JPH10124786A - 信号伝送装置 - Google Patents

信号伝送装置

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JPH10124786A
JPH10124786A JP8272700A JP27270096A JPH10124786A JP H10124786 A JPH10124786 A JP H10124786A JP 8272700 A JP8272700 A JP 8272700A JP 27270096 A JP27270096 A JP 27270096A JP H10124786 A JPH10124786 A JP H10124786A
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JP
Japan
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signal
transmission
point
unit
transmission device
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Application number
JP8272700A
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English (en)
Inventor
Masaru Hoshino
優 星野
Toyokazu Sano
豊和 佐野
Akira Morishita
明 森下
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FUOOSU KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
FUOOSU KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信部と受信部とが回転可能に設けられた信
号伝送装置において、インピーダンスを確実に安定化さ
せることのできる信号伝送装置を提供すること。 【解決手段】 信号分配層14の信号入出力点16か
ら、信号分配層14の信号分配点17を介して形成され
る、送受信エレメント層27に設けられた複数の信号供
給点28までの電気的接続距離Bを、いずれの信号供給
点についても、伝送すべき信号の波長の1/8以下とす
ると共に、前記送受信エレメント層27における各信号
供給点28間の距離Aを、前記電気的接続距離Bよりも
短く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号の送信部と受
信部とが相対的に回転する信号伝送装置の技術分野に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、信号の送信部と受信部が互いに独
立して回転移動する場合等において、非接触で信号の伝
送を行なう方法としては、送信アンテナ及び受信アンテ
ナを用いた無線伝送方式が用いられている。
【0003】この方式は、図7に示すようなエレメント
層100を備えた送信部と、同様なエレメント層を備え
た受信部とを互いに所定の間隔を保持して対向させ、エ
レメント層間で信号の送受信を行うものである。
【0004】図7に示す送信部において、送信エレメン
ト100は、基板101の表面上に形成されており、該
基板101はハウジング102に収納されている。ま
た、基板101の裏面上に形成された4つの信号供給点
103,104,105,106には、3個のバラン1
07,108,109が設けられている。
【0005】このような構成により、図8に示すよう
に、送信側の同軸ケーブル110aから出力される信号
Siは、バラン109aを介してバラン108a及びバ
ラン107aに分配され、該バラン108a及びバラン
107aから出力される信号は、基板101a上の4個
の信号供給点103a,104a,105a,106a
へ供給され、基板101aから放射される。なお、図8
においては、説明の便宜のため、基板101a及び基板
101b上のエレメント100a,100bを省略して
いる。
【0006】また、受信側も、送信側と同一の構成を有
しており、上述のように送信された信号は、基板101
bを介して受信され、受信された信号はバラン107b
及び108bを介してバラン109bに出力されて受信
側の同軸ケーブル110bへと供給される。
【0007】上述のようなバランは、一般に非平衡線路
から平衡線路への変換、又はその逆の変換を行なうため
の回路であり、図7及び図8に示すバラン107,10
8,109は、相対するコイルによるトランス結合回路
により構成されている。バラン109aは、入力側コイ
ルが50Ω、出力側コイルが1kΩのインピーダンスを
有しており、この結果、信号Siはインピーダンスの変
換がなされ、かつ、2つの信号Sa、Sbに分割され
る。信号Sa、Sbはそれぞれバラン108a及び10
7aに入力される。バラン108a、107aもバラン
109a同様にトランス結合回路により構成されるが、
バラン109aと異なり入力側コイルが1kΩ、出力側
コイルが50Ωのインピーダンスを有している。従っ
て、信号Sa、Sbはそれぞれ50Ωのインピーダンス
に変換された2つの信号S1、S2及びS3、S4とし
て出力され、基板101a上の4つの信号供給点103
a,104a,105a,106aに供給される。
【0008】送信エレメント100aと受信エレメント
100bとは、信号伝送においては一種のコンデンサの
役割を果たしており、信号S1,S2,S3,S4は、
4つの信号供給点103a,104a,105a,10
6aから放射され、容量結合により受信エレメント10
0bで受信される。即ち、相対向する基板101a及び
101bにおいて、基板101a上のリング状エレメン
ト100aから放射された信号は、エレメント間を伝播
し、基板101b上のリング状エレメント100bによ
り受信される。受信エレメント100bは、前述の通り
送信エレメント100aと同一の構成を有しており、エ
レメント100bにより受信された信号は、4個の受信
側の信号供給点103b,104b,105b,106
bから出力される。この出力された信号は、送信側と同
様の構成を有するバラン107b,108b,109b
により50Ω、1kΩ、50Ωというインピーダンスの
変換がなされ、かつ、1の信号に結合されて受信信号S
oとして出力され、信号処理部(図示せず)へ送られ
る。
【0009】以上のように構成した信号伝送装置の特徴
は、信号入力側/信号出力側と送受信エレメントとの間
にバランを介在させたこと、及び、当該バランにより送
信信号を送信エレメントの複数の点に均等に供給し、ま
た、受信エレメントの複数の点から受信信号を均等に出
力することにある。このようにバランを介在させること
により、入力側/出力側と送受信エレメントとの間のイ
ンピーダンスの整合性が改善され、信号の反射が吸収、
抑制される。また、当該バランにより高いインピーダン
スへの変換がなされるので、送受信エレメント部への外
乱により生じるノイズやエレメント部の物理的形状のば
らつき等に起因するエレメント部の容量の変動等の影響
が抑制される。さらに、バランを介して信号を送信エレ
メントの複数の点に均等に供給し、また、受信エレメン
トの複数の点から均等に信号を出力するため、エレメン
ト相互間の信号の伝播強度の分布が平均化される。
【0010】以上のような作用により、送受信エレメン
ト間で伝送特性の変動が抑制されることになる。また、
送信エレメント100a、受信エレメント100bは、
バランを介して同一の長さのエレメントにより各信号供
給点103a,104a,105a,106a,103
b,104b,105b,106bに接続されているた
め、各信号供給点毎の信号の振幅の変動や位相のずれ等
も生じず、同一の条件でエレメントから放射されるた
め、エレメント間の伝播強度の均一化に寄与している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の信号伝送装置では、前記のようにバランを用いてい
るため、信号入出力点から信号供給点までの電気的接続
距離は、各信号供給点によって異なる場合があり、イン
ピーダンスの違いにより、送信側と受信側の相対的な角
度によって利得が変動し、信号に対して正確かつ安定な
伝送ができないことがあった。
【0012】そこで、本発明は、上述のように送信部と
受信部とが回転可能に設けられた信号伝送装置におい
て、インピーダンスを確実に安定化させることのできる
信号伝送装置を提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の信号伝
送装置は、前記課題を解決するために、互いに所定の間
隔を保持して対向しつつ、相対的に回転可能に設けられ
た送信部及び受信部間で信号を伝送する信号伝送装置で
あって、前記送信部と受信部の少なくともいずれか一方
に、導電体上に複数の信号供給点を備えた送受信エレメ
ント部と、導電体上に複数の信号分配点と、伝送される
べき信号についての信号入出力点とを備え、該信号分配
点を介して該信号入出力点と前記送受信エレメント部上
の複数の信号供給点との間に前記伝送されるべき信号を
分配する信号分配部とを備え、前記信号分配部上の信号
入出力点と、前記送受信エレメント部上の複数の信号供
給点との間の電気的接続距離は、いずれの信号供給点に
ついても、伝送すべき信号の波長の1/8以下に設定さ
れており、前記送受信エレメント部上における各信号供
給点間の距離は、前記電気的接続距離よりも短く設定さ
れていることを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の信号伝送装置によれば、
前記信号分配部の信号入出力点と、前記送受信エレメン
ト部の複数の信号供給点との間の電気的接続距離は、い
ずれの信号供給点についても一定であり、伝送すべき信
号の波長の1/8以下に設定されているので、信号入出
力点と信号供給点との間のインピーダンスが一定値に保
たれ、利得の変動が抑制され、信号の正確かつ安定な伝
送が行われる。また、前記送受信エレメント部上におけ
る各信号供給点間の距離は、前記電気的接続距離よりも
短く設定されているので、その結果として前記送受信エ
レメント部上に多数の信号供給点が設けられることにな
り、送信部においては信号が多数の信号供給点に供給さ
れ、受信部においては信号が多数の信号供給点から出力
されるので、エレメント相互間の伝播強度の分布がより
一層平均化される。
【0015】請求項2に記載の信号伝送装置は、前記請
求項1に記載の信号伝送装置において、前記送受信エレ
メント部の信号供給点と、前記信号分配部の信号分配点
とはスルーホールメッキにより電気的に接続されている
ことを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の信号伝送装置によれば、
前記送受信エレメント部の信号供給点と、前記信号分配
部の信号分配点とをスルーホールメッキにより電気的に
接続したことにより、リード線等を用いる場合に比べ
て、各装置間でのインピーダンス等の特性のばらつきを
減少させ、利得の変動が抑制されてより一層正確かつ安
定な伝送が行われる。
【0017】請求項3に記載の信号伝送装置は、前記請
求項1または請求項2に記載の信号伝送装置において、
前記信号分配部は、絶縁基板上に、前記信号入出力点と
前記信号分配点を結ぶ信号パターンと、該絶縁基板外縁
部及び中央部に設けられたグランドパターンとを有し、
前記信号パターンは、前記グランドパターンに囲まれ、
それぞれの引き回し長さが一致するように円弧状または
折り返されて引き回されていることを特徴とする。
【0018】請求項3に記載の信号伝送装置によれば、
前記信号分配部は、絶縁基板上に、前記信号入出力点と
前記信号分配点を結ぶ信号パターンと、該絶縁基板外縁
部及び中央部に設けられたグランドパターンとを有し、
信号入出力点と前記信号分配点を結ぶ信号パターンは、
前記グランドパターンに囲まれ、それぞれの引き回し長
さが一致するように円弧状または折り返されて引き回さ
れているので、信号入出力点から信号分配点までのイン
ピーダンスを一定値に保つと共に、信号分配時における
位相ずれが防止される。
【0019】請求項4に記載の信号伝送装置は、前記請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の信号伝送装置に
おいて、前記送信部側の信号供給点と、前記受信部側の
信号供給点とは互いに数が異なるように設定されている
ことを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の信号伝送装置によれば、
前記送信部側の信号供給点と、前記受信部側の信号供給
点とは互いに数が異なるように設定されているので、送
信部と受信部との組み合わせの自由度を向上させつつ、
上述のように一定に保たれたインピーダンスにより、利
得の変動が抑制されて正確かつ安定な伝送が行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。なお、本発明のアンテナは送
受信兼用であり、常時双方向で送受信可能であるが、説
明上一方を送信部、他方を受信部として以下に示す。
【0022】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、
信号伝送装置1の斜視図である。図示のように、信号伝
送装置1は、送信側のハウジング2と受信側のハウジン
グ3が、上下方向に回転可能に結合されて一体となり、
密閉されることにより電磁シールドされている。従っ
て、送信部と受信部は、送信側のハウジング2が回転し
ても互いに常に対向しており、情報信号を安定的に授受
できる。さらに、電磁シールドされているので外部から
のノイズの影響を受けることがない。また、外部に対し
ての雑音源ともならない。前記送信側のハウジング2及
び受信側のハウジング3は例えばAl(アルミニウム)
等により形成される。
【0023】図2は信号伝送装置1の構成をさらに詳し
く説明するための平面図であり、図2に示すように、受
信側のハウジング3には貫通孔5が設けられており、送
信側のハウジング2の軸部4は、該貫通孔5に軸受6を
介して回転可能に支持されている。
【0024】また、送信側のハウジング2の収納部7に
は、送信アンテナエレメント基板8が収納され、同様に
受信側のハウジング3の収納部9には、受信アンテナエ
レメント基板10が収納されており、これらの基板は、
図3に示すように多層構造となっている。なお、図3に
は説明の簡単のため、送信側の基板及びハウジングのみ
を示しているが、構成は受信側も同様である。
【0025】本実施形態においては、送信アンテナエレ
メント基板8は、図3(A)に示すように7層構造とな
っており、層を構成する各基板は、ハウジング2に収納
可能なように、それぞれがドーナッツ形状の基板となっ
ている。
【0026】まず、ハウジング2の底部には、厚さ0.
4mmのガラスエポキシ基板からなる絶縁層11が設け
られており、該絶縁層11には図3(B)に示すように
2つのスルーホール12が設けられている。このスルー
ホール12は、図3(A)に示す同軸ケーブル13から
の信号線とグランド線を、後述する信号入出力点とグラ
ンド点に接続させるためのものである。
【0027】この絶縁層11の上には、同軸ケーブル1
3からの信号を、後述するエレメント層に分配するため
の信号分配部としての信号分配層14が設けられてい
る。該信号分配層14は、図3(C)に示すように、前
記絶縁層11に銅等の導電体により形成されたパターン
であり、外縁部と中央部にはグランドパターン15が設
けられ、該グランドパターン15に囲まれて、信号入出
力点16から4つの信号分配点17までの引き回しパタ
ーン18,19が設けられている。また、前記信号入出
力点16の近傍には、前記グランドパターン15と接続
されたグランド点20が設けられている。
【0028】この信号分配層14の上には、ガラスエポ
キシ基板からなる絶縁層21が設けられており、該絶縁
層21の厚さは、接着層も含めて1.6mmとなってい
る。また、該絶縁層21にも、図3(D)に示すよう
に、信号分配点17に対応するスルーホール22と、信
号入出力点に対応するスルーホール23が設けられてい
る。
【0029】そして、この絶縁層21の上には、図3
(E)銅等の導電体で形成されたパターンからなるグラ
ンド層24が設けられており、前記スルーホール22,
23の周囲には所定の間隔を設けるようにパターンが形
成されている。このスルーホールの周囲のパターンは、
図3(F)に示すように、直径0.6mmのスルーホー
ルに対して、直径2.8mmの穴が設けられるようにな
っている。
【0030】このグランド層24の上には、接着層も含
めて厚さ1.6mmのガラスエポキシ基板からなる絶縁
層25が設けられている。該絶縁層25には、図3
(G)に示すように、前記信号分配点17に対応するス
ルーホール26が設けられている。
【0031】また、前記絶縁層25の上には、図3
(H)に示すような銅等の導電体で形成されたパターン
からなる送受信エレメント部としての送信エレメント層
28が設けられており、該送信エレメント層28上に
は、図3(H)に示すように、前記信号分配点17に対
応する信号供給点28が4箇所に設けられている。
【0032】そして、受信側と対向する最上層には、図
3(I)に示すように、スルーホールの設けられていな
い厚さ0.4mmのガラスエポキシ基板からなる絶縁層
29が設けられており、前記送信エレメント層28を保
護している。
【0033】以上に説明した各基板は、上述の順に積層
され、位置決めが行われた後、各基板同士を接着するこ
とにより一体化される。また、前記送信エレメント層の
信号供給点28と前記信号分配層14の信号分配点17
とは、図3(A)に示すようにスルーホールメッキ30
により電気的に接続されており、同様にグランド層24
と信号分配層14のグランド点20、及び信号分配層1
4の信号入出力点16もスルーホールメッキ30により
電気的に接続されている。
【0034】また、本実施形態においては、インピーダ
ンス整合用のパッド(固定型アッテネータ)31を同軸
ケーブル13と信号入出力点16及びグランド点20の
間に接続している。このパッド31は、前記の送信アン
テナエレメント基板を構成する基板とは別の基板を付加
し、信号分配層16の前に実装するものである。
【0035】パッド31は、インピーダンス50Ω(3
dB)で、本実施形態では、図3に示すようにπ型のも
のを用いている。図3においてR1は292.40Ω、
R2は17.61Ωである。また、対向する受信部も同
一仕様とする。
【0036】このようにパッド31を用いることによ
り、コイルを用いた場合に比べて高周波特性を劣化させ
ることなく、インピーダンス整合性をより一層高めるこ
とができ、送受信エレメント間における高帯域の信号に
対する伝送特性の変動を抑制することができる。
【0037】さらに、本実施形態では、信号分配層14
のパターン19を図3(C)に示すように折り返して引
き回すことにより、前記信号入出力点16からいずれの
信号供給点28までの長さも伝送波長のλ/8の長さと
なるようにしている。
【0038】このようなスルーホールメッキ及び信号分
配層の引き回しパターンにより、信号を送信エレメント
の複数の信号供給点に均等に供給し、また、受信エレメ
ントの複数の信号供給点から均等に信号を出力するた
め、各信号供給点毎の信号の振幅の変動や位相のずれ等
も生じず、同一の条件でエレメントから放射させること
ができ、エレメント相互間の信号の伝播強度の分布を平
均化させることができる。
【0039】さらに、本実施形態においては、図4に示
すように、信号入出力点16と信号供給点28の間の長
さをBとし、信号供給点28の弧の長さをAとした時、
A<Bの関係が維持されるように構成されている。
【0040】その結果、信号供給点が多数設けられるこ
とになり、信号の伝播強度の片寄りがさらに平均化さ
れ、より変動の少ない信号伝送が可能となる。また、上
述のような多層構造により、信号入出力点16、信号分
配点17、信号供給点28等の信号端子部とグランド
部、基板と基板、ハウジングと信号端子部については、
一定の距離を確保し、一定のインピーダンスを保持する
ようになっている。本実施形態では、インピーダンスは
50Ωである。
【0041】また、信号分配層14の信号分配点17の
周囲にはグランド部15が取り囲むよう配置されてお
り、インピーダンスの安定化を図っている。さらに、上
述のように、送信エレメント層28と信号分配層14と
の間にグランド層24を設ける構成としたため、送信エ
レメント層28と信号分配層14のインピーダンスをよ
り一層安定化させることができる。
【0042】また、上述のように、信号供給点28と信
号分配点17とをスルーホールメッキ30により接続し
たため、リード線等を用いる場合に比べ、各装置でのイ
ンピーダンス等の特性のばらつきを減少させることがで
きる。また、その長さは4箇所の各点においてそれぞれ
等しい長さであり、さらに信号分配層14のパターン1
8,19も等しい長さに形成されているため、結果とし
て、信号入出力点16から信号供給点28までの長さ
は、いずれも等しくなっいる。従って、この間のインピ
ーダンスもそれぞれ等しく、一定になっている。
【0043】以上のように、本発明の信号伝送装置は、
インピーダンスの安定化を図ると共に、伝播強度の片寄
りを防ぎ、送信エレメントの複数の信号供給点に一定の
インピーダンスで安定した信号の供給を行い、受信エレ
メントの複数の信号供給点から一定のインピーダンスで
安定した信号の取り出しを行うことができる。
【0044】特に、インピーダンスを50Ωに一定に保
つことにより、送受信エレメント部への外乱により生じ
るノイズやエレメント部の物理的形状のばらつき等に起
因するエレメント部の容量の変動等の影響を抑制して、
高い周波数帯域の信号を安定して伝送することができ
る。
【0045】図5に本発明に係る信号伝送装置1による
伝送特性を示す。図5からわかるように、図9に示す従
来の場合と比較して、伝送信号の帯域内で利得の変動が
抑制されており、かつ、帯域幅が広がっている。従っ
て、従来の装置にに比べて装置を大型化することなく、
高い周波数帯域の信号の伝送を行うことができると共
に、多チャンネル化を容易に実現することができる。な
お、図5の伝送特性の測定の際には、信号伝送装置1内
において、送信部の絶縁層29と受信部の絶縁層29
を、約0.8mmの間隔で対向させた。
【0046】次に、送受信エレメントとハウジングとの
関係について説明する。図3に示すように、信号伝送装
置1においては、送信アンテナエレメント基板8、ハウ
ジング2により外部から電磁波シールドされている。従
って、本発明の信号伝送装置によれば、高い周波数帯域
の信号に対しても、送信エレメントから受信エレメント
へ伝播する割合が増加し、伝送効率の改善を図ることが
できる。なお、本実施形態では、送信アンテナエレメン
ト基板8と受信アンテナエレメント基板10をハウジン
グ2,3の収納部7,9に収納するようにしたが、本発
明はこれに限られるものではなく、ハウジング2,3と
は別体のアルミニウム等で形成されたケースに前記送信
アンテナエレメント基板8及び受信アンテナエレメント
基板10を収納した後、前記ハウジング2,3に収納す
るようにしても良い。
【0047】さらに、本実施形態では、最上層の絶縁層
29に、ガラスエポキシ系素材の保護層を用いているこ
とも特徴としている。この保護層により、エレメントの
耐食性が向上し、エレメント位置の設定が容易となり、
エレメントを他の部材等との接触から保護し、さらには
エレメントに異物が付着するのを防止することができ
る。従って、送信エレメントと受信エレメントの間隙を
所定値に設定する際に、一旦送信エレメント上の絶縁層
29と受信エレメント層上の絶縁層29とを当接させ、
前記間隙を計測しながら引き離すという作業を行って
も、送信エレメント層及び受信エレメント層を損傷から
防ぐことができる。
【0048】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図6に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0049】本実施形態は、図6に示すように、全基板
を覆うようにグランドパターン32を設け、ハウジング
2の内側面と接触させる。また、グランド層及び信号分
配層のグランド部とも接続させる。
【0050】このようにグランドパターンを設けること
により、インピーダンスをより一層安定化させることが
でき、同軸ケーブルと同様に、高い周波数帯域の信号に
対して、利得の変動を抑制しつつ、正確かつ安定な伝送
を行うことができる。
【0051】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。なお、第1の実施形態との
共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0052】上述の実施形態においては、送信側と受信
側の信号供給点を共に4個としたが、本発明はこれに限
られるものではなく、送信側と受信側で信号供給点の数
を変えるようにしても良い。
【0053】このように構成することにより、送信部と
受信部との組み合わせの自由度が広がり、例えば、送信
部から受信部にかけての形状を円錐形状とした信号伝送
装置も提供することができる。従って、信号伝送装置の
外部形状に左右されることなく、様々な装置への適用が
可能となる。
【0054】なお、上述した実施形態においては、送信
アンテナエレメント基板及び受信アンテナエレメント基
板を多層化する場合について説明したが、本発明はこれ
に限られるものではなく、信号入出力点と送受信エレメ
ントとの信号供給点をバランを用いて接続し、信号の分
配を行うようにした装置にも適用可能である。
【0055】また、上述した各実施形態では、送信側と
受信側の双方の構成を同一の構成とする場合について説
明したが、本発明はこれに限られるものではなく、送信
側または受信側の少なくともいずれか一方を上述のよう
な構成とすることによっても、従来の装置に比べて優れ
た効果を奏することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
信号伝送装置によれば、前記信号分配部の信号入出力点
と、前記送受信エレメント部の複数の信号供給点との間
の電気的接続距離を、いずれの信号供給点についても一
定とし、伝送すべき信号の波長の1/8以下に設定した
ので、信号入出力点と信号供給点との間のインピーダン
スを一定値に保つことができ、利得の変動を抑制し、信
号の正確かつ安定な伝送を行うことができる。また、前
記送受信エレメント部上における各信号供給点間の距離
を、前記電気的接続距離よりも短く設定したので、前記
送受信エレメント部上に多数の信号供給点が設けられる
ことになり、エレメント相互間の伝播強度の分布をより
一層平均化させることができる。
【0057】請求項2に記載の信号伝送装置によれば、
前記送受信エレメント部の信号供給点と、前記信号分配
部の信号分配点とをスルーホールメッキにより電気的に
接続したので、リード線等を用いる場合に比べて、各装
置間でのインピーダンス等の特性のばらつきを減少させ
ることができ、利得の変動を抑制し、より一層正確かつ
安定な伝送を行うことができる。
【0058】請求項3に記載の信号伝送装置によれば、
前記信号分配部は、絶縁基板上に、前記信号入出力点と
前記信号分配点を結ぶ信号パターンと、該絶縁基板外縁
部及び中央部に設けられたグランドパターンとを有し、
信号入出力点と前記信号分配点を結ぶ信号パターンは、
前記グランドパターンに囲まれ、それぞれの引き回し長
さが一致するように円弧状または折り返して引き回した
ので、信号入出力点から信号分配点までのインピーダン
スを一定値に保つことができると共に、信号分配時にお
ける位相ずれを防止することができる。
【0059】請求項4に記載の信号伝送装置によれば、
前記送信部側の信号供給点と、前記受信部側の信号供給
点とは互いに数が異なるように設定したので、送信部と
受信部との組み合わせの自由度を向上させることがで
き、上述のように一定に保たれたインピーダンスによ
り、利得の変動を抑制し、正確かつ安定な伝送を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における信号伝送装置
の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における信号伝送装置
の概略構成を示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における信号伝送装置
の送信アンテナエレメント基板の構成を示す断面図及び
平面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における信号伝送装置
の信号入出力点から信号供給点までの距離の関係を説明
するための模式図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における信号伝送装置
の信号伝達特性を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における信号伝送装置
の送信アンテナエレメント基板の構成を示す断面図であ
る。
【図7】従来の信号伝送装置の送信アンテナエレメント
基板の構成を示す断面図である。
【図8】従来の信号伝送装置の構成を示す図である。
【図9】従来の信号伝送装置の伝送特性を示す図であ
る。
【符号の説明】 1…信号伝送装置 2…送信側のハウジング 3…受信側のハウジング 4…送信側のハウジングの軸部 8…送信アンテナエレメント基板 10…受信アンテナエレメント基板 11…絶縁層 14…信号分配層 21…絶縁層 24…グランド層 25…絶縁層 27…送信エレメント層 29…絶縁層 30…スルーホールメッキ 31…インピーダンス整合用パッド 32…グランドパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 豊和 北海道石狩市新港中央3の761の6 株式 会社フォース内 (72)発明者 森下 明 北海道石狩市新港中央3の761の6 株式 会社フォース内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定の間隔を保持して対向しつ
    つ、相対的に回転可能に設けられた送信部及び受信部間
    で信号を伝送する信号伝送装置であって、前記送信部と
    受信部の少なくともいずれか一方に、 導電体上に複数の信号供給点を備えた送受信エレメント
    部と、 導電体上に複数の信号分配点と、伝送されるべき信号に
    ついての信号入出力点とを備え、該信号分配点を介して
    該信号入出力点と前記送受信エレメント部上の複数の信
    号供給点との間に前記伝送されるべき信号を分配する信
    号分配部とを備え、 前記信号分配部上の信号入出力点と、前記送受信エレメ
    ント部上の複数の信号供給点との間の電気的接続距離
    は、いずれの信号供給点についても、伝送すべき信号の
    波長の1/8以下に設定されており、前記送受信エレメ
    ント部上における各信号供給点間の距離は、前記電気的
    接続距離よりも短く設定されている、 ことを特徴とする信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記送受信エレメント部の信号供給点
    と、前記信号分配部の信号分配点とはスルーホールメッ
    キにより電気的に接続されていることを特徴とする請求
    項1に記載の信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記信号分配部は、絶縁基板上に、前記
    信号入出力点と前記信号分配点を結ぶ信号パターンと、
    該絶縁基板外縁部及び中央部に設けられたグランドパタ
    ーンとを有し、前記信号パターンは、前記グランドパタ
    ーンに囲まれ、それぞれの引き回し長さが一致するよう
    に円弧状または折り返されて引き回されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の信号伝送装
    置。載の信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記送信部側の信号供給点と、前記受信
    部側の信号供給点とは互いに数が異なるように設定され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求高3のいずれ
    かに記載の信号伝送装置。
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