JPH10125576A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH10125576A
JPH10125576A JP8275906A JP27590696A JPH10125576A JP H10125576 A JPH10125576 A JP H10125576A JP 8275906 A JP8275906 A JP 8275906A JP 27590696 A JP27590696 A JP 27590696A JP H10125576 A JPH10125576 A JP H10125576A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板の露光加工精度を維持しながらス
ループットを向上させ得る投影型露光装置を提供する。 【解決手段】 ロットを構成する複数枚の半導体基板か
ら、所定の頻度で多点測定用基板を設定する多点測定用
ウエハ設定手段1と、サンプリング露光フィールド及び
測定点数を設定するサンプリングフィールド設定手段2
と、フィールド内多点/1点測定する多点/1点測定手
段3、7と、多点測定結果に基づきフィールド内成分補
正量を決定するフィールド内成分補正量決定手段4と、
他基板を用いて以前に決定されたフィールド内成分補正
量の基板あるいはおよびフィールドへの適用を判定する
補正量適用判定手段6を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リソグラフィ技術
を利用して基板上に形成される半導体デバイスの製造工
程における、ステップ・アンド・リピート方式およびス
キャン方式等で感光基板としてのウエハ上の各ショット
領域にレチクル/マスクのパターンを露光する露光装置
(ステッパー)に関し、とりわけ高スループットを実現
する露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子やディスプレイパネル等を製
造する際のリソグラフィ工程には、投影露光装置が広く
適用されている。投影露光装置は、レチクル上に形成さ
れたパターンの像をプロジェクション光学系を通して感
光基板(ウエハ)上に投影する。このようなリソグラフ
ィ工程では、ウエハ上に形成された回路パターンと、次
に露光すべき回路パターンの像とを正確に合わせる必要
があり、このため投影露光装置には基板上に形成された
アライメントマークを光学的に検出するアライメント系
が設けられている。こうしたアライメント系は、静止座
標系上におけるアライメントマークの位置を検出し、こ
の検出位置情報に基づいて投影露光装置がアライメント
を実行する構成とされる。
【0003】従来、前記のリソグラフィ技術において
は、縮小投影露光装置のプロジェクションレンズの高N
A化や、露光波長の短波長化、あるいは位相シフト法や
変形照明法といった超解像技術の採用により、解像度の
向上がなされてきた。一方、合わせ技術においても、露
光ステージの制振や温調、あるいは投影光学系の収差の
改善といった装置性能の改善による、合わせ精度の向上
がなされてきた。とりわけ、素子高集積度に伴うデザイ
ン・ルール(最小加工寸法)の進捗により、高精度の合
わせ操作を可能にする技術が、露光工程において要求さ
れるに到っている。
【0004】露光工程では、サンプリングショットで測
定された座標と基準座標系とのズレの統計処理に基づき
アライメントがなされる。例えば1次式による変換モデ
ルを導入し、露光に先立って基板上の露光対象となるフ
ィールドについて、測定された座標と基準座標との差分
の二乗の積算の和で記述される誤差成分を1次変換モデ
ルの各変換パラメータで偏微分して得られる連立方程式
から、前記1次変換モデルの各変換パラメータを定め、
ついで定めた変換パラメータを係数とした1次変換モデ
ルに基づいてアライメント格子(予想格子)を作成し、
このアライメント格子が示す座標に基づいてアライメン
トを行った後に露光がなされている。
【0005】前記のようなアライメントにおいては、高
精度の合わせ誤差測定技術が必要となる。従前では、こ
のような合わせ誤差として主としてフィールド間で発生
する合わせ誤差が対象とされてきた。しかしながら近年
は、ウエハ寸法が大型化され、また生産性向上のために
1ショットで複数個のチップが露光されることから、個
々の露光フィールドのサイズが大型化しており、この結
果露光フィールド隅部の合わせ誤差への対応が、重要課
題となってきた。これにはウエハの熱歪みによる位置ズ
レが影響しており、とりわけ複数台の露光装置を用いる
量産ラインでは、露光装置毎の癖も加わって精度の劣化
が避けられないという問題があった。このため、フィー
ルド間合わせ精度に加えて、フィールド内における合わ
せ精度にかかる技術が、露光工程において必要とされる
に至っている。
【0006】従来、前記のようなフィールド間合わせ精
度の測定は、1個の露光フィールド内で1個の地点を選
んで合わせ誤差を測定する、フィールド内1点測定によ
り行われている。これに対し、フィールド内成分の合わ
せ精度測定は、通常、1個の露光フィールド内で複数個
の地点を選んで測定する、フィールド内多点測定により
行われることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状の露光
装置を用いて、フィールド内成分アライメントのための
前記フィールド内多点測定を行う場合には、フィールド
間精度の測定用にサンプリングされた露光フィールドの
個々について、多点測定を行うことになる。
【0008】例えば、全52個の露光フィールドをもつ
ウエハにおいて、52個の中からサンプリングされた9
個のサンプリング露光フィールドのすべてについて、そ
れぞれ5個の測定地点で多点測定を行うとすると、測定
地点の総数は1枚あたり、(5ポイント)×(9フィー
ルド)で45ポイントとなり、よって1点測定でフィー
ルド間重ね合わせ誤差のみを測定する際の9ポイントに
比べて、測定所要時間が増大し、ウエハ単位のスループ
ットが低下するという問題が発生する。
【0009】さらに、1ロットが例えば25枚のウエハ
から構成される際のフィールド内多点測定についても、
ウエハ各葉につき45ポイントであり、これが全25枚
のすべてにつき測定されることになるから、総数で11
25ポイントの測定がなされることになり、大幅なスル
ープットの低下をまねくという問題があった。
【0010】前記のように、従来の技術ではサンプリン
グポイントの増加によってリソグラフィ工程のスループ
ットを大幅に低下させ、結果的に半導体デバイスのコス
トを上昇させるという欠点がある。
【0011】そこで本発明は、従来技術が有する前記の
ような問題を解決し、加工精度を維持しながらスループ
ットを向上させることが可能な露光装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る露光装置
は、上述の目的を達成するために提案されるものであ
り、その骨子は、サンプリングされた露光フィールドの
すべてについて多点測定を行うのではなく、多点測定を
行う露光フィールド(以下、多点測定サンプリングフィ
ールドと記載する)の数を、サンプリング露光フィール
ドの総数よりも少なくとも1以上減らし、残りの露光フ
ィールドについては1点測定を行うものである。
【0013】これは、「フィールド内合わせ誤差とフィ
ールド間合わせ誤差とは、独立に扱うことができる」と
いう理論的根拠および、本発明者がメカサンプルを用い
た実測に基づいて経験的に得た知見に依拠するものであ
る。
【0014】すなわち、本発明者の検討により、ウエハ
上の各露光フィールドにおけるフィールド内成分(フィ
ールド倍率、回転)の誤差のバラつきは、実用に差し支
えない程度に小さいことが確認された。これにより、倍
率と回転は、同一ウエハ上の他の露光フィールドにおけ
る倍率と回転で代表させることが可能となる。つまり、
サンプリングされた露光フィールドのすべてにおいて多
点測定を行う必要はなく、一部の露光フィールドについ
てのみ多点測定を行うようにできる。
【0015】前記理論ならびに知見に基づき、かつ前記
目的を実現するため、本発明に係る露光装置は、半導体
装置製造工程で基板上に繰り返されるリソグラフィのシ
ョットに対応して該基板上に複数形成される露光フィー
ルドの所定部分の測定に基づきアライメントがなされる
露光方法において、前記基板上からサンプリングされる
n個(nは2以上の自然数)の露光フィールド中、m個
(mは1≦m≦n−1を満たす自然数)についてフィー
ルド内多点測定を行い、残る(n−m)個についてフィ
ールド内1点測定を行い、かつ前記m個中の少なくとも
1個の露光フィールドの前記フィールド内多点測定結果
に基づき複数個の露光フィールドのフィールド内成分ア
ライメントがなされる構成とされる。また、とりわけ前
記mを1とする構成とされる。
【0016】前記の本発明に係る露光装置によれば、同
一のウエハ内ではフィールド内多点測定の結果を他の各
露光フィールドのフィールド内成分補正に適用すること
ができるから、1ショットあるいは数ショットについて
のみフィールド内多点測定を行えばよく、これにより多
点測定露光フィールド数が基板(ウエハ)単位で減少し
て、スループットが改善される。
【0017】また、本発明者が別のメカサンプルの実測
から得た、別の経験的知見では、同一ロットに属するウ
エハ間でのフィールド内線形誤差の差も実用上差し支え
ない程度に小さい。すなわち、フィールド内線形誤差成
分であるフィールド倍率とフィールド回転の実測値か
ら、同一ロット内でのこれらの変動量は無視できる程度
に小さいことが確認された。したがって、この結果によ
ると、同一ロットに属する複数枚のウエハーについて
は、ウエハ1枚のみ、あるい数枚おきにフィールド内成
分の誤差測定を行い、この測定結果を他の各ウエハーに
適用することができる。
【0018】前記知見に基づき、本発明に係る露光装置
は、半導体装置製造工程で基板上に繰り返されるリソグ
ラフィのショットに対応して該基板上に複数形成される
露光フィールドの所定部分の測定に基づきアライメント
がなされる露光方法において、前記基板が属するロット
を構成する全N枚(Nは2以上の自然数)の基板中、該
ロットの第1番目の基板を含むM枚(Mは1≦M≦N−
1を満たす自然数)の基板に対して前記各基板上でサン
プリングされる複数個の露光フィールドの少なくとも1
個についてフィールド内多点測定を行い、残る(N−
M)枚の基板に対して前記各基板からサンプリングされ
る複数個の露光フィールドについてフィールド内1点測
定を行い、前記M枚の基板の前記フィールド内多点測定
結果に基づき、該基板の露光フィールドに対してフィー
ルド内成分アライメントを行うとともに、前記M枚の基
板になされた前記フィールド内多点測定結果を他の(N
−M)枚の基板にも適用して露光フィールドのフィール
ド内成分アライメントをすることを特徴とする。また、
とりわけ前記M枚の基板につきサンプリングされる複数
個の露光フィールドすべてについてフィールド内多点測
定を行うことを特徴とする。
【0019】前記の本発明に係る露光方法によれば、多
点測定する露光フィールド数がロット単位で減少する。
【0020】さらに、本発明に係る露光装置が、ロット
を構成する全N枚の基板中から、所定の頻度に基づき少
なくとも1枚の多点測定用基板を設定する多点測定用ウ
エハ設定手段と、前記基板上のサンプリングされる露光
フィールドを設定し、かつ該各サンプリング露光フィー
ルドにつき測定点数を設定するサンプリングフィールド
設定手段と、前記設定された測定点数に基づきフィール
ド内多点測定する多点測定手段と、前記設定された測定
点数に基づきフィールド内1点測定する1点測定手段
と、前記多点測定結果に基づきフィールド内成分補正量
を決定するフィールド内成分補正量決定手段と、他の基
板を用いて以前に決定された前記フィールド内成分補正
量の基板あるいはおよびフィールドへの適用を判定する
補正量適用判定手段とを備える構成であれば、補正量適
用判定手段の判定によって、その基板あるいはおよびフ
ィールドへ適用するに最適なフィールド内成分補正量が
既決定済みの補正量から選択されることになり、よって
精度が維持されるとともにスループットが改善される。
【0021】さらに、前記多点測定用基板の出現頻度を
任意に設定可能な多点測定用ウエハ頻度設定手段を備
え、この多点測定用ウエハ頻度設定手段によって設定さ
れた頻度に基づき、前記多点測定用ウエハ設定手段が多
点測定用基板を設定する構成の場合は、ロットの状況に
応じた頻度設定をなし得、よって高信頼性かつ高スルー
プットが実現される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の露光装置
の一実施形態における要部の機能ブロック図である。さ
らに図2は、この露光装置の全体構成を示す概略ブロッ
ク図である。先ず図2に基づき、本発明の露光装置の全
体構成を以下に説明し、ついで図1に基づいて本発明の
露光装置の要部を詳説する。
【0023】図2に示されるように本発明の露光装置P
Sは、大別して、ウエハ60への露光に関わる露光系8
0、ウエハ60やレチクル59の位置を制御する機構系
81、ウエハ60の位置合わせに関わるアライメント系
82、さらにこれら各系を含む装置全体の動作を統轄制
御する制御系83の4系統から構成されており、とりわ
け本発明はその要部が制御系83内に構築されて成る。
【0024】露光系80は、露光光源62、露光パター
ンが焼込まれているレチクル59、複数個の組合わせレ
ンズからなるプロジェクション光学系61から構成され
る。露光光源62から射出された露光光線に照射され光
線中に形成されたレチクル59のパターン像が、プロジ
ェクション光学系61を介してウエハ60上の各ショッ
ト領域に投影・結像し、各ショット領域を露光する。
【0025】機構系81は、ウエハ60とウエハホルダ
51をウエハステージ上に載置して移動あるいは回転さ
せるステージ駆動機構52、自ら計測用のレーザ光を発
してステージからの反射光を捕捉してステージ位置を検
出するレーザ干渉計56、ウエハ60をステージにロー
ドし、あるいはアンロードするウエハ・ローダ/アンロ
ーダ55、レチクル59を移動あるいは回転あるいは傾
斜させるレチクル駆動機構53、プロジェクション光学
系61の結像特性を制御する結像特性制御装置54から
構成される。
【0026】プロジェクション光学系61の光軸方向に
Z軸をとり、Z軸に垂直な2次元平面の直行座標系をX
軸およびY軸とすると、ステージ駆動機構52は、プロ
ジェクション光学系61の光軸に垂直な面内でウエハを
2次元的に位置決めするXステージ52a及びYステー
ジ52b、プロジェクション光学系61の光軸に平行な
Z方向にウエハを位置決めするZステージ52d、およ
びウエハを微小回転駆動させるためのθステージ52c
から構成される。例えばXステージ52aはXステージ
駆動装置52eによってX方向に駆動される。Y、Z、
θ方向についても同様に図示されない夫々のステージ駆
動装置によって駆動される。また、図示されるようにウ
エハ60をチルトさせるチルトモータ52fが装備され
ることもある。
【0027】ウエハステージの上面には、X軸に垂直な
反射面を有する平面鏡で構成された移動鏡が固定され、
この移動鏡に対向するようにレーザ干渉計56が配置さ
れている。レーザ干渉計56は、X軸に沿って移動鏡に
レーザビームを照射する2個のX線用のレーザ干渉計、
およびY軸に沿って移動鏡にレーザビームを照射するY
軸用のレーザ干渉計で構成され、ウエハステージのX座
標およびY座標(ステージ座標系または静止座標系X、
Y)が計測される。
【0028】また、X軸用の2個のレーザ干渉計の計測
値の差に基づいて、ウエハステージの回転角が計測され
る。レーザ干渉計56は、計測したX座標、Y座標およ
び回転角の情報を検出信号56aとして出力する。検出
信号56aは制御系83に供給され、制御系83は、X
ステージ駆動装置52e等にステージ制御信号を送り、
ウエハステージの位置決め動作を制御する。
【0029】ウエハ重量の増加に伴い、ウエハ・ローダ
/アンローダ55にはロボットアームやコンベア等の機
械搬送系が適用されている。
【0030】レチクル駆動機構53は、レチクル59を
保持し、レチクル59を移動および微小回転させるよう
に構成されている。さらにレチクル駆動機構53には、
レチクル59をチルトさせるためのチルトモータ53a
が装備されている。また図示されていないが、レチクル
側にもウエハ側と同様の3軸の干渉計システムが設けら
れていて、検出信号が制御系83に供給され、制御系8
3はレチクル駆動機構53にレチクル駆動制御信号34
bを送り、レチクル59の位置・角度等を制御する。
【0031】結像特性制御装置54は、プロジェクショ
ン光学系61に装着されていて、例えばプロジェクショ
ン光学系61を構成するレンズ群の内の所定のレンズ群
の間隔調整、または所定のレンズ群の間のレンズセルの
内圧調整により、プロジェクション光学系61の投影倍
率等の調整を行う。結像特性制御装置54の動作は、制
御系83からの結像特性制御信号34aによって制御さ
れる。ウエハのフィールド内成分のアライメントは、こ
の結像特性制御装置54と、前記のレチクル駆動機構5
3とによって実行される。
【0032】つぎにアライメント系82は、露光系80
の側面にオフ・アクシスで配置されている。このアライ
メント系82の備える照明光源63からの照明光が、コ
リメートレンズ64、ビームスプリッタ65、ミラー6
6および対物レンズ67を経てウエハ上のアライメント
マーク近傍に照射される。なお、ウエハ上にはこのウエ
ハ上に設定された座標系(x、y)に沿って規則的にフ
ィールド領域が形成され、各フィールド領域には例えば
接するx方向スクライブラインならびにy方向スクライ
ブライン部にX軸用のアライメントマークならびにY軸
用のアライメントマークが形成されているものとする。
【0033】これらのアライメントマークからの反射光
は、対物レンズ67、ミラー66、2枚のビームスプリ
ッタ65および68、また不図示の基準指標を夫々経
て、ついでX軸用のリレーレンズ69によってCCD7
0に集光される。一方、ビームスプリッタ68で直角に
反射された光は、Y軸用のリレーレンズ71を経てCC
D72に集光される。CCD70と72に形成された像
は、基準指標とウエハ上のアライメントマークとが重な
った像であり、この撮像信号を処理することによって、
XY両軸のアライメントマークと基準指標との位置ずれ
量が検出される。
【0034】次に、露光対象とするウエハの各フィール
ド領域(ショット領域)の位置決めを行って、各フィー
ルド領域にそれぞれレチクルのパターン像を露光する工
程の動作を説明する。先ず露光対象とするウエハ60を
ウエハホルダ51上にロードし、ウエハ60上の予め設
定された複数個のサンプルフィールド(サンプルショッ
ト)の各につき、アライメント系82によって前記位置
ずれ量を検出する。
【0035】ついで前記の位置ずれ量から算出される誤
差成分を最小にするに統計処理(例えばEGA計算)を
行い、変換パラメータの値を定め、線形的で仮想的な1
次変換モデル(座標変換式)を求める。そして、この1
次変換モデルを用いて各フィールド領域のステージ座標
系(X、Y)での配列座標を求め、アライメント格子表
(アライメント格子と略記される)を編成する。
【0036】このアライメント格子に基づいてステージ
を駆動し、ウエハの各フィールド領域の基準点を順次露
光系80による露光領域の基準点に位置決めし、ついで
そのフィールドに適用することが可能な補正量を用い、
結像特性制御装置54によるレンズ結像特性の調節ある
いは/およびレチクル駆動機構53によるレチクル59
の移動/回転/傾斜等によって、フィールド内成分のア
ライメント補正を実行する。
【0037】このようにアライメントが為されたフィー
ルドに、それぞれレチクル59のパターンを投影露光す
る。上記のプロセスでそのウエハの各フィールドへの投
影露光は完了すると、ウエハ・ローダ/アンローダ55
が加工済みのウエハをアンロードして、次のウエハをス
テージにロードする。前記の工程により、ロットの全ウ
エハへの露光処理が高スループットで行われる。
【0038】つぎに、本発明の露光装置の要部を図1に
基づいて詳説する。本発明の露光装置PSの要部は、前
記の制御系83を構成する、図1に示される制御手段3
0である。制御系83は、ノイマン型のストアードプロ
グラム式コンピュータ及びそれによって実行される複数
のソフトウエアプログラム(制御手段30)で構成され
るものであり、これら複数のソフトウエアプログラム
は、各種の制御機能を具現する手段として装置と同等に
取り扱うことができる。このコンピュータには、マイク
ロコンピュータや制御コンピュータ(FAコンピュー
タ)をはじめ、パソコンあるいはワークステーション等
が適用可能である。
【0039】図1に示されるように、露光装置PSにお
けるコンピュータは、データ基幹であるコモンバス25
に、CPU21、第1ROM22、EEPROM23、
RAM24、第2ROM26が接続されている。
【0040】前記の各手段のうち、1は多点測定用ウエ
ハ設定手段、2はサンプリングフィールド設定手段、3
は多点測定手段、4はフィールド内成分補正量決定手
段、5はフィールド内成分補正量記憶手段、6は補正量
適用判定手段、7は1点測定手段、8は統計処理手段、
9はアライメント格子/変換モデル編成・記憶手段、1
0は多点測定用ウエハ頻度設定手段であり、いずれもC
PU21によって実行可能なソフトウエアプログラムで
構成されている。
【0041】本実施形態では、多点測定用ウエハ設定手
段1〜フィールド内成分補正量決定手段4と、補正量適
用判定手段6〜統計処理手段8と、多点測定用ウエハ頻
度設定手段10はいずれも第1ROM22に格納されて
いる。また、フィールド内成分補正量記憶手段5とアラ
イメント格子/変換モデル編成・記憶9は、書き替え可
能なEEPROM23に格納されている。
【0042】さらに、第2ROM26には、いずれもC
PU21によって実行可能なソフトウエアプログラムで
構成された全体システム制御ルーチン31、ウエハ・ロ
ーダ/アンローダ制御ルーチン32、移動制御ルーチン
33、フィールド内成分アライメント制御ルーチン34
が格納されている。
【0043】多点測定用ウエハ設定手段1は、ロットを
構成する全N枚(Nは2以上の自然数)の基板中から、
所定の頻度に基づき、そのロットの第1番目の基板を必
ず含めたM枚(Mは1≦M≦N−1を満たす自然数)の
多点測定用基板を設定して、サンプリングフィールド設
定手段2に供給するとともに、設定した多点測定用基板
情報1aを補正量適用判定手段6に供給する。このと
き、ウエハ・ローダ/アンローダ55から供給されるロ
ード検出信号55aに基づき、多点測定用基板を設定す
る構成にすることが好ましい。あるいは、ロード検出信
号55aと、多点測定用ウエハ頻度設定手段10から供
給される頻度rに基づき、多点測定用基板を設定する構
成も可能である。
【0044】サンプリングフィールド設定手段2は、基
板上からn個(nは2以上の自然数)の露光フィールド
をサンプリングフィールドとして設定し、かつ該各サン
プリング露光フィールド中で、フィールド内多点測定を
行うm個(mは1≦m≦n−1を満たす自然数)のサン
プリングフィールドと、フィールド内1点測定を行う
(n−m)個のサンプリングフィールドを設定し、さら
に多点測定にかかる測定点数およびフィールド内測定点
を設定して、設定結果を多点測定手段3と1点測定手段
7に供給するとともに、サンプリングフィールドに関す
る前記情報2aを補正量適用判定手段6に供給する。前
記設定は、予め内蔵されているアルゴリズムに基づいて
実行するように構成する以外にも、例えば外部からの指
示入力あるいは指定入力に基づいて各設定を実行する構
成とすることもできる。
【0045】多点測定手段3は、サンプリングフィール
ド設定手段2によって設定された多点測定するサンプリ
ングフィールドと測定点数およびフィールド内測定点に
基づき、前記のアライメント系82を駆動してフィール
ド内多点測定を行い、多点測定データをフィールド内成
分補正量決定手段4に供給する。さらにこの多点測定デ
ータのうちの、所定のフィールド内測定点での1点分の
測定データを、1点測定手段7に供給する構成とするこ
ともできる。この場合、1点分の測定データは後の統計
処理に供される。
【0046】フィールド内成分補正量決定手段4は、多
点測定手段3による多点測定結果に基づき、該サンプリ
ングフィールドのフィールド内成分(フィールド倍率、
フィールド回転)の補正量を決定する。さらにフィール
ド内成分補正量記憶手段5は、フィールド内成分補正量
決定手段4によって決定されたフィールド内成分補正量
をサンプリングフィールド毎に記憶・保存するととも
に、記憶したフィールド内成分補正量を補正量情報5a
として補正量適用判定手段6に供給する。
【0047】補正量適用判定手段6は、多点測定用ウエ
ハ設定手段1から供給された多点測定用基板情報1a
と、サンプリングフィールド設定手段2から供給された
サンプリング露光フィールドと測定点数の情報2aと、
フィールド内成分補正量記憶手段5から供給された、サ
ンプリングフィールドの補正量情報5aに基づき、その
ウエハの、そのフィールドに適用さるべきフィールド内
成分補正量を判定し、適用さるべきと判定された補正量
6aをフィールド内成分アライメント制御ルーチン34
に供給する。
【0048】したがって、補正量適用判定手段6によっ
て、サンプリングフィールドフィールドにおいて以前に
決定されたフィールド内成分補正量を、同一ウエハの他
の(非サンプリングの)フィールドへ適用する際の最適
なフィールド内成分補正量の判定がなされる。あるい
は、ロットに関し、サンプリングウエハを用いて以前に
決定されているフィールド内成分補正量を、同一ロット
内の他の(非サンプリングの)ウエハへ適用する際の最
適なフィールド内成分補正量の判定がなされる。
【0049】一方、1点測定手段7は、サンプリングフ
ィールド設定手段2によって設定された1点測定するフ
ィールドにつき、前記のアライメント系82を駆動して
フィールド内1点測定を行い、1点測定データを統計処
理手段8に供給する。
【0050】統計処理手段8は、1点測定手段7から供
給された1点測定データに基づき、あるいはこれら1点
測定データに多点測定手段3から供給された前記1点分
の測定データを加えて、統計的処理手法(例えばEG
A)により、絶対座標系でのズレ量をシフト、ローテー
ション、スケーリング等の成分に分けて統計処理し、変
換モデル用のパラメータを算出してアライメント格子/
変換モデル編成・記憶手段9に供給する。
【0051】アライメント格子/変換モデル編成・記憶
手段9は、統計処理手段8から供給されたパラメータに
基づき、仮想配列としてのアライメント格子を編成して
記憶する。あるいは、一次変換モデルを編成して記憶す
る。記憶されたアライメント格子あるいは変換モデル
は、移動制御ルーチン33によってアクセスされる。
【0052】多点測定用ウエハ頻度設定手段10は、多
点測定用基板の出現頻度を任意に設定可能にするもの
で、利用者はロットの状況に応じた任意の所望の出現頻
度rを設定入力することができる。この出現頻度を設定
入力は、図示されないキーボードあるいはマウス等の入
力装置によって実現することができる。多点測定用ウエ
ハ頻度設定手段10は、設定された頻度rを多点測定用
ウエハ設定手段1に供給する。多点測定用ウエハ設定手
段1は、この頻度rに基づき、前記のように多点測定用
基板を設定する。
【0053】ウエハ・ローダ/アンローダ制御ルーチン
32は、ウエハロード制御信号32aをウエハ・ローダ
/アンローダ55に送り、ウエハのロード/アンロード
を制御する。なおウエハ・ローダ/アンローダ55はウ
エハのロードの度に、ロード検出信号55aを多点測定
用ウエハ設定手段1に送る。
【0054】移動制御ルーチン33は、アライメント格
子/変換モデル編成・記憶手段9に記憶されたアライメ
ント格子あるいは変換モデルをアクセスし、さらにレー
ザ干渉計56から供給される検出信号56aに基づき、
ステージ移動量を定めて、ステージ制御信号33aをス
テージ駆動機構52に送り、これによりステージ移動を
制御する。
【0055】フィールド内成分アライメント制御ルーチ
ン34は、補正量適用判定手段6から供給された補正量
6aに基づき、結像特性制御装置54に結像特性制御信
号34aを、あるいは/およびレチクル駆動機構53に
レチクル駆動制御信号34bをそれぞれ送り、フィール
ド内成分アライメントを制御する。
【0056】全体システム制御ルーチン31は、システ
ム全体に関わる各種の制御を司るものである。
【0057】なおデータの記録保存は、図示されるよう
なEEPROM23以外に、SRAMやフラッシュメモ
リ等の不揮発性メモリをはじめ、HDDや、あるいは着
脱可能な記録媒体(フロッピーディスクやリムーバブル
ハードディスク、光ディスクや光磁気ディスク)に記録
保存する構成にできる。
【0058】つぎに以下に、本発明の露光装置によるリ
ソグラフィ加工例を説明する。図3は、本発明の露光装
置によるリソグラフィ加工の一例として、多点測定フィ
ールド数を基板単位で削減する運用の説明図である。同
図に示されるように、このリソグラフィ加工はウエハU
1上の52個のフィールドのうち、9個のフィールドF
11〜F19をサンプリングフィールドとし、さらにこ
れら9個のサンプリングフィールドF11〜F19のう
ち、中央のフィールドF11のみを多点測定用サンプリ
ングフィールド(図中、Mで表示)としてフィールド内
5点測定を行い、残る8個のフィールドF12〜F19
を1点測定用サンプリングフィールド(図中、Sで表
示)としてフィールド内1点測定を行う。
【0059】そして、中央のフィールドF11へのフィ
ールド内5点測定に基づいて決定されたフィールド内成
分補正量を、各サンプリングフィールドF11だけでな
く、ウエハU11上の52個のフィールド全てに適用し
てフィールド内成分アライメントを行う。例えば図中、
点線で示したフィールドF120やF160等にも、こ
の補正量を適用する。この根拠は前記のように、実測値
によれば同一ウエハ上の異なるフィールド間のフィール
ド内線形誤差成分(フィールド倍率とフィールド回転)
の変動量は無視できる程度に小さいことに拠っている。
【0060】前記の結果、ウエハU1に対してなされる
測定ポイント総数は、フィールドF11につき5ポイン
ト、残る8個のフィールドF12〜F19につき各1ポ
イントで合計13ポイントとなる。これら13ポイント
という少ない測定だけで、このウエハU1のアライメン
ト格子を求めるためのデータと、ウエハU1上の全フィ
ールドに対して適用可能なフィールド内成分補正量を求
めるためのデータとを得ることができる。
【0061】これを、従来の全9サンプリングフィール
ドの各々につき5ポイントづつ、合計45ポイントを計
測する場合と比較すると、約71%もの大幅な削減がで
きることになる。このように、本実施形態では基板単位
で多点測定フィールド数を減少させることにより、測定
の所要時間を大幅に短縮することができる。
【0062】図4は、図3の運用例における本発明の露
光装置の動作フローチャートである。先ずウエハがロー
ドされると(ステップS101)、ステージが駆動され
てサンプリングフィールドへ移動する(ステップS10
2)。つぎにサンプリングフィールド設定手段2によっ
て、そのサンプリングフィールドが多点測定サンプリン
グフィールドであるか否かが確認され(ステップS10
3)、多点測定サンプリングフィールドであれば、多点
測定手段3によって多点測定が為される(ステップS1
04)。
【0063】この多点測定結果に基づき、フィールド内
成分補正量決定手段4によってフィールド内成分補正量
が決定され(ステップS105)、フィールド内成分補
正量記憶手段5によって記憶される(ステップS10
6)。前記動作が全サンプリングフィールド終了まで反
復される(ステップS108)。
【0064】一方、ステップS103において、そのサ
ンプリングフィールドが多点測定サンプリングフィール
ドでないことが確認されると、1点測定用のサンプリン
グフィールドであるとして、1点測定手段7によって1
点測定が為され(ステップS107)、ステップS10
8に進む。
【0065】ついで、各サンプリングフィールドにおい
て測定された1点データ(これには多点測定サンプリン
グフィールドにおいて測定された多点から抽出された1
点データも含まれる)に基づき、統計処理手段8が統計
処理を施して変換パラメータを算出し(ステップS10
9)、アライメント格子/変換モデル編成・記憶手段9
によってこのウエハのアライメント格子あるいは変換モ
デルが編成され、記憶される(ステップS110)。
【0066】以上で測定が完了すると、露光工程に入
る。移動制御ルーチン33が、ロードされているウエハ
のアライメント格子あるいは変換モデルをアライメント
格子/変換モデル編成・記憶手段9から取りだし、これ
らを参照してこのウエハ上の各フィールド(サンプリン
グフィールド、非サンプリングフィールドすべて)へ移
動する(ステップS111)。これは実際にはウエハが
搭載されたステージ側を、光学系に対してドライブする
相対移動になる。
【0067】ついでフィールド内成分アライメント制御
ルーチン34が、決定され記憶されている補正量をこの
フィールドへ適用して、フィールド内成分アライメント
を実行する(ステップS112)。
【0068】前記により、このフィールドのアライメン
トが完了することで露光の準備が整い、露光が実行され
る(ステップS113)。前記の工程が、そのウエハ上
の全フィールドにつき反復され(ステップS114)、
全フィールドにつき露光が完了すると、運用が終了す
る。
【0069】図5は、本発明の露光装置による、多点測
定フィールド数を基板単位で削減する別の運用例の説明
図である。同図に示されるように、このリソグラフィ加
工はウエハU2上の52個のフィールドのうち、9個の
フィールドF21〜F29をサンプリングフィールドと
し、さらにこれら9個のサンプリングフィールドF21
〜F29のうち、フィールドF21、F22、F24、
F26、F28の5個だけを多点測定用サンプリングフ
ィールド(図中、Mで表示)としてフィールド内5点測
定を行い、残る4個のフィールドF23、F25、F2
7、F29を1点測定用サンプリングフィールド(図
中、Sで表示)としてフィールド内1点測定を行う。
【0070】そして、5個の多点測定用サンプリングフ
ィールドへのフィールド内5点測定に基づいて決定され
た5組のフィールド内成分補正量を、各多点測定用サン
プリングフィールドだけでなく各々の周辺の、複数個の
フィールド(1点測定用サンプリングフィールドおよび
非サンプリングフィールド)に適用して、ウエハU2上
の52個のフィールド全てのフィールド内成分アライメ
ントを行う。例えば図中、点線で示したフィールドF2
20には、フィールドF22での5点測定に基づくフィ
ールド内成分補正量を適用する。同様に、フィールドF
260には、フィールドF26での5点測定に基づくフ
ィールド内成分補正量を適用する。そしてさらに、1点
測定用サンプリングフィールドF29に隣接するフィー
ルドF290には、最寄りの多点測定用サンプリングフ
ィールドF28での5点測定に基づくフィールド内成分
補正量を適用する。
【0071】前記の結果、ウエハU2に対してなされる
測定ポイント総数は、5個の多点測定用サンプリングフ
ィールドの各につき5ポイント、残る4個のフィールド
の各につき1ポイントの、合計29ポイントとなる。こ
れら29ポイントの測定だけで、このウエハU2のアラ
イメント格子を求めるためのデータと、ウエハU2上の
全フィールドに対して適用可能なフィールド内成分補正
量を求めるためのデータとを得ることができる。本実施
形態は、ウエハの熱歪みによる位置ズレの影響を排除す
るケースにおいてとりわけ有効となる。
【0072】図6は、図5の運用例における本発明の露
光装置の動作フローチャートである。先ずウエハがロー
ドされると(ステップS201)、ステージが駆動され
てサンプリングフィールドへ移動する(ステップS20
2)。つぎにサンプリングフィールド設定手段2によっ
て、そのサンプリングフィールドが多点測定サンプリン
グフィールドであるか否かが確認され(ステップS20
3)、多点測定サンプリングフィールドであれば、多点
測定手段3によって多点測定が為される(ステップS2
04)。
【0073】この多点測定結果に基づき、フィールド内
成分補正量決定手段4によって多点測定サンプリングフ
ィールド毎のフィールド内成分補正量が決定され(ステ
ップS205)、フィールド内成分補正量記憶手段5に
よって記憶される(ステップS206)。前記動作が全
サンプリングフィールド終了まで反復される(ステップ
S208)。
【0074】一方、ステップS203において、そのサ
ンプリングフィールドが多点測定サンプリングフィール
ドでないことが確認されると、1点測定用のサンプリン
グフィールドであるとして、1点測定手段7によって1
点測定が為され(ステップS207)、ステップS20
8に進む。
【0075】ついで、各サンプリングフィールドにおい
て測定された1点データ(これには多点測定サンプリン
グフィールドにおいて測定された多点から抽出された1
点データも含まれる)に基づき、統計処理手段8が統計
処理を施して変換パラメータを算出し(ステップS20
9)、アライメント格子/変換モデル編成・記憶手段9
によってこのウエハのアライメント格子あるいは変換モ
デルが編成され、記憶される(ステップS210)。
【0076】以上で測定が完了すると、露光工程に入
る。移動制御ルーチン33が、ロードされているウエハ
のアライメント格子あるいは変換モデルをアライメント
格子/変換モデル編成・記憶手段9から取りだし、これ
らを参照してこのウエハ上の各フィールド(サンプリン
グフィールド、非サンプリングフィールドすべて)へ移
動する(ステップS211)。
【0077】ついで補正量適用判定手段6が、多点測定
サンプリングフィールド毎のフィールド内成分補正量の
うちで、そのフィールドへ適用する(すなわち、同一ウ
エハの他フィールドのものを流用する)補正量を選択判
定し(ステップS212)、フィールド内成分アライメ
ント制御ルーチン34が、選択判定された補正量をこの
フィールドへ適用して、フィールド内成分アライメント
を実行する(ステップS213)。
【0078】前記により、このフィールドのアライメン
トが完了することで露光の準備が整い、このフィールド
への露光が実行される(ステップS214)。前記の工
程が、そのウエハ上の全フィールドにつき反復され(ス
テップS1215)、全フィールドにつき露光が完了す
ると、運用が終了する。
【0079】図7は、本発明の露光装置によるリソグラ
フィ加工の一例として、多点測定フィールド数をロット
単位で削減する運用の説明図である。図示されるよう
に、このリソグラフィ加工は1ロットが4枚のウエハU
11〜U14で構成され、最初のウエハU11のみを多
点測定用サンプリングウエハとし、このウエハU11上
の52個のフィールドのうち、サンプリングされた9個
のフィールドF111〜F119のうち、中央のフィー
ルドF111のみについてフィールド内5点測定を行
い、残る8個のフィールドF112〜F119でフィー
ルド内1点測定を行う。こののち、残る3枚のウエハU
12〜U14については、例えばウエハU12におい
て、9個のフィールドF121〜F129のすべてでフ
ィールド内1点測定を行う。ウエハU13、U14につ
いても同様に処理される。
【0080】そして、中央のフィールドF111へのフ
ィールド内5点測定に基づいて決定されたフィールド内
成分補正量を、最初のウエハU11の各露光フィールド
F111〜F119に適用してフィールド内成分アライ
メントを行うだけでなく、この補正量をウエハU11上
の52個のフィールド全てに適用してフィールド内成分
アライメントを行う。例えば図中、点線で示したフィー
ルドF1110やF1120にも、この補正量を適用す
る。
【0081】加えてさらに、最初のウエハU11のフィ
ールドF111へのフィールド内5点測定に基づいて決
定された、このフィールド内成分補正量を、後続の3枚
のウエハU12〜U14上のフィールド全てに適用して
フィールド内成分アライメントを行うようにする。例え
ば図中、点線で示した、ウエハU12のフィールドF1
280や、ウエハU13のフィールドF1360や、ウ
エハU14のフィールドF1490にも、すべてこの補
正量を適用する。この根拠は前記のように、同一ロット
に属するウエハ間でのフィールド内線形誤差の差(バラ
ツキ)は無視できる程度に小さいという実測結果によ
る。
【0082】このように、ロット単位と基板単位の両方
で多点測定フィールド数を減少させることにより、従来
法に比べて測定の所要時間を大幅に短縮することができ
る。
【0083】また図8は、本発明の露光装置による、多
点測定フィールド数をロット単位で削減する別の運用例
の説明図である。図示されるように、このリソグラフィ
加工は1ロットが6枚のウエハU21〜U26で構成さ
れ、最初のウエハU21を含み3枚おきに多点測定用サ
ンプリングウエハを設定する。したがってこのロットの
多点測定用サンプリングウエハは、U21とU24であ
る。
【0084】まずウエハU11上の52個のフィールド
のうち、9個のフィールドF211〜F219をサンプ
リングし、ついでこの9個のフィールドF211〜F2
19のうち、中央のフィールドF211のみについてフ
ィールド内5点測定を行い、残る8個のフィールドF2
12〜F219でフィールド内1点測定を行う。後続の
2枚のウエハU22、U23については、例えばウエハ
U22において、9個のフィールドF221〜F229
のすべてでフィールド内1点測定を行う。ウエハU23
についても同様である。
【0085】そして、中央のフィールドF211へのフ
ィールド内5点測定に基づいて決定されたフィールド内
成分補正量を、最初のウエハU21の各フィールドF2
11〜F219に適用してフィールド内成分アライメン
トを行うだけでなく、この補正量をウエハU21上の5
2個のフィールド全てに適用してフィールド内成分アラ
イメントを行う。例えば図中、点線で示したフィールド
F2120等にも、この補正量を適用する。
【0086】加えてさらに、最初のウエハU21のフィ
ールドF211へのフィールド内5点測定に基づいて決
定された、このフィールド内成分補正量を、後続の2枚
のウエハU22、U23上のフィールド全てに適用し
て、フィールド内成分アライメントを行うようにする。
例えば図中、点線で示した、ウエハU22のフィールド
F2280や、ウエハU23のフィールドF2360等
にも、すべてこの補正量を適用する。
【0087】このようにして3枚のウエハU21〜U2
3が処理されると、ついでロードされたウエハU24は
多点測定用サンプリングウエハであるから、ウエハU2
4上の52個のフィールドのうち、9個のフィールドF
241〜F249をサンプリングし、ついでこの9個の
フィールドF241〜F249のうち、中央のフィール
ドF241のみについてフィールド内5点測定を行い、
残る8個のフィールドF242〜F249でフィールド
内1点測定を行う。後続の2枚のウエハU25、U26
については、例えばウエハU25において、9個のフィ
ールドF251〜F259のすべてでフィールド内1点
測定を行う。ウエハU26についても同様である。
【0088】そして、中央のフィールドF241へのフ
ィールド内5点測定に基づいてフィールド内成分補正量
が決定される。ここにおいて、以前の記憶されているフ
ィールド内成分補正量が更新されることになる。この更
新されたフィールド内成分補正量を、ウエハU24の各
フィールドF241〜F249に適用してフィールド内
成分アライメントを行うだけでなく、この補正量をウエ
ハU24上の52個のフィールド全て(図中、点線で示
したフィールドF2420を含む)に適用してフィール
ド内成分アライメントを行う。加えてさらに、このフィ
ールド内成分補正量を、後続の2枚のウエハU25、U
26上のフィールド全て(図中、点線で示したフィール
ドF2580、F2690を含む)に適用して、フィー
ルド内成分アライメントを行うようにする。
【0089】したがって、同一ロットに属する複数枚の
ウエハについては、ウエハ1枚のみ、あるい数枚おきに
フィールドのフィールド内成分アライメント補正量を決
定し、ついでこの補正量を、同一ロットに属する他の各
ウエハのフィールドのフィールド内成分アライメントに
適用することにより、測定や算出の手間を省略できてス
ループットが向上する。
【0090】図9は、図7および図8の運用例における
本発明の露光装置の動作フローチャートである。先ずウ
エハがロードされると(ステップS301)、多点測定
用ウエハ設定手段によって、ロットの最初のウエハまた
はおよび多点測定用のウエハであるか否かが確認され
(ステップS302)、ロットの最初のウエハまたはお
よび多点測定用のウエハであると、ステージが駆動され
てサンプリングフィールドへ移動する(ステップS30
3)。
【0091】ついでサンプリングフィールド設定手段2
によって、そのサンプリングフィールドが多点測定サン
プリングフィールドであると確認されると(ステップS
304)、多点測定手段3によって多点測定が為され
(ステップS305)、フィールド内成分補正量決定手
段4によってフィールド内成分補正量が決定され(ステ
ップS306)、この補正量が、フィールド内成分補正
量記憶手段5によって記憶され(ステップS307)、
ステップS309に進む。
【0092】また、ステップS304において、そのサ
ンプリングフィールドが1点測定サンプリングフィール
ドであると確認されると、1点測定手段7によって1点
測定が為され(ステップS308)、ステップS309
に進む。ステップS309では、全サンプリングフィー
ルド終了まで前記が反復され、全サンプリングフィール
ドが終了すると、ステップS313に進む。
【0093】一方、ステップS302において、ロット
の最初のウエハまたはおよび多点測定用のウエハでない
ことが確認されると、1点測定用のウエハであるとし
て、ステージ駆動によりサンプリングフィールドへ移動
し(ステップS310)、1点測定手段7によって1点
測定が為され(ステップS311)、全サンプリングフ
ィールド終了までこの処理が反復され(ステップS31
2)、全サンプリングフィールドが終了すると、ステッ
プS313に進む。
【0094】ステップS313では、各ウエハ毎に、各
サンプリングフィールドにおいて測定された1点データ
(これには多点測定サンプリングフィールドにおいて測
定された多点から抽出された1点データも含まれる)に
基づき、統計処理手段8が統計処理を施して変換パラメ
ータを算出し(ステップS313)、アライメント格子
/変換モデル編成・記憶手段9によって各ウエハ毎のア
ライメント格子あるいは変換モデルが編成され、記憶さ
れる(ステップS314)。前記の処理により、ウエハ
がロードされる度に、各ウエハに対応したアライメント
格子あるいは変換モデルが編成されることになる。
【0095】以上で測定が完了すると、露光工程に入
る。移動制御ルーチン33が、現在ロードされているウ
エハに対応したアライメント格子あるいは変換モデルを
アライメント格子/変換モデル編成・記憶手段9から取
りだし、これらを参照してこのウエハ上の各フィールド
(サンプリングフィールド、非サンプリングフィールド
すべて)へ移動する(ステップS315)。これは実際
にはウエハが搭載されたステージ側を、光学系に対して
ドライブする相対移動になる。
【0096】ついで補正量適用判定手段6が、そのウエ
ハへ適用するフィールド内成分補正量を判定し(ステッ
プS316)、フィールド内成分アライメント制御ルー
チン34が、判定された補正量をそのウエハ上の全フィ
ールドへ適用して、フィールド内成分アライメントを実
行する(ステップS317)。
【0097】前記により、そのウエハ上のフィールドの
アライメントが完了することで露光の準備が整い、その
フィールドに露光が実行される(ステップS318)。
前記の工程が、そのウエハ上の全フィールドにつき反復
され(ステップS319)、全フィールドにつき露光が
完了すると、後続のロットがロードされて前記操作が反
復され、ロットの全ウエハの露光完了を以て(ステップ
S320)運用が終了する。
【0098】図10は、本発明の露光装置によるリソグ
ラフィ加工の一例として、多点測定フィールド数をロッ
ト単位で削減する他の運用の説明図である。図示される
ように、このリソグラフィ加工は1ロットが4枚のウエ
ハU31〜U34で構成され、最初のウエハU31のみ
を多点測定用サンプリングウエハとし、このウエハU3
1上の52個のフィールドのうち、サンプリングされた
9個のフィールドF311〜F319すべてについてフ
ィールド内5点測定を行う。
【0099】こののち、残る3枚のウエハU32〜U3
4については、例えばウエハU32において、9個のフ
ィールドF321〜F329のすべてでフィールド内1
点測定を行う。ウエハU33、U34についても同様で
ある。
【0100】そして、ウエハU31上のサンプリングさ
れたフィールドF311〜F319へのフィールド内5
点測定に基づいて決定された、計9組のフィールド内成
分補正量を、近接するフィールドにも適用することによ
り、ウエハU31上の52個のフィールド全てのフィー
ルド内成分アライメントを行う。このように、非サンプ
リングフィールド(例えば図中、点線で示したフィール
ドF3110やF3120)には、近接したサンプリン
グフィールドにおいて決定された補正量が適用される。
【0101】加えてさらに、最初のウエハU31の各サ
ンプリングフィールドF311〜F319へのフィール
ド内5点測定に基づいて決定された、計9組のフィール
ド内成分補正量を、後続の3枚のウエハU32〜U34
上の対応している各フィールドならびに近接するフィー
ルドにも適用することにより、全フィールドのフィール
ド内成分アライメントを行うようにする。例えば図中、
点線で示した、ウエハU32の露光フィールドF328
0には、ウエハU31のサンプリングフィールドF31
8で決定されたフィールド内成分補正量を適用する。ま
たウエハU33の露光フィールドF3360には、ウエ
ハU31のサンプリングフィールドF316で決定され
たフィールド内成分補正量を適用する。さらにウエハU
34の露光フィールドF3490には、ウエハU31の
サンプリングフィールドF319で決定されたフィール
ド内成分補正量を適用する。
【0102】前記によれば、5点測定フィールドを複数
にすることで、ウエハ上の異なる位置のフィールドにお
けるフィールド内成分誤差のバラツキが大きい場合で
も、十分なアライメント精度を確保し、しかも多点測定
回数をロット単位で削減して、ロット単位と基板単位の
両方で多点測定フィールド数を減少させることにより、
従来法に比べて測定の所要時間を大幅に短縮することが
できる。
【0103】図11は、本発明の露光装置による、多点
測定フィールド数をロット単位で削減するさらに別の運
用例の説明図である。図示されるように、このリソグラ
フィ加工は1ロットが6枚のウエハU41〜U46で構
成され、最初のウエハU41を含み3枚おきに多点測定
用サンプリングウエハが設定される。したがってこのロ
ットの多点測定用サンプリングウエハは、U41とU4
4である。
【0104】まずウエハU41上の52個のフィールド
のうち、9個のフィールドF411〜F419をサンプ
リングし、ついでこの9個のフィールドF411〜F4
19すべてについてフィールド内5点測定を行う。この
のち、残る2枚のウエハU42〜U43については、例
えばウエハU42において、9個のフィールドF421
〜F429のすべてでフィールド内1点測定を行う。ウ
エハU43についても同様である。これ以下の操作は、
前記図10において為された運用に準ずる。
【0105】このようにして、3枚のウエハU41〜U
43が処理されると、これに引き続いてロードされたウ
エハU44は、前記のように多点測定用サンプリングウ
エハであるから、ここで多点測定がなされ、このウエハ
U44によるフィールド内成分補正量が決定される。し
たがってこの段階で、前記ウエハU41によるフィール
ド内成分補正量が更新されることになる。これ以下の操
作は、前記運用に準ずる。
【0106】図12は、図10および図11の運用例に
おける本発明の露光装置の動作フローチャートである。
先ずウエハがロードされると(ステップS401)、多
点測定用ウエハ設定手段によって、ロットの最初のウエ
ハまたはおよび多点測定用のウエハであるか否かが確認
され(ステップS402)、ロットの最初のウエハまた
はおよび多点測定用のウエハであると、ステージが駆動
されてサンプリングフィールドへ移動する(ステップS
403)。
【0107】本実施形態では、多点測定用のウエハの全
てのサンプリングフィールドについて多点測定を実施す
るものであるから、直ちに多点測定手段3によって多点
測定が為され(ステップS404)、フィールド内成分
補正量決定手段4によって各サンプリングフィールド毎
にフィールド内成分補正量が決定され(ステップS40
5)、これら各サンプリングフィールド毎の補正量が、
フィールド内成分補正量記憶手段5によって記憶される
(ステップS406)。そして全サンプリングフィール
ド終了まで前記が反復される(ステップS407)。
【0108】一方、ステップS402において、現在の
ウエハがロットの最初のウエハではなく、またはおよび
多点測定用のウエハでないことが確認されると、1点測
定用のウエハであるとして、ステージ駆動によりサンプ
リングフィールドへ移動し(ステップS408)、1点
測定手段7によって1点測定が為され(ステップS40
9)、このウエハの全サンプリングフィールド終了まで
この処理が反復される(ステップS410)。
【0109】ついで、各ウエハ毎に、各サンプリングフ
ィールドにおいて測定された1点データ(これには多点
測定サンプリングフィールドにおいて測定された多点か
ら抽出された1点データも含まれる)に基づき、統計処
理手段8が統計処理を施して変換パラメータを算出し
(ステップS411)、アライメント格子/変換モデル
編成・記憶手段9によって各ウエハ毎のアライメント格
子あるいは変換モデルが編成され、記憶される(ステッ
プS412)。前記の処理により、ウエハがロードされ
る度に、各ウエハに対応したアライメント格子あるいは
変換モデルが編成されることになる。
【0110】以上で測定が完了すると、露光工程に入
る。移動制御ルーチン33が、現在ロードされているウ
エハに対応したアライメント格子あるいは変換モデルを
アライメント格子/変換モデル編成・記憶手段9から取
りだし、これらを参照してこのウエハ上の各フィールド
(サンプリングフィールド、非サンプリングフィールド
すべて)へ移動する(ステップS413)。これは実際
にはウエハが搭載されたステージ側を、光学系に対して
ドライブする相対移動になる。
【0111】ついで補正量適用判定手段6が、そのウエ
ハ上のそのフィールドへ適用する(すなわち、同一ウエ
ハの他フィールドのものを流用、もしくは他ウエハの同
位置フィールドまたは他ウエハの異なる位置のフィール
ドのものを流用する)フィールド内成分補正量を選択判
定し(ステップS414)、フィールド内成分アライメ
ント制御ルーチン34が、選択判定された補正量をその
ウエハ上のそのフィールドへ適用して、フィールド内成
分アライメントを実行する(ステップS415)。
【0112】前記により、そのウエハ上のそのフィール
ドのアライメントが完了することで露光の準備が整い、
よってそのフィールドへの露光が実行される(ステップ
S416)。前記の工程が、そのウエハ上の全フィール
ドにつき反復され(ステップS417)、全フィールド
につき露光が完了すると、後続のロットがロードされて
前記操作が反復され、ロットの全ウエハの露光完了を以
て(ステップS418)運用が終了する。
【0113】図13は、本発明の露光装置に組込まれた
補正量適用判定手段6の一実施形態の動作フローチャー
トである。補正量適用判定手段6が動作を開始すると、
先ずこのウエハが前記多点測定用ウエハ設定手段1によ
り設定された多点測定用ウエハであるかが、情報1aに
基づき確認され(ステップS4141)、このウエハが
多点測定用ウエハであると、このウエハにつき測定・決
定された補正量を適用すると判定し(ステップS414
3)、リターンする。一方、このウエハが多点測定用ウ
エハでないと、このウエハ以前に処理されている多点測
定用ウエハで測定・決定された補正量を、このウエハに
適用することを判定し(ステップS4142)、リター
ンする。
【0114】前記のように本発明に係る露光装置は、同
一基板上の露光フィールドに対するフィールド内成分の
アライメントを行うに際し、同一基板上の別の露光フィ
ールドにおいて既に決定されたフィールド内成分の補正
量を適用するか、あるいは同一ロットに属する各基板に
対するフィールド内成分のアライメントを行うに際し、
第1番目の基板を含むいずれか別の基板によって既に決
定されたフィールド内成分の補正量をそのまま適用して
実行することにより、多点測定露光フィールド数を、基
板(ウエハ)単位あるいはロット単位の少なくとも一方
で削減することを可能にするものである。
【0115】また、本発明では、多点測定フィールドを
基板上の任意の位置から選択することが可能であるが、
露光フィールド毎のバラつきによる影響を抑えるため、
対称性をもって選択することが望ましい。とりわけ、多
点測定を行うサンプリングフィールド数を1個とする場
合には、このサンプリングフィールドを基板中央から選
択することが好ましく、これにより、ウエハーの熱変形
等による影響を最小限にとどめることができる。
【0116】なお、マーク検出におけるアライメント光
学系は、前記のようなオフアクシス形式によるものに限
定されることはなく、たとえばプロジェクション光学系
を共用するTTL(スルー・ザ・レンズ)オンアクシス
方式によるアライメント光学系であっても差し支えな
い。この場合は、ベースライン誤差管理を省略できるの
で有利となる。
【0117】また、本発明は前記の各実施形態に限定さ
れるものではなく、例えばウエハ上の露光フィールドの
レイアウトならびに総数、フィールド・サイズ、サンプ
リングフィールドのレイアウトならびに総数、フィール
ド内測定地点の数およびレイアウト等の如何を問わず、
実施が可能である。
【0118】
【発明の効果】本発明の請求項1にかかる露光装置は、
基板上からサンプリングされるn個(nは2以上の自然
数)の露光フィールド中、m個(mは1≦m≦n−1を
満たす自然数)についてフィールド内多点測定を行い、
残る(n−m)個についてフィールド内1点測定を行
い、かつ前記m個中の少なくとも1個の露光フィールド
の前記フィールド内多点測定結果に基づき複数個の露光
フィールドのフィールド内成分アライメントをなす構成
とするものであるから、多点測定する露光フィールド数
をウエハ単位で削減することができ、スループットを改
善して生産性を向上させることができる。
【0119】本発明の請求項2にかかる露光装置は、1
枚のウエハ加工につき1個の露光フィールドにのみフィ
ールド内多点測定を行い、この測定結果に基づき該ウエ
ハ上の全ての露光フィールドのフィールド内成分アライ
メントをなす構成であるから、リソグラフィ工程のスル
ープットをさらに改善して加工時間を短縮することが可
能になる。
【0120】本発明の請求項3にかかる露光装置は、基
板が属するロットを構成する全N枚(Nは2以上の自然
数)の基板中、該ロットの第1番目の基板を含むM枚
(Mは1≦M≦N−1を満たす自然数)の基板に対して
前記各基板上でサンプリングされる複数個の露光フィー
ルドの少なくとも1個についてフィールド内多点測定を
行い、残る(N−M)枚の基板に対して前記各基板から
サンプリングされる複数個の露光フィールドについてフ
ィールド内1点測定を行い、前記M枚の基板の前記フィ
ールド内多点測定結果に基づき、該基板の露光フィール
ドに対してフィールド内成分アライメントを行うととも
に、前記M枚の基板になされた前記フィールド内多点測
定結果を他の(N−M)枚の基板に適用して露光フィー
ルドのフィールド内成分アライメントをする構成である
から、多点測定する露光フィールド数をロット単位で削
減することができ、よってリソグラフィ工程のスループ
ットを改善して生産性を大幅に向上させることができ
る。
【0121】本発明の請求項4にかかる露光装置は、M
枚の基板につきサンプリングされる複数個の露光フィー
ルドすべてについてフィールド内多点測定を行う構成で
あるから、ウエハ上の異なる位置の露光フィールドにお
けるフィールド内成分誤差のバラツキが大きい場合で
も、十分なアライメント精度を確保し、しかも多点測定
回数をロット単位で削減して、リソグラフィ工程のスル
ープットを改善することができる。
【0122】本発明の請求項5にかかる露光装置は、ロ
ットを構成する全N枚の基板中から、所定の頻度に基づ
き少なくとも1枚の多点測定用基板を設定する多点測定
用ウエハ設定手段と、基板上のサンプリングされる露光
フィールドを設定し、かつ各サンプリング露光フィール
ドにつき測定点数を設定するサンプリングフィールド設
定手段と、このように設定された測定点数に基づきフィ
ールド内多点測定あるいは1点測定する多点測定手段な
らびに1点測定手段と、前記多点測定結果に基づきフィ
ールド内成分補正量を決定するフィールド内成分補正量
決定手段と、他の基板を用いて以前に決定された前記フ
ィールド内成分補正量の基板あるいはおよびフィールド
への適用を判定する補正量適用判定手段とを備えて構成
するものであるから、補正量適用判定手段の判定によっ
て、その基板あるいはおよびフィールドへ適用するに最
適なフィールド内成分補正量を、既に決定済みの補正量
から選択することができ、よって精度を維持してスルー
プット向上を実現することができる。
【0123】本発明の請求項6にかかる露光装置は、前
記多点測定用基板の出現頻度を任意に設定可能な多点測
定用ウエハ頻度設定手段を備え、前記多点測定用ウエハ
設定手段は、前記多点測定用ウエハ頻度設定手段によっ
て設定された頻度に基づき多点測定用基板を設定する構
成とするものであるから、利用者がロットの状況に応じ
て所望する頻度を任意に設定することが可能になり、よ
って高信頼性かつ高スループットを実現することができ
る。
【0124】以上のように、本発明の露光装置は、ウエ
ハ単位あるいはおよびロット単位で多点測定の回数を削
減しつつ、しかも実用上十分な精度のアライメント補正
を実現させるものである。このように、合わせ精度(補
正精度)を損なうことなくサンプリング数を減少させる
ことにより、TAT向上とともにリソグラフィ工程の総
所要時間を短縮し、よって半導体デバイス製造における
信頼性向上、コスト削減、スループット向上に大きく貢
献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置の一実施形態における要部の
機能ブロック図である。
【図2】本発明の露光装置の一実施形態における全体構
成を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明の露光装置によるリソグラフィ加工の一
例として、多点測定フィールド数を基板単位で削減する
運用の説明図である。
【図4】図3の運用例における本発明の露光装置の動作
フローチャートである。
【図5】本発明の露光装置による、多点測定フィールド
数を基板単位で削減する別の運用例の説明図である。
【図6】図5の運用例における本発明の露光装置の動作
フローチャートである。
【図7】本発明の露光装置によるリソグラフィ加工の一
例として、多点測定フィールド数をロット単位で削減す
る運用の説明図である。
【図8】本発明の露光装置による、多点測定フィールド
数をロット単位で削減する別の運用例の説明図である。
【図9】図7および図8の運用例における本発明の露光
装置の動作フローチャートである。
【図10】本発明の露光装置によるリソグラフィ加工の
一例として、多点測定フィールド数をロット単位で削減
する他の運用例の説明図である。
【図11】本発明の露光装置による、多点測定フィール
ド数をロット単位で削減するさらに別の運用例の説明図
である。
【図12】図10および図11の運用例における本発明
の露光装置の動作フローチャートである。
【図13】本発明の露光装置に組込まれた補正量適用判
定手段の一実施形態の動作フローチャートである。
【符号の説明】 1……多点測定用ウエハ設定手段、1a……多点測定用
ウエハ情報、2……サンプリングフィールド設定手段、
2a……サンプリングフィールド情報、3……多点測定
手段、4……フィールド内成分補正量決定手段、5……
フィールド内成分補正量記憶手段、5a……補正量、6
……補正量適用判定手段、6a……判定された補正量、
7……1点測定手段、8……統計処理手段、9……アラ
イメント格子/変換モデル編成・記憶手段、10……多
点測定用ウエハ頻度設定手段、21……CPU、22…
…第1ROM、23……EEPROM、24……RA
M、25……コモンバス、26……第2ROM、30…
…制御手段、31……全体システム制御ルーチン、32
……ウエハ・ローダ/アンローダ制御ルーチン、32a
……ウエハロード制御信号、33……移動制御ルーチ
ン、33a……ステージ制御信号、34……フィールド
内成分アライメント制御ルーチン、34a……結像特性
制御信号、34b……レチクル駆動制御信号、52……
ステージ駆動機構、53……レチクル駆動機構、54…
…レンズ結像特性制御装置、55……ウエハ・ローダ/
アンローダ、55a……ロード検出信号、56……レー
ザ干渉計、56a……検出信号、PS……露光装置、r
……頻度。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置製造工程で基板上に繰り返さ
    れるリソグラフィのショットに対応して該基板上に複数
    形成される露光フィールドの所定部分の測定に基づきア
    ライメントがなされる露光装置であって、 前記基板上からサンプリングされるn個(nは2以上の
    自然数)の露光フィールド中、m個(mは1≦m≦n−
    1を満たす自然数)についてフィールド内多点測定を行
    い、残る(n−m)個についてフィールド内1点測定を
    行い、かつ前記m個中の少なくとも1個の露光フィール
    ドの前記フィールド内多点測定結果に基づき複数個の露
    光フィールドのフィールド内成分アライメントをなすこ
    とを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記mが1であることを特徴とする請求
    項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 半導体装置製造工程で基板上に繰り返さ
    れるリソグラフィのショットに対応して該基板上に複数
    形成される露光フィールドの所定部分の測定に基づきア
    ライメントがなされる露光装置であって、 前記基板が属するロットを構成する全N枚(Nは2以上
    の自然数)の基板中、該ロットの第1番目の基板を含む
    M枚(Mは1≦M≦N−1を満たす自然数)の基板に対
    して前記各基板上でサンプリングされる複数個の露光フ
    ィールドの少なくとも1個についてフィールド内多点測
    定を行い、残る(N−M)枚の基板に対して前記各基板
    からサンプリングされる複数個の露光フィールドについ
    てフィールド内1点測定を行い、前記M枚の基板の前記
    フィールド内多点測定結果に基づき、該基板の露光フィ
    ールドに対してフィールド内成分アライメントを行うと
    ともに、前記M枚の基板になされた前記フィールド内多
    点測定結果を他の(N−M)枚の基板に適用して露光フ
    ィールドのフィールド内成分アライメントをすることを
    特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】 前記M枚の基板につきサンプリングされ
    る複数個の露光フィールドすべてについてフィールド内
    多点測定を行うことを特徴とする請求項3記載の露光装
    置。
  5. 【請求項5】 ロットを構成する全N枚の基板中から、
    所定の頻度に基づき少なくとも1枚の多点測定用基板を
    設定する多点測定用ウエハ設定手段と、 前記基板上のサンプリングされる露光フィールドを設定
    し、かつ該各サンプリング露光フィールドにつき測定点
    数を設定するサンプリングフィールド設定手段と、 前記設定された測定点数に基づきフィールド内多点測定
    する多点測定手段と、 前記設定された測定点数に基づきフィールド内1点測定
    する1点測定手段と、 前記多点測定結果に基づきフィールド内成分補正量を決
    定するフィールド内成分補正量決定手段と、 他の基板を用いて以前に決定された前記フィールド内成
    分補正量の基板あるいはおよびフィールドへの適用を判
    定する補正量適用判定手段とを備えることを特徴とする
    請求項1、2、3または4記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記多点測定用基板の出現頻度を任意に
    設定可能な多点測定用ウエハ頻度設定手段を備え、前記
    多点測定用ウエハ設定手段は、前記多点測定用ウエハ頻
    度設定手段によって設定された頻度に基づき多点測定用
    基板を設定することを特徴とする請求項5記載の露光装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003100604A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Canon Inc 露光装置及びその制御方法、デバイスの製造方法、コンピュータ可読メモリ、プログラム
JP2008199034A (ja) * 1999-03-08 2008-08-28 Asml Netherlands Bv リソグラフィ投影装置のオフアクシスレベリング
JP2011258987A (ja) * 2011-09-12 2011-12-22 Canon Inc 露光装置及びその制御方法、デバイスの製造方法、コンピュータ可読メモリ、プログラム
JP2013520795A (ja) * 2010-02-18 2013-06-06 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 高性能な補間と共に最適化されたサンプリング方式を利用してプロセスツール補正能を与える方法及びシステム

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