JPH10124945A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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- JPH10124945A JPH10124945A JP27472196A JP27472196A JPH10124945A JP H10124945 A JPH10124945 A JP H10124945A JP 27472196 A JP27472196 A JP 27472196A JP 27472196 A JP27472196 A JP 27472196A JP H10124945 A JPH10124945 A JP H10124945A
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- magneto
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- optical recording
- recording
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁界感度を向上させることができる光磁気記
録媒体を提供する。 【解決手段】 レーザ光を透過する基板11の一方の面
に少なくとも、基板11を透過したレーザ光を通すこと
ができ、かつ層に平行な方向の面内磁化を有する磁気シ
ールド層13と、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、こ
の垂直磁化の向きによって情報を記録する記録層14と
がこの順に積層されている。
録媒体を提供する。 【解決手段】 レーザ光を透過する基板11の一方の面
に少なくとも、基板11を透過したレーザ光を通すこと
ができ、かつ層に平行な方向の面内磁化を有する磁気シ
ールド層13と、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、こ
の垂直磁化の向きによって情報を記録する記録層14と
がこの順に積層されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光磁気記録媒体に
関し、より詳しくは、レーザ光および磁気ヘッドを用い
て情報の記録および再生を行うことができる、光磁気デ
ィスクで代表されるような書き換え型光磁気記録媒体に
関する。
関し、より詳しくは、レーザ光および磁気ヘッドを用い
て情報の記録および再生を行うことができる、光磁気デ
ィスクで代表されるような書き換え型光磁気記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図7に示すように、従来の光磁気
ディスク100としては、透明なポリカーボネートから
なる基板101の一方の面に、カーエンハンスメントを
生ずるAlNからなる誘電体層102と、垂直磁化(層
に垂直な方向の磁化であり、向きに応じて正負いずれか
の値をとる)の向きによって情報を記録するTbFeCo
からなる記録層103と、カーエンハンスメントを生ず
るAlNからなる誘電体層104と、Alからなる反射層
105と、紫外線硬化型アクリル樹脂からなる保護コー
ト106とをこの順に積層したものが知られている。
ディスク100としては、透明なポリカーボネートから
なる基板101の一方の面に、カーエンハンスメントを
生ずるAlNからなる誘電体層102と、垂直磁化(層
に垂直な方向の磁化であり、向きに応じて正負いずれか
の値をとる)の向きによって情報を記録するTbFeCo
からなる記録層103と、カーエンハンスメントを生ず
るAlNからなる誘電体層104と、Alからなる反射層
105と、紫外線硬化型アクリル樹脂からなる保護コー
ト106とをこの順に積層したものが知られている。
【0003】この光磁気ディスク100に情報を記録す
る場合は、例えば予め記録層103の垂直磁化を正負い
ずれかの向きに揃えておき、記録層103のうちの記録
したい部分103aを基板101側からレーザ光Lで局
部的に加熱するとともに、保護コート106側に配した
磁気ヘッド190によってその部分103aに上記磁化
の向きとは反対の向きに外部磁界Hを印加する。これに
より、加熱した部分103aの磁化が反転して、ビット
が記録される。記録した情報を読み出す場合は、基板1
01側から直線偏光を照射して、誘電体層102、記録
層103、誘電体層104の順に通過させ、反射層10
5によって反射された光を誘電体層104、記録層10
3、誘電体層102の順に通過させて外部へ取り出し、
図示しない検光子に入射させる。直線偏光の偏光面が記
録層103を透過するときのファラデー効果および誘電
体層102,104によって生ずるカーエンハンスメン
トによって回転することから、記録層103の磁化の正
負を上記検光子を通過した光の強弱に変えて読み出すこ
とができる。
る場合は、例えば予め記録層103の垂直磁化を正負い
ずれかの向きに揃えておき、記録層103のうちの記録
したい部分103aを基板101側からレーザ光Lで局
部的に加熱するとともに、保護コート106側に配した
磁気ヘッド190によってその部分103aに上記磁化
の向きとは反対の向きに外部磁界Hを印加する。これに
より、加熱した部分103aの磁化が反転して、ビット
が記録される。記録した情報を読み出す場合は、基板1
01側から直線偏光を照射して、誘電体層102、記録
層103、誘電体層104の順に通過させ、反射層10
5によって反射された光を誘電体層104、記録層10
3、誘電体層102の順に通過させて外部へ取り出し、
図示しない検光子に入射させる。直線偏光の偏光面が記
録層103を透過するときのファラデー効果および誘電
体層102,104によって生ずるカーエンハンスメン
トによって回転することから、記録層103の磁化の正
負を上記検光子を通過した光の強弱に変えて読み出すこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光磁気記録
媒体として磁界感度を向上させることは重要な開発要素
である。しかしながら、従来の光磁気ディスクでは、保
護コート106側に配置した磁気ヘッド190によって
外部磁界Hを記録層103に対して垂直に印加したと
き、磁気ヘッド190から発した磁力線MLは、記録層
103に近づくにつれて広がり、記録層103内で湾曲
して反転し、上記磁気ヘッド190に戻るループを形成
する。つまり、記録層103近傍で磁力線MLが広がっ
て磁界の強さが低下する。このため、従来の光磁気ディ
スクでは、記録媒体としての磁界感度向上に限界があっ
た。この結果、磁気ヘッド190に大電流を流したり、
大きな永久磁石を設置する必要が生じて、光磁気ディス
ク駆動装置のコスト高や書き込み速度の低速度化、消費
電流の増大を招き、また、磁気ヘッド190と保護コー
ト106との間の隙間(ヘッドギャップ)が狭くなっ
て、ダストに対するマージンが少なくなっている。
媒体として磁界感度を向上させることは重要な開発要素
である。しかしながら、従来の光磁気ディスクでは、保
護コート106側に配置した磁気ヘッド190によって
外部磁界Hを記録層103に対して垂直に印加したと
き、磁気ヘッド190から発した磁力線MLは、記録層
103に近づくにつれて広がり、記録層103内で湾曲
して反転し、上記磁気ヘッド190に戻るループを形成
する。つまり、記録層103近傍で磁力線MLが広がっ
て磁界の強さが低下する。このため、従来の光磁気ディ
スクでは、記録媒体としての磁界感度向上に限界があっ
た。この結果、磁気ヘッド190に大電流を流したり、
大きな永久磁石を設置する必要が生じて、光磁気ディス
ク駆動装置のコスト高や書き込み速度の低速度化、消費
電流の増大を招き、また、磁気ヘッド190と保護コー
ト106との間の隙間(ヘッドギャップ)が狭くなっ
て、ダストに対するマージンが少なくなっている。
【0005】そこで、この発明の目的は、記録層近傍で
の磁力線の広がりを抑えることができ、したがって磁界
感度を向上させることができる光磁気記録媒体を提供す
ることにある。
の磁力線の広がりを抑えることができ、したがって磁界
感度を向上させることができる光磁気記録媒体を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の光磁気記録媒体は、情報の記録お
よび再生を行うことができる書き換え型光磁気記録媒体
であって、レーザ光を透過する基板の一方の面に少なく
とも、上記基板を透過したレーザ光を通すことができ、
かつ層に平行な方向の面内磁化を有する磁気シールド層
と、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、この垂直磁化の
向きによって情報を記録する記録層とがこの順に積層さ
れていることを特徴とする。
め、請求項1に記載の光磁気記録媒体は、情報の記録お
よび再生を行うことができる書き換え型光磁気記録媒体
であって、レーザ光を透過する基板の一方の面に少なく
とも、上記基板を透過したレーザ光を通すことができ、
かつ層に平行な方向の面内磁化を有する磁気シールド層
と、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、この垂直磁化の
向きによって情報を記録する記録層とがこの順に積層さ
れていることを特徴とする。
【0007】この請求項1の光磁気記録媒体では、情報
の記録および再生は従来の光磁気ディスクと同様の方法
で行われる。しかも、上記記録層に関して上記基板と反
対の側に配置した磁気ヘッドによって外部磁界を上記記
録層へ向けて垂直に印加したとき、上記磁気ヘッドから
発した磁力線は、上記記録層を貫通し、上記磁気シール
ド層内で湾曲および反転して再び上記記録層を貫通し、
上記磁気ヘッドに戻るループを形成する。このとき、上
記磁力線は、記録層と基板との間に磁気シールド層が存
在するお陰で、集束した状態のまま上記記録層を略垂直
に貫通する。すなわち、従来に比して記録層近傍での磁
力線の広がりが抑えられ、記録層近傍で磁界の強さが低
下することがない。したがって、記録媒体としての磁界
感度が向上する。
の記録および再生は従来の光磁気ディスクと同様の方法
で行われる。しかも、上記記録層に関して上記基板と反
対の側に配置した磁気ヘッドによって外部磁界を上記記
録層へ向けて垂直に印加したとき、上記磁気ヘッドから
発した磁力線は、上記記録層を貫通し、上記磁気シール
ド層内で湾曲および反転して再び上記記録層を貫通し、
上記磁気ヘッドに戻るループを形成する。このとき、上
記磁力線は、記録層と基板との間に磁気シールド層が存
在するお陰で、集束した状態のまま上記記録層を略垂直
に貫通する。すなわち、従来に比して記録層近傍での磁
力線の広がりが抑えられ、記録層近傍で磁界の強さが低
下することがない。したがって、記録媒体としての磁界
感度が向上する。
【0008】なお、情報を記録するためにレーザ光が入
射して高温になったときでも磁気シールド層が面内磁化
を有するように、磁気シールド層のキュリー温度は記録
層のキュリー温度よりも高く設定される。
射して高温になったときでも磁気シールド層が面内磁化
を有するように、磁気シールド層のキュリー温度は記録
層のキュリー温度よりも高く設定される。
【0009】請求項2に記載の光磁気記録媒体は、請求
項1に記載の光磁気記録媒体において、上記磁気シール
ド層と記録層との間に、両側の層の間の交換結合を無く
すための第1中間層が挟まれていることを特徴とする。
項1に記載の光磁気記録媒体において、上記磁気シール
ド層と記録層との間に、両側の層の間の交換結合を無く
すための第1中間層が挟まれていることを特徴とする。
【0010】この請求項2の光磁気記録媒体では、第1
中間層の存在によって磁気シールド層と記録層との間の
交換結合が無くなる。したがって、記録層の磁区構造や
磁区の形の乱れが抑制され、C/N比(記録再生周波数
でのS/N比)が向上する。
中間層の存在によって磁気シールド層と記録層との間の
交換結合が無くなる。したがって、記録層の磁区構造や
磁区の形の乱れが抑制され、C/N比(記録再生周波数
でのS/N比)が向上する。
【0011】請求項3に記載の光磁気記録媒体は、請求
項2に記載の光磁気記録媒体において、上記第1中間層
と記録層との間に、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、
上記記録層よりも再生性能の良い再生層が挟まれている
ことを特徴とする。
項2に記載の光磁気記録媒体において、上記第1中間層
と記録層との間に、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、
上記記録層よりも再生性能の良い再生層が挟まれている
ことを特徴とする。
【0012】一般に、記録および再生に働く層が単層で
あれば、記録感度を上げると再生性能が悪くなる。しか
し、この請求項3の光磁気記録媒体では、再生層によっ
て再生性能が良くなるので、全体として記録感度が良い
割に再生性能が良くなる。なお、再生層と記録層とはい
わゆる超解像記録構造を構成している。
あれば、記録感度を上げると再生性能が悪くなる。しか
し、この請求項3の光磁気記録媒体では、再生層によっ
て再生性能が良くなるので、全体として記録感度が良い
割に再生性能が良くなる。なお、再生層と記録層とはい
わゆる超解像記録構造を構成している。
【0013】請求項4に記載の光磁気記録媒体は、請求
項3に記載の光磁気記録媒体において、上記再生層と記
録層との間に、両側の層の間の交換結合を無くすための
第2中間層が挟まれていることを特徴とする。
項3に記載の光磁気記録媒体において、上記再生層と記
録層との間に、両側の層の間の交換結合を無くすための
第2中間層が挟まれていることを特徴とする。
【0014】この請求項4の光磁気記録媒体では、第2
中間層の存在によって再生層と記録層との間の交換結合
が無くなる。したがって、再生層および記録層の磁区構
造や磁区の形の乱れが抑制され、C/N比がさらに向上
する。
中間層の存在によって再生層と記録層との間の交換結合
が無くなる。したがって、再生層および記録層の磁区構
造や磁区の形の乱れが抑制され、C/N比がさらに向上
する。
【0015】請求項5に記載の光磁気記録媒体は、請求
項1に記載の光磁気記録媒体において、上記記録層の基
板と反対側の面に少なくとも、それぞれ層に垂直な方向
の垂直磁化を有する書込層と、スイッチ層と、初期化層
とがこの順に積層され、室温Tr、上記記録層のキュリ
ー温度Tc1、上記書込層のキュリー温度Tc2、上記ス
イッチ層のキュリー温度Tc3および上記初期化層のキ
ュリー温度Tc4が、 Tr<Tc3<Tc1<Tc2<Tc4 なる関係を満たすことを特徴とする。
項1に記載の光磁気記録媒体において、上記記録層の基
板と反対側の面に少なくとも、それぞれ層に垂直な方向
の垂直磁化を有する書込層と、スイッチ層と、初期化層
とがこの順に積層され、室温Tr、上記記録層のキュリ
ー温度Tc1、上記書込層のキュリー温度Tc2、上記ス
イッチ層のキュリー温度Tc3および上記初期化層のキ
ュリー温度Tc4が、 Tr<Tc3<Tc1<Tc2<Tc4 なる関係を満たすことを特徴とする。
【0016】なお、室温Trは光磁気記録媒体の動作環
境条件(例えば5℃乃至50℃)を満たす温度であるも
のとする。
境条件(例えば5℃乃至50℃)を満たす温度であるも
のとする。
【0017】この請求項5の光磁気記録媒体では、上記
記録層、書込層、スイッチ層および初期化層によって光
変調オーバライト機能を実現することができる。
記録層、書込層、スイッチ層および初期化層によって光
変調オーバライト機能を実現することができる。
【0018】初期化層は、書込層を初期化するための磁
性層であり、記録媒体作製後に予め大きな磁界を印加し
てバイアス磁界(記録時に印加する外部磁界)と反対向
きに一様に磁化させておく。スイッチ層は、書込層と初
期化層との交換結合を温度によって結合したり、遮断し
たりする役割を果たす。光変調オーバライトのプロセス
は、知られているように、 書込層へのバイアス磁界による記録、 書込層から記録層への磁区転写、 スイッチ層のキュリー温度Tc3以下での初期化層に
よる書込層の初期化 という3つのプロセスで行われる(例えば特開平2−9
657参照)。
性層であり、記録媒体作製後に予め大きな磁界を印加し
てバイアス磁界(記録時に印加する外部磁界)と反対向
きに一様に磁化させておく。スイッチ層は、書込層と初
期化層との交換結合を温度によって結合したり、遮断し
たりする役割を果たす。光変調オーバライトのプロセス
は、知られているように、 書込層へのバイアス磁界による記録、 書込層から記録層への磁区転写、 スイッチ層のキュリー温度Tc3以下での初期化層に
よる書込層の初期化 という3つのプロセスで行われる(例えば特開平2−9
657参照)。
【0019】請求項6に記載の光磁気記録媒体は、請求
項1乃至5のいずれか一つに記載の光磁気記録媒体にお
いて、上記磁気シールド層の材料はガドリニウム、ディ
スプロシウム若しくはテルビウム、又はこれらの間の合
金からなることを特徴とする。
項1乃至5のいずれか一つに記載の光磁気記録媒体にお
いて、上記磁気シールド層の材料はガドリニウム、ディ
スプロシウム若しくはテルビウム、又はこれらの間の合
金からなることを特徴とする。
【0020】この請求項6の光磁気記録媒体では、磁気
シールド層の材料は、磁気モーメントが比較的大きいガ
ドリニウム(Gd)、ディスプロシウム(Dy)若しくは
テルビウム(Tb)、又はこれらの間の合金からなるの
で、磁気シールド層のキュリー温度を記録層のキュリー
温度よりも高く設定することが可能となり、情報を記録
するためにレーザ光が入射して高温になったときでも、
磁気シールド層の面内磁化が容易に保持される。また、
これらの希土類金属はレーザ波長域におけるカー回転角
の波長感度が非常に小さいので、磁気シールド層を通し
て記録層のカー回転角を読み出すことは可能である。
シールド層の材料は、磁気モーメントが比較的大きいガ
ドリニウム(Gd)、ディスプロシウム(Dy)若しくは
テルビウム(Tb)、又はこれらの間の合金からなるの
で、磁気シールド層のキュリー温度を記録層のキュリー
温度よりも高く設定することが可能となり、情報を記録
するためにレーザ光が入射して高温になったときでも、
磁気シールド層の面内磁化が容易に保持される。また、
これらの希土類金属はレーザ波長域におけるカー回転角
の波長感度が非常に小さいので、磁気シールド層を通し
て記録層のカー回転角を読み出すことは可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0022】図1は第1実施形態の光磁気記録媒体10
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体10は、
透明なポリカーボネート基板11の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層12としてAlNを80nm、磁気
シールド層13としてGdを5nm、記録層14としてTb
FeCoを30nm、誘電体層15としてAlNを30nm、
反射層16としてAlを50nm順次形成し、さらに紫外
線硬化型アクリル樹脂からなる保護コート17を設けて
構成されている。誘電体層12は再生時にカーエンハン
スメントを生ずるとともに、磁気シールド層13の酸化
を防止する。磁気シールド層13は、基板11を透過し
たレーザ光Lを通すことができ、かつ情報を記録するた
めにレーザ光Lが入射して高温になったときでも層に平
行な方向の面内磁化を有する。磁気シールド層13がレ
ーザ光Lを通すことができるのは、磁気シールド層13
の厚さが5nmと比較的薄く設定されているからである。
なお、磁気シールド層13の厚さが10nmまで厚くなる
と、磁気シールド層13の透過率が低下してC/N比が
低下する。また、高温になる記録時であっても磁気シー
ルド層13が層に平行な方向の面内磁化を有するのは、
磁気シールド層13の材料が希土類金属からなり、その
キュリー温度Tcが記録層14のキュリー温度よりも高
く設定されているからである。この意味から、磁気シー
ルド層13の材料としては、希土類金属の中でも磁気モ
ーメントの大きいGd、Tb、Dyが望ましい(磁気モー
メントの大きい順である。)。記録層14は、層に垂直
な方向の垂直磁化を有し、この垂直磁化の向き(正負い
ずれかの値に対応する)によって情報を記録することが
できる。誘電体層15は、再生時に反射層16による反
射を増大するとともにカーエンハンスメントを生じ、ま
た記録層14の酸化を防止する。反射層16は、再生時
に基板11側から入射されたレーザ光Lを反射する。
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体10は、
透明なポリカーボネート基板11の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層12としてAlNを80nm、磁気
シールド層13としてGdを5nm、記録層14としてTb
FeCoを30nm、誘電体層15としてAlNを30nm、
反射層16としてAlを50nm順次形成し、さらに紫外
線硬化型アクリル樹脂からなる保護コート17を設けて
構成されている。誘電体層12は再生時にカーエンハン
スメントを生ずるとともに、磁気シールド層13の酸化
を防止する。磁気シールド層13は、基板11を透過し
たレーザ光Lを通すことができ、かつ情報を記録するた
めにレーザ光Lが入射して高温になったときでも層に平
行な方向の面内磁化を有する。磁気シールド層13がレ
ーザ光Lを通すことができるのは、磁気シールド層13
の厚さが5nmと比較的薄く設定されているからである。
なお、磁気シールド層13の厚さが10nmまで厚くなる
と、磁気シールド層13の透過率が低下してC/N比が
低下する。また、高温になる記録時であっても磁気シー
ルド層13が層に平行な方向の面内磁化を有するのは、
磁気シールド層13の材料が希土類金属からなり、その
キュリー温度Tcが記録層14のキュリー温度よりも高
く設定されているからである。この意味から、磁気シー
ルド層13の材料としては、希土類金属の中でも磁気モ
ーメントの大きいGd、Tb、Dyが望ましい(磁気モー
メントの大きい順である。)。記録層14は、層に垂直
な方向の垂直磁化を有し、この垂直磁化の向き(正負い
ずれかの値に対応する)によって情報を記録することが
できる。誘電体層15は、再生時に反射層16による反
射を増大するとともにカーエンハンスメントを生じ、ま
た記録層14の酸化を防止する。反射層16は、再生時
に基板11側から入射されたレーザ光Lを反射する。
【0023】この光磁気ディスク10に情報を記録する
場合は、図6に示すように、例えば予め記録層14の垂
直磁化を正負いずれかの向きに揃えておき、記録層14
のうちの記録したい部分14aを基板11側からレーザ
光Lで局部的に加熱するとともに、保護コート17側に
配した磁気ヘッド90によってその部分14aに上記磁
化の向きとは反対の向きに外部磁界Hを印加する。これ
により、加熱した部分14aの磁化が反転して、ビット
が記録される。なお、オーバライトも可能である。
場合は、図6に示すように、例えば予め記録層14の垂
直磁化を正負いずれかの向きに揃えておき、記録層14
のうちの記録したい部分14aを基板11側からレーザ
光Lで局部的に加熱するとともに、保護コート17側に
配した磁気ヘッド90によってその部分14aに上記磁
化の向きとは反対の向きに外部磁界Hを印加する。これ
により、加熱した部分14aの磁化が反転して、ビット
が記録される。なお、オーバライトも可能である。
【0024】ここで、保護コート17側に配置した磁気
ヘッド90によって外部磁界Hを記録層14へ向けて垂
直に印加したとき、磁気ヘッド90から発した磁力線M
Lは、保護コート17から記録層14までを貫通し、磁
気シールド層13内で湾曲および反転して記録層14か
ら保護コート17までを逆向きに貫通し、上記磁気ヘッ
ド90に戻るループを形成する。このとき、磁力線ML
は、記録層14の裏側に磁気シールド層13が存在する
お陰で、集束した状態のまま記録層14を略垂直に貫通
する。したがって、従来に比して記録層14近傍での磁
力線MLの広がりを抑えて、記録層14近傍で磁界の強
さが低下するのを防止することができる。したがって、
記録媒体としての磁界感度を従来に比して向上させるこ
とができる。
ヘッド90によって外部磁界Hを記録層14へ向けて垂
直に印加したとき、磁気ヘッド90から発した磁力線M
Lは、保護コート17から記録層14までを貫通し、磁
気シールド層13内で湾曲および反転して記録層14か
ら保護コート17までを逆向きに貫通し、上記磁気ヘッ
ド90に戻るループを形成する。このとき、磁力線ML
は、記録層14の裏側に磁気シールド層13が存在する
お陰で、集束した状態のまま記録層14を略垂直に貫通
する。したがって、従来に比して記録層14近傍での磁
力線MLの広がりを抑えて、記録層14近傍で磁界の強
さが低下するのを防止することができる。したがって、
記録媒体としての磁界感度を従来に比して向上させるこ
とができる。
【0025】記録した情報を読み出す場合は、基板11
側から直線偏光を照射して、誘電体層12、磁気シール
ド層13、記録層14、誘電体層15の順に通過させ、
反射層16によって反射された光を誘電体層15、記録
層14、磁気シールド層13、誘電体層12の順に通過
させて外部へ取り出し、図示しない検光子に入射させ
る。直線偏光の偏光面が記録層14を透過するときのフ
ァラデー効果および誘電体層12,15によって生ずる
カーエンハンスメントによって回転することから、記録
層14の磁化の正負を上記検光子を通過した光の強弱に
変えて読み出すことができる。なお、希土類金属はレー
ザ波長域におけるカー回転角の波長感度が非常に小さい
ので、磁気シールド層13を通して記録層14のカー回
転角を読み出すことは可能である。
側から直線偏光を照射して、誘電体層12、磁気シール
ド層13、記録層14、誘電体層15の順に通過させ、
反射層16によって反射された光を誘電体層15、記録
層14、磁気シールド層13、誘電体層12の順に通過
させて外部へ取り出し、図示しない検光子に入射させ
る。直線偏光の偏光面が記録層14を透過するときのフ
ァラデー効果および誘電体層12,15によって生ずる
カーエンハンスメントによって回転することから、記録
層14の磁化の正負を上記検光子を通過した光の強弱に
変えて読み出すことができる。なお、希土類金属はレー
ザ波長域におけるカー回転角の波長感度が非常に小さい
ので、磁気シールド層13を通して記録層14のカー回
転角を読み出すことは可能である。
【0026】実際に、この光磁気記録媒体10では、光
変調記録の場合に磁界感度が従来(磁気シールド層13
を設けないもの)の20000A/mから12000A
/mに向上し、磁界変調記録の場合に磁界感度が従来の
16000A/mから8000A/mに向上した。また、
磁界変調記録の場合は記録速度が従来は1800rpm,
5MHzであったものが3600rpm,10MHzにまで
高速化でき、かつ磁気ヘッドに流す電流を少なくするこ
ともできた。また、磁界変調記録の場合、ヘッド電流を
従来と同等にすれば磁気ヘッド90と保護コート17と
の間の隙間(ヘッドギャップ)Δを従来の2μmから1
0μmに広げることができた。また、ピックアップのア
クチュエータからの漏れ磁界も従来の4000A/mか
ら2000A/mに低減できた。
変調記録の場合に磁界感度が従来(磁気シールド層13
を設けないもの)の20000A/mから12000A
/mに向上し、磁界変調記録の場合に磁界感度が従来の
16000A/mから8000A/mに向上した。また、
磁界変調記録の場合は記録速度が従来は1800rpm,
5MHzであったものが3600rpm,10MHzにまで
高速化でき、かつ磁気ヘッドに流す電流を少なくするこ
ともできた。また、磁界変調記録の場合、ヘッド電流を
従来と同等にすれば磁気ヘッド90と保護コート17と
の間の隙間(ヘッドギャップ)Δを従来の2μmから1
0μmに広げることができた。また、ピックアップのア
クチュエータからの漏れ磁界も従来の4000A/mか
ら2000A/mに低減できた。
【0027】図2は第2実施形態の光磁気記録媒体20
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体20は、
透明なポリカーボネート基板21の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層22としてAlNを80nm、磁気
シールド層23としてGdを5nm、第1中間層24とし
てAlNを2nm、記録層25としてTbFeCoを30nm、
誘電体層26としてAlNを30nm、反射層27として
Alを50nm順次形成し、さらに紫外線硬化型アクリル
樹脂からなる保護コート28を設けて構成されている。
結果として、図1の光磁気記録媒体10の磁気シールド
層13と記録層14との間に、両側の層の間の交換結合
を無くすための第1中間層24を設けた形態となってい
る。
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体20は、
透明なポリカーボネート基板21の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層22としてAlNを80nm、磁気
シールド層23としてGdを5nm、第1中間層24とし
てAlNを2nm、記録層25としてTbFeCoを30nm、
誘電体層26としてAlNを30nm、反射層27として
Alを50nm順次形成し、さらに紫外線硬化型アクリル
樹脂からなる保護コート28を設けて構成されている。
結果として、図1の光磁気記録媒体10の磁気シールド
層13と記録層14との間に、両側の層の間の交換結合
を無くすための第1中間層24を設けた形態となってい
る。
【0028】この光磁気記録媒体20では、図1の光磁
気記録媒体10と同様に、記録媒体としての磁界感度を
従来に比して向上させることができる。しかも、第1中
間層24の存在によって磁気シールド層23と記録層2
5との間の交換結合が無くなるので、記録層25の磁区
構造や磁区の形の乱れを抑制でき、図1の光磁気記録媒
体20に比してC/N比を向上させることができる。
気記録媒体10と同様に、記録媒体としての磁界感度を
従来に比して向上させることができる。しかも、第1中
間層24の存在によって磁気シールド層23と記録層2
5との間の交換結合が無くなるので、記録層25の磁区
構造や磁区の形の乱れを抑制でき、図1の光磁気記録媒
体20に比してC/N比を向上させることができる。
【0029】図3は第3実施形態の光磁気記録媒体30
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体30は、
透明なポリカーボネート基板31の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層32としてAlNを80nm、磁気
シールド層33としてGdを5nm、第1中間層34とし
てAlNを2nm、再生層35としてGdFeCoを40nm、
記録層36としてDyFeCoを40nm、保護層37とし
てAlNを20nm順次形成し、さらに紫外線硬化型アク
リル樹脂からなる保護コート38を設けて構成されてい
る。結果として、図2の光磁気記録媒体20の記録層2
5から反射層27までの部分を、再生層35、記録層3
6および保護層37で置き換えた形態となっている。再
生層35は、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、記録層
36よりも再生性能の良いものである。つまり、再生層
35と記録層36とはいわゆる超解像記録構造を構成し
ている。保護層37は、記録層36の酸化を効果的に防
止する。特に、この保護層37は、スパッタ処理が完了
した状態の基板31をスパッタ装置から取り出し、保護
コート38を設けるまでの間、記録層36が大気に曝さ
れるのを防ぐ。
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体30は、
透明なポリカーボネート基板31の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層32としてAlNを80nm、磁気
シールド層33としてGdを5nm、第1中間層34とし
てAlNを2nm、再生層35としてGdFeCoを40nm、
記録層36としてDyFeCoを40nm、保護層37とし
てAlNを20nm順次形成し、さらに紫外線硬化型アク
リル樹脂からなる保護コート38を設けて構成されてい
る。結果として、図2の光磁気記録媒体20の記録層2
5から反射層27までの部分を、再生層35、記録層3
6および保護層37で置き換えた形態となっている。再
生層35は、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、記録層
36よりも再生性能の良いものである。つまり、再生層
35と記録層36とはいわゆる超解像記録構造を構成し
ている。保護層37は、記録層36の酸化を効果的に防
止する。特に、この保護層37は、スパッタ処理が完了
した状態の基板31をスパッタ装置から取り出し、保護
コート38を設けるまでの間、記録層36が大気に曝さ
れるのを防ぐ。
【0030】この光磁気記録媒体30では、図1の光磁
気記録媒体10と同様に、記録媒体としての磁界感度を
従来に比して向上させることができる。しかも、再生層
35によって再生性能が良くなるので、全体として記録
感度が良い割に再生性能を良くすることができる。
気記録媒体10と同様に、記録媒体としての磁界感度を
従来に比して向上させることができる。しかも、再生層
35によって再生性能が良くなるので、全体として記録
感度が良い割に再生性能を良くすることができる。
【0031】図4は第4実施形態の光磁気記録媒体40
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体40は、
透明なポリカーボネート基板41の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層42としてAlNを80nm、磁気
シールド層43としてGdを5nm、第1中間層44とし
てAlNを2nm、再生層45としてGdFeCoを20nm、
第2中間層46としてAlNを20nm,記録層47とし
てDyFeCoを40nm、保護層48としてAlNを20nm
順次形成し、さらに紫外線硬化型アクリル樹脂からなる
保護コート49を設けて構成されている。結果として、
図3の光磁気記録媒体30の再生層35のうち記録層側
の半分を第2中間層46で置き換えた形態となってい
る。
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体40は、
透明なポリカーボネート基板41の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層42としてAlNを80nm、磁気
シールド層43としてGdを5nm、第1中間層44とし
てAlNを2nm、再生層45としてGdFeCoを20nm、
第2中間層46としてAlNを20nm,記録層47とし
てDyFeCoを40nm、保護層48としてAlNを20nm
順次形成し、さらに紫外線硬化型アクリル樹脂からなる
保護コート49を設けて構成されている。結果として、
図3の光磁気記録媒体30の再生層35のうち記録層側
の半分を第2中間層46で置き換えた形態となってい
る。
【0032】この光磁気記録媒体40では、図1の光磁
気記録媒体10と同様に、記録媒体としての磁界感度を
従来に比して向上させることができる。しかも、第2中
間層46の存在によって再生層45と記録層47との間
の交換結合が無くなるので、再生層45および記録層4
7の磁区構造や磁区の形の乱れを抑制でき、C/N比を
さらに向上させることができる。
気記録媒体10と同様に、記録媒体としての磁界感度を
従来に比して向上させることができる。しかも、第2中
間層46の存在によって再生層45と記録層47との間
の交換結合が無くなるので、再生層45および記録層4
7の磁区構造や磁区の形の乱れを抑制でき、C/N比を
さらに向上させることができる。
【0033】図5は第5実施形態の光磁気記録媒体50
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体50は、
透明なポリカーボネート基板51の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層52としてAlNを80nm、磁気
シールド層53としてGdを5nm、第1中間層54とし
てAlNを2nm、再生層55としてGdFeCoを20nm、
記録層56としてTbFeを20nm、第2中間層57とし
てGdFeCoを10nm、書込層58としてDyFeCoを3
0nm、スイッチ層59としてTbFeCoを10nm、初期
化層60としてTbFeCoを30nm、保護層61として
AlNを20nm順次形成し、さらに紫外線硬化型アクリ
ル樹脂からなる保護コート62を設けて構成されてい
る。再生層55から初期化層60までの6層は、それぞ
れ層に垂直な方向の垂直磁化を有する層であり、いわゆ
る光変調オーバライト構造(6磁性層)を構成してい
る。すなわち、各層の組成を調整することによって、再
生層55のキュリー温度Tc0は300℃、記録層56
のキュリー温度Tc1は150℃、第2中間層57のキ
ュリー温度Tc5は〜300℃、書込層58のキュリー
温度Tc2は280℃、スイッチ層59のキュリー温度
Tc3は155℃、初期化層60のキュリー温度Tc4は
>300℃にそれぞれ設定されている。そして、室温T
rが光磁気記録媒体の動作環境条件(例えば5℃乃至5
0℃)をとるものとすると、 Tr<Tc3<Tc1<Tc2<Tc0<Tc4 なる関係が満たされている。
の断面構造を示している。この光磁気記録媒体50は、
透明なポリカーボネート基板51の一方の面に、スパッ
タ法により、誘電体層52としてAlNを80nm、磁気
シールド層53としてGdを5nm、第1中間層54とし
てAlNを2nm、再生層55としてGdFeCoを20nm、
記録層56としてTbFeを20nm、第2中間層57とし
てGdFeCoを10nm、書込層58としてDyFeCoを3
0nm、スイッチ層59としてTbFeCoを10nm、初期
化層60としてTbFeCoを30nm、保護層61として
AlNを20nm順次形成し、さらに紫外線硬化型アクリ
ル樹脂からなる保護コート62を設けて構成されてい
る。再生層55から初期化層60までの6層は、それぞ
れ層に垂直な方向の垂直磁化を有する層であり、いわゆ
る光変調オーバライト構造(6磁性層)を構成してい
る。すなわち、各層の組成を調整することによって、再
生層55のキュリー温度Tc0は300℃、記録層56
のキュリー温度Tc1は150℃、第2中間層57のキ
ュリー温度Tc5は〜300℃、書込層58のキュリー
温度Tc2は280℃、スイッチ層59のキュリー温度
Tc3は155℃、初期化層60のキュリー温度Tc4は
>300℃にそれぞれ設定されている。そして、室温T
rが光磁気記録媒体の動作環境条件(例えば5℃乃至5
0℃)をとるものとすると、 Tr<Tc3<Tc1<Tc2<Tc0<Tc4 なる関係が満たされている。
【0034】初期化層60は、書込層58を初期化する
ための磁性層であり、記録媒体作製後に予め大きな磁界
を印加してバイアス磁界(記録時に印加する外部磁界)
と反対向きに一様に磁化させておく。スイッチ層59
は、書込層58と初期化層60との交換結合を温度によ
って結合したり、遮断したりする役割を果たす。
ための磁性層であり、記録媒体作製後に予め大きな磁界
を印加してバイアス磁界(記録時に印加する外部磁界)
と反対向きに一様に磁化させておく。スイッチ層59
は、書込層58と初期化層60との交換結合を温度によ
って結合したり、遮断したりする役割を果たす。
【0035】この光磁気記録媒体50によれば、図1の
光磁気記録媒体10と同様に、記録媒体としての磁界感
度を従来に比して向上させることができる上、光変調オ
ーバライトを実行することができる。
光磁気記録媒体10と同様に、記録媒体としての磁界感
度を従来に比して向上させることができる上、光変調オ
ーバライトを実行することができる。
【0036】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の光
磁気記録媒体は、レーザ光を透過する基板の一方の面に
少なくとも、上記基板を透過したレーザ光を通すことが
でき、かつ層に平行な方向の面内磁化を有する磁気シー
ルド層と、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、この垂直
磁化の向きによって情報を記録する記録層とがこの順に
積層されているので、従来に比して記録層近傍での磁力
線の広がりを抑えて、記録層近傍で磁界の強さが低下す
るのを防止することができる。したがって、記録媒体と
しての磁界感度を向上させることができる。
磁気記録媒体は、レーザ光を透過する基板の一方の面に
少なくとも、上記基板を透過したレーザ光を通すことが
でき、かつ層に平行な方向の面内磁化を有する磁気シー
ルド層と、層に垂直な方向の垂直磁化を有し、この垂直
磁化の向きによって情報を記録する記録層とがこの順に
積層されているので、従来に比して記録層近傍での磁力
線の広がりを抑えて、記録層近傍で磁界の強さが低下す
るのを防止することができる。したがって、記録媒体と
しての磁界感度を向上させることができる。
【0037】請求項2に記載の光磁気記録媒体では、上
記磁気シールド層と記録層との間に、両側の層の間の交
換結合を無くすための第1中間層が挟まれているので、
磁気シールド層と記録層との間の交換結合を無くすこと
ができる。したがって、記録層の磁区構造や磁区の形の
乱れを抑制でき、C/N比を向上させることができる。
記磁気シールド層と記録層との間に、両側の層の間の交
換結合を無くすための第1中間層が挟まれているので、
磁気シールド層と記録層との間の交換結合を無くすこと
ができる。したがって、記録層の磁区構造や磁区の形の
乱れを抑制でき、C/N比を向上させることができる。
【0038】請求項3に記載の光磁気記録媒体は、さら
に、上記第1中間層と記録層との間に、層に垂直な方向
の垂直磁化を有し、上記記録層よりも再生性能の良い再
生層が挟まれているので、全体として記録感度が良い割
に再生性能を良くすることができる。
に、上記第1中間層と記録層との間に、層に垂直な方向
の垂直磁化を有し、上記記録層よりも再生性能の良い再
生層が挟まれているので、全体として記録感度が良い割
に再生性能を良くすることができる。
【0039】請求項4に記載の光磁気記録媒体は、さら
に、上記再生層と記録層との間に、両側の層の間の交換
結合を無くすための第2中間層が挟まれているので、再
生層と記録層との間の交換結合を無くすことができる。
したがって、再生層および記録層の磁区構造や磁区の形
の乱れを抑制でき、C/N比をさらに向上させることが
できる。
に、上記再生層と記録層との間に、両側の層の間の交換
結合を無くすための第2中間層が挟まれているので、再
生層と記録層との間の交換結合を無くすことができる。
したがって、再生層および記録層の磁区構造や磁区の形
の乱れを抑制でき、C/N比をさらに向上させることが
できる。
【0040】請求項5に記載の光磁気記録媒体は、請求
項1に記載の光磁気記録媒体において、上記記録層の基
板と反対側の面に少なくとも、それぞれ層に垂直な方向
の垂直磁化を有する書込層と、スイッチ層と、初期化層
とがこの順に積層され、室温Tr、上記記録層のキュリ
ー温度Tc1、上記書込層のキュリー温度Tc2、上記ス
イッチ層のキュリー温度Tc3および上記初期化層のキ
ュリー温度Tc4が、 Tr<Tc3<Tc1<Tc2<Tc4 なる関係を満たすので、上記記録層、書込層、スイッチ
層および初期化層によって光変調オーバライト機能を実
現することができる。
項1に記載の光磁気記録媒体において、上記記録層の基
板と反対側の面に少なくとも、それぞれ層に垂直な方向
の垂直磁化を有する書込層と、スイッチ層と、初期化層
とがこの順に積層され、室温Tr、上記記録層のキュリ
ー温度Tc1、上記書込層のキュリー温度Tc2、上記ス
イッチ層のキュリー温度Tc3および上記初期化層のキ
ュリー温度Tc4が、 Tr<Tc3<Tc1<Tc2<Tc4 なる関係を満たすので、上記記録層、書込層、スイッチ
層および初期化層によって光変調オーバライト機能を実
現することができる。
【0041】請求項6の光磁気記録媒体では、磁気シー
ルド層の材料は、磁気モーメントが比較的大きいガドリ
ニウム(Gd)、ディスプロシウム(Dy)若しくはテル
ビウム(Tb)、又はこれらの間の合金からなるので、
磁気シールド層のキュリー温度を記録層のキュリー温度
よりも高く設定することが可能となり、情報を記録する
ためにレーザ光が入射して高温になったときでも、磁気
シールド層の面内磁化を容易に保持することができる。
また、これらの希土類金属はレーザ波長域におけるカー
回転角の波長感度が非常に小さいので、磁気シールド層
を通して記録層のカー回転角を読み出すことができる。
ルド層の材料は、磁気モーメントが比較的大きいガドリ
ニウム(Gd)、ディスプロシウム(Dy)若しくはテル
ビウム(Tb)、又はこれらの間の合金からなるので、
磁気シールド層のキュリー温度を記録層のキュリー温度
よりも高く設定することが可能となり、情報を記録する
ためにレーザ光が入射して高温になったときでも、磁気
シールド層の面内磁化を容易に保持することができる。
また、これらの希土類金属はレーザ波長域におけるカー
回転角の波長感度が非常に小さいので、磁気シールド層
を通して記録層のカー回転角を読み出すことができる。
【図1】 この発明の第1実施形態の光磁気記録媒体の
断面構造を示す図である。
断面構造を示す図である。
【図2】 この発明の第2実施形態の光磁気記録媒体の
断面構造を示す図である。
断面構造を示す図である。
【図3】 この発明の第3実施形態の光磁気記録媒体の
断面構造を示す図である。
断面構造を示す図である。
【図4】 この発明の第4実施形態の光磁気記録媒体の
断面構造を示す図である。
断面構造を示す図である。
【図5】 この発明の第5実施形態の光磁気記録媒体の
断面構造を示す図である。
断面構造を示す図である。
【図6】 図1の光磁気記録媒体の動作を説明する図で
ある。
ある。
【図7】 従来の光磁気記録媒体を例示する図である。
11,21,31,41,51 ポリカーボネート基板 13,23,33,43,43 磁気シールド層 14,25,36,47,56 記録層
Claims (6)
- 【請求項1】 情報の記録および再生を行うことができ
る書き換え型光磁気記録媒体であって、 レーザ光を透過する基板の一方の面に少なくとも、上記
基板を透過したレーザ光を通すことができ、かつ層に平
行な方向の面内磁化を有する磁気シールド層と、層に垂
直な方向の垂直磁化を有し、この垂直磁化の向きによっ
て情報を記録する記録層とがこの順に積層されているこ
とを特徴とする光磁気記録媒体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光磁気記録媒体におい
て、 上記磁気シールド層と記録層との間に、両側の層の間の
交換結合を無くすための第1中間層が挟まれていること
を特徴とする光磁気記録媒体。 - 【請求項3】 請求項2に記載の光磁気記録媒体におい
て、 上記第1中間層と記録層との間に、層に垂直な方向の垂
直磁化を有し、上記記録層よりも再生性能の良い再生層
が挟まれていることを特徴とする光磁気記録媒体。 - 【請求項4】 請求項3に記載の光磁気記録媒体におい
て、 上記再生層と記録層との間に、両側の層の間の交換結合
を無くすための第2中間層が挟まれていることを特徴と
する光磁気記録媒体。 - 【請求項5】 請求項1に記載の光磁気記録媒体におい
て、 上記記録層の基板と反対側の面に少なくとも、それぞれ
層に垂直な方向の垂直磁化を有する書込層と、スイッチ
層と、初期化層とがこの順に積層され、 室温Tr、上記記録層のキュリー温度Tc1、上記書込
層のキュリー温度Tc2、上記スイッチ層のキュリー温
度Tc3および上記初期化層のキュリー温度Tc4が、 Tr<Tc3<Tc1<Tc2<Tc4 なる関係を満たすことを特徴とする光磁気記録媒体。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の
光磁気記録媒体において、 上記磁気シールド層の材料はガドリニウム、ディスプロ
シウム若しくはテルビウム、又はこれらの間の合金から
なることを特徴とする光磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27472196A JPH10124945A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27472196A JPH10124945A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10124945A true JPH10124945A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17545655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27472196A Pending JPH10124945A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10124945A (ja) |
-
1996
- 1996-10-17 JP JP27472196A patent/JPH10124945A/ja active Pending
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