JPH1012483A - 積層型電子部品の製造方法 - Google Patents

積層型電子部品の製造方法

Info

Publication number
JPH1012483A
JPH1012483A JP9085248A JP8524897A JPH1012483A JP H1012483 A JPH1012483 A JP H1012483A JP 9085248 A JP9085248 A JP 9085248A JP 8524897 A JP8524897 A JP 8524897A JP H1012483 A JPH1012483 A JP H1012483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ceramic green
green sheet
conductive film
ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9085248A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3331900B2 (ja
Inventor
Osamu Kano
修 加納
Ikushi Yoshida
育史 吉田
Atsuo Senda
厚生 千田
Yukio Sakabe
行雄 坂部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP08524897A priority Critical patent/JP3331900B2/ja
Publication of JPH1012483A publication Critical patent/JPH1012483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3331900B2 publication Critical patent/JP3331900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 導電膜を均一に薄く形成し、小型化と高機能
化を図り、安全で、低コスト化が可能な積層形電子部品
の製造方法を提供する。 【解決手段】 長尺のキャリアフィルム1上にその長手
方向にわたって連続的に形成されたセラミックグリーン
シート2上に導電膜5を形成する工程と、キャリアフィ
ルム1をセラミックグリーンシート2から剥離する工程
と、導電膜5が形成された複数枚のセラミック積層体を
用意し、それを焼結する工程とを備え、導電膜5を形成
する工程は、セラミックグリーンシート2上にシュウ酸
銅とパラジウム塩とアルカリ溶液とを含む親水性の活性
化触媒液を付与して形成した感光膜3の特定の領域に光
を照射して金属パラジウム4を析出させ、感光膜3で光
が照射されなかった領域を水で洗い流す工程と、金属パ
ラジウム4が析出したセラミックグリーンシート2に無
電解めっきを施す工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、積層コン
デンサ、積層コイル、積層圧電部品、積層バリスタなど
の積層型電子部品の製造方法に関し、より詳しくは、導
電膜を無電解めっきによって形成する積層型電子部品の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、積層型電子部品の一つである
積層コンデンサを製造するには、例えば、次のような製
造方法が用いられていた。
【0003】すなわち、セラミックグリーンシート上に
内部電極となる導電膜を形成し、導電膜が形成された複
数枚のセラミックグリーンシートを用意し、このセラミ
ックグリーンシートを積層してセラミック積層体を得、
このセラミック積層体を焼結した後、外部電極となる導
電膜を付与して、積層コンデンサを製造していた。
【0004】そして、セラミックグリーンシート上に内
部電極となる導電膜を形成する方法としては、通常、ス
クリーン印刷法が用いられていた。(以下、「従来技術
1」とする。) 一般に、このような積層コンデンサにおいては、小型
化、高容量化が要求されており、小型化、高容量化を図
るには、セラミックグリーンシートや内部電極となる導
電膜の厚さを薄くすることが考えられる。
【0005】しかし、スクリーン印刷法より、セラミッ
クグリーンシート上に内部電極となる導電膜を均一に薄
く形成することには限界があり、セラミックグリーンシ
ートを積層してセラミック積層体を得た際に、内部電極
となる導電膜が形成されている部分と、内部電極となる
導電膜が形成されていない部分との厚さの違いから段差
が発生した。この段差の発生により、積層コンデンサの
電気的特性に影響を及ぼすことがあった。この問題は、
セラミックグリーンシートの厚さが薄くなる程、顕著と
なった。
【0006】このような問題を克服するするため、セラ
ミックグリーンシートに内部電極となる導電膜を形成す
る方法として、スクリーン印刷法に換え、無電解めっき
を用いることが研究されている。
【0007】無電解めっきにより、セラミックグリーン
シートに内部電極となる導電膜を形成する方法の一つと
して、以下に示す方法がある。
【0008】すなわち、ポリエステルフィルムなどのキ
ャリアフィルム上の全面に、無電解めっきにより導電膜
を形成し、エッチングによりこの導電膜を所定形状にパ
ターン化する。導電膜がパターン化されたキャリアフィ
ルム上にセラミックグリーンシートを形成し、その後キ
ャリアフィルムをセラミックグリーンシートから剥離し
て、導電膜をセラミックグリーンシートに転写する。こ
れにより、内部電極となる導電膜が形成されたセラミッ
クグリーンシートが得られる。(以下、「従来技術2」
とする。) また、無電解めっきを用いた別の方法として、以下に示
す方法がある。
【0009】すなわち、特開昭63−169015号に
示されているように、セラミックグリーンシート上の所
定箇所に、スタンピング法や印刷法により、活性化触媒
液を選択的に付与し、活性化触媒液が選択的に付与され
たセラミックグリーンシートを無電解めっき浴に浸漬
し、セラミックグリーンシート上の活性化触媒液が付与
された部分に内部電極となる導電膜を形成する方法であ
る。(以下、「従来技術3」とする。)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の無電解めっきに
より導電膜を形成する方法によれば、スクリーン印刷法
を用いた従来技術1と比較して、セラミックグリーンシ
ート上に、導電膜を均一に薄く形成することができる。
したがって、積層した際に、セラミック積層体に段差が
発生することを防止できる。
【0011】しかし、従来の無電解めっきにより導電膜
を形成する方法には、以下に示す問題点があった。
【0012】まず、上記した従来技術2の場合には、キ
ャリアフィルムの全面に形成した導電膜をエッチングに
より所定形状にパターンニングするために、多量の有機
溶剤や酸を使用しなければならない。有機溶剤や酸の使
用は、コストアップの原因となった。
【0013】また、多量の有機溶剤や酸を使用するた
め、キャリアフィルムを溶解または膨潤させることがあ
った。
【0014】一方、上記した従来技術3の場合には、セ
ラミックグリーンシート上の所定箇所に、スタンピング
法や印刷法により、活性化触媒液を選択的に付与するた
め、スタンピング法や印刷法の解像度や位置精度に限界
があり、導電膜の微細化が困難であった。
【0015】よって、本発明の目的は、導電膜を均一に
薄く形成することができるとともに、導電膜の微細化が
可能で、小型化と高機能化を図ることができ、安全で、
低コスト化が可能な積層型電子部品の製造方法を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の積層型電子部品
の製造方法は、第1の発明と第2の発明と第3の発明と
からなる。
【0017】第1の発明は、セラミックグリーンシート
を用意する工程と、セラミックグリーンシート上に導電
膜を形成する工程と、導電膜が形成された複数枚のセラ
ミックグリーンシートを積層し、セラミック積層体を用
意する工程と、前記セラミック積層体を焼結する工程と
を備え、前記セラミックグリーンシート上に導電膜を形
成する工程は、セラミックグリーンシート上に親水性の
活性化触媒液を付与して、活性化触媒液からなる感光膜
を形成する工程と、前記感光膜に光を照射して活性化触
媒を析出させる工程と、前記活性化触媒が析出した前記
セラミックグリーンシートを無電解めっき浴に浸漬し、
前記セラミックグリーンシートに無電解めっきを施す工
程と、を有することを特徴とする。
【0018】また、第2の発明は、長尺のキャリアフィ
ルムを用意する工程と、キャリアフィルム上に導電膜を
形成する工程と、導電膜が形成されたキャリアフィルム
上にセラミックグリーンシートを形成する工程と、セラ
ミックグリーンシートからキャリアフィルムを剥離し、
導電膜をセラミックグリーンシートへ転写する工程と、
導電膜が転写された複数枚のセラミックグリーンシート
を積層し、セラミック積層体を用意する工程と、前記セ
ラミック積層体を焼結する工程とを備え、前記キャリア
フィルム上に導電膜を形成する工程は、キャリアフィル
ム上に親水性の活性化触媒液を付与して、活性化触媒液
からなる感光膜を形成する工程と、前記感光膜に光を照
射して活性化触媒を析出させる工程と、前記活性化触媒
が析出した前記キャリアフィルムを無電解めっき浴に浸
漬し、前記キャリアフィルムに無電解めっきを施す工程
と、を有することを特徴とする。
【0019】また、第3の発明は、樹脂フィルムを用意
する工程と、樹脂フィルム上に導電膜を形成する工程
と、導電膜が形成された複数枚の樹脂フィルムを積層
し、樹脂フィルム積層体を用意する工程とを備え、前記
樹脂フィルム上に導電膜を形成する工程は、樹脂フィル
ム上に親水性の活性化触媒液を付与して、活性化触媒液
からなる感光膜を形成する工程と、前記感光膜に光を照
射して活性化触媒を析出させる工程と、前記活性化触媒
が析出した前記樹脂フィルムを無電解めっき浴に浸漬
し、前記樹脂フィルムに無電解めっきを施す工程と、を
有することを特徴とする。
【0020】第1の発明、第2の発明、および第3の発
明によれば、感光膜に光を照射して活性化触媒を析出さ
せ、活性化触媒が析出した樹脂フィルム、キャリアフィ
ルムまたはグリーンシートに無電解めっきを施すので、
従来技術3のスタンピング法や印刷法を用いる場合と比
較して、位置精度や解像度が高く、微細な導電膜の形成
が可能である。
【0021】また、第1の発明、第2の発明、および第
3の発明によれば、活性化触媒液が親水性であることに
より、有機溶剤を用いることなく、水系の処理操作で導
電膜を形成することができる。
【0022】また、第1の発明、および第2の発明によ
れば、無電解めっきにより導電膜を形成できるので、従
来技術1のようにスクリーン印刷により導電膜を形成し
た場合と比較して、導電膜の厚さを均一に薄くすること
ができる。
【0023】また、第1の発明においては、前記セラミ
ックグリーンシートが、長尺のキャリアフィルム上に、
その長手方向にわたって連続的に形成されたものであ
り、セラミックグリーンシートを積層し、セラミック積
層体を用意する工程の前に、このキャリアフィルムをセ
ラミックグリーンシートから剥離する工程を備えること
が望ましい。
【0024】この場合には、セラミックグリーンシート
は、積層工程の直前まで、キャリアフィルム上に支持さ
れ、機械的強度が維持されるので、セラミックグリーン
シートの取扱いが容易となる。
【0025】また、第1の発明、第2の発明、および第
3の発明においては、前記活性化触媒液が、シュウ酸銅
とパラジウム塩とアルカリ溶液とを含む親水性の活性化
触媒液、またはシュウ酸亜鉛と銅塩とパラジウム塩とア
ルカリ溶液とを含む親水性の活性化触媒液であることが
望ましい。
【0026】また、第1の発明、第2の発明、および第
3の発明においては、前記感光膜に光を照射して活性化
触媒を析出させる工程において、前記光は前記感光膜の
特定の領域にのみ照射され、さらに、前記感光膜におけ
る前記光が照射されなかった領域を水または水を主成分
とする液体で洗い流すことが望ましい。
【0027】この場合には、多量の水または水を主成分
とする液体を使用して、光が照射されなかった感光膜の
領域を洗い流すことができる。そのため、不要な感光膜
の完全な除去を行なって、導電膜の解像度を高めること
が容易となる。
【0028】また、この場合には、現像工程で用いた水
が残存していても、それに煩わされることなく、次の無
電解めっき工程を直ちに実施することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層型電子部
品の製造方法の実施例につき、添付図面を参照して説明
する。
【0030】実施例1 積層型電子部品の製造方法に係る第1の発明を、積層型
電子部品の一つである積層コンデンサに適用した場合を
実施例1とし、以下この実施例1について説明する。
【0031】実施例1の全工程の概略は以下の通りであ
る。
【0032】まず、長尺のキャリヤフィルム上に、その
長手方向に沿って連続的に形成されたセラミックグリー
ンシートを用意する。
【0033】ここで、キャリアフィルムとしては、例え
ば、ポリエステルフィルムを用いることができる。
【0034】また、セラミックグリーンシートは、例え
ば、セラミックスラリーをドクターブレード法によりキ
ャリアフィルム上にコーティングし、乾燥させたもので
ある。セラミックグリーンシートの乾燥後の膜厚は、5
μm〜50μmである。また、このセラミックスラリー
は、例えば、チタン酸バリウム等からなる酸化物原料粉
末を、ポリビニルブチラールをバインダーとして、エタ
ノールおよびトルエンからなる溶媒により分散させたも
のである。
【0035】次に、キャリヤフィルムに支持されたセラ
ミックグリーンシート上に、内部電極となる導電膜を無
電解めっきにより形成する。この工程の詳細については
後述する。
【0036】次に、導電膜が形成された複数枚のセラミ
ックグリーンシートを積層し、セラミック積層体を用意
する。
【0037】この積層工程は、例えば、特公平7−54
779号に示されるような公知の加工方法により実施す
ることができる。
【0038】すなわち、内部に吸引手段を有するカッテ
ィングヘッドを用いて、キャリヤフィルムに支持された
セラミックグリーンシートを、導電膜とともに所定形状
に切断する。このとき、キャリアフィルムは切断されな
い。そして、カッティングヘッドに内蔵された吸引手段
により、所定形状に切断されたセラミックグリーンシー
トをキャリアフィルムから剥離し、他のセラミックグリ
ーンシートから分離する。キャリアフィルムから剥離さ
れたセラミックグリーンシートは、同じ方法によりキャ
リアフィルムから剥離された別のセラミックグリーンシ
ートと積層される。以上の工程を繰り返すことにより、
セラミック積層体が得られる。
【0039】セラミックグリーンシートは、カッティン
グヘッドに設けられたカット刃内ににおいて積層しても
良いし、カッティングヘッドにより、別に用意した積層
ステーションに移送し、積層ステーションにおいて積層
しても良い。
【0040】その後、セラミック積層体は、必要に応じ
て加圧プレスされ、さらに所定形状に切断される。これ
により、チップ状のセラミック積層体が得られる。
【0041】次に、チップ状のセラミック積層体を11
00℃〜1400℃の酸化性雰囲気中または中性雰囲気
中で焼結し、その後チップ状のセラミック積層体の端面
に外部電極を形成する。これにより、積層コンデンサが
完成する。なお、チップ状のセラミック積層体を構成す
るセラミックグリーンシート中に含まれるバインダー
(ポリビニルブチラール)は、チップ状のセラミック積
層体の焼結前に燃焼する。
【0042】次に、キャリヤフィルムに支持されたセラ
ミックグリーンシート上に、内部電極となる導電膜を無
電解めっきにより形成する工程の詳細について説明す
る。
【0043】図1は、キャリヤフィルムに支持されたセ
ラミックグリーンシート上に、内部電極となる導電膜を
無電解めっきにより形成する工程を示す工程説明図であ
る。
【0044】まず、図1(a)に示すように、キャリア
フィルム1上に形成されたセラミックグリーンシート2
上に、親水性の活性化触媒液をローラーコートあるいは
霧状にして吹き付けることにより付与し、乾燥させ、活
性化触媒液からなる感光膜3を形成する。
【0045】このとき、活性化触媒液として、親水性の
活性化触媒液を用いているので、ポリエステルフィルム
からなるキャリアフィルム1や、セラミックグリーンシ
ート2中に含まれるポリビニルブチラールからなるバイ
ンダーが溶解したり、膨潤したりすることがない。
【0046】活性化触媒液としては、シュウ酸銅とパラ
ジウム塩とアルカリ溶液とを含む親水性の活性化触媒液
を用いた。
【0047】パラジウム塩としては、塩化パラジウムを
用いることができる。アルカリ溶液としては、アンモニ
ア水を用いることができる。
【0048】次に、図1(b)に示すように、石英・ク
ロムフォトマスクを介して、感光膜3にエキシマランプ
(波長:172nm)からの紫外線を20秒間照射して
導電膜を形成すべき部分に金属パラジウム4を析出させ
る。
【0049】次に、図1(c)に示すように、感光膜3
における前記紫外線が照射されなかった領域を水または
水を主成分とする液体で洗い流す。
【0050】このとき、水または水を主成分とする液体
により現像できるのは、活性化触媒液として、親水性の
活性化触媒液を用いているからである。したがって、ポ
リエステルフィルムからなるキャリアフィルム1や、セ
ラミックグリーンシート2中に含まれるポリビニルブチ
ラールからなるバインダーが溶解したり、膨潤したりす
ることがない。
【0051】次に、図1(d)に示すように、金属パラ
ジウム4が析出したセラミックグリーンシート2を、銀
およびパラジウムを含有する無電解めっき浴(60℃)
に10分間浸漬し、セラミックグリーンシート2の金属
パラジウム4が析出した部分に無電解めっきを施す。こ
れにより、キャリヤフィルム1に支持されたセラミック
グリーンシート2上に、内部電極となる導電膜5が形成
される。
【0052】なお、図1においては、金属パラジウム
4、導電膜5を強調するため、金属パラジウム4、導電
膜5の厚さを、実際よりも厚くして記載したが、実際に
は、積層時に段差が発生しない程度に薄く形成すること
ができる。また、実際には金属パラジウム4の厚さより
も、導電膜5の厚さの方が厚く形成される。
【0053】実施例2 積層型電子部品の製造方法に係る第2の発明を、積層型
電子部品の一つである積層コンデンサに適用した場合を
実施例2とし、以下この実施例2について説明する。
【0054】実施例2の全工程の概略は以下の通りであ
る。
【0055】まず、長尺のキャリヤフィルム上に、内部
電極となる導電膜を無電解めっきにより形成する。ここ
で、キャリアフィルムとしては、例えば、ポリエステル
フィルムを用いることができる。この工程の詳細につい
ては後述する。
【0056】次に、導電膜が形成されたキャリアフィル
ム上にセラミックグリーンシートをキャリアフィルムの
長手方向に沿って連続的に形成する。セラミックグリー
ンシートは、例えば、セラミックスラリーをドクターブ
レード法により導電膜が形成されたキャリアフィルム上
にコーティングし、乾燥させることで形成できる。セラ
ミックグリーンシートの乾燥後の膜厚は、5μm〜50
μmである。また、このセラミックスラリーは、例え
ば、チタン酸バリウム等からなる酸化物原料粉末を、ポ
リビニルブチラールをバインダーとして、エタノールお
よびトルエンからなる溶媒により分散させたものであ
る。
【0057】次に、セラミックグリーンシートからキャ
リアフィルムを剥離し、導電膜をキャリアフィルムから
セラミックグリーンシートへ転写する。
【0058】次に、導電膜が形成された複数枚のセラミ
ックグリーンシートを積層し、セラミック積層体を用意
する。
【0059】導電膜をキャリアフィルムからセラミック
グリーンシートへ転写する工程と、導電膜が形成された
複数枚のセラミックグリーンシートを積層する工程は、
以下に示す方法により連続的に行なうことができる。
【0060】すなわち、内部に吸引手段を有するカッテ
ィングヘッドを用いて、キャリヤフィルムに支持された
セラミックグリーンシートおよび導電膜を、所定形状に
切断する。このとき、キャリアフィルムは切断されな
い。そして、カッティングヘッドに内蔵された吸引手段
により、所定形状に切断されたセラミックグリーンシー
トをキャリアフィルムから剥離し、他のセラミックグリ
ーンシートから分離する。このとき、導電膜はセラミッ
クグリーンシートとともにキャリアフィルムから剥離さ
れ、セラミックグリーンシートに転写される。キャリア
フィルムから剥離されたセラミックグリーンシートは、
同じ方法によりキャリアフィルムから剥離された別のセ
ラミックグリーンシートと積層される。以上の工程を繰
り返すことにより、セラミック積層体が得られる。
【0061】セラミックグリーンシートは、カッティン
グヘッドに設けられたカット刃内ににおいて積層しても
良いし、カッティングヘッドにより、別に用意した積層
ステーションに移送し、積層ステーションにおいて積層
しても良い。
【0062】その後、セラミック積層体は、必要に応じ
て加圧プレスされ、さらに所定形状に切断される。これ
により、チップ状のセラミック積層体が得られる。
【0063】次に、チップ状のセラミック積層体を11
00℃〜1400℃の酸化性雰囲気中または中性雰囲気
中で焼結し、その後チップ状のセラミック積層体の端面
に外部電極を形成する。これにより、積層コンデンサが
完成する。なお、チップ状のセラミック積層体を構成す
るセラミックグリーンシート中に含まれるバインダー
(ポリビニルブチラール)は、チップ状のセラミック積
層体の焼結前に燃焼する。
【0064】次に、キャリヤフィルムに支持されたセラ
ミックグリーンシート上に、内部電極となる導電膜を無
電解めっきにより形成する工程の詳細について説明す
る。
【0065】図2は、キャリヤフィルム上に、内部電極
となる導電膜を無電解めっきにより形成する工程を示す
工程説明図である。
【0066】まず、図2(a)に示すように、キャリア
フィルム11上に、親水性の活性化触媒液をローラーコ
ートあるいは霧状にして吹き付けることにより付与し、
乾燥させ、活性化触媒液からなる感光膜13を形成す
る。
【0067】このとき、活性化触媒液として、親水性の
活性化触媒液を用いているので、ポリエステルフィルム
からなるキャリアフィルム11が溶解したり、膨潤した
りすることがない。
【0068】活性化触媒液としては、シュウ酸銅とパラ
ジウム塩とアルカリ溶液とを含む親水性の活性化触媒液
を用いる。
【0069】パラジウム塩としては、塩化パラジウムを
用いることができる。アルカリ溶液としては、アンモニ
ア水を用いることができる。
【0070】次に、図2(b)に示すように、石英・ク
ロムフォトマスクを介して、感光膜13にエキシマラン
プ(波長:172nm)からの紫外線を20秒間照射し
て導電膜を形成すべき部分に金属パラジウム14を析出
させる。
【0071】次に、図2(c)に示すように、感光膜1
3における前記紫外線が照射されなかった領域を水また
は水を主成分とする液体で洗い流す。
【0072】このとき、水または水を主成分とする液体
により現像できるのは、活性化触媒液として、親水性の
活性化触媒液を用いているからである。したがって、ポ
リエステルフィルムからなるキャリアフィルム11が溶
解したり、膨潤したりすることがない。
【0073】次に、図2(d)に示すように、金属パラ
ジウム14が析出したキャリアフィルム11を、銀およ
びパラジウムを含有する無電解めっき浴(60℃)に1
0分間浸漬し、キャリアフィルム11の金属パラジウム
14が析出した部分に無電解めっきを施す。これによ
り、キャリヤフィルム11上に、内部電極となる導電膜
15が形成される。
【0074】なお、図2においては、金属パラジウム1
4、導電膜15を強調するため、金属パラジウム14、
導電膜15の厚さを、実際よりも厚くして記載したが、
実際には、積層時に段差が発生しない程度に薄く形成す
ることができる。また、実際には金属パラジウム14の
厚さよりも、導電膜15の厚さの方が厚く形成される。
【0075】実施例3 積層型電子部品の製造方法に係る第3の発明を、積層型
電子部品の一つである積層コイルに適用した場合を実施
例3とし、以下この実施例3について説明する。
【0076】実施例3の全工程の概略は以下の通りであ
る。
【0077】まず、スルーホールを有する樹脂フィルム
に導電膜を無電解めっきにより形成する。ここで、樹脂
フィルムとしては、例えばエポキシフィルムや、ポリイ
ミドフィルムを用いることができる。導電膜は、樹脂フ
ィルムの表面にスパイラル状に連続的に形成されるとと
もに、樹脂フィルムの裏面およびスルーホールの内面に
形成される。樹脂フィルムの表面に形成されたスパイラ
ル状の導電膜と、樹脂フィルムの裏面に形成された導電
膜とは、スルーホールの内面に形成され導電膜により電
気的に接続されている。この工程の詳細については後述
する。
【0078】次に、導電膜が形成された複数枚の樹脂フ
ィルムを用意し、これらを積層し、樹脂フィルム積層体
を用意する。導電膜が形成された複数枚の樹脂フィルム
は、熱圧着またはポリイミドからなる接着剤で接合され
る。ポリイミドからなる接着剤で接合される場合には、
耐湿性にすぐれ、耐熱性が高く信頼性が高くなる。ま
た、隣接する樹脂フィルムのそれぞれの表面に形成され
たスパイラル状の導電膜は、各樹脂フィルムの裏面に形
成された導電膜およびスルーホールの内面に形成され導
電膜により、互に電気的に接続される。これにより、積
層コイルが完成する。
【0079】次に、樹脂フィルムに、導電膜を無電解め
っきにより形成する工程の詳細について説明する。
【0080】図3は、樹脂フィルムに、導電膜を無電解
めっきにより形成する工程を示す工程説明図である。
【0081】まず、図3(a)に示すように、樹脂フィ
ルム22の両面およびスルーホール22aの内面に、親
水性の活性化触媒液を1000rpm/30秒の条件で
スピンコートし乾燥させ、活性化触媒液からなる感光膜
23を形成する。
【0082】このとき、活性化触媒液として、親水性の
活性化触媒液を用いているので、エポキシフィルムや、
ポリイミドフィルム等からなる樹脂フィルム22が溶解
したり、膨潤したりすることがない。
【0083】活性化触媒液としては、シュウ酸銅とパラ
ジウム塩とアルカリ溶液とを含む親水性の活性化触媒液
を用いる。
【0084】パラジウム塩としては、塩化パラジウムを
用いることができる。アルカリ溶液としては、アンモニ
ア水を用いることができる。
【0085】次に、図3(b)に示すように、石英・ク
ロムフォトマスクを介して、感光膜23にエキシマラン
プ(波長:172nm)からの紫外線を20秒間照射
し、樹脂フィルム22を反転させ紫外線を20秒間照射
する。これにより、感光膜23の所定部分に金属パラジ
ウム24が析出させることができる。紫外線を照射する
方法であるので、スルホール22aの内面に形成した感
光膜23にも、容易に金属パラジウム24を析出させる
ことができる。
【0086】次に、図3(c)に示すように、感光膜2
3における前記紫外線が照射されなかった領域を水また
は水を主成分とする液体で洗い流す。
【0087】このとき、水または水を主成分とする液体
により現像することができるのは、活性化触媒液とし
て、親水性の活性化触媒液を用いているからである。し
たがって、エポキシフィルムや、ポリイミドフィルム等
からなる樹脂フィルム22が溶解したり、膨潤したりす
ることがない。
【0088】次に、図3(d)に示すように、金属パラ
ジウム24が析出した樹脂フィルム22を、銀およびパ
ラジウムを含有する無電解めっき浴(60℃)に10分
間浸漬し、樹脂フィルム22の金属パラジウム24が析
出した部分に無電解めっきを施す。これにより、樹脂フ
ィルム22の所定部分に、導電膜25が形成される。
【0089】なお、図3においては、金属パラジウム2
4、導電膜25を強調するため、金属パラジウム24、
導電膜25の厚さを、実際よりも厚くして記載したが、
実際には、積層時に段差が発生しない程度に薄く形成す
ることができる。また、実際には金属パラジウム24の
厚さよりも、導電膜25の厚さの方が厚く形成される。
【0090】以上の通り、積層型電子部品の製造方法に
係る第1の発明、第2の発明、および第3の発明につい
て、それぞれ一実施例に基づき説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、この発明の要旨の
範囲内で種々の変更が可能である。
【0091】すなわち、上記実施例1、実施例2、およ
び実施例3においては、親水性の活性化触媒液として、
シュウ酸銅とパラジウム塩とアルカリ溶液とを含む活性
化触媒液を用いたが、第1の発明、第2の発明、および
第3の発明は、それぞれ、これに限定されるものではな
い。例えば、シュウ酸銅とパラジウム塩とアルカリ溶液
とを含む活性化触媒液の代わりに、シュウ酸亜鉛と銅塩
とパラジウム塩とアルカリ溶液とを含む親水性の活性化
触媒液を用いても良い。この場合、パラジウム塩として
は、塩化パラジウムを用いることができる。アルカリ溶
液としては、アンモニア水、ナトリウム塩、カリウム塩
を用いることができる。また、シュウ酸亜鉛は、亜鉛塩
に置換することができる。亜鉛塩としては、塩化亜鉛や
硫酸亜鉛を用いることができる。また、銅塩としては、
シュウ酸銅、塩化銅、硫酸銅、硝酸銅を用いることがで
きる。
【0092】また、上記実施例1、実施例2、および実
施例3においては、感光膜3、13、23に紫外線を照
射して金属パラジウム4、14、24を析出させ後、感
光膜3、13、23における紫外線が照射されなかった
領域を水または水を主成分とする液体で洗い流すことと
したが、第1の発明、第2の発明、および第3の発明
は、必ずしもこの工程を必要としない。すなわち、形成
すべき導電膜の分解能をそれほど高くする必要がないと
きには、水洗による現像工程を省略して実施することが
できる。このように現像工程の省略を可能にするのは、
活性化触媒液が親水性であるからである。
【0093】また、上記実施例1、実施例2、および実
施例3においては、銀、パラジウムの無電解めっきを行
なったが、第1の発明、第2の発明、および第3の発明
はこれに限定されるものではなく、ニッケル、銅、金、
白金など、他の金属の無電解めっきを行なうことも可能
である。
【0094】また、上記実施例1、実施例2において
は、積層コンデンサを例にして説明したが、第1の発
明、および第2の発明はこれに限定されるものではな
く、積層コイル、圧電積層部品、積層バリスタなど他の
積層型電子部品にも適用可能である。
【0095】同様に、上記実施例3においては、積層コ
イルを例にして説明したが、第3の発明はこれに限定さ
れるものではなく、他の積層型電子部品にも適用可能で
ある。
【0096】また、上記実施例1においては、キャリア
フィルム1に支持されたセラミックグリーンシート2上
に導電膜5を形成し、積層工程前にキャリアフィルム1
をセラミックグリーンシート2から剥離することとした
が、第1の発明はこれに限定されるものではなく、セラ
ミックグリーンシート2上に導電膜5を形成し、カッテ
ィングヘッド内で積層した後、キャリアフィルム1をセ
ラミックグリーンシート2から剥離しても良い。また、
導電膜5を形成する前にキャリアフィルム1をセラミッ
クグリーンシート2から剥離しても良い。
【0097】また、上記実施例1においては、キャリア
フィルム1に支持されたセラミックグリーンシート2上
に導電膜5を形成し、キャリアフィルム1をセラミック
グリーンシート2から剥離し積層することとしたが、第
1の発明はこれに限定されるものではなく、キャリアフ
ィルム上に第1のセラミックグリーンシートを形成し、
第1のセラミックグリーンシート上に導電膜を形成し、
さらに導電膜上に第2のセラミックグリーンシートを形
成した後、第1のセラミックグリーンシートと第2のセ
ラミックグリーンシートとの間に導電膜を内蔵したセラ
ミックグリーンシートを積層しても良い。キャリアフィ
ルムは導電膜を形成する前に、第1のセラミックグリー
ンシートから剥離しておくこともできるし、第2のセラ
ミックグリーンシートを形成した後で第1のセラミック
グリーンシートから剥離しても良いし、また積層後に第
1のセラミックグリーンシートから剥離しても良い。こ
の場合には、導電膜は無電解めっきにより均一に薄く形
成されていることに加え、第1のセラミックグリーンシ
ートと第2のセラミックグリーンシートの間に埋設され
ているので、積層時に段差が発生することを防止する上
で有効である。
【0098】また、上記実施例1および実施例2におい
ては、それぞれ長尺のセラミックグリーンシート2や長
尺のキャリアフィルム11に、導電膜5、15を形成す
ることとしたが、第1の発明および第2の発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、予め所定形状に形成
されたセラミックグリーンシート上やキャリアフィルム
上に導電膜を形成しても良い。この場合、所定形状に形
成されたセラミックグリーンシートやキャリアフィルム
に活性化触媒液を付与する方法としては、スピンコート
法を用いることができる。
【0099】逆に、上記実施例3においては、予め所定
形状に形成された樹脂フィルム22に、導電膜25を形
成することとしたが、第3の発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば、長尺の樹脂フィルム上に導電膜を
形成し、その後所定形状に切断し積層しても良い。この
場合、長尺の樹脂フィルム上に活性化触媒液を付与する
方法としては、ローラーコート法や、活性化触媒液を霧
状にして吹き付ける方法などを用いることができる。
【0100】その他、活性化触媒液やセラミックスラリ
ーや導電膜の材料やその組成比等が変更可能であること
は勿論である。
【0101】
【発明の効果】以上のように、第1の発明、第2の発
明、および第3の発明によれば、感光膜に光を照射して
活性化触媒を析出させ、活性化触媒が析出した樹脂フィ
ルム、キャリアフィルムまたはグリーンシートに無電解
めっきを施すので、従来技術3のスタンピング法や印刷
法を用いる場合と比較して、位置精度が高く、微細な導
電膜の形成が可能である。
【0102】したがって、積層電子部品の小型化、高機
能化が可能となる。
【0103】また、第1の発明、第2の発明、および第
3の発明によれば、活性化触媒液が親水性であることに
より、有機溶剤を用いることなく、水系の処理操作で導
電膜を形成することができる。
【0104】したがって、有機溶剤の代わりに水を用い
ることによるコストダウンを期待できる。 また、第1
の発明、および第2の発明によれば、無電解めっきによ
り導電膜を形成できるので、従来技術1のようにスクリ
ーン印刷により導電膜を形成した場合と比較して、導電
膜の厚さを均一に薄くすることができる。
【0105】したがって、セラミックグリーンシートを
積層した際に、セラミック積層体に段差が発生すること
を防止できる。
【0106】また、第1の発明においては、前記セラミ
ックグリーンシートが、長尺のキャリアフィルム上に、
その長手方向にわたって連続的に形成されたものであ
り、セラミックグリーンシートを積層し、セラミック積
層体を用意する工程の前に、このキャリアフィルムをセ
ラミックグリーンシートから剥離する工程を備えること
が望ましい。
【0107】この場合には、セラミックグリーンシート
は、積層工程の直前まで、キャリアフィルム上に支持さ
れ、機械的強度が維持されるので、セラミックグリーン
シートの取扱いが容易となる。
【0108】したがって、この場合には、より薄いセラ
ミックグリーンシートを使用することが可能となり、積
層型電子部品の小型化、高機能化に寄与する。
【0109】また、第1の発明、第2の発明、および第
3の発明においては、前記活性化触媒液が、シュウ酸銅
とパラジウム塩とアルカリ溶液とを含む親水性の活性化
触媒液、またはシュウ酸亜鉛と銅塩とパラジウム塩とア
ルカリ溶液とを含む親水性の活性化触媒液であることが
望ましい。
【0110】これらの活性化触媒液は、光に対する感度
が高い。そのため、露光のための紫外線等の光のエネル
ギーが小さくても、あるいは露光時間が短くても、十分
な活性化触媒の析出反応を達成することができる。
【0111】また、これらの活性化触媒液を用いた無電
解めっきにより形成された導電膜は高い密着強度を有し
ている。
【0112】また、第1の発明、第2の発明、および第
3の発明においては、前記感光膜に光を照射して活性化
触媒を析出させる工程において、前記光は前記感光膜の
特定の領域にのみ照射され、さらに、前記感光膜におけ
る前記光が照射されなかった領域を水または水を主成分
とする液体で洗い流すことが望ましい。
【0113】この場合には、多量の水または水を主成分
とする液体を使用して、光が照射されなかった感光膜の
領域を洗い流すことができる。そのため、不要な感光膜
の完全な除去を行なって、導電膜の分解能を高めること
が容易となる。
【0114】したがって、この場合には、より微細な導
電膜を形成することが可能となる。また、この場合に
は、現像工程で用いた水が残存していても、それに煩わ
されることなく、次の無電解めっき工程を直ちに実施す
ることができる。
【0115】したがって、この場合には、無電解めっき
のための一連の処理を能率的に進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例である積層型電子部品の
製造方法において、セラミックグリーンシート上に導電
膜を形成する工程を示す工程説明図である。
【図2】第2の発明の一実施例である積層型電子部品の
製造方法において、キャリアフィルム上に導電膜を形成
する工程を示す工程説明図である。
【図3】第3の発明の一実施例である積層型電子部品の
製造方法において、樹脂フィルム上に導電膜を形成する
工程を示す工程説明図である。
【符号の説明】
1、11 キャリアフィルム 2 セラミックグリーンシート 3、13、23 感光膜 4、14、24 金属パラジウム(活性化触媒) 5、15、25 導電膜 22 樹脂フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂部 行雄 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックグリーンシートを用意する工
    程と、 セラミックグリーンシート上に導電膜を形成する工程
    と、 導電膜が形成された複数枚のセラミックグリーンシート
    を積層し、セラミック積層体を用意する工程と、 前記セラミック積層体を焼結する工程とを備え、 前記セラミックグリーンシート上に導電膜を形成する工
    程は、セラミックグリーンシート上に親水性の活性化触
    媒液を付与して、活性化触媒液からなる感光膜を形成す
    る工程と、 前記感光膜に光を照射して活性化触媒を析出させる工程
    と、 前記活性化触媒が析出した前記セラミックグリーンシー
    トを無電解めっき浴に浸漬し、前記セラミックグリーン
    シートに無電解めっきを施す工程と、を有することを特
    徴とする積層型電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記セラミックグリーンシートは、長尺
    のキャリアフィルム上に、その長手方向にわたって連続
    的に形成されたものであり、セラミックグリーンシート
    を積層し、セラミック積層体を用意する工程の前に、こ
    のキャリアフィルムをセラミックグリーンシートから剥
    離する工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    積層型電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 長尺のキャリアフィルムを用意する工程
    と、 キャリアフィルム上に導電膜を形成する工程と、 導電膜が形成されたキャリアフィルム上にセラミックグ
    リーンシートを形成する工程と、 セラミックグリーンシートからキャリアフィルムを剥離
    し、導電膜をセラミックグリーンシートへ転写する工程
    と、 導電膜が転写された複数枚のセラミックグリーンシート
    を積層し、セラミック積層体を用意する工程と、 前記セラミック積層体を焼結する工程とを備え、 前記キャリアフィルム上に導電膜を形成する工程は、キ
    ャリアフィルム上に親水性の活性化触媒液を付与して、
    活性化触媒液からなる感光膜を形成する工程と、 前記感光膜に光を照射して活性化触媒を析出させる工程
    と、 前記活性化触媒が析出した前記キャリアフィルムを無電
    解めっき浴に浸漬し、前記キャリアフィルムに無電解め
    っきを施す工程と、を有することを特徴とする積層型電
    子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 樹脂フィルムを用意する工程と、 樹脂フィルム上に導電膜を形成する工程と、 導電膜が形成された複数枚の樹脂フィルムを積層し、樹
    脂フィルム積層体を用意する工程とを備え、 前記樹脂フィルム上に導電膜を形成する工程は、樹脂フ
    ィルム上に親水性の活性化触媒液を付与して、活性化触
    媒液からなる感光膜を形成する工程と、 前記感光膜に光を照射して活性化触媒を析出させる工程
    と、 前記活性化触媒が析出した前記樹脂フィルムを無電解め
    っき浴に浸漬し、前記樹脂フィルムに無電解めっきを施
    す工程と、を有することを特徴とする積層型電子部品の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記活性化触媒液は、シュウ酸銅とパラ
    ジウム塩とアルカリ溶液とを含む親水性の活性化触媒
    液、またはシュウ酸亜鉛と銅塩とパラジウム塩とアルカ
    リ溶液とを含む親水性の活性化触媒液であることを特徴
    とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の積層型
    電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記感光膜に光を照射して活性化触媒を
    析出させる工程において、前記光は前記感光膜の特定の
    領域にのみ照射され、さらに、前記感光膜における前記
    光が照射されなかった領域を水または水を主成分とする
    液体で洗い流すことを特徴とする請求項1から請求項5
    のいずれかに記載の積層型電子部品の製造方法。
JP08524897A 1996-04-26 1997-04-03 積層型電子部品の製造方法 Expired - Fee Related JP3331900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08524897A JP3331900B2 (ja) 1996-04-26 1997-04-03 積層型電子部品の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10750796 1996-04-26
JP8-107507 1996-04-26
JP08524897A JP3331900B2 (ja) 1996-04-26 1997-04-03 積層型電子部品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1012483A true JPH1012483A (ja) 1998-01-16
JP3331900B2 JP3331900B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=26426265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08524897A Expired - Fee Related JP3331900B2 (ja) 1996-04-26 1997-04-03 積層型電子部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3331900B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002231574A (ja) * 2001-02-05 2002-08-16 Murata Mfg Co Ltd 積層型セラミック電子部品の製造方法および積層型セラミック電子部品
JP2005332941A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Kyocera Corp 複合体及び複合体の製造方法並びに積層部品の製造方法。
JP2006041268A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Kyocera Corp 積層型電子部品の製法および積層型電子部品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002231574A (ja) * 2001-02-05 2002-08-16 Murata Mfg Co Ltd 積層型セラミック電子部品の製造方法および積層型セラミック電子部品
JP2005332941A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Kyocera Corp 複合体及び複合体の製造方法並びに積層部品の製造方法。
JP2006041268A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Kyocera Corp 積層型電子部品の製法および積層型電子部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP3331900B2 (ja) 2002-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5647966A (en) Method for producing a conductive pattern and method for producing a greensheet lamination body including the same
TWI365015B (ja)
JP3346124B2 (ja) 転写導体の製造方法およびグリーンシート積層体の製造方法
JPH1012483A (ja) 積層型電子部品の製造方法
US6255037B1 (en) Method for producing monolithic electronic parts
JP2002231574A (ja) 積層型セラミック電子部品の製造方法および積層型セラミック電子部品
JP3409714B2 (ja) チップ状電子部品の製造方法
JPH08138941A (ja) 積層型セラミックチップインダクタおよびその製造方法
TW200423163A (en) Manufacturing method of ceramic printed circuit board and manufacturing method of electronic components using the same
KR102916485B1 (ko) 레이저를 이용한 선택적 가교층 형성에 의한 무전해 도금 전극 형성 방법
JPS63104314A (ja) チツプコンデンサの電極端子の形成方法
JP3755657B2 (ja) 配線基板及びその製造方法
JP4952893B2 (ja) セラミック電子部品及びその製造方法
JP2003017351A (ja) 転写導体の製造方法およびグリーンシート積層体の製造方法
JPS62123935A (ja) プリントコイルの製造方法
JP2662003B2 (ja) 積層型セラミックチップコンデンサーの製造方法
JP4775550B2 (ja) 無電解めっき膜形成方法、及び、触媒パターン形成装置
JPH07297556A (ja) 多層セラミック電子部品の製造方法
JPH06204080A (ja) チップ電子部品の製造方法
JP4058941B2 (ja) チップ型サーミスタおよびその製造方法
JP2002075772A (ja) 金属膜形成用部材、金属膜形成用部材の製造方法、金属膜の転写方法および積層セラミック電子部品の製造方法
JPH07321519A (ja) 電極形成方法
JP2000150301A (ja) コンデンサを備えた回路基板及びその製造方法
JP4138740B2 (ja) セラミックグリーンシートの製造方法及びセラミック電子部品の製造方法
KR100904251B1 (ko) 폴리머 표면에 귀금속촉매의 선택적 흡착방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees