JPH10128629A - 型枠のボルト検出装置およびボルト締緩装置 - Google Patents

型枠のボルト検出装置およびボルト締緩装置

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JPH10128629A
JPH10128629A JP30384796A JP30384796A JPH10128629A JP H10128629 A JPH10128629 A JP H10128629A JP 30384796 A JP30384796 A JP 30384796A JP 30384796 A JP30384796 A JP 30384796A JP H10128629 A JPH10128629 A JP H10128629A
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axis direction
tightening
mold
detecting means
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瑞根 坂戸
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 型枠のボルトの締緩作業に先がけて予めボル
トの位置の人為的な入力を不要とするボルト検出装置を
提供し、ボルト検出作業を自動化する。 【解決手段】 割型6aを備え、該割型をX−Y面を挟
んで向かい合わせて組み立てられる型枠6のボルトc1
等を、ボルトのX軸方向の位置(X)を検出し、Z軸方
向に移動可能に設けられる第一位置検出手段1と、ボル
トのZ軸方向の位置(Z)を検出し、X軸方向に移動可
能に設けられる第二位置検出手段2とを備え、第一位置
検出手段1のZ軸方向の設置位置を、第二位置検出手段
により検出される前記(Z)に修正し、前記設置位置が
修正された第一位置検出手段1と第二位置検出手段2と
による前記ボルト頭部の一定幅における各位置(X、
Z)を検出することにより、ボルトc1等の一定幅の据
え付け中心位置と一定幅のボルトの識別とによって行う
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型枠を組み立て、
または分解する際に所定位置のボルトを締緩するための
ボルト締緩装置において、ボルト締緩器具の位置決めに
用いられる型枠のボルト検出装置、および該検出装置を
備えるボルト締緩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電柱等のコンクリート製品を成形するた
めに用いられる型枠は、分割可能な割型と、該割型を組
み立てまたは分解するためのボルトが型枠の芯軸方向の
所定位置に据えつけられるフランジとを備えており、該
割型を向かい合わせて組み立てられるようになってい
る。この型枠を組み立て、または分解する場合には、ボ
ルト締緩装置を用い、これに備わるナットランナ等のボ
ルト締緩器具により、前記フランジの所定位置に設けら
れるボルトを締めつけ、あるいは緩めることが行われ
る。
【0003】そして、このボルト締緩装置によりボルト
を締緩する作業は自動化が図られており、予めボルトが
据えつけられる位置を与えておいて、該位置にナットラ
ンナ等を位置決めし、ボルトの締めつけ等を行わせるよ
うになっている。即ち、ボルトが据えつけられる位置
は、例えば、型枠の外周面に円環状に突設されるタイヤ
を基準位置とする等により、予め位置データとして入力
される。そして、この位置データをボルトを締緩する際
に必要に応じて呼出し、ナットランナ等をかかる位置へ
自動的に位置決めするようにしている。
【0004】しかし、この方法は、前記のごとく予めボ
ルトの位置を人為的に入力する作業を伴うため、その作
業負担が大きい他、誤った位置を入力する恐れもある。
また、設計図上におけるボルトが設けられる位置に基づ
いてボルトの位置データを入力しても、型枠が繰り返し
使用されることによる経年変化により、実際にボルトが
設けられる型枠の位置は一致するとは限らず、かかる場
合には、ナットランナを移動させた位置は実際のボルト
の位置と一致しないので、締緩不良を生ずる。そのた
め、ボルトの位置データを再度入力し直す必要を生ず
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題は、実
際に据え付けられているボルトを自動的に検出し、容易
にナットランナ等を位置決めできれば回避できるのであ
り、かかる観点から以下のような方法が考えられる。
【0006】型枠の寸法や形状からボルトが所在する概
略の位置情報を与えておき、ボルトを締緩する方向の延
長位置に設けたレーザ距離測定器等を用い、フランジ上
のボルトの所在やナットランナに対する相対位置を検出
することが考えられる。そして、型枠の芯軸の方向に沿
って測定器を相対的に移動させ、順次にボルトを自動的
に検出することも考えられる。
【0007】しかし、検出しようとするボルトが多数存
在する場合には、前記測定器の視野内に、全てのボルト
の所在位置が納まるとは限らない。例えば、型枠の芯軸
に対して型枠の径にテーパが付されるような場合には、
前記のように測定器を芯軸方向に移動させたとしても、
測定器の視野内より外れるボルトがある。このような場
合に、全てのボルトを検出し、ナットランナに対する相
対位置を求めるためには、個々のボルトについて、視野
に納め得るような位置において測定できるように測定器
の測定位置を個々に調整し、予め測定位置を与える作業
が必要となる。また、型枠は前記のように経年変化によ
り変形するので、かかる場合にもナットランナを位置決
めするべきボルトの位置を測定器に捉えさせるようにす
るためには、測定器の測定位置を個々に調整することが
必要になる。
【0008】また、イメージセンサ等を利用した画像処
理によりボルトを検出し、該ボルトの位置を求める方法
が考えられる。しかし、この方法により検出する場合で
も、測定しようとするボルトが、上記のようにイメージ
センサの視野に入らないような場合であると、ボルトを
検出することはできない。また、画像処理によるボルト
の検出は、ボルト形状を平面的な画像として処理するこ
とから、僅かな汚れにより形成される平面模様を検出し
ボルトであると誤認する恐れもある。また、ボルトであ
ることを画像として認識させる必要から、ペンキ等によ
りボルトを型枠と異なる色に着色したり、またはボルト
を平面像として際立たせるような光源によって照明する
必要を生ずることがあり、これらの煩雑な作業を伴う場
合もある。従って、これらの方法を用いたボルトの検出
は、型枠の種類や型枠の状態等により、ボルト検出作業
の自動化を図れないことになる。
【0009】そこで、本願発明においては、型枠のボル
トの締緩作業に先がけて予めボルトの位置を人為的に入
力する作業を不要とするボルト検出装置を提供すること
を目的としており、また、該ボルト検出装置により、前
記のようなボルトの位置に応じた測定位置の個別の調製
を不要としてボルト検出作業を自動化することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかる請求項1記載の発明は、分割可能な
割型と、該割型の芯軸であるY軸の方向に一定幅を有す
る頭部を備えるボルトがY軸方向の所定位置に据え付け
られるフランジとを備え、前記割型をY軸を含む所定の
接合面(X−Y面)を挟んで向かい合わせ前記ボルトを
前記接合面と垂直なZ軸方向に締緩することにより組み
立てられ、または分解される型枠のボルト検出装置であ
って、前記割型の両端からX軸方向に板状に延在して設
けられるフランジ上に据え付けられZ軸方向に一定高さ
を備える前記ボルトのX軸方向の位置、またはZ軸方向
の位置の少なくとも一方は既知であるが、実際にフラン
ジに据え付けられている位置はズレを生ずることがある
前記ボルトを、前記ボルトが据え付けられているY軸方
向における所定位置であって、前記フランジに対しX軸
方向の外方に延在する位置より前記ボルトのX軸方向の
位置(X)を検出し、Z軸方向に移動可能に設けられる
第一位置検出手段と、前記ボルトの頭部の側における前
記ボルトが据え付けられているY軸方向の所定位置であ
って、Z軸方向に延在する位置より前記(Z)を検出
し、X軸方向に移動可能に設けられる第二位置検出手段
とを備え、前記第一位置検出手段のZ軸方向の設置位置
を、前記第二位置検出手段により検出される前記(Z)
に修正し、前記第二位置検出手段のX軸方向の設置位置
を、前記第一位置検出手段により検出される前記(X)
に修正することを行う前記検出装置により検出し、該ボ
ルトの検出を、前記設置位置が修正された第一位置検出
手段と第二位置検出手段とによる前記ボルト頭部の一定
幅における各位置(X、Z)を検出することにより、前
記ボルトの一定幅の据え付け中心位置(以下「据え付け
中心位置」という)と一定幅のボルトの識別とによって
行うように構成したことを特徴とする型枠のボルト検出
装置である。
【0011】前記検出装置により検出しようとするボル
トは、型枠の割型の端部よりX軸方向に板状に延在して
設けられるフランジ上に据え付けられている。該ボルト
の頭部は、型枠の芯軸であるY軸の方向に一定幅を有
し、また、フランジ上にZ軸方向に一定の高さを備えて
いる。従って、ボルトの頭部のX軸方向の各位置は、該
ボルトが据えられている位置における割型の側面のX軸
方向の位置に対して相対的な一定位置に位置することに
なる。また、ボルトの頭部のZ軸方向の各位置は、該ボ
ルトが据え付けられているフランジ上のZ軸方向の位置
に対して相対的な一定の位置に位置することになる。そ
のため、ボルト頭部のY軸の方向の一定幅に沿ってX軸
方向、Z軸方向の各位置(X、Z)を測定すると、ボル
トであることの識別とボルトが据え付けられている中心
位置の検出とを行うことができる。即ち、ボルトと割型
の側面やフランジとでは前記(X、Z)が異なるのであ
り、ボルト頭部のY軸の方向の一定幅に沿った各位置
(X、Z)を測定し、かかる位置(X、Z)をボルト頭
部のY軸方向の位置に関係付ければ、ボルト頭部の一定
幅やボルトの据え付け中心位置を求めることができる。
また、ボルト頭部の一定幅を求めることが可能であるこ
とから、ボルト以外の補強板等を対象として測定を行う
と、補強板等の幅を求めることもでき、該補強板等を検
出することも可能である。このボルトの各位置(X、
Z)を測定する上で、前記第一位置検出手段のZ軸方向
の位置は、前記第二位置検出手段により測定される位置
(Z)に修正され、前記第二位置検出手段のX軸方向の
位置は、前記第一位置検出手段により測定される位置
(X)に修正される。従って、ボルトが据え付けられて
いるY軸方向の所定位置に、これら二つの位置検出手段
を設けてしまえば、前記のように二つの位置検出手段
は、互いの測定位置(X、Z)に基づいて、X軸方向の
設置位置とZ軸方向の設置位置を自動調整されることが
でき、X軸方向とZ軸方向については、位置検出手段の
人為的な調整が不要である。ただし、この二つの位置検
出手段について、前記のような設置位置の相互の修正を
行うためには、ボルト頭部のいずれかの部分が、少なく
とも一つの位置検出手段の視野に入る必要がある。少な
くとも一つの位置検出手段の視野にボルトを入れること
ができれば、二つの位置検出手段を相互に設置位置を修
正することによって、正確なボルト位置(X、Z)を測
定することが可能になるからである。一方、ボルトがい
ずれの位置検出手段の視野にも入らない場合には、前記
の位置検出手段の設置位置の相互の修正をすることがで
きず、ボルトを捉えることが全くできない。従って、ボ
ルトのX軸方向の位置か、Z軸方向の位置の少なくとも
一つは、型枠の設計上の情報等に基づき既知である必要
がある。いずれか一つがこのように既知であり、いずれ
か一つの位置検出手段を該既知の位置に設置すると、実
際にボルトが据え付けられている位置が型枠の経年変化
等により該既知位置よりズレを生じているとしても、実
際のボルトの測定により二つの位置検出手段を適切な位
置へ修正できるからである。
【0012】請求項2記載の発明は、前記第一位置検出
手段および前記第二位置検出手段を二点間の距離を測定
する距離計を備えて構成し、前記ボルトの検出を、該第
一位置検出手段および第二位置検出手段をY軸方向に相
対的に移動しつつ、これら検出手段から前記ボルト頭部
の一定幅における各点までの距離の測定により前記各位
置(X、Z)を得て行うように構成することを特徴とす
る請求項1記載の型枠のボルト検出装置である。
【0013】前記位置検出手段からボルトの頭部におけ
るある一点までの二点間の距離を測定すると、該一点の
位置(X、Z)を求めることができるが、前記位置検出
手段を型枠に対してY軸方向にボルト頭部の一定幅だけ
相対的に移動すると、前記二点間の距離の測定を、型枠
に固定されているボルトの頭部のY軸方向の一定幅に沿
って行うことになる。これにより、ボルト頭部における
ある一点までの二点間の距離の測定により、ボルト頭部
のY軸方向の一定幅に沿った各位置(X、Z)を検出す
ることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のボルト検出装置を型枠に対してY軸方向へ
相対的に移動しつつボルトを検出することにより、前記
ボルトが設けられるY軸方向の各所定位置を得るように
構成される型枠のボルト検出装置である。
【0015】これにより、前記位置検出手段を型枠に対
してY軸方向へ相対的に移動しながら、Y軸方向の所定
の位置に設けられるボルトの検出を行うと、型枠のY軸
方向の長さの距離分の移動によって、全てのボルトが据
え付けられるY軸方向の所定位置を求めることができ
る。また、ボルト以外の補強板等のY軸方向の存在位置
を求めることもできる。
【0016】請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至
請求項3記載のボルト検出装置を備える型枠のボルトの
締緩装置であって、前記ボルト検出装置により検出され
たボルトを、型枠を前記Y軸方向に移動しつつ、該検出
されたボルトの据え付け中心位置にボルト締緩器具を位
置決めすることにより該ボルトを締緩するように構成さ
れることを特徴とする型枠のボルトの締緩装置である。
【0017】これにより、本発明にかかるボルト検出装
置は、実際に据え付けられているボルト自体を正確に検
出することができる。従って、該検出されたボルトに基
づいてボルト締緩器具を位置決めできるので、実際に据
え付けられているボルトに対してボルト締緩器具を正確
に位置決めすることができる。そのため、ボルト締緩器
具の位置決めに誤りがないので、型枠を移動させながら
速やかにボルトを締緩する作業を行うことができる。な
お、ボルトを締緩する作業の直前であるか、暫く前の時
点であるかを問わず、締緩しようとするボルトの検出
は、該ボルトを締緩する作業が行われる前のいずれかの
時点において終了していればよい。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載の型
枠のボルトの締緩装置であって、型枠をY軸方向に移動
しつつ前記ボルト検出装置によるボルトの検出と、該検
出されたボルトの締緩とを行うように構成されることを
特徴とする型枠のボルトの締緩装置である。
【0019】これにより、前記ボルト検出装置によりボ
ルトが検出されると、その直後に検出されたボルトの締
緩を行う。ボルトの締緩装置は、ボルトの検出と締緩と
を一組の作業として並行して進めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本願発明にかかる型枠のボルト検
出装置、およびこれを備えるボルト締緩装置について、
図1乃至図7に基づいて説明する。
【0021】図1は、ボルト検出装置を備えるボルト締
緩装置全体のブロック構成の一例を示しており、図2
は、ボルトの検出に係る型枠6の周辺部分の斜視図を示
している。本願発明にかかるボルト締緩装置は、第一距
離計1と、第二距離計2と、操作盤3と、制御盤4と、
ボルト締緩器具や型枠6を移動させるための動力機構5
とを備えている。また、図1、図2には図示していない
が、型枠6に対してZ軸の上方にボルト締緩器具として
のナットランナを備えたボルト締緩機構が設けられてい
る。そして、制御盤4より指令されたボルト据え付け中
心位置(X、Yc、Z)にナットランナが位置決めされ
るようになっている。
【0022】そして、このボルト締緩装置によるボルト
の締緩により組み立て、または分解される型枠6は、分
割可能な割型6aと、割型6aの両端からX軸方向に厚
さtの板状に延在して設けられるフランジ6bとを備え
ている。そして、割型6aの芯軸と一致するY軸と該Y
軸に垂直なX軸とによって形成されるX−Y面を接合面
とし、この接合面を挟んで割型6a、6aを向かい合わ
せ、フランジ6b、6bを接合面で重ね合わて組み立て
られるようになっている。この型枠6を組み立て、また
は分解する場合は、フランジ6bに据え付けられている
ボルトc1、c2、・・、をZ軸方向に締め付け、また
は緩めることにより行う。また、フランジ6bには、Y
軸方向に幅を有するボルト以外の突設物として、補強板
6dが設けられている。そして、型枠6を組み立てた状
態で、その内部の空間にコンクリートを流入し、タイヤ
6cによって型枠6をY軸を中心軸とする回転をさせる
ことにより、電柱等のコンクリート製品が形成される。
この例においては、型枠6は半径Rの円柱形状により構
成されている。
【0023】第一距離計1はボルトのX軸方向の位置
(X)の測定を行い、第二距離計2はボルトのZ軸方向
の位置(Z)の測定を行う。第一距離計1は、ボルトの
位置(X)をX−Y平面に平行な直線距離を測定して求
め得るような姿勢に保たれており、第二距離計2は、ボ
ルトの位置(Z)をZ軸に平行な直線距離を測定して求
め得るような姿勢に保たれている。そして、これら二つ
の距離計1、2により、ボルト頭部のY軸方向に沿った
一定幅における各点までの直線距離を測定することによ
り、ボルトの各位置(X、Z)を求めることとしてい
る。
【0024】これら二つの距離計1、2は、図示しない
ボルト締緩機構に据え付けられている。そして、図示し
ないステッピングモータを備えており、これを介して該
ボルト締緩機構に対してX軸方向とZ軸方向に独立して
移動できるようになっている。そして、距離計1につい
ては、制御盤4の指令に基づき、X軸方向の後に説明す
る待機位置(Xw )に位置決めできるようになってお
り、また、Z軸方向に移動自在となっている。距離計2
についても、制御盤4の指令に基づき、Z軸方向の待機
位置(Zw )に位置決めできるようになっており、ま
た、X軸方向に移動自在となっている。
【0025】また、距離計1、2は、ここに得られる距
離を表す信号を、制御盤4に対して出力するようにもな
っている。この距離計1、2の例として、ここでは、レ
ーザ光を照射する半導体レーザと距離測定点から反射さ
れたレーザ光を受光する光位置検出素子とを備え、測定
点までの距離の測定が可能なレーザ距離測定器を用いる
こととする。
【0026】操作盤3は、ボルト検出装置の動作も含め
たボルト締緩装置の運転に関する各条件を設定する部分
である。操作盤3を操作することにより、後に説明する
ボルト検出ルーチンやボルト締緩ルーチンを実行するこ
とができるようになっており、ボルト検出装置の動作を
開始することや、ボルトを締緩する一連の作業を開始す
ることができる。また、ボルトの検出を行う場合や、ボ
ルトの締緩を行う場合に、型枠6を移動させることがあ
るが、かかる場合の型枠6を移動させる速度について
も、操作盤3により設定できるようになっている。な
お、前記作業における型枠6の移動は、概ね10m/m
in.程度の速度により行われる。
【0027】距離計1、2は、ボルト検出を開始する前
に、X軸方向の所定の位置およびZ軸方向の所定の位置
において待機させておく待機位置(Xw 、Zw )へ移動
させるが、操作盤3より該待機位置を設定できるように
なっている。この待機位置は、距離計1、2が型枠6と
物理的に干渉しない位置であって、かかる位置に待機す
る距離計1、2が、ボルトが据え付けられるY軸方向の
所定位置にてボルト位置(X、Z)を測定すれば、互い
の設置位置を修正しボルト位置を測定できるような位置
である必要がある。従って、待機位置を決めるにあたっ
ては、前記に説明したように、ボルトのX軸方向の位置
か、Z軸方向の位置の少なくとも一つは、型枠の設計上
の情報等に基づき既知であることが必要であり、距離計
1または2のいずれか一方の待機位置が該既知の位置で
ある必要がある。
【0028】いずれか一つが既知であり、いずれか一つ
の位置検出手段を該既知の位置に設置できれば、実際に
ボルトが据え付けられている位置が型枠の経年変化等に
より該既知位置よりズレを生じていても、実際のボルト
の測定により二つの位置検出手段を適切な位置へ修正で
きるからである。即ち、距離計1、2のうち、例えば距
離計1についての待機位置(Zw )をボルトのZ軸方向
の既知の位置として待機させることができると、距離計
1についてはボルトを視野に入れることができ、実際の
ボルトの位置(X)を得ることができる。そして、距離
計2の設置位置を該位置(X)へ修正することができる
と、距離計2により実際のボルトの位置(Z)を得るこ
ともでき、実際のボルトの正確な位置(X、Z)を得る
ことができるからである。
【0029】この待機位置を決める上で、型枠6の円柱
径Rや、フランジ6bも含めた型枠6の寸法(R+f)
や、前記接合面のZ軸方向の位置(この例ではZ=0)
等を基準とできるので、型枠6の代表的な寸法等を操作
盤3より入力するようにし、かかる寸法等と距離計1、
2の大きさ等を考慮した位置を待機位置として求めるよ
うにすることもできる。例えば、距離計1であれば、Y
軸よりX軸の方向に型枠の寸法に相当する距離(R+
f)の外側の位置(Xw )と、接合面(Z=0)に対し
てフランジのZ軸方向の板厚tとボルトの高さgとを考
慮したオフセットを設けた位置(Zw )とを待機位置
(Xw 、Zw )とすることができる。また、距離計1、
2の待機位置そのものを直接に設定するようにしても構
わない。
【0030】また、操作盤3は、ナットランナがボルト
を締緩する際のその回転速度や、そのトルク限界等を設
定することもできるようになっている。そして、操作盤
3の操作により設定されたこれらの条件は、制御盤4に
入力されるようになっている。その他、ボルトの位置
(X、Z)等のボルト検出を行った結果を制御盤4から
読み出すようにし、これらの結果を電光表示させるパネ
ルを備えることもできる。
【0031】制御盤4は、記憶部4aと、演算部4b
と、タイマ4cとを備えている。制御盤4は、ボルト位
置(X、Z)に応じて距離計1をZ軸方向に、距離計2
をX軸方向に移動自在に移動させる制御を行う。即ち、
距離計1からボルトの位置(X)が入力されると、距離
計2をX軸方向のかかる位置(X)へ移動させるように
制御し、距離計2によりボルトの位置(Z)が入力され
ると、距離計1をZ軸方向のかかる位置(Z)へ移動さ
せるように制御する。また、距離計1、2を前記待機位
置(Xw 、Zw )へ位置決めするための制御も行う。
【0032】記憶部4aには、図3に示されるボルト検
出ルーチンや、図4に示されるボルト締緩ルーチンが格
納されている。これらのルーチンの内容については、ボ
ルト締緩作業の実行例において、併せて説明する。ま
た、記憶部4aには、ボルト等の検出を行った測定結果
を個々の型枠毎にファイルとして保存できるようになっ
ている。
【0033】例えば、後に説明するように型枠6をY軸
方向に移動させながらボルトの検出を行う場合であれ
ば、ボルトやボルト以外の補強板6d等の位置を、Y軸
方向に沿った各ボルト等毎に各レコードに纏められたデ
ータからなる測定ファイルとして編集し、記憶させるこ
とができる。即ち、ボルト等のY軸方向の所定位置
(Y)に対応させて前記測定ファイルの1レコードを形
成するようにできる。そして、各1レコードに前記位置
(Y)と、位置(Y)において検出されるボルトの位置
(X、Z)を記憶させる。なお、この時のY軸方向の所
定位置(Y)は、型枠6の移動速度が判っているので、
ボルト位置(X、Z)の検出時間を得ることにより求め
ることができる。
【0034】タイマ4cはタイマIC等を備えて構成さ
れ、型枠6の移動を開始してからボルト等の位置(X、
Z)が検出されるまでの前記検出時間を計数するように
なっている。即ち、タイマ4cは、型枠6の移動の開始
より時間の計数を開始し、距離計1、2からの信号の送
信に同期して検出時間を計数するようになっている。演
算部4bは、前記のルーチンの実行に必要な演算を行
う。また、制御盤4は、動力機構5の制御も行うように
なっている。
【0035】動力機構5は、制御盤4からの指令によ
り、以下の動作を行う。即ち、型枠5を所定の速度で移
動させ、また、ナットランナを所定のボルト据え付け中
心位置へと位置決めするように下降させたり、ナットラ
ンナによるボルトの締緩が終わるとボルト締緩機構の待
避位置へと待避させ、または、ナットランナにボルトを
締緩する作業を行わせるために必要な動力を供給し、ま
た、図示しないボルト締緩機構を必要に応じて移動させ
る動力を供給することを行う。動力機構5の例として、
所定重量の型枠等を移動させるために十分なトルクを発
生することができ、また、制御盤4により指令された位
置へ正確に移動等させることが可能なディジタル制御機
構を備える電動機をあげることができる。
【0036】移動台車5bは、前記動力機構5の一部と
して型枠6を移動させるための台車である。制御盤4か
らの指令により、軌道上を移動して所定の速度で型枠6
を移動させる。
【0037】なお、上記構成において、第一距離計1
と、操作盤3と、制御盤4とによって第一位置検出手段
を構成することができ、第二距離計2と、操作盤3と、
制御盤4とによって第二位置検出手段を構成することが
できる。また、これらの部材に加え動力機構5をも含め
て上記二つの位置検出手段、およびボルト検出装置を構
成することができる。
【0038】次に、ボルトを検出することを含めてボル
トの締緩作業を実行する例を、以下に説明する。操作盤
3を操作することにより、距離計1、2を待機位置へと
移動させる。なお、ナットランナは、後に制御盤4より
ボルトの据え付け中心位置へ位置決めする指示がある場
合を除き、常にボルト締緩機構の待避位置に待避してい
る。次に、図3に示されるボルト締緩ルーチン、図4に
示されるボルト検出ルーチンの実行を開始する。また、
距離計1、2の作動を開始する。型枠6をY軸方向に沿
って、図2にも示すように−Y方向に一定速度、例えば
10m/min.で移動する(S1)。この間、距離計
1、2は、割型6aの側面までの距離や、フランジ6b
上までの距離の測定を行い、また、その測定結果により
互いの位置が修正される。そして、この測定結果は、後
のナットランナの位置決め精度を保てる程度にボルトの
Y軸方向の存在位置を求めることができる適当な間隔毎
に、順次に記憶部4aに記憶される。
【0039】最初に検出されるボルトc1を距離計1、
2の視野に入れることのできるY軸方向の位置の近傍ま
で移動する(S2)と、ボルト検出ルーチンにより(S
3)、ボルト位置(X、Z)が測定される。ボルト検出
ルーチンは図4に示されるが、該ルーチンによりボルト
が検出される手順について、図5にも基づいて説明す
る。
【0040】図5(a)は型枠6をX軸の正方向から眺
めた側面図であり、図5(b)は型枠6をZ軸の上方向
から眺めた上面図である。型枠6が−Y方向に移動する
と、距離計1、2は相対的にY方向に移動することにな
る。
【0041】そして、距離計1、2は、ボルトc1がそ
の視野に入らない位置にある場合には、フランジ6b上
の一点p2までの距離l0zや、割型6aの側面の一点p
1までの距離l0xを測定することになる。ボルトc1が
距離計1、2の視野に入り、距離計1、2がボルトc1
のY軸方向における最初の端点e1を捉えると、距離計
1、2により測定される距離は、l1x、l1zに変化す
る。この時の距離l1x、l1zが、測定されるボルトの位
置(X、Z)となる(S11)。
【0042】そして、型枠6が移動している最中におい
て、距離計1のZ軸方向の位置を距離計2により測定さ
れた位置(Z)に移動し、距離計2のX軸方向の位置を
距離計1により測定された位置(X)に移動しながら
(S12)、ボルトc1の頭部のY軸方向の一定幅に沿
った各点の位置(X、Z)の測定を行う(S13)。
【0043】次に、ボルトc1のY軸方向の最後の端点
e2が、距離計1、2の視野に入る位置を通過すると、
距離計1、2により測定される距離は、割型6a上の一
点やフランジ6b上の一点までの距離となり、l0x、l
0zのように変化する。
【0044】このように、ボルトc1のY軸方向におけ
る両端点e1、e2においては、距離計1、2に測定さ
れるボルト位置(X、Z)は、その直前直後に測定され
る位置(X、Z)に対して変化を伴うので、フランジ6
b上におけるその存在を識別することができる。そし
て、端点e1、e2が測定される時間から、型枠6の移
動速度と合わせて、そのY軸方向の位置を求めることが
できる。即ち、ボルトc1の頭部の二端点の位置e1
(X1,Y1,Z)、e2(X1,Y2,Z)を求めることがで
きる(S14)。このe1、e2について求められた前
記測定位置からボルト頭部の一定幅rを求めることがで
き、また、前記l0z、l1zからボルト頭部のZ軸方向の
高さgを求めることもでき、ボルトであるか否かの識別
ができる(S15)。
【0045】また、補強板6dであれば、ボルトと同じ
手順によりその板幅hを検出でき、補強板であることの
識別が可能である。ボルトでないと判断された場合(S
4、S15、NO)は、ナットランナの位置決め指示を
することなく、型枠6のY軸方向の移動のみを続ける
(S1)。ボルトであると判断された場合は、e1、e
2の測定位置から、ボルト据え付け中心位置ec (X1,
Yc,Z)を求める(S16)。
【0046】なお、型枠6の変形等により、例えば、ボ
ルトc2についてはZ軸方向の位置がボルトc1と異な
るような場合で、距離計2により測定される距離が(l
1z−δl)でありZ方向の位置が(Z−δz)と測定さ
れる場合には、距離計1はZ方向の位置を該位置へ修正
された上でX方向の位置(X)を測定することになる。
また距離計2についても、該距離計1により測定される
位置(X)へX方向の位置が修正されることになる。
【0047】次に、ボルトであることが判断されると
(S4、YES)、ボルト据え付け中心位置(X、Yc
、Z)へナットランナの位置決めがなされる(S
5)。そして、かかる位置にてナットランナを作動さ
せ、ボルトを締結、または緩脱することが行われる(S
6)。なお、ボルトを締結、または緩脱することが終わ
ると、ナットランナをボルト締緩機構の待避位置へと待
避させる。
【0048】一つのボルトを締緩する作業が終了する
と、前記に説明した手順に基づく型枠6のY軸方向への
移動を伴いつつ次のボルトの検出と、該ボルトを締緩す
る作業が繰り返される(S1〜S6)。これにより、ボ
ルトc2以下、ボルトc1と同じ手順により、すべての
ボルトについて、ボルトであることの識別や、ボルト据
え付け中心位置を求めることが行われる。
【0049】そして、型枠6の端から端までの移動が完
了すると(S7、YES)、各ボルトが設けられるY軸
方向の位置の間隔であるボルト間ピッチlp や、補強板
6dが存在するY軸方向の位置の所在も知ることができ
る(S17)。
【0050】以上のボルト検出ルーチンやボルト締緩ル
ーチンの説明においては、型枠6が等しい径Rの円柱形
状であるとして説明したが、型枠6が円柱の径にX軸方
向にテーパを付した形状からなる場合、即ち、型枠6を
Z軸方向の上から眺めた上面図が図6に示されるような
ものである場合であっても、ボルト位置(X、Z)の検
出は前記で説明したのと同じ手順により行われる。
【0051】即ち、この場合は、ボルトのX軸方向の位
置は、(X1 )、(X2 )、・・、のようにボルト間で
その差異が大きい。この場合、距離計2のX軸方向の位
置は、距離計1により測定されるX軸方向の位置(X)
に移動され、距離計2による各ボルトのZ軸方向の位置
(Z)が求められることになる。
【0052】また、この実施の形態においては、型枠6
を移動させながら、ボルトの検出とボルトの締緩とを並
行して行う例を取り上げて説明したが、型枠6を移動さ
せつつボルトの検出のみを先にまとめて行い、得られた
ボルトの検出結果に基づいて、後にボルトを締緩する作
業のみをまとめて行うのであっても構わない。また、ボ
ルトの検出や、それに基づくボルトの締緩は、型枠6を
停止させておき、距離計1、2が据え付けられるボルト
締緩機構を型枠6に対して相対的にY軸方向へ移動させ
て行うのであっても構わない。
【0053】また、距離計1、2自体を型枠6に対して
相対移動させなくとも、距離計1、2について、レーザ
光をY軸方向に走査する機構を備える構成とすることに
より、ボルトの識別やボルト据え付け中心位置を求める
ために必要なY軸方向に沿ったボルト位置(X、Z)を
求めることができる。距離計1、2をこのような構成と
する場合でも、距離計1のZ方向の設置位置は距離計2
により測定された位置(Z)に修正され、距離計2のX
方向の設置位置は距離計1により測定された位置(X)
に修正されることにはかわりがない。
【0054】また、一つのボルトを検出する場合には、
第一位置検出手段、第二位置検出手段を必ずしも型枠6
に対して相対移動を伴わせる必要はない。例えば、距離
計とイメージセンサとを組み合わせて第一、第二の一つ
の位置検出手段を構成し、該位置検出手段をY軸方向の
ボルトが設けられる所定位置にセットする。そして、イ
メージセンサにより得られるボルト頭部の輪郭に関する
データと、距離計により得られるボルト頭部の位置
(X、Z)に関するデータとを組み合わせる等により、
ボルト頭部のY軸方向の一定幅における各位置(X、
Z)を得て、ボルトの識別やボルト据え付け中心位置を
検出することができる。そして、この場合についても、
第一位置検出手段のZ方向の設置位置は第二位置検出手
段により測定された位置(Z)に修正され、第二位置検
出手段のX方向の設置位置は第一位置検出手段により測
定された位置(X)に修正されることにかわりはない。
従って、一つのボルトを検出する上で、第一位置検出手
段のZ軸方向の位置決めと、第二位置検出手段のX軸方
向の位置決めとを、互いの検出結果に基づいて自動的に
なしえることにかわりはない。
【0055】なお、型枠6を移動しつつボルトの検出と
ボルトの締緩とを並行して行う場合については、第一位
置検出手段、第二位置検出手段をどのように構成する場
合でも、ナットランナによるボルトの締緩が開始される
前にボルト検出に必要な前記ボルト検出ルーチン等の処
理が終了していなければならないことに留意する必要が
ある。即ち、前記のように、ボルト検出ルーチンが実行
されると、第一位置検出手段、第二位置検出手段は、ボ
ルト位置(X、Z)を測定しつつ、互いに他方の位置検
出手段による測定位置に基づいて設置位置が修正され
る。そして、ボルト頭部のY軸方向に沿ったボルト位置
(X、Z)の測定結果により、ボルトであることの識別
やボルト据え付け中心位置を求める演算処理が行われ
る。そして、制御盤4の指令により動力機構5を介し
て、ボルト据え付け中心位置へナットランナの位置決め
が行われることになる。従って、ボルト検出の開始から
ナットランナの位置決めが終了するまでの間において、
制御盤4によりボルト検出ルーチンやボルト締緩ルーチ
ンが実行される他、距離計1、2等と制御盤4との相互
間や制御盤4と動力機構5との相互間で各々にI/Oを
介した信号処理がなされる。そのため、これらの処理に
所要の時間が費やされる。従って、ボルトの検出を開始
する時点を決めるにあたっては、型枠6を移動させる速
度を考慮しつつ、ナットランナを動作させる前の前記処
理に必要とされる所要時間以前の時点とする必要があ
る。
【0056】なお、型枠6を移動させつつボルトの検出
を迅速に行いたいような場合には、当発明の実施の形態
で説明したように、ボルトが検出される以前の時点から
第一位置検出手段が割型6aの側面を測定し、第二位置
検出手段がフランジ6bを測定するようにすると、フラ
ンジ6bの位置により予め第一位置検出手段の位置
(Z)をある程度修正し、割型6aの側面により予め第
二位置検出手段の位置(X)をある程度修正することが
できる。このようにすると、これら二つの位置検出手段
ともに、ボルトに到る少し手前から、実際のボルトに近
接する位置へ、予め設置位置を調整しておくことができ
る。これにより、ボルトが設けられるY軸方向の所定位
置に到った時点において、速やかに二つの位置検出手段
の設置位置の修正を終わらせることができる。
【0057】また、対象となる型枠の形状について、こ
の例においては、円柱形状からなる型枠6を例に上げて
説明したが、接合面を挟んで二つの割型を向かい合わせ
て組み立てることができるのであれば、図7に示される
ような断面が角型の形状からなるものであっても構わな
い。
【0058】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明は、型
枠を組み立て、または分解する作業を行うボルト締緩装
置に備わる締緩器具の位置決めを行うにあたり、かかる
作業に先がけてボルトの位置を正確に与え直すための煩
雑な作業に煩わされず、現実に据え付けられているボル
ト自体を正確に検出することができる。該ボルトの検出
にあたり、用いる二つの位置検出手段の設置位置の相互
の修正により、該位置検出装置のX軸方向とZ軸方向の
位置決めを自動化でき、ボルト検出作業の自動化を図る
ことができるという効果を奏する。また、検出したボル
トに基づき、ボルト締緩器具を正確に位置決めできると
いう効果も奏する。また、ボルトの一定幅を検出できる
ことから、ボルト以外の補強板等を検出することもでき
るという効果も奏する。
【0059】請求項2記載の発明は、一定幅の前記ボル
トについて、前記位置検出手段からボルト頭部の一点に
至る距離を測定し、ボルト頭部の一定幅に対応するY軸
方向への相対移動を伴いながら該測定を行うことによ
り、ボルト頭部の一定幅における各位置を得ることがで
き、これにより、ボルトやボルト以外の補強板等を検出
することができるという効果を奏する。
【0060】請求項3記載の発明は、前記位置検出手段
に対して型枠を相対的に移動しながらボルトの検出を行
うので、ボルトが据えられるY軸方向の各所定位置の全
てを自動的に得ることができるという効果を奏する。ま
た、ボルト以外の補強板等のY軸方向の存在位置を自動
的に得ることもできるという効果を奏する。
【0061】請求項4記載の発明は、前記ボルト検出装
置により実際に据えられているボルトの正確な位置の検
出により、ボルト締緩器具を位置決めできるので、その
位置決めのやり直し等の必要がなく、型枠を移動させな
がら迅速にボルトの締緩作業を行うことができるという
効果を奏する。
【0062】請求項5記載の発明は、型枠を移動させな
がらボルトを検出し、この検出されたボルトを直後に締
緩するように構成されるため、ボルトの検出とその締緩
とを一組の作業として並行して行え、型枠の移動を完了
すると、型枠の組み立て、または分解を完了することが
でき、当該作業を迅速に完了させることができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボルト締緩装置のブロック構成を示す図であ
る。
【図2】ボルト位置検出装置と型枠の斜視図である。
【図3】ボルト締緩ルーチンを示す図である。
【図4】ボルト検出ルーチンを示す図である。
【図5】距離計1、2によりボルトを検出する状況を示
す図である。
【図6】テーパ形状からなる型枠をZ軸方向から眺めた
断面図である。
【図7】型枠の種類を例示する図である。
【符号の説明】
1 第一距離計 2 第二距離計 3 操作盤 4 制御盤 4a 記憶部 4b 演算部 4c タイマ部 5 動力機構 5b 台車 6 型枠 6a 分割型 6b フランジ 6c タイヤ 6d 補強板 c1、c2、c3 ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割可能な割型と、該割型の芯軸である
    Y軸の方向に一定幅を有する頭部を備えるボルトがY軸
    方向の所定位置に据え付けられるフランジとを備え、前
    記割型をY軸を含む所定の接合面(X−Y面)を挟んで
    向かい合わせ前記ボルトを前記接合面と垂直なZ軸方向
    に締緩することにより組み立てられ、または分解される
    型枠のボルト検出装置であって、 前記割型の両端からX軸方向に板状に延在して設けられ
    るフランジ上に据え付けられZ軸方向に一定高さを備え
    る前記ボルトのX軸方向の位置、またはZ軸方向の位置
    の少なくとも一つは既知であるが、実際にフランジに据
    えられる位置はズレを生ずることがある前記ボルトを、 前記ボルトが据え付けられているY軸方向における所定
    位置であって、前記フランジに対しX軸方向の外方に延
    在する位置より前記ボルトのX軸方向の位置(X)を検
    出し、Z軸方向に移動可能に設けられる第一位置検出手
    段と、 前記ボルトの頭部の側における前記ボルトが据え付けら
    れているY軸方向の所定位置であって、Z軸方向に延在
    する位置より前記(Z)を検出し、X軸方向に移動可能
    に設けられる第二位置検出手段とを備え、 前記第一位置検出手段のZ軸方向の設置位置を、前記第
    二位置検出手段により検出される前記(Z)に修正し、 前記第二位置検出手段のX軸方向の設置位置を、前記第
    一位置検出手段により検出される前記(X)に修正する
    ことを行う前記検出装置により検出し、 該ボルトの検出を、前記設置位置が修正された第一位置
    検出手段と第二位置検出手段とによる前記ボルト頭部の
    一定幅における各位置(X、Z)を検出することによ
    り、前記ボルトの一定幅の据え付け中心位置と一定幅の
    ボルトの識別とによって行うように構成したことを特徴
    とする型枠のボルト検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項2記載の発明は、前記第一位置検
    出手段および前記第二位置検出手段を二点間の距離を測
    定する距離計を備えて構成し、 前記ボルトの検出を、該第一位置検出手段および第二位
    置検出手段を型枠に対してY軸方向に相対的に移動しつ
    つ、これら検出手段から前記ボルト頭部の一定幅におけ
    る各点までの距離の測定により前記各位置(X、Z)を
    得て行うように構成することを特徴とする請求項1記載
    の型枠のボルト検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のボルト検
    出装置を型枠に対してY軸方向へ相対的に移動しつつボ
    ルトを検出することにより、前記ボルトが設けられるY
    軸方向の各所定位置を得るように構成される型枠のボル
    ト検出装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至請求項3記載のボルト
    検出装置を備える型枠のボルトの締緩装置であって、 前記ボルト検出装置により検出されたボルトを、型枠を
    前記Y軸方向に移動しつつ、前記検出されたボルトの一
    定幅の据え付け中心位置にボルト締緩器具を位置決めす
    ることにより該ボルトを締緩するように構成されること
    を特徴とする型枠のボルトの締緩装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の型枠のボルトの締緩装置
    であって、型枠をY軸方向に移動しつつ前記ボルト検出
    装置によるボルトの検出と、該検出直後に該検出ボルト
    の締緩とを行うように構成されることを特徴とする型枠
    のボルトの締緩装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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