JPH10125367A - 接地部材 - Google Patents

接地部材

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JPH10125367A
JPH10125367A JP29738196A JP29738196A JPH10125367A JP H10125367 A JPH10125367 A JP H10125367A JP 29738196 A JP29738196 A JP 29738196A JP 29738196 A JP29738196 A JP 29738196A JP H10125367 A JPH10125367 A JP H10125367A
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Shigeo Fukushima
茂雄 福嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変圧器、避雷器、高圧機器等を取り付けた鉄
塔、電柱等の接地工事で採用される接地部材で、現場の
適応性に富み、かつ、接地抵抗を低減させることのでき
るものを提供する。 【解決手段】 表裏に貫通する複数の切り目を入れた拡
張可能な金属板体からなる接地部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器、避雷器、
高圧機器等を取り付けた鉄塔、電柱等の接地工事で採用
される接地部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変圧器、避雷器、高圧機器等を取り付け
た電柱には、漏電による事故を防ぐため、接地工事が法
律で義務付けられている。この接地工事は、電柱位置の
周辺に所定深さで接地部材を埋め込み、該接地部材に接
地線を接続することにより行われる。
【0003】従来、この接地部材の埋め込み工事は、金
属棒等の接地部材をハンマ−で地中に打ち込み、埋め込
んだ接地部材の電気抵抗値を測定し、規定値以下の抵抗
値が得られた場合は合格としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接地部材は、体積の割には表面積が狭く、しかも電柱の
径等にかかわらず、形状や面積が一定であるため、現場
の状況に対する適応性に乏しく、規定の電気抵抗値を得
られない場合が多かった。
【0005】そこで、本願発明は、接地部材の形状を適
宜変形可能で、有効面積を広くし、規定の抵抗値を確実
に得ることが容易な接地部材を提供することを課題とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる接地部材は、表裏に貫通する複数の切り目
を入れた拡張可能な金属板体からなることを特徴として
いる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の接地部材の具体例
について説明する。この接地部材1は、図1に示すよう
に、例えば銅やアルミニウム等の導電性に富んだ平らな
金属板1aに、表裏に貫通する多くの切り目2,…を入
れたものである。この切り目2,…は、金属板を拡張す
るためのもので、図示例では、接地板1を4区分(A,
B,C,D)に分割し、それぞれの区分に幅の小さい直
線状の切り目(溝)2を交互に前後位置をずらせて入れ
ているが、切り目2の大きさ、形状、方向等はこれに限
らない。各区分の間には、切り目のない部分Zが十文字
に設けられ、その中央部(端部でもよいが、中央部の方
がバランスがよいので好ましい)には接地線(リード
線)接続部3(図示例ではボルト穴)が設けられてい
る。この接続部には接地線5が適当な手段で接続(図示
例ではボルト穴に挿通したボルトで接続)されるが、そ
の接続は工場で行っておいてもよく、施工現場で接続す
るようにしてもよい。
【0008】この接地部材は、金属板に切り目を入れた
ものであるから、工場において容易に量産することがで
きる。そして、板状で薄く嵩ばらないので、多数重ね合
わせることができ、搬送、保管等に便利である。なお、
接地線の接続方法は、ボルト等を用いる代わりに、ろう
付け、溶接等、他の適当な手段で行ってもよい。
【0009】埋設現場での施工に際しては、この接地部
材を引き伸ばしたり折曲げたりすることにより、所望の
形状、寸法に変形することができる。この場合、多数の
切り目2,…が入れられているので、この変形は容易で
ある。図2はこの変形形態の一例をあらわすものである
が、これに限らず、種々の形状に変形させることができ
る。
【0010】図3は、この接地部材の埋設方法を示すも
ので、まず適当なさく孔装置で所定の位置に所定の深さ
の電柱穴7をさく孔する。このさく孔深さは、電柱の埋
め込み深さ(根入れ深さ)よりも30cm以上深くす
る。所定深さの穴7がさく孔されたら、その底部に導電
性の良い底部充填材(例えば石灰粉)8を所定深さだけ
充填し、表面を均一に均す。一方、建柱すべき電柱10
の上部から電柱に沿わせて(又は、電柱の内部を通し
て)引き下ろした接地線15の下端部付近を電柱の下部
の適当な位置にテープ11等で仮留めしておく。
【0011】接地板1を電柱穴7に合わせて拡張し、電
柱穴7の底部充填材8上に入れる。この時、電柱の下端
部から接地板1までの距離が基準値(通常は30cm)
以上あるようにする。そして、接地板1の上から所定深
さまで、掘削土に導電性改良材(上記底部充填材8と同
種のもの等)を混入した改良土等の充填土9を入れて、
コン柱で1〜2度転圧する。然る後、その上に電柱の基
部を入れ、電柱側の接地線15と接地板1側の接地線5
とを接続し、さらに充填土9又は掘削土を電柱の回りに
充填する。この時、電柱の埋め込み深さと、電柱下端部
から接地板1までの距離が所定値となるように注意す
る。これにより、建柱と接地工事が完了するが、接地抵
抗値が規定値よりも高い場合は、別途改修作業を行う。
【0012】上記充填材としては、通常の土を用いるこ
ともできるが、石灰系粉末等、導電性を向上させる導電
性改良材を用いるのが好ましい。なお、石灰系粉末は、
アルカリ性であり、銅で作られた接地部材や接地線を腐
食しないので、この点でも有利である。さらに、アルカ
リ性の石灰系粉末を充填材として使用すれば、酸性土壌
の中和、地中の重金属の取り込み等の効果を期待するこ
ともできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。図1に示すような100×400×1mmの角形
銅板の幅方向に、該銅板を貫通する互い違いの多くの切
り目2,…を10mm間隔で入れた接地部材1を製作し
た。この接地部材1の中央部には、接地線を接続するた
めの接続部(図示例ではボルト穴)3が設けられてい
る。
【0014】この接地部材1の埋設に際しては、図2に
示すように、切り目を入れた部分を元の長さの約50%
増しに長さ方向に引き延ばし、網目状膨張構造とすると
ともに、前記接続部3には接地線5をボルト、ナット、
ワッシャーなどで締め付けて接続した。接続方法は、両
者が電気的に接続できる方法であればよいことは言うま
でもない。
【0015】一方、建柱予定地に、図3に示すように、
電柱穴7をさく孔した。さく孔深さは5m程度、口径は
200mm程度とした。
【0016】所望の深さの電柱穴7がさく孔されたら、
これに上記手順により充填材8、接地部材1を挿入した
のち、充填材9を充填した。この状態で抵抗値の測定を
行い、規定値の10Ωより低い抵抗値が得られたため、
続いて土を充填し、開口部(深さ0.75m)に表土を
充填して埋設を完了させた。
【0017】接地部材1としては上記以外の形状、構造
のものが可能である。また、切り目2としては、図1に
示すものでは図4のような幅の狭い直線溝状となってい
るが、図5に示すように、その両端部に円形の拡大部2
1,21をもつもの2a、図6に示すように、全体が菱
形に形成されたもの2b、図7に示すように、中央部に
三角形状の拡大部22が設けられたもの2c、図8に示
すように、中央部23が両側から次第に細くなっている
鼓状のもの2d、図9に示すように、中央部24が片側
から次第に細くなっている物2e等各種のものが考えら
れる。図5乃至図9のように、幅の異なる部分ないしは
エッジ部を有する切り目としておけば、変形性が向上す
るので好ましい。このような形状の切り目(溝)は、打
ち抜き加工等で容易に形成することができる。なお、上
記切り目2,…は、互いに独立したものであるのが好ま
しいが、場合によっては、一部連続したものでもよい。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
接地部材は、使用前の状態では薄い板状であるから、保
管や運搬に便利であり、埋設時には面積や体積を膨張さ
せることができるので、有効面積が広く、規定値以下の
抵抗値を得るために好ましいものである。また、全体形
状を変形させることもできるので、現場の状況や埋設条
件等に対する適応性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接地部材の1実施例を示す平面図であ
る。
【図2】網目状構造に拡張した接地部材の外観図であ
る。
【図3】接地部材埋設法の説明図である。
【図4】切り目形状の説明図である。
【図5】異なる切り目形状の説明図である。
【図6】異なる切り目形状の説明図である。
【図7】異なる切り目形状の説明図である。
【図8】異なる切り目形状の説明図である。
【図9】異なる切り目形状の説明図である。
【符号の説明】
1 接地部材 2 切り目 3 接続部 5 接地線 7 電柱穴 8 充填材 10 電柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地線を接続して地中に埋設される接地
    部材であって、表裏に貫通する複数の切り目を入れた拡
    張可能な金属板体からなることを特徴とする接地部材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007005268A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電柱用接地部材
KR101092918B1 (ko) 2010-06-15 2011-12-12 (주) 아람전기 벌집 구조를 갖는 접지 제조 방법 및 이러한 방법으로 만들어진 접지
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KR101237431B1 (ko) * 2011-02-25 2013-02-26 민병수 망형 접지판
KR200491730Y1 (ko) * 2020-03-25 2020-05-26 임호병 지그재그 돌출구조를 갖는 피뢰침용 접지판

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