JPH10128152A - 排煙処理装置と方法 - Google Patents
排煙処理装置と方法Info
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- JPH10128152A JPH10128152A JP9327614A JP32761497A JPH10128152A JP H10128152 A JPH10128152 A JP H10128152A JP 9327614 A JP9327614 A JP 9327614A JP 32761497 A JP32761497 A JP 32761497A JP H10128152 A JPH10128152 A JP H10128152A
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Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気集塵器(EP)の除塵性能を向上させ、
EP出口のばい塵濃度を低減させても、後続の装置に腐
食などの悪影響を与えず、排出ばい塵量を環境規制値に
まで低減する排煙処理装置と方法を提供すること。 【解決手段】 ボイラ等の排ガス中に含まれるばい塵を
除去するEP3の下流側にSOxを除去する湿式排煙脱
硫装置6を配置し、EP3の上流側であって、空気予熱
器2の下流側に熱回収用の熱交換器8を配置し、排煙脱
硫装置6の下流側に再加熱用の熱交換器10を配置す
る。そして、前記熱交換器8、10間では熱媒体により
熱交換させ、熱交換器8を少なくともEP3の上流側に
設ける。そして、前記EP3入口の排ガス温度を120
℃以下に低減し、EP出口のばいじん濃度を100mg
/m3N以下に低減し、煙突出口のばい塵を所定濃度以
下にする。
EP出口のばい塵濃度を低減させても、後続の装置に腐
食などの悪影響を与えず、排出ばい塵量を環境規制値に
まで低減する排煙処理装置と方法を提供すること。 【解決手段】 ボイラ等の排ガス中に含まれるばい塵を
除去するEP3の下流側にSOxを除去する湿式排煙脱
硫装置6を配置し、EP3の上流側であって、空気予熱
器2の下流側に熱回収用の熱交換器8を配置し、排煙脱
硫装置6の下流側に再加熱用の熱交換器10を配置す
る。そして、前記熱交換器8、10間では熱媒体により
熱交換させ、熱交換器8を少なくともEP3の上流側に
設ける。そして、前記EP3入口の排ガス温度を120
℃以下に低減し、EP出口のばいじん濃度を100mg
/m3N以下に低減し、煙突出口のばい塵を所定濃度以
下にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排煙処理装置に係
り、特にボイラ等の燃焼装置から排出されるばい塵装置
から排出されるばい塵、硫黄酸化物(以下、SOXと略
す)を除去するに好適な排煙処理装置と方法に関する。
り、特にボイラ等の燃焼装置から排出されるばい塵装置
から排出されるばい塵、硫黄酸化物(以下、SOXと略
す)を除去するに好適な排煙処理装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】湿式排煙脱硫装置(以下、脱硫装置とい
う)では、排ガス中のSOXを除去するために、排ガス
と吸収液との気液接触が行われるが、吸収塔(以下、脱
硫装置と称することがある)出口ガス温度が、例えば約
50℃と飽和温度以下まで低下するため、吸収塔出口ガ
スは煙突からの白煙防止および拡散に適した温度まで再
加熱されたのち、煙突から排出されている。この再加熱
装置としては、脱硫装置入口ガスの熱を再利用する熱交
換器を用いるのが一般的である。
う)では、排ガス中のSOXを除去するために、排ガス
と吸収液との気液接触が行われるが、吸収塔(以下、脱
硫装置と称することがある)出口ガス温度が、例えば約
50℃と飽和温度以下まで低下するため、吸収塔出口ガ
スは煙突からの白煙防止および拡散に適した温度まで再
加熱されたのち、煙突から排出されている。この再加熱
装置としては、脱硫装置入口ガスの熱を再利用する熱交
換器を用いるのが一般的である。
【0003】図6は、従来技術による排煙処理装置の系
統図である。この装置は、ボイラ1と、該ボイラ1の排
ガスの熱を回収するための空気予熱器2と、排ガス中の
ばい塵を除去する電気集塵器(以下、EPと称する)3
と、ばい塵が除かれた排ガスの熱を回収する熱交換器9
と、排ガス中のSOXを除去する脱硫装置6と、脱硫さ
れた排ガスを熱交換器9で回収した熱で再加熱する熱交
換器10とから構成される。熱交換器9と熱交換器10
は熱媒体が通る連絡管11によって連結されている。熱
交換器9としては、熱媒体をポンプで強制循環する方
式、ヒートパイプを利用する方式などが用いられる。
統図である。この装置は、ボイラ1と、該ボイラ1の排
ガスの熱を回収するための空気予熱器2と、排ガス中の
ばい塵を除去する電気集塵器(以下、EPと称する)3
と、ばい塵が除かれた排ガスの熱を回収する熱交換器9
と、排ガス中のSOXを除去する脱硫装置6と、脱硫さ
れた排ガスを熱交換器9で回収した熱で再加熱する熱交
換器10とから構成される。熱交換器9と熱交換器10
は熱媒体が通る連絡管11によって連結されている。熱
交換器9としては、熱媒体をポンプで強制循環する方
式、ヒートパイプを利用する方式などが用いられる。
【0004】このような構成において、ボイラ1からの
燃焼排ガスは、空気予熱器2によって約150℃まで熱
回収された後、EP3に送られ、ばい塵の除去が行われ
る。ばい塵が除去された排ガスは、吸込送風機(ID
F)4および脱硫ファン5で昇圧され、熱交換器9に送
られ、約100℃まで冷却された後、脱硫装置6に導入
される。脱硫装置6内ではアルカリ剤スラリからなる吸
収液が噴霧され、気液接触により、冷却、脱硫、除塵が
行われ、脱硫装置出口排ガスは約50℃の飽和温度まで
冷却される。前記脱硫装置6の出口ガスは、前記熱交換
器10に導入され、熱交換器9で回収した熱によって約
100℃まで再加熱され、煙突7から排出される。
燃焼排ガスは、空気予熱器2によって約150℃まで熱
回収された後、EP3に送られ、ばい塵の除去が行われ
る。ばい塵が除去された排ガスは、吸込送風機(ID
F)4および脱硫ファン5で昇圧され、熱交換器9に送
られ、約100℃まで冷却された後、脱硫装置6に導入
される。脱硫装置6内ではアルカリ剤スラリからなる吸
収液が噴霧され、気液接触により、冷却、脱硫、除塵が
行われ、脱硫装置出口排ガスは約50℃の飽和温度まで
冷却される。前記脱硫装置6の出口ガスは、前記熱交換
器10に導入され、熱交換器9で回収した熱によって約
100℃まで再加熱され、煙突7から排出される。
【0005】最近、エネルギーの多様化に伴い、ボイラ
燃料の重油から石炭への転換によるボイラ燃料の重油か
ら石炭への転換によるボイラ排ガス中のばい塵量の増加
と、環境規制の強化に伴う煙突7入口のばい塵排出量低
減の必要性から、排煙処理装置の除塵性能の高度化が要
求されている。通常、石炭焚ボイラの場合、ボイラ出口
ばい塵量約20g/m3Nに対し、排煙処理装置出口の
ばい塵量を0.02g/m3Nまで除塵することが要求
され、99.9%以上の除塵性能が必要となる。
燃料の重油から石炭への転換によるボイラ燃料の重油か
ら石炭への転換によるボイラ排ガス中のばい塵量の増加
と、環境規制の強化に伴う煙突7入口のばい塵排出量低
減の必要性から、排煙処理装置の除塵性能の高度化が要
求されている。通常、石炭焚ボイラの場合、ボイラ出口
ばい塵量約20g/m3Nに対し、排煙処理装置出口の
ばい塵量を0.02g/m3Nまで除塵することが要求
され、99.9%以上の除塵性能が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような高度な除
塵性能を得るためには、排煙処理装置のEPの容量を増
加させる方法あるいは脱硫装置での噴霧液量を増加させ
るなどの方法が必要であるが、いずれも、設備費、運転
費が増加するという問題がある。
塵性能を得るためには、排煙処理装置のEPの容量を増
加させる方法あるいは脱硫装置での噴霧液量を増加させ
るなどの方法が必要であるが、いずれも、設備費、運転
費が増加するという問題がある。
【0007】また、EP性能は、ばい塵の電気抵抗に依
存し、またばい塵の電気抵抗はガスの関係湿度により影
響されることも知られているから、EP性能の向上は、
排ガスの関係湿度を上げ、ばい塵の電気抵抗を低下させ
ることにより図ることができる。ばい塵の電気抵抗を低
下させるには、空気予熱器2の容量を大きくしてEP3
の入口ガス温度を下げる方法、またはガス中に水を噴霧
し、水分量を上げる方法が考えられる。
存し、またばい塵の電気抵抗はガスの関係湿度により影
響されることも知られているから、EP性能の向上は、
排ガスの関係湿度を上げ、ばい塵の電気抵抗を低下させ
ることにより図ることができる。ばい塵の電気抵抗を低
下させるには、空気予熱器2の容量を大きくしてEP3
の入口ガス温度を下げる方法、またはガス中に水を噴霧
し、水分量を上げる方法が考えられる。
【0008】しかしながら、前者の方法では、ボイラ出
口ガス中には燃焼に伴い酸化されたSO3がSO2濃度の
約2〜3%(SO2濃度1000ppmで20〜30p
pm)存在するため、ガス温度を下げすぎると空気予熱
器2の低温側エレメント温度の低下によりSO3が凝縮
し、ばい塵とともにエレメントに固着し、腐食、閉塞を
起こす問題がある。また、後者の方法では、水を完全に
蒸発させないと、機器表面を濡らすことになり、腐食の
原因となるため、実用化されていない。
口ガス中には燃焼に伴い酸化されたSO3がSO2濃度の
約2〜3%(SO2濃度1000ppmで20〜30p
pm)存在するため、ガス温度を下げすぎると空気予熱
器2の低温側エレメント温度の低下によりSO3が凝縮
し、ばい塵とともにエレメントに固着し、腐食、閉塞を
起こす問題がある。また、後者の方法では、水を完全に
蒸発させないと、機器表面を濡らすことになり、腐食の
原因となるため、実用化されていない。
【0009】本発明の課題は、上記の従来技術の問題を
改善し、EPの除塵性能を向上させ、しかもSO3によ
る低温腐食が防止できる、経済的な排煙処理装置と方法
を提供することにある。
改善し、EPの除塵性能を向上させ、しかもSO3によ
る低温腐食が防止できる、経済的な排煙処理装置と方法
を提供することにある。
【0010】また、本発明の課題は、上記の従来技術の
問題を改善し、EP出口のばい塵濃度を低減させても、
後続の装置に腐食などの悪影響を与えない排煙処理装置
と方法を提供することにある。
問題を改善し、EP出口のばい塵濃度を低減させても、
後続の装置に腐食などの悪影響を与えない排煙処理装置
と方法を提供することにある。
【0011】また、本発明の課題は、排煙処理装置の除
塵性能の高度化の要求に合致するように、排煙処理装置
出口のばい塵量を環境規制の強化にも対応した値に低減
する排煙処理装置と方法を提供することにある。
塵性能の高度化の要求に合致するように、排煙処理装置
出口のばい塵量を環境規制の強化にも対応した値に低減
する排煙処理装置と方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、次
の構成によって達成できる。すなわち、ボイラ等の排ガ
ス中に含まれるばい塵を除去する電気集塵器と、硫黄酸
化物を除去する排煙脱硫装置と、ボイラ等の排ガスの熱
を回収するための空気予熱器と、前記排煙脱硫装置の下
流側に再加熱用の熱交換器を有する排煙処理装置におい
て、前記両熱交換器は、熱媒体により熱交換するノンリ
ーク型熱交換器であって、熱回収用の熱交換器を少なく
とも空気予熱器の下流側であって、電気集塵器の上流側
に設け、前記電気集塵器入口の排ガス温度を120℃以
下に低減し、電気集塵器出口のばい塵濃度を100mg
/m3N以下に低減し、前記排煙脱硫装置では硫黄酸化
物を除去し、煙突出口のばい塵を所定濃度以下にする構
成とし排煙処理装置、または、ボイラ等の排ガス中に含
まれるばい塵を除去する電気集塵器と、硫黄酸化物を除
去する排煙脱硫装置と、ボイラ等の排ガスの熱を回収す
るための空気予熱器と、前記排煙脱硫装置の上流側に熱
回収用の熱交換器と、前記排煙脱硫装置の下流側に再加
熱用の熱交換器を有する排煙処理装置において、ノンリ
ーク型の熱交換器を用いて、空気予熱器の下流側であっ
て電気集塵器の上流側で、熱媒体により排ガスの熱回収
して排煙脱硫装置の下流側の排ガスを再加熱すること
で、電気集塵器入口の排ガス温度を120℃以下に低減
し、電気集塵器出口のばい塵濃度を100mg/m3N
以下に低減し、前記排煙脱硫装置では硫黄酸化物を除去
し、煙突出口のばい塵を所定濃度以下にする排煙処理方
法である。
の構成によって達成できる。すなわち、ボイラ等の排ガ
ス中に含まれるばい塵を除去する電気集塵器と、硫黄酸
化物を除去する排煙脱硫装置と、ボイラ等の排ガスの熱
を回収するための空気予熱器と、前記排煙脱硫装置の下
流側に再加熱用の熱交換器を有する排煙処理装置におい
て、前記両熱交換器は、熱媒体により熱交換するノンリ
ーク型熱交換器であって、熱回収用の熱交換器を少なく
とも空気予熱器の下流側であって、電気集塵器の上流側
に設け、前記電気集塵器入口の排ガス温度を120℃以
下に低減し、電気集塵器出口のばい塵濃度を100mg
/m3N以下に低減し、前記排煙脱硫装置では硫黄酸化
物を除去し、煙突出口のばい塵を所定濃度以下にする構
成とし排煙処理装置、または、ボイラ等の排ガス中に含
まれるばい塵を除去する電気集塵器と、硫黄酸化物を除
去する排煙脱硫装置と、ボイラ等の排ガスの熱を回収す
るための空気予熱器と、前記排煙脱硫装置の上流側に熱
回収用の熱交換器と、前記排煙脱硫装置の下流側に再加
熱用の熱交換器を有する排煙処理装置において、ノンリ
ーク型の熱交換器を用いて、空気予熱器の下流側であっ
て電気集塵器の上流側で、熱媒体により排ガスの熱回収
して排煙脱硫装置の下流側の排ガスを再加熱すること
で、電気集塵器入口の排ガス温度を120℃以下に低減
し、電気集塵器出口のばい塵濃度を100mg/m3N
以下に低減し、前記排煙脱硫装置では硫黄酸化物を除去
し、煙突出口のばい塵を所定濃度以下にする排煙処理方
法である。
【0013】本発明は、例えばノンリーク型ガス−ガス
ヒータを用いるような、熱交換器の形式が媒体をポンプ
で強制循環する方式においても適用されるのはいうまで
もなく、この場合はポンプを複数台設け、運転台数を制
御することによって行うことができる。
ヒータを用いるような、熱交換器の形式が媒体をポンプ
で強制循環する方式においても適用されるのはいうまで
もなく、この場合はポンプを複数台設け、運転台数を制
御することによって行うことができる。
【0014】ボイラ排ガス中のSO3は、空気予熱器内
でばい塵に吸着され、約5ppm程度に低下するため、
空気予熱器の出口では、硫酸露点温度が空気予熱器の入
口に比べ低くなる。したがってEP入口に設けられた熱
交換器のSO3露点腐食(低温腐食)に起因するガス温
度の下限値を、前記の空気予熱器出口ガス温度より低く
することが可能であり、EP入口ガス温度を低下させ、
EPの性能を向上させることができる。さらに、常にS
O3露点腐食が防止できる下限温度以上で運転できるよ
うに前記熱交換器の熱交換量を制御することにより、前
記EP以降の煙道および機器の腐食が防止できる。
でばい塵に吸着され、約5ppm程度に低下するため、
空気予熱器の出口では、硫酸露点温度が空気予熱器の入
口に比べ低くなる。したがってEP入口に設けられた熱
交換器のSO3露点腐食(低温腐食)に起因するガス温
度の下限値を、前記の空気予熱器出口ガス温度より低く
することが可能であり、EP入口ガス温度を低下させ、
EPの性能を向上させることができる。さらに、常にS
O3露点腐食が防止できる下限温度以上で運転できるよ
うに前記熱交換器の熱交換量を制御することにより、前
記EP以降の煙道および機器の腐食が防止できる。
【0015】また、SO3濃度とばい塵濃度による腐食
の関係を図5に示したが、SO3露点腐食を支配する要
因として、排ガス中のばい塵濃度がある。SO3濃度に
対してばい塵濃度が高い場合は、SO3がばい塵に吸着
されて機器の付着面を乾いた状態に保ち、腐食を軽減す
ることができるが、SO3濃度に対してばい塵濃度が低
い場合は、ガス温度低下に伴いSO3が凝縮して硫酸と
なり、機器表面に付着し、腐食をおこす。したがって、
EP出口ガス中のばい塵濃度を把握することによってE
P以降の煙道および機器の腐食を防止することができ
る。
の関係を図5に示したが、SO3露点腐食を支配する要
因として、排ガス中のばい塵濃度がある。SO3濃度に
対してばい塵濃度が高い場合は、SO3がばい塵に吸着
されて機器の付着面を乾いた状態に保ち、腐食を軽減す
ることができるが、SO3濃度に対してばい塵濃度が低
い場合は、ガス温度低下に伴いSO3が凝縮して硫酸と
なり、機器表面に付着し、腐食をおこす。したがって、
EP出口ガス中のばい塵濃度を把握することによってE
P以降の煙道および機器の腐食を防止することができ
る。
【0016】さらにまた、例えばEP出口ばい塵濃度1
00mg/m3Nの条件でEPを設計する場合、従来技
術のEP入口ガス温度150℃(A)の条件ではEPは
図2のEP特性曲線のXの特性を有するEPを選定する
必要があった。しかしながら、本発明によれば、例えば
図3の空気予熱器出口ガス温度とSO3濃度の関係か
ら、Aのガス温度に対してSO3濃度Bが求められ、図
4のSO3濃度と露点温度の関係から、露点温度Cが求
められるため、図2に示すYの特性を有するEPを選定
すれば良いことになる。したがって、EPの設備費を大
きく低減することができる。
00mg/m3Nの条件でEPを設計する場合、従来技
術のEP入口ガス温度150℃(A)の条件ではEPは
図2のEP特性曲線のXの特性を有するEPを選定する
必要があった。しかしながら、本発明によれば、例えば
図3の空気予熱器出口ガス温度とSO3濃度の関係か
ら、Aのガス温度に対してSO3濃度Bが求められ、図
4のSO3濃度と露点温度の関係から、露点温度Cが求
められるため、図2に示すYの特性を有するEPを選定
すれば良いことになる。したがって、EPの設備費を大
きく低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳し
く説明する。図1は、本発明の一実施例に係る排煙処理
装置の系統図である。図1において、図6と同一部分は
同一符号を付し、説明を省略する。また、図1におい
て、従来の装置(図6)と異なる点は、EP入口に熱交
換器8と、該熱交換器8と熱交換器10を連結し熱媒体
が循環する連絡管12と、前記熱交換器8での交換熱量
を制御して熱交換器8出口ガス温度を低温腐食が防止で
きる温度に制御する手段、すなわち、空気予熱器2出口
ガス温度を測定する温度検出器20およびEP3入口の
ガス温度を測定する温度検出器21と、前記温度検出器
20、21の測定値から低温腐食が防止できる温度にす
るための交換熱量を演算する演算器23と、該演算器2
3からの信号によって熱媒体流量を調節する前記連絡管
12に設けられた流量調節器24と設けたことである。
く説明する。図1は、本発明の一実施例に係る排煙処理
装置の系統図である。図1において、図6と同一部分は
同一符号を付し、説明を省略する。また、図1におい
て、従来の装置(図6)と異なる点は、EP入口に熱交
換器8と、該熱交換器8と熱交換器10を連結し熱媒体
が循環する連絡管12と、前記熱交換器8での交換熱量
を制御して熱交換器8出口ガス温度を低温腐食が防止で
きる温度に制御する手段、すなわち、空気予熱器2出口
ガス温度を測定する温度検出器20およびEP3入口の
ガス温度を測定する温度検出器21と、前記温度検出器
20、21の測定値から低温腐食が防止できる温度にす
るための交換熱量を演算する演算器23と、該演算器2
3からの信号によって熱媒体流量を調節する前記連絡管
12に設けられた流量調節器24と設けたことである。
【0018】このような構成において、ボイラ1からの
排ガスは、空気予熱器2を経て熱交換器8に導入され、
乾式EP3の集塵性能向上のために排ガス温度が下げら
れる。該熱交換器8出口ガス温度は、温度検出器20、
21で測定された測定値から、熱交換器8下流側煙道お
よび該煙道に配置された機器の低温腐食が防止される温
度に演算器23によって演算され、さらに演算器23に
よって前記温度になるように熱交換器8で交換される熱
量が決定され、流量調節器24により媒体圧力が調節さ
れる。
排ガスは、空気予熱器2を経て熱交換器8に導入され、
乾式EP3の集塵性能向上のために排ガス温度が下げら
れる。該熱交換器8出口ガス温度は、温度検出器20、
21で測定された測定値から、熱交換器8下流側煙道お
よび該煙道に配置された機器の低温腐食が防止される温
度に演算器23によって演算され、さらに演算器23に
よって前記温度になるように熱交換器8で交換される熱
量が決定され、流量調節器24により媒体圧力が調節さ
れる。
【0019】前記演算器23による交換熱量の決定は、
例えば次の二つの方法によって行うことができる。ま
ず、図3から、空気予熱器2出口ガス温度を温度検出器
20で計測することによって、従来、連続的に高精度の
測定が不可能であった空気予熱器2出口ガスSO3濃度
を連続的に求めることができる。さらに図4から、図3
で求めた空気予熱器2出口ガスSO3濃度の露点温度を
求めることができる。該露点温度は熱交換器8出口の低
温腐食を防止できる下限温度(設定値)となる。
例えば次の二つの方法によって行うことができる。ま
ず、図3から、空気予熱器2出口ガス温度を温度検出器
20で計測することによって、従来、連続的に高精度の
測定が不可能であった空気予熱器2出口ガスSO3濃度
を連続的に求めることができる。さらに図4から、図3
で求めた空気予熱器2出口ガスSO3濃度の露点温度を
求めることができる。該露点温度は熱交換器8出口の低
温腐食を防止できる下限温度(設定値)となる。
【0020】したがって 図3および図4の関係が組み
込まれた演算器23によって、前記熱交換器8の下限温
度を先行信号とし、温度検出器21で測定された温度を
フィードバック信号として、熱交換器8での交換熱量
(熱媒体量)が求められる。
込まれた演算器23によって、前記熱交換器8の下限温
度を先行信号とし、温度検出器21で測定された温度を
フィードバック信号として、熱交換器8での交換熱量
(熱媒体量)が求められる。
【0021】また、他の方法は、図2、図3および図5
の関係が組み込まれた演算器23によって行なうことが
できる。空気予熱器2出口ガス温度を温度検出器20で
計測することにより、図3から空気予熱器出口ガスのS
O3濃度が求められ、図5から前記SO3濃度における腐
食が防止できるガス中のはい塵濃度が求められる。この
ばい塵濃度が低温腐食を防止できるEP出口ガスばい塵
濃度となり、図2のEP特性曲線Yから該ばい塵濃度に
するためのEP入口ガス温度(設定値)が決定される。
したがって、図2、図3および図5の関係が組み込まれ
た演算器23は、該EP入口ガス温度を先行信号とし、
温度検出器21で計測したEP入口ガス温度をフィード
バック信号として熱交換器8の交換熱量を求めることが
できる。
の関係が組み込まれた演算器23によって行なうことが
できる。空気予熱器2出口ガス温度を温度検出器20で
計測することにより、図3から空気予熱器出口ガスのS
O3濃度が求められ、図5から前記SO3濃度における腐
食が防止できるガス中のはい塵濃度が求められる。この
ばい塵濃度が低温腐食を防止できるEP出口ガスばい塵
濃度となり、図2のEP特性曲線Yから該ばい塵濃度に
するためのEP入口ガス温度(設定値)が決定される。
したがって、図2、図3および図5の関係が組み込まれ
た演算器23は、該EP入口ガス温度を先行信号とし、
温度検出器21で計測したEP入口ガス温度をフィード
バック信号として熱交換器8の交換熱量を求めることが
できる。
【0022】なお、上記実施例では空気予熱器出口ガス
の露点温度を演算により求めたが、露点計を設置して同
様に行なうことができるのはいうまでもない。
の露点温度を演算により求めたが、露点計を設置して同
様に行なうことができるのはいうまでもない。
【0023】図7は、本発明の他の実施例に係る排煙処
理装置の系統図である。本発明における図1と異なる点
は、熱交換器8の交換熱量の制御をEP出口ガスばい塵
濃度とEP入口ガス温度の測定によって行うために、E
P出口にばい塵温度計22とEP入口に温度検出器21
とを設けたことである。このような構成において、演算
器23による交換熱量の決定は、次のようにして行なわ
れる。まず、ばい塵濃度計22によってEP出口ガスの
ばい塵濃度が測定される。該ばい塵濃度におけるSO3
露点腐食を防止できるSO3濃度が図5から求められ、
さらに図4から該SO3濃度の露点温度が求められる。
該露点温度が熱交換器8出口ガス温度の下限値(設定
値)となる。したがって、該下限温度を先行信号とし、
温度検出器21の測定値をフィードバック信号として、
図4および図5の関係が組み込まれた演算器23は熱交
換器8の熱交換量を求めることができ、連絡管12に設
けた流量調節器24により前記熱交換量に相当する媒体
圧力に調節される。
理装置の系統図である。本発明における図1と異なる点
は、熱交換器8の交換熱量の制御をEP出口ガスばい塵
濃度とEP入口ガス温度の測定によって行うために、E
P出口にばい塵温度計22とEP入口に温度検出器21
とを設けたことである。このような構成において、演算
器23による交換熱量の決定は、次のようにして行なわ
れる。まず、ばい塵濃度計22によってEP出口ガスの
ばい塵濃度が測定される。該ばい塵濃度におけるSO3
露点腐食を防止できるSO3濃度が図5から求められ、
さらに図4から該SO3濃度の露点温度が求められる。
該露点温度が熱交換器8出口ガス温度の下限値(設定
値)となる。したがって、該下限温度を先行信号とし、
温度検出器21の測定値をフィードバック信号として、
図4および図5の関係が組み込まれた演算器23は熱交
換器8の熱交換量を求めることができ、連絡管12に設
けた流量調節器24により前記熱交換量に相当する媒体
圧力に調節される。
【0024】本発明によれば、SO3による低温腐食が
防止できる温度にEP入口ガス温度を低下させることが
できるので、EPの性能を向上させることができるとと
もにSO3低温腐食も防止することができる。また熱交
換器で回収した熱をガスの再加熱に使用し、さらにEP
の設備費も低減することができるので経済的である。
防止できる温度にEP入口ガス温度を低下させることが
できるので、EPの性能を向上させることができるとと
もにSO3低温腐食も防止することができる。また熱交
換器で回収した熱をガスの再加熱に使用し、さらにEP
の設備費も低減することができるので経済的である。
【0025】また、本発明によれば、EP出口のばい塵
濃度を低減させても、後続の装置に腐食などの悪影響を
与えるおそれはなく、また、設備費をかけずに排煙処理
装置出口のばい塵量を厳しい環境規制値に低減すること
ができる。
濃度を低減させても、後続の装置に腐食などの悪影響を
与えるおそれはなく、また、設備費をかけずに排煙処理
装置出口のばい塵量を厳しい環境規制値に低減すること
ができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る排煙処理装置の系統
図
図
【図2】 EP特性曲線を示す図
【図3】 空気予熱器出口ガス温度とSO3濃度の関係
を示す図
を示す図
【図4】 SO3濃度と露点温度の関係を示す図
【図5】 SO3濃度とばい塵濃度による腐食の関係を
示す図
示す図
【図6】 従来技術による排煙処理装置の系統図
【図7】 本発明の他の実施例による排煙処理装置の系
統図
統図
1 ボイラ 2 空気予熱器 3 電気集塵器 6 脱硫装置 7 煙突 8 熱交換器 9 熱交換器 10 熱交換器 11 連絡管 12 連絡管 20 温度検出器 21 温度検出器 22 ばい塵濃度計 23 演算器 24 流量調節器
Claims (2)
- 【請求項1】 ボイラ等の排ガス中に含まれるばい塵を
除去する電気集塵器と、硫黄酸化物を除去する排煙脱硫
装置と、ボイラ等の排ガスの熱を回収するための空気予
熱器と、前記排煙脱硫装置の下流側に再加熱用の熱交換
器を有する排煙処理装置において、 前記両熱交換器は、熱媒体により熱交換するノンリーク
型熱交換器であって、熱回収用の熱交換器を少なくとも
空気予熱器の下流側であって、電気集塵器の上流側に設
け、 前記電気集塵器入口の排ガス温度を120℃以下に低減
し、電気集塵器出口のばい塵濃度を100mg/m3N
以下に低減し、 前記排煙脱硫装置では硫黄酸化物を除去し、煙突出口の
ばい塵を所定濃度以下にする構成としたことを特徴とす
る排煙処理装置。 - 【請求項2】 ボイラ等の排ガス中に含まれるばい塵を
除去する電気集塵器と、硫黄酸化物を除去する排煙脱硫
装置と、ボイラ等の排ガスの熱を回収するための空気予
熱器と、前記排煙脱硫装置の上流側に熱回収用の熱交換
器と、前記排煙脱硫装置の下流側に再加熱用の熱交換器
を有する排煙処理装置において、 ノンリーク型の熱交換器を用いて、空気予熱器の下流側
であって電気集塵器の上流側で、熱媒体により排ガスの
熱回収して排煙脱硫装置の下流側の排ガスを再加熱する
ことで、電気集塵器入口の排ガス温度を120℃以下に
低減し、電気集塵器出口のばい塵濃度を100mg/m
3N以下に低減し、前記排煙脱硫装置では硫黄酸化物を
除去し、煙突出口のばい塵を所定濃度以下にすることを
特徴とする排煙処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32761497A JP3200608B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 排ガス処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32761497A JP3200608B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 排ガス処理方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14028496A Division JP2826560B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 排煙処理方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22577899A Division JP3193966B2 (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 排煙脱硫装置および方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10128152A true JPH10128152A (ja) | 1998-05-19 |
| JP3200608B2 JP3200608B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=18201030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32761497A Expired - Lifetime JP3200608B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 排ガス処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3200608B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008142684A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 熱利用システム及びその発停時運転方法、並びに熱処理システム |
| JP2008147087A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp | 燃料電池発電システムの液体燃料処理装置 |
| CN103007726A (zh) * | 2011-09-23 | 2013-04-03 | 沈阳铝镁设计研究院有限公司 | 防止湿法脱硫出口烟道低温腐蚀的装置及控制方法 |
| CN104107632A (zh) * | 2013-04-18 | 2014-10-22 | 韩国energy技术研究院 | 用于半干式烟气脱硫的喷动床反应器及利用其的多级脱硫方法 |
| CN104437024A (zh) * | 2014-12-03 | 2015-03-25 | 吴伟扬 | 一种高效节能净化烟气的方法 |
| CN104607006A (zh) * | 2015-02-14 | 2015-05-13 | 合肥誉联信息科技有限公司 | 一种脱硫除烟工艺 |
| CN105536466A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-05-04 | 华北电力大学(保定) | 一种光助催化氧化脱除烟气中多污染物的装置及方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5893641U (ja) * | 1981-12-14 | 1983-06-24 | 三菱重工業株式会社 | 排ガス処理装置 |
| JPS6084131A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-13 | Gadelius Kk | 排煙処理方法及び装置 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP32761497A patent/JP3200608B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5893641U (ja) * | 1981-12-14 | 1983-06-24 | 三菱重工業株式会社 | 排ガス処理装置 |
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Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN104607006A (zh) * | 2015-02-14 | 2015-05-13 | 合肥誉联信息科技有限公司 | 一种脱硫除烟工艺 |
| CN105536466A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-05-04 | 华北电力大学(保定) | 一种光助催化氧化脱除烟气中多污染物的装置及方法 |
| CN105536466B (zh) * | 2016-01-25 | 2017-11-03 | 华北电力大学(保定) | 一种光助催化氧化脱除烟气中多污染物的装置及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3200608B2 (ja) | 2001-08-20 |
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