JPH10129585A - 減揺装置 - Google Patents

減揺装置

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JPH10129585A
JPH10129585A JP29060496A JP29060496A JPH10129585A JP H10129585 A JPH10129585 A JP H10129585A JP 29060496 A JP29060496 A JP 29060496A JP 29060496 A JP29060496 A JP 29060496A JP H10129585 A JPH10129585 A JP H10129585A
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JP
Japan
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movable mass
magnetic
permanent magnet
conductive member
movable
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Application number
JP29060496A
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English (en)
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Toru Maeda
前田  徹
Naoki Sakuraoka
直樹 桜岡
Isao Masuzawa
功 益沢
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動吸振器型減揺装置において磁気ダンパの減
衰係数を可動質量の軌道に沿って変化させることができ
るようにすることを目的とする。。 【解決手段】 磁気ダンパは帯状の導電体部材と永久磁
石とを含み、導電体部材の形状は軌道に沿って変化す
る。例えば、導電体部材の幅が変化し、導電体部材に設
けられた孔の大きさ又は密度が変化する。更に、2つの
永久磁石の一方は他方に対して相対的に移動することが
できる。2つの永久磁石の相対的位置を変化させること
によって磁界又は磁束が変化し、減衰力が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減揺対象物の動揺
を軽減するための減揺装置に関し、特に、軌道上を往復
運動する可動質量によって減揺対象物の動揺を軽減する
ように構成された動吸振器型の減揺装置に関する。減揺
対象物には、停船中の船舶、パージ等の海上又は水上に
浮遊した海洋構造物及びリフト、ゴンドラ等の空中に吊
り下げられた構造物がある。
【0002】
【従来の技術】従来、減揺対象物の動揺を軽減するため
の減揺装置として、アクチュエータを用いた能動型と動
吸振器原理を用いた受動型が知られている。能動型の装
置は減揺対象物の動揺をセンサによって検出し、アクチ
ュエータによって可動質量を振動するように構成されて
いる。可動質量の振動は、減揺対象物の動揺を軽減する
ように位相制御される。またジャイロ効果によるトルク
を用いて減揺作用を生成するものもある。
【0003】一方、動吸振器原理を用いた受動型の装置
は可動質量を駆動させるためのアクチュエータを用いな
いから構造がより簡単であり、また電力を消費しないた
め適用範囲が広い。
【0004】図6を参照して従来の動吸振器原理を用い
た減揺装置の例を説明する。この減揺装置は円弧状に湾
曲した軌道面511を有する軌道部材510と軌道面5
11上を自由に移動可能な可動質量512と軌道面51
1に平行に円弧状に湾曲した導電体部材530とを有す
る。
【0005】可動質量512は前後にそれぞれ1対の車
輪513を有する。軌道面511の両端には可動質量5
12のストロークを規定するストッパ511A、511
Bが設けられている。
【0006】図7を参照して図6の減揺装置に設けられ
た磁気ダンパの構成及び動作を説明する。可動質量51
2は、内部に凹部512Aを有し、コの字形の断面を有
する。この凹部512Aの内面に1対の永久磁石53
2、532が装着されている。図示のように永久磁石5
32、532は板状の導電体部材530の両側に且つそ
れより僅かな間隔にて隔置されている。
【0007】導電体部材530と永久磁石532、53
2とによって磁気ダンパが構成される。導電体部材53
0は銅のような導電体材料よりなり、可動質量512は
鉄のような磁気抵抗が小さい金属よりなる。矢印Mにて
示すように、コの字形の断面の可動質量512と永久磁
石532、532と導電体部材530を通る磁路が形成
される。
【0008】永久磁石532、532によって生成され
た磁束は導電体部材530を通過する。可動質量512
が軌道面511に沿って移動すると、導電体部材530
を通過する磁束が移動し、フレミングの法則によって、
永久磁石532、532に挟まれた導電体部材530内
に渦電流が発生する。この渦電流によって、永久磁石5
32、532を支持している可動質量512に制動力が
作用する。この制動力は往復運動する可動質量512に
対する減衰力となる。
【0009】磁気ダンパは次のような特徴を有する。 (1)減衰力が、可動質量512の運動速度に正確に比
例する。(2)機械的な接触部がなく不要な摩擦が生じ
ないため、耐久性が良い。(3)減衰力の温度依存性が
少ない。
【0010】図8を参照して可動質量512に作用する
復元力について説明する。可動質量512が軌道面51
1に沿って往復運動すると、可動質量512の重心Gは
中心O’、半径Rの円周上を往復運動すると仮定する。
図示のように重心Gの軌跡の最下点を原点Oとし、水平
方向にX軸、垂直方向にY軸をとる。またX軸及びY軸
に直交するように(紙面に垂直に)Z軸をとる。この減
揺装置は減揺対象物のZ軸に平行な回転軸周りの動揺を
軽減するように構成されている。
【0011】可動質量512が軌道面511に沿って往
復運動するとき、可動質量512に働く重力の接線方向
の成分が復元力となる。例えば、可動質量512の重心
Gの変位をx、円の半径O’Gが垂直線(Y軸)となす
角をαとすると、重力の接線方向の成分はmgsinα
=(mg/R)xとなり、可動質量512の変位xに比
例する。
【0012】可動質量512には、この重力に起因した
復元力(mg/R)xと磁気ダンパによる減衰力が作用
する。従って可動質量512の運動方程式は、次のよう
に表される。
【0013】
【数1】 m(d2 x/dt2 )+C(dx/dt)+kx=P
【0014】ここで、k=mg/Rである。Cは磁気ダ
ンパによる減衰係数、Pは減揺対象物の動揺に起因した
外力である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】一般に、減揺装置が減
揺対象物に対して最適な減揺作用を発生させるために
は、可動質量512の振動の周期が減揺対象物の動揺の
周期と一致し且つ両者の振動が所定の位相差だけ偏倚し
ていることが必要である。例えば、減揺対象物の動揺角
が大きくなって可動質量512が両端のストッパ511
A、511Bに衝突すると、両者の位相関係が劣化し、
所望の減揺作用が得られなくなる。従って、可動質量5
12がストッパ511A、511Bに衝突しないように
往復運動のストロークが制限される必要がある。
【0016】可動質量512をストッパ511A、51
1Bに衝突させないためには、磁気ダンパによる減衰力
を十分大きくして、ストロークを制限すればよい。しか
しながら、可動質量512の減衰力を大きくすると、減
揺対象物の動揺角が小さいときに所望の減揺作用が得ら
れなくなる欠点がある。
【0017】結局、減揺対象物の揺動角が大きい場合に
は、可動質量512が両端のストッパに衝突しないよう
に、減衰力が十分大きく、減揺対象物の揺動角が小さい
場合には、減揺対象物に対する減揺作用を十分得ること
ができるように、減衰力が十分小さいことが望ましい。
【0018】一般に、磁気ダンパによる減衰力は永久磁
石が装着されている可動質量512の速度に比例する。
従って、可動質量512の振動の両端では速度は小さく
なるから減衰力は小さく、原点O付近では速度が大きく
なるから減衰力は大きくなる。
【0019】しかしながら、図6及び図7に示した従来
の減揺装置に使用されている磁気ダンパでは、減揺対象
物の揺動角に依存して減衰力を調節することはできなか
った。例えば、数1の式の左辺の第2項の減衰係数Cは
一定である。
【0020】また、受動形の動吸振器形の減揺装置で
は、設置高さに依存して可動質量512に作用する慣性
力が異なり、従って、減揺作用が変化する。例えば、減
揺対象物の動揺中心に対する減揺装置の設置高さが高い
ほど、可動質量512に作用する慣性力が大きくなり、
減揺装置の設置高さが低いほど可動質量512に作用す
る慣性力が小さくなる。
【0021】従って、上述のように、可動質量512が
ストッパ511A、511Bに衝突しないようにするた
めには、即ち、ストロークを制限するためには、減揺対
象物の動揺中心に対する減揺装置の設置高さが高いほ
ど、減衰力を大きくし、減揺装置の設置高さが低いほ
ど、減衰力を小さくする必要がある。
【0022】しかしながら、図6及び図7に示した従来
の減揺装置に使用されている磁気ダンパでは、減揺装置
の設置高さが異なっても、磁気ダンパによる減衰力を調
節することはできず、一定である。
【0023】本発明は斯かる点に鑑み、揺動角が大きい
場合には減衰力が大きく、揺動角が小さい場合には減衰
力が小さくなるように構成された減揺装置を提供するこ
とを目的とする。
【0024】本発明は斯かる点に鑑み、磁気ダンパによ
る減衰力を調節できるように構成された減揺装置を提供
すること目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の減揺装置による
と、所定の軌道に沿って往復運動可能な可動質量と該可
動質量の復元力を発生するための復元力発生装置と上記
可動質量の減衰力を発生するための磁気ダンパとを有
し、該磁気ダンパによって生成される減衰力の減衰係数
は上記軌道に沿って変化するように構成されている。
【0026】本発明によると、減揺装置において、上記
磁気ダンパは上記軌道に沿って延在する導電体部材と上
記可動質量に装着された永久磁石とを含む。また、上記
永久磁石によって生成された磁束のうち上記導電体部材
を通過する磁束の断面積が上記軌道に沿って変化するよ
うに構成されている。
【0027】例えば、上記導電体部材は帯状部材よりな
り、該帯状部材の幅の寸法は上記軌道に沿って変化する
ように構成されている。また、上記導電体部材は帯状部
材よりなり、該帯状部材に多数の孔が設けられ該孔によ
って上記導電体部材を通過する磁束の断面積が上記軌道
に沿って変化するすように構成されている。
【0028】本発明によると、減揺装置において、上記
磁気ダンパは上記可動質量に固定された固定永久磁石と
上記可動質量に対して可動な可動永久磁石とを含み、上
記固定永久磁石に対する上記可動永久磁石の相対的な位
置を変化させることによって上記2つの永久磁石によっ
て生成される磁界又は磁束を変化させることができるよ
うに構成されている。
【0029】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明による減揺
装置の例について説明する。本例の減揺装置は軌道部材
11と軌道部材11に沿って自由に移動可能な可動質量
12と軌道部材11を両側にて支持する支持部材13
A、13Bと可動質量12に装着されたワイヤ15とを
有する。ワイヤ15は、ローラ17A、17B、17C
によって案内されている。ワイヤ15には、ばね21が
装着され、その他端は支持部材13Bに装着されてい
る。
【0030】本例の減揺装置では、可動質量12に装着
されたばね21によって復元力が生成される。本例の減
揺装置を図6に示した従来の減揺装置の例と比較する
と、図6の従来の減揺装置では、軌道面511を円弧状
に形成し、可動質量12に作用する重力の接線方向の成
分によって復元力を発生させるように構成されている
が、本例の減揺装置では、ばね21の弾性力によって復
元力を発生させている点が異なる。
【0031】図2に参照して本例の減揺装置の磁気ダン
パの構成について説明する。本例の減揺装置の磁気ダン
パは、軌道部材11に平行に延在するように配置された
導電体部材30と可動質量12に装着された永久磁石3
2、32とを有する。
【0032】可動質量12の往復運動の中心点を原点O
とする。可動質量12が原点Oの位置にあるとき、ばね
21による復元力は初期張力のみである。本例の磁気ダ
ンパによると、導電体部材30は帯状部材よりなり、帯
状部材は原点O付近では幅が小さく、原点Oより遠ざか
るにつれて幅が大きくなっている。
【0033】図3を参照して説明する。図3Aに示すよ
うに、無限に広い導電体部材30に磁束密度Bの磁束が
透過しているものとする。磁束の断面は、縦の長さが
α、横の長さがβの矩形である。この磁束が速度vにて
移動するとき磁束を発生させている永久磁石に作用する
力Fは次のように表される。
【0034】
【数2】F=Cv
【0035】Cは磁気ダンパの減衰力を規定する減衰係
数であり、次のように表される。
【0036】
【数3】C=C0 (B2 tαβ)/ρ
【0037】C0 は磁場の形状係数、Bは磁束密度、t
は導電体部材30の厚さ、ρは導電体部材30の比抵抗
である。磁場の形状係数C0 は、図3Aに示すように、
導電体部材30が無限に広い場合には次のように表され
る。
【0038】
【数4】C0 =(1/π)〔2tan-1γ+(γ/2)
ln(1+γ-2)−(γ-1/2)ln(1+γ2 )〕
【0039】但し、γ=α/βである。図3Bに示すよ
うに、導電体部材30が無限大でなく、縦の長さがa、
横の長さがbの矩形の場合には次のように表される。
【0040】
【数5】
【0041】数4の式及び数5の式に表されるように、
一般に、磁場の形状係数C0 は導電体部材30を通過す
る磁束の断面積αβの関数である。磁束の断面積αβが
大きいと、磁場の形状係数C0 は大きくなり、磁束の断
面積αβが小さいと、磁場の形状係数C0 は小さくな
る。
【0042】磁気ダンパの減衰力を調節するためには、
減衰係数Cを変化させればよい。減衰係数Cは形状係数
0 の関数であり、これは磁束の断面積αβによって変
化する。結局、磁気ダンパの減衰力を変化させるために
は、磁束の断面積αβを変化させればよい。
【0043】本発明によると、2つの永久磁石32、3
2によって発生する磁束のうち、導電体部材30を通過
する磁束の断面積が変化するように構成されている。図
1及び図2に示すように、導電体部材30の幅は、原点
O付近では狭く、原点Oより遠ざかると広くなる。従っ
て、可動質量12が原点O付近にあるとき、減衰係数C
は小さく、可動質量12が原点Oより両側に移動すると
減衰係数Cが増加するように構成されている。
【0044】図4を参照して導電体部材30の形状の例
を説明する。図4Aに示す例では、導電体部材30は原
点Oを含む中央部分にて括れている。原点Oより遠ざか
ると、幅が広い部分となっている。図4Bに示す例で
は、図4Aに示す例と同様に、導電体部材30は原点O
を含む中央部分にて括れているが、強度を低下するのを
防止するために非導電体材料よりなる補強部分30Aが
設けられている。
【0045】図4Cに示す例では、導電体部材30の幅
は、原点Oを含む中央部分にて曲線状に減少している。
図4Dに示す例では、導電体部材30の幅は、原点Oの
両側にて直線的に変化している。図4Eに示す例では、
導電体部材30の幅は、原点Oの両側にて直線的に変化
しているが、一方の側は真っ直ぐであり、他方の側が変
化している。
【0046】図4C〜図4Eに示す例にて、図4Bに示
した例と同様に導電体部材30の幅が狭くなった部分に
て両側に補強部30Aが設けられてよい。図4Fに示す
例では、導電体部材30の幅は一定だが、導電体部材3
0に孔30Bが設けられている。原点O付近では径の大
きな孔30Bが設けられ、原点Oより遠ざかると小さな
径の孔30Bが設けられている。
【0047】尚、多数の同一径の孔を設け、孔の密度を
変化させてもよい。例えば、原点O付近にて孔30Bの
密度を大きくし、原点Oより遠ざかるにしたがって孔3
0Bの密度を小さくする。こうして、原点O付近では導
電体部材30を実質的に通過する磁束の断面積が小さ
く、原点Oより両側外側にて導電体部材30を実質的に
通過する磁束の断面積が大きくなる。
【0048】本例では、導電体部材30の形状を変化さ
せることによって、導電体部材30を実質的に通過する
磁束の断面積を変化させ、磁気ダンパの減衰係数Cを変
化させるように構成されている。
【0049】本発明によると、可動質量12の変位にし
たがって、磁気ダンパの減衰係数Cを変化するように構
成される。例えば、永久磁石32A、32Bを使用する
代わりに電磁石を使用し、電磁石による磁界又は磁束を
変化させてもよい。例えば電磁石を構成するコイルに流
れる電流を変化させることによって電磁石による磁界又
は磁束を変化させることができる。
【0050】図5を参照して説明する。図5は可動質量
12の上面12Aに設けられた1対の永久磁石32A、
32Bを示す。この例では、一方の永久磁石32Bは可
動質量12の上面12Aに固定されているが、他方の永
久磁石32Aは可動質量12の上面12A上を移動する
ことができるように構成されている。
【0051】2つの永久磁石32A、32Bは同一形状
且つ同一寸法であると仮定する。2つの永久磁石32
A、32Bが互いに平行に且つZ軸に沿って互いに整合
して配置されている場合に、両者間にて最も強い磁界又
は磁束が生成されるが、2つの永久磁石32A、32B
がZ軸に対して偏倚して配置されている場合には、両者
間に生成される磁界又は磁束は変化する、即ち、減少す
る。
【0052】本例では、可動な永久磁石32Aには雌ね
じを有するブロック34が取り付けられ、このブロック
34の雌ねじに雄ねじ35が挿通されている。この雄ね
じ35の頭部35Aは支持部材36によって回転可能に
支持されている。雄ねじ35の頭部35Aを回転させる
ことによって、ブロック34の雌ねじと雄ねじ35は互
いに他に対して相対的にねじが進むように移動する。雄
ねじ35は支持部材36によって軸線方向に沿って移動
することができないから、ブロック34が移動する。従
って永久磁石32Aは可動質量12の上面12上を移動
する。
【0053】可動永久磁石32Aが固定永久磁石32B
に対して移動すると、両者によって生成される磁界又は
磁束が変化し、磁気ダンパの減衰力を変化する。従っ
て、例えば、減揺対象物の動揺中心に対する減揺装置の
設置高さが高い場合や、減揺対象物の重量が大きい場合
には、2つの永久磁石32A、32BをZ軸に沿って互
いに整合して配置することによって最大の減衰力を生成
する。
【0054】逆に、減揺対象物の動揺中心に対する減揺
装置の設置高さが低い場合や、減揺対象物の重量が小さ
い場合には、2つの永久磁石32A、32BをZ軸に対
して互いに偏倚して配置することによって、比較的小さ
い減衰力を生成する。
【0055】尚、図5を参照して説明した永久磁石32
A、32Bを、図4に示した導電体部材30に適用して
よい。
【0056】以上本発明の実施の形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
【0057】
【発明の効果】本発明によると、磁気ダンパの減衰係数
は可動質量の位置によって変化するように構成されてい
るから、減揺対象物に対して最適な減揺効果を達成する
ことができる利点を有する。
【0058】本発明によると、減揺対象物の揺動角が大
きいときに比較的大きい減衰力を生成し、減揺対象物の
揺動角が小さいときに比較的小さい減衰力を生成するこ
とができるため、減揺対象物に対して最適な減揺効果を
達成することができる利点を有する。
【0059】本発明によると、磁気ダンパの減衰力を調
整することができるから、所望の減揺作用を達成するこ
とができる利点を有する。
【0060】本発明によると、磁気ダンパの減衰力を調
整することができるから、減揺対象物の動揺中心に対す
る減揺装置の設置高さが変化した場合や、減揺対象物の
重量が変化した場合でも、所望の減揺作用を達成するこ
とができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による減揺装置の構成例を示す図であ
る。
【図2】本発明による減揺装置の磁気ダンパの構成を説
明するための部分図である。
【図3】磁気ダンパの減衰力を生成する形状係数を説明
するための説明図である。
【図4】本発明による導電体部材の例示す図である。
【図5】本発明による磁気ダンパの他の例を説明するた
めの説明図である。
【図6】従来の減揺装置の構成例を示す図である。
【図7】従来の減揺装置の磁気ダンパの構成例を示す図
である。
【図8】従来の減揺装置の復元力を説明するための説明
図である。
【符号の説明】
11 軌道部材 12 可動質量 12A 上面 13A、13B 支持部材 15A、15B ワイヤ 17A、17B ローラ 21A、21B ばね 30 導電体部材 32、32A、32B 永久磁石 34 ブロック 35 ねじ 35A 頭部 36 支持部材 510 軌道部材 511 軌道面 511A、511B ストッパ 512 可動質量 513 車輪 530 導電体部材 532 永久磁石

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の軌道に沿って往復運動可能な可動
    質量と該可動質量の復元力を発生するための復元力発生
    装置と上記可動質量の減衰力を発生するための磁気ダン
    パとを有し、該磁気ダンパによって生成される減衰力の
    減衰係数は上記軌道に沿って変化するように構成されて
    いることを特徴とする減揺装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の減揺装置において、上記
    磁気ダンパは上記軌道に沿って延在する導電体部材と上
    記可動質量に装着された永久磁石とを含むことを特徴と
    する減揺装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の減揺装置において、上記
    永久磁石によって生成された磁束のうち上記導電体部材
    を通過する磁束の断面積が上記軌道に沿って変化するよ
    うに構成されていることを特徴とする減揺装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の減揺装置におい
    て、上記導電体部材は帯状部材よりなり、該帯状部材の
    幅の寸法は上記軌道に沿って変化するように構成されて
    いることを特徴とする減揺装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載の減揺装置におい
    て、上記導電体部材は帯状部材よりなり、該帯状部材に
    多数の孔が設けられ該孔によって上記導電体部材を通過
    する磁束の断面積が上記軌道に沿って変化するすように
    構成されていることを特徴とする減揺装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の減揺
    装置において、上記磁気ダンパは上記可動質量に固定さ
    れた固定永久磁石と上記可動質量に対して可動な可動永
    久磁石とを含み、上記固定永久磁石に対する上記可動永
    久磁石の相対的な位置を変化させることによって上記2
    つの永久磁石によって生成される磁界又は磁束を変化さ
    せることができるように構成されていることを特徴とす
    る減揺装置。
JP29060496A 1996-10-23 1996-10-31 減揺装置 Pending JPH10129585A (ja)

Priority Applications (2)

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JP29060496A JPH10129585A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 減揺装置
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