JPH10128074A - 自由電子レーザ同位体分離装置 - Google Patents
自由電子レーザ同位体分離装置Info
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- JPH10128074A JPH10128074A JP29157796A JP29157796A JPH10128074A JP H10128074 A JPH10128074 A JP H10128074A JP 29157796 A JP29157796 A JP 29157796A JP 29157796 A JP29157796 A JP 29157796A JP H10128074 A JPH10128074 A JP H10128074A
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- laser beam
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 任意の波長のレーザ光を自由電子レーザによ
り得て種々の原料の同位体分離を行なう際に、レーザ光
の集光エネルギを十分確保し、かつレーザ光のパルス間
隔時間に合せて反応ガスを流動させて反応を確実にかつ
高効率に生じさせる。 【解決手段】 自由電子レーザ1からのレーザ光2を光
反応セル6に設けた放物面鏡11で全反射させセル内の
焦点に集光し、かつ超音速ノズル12から反応ガスを超
音速で噴出させる。放物面鏡11による集光で臨界フル
ーエンス以上となったレーザ光による多光子吸収作用で
確実に同位体分離を生起させ、レーザ光のパルス間隔に
合せて反応ガスを超音速で移動させ反応ガスに高効率に
反応を生起させる。
り得て種々の原料の同位体分離を行なう際に、レーザ光
の集光エネルギを十分確保し、かつレーザ光のパルス間
隔時間に合せて反応ガスを流動させて反応を確実にかつ
高効率に生じさせる。 【解決手段】 自由電子レーザ1からのレーザ光2を光
反応セル6に設けた放物面鏡11で全反射させセル内の
焦点に集光し、かつ超音速ノズル12から反応ガスを超
音速で噴出させる。放物面鏡11による集光で臨界フル
ーエンス以上となったレーザ光による多光子吸収作用で
確実に同位体分離を生起させ、レーザ光のパルス間隔に
合せて反応ガスを超音速で移動させ反応ガスに高効率に
反応を生起させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自由電子レーザ
により各種元素の同位体を分離する自由電子レーザ同位
体分離装置に関する。
により各種元素の同位体を分離する自由電子レーザ同位
体分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のレーザ技術の進歩に伴なって、レ
ーザ光化学反応により各種元素の同位体を分離するとい
う技術が注目されている。この同位体分離に用いられる
装置は、一般にレーザ装置からのレーザ光をレンズで集
光して光反応セルに導き、セル内に流入する原料を照射
して多光子吸収特性における同位体シフトを利用し所定
波長の同位体元素にのみ化学反応を生起させ、光反応生
成物を取り出すように構成されている。
ーザ光化学反応により各種元素の同位体を分離するとい
う技術が注目されている。この同位体分離に用いられる
装置は、一般にレーザ装置からのレーザ光をレンズで集
光して光反応セルに導き、セル内に流入する原料を照射
して多光子吸収特性における同位体シフトを利用し所定
波長の同位体元素にのみ化学反応を生起させ、光反応生
成物を取り出すように構成されている。
【0003】図3の(a)に上述した従来の一般的なレ
ーザ同位体分離装置の原理的な模式図を示す。1’はレ
ーザ装置、2’はレーザ光、3は光学レンズ、4、5は
透過窓、6は光反応セル、7は流入ポート、8は流出ポ
ート、9はパワーメータである。透過窓4を通って光反
応セル6内に入ったレーザ光はセル内で焦点を結び、そ
の後反対側の透過窓5を通ってパワーメータ9へ至り、
そこでレーザ強度がモニタされる(但し、透過窓5、パ
ワーメータ9は必ずしも必要ではない)。
ーザ同位体分離装置の原理的な模式図を示す。1’はレ
ーザ装置、2’はレーザ光、3は光学レンズ、4、5は
透過窓、6は光反応セル、7は流入ポート、8は流出ポ
ート、9はパワーメータである。透過窓4を通って光反
応セル6内に入ったレーザ光はセル内で焦点を結び、そ
の後反対側の透過窓5を通ってパワーメータ9へ至り、
そこでレーザ強度がモニタされる(但し、透過窓5、パ
ワーメータ9は必ずしも必要ではない)。
【0004】光反応セル6内で焦点を結ぶレーザ光は、
その焦点位置付近で一定のフルーエンス(単位面積当り
のレーザエネルギJ/cm2 )を超えると、流入ポート7
からの反応ガスに作用して選択的に光反応を生起して、
反応生成物を生じ、流出ポート8から取り出される。反
応ガスは常に新鮮なガスとなるように流出入され、その
光は反応ガス中の目的の同位体を含む化合物のみを選ぶ
ため特定のレーザ波長のものが用いられる。
その焦点位置付近で一定のフルーエンス(単位面積当り
のレーザエネルギJ/cm2 )を超えると、流入ポート7
からの反応ガスに作用して選択的に光反応を生起して、
反応生成物を生じ、流出ポート8から取り出される。反
応ガスは常に新鮮なガスとなるように流出入され、その
光は反応ガス中の目的の同位体を含む化合物のみを選ぶ
ため特定のレーザ波長のものが用いられる。
【0005】上記のような一般的な構成のレーザ同位体
分離装置については、例えば特開平4−22421号公
報により公知である。又、図3の(b)には他の従来例
の原理図を示す。この例では集光レンズ3に代えて軸外
し放物面鏡10を使っている。その他は図3の(a)に
示したものと同様である。
分離装置については、例えば特開平4−22421号公
報により公知である。又、図3の(b)には他の従来例
の原理図を示す。この例では集光レンズ3に代えて軸外
し放物面鏡10を使っている。その他は図3の(a)に
示したものと同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した特
許公報による従来のレーザ同位体分離装置では、反応容
器内に導入されたレーザ光が集光する焦点位置付近でレ
ーザフルーエンスが臨界フルーエンス以上になる領域で
のみ反応ガスに反応が起り、その前後で臨界フルーエン
ス以下で反応ガスを通過する間にレーザ光のパワー損失
が生じること、又反応に寄与せず反応容器外にパワーが
散逸することについて言及しており、上記パワー損失の
低減と残留パワーの再利用を提案している。
許公報による従来のレーザ同位体分離装置では、反応容
器内に導入されたレーザ光が集光する焦点位置付近でレ
ーザフルーエンスが臨界フルーエンス以上になる領域で
のみ反応ガスに反応が起り、その前後で臨界フルーエン
ス以下で反応ガスを通過する間にレーザ光のパワー損失
が生じること、又反応に寄与せず反応容器外にパワーが
散逸することについて言及しており、上記パワー損失の
低減と残留パワーの再利用を提案している。
【0007】この他にも、例えば特開昭60−9702
3号公報ではレーザ光を単一反応容器内でミラーにより
多重反射させる方法、あるいは特開昭59−12351
7号公報では残留パワーをレンズで再集光し後段の反応
容器に導入する多段集光法などが提案されている。
3号公報ではレーザ光を単一反応容器内でミラーにより
多重反射させる方法、あるいは特開昭59−12351
7号公報では残留パワーをレンズで再集光し後段の反応
容器に導入する多段集光法などが提案されている。
【0008】しかし、これらの従来例では使用されるレ
ーザ装置は、例えばTEACO2 レーザなど特定波長の
レーザ光が予定されており、自由電子レーザのようにパ
ルス当りのエネルギの小さいレーザを用いた場合にその
レーザ光を極小に集光することについては特に言及され
ていない。又、反応ガスは単に反応容器内を流す旨の記
載しかなく、ガスの流速とレーザ光の照射間隔について
も言及していない。
ーザ装置は、例えばTEACO2 レーザなど特定波長の
レーザ光が予定されており、自由電子レーザのようにパ
ルス当りのエネルギの小さいレーザを用いた場合にその
レーザ光を極小に集光することについては特に言及され
ていない。又、反応ガスは単に反応容器内を流す旨の記
載しかなく、ガスの流速とレーザ光の照射間隔について
も言及していない。
【0009】自由電子レーザは電子ビームを周期的に変
化する電磁界内に導入して電磁界との相互作用によりレ
ーザ光を発生させる方式のものであり、発生するレーザ
光の波長が赤外域から紫外域、X線の領域まで変化させ
得る点で他の方式のレーザ装置とはその基本的な発生原
理を異にするレーザ装置である。この自由電子レーザを
用いれば波長を変化させることにより種々の元素の同位
体の分離、濃縮を実現することができる。
化する電磁界内に導入して電磁界との相互作用によりレ
ーザ光を発生させる方式のものであり、発生するレーザ
光の波長が赤外域から紫外域、X線の領域まで変化させ
得る点で他の方式のレーザ装置とはその基本的な発生原
理を異にするレーザ装置である。この自由電子レーザを
用いれば波長を変化させることにより種々の元素の同位
体の分離、濃縮を実現することができる。
【0010】しかし、自由電子レーザが発生するレーザ
光は、幅がピコ秒パルスのパルス光であり、パルス当り
のエネルギが小さいので、極小に集光したいのである
が、実際にはできない。これは、集光手段であるレンズ
を用いる方式では球面収差のため、又軸外し放物面鏡を
用いる方式では光反応容器の外部に設置するため焦点距
離が長く、いずれの場合もレーザ光は極小にならないか
らである。
光は、幅がピコ秒パルスのパルス光であり、パルス当り
のエネルギが小さいので、極小に集光したいのである
が、実際にはできない。これは、集光手段であるレンズ
を用いる方式では球面収差のため、又軸外し放物面鏡を
用いる方式では光反応容器の外部に設置するため焦点距
離が長く、いずれの場合もレーザ光は極小にならないか
らである。
【0011】又、自由電子レーザのレーザ光は、発生す
るパルス光の間隔が数10ナノ秒と短いため、反応ガス
の流速が遅いと各パルス光毎に反応ガスが入れ替わるこ
とができず、同一分子が何度も照射されて反応効率が悪
く、反応効率を上げることができない。
るパルス光の間隔が数10ナノ秒と短いため、反応ガス
の流速が遅いと各パルス光毎に反応ガスが入れ替わるこ
とができず、同一分子が何度も照射されて反応効率が悪
く、反応効率を上げることができない。
【0012】この発明は、上述した従来の同一波長のレ
ーザ光による同位体分離装置における種々の問題点に留
意して、自由電子レーザの任意の波長のレーザ光により
同位体分離を行ないレーザ光を臨界フルーエンスとなる
ように集光度を増大させ、かつ効率を向上させることの
できる自由電子レーザ同位体分離装置を提供することを
課題とする。
ーザ光による同位体分離装置における種々の問題点に留
意して、自由電子レーザの任意の波長のレーザ光により
同位体分離を行ないレーザ光を臨界フルーエンスとなる
ように集光度を増大させ、かつ効率を向上させることの
できる自由電子レーザ同位体分離装置を提供することを
課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、自由電子レーザと、そのレーザ光
により各種原料の同位体を分離する光反応セルとを備
え、光反応セルは透過窓から受入れたレーザ光を反対側
に設けた放物面鏡で反射させて反応セル内の焦点に結ば
せ、その焦点に反応ガスを超音速で噴出するノズルを設
け、上記集光により臨界フルーエンスを超えたレーザ光
を超音速反応ガスに作用させて反応ガス中の同位体を分
離し、反応したガスを急速に反応セルから取り除き排出
口から排出するようにして成る自由電子レーザ同位体分
離装置としたのである。
解決する手段として、自由電子レーザと、そのレーザ光
により各種原料の同位体を分離する光反応セルとを備
え、光反応セルは透過窓から受入れたレーザ光を反対側
に設けた放物面鏡で反射させて反応セル内の焦点に結ば
せ、その焦点に反応ガスを超音速で噴出するノズルを設
け、上記集光により臨界フルーエンスを超えたレーザ光
を超音速反応ガスに作用させて反応ガス中の同位体を分
離し、反応したガスを急速に反応セルから取り除き排出
口から排出するようにして成る自由電子レーザ同位体分
離装置としたのである。
【0014】上記構成の同位体分離装置は、レーザとし
て自由電子レーザを用いる。自由電子レーザのレーザ光
は、一般にピコ秒パルス幅のミクロパルス光で、そのミ
クロパルス間隔はナノ秒単位であるが、波長をX線領域
から赤外線領域まで任意の波長に変化させることができ
るため種々の原料の同位体分離の光源として適する。
て自由電子レーザを用いる。自由電子レーザのレーザ光
は、一般にピコ秒パルス幅のミクロパルス光で、そのミ
クロパルス間隔はナノ秒単位であるが、波長をX線領域
から赤外線領域まで任意の波長に変化させることができ
るため種々の原料の同位体分離の光源として適する。
【0015】図2の(a)に自由電子レーザにおける電
子ビームとレーザ光の波形、及び(b)にレーザ光の詳
細構成について示す。(b)図からレーザパルス光のパ
ルス幅がミクロパルス(ピコ秒単位)、ミクロパルス間
隔がナノ秒単位のものであることが分る。
子ビームとレーザ光の波形、及び(b)にレーザ光の詳
細構成について示す。(b)図からレーザパルス光のパ
ルス幅がミクロパルス(ピコ秒単位)、ミクロパルス間
隔がナノ秒単位のものであることが分る。
【0016】又、自由電子レーザのレーザ光のミクロパ
ルス間隔が小さいため、反応ガスの流速が遅いと反応ガ
スの同一成分にレーザ光が繰り返し作用しても反応は促
進されないが、この発明の装置では超音速ノズルを設け
て焦点付近に反応ガスを超音速で噴射させることによ
り、レーザ光のパルス間隔に合せて反応ガスの未反応成
分に次々と同位体分離作用を高効率に生起させる。
ルス間隔が小さいため、反応ガスの流速が遅いと反応ガ
スの同一成分にレーザ光が繰り返し作用しても反応は促
進されないが、この発明の装置では超音速ノズルを設け
て焦点付近に反応ガスを超音速で噴射させることによ
り、レーザ光のパルス間隔に合せて反応ガスの未反応成
分に次々と同位体分離作用を高効率に生起させる。
【0017】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。図1は実施形態の自由電子レー
ザ同位体分離装置の全体概略構成図である。1は自由電
子レーザであり、2はレーザ光、4は透過窓、6は光反
応セルである。自由電子レーザ1で発生したレーザ光2
はピコ秒パルス幅のパルス光であり、各パルス光の間隔
は数10ナノ秒程度であって、このレーザ光2がほぼ平
行に透過窓4から直接送り込まれる。透過窓4は真空隔
壁も兼ねて設けられ、例えばBaF2 板が用いられる。
面を参照して説明する。図1は実施形態の自由電子レー
ザ同位体分離装置の全体概略構成図である。1は自由電
子レーザであり、2はレーザ光、4は透過窓、6は光反
応セルである。自由電子レーザ1で発生したレーザ光2
はピコ秒パルス幅のパルス光であり、各パルス光の間隔
は数10ナノ秒程度であって、このレーザ光2がほぼ平
行に透過窓4から直接送り込まれる。透過窓4は真空隔
壁も兼ねて設けられ、例えばBaF2 板が用いられる。
【0018】光反応セル6は、大気圧以下の真空容器で
あり、金属又はガラス製である。11は短焦点の放物面
鏡であり、透過窓4からのほぼ平行なレーザ光を全反射
して光反応セル6内で焦点を結ばせる。透過窓4、放物
面鏡11と光反応セル6との境界部はOリング13でシ
ールする。12は超音速ノズルであり、例えばラバーノ
ズルが用いられる。図示の例ではこの超音速ノズル12
は光反応セル6内に突出しているが、焦点位置付近に超
音速でガスが流れれば必らずしもノズルを光反応セル6
内に突出させる必要はない。
あり、金属又はガラス製である。11は短焦点の放物面
鏡であり、透過窓4からのほぼ平行なレーザ光を全反射
して光反応セル6内で焦点を結ばせる。透過窓4、放物
面鏡11と光反応セル6との境界部はOリング13でシ
ールする。12は超音速ノズルであり、例えばラバーノ
ズルが用いられる。図示の例ではこの超音速ノズル12
は光反応セル6内に突出しているが、焦点位置付近に超
音速でガスが流れれば必らずしもノズルを光反応セル6
内に突出させる必要はない。
【0019】8は流出管であり、反応ガスを排出する。
超音速ノズル12はバルブ17を介して高圧配管14に
接続され、一方流出管8は例えば冷却トラップ管などを
用いた生成物分離セル16に接続され、圧縮ポンプ15
を介して予め封入された反応ガスを循環させるようにな
っている。
超音速ノズル12はバルブ17を介して高圧配管14に
接続され、一方流出管8は例えば冷却トラップ管などを
用いた生成物分離セル16に接続され、圧縮ポンプ15
を介して予め封入された反応ガスを循環させるようにな
っている。
【0020】上記の構成とした実施形態の同位体分離装
置により次のように同位体の分離が行われる。透過窓4
から入射されたレーザ光は、この実施形態では短焦点の
放物面鏡11により光反応セル内の焦点位置に極小の集
光度で集光される。例えばレーザ光の発散角が0.8
mradで、放物面鏡の焦点距離f=40mmとすると、fθ
=32μmのスポット径に集光する。
置により次のように同位体の分離が行われる。透過窓4
から入射されたレーザ光は、この実施形態では短焦点の
放物面鏡11により光反応セル内の焦点位置に極小の集
光度で集光される。例えばレーザ光の発散角が0.8
mradで、放物面鏡の焦点距離f=40mmとすると、fθ
=32μmのスポット径に集光する。
【0021】又、自由電子レーザ1によるレーザ光のミ
クロパルスエネルギを10μJとし、光反応のしきい値
を1J/cm 2 とすると、焦点近傍ではレーザフルエンス
が1.2J/cm 2 となり、光反応のしきい値を超える。
これにより、多光子吸収反応による分離のためのレーザ
光のエネルギが反応を生起させるに充分な状態となる。
クロパルスエネルギを10μJとし、光反応のしきい値
を1J/cm 2 とすると、焦点近傍ではレーザフルエンス
が1.2J/cm 2 となり、光反応のしきい値を超える。
これにより、多光子吸収反応による分離のためのレーザ
光のエネルギが反応を生起させるに充分な状態となる。
【0022】一方、反応ガスについては超音速ノズル1
2から噴出される流速が103 m/s(約マッハ3)の
超音速とし、かつレーザ光のミクロパルス間隔を例えば
40nsとすると、この40nsの時間内に反応ガスは
40μm(=40×10-9×103 )進むので、焦点位
置でのレーザ光の焦点スポット径32μmの距離範囲を
通過することになる。
2から噴出される流速が103 m/s(約マッハ3)の
超音速とし、かつレーザ光のミクロパルス間隔を例えば
40nsとすると、この40nsの時間内に反応ガスは
40μm(=40×10-9×103 )進むので、焦点位
置でのレーザ光の焦点スポット径32μmの距離範囲を
通過することになる。
【0023】従って、自由電子レーザ光のミクロパルス
間隔に対応した速度で次々と反応ガスにレーザ光が作用
して同位体分離が行なわれる。こうして上記光反応で生
成した反応生成ガスを生成物分離セル16で分離され、
新鮮なガスが循環されて再び超音速ノズル12から噴出
される。
間隔に対応した速度で次々と反応ガスにレーザ光が作用
して同位体分離が行なわれる。こうして上記光反応で生
成した反応生成ガスを生成物分離セル16で分離され、
新鮮なガスが循環されて再び超音速ノズル12から噴出
される。
【0024】以上のようなこの実施形態の同位体分離装
置では、任意の波長で種々の元素の反応ガスから同位体
分離ができ、又光反応セルは従来(数10Torr以
下)より高い圧力(例えば7GoTorr)での光反応
が実現でき、収量が増える。このため、例えば13Cや
30 Siなどの安定同位体の大量生産が可能となり、医
療診断技術の向上(胃かいよう菌の検出)や半導体デバ
イスの高度化が期待できる。
置では、任意の波長で種々の元素の反応ガスから同位体
分離ができ、又光反応セルは従来(数10Torr以
下)より高い圧力(例えば7GoTorr)での光反応
が実現でき、収量が増える。このため、例えば13Cや
30 Siなどの安定同位体の大量生産が可能となり、医
療診断技術の向上(胃かいよう菌の検出)や半導体デバ
イスの高度化が期待できる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
同位体分離装置はレーザ光を放物面鏡により光反応セル
内の焦点に極小レーザ光として集光し、超音速ノズルか
ら超音速で反応ガスを流動させて反応ガスに作用させる
ようにしたから、臨界フルーエンス以上のレーザ光によ
り確実に多光子吸収解離による同位体分離作用を生起さ
せ、かつレーザパルス光の間隔に合せて反応ガスが流動
することにより次々と入れ替わる反応ガスに高効率に反
応を生じさせることができ、同位体を大量に生産できる
ようになるなどの種々の利点が得られる。
同位体分離装置はレーザ光を放物面鏡により光反応セル
内の焦点に極小レーザ光として集光し、超音速ノズルか
ら超音速で反応ガスを流動させて反応ガスに作用させる
ようにしたから、臨界フルーエンス以上のレーザ光によ
り確実に多光子吸収解離による同位体分離作用を生起さ
せ、かつレーザパルス光の間隔に合せて反応ガスが流動
することにより次々と入れ替わる反応ガスに高効率に反
応を生じさせることができ、同位体を大量に生産できる
ようになるなどの種々の利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の自由電子レーザ同位体分離装置の全
体概略構成図
体概略構成図
【図2】自由電子レーザの電子ビームとレーザ光の関
係、及びレーザ光の詳細構成の説明図
係、及びレーザ光の詳細構成の説明図
【図3】従来例のレーザ同位体分離装置の全体概略構成
図
図
1 自由電子レーザ 2 レーザ光 4 透過窓 6 光反応セル 8 流出管 11 放物面鏡 12 超音速ノズル 13 Oリング 14 高圧配管 15 圧縮ポンプ 16 生成物分離セル
Claims (1)
- 【請求項1】 自由電子レーザと、そのレーザ光により
各種原料の同位体を分離する光反応セルとを備え、光反
応セルは透過窓から受入れたレーザ光を反対側に設けた
放物面鏡で反射させて反応セル内の焦点に結ばせ、その
焦点に反応ガスを超音速で噴出するノズルを設け、上記
集光により臨界フルーエンスを超えたレーザ光を超音速
反応ガスに作用させて反応ガス中の同位体を分離し、反
応したガスを急速に反応セルから取り除き排出口から排
出するようにして成る自由電子レーザ同位体分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29157796A JP3187329B2 (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | 自由電子レーザ同位体分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29157796A JP3187329B2 (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | 自由電子レーザ同位体分離装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10128074A true JPH10128074A (ja) | 1998-05-19 |
| JP3187329B2 JP3187329B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=17770733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29157796A Expired - Fee Related JP3187329B2 (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | 自由電子レーザ同位体分離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3187329B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110609055A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种超极化稀有惰性气体发生装置 |
| CN110609054A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种超极化稀有惰性气体发生用极化池 |
-
1996
- 1996-11-01 JP JP29157796A patent/JP3187329B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110609055A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种超极化稀有惰性气体发生装置 |
| CN110609054A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种超极化稀有惰性气体发生用极化池 |
| CN110609054B (zh) * | 2018-06-15 | 2024-07-09 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种超极化稀有惰性气体发生用极化池 |
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