JPH10129986A - 4段以上の同時伸縮ブーム - Google Patents
4段以上の同時伸縮ブームInfo
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- JPH10129986A JPH10129986A JP30255396A JP30255396A JPH10129986A JP H10129986 A JPH10129986 A JP H10129986A JP 30255396 A JP30255396 A JP 30255396A JP 30255396 A JP30255396 A JP 30255396A JP H10129986 A JPH10129986 A JP H10129986A
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- Japan
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- boom
- pulley
- stage
- stage boom
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 最縮小時にブーム基端部にデッドスペースが
生じない、効率的な4段以上の同時伸縮ブームを提供す
る。 【解決手段】 第1段ブーム2に取着した第1油圧シリ
ンダの先端に縮小用の第1滑車21を設け、第2段ブー
ム3の基端部に縮小用の第2滑車22および,第3滑車
23を設ける。第4段ブーム5の先端に先端滑車24を
設け、縮小ワイヤロープ25の一端を第3ブーム4の先
端の第4係止部材26に係止し、先端滑車24を経て第
1〜3縮小滑車21、22、23に懸け回し、他端を第
1油圧シリンダ6の先端の第5係止部材27に係止す
る。縮小ワイヤロープ25に加わるロープテンションは
第2油圧シリンダ7の力Fに対してF/4となり、第
2,3縮小滑車22,23の直径は小さくなり、デッド
スペースが無くなる。
生じない、効率的な4段以上の同時伸縮ブームを提供す
る。 【解決手段】 第1段ブーム2に取着した第1油圧シリ
ンダの先端に縮小用の第1滑車21を設け、第2段ブー
ム3の基端部に縮小用の第2滑車22および,第3滑車
23を設ける。第4段ブーム5の先端に先端滑車24を
設け、縮小ワイヤロープ25の一端を第3ブーム4の先
端の第4係止部材26に係止し、先端滑車24を経て第
1〜3縮小滑車21、22、23に懸け回し、他端を第
1油圧シリンダ6の先端の第5係止部材27に係止す
る。縮小ワイヤロープ25に加わるロープテンションは
第2油圧シリンダ7の力Fに対してF/4となり、第
2,3縮小滑車22,23の直径は小さくなり、デッド
スペースが無くなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4段以上の同時伸
縮ブームに係わり、特に、クレーンまたは高所作業車に
用いられる4段以上の同時伸縮ブームに関する。
縮ブームに係わり、特に、クレーンまたは高所作業車に
用いられる4段以上の同時伸縮ブームに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の4段同時伸縮ブームの第
1例の構成を示す模式図である。図示しない車両に基端
側が取着されるベースブーム1には、4段同時伸縮ブー
ムが挿嵌されている。4段同時伸縮ブームの基端側の第
1段ブーム2内には、先端側の第2段ブーム3、第3段
ブーム4、および、第4段ブーム5が順次伸縮自在に挿
嵌されている。ベースブーム1と第1段ブーム2とは、
ベースブーム1に対して第1段ブーム2を伸縮する第1
油圧シリンダ6により連結されており、第1段ブーム2
と第2段ブーム3とは、第1段ブーム2に対して第2段
ブーム3を伸縮する第2油圧シリンダ7により連結され
ている。
1例の構成を示す模式図である。図示しない車両に基端
側が取着されるベースブーム1には、4段同時伸縮ブー
ムが挿嵌されている。4段同時伸縮ブームの基端側の第
1段ブーム2内には、先端側の第2段ブーム3、第3段
ブーム4、および、第4段ブーム5が順次伸縮自在に挿
嵌されている。ベースブーム1と第1段ブーム2とは、
ベースブーム1に対して第1段ブーム2を伸縮する第1
油圧シリンダ6により連結されており、第1段ブーム2
と第2段ブーム3とは、第1段ブーム2に対して第2段
ブーム3を伸縮する第2油圧シリンダ7により連結され
ている。
【0003】つぎに伸長同調装置について説明する。第
1段ブーム2の先端部にはワイヤロープ係止用の第1係
止部材10が固設されている。第2段ブーム3の先端部
には第1伸長滑車11が回転自在に取着されており、第
1係止部材10に一端を係止され、第1伸長滑車11に
懸け回された第1伸長ワイヤロープ12の他端は第3段
ブーム4の基端部に設けられた第2係止部材13に係止
されている。第3段ブーム4の先端部には第2伸長滑車
14が回転自在に取着され、第4段ブーム5の基端部に
は第3伸長滑車15が回転自在に取着されている。第1
係止部材10に一端を係止され、第2伸長滑車14およ
び第3伸長滑車15に懸け回された第2伸長ワイヤロー
プ16の他端は第3段ブーム4の先端部に設けられた第
3係止部材17に係止されている。
1段ブーム2の先端部にはワイヤロープ係止用の第1係
止部材10が固設されている。第2段ブーム3の先端部
には第1伸長滑車11が回転自在に取着されており、第
1係止部材10に一端を係止され、第1伸長滑車11に
懸け回された第1伸長ワイヤロープ12の他端は第3段
ブーム4の基端部に設けられた第2係止部材13に係止
されている。第3段ブーム4の先端部には第2伸長滑車
14が回転自在に取着され、第4段ブーム5の基端部に
は第3伸長滑車15が回転自在に取着されている。第1
係止部材10に一端を係止され、第2伸長滑車14およ
び第3伸長滑車15に懸け回された第2伸長ワイヤロー
プ16の他端は第3段ブーム4の先端部に設けられた第
3係止部材17に係止されている。
【0004】したがって、第2油圧シリンダ7を伸長す
ると伸長同調装置は作動して、第3段ブーム4は、第2
段ブーム3の移動量の2倍の距離だけ伸長し、第4段ブ
ーム5は第2段ブーム3の移動量の3倍の距離だけ伸長
する。すなわち各ブーム3はそれぞれ前段のブームに対
して同量ずつ、同時に伸長される。
ると伸長同調装置は作動して、第3段ブーム4は、第2
段ブーム3の移動量の2倍の距離だけ伸長し、第4段ブ
ーム5は第2段ブーム3の移動量の3倍の距離だけ伸長
する。すなわち各ブーム3はそれぞれ前段のブームに対
して同量ずつ、同時に伸長される。
【0005】次に、縮小同調装置について説明する。第
2段ブーム3の基端部には第1縮小滑車40が回転自在
に取着されている。そして、第1段ブーム2の先端部に
一端を係止され、第1縮小滑車40に懸け回された第1
縮小ワイヤロープ41の他端は第3段ブーム4の基端部
に係止されている。また、第3段ブーム4の基端部には
第2縮小滑車42が回転自在に取着されている。そし
て、第2段ブーム3の先端部に一端を係止され、第2縮
小滑車42に懸け回された第2縮小ワイヤロープ43の
他端は第4段ブーム5の後端部に係止されている。
2段ブーム3の基端部には第1縮小滑車40が回転自在
に取着されている。そして、第1段ブーム2の先端部に
一端を係止され、第1縮小滑車40に懸け回された第1
縮小ワイヤロープ41の他端は第3段ブーム4の基端部
に係止されている。また、第3段ブーム4の基端部には
第2縮小滑車42が回転自在に取着されている。そし
て、第2段ブーム3の先端部に一端を係止され、第2縮
小滑車42に懸け回された第2縮小ワイヤロープ43の
他端は第4段ブーム5の後端部に係止されている。
【0006】したがって、第2油圧シリンダ7を縮小す
ると縮小同調装置は作動して、第3段ブーム4は第2段
ブーム3の移動量の2倍の距離だけ縮小し、第4段ブー
ム5は第2段ブーム3の移動量の3倍の距離だけ縮小す
る。すなわち、各ブームはそれぞれ前段のブームに対し
て同量ずつ、同時に縮小される。
ると縮小同調装置は作動して、第3段ブーム4は第2段
ブーム3の移動量の2倍の距離だけ縮小し、第4段ブー
ム5は第2段ブーム3の移動量の3倍の距離だけ縮小す
る。すなわち、各ブームはそれぞれ前段のブームに対し
て同量ずつ、同時に縮小される。
【0007】なお、5段同時伸縮ブームあるいは6段同
時伸縮ブーム等においても同様の伸長同調装置および縮
小同調装置が用いられている。
時伸縮ブーム等においても同様の伸長同調装置および縮
小同調装置が用いられている。
【0008】しかしながら、上記構成においては、縮小
同調装置を構成するために第2段ブーム3および第3段
ブーム4の基端部にそれぞれ第1縮小滑車40および第
2縮小滑車42を設け、それぞれ個々に縮小ワイヤロー
プを卷装する必要があり、構造が複雑で取り付けが面倒
であるという問題があった。また、ワイヤロープの張設
状態を個々に調整する必要があり、作業が面倒であっ
た。このような問題点は4段以上の同時伸縮ブームの縮
小同調装置に共通する問題点であり、これを解決するた
めのものとしては特公昭63−258395号公報に提
案されたものがある。
同調装置を構成するために第2段ブーム3および第3段
ブーム4の基端部にそれぞれ第1縮小滑車40および第
2縮小滑車42を設け、それぞれ個々に縮小ワイヤロー
プを卷装する必要があり、構造が複雑で取り付けが面倒
であるという問題があった。また、ワイヤロープの張設
状態を個々に調整する必要があり、作業が面倒であっ
た。このような問題点は4段以上の同時伸縮ブームの縮
小同調装置に共通する問題点であり、これを解決するた
めのものとしては特公昭63−258395号公報に提
案されたものがある。
【0009】図11は従来の同時伸縮ブームの第2例で
ある特公昭63−258395号公報に提案された4段
以上の同時伸縮ブーム部分の構成を示す模式図であり、
4段同時伸縮ブームを例示している。ブームの伸長同調
装置については前述のものと同一なので説明は省略し、
縮小同調装置についてのみ説明する。
ある特公昭63−258395号公報に提案された4段
以上の同時伸縮ブーム部分の構成を示す模式図であり、
4段同時伸縮ブームを例示している。ブームの伸長同調
装置については前述のものと同一なので説明は省略し、
縮小同調装置についてのみ説明する。
【0010】第1段ブーム2に取着された第1油圧シリ
ンダ6のボトム側(第2段ブーム3側)の先端部には第
1縮小滑車51が回転自在に取着され、第2段ブーム3
の基端部に回転自在に取着された第2縮小滑車52とと
もに滑車装置50を構成している。滑車装置50に懸け
回された縮小ワイヤロープ53の一端は第2段ブーム3
の基端部に設けられた縮小係止部材54に係止され、他
端は第4段ブーム5の先端部5Aに係止されている。
ンダ6のボトム側(第2段ブーム3側)の先端部には第
1縮小滑車51が回転自在に取着され、第2段ブーム3
の基端部に回転自在に取着された第2縮小滑車52とと
もに滑車装置50を構成している。滑車装置50に懸け
回された縮小ワイヤロープ53の一端は第2段ブーム3
の基端部に設けられた縮小係止部材54に係止され、他
端は第4段ブーム5の先端部5Aに係止されている。
【0011】n段の同時伸縮ブームにおいては、縮小ワ
イヤロープ53は、第1縮小滑車51から第2縮小滑車
52を経て縮小係止部材54までの間を(n/2)−1
だけ往復するように滑車装置50に懸け回される。
イヤロープ53は、第1縮小滑車51から第2縮小滑車
52を経て縮小係止部材54までの間を(n/2)−1
だけ往復するように滑車装置50に懸け回される。
【0012】図示されていないが、第4段ブーム5の先
端部5Aの縮小ワイヤロープ53の係止部には調節ネジ
が設けられており、張設状態を調整できるようになって
いる。そのために、第4段ブーム5の先端部5Aのこの
部分は調整窓が設けられている。
端部5Aの縮小ワイヤロープ53の係止部には調節ネジ
が設けられており、張設状態を調整できるようになって
いる。そのために、第4段ブーム5の先端部5Aのこの
部分は調整窓が設けられている。
【0013】第2油圧シリンダ7を縮小すると、縮小同
調装置は作動して第4段ブーム5は第2段ブーム3の縮
小距離の3倍の距離を縮小し、また、第3段ブーム4は
第2伸長滑車14および第3伸長滑車15と第2伸長ワ
イヤロープ16の作用により第2段ブーム3の縮小距離
の2倍の距離を縮小する。すなわち、各ブームはそれぞ
れ前段のブームに対して同量ずつ、同時に縮小する。
調装置は作動して第4段ブーム5は第2段ブーム3の縮
小距離の3倍の距離を縮小し、また、第3段ブーム4は
第2伸長滑車14および第3伸長滑車15と第2伸長ワ
イヤロープ16の作用により第2段ブーム3の縮小距離
の2倍の距離を縮小する。すなわち、各ブームはそれぞ
れ前段のブームに対して同量ずつ、同時に縮小する。
【0014】上記のような構成としたため、第3段ブー
ムに縮小滑車を設ける必要がなく構造簡単であり、ワイ
ヤロープの張設状態の調整も一箇所ですみ容易となる。
以上のことが記載されている。
ムに縮小滑車を設ける必要がなく構造簡単であり、ワイ
ヤロープの張設状態の調整も一箇所ですみ容易となる。
以上のことが記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
においては、以下のような問題がある。 (1)従来の4段同時伸縮ブームの第1例の構成におい
ては、図10に示すように、第2油圧シリンダ7の縮小
力をFとした場合、第1縮小ワイヤロープ41に加わる
ロープテンションは2F/3となり、第2縮小ワイヤロ
ープ43に加わるロープテンションはF/3となって第
4段ブーム5をF/3の力で縮小する。ワイヤロープの
ロープ直径dは上記のロープテンションにより決定さ
れ、滑車の直径Dはロープ直径dにより定まる。すなわ
ち、第1縮小滑車40の直径は第2縮小滑車42の直径
より大きくなる。
においては、以下のような問題がある。 (1)従来の4段同時伸縮ブームの第1例の構成におい
ては、図10に示すように、第2油圧シリンダ7の縮小
力をFとした場合、第1縮小ワイヤロープ41に加わる
ロープテンションは2F/3となり、第2縮小ワイヤロ
ープ43に加わるロープテンションはF/3となって第
4段ブーム5をF/3の力で縮小する。ワイヤロープの
ロープ直径dは上記のロープテンションにより決定さ
れ、滑車の直径Dはロープ直径dにより定まる。すなわ
ち、第1縮小滑車40の直径は第2縮小滑車42の直径
より大きくなる。
【0016】図12は図10に示した従来の4段同時伸
縮ブームの第1例を最縮小した時の基端部の断面図であ
る。ベースブーム1、第1段ブーム2、第2段ブーム
3、第3段ブーム4および第4段ブーム5の基端部の両
側面の上部にはそれぞれスライドパッド1a、2a、3
a、4a、5aが設けられている。前述のように第3段
ブーム4の基端部には第2縮小滑車42が設けられ、第
2段ブーム3の基端部には直径の大きい第1縮小滑車4
0が配置されている。そのため、スライドパッド3aと
4aおよびスライドパッド4aと5aとの間にはそれぞ
れデッドスペースA、Bが存在し、ブーム取付ピン8の
中心から第4段ブーム5のスライドパッド5aまでの距
離L2は長くなる。したがって、ブームのラップ量が減
少し、ブームの最縮長が増加するか、あるいは最伸長が
短縮し、ブームとしての効率の悪さがある。
縮ブームの第1例を最縮小した時の基端部の断面図であ
る。ベースブーム1、第1段ブーム2、第2段ブーム
3、第3段ブーム4および第4段ブーム5の基端部の両
側面の上部にはそれぞれスライドパッド1a、2a、3
a、4a、5aが設けられている。前述のように第3段
ブーム4の基端部には第2縮小滑車42が設けられ、第
2段ブーム3の基端部には直径の大きい第1縮小滑車4
0が配置されている。そのため、スライドパッド3aと
4aおよびスライドパッド4aと5aとの間にはそれぞ
れデッドスペースA、Bが存在し、ブーム取付ピン8の
中心から第4段ブーム5のスライドパッド5aまでの距
離L2は長くなる。したがって、ブームのラップ量が減
少し、ブームの最縮長が増加するか、あるいは最伸長が
短縮し、ブームとしての効率の悪さがある。
【0017】(2)特公昭63−258395号公報の
従来の同時伸縮ブームの第2例においては、図11に示
すように、第3段ブーム4の基端部に縮小滑車を設ける
必要はなく、ロープテンションもF/3となるため、ワ
イヤロープの直径は第1例のものよりは細くてよく、し
たがって滑車の直径も小さくなる。しかしながら、スラ
イドパッド間のデッドスペースは第1例よりも小さくな
ったが、まだ存在してブームとしての効率の悪さは残
る。また前述のように第4ブーム5の先端部にワイヤロ
ープ調整用の窓を設けているため、ブーム強度が低下す
るという問題がある。また、ブーム強度が低下するのを
回避すめためワイヤロープ調整用の窓を小さくすると、
調節ネジの調整が困難になるという問題がある。
従来の同時伸縮ブームの第2例においては、図11に示
すように、第3段ブーム4の基端部に縮小滑車を設ける
必要はなく、ロープテンションもF/3となるため、ワ
イヤロープの直径は第1例のものよりは細くてよく、し
たがって滑車の直径も小さくなる。しかしながら、スラ
イドパッド間のデッドスペースは第1例よりも小さくな
ったが、まだ存在してブームとしての効率の悪さは残
る。また前述のように第4ブーム5の先端部にワイヤロ
ープ調整用の窓を設けているため、ブーム強度が低下す
るという問題がある。また、ブーム強度が低下するのを
回避すめためワイヤロープ調整用の窓を小さくすると、
調節ネジの調整が困難になるという問題がある。
【0018】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、4段以上の同時伸縮ブームに係わり、特に、ロ
ープテンションに作用する力をさらに低減することによ
り滑車の直径を小さくし、スライドパッド間のデッドス
ペースが無くてブームとしての効率が良く、強度が低下
することのない4段以上の同時伸縮ブームを提供するこ
とを目的としている。
もので、4段以上の同時伸縮ブームに係わり、特に、ロ
ープテンションに作用する力をさらに低減することによ
り滑車の直径を小さくし、スライドパッド間のデッドス
ペースが無くてブームとしての効率が良く、強度が低下
することのない4段以上の同時伸縮ブームを提供するこ
とを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記の
目的を達成するために、本発明に係る4段以上の同時伸
縮ブームにおいては、伸縮ブームの基端側の第1段ブー
ム内に順次先端側の第2、第3・・・第n段ブームを伸
縮自在に挿嵌してなる4段以上の同時伸縮ブームであっ
て、第1段ブームと第2段ブームとの間に配設された伸
縮用油圧シリンダの伸縮を、第2段ブームから第n段ブ
ームに設けられた滑車およびワイヤロープ等により第2
段ブーム以上に伝え、第2、第3・・・第n段ブームを
同時に伸縮する4段以上の同時伸縮ブーム装置におい
て、第n段ブームの先端部に配設された先端側滑車と、
第1段ブームあるいは第1段ブーム相当部の先端部に配
設されて第1滑車と、第2段ブームの基端部に配設され
た第2滑車および第3滑車と、先端側滑車から第2滑
車、第1滑車および第3滑車とを巻装して第2段ブーム
から第n段ブームを同時に縮小する縮小ワイヤロープ
と、縮小ワイヤロープの一端を係止する第(n−1)段
ブームに取着した一端側係止手段と、nが偶数の時には
第1段ブームあるいは第1段ブーム相当部に、nが奇数
の時には第2段ブームに取着した、前記縮小ワイヤロー
プを係止する他端側係止手段と、からなり、伸縮用油圧
シリンダの縮小により、第2、第3・・・第n段ブーム
を同時に縮小する構成としている。そのため、ワイヤロ
ープに加わるロープテンションはF/4となり、従来の
もののロープテンションより小さくなる。したがってワ
イヤロープの直径を細くできるとともに滑車の直径を小
さくすることができ、最縮小時のスライドパッド間のデ
ッドスペースが減少し、ブーム最縮長が短縮するか、あ
るいは最伸長が増加し、ブームの効率を向上することが
できる。
目的を達成するために、本発明に係る4段以上の同時伸
縮ブームにおいては、伸縮ブームの基端側の第1段ブー
ム内に順次先端側の第2、第3・・・第n段ブームを伸
縮自在に挿嵌してなる4段以上の同時伸縮ブームであっ
て、第1段ブームと第2段ブームとの間に配設された伸
縮用油圧シリンダの伸縮を、第2段ブームから第n段ブ
ームに設けられた滑車およびワイヤロープ等により第2
段ブーム以上に伝え、第2、第3・・・第n段ブームを
同時に伸縮する4段以上の同時伸縮ブーム装置におい
て、第n段ブームの先端部に配設された先端側滑車と、
第1段ブームあるいは第1段ブーム相当部の先端部に配
設されて第1滑車と、第2段ブームの基端部に配設され
た第2滑車および第3滑車と、先端側滑車から第2滑
車、第1滑車および第3滑車とを巻装して第2段ブーム
から第n段ブームを同時に縮小する縮小ワイヤロープ
と、縮小ワイヤロープの一端を係止する第(n−1)段
ブームに取着した一端側係止手段と、nが偶数の時には
第1段ブームあるいは第1段ブーム相当部に、nが奇数
の時には第2段ブームに取着した、前記縮小ワイヤロー
プを係止する他端側係止手段と、からなり、伸縮用油圧
シリンダの縮小により、第2、第3・・・第n段ブーム
を同時に縮小する構成としている。そのため、ワイヤロ
ープに加わるロープテンションはF/4となり、従来の
もののロープテンションより小さくなる。したがってワ
イヤロープの直径を細くできるとともに滑車の直径を小
さくすることができ、最縮小時のスライドパッド間のデ
ッドスペースが減少し、ブーム最縮長が短縮するか、あ
るいは最伸長が増加し、ブームの効率を向上することが
できる。
【0020】また、第(n−1)段ブームに取着された
一端側係止手段は、第(n−1)段ブームの外側に取着
された構成としている。そのため、ブームの外部に設け
られた一端側係止手段近傍にワイヤロープの張設状態を
調整する調節ネジを設けることにより調整が容易であ
る。また、ブーム伸長時にワイヤロープがブームの外方
に出るため目視検査が可能であるとともに、経年後のワ
イヤロープへの給脂、ワイヤロープの張力などのメンテ
ナンスが可能となり、信頼性を向上できる。また、外方
より目視検査が出来るため第n段ブームに切り欠きを設
ける必要がなくなりブーム強度が低下しない。
一端側係止手段は、第(n−1)段ブームの外側に取着
された構成としている。そのため、ブームの外部に設け
られた一端側係止手段近傍にワイヤロープの張設状態を
調整する調節ネジを設けることにより調整が容易であ
る。また、ブーム伸長時にワイヤロープがブームの外方
に出るため目視検査が可能であるとともに、経年後のワ
イヤロープへの給脂、ワイヤロープの張力などのメンテ
ナンスが可能となり、信頼性を向上できる。また、外方
より目視検査が出来るため第n段ブームに切り欠きを設
ける必要がなくなりブーム強度が低下しない。
【0021】また、第(n−1)段ブームに取着された
一端側係止手段は、第(n−1)段ブームの内側で、か
つ、第(n−1)段ブームの後端部に取着された構成と
している。そのため、第n段ブームの先端部に設けられ
た滑車およびワイヤロープはブーム内に収納され、第n
段ブームに切り欠きを設ける必要がないため、ブーム強
度が低下するおそれはない。
一端側係止手段は、第(n−1)段ブームの内側で、か
つ、第(n−1)段ブームの後端部に取着された構成と
している。そのため、第n段ブームの先端部に設けられ
た滑車およびワイヤロープはブーム内に収納され、第n
段ブームに切り欠きを設ける必要がないため、ブーム強
度が低下するおそれはない。
【0022】本発明に係る4段以上の同時伸縮ブームの
他の発明においては、伸縮ブームの基端側の第1段ブー
ム内に順次先端側の第2、第3・・・第n段ブームを伸
縮自在に挿嵌してなる4段以上の同時伸縮ブームであっ
て、第1段ブームと第2段ブームとの間に配設された伸
縮用油圧シリンダの伸縮を、第2段ブームから第n段ブ
ームに設けられた滑車およびワイヤロープ等により第2
段ブーム以上に伝え、第2、第3・・・第n段ブームを
同時に伸縮する4段以上の同時伸縮ブーム装置におい
て、少なくとも、第1段ブームあるいは第1段ブーム相
当部の先端部に取着された縮小用の第1滑車と、およ
び、第2段ブームの基端部に取着された縮小用の第2滑
車と縮小用の第3滑車からなる滑車が第2段ブームの内
方に配置され、かつ、第2滑車および第3滑車に対して
第1滑車が直交して配置されるとともに、互いに直交す
る滑車の配置は、滑車のロープの溝の中心線上の近傍
に、次に懸け回される滑車の溝の中心点が来るに配置さ
れた構成としている。そのため、ワイヤロープと滑車の
フリートアングルが小さくなり、ワイヤロープにかかる
曲げおよび捩じりを小さくできる。
他の発明においては、伸縮ブームの基端側の第1段ブー
ム内に順次先端側の第2、第3・・・第n段ブームを伸
縮自在に挿嵌してなる4段以上の同時伸縮ブームであっ
て、第1段ブームと第2段ブームとの間に配設された伸
縮用油圧シリンダの伸縮を、第2段ブームから第n段ブ
ームに設けられた滑車およびワイヤロープ等により第2
段ブーム以上に伝え、第2、第3・・・第n段ブームを
同時に伸縮する4段以上の同時伸縮ブーム装置におい
て、少なくとも、第1段ブームあるいは第1段ブーム相
当部の先端部に取着された縮小用の第1滑車と、およ
び、第2段ブームの基端部に取着された縮小用の第2滑
車と縮小用の第3滑車からなる滑車が第2段ブームの内
方に配置され、かつ、第2滑車および第3滑車に対して
第1滑車が直交して配置されるとともに、互いに直交す
る滑車の配置は、滑車のロープの溝の中心線上の近傍
に、次に懸け回される滑車の溝の中心点が来るに配置さ
れた構成としている。そのため、ワイヤロープと滑車の
フリートアングルが小さくなり、ワイヤロープにかかる
曲げおよび捩じりを小さくできる。
【0023】また、先端側滑車からの縮小ワイヤロープ
が懸け回される第2段ブームの一方の側壁の基端部に設
けられた第2滑車と、第1段ブームあるいは第1段ブー
ム相当部の先端部に取着され、かつ、第2滑車からの縮
小ワイヤロープが懸け回されるとともに第2滑車に直交
する第1滑車と、第1滑車からの縮小ワイヤロープが懸
け回される第2段ブームの他側の側壁の基端部に設けら
れた第3滑車と、からなる構成としている。そのため、
先端滑車からの縮小ワイヤロープは、第2滑車で上下方
向に懸け回された後に、先端側に向かい第1滑車に横方
向に懸け回され、さらに、第1滑車から後方の第3滑車
に向かい再度上下方向に懸け回される。このために、縮
小ワイヤロープは上下および左右方向に所定の間隔を有
するので伸縮中も互いに接触、絡まることなく張られて
いる。
が懸け回される第2段ブームの一方の側壁の基端部に設
けられた第2滑車と、第1段ブームあるいは第1段ブー
ム相当部の先端部に取着され、かつ、第2滑車からの縮
小ワイヤロープが懸け回されるとともに第2滑車に直交
する第1滑車と、第1滑車からの縮小ワイヤロープが懸
け回される第2段ブームの他側の側壁の基端部に設けら
れた第3滑車と、からなる構成としている。そのため、
先端滑車からの縮小ワイヤロープは、第2滑車で上下方
向に懸け回された後に、先端側に向かい第1滑車に横方
向に懸け回され、さらに、第1滑車から後方の第3滑車
に向かい再度上下方向に懸け回される。このために、縮
小ワイヤロープは上下および左右方向に所定の間隔を有
するので伸縮中も互いに接触、絡まることなく張られて
いる。
【0024】また、縮小ワイヤロープ、第2滑車、およ
び、第3滑車がそれぞれ伸縮ブームの長手方向の中心線
に対して左右方向にほぼ対称に複数個配設されている構
成としている。そのため、少なくとも2本の縮小ワイヤ
ロープを用いたため、それぞれ1本の縮小ワイヤロープ
に加わるロープテンションが半分に出来、さらに縮小ワ
イヤロープ直径を細くすることができる。このため、ワ
イヤロープの直径により選択される第2滑車および第3
滑車の直径はさらに小さくすることができる。この結
果、スライドパッドの間隔をさらに詰めることができ、
デッドスペースを無くすことができる。
び、第3滑車がそれぞれ伸縮ブームの長手方向の中心線
に対して左右方向にほぼ対称に複数個配設されている構
成としている。そのため、少なくとも2本の縮小ワイヤ
ロープを用いたため、それぞれ1本の縮小ワイヤロープ
に加わるロープテンションが半分に出来、さらに縮小ワ
イヤロープ直径を細くすることができる。このため、ワ
イヤロープの直径により選択される第2滑車および第3
滑車の直径はさらに小さくすることができる。この結
果、スライドパッドの間隔をさらに詰めることができ、
デッドスペースを無くすことができる。
【0025】また、車体に揺動自在に取着されたベース
ブームと、ベースブームと第1段ブームとの間に配設さ
れ、かつ、第2段ブーム内のほぼ中央部に配置された油
圧シリンダと、第2段ブームの一方の側壁の基端部に設
けられた第2滑車と、第2段ブームの他側の側壁の基端
部に設けられた第3滑車と、第2滑車と第3滑車とに直
交して配置されるとともに、油圧シリンダの中心線より
上方に配置され、かつ、油圧シリンダに取着された第1
滑車と、油圧シリンダの中心線より下方に配置され、か
つ、油圧シリンダに取着された縮小ワイヤロープの係止
手段とからなるからなる構成としている。そのため、第
1滑車の中心線は、油圧シリンダの中心線から一端側
(図示では上側)に離れて配設され、また、係止手段は
油圧シリンダの中心線から他端側(図示では下側)で、
油圧シリンダから突出した一端面に取着されている。す
なわち、縮小ワイヤロープに掛かる張力が油圧シリンダ
の中心点に対して縦方向、および横方向のモーメント力
がほぼ対称になるように、第1滑車および係止手段は配
置されている。これにより、油圧シリンダに対して曲げ
る力が生じないため、油圧シリンダは第2段ブームへの
取り付けが簡単な構造になるとともに、剛性を強くする
必要がなくなる。
ブームと、ベースブームと第1段ブームとの間に配設さ
れ、かつ、第2段ブーム内のほぼ中央部に配置された油
圧シリンダと、第2段ブームの一方の側壁の基端部に設
けられた第2滑車と、第2段ブームの他側の側壁の基端
部に設けられた第3滑車と、第2滑車と第3滑車とに直
交して配置されるとともに、油圧シリンダの中心線より
上方に配置され、かつ、油圧シリンダに取着された第1
滑車と、油圧シリンダの中心線より下方に配置され、か
つ、油圧シリンダに取着された縮小ワイヤロープの係止
手段とからなるからなる構成としている。そのため、第
1滑車の中心線は、油圧シリンダの中心線から一端側
(図示では上側)に離れて配設され、また、係止手段は
油圧シリンダの中心線から他端側(図示では下側)で、
油圧シリンダから突出した一端面に取着されている。す
なわち、縮小ワイヤロープに掛かる張力が油圧シリンダ
の中心点に対して縦方向、および横方向のモーメント力
がほぼ対称になるように、第1滑車および係止手段は配
置されている。これにより、油圧シリンダに対して曲げ
る力が生じないため、油圧シリンダは第2段ブームへの
取り付けが簡単な構造になるとともに、剛性を強くする
必要がなくなる。
【0026】
【発明の実施の形態および実施例】以下に本発明に係る
4段以上の同時伸縮ブームの実施例について、図面を参
照して詳述する。図1は4段同時伸縮ブームの第1実施
例の構成を示す模式図である。ブーム、伸縮用油圧シリ
ンダならびに伸長同調装置に関しては従来のものと構
成、部材名称ならびに符号は同一にしてそのまま使用す
るので、この部分に対する説明は省略し、短縮同調装置
についてのみ説明する。
4段以上の同時伸縮ブームの実施例について、図面を参
照して詳述する。図1は4段同時伸縮ブームの第1実施
例の構成を示す模式図である。ブーム、伸縮用油圧シリ
ンダならびに伸長同調装置に関しては従来のものと構
成、部材名称ならびに符号は同一にしてそのまま使用す
るので、この部分に対する説明は省略し、短縮同調装置
についてのみ説明する。
【0027】第1段ブーム2に取着された第1油圧シリ
ンダ6のボトム側(第2段ブーム3側)の先端部には第
1縮小滑車21が回転自在に取着されている。また、第
2段ブーム3の基端部には第2縮小滑車22および第3
縮小滑車23が設けられ、第4段ブーム5の先端部に
は、図示しない第4段ブーム5の先端部に設けた切り欠
き部から一部外部に突出するように先端滑車24が設け
られて滑車装置20を構成している。滑車装置20に懸
け回された縮小ワイヤロープ25の一端は先端滑車24
に懸け回されたのち、第3段ブーム4〔n段ブームの
(n−1)段ブーム目〕の外部の先端部に固設された一
端側係止手段である第4係止手段26に係止され、他端
は第1縮小滑車21、第2縮小滑車22および第3縮小
滑車23に懸け回されたのち、第1油圧シリンダ6のボ
トム側の先端部に設けられた他端側係止手段である第5
係止部材27に係止されている。
ンダ6のボトム側(第2段ブーム3側)の先端部には第
1縮小滑車21が回転自在に取着されている。また、第
2段ブーム3の基端部には第2縮小滑車22および第3
縮小滑車23が設けられ、第4段ブーム5の先端部に
は、図示しない第4段ブーム5の先端部に設けた切り欠
き部から一部外部に突出するように先端滑車24が設け
られて滑車装置20を構成している。滑車装置20に懸
け回された縮小ワイヤロープ25の一端は先端滑車24
に懸け回されたのち、第3段ブーム4〔n段ブームの
(n−1)段ブーム目〕の外部の先端部に固設された一
端側係止手段である第4係止手段26に係止され、他端
は第1縮小滑車21、第2縮小滑車22および第3縮小
滑車23に懸け回されたのち、第1油圧シリンダ6のボ
トム側の先端部に設けられた他端側係止手段である第5
係止部材27に係止されている。
【0028】次に、縮小するときの作動について説明す
る。第2油圧シリンダ7が縮小されると、第2油圧シリ
ンダ7が取着されている第3段ブーム4は移動し、これ
に伴い滑車装置20の第2縮小滑車22および第3縮小
滑車23も移動する。これに伴い縮小ワイヤロープ25
が引っ張られて縮小ワイヤロープ25が図示の右方向に
移動するとともに、滑車装置20が回転する。この縮小
ワイヤロープ25の移動により、第4段ブーム5は先端
滑車24を介して第2段ブーム3側の力を受けて移動す
る。このとき、第4段ブーム5は、第1縮小滑車21、
第2縮小滑車22および第3縮小滑車23に後述する懸
け回された数により、第2段ブーム3の縮小距離の3倍
の距離だけ縮小する。第3段ブーム4は第2伸長滑車1
4、第3伸長滑車15および第2伸長ワイヤロープ16
の作用により第2段ブームの縮小距離の2倍の距離だけ
縮小し、それぞれのブームは前段のブームに対して同量
ずつ同時に縮小する。
る。第2油圧シリンダ7が縮小されると、第2油圧シリ
ンダ7が取着されている第3段ブーム4は移動し、これ
に伴い滑車装置20の第2縮小滑車22および第3縮小
滑車23も移動する。これに伴い縮小ワイヤロープ25
が引っ張られて縮小ワイヤロープ25が図示の右方向に
移動するとともに、滑車装置20が回転する。この縮小
ワイヤロープ25の移動により、第4段ブーム5は先端
滑車24を介して第2段ブーム3側の力を受けて移動す
る。このとき、第4段ブーム5は、第1縮小滑車21、
第2縮小滑車22および第3縮小滑車23に後述する懸
け回された数により、第2段ブーム3の縮小距離の3倍
の距離だけ縮小する。第3段ブーム4は第2伸長滑車1
4、第3伸長滑車15および第2伸長ワイヤロープ16
の作用により第2段ブームの縮小距離の2倍の距離だけ
縮小し、それぞれのブームは前段のブームに対して同量
ずつ同時に縮小する。
【0029】4段以上のn段の同時伸縮ブームに対して
は、縮小ワイヤロープの他端側はnが偶数の場合には第
1段ブーム2あるいは第1段ブーム相当部に係止し、n
が奇数の場合には第2段ブーム3に係止する。また、第
1段ブーム2の先端部および第2段ブーム3の基端部に
設けた滑車装置、すなわち、第2縮小滑車22から第1
縮小滑車21、および第3縮小滑車23を経て第5係止
部材27に至るまでの縮小ワイヤロープを〔(n/2)
−0.5〕だけ往復するように懸け回す。すなわち、本
実施例の4段ブームでは、1.5往復懸け回す。
は、縮小ワイヤロープの他端側はnが偶数の場合には第
1段ブーム2あるいは第1段ブーム相当部に係止し、n
が奇数の場合には第2段ブーム3に係止する。また、第
1段ブーム2の先端部および第2段ブーム3の基端部に
設けた滑車装置、すなわち、第2縮小滑車22から第1
縮小滑車21、および第3縮小滑車23を経て第5係止
部材27に至るまでの縮小ワイヤロープを〔(n/2)
−0.5〕だけ往復するように懸け回す。すなわち、本
実施例の4段ブームでは、1.5往復懸け回す。
【0030】図1に示す4段同時伸縮ブームの第1実施
例の場合には、縮小ワイヤロープ25に加わるロープテ
ンションはF/4となり、前述の従来の例示のロープテ
ンション2F/3、F/3に比べて小さいため、ワイヤ
ロープの直径を細くすることができる。したがって、ワ
イヤロープの直径により選択される第2縮小滑車22お
よび第3縮小滑車23の直径は従来の例示のものより小
さくすることができる。
例の場合には、縮小ワイヤロープ25に加わるロープテ
ンションはF/4となり、前述の従来の例示のロープテ
ンション2F/3、F/3に比べて小さいため、ワイヤ
ロープの直径を細くすることができる。したがって、ワ
イヤロープの直径により選択される第2縮小滑車22お
よび第3縮小滑車23の直径は従来の例示のものより小
さくすることができる。
【0031】図2は4段同時伸縮ブームの第1実施例を
最短縮した場合の基端部の断面図であり、図3は図2の
W−W矢視図、図4は図3のZa矢視図、および図5は
斜視図である。図2において、第2縮小滑車22および
第3縮小滑車23の直径が小さくできるため図12に示
した従来のものに比べてスライドパッド3a、4a、5
aの間隔を詰めることができ、デッドスペースが無くす
ことができる。したがってブーム取付ピン8の中心から
第4段ブーム5のスライドパッド5aまでの距離L1は
図12に示す従来のものの距離L2より短くすることが
でき、ブームのラップ量を確保できるため、ブームの最
縮長を縮小し、最伸長を増加することが可能となり、効
率的なブームが得られる。また、ブームの外部に位置す
る縮小ワイヤロープ25の一端側を係止するブラケット
26の近傍に、縮小ワイヤロープ25の張設状態を調整
する調節ネジを設けることが可能なため、調整作業が容
易である。
最短縮した場合の基端部の断面図であり、図3は図2の
W−W矢視図、図4は図3のZa矢視図、および図5は
斜視図である。図2において、第2縮小滑車22および
第3縮小滑車23の直径が小さくできるため図12に示
した従来のものに比べてスライドパッド3a、4a、5
aの間隔を詰めることができ、デッドスペースが無くす
ことができる。したがってブーム取付ピン8の中心から
第4段ブーム5のスライドパッド5aまでの距離L1は
図12に示す従来のものの距離L2より短くすることが
でき、ブームのラップ量を確保できるため、ブームの最
縮長を縮小し、最伸長を増加することが可能となり、効
率的なブームが得られる。また、ブームの外部に位置す
る縮小ワイヤロープ25の一端側を係止するブラケット
26の近傍に、縮小ワイヤロープ25の張設状態を調整
する調節ネジを設けることが可能なため、調整作業が容
易である。
【0032】図3、図4において、第2縮小滑車22は
第2段ブーム3の基端部の右側壁3cに、また、第3縮
小滑車23は第2段ブーム3の基端部の左側壁3dに取
着されている。第1縮小滑車21は、第1油圧シリンダ
6のボトム側(第2段ブーム3側)の先端の二股部6a
に挟み込まれ、かつ、第2縮小滑車22および第3縮小
滑車23に直交する方向に取着されている。また、第5
係止部材27は第1油圧シリンダ6のボトム側で、か
つ、第1縮小滑車21が配置されている二股部6aから
突出した一端面6bに取着されている。
第2段ブーム3の基端部の右側壁3cに、また、第3縮
小滑車23は第2段ブーム3の基端部の左側壁3dに取
着されている。第1縮小滑車21は、第1油圧シリンダ
6のボトム側(第2段ブーム3側)の先端の二股部6a
に挟み込まれ、かつ、第2縮小滑車22および第3縮小
滑車23に直交する方向に取着されている。また、第5
係止部材27は第1油圧シリンダ6のボトム側で、か
つ、第1縮小滑車21が配置されている二股部6aから
突出した一端面6bに取着されている。
【0033】第1縮小滑車21、第2縮小滑車22およ
び第3縮小滑車23の配置は、図3に示すようにしてい
る。図3において、第2縮小滑車22の縮小ワイヤロー
プ25の溝22aの中心線Sa上の近傍には、次に懸け
回される第1縮小滑車21の溝21aの中心点Moaが
来るように配置されている。厳密には、図示で第2縮小
滑車22の下側の縮小ワイヤロープ25の溝22aの中
心点Soの近傍に、次に懸け回される第1縮小滑車21
の図示の右側の溝21aの中心点Moaが来るように配
置すると良い。同様に、第1縮小滑車21の溝21aの
中心線Ma上の近傍には、次に懸け回される第3縮小滑
車23の溝23aの中心点Noが来るように配置されて
いる。厳密には、図示で第1縮小滑車21の図示の左側
の溝21aの中心点Sobの近傍に、次に懸け回される
第3縮小滑車23の図示の上側の溝21aの中心点No
が来るように配置すると良い。
び第3縮小滑車23の配置は、図3に示すようにしてい
る。図3において、第2縮小滑車22の縮小ワイヤロー
プ25の溝22aの中心線Sa上の近傍には、次に懸け
回される第1縮小滑車21の溝21aの中心点Moaが
来るように配置されている。厳密には、図示で第2縮小
滑車22の下側の縮小ワイヤロープ25の溝22aの中
心点Soの近傍に、次に懸け回される第1縮小滑車21
の図示の右側の溝21aの中心点Moaが来るように配
置すると良い。同様に、第1縮小滑車21の溝21aの
中心線Ma上の近傍には、次に懸け回される第3縮小滑
車23の溝23aの中心点Noが来るように配置されて
いる。厳密には、図示で第1縮小滑車21の図示の左側
の溝21aの中心点Sobの近傍に、次に懸け回される
第3縮小滑車23の図示の上側の溝21aの中心点No
が来るように配置すると良い。
【0034】また、上記において、第1縮小滑車21の
中心線Maは、第1油圧シリンダ6の中心線Yaから一
端側(図示では上側)に離れて配設され、また、第5係
止部材27は第1油圧シリンダ6の中心線Yaから他端
側(図示では下側)で、二股部6aから突出した一端面
6bに取着されている。すなわち、縮小ワイヤロープ2
5に掛かる張力が第1油圧シリンダ6の中心点Oaに対
して縦方向、および横方向のモーメント力がほぼ対称に
なるように、第1縮小滑車21および第5係止部材27
は配置されている。なお、この場合、第1縮小滑車21
は図示の上下で中心線Maに対して対称形状であり、溝
21aの中心線がまた第1縮小滑車21の中心線Maと
一致するものとしている。
中心線Maは、第1油圧シリンダ6の中心線Yaから一
端側(図示では上側)に離れて配設され、また、第5係
止部材27は第1油圧シリンダ6の中心線Yaから他端
側(図示では下側)で、二股部6aから突出した一端面
6bに取着されている。すなわち、縮小ワイヤロープ2
5に掛かる張力が第1油圧シリンダ6の中心点Oaに対
して縦方向、および横方向のモーメント力がほぼ対称に
なるように、第1縮小滑車21および第5係止部材27
は配置されている。なお、この場合、第1縮小滑車21
は図示の上下で中心線Maに対して対称形状であり、溝
21aの中心線がまた第1縮小滑車21の中心線Maと
一致するものとしている。
【0035】上記構成により、先端滑車24からの縮小
ワイヤロープ25は、第2縮小滑車22で図示の上下方
向に懸け回された後に、先端側に向かい第1縮小滑車2
1に横方向に懸け回される。第1縮小滑車21からの縮
小ワイヤロープ25は、第3縮小滑車23で再度上下方
向に懸け回された後に、先端側に向かい第1油圧シリン
ダ6に取着された第5係止部材27で係止されている。
これにより、縮小ワイヤロープ25は伸縮中も互いに接
触、絡まることなく張られている。また、第1油圧シリ
ンダ6に対して曲げる力が生じないため、第1油圧シリ
ンダ6は第2段ブーム3への取り付けが簡単な構造にな
るとともに、剛性を強くする必要がなくなる。
ワイヤロープ25は、第2縮小滑車22で図示の上下方
向に懸け回された後に、先端側に向かい第1縮小滑車2
1に横方向に懸け回される。第1縮小滑車21からの縮
小ワイヤロープ25は、第3縮小滑車23で再度上下方
向に懸け回された後に、先端側に向かい第1油圧シリン
ダ6に取着された第5係止部材27で係止されている。
これにより、縮小ワイヤロープ25は伸縮中も互いに接
触、絡まることなく張られている。また、第1油圧シリ
ンダ6に対して曲げる力が生じないため、第1油圧シリ
ンダ6は第2段ブーム3への取り付けが簡単な構造にな
るとともに、剛性を強くする必要がなくなる。
【0036】図6は、ブームが奇数段のときの縮小ワイ
ヤロープの係止位置を説明するための図である。奇数段
(図示は5段)の場合に、縮小ワイヤロープ25は、さ
らに第4縮小滑車21Yを経て第2段ブーム3に第6係
止部材27Yで係止されている。この場合の、第2縮小
滑車22から第6係止部材27Yに至るまでの縮小ワイ
ヤロープ25は2.0往復懸け回している。
ヤロープの係止位置を説明するための図である。奇数段
(図示は5段)の場合に、縮小ワイヤロープ25は、さ
らに第4縮小滑車21Yを経て第2段ブーム3に第6係
止部材27Yで係止されている。この場合の、第2縮小
滑車22から第6係止部材27Yに至るまでの縮小ワイ
ヤロープ25は2.0往復懸け回している。
【0037】図7、および図8は本発明の同時伸縮ブー
ムの第2実施例の構成を示す模式図である。縮小ワイヤ
ロープ25は、第1実施例と同様に、第3段ブーム4の
固設された第4係止手段26と、第1油圧シリンダ6の
第5係止部材27との間で懸け回されているが、2本の
縮小ワイヤロープ25A、25Bが懸け回されている点
が第1実施例と異なる。図示において、右側のロープ関
係には記号Aを、左側のロープ関係には記号Bを付して
区別する。また、右側ロープ用は右用と、左側ロープ用
は左用という。
ムの第2実施例の構成を示す模式図である。縮小ワイヤ
ロープ25は、第1実施例と同様に、第3段ブーム4の
固設された第4係止手段26と、第1油圧シリンダ6の
第5係止部材27との間で懸け回されているが、2本の
縮小ワイヤロープ25A、25Bが懸け回されている点
が第1実施例と異なる。図示において、右側のロープ関
係には記号Aを、左側のロープ関係には記号Bを付して
区別する。また、右側ロープ用は右用と、左側ロープ用
は左用という。
【0038】図7および図8において、右側縮小ワイヤ
ロープ25A(図示の細い実線)は同時伸縮ブームの右
側に、左側縮小ワイヤロープ25B(図示の太い実線)
は同時伸縮ブームの左側に、それぞれ同時伸縮ブームの
長手方向の中心線に対して左右方向でほぼ対称位置に配
置されている。第2段ブーム3のほぼ中心点部にはベー
スブーム1と第1段ブーム2とを連結する第1油圧シリ
ンダ6が配置され、第1油圧シリンダ6はトラニオン6
cにて第1段ブーム2に揺動自在に取着されている。第
1油圧シリンダ6の下側には第1段ブーム2と第2段ブ
ーム3とを連結する第2油圧シリンダ7が配置されてい
る。第2油圧シリンダ7はトラニオン7aにて第2段ブ
ーム3に揺動自在に取着され、また、ロッド7bにて第
1段ブーム2に取着されている。
ロープ25A(図示の細い実線)は同時伸縮ブームの右
側に、左側縮小ワイヤロープ25B(図示の太い実線)
は同時伸縮ブームの左側に、それぞれ同時伸縮ブームの
長手方向の中心線に対して左右方向でほぼ対称位置に配
置されている。第2段ブーム3のほぼ中心点部にはベー
スブーム1と第1段ブーム2とを連結する第1油圧シリ
ンダ6が配置され、第1油圧シリンダ6はトラニオン6
cにて第1段ブーム2に揺動自在に取着されている。第
1油圧シリンダ6の下側には第1段ブーム2と第2段ブ
ーム3とを連結する第2油圧シリンダ7が配置されてい
る。第2油圧シリンダ7はトラニオン7aにて第2段ブ
ーム3に揺動自在に取着され、また、ロッド7bにて第
1段ブーム2に取着されている。
【0039】第1油圧シリンダ6のボトム側(第2段ブ
ーム3側)の先端部には、図示しない軸を介して右用第
1縮小滑車21Aと左用第1縮小滑車21Bとの二つの
滑車が回転自在に取着されている。また、第1油圧シリ
ンダ6のボトムの図示の下側は左右方向に二つの突起6
ba、6bbが形成され、左側の第1突起6baには右
側縮小ワイヤロープ25Aの右用第5係止部材27A
が、また、右側の第2突起6bbには左側縮小ワイヤロ
ープ25Bの左用第5係止部材27Bが取着されてい
る。
ーム3側)の先端部には、図示しない軸を介して右用第
1縮小滑車21Aと左用第1縮小滑車21Bとの二つの
滑車が回転自在に取着されている。また、第1油圧シリ
ンダ6のボトムの図示の下側は左右方向に二つの突起6
ba、6bbが形成され、左側の第1突起6baには右
側縮小ワイヤロープ25Aの右用第5係止部材27A
が、また、右側の第2突起6bbには左側縮小ワイヤロ
ープ25Bの左用第5係止部材27Bが取着されてい
る。
【0040】第2段ブーム3の基端部の右側壁3cには
右用第2縮小滑車22Aおよび左用第3縮小滑車23B
が、また、第2段ブーム3の基端部の左側壁3dには左
用第2縮小滑車22Bおよび右用第3縮小滑車23Aが
取着されている。第2縮小滑車22および第3縮小滑車
23のそれぞれの滑車には、縮小ワイヤロープ25の外
れ防止用カバー25Mが付設されている。右用第1縮小
滑車21Aと左用第1縮小滑車21Bとは、第2縮小滑
車22および第3縮小滑車23のそれぞれの滑車に直交
し、かつ、第1油圧シリンダ6のボトム側(第2段ブー
ム3側)の先端部に回転自在に取着されている。また、
右用第1縮小滑車21A、右用第2縮小滑車22Aおよ
び右用第3縮小滑車23Aの配置、および、左用第1縮
小滑車21B、左用第2縮小滑車22Bおよび左用第3
縮小滑車23Bの配置は、両方共に、図3に示すように
して、ロープと滑車のフリートアングルを小さくしてい
る。
右用第2縮小滑車22Aおよび左用第3縮小滑車23B
が、また、第2段ブーム3の基端部の左側壁3dには左
用第2縮小滑車22Bおよび右用第3縮小滑車23Aが
取着されている。第2縮小滑車22および第3縮小滑車
23のそれぞれの滑車には、縮小ワイヤロープ25の外
れ防止用カバー25Mが付設されている。右用第1縮小
滑車21Aと左用第1縮小滑車21Bとは、第2縮小滑
車22および第3縮小滑車23のそれぞれの滑車に直交
し、かつ、第1油圧シリンダ6のボトム側(第2段ブー
ム3側)の先端部に回転自在に取着されている。また、
右用第1縮小滑車21A、右用第2縮小滑車22Aおよ
び右用第3縮小滑車23Aの配置、および、左用第1縮
小滑車21B、左用第2縮小滑車22Bおよび左用第3
縮小滑車23Bの配置は、両方共に、図3に示すように
して、ロープと滑車のフリートアングルを小さくしてい
る。
【0041】また、右側縮小ワイヤロープ25Aに掛か
る張力が、第1実施例と同様に、第1油圧シリンダ6の
中心点Oaに対して縦方向、および横方向のモーメント
力ができるだけ小さくなるように、右用第1縮小滑車2
1Aおよび右用第5係止部材27Aが配置されている。
同様に、左側縮小ワイヤロープ25Bに掛かる張力が第
1油圧シリンダ6の中心点Oaに対して縦方向、および
横方向のモーメント力ができるだけ小さくなるように、
第1実施例と同様ほぼ対称になるように、左用第1縮小
滑車21Bおよび左用第5係止部材27Bが配置されて
いる。
る張力が、第1実施例と同様に、第1油圧シリンダ6の
中心点Oaに対して縦方向、および横方向のモーメント
力ができるだけ小さくなるように、右用第1縮小滑車2
1Aおよび右用第5係止部材27Aが配置されている。
同様に、左側縮小ワイヤロープ25Bに掛かる張力が第
1油圧シリンダ6の中心点Oaに対して縦方向、および
横方向のモーメント力ができるだけ小さくなるように、
第1実施例と同様ほぼ対称になるように、左用第1縮小
滑車21Bおよび左用第5係止部材27Bが配置されて
いる。
【0042】本実施例では、二つの右用第1縮小滑車2
1Aと左用第1縮小滑車21Bは前後方向では略同位置
のZm軸上に、また、左右方向では中心位置Oaより略
同位置に離間した線上Zna、Znb上に配置されてい
るが、上記のように、モーメント力ができるだけ小さく
なるように同軸上でも、離間していても良い。同様に、
右用第5係止部材27Aおよび左用第5係止部材27B
は、図示では、上下、左右対称位置に配置しているが、
第1油圧シリンダ6に掛かるモーメント力を小さくすれ
ば非対称でも良い。
1Aと左用第1縮小滑車21Bは前後方向では略同位置
のZm軸上に、また、左右方向では中心位置Oaより略
同位置に離間した線上Zna、Znb上に配置されてい
るが、上記のように、モーメント力ができるだけ小さく
なるように同軸上でも、離間していても良い。同様に、
右用第5係止部材27Aおよび左用第5係止部材27B
は、図示では、上下、左右対称位置に配置しているが、
第1油圧シリンダ6に掛かるモーメント力を小さくすれ
ば非対称でも良い。
【0043】上記構成により、図7に示す4段同時伸縮
ブームの第2実施例の場合には、第1実施例に対して2
本の縮小ワイヤロープ25を用いたため、それぞれ1本
の縮小ワイヤロープ25に加わるロープテンションを半
分に出来る。したがって、第1実施例よりもさらに縮小
ワイヤロープ25の直径を細くすることができる。この
ため、ワイヤロープの直径により選択される第2縮小滑
車22および第3縮小滑車23の直径は第1実施例より
もさらに小さくすることができる。この結果、それぞれ
の第2縮小滑車22および第3縮小滑車23の直径が第
1実施例よりもさらに小さくできるため、スライドパッ
ド3a、4a、5aの間隔をさらに詰めることができ、
デッドスペースを無くすことができる。
ブームの第2実施例の場合には、第1実施例に対して2
本の縮小ワイヤロープ25を用いたため、それぞれ1本
の縮小ワイヤロープ25に加わるロープテンションを半
分に出来る。したがって、第1実施例よりもさらに縮小
ワイヤロープ25の直径を細くすることができる。この
ため、ワイヤロープの直径により選択される第2縮小滑
車22および第3縮小滑車23の直径は第1実施例より
もさらに小さくすることができる。この結果、それぞれ
の第2縮小滑車22および第3縮小滑車23の直径が第
1実施例よりもさらに小さくできるため、スライドパッ
ド3a、4a、5aの間隔をさらに詰めることができ、
デッドスペースを無くすことができる。
【0044】また、第1実施例ど同様に縮小ワイヤロー
プ25は伸縮中も互いに接触、絡まることなく張られて
いる。また、第1油圧シリンダ6に対して曲げる力が生
じないため、第1油圧シリンダ6は第2段ブーム3への
取り付けが簡単な構造になるとともに、剛性を強くする
必要がなくなる。また、各滑車に外れ防止用カバー25
Mを付設したため、各滑車から縮小ワイヤロープ25の
外れがなくなり、狭い空間に2本の縮小ワイヤロープ2
5を装着しても絡まることがない。
プ25は伸縮中も互いに接触、絡まることなく張られて
いる。また、第1油圧シリンダ6に対して曲げる力が生
じないため、第1油圧シリンダ6は第2段ブーム3への
取り付けが簡単な構造になるとともに、剛性を強くする
必要がなくなる。また、各滑車に外れ防止用カバー25
Mを付設したため、各滑車から縮小ワイヤロープ25の
外れがなくなり、狭い空間に2本の縮小ワイヤロープ2
5を装着しても絡まることがない。
【0045】図9は本発明の同時伸縮ブームの第3実施
例の構成を示す模式図である。第4段ブーム5の先端部
に取着された先端滑車24の取付位置および縮小ワイヤ
ロープ25の一端側の取付位置以外は第1実施例と同一
なので説明は省略し、異なる部分についてのみ説明す
る。
例の構成を示す模式図である。第4段ブーム5の先端部
に取着された先端滑車24の取付位置および縮小ワイヤ
ロープ25の一端側の取付位置以外は第1実施例と同一
なので説明は省略し、異なる部分についてのみ説明す
る。
【0046】先端滑車24は第4段ブーム5の先端部に
内設され、これに懸け回された縮小ワイヤロープ25の
一端側は、第3段ブーム4の内部の基端部に固設された
一端側係止手段である第5係止部材30に取着される。
これにより第4段ブームに先端滑車24用の切り欠きを
設ける必要はなく、強度の強い第4段ブームが得られ
る。
内設され、これに懸け回された縮小ワイヤロープ25の
一端側は、第3段ブーム4の内部の基端部に固設された
一端側係止手段である第5係止部材30に取着される。
これにより第4段ブームに先端滑車24用の切り欠きを
設ける必要はなく、強度の強い第4段ブームが得られ
る。
【0047】作動ならびに効果は第1実施例と同一なの
で説明は省略する。
で説明は省略する。
【0048】上記実施例において、滑車を鎖車に、ワイ
ヤロープを鎖に置き換えても同様の作用、効果が得られ
る。
ヤロープを鎖に置き換えても同様の作用、効果が得られ
る。
【図1】本発明の同時伸縮ブームの第1実施例の構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図2】本発明の同時伸縮ブームの第1実施例のブーム
最縮小時の基端部の断面図である。
最縮小時の基端部の断面図である。
【図3】図2のW−W矢視図の断面図である。
【図4】図3のZa矢視図である。
【図5】第2ブーム基端部の斜視図である。
【図6】ブームが奇数段のときの縮小ワイヤロープを係
止位置を説明するための図である。
止位置を説明するための図である。
【図7】本発明の同時伸縮ブームの第2実施例の構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図8】図2のW−W矢視図に相当する第2実施例の断
面図である。
面図である。
【図9】本発明の同時伸縮ブームの第3実施例の構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図10】従来の同時伸縮ブームの第1例の構成を示す
模式図である。
模式図である。
【図11】従来の同時伸縮ブームの第2例の構成を示す
模式図である。
模式図である。
【図12】従来の同時伸縮ブームの第1例のブーム最縮
小時の基端部の断面図である。
小時の基端部の断面図である。
1…ベースブーム、2…第1段ブーム、3…第2段ブー
ム、4…第3段ブーム、5…第4段ブーム、6…第1油
圧シリンダ、7…第2油圧シリンダ、10…第1係止部
材、11…第1伸長滑車、12…第1伸長ワイヤロー
プ、13…第2係止部材、14…第2伸長滑車、15…
第3伸長滑車、16…第2伸長ワイヤロープ、17…第
3係止部材、20…滑車装置、21…第1縮小滑車、2
1Y…第4縮小滑車、22…第2縮小滑車、23…第3
縮小滑車、24…先端滑車、25…縮小ワイヤロープ、
26…第4係止部材、27,30…第5係止部材、27
Y…第6係止部材。
ム、4…第3段ブーム、5…第4段ブーム、6…第1油
圧シリンダ、7…第2油圧シリンダ、10…第1係止部
材、11…第1伸長滑車、12…第1伸長ワイヤロー
プ、13…第2係止部材、14…第2伸長滑車、15…
第3伸長滑車、16…第2伸長ワイヤロープ、17…第
3係止部材、20…滑車装置、21…第1縮小滑車、2
1Y…第4縮小滑車、22…第2縮小滑車、23…第3
縮小滑車、24…先端滑車、25…縮小ワイヤロープ、
26…第4係止部材、27,30…第5係止部材、27
Y…第6係止部材。
Claims (7)
- 【請求項1】 伸縮ブームの基端側の第1段ブーム内に
順次先端側の第2、第3・・・第n段ブームを伸縮自在
に挿嵌してなる4段以上の同時伸縮ブームであって、第
1段ブームと第2段ブームとの間に配設された伸縮用油
圧シリンダの伸縮を、第2段ブームから第n段ブームに
設けられた滑車およびワイヤロープ等により第2段ブー
ム以上に伝え、第2、第3・・・第n段ブームを同時に
伸縮する4段以上の同時伸縮ブーム装置において、第n
段ブームの先端部に配設された先端側滑車と、第1段ブ
ームあるいは第1段ブーム相当部の先端部に配設されて
第1滑車と、 第2段ブームの基端部に配設された第2
滑車および第3滑車と、先端側滑車から第2滑車、第1
滑車および第3滑車とを巻装して第2段ブームから第n
段ブームを同時に縮小する縮小ワイヤロープと、縮小ワ
イヤロープの一端を係止する第(n−1)段ブームに取
着した一端側係止手段と、nが偶数の時には第1段ブー
ムあるいは第1段ブーム相当部に、nが奇数の時には第
2段ブームに取着した、前記縮小ワイヤロープを係止す
る他端側係止手段とからなり、伸縮用油圧シリンダの縮
小により、第2、第3・・・第n段ブームを同時に縮小
することを特徴とする4段以上の同時伸縮ブーム。 - 【請求項2】 第(n−1)段ブームに取着された一端
側係止手段は、第(n−1)段ブームの外側に取着され
ていることを特徴とする請求項1記載の4段以上の同時
伸縮ブーム。 - 【請求項3】 第(n−1)段ブームに取着された一端
側係止手段は、第(n−1)段ブームの内側で、かつ、
第(n−1)段ブームの後端部に取着されたことを特徴
とする請求項1記載の4段以上の同時伸縮ブーム。 - 【請求項4】 伸縮ブームの基端側の第1段ブーム内に
順次先端側の第2、第3・・・第n段ブームを伸縮自在
に挿嵌してなる4段以上の同時伸縮ブームであって、第
1段ブームと第2段ブームとの間に配設された伸縮用油
圧シリンダの伸縮を、第2段ブームから第n段ブームに
設けられた滑車およびワイヤロープ等により第2段ブー
ム以上に伝え、第2、第3・・・第n段ブームを同時に
伸縮する4段以上の同時伸縮ブーム装置において、 少なくとも、第1段ブームあるいは第1段ブーム相当部
の先端部に取着された縮小用の第1滑車と、および、第
2段ブームの基端部に取着された縮小用の第2滑車と縮
小用の第3滑車からなる滑車が第2段ブームの内方に配
置され、かつ、第2滑車および第3滑車に対して第1滑
車が直交して配置されるとともに、互いに直交する滑車
の配置は、滑車のロープの溝の中心線上の近傍に、次に
懸け回される滑車の溝の中心点が来るに配置されたこと
を特徴とする4段以上の同時伸縮ブーム。 - 【請求項5】 先端側滑車からの縮小ワイヤロープが懸
け回される第2段ブームの一方の側壁の基端部に設けら
れた第2滑車と、第1段ブームあるいは第1段ブーム相
当部の先端部に取着され、かつ、第2滑車からの縮小ワ
イヤロープが懸け回されるとともに第2滑車に直交する
第1滑車と、第1滑車からの縮小ワイヤロープが懸け回
される第2段ブームの他側の側壁の基端部に設けられた
第3滑車と、からなることを特徴とする請求項4記載の
4段以上の同時伸縮ブーム。 - 【請求項6】 請求項4あるいは5記載の4段以上の同
時伸縮ブームにおいて、縮小ワイヤロープ、第2滑車、
および、第3滑車がそれぞれ伸縮ブームの長手方向の中
心線に対して左右方向にほぼ対称に複数個配設されてい
ることを特徴とする4段以上の同時伸縮ブーム。 - 【請求項7】 車体に揺動自在に取着されたベースブー
ムと、ベースブームと第1段ブームとの間に配設され、
かつ、第2段ブーム内のほぼ中央部に配置された油圧シ
リンダと、第2段ブームの一方の側壁の基端部に設けら
れた第2滑車と、第2段ブームの他側の側壁の基端部に
設けられた第3滑車と、第2滑車と第3滑車とに直交し
て配置されるとともに、油圧シリンダの中心線より上方
に配置され、かつ、油圧シリンダに取着された第1滑車
と、油圧シリンダの中心線より下方に配置され、かつ、
油圧シリンダに取着された縮小ワイヤロープの係止手段
とからなることを特徴とする請求項1から6記載のいず
れかの4段以上の同時伸縮ブーム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30255396A JP3594425B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 4段以上の同時伸縮ブーム |
| US09/313,491 US6128256A (en) | 1996-10-28 | 1999-05-17 | Apparatus and method for positioning an optical head over a disk having pre-groups with encoded address information |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30255396A JP3594425B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 4段以上の同時伸縮ブーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10129986A true JPH10129986A (ja) | 1998-05-19 |
| JP3594425B2 JP3594425B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=17910367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30255396A Expired - Fee Related JP3594425B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 4段以上の同時伸縮ブーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3594425B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011066752A1 (zh) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | 湖南三一智能控制设备有限公司 | 主臂伸缩机构和具有该主臂伸缩机构的汽车起重机 |
| CN107127783A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-09-05 | 沈阳吉地安风电科技有限公司 | 风机叶片回型检修平台智能伸缩臂装置 |
| CN110153085A (zh) * | 2019-06-27 | 2019-08-23 | 因而克智能科技(浙江)有限公司 | 一种自动化智能清洗装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102689846B (zh) * | 2012-06-07 | 2015-05-13 | 徐州重型机械有限公司 | 绳排式伸缩臂机构及具有该机构的起重机 |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP30255396A patent/JP3594425B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011066752A1 (zh) * | 2009-12-04 | 2011-06-09 | 湖南三一智能控制设备有限公司 | 主臂伸缩机构和具有该主臂伸缩机构的汽车起重机 |
| CN107127783A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-09-05 | 沈阳吉地安风电科技有限公司 | 风机叶片回型检修平台智能伸缩臂装置 |
| CN110153085A (zh) * | 2019-06-27 | 2019-08-23 | 因而克智能科技(浙江)有限公司 | 一种自动化智能清洗装置 |
| CN110153085B (zh) * | 2019-06-27 | 2023-12-22 | 因而克智能科技(浙江)有限公司 | 一种自动化智能清洗装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3594425B2 (ja) | 2004-12-02 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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