JPH10124504A - 電子辞書並びにその検索方法 - Google Patents

電子辞書並びにその検索方法

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JPH10124504A
JPH10124504A JP8283510A JP28351096A JPH10124504A JP H10124504 A JPH10124504 A JP H10124504A JP 8283510 A JP8283510 A JP 8283510A JP 28351096 A JP28351096 A JP 28351096A JP H10124504 A JPH10124504 A JP H10124504A
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JP
Japan
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character string
character
dictionary
variable
kanji
Prior art date
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Application number
JP8283510A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tokuhashi
喜生 徳橋
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH10124504A publication Critical patent/JPH10124504A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 登録の手間と辞書の容量を削減するため、ユ
ーザー辞書に見出し語を1つ登録するだけで、類似した
複数の文字列が変換できることを目的とする。 【解決手段】 図3の辞書を用いると、「こうだい1ご
うしょう」と入力すると、変数14には「1」が対応す
ることとなり、出力部3には「甲第1号証」と変換結果
が出力される。また、「こうだい20ごうしょう」と入
力しても、今度は変数14には「20」が対応し、「甲
第20号証」と変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッサ
やパーソナルコンピュータなどの文書処理装置に係る、
電子辞書並びにその検索方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、仮名漢字変換機能を備える文
書処理装置において、標準辞書を参照するだけでは変換
できない文字列を変換できるようにするため、ユーザー
が登録できるようにしたユーザー辞書を設けている。
【0003】このユーザー辞書に対して、特開昭60―
166676号公報に記載されているのように、登録、
削除及び訂正作業が文書処理画面内で行えるようにし、
ユーザー辞書の登録、削除、訂正作業の労力の低減を図
ることが提案されている。
【0004】また、特開平3―40059号公報に記載
されているように、第1図、第2図、・・・などのよう
にナンバリングされるような文字列を入力する場合に、
番号の割り振りを自動的に行う目的で、ナンバーデータ
専用の辞書を備え、呼び出されるごとに順次ナンバーデ
ータが更新され、常に最新の番号が得られる機能を備え
た装置が提案されている。
【0005】しかし、いずれの装置においても、例えば
「甲第1号証」と「甲第6号証」は別々に登録しなけれ
ばいけなかったり、変数的に順をおって連番にする程度
に制約された範囲での発明にとどまっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のユーザー辞書に
は、見出し語の中には読み仮名を登録するようになって
いるが、入力された文字列と1文字でも異なると、見出
し語と一致していないと判断され、変換されない。
【0007】つまり、ほとんど同じような語句について
も、1文字でも異なると別々にユーザー辞書に登録する
必要があった。
【0008】例えば「甲第1号証」と「甲第6号証」は
別々の文字列であるとして別々に登録しなければならな
かった。
【0009】これでは、辞書の容量がたくさんいるう
え、それぞれユーザー辞書に登録する手間がかかり、非
常に効率が悪かった。
【0010】特開昭60―166676号公報に記載さ
れた発明では、ユーザー辞書に登録する手間を省く目的
で発明されているが、辞書に登録する数を減らす目的で
はなく、作業方式を変更しているだけであり、今回の例
のような場合は、相変わらず、「甲第1号証」と「甲第
6号証」は別々にユーザー辞書に登録しなければならな
い。
【0011】また、特開平3―40059号公報にて発
明されたナンバーデータを自動的に更新していく機能で
は、呼び出されるごとにナンバーデータが更新され、同
じ番号や、以前の番号、また、任意の番号を出力したい
場合は利用できない。また、順番を示す数字・記号以外
の文字列についてはこの機能を適用することはできな
い。つまり、実使用として、制限が多く、あまり利用で
きない。
【0012】その上、この機能を実際に使用する状況と
しては、「第1、2、3・・・図」や「第5、6、7・
・・章」などのナンバリングされていく文字列を入力す
る場合に有用である。しかし、通常はこれらの文字列を
ユーザー辞書に登録することはなく、この発明では逆に
専用の辞書を用意して登録しなければならないので、辞
書容量の面、辞書登録の労力の面、双方について、解決
することはできない。そこで、本発明では、登録の手間
と辞書の容量を削減するため、ユーザー辞書に見出し語
を1つ登録するだけで、類似した複数の文字列が変換で
きることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
させるためになされたものであって、請求項1記載の発
明は、仮名漢字変換時に用いられ、見出しと当該見出し
に対応する漢字混じり文字列を格納した電子辞書であっ
て、 前記見出しおよび前記見出しに対応する漢字混じ
り文字列において、随意の文字列に対応する部分を特定
記号を用いて表して格納することを特徴とする電子辞書
である。
【0014】また、請求項2記載の発明は、前記特定記
号によって随意の文字列の文字数を指定できることを特
徴とする請求項1記載の電子辞書である。
【0015】また、請求項3記載の発明は、前記特定記
号によって随意の文字列の文字種を指定できることを特
徴とする請求項1記載の電子辞書である。
【0016】また、請求項4記載の発明は、前記請求項
1記載の電子辞書において、入力された文字列と前記電
子辞書の見出しとを比較し、前記入力された文字列と特
定記号以外の部分において一致する見出しを検出し、検
出された見出しに対応する漢字混じり文字列の特定記号
部分に前記入力された文字列の特定記号部分に対応する
文字列を差し替えて出力することを特徴とする電子辞書
の検索方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明を詳述
する。なお、これによって本発明は限定されるものでは
ない。
【0018】図1は本発明のシステムブロック図であ
る。図1において、本発明を採用した装置は入力部1と
制御部2と出力部3と標準辞書4とユーザー辞書5と記
憶部6とから構成される。
【0019】入力部1は、例えばキーボード、ペン、マ
ウス、タブレットなどであり、文字を入力したり、処理
の指示を行ったりするものである。制御部2は、システ
ム全体の動作を制御するものであり、仮名漢字変換を行
い、入力データ、出力データ、ユーザーからの命令等を
扱う。出力部3は、例えばディスプレイ、プリンタ、ス
ピーカなどであり、入力内容や、処理の結果を出力す
る。
【0020】標準辞書4およびユーザー辞書5は、仮名
漢字変換用の辞書であり、図2に示すように、仮名見出
し語10とこれに対応する漢字(もしくは漢字まじり
文)11が対をなして記憶されている。仮名漢字変換時
には、制御部2が入力された仮名と同じ見出し語を検索
し、見つけた見出し語10に対応する漢字11に変換す
る。
【0021】標準辞書4は、システムにあらかじめ登録
されている辞書で、通例、基本的な語句が登録されてお
り、ユーザーが書き換えることはできない。一方、ユー
ザー辞書5は、ユーザーが自由に登録、変更ができる辞
書で、これに登録することで、標準辞書4で変換できな
い語句についても変換できるようにする。
【0022】記憶部7は、自由に文字列などのデータを
保存したり、呼び出したりできるもので、制御部2が様
々な処理をする際に利用する。
【0023】通常、辞書の見出し語10、漢字11の中
に不定な文字は無く、一意に定まっている。仮名漢字変
換時、制御部2が入力された仮名と辞書内の見出し語1
0とを比較する際、1文字でも異なっていると不一致で
あると判断され、別の見出し語10を検索する。
【0024】以下、具体例をもとに本発明について説明
する。例えば、「こうだい1ごうしょう」を「甲第1号
証」と変換したい場合を考える。通常、標準辞書4の見
出し語10には「こうだい1ごうしょう」という文字列
は入っておらず、たいていは目的の漢字に変換できな
い。そこで、ユーザー辞書5に見出し語「こうだい1ご
うしょう」と対応する漢字「甲第1号証」を登録する。
すると、「こうだい1ごうしょう」は変換できるように
なる。ところが、次に、「甲第2号証」という漢字を入
力したい場合、「こうだい2ごうしょう」を入力して
も、ユーザー辞書5の見出し語「こうだい1ごうしょ
う」とは1文字異なるため、不一致であると判断され、
変換できない。従来のユーザー辞書5では、この場合、
「こうだい2ごうしょう」についても別に登録しなけれ
ばならず、手間がかかるうえ、ユーザー辞書5の容量も
多く必要であった。
【0025】従来のユーザー辞書のこうした欠点を補う
ため、本発明では、図3のように、この見出し語10と
漢字11の中に、どのような文字列にも対応できる変数
14を含めて登録できるようにする。この変数14は、
通常の文章で使用しないような文字を用いて定義するこ
とで容易に実現できる。例えば、今回の例では、「@」
を変数14と定義する。
【0026】通常、辞書の構造は、見出し語10、漢字
11とともに、数文字分の文字コードを保存する構造に
なっている。したがって、今回のように、変数14とし
てある特定の文字コードを割り当てると、辞書の構造を
変える必要がない。
【0027】見出し語10の変数14以外の文字列と、
漢字11の変数14以外の文字列は、通常の辞書と同じ
く、対になっている。また、見出し語10の中の変数1
4と、漢字11の中の変数14についても、同じく対に
なっている。
【0028】図3の記憶例では、「こうだい」に「甲
第」が、「ごうしょう」に「号証」が、そして、見出し
語10中の「@」に漢字11中の「@」が、それぞれ対
応している。
【0029】ユーザー辞書5は、ユーザーが内容を登録
しなければならないので、登録時に変数14を入力でき
るようにしておく必要がある。この場合も、変数14と
して特定の文字「@」を割り当てておけば、特殊な処理
をすることなく、登録が行える。
【0030】図3のように、ユーザー辞書5に「こうだ
い@ごうしょう」と、「甲第@号証」を登録する場合、
まず、入力部1からユーザー辞書の登録処理の起動を指
示すると、ユーザー辞書登録画面に入る。その画面の表
示状態で、特定キー(例えばF1キー)に「@」の文字
を割り当てておき、普通の文字列の入力と同じように入
力できるようにしておく。
【0031】ユーザー辞書への登録処理は、「こうだ
い」の入力後、F1キーを押すことで、出力部3には
「@」が表示され、続けて「ごうしょう」と入力する。
これで、「こうだい@ごうしょう」は入力できる。漢字
の入力も同様に、変数を入力するときにF1キーを押す
と「@」が表示される。このようにして、ユーザーは、
通常のユーザー辞書登録の処理と同じように、変数を含
む文字列を辞書登録できる。
【0032】なお、ユーザー辞書登録には、いろいろと
方法があり、ユーザー辞書登録画面に移らなくても、通
常の文章入力中に登録が行えたりする。そのような場合
でも特定のキーを「@」に割り当てておくことで、実現
できる。
【0033】以上のようにして、ユーザー辞書5に変数
14を含んだ文字列を登録すると、変数14部分だけが
異なる文字列を全て仮名漢字変換できるようになる。
【0034】例えば、図3の辞書を用いると、「こうだ
い1ごうしょう」と入力すると、変数14には「1」が
対応することとなり、出力部3には「甲第1号証」と変
換結果が出力される。また、「こうだい20ごうしょ
う」と入力しても、今度は変数14には「20」が対応
し、「甲第20号証」と変換される。
【0035】ユーザー辞書5の中に変数14が含まれる
と、仮名漢字変換時、変数14に対応する文字列を見つ
けだすために特別な処理が必要になる。以下に、その処
理について説明する。
【0036】図3のように、辞書の中に変数14が含ま
れている場合に、例えば、「こうだい20ごうしょう」
という文字列が入力された場合の、仮名漢字変換処理の
流れについて、図4の記憶部の概念図、図5のフローチ
ャート図、図6の記憶部の記憶例をもとに説明する。
【0037】図4に示すように、記憶部6に領域R1、
R2、R3、R4を定め、R1は変換対象字列保存用、
R2は辞書の見出し語保存用、R3は文字列比較時の作
業用、R4は変数に代入する値の保存用として、それぞ
れ割り当てる。図6(a)〜(e)は、この記憶部6内
に実際に文字列が保存されている状態を示した図であ
る。
【0038】図5は本実施例での仮名漢字変換の処理の
流れを示したフローチャート図である。まず、入力部1
より文字列を入力し、変換キーを押す。すると、制御部
2は、入力された文字列に対して、文節の切り分けを行
う(切り分け方は本発明に直接関係ないため説明は割愛
する)。切り分けを行った後、制御部2は、それぞれの
文字列に対して、辞書を参照して漢字に変換して出力部
3に表示する。
【0039】図5のフローチャート図は、上記処理のう
ち、切り分けられた1つの文字列についての処理を示し
ている。
【0040】まず、S1にて、切り分けられた1つの文
字列を、変換対象文字列として、記憶部6の領域R1に
保存する。今回は、変換対象文字列として「こうだい2
0ごうしょう」が与えられるとする。
【0041】次に、制御部2は辞書(標準辞書4および
ユーザー辞書5)の見出し語10の中から1つ見出し語
を取り出し、記憶部6のR2に保存する(S2)。取り
出した見出し語が「こうだい@ごうしょう」であった場
合を考える。このときの記憶部の内容は図6(a)のよ
うになる。
【0042】そして、S3で、R2の文字列中に、変数
「@」が含まれているが調べる。R2の文字列中に変数
が含まれていれば、S4に進み、変数が含まれでいない
場合、つまり通常の見出し語であった場合は、通常の比
較を行うため、S11に進む。 今回の例では、R2の
見出し語に変数「@」が含まれているため、S4に進
む。S4に進むと、制御部2は、R2の先頭から変数の
前まで切り出し、R3に保存する。このとき、R2から
切り出した文字列は、R2からは削除される。。
【0043】図6(a)の場合は、先頭から5文字目に
「@」があるため、その前まで、つまり、「こうだい」
の4文字を切り出し、R3に保存する。このとき、「こ
うだい」は、R2から削除される。その結果、記憶部6
の内容は図6(b)のようになる。そして、S5に進
む。
【0044】S5では、R3に保存されている文字列と
R1に保存されている文字列の先頭部分(R3と同じ文
字数)とを比較する。―致していれば、S6に進み、変
数以降の比較に移り、―致していなければ、候補として
取り出した見出し語が違っていたということで、別の見
出し語と比較を行うためにS12ヘ進む。
【0045】図6(b)の場合、R3の文字数は4文字
なので、R1の先頭4文字「こうだい」と比較する。す
ると、一致しているので、S6に進む。さて、S6に進
むと、R3との比較で一致したR1の先頭部分を、R1
から削除する。そして、R2に保存されている文字列を
切り出し(R2からその文字列は削除される)、その文
字列の先頭は変数であるが、その変数を削除する。変数
を削除後、R3に切り出した文字列を保存する。
【0046】図6(b)の場合で実際に説明すると、先
程比較を行ったR1の先頭部分「こうだい」を削除す
る。そして、R2の「@ごうしょう」を切り出し、先頭
の「@」を削除し(結果は「ごうしょう」となる)、R
3に保存する。R3に保存するとき、先程までは入って
いた内容は消され、新たに書き込まれる。その結果、図
6(c)のようになる。
【0047】S7にて、R1の先頭1文字を切り出し
(その文字はR1から削除)、変数の代入値に割り当て
られた領域R4に追加保存する。このとき、R4に既に
文字列が入っている場合、その後に追加し、R4が空の
場合は新たに保存することとする。
【0048】今回の例では、R1の先頭は「2」であ
り、これをR1から切り出し、R4は空なので「2」を
保存する。その結果、記憶部6は、図6(d)のように
なる。
【0049】S8にて、R1の文字数とR3の文字数を
比較する。もし、R1の文字数の方がR3より少なけれ
ば、S7〜S8のループをいくら回っても、R1の文字
数とR3の文字数が―致することは無く、つまり、R1
の文字列とR3の文字列は一致しないことが分かり、別
の見出し語との比較に移るため、S12ヘ進む。R1の
文字数の方がR3より多ければ、S7へ戻る。そして、
一致するまでS7〜S8のループを繰り返し、R1とR
3の文字数が同じになったとき、R1の文字列とR3の
文字列を比較するためにS9へ進む。
【0050】図6(d)では、R1の文字数(6文字)
の方がR3の文字数(5文字)より多いため、S7に戻
る。S7に戻り、再びR1の先願1文字「0」を切り出
し、R4に追加する。このとき、すでにR4には「2」
が保存されているため、結果として、R4には「20」
が保存される。その結果、記憶部6は図6(e)のよう
になる。そして、S8に進む。
【0051】S8にて、R1の文字数(5文字)と、R
3の文字数(5文字)を比較する。すると、―致するた
め、S9に進む。
【0052】S9では、R1の文字列とR3の文字列を
比較する。―致していれば、S10に進む。―致しなけ
れば、別の見出し語との比較を行うため、S12に進
む。
【0053】図6(e)では、R1の文字列は「ごうし
ょう」で、R3の文字列は「ごうしょう」であり、一致
しているため、S10に進む。
【0054】S10では、辞書を参照して、S2で取り
出した見出し語10に対応する漢字11に変換する。こ
のとき、変数「@」に対応する部分に、記憶部6のR4
に保存されている内容が出力される。
【0055】今回の例では、S2で取り出した見出し語
は、「こうだい@ごうしょう」であり、図3のユーザー
辞書より、対応する漢字は「甲第@号証」であることが
わかる。そこで、入力された変換対象文字列の代わり
に、「甲第@号証」を表示するが、「@」の部分を表示
するとき、R4の内容、つまり「20」に置き換えて出
力する。その結果、出力部3には、「甲第20号証」と
出力される。
【0056】以上が、変数14が含まれている見出し語
10に対して、仮名漢字変換を行う場合の実現例であ
る。
【0057】以上の例では、変数14に対応する文字列
に、特に制限を与えていないが、文字数、及び文字種を
限定することも可能である。
【0058】変数14に対応する文字数を制限する場
合、例えば、ユーザー辞書登録時に、見出し語に含まれ
る変数「@」に続けて「{」と「}」で囲んだ中に文字
数をいれておくことにする。例えば、「@{3}」とい
う文字列は、3文字に対応する変数14であるというこ
とになる。
【0059】以上のように定義すると、全て文字コード
で表せるので、辞書の構造を変えずに実現できる。ま
た、登録についても、ユーザー辞書登録時に、キーボー
ドに「{」と「}」と数字を割り当てておくだけで(通
常、これらの文字は普通に入力できる)、通常の読み仮
名入力と同じ操作で入力できる。
【0060】図7は3文字という制限つぎの変数14を
含む文字列を登録したユーザー辞書の例である。では、
図7のユーザー辞書を用いて、「こうだい123ごうし
ょう」という文字列を仮名漢字変換を行う場合の処理
を、図5および図8のフローチャート図をもとに説明す
る。
【0061】文字数を限定した場合も、基本的な流れは
図5のフローチャート図のとおりであり、そのうちS6
からS8までの処理を図8のフローチャート図に置き換
えることで対応できる。この場合に使用される記憶部6
の割り当ては図9(a)のとおりである。
【0062】まず、S1にて、R1に変換対象文字列、
この場合「こうだい128ごうしょう」が保存される。
次にS2にて、R2に見出し語の1つが保存される。取
り出した見出し語が「こうだい@{3}ごうしょう」で
ある場合を考える。図9(b)は、このときの記憶部6
の内容である。
【0063】そして、S3にて、R2に変数14が含ま
れているか調べ、今回の例では含まれているのでS4に
進む。S4で、R2の先頭から変数の前まで、つまり
「こうだい」を切り出し、R3に保存する。結果、図9
(c)のようになる。
【0064】そして、S5にてR3とR1の先頭部分を
比較する。このとき、―致しているので、図8のS21
に進む。S21では、R2の中の変数「@」に続
く「{」と「}」の間に書かれた数字を取り出し、R5
に保存する。図9(c)の場合、R2には「@{3}ご
うしょう」と保存されでいるため、「3」を取り出し、
R5に保存する。
【0065】S22にて、S5で比較の終了したR1の
先頭部分を削除する。そして、R2に保存されている文
字列を切り出す(R2から削除)。切り出した文字列か
ら、先頭の変数と文字数制限の部分、「@」から「}」
までを削除し、残りの文字列をR3に上書き保存する
(それまでR3に入っていた文字列は消える。)。
【0066】具体的に図9(c)を用いて説明すると、
R1から比較の終わった「こうだい」を削除し、R2の
文字列を切り出し、先頭の「@{8}」を削除し、R3
に保存する。この結果、図9(d)になる。
【0067】その後、S23にて、R5に入っている値
を取り出し、その値と同じ文字数分、R1の先頭から文
字列を切り出し、R4に保存する。図9(d)の場合、
R5には「3」が入っているので、R1の先頭から3文
字、つまり、「128」を切り出し、R4に保存する。
その結果、図9(e)になる。
【0068】そして、図5のS9に進み、R1とR3を
比較する。図9(e)の場合、R1とR3が一致してい
るので、S10に進む。S10にて、漢字に変換され、
変数の代わりにR4の内容が出力される。結果、「甲第
123号証」と出力される。
【0069】以上が、変数14に文字数を指定した場合
の仮名漢字変換処理の実現例である。
【0070】また、文字数ではなく、数字、アルファベ
ット等の文字種を限定することもできる。その場合、例
えばユーザー辞書登録時に、変数「@」に続けて
「{N}」と書くと数字、「{A}」と書くとアルファ
ベット、というように文字種を定義することができる。
これも、全て文字コードで表せるので、辞書の構造を変
更せずに実現できる。
【0071】図10は変数14に対応する文字種を数字
に限定した場合のユーザー辞書の登録例である。では、
図10の辞書を用いて「こうだい123ごうしょう」と
いう文字列を仮名漢字変換を行う場合の処理を、図5お
よび図11のフローチャート図をもちに説明する。
【0072】文字種を限定した場合も、基本的な流れは
図5のフローチャート図のとおりで、そのうちS6から
S8までの処理を図11のフローチャート図に置き換え
ることで対応できる。この場合に使用される記憶部6の
割り当ては図12(a)のとおりである。
【0073】まず、S1にて、R1に変換対象文字列、
この場合「こうだい123ごうしょう」が保存される。
次にS2にて、R2に見出し語の1つが保存される。
【0074】取り出した見出し語が「こうだい@{N}
ごうしょう」である場合を考える。図12(b)は、こ
のときの記憶部6の内容である。
【0075】そして、S3にて、R2に変数14が含ま
れているか調べ、今回の例では含まれているのでS4に
進む。S4で、R2の先頭から変数の前まで、つまり
「こうだい」を切り出し、R3に保存する。結果、図1
2(c)のようになる。
【0076】そして、S5にてR3とR1の先頭部分を
比較する。このとき、一致しているので、図11のS3
1に進む。S31では、R2の中の変数「@」に続く
「{」と「}」の間に書かれた文字を取り出し、R6に
保存する。図12(c)の場合、R2には「@{N}ご
うしょう」と保存されているため、「N」を取り出し、
R6に保存する。
【0077】S32にて、S5で比較の終了したR1の
先頭部分を削除する。そして、R2に保存されている文
字列を切り出す(R2から削除)。切り出した文字列か
ら、先頭の変数と文字種制限の部分、「@」から「}」
までを削除し、残りの文字列をR3に上書き保存する
(それまでR3に入っていた文字列は消える)。
【0078】具体的に図12(c)を用いて説明する
と、R1から比較の終わった「こうだい」を削除し、R
2の文字列を切り出し、先頭の「@{N}」を削除し、
R3に保存する。この結果、図12(d)になる。
【0079】その後、S33にて、R1の先頭の文字
が、R6に入っている文字が示す文字種であるか調べ
る。R6の文字種と―致していれば、S34に進む。―
致しなければ、図5のS9に進む。図12(d)の場
合、R6には「N」が入っているので、文字種は数字を
表している。R1の先頭の文字を取り出してみると、
「1」であり、これは数字なので、S34に進む。
【0080】S34では、R1の先頭1文字を切り出し
(R1から削除する)、R4に追加する(R4が空であ
ればそのまま保存し、既に何か保存されていれば、その
後に追加保存する)。そして、S33に戻る。
【0081】図12(d)の場合、R1の先頭の「1」
を切り出す。そして、R4は空なので、「1」をR4に
保存する。その結果、図12(e)になる。その後、S
33に戻り、再びR1の先頭の文字について、R6の示
す文字種であるか調べる。この場合、R1の先頭は
「2」で、R6の「N」が示す文字種(数字)であるた
め、S34に進む。そして、先程と同様、R1の先頭
「2」をR4に追加する。R4には既に「1」が入って
いるので、それに「2」を追加し、結果、R4には「l
2」が入る。そして、S33に戻り、次の「3」につい
ても同様に処理し、R4には「123」が入る(図12
(f))。
【0082】次に、S33にて、R1の先頭の文字
「ご」についてR6の文字種かどうか調べると、一致し
でいないので、図5のS9に進む。
【0083】図5のS9では、R1とR3を比較する。
図12(f)の場合、R1とR3が一致しているので、
S10に進む。S10にて、漢字に変換され、変数の代
わりにR4の内容が出力される。結果、「甲第123号
証」と出力される。
【0084】以上が、変数14に対応する文字列の文字
種を限定する場合の、仮名漢字変換処理の実現例であ
る。
【0085】上記のような本発明の機能、つまり、ユー
ザー辞書の中に変数14が登録できる機能がついている
装置であっても、ユーザーが使い方を知らなければ、利
用できない。そこで、初心者でも簡単に利用できるよ
う、出力部3に説明を表示するへルプ機能を加えること
が考えられる。
【0086】ユーザー辞書登録時に、今まで登録されて
いる漢字11と、今回登録する漢字とを比較し、似た文
字列を既に登録している場合、ユーザーに対して、変数
14を含めて登録する機能があることを報知する。
【0087】その実現例を、図14のフローチャート図
をもとに説明する。図15(a)は、記憶部6の領域の
割り当てを示した図である。すでに図13のように、見
出し語「こうだい1ごうしょう」とそれに対応する漢字
「甲第1号証」とがユーザー辞書に登録されているもの
とする。
【0088】このとき、ユーザーが、見出し語「こうだ
い2ごうしょう」と漢字「甲第2号証」をユーザー辞書
に登録すると、制御部2は、まず、登録しようとする見
出し語「こうだい2ごうしょう」をR31に、登録しよ
うとする漢字「甲第2号証」をR32に、それぞれ保存
する(S41)。(図15(a))次に、ユーザー辞書
に登録されている漢字11について、1つずつ順に、そ
れぞれR32と比較を行う。比較を行う前にはR34に
は0を保存しておく。このR34には、フローチャート
図にしたがって、比較を行った結果、1文字違うと
「1」が保存され、2文字違うと「2」が保存される。
【0089】S42にて、R32と比較の終わっていな
い漢字11を1つ取り出し、R33に保存する。図15
(c)は、取り出した漢字が「甲第1号証」の場合の記
憶部の内容である。そして、S43にて、R32とR3
3の先頭から1文字ずつ比較を行う。この例では、R3
2の1文字目は「甲」で、R33の1文字目も「甲」で
あり、一致している。そこで、S45に進む。R32、
R33ともまだ最後まで比較が終わっていないため、S
43に戻る。次は、R32の「第」とR33の「第」を
比較し、一致しているため、S45に進み、まだ最後ま
で比較が終わっていないためS43に戻る。
【0090】そして、R32の「1」とR33の「2」
を比較する。すると、一致していないため、S44に進
む。S44では、R34の保存されている値を取り出
し、1を加算してR34に保存する。今回の例では、R
34には「0」が入っており、それに1を加えて、
「1」をR34に保存する(図15(d))。そして、
S45に進む。
【0091】R32、R33の残りの文字についても同
様に比較を繰り返し、両方とも最後の文字まで比較が終
了すると、S46に進む。このとき、R32とR33の
文字数が異なる場合、文字数が少ない方が終了してから
多い方が終了するまでは、比較の結果は不一致であると
してS44に進み、R34に1を加算することを繰り返
す。
【0092】S46では、今回登録しようとする漢字
と、既にユーザー辞書に登録されている漢字のうちの1
つとの比較が終わり、異なる文字数がR34に保存され
た伏態である。そこで、R34の値が1以下であれば、
R32とR33の違いは1文字以下であり、つまり、1
文字しか違わない文字列を既に登録しているということ
になり(ここで、R34の値が1以下とせず、2以下、
8以下等にしても良い)、S47に進んで、ユーザーに
対し、変数を含めて登録できることを教える。
【0093】R34が2以上の場合、R32とR33は
2文字以上異なるので、S48に進む。S48では、ユ
ーザー辞書中にまだ比較を行っていない漢字11があれ
ば、S42に戻り、ユ―ザー辞書中の全ての漢字11に
ついて比較が終了すれば、S49に進む。S49では、
今回登録しようとした文字列はユーザー辞書にすでに登
録されている文字列とは2文字以上異なっているため、
R31、R32の内容をそのまま登録し、ユーザー登録
を終了する。
【0094】今回の例では、R34に保存されている値
は「1」なので、S47に進むことになり、出力部3
に、図16のように説明画面が表示される。
【0095】そこで、ユーザーが再度、変数14を含む
形でユーザー辞書に登録し直しても良いが、その作業を
制御部2が行うことも可能である。
【0096】先程のS47にて、図16のように出力部
3に説明画面が表示されるが、その時、画面中に、自動
的に変数を含む形で登録し直すか、ユーザーに対して質
問が表示される。そして、S50に進み、ユーザーが
「Y」を入力すると、S51に進む。もし、ユーザーが
「N」を押すと、説明画面を終了し、R31、R32の
内容をそのまま保存し、ユーザー登録を終了する(S4
9)。
【0097】S51では、まず、R33に入っている漢
字に対応する見出し語をユーザー辞書から取り出し、R
35に保存する。そして、同時に取り出した見出し語と
漢字の対をユーザー辞書から削除する。先程の例では、
R33には「甲第1号証」が入っているので、ユーザー
辞書から「こうだい1ごうしょう」を取り出し、R35
に保存する。そして、ユーザー辞書内の「こうだい1ご
うしょう」と「甲第1号証」を削除する(図15
(e))。
【0098】次に、S52にて、R32とR33で異な
る文字を探し、R32中のその文字を「@」に置き換え
る。図15(e)では、1文字目から順に比較して行く
と、3文字目がR32は「2」で、R33は「1」なの
で、異なっているため、R32の「2」を削除して替わ
りに「@」を挿入する(図15(f))。そして、S5
3にて、R31とR35で異なる文字を探し、R31中
のその文字を「@」に置き換える。図15(f)では、
5文字目が異なっているため、R31の5文字目を
「2」から「@」に書き換える(図15(g))。
【0099】これで、R31、R32とも変数を含む形
となったため、S49へ行きユーザー辞書5にR31、
R32の内容を登録して終了する。
【0100】この結果、ユーザー辞書5には図3のよう
に変数14を含む文字列が登録される。
【0101】本実施例では、ユーザー辞書内に登録する
変数として「@」という文字を使用して説明したが、別
の文字や、特殊なコードを用いたり、辞書の構造中に属
性を保存する領域を加えたりしても実現できることは明
白である。
【0102】また、変数の文字種や文字数を限定する情
報を示すために「{」や「}」などの文字を使用して説
明したが、別の文字や、特殊なコードを用いたり、辞書
の構造中に属性を保存する領域を加えたりしても実現で
きることは明白である。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1記載の発明で
は、仮名漢字変換時に用いられ、見出しと当該見出しに
対応する漢字混じり文字列を格納した電子辞書であっ
て、前記見出しおよび前記見出しに対応する漢字混じり
文字列において、随意の文字列に対応する部分を特定記
号を用いて表して格納するので、特別な専用辞書を別に
作ることなく電子辞書の機能拡張が行え、今まで別々に
登録する必要のあった文字列についても1つにまとめて
登録することが可能となり、辞書容量が少なくて済む。
また、辞書に何度も登録する作業が1度で済み、労力が
軽減できる。
【0104】また、請求項2記載の発明では、前記特定
記号によって随意の文字列の文字数を指定できるので、
望まない文字列が変換されることを防ぎ、また、打ち間
違いがあった場合に変換されないため、ミスが防げる。
また、変換処理として、文字数が限定されているため、
処理が簡素化でき、処理スピードが速くなる。
【0105】また、請求項3記載の発明では、前記特定
記号によって随意の文字列の文字種を指定できるので、
望まない文字列が変換されることを防ぎ、また、打ち間
違いがあった場合に変換されないため、ミスが防げる。
また、変換処理として、文字種が限定されているため、
処理が簡素化でき、処理スピードが早くなる。
【0106】また、請求項4記載の発明では、前記請求
項1記載の電子辞書において、入力された文字列と前記
電子辞書の見出しとを比較し、前記入力された文字列と
特定記号以外の部分において一致する見出しを検出し、
検出された見出しに対応する漢字混じり文字列の特定記
号部分に前記入力された文字列の特定記号部分に対応す
る文字列を差し替えて出力するので、今まで別々に登録
する必要のあった文字列についても1つにまとめて登録
することが可能となり、辞書容量が少なくて済む。ま
た、ユーザー辞書に何度も登録する作業が1度で済み、
労力が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムブロック図である。
【図2】辞書の記憶例を示す図である。
【図3】ユーザー辞書の記憶例を示す図である。
【図4】記憶部の概念図である。
【図5】本発明の仮名漢字変換処理のフローチャート図
である。
【図6】記憶部の記憶例を示す図である。
【図7】ユーザー辞書の記憶例を示す図である。
【図8】本発明の仮名漢字変換処理のフローチャート図
である。
【図9】記憶部の記憶例を示す図である。
【図10】ユーザー辞書の記憶例を示す図である。
【図11】本発明の仮名漢字変換処理のフローチャート
図である。
【図12】記憶部の記憶例を示す図である。
【図13】ユーザー辞書の記憶例を示す図である。
【図14】本発明の報知/登録処理のフローチャート図
である。
【図15】記憶部の記憶例を示す図である。
【図16】説明画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部 2 制御部 3 出力部 4 標準辞書 5 ユーザー辞書 6 記憶部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮名漢字変換時に用いられ、見出しと当
    該見出しに対応する漢字混じり文字列を格納した電子辞
    書であって、 前記見出しおよび前記見出しに対応する漢字混じり文字
    列において、随意の文字列に対応する部分を特定記号を
    用いて表して格納することを特徴とする電子辞書。
  2. 【請求項2】 前記特定記号によって随意の文字列の文
    字数を指定できることを特徴とする請求項1記載の電子
    辞書。
  3. 【請求項3】 前記特定記号によって随意の文字列の文
    字種を指定できることを特徴とする請求項1記載の電子
    辞書。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の電子辞書において、 入力された文字列と前記電子辞書の見出しとを比較し、
    前記入力された文字列と特定記号以外の部分において一
    致する見出しを検出し、検出された見出しに対応する漢
    字混じり文字列の特定記号部分に前記入力された文字列
    の特定記号部分に対応する文字列を差し替えて出力する
    ことを特徴とする電子辞書の検索方法。
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