JPH10127102A - 農作業機用ミッション装置及び農作業機 - Google Patents

農作業機用ミッション装置及び農作業機

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Publication number
JPH10127102A
JPH10127102A JP28887996A JP28887996A JPH10127102A JP H10127102 A JPH10127102 A JP H10127102A JP 28887996 A JP28887996 A JP 28887996A JP 28887996 A JP28887996 A JP 28887996A JP H10127102 A JPH10127102 A JP H10127102A
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JP
Japan
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input shaft
lubricating oil
circulation path
gear
transmission case
Prior art date
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Pending
Application number
JP28887996A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Honda
薫 本多
Motonori Sato
元紀 佐藤
Hiroshi Kosoto
博 小曽戸
Shunichi Fujimoto
俊一 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Uchida Oil Hydraulics Mfg Co Ltd
Original Assignee
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Uchida Oil Hydraulics Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd, Uchida Oil Hydraulics Mfg Co Ltd filed Critical Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Priority to JP28887996A priority Critical patent/JPH10127102A/ja
Publication of JPH10127102A publication Critical patent/JPH10127102A/ja
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  • Soil Working Implements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力軸15が逆転された際には歯車ポンプ26内
で潤滑油12を循環でき、歯車ポンプ26が摩擦熱等により
破損される危険性を防止できる農作業機用ミッション装
置3及びこのミッション装置3を備えた農作業機を提供
する。 【解決手段】 潤滑油12を封入したミッションケース13
と、傘歯車17を有する正逆転自在の入力軸15と、入力軸
15の傘歯車17に噛合して連動される連動傘歯車21を有す
る出力軸19と、入力軸15の正転時には潤滑油12を吸入し
てミッションケース13内に吐出して循環させ入力軸15の
逆転時には潤滑油12を吐出側から吸入して内部で循環さ
せる歯車ポンプ26とを具備する。歯車ポンプ26は、駆動
歯車53及び従動歯車55と、フィルタ38を有する吸入口36
と吐出口51とを有し入力軸15の逆転時に潤滑油12を循環
させる循環路34と、入力軸15の正転時には循環路34を閉
塞し入力軸15の逆転時には循環路34を開口する循環路開
閉手段59とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農作業機用ミッショ
ン装置及び農作業機に係り、たとえば、耕耘作業機、代
掻き作業機等の作業体に出力するミッション装置及びこ
のミッション装置を備えた農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の農作業機にはミッション
装置が設けられている。このミッション装置としては、
たとえば、ミッションケースと、このミッションケース
に回転自在に設けられた入力軸と、この入力軸に固着さ
れた傘歯車と、前記ミッションケースに回転自在に設け
られた出力軸と、この出力軸に固着され前記入力軸の傘
歯車に噛合された連動傘歯車と、前記ミッションケース
内の潤滑油を循環させる互いに噛合した二つの歯車を設
けた歯車ポンプとを有するものがある。そして、前記入
力軸は農作業機を牽引するトラクタのPTO軸に動力伝
達軸を介して連結されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ミッション装置で
は、トラクタのPTO軸が一方向(正転)にのみ回転す
る形式の場合には、このPTO軸にて入力軸が正転され
るとともに歯車ポンプが作動され、この歯車ポンプにて
ミッションケース内の潤滑油が循環されるので、互いに
噛合する傘歯車及び連動傘歯車等が熱等により損傷する
ことが防止されるが、入力軸が逆転された場合には歯車
ポンプは潤滑油の吸入途中で油切れが生じ歯車ポンプ内
に潤滑油が吸入されなくなり、互いに噛合した二つの歯
車の逆転によって発生する摩擦熱等により歯車ポンプが
破損される危険性がある。
【0004】また、従来のトラクタのPTO軸は一方向
(正転)にのみ回転する形式であったが、近時では、農
作業機の作業方式に対応できるようにトラクタのPTO
軸は正転用及び逆転用に切換え可能にした形式のものが
採用されるようになっているため、このトラクタのPT
O軸にて入力軸を回転する際にPTO軸の回転方向を誤
操作して入力軸を逆転した場合には潤滑油が途切れて歯
車ポンプが破損される危険性がある。
【0005】また、農作業時において、たとえば、枕地
等での凸部を均らす作業に際してはPTO軸にて入力軸
を正転から逆転に切り換えて後退しながら枕地等の凸部
を均らして整地した後に、再び前進して作業を行なう
が、この際、PTO軸にて入力軸を逆転から正転に切り
換えることを忘れることが多く、逆転させたままの状態
で前進作業を行なってしまい潤滑油が途切れて歯車ポン
プが破損される危険性がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、入力軸が逆転された際にも歯車ポンプ内で潤滑
油を循環されることができ、歯車ポンプ内で潤滑油が途
切れることがなく歯車ポンプが摩擦熱等により破損され
る危険性を防止できる農作業機用ミッション装置及びこ
のミッション装置を備えた農作業機を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の農作業機
用ミッション装置は、潤滑油を封入したミッションケー
スと、このミッションケースに回転自在に設けられ傘歯
車を有する正逆転自在の入力軸と、前記ミッションケー
スに回転自在に設けられ前記入力軸の傘歯車に噛合して
連動される連動傘歯車を有する出力軸と、前記入力軸か
らの出力により回転駆動され前記入力軸の正転時には前
記潤滑油を吸入してミッションケース内に吐出して循環
させ前記入力軸の逆転時には前記潤滑油を吐出側から吸
入して内部で循環させる可逆ポンプと、を具備したもの
である。
【0008】そして、入力軸の正転時にはこの入力軸か
らの出力により回転駆動される可逆ポンプにてミッショ
ンケース内の潤滑油が可逆ポンプ内に吸入されるととも
にこの可逆ポンプの吐出口からミッションケース内に吐
出され、したがって、可逆ポンプにて潤滑油がミッショ
ンケース内と可逆ポンプとの間を循環され、この潤滑油
にてミッションケース内の傘歯車及び連動傘歯車並びに
可逆ポンプ内が十分な潤滑状態で回転され、これらの各
歯車が摩擦熱等によって損傷・破損されることが防止さ
れる。
【0009】また、入力軸の逆転時にはこの入力軸から
の出力により逆転駆動される可逆ポンプにて潤滑油を吐
出側から吸入して可逆ポンプの内部で循環される。した
がって、この潤滑油にて可逆ポンプ内が十分な潤滑状態
で回転され、可逆ポンプが摩擦熱等によって損傷・破損
されることが防止される。
【0010】請求項2記載の農作業機用ミッション装置
は、請求項1記載の農作業機用ミッション装置におい
て、可逆ポンプは、ミッションケース内に設けた歯車ポ
ンプからなるものである。そして、入力軸の正転時には
歯車ポンプにて潤滑油がミッションケース内と歯車ポン
プ内との間を循環され、また、入力軸の逆転時には歯車
ポンプにて潤滑油が歯車ポンプ内で循環され、したがっ
て、入力軸のいずれの方向の回転時にもミッションケー
ス内の傘歯車及び連動傘歯車並びに歯車ポンプ内の歯車
が摩擦熱等によって損傷・破損されることが防止され
る。
【0011】請求項3記載の農作業機用ミッション装置
は、請求項1または2記載の農作業機用ミッション装置
において、歯車ポンプは、入力軸からの出力により回転
駆動される駆動歯車及びこの駆動歯車に噛合した従動歯
車と、一側部にミッションケース内に開口されたフィル
タを有する吸入口と他側部に前記ミッションケース内に
開口された吐出口とを有し前記入力軸の逆転時に潤滑油
を循環させる循環路と、この循環路に進退可能に設けら
れ入力軸の正転時には循環路を閉塞し前記入力軸の逆転
時には循環路を開口する循環路開閉手段と、を有するも
のである。
【0012】そして、入力軸の正転時には駆動歯車及び
従動歯車にてミッションケース内の潤滑油がフィルタを
介して歯車ポンプの吸入口から吸入されるとともに循環
路開閉手段にて閉塞されている循環路を経て駆動歯車及
び従動歯車間を流通して歯車ポンプの吐出口からミッシ
ョンケース内に吐出される。すなわち、入力軸にて駆動
歯車及び従動歯車が回転駆動されることにより、潤滑油
は低圧側となる吸入口から吸入されて高圧側となる吐出
口からミッションケース内に吐出される。
【0013】また、入力軸の逆転時には逆転駆動される
駆動歯車及び従動歯車にて潤滑油が吐出側から吸入され
て循環路に流入されるとともに、この潤滑油及び歯車ポ
ンプ内の潤滑油にて循環路開閉手段が押動され、この循
環路開閉手段にて循環路が開口され、この潤滑油は循環
路を循環される。
【0014】この際、潤滑油が吸入口のフィルタからミ
ッションケース内に吐出しようとするが、この潤滑油の
粘性及びフィルタにて潤滑油が吸入口からミッションケ
ース内に吐出しにくい状態となっているため、潤滑油は
循環路を循環される。
【0015】すなわち、入力軸にて駆動歯車及び従動歯
車が回転駆動されることにより、潤滑油は低圧側となる
入力軸の正転時の吐出側から吸入されて高圧側となる正
転時の吸入側に吐出しようとするが、この潤滑油の粘性
及びフィルタにて潤滑油が吸入口からミッションケース
内に吐出しにくい状態となっているため、潤滑油は循環
路を循環される。したがって、歯車ポンプ内で油切れが
生じることがなく、この潤滑油にて歯車ポンプ内の駆動
歯車及び従動歯車が十分な潤滑状態で回転される。
【0016】請求項4記載の農作業機用ミッション装置
は、請求項3記載の農作業機用ミッション装置におい
て、循環路開閉手段は、循環路に設けられたバルブシー
トと、前記循環路に連通されたプランジャ室と、このプ
ランジャ室に進退可能に収容され前記バルブシートに接
離自在のバルブ及び循環路に連通する複数の連通孔を有
するプランジャと、このプランジャを附勢しバルブを常
時バルブシートに接合させて循環路を閉塞させるスプリ
ングと、を有するものである。
【0017】そして、入力軸の正転時には駆動歯車及び
従動歯車にて吸入された潤滑油は循環路に流入されると
ともに、この潤滑油がプランジャの連通孔から循環路に
連通したプランジャ室に流出される。また、この潤滑油
がプランジャ室に充満されることにより、この潤滑油及
びスプリングにてプランジャが更に押動され、このプラ
ンジャのバルブがバルブシートに接合され、循環路が確
実に閉塞される。したがって、潤滑油は循環路を循環さ
れることなく駆動歯車及び従動歯車間を流通して歯車ポ
ンプの吐出口からミッションケース内に吐出される。
【0018】また、入力軸の逆転時には逆転駆動される
駆動歯車及び従動歯車にて潤滑油が入力軸の正転時の吐
出側から吸入されるとともに循環路に流入され、この潤
滑油及び歯車ポンプ内の潤滑油にてプランジャのバルブ
がスプリングに抗して押動されて後退され、このバルブ
にてバルブシートが開口されることにより、この潤滑油
は循環路を循環される。
【0019】この際、潤滑油が吸入口のフィルタからミ
ッションケース内に吐出しようとするが、この潤滑油の
粘性及びフィルタにて潤滑油が吸入口からミッションケ
ース内に吐出しにくい状態となっているため、潤滑油が
プランジャのバルブに対して集中され、この潤滑油にて
プランジャのバルブがスプリングに抗して確実に押し戻
され、このプランジャのバルブがバルブシートから離間
開口され、この潤滑油は循環路を循環される。
【0020】請求項5記載の農作業機は、トラクタに連
結する三点連結部を有する機枠と、この機枠に設けられ
入力軸をトラクタの動力取出軸に連結可能に突出した請
求項1乃至4記載のミッション装置と、前記機枠に回転
自在に設けられ前記ミッション装置の出力軸からの出力
によって回転駆動される対土作業用のロータリー作業体
と、を具備したものである。
【0021】そして、トラクタの三点連結部に機枠の三
点連結部を連結し、トラクタのPTO軸にミッション装
置の入力軸を連結した農作業時において、たとえば、枕
地等で凸部を均らす作業に際してはPTO軸にて入力軸
を正転から逆転に切り換えて後退しながらミッション装
置の出力軸からの出力によってロータリー作業体を回転
駆動することにより、このロータリー作業体にて枕地等
が均平に整地される。
【0022】そうして、再び前進して作業を行なうが、
この際、PTO軸にて入力軸を逆転から正転に切り換え
ることを忘れることなく、逆転させたままの状態でロー
タリー作業体にて前進作業を行なった場合でも歯車ポン
プ内で潤滑油が循環され、潤滑油が途切れて歯車ポンプ
が破損されるようなことがない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0024】1は農作業機で、この農作業機1は機枠2
を有し、この機枠2は中間部にミッション装置3を固定
した左右方向の中空パイプ状の主枠4と、この主枠4の
両側部に相対して平行に前下方に向かって突出され先端
部に連結部としてのロワピン5をそれぞれ突出した左右
の下部連結アーム6と、前記ミッション装置3の上部に
前上方に向かって突出され先端部に連結部としての連結
孔7を有する上部連結アーム8とを有している。そし
て、前記両側部のロワピン5及び連結孔7からなる三点
連結部はトラクタの三点連結部に連結されるようになっ
ている。
【0025】また、前記機枠2は前記主枠4の両側部に
相対して後上方に向かってそれぞれ平行に突出された上
下の軸支板9と、この両側部の上下の軸支板9に垂直方
向の軸線に対してそれぞれ前下方に向かって傾斜して挿
脱自在に軸支された上下方向の回動中心軸10と、前記両
側部の上下の軸支板9の内側に位置して前記主枠4の両
側部にそれぞれ後上方に向かって一体に突出された支持
アーム11とを有している。
【0026】つぎに、前記ミッション装置3は、前記主
枠4の中間部に固定され潤滑油12を封入したミッション
ケース13を有し、このミッションケース13内の前側前後
に固定された軸受体14にて前後方向の入力軸15が正逆転
自在に軸支され、この入力軸15の前部に形成されたスプ
ライン軸部16が前記ミッションケース13の前方に向かっ
て突出され、この入力軸15は後端部に傘歯車17を有して
いる。
【0027】また、前記ミッションケース13の前後の軸
受体14間に位置して前記入力軸15には平歯車18がスプラ
イン嵌合により一体に固着されている。そして、前記入
力軸15のスプライン軸部16はトラクタのPTO軸に動力
伝達軸を介して連動連結されるようになっている。
【0028】また、前記入力軸15の傘歯車17の後方に位
置して前記ミッションケース13内及び前記左右方向の主
枠4内には左右方向の出力軸19が回転自在に挿通され、
この出力軸19の両端部は前記主枠4の両端部内に設けた
軸受体20にてそれぞれ回転自在に支持されている。ま
た、前記出力軸19には前記ミッションケース13内に位置
して前記入力軸15の傘歯車17に噛合した連動傘歯車21が
回転自在に軸架されている。
【0029】また、前記連動傘歯車21は前記出力軸19に
スプライン嵌合されて軸方向にのみ進退自在に軸架され
た爪クラッチ22にて出力軸19に対して結合及びこの結合
を解除されるようになっている。また、前記ミッション
ケース13にはクラッチ切換手段23が設けられ、このクラ
ッチ切換手段23は前記爪クラッチ22を軸方向に連動する
連動体24を有している。
【0030】つぎに、前記ミッションケース13内には可
逆ポンプ25が固定されている。この可逆ポンプ25は歯車
ポンプ26からなっている。この歯車ポンプ26は、ポンプ
本体27を有し、このポンプ本体27はハウジング28及びハ
ウジング28の前端部に着脱可能に取り付けられたフレー
ム29を有して構成されている。
【0031】前記ハウジング28は、前記フレーム29側を
開口したポンプ室30を有し、このポンプ室30は上下部に
相対して歯車の回転を案内する円弧状の案内凹部31をそ
れぞれ有するとともに左右部に相対して潤滑油12が流通
する流通凹部32をそれぞれ有している。また、前記ハウ
ジング28は、後側部に前記左右の流通凹部32の後端部に
それぞれ連通する連通孔33を有し、この連通孔33と前記
左右の流通凹部32とにより潤滑油12を循環させる循環路
34が形成されている。
【0032】また、前記ハウジング28は、一側部に前記
一方側の流通凹部32の後側に連通した吸入路35を有し、
この吸入路35の吸入口36は前記ハウジング28の一側面に
開口されている。また、前記吸入口36には液密に接続し
た吸入管37を介して前記ミッションケース13の潤滑油12
内に挿入されたフィルタ38が取り付けられている。さら
に、前記ハウジング28は、前記ポンプ室30の後側壁39の
上下にメタル40を設けた前後方向の軸受孔41,42をそれ
ぞれ有している。
【0033】前記フレーム29は、前記ハウジング28の上
部の軸受孔41に対向してメタル43及びオイルシール44を
前後に設けた前後方向に貫通した軸受孔45及び前記ハウ
ジング28の下部の軸受孔42に対向してメタル46を設けた
前後方向の軸受孔47をそれぞれ有している。
【0034】また、前記フレーム29は、前記上部の軸受
孔45と前記下部の軸受孔47との間の他側部に位置して前
記ハウジング28の他方側の流通凹部32の前端部に形成さ
れた油溜り部32a に連通して外側に向かって傾斜した吐
出路48を有し、この吐出路48の吐出路48の外端部に形成
された吐出ポート49は前記フレーム29の前面部に開口さ
れている。また、前記吐出ポート49には導管50の一端部
が液密に接続されているとともに、この導管50の他端部
に開口された吐出口51は前記ミッションケース13内の潤
滑油12に臨ませて配置されている。
【0035】つぎに、前記フレーム29の上部の軸受孔45
及び前記ハウジング28の上部の軸受孔41にそれぞれのメ
タル40,43及びオイルシール44を介して前後方向の駆動
軸52が回転自在に軸架され、この駆動軸52には前記ポン
プ室30内の上部に位置して回転される駆動歯車53が一体
に形成されている。そして、この駆動歯車53の各歯は前
記ポンプ室30内の上部の弧状の案内凹部31に沿って近接
回転されるようになっている。
【0036】また、前記フレーム29の下部の軸受孔47及
び前記ハウジング28の下部の軸受孔42にそれぞれのメタ
ル40,46を介して前後方向の従動軸54が回転自在に軸架
され、この従動軸54には前記ポンプ室30内の下部に位置
して前記駆動歯車53に噛合した従動歯車55が一体に形成
されている。そして、前記従動歯車55は前記駆動歯車53
にて回転され、かつ、この従動歯車55の各歯は前記ポン
プ室30内の下部の弧状の案内凹部31に沿って近接回転さ
れるようになっている。
【0037】また、前記駆動軸52は前記フレーム29の前
方に突出されたスプライン軸部56を有し、このスプライ
ン軸部56は前記ミッションケース13の前部の前後に設け
られた軸受体57にて回転自在に軸支され、このスプライ
ン軸部56には前記入力軸15の平歯車18に噛合された平歯
車58がスプライン嵌合されている。
【0038】そして、前記入力軸15からの出力によって
前記平歯車18,58を介して前記駆動軸52が回転駆動され
るが、前記入力軸15の正転時には前記駆動歯車53及びこ
の駆動歯車53に噛合した前記従動歯車55にて前記ミッシ
ョンケース13内の潤滑油12がフィルタ38を介して吸入口
36からポンプ室30内に吸入されるとともに吐出路48及び
導管50の吐出口51からミッションケース13内に吐出さ
れ、また、前記入力軸15の逆転時には前記駆動歯車53及
び従動歯車55にて導管50内の潤滑油12がポンプ室30内に
吸入されるとともに循環路34内に循環させるようになっ
ている。
【0039】つぎに、前記ハウジング28の循環路34に
は、前記入力軸15の正転時には前記循環路34を閉塞し前
記入力軸15の逆転時には前記循環路34を開口する循環路
開閉手段59が設けられている。
【0040】前記循環路開閉手段59は、前記循環路34の
連通孔33の一端部に液密に嵌合された環状のバルブシー
ト60と、前記連通孔33の一端部に連通して前記ハウジン
グ28に形成されたプランジャ室61と、このプランジャ室
61に進退可能に収容され先端部に前記バルブシート60に
接離自在のバルブ62及び前記循環路34の連通孔33に連通
する複数の連通孔63を有する中空のプランジャ64と、前
記プランジャ室61の外端部に液密に螺着されたプラグ65
と、このプラグ65と前記プランジャ64との間に設けられ
前記プランジャ64を附勢してバルブ62を常時バルブシー
ト60に接合させて前記循環路34を閉塞させるコイルスプ
リング66とを有している。
【0041】そして、前記入力軸15の正転時には駆動歯
車53及び従動歯車55にて吸入された潤滑油12が他方側の
流通凹部32及びプランジャ64の複数の連通孔63からプラ
ンジャ室61内に流入してプランジャ室61内に充満するこ
とにより、この潤滑油12及びコイルスプリング66にてプ
ランジャ64が比較的強く押動され、このプランジャ64の
バルブ62がバルブシート60に密着して連通孔33が閉塞さ
れ、したがって、潤滑油12が吐出路48から吐出されるよ
うになっている。
【0042】また、前記入力軸15の逆転時には駆動歯車
53及び従動歯車55にて吐出側から吸入された潤滑油12が
吸入路35及びフィルタ38からミッションケース13内に吐
出しようとするが、この潤滑油12の粘性及びフィルタ38
の抵抗により潤滑油12がミッションケース13内に吐出し
にくい状態となっているため、この潤滑油12は一方側の
流通凹部32から循環路34の連通孔33に流入するととも
に、この潤滑油12にてコイルスプリング66に抗してプラ
ンジャ64のバルブ62が押動され、このバルブ62がバルブ
シート60から離間されることにより連通孔33が開口さ
れ、したがって、潤滑油12が循環路34を循環されるよう
になっている。
【0043】また、前記ハウジング28の後端部には前記
一方側の流通凹部32の後端部に連通する排油孔67が形成
され、この排油孔67には栓体68が液密に着脱可能に取り
付けられている。また、前記ハウジング28とフレーム29
とは複数の位置決めピン69にて位置決めされており、前
記ハウジング28とフレーム29との接合面にはOリング70
が介在されており、前記ハウジング28とフレーム29との
間に位置して前記駆動軸52と従動軸54とは軸受プレート
71にて回転自在に支持されている。そして、前記ハウジ
ング28とフレーム29とは複数のボルト72にて液密に一体
的に締着されて固定されている。
【0044】つぎに、前記主枠4の両側部の回動中心軸
10には左右の作業機73がそれぞれ回動自在に、すなわ
ち、前記両側部の回動中心軸10を中心として折り畳み自
在に取り付けられている。そして、作業時には前記主枠
4の両端部に前記左右の作業機73を配置して一連の対土
作業体を構成するようになっており、非作業時には前記
主枠4の両側後部に前記左右の作業機73を折り畳んで互
いに平行に並設するようになっている。
【0045】前記左右の作業機73は、前記回動中心軸10
に回動自在に軸支された左右方向の中空パイプ状の連結
フレーム74と、この連結フレーム74の内端部に取り付け
られたブラケット75と、このブラケット75に対向して前
記連結フレーム74の外端部に取り付けられた伝動ケース
76と、この両側部のブラケット75と伝動ケース76との下
端部間に回転自在に軸架された対土作業用のロータリー
作業体77と、有している。
【0046】また、前記連結フレーム74内には前記ミッ
ション装置3の出力軸19からの出力によって回転される
回転軸78が回転自在に設けられ、この回転軸78の内端部
と前記出力軸19の外端部とは爪クラッチ79にて係脱自在
に連結されるようになっており、この回転軸78の外端部
は前記伝動ケース76内に突出されている。
【0047】また、前記ロータリー作業体77は前記ブラ
ケット75と伝動ケース76との下端部間に回転自在に軸架
された耕耘軸80と、この耕耘軸80に軸方向に間隔をおい
て放射状に突出された多数の耕耘爪81とを有している。
また、前記耕耘軸80の外端部が前記伝動ケース76内に突
出され、この耕耘軸80の外端部は前記回転軸78の外端部
に前記伝動ケース76内に設けられた連動媒体82にて回転
自在に連動連結されている。
【0048】また、前記ブラケット75と伝動ケース76と
の間には前記ロータリー作業体77の上方部を被覆したカ
バー体83が一体に固着され、このカバー体83の後端部に
はゴム板84を介して第1の整地体85が取り付けられ、こ
の第1の整地体85の後端部に左右方向の支軸86にて第2
の整地体87が上下方向に回動自在に取り付けられてい
る。また、前記第1の整地体85は前記カバー体83から突
出された第1の吊持体88にて吊持され、前記第2の整地
体87は前記連結フレーム74から突出された第2の吊持体
89にて上下方向に回動調節自在に吊持されている。
【0049】さらに、前記主枠4の両側後部に突設され
た前記左右の支持アーム11と前記左右の作業機73の連結
フレーム74との間にはそれぞれの作業機73を作業状態及
び非作業状態に回動させて支持する油圧シリンダ装置90
がそれぞれ取り付けられている。なお、図示しないが前
記左右の作業機73を作業状態に展開した際には、この左
右の作業機73を前記機枠2にロックするロック手段が設
けられている。
【0050】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0051】作業時には左右の油圧シリンダ装置90を作
動してピストンロッドを伸長することにより、左右の作
業機73が回動中心軸10を中心としてそれぞれ前方に向か
って回動され、この左右の作業機73の連結フレーム74の
内端部が主枠4の両端部に対向するとともに、この主枠
4内の出力軸19の両端部には左右の作業機73の連結フレ
ーム74内の回転軸78の内端部が爪クラッチ79にてそれぞ
れ連結される。
【0052】また、主枠4の両端部に左右の作業機73が
作業状態に展開されるとともに、この左右の作業機73は
それぞれのロック手段にて機枠2にそれぞれロックさ
れ、この左右の作業機73が作業状態に展開された状態で
保持され、この左右の作業機73のロータリー作業体77に
て一連の対土作業体が構成される。
【0053】つぎに、トラクタの懸架機構の三点連結部
に農作業機1の三点連結部5,7を連結し、このトラク
タのPTO軸に動力伝達軸を介してミッション装置3の
入力軸15のスプライン軸部16をスプライン嵌合して連結
する。
【0054】そして、トラクタにて農作業機1を牽引進
行するとともに、トラクタのPTO軸にて動力伝達軸を
介してミッション装置3の入力軸15が正転方向に回転さ
れる入力軸15の正転時には、この入力軸15の傘歯車17に
て連動傘歯車21及び爪クラッチ22を介して出力軸19が回
転されるとともに、この出力軸19の両端部に爪クラッチ
79にて連結された左右の作業体73の回転軸78がそれぞれ
連動回転される。
【0055】また、左右の作業体73の回転軸78がそれぞ
れ回転されることにより、この左右の回転軸78にて連動
媒体82を介して左右の作業体73のロータリー作業体77が
それぞれダウンカット方向に回転駆動され、この左右の
ロータリー作業体77の各耕耘爪81にて圃場は枕地等の作
業開始位置から順次耕耘されながら進行される。
【0056】また、入力軸15の正転時には、この入力軸
15にて平歯車18,58を介して歯車ポンプ26の駆動軸52が
回転駆動されるとともに、この駆動軸52の駆動歯車53に
て従動軸54の従動歯車55が連動回転され、この駆動歯車
53及び従動歯車55にてミッションケース13内の潤滑油12
がフィルタ38を介して歯車ポンプ26の吸入口36から吸入
路35に吸入されるとともにポンプ室30内から吐出路48に
吐出され、この潤滑油12はさらに導管50の吐出口51から
ミッションケース13内に吐出される。
【0057】すなわち、入力軸15にて駆動歯車53及び従
動歯車55が回転駆動されることにより、潤滑油12は低圧
側となるの吸入口36から吸入されて高圧側となる吐出路
48及び導管50の吐出口51からミッションケース13内に吐
出される。
【0058】この際、駆動歯車53及び従動歯車55にて吸
入された潤滑油12は循環路34の他方側の流通凹部32に流
入されるとともに、この潤滑油12がプランジャ64の複数
の連通孔63から循環路34に連通したプランジャ室61に流
出される。また、この潤滑油12がプランジャ室61に充満
されることにより、この潤滑油12及びコイルスプリング
66にてプランジャ64が更に押動され、このプランジャ64
のバルブ62がバルブシート60に接合され、このバルブ62
にて連通孔33が確実に閉塞され、循環路34が遮断され
る。
【0059】したがって、潤滑油12は循環路34を循環さ
れることなく駆動歯車53及び従動歯車55にてポンプ室30
内から吐出路48に吐出され、導管50の吐出口51からミッ
ションケース13内に吐出される。
【0060】そして、このようにして、ミッションケー
ス13内の潤滑油12は歯車ポンプ26にてこの歯車ポンプ26
とミッションケース13内との間を循環され、この潤滑油
12にてミッションケース13内の傘歯車17及び連動傘歯車
21並びに歯車ポンプ26内の駆動歯車53及び従動歯車55が
十分な潤滑状態で回転され、これらの各歯車17,21,5
3,55が摩擦熱等によって損傷・破損されることが防止
される。
【0061】つぎに、枕地の作業開始位置では、左右の
作業体73のロータリー作業体77がそれぞれダウンカット
方向に回転駆動されることにより、この左右のロータリ
ー作業体77にて耕耘土が後方に跳ね上げられ、この耕耘
土にて作業開始位置の後方の未耕地が土盛りして盛り上
がった凸部状態のままで進行されるので、この枕地の作
業開始位置の後方の未耕地上の凸部を地ならしをする必
要がある。
【0062】また、圃場によっては均平に地ならしをす
る必要がある場合、圃場の耕耘作業進行の過程に耕土が
部分的に盛り上った凸部を有する場合、さらには、作業
行程間の隣接部に耕土が盛り上った凸部を有する場合に
は、これらの凸部等を均平に地ならしをすることがあ
る。
【0063】そこで、トラクタにて農作業機1を後退さ
せて所定の位置で停止させ、トラクタのPTO軸の回転
方向を正転から逆転に切り換える。そして、トラクタに
て農作業機1を再び牽引進行するとともに、トラクタの
PTO軸にて動力伝達軸を介してミッション装置3の入
力軸15が逆転方向に回転される入力軸15の逆転時には、
この入力軸15の傘歯車17にて連動傘歯車21及び爪クラッ
チ22を介して出力軸19が逆転されるとともに、この出力
軸19の両端部に爪クラッチ79にて連結された左右の作業
体73の回転軸78がそれぞれ連動回転される。
【0064】また、左右の作業体73の回転軸78がそれぞ
れ逆転されることにより、この左右の回転軸78にて連動
媒体82を介して左右の作業体73のロータリー作業体77が
それぞれアップカット方向に回転駆動され、この左右の
ロータリー作業体77の各耕耘爪81にて枕地等の作業開始
位置の後方の未耕地上に盛り上った凸部を順次地ならし
をしながら進行することができる。
【0065】そして、左右のロータリー作業体77の各耕
耘爪81にて枕地等の作業開始位置の後方の未耕地上の凸
部を均平に地ならしした後はトラクタのPTO軸の回転
方向を逆転から正転に切り換えて耕耘作業を続行するも
のであるが、このトラクタのPTO軸の回転方向を切り
換えることを忘れて左右の作業体73のロータリー作業体
77がそれぞれアップカット方向に回転駆動されたままの
状態で耕耘作業を続行する可能性がある。
【0066】すなわち、左右の作業体73のロータリー作
業体77がそれぞれアップカット方向に回転駆動されて
も、左右のロータリー作業体77の各耕耘爪81に対する土
の抵抗が少ないので、左右のロータリー作業体77がそれ
ぞれアップカット方向に回転駆動されたままの状態であ
ることを気付かないことがある。このような場合には、
歯車ポンプ26にて潤滑油12が歯車ポンプ26とミッション
ケース13との間を循環されなくなる。
【0067】しかし、入力軸15が逆転される逆転時に
は、この入力軸15にて平歯車18,58を介して歯車ポンプ
26の駆動軸52が逆転駆動されるとともに、この駆動軸52
の駆動歯車53にて従動軸54の従動歯車55が逆転駆動さ
れ、この駆動歯車53及び従動歯車55にて潤滑油12が入力
軸の正転時の吐出側すなわち導管50、吐出路48及び油溜
り部32a 内の潤滑油12が吸入されて循環路34の一方側の
流通凹部32に流入されるとともに、この潤滑油12及びポ
ンプ室30内の潤滑油12にてプランジャ64のバルブ62がコ
イルスプリング66に抗して押動されて後退され、このバ
ルブ62がバルブシート60から離間して連通孔33が開口さ
れることにより、この潤滑油12は循環路34を循環され
る。
【0068】この際、入力軸15にて駆動歯車53及び従動
歯車55が逆転駆動されることにより、潤滑油12は低圧側
となる入力軸15の正転時の吐出側から吸入されて高圧側
となる入力軸15の正転時の吸入側に吐出しようとする
が、すなわち、潤滑油12が吸入口36のフィルタ38からミ
ッションケース13内に吐出しようとするが、この潤滑油
12の粘性及びフィルタ38の抵抗により潤滑油12が吸入口
36からミッションケース13内に吐出しにくい状態となっ
ているため、潤滑油12が一方側の流通凹部32及び連通孔
33からプランジャ64のバルブ62に対して集中され、この
潤滑油12にてプランジャ64のバルブ62がコイルスプリン
グ66に抗して確実に押し戻され、このプランジャ64のバ
ルブ62がバルブシート60から離間開口される。
【0069】したがって、駆動歯車53及び従動歯車55に
て入力軸15の正転時の吐出側から吸入され潤滑油12は循
環路34を循環され、この潤滑油12にて歯車ポンプ26内で
油切れが生じることがなく、この潤滑油12にて歯車ポン
プ26内の駆動歯車53及び従動歯車55が十分な潤滑状態で
回転され、歯車ポンプ26が熱の発生等により破損・損傷
される危険性が防止される。
【0070】また、トラクタのPTO軸の回転方向を逆
転から正転に切り換えることにより、このPTO軸にて
動力伝達軸を介して入力軸15が正転駆動されるととも
に、左右の作業体73のロータリー作業体77がそれぞれダ
ウンカット方向に回転駆動され、この左右のロータリー
作業体77にて耕耘作業が続行される。
【0071】つぎに、前記実施の形態では、可逆ポンプ
25を内蔵したミッション装置3は耕耘作業機に搭載し、
この耕耘作業機を、PTO軸を正逆回転に切り換え可能
なトラクタに連結して耕耘作業を行なう場合について説
明したが、これに限らず、可逆ポンプ25を内蔵したミッ
ション装置3は代掻き作業機に搭載し、この代掻き作業
機を、PTO軸を正逆回転に切り換え可能なトラクタに
連結して代掻き作業を行なうようにしてもよく、さら
に、可逆ポンプ25を内蔵したミッション装置3はその他
の農作業機に搭載し、所定の農作業を行なうようにして
もよい。
【0072】なお、必要に応じて導管50の途中に逆止
弁、切換弁、分岐機器等を介在することにより、潤滑油
12を駆動源として他の機器を駆動するようにするとよ
い。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、入力軸からの
出力により回転駆動され入力軸の正転時にはミッション
ケース内の潤滑油を吸入してミッションケース内に吐出
して循環させ入力軸の逆転時には前記潤滑油を吐出側か
ら吸入して内部で循環させる可逆ポンプを設けたので、
入力軸の正転時には循環される潤滑油にてミッションケ
ース内の各歯車及び可逆ポンプ内のポンプ機構を摩擦熱
等から確実に保護することができ、入力軸の逆転時には
可逆ポンプ内で潤滑油を循環されることができ、可逆ポ
ンプ内で潤滑油が途切れることがなく可逆ポンプが摩擦
熱等により破損・損傷される危険性を確実に防止でき、
正逆転切り換えの誤操作に対応できるものとして長期に
亘って使用することができ、したがって、正逆回転の切
り換え可能な形式のPTO軸を有するトラクタに十分に
対応できる農作業機用ミッション装置を提供することが
できる。
【0074】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、可逆ポンプはミッションケース内に設け
た歯車ポンプからなるので、入力軸の逆転時には歯車ポ
ンプ内で潤滑油を循環させることができるため、この潤
滑油にて歯車ポンプ内の歯車機構が摩擦熱等により破損
・損傷される危険性を確実に防止でき、ミッションケー
ス内に歯車ポンプを設けることにより、全体的に構成が
簡単で外観性を向上させることができる。
【0075】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、歯車ポンプは、入力軸からの出
力により回転駆動される駆動歯車及びこの駆動歯車に噛
合した従動歯車と、一側部にミッションケース内に開口
されたフィルタを有する吸入口と他側部に前記ミッショ
ンケース内に開口された吐出口とを有し前記入力軸の逆
転時に潤滑油を循環させる循環路と、この循環路に進退
可能に設けられ入力軸の正転時には循環路を閉塞し前記
入力軸の逆転時には循環路を開口する循環路開閉手段と
を有するので、入力軸の正転時には循環路開閉手段にて
循環路を確実に閉塞して潤滑油を歯車ポンプとミッショ
ンケースとの間を循環させることができ、入力軸の逆転
時には循環路開閉手段にて循環路を確実に開口して入力
軸の正転時の吐出側から吸入した潤滑油を歯車ポンプ内
で循環させることができ、したがって、この潤滑油にて
歯車ポンプ内の駆動歯車及び従動歯車を摩擦熱等から確
実に保護することができる。
【0076】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加え、循環路開閉手段は、循環路に設けられた
バルブシートと、前記循環路に連通されたプランジャ室
と、このプランジャ室に進退可能に収容され前記バルブ
シートに接離自在のバルブ及び循環路に連通する複数の
連通孔を有するプランジャと、このプランジャを附勢し
バルブを常時バルブシートに接合させて循環路を閉塞さ
せるスプリングと、を有するので、入力軸の正転時には
プランジャの複数の連通孔から循環路に流入した潤滑油
及びスプリングにてプランジャのバルブをバルブシート
に液密に接合させて循環路を確実に遮断することがで
き、入力軸の逆転時には循環路の高圧側から流入する潤
滑油にてスプリングに抗してプランジャを後退させて循
環路を確実に開口することができ、このスプリングは比
較的弱い附勢力のため、潤滑油にてプランジャのバルブ
をバルブシートから容易に離間させて循環路を開口する
ことができる。
【0077】請求項5の発明によれば、トラクタに連結
する三点連結部を有する機枠と、この機枠に設けられ入
力軸をトラクタの動力取出軸に連結可能に突出した請求
項1乃至4記載のミッション装置と、前記機枠に回転自
在に設けられ前記ミッション装置の出力軸からの出力に
よって回転駆動される対土作業用のロータリー作業体と
を具備したので、入力軸の回転に連動される出力軸から
の出力によって回転駆動されるロータリー作業体により
所望の対土作業を行なうことができる。
【0078】この際、作業状況に応じて入力軸の回転方
向を切り換えることによりロータリー作業体をダウンカ
ット方向またはアップカット方向に回転駆動させること
ができ、たとえば、圃場の枕地等の作業開始位置を整然
と整地することができる。また、入力軸の回転方向を切
り換えてロータリー作業体をアップカット方向に回転駆
動させる入力軸の逆転時には可逆ポンプまたは歯車ポン
プ内で潤滑油を循環させて可逆ポンプまたは歯車ポンプ
を確実に保護することができる。したがって、農作業機
の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すミッション装置の
断面図である。
【図2】同上歯車ポンプの断面図である。
【図3】同上一部を切り欠いた歯車ポンプの側面図であ
る。
【図4】同上ポンプ本体の横断平面図である。
【図5】同上循環路を遮断した状態の歯車ポンプの説明
図である。
【図6】同上循環路を開口した状態の歯車ポンプの説明
図である。
【図7】同上ミッション装置を備えた農作業機の側面図
である。
【図8】同上ミッション装置を切り欠いた状態の農作業
機の説明図である。
【符号の説明】
2 機枠 3 ミッション装置 5,7 連結部 12 潤滑油 13 ミッションケース 15 入力軸 17 傘歯車 19 出力軸 21 連動傘歯車 25 可逆ポンプ 26 歯車ポンプ 34 循環路 36 吸入口 38 フィルタ 51 吐出口 53 駆動歯車 55 従動歯車 59 循環路開閉手段 60 バルブシート 61 プランジャ室 62 バルブ 63 連通孔 64 プランジャ 66 スプリング 77 ロータリー作業体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小曽戸 博 茨城県土浦市東中貫町5−1 内田油圧機 器工業株式会社土浦事業所内 (72)発明者 藤本 俊一 茨城県土浦市東中貫町5−1 内田油圧機 器工業株式会社土浦事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油を封入したミッションケースと、
    このミッションケースに回転自在に設けられ傘歯車を有
    する正逆転自在の入力軸と、前記ミッションケースに回
    転自在に設けられ前記入力軸の傘歯車に噛合して連動さ
    れる連動傘歯車を有する出力軸と、前記入力軸からの出
    力により回転駆動され前記入力軸の正転時には前記潤滑
    油を吸入してミッションケース内に吐出して循環させ前
    記入力軸の逆転時には前記潤滑油を吐出側から吸入して
    内部で循環させる可逆ポンプと、を具備したことを特徴
    とする農作業機用ミッション装置。
  2. 【請求項2】 可逆ポンプは、ミッションケース内に設
    けた歯車ポンプからなることを特徴とする請求項1記載
    の農作業機用ミッション装置。
  3. 【請求項3】 歯車ポンプは、入力軸からの出力により
    回転駆動される駆動歯車及びこの駆動歯車に噛合した従
    動歯車と、一側部にミッションケース内に開口されたフ
    ィルタを有する吸入口と他側部に前記ミッションケース
    内に開口された吐出口とを有し前記入力軸の逆転時に潤
    滑油を循環させる循環路と、この循環路に進退可能に設
    けられ入力軸の正転時には循環路を閉塞し前記入力軸の
    逆転時には循環路を開口する循環路開閉手段と、を有す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の農作業機用
    ミッション装置。
  4. 【請求項4】 循環路開閉手段は、循環路に設けられた
    バルブシートと、前記循環路に連通されたプランジャ室
    と、このプランジャ室に進退可能に収容され前記バルブ
    シートに接離自在のバルブ及び循環路に連通する複数の
    連通孔を有するプランジャと、このプランジャを附勢し
    バルブを常時バルブシートに接合させて循環路を閉塞さ
    せるスプリングと、を有することを特徴とする請求項3
    記載の農作業機用ミッション装置。
  5. 【請求項5】 トラクタに連結する三点連結部を有する
    機枠と、この機枠に設けられ入力軸をトラクタの動力取
    出軸に連結可能に突出した請求項1乃至4記載のミッシ
    ョン装置と、前記機枠に回転自在に設けられ前記ミッシ
    ョン装置の出力軸からの出力によって回転駆動される対
    土作業用のロータリー作業体と、を具備したことを特徴
    とする農作業機。
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