JPH10129657A - 金属角缶の加熱方法 - Google Patents
金属角缶の加熱方法Info
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- JPH10129657A JPH10129657A JP31014996A JP31014996A JPH10129657A JP H10129657 A JPH10129657 A JP H10129657A JP 31014996 A JP31014996 A JP 31014996A JP 31014996 A JP31014996 A JP 31014996A JP H10129657 A JPH10129657 A JP H10129657A
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Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルム融着缶の製造時にラップ部を含む全
ての缶接合部を正確かつ適切な温度で再現性よく加熱で
きるようにして、接合部のフィルム融着不充分による封
止不良や品質バラツキのないフィルム融着缶を効率良く
製造できるようにする。 【解決手段】 フィルム面が缶内面となるラミネート金
属板製の角缶1のサイドシーム部3と巻締部6とをそれ
ぞれ加熱して、それらの接合部付近のプラスチックフィ
ルム8を融着、封止するにあたり、第1段目として巻締
部6を加熱してから30秒以内に第2段目としてサイド
シーム部3を加熱するか、または第1段目としてサイド
シーム部3を加熱してから30秒以内に第2段目として
巻締部6を加熱する。
ての缶接合部を正確かつ適切な温度で再現性よく加熱で
きるようにして、接合部のフィルム融着不充分による封
止不良や品質バラツキのないフィルム融着缶を効率良く
製造できるようにする。 【解決手段】 フィルム面が缶内面となるラミネート金
属板製の角缶1のサイドシーム部3と巻締部6とをそれ
ぞれ加熱して、それらの接合部付近のプラスチックフィ
ルム8を融着、封止するにあたり、第1段目として巻締
部6を加熱してから30秒以内に第2段目としてサイド
シーム部3を加熱するか、または第1段目としてサイド
シーム部3を加熱してから30秒以内に第2段目として
巻締部6を加熱する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも片面に
プラスチックフィルムがラミネートされている金属板を
用いて、内面がプラスチックフィルムで被覆された18
リットル缶のような大型の3ピース金属角缶を製造する
際の加熱方法に関し、さらに詳しくは缶の接合部である
サイドシーム部や巻締部に対応位置するプラスチックフ
ィルムを融着・封止すべく、それらの接合部を加熱する
方法に関する。
プラスチックフィルムがラミネートされている金属板を
用いて、内面がプラスチックフィルムで被覆された18
リットル缶のような大型の3ピース金属角缶を製造する
際の加熱方法に関し、さらに詳しくは缶の接合部である
サイドシーム部や巻締部に対応位置するプラスチックフ
ィルムを融着・封止すべく、それらの接合部を加熱する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐食性のプラスチックフィルムを
ラミネートしてなる金属板を用い、フィルム面が缶内面
となるように缶胴、地板および天板を形成して、18リ
ットル缶のような大型の3ピース金属角缶を製造するこ
とが行われている。その際、缶強度と缶機密性が高く、
かつ腐食性物質の長期保存に耐えうるような金属角缶が
得られるように、缶胴の接合部であるサイドシーム部
と、缶胴と天板および地板との接合部である巻締部とを
それぞれ加熱して、それらの接合部付近のプラスチック
フィルムを融着、封止することが試みられている。
ラミネートしてなる金属板を用い、フィルム面が缶内面
となるように缶胴、地板および天板を形成して、18リ
ットル缶のような大型の3ピース金属角缶を製造するこ
とが行われている。その際、缶強度と缶機密性が高く、
かつ腐食性物質の長期保存に耐えうるような金属角缶が
得られるように、缶胴の接合部であるサイドシーム部
と、缶胴と天板および地板との接合部である巻締部とを
それぞれ加熱して、それらの接合部付近のプラスチック
フィルムを融着、封止することが試みられている。
【0003】その一例として、特開昭54−13148
5号公報では、金属板の片面または両面をポリオレフィ
ン樹脂で被覆した金属板を用い、缶の接合部を巻き締
め、熱融着によって接合したポリオレフィン樹脂被覆金
属缶が提案されている。但し、この場合の加熱方法につ
いては、巻締部をバーナー等により加熱(100〜30
0℃)することにより、巻締部のポリオレフィン樹脂が
互いに熱融着して完全一体化し得ると述べられているに
過ぎない。特公平3−2744号公報では、缶胴内面に
プラスチックフィルムをラミネートした後、ロックシー
ム法でサイドシームし、そのサイドシーム部を熱融着せ
しめてなるフィルムラミネート缶用缶胴において、缶の
耐食性および耐衝撃性を改善するため、ラミネートフィ
ルムに特定組成の三層複合フィルム(三層複合ラミネー
ト)を用いることが提案されている。この場合の加熱方
法については、実施例において、その接合部を約140
〜150℃に局部加熱して前記三層複合ラミネートを熱
溶融し、缶胴内面に融着させるとともに、三層複合ラミ
ネートの相互に接触する部分を融着させる、とあるのみ
である。特開平5−97140号公報や特開平5−13
2061号公報には、缶の各切板を構成する鋼板の少な
くとも片面に熱可塑性樹脂を所定の厚みで被覆して樹脂
複合鋼板とし、缶胴をロックシーム加工する一方、天板
および地板を巻き締めによって製缶し、その後にロック
シーム部と巻締部とを前記熱可塑性樹脂の溶融温度より
高い温度で所定時間加熱して、熱可塑性樹脂同士の面で
自己融着させることが提案されている。この場合の加熱
条件としては、加熱温度及び時間が述べられているに過
ぎない。
5号公報では、金属板の片面または両面をポリオレフィ
ン樹脂で被覆した金属板を用い、缶の接合部を巻き締
め、熱融着によって接合したポリオレフィン樹脂被覆金
属缶が提案されている。但し、この場合の加熱方法につ
いては、巻締部をバーナー等により加熱(100〜30
0℃)することにより、巻締部のポリオレフィン樹脂が
互いに熱融着して完全一体化し得ると述べられているに
過ぎない。特公平3−2744号公報では、缶胴内面に
プラスチックフィルムをラミネートした後、ロックシー
ム法でサイドシームし、そのサイドシーム部を熱融着せ
しめてなるフィルムラミネート缶用缶胴において、缶の
耐食性および耐衝撃性を改善するため、ラミネートフィ
ルムに特定組成の三層複合フィルム(三層複合ラミネー
ト)を用いることが提案されている。この場合の加熱方
法については、実施例において、その接合部を約140
〜150℃に局部加熱して前記三層複合ラミネートを熱
溶融し、缶胴内面に融着させるとともに、三層複合ラミ
ネートの相互に接触する部分を融着させる、とあるのみ
である。特開平5−97140号公報や特開平5−13
2061号公報には、缶の各切板を構成する鋼板の少な
くとも片面に熱可塑性樹脂を所定の厚みで被覆して樹脂
複合鋼板とし、缶胴をロックシーム加工する一方、天板
および地板を巻き締めによって製缶し、その後にロック
シーム部と巻締部とを前記熱可塑性樹脂の溶融温度より
高い温度で所定時間加熱して、熱可塑性樹脂同士の面で
自己融着させることが提案されている。この場合の加熱
条件としては、加熱温度及び時間が述べられているに過
ぎない。
【0004】金属缶の接合部の加熱方法に関連するもの
として、3ピース缶の金属板材料の缶接合部となるべき
場所に予め接着剤を塗布しておき、缶に組み立てた後、
その接合部を高周波誘導加熱手段により加熱して接着剤
を硬化または融着させる技術も知られている。このよう
な技術として、例えば実開昭53−39151号公報に
は、金属缶の接合部の通過位置と対向する位置に高周波
誘導加熱コイルを敷設し、金属缶の搬送時にその加熱コ
イルによって缶の接合部を加熱する装置が示されてい
る。しかし、この装置にあっては、加熱部通過中の缶の
搬送振動による揺れや踊りのため、加熱コイルと加熱す
べき缶の接合部との相対位置が一定に保たれないことか
ら、加熱温度がばらつき、均一な接着品質が期待できな
い。実公平3−7054号公報に記載された装置は、お
そらく上記問題点を解消するためになされたものと思わ
れる。この装置は、缶搬送路に沿って配置された高周波
誘導加熱コイルの一側面に絶縁体を設け、この絶縁体の
缶搬送路側を金属缶の接合部に対する摺接面としたもの
で、加熱されるべき接合部をその摺接面に摺接さながら
搬送しつつ高周波誘導加熱する構成である。これによれ
ば、金属缶の接合部と高周波誘導加熱コイルとの距離は
絶縁体寸法によって一定に保たれるから、上記実開昭5
3−39151号公報記載の技術におけるような問題は
理論的には解消される。しかし、缶の接合部が絶縁体と
摺接することによって接合部に擦りキズができたり絶縁
体が磨耗したりするため、あまり実用的ではない。特公
昭62−55275号公報には、金属角缶の缶胴と天板
および地板との巻締部を加熱する装置として、加熱すべ
き巻締部の形状に合致した水平枠状の加熱コイルを備
え、この加熱コイルに缶の巻締部をシリンダーで押しつ
けて高周波誘導電流を印加するようにしたものが記載さ
れている。しかし、これは単なる巻締部の加熱装置であ
り、巻締部に対する加熱は正確に行えるが、もう一つの
重要な接合部であるサイドシーム部に対する加熱につい
ては何ら考慮されていない。
として、3ピース缶の金属板材料の缶接合部となるべき
場所に予め接着剤を塗布しておき、缶に組み立てた後、
その接合部を高周波誘導加熱手段により加熱して接着剤
を硬化または融着させる技術も知られている。このよう
な技術として、例えば実開昭53−39151号公報に
は、金属缶の接合部の通過位置と対向する位置に高周波
誘導加熱コイルを敷設し、金属缶の搬送時にその加熱コ
イルによって缶の接合部を加熱する装置が示されてい
る。しかし、この装置にあっては、加熱部通過中の缶の
搬送振動による揺れや踊りのため、加熱コイルと加熱す
べき缶の接合部との相対位置が一定に保たれないことか
ら、加熱温度がばらつき、均一な接着品質が期待できな
い。実公平3−7054号公報に記載された装置は、お
そらく上記問題点を解消するためになされたものと思わ
れる。この装置は、缶搬送路に沿って配置された高周波
誘導加熱コイルの一側面に絶縁体を設け、この絶縁体の
缶搬送路側を金属缶の接合部に対する摺接面としたもの
で、加熱されるべき接合部をその摺接面に摺接さながら
搬送しつつ高周波誘導加熱する構成である。これによれ
ば、金属缶の接合部と高周波誘導加熱コイルとの距離は
絶縁体寸法によって一定に保たれるから、上記実開昭5
3−39151号公報記載の技術におけるような問題は
理論的には解消される。しかし、缶の接合部が絶縁体と
摺接することによって接合部に擦りキズができたり絶縁
体が磨耗したりするため、あまり実用的ではない。特公
昭62−55275号公報には、金属角缶の缶胴と天板
および地板との巻締部を加熱する装置として、加熱すべ
き巻締部の形状に合致した水平枠状の加熱コイルを備
え、この加熱コイルに缶の巻締部をシリンダーで押しつ
けて高周波誘導電流を印加するようにしたものが記載さ
れている。しかし、これは単なる巻締部の加熱装置であ
り、巻締部に対する加熱は正確に行えるが、もう一つの
重要な接合部であるサイドシーム部に対する加熱につい
ては何ら考慮されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、耐薬
品性の金属缶を得る目的で、ラミネート金属板を用いて
フィルム面が缶内面となるように製缶したのち、缶の接
合部を加熱して、その接合部のフィルムを融着、封止し
て作られる金属角缶(以下、適宜、フィルム融着缶とい
う)の製造技術として、各種の方法や装置が提案されあ
るいは試みられているが、現状では、得られる製品の品
質が一定せず、製品によっては、缶内の収納物の漏洩が
しばしば起こる、缶強度にバラツキがある、腐食性の収
納物を長期保存すると腐食することがある等の問題が生
じている。
品性の金属缶を得る目的で、ラミネート金属板を用いて
フィルム面が缶内面となるように製缶したのち、缶の接
合部を加熱して、その接合部のフィルムを融着、封止し
て作られる金属角缶(以下、適宜、フィルム融着缶とい
う)の製造技術として、各種の方法や装置が提案されあ
るいは試みられているが、現状では、得られる製品の品
質が一定せず、製品によっては、缶内の収納物の漏洩が
しばしば起こる、缶強度にバラツキがある、腐食性の収
納物を長期保存すると腐食することがある等の問題が生
じている。
【0006】これらの欠陥の生ずる場所はほとんどすべ
て、サイドシーム部と天板あるいは地板との交わる多重
巻込部(以下、ラップ部という)である。欠陥を生じた
ラップ部を解析してみると、フィルムの融着が充分でな
く、それによる封止不良で微細な穴があいていることが
確認された。これについては次のような理由が考えられ
る。すなわち、図3に示すように、金属角缶のラップ部
7では、ハゼを折り重ねたロックシーム構造をもつサイ
ドシーム部3の端部が、天板4(又は地板)の取り付け
時に巻き締めによりさらに折り曲げられるため、図4お
よび図5に示すようなラップ部以外の接合部(巻締部6
およびサイドシーム部3においてラップ部7を除いた部
分)に比べて金属量が多くなり、それだけ熱容量も大き
くなる。従って、ラップ部以外の接合部ではフィルム8
が充分融けるだけ加熱されても、ラップ部7では温度上
昇が相対的に低く、フィルム8の熔融不充分あるいはフ
ィルム樹脂の流動不充分が生じ、その結果として、上述
のような融着不充分による封止不良が起きると考えられ
る。この場合、ラップ部7においてフィルム8が完全に
融着するように加熱条件を強めると、ラップ部以外の接
合部では加熱オーバーとなり、フィルム8が変質する恐
れがでてくる。
て、サイドシーム部と天板あるいは地板との交わる多重
巻込部(以下、ラップ部という)である。欠陥を生じた
ラップ部を解析してみると、フィルムの融着が充分でな
く、それによる封止不良で微細な穴があいていることが
確認された。これについては次のような理由が考えられ
る。すなわち、図3に示すように、金属角缶のラップ部
7では、ハゼを折り重ねたロックシーム構造をもつサイ
ドシーム部3の端部が、天板4(又は地板)の取り付け
時に巻き締めによりさらに折り曲げられるため、図4お
よび図5に示すようなラップ部以外の接合部(巻締部6
およびサイドシーム部3においてラップ部7を除いた部
分)に比べて金属量が多くなり、それだけ熱容量も大き
くなる。従って、ラップ部以外の接合部ではフィルム8
が充分融けるだけ加熱されても、ラップ部7では温度上
昇が相対的に低く、フィルム8の熔融不充分あるいはフ
ィルム樹脂の流動不充分が生じ、その結果として、上述
のような融着不充分による封止不良が起きると考えられ
る。この場合、ラップ部7においてフィルム8が完全に
融着するように加熱条件を強めると、ラップ部以外の接
合部では加熱オーバーとなり、フィルム8が変質する恐
れがでてくる。
【0007】以上のような点について、これまでは充分
な考察がなされていなかったため、フィルムの融着不充
分や封止不良のない品質の均一なフィルム融着缶を効率
良く製造できる加熱方法、つまりフィルム融着缶の製造
に適した加熱方法は未だ確立されていないのが現状であ
る。
な考察がなされていなかったため、フィルムの融着不充
分や封止不良のない品質の均一なフィルム融着缶を効率
良く製造できる加熱方法、つまりフィルム融着缶の製造
に適した加熱方法は未だ確立されていないのが現状であ
る。
【0008】本発明の目的は、フィルム融着缶の製造時
にラップ部を含む全ての缶接合部を正確かつ適切な温度
で再現性よく加熱できるようにして、接合部のフィルム
融着不充分による封止不良や品質のバラツキのないフィ
ルム融着缶が効率よく得られるようにすることにある。
にラップ部を含む全ての缶接合部を正確かつ適切な温度
で再現性よく加熱できるようにして、接合部のフィルム
融着不充分による封止不良や品質のバラツキのないフィ
ルム融着缶が効率よく得られるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルム融着
缶の製造時に行われる金属角缶の加熱方法として、いわ
ばラップ部限定二段加熱法を提供するものである。すな
わち、本発明方法は、フィルム融着缶の製造工程におい
て、図1に示すように、金属角缶1を構成する缶胴2の
接合部であるサイドシーム部3と、缶胴2と天板4およ
び地板5との接合部である巻締部6とをそれぞれ加熱し
て、それらの接合部付近のプラスチックフィルムを融
着、封止するにあたり、第1段目として上記巻締部6を
加熱してから30秒以内に第2段目として上記サイドシ
ーム部3を加熱するか、または第1段目として上記サイ
ドシーム部3を加熱してから30秒以内に第2段目とし
て上記巻締部6を加熱することを特徴とする。
缶の製造時に行われる金属角缶の加熱方法として、いわ
ばラップ部限定二段加熱法を提供するものである。すな
わち、本発明方法は、フィルム融着缶の製造工程におい
て、図1に示すように、金属角缶1を構成する缶胴2の
接合部であるサイドシーム部3と、缶胴2と天板4およ
び地板5との接合部である巻締部6とをそれぞれ加熱し
て、それらの接合部付近のプラスチックフィルムを融
着、封止するにあたり、第1段目として上記巻締部6を
加熱してから30秒以内に第2段目として上記サイドシ
ーム部3を加熱するか、または第1段目として上記サイ
ドシーム部3を加熱してから30秒以内に第2段目とし
て上記巻締部6を加熱することを特徴とする。
【0010】具体的には、第1段目で巻締部6又はサイ
ドシーム部3に対する加熱を終えた後、その余熱温度が
少なくとも50℃ある状態で、第2段目の加熱を行う。
第1段目の加熱後、第2段目の加熱に入るまでの時間
は、所要の余熱温度を確保するために30秒を超えては
ならない。その範囲内で好適な時間は、サイドシーム部
3と巻締部6とが交わるラップ部7の融着程度を検しな
がら経験的に決められる。また、第1段目で加熱された
缶が第2段目の加熱工程に入るまでの搬送過程の雰囲気
温度は、第1段目の加熱による余熱温度に影響を与え
る。そこで、所要の余熱温度を確保するために、搬送過
程の雰囲気温度は5℃から50℃の範囲にあるように調
整しておくのが好ましい。
ドシーム部3に対する加熱を終えた後、その余熱温度が
少なくとも50℃ある状態で、第2段目の加熱を行う。
第1段目の加熱後、第2段目の加熱に入るまでの時間
は、所要の余熱温度を確保するために30秒を超えては
ならない。その範囲内で好適な時間は、サイドシーム部
3と巻締部6とが交わるラップ部7の融着程度を検しな
がら経験的に決められる。また、第1段目で加熱された
缶が第2段目の加熱工程に入るまでの搬送過程の雰囲気
温度は、第1段目の加熱による余熱温度に影響を与え
る。そこで、所要の余熱温度を確保するために、搬送過
程の雰囲気温度は5℃から50℃の範囲にあるように調
整しておくのが好ましい。
【0011】上述のラップ部限定二段加熱法において
は、熱可塑性樹脂からなるフィルムでありさえすれば、
いずれのプラスチックフィルムでも使用できる。しか
し、好ましくはポリオレフィンまたは変性ポリオレフィ
ンからなる、単層または複層のフィルムを用いるのがよ
い。この種のフィルムは、耐薬品性に優れていること、
熔融温度が比較的低いために缶に熱変形を生じさせる恐
れがないこと、熔融粘度が適度であるために良好な融着
状態が得られること等の利点を有するからである。
は、熱可塑性樹脂からなるフィルムでありさえすれば、
いずれのプラスチックフィルムでも使用できる。しか
し、好ましくはポリオレフィンまたは変性ポリオレフィ
ンからなる、単層または複層のフィルムを用いるのがよ
い。この種のフィルムは、耐薬品性に優れていること、
熔融温度が比較的低いために缶に熱変形を生じさせる恐
れがないこと、熔融粘度が適度であるために良好な融着
状態が得られること等の利点を有するからである。
【0012】
【作用】フィルム融着缶の製造工程において金属角缶1
の接合部におけるフィルムを融着させるために缶接合部
を加熱した場合、巻締部6とサイドシーム部3との交差
するラップ部7は、一般に金属量が多くて熱容量が大き
いために他の部分より温度が上昇しにくい。しかし、本
発明によれば、第1段目の加熱部分と第2段目の加熱部
分との交差するところがラップ部7となる。つまり、本
発明では、第1段目として巻締部6を加熱した後、第2
段目としてサイドシーム部3を加熱するか、または第1
段目としてサイドシーム部3を加熱した後、第2段目と
して巻締部6を加熱するから、そのいずれの場合におい
ても、各ラップ部7は合計2回加熱されることとなり、
しかも第2段目の加熱は第1段目の加熱よる余熱が残っ
ている30秒以内に行われることとなる。従って、巻締
部6およびサイドシーム部3では、ラップ部以外の接合
部分は1回しか加熱されず、その1回の加熱によってフ
ィルムが所定温度まで昇温されて充分に融着される一
方、各ラップ部7は所定の時間内に2回加熱され、その
2回の加熱によって他の接合部なみか、又はそれより高
めの温度にまで昇温される。これにより、他の部分より
温度が上昇しにくいために従来の方法でしばしば生じて
いたラップ部7の融着不充分が確実に解消され、そのよ
うな融着不充分による封止不良が防止されることとな
る。
の接合部におけるフィルムを融着させるために缶接合部
を加熱した場合、巻締部6とサイドシーム部3との交差
するラップ部7は、一般に金属量が多くて熱容量が大き
いために他の部分より温度が上昇しにくい。しかし、本
発明によれば、第1段目の加熱部分と第2段目の加熱部
分との交差するところがラップ部7となる。つまり、本
発明では、第1段目として巻締部6を加熱した後、第2
段目としてサイドシーム部3を加熱するか、または第1
段目としてサイドシーム部3を加熱した後、第2段目と
して巻締部6を加熱するから、そのいずれの場合におい
ても、各ラップ部7は合計2回加熱されることとなり、
しかも第2段目の加熱は第1段目の加熱よる余熱が残っ
ている30秒以内に行われることとなる。従って、巻締
部6およびサイドシーム部3では、ラップ部以外の接合
部分は1回しか加熱されず、その1回の加熱によってフ
ィルムが所定温度まで昇温されて充分に融着される一
方、各ラップ部7は所定の時間内に2回加熱され、その
2回の加熱によって他の接合部なみか、又はそれより高
めの温度にまで昇温される。これにより、他の部分より
温度が上昇しにくいために従来の方法でしばしば生じて
いたラップ部7の融着不充分が確実に解消され、そのよ
うな融着不充分による封止不良が防止されることとな
る。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フィルム
融着缶の製造時において金属角缶1の接合部である巻締
部6またはサイドシーム部3のいずれか一方を先に加熱
して、その後に余熱が残っている所定時間内に他方を加
熱するようにしたから、ラップ部7およびそれ以外の接
合部を、ともに適切な温度に正確に、しかも再現性よく
加熱することができる。こうして、接合部のフィルム融
着不充分による封止不良や品質のバラツキのないフィル
ム融着缶が効率よく得られることになる。
融着缶の製造時において金属角缶1の接合部である巻締
部6またはサイドシーム部3のいずれか一方を先に加熱
して、その後に余熱が残っている所定時間内に他方を加
熱するようにしたから、ラップ部7およびそれ以外の接
合部を、ともに適切な温度に正確に、しかも再現性よく
加熱することができる。こうして、接合部のフィルム融
着不充分による封止不良や品質のバラツキのないフィル
ム融着缶が効率よく得られることになる。
【0014】
(実施例1)図2に、本発明の実施例に係るフィルム融
着缶の製造工程を示す。この製造工程は、図1に示した
ようなフィルム融着缶を製造する場合に関するもので、
ラミネート鋼板からなる素材を用いて金属角缶1を製缶
する製缶工程11と、金属角缶1の巻締部6に対して高
周波誘導加熱を行なう巻締部加熱工程12と、金属角缶
1のサイドシーム部7に対して高周波誘導加熱を行うサ
イドシーム部加熱工程13とを有する。そして、製缶工
程11から巻締部加熱工程12に至る未融着缶用の搬送
路として第1コンベア14が、巻締部加熱工程12から
サイドシーム部加熱工程13に至る巻締部融着済缶用の
搬送路として第2コンベア15がそれぞれ配置されてお
り、さらにサイドシーム部加熱工程13の下流側には、
巻締部6とサイドシーム部3とを加熱した後のフィルム
融着缶を所定位置に送り出す融着缶送り出し用の搬送路
として第3コンベア16が配置されている。
着缶の製造工程を示す。この製造工程は、図1に示した
ようなフィルム融着缶を製造する場合に関するもので、
ラミネート鋼板からなる素材を用いて金属角缶1を製缶
する製缶工程11と、金属角缶1の巻締部6に対して高
周波誘導加熱を行なう巻締部加熱工程12と、金属角缶
1のサイドシーム部7に対して高周波誘導加熱を行うサ
イドシーム部加熱工程13とを有する。そして、製缶工
程11から巻締部加熱工程12に至る未融着缶用の搬送
路として第1コンベア14が、巻締部加熱工程12から
サイドシーム部加熱工程13に至る巻締部融着済缶用の
搬送路として第2コンベア15がそれぞれ配置されてお
り、さらにサイドシーム部加熱工程13の下流側には、
巻締部6とサイドシーム部3とを加熱した後のフィルム
融着缶を所定位置に送り出す融着缶送り出し用の搬送路
として第3コンベア16が配置されている。
【0015】製缶工程11で使用される素材のラミネー
ト鋼板は、厚さ0.32mmのティンフリー鋼板の片面に、
変性ポリエチレンとポリエチレンとからなる厚さ80μ
mの複層フィルムを、変性ポリエチレン側を鋼板への接
着層としてラミネートしたものである。製缶工程11で
は、そのラミネート鋼板のフィルム面を缶内面となるよ
うにして、図1に示したような通常の18リットル缶
(金属角缶)を製缶する。このとき、缶胴2を構成する
胴板のサイドシーム部3はロックシーム法により接合
し、その缶胴2の一端および他端に天板4および地板5
をそれぞれ巻き締め加工により接合する。図1において
符号6でそれぞれ示した部分が巻締部である。
ト鋼板は、厚さ0.32mmのティンフリー鋼板の片面に、
変性ポリエチレンとポリエチレンとからなる厚さ80μ
mの複層フィルムを、変性ポリエチレン側を鋼板への接
着層としてラミネートしたものである。製缶工程11で
は、そのラミネート鋼板のフィルム面を缶内面となるよ
うにして、図1に示したような通常の18リットル缶
(金属角缶)を製缶する。このとき、缶胴2を構成する
胴板のサイドシーム部3はロックシーム法により接合
し、その缶胴2の一端および他端に天板4および地板5
をそれぞれ巻き締め加工により接合する。図1において
符号6でそれぞれ示した部分が巻締部である。
【0016】このようにして製缶された18リットル缶
を、第1コンベア14により巻締部加熱工程12に送り
込む。巻締部加熱工程12では、缶胴2と天板4および
地板5との接合部である各巻締部6を、その形状に対応
した形状を有する高周波誘導加熱コイル(図示せず)に
近づけ、その状態で当該コイルに高周波電流を2秒間印
加して、約180℃に加熱することにより、巻締部6の
フィルムを融着させる。この場合のラップ部7の温度は
約140℃である。
を、第1コンベア14により巻締部加熱工程12に送り
込む。巻締部加熱工程12では、缶胴2と天板4および
地板5との接合部である各巻締部6を、その形状に対応
した形状を有する高周波誘導加熱コイル(図示せず)に
近づけ、その状態で当該コイルに高周波電流を2秒間印
加して、約180℃に加熱することにより、巻締部6の
フィルムを融着させる。この場合のラップ部7の温度は
約140℃である。
【0017】巻締部6の加熱を終えると、その缶を直ち
に第2コンベア15に乗せて、所定のタイミングをとり
つつ次工程のサイドシーム部加熱工程13へ搬送する。
このとき、後述するサイドシーム部3のフィルム融着時
にラップ部7の温度が約200℃となるように、第2コ
ンベア15の長さ及び搬送タイミングの調整により、巻
締部加熱終了後、サイドシーム部加熱工程13に入るま
での時間は22秒とした。また、第2コンベア15付近
の雰囲気温度は約15℃であった。
に第2コンベア15に乗せて、所定のタイミングをとり
つつ次工程のサイドシーム部加熱工程13へ搬送する。
このとき、後述するサイドシーム部3のフィルム融着時
にラップ部7の温度が約200℃となるように、第2コ
ンベア15の長さ及び搬送タイミングの調整により、巻
締部加熱終了後、サイドシーム部加熱工程13に入るま
での時間は22秒とした。また、第2コンベア15付近
の雰囲気温度は約15℃であった。
【0018】サイドシーム部加熱工程13では、缶のサ
イドシーム部3を直線状の高周波誘導加熱コイル(図示
せず)に近づけた上で、当該コイルに高周波電流を2秒
間印加して、約180℃に加熱することにより、そのサ
イドシーム部3のフィルムを融着させる。この場合のラ
ップ部7の温度は約200℃であった。
イドシーム部3を直線状の高周波誘導加熱コイル(図示
せず)に近づけた上で、当該コイルに高周波電流を2秒
間印加して、約180℃に加熱することにより、そのサ
イドシーム部3のフィルムを融着させる。この場合のラ
ップ部7の温度は約200℃であった。
【0019】以上のようにして第1段目で巻締部6のフ
ィルムを、第2段目でサイドシーム部3のフィルムをそ
れぞれ加熱、融着させたフィルム融着缶を200缶作
り、このうちから無作為に20缶選んで各缶内にアルキ
ルベンゼンスルフォン酸ソーダの25%溶液を充填し、
その状態で夏季を含む6ヶ月室温で放置した。この放置
後、各缶について液漏れや缶内面の錆の有無を調べたと
ころ、全ての缶において液漏れは生じておらず、缶内面
においても錆などの異常は認められなかった。
ィルムを、第2段目でサイドシーム部3のフィルムをそ
れぞれ加熱、融着させたフィルム融着缶を200缶作
り、このうちから無作為に20缶選んで各缶内にアルキ
ルベンゼンスルフォン酸ソーダの25%溶液を充填し、
その状態で夏季を含む6ヶ月室温で放置した。この放置
後、各缶について液漏れや缶内面の錆の有無を調べたと
ころ、全ての缶において液漏れは生じておらず、缶内面
においても錆などの異常は認められなかった。
【0020】(比較例)まず、上記実施例と同じラミネ
ート鋼板を用い、同じ仕様で18リットル缶を作った。
次に、その18リットル缶の巻締部を、本発明実施例の
巻締部加熱工程で使用した高周波誘導加熱コイルに類似
する高周波誘導加熱装置により約180℃に加熱(高周
波電流の印加時間は2秒間)して、その巻締部のフィル
ムを融着させた。その後、この18リットル缶について
は、従来から行われているように巻締部の加熱による余
熱を考慮することなく、適宜貯留されていくままに放置
した。このとき、巻締部のフィルム融着部分は自然放冷
の状態となっている。次いで、この自然放冷後の18リ
ットル缶を、別工程にあるサイドシーム部高周波誘導加
熱装置で2秒間、180℃に加熱して、サイドシーム部
のフィルムを融着させた。
ート鋼板を用い、同じ仕様で18リットル缶を作った。
次に、その18リットル缶の巻締部を、本発明実施例の
巻締部加熱工程で使用した高周波誘導加熱コイルに類似
する高周波誘導加熱装置により約180℃に加熱(高周
波電流の印加時間は2秒間)して、その巻締部のフィル
ムを融着させた。その後、この18リットル缶について
は、従来から行われているように巻締部の加熱による余
熱を考慮することなく、適宜貯留されていくままに放置
した。このとき、巻締部のフィルム融着部分は自然放冷
の状態となっている。次いで、この自然放冷後の18リ
ットル缶を、別工程にあるサイドシーム部高周波誘導加
熱装置で2秒間、180℃に加熱して、サイドシーム部
のフィルムを融着させた。
【0021】以上の比較例方法よってフィルム融着缶を
200缶作り、このうちから無作為に20缶選んで各缶
内にアルキルベンゼンスルフォン酸ソーダの25%溶液
を充填し、その状態で夏季を含む6ヶ月室温で放置し
た。この放置後、各缶について液漏れや缶内面の錆の有
無を調べたところ、2缶にラップ部からの液漏れが生じ
ており、その部分の缶内面に錆が発生してることが確認
された。
200缶作り、このうちから無作為に20缶選んで各缶
内にアルキルベンゼンスルフォン酸ソーダの25%溶液
を充填し、その状態で夏季を含む6ヶ月室温で放置し
た。この放置後、各缶について液漏れや缶内面の錆の有
無を調べたところ、2缶にラップ部からの液漏れが生じ
ており、その部分の缶内面に錆が発生してることが確認
された。
【図1】本発明の加熱方法が適用される金属角缶(18
リットル缶)の一例を示す全体斜視図である。
リットル缶)の一例を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るフィルム融着缶の製造工
程を示す工程図である。
程を示す工程図である。
【図3】金属角缶の加熱時の問題点を示すために使用し
たラップ部(多重巻締部)の縦断面図である。
たラップ部(多重巻締部)の縦断面図である。
【図4】金属角缶の加熱時の問題点を示すために使用し
た巻締部におけるラップ部以外の部分を示す縦断面図で
ある。
た巻締部におけるラップ部以外の部分を示す縦断面図で
ある。
【図5】金属角缶の加熱時の問題点を示すために使用し
たサイドシーム部におけるラップ部以外の部分を示す縦
断面図である。
たサイドシーム部におけるラップ部以外の部分を示す縦
断面図である。
1 金属角缶 2 缶胴 3 サイドシーム部 4 天板 5 地板 6 巻締部 7 ラップ部
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも片面にプラスチックフィルム
が積層・接着されたラミネート金属板からなる缶胴2
と、この缶胴2の上端および下端に巻締めによりそれぞ
れ接合される同じくラミネート金属板からなる天板4お
よび地板5とを用いて、フィルム面が缶内面となる金属
角缶1を形成した後、この金属角缶1における缶胴2の
接合部であるサイドシーム部3と、缶胴2と天板4およ
び地板5との接合部である巻締部6とをそれぞれ加熱し
て、それらの接合部付近のプラスチックフィルムを融
着、封止するにあたり、第1段目として上記巻締部6を
加熱してから30秒以内に第2段目として上記サイドシ
ーム部3を加熱するか、または第1段目として上記サイ
ドシーム部3を加熱してから30秒以内に第2段目とし
て上記巻締部6を加熱することを特徴とする金属角缶の
加熱方法。 - 【請求項2】 金属角缶1の接合部を加熱する手段は高
周波誘導加熱コイルである請求項1記載の金属角缶の加
熱方法。 - 【請求項3】 第1段目で加熱された巻締部6又はサイ
ドシーム部3の余熱が50℃以上ある状態で第2段目の
加熱を行う請求項1記載の金属角缶の加熱方法。 - 【請求項4】 第1段目で加熱された金属角缶1が第2
段目の加熱工程に入れられるまでの搬送過程の雰囲気温
度は5〜50℃である請求項1記載の金属角缶の加熱方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31014996A JPH10129657A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 金属角缶の加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31014996A JPH10129657A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 金属角缶の加熱方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10129657A true JPH10129657A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=18001761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31014996A Pending JPH10129657A (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 金属角缶の加熱方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10129657A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023066048A (ja) * | 2021-10-28 | 2023-05-15 | 大日製罐株式会社 | 天板部材、金属缶、及び天板部材の製造方法 |
-
1996
- 1996-11-05 JP JP31014996A patent/JPH10129657A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023066048A (ja) * | 2021-10-28 | 2023-05-15 | 大日製罐株式会社 | 天板部材、金属缶、及び天板部材の製造方法 |
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