荷にかかわらずポンプ効率を適正に維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は互いに噛み合う一対
のギアの回転によりポンプ作用をなすギアポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ギアポンプは、簡単な構造を有する小型軽量のポン
プとして、種々の産業分野に用いられている。この種の
ギアポンプの構造としては、ハウジング内部の空洞に一
対のサイドプレートを嵌め合わせてギア室を区画し、こ
のギア室の内部に互いに噛み合う一対のギアを収容し
て、各ギアの支軸を各サイドプレートに形成した支持孔
によって嵌合支持すると共に、上記ギア室の内部に両ギ
アの噛み合い位置を挟んで作動流体の吸込室および吐出
室を形成したタイプのものが一般的である。
【0003】一方、近年、高圧タイプのギアポンプが要
望されているが、高圧になるほど、支軸が支持孔内で一
方向に押されて偏心するため、支軸を支持する部分の摩
耗が助長される結果、ポンプ効率が低下するという問題
がある。従来、支持孔内を潤滑するべく、支軸又は支持
孔に螺旋状の溝を設け、支軸の回転に伴って油を支持孔
内に強制的に巻き込むようにしたギアポンプがあった
(例えば、実開平4−105985号公報参照。)。し
かし、このギアポンプでは、ポンプ回転数が低いときに
は、ポンプ負荷が大きい(吐出室側の圧力が高い)場合
であっても、支持孔に供給される油量が少なく、潤滑が
不十分になるという問題がある。
【0004】一方、吐出室側の高圧油を支持孔内に導く
油路を設けたギアポンプが提供されている(例えば、特
開昭48−17109号公報参照)。しかし、このギア
ポンプでは、吐出室が高圧になればなるほど、油路を通
して支持孔内へ漏れ出る油の影響で吐出室の圧力低下が
激しくなるため、高圧になるほどポンプ効率が低下する
という問題がある。
【0005】そこで、本発明の課題は、ポンプ効率の低
下を抑制しつつギアの支軸を支持する部分の摩耗を防止
でき耐久性に優れたギアポンプを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載のギアポンプは、ハウジング内部の空
洞に一対のサイドプレートを嵌め合わせてギア室を区画
し、このギア室の内部に互いに噛み合う一対のギアを収
容して、各ギアの支軸を各サイドプレートに形成した支
持孔によって嵌合支持すると共に、上記ギア室の内部に
両ギアの噛み合い位置を挟んで作動流体の吸込室および
吐出室を形成したギアポンプにおいて、上記サイドプレ
ートに、吐出室側の高圧作動流体を上記支持孔内に導く
ための流路が形成されており、この流路は、各支持孔の
内周面の偏心側嵌合領域に開口する絞りを設けているこ
とを特徴とするものである。
【0007】この構成では、吐出室側の高圧作動流体
が、上記流路を介して支軸と支持孔との嵌合隙間に導か
れ、潤滑作用を果たす。吐出室側の流体を導くので、ポ
ンプの回転数が低いときでもポンプ負荷が大きい場合
(すなわち、吐出室側の圧力が相対的に高い場合)に
は、潤滑のための十分な流体供給量を確保できる。特
に、上記流路が支持孔の内周面における偏心側嵌合領域
(支持孔の内周面において、両支持孔の軸心を包含する
平面よりも吸込室側に位置する半周面を意味する。)に
開口する絞りを設けていることから、高圧時において、
上記の流体供給量がポンプ効率を低下させることがない
ように調整することができる。
【0008】すなわち、吐出室側が高圧になればなるほ
ど、上記流路を介する漏れの影響が大きくなり、ポンプ
効率の低下率が大きくなる傾向にある。一方、吐出室が
高圧になるほど、支軸を吐出室側から吸込室側へ向かっ
て押す力が強くなり、このため、支軸が吸込室側へ近づ
くように支持孔に対して偏心し、支持孔の内周面の偏心
側嵌合領域における隙間が狭まる傾向にある。本発明で
は、このように高圧になるほど隙間が狭まる傾向にある
偏心側嵌合領域に対して、上記流路の終端を開口させて
絞りを構成しているので、高圧になるにしたがって流路
が自動的に絞られる結果、流路を介する流量が吐出室側
の圧力に応じて自動的に調整されることになる。
【0009】ここで、支持孔の内周面における流路は、
偏心側嵌合領域の何れの位置に開口されても構わない
が、支持孔の軸心回りの角度位置に応じて偏心時におけ
る支軸と支持孔との嵌合隙間の量が異なり、嵌合隙間が
相対的に大きい位置に流路を開口させた場合には、作動
流体の供給量を多くできる反面、吐出室側の圧力低下が
大きくなる。一方、嵌合隙間が相対的に小さい位置に流
路を開口させた場合には、潤滑性が犠牲にされる反面、
吐出室側の圧力低下は少ない。したがって、各ギアポン
プの仕様に応じて、ポンプ効率を維持しつつ潤滑性を向
上できる開口位置を選択することが好ましい。この観点
から、支持孔の軸心回りの回転角度で、ギア同士の噛み
合い位置を0°とすると、0〜90°の範囲が好まし
く、さらには0〜30°の範囲がより好ましい。
【0010】また、請求項2のように、上記流路の途中
に絞りを設けて複数段の絞りを構成した場合には、潤滑
のための作動流体の供給量の調整がより簡単に行える。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を添付
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施形態
に係るギアポンプの断面図であり、図2は図1のII−II
線に沿う断面図であってハッチングを省略してある。こ
れらの図を参照して、本ギアポンプは、その中央部を貫
通する長円形断面の空洞を有する本体筒10の両側を、
これの全面を覆う態様にねじ止めされた一対の蓋板11
により塞いで構成されたハウジング1を備えている。こ
のハウジング1の内部には、前記空洞部の両側から嵌挿
された、例えばアルミニウム合金製の一対のサイドプレ
ート12同士の間にギア室14が区画されており、この
ギア室14内には、互いに対をなす駆動ギア3と従動ギ
ア4が配置されている。13は蓋板11とサイドプレー
ト12との間に介在してギア室14を密封するためのO
リングである。
【0012】ギア室14の内部には、各サイドプレート
12にそれぞれ一対が形成された支持孔31,41によ
り、それぞれ両持ち支持された一対の支軸30,40
が、長円形断面を有するギア室14の両側の半円部の軸
心上にそれぞれ位置し、互いに平行をなして架設されて
いる。一対の支持孔31により支持された一方の支軸3
0は、一方の蓋板11を貫通して外部に延長され、この
延長端に伝達される図示しないモータなどの動力源から
の駆動力により回転駆動される駆動軸を構成している。
また、支軸30には、ギア室14の内部において駆動ギ
ア3が一体回転可能に装着されている。支軸30が蓋板
11を貫通する部分にはオイルシール17が配置されて
いる。
【0013】また、一対の支持孔41によって支持され
た他方の支軸40は、各サイドプレート12の支持孔4
1内に軸端を有する従動軸を構成している。支軸40に
は、ギア室14の内部において従動ギア4が装着されて
いる。従動ギア4の支軸40への装着では、軸回りの回
転を拘束しても良いし軸回りの回転を許容しても良い。
従動ギア4は両支軸30,40の軸心を含む平面内にお
いて駆動ギア3と噛み合い、支軸30により駆動される
駆動ギア3の回転に伴って、支軸40と共に(或いは支
軸40の回転を伴わずに)従動回転するようにしてあ
る。
【0014】図2には、駆動ギア3およびこれに連動す
る従動ギア4の回転方向が矢符により示してあり、両ギ
ア3,4の噛み合い位置を挟んだ両側には、前記回転方
向側に吸込口室5が、反回転方向側に吐出室6が形成さ
れている。これら吸込室5および吐出室6は、本体筒1
0の対応位置に開口する吸込口15および吐出口16を
介して、ハウジング1外の図示しない吸込先および吐出
先にそれぞれ接続されるようにしてある。
【0015】このような構成により、吸込口15を経て
吸込室5に導入される作動流体は、該吸込室5に臨む駆
動ギア3および従動ギア4の歯間に受け入れられ、両ギ
ア3,4の回転により、それぞれの歯間の本体筒10の
内周面との間に封止された状態で搬送され、吐出室6に
送り出される。吐出室6への送り出しを終えた駆動ギア
3と従動ギア4とは、両ギア3,4の噛み合い位置を経
て吸込室5側に向き、該吸込室5内の作動流体を再度受
け入れて吐出室6側へ送り出す作用をなす。
【0016】以上の如く行われるギアポンプの動作中、
ギア室14の内側においては、吸込室5内部の低圧が、
駆動ギア3および従動ギア4の回転に伴って上昇して、
吐出室6内部の高圧に至る圧力分布が発生し、駆動ギア
3および従動ギア4には、図2中に黒塗り矢符で示す向
きの押圧力が作用する。これにより、駆動ギア3および
従動ギア4の支軸30,40は、吸込室5側において、
各サイドプレート12の支持孔31,41の内周面に押
し付けられて、支軸30,40と支持孔31,41の内
周面との間に油膜を介して接触することになり、この接
触部における摩擦抵抗が、特に油膜の形成が良好に行わ
れない低回転下にて大きくなり、支持孔3,41の内面
の摩耗を助長する傾向にある。
【0017】本実施形態では、両ギア3,4の支軸3
0,40を支持するサイドプレート12の支持孔31,
41へ、吐出室6側の高圧作動流体を導くための油路を
設けることにより、支持孔31,41での潤滑性の向上
を図り、前述した問題の解消を図っている。図3はサイ
ドプレート12の側面図であり、図4はサイドプレート
の縦断面図である。
【0018】図3および図4を参照して、サイドプレー
ト12のギア側側面12aには、支持孔31、41の周
囲をそれぞれ取り囲む環状溝61,62が形成されてい
る。また、上記ギア側側面12aには、両ギア3,4の
噛み合い位置から吸込室5側へ延びる逃げ溝63および
吐出室6側へ延びる逃げ溝64が形成されている。これ
らの逃げ溝63,64は、両ギア3,4の噛み合い位置
で流体が各サイドプレート12と各噛合ギア歯とで形成
される閉塞領域に閉じ込められる、いわゆる閉じ込みの
発生を防止するためのものである。両逃げ溝63,64
は両ギア3,4の噛み合い中心位置を避けるようにして
設けられ、互いの間に所定の距離が確保されている。こ
れは両逃げ溝63,64を連通させてしまうと、吸込室
5側と吐出室6側が連通されて、ポンプ機能を果たせな
くなるので、これを防止するためである。また、65
は、支持孔31,41の内周面31a,41aの偏心側
嵌合領域P(図3において、支持孔31,41の軸心7
1,72を含む仮想の平面73よりも吸込室5側に位置
する、支持孔31,41の内周面31a,41aの部分
である)に対応する環状溝61,62の部分と吸込室5
側とを連通するための逃げ溝である。
【0019】サイドプレート12の反ギア側側面12b
にも、各支持孔31,41に対応して同様の逃げ溝65
が設けられている。66はOリング13を収容するため
の環状溝である。一方、サイドプレート12の外周面1
2cにおいて吐出室6側に連通する窪み部分には、上記
平面73と直交する方向に沿う、所定深さの第1流路5
0が形成され、この第1流路50の終端付近と各支持孔
31,41とをそれぞれ連通する第2流路51,52が
形成されている。第2流路51,52の終端は、上記平
面73よりも吸込室5側となる、支持孔31,41の偏
心側嵌合領域Pに開口して支軸30,40の外周面との
間に、それぞれ絞り53,54を形成している。これら
第1流路50及び第2流路51,52によって、吐出室
6側の高圧作動流体を、支持孔31,41の内周面31
a,41aにおける偏心側嵌合領域Pに導くことができ
るようになっている。また、第2流路51,52は支持
孔31内で軸方向の略中央位置に開口しており、この部
分に供給された作動流体は、軸方向の両側に均一に流れ
て支持孔31,41全体をまんべんなく潤滑した後、逃
げ溝65を介して吸込室5側へ回収されるようになって
いる。
【0020】本実施形態では、下記の利点がある。すな
わち、吐出側の高圧作動流体を支持孔31,41内に導
く第1流路50および第2流路51,52を設けたの
で、回転数にかかわらず、ポンプ負荷に応じた流量の流
体を供給できる結果、支持孔31,41内を潤滑して摩
耗発生を抑制することができる。特に、上記第2流路5
1,52を、支持孔31,41の偏心側嵌合領域Pに開
口させて絞り53,54を構成したので、吐出室6側が
高圧になるほど流路51,52が絞られる結果、ポンプ
負荷にかかわらずポンプ効率を適正に維持することがで
きる。
【0021】次いで、図5,6は本発明の他の実施形態
を示している。これらの図を参照して、本実施形態が図
3,4の実施形態と異なるのは、第1流路50の終端に
絞り55を設けて第2流路52,53に連通させたこと
である。本実施形態では、図3,4の実施形態と同様の
利点を奏する。加えて、支持孔31,41に開口する絞
り53,54と上記絞り55で2段に絞るので、支持孔
31,41内への流体の供給量の調整が容易に且つ微細
に行える。なお、絞りを3段以上とすることも可能であ
る。
【0022】本発明は上記各実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すことができ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明では、吐出側の高圧作動流体を支
持孔内に導く流路を設けたので、回転数にかかわらず、
ポンプ負荷に応じた流量の流体を供給できる結果、支持
孔内を潤滑して摩耗発生を抑制することができる。特
に、上記流路を支持孔の偏心側嵌合領域に開口させて絞
りを構成したので、吐出室側が高圧になるほど流路が絞
られる結果、ポンプ負荷にかかわらずポンプ効率を適正
に維持することができる。
【0024】また、上記流路の途中に絞りを設けて複数
段の絞りを構成した場合には、潤滑のための流体の供給
量の調整がより微細に行えるので好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のギアポンプの断面図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図であり、ハッチン
グを省略してある。
【図3】サイドプレートの側面図である。
【図4】サイドプレートの断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係るサイドプレートの
側面図である。
【図6】図5の実施形態に係るサイドプレートの断面図
である。
【符号の説明】
1 ハウジング 3 駆動ギア 4 従動ギア 5 吸込室 6 吐出室 12 サイドプレート 14 ギア室 30,40 支軸 31,41 支持孔 31a,41a 内周面 P 偏心側嵌合領域 50 第1流路 51,52 第2流路 53,54,55 絞り

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内部の空洞に一対のサイドプレ
    ートを嵌め合わせてギア室を区画し、このギア室の内部
    に互いに噛み合う一対のギアを収容して、各ギアの支軸
    を各サイドプレートに形成した支持孔によって嵌合支持
    すると共に、上記ギア室の内部に両ギアの噛み合い位置
    を挟んで作動流体の吸込室および吐出室を形成したギア
    ポンプにおいて、 上記サイドプレートに、吐出室側の高圧作動流体を上記
    支持孔内に導くための流路が形成されており、この流路
    は、各支持孔の内周面の偏心側嵌合領域に開口する絞り
    を設けていることを特徴とするギアポンプ。
  2. 【請求項2】上記流路の途中に絞りを設けて複数段の絞
    りを構成したことを特徴とする請求項1記載のギアポン
    プ。
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