JPH10128204A - ロール塗工装置 - Google Patents
ロール塗工装置Info
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- JPH10128204A JPH10128204A JP30744796A JP30744796A JPH10128204A JP H10128204 A JPH10128204 A JP H10128204A JP 30744796 A JP30744796 A JP 30744796A JP 30744796 A JP30744796 A JP 30744796A JP H10128204 A JPH10128204 A JP H10128204A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄膜塗工において膜厚バラツキ(塗工ムラ)
がなく、かつ設備コストが安価なロール塗工装置を提供
する。 【解決手段】 塗工液1を塗工液供給ノズル2の先端部
でアプリケータロール3に過剰に転液し、バー支持部材
5に支持されたバー4を、回転させながら油圧シリンダ
6aによりアプリケータロール側に押圧して所定の膜厚
に計量し、この塗工液を塗工部9において、バックアッ
プロール8に支持されたウエブ7に塗工するように構成
する。バー4としてはワイヤバーが採用できる。この場
合、バーとアプリケータロールとのギャップは薄膜塗工
のため小さくなり、かつアプリケータロールに芯ブレが
あっても、バーがアプリケータロールに一定の力で加圧
接触するため、アプリケータロール上の塗工液の膜厚は
一定に保持される。
がなく、かつ設備コストが安価なロール塗工装置を提供
する。 【解決手段】 塗工液1を塗工液供給ノズル2の先端部
でアプリケータロール3に過剰に転液し、バー支持部材
5に支持されたバー4を、回転させながら油圧シリンダ
6aによりアプリケータロール側に押圧して所定の膜厚
に計量し、この塗工液を塗工部9において、バックアッ
プロール8に支持されたウエブ7に塗工するように構成
する。バー4としてはワイヤバーが採用できる。この場
合、バーとアプリケータロールとのギャップは薄膜塗工
のため小さくなり、かつアプリケータロールに芯ブレが
あっても、バーがアプリケータロールに一定の力で加圧
接触するため、アプリケータロール上の塗工液の膜厚は
一定に保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光材料、磁気テー
プ、感熱記録材料、感圧記録材料、熱転写リボン等の記
録材料の製造において、連続走行する長尺帯状の基材
(以下、ウエブという)等に塗工液(液状の塗布組成
物)を塗布するための、改良された構造のロール塗工装
置に関する。
プ、感熱記録材料、感圧記録材料、熱転写リボン等の記
録材料の製造において、連続走行する長尺帯状の基材
(以下、ウエブという)等に塗工液(液状の塗布組成
物)を塗布するための、改良された構造のロール塗工装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続走行しているウエブに塗工液
を塗布する装置として、様々なものが考案されてきた。
これらの塗工装置のうち3本リバースロールコータは、
正回転ロールコータにおける分裂模様の問題を解決する
ことができ、広範囲の運転条件において比較的簡便に良
好な塗工面を確保できるため、広く用いられてきた。
を塗布する装置として、様々なものが考案されてきた。
これらの塗工装置のうち3本リバースロールコータは、
正回転ロールコータにおける分裂模様の問題を解決する
ことができ、広範囲の運転条件において比較的簡便に良
好な塗工面を確保できるため、広く用いられてきた。
【0003】一般に3本リバースロールコータは、図6
に示すように塗工液供給ノズル32からの塗工液1をア
プリケータロール33の表面に汲み上げ、この汲み上げ
塗工液1を、アプリケータロール33に近接して設けた
メータリングロール31で計量し、ウエブ37に転液す
る構造となっている。38はバックアップロールであ
る。
に示すように塗工液供給ノズル32からの塗工液1をア
プリケータロール33の表面に汲み上げ、この汲み上げ
塗工液1を、アプリケータロール33に近接して設けた
メータリングロール31で計量し、ウエブ37に転液す
る構造となっている。38はバックアップロールであ
る。
【0004】このような塗工装置において、ウエブ37
への塗工液付着量を少なくするためには、アプリケータ
ロール33とメータリングロール31とのメータリング
ギャップ(これらの離間間隔)を小さくすればよいが、
これが小さくなるとアプリケータロール33、メータリ
ングロール31それぞれの振れの影響により、ウエブ3
7の長手方向に周期的に、塗工液の膜厚バラツキ(塗工
ムラ)が発生する。このため、現状よりも塗工液付着量
を少なくしようとした場合、3本リバースロールコータ
は使えず、他の塗工装置に変更せざるを得ないという問
題があった。
への塗工液付着量を少なくするためには、アプリケータ
ロール33とメータリングロール31とのメータリング
ギャップ(これらの離間間隔)を小さくすればよいが、
これが小さくなるとアプリケータロール33、メータリ
ングロール31それぞれの振れの影響により、ウエブ3
7の長手方向に周期的に、塗工液の膜厚バラツキ(塗工
ムラ)が発生する。このため、現状よりも塗工液付着量
を少なくしようとした場合、3本リバースロールコータ
は使えず、他の塗工装置に変更せざるを得ないという問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記膜厚バラツキ(塗
工ムラ)を抑えるための対策として、これまでアプリケ
ータロールおよびメータリングロールの真円度、振れ精
度またはロール軸受精度の向上が計られてきたが、充分
な効果をあげることはできなかった。すなわち、これら
のロールを組み付けた状態での総合振れ精度は±2.5
μmがほぼ限界である。このとき、アプリケータロール
・メータリングロール間のメータリングギャップは最大
と最小とで10μmの差があるため、ウエブの長手方向
に約5μmの膜厚バラツキが周期的に発生する。したが
って、平均塗工膜厚を10μmとすると膜厚バラツキは
50%になるため、3本リバースロールコータは採用で
きないことになる。
工ムラ)を抑えるための対策として、これまでアプリケ
ータロールおよびメータリングロールの真円度、振れ精
度またはロール軸受精度の向上が計られてきたが、充分
な効果をあげることはできなかった。すなわち、これら
のロールを組み付けた状態での総合振れ精度は±2.5
μmがほぼ限界である。このとき、アプリケータロール
・メータリングロール間のメータリングギャップは最大
と最小とで10μmの差があるため、ウエブの長手方向
に約5μmの膜厚バラツキが周期的に発生する。したが
って、平均塗工膜厚を10μmとすると膜厚バラツキは
50%になるため、3本リバースロールコータは採用で
きないことになる。
【0006】ところで、特公平7−184号公報には、
塗工ムラを抑えることができる3本リバースロールコー
タが開示されている。このロール塗工装置は、塗工液の
溶剤として低沸点溶媒を用いている場合、アプリケータ
ロール上の溶媒蒸発の気化熱によりアプリケータロール
の両側部分の外径が収縮して,この部分でアプリケータ
ロール・メータリングロール間のギャップが広がり、こ
の部分における塗工膜厚がアプリケータロール中央部に
比べて厚くなる問題を解決することを目的とし、アプリ
ケータロールの両側部分を加熱しながら塗工するように
構成したものである。しかしながら、このロール塗工装
置では、上記問題点を解決することはできない。
塗工ムラを抑えることができる3本リバースロールコー
タが開示されている。このロール塗工装置は、塗工液の
溶剤として低沸点溶媒を用いている場合、アプリケータ
ロール上の溶媒蒸発の気化熱によりアプリケータロール
の両側部分の外径が収縮して,この部分でアプリケータ
ロール・メータリングロール間のギャップが広がり、こ
の部分における塗工膜厚がアプリケータロール中央部に
比べて厚くなる問題を解決することを目的とし、アプリ
ケータロールの両側部分を加熱しながら塗工するように
構成したものである。しかしながら、このロール塗工装
置では、上記問題点を解決することはできない。
【0007】本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みな
されたもので、その目的は薄膜塗工において、膜厚バラ
ツキ(塗工ムラ)がなく、かつ設備コストが安価なロー
ル塗工装置(リバースロールコータ)を提供することに
ある。
されたもので、その目的は薄膜塗工において、膜厚バラ
ツキ(塗工ムラ)がなく、かつ設備コストが安価なロー
ル塗工装置(リバースロールコータ)を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のロール
塗工装置は、塗工液を液付け装置(塗工液供給ノズルま
たは、ピックアップロール)によりアプリケータロール
に過剰に転移させ、塗工液の過剰分を、アプリケータロ
ールに加圧接触(バーがワイヤバーの場合)、または近
接(バーがプレーンバーの場合)しつつ、アプリケータ
ロールと同方向または逆方向にこれよりも遅い周速で回
転するバーにより掻き落として一定厚の塗工液膜を形成
させ、この塗工液膜をウエブに転移塗布するように構成
したことを特徴とする。
塗工装置は、塗工液を液付け装置(塗工液供給ノズルま
たは、ピックアップロール)によりアプリケータロール
に過剰に転移させ、塗工液の過剰分を、アプリケータロ
ールに加圧接触(バーがワイヤバーの場合)、または近
接(バーがプレーンバーの場合)しつつ、アプリケータ
ロールと同方向または逆方向にこれよりも遅い周速で回
転するバーにより掻き落として一定厚の塗工液膜を形成
させ、この塗工液膜をウエブに転移塗布するように構成
したことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載のロール塗工装置は、請求
項1のバーをワイヤバー(またはメイヤーバー)とした
ことを特徴とする。
項1のバーをワイヤバー(またはメイヤーバー)とした
ことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載のロール塗工装置は、前記
ワイヤバーの直径をφ3.0mm〜φ10.0mmとし
たことを特徴とする。
ワイヤバーの直径をφ3.0mm〜φ10.0mmとし
たことを特徴とする。
【0011】請求項4に記載のロール塗工装置は、請求
項1のバーをプレーンバーとしたことを特徴とする。
項1のバーをプレーンバーとしたことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載のロール塗工装置は、前記
プレーンバーの直径をφ1.0mm〜φ10.0mmと
したことを特徴とする。
プレーンバーの直径をφ1.0mm〜φ10.0mmと
したことを特徴とする。
【0013】請求項6に記載のロール塗工装置は、前記
バー(ワイヤーバーまたはプレーンバー)のアプリケー
タロール側への押し付け力を2kgf/幅1m〜30k
gf/幅1mとしたことを特徴とする。
バー(ワイヤーバーまたはプレーンバー)のアプリケー
タロール側への押し付け力を2kgf/幅1m〜30k
gf/幅1mとしたことを特徴とする。
【0014】請求項7に記載のロール塗工装置は、請求
項1において、前記液付け装置を塗工液供給ノズルと
し、前記バーとバー支持部材と前記塗工液供給ノズルと
を一体化したことを特徴とする。
項1において、前記液付け装置を塗工液供給ノズルと
し、前記バーとバー支持部材と前記塗工液供給ノズルと
を一体化したことを特徴とする。
【0015】請求項8に記載のロール塗工装置は、請求
項1において、前記バーを前記アプリケータロールに加
圧接触または近接させるための加圧装置が、前記バーと
平行に設けた棒状の空気チューブであって、バー支持部
材を前記アプリケータロール側に押圧するものであるこ
とを特徴とする。
項1において、前記バーを前記アプリケータロールに加
圧接触または近接させるための加圧装置が、前記バーと
平行に設けた棒状の空気チューブであって、バー支持部
材を前記アプリケータロール側に押圧するものであるこ
とを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。 実施の形態1(請求項1〜6) 図1はロール塗工装置の側面断面図である。この塗工装
置では、液付け装置を塗工液供給ノズル2とし、図示し
ない外部の塗工液供給源から供給される塗工液1を、塗
工液供給ノズル2の先端部においてアプリケータロール
3に過剰に転液し、バー支持部材5に支持されたバー4
を、前後動自在の加圧装置6としての油圧シリンダ6a
によりアプリケータロール3側に押し付けて所定の膜厚
に計量し、この塗工液を塗工部9において、バックアッ
プロール8に支持されたウエブ7に塗工するようにした
ものである。
面を参照しながら説明する。 実施の形態1(請求項1〜6) 図1はロール塗工装置の側面断面図である。この塗工装
置では、液付け装置を塗工液供給ノズル2とし、図示し
ない外部の塗工液供給源から供給される塗工液1を、塗
工液供給ノズル2の先端部においてアプリケータロール
3に過剰に転液し、バー支持部材5に支持されたバー4
を、前後動自在の加圧装置6としての油圧シリンダ6a
によりアプリケータロール3側に押し付けて所定の膜厚
に計量し、この塗工液を塗工部9において、バックアッ
プロール8に支持されたウエブ7に塗工するようにした
ものである。
【0017】この塗工装置ではバー4と、転液されたア
プリケータロール3とのギャップは薄膜塗工のため小さ
くなり、かつアプリケータロール3に芯ブレがあって
も、バー4をアプリケータロール3側に押圧する押し付
け力により、バー4がアプリケータロール3に加圧接触
(ワイヤバーの場合)しているか、またはバー4が一定
のギャップを維持してアプリケータロール3に近接して
いる(プレーンバーの場合)ため、アプリケータロール
3上の塗工液の膜厚が一定に保持される。したがって、
図6に示す従来の塗工装置と違って、アプリケータロー
ル33およびメータリングロール31の芯ブレに起因す
る膜厚バラツキの発生しない高品質の塗工が可能とな
る。
プリケータロール3とのギャップは薄膜塗工のため小さ
くなり、かつアプリケータロール3に芯ブレがあって
も、バー4をアプリケータロール3側に押圧する押し付
け力により、バー4がアプリケータロール3に加圧接触
(ワイヤバーの場合)しているか、またはバー4が一定
のギャップを維持してアプリケータロール3に近接して
いる(プレーンバーの場合)ため、アプリケータロール
3上の塗工液の膜厚が一定に保持される。したがって、
図6に示す従来の塗工装置と違って、アプリケータロー
ル33およびメータリングロール31の芯ブレに起因す
る膜厚バラツキの発生しない高品質の塗工が可能とな
る。
【0018】バー4としてはワイヤバー(別名メイヤー
バー)、またはプレーンバーが採用できる(請求項2,
4)。ワイヤバーを使用した場合、これが加圧装置6の
押し付け力により常にアプリケータロール3に加圧接触
しているため、所定の塗工液計量性能を発揮することが
できる。なお、バー支持部材5とワイヤバーとによりワ
イヤバー装置が構成され、このワイヤバー装置と加圧装
置6とにより塗工液計量部が構成される。また、プレー
ンバーを使用した場合には、その押し付け力と塗工液の
液圧とのバランスにより、プレーンバーと転液されたア
プリケータロール3とのギャップが一定に保たれるの
で、同様に所定の塗工液計量性能が発揮される。
バー)、またはプレーンバーが採用できる(請求項2,
4)。ワイヤバーを使用した場合、これが加圧装置6の
押し付け力により常にアプリケータロール3に加圧接触
しているため、所定の塗工液計量性能を発揮することが
できる。なお、バー支持部材5とワイヤバーとによりワ
イヤバー装置が構成され、このワイヤバー装置と加圧装
置6とにより塗工液計量部が構成される。また、プレー
ンバーを使用した場合には、その押し付け力と塗工液の
液圧とのバランスにより、プレーンバーと転液されたア
プリケータロール3とのギャップが一定に保たれるの
で、同様に所定の塗工液計量性能が発揮される。
【0019】ワイヤバーを用いる場合、その直径をφ
3.0mm〜φ10.0mmとすることが好ましい。こ
うすることで、ワイヤバー計量によるスジ不良の低減が
可能となる。また、プレーンバーを使用する場合には、
その直径をφ1.0mm〜φ10.0mmとすることが
望ましい。こうすることによって、プレーンバー計量に
よるスジ不良を低減することができる。
3.0mm〜φ10.0mmとすることが好ましい。こ
うすることで、ワイヤバー計量によるスジ不良の低減が
可能となる。また、プレーンバーを使用する場合には、
その直径をφ1.0mm〜φ10.0mmとすることが
望ましい。こうすることによって、プレーンバー計量に
よるスジ不良を低減することができる。
【0020】ワイヤバーまたはプレーンバーのアプリケ
ータロール3側への押し付け力は、2kgf/幅1m〜
30kgf/幅1mとするのが好ましく、これにより膜
厚の安定した塗工が可能となる。
ータロール3側への押し付け力は、2kgf/幅1m〜
30kgf/幅1mとするのが好ましく、これにより膜
厚の安定した塗工が可能となる。
【0021】実施の形態2(請求項1〜6) 図2はロール塗工装置の側面断面図である。この塗工装
置は、図1のバックアップロール8に代えて2本の塗工
ロール10,10を設けることにより、キスタイプの塗
工液塗布方式としたものである。その他の構成は、図1
の塗工装置と同様である。
置は、図1のバックアップロール8に代えて2本の塗工
ロール10,10を設けることにより、キスタイプの塗
工液塗布方式としたものである。その他の構成は、図1
の塗工装置と同様である。
【0022】実施の形態3(請求項7) 図3はロール塗工装置の側面断面図である。この塗工装
置は、図1の装置におけるバー4とバー支持部材5と塗
工液供給ノズル2とを一体化したこと、すなわちバー支
持部材を兼ねる塗工液供給ノズル21を設けたことを特
徴とするものである。この塗工装置では上記一体化によ
り省スペース、設備コストダウンおよび塗工作業の段取
り時間短縮が達成できる利点がある。
置は、図1の装置におけるバー4とバー支持部材5と塗
工液供給ノズル2とを一体化したこと、すなわちバー支
持部材を兼ねる塗工液供給ノズル21を設けたことを特
徴とするものである。この塗工装置では上記一体化によ
り省スペース、設備コストダウンおよび塗工作業の段取
り時間短縮が達成できる利点がある。
【0023】実施の形態4(請求項8) 図4はロール塗工装置の側面断面図、図5は加圧装置6
の平面図(図4において加圧装置6を上から見た図)で
ある。この塗工装置は、加圧装置6として棒状の空気チ
ューブ6bをバー4と平行に、すなわちアプリケータロ
ール3の幅方向(図4の紙面に垂直な方向)に設けたも
のである。この空気チューブ6bによれば、アプリケー
タロール3側へのバー4の押し付け力を、アプリケータ
ロール3の幅方向に均一に発生させることができるた
め、ウエブ7幅方向の塗膜膜厚バラツキがより小さい塗
工を行うことが可能となる。
の平面図(図4において加圧装置6を上から見た図)で
ある。この塗工装置は、加圧装置6として棒状の空気チ
ューブ6bをバー4と平行に、すなわちアプリケータロ
ール3の幅方向(図4の紙面に垂直な方向)に設けたも
のである。この空気チューブ6bによれば、アプリケー
タロール3側へのバー4の押し付け力を、アプリケータ
ロール3の幅方向に均一に発生させることができるた
め、ウエブ7幅方向の塗膜膜厚バラツキがより小さい塗
工を行うことが可能となる。
【0024】塗工液の溶剤として低沸点溶媒を用いる場
合、アプリケータロール3上の溶媒蒸発の気化熱により
アプリケータロール3の両側部分の外径が収縮しても、
図4の塗工装置ではバー4が、空気チューブ6bによっ
てアプリケータロール3の幅方向に均一に押し付けられ
るため、ローラ3の両側部分でバー4・アプリケータロ
ール3間のギャップが広がることはなくなるので、ウエ
ブ7の幅方向に均一な膜厚の塗工が可能になる。
合、アプリケータロール3上の溶媒蒸発の気化熱により
アプリケータロール3の両側部分の外径が収縮しても、
図4の塗工装置ではバー4が、空気チューブ6bによっ
てアプリケータロール3の幅方向に均一に押し付けられ
るため、ローラ3の両側部分でバー4・アプリケータロ
ール3間のギャップが広がることはなくなるので、ウエ
ブ7の幅方向に均一な膜厚の塗工が可能になる。
【0025】つぎに、本発明の実施例および従来装置に
よる比較例について説明する。 実施例1 図1の塗工装置を用い、アプリケータロール3(ゴム
製)の外径を200mm、バックアップロール8(金属
製)の外径を200mm、プレーンバーの直径を6mm
とし、該バーの回転数、押し付け力をそれぞれ50rp
m、4kgf/幅1mとした。PVA(ポリビニルアル
コール)の6重量%水溶液(粘度100CPS、表面張
力40dyne/cm)を塗工速度200m/minでポリ
エチレンテレフタレート製のウエブ(厚さ50μm、幅
250mm)に、付着量15cc/m2 で塗工した。そ
の結果、塗工膜厚は0.9±0.05μmで、ウエブ長
手方向に膜厚のバラツキは認められなかった。
よる比較例について説明する。 実施例1 図1の塗工装置を用い、アプリケータロール3(ゴム
製)の外径を200mm、バックアップロール8(金属
製)の外径を200mm、プレーンバーの直径を6mm
とし、該バーの回転数、押し付け力をそれぞれ50rp
m、4kgf/幅1mとした。PVA(ポリビニルアル
コール)の6重量%水溶液(粘度100CPS、表面張
力40dyne/cm)を塗工速度200m/minでポリ
エチレンテレフタレート製のウエブ(厚さ50μm、幅
250mm)に、付着量15cc/m2 で塗工した。そ
の結果、塗工膜厚は0.9±0.05μmで、ウエブ長
手方向に膜厚のバラツキは認められなかった。
【0026】比較例1 図6の塗工装置を使用した。アプリケータロール33の
外径を200mm、バックアップロール38の外径を2
00mm、メータリングロール31の外径を180mm
とし、他の条件は実施例1と同一にして塗工した。その
結果、塗工膜厚は0.7〜1.1μm(バラツキ約44
%)で、ウエブ長手方向に周期的な膜厚バラツキが認め
られた。
外径を200mm、バックアップロール38の外径を2
00mm、メータリングロール31の外径を180mm
とし、他の条件は実施例1と同一にして塗工した。その
結果、塗工膜厚は0.7〜1.1μm(バラツキ約44
%)で、ウエブ長手方向に周期的な膜厚バラツキが認め
られた。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、以下の効果が得られる。 請求項1,2,4:本発明に係るロール塗工装置(請求
項1)は、加圧装置により前後動するバー支持部材に支
持されたバーを回転させつつ、アプリケータロールに加
圧接触または近接させることによって、アプリケータロ
ールに過剰に転液された塗工液の過剰分を掻き取るよう
に構成したものである。このため、バーとしてワイヤバ
ーを設けた場合(請求項2)には、これを常に一定の押
し付け力でアプリケータロールに加圧接触させることが
できるので、アプリケータロール上に均一、かつ一定量
の塗工液膜を形成する(塗工液計量性能の均一化を達成
する)ことができる。また、バーとしてプレーンバーを
設けた場合(請求項4)には、該バーの押し付け力と塗
工液の液圧とのバランスにより、アプリケータロール側
へのプレーンバーの押し付け力が常に一定となり、該バ
ー・アプリケータロール間のギャップは薄膜塗工のため
小さく、かつアプリケータロールに芯ブレがあっても前
記ギャップが常に一定に保持されるので、ワイヤバーを
用いた場合と同様に、塗工液計量性能の均一化を達成す
ることができる。このため本発明によれば、従来装置で
問題となっていた、アプリケータロールおよびメータリ
ングロールの芯ブレに起因するウエブ長手方向の周期的
な膜厚バラツキの発生しない高品質の塗工が可能とな
る。
よれば、以下の効果が得られる。 請求項1,2,4:本発明に係るロール塗工装置(請求
項1)は、加圧装置により前後動するバー支持部材に支
持されたバーを回転させつつ、アプリケータロールに加
圧接触または近接させることによって、アプリケータロ
ールに過剰に転液された塗工液の過剰分を掻き取るよう
に構成したものである。このため、バーとしてワイヤバ
ーを設けた場合(請求項2)には、これを常に一定の押
し付け力でアプリケータロールに加圧接触させることが
できるので、アプリケータロール上に均一、かつ一定量
の塗工液膜を形成する(塗工液計量性能の均一化を達成
する)ことができる。また、バーとしてプレーンバーを
設けた場合(請求項4)には、該バーの押し付け力と塗
工液の液圧とのバランスにより、アプリケータロール側
へのプレーンバーの押し付け力が常に一定となり、該バ
ー・アプリケータロール間のギャップは薄膜塗工のため
小さく、かつアプリケータロールに芯ブレがあっても前
記ギャップが常に一定に保持されるので、ワイヤバーを
用いた場合と同様に、塗工液計量性能の均一化を達成す
ることができる。このため本発明によれば、従来装置で
問題となっていた、アプリケータロールおよびメータリ
ングロールの芯ブレに起因するウエブ長手方向の周期的
な膜厚バラツキの発生しない高品質の塗工が可能とな
る。
【0028】請求項3,5:ワイヤバーの直径をφ3.
0mm〜φ10.0mmとすることにより、また、プレ
ーンバーの直径をφ1.0mm〜φ10.0mmとする
ことにより、それぞれバー計量によるスジ不良の低減が
可能となる。
0mm〜φ10.0mmとすることにより、また、プレ
ーンバーの直径をφ1.0mm〜φ10.0mmとする
ことにより、それぞれバー計量によるスジ不良の低減が
可能となる。
【0029】請求項6:ワイヤバーまたはプレーンバー
のアプリケータロール側への押し付け力を2kgf/幅
1m〜30kgf/幅1mとするので、膜厚の安定した
塗工が可能となる。
のアプリケータロール側への押し付け力を2kgf/幅
1m〜30kgf/幅1mとするので、膜厚の安定した
塗工が可能となる。
【0030】請求項7:塗工液の液付け装置を塗工液供
給ノズルとし、バーとバー支持部材と塗工液供給ノズル
とを一体化したため、塗工装置の省スペース・設備コス
トダウン、および塗工作業の段取り時間短縮が達成でき
る。
給ノズルとし、バーとバー支持部材と塗工液供給ノズル
とを一体化したため、塗工装置の省スペース・設備コス
トダウン、および塗工作業の段取り時間短縮が達成でき
る。
【0031】請求項8:バーをアプリケータロールに加
圧接触または近接させるための加圧装置として、棒状の
空気チューブをバーと平行に設けたため、アプリケータ
ロール側へのバー押し付け力を、アプリケータロールの
幅方向に均一に発生させることができるので、ウエブ幅
方向の塗膜膜厚バラツキがより小さい塗工が可能とな
る。また、塗工液の溶剤として低沸点溶媒を用いる場合
などにおいてアプリケータロールが収縮変形しても、ウ
エブの幅方向に均一な塗工が可能となり、かつ高精度の
アプリケータロール、メータリングロールを必要としな
いため、設備コストが安価となる。
圧接触または近接させるための加圧装置として、棒状の
空気チューブをバーと平行に設けたため、アプリケータ
ロール側へのバー押し付け力を、アプリケータロールの
幅方向に均一に発生させることができるので、ウエブ幅
方向の塗膜膜厚バラツキがより小さい塗工が可能とな
る。また、塗工液の溶剤として低沸点溶媒を用いる場合
などにおいてアプリケータロールが収縮変形しても、ウ
エブの幅方向に均一な塗工が可能となり、かつ高精度の
アプリケータロール、メータリングロールを必要としな
いため、設備コストが安価となる。
【図1】本発明に係るロール塗工装置の一例を示す側面
断面図である。
断面図である。
【図2】ロール塗工装置の別例を示す側面断面図であ
る。
る。
【図3】ロール塗工装置の更に別の例を示す側面断面図
である。
である。
【図4】ロール塗工装置の更に別の例を示す側面断面図
である。
である。
【図5】図4の装置に設けた加圧装置を示す平面図であ
る。
る。
【図6】従来の3本リバースロールコータを示す側面断
面図である。
面図である。
1 塗工液 2 塗工液供給ノズル 3 アプリケータロール 4 バー 5 バー支持部材 6 加圧装置 6a 油圧シリンダ 6b 空気チューブ 7 ウエブ 8 バックアップロール 9 塗工部 10 塗工ロール 21 塗工液供給ノズル 31 メータリングロール 32 塗工液供給ノズル 33 アプリケータロール 37 ウエブ 38 バックアップロール
Claims (8)
- 【請求項1】 液付け装置によりアプリケータロールに
液付けされた塗工液を基材上に転液して塗工する塗工装
置において、アプリケータロールに加圧接触または近接
しつつ回転するバーを設けたことを特徴とするロール塗
工装置。 - 【請求項2】 前記アプリケータロールに加圧接触しつ
つ回転するバーがワイヤバーであることを特徴とする請
求項1記載のロール塗工装置。 - 【請求項3】 前記ワイヤバーの直径がφ3.0mm〜
φ10.0mmであることを特徴とする請求項2記載の
ロール塗工装置。 - 【請求項4】 前記アプリケータロールに近接しつつ回
転するバーがプレーンバーであることを特徴とする請求
項1記載のロール塗工装置。 - 【請求項5】 前記プレーンバーの直径がφ1.0mm
〜φ10.0mmであることを特徴とする請求項4記載
のロール塗工装置。 - 【請求項6】 前記バーを前記アプリケータロール側に
押圧する押し付け力を、2kgf/幅1m〜30kgf
/幅1mとしたことを特徴とする請求項1記載のロール
塗工装置。 - 【請求項7】 前記液付け装置を塗工液供給ノズルと
し、前記バーとバー支持部材と前記塗工液供給ノズルと
を一体化したことを特徴とする請求項1記載のロール塗
工装置。 - 【請求項8】 前記バーを前記アプリケータロールに加
圧接触または近接させるための加圧装置が、前記バーと
平行に設けた棒状の空気チューブであって、バー支持部
材を前記アプリケータロール側に押圧するものであるこ
とを特徴とする請求項1記載のロール塗工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30744796A JPH10128204A (ja) | 1996-11-02 | 1996-11-02 | ロール塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30744796A JPH10128204A (ja) | 1996-11-02 | 1996-11-02 | ロール塗工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10128204A true JPH10128204A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17969180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30744796A Pending JPH10128204A (ja) | 1996-11-02 | 1996-11-02 | ロール塗工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10128204A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002336756A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-26 | Toshiba Mach Co Ltd | コーティングロール装置の製作方法およびコーティングロール装置ならびにそのコーティング装置を使ったコーティング方法。 |
| WO2007020899A1 (ja) * | 2005-08-15 | 2007-02-22 | Canon Kabushiki Kaisha | 液体塗布装置およびインクジェット記録装置 |
| US9266144B2 (en) | 2009-12-22 | 2016-02-23 | 3M Innovative Properties Company | Method and apparatus for producing a non-uniform coating on a substrate |
| WO2016042677A1 (ja) * | 2014-09-19 | 2016-03-24 | 千葉機械工業株式会社 | ブレード装置および当該ブレード装置を備えた印刷機、塗工装置 |
-
1996
- 1996-11-02 JP JP30744796A patent/JPH10128204A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002336756A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-26 | Toshiba Mach Co Ltd | コーティングロール装置の製作方法およびコーティングロール装置ならびにそのコーティング装置を使ったコーティング方法。 |
| WO2007020899A1 (ja) * | 2005-08-15 | 2007-02-22 | Canon Kabushiki Kaisha | 液体塗布装置およびインクジェット記録装置 |
| US7896966B2 (en) | 2005-08-15 | 2011-03-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid applying apparatus and ink-jet printing apparatus |
| US9266144B2 (en) | 2009-12-22 | 2016-02-23 | 3M Innovative Properties Company | Method and apparatus for producing a non-uniform coating on a substrate |
| US9950339B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-04-24 | 3M Innovative Properties Company | Method for producing a non-uniform coating on a substrate |
| WO2016042677A1 (ja) * | 2014-09-19 | 2016-03-24 | 千葉機械工業株式会社 | ブレード装置および当該ブレード装置を備えた印刷機、塗工装置 |
| JPWO2016042677A1 (ja) * | 2014-09-19 | 2017-07-06 | 千葉機械工業株式会社 | ブレード装置および当該ブレード装置を備えた印刷機、塗工装置 |
| CN107531040A (zh) * | 2014-09-19 | 2018-01-02 | 千叶机械工业株式会社 | 刮刀装置及具备该刮刀装置的印刷机、涂敷装置 |
| EP3196020A4 (en) * | 2014-09-19 | 2018-06-06 | Chiba Machine Industry Corporation | Blade device, and printer and coating apparatus provided with said blade device |
| US10046354B2 (en) | 2014-09-19 | 2018-08-14 | Chiba Machine Industry Corporation | Blade device, and printer and coating apparatus provided with said blade device |
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