JPH10122171A - ロータリー圧縮機 - Google Patents
ロータリー圧縮機Info
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- JPH10122171A JPH10122171A JP28102296A JP28102296A JPH10122171A JP H10122171 A JPH10122171 A JP H10122171A JP 28102296 A JP28102296 A JP 28102296A JP 28102296 A JP28102296 A JP 28102296A JP H10122171 A JPH10122171 A JP H10122171A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内径部(5a)においてクランク軸(3)に
外嵌された状態で公転運動を行なうローラ(5)にブレ
ード(6)が一体に設けられてなるピストン(4)を備
えたロータリー圧縮機において、クランク軸(3)の軸
心(P)と、ピストン(4)の重心(G)の回転中心と
を一致させ、もって、回転系の振動を効率よく低減でき
るようにする。 【解決手段】 ローラ(5)の内径部(5a)を該ロー
ラ(5)の外径中心(S)の位置からブレード(6)の
側にずらしてローラ(5)の内径中心(R)をピストン
(4)の重心(G)に一致させることで、クランク軸
(3)の軸心(P)と、ピストン(4)の重心(G)の
回転中心とを一致させるようにした。
外嵌された状態で公転運動を行なうローラ(5)にブレ
ード(6)が一体に設けられてなるピストン(4)を備
えたロータリー圧縮機において、クランク軸(3)の軸
心(P)と、ピストン(4)の重心(G)の回転中心と
を一致させ、もって、回転系の振動を効率よく低減でき
るようにする。 【解決手段】 ローラ(5)の内径部(5a)を該ロー
ラ(5)の外径中心(S)の位置からブレード(6)の
側にずらしてローラ(5)の内径中心(R)をピストン
(4)の重心(G)に一致させることで、クランク軸
(3)の軸心(P)と、ピストン(4)の重心(G)の
回転中心とを一致させるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公転運動するロー
ラにブレードが一体に設けられてなるピストンを備えた
ロータリー圧縮機(キニー型圧縮機)に関し、特にピス
トンの偏心運動による回転系の振動を低減する対策に関
する。
ラにブレードが一体に設けられてなるピストンを備えた
ロータリー圧縮機(キニー型圧縮機)に関し、特にピス
トンの偏心運動による回転系の振動を低減する対策に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮機は、例えば特開平7−2
7074号公報等で知られているように、図7に示す如
く、断面円形状をなすシリンダ室(a)に吸入口(b)
及び吐出口(c)が周方向にずれて開口されてなるシリ
ンダ(A)と、このシリンダ(A)を貫通した状態で軸
心(P)の回りに回転可能に設けられていて、シリンダ
室(a)内に偏心軸部(d)を有するクランク軸(B)
と、このクランク軸(B)の偏心軸部(d)に内径部
(i)において回転可能に外嵌されていて該クランク軸
(B)の回転により上記軸心(P)回りの公転運動を行
なうローラ(e)に、断面矩形状のブレード(f)が半
径方向外方に向かって突出するように一体に設けられて
なるピストン(C)と、上記シリンダ(A)の吸入口
(b)及び吐出口(c)間に配置されていて、上記ブレ
ード(f)をクランク軸(B)の軸心(P)と平行な軸
心(Q)の回りに揺動可能にかつ該ブレード(f)の長
さ方向に摺動可能に支持する略円柱状の揺動ブッシュ
(D)とを備えている。そして、上記ローラ(e)の公
転運動に伴い、ブレード(f)により区画されかつ上記
吸入口(b)に臨むシリンダ室(a)内の低圧室(g)
に該吸入口(b)から作動流体を吸入する一方、ブレー
ド(f)により区画されかつ上記吐出口(c)に臨むシ
リンダ室(a)内の高圧室(h)の作動流体を該吐出口
(c)から吐出するようになされている。また、上記ク
ランク軸(B)には、図示は省略するが、上記ピストン
(C)の偏心運動とバランスさせて回転系の振動を低減
するためのバランサが回転一体に設けられている。
7074号公報等で知られているように、図7に示す如
く、断面円形状をなすシリンダ室(a)に吸入口(b)
及び吐出口(c)が周方向にずれて開口されてなるシリ
ンダ(A)と、このシリンダ(A)を貫通した状態で軸
心(P)の回りに回転可能に設けられていて、シリンダ
室(a)内に偏心軸部(d)を有するクランク軸(B)
と、このクランク軸(B)の偏心軸部(d)に内径部
(i)において回転可能に外嵌されていて該クランク軸
(B)の回転により上記軸心(P)回りの公転運動を行
なうローラ(e)に、断面矩形状のブレード(f)が半
径方向外方に向かって突出するように一体に設けられて
なるピストン(C)と、上記シリンダ(A)の吸入口
(b)及び吐出口(c)間に配置されていて、上記ブレ
ード(f)をクランク軸(B)の軸心(P)と平行な軸
心(Q)の回りに揺動可能にかつ該ブレード(f)の長
さ方向に摺動可能に支持する略円柱状の揺動ブッシュ
(D)とを備えている。そして、上記ローラ(e)の公
転運動に伴い、ブレード(f)により区画されかつ上記
吸入口(b)に臨むシリンダ室(a)内の低圧室(g)
に該吸入口(b)から作動流体を吸入する一方、ブレー
ド(f)により区画されかつ上記吐出口(c)に臨むシ
リンダ室(a)内の高圧室(h)の作動流体を該吐出口
(c)から吐出するようになされている。また、上記ク
ランク軸(B)には、図示は省略するが、上記ピストン
(C)の偏心運動とバランスさせて回転系の振動を低減
するためのバランサが回転一体に設けられている。
【0003】上記のように構成されたロータリー圧縮機
では、ローラとブレードとが別体であるローリングピス
トン型の圧縮機と異なり、ローラ(e)及びブレード
(f)間の相対移動がなく、その分だけ、摩擦損失や動
力損失を小さくできるとされている。
では、ローラとブレードとが別体であるローリングピス
トン型の圧縮機と異なり、ローラ(e)及びブレード
(f)間の相対移動がなく、その分だけ、摩擦損失や動
力損失を小さくできるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ロータリー圧縮機では、ローラ(e)にブレード(f)
が一体化されていることから、図8に誇張して示すよう
に、同図に○で示すピストン(C)の重心(G)は、同
図に△で示すローラ(e)の中心(ローラの内外径中
心)から、上記ブレード(f)の側にずれていることに
なる。つまり、上記ピストン(C)が回転運動を行なう
際に、図9に示すように、ローラ(e)の中心はクラン
ク軸(B)の軸心(P)回りの真円の軌跡を描いて移動
する。これに対し、上記ピストン(C)の重心(R)で
は、その移動軌跡の回転中心はブレード(f)の側(図
9の上側)にずれていて、クランク軸(B)の軸心
(P)と異なっている。このために、上述のバランサに
より回転系のバランスをとって振動の低減を十分に図る
ことは難しいという問題がある。
ロータリー圧縮機では、ローラ(e)にブレード(f)
が一体化されていることから、図8に誇張して示すよう
に、同図に○で示すピストン(C)の重心(G)は、同
図に△で示すローラ(e)の中心(ローラの内外径中
心)から、上記ブレード(f)の側にずれていることに
なる。つまり、上記ピストン(C)が回転運動を行なう
際に、図9に示すように、ローラ(e)の中心はクラン
ク軸(B)の軸心(P)回りの真円の軌跡を描いて移動
する。これに対し、上記ピストン(C)の重心(R)で
は、その移動軌跡の回転中心はブレード(f)の側(図
9の上側)にずれていて、クランク軸(B)の軸心
(P)と異なっている。このために、上述のバランサに
より回転系のバランスをとって振動の低減を十分に図る
ことは難しいという問題がある。
【0005】図10を参照しながら、上記バランサ
(j)との関係を詳しく説明すると、例えば、ピストン
(C)の重心(G)がA位置にあるときに、その遠心力
(F)の半径方向成分(F′)をキャンセルするために
は、バランサ(j)は、クランク軸(B)の軸心(P)
を通る直線上のA′位置にあればよい。しかし、クラン
ク軸(B)が同図の時計回り方向に90°だけ回転して
ピストン(C)の重心(G)がB位置にきたときには、
上記バランサ(j)はB′位置にあることになり、した
がって、このときにはバランサ(j)はピストン(C)
の遠心力(F)とバランスしない。
(j)との関係を詳しく説明すると、例えば、ピストン
(C)の重心(G)がA位置にあるときに、その遠心力
(F)の半径方向成分(F′)をキャンセルするために
は、バランサ(j)は、クランク軸(B)の軸心(P)
を通る直線上のA′位置にあればよい。しかし、クラン
ク軸(B)が同図の時計回り方向に90°だけ回転して
ピストン(C)の重心(G)がB位置にきたときには、
上記バランサ(j)はB′位置にあることになり、した
がって、このときにはバランサ(j)はピストン(C)
の遠心力(F)とバランスしない。
【0006】また、ブレード(f)の横方向の動き(図
8の左右方向の動き)が揺動ブッシュ(D)に拘束され
ていることから、上記ピストン(C)の重心(G)の移
動軌跡は、厳密には楕円状となる。したがって、上記重
心(G)に加わる遠心力(F)自体が変動するので、こ
のことが上記振動の低減をさらに困難なものにしている
という問題もある。
8の左右方向の動き)が揺動ブッシュ(D)に拘束され
ていることから、上記ピストン(C)の重心(G)の移
動軌跡は、厳密には楕円状となる。したがって、上記重
心(G)に加わる遠心力(F)自体が変動するので、こ
のことが上記振動の低減をさらに困難なものにしている
という問題もある。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ローラにブレードが一体化されて
なるピストンを用いたロータリー圧縮機において、ピス
トンの形状に変更を加えることで、クランク軸の軸心
と、ピストンの重心の回転中心とを一致させ、もって、
回転系の振動を効率よく低減できるようにすることにあ
る。
であり、その目的は、ローラにブレードが一体化されて
なるピストンを用いたロータリー圧縮機において、ピス
トンの形状に変更を加えることで、クランク軸の軸心
と、ピストンの重心の回転中心とを一致させ、もって、
回転系の振動を効率よく低減できるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、クランク軸の軸心回りに真円の軌跡
を描いて移動するローラの内径中心に着目し、その内径
中心とピストンの重心とが互いに一致するようにピスト
ンの形状を変更することで、クランク軸の軸心とピスト
ンの重心の回転中心とを一致させるようにした。
めに、本発明では、クランク軸の軸心回りに真円の軌跡
を描いて移動するローラの内径中心に着目し、その内径
中心とピストンの重心とが互いに一致するようにピスト
ンの形状を変更することで、クランク軸の軸心とピスト
ンの重心の回転中心とを一致させるようにした。
【0009】具体的には、請求項1の発明では、図3及
び図5に示すように、内径部(5a)においてクランク
軸(3)に外嵌された状態でシリンダ(1)内を公転す
るローラ(5)に、該シリンダ(1)内を低圧室(2
a)及び高圧室(2b)に区画するブレード(6)が一
体に設けられてなるピストン(4)と、上記ローラ
(5)の公転運動に伴い、上記ブレード(6)をその長
さ方向に摺動可能に支持して該ブレード(6)を揺動さ
せる揺動ブッシュ(7)とを備えたロータリー圧縮機が
前提である。
び図5に示すように、内径部(5a)においてクランク
軸(3)に外嵌された状態でシリンダ(1)内を公転す
るローラ(5)に、該シリンダ(1)内を低圧室(2
a)及び高圧室(2b)に区画するブレード(6)が一
体に設けられてなるピストン(4)と、上記ローラ
(5)の公転運動に伴い、上記ブレード(6)をその長
さ方向に摺動可能に支持して該ブレード(6)を揺動さ
せる揺動ブッシュ(7)とを備えたロータリー圧縮機が
前提である。
【0010】そして、図1及び図6にそれぞれ示すよう
に、上記ピストン(4)の重心(G)と、上記ローラ
(5)の内径中心(R)(内径部(5a)の中心)とを
互いに一致させるようにした。尚、上記内径中心(R)
は、図1に誇張して示すように、ローラ(5)の外径中
心(S)からずれていてもよいし、図6に示すように、
従来の場合と同じく外径中心(S)と一致していてもよ
い。
に、上記ピストン(4)の重心(G)と、上記ローラ
(5)の内径中心(R)(内径部(5a)の中心)とを
互いに一致させるようにした。尚、上記内径中心(R)
は、図1に誇張して示すように、ローラ(5)の外径中
心(S)からずれていてもよいし、図6に示すように、
従来の場合と同じく外径中心(S)と一致していてもよ
い。
【0011】上記の構成において、クランク軸(3)の
回転によりピストン(4)のローラ(5)が、該クラン
ク軸(3)の軸心(P)回りの公転運動を行なう際に、
上記ローラ(5)の内径中心(R)の描く移動軌跡は上
記軸心(P)回りの真円となる。このとき、上記ピスト
ン(4)の重心(G)と、上記ローラ(5)の内径中心
(R)とは互いに一致しているので、上記重心(G)の
移動軌跡もクランク軸(3)の軸心(P)回りの真円と
なる。
回転によりピストン(4)のローラ(5)が、該クラン
ク軸(3)の軸心(P)回りの公転運動を行なう際に、
上記ローラ(5)の内径中心(R)の描く移動軌跡は上
記軸心(P)回りの真円となる。このとき、上記ピスト
ン(4)の重心(G)と、上記ローラ(5)の内径中心
(R)とは互いに一致しているので、上記重心(G)の
移動軌跡もクランク軸(3)の軸心(P)回りの真円と
なる。
【0012】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
において、図1に示すように、ローラ(5)の内径部
(5a)を該ローラ(5)の外径中心(S)の位置から
ブレード(5)の側にずらして配置することにより、上
記ローラ(5)の内径中心(R)をピストン(4)の重
心(G)に一致させるようにした。
において、図1に示すように、ローラ(5)の内径部
(5a)を該ローラ(5)の外径中心(S)の位置から
ブレード(5)の側にずらして配置することにより、上
記ローラ(5)の内径中心(R)をピストン(4)の重
心(G)に一致させるようにした。
【0013】上記の構成において、ローラ(5)の内径
部(5a)は、その中心(R)が該ローラ(5)の外径
中心(S)に一致する従来の位置からブレード(6)の
側にずれて配置されており、このことで、上記内径中心
(R)はピストン(4)の重心(G)に一致している。
よって、上記請求項1の発明での作用は具体的に営まれ
る。
部(5a)は、その中心(R)が該ローラ(5)の外径
中心(S)に一致する従来の位置からブレード(6)の
側にずれて配置されており、このことで、上記内径中心
(R)はピストン(4)の重心(G)に一致している。
よって、上記請求項1の発明での作用は具体的に営まれ
る。
【0014】請求項3の発明では、上記請求項1の発明
において、図6に示すように、ローラ(5)における内
径中心(R)よりもブレード(6)側の重量と、該ブレ
ード(6)側とは反対の側の重量とを互いに異ならせる
ことにより、ピストン(4)の重心(G)を上記ローラ
(5)の内径中心(R)に一致させるようにした。
において、図6に示すように、ローラ(5)における内
径中心(R)よりもブレード(6)側の重量と、該ブレ
ード(6)側とは反対の側の重量とを互いに異ならせる
ことにより、ピストン(4)の重心(G)を上記ローラ
(5)の内径中心(R)に一致させるようにした。
【0015】上記の構成において、ローラ(5)におけ
る内径中心(R)よりもブレード(6)側の重量と、該
ブレード(6)の側とは反対の側の重量とは、従来では
互いに均等であり、このことで、ピストン(4)の重心
(G)はブレード(6)の分だけ該ブレード(6)の側
にずれている。これに対し、請求項3の発明では、ブレ
ード(6)側の重量と、その反対側の重量とが互いに異
なっていることで、ピストン(4)の重心(G)は上記
内径中心(R)に一致している。よって、この発明にお
いても、上記請求項1の発明での作用は具体的に営まれ
る。
る内径中心(R)よりもブレード(6)側の重量と、該
ブレード(6)の側とは反対の側の重量とは、従来では
互いに均等であり、このことで、ピストン(4)の重心
(G)はブレード(6)の分だけ該ブレード(6)の側
にずれている。これに対し、請求項3の発明では、ブレ
ード(6)側の重量と、その反対側の重量とが互いに異
なっていることで、ピストン(4)の重心(G)は上記
内径中心(R)に一致している。よって、この発明にお
いても、上記請求項1の発明での作用は具体的に営まれ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 (実施形態1)図2は、本発明の実施形態1に係るロー
タリー圧縮機の全体構成を示しており、この圧縮機は、
空気調和装置の冷媒回路において冷媒ガスを圧縮するた
めに用いられる。
基づいて説明する。 (実施形態1)図2は、本発明の実施形態1に係るロー
タリー圧縮機の全体構成を示しており、この圧縮機は、
空気調和装置の冷媒回路において冷媒ガスを圧縮するた
めに用いられる。
【0017】上記ロータリー圧縮機は、縦方向に配置さ
れた円筒状の密閉ケーシング(11)を備えている。そ
して、ケーシング(11)の下部側壁には、該ケーシン
グ(11)内に冷媒ガスを導入するための吸入管(11
a)が側方(図の右側方)に向かって突出するように設
けられている。この吸入管(11a)は、図示は省略す
るが、冷媒回路の蒸発器に接続されている。一方、ケー
シング(11)の上端壁には、該ケーシング(11)内
の高圧冷媒ガスを外部に吐出するための吐出管(11
b)が上方に向かって突出するように設けられている。
この吐出管(11b)は図外の凝縮器に接続されてい
る。
れた円筒状の密閉ケーシング(11)を備えている。そ
して、ケーシング(11)の下部側壁には、該ケーシン
グ(11)内に冷媒ガスを導入するための吸入管(11
a)が側方(図の右側方)に向かって突出するように設
けられている。この吸入管(11a)は、図示は省略す
るが、冷媒回路の蒸発器に接続されている。一方、ケー
シング(11)の上端壁には、該ケーシング(11)内
の高圧冷媒ガスを外部に吐出するための吐出管(11
b)が上方に向かって突出するように設けられている。
この吐出管(11b)は図外の凝縮器に接続されてい
る。
【0018】上記ケーシング(11)内の下側には、冷
媒ガスを吸入圧縮して吐出するための圧縮機構部(1
2)が、また上側には、上記圧縮機構部(12)を作動
させるための駆動機構部(13)がそれぞれ配設されて
いる。さらに、これら圧縮機構部(12)及び駆動機構
部(13)間には、該圧縮機構部(12)から吐出され
た冷媒ガスを貯留するための1次空間(14)が設けら
れている。また、上記駆動機構部(13)の上方には、
上記1次空間(14)から該駆動機構部(13)の隙間
空間を通過して吐出された冷媒ガスを貯留するための2
次空間(15)が設けられている。一方、上記圧縮機構
部(12)の下方には、上記1次空間(14)から戻さ
れかつ該圧縮機構部(12)の各摺動箇所に供給される
潤滑油を溜めるための油溜め部(17)が設けられてい
る。
媒ガスを吸入圧縮して吐出するための圧縮機構部(1
2)が、また上側には、上記圧縮機構部(12)を作動
させるための駆動機構部(13)がそれぞれ配設されて
いる。さらに、これら圧縮機構部(12)及び駆動機構
部(13)間には、該圧縮機構部(12)から吐出され
た冷媒ガスを貯留するための1次空間(14)が設けら
れている。また、上記駆動機構部(13)の上方には、
上記1次空間(14)から該駆動機構部(13)の隙間
空間を通過して吐出された冷媒ガスを貯留するための2
次空間(15)が設けられている。一方、上記圧縮機構
部(12)の下方には、上記1次空間(14)から戻さ
れかつ該圧縮機構部(12)の各摺動箇所に供給される
潤滑油を溜めるための油溜め部(17)が設けられてい
る。
【0019】上記圧縮機構部(12)は、図3に示すよ
うに、断面円形状をなすシリンダ室(2)に吸入口(1
a)及び吐出口(1b)が周方向にずれて開口されてな
るシリンダ(1)と、このシリンダ(1)を上下方向に
貫通した状態で軸心(P)の回りに回転可能に設けられ
ていて、シリンダ室(2)内に偏心軸部(3a)を有す
るクランク軸(3)と、このクランク軸(3)の偏心軸
部(3a)に内径部(5a)において外嵌合されていて
該クランク軸(3)の回転により上記軸心(P)回りの
公転運動を行なうローラ(5)に、断面矩形状のブレー
ド(6)が半径方向外方に向かって突出するように一体
に設けられてなるピストン(4)と、上記シリンダ
(1)の吸入口(1a)及び吐出口(1b)間に配置さ
れていて、上記軸心(P)と平行な軸心(Q)の回りに
回動可能に設けられた略円柱状の本体(7a)の有する
スロット部(7b)に上記ブレード(6)がその長さ方
向に往復移動可能に嵌挿されてなる揺動ブッシュ(7)
とを備えている。そして、上記ローラ(5)の公転運動
に伴い、上記ブレード(6)により区画されかつ上記吸
入口(1a)に臨むシリンダ室(2)内の低圧室(2
a)に該吸入口(1a)から冷媒ガスを吸入する一方、
ブレード(6)により区画されかつ上記吐出口(1b)
に臨むシリンダ室(2)内の高圧室(2b)の冷媒ガス
を該吐出口(1b)から吐出するようになされている。
うに、断面円形状をなすシリンダ室(2)に吸入口(1
a)及び吐出口(1b)が周方向にずれて開口されてな
るシリンダ(1)と、このシリンダ(1)を上下方向に
貫通した状態で軸心(P)の回りに回転可能に設けられ
ていて、シリンダ室(2)内に偏心軸部(3a)を有す
るクランク軸(3)と、このクランク軸(3)の偏心軸
部(3a)に内径部(5a)において外嵌合されていて
該クランク軸(3)の回転により上記軸心(P)回りの
公転運動を行なうローラ(5)に、断面矩形状のブレー
ド(6)が半径方向外方に向かって突出するように一体
に設けられてなるピストン(4)と、上記シリンダ
(1)の吸入口(1a)及び吐出口(1b)間に配置さ
れていて、上記軸心(P)と平行な軸心(Q)の回りに
回動可能に設けられた略円柱状の本体(7a)の有する
スロット部(7b)に上記ブレード(6)がその長さ方
向に往復移動可能に嵌挿されてなる揺動ブッシュ(7)
とを備えている。そして、上記ローラ(5)の公転運動
に伴い、上記ブレード(6)により区画されかつ上記吸
入口(1a)に臨むシリンダ室(2)内の低圧室(2
a)に該吸入口(1a)から冷媒ガスを吸入する一方、
ブレード(6)により区画されかつ上記吐出口(1b)
に臨むシリンダ室(2)内の高圧室(2b)の冷媒ガス
を該吐出口(1b)から吐出するようになされている。
【0020】具体的には、上記シリンダ(1)は、密閉
ケーシング(11)の内周壁面に固定されていて上下が
開口されたシリンダブロック(20)と、このシリンダ
ブロック(20)の上面に気密状に接合されたフロント
ヘッド(21)と、シリンダブロック(20)の下面に
気密状に接合されたリヤヘッド(22)とで形成されて
いる。これらフロントヘッド(21)、シリンダブロッ
ク(20)及びリヤヘッド(22)は複数本のボルト
(23)により一体に締結されている。また、上記フロ
ントヘッド(21)の中央には、円筒状のフロント軸受
(21a)が1次空間(14)に向かって突出するよう
に設けられている。一方、上記リヤヘッド(22)の中
央には、円筒状のリヤ軸受(22a)が油溜め部(1
7)に向かって突出するように設けられている。そし
て、これら軸受(21a),(22a)により上記クラ
ンク軸(3)は回転可能に支持されている。
ケーシング(11)の内周壁面に固定されていて上下が
開口されたシリンダブロック(20)と、このシリンダ
ブロック(20)の上面に気密状に接合されたフロント
ヘッド(21)と、シリンダブロック(20)の下面に
気密状に接合されたリヤヘッド(22)とで形成されて
いる。これらフロントヘッド(21)、シリンダブロッ
ク(20)及びリヤヘッド(22)は複数本のボルト
(23)により一体に締結されている。また、上記フロ
ントヘッド(21)の中央には、円筒状のフロント軸受
(21a)が1次空間(14)に向かって突出するよう
に設けられている。一方、上記リヤヘッド(22)の中
央には、円筒状のリヤ軸受(22a)が油溜め部(1
7)に向かって突出するように設けられている。そし
て、これら軸受(21a),(22a)により上記クラ
ンク軸(3)は回転可能に支持されている。
【0021】上記吸入口(1a)及び吐出口(1b)は
互いに近接した位置でシリンダ室(2)に開口されてお
り、上記吸入管(11a)から吸入口(1a)に通じる
吸入孔は、シリンダブロック(20)を半径方向に貫通
するように設けられている。一方、吐出口(1b)から
シリンダ(1)の外部空間に通じる吐出孔は、フロント
ヘッド(21)を貫通するように設けられていて、該フ
ロントヘッド(21)の上面に配置された吐出弁(2
4)により冷媒ガスの逆流を防止するようになされてい
る。また、上記フロントヘッド(21)上には、フロン
ト軸受(21a)との間に円環状の隙間をおいてマフラ
部材(25)が取り付けられている。
互いに近接した位置でシリンダ室(2)に開口されてお
り、上記吸入管(11a)から吸入口(1a)に通じる
吸入孔は、シリンダブロック(20)を半径方向に貫通
するように設けられている。一方、吐出口(1b)から
シリンダ(1)の外部空間に通じる吐出孔は、フロント
ヘッド(21)を貫通するように設けられていて、該フ
ロントヘッド(21)の上面に配置された吐出弁(2
4)により冷媒ガスの逆流を防止するようになされてい
る。また、上記フロントヘッド(21)上には、フロン
ト軸受(21a)との間に円環状の隙間をおいてマフラ
部材(25)が取り付けられている。
【0022】上記シリンダブロック(20)の吸入口
(1a)及び吐出口(1b)間には、ブレード(6)の
揺動軸心(Q)の方向に延びる略円筒状の穴(20a)
がシリンダ室(2)と連通する状態で設けられていて、
この穴(20a)内に上記揺動ブッシュ(7)が揺動軸
心(Q)の回りに回動可能に配置されている。この揺動
ブッシュ(7)は、各々、断面略半円形状をなす1対の
挟持部材(7a),(7a)からなっていて、その両挟
持部材(7a),(7a)間に形成されたスロット部
(7b)に、ピストン(4)のブレード(6)が挿通さ
れている。また、上記揺動ブッシュ(7)を収容してい
る穴(20a)のシリンダ室(2)とは反対の側には、
上記スロット部(7b)を半径方向外方に貫通したブレ
ード(6)の先端部を揺動可能に受容する空間部(20
b)が設けられている。
(1a)及び吐出口(1b)間には、ブレード(6)の
揺動軸心(Q)の方向に延びる略円筒状の穴(20a)
がシリンダ室(2)と連通する状態で設けられていて、
この穴(20a)内に上記揺動ブッシュ(7)が揺動軸
心(Q)の回りに回動可能に配置されている。この揺動
ブッシュ(7)は、各々、断面略半円形状をなす1対の
挟持部材(7a),(7a)からなっていて、その両挟
持部材(7a),(7a)間に形成されたスロット部
(7b)に、ピストン(4)のブレード(6)が挿通さ
れている。また、上記揺動ブッシュ(7)を収容してい
る穴(20a)のシリンダ室(2)とは反対の側には、
上記スロット部(7b)を半径方向外方に貫通したブレ
ード(6)の先端部を揺動可能に受容する空間部(20
b)が設けられている。
【0023】上記ピストン(4)のローラ(5)は、上
下両端が開口された円筒状をなしていて、内径部(5
a)の上下開口縁には、ピストン(4)の軽量化を図る
ための複数(図示する例では8つ)の孔部(5b),
(5b),…が周方向に所定ピッチ間隔をおいて配置さ
れている。尚、ローラ(5)の上下両端面の外周側部分
及びブレード(6)の上下両端面は、シリンダ(1)と
の間のシール面(4a)を形成しており、内径部(5
a)の開口縁は上記シール面(4a)に対し段差状に凹
設されている。そして、図3に示すように公転運動時に
吸入口(1a)及び吐出口(1b)を閉塞する上死点の
位置を公転角度が0°であるとすると、そのときに低圧
室(2a)の容積は最小となる一方、高圧室(2b)の
容積は最大になる。また、公転角度が180°となる下
死点の位置においては、低圧室(2a)及び高圧室(2
b)の各容積は互いに均等になる。
下両端が開口された円筒状をなしていて、内径部(5
a)の上下開口縁には、ピストン(4)の軽量化を図る
ための複数(図示する例では8つ)の孔部(5b),
(5b),…が周方向に所定ピッチ間隔をおいて配置さ
れている。尚、ローラ(5)の上下両端面の外周側部分
及びブレード(6)の上下両端面は、シリンダ(1)と
の間のシール面(4a)を形成しており、内径部(5
a)の開口縁は上記シール面(4a)に対し段差状に凹
設されている。そして、図3に示すように公転運動時に
吸入口(1a)及び吐出口(1b)を閉塞する上死点の
位置を公転角度が0°であるとすると、そのときに低圧
室(2a)の容積は最小となる一方、高圧室(2b)の
容積は最大になる。また、公転角度が180°となる下
死点の位置においては、低圧室(2a)及び高圧室(2
b)の各容積は互いに均等になる。
【0024】一方、上記駆動機構部(13)は、密閉ケ
ーシング(11)の内周壁面に固定されたステータ(1
3a)と、このステータ(13a)の内周側に配置され
かつ上記クランク軸(3)の上半部が嵌挿されて回転一
体に連結されたロータ(13b)とを有する電動モータ
からなっている。そして、これらステータ(13a)の
内周面とロータ(13b)の外周面との間に、上記1次
空間(14)及び2次空間(15)を互いに連通する隙
間空間が形成されている。尚、上記ロータ(13b)の
上下両端部には、上記圧縮機構部(12)におけるピス
トン(4)の偏心運動に対して回転系のバランスをとる
ためのバランサ(30),(30)が設けられている。
ーシング(11)の内周壁面に固定されたステータ(1
3a)と、このステータ(13a)の内周側に配置され
かつ上記クランク軸(3)の上半部が嵌挿されて回転一
体に連結されたロータ(13b)とを有する電動モータ
からなっている。そして、これらステータ(13a)の
内周面とロータ(13b)の外周面との間に、上記1次
空間(14)及び2次空間(15)を互いに連通する隙
間空間が形成されている。尚、上記ロータ(13b)の
上下両端部には、上記圧縮機構部(12)におけるピス
トン(4)の偏心運動に対して回転系のバランスをとる
ためのバランサ(30),(30)が設けられている。
【0025】また、上記油溜め部(17)では、該油溜
め部(17)に溜められている所定量の潤滑油にクラン
ク軸(3)の下端部が浸漬するようになされている。こ
の下端部には遠心式の油ポンプ(26)が設けられてい
て、クランク軸(3)の回転に応じて油溜め部(17)
の潤滑油をクランク軸(3)内に吸い上げるようになっ
ている。また、クランク軸(3)の内部には、その軸心
(P)に沿って油通路(27)が設けられていて、吸い
上げられた潤滑油を圧縮機構部(12)の各摺動箇所に
供給するようになされている。したがって、圧縮機構部
(12)では、冷媒ガスは該冷媒ガス中に上記潤滑油が
混合されてなる混合流体の状態で圧縮されて1次空間
(14)に吐出されることとなる。そして、圧縮機構部
(12)の周囲には、1次空間(14)で冷媒ガスから
分離した潤滑油を上記油溜め部(17)に戻すための油
戻し孔(28)が設けられている。
め部(17)に溜められている所定量の潤滑油にクラン
ク軸(3)の下端部が浸漬するようになされている。こ
の下端部には遠心式の油ポンプ(26)が設けられてい
て、クランク軸(3)の回転に応じて油溜め部(17)
の潤滑油をクランク軸(3)内に吸い上げるようになっ
ている。また、クランク軸(3)の内部には、その軸心
(P)に沿って油通路(27)が設けられていて、吸い
上げられた潤滑油を圧縮機構部(12)の各摺動箇所に
供給するようになされている。したがって、圧縮機構部
(12)では、冷媒ガスは該冷媒ガス中に上記潤滑油が
混合されてなる混合流体の状態で圧縮されて1次空間
(14)に吐出されることとなる。そして、圧縮機構部
(12)の周囲には、1次空間(14)で冷媒ガスから
分離した潤滑油を上記油溜め部(17)に戻すための油
戻し孔(28)が設けられている。
【0026】そして、本実施形態では、上記圧縮機構部
(12)におけるピストン(4)のローラ(5)の内径
部(5a)は、図1に誇張して示すように、該ローラ
(5)の外径中心(S)からブレード(6)の側(同図
の上側)にずれて配置されており、このことで、上記ロ
ーラ(5)の内径中心(R)がピストン(4)の重心
(G)に一致するようになされている。また、このこと
に伴い、上記クランク軸(3)の軸心(P)は、シリン
ダ室(2)の中心に対し揺動ブッシュ(7)の側にずれ
て配置されている。
(12)におけるピストン(4)のローラ(5)の内径
部(5a)は、図1に誇張して示すように、該ローラ
(5)の外径中心(S)からブレード(6)の側(同図
の上側)にずれて配置されており、このことで、上記ロ
ーラ(5)の内径中心(R)がピストン(4)の重心
(G)に一致するようになされている。また、このこと
に伴い、上記クランク軸(3)の軸心(P)は、シリン
ダ室(2)の中心に対し揺動ブッシュ(7)の側にずれ
て配置されている。
【0027】ここで、上記ロータリー圧縮機の圧縮機構
部(12)における作動について説明する。クランク軸
(3)の回転によりピストン(4)のローラ(5)が、
該クランク軸(3)の軸心(P)回りの公転運動を行な
う際に、上記ローラ(5)の内径中心(R)の描く移動
軌跡は上記軸心(P)回りの真円となる。このとき、上
記ピストン(4)の重心(G)と、ローラ(5)の内径
中心(R)とは互いに一致しているので、上記重心
(G)の描く移動軌跡も、クランク軸(3)の軸心
(P)回りの真円となる。
部(12)における作動について説明する。クランク軸
(3)の回転によりピストン(4)のローラ(5)が、
該クランク軸(3)の軸心(P)回りの公転運動を行な
う際に、上記ローラ(5)の内径中心(R)の描く移動
軌跡は上記軸心(P)回りの真円となる。このとき、上
記ピストン(4)の重心(G)と、ローラ(5)の内径
中心(R)とは互いに一致しているので、上記重心
(G)の描く移動軌跡も、クランク軸(3)の軸心
(P)回りの真円となる。
【0028】したがって、本実施形態によれば、ローラ
(5)にブレード(6)が一体に設けられてなるピスト
ン(4)を備えたロータリー圧縮機において、上記ロー
ラ(5)の内径部(5a)を該ローラ(5)の外径中心
(S)からブレード(5)の側にずらして設け、このこ
とで、上記ローラ(5)の内径中心(R)をピストン
(4)の重心(G)に一致させるようにしたので、ピス
トン(4)を、その重心(G)がクランク軸(3)の軸
心(P)を中心に真円の軌跡を描くようにして移動させ
ることができる。これにより、クランク軸(3)の側に
回転一体に設けられたバランサ(30)、(30)によ
り回転系のバランスを適正にかつ効率よくとることがで
きるようになり、その分だけ回転系のアンバランスに起
因して生じる振動を低減することができる。
(5)にブレード(6)が一体に設けられてなるピスト
ン(4)を備えたロータリー圧縮機において、上記ロー
ラ(5)の内径部(5a)を該ローラ(5)の外径中心
(S)からブレード(5)の側にずらして設け、このこ
とで、上記ローラ(5)の内径中心(R)をピストン
(4)の重心(G)に一致させるようにしたので、ピス
トン(4)を、その重心(G)がクランク軸(3)の軸
心(P)を中心に真円の軌跡を描くようにして移動させ
ることができる。これにより、クランク軸(3)の側に
回転一体に設けられたバランサ(30)、(30)によ
り回転系のバランスを適正にかつ効率よくとることがで
きるようになり、その分だけ回転系のアンバランスに起
因して生じる振動を低減することができる。
【0029】(実施形態2)図4及び図5は、本発明の
実施形態2に係るロータリー圧縮機の全体構成を示して
おり、ここでは、クランク軸(3)は、その軸心(P)
がシリンダ室(2)の中心に一致する従来の場合と同じ
状態に配置されている。尚、上記実施形態1の場合と同
じ部分には同じ符号を付して示している。
実施形態2に係るロータリー圧縮機の全体構成を示して
おり、ここでは、クランク軸(3)は、その軸心(P)
がシリンダ室(2)の中心に一致する従来の場合と同じ
状態に配置されている。尚、上記実施形態1の場合と同
じ部分には同じ符号を付して示している。
【0030】そして、本実施形態では、圧縮機構部(1
2)におけるピストン(4)のローラ(5)は、図6に
示すように、その内径中心(R)よりもブレード(6)
の側にある部分(同図の左右方向に延びる一点鎖線の上
側にある部分)の重量と、該ブレード(6)側とは反対
の側にある部分(同一点鎖線の下側にある部分)の重量
とが互いに異なるように設けられており、このことで、
ピストン(4)の重心(G)が上記ローラ(5)の内径
中心(R)に一致するようになされている。尚、この場
合には、上記重心(G)及び内径中心(R)は、ローラ
(5)の外径中心(S)に一致している。
2)におけるピストン(4)のローラ(5)は、図6に
示すように、その内径中心(R)よりもブレード(6)
の側にある部分(同図の左右方向に延びる一点鎖線の上
側にある部分)の重量と、該ブレード(6)側とは反対
の側にある部分(同一点鎖線の下側にある部分)の重量
とが互いに異なるように設けられており、このことで、
ピストン(4)の重心(G)が上記ローラ(5)の内径
中心(R)に一致するようになされている。尚、この場
合には、上記重心(G)及び内径中心(R)は、ローラ
(5)の外径中心(S)に一致している。
【0031】具体的には、上記ピストン(4)は、該ピ
ストン(4)の軽量化を図ることを本来の目的として、
ローラ(5)の周方向に所定ピッチ間隔をおいて配置さ
れた複数(図示する例では8つ)の孔部(5b),(5
b),…を有する。そして、上記ブレード(6)の近傍
に位置する少なくとも1つの孔部(5b)(図示する例
では、ブレード(6)に最も近い孔部(5b)と、その
周方向両側の2つの孔部(5b),(5b))の内径
が、それ以外の孔部(5b),(5b),…の内径より
も大きくされていることで、ローラ(5)のブレード
(6)の側の重量が軽量化されており、このことで、ピ
ストン(4)の重心(G)は上記内径中心(R)に一致
している。尚、その他の部分は上記実施形態1の場合と
同じであるので、説明は省略する。
ストン(4)の軽量化を図ることを本来の目的として、
ローラ(5)の周方向に所定ピッチ間隔をおいて配置さ
れた複数(図示する例では8つ)の孔部(5b),(5
b),…を有する。そして、上記ブレード(6)の近傍
に位置する少なくとも1つの孔部(5b)(図示する例
では、ブレード(6)に最も近い孔部(5b)と、その
周方向両側の2つの孔部(5b),(5b))の内径
が、それ以外の孔部(5b),(5b),…の内径より
も大きくされていることで、ローラ(5)のブレード
(6)の側の重量が軽量化されており、このことで、ピ
ストン(4)の重心(G)は上記内径中心(R)に一致
している。尚、その他の部分は上記実施形態1の場合と
同じであるので、説明は省略する。
【0032】したがって、本実施形態によっても、ピス
トン(4)を、その重心(G)がクランク軸(3)の軸
心(P)を中心に真円の軌跡を描くようにして移動させ
ることができ、よって、上記実施形態1の場合と同じ効
果を奏することができる。
トン(4)を、その重心(G)がクランク軸(3)の軸
心(P)を中心に真円の軌跡を描くようにして移動させ
ることができ、よって、上記実施形態1の場合と同じ効
果を奏することができる。
【0033】尚、上記実施形態2では、ピストン(4)
が複数の孔部(5b),(5b),…を有するものであ
る場合について説明しているが、ローラ(5)のブレー
ド(6)側に1つだけ孔部(5b)を設けるようにして
もよい。
が複数の孔部(5b),(5b),…を有するものであ
る場合について説明しているが、ローラ(5)のブレー
ド(6)側に1つだけ孔部(5b)を設けるようにして
もよい。
【0034】また、上記実施形態2では、孔部(5b)
の大径化によりローラ(5)のブレード(6)側を軽量
化するようにしているが、ピストン(4)の重心(G)
がローラ(5)の内径中心(R)に一致するようにブレ
ード(6)側の重量とその反対側の重量とが互いに異な
っていればよく、その重量を異ならせる手段は特に限定
されるものではない。
の大径化によりローラ(5)のブレード(6)側を軽量
化するようにしているが、ピストン(4)の重心(G)
がローラ(5)の内径中心(R)に一致するようにブレ
ード(6)側の重量とその反対側の重量とが互いに異な
っていればよく、その重量を異ならせる手段は特に限定
されるものではない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、内径部においてクランク軸に外嵌された状態で
シリンダ内を公転するローラにブレードが一体に設けら
れてなるピストンを備えたロータリー圧縮機において、
上記ピストンの重心と、上記ローラの内径中心とを互い
に一致させるようにしたので、ピストンを、その重心が
クランク軸の軸心を中心に真円の軌跡を描くようにして
移動させることができ、よって、クランク軸の側に回転
一体に設けられたバランサにより回転系のバランスをと
ることができるようになり、その分だけ回転系のアンバ
ランスに起因して生じる振動を低減することができる。
よれば、内径部においてクランク軸に外嵌された状態で
シリンダ内を公転するローラにブレードが一体に設けら
れてなるピストンを備えたロータリー圧縮機において、
上記ピストンの重心と、上記ローラの内径中心とを互い
に一致させるようにしたので、ピストンを、その重心が
クランク軸の軸心を中心に真円の軌跡を描くようにして
移動させることができ、よって、クランク軸の側に回転
一体に設けられたバランサにより回転系のバランスをと
ることができるようになり、その分だけ回転系のアンバ
ランスに起因して生じる振動を低減することができる。
【0036】請求項2の発明によれば、上記ローラの内
径部を、該ローラの外径中心の位置からブレードの側に
ずらして配置することで、ローラの内径中心をピストン
の重心に一致させるようにしたので、上記請求項1の発
明による効果を具体的に得ることができる。
径部を、該ローラの外径中心の位置からブレードの側に
ずらして配置することで、ローラの内径中心をピストン
の重心に一致させるようにしたので、上記請求項1の発
明による効果を具体的に得ることができる。
【0037】請求項3の発明によれば、上記ローラにお
ける内径中心よりもブレード側の重量と、該ブレード側
とは反対の側の重量とを互いに異ならせることで、ピス
トンの重心を上記内径中心に一致させるようにしたの
で、この発明によっても、上記請求項1の発明による効
果を具体的に得ることができる。
ける内径中心よりもブレード側の重量と、該ブレード側
とは反対の側の重量とを互いに異ならせることで、ピス
トンの重心を上記内径中心に一致させるようにしたの
で、この発明によっても、上記請求項1の発明による効
果を具体的に得ることができる。
【図1】本発明の実施形態1に係るロータリー圧縮機の
ピストンを模式的に示す平面図である。
ピストンを模式的に示す平面図である。
【図2】ロータリー圧縮機の全体構成を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】本発明の実施形態2に係るロータリー圧縮機の
全体構成を示す図2相当図である。
全体構成を示す図2相当図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】ピストンを模式的に示す図1相当図である。
【図7】従来のロータリー圧縮機の要部を模式的に示す
図3相当図である。
図3相当図である。
【図8】ピストンの重心位置及びローラの中心位置を併
せて示す図1相当図である。
せて示す図1相当図である。
【図9】ピストン重心及びローラ中心の各移動軌跡を併
せて示す平面図である。
せて示す平面図である。
【図10】バランサに対するピストン重心の関係を示す
平面図である。
平面図である。
(1) シリンダ (2a) 低圧室 (2b) 高圧室 (3) クランク軸 (4) ピストン (5) ローラ (5a) 内径部 (5b) 孔部 (6) ブレード (7) 揺動ブッシュ (P) (クランク軸の)軸心 (Q) (ブレードの)揺動軸心 (G) (ピストンの)重心 (R) (ローラの)内径中心 (S) (ローラの)外径中心
Claims (3)
- 【請求項1】 内径部(5a)においてクランク軸
(3)に外嵌された状態でシリンダ(1)内を公転する
ローラ(5)に、該シリンダ(1)内を低圧室(2a)
及び高圧室(2b)に区画するブレード(6)が一体に
設けられてなるピストン(4)と、 上記ローラ(5)の公転運動に伴い、上記ブレード
(6)をその長さ方向に摺動可能に支持して該ブレード
(6)を揺動させる揺動ブッシュ(7)とを備えたロー
タリー圧縮機において、 上記ピストン(4)の重心(G)と、上記ローラ(5)
の内径中心(R)とを互いに一致させたことを特徴とす
るロータリー圧縮機。 - 【請求項2】 請求項1記載のロータリー圧縮機におい
て、 ローラ(5)の内径部(5a)を該ローラ(5)の外径
中心(S)からブレード(6)の側にずらして配置する
ことにより、上記ローラ(5)の内径中心(R)をピス
トン(4)の重心(G)に一致させたことを特徴とする
ロータリー圧縮機。 - 【請求項3】 請求項1記載のロータリー圧縮機におい
て、 ローラ(5)における内径中心(R)よりもブレード
(6)側の重量と、該ブレード(6)側とは反対の側の
重量とを互いに異ならせることにより、ピストン(4)
の重心(G)を上記ローラ(5)の内径中心(R)に一
致させたことを特徴とするロータリー圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28102296A JPH10122171A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | ロータリー圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28102296A JPH10122171A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | ロータリー圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10122171A true JPH10122171A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17633206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28102296A Withdrawn JPH10122171A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | ロータリー圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10122171A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008034331A1 (fr) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Ma, Lili | Compresseur de forme sphérique et compresseur à détente capable d'effectuer une compression multi-étage |
| CN102788017A (zh) * | 2012-07-03 | 2012-11-21 | 邵阳学院 | 一种便携式打气筒 |
| JP2014114706A (ja) * | 2012-12-06 | 2014-06-26 | Denso Corp | 圧縮機 |
| CN104879287A (zh) * | 2015-06-09 | 2015-09-02 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 活塞以及具有其的旋转式压缩机 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP28102296A patent/JPH10122171A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
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