JPH1013100A - プリント回路板の組立作業支援システム - Google Patents

プリント回路板の組立作業支援システム

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JPH1013100A
JPH1013100A JP8167224A JP16722496A JPH1013100A JP H1013100 A JPH1013100 A JP H1013100A JP 8167224 A JP8167224 A JP 8167224A JP 16722496 A JP16722496 A JP 16722496A JP H1013100 A JPH1013100 A JP H1013100A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント回路板組立におけるマニュアル作業
工程において、ペーパ図面を参照する必要がなく(図面
レス化の実現)、マニュアル作業を簡単にミスなく行
え、マニュアル作業を効率良く行えるようにする。 【解決手段】 作業図面登録手段DRMは、マニュアル
作業を支援する作業図面OPDを登録し、編成ファイル
作成手段FFMはプリント回路板の実装データとマニュ
アル作業の作業者編成データに基づいて各作業者が行う
べき作業を指示するための編成ファイルFFLを作成す
ると共に、作業図面をディスプレイ画面DLYに表示す
るための作業図面表示データ(加工コード等)を該編成
ファイルに組み込み、表示制御手段DLCは、作業図面
表示データ(加工コード等)を用いて各マニュアル作業
に応じた作業図面OPDをディスプレイ画面DLYに表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント回路板組立
作業支援システムに係わり、特に、プリント回路板組立
におけるマニュアル作業工程を支援するプリント回路板
の組立作業支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】QFP(Quad Flat Package)、SOP(Small Ou
tline Package)等のパッケージICや抵抗、コンデンサ
等をチップ化した所謂表面実装部品の提供に伴ってプリ
ント基板の組立は一部自動化されている。ところで、抵
抗、コンデンサ、ICとして既存のリード付き部品も多
く使用されており、これら部品は他の異形状部品と共
に、手挿入で組み立てることが行われている。このた
め、かかる手作業によるプリント基板の組立を能率良く
行うことが要望されている。そこで本発明者等は、プリ
ント基板の手作業による組立工程のうち、作業編成、部
品配膳、部品挿入の各工程を効率良く行える組立方法を
提案している(特開平6-45798号公報参照)。この組立方
法によれば、CADデータとの連携により作業者毎の自動
編成(ラインの人員とタクトバランスを考慮した編成)を
行い、該自動編成で作成された編成データを基に、各挿
入作業者に対する部品配膳(編成表の作成)と画面(簡易
作業図面)を用いた部品挿入位置の指示を行い、人手に
よる作業者毎の作業図面の作成をなくし、しかも、部品
挿入作業を効率良く行えるようにしている。
【0003】図21は前記提案されている組立方法を具
現化したプリント基板組立システムの構成図、図22は
部品実装データ説明図、図23は簡易作業編成表の作成
過程説明図である。図21において、1はCPUやメモ
リを内蔵するコンピュータ、2はディスプレイ装置やキ
ーボードを備えたデータ入力装置、3はプリンタ等より
なるデータ出力装置、4a,4bはCAD、CAMファ
イルを有するディスク装置、5はプリント基板を搭載し
て移動するコンベア5aを備えたテーブル、6 1〜6nは
ディスプレイ装置で構成された部品挿入位置を指示する
部品挿入位置指示装置、71〜7nはプリント基板、81
〜8nは部品挿入終了を入力するスイッチ、91〜9nは
バーコードリーダ、101〜10nは部品箱(トレイ)、
1〜anは作業者である。
【0004】データ入力装置2よりプリント基板のPC
B図番を入力すると、コンピュータ1はCAD/CAM
ファイル4a,4bをアクセスし、図番別部品一覧、部
品別実装位置、部品形状データ等を有する部品実装デー
タ(図22)を読み出す。部品実装データには、図22
に示すように、1つのPCB図番(1つのプリント基
板)に必要な全部品の属性(部品型格、品名、実装位置
等)が部品記号別に網羅されている。ついで、コンピュ
ータ1は、部品実装データからCAMファイル4bの自
動挿入部品、後付け部品、欠品部品の各データを差し引
いて、図23(a)に示すような手挿入部品データを抽
出する。この手挿入部品データは、手挿入する部品種別
と、高さと、部品種別毎の合計個数を含んでいる。つい
で、コンピュータ1は抽出した手挿入部品データより手
挿入部品の総個数を求める。好ましくは、抽出した手挿
入部品データを部品形状データ(高さ)に従って複数種
の高さに分類し、かつ、高さ別に手挿入部品の総個数を
求める。図23(b)は高さ別の手挿入部品の総個数を
示す中間ファイルの例であり、抵抗R、集積回路IC等
の高さが1(低い)の部品総個数は142個、スイッチ
SW、コイルL等の高さ2(高い)の部品総個数は6個
である。
【0005】ついで、データ入力装置2より作業編成人
数(たとえば4)を入力すると、コンピュータ1は各作
業者に手挿入部品の個数を部品型格単位で平準化して割
り振る。従って、同一型格でかつ部品記号が異なる部品
はすべて一人の作業者に割り振られる。好ましくは、入
力した作業編成人数(4人)の各作業者に、手挿入部品
の高さ別の個数を部品型格単位で平準化し、かつ、低い
方の部品からさきに挿入するように割り振る。ついで、
コンピュータ1は各作業者(工程)に割り振った手挿入
部品の種別及び個数を含むような簡単な簡易作業編成表
を作成し、プリンタ3より出力する。図23(c)は簡
易作業編成表の一例である。ここでは、作業者a1(=
工程1)にはICの35個とスイッチSWの1個が割り
振られ、作業者a2(=工程2)には抵抗Rの35個と
スイッチSWの1個が割り振られ、同様に他の作業者に
も高さ1、2の部品が割り振られ、各作業者に割り振る
部品の合計値が略均等になるようにしている。・・・以
上、簡易作業編成工程
【0006】以上により、簡易作業編成表の作成が終了
すれば、コンピュータ1は該編成表の割り振りに基づい
て、図22の部品実装データから対応する部品の部品型
格データ及び個数を抽出し、これらを作業者別に区分け
した部品配膳表を出力する。1作業者当りの部品配膳の
順序は、図22の部品実装データの挿入順序を考慮した
ものであることが望ましい。各部品は、それぞれロット
数分用意され、型格毎に部品型格データを記録したバー
コードチケットが付与され、部品箱101〜10nに納め
られて各作業者に配膳される。・・・以上、部品配膳工
程ディスプレイ装置で構成された部品挿入位置指示装置
1〜6nは、その画面上にプリント基板の部品実装図面
等を表示し、その部品挿入位置を特定の色で、マークま
たは点滅により表示すると共に、手挿入による部品挿入
位置のうちすでに部品挿入済みとなった部分とそうでな
い部分とについて色分け表示を行う。
【0007】キーボード2よりプリント基板のPCB図
番データを入力すると、コンピュータ1は各作業者a1
〜anの手挿入部品実装データ(図22(a)の部品実装
データより自動挿入部品、後付け部品、欠品部品の各デ
ータを除いたもの)を読み出す。ついで、コンピュータ
1は部品挿入位置指示装置61〜6nにプリント基板の実
装用画面及び部品挿入開始の旨を表示し、各作業者のバ
ーコードリーダ91〜9nによる型格データの入力を待
つ。各作業者a1〜anは、各部品箱101〜10nよりそ
れぞれ部品型格単位で部品を選択し、バーコードリーダ
1〜9nによりそれぞれの部品に付したバーコードチケ
ットを読み取り、当該部品の型格データをコンピュータ
1に入力する。これにより、コンピュータ1は各作業者
の部品挿入位置指示装置61〜6nを制御して各作業者か
ら入力された型格の部品を挿入すべき1つの位置(挿入
位置)を指示し、挿入終了の入力を待つ。
【0008】各作業者a1〜anは、最初のプリント基板
に独自のマークM1〜Mnを付すと共に、部品挿入位置指
示装置61〜6nにより指示された挿入位置に部品を挿入
する。以後、独自のマークM1〜Mnを目視により検出す
るまで、次々と到来するプリント基板の同一位置に同一
型格の部品を挿入する。そして、独自のマークM1〜Mn
を付したプリント基板がリターンしてくると、該マーク
1〜Mnを取外し、スイッチ81〜8nを押し、部品挿入
終了をコンピュータ1に通知する。部品挿入終了通知に
より、コンピュータ1は当該部品挿入済みとなった位置
に挿入済みを表示すると共に、同一の型格を有する部品
の挿入位置が残存しているかチェックし、残存していれ
ば該部品挿入位置を表示する。これにより、各作業者は
上記部品挿入動作を繰り返えす。同一の型格を有する部
品の挿入位置が残存しなくなれば、コンピュータ1は別
の型格を有する部品が挿入されずに残っているかチェッ
クし、残っていれば、各作業者のバーコードリーダ91
〜9nによる型格データの入力を待ち、入力後、前記処
理を繰り返す。・・・部品挿入工程
【0009】上記提案されている組立方法では、部品挿
入工程において作業者は挿入すべき部品が替わる毎にコ
ンピュータ1に対して、部品型格を入力するようになっ
ている。しかし、かかる方法では部品型格入力に手間取
ると部品の挿入作業がテーブル5上のコンベア5aのス
ピードについてゆけなくなり、挿入漏れ等挿入作業に支
障をきたす。そこで、部品型格が替わる毎にコンピュー
タ1へ部品型格を入力する必要がない部品挿入方法が提
案されている(特開平7-235799号公報)。図24はかか
る部品挿入方法の説明図であり、61はディスプレイ装
置で構成された部品挿入位置指示装置、1011〜1013
は所定の作業者a1の作業別部品箱、111は挿入順序付
けされた作業者a1の部品作業編成表である。
【0010】コンピュータ(図22のコンピュータ1)
は、編成処理において図23(c)の簡易作業編成表の
替わりに、各作業者(工程)及び作業毎に挿入順番を付し
た部品編成表111を作成する。すなわち、コンピュー
タ1は、挿入部品を作業別(作業1〜作業3)に分け、
各作業における部品挿入順序を所定のルールに従って決
定することにより部品編成表111を作成する。挿入順
序は、 同一型格部品を連続して挿入するものとし、 部品高さの低い順に挿入し、 部品高さが同一の場合には、X座標値が小さい順に挿
入し、 X座標値が同一の場合には、Y座標値が大きい順に挿
入する、 ように決定する。
【0011】配膳工程において、各作業1〜作業3毎に
部品箱1011〜1013を用意し、各部品箱1011〜10
13に対応する作業1〜作業3における部品を収納して作
業者に配膳する。挿入工程において、コンピュータは部
品編成表111を参照して部品挿入位置指示装置61に全
体実装図の表示を行うと同時に、該当作業内で挿入順番
の若い部品から順に挿入指示する。すなわち、コンピュ
ータは部品挿入位置指示装置61のディスプレイ画面に
プリント基板の全体図を表示すると共に、作業者が挿入
すべき全部品を該プリント基板上の挿入位置に表示し、
かつ、次に挿入すべき部品を他の部品と識別可能に表示
する。これにより、作業者は、作業別に配膳された部品
箱1011〜1013から指示された部品を取り出し、部品
挿入位置指示装置61により指示された位置に該部品を
挿入する。図24では、作業2の最初の部品(部品記号
D1)を次に挿入するものとして識別表示されている場
合が示されている。挿入後、スイッチ(図21のスイッ
チ81)を押して挿入終了をコンピュータに通知すれ
ば、コンピュータは次に挿入すべき部品を他と識別可能
に表示する。以後、同様な動作を繰り返し、配膳された
全部品箱が空になるまで上記動作を繰り返せば、部品挿
入作業が完了する。
【0012】ところで、プリント基板の手作業による組
立工程には上記作業編成、部品配膳、部品挿入の工程以
外に部品加工工程、マスキング工程、修正工程、仕上げ
工程がある。 (1) 部品加工工程では新規部品が発生する毎に部品標準
加工図及び特殊加工図の作成を行って作業指導書に登録
し、この作業指導書に基づいてリード曲げ、リードへの
チューブ被覆等の部品加工作業を行う。 (2) マスキング工程ではプリント基板にマニュアルで部
品を挿入後、半田ディップ層を通した時、部品実装面へ
の半田上がりを防止するため、マスキング作業図面(プ
リント基板のパカ穴等に対し、マスキングテープ貼りの
位置を色塗して指示)を作成し、この図面をもとにマス
キング作業を行う。 (3) 修正工程ではCAD図面を基に各作業者毎の作業範
囲を指示した作業図面の作成を行い、この作業図面を基
にマニュアル挿入部品の半田付けと規格値をオーバした
リードカットの修正作業を行う。 (4) 仕上げ工程では主に機構部品の組立作業を行うが、
まず、CAD実装図面で指定された機構図面の収集、次
に収集した機構図面と部品表、実装図面から各作業者毎
の編成表と作業図面を作成し、これらの図面を基に組立
作業を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来、これら部品加工
工程、マスキング工程、修正工程、仕上げ工程において
は、CAD図面に基づいて作業図面を作成し、該作業図
面あるいはCAD図面を使用して作業を行なうものであ
った。このため、以下の問題点がある。 (1) 部品加工工程の問題点 部品加工ではプリント基板の条件(挿入部品の下にパタ
ーンがあるか否か等)により、標準加工または特殊加工
の判断が必要となる。このため、作業者はプリント基板
毎の部品図番と基板条件を基に作業指導書を参照して加
工図面(標準加工図または特殊加工図)を探し出すとい
う作業が発生する。このため、作業が煩雑となり、しか
も、加工図面を選択する判断が各作業者に任せられてい
るため、部品加工の作業ミスを起こす原因になってい
る。又、上記のように煩雑な作業を伴うため、インライ
ン加工(挿入ラインでトレイから取った部品を加工して
そのまま挿入する)の実現を阻害する原因になってい
る。
【0014】(2) マスキング工程、修正工程の問題点 作業図面は使い捨て(各作業図面を管理しようとすると
膨大な数となるため管理しきれない)となるため、同一
のPCB図番、版数であってもロット毎に作業図面(マ
スキング作業図面、修正作業図面)の作成が必要とな
る。このため、作業図面の作成に多くの工数を要すると
共に、作業図面の作成ミスが発生し、作業品質低下の原
因になっている。 (3) 仕上げ工程での問題点 機構図面の収集、作業者毎の編成表と作業図面の作成に
多くの工数を必要とする。又、作業図面(仕上げ作業図
面)については使い捨てとなるため、同一のPCB図
番、版数であってもロット毎に作業図面の作成が必要と
なる。このため、作業図面の作成ミスが発生し、作業品
質低下の原因になっている。
【0015】(4) 部品挿入工程での問題点 部品挿入工程では、コンピュータが自動的に決定した挿
入順番に従って、部品挿入を行っている。しかし、この
時、画面で指示された挿入順番の部品をどのトレイから
取り出せば良いかは、挿入順番と部品図番の対応が記載
されている各作業者毎の編成表とトレイに貼付たピッキ
ングチケット(以後、部品チケットという)を基に見つ
け出している。このように、部品挿入の作業中に各作業
者毎に出力された編成表を見て、挿入順番に対応した部
品図番のチケットが入ったトレイを探す行為が発生し、
挿入作業の効率化を低下させる要因になっている。以上
から本発明の目的は、プリント回路板組立における部品
挿入工程、部品加工工程、マスキング工程、修正工程、
仕上げ工程等のマニュアル作業工程において、ペーパ図
面を参照する必要がなく(図面レス化の実現)、マニュ
アル作業を簡単にミスなく行え、しかも、マニュアル作
業を効率良く行えるプリント回路板の組立作業支援シス
テムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1はプリント回路板組
立におけるマニュアル作業工程を支援する本発明の組立
支援システムの原理説明図である。DRMはマニュアル
作業を支援する作業図面OPDを登録する手段、FFM
はプリント回路板の実装データとマニュアル作業の作業
者編成データに基づいて各作業者が行うべき作業を指示
するための編成ファイルFFLを作成すると共に、前記
作業図面をディスプレイ画面に表示するための加工コー
ド等の作業図面表示データを該編成ファイルに組み込む
編成ファイル作成手段、DLCは要求により、あるいは
自動的に前記作業図面表示データを用いて各マニュアル
作業に応じた作業図面をディスプレイ画面DLYに表示
する表示制御手段である。
【0017】作業図面登録手段DRMは、マニュアル作
業を支援する作業図面OPDを登録し、編成ファイル作
成手段FFMはプリント回路板の実装データとマニュア
ル作業の作業者編成データに基づいて各作業者が行うべ
き作業を指示するための編成ファイルFFLを作成する
と共に、前記作業図面をディスプレイ画面DLYに表示
するための加工コード等の作業図面表示データを該編成
ファイルに組み込み、表示制御手段DLCは、要求によ
り、あるいは自動的に前記作業図面表示データを用いて
各マニュアル作業に応じた作業図面OPDをディスプレ
イ画面DLYに表示する。このようにすれば、マニュア
ル作業工程における図面レス化を実現でき、マニュアル
作業を簡単にミスなく行え、しかも、マニュアル作業を
効率良く行うことができる。
【0018】作業図面登録手段DRMは、マニュアルで
プリント回路板に挿入する部品に施す前加工作業を特定
するための部品加工図を作業図面OPDとして登録し、
編成ファイル作成手段FFMは、各マニュアル挿入部品
の挿入作業者、プリント回路板上の挿入位置、前加工/
挿入加工/仕上げ加工の別を示すデータを有すると共
に、前加工が施されるマニュアル挿入部品の部品加工図
を特定するための加工コードを有する編成ファイルFF
Lを作成し、表示制御手段DLCは、指定された前加工
部品の前記加工コードに応じた部品加工図をディスプレ
イ画面DLYに表示し、作業者はディスプレイ画面に表
示された部品加工図を参照して挿入部品に前加工を施
す。
【0019】作業図面登録手段DRMは、マニュアルで
プリント回路板に挿入する部品に施すインライン加工作
業を特定するための部品加工図を作業図面OPDとして
登録し、編成ファイル作成手段FFMは、各マニュアル
挿入部品の挿入作業者、プリント回路板上の挿入位置、
前加工/インライン加工/仕上げ加工の別を示すデータ
を有すると共に、インライン加工が施されるマニュアル
挿入部品の部品加工図を特定するための加工コードを有
する編成ファイルFFLを作成し、表示制御手段DLC
は、指定されたインライン加工部品の前記加工コードに
応じた部品加工図をディスプレイ画面DLYに表示し、
作業者はディスプレイ画面に表示された部品加工図を参
照してインライン加工を挿入部品に施し、加工した部品
を指示された位置に挿入する。この場合、挿入工程にお
いて表示制御手段DLCは、部品挿入作業者毎に、ディ
スプレイ画面にプリント回路板の実装図面を表示すると
共に、該実装図面上のマニュアル部品挿入位置に部品形
状を挿入順番を付して他の実装部品と識別可能に表示
し、かつ、インライン加工が必要な挿入部品を識別可能
に表示し、該インライン加工部品が作業者により指示さ
れた時、該部品の部品加工図をディスプレイ画面に表示
する。
【0020】作業図面登録手段DRMは、機構部品の組
立作業を特定する機構部品組立図を作業図面OPDとし
て登録し、編成ファイル作成手段FFMは、各機構部品
の部品番号、組立作業者を示すデータに加えて、該機構
部品の組立図面を特定するための加工コードを有する編
成ファイルFFLを作成し、表示制御手段DLCは、指
定された機構部品の前記加工コードに応じた組立図面を
ディスプレイ画面DLYに表示し、作業者は該組立図面
を参照して機構部品をプリント回路板に組み付ける。
【0021】表示制御手段DLCはプリント回路板の実
装図を表示し、作業図面登録手段DRMは、該実装図面
上でマスキングテープ貼り付け位置が特定されたときマ
スキングテープをマスキング部品とし、該マスキング部
品の位置データを編成ファイルFFLに組み込み、表示
制御手段DLCは、マスキング部品の位置データを用い
てマスキング位置をプリント回路板の実装図面上に識別
可能に表示し、マスキング作業者は該表示を参照してプ
リント回路板にマスキングテープを貼付る。表示制御手
段DLCはディスプレイ画面にプリント回路板の実装図
面を表示し、作業図面登録手段DRMは、該実装図面上
で修正作業者毎の修正作業範囲が特定されたとき、各修
正作業者に対応させて修正作業範囲を特定するデータを
有する修正ファイル(図いせず)を作成し、表示制御手
段DLCは、前記修正ファイルを用いて作業者毎に修正
範囲を識別可能に表示し、作業者は自分に割り当てられ
た修正範囲内の挿入部品のチェックを行い、リードカッ
ト等の修正作業を行う。
【0022】作業図面登録手段DRMは、プリント回路
板の図番及び版数に対応させて実装図を含む図面を登録
し、表示制御手段DLCは入力された図番及び版数を有
するプリント回路板の図面をディスプレイ画面に表示し
てマニュアル作業(修正工程、仕上げ工程等)を支援す
る。マニュアル挿入部品の出庫時に、各マニュアル挿入
部品の挿入作業者番号と挿入順番を印刷したチケットを
発行する手段を備え、編成ファイル作成手段FFMは、
各マニュアル挿入部品について、挿入作業者、プリント
回路板上の挿入位置、挿入作業者毎の挿入順番を有する
編成ファイルFFLを作成し、チケット発行手段は、マ
ニュアル挿入部品を出庫する際、前記編成ファイルより
抽出したマニュアル挿入部品の挿入作業者番号と挿入順
番を印刷したチケットを発行し、該部品を搭載したトレ
イに該チケットを貼り付け、表示制御手段DLCは、部
品挿入作業者毎に、プリント回路板の実装図面をディス
プレイ画面に表示すると共に、該実装図面上のマニュア
ル部品挿入位置に部品形状を挿入順番を付して他の実装
部品と識別可能に表示し、挿入作業者はディスプレイ画
面に表示されている挿入部品の挿入順番と一致する挿入
順番が印刷されているチケットが貼る付けられたトレイ
より部品を取り出して部品挿入位置に挿入する。
【0023】
【発明の実施の形態】
(A)マニュアル組立ラインの構成 プリント回路板は、SMTラインとマニュアル作業ライ
ンを介して完成品に組み立てられる。SMTラインにお
いては、表面実装部品をプリント回路板に自動的に実装
し、マニュアル組立ラインでは、リード付き部品などS
MTラインで実装できない部品や機構組立部品などをマ
ニュアル作業によりプリント回路板に実装しあるいは組
み付ける。図2はマニュアル組立ラインの構成例であ
り、挿入/マスキング工程部IMP、半田工程部SL
P、修正工程部CRP、仕上げ工程部(組立工程部)F
SP、配膳工程DBP、部品加工工程(前加工)PMP
が配列されている。挿入工程部INPはたとえば3つの
U字ラインL1〜L3で構成されており、各ラインは一
人のマスキング作業者MS10,MS20,MS30
と、3人の部品挿入作業者IN11〜IN13,IN2
1〜IN23,IN31〜IN3と、一人の部品挿入良
否のチェックを行う修正者CK14、CK24、CK3
4で編成されている。
【0024】配膳工程DBPはプリント回路板の組立に
必要な全マニュアル挿入部品及び機構部品を編成ファイ
ルに従って各作業者別にトレイに収納して配膳する工程
である。部品加工工程PMPはリード曲げ、リードへの
チューブ被覆等の部品加工作業(前加工)を行う工程、
マスキング工程は部品実装面への半田上がりを防止する
ためにマスキングテープをプリント回路板に貼り付ける
工程、部品挿入工程はリード部品等をプリント回路板に
挿入する工程、修正工程CRPはマニュアル挿入部品の
半田付けと規格値をオーバしたリードカットの修正作業
を行う工程、仕上げ工程FSPは機構部品の組立作業を
行う最終工程である。部品加工工程(前加工、インライ
ン加工)では、部品加工図面のイメージ化と部品加工図
面に1対1に対応したイメージの図面コード化を行い、
編成データに自動的にまたはマニュアルで付された図面
コードとの連携を図り、前加工あるいはインライン加工
すべき部品の部品加工図のイメージ表示を可能にし、部
品の前加工、インライン加工の効率化を図っている。
【0025】仕上げ工程FSPでは、機構部品の仕上げ
作業図面(機構部品の組立作業図面)のイメージ化と該
仕上げ作業図面に1対1に対応したイメージの図面コー
ド化を行い、作業者及び機構部品毎の仕上げ作業図面の
イメージ表示を可能にし、機構組立の効率化を図ってい
る。マスキング工程では、実装表示画面を使用してマス
キングテープ貼り付け位置を入力し、この位置情報を編
成データ(編成ファイル)内にマスキング部品データと
して取り込むことで、実装表示画面においてマスキング
テープ貼り付け位置の指示を可能にしてマスキング作業
の効率を図っている。修正工程CRPでは、実装表示画
面を使用して作業者毎の修正作業範囲を入力し、この修
正作業範囲情報をPCB図番(プリント回路板図番)、
版数単位に修正マスターとして維持することにより、実
装表示画面において作業者毎の修正作業範囲の指示を可
能にし、修正作業の効率化を図っている。
【0026】編成ファイルを倉庫システムに連携させる
ことにより出庫された部品の部品チケットに作業者毎の
挿入順番を印刷する。これにより、挿入工程において挿
入作業者は、部品挿入画面に表示されている挿入部品の
挿入順番と部品チケットに印刷されている挿入順番が一
致するように部品をトレイより取り出して挿入するとい
う簡単な挿入作業が可能になり、従来のように編成表で
の挿入順番と部品図番の照合作業が不要になり、しかも
編成表も不要になり、挿入作業の効率化を図ることがで
きる。CAD図面(実装図)をCADシステムとの連携
により、総合版数と紐付きの保存版数+図面版数単位に
作業支援システム内に取り込んでCAD図面データのマ
スター化を行い、実装図の表示がないと作業が困難な工
程(修正工程、仕上げ工程等)においてCAD図面の画
面表示を可能とし、実装図や手書き作業指示情報を表示
してマニュアル作業の効率化を図る。
【0027】(B)部品加工の作業支援システム (a) 構成 図3は部品加工工程における作業支援システムの構成図
であり、51はCAMセンター、52はサーバ構成の作
業支援システム、53はイメージ編集登録用のディスプ
レイ装置、54は加工図面等を読み取るイメージスキャ
ナ、55は前加工工程における部品加工図を表示するた
めのディスプレイ装置、56は挿入工程における部品挿
入画面及びインライン加工部品の部品加工図を表示する
ディスプレイ装置、57は加工コード変更画面を表示す
るディスプレイ装置である。CAMセンター51におい
て、51aはCADデータ記憶部、51bは実装データ
記憶部、51cは実装データ作成部である。CADデー
タにはプリント回路板に実装される部品の部品記号、部
品図番、搭載位置のX,Y座標、搭載角度、搭載面(プ
リント基板の表裏どちらに搭載されるか)等の情報が含
まれている。CAMセンター51の実装データ作成部5
1cは、CADデータより実装データを作成して実装デ
ータ記憶部51bに記憶する。
【0028】作業支援システム52において、52aは
部品マスターであり、マニュアル挿入部品について、部
品図番(部品仕様)に対応させて、 標準加工図の加工コード(P001、P002、・・・)、 工程NO.(1:前加工、2:挿入加工(インライン加
工)、3:仕上げ加工の別)、 加工区分(1:標準加工、2は特殊加工の別) が登録される。なお、加工コードは部品加工図の登録後
に記入される。52bは編成ファイル登録部であり、プ
リント回路板の実装データとマニュアル作業の作業者編
成データに基づいて各作業者が行うべき作業を指示する
ための編成ファイルを作成すると共に、部品マスター5
2aとのマッチングによりマニュアル挿入部品の標準加
工図の加工コードを編成ファイル内の部品データレコー
ドに自動付与する。52cは編成ファイルFFLを記憶
する編成ファイル記憶部である。
【0029】52dはマニュアル挿入部品の標準加工
図、特殊加工図をイメージ化して登録するイメージ登録
部である。マニュアル挿入部品をプリント回路板に挿入
する際、リード曲げ、リードカット、リードへのチュー
ブ被覆等、部品加工作業が必要なものがある。かかる部
品加工作業が必要な挿入部品について、どのような加工
を施すべきかを示すものが部品加工図であり、図4
(a)はリード曲げ、図4(b)はリード曲げ及びチュ
ーブ被覆の場合における部品加工図の例を示している。
部品加工は同一部品であっても、基板条件(挿入部品の
下部に配線パターンがある等)により、加工方法が異な
る。たとえば、下部に配線パターンがない場合には図4
(a)に示す部品加工図(標準加工図)となり、下部に
配線パターンが存在する場合には図4(b)に示す部品
加工図(特殊加工図)となる。一般に、1つの部品図番
に対して、1種類の標準加工図と複数の特殊加工図の割
付けが可能であり、それぞれに固有の加工コードが付与
される。
【0030】52eはイメージ管理ファイルを記憶する
記憶部であり、イメージ管理ファイルは部品加工図が登
録されたマニュアル挿入部品について、部品仕様、
部品加工図の加工コード(P001、P002、・・・)、工程N
O.(1:前加工、2:挿入加工(インライン加工)、3:仕上
げ加工の別)、加工区分(1:標準加工、2は特殊加工の
別)を保持する。52fは加工イメージファイルを記憶
する記憶部であり、この加工イメージファイルは加工コ
ード(P001、P002、・・・)とイメージファイル名との対応
と共に部品加工図のイメージデータを保持する。52g
は前加工イメージ図面表示部、52hは加工コード変更
部、52iはインライン加工イメージ図面表示部であ
る。
【0031】(b) 編成ファイル 編成ファイルFFLは図5に示す構成を有している。図
5において、21は版数管理レコード(H )、22は
実装部品・PCB基本レコード(ID)、23は実装部
品レコード(DS:表面部品、DR:裏面部品)、24
はジャンパ・PCB基本レコード(IJ)、25はジャ
ンパ基本レコード(JP)、26は仕上げ部品レコード
(C )である。版数管理レコード(H )は、総合
版数に対応する各図面(部品図、回路図、実装図等)の
版数情報をもつレコードであり、実装部品・PCB基
本レコード(ID)は後続する実装部品情報に対応する
PCB図番、基板サイズ(長さ、幅)等を有するレコー
ド、実装部品レコードはマニュアル挿入部品毎に実装
部品情報をもつレコード、ジャンパ・PCB基本レコ
ード(IJ)は後続のジャンパ情報に対応するPCB図
番等を有するレコード、ジャンパ基本レコード(J
P)はジャンパ線毎に2点の接続点情報をもつレコー
ド、ジャンパルートレコード(JR)はジャンパ線の
通過ルートのポイント座標をもつレコード、仕上げ部
品レコード(C )はサーバ内の仕上げ部品マスターか
ら付与された仕上げ部品のSLレコードである。
【0032】実装部品レコード23がもつマニュアル挿
入部品毎の実装部品情報としては、部品記号、部品
番号、部品仕様、部品中心座標値(X,Y)、部
品表示形状(円、矩形の別)、端末ID(作業者番
号)、工程ID(前加工、挿入加工、仕上げ加工の
別)、実装順位、加工コード等がある。従って、こ
の編成ファイルFFLを参照することにより、前加工を
必要とする部品リストを表示でき、該部品リストより所
定の部品を指示することにより該部品の加工コードに応
じた部品加工図を表示することができる。又、この編成
ファイルを参照することにより、作業者毎に実装図上の
挿入位置にマニュアル挿入すべき部品の部品形状とその
挿入順番を表示できると共に、挿入加工部品(インライ
ン加工部品)であるか否かを表示でき、挿入加工部品を
指示することにより該部品の加工コードに応じた部品加
工図を表示することができる。
【0033】(c) 部品加工図のイメージ登録 図6は部品加工図のイメージ登録説明図である。初期画
面において、部品加工図のイメージデータ登録処理を選
択し、ついで、部品仕様、工程NO.(前加工/挿入加工
/仕上げ加工の別)、加工区分(標準加工/特殊加工の別)
及び加工コードを入力する。加工区分としては、標準加
工を選択する。。しかる後、加工コードに対応した部品
加工図面(A4サイズ)をイメージスキャナ54で読み取
り、加工コード単位でイメージファイル記憶部52fに
格納する。これにより、イメージ管理ファイルIMCF
には、部品加工図が登録されたマニュアル挿入部品につ
いて、部品仕様、部品加工図の加工コード(P001、P
002、・・・)、工程NO.加工区分が保持される。
又、加工イメージファイルMIMFには、加工コード(P
001、P002、・・・)とイメージファイル名との対応と共
に、部品加工図のイメージデータが保持される。以後、
同様にして各マニュアル挿入部品の部品加工図を登録す
る。尚、加工コードは部品マスター52aの対応する挿
入部品の加工コード欄にも記入される。
【0034】以上により、全マニュアル部品の部品加工
図(標準加工図)の登録が終了し、部品マスター52a
に加工コードが記入される。かかる状態で、編成ファイ
ルの作成が指示されると、編成ファイル登録部52b
は、プリント回路板の実装データとマニュアル作業の作
業者編成データに基づいて各作業者が行うべき作業(作
業者毎の挿入部品、挿入順番)を決定して編成ファイル
FFLを作成すると共に、部品マスター52aを参照し
て編成ファイルの各実装部品レコードに加工コード、工
程NO.(工程ID)を組み込む(図5参照)。
【0035】(d) 編成ファイルの加工コード変更 プリント回路板にマニュアル挿入する複数の同一部品の
うち、1つの部品の下に配線パターンがある場合、該挿
入部品のリード線にチューブを挿入しなくてはならな
い。この場合、他の挿入部品の部品加工図は図4(a)に
示すように登録済みの標準加工図で良いが、部品下部に
配線パターンがある挿入部品の部品加工図は図4(b)の
特殊加工図に変更する必要がある。かかる場合には、特
殊加工図を登録した後(加工コードはP0502とする)、加
工コードを変更する。図7は編成ファイルの加工コード
変更説明図である。図示しないメニュー画面において、
編成ファイルの加工コード変更処理を選択すると、加工
コード変更処理部52hは図7(a)に示すようにPCB
図番及び版数のリストを表示する。これにより、ディス
プレイ画面より所定のプリント回路板を選択すれば、加
工コード変更処理部52hは図7(b)に示すように該プ
リント回路板のマニュアル挿入部品のリストを表示す
る。ついで、このディスプレイ画面より特殊加工図を登
録したい部品を選択すると、加工コード変更処理部52
hは図7(c)に示すように、加工コード変更画面を表示
する。図7(c)において、選択されたマニュアル挿入部
品(部品仕様:H76B-5321-H0001)の部品番号はRN1,RN2,RN
3の3個あり、それぞれ加工コードはP002となってい
る。
【0036】ここで部品番号RN3の加工コードを変更す
るには、該部品番号RN3を指示し、しかる後、特殊加工
図の加工コードP502を入力する。これにより、加工コー
ド変更処理部52hは、編成ファイルFFL内の部品番
号H76B-5321-H0001、部品番号RN3を有する部品レコ
ードの加工コードを"P002"から"P502"に変更する。
【0037】(e) 前加工図面表示 前加工作業者は前加工を施す挿入部品の部品加工図をデ
ィスプレイ画面に表示し、該部品加工図を参照して前加
工を行う。図8は前加工部品の部品加工図面表示説明図
である。前加工部品の部品加工図を表示するには、部品
加工表示モードを選択する。該モードが選択されると、
前加工イメージ図面表示部52gは図8(a)に示すよう
にPCB図番及び版数のリストを表示する。これによ
り、ディスプレイ画面よりPCB図番+版数指示により
所定のプリント回路板を選択すれば、前加工イメージ図
面表示部52gは編成ファイル52cを参照して該プリ
ント回路板のマニュアル挿入部品の部品図番(部品仕
様)一覧を画面表示する。ついで、加工する部品図番を
マウスで指示すると、前加工イメージ図面表示部52g
は図8(b)に示すように部品図番内の部品番号一覧(加
工コード選択画面)を表示する。このディスプレイ画面
において、前加工すべき部品の部品番号をマウスで選択
すれば、前加工イメージ図面表示部52gは該部品番号
に付与されている加工コードに基づいて部品加工図デー
タを加工イメージファイルMIMFより読み出し図8
(c)に示すように表示する。
【0038】(f) インライン加工図面表示 図9はインライン加工での部品加工図面表示説明図であ
る。所定の挿入作業者より部品挿入画面表示が要求され
ると、インライン加工イメージ図面表示部52iは図9
(a)に示すように、PCB図番及び版数のリストを表示
する。これにより、作業者がディスプレイ画面よりPC
B図番+版数指示により所定のプリント回路板を選択す
れば、インライン加工イメージ図面表示部52iは編成
ファイル52cを参照して図9(b)に示すように該プリ
ント回路板の実装図面を表示すると共に、該実装図面上
のマニュアル部品挿入位置に矩形形状を挿入順番を付し
て他の実装部品と識別可能に表示し、かつ、インライン
加工が必要な挿入部品(加工コードが付与されている挿
入部品)の矩形形状を他の挿入部品と識別可能に強調色
で表示する。ついで、作業者が強調色で表示された挿入
部品形状内をマウスで指示すると、インライン加工イメ
ージ図面表示部52iは該挿入部品の加工コードに基づ
いて部品加工図を加工イメージファイルMIMFより読
み出し図9(c)に示すように同一画面上に表示する。
【0039】(C)仕上げ工程の機構組立作業支援シス
テム (a) 構成 図10は仕上げ工程の機構組立作業支援システムの構成
図であり、51はCAMセンター、52はサーバ構成の
作業支援システム、53はイメージ編集登録用のディス
プレイ装置、54は仕上げ作業図面等を読み取るイメー
ジスキャナ、58は仕上げ作業図面を表示するディスプ
レイ装置、59は機構部品の登録/変更用のディスプレ
イ装置である。CAMセンター51において、51aは
CADデータ記憶部、51bは実装データ記憶部、51
cは実装データ作成部である。
【0040】作業支援システム52において、52a′
は仕上げマスターであり、プリント回路板の組立に使用
する全機構部品(仕上げ部品)について、 部品図番(部品仕様)、 区分番号(1:親、2:子、3:孫の別)、 仕上げ作業図の加工コード(A001,A002,A003・・・)、 数量、 作業工程、 編成の有無 を保持する。親、子、孫とは、ある機構部品が2つの機
構部品で構成される場合、前者を親、後者の2つの機構
部品を子と定義し、同様に、子の機構部品が複数の機構
部品で構成されている場合、複数の機構部品を孫と定義
する。機構部品の組立作業は、親、子、孫の構成で、か
つ、これらを分割して作業することがあるため、親、
子、孫の図面構成または分割された作業図面単位にコー
ド化(以後加工コードという)を図っている。図10の
場合、機構部品H270-1801-T100が親、機構部品H270-180
1-V100,H270-1801-V079が子、その他の機構部品が機構
部品H270-1801-V100を構成する孫となっている。52
a″は仕上げマスター登録/変更処理部である。
【0041】52bは編成ファイル登録部であり、プリ
ント回路板の実装データとマニュアル作業の作業者編成
データに基づいて各作業者が行うべき作業を指示するた
めの編成ファイルFFLを作成すると共に、仕上げマス
ター52a′とのマッチングにより各仕上げ部品の仕上
げ作業図面の加工コード、作業工程等を編成ファイル内
に自動的に取り込む(仕上げ部品SKレコードの作
成)。52cは編成ファイルFFLを記憶する編成ファ
イル記憶部である。52dは仕上げ(機構組立)作業図
面をイメージ化して登録するイメージ登録部である。プ
リント回路板を完成するためには、電気回路部品以外の
機構部品(金具等)をプリント回路板に組み付けなくて
はならない。かかる機構部品どのようにプリント回路板
に組み付けるかを示すものが仕上げ作業図面であり、図
11は仕上げ作業図面のイメージの具体例である。52
eはイメージ管理ファイルIMCFを記憶する記憶部、
52fは仕上げイメージファイルFIFを記憶する記憶
部である。イメージ管理ファイルIMCFは加工コード
(A001、A002、・・)とイメージファイル名との対応を保
持し、仕上げイメージファイルFIFは仕上げイメージ
データを保持する。52jは仕上げ作業図面表示部であ
る。
【0042】(b) 仕上げ作業図面のイメージ登録と仕上
げマスターの登録 図12は仕上げ作業図面のイメージ登録説明図である。
初期画面において、仕上げ作業図面のイメージデータ登
録処理を選択し、ついで、部品番号、工程NO.(前加
工/挿入加工/仕上げ加工の別)及び加工コードを入力す
る。尚、工程NO.としては仕上げ加工を選択する。し
かる後、加工コードに対応した仕上げ作業図面(A4サ
イズ)をイメージスキャナ54で読み取り、加工コード
単位でイメージファイル記憶部52fに格納する。これ
により、イメージ管理ファイルIMCFには、加工コー
ド(A001、A002、・・・)とイメージファイル名との対応が
保持され、仕上げイメージファイルFIFには仕上げ作
業図面のイメージデータが保持される。以後、同様にし
て各作業図面を登録する。
【0043】ついで、仕上げマスター登録/変更部59
より仕上げマスターの登録を行う(図13参照)。すな
わち、仕上げマスター登録/変更部59より、各仕上げ
部品(機構部品)の部品番号を入力すると共に、親、
子、孫の部品構成に対応して親、子、孫のフラグを付与
して仕上げマスター52a′に登録する。この時、作業
者毎の作業工程と仕上げ作業図面の加工コード、数量、
編成の有無を付与する。又、1個の機構図面を分割して
作業図面とする場合は、部品番号を分割して仕上げマス
ター52a′に登録する。かかる状態で、編成ファイル
の作成が指示されると、編成ファイル登録部52b(図
10)は、プリント回路板の実装データとマニュアル作
業の作業者編成データに基づいて編成ファイルを作成す
ると共に、親図番(実装データからは親図番のみが与え
られる)をキーワードとして仕上げマスター52a′を
参照し、親、子、孫図番の構成と各図番に付与された作
業工程、加工コード等を編成ファイル内に自動的に取り
込む。
【0044】(c) 仕上げ作業図面表示 仕上げ作業者は仕上げ部品(機構部品)の仕上げ作業図面
をディスプレイ画面に表示し、該仕上げ作業図面を参照
して仕上げ作業を行う。図14は仕上げ作業図面表示説
明図である。仕上げ作業図面を表示するには、仕上げ/
組立表示モードを選択する。該モードが選択されると、
仕上げイメージ表示処理部52jは、図14(a)に示す
ようにPCB図番及び版数のリストを表示する。ディス
プレイ画面よりPCB図番+版数指示により所定のプリ
ント回路板を選択すれば、仕上げイメージ表示処理部5
2jは編成ファイル52cを参照して該プリント回路板
の仕上げ部品(機構部品)のみ抽出し、作業工程をもと
に作業者毎の親、子、孫図番一覧を図14(b)に示すよ
うに画面表示する。ついで、組立作業を行う部品図番を
マウスで指示すると、仕上げイメージ表示処理部52j
はその部品に付与されている加工コードに基づいて仕上
げ作業図面データを仕上げイメージファイルFIFより
読み出し、図14(c)に示すように表示する。図14(c)
では、機構部品H270-1801-V100をマウスで選択した場合
の仕上げ作業図面が表示されており、該作業図面では孫
の機構部品H270-1801-V107、H270-1801-V108が同時に表
示されている。
【0045】(D)マスキング作業支援システム マスキング作業支援は、マスキングテープを部品(マス
キング部品)とみなして、マスキング部品の部品仕様、
マスキング位置、作業者番号(ライン番号、作業番号)
等を編成ファイルに組み込み(マスキング部品の編成フ
ァイルへの登録)、マスキング作業者からの要求により
マスキング位置をプリント回路板の実装図面上に識別可
能に表示することにより行う(マスキング部品の画面表
示)。
【0046】(a) マスキング部品の編成ファイルへの登
録 図15はマスキング部品の編成ファイルへの登録説明図
であり、52mはマスキング図形登録処理部である。マ
スキング部品の登録が要求されると、マスキング図形登
録処理部52mはPCB図番及び版数のリストを表示す
る。ディスプレイ画面よりPCB図番+版数指示により
所定のプリント回路板を選択すれば、マスキング図形登
録処理部52mは該プリント回路板の実装図面をディス
プレイ画面に表示する。すなわち、編成ファイルFFL
の実装データをもとにL1面(裏面)透視でLn面(表
面)の部品は点線表示、L1面の部品は実線で表示す
る。かかる実装表示画面において、マスキングテープ貼
り付け位置をマウスで指示する。すなわち、L1面(裏
面)画面においてマスキング位置M1〜M4をマウスを
使用して対角2ポイントで指示する。これにより、マス
キング図形処理部52mはマウスで指示された対角2ポ
イントの座標からマスキング矩形範囲の矩形データを自
動生成する。
【0047】マスキング矩形データの入力が終了し、登
録処理が指示されると、マスキング図形処理部52mは
マスキングテープをマスキング部品とみなし、入力順に
部品番号を自動生成(MSK1〜MSKn)し、マスキ
ング部品レコードを編成データ内に登録する。マスキン
グ部品レコードは図示するように、 レコード種別(裏面)、 部品図番(部品仕様)、 部品記号、 作業ライン番号、 作業番号、 極性、 方向、 部品高さ、 マスキングテープ貼り付け位置 等を有している。尚、作業ライン番号、作業番号により
マスキング作業者が特定される。
【0048】(b) マスキング部品の画面表示 図16はマスキング部品の画面表示説明図である。マス
キング作業者より、環境設定及びマスキング部品の画面
表示要求が入力されると、マスキング図形登録処理部5
2mはPCB図番及び版数のリストを表示する。ここで
環境設定とはライン番号、作業番号を入力して作業者を
特定するものである。
【0049】ついで、作業者がディスプレイ画面よりP
CB図番+版数指示により所定のプリント回路板を選択
すれば、マスキング図形登録処理部52mは編成ファイ
ルFFLを参照して、該プリント回路板の実装図面をデ
ィスプレイ画面に表示すると共に、環境設定により特定
されたライン番号、作業番号を有するマスキング部品レ
コードを用いてマスキング位置をプリント回路板の実装
図面上に識別可能に表示する。すなわち、マスキング図
形登録処理部52mは編成ファイルに基づいて、環境
設定により特定されたライン番号、作業番号を有するマ
スキング部品を色付けした対象部品として表示し、L
1面(裏面)の実装部品を非対象部品として色付けなし
の実線で表示し、Ln面(表面)の実装部品を非対象
部品として色付けなしの点線で表示する。以後、マスキ
ング作業者はマスキング部品の画面表示を参照してマス
キング作業を行う。
【0050】(E)修正作業の作業分割データ登録と表
示 修正作業支援は、実装図面上で作業者毎の修正作業範囲
を特定する修正ファイル(修正マスター)を作成し、修
正作業範囲の表示に際して該修正ファイルを用いて作業
者毎に修正範囲を識別可能に表示することにより行う。 (a) 修正マスターの登録 図17は修正作業の作業分割データ(修正範囲)の登録
と表示説明図であり、52nは修正ファイル記憶部、5
2pは修正作業工程分割処理部である。修正作業工程の
修正作業範囲の登録が要求されると、修正作業工程分割
処理部52pはPCB図番及び版数のリストを表示す
る。ディスプレイ画面よりPCB図番+版数指示により
所定のプリント回路板を選択すれば、修正作業工程分割
処理部52pは編成ファイルFFLを用いて該プリント
回路板の実装図面をディスプレイ画面に表示する。
【0051】かかる実装表示画面上でマウス指示により
修正作業範囲をポイントで指示し、1作業者分の入力を
完了した時点で、修正作業工程分割処理部52pは指示
ポイントのX,Y座標を該作業者の修正範囲として作業
番号を付して記憶する。以下、同様に他の作業者の修正
範囲を設定する。全作業者分の分割ポイント入力が完了
し、登録処理が指示されると、修正作業工程分割処理部
52pは各修正範囲データをPCB図番+版数単位で修
正ファイル52nに登録する。尚、1作業者分の指示ポ
イント数は無制限とし、1ポイント当り1レコードで表
現する。
【0052】(b) 修正範囲の表示 修正作業者より、環境設定及び修正範囲の画面表示要求
が入力されると、修正作業工程分割処理部52pはPC
B図番及び版数のリストを表示する。ここで環境設定と
は作業番号を入力して作業者を特定することである。つ
いで、作業者がディスプレイ画面よりPCB図番+版数
指示により所定のプリント回路板を選択すれば、修正作
業工程分割処理部52pは修正マスター52nを参照し
て各作業者の修正作業範囲を色付け表示する。この場
合、環境設定により特定された作業番号を有する作業者
の修正範囲を他の修正範囲と基板色を変えて表示する。
以後、修正作業者は該修正範囲を参照して修正作業を行
うことになる。
【0053】(F)CAD図面(実装図)の表示 これまでの実施例では、実装図を編成ファイルに記憶さ
れているデータを用いて作成して表示するものであっ
た。しかし、かかる方法では、編成ファイルに含まれて
いない情報、例えば、手書き作業指示情報を表示するこ
とができない。そこで、プリント回路板の図番及び版数
に対応させて実装図及び作業指示図を含むCAD図面を
ベクトル形式(あるいはビットマップ形式)で作業支援
システム内に登録し、入力された図番及び版数を有する
プリント回路板のCAD図面データを用いて実装図及び
作業指示図を表示してマニュアル作業(修正工程、仕上
げ工程等)を支援する。
【0054】図18はCAD図面(実装図)データ登録
説明図である。51はCAMセンター、52は作業支援
システム、53はディスプレイ装置である。CAMセン
ター51において、51dはベクトル形式でCAD図面
データを記憶するCAD図面データデータベース、51
fは要求された所定のCAD図面データをデータベース
より読み出して出力するCAD図面データ出力部、51
gは読み出されたCAD図面データファイルを保持し、
作業支援システム52に転送するインタフェース部であ
る。作業支援システム52において、52qはPCB図
番+保存版数/図面版数とデータファイル名との対応を
記憶する図面データ管理部、52rは各データファイル
名に応じた図面データファイルをベクトル形式で記憶す
る図面データファイル記憶部、52sは図面データ登録
処理部である。CAD図面データ(CAMセンター51
でベクトル形式にて保管)をCAD/CAMインタフェ
ースの確立により、PCB図番+保存版数/図面版数単
位に作業支援システム52に取り込み保持する。
【0055】ついで、編成ファイル内に総合版数表デー
タを取り込み、PCB図番単位の総合版数と図番版数
(保存版数/図面版数)とのリンク付けを行う。実際の
マニュアル作業において、実装図面が無いと作業が困難
な工程(修正工程、仕上げ工程等)において、作業者が
PCB図番+版数を入力すると、図19に示すように、
表示処理部52tは指示された図面データファイルを図
面データファイル記憶部52rより読み出し、ディスプ
レイ画面に実装図、手書き作業指示(注記絵情報)を画
面表示する。作業者は該画面表示を参照して作業を行
う。又、表示処理部52tは所定範囲の拡大/縮小が指
示されれば、該範囲を拡大/縮小表示する。
【0056】(G)挿入順番の部品チケット印刷方法 部品挿入工程では、図9(c)に示すように、マニュアル
挿入部品形状を他の実装部品と識別可能に表示すると共
に、挿入順番を表示し、挿入作業者は該挿入順番にした
がって部品挿入を行う。この場合、着目している挿入順
番の部品をミスなく、かつ、素早くトレイより取り出し
てプリント回路板に挿入する必要がある。そこで、チケ
ット発行手段を設け、マニュアル挿入部品を出庫する
際、編成ファイルから抽出したマニュアル挿入部品の挿
入作業者番号や挿入順番をチケット発行手段により部品
チケットに印刷、発行し、該挿入部品を搭載したトレイ
に該部品チケットを貼り付けて作業者に配膳する。挿入
作業者が着目している挿入順番の挿入部品を部品チケッ
トに印刷された挿入順番を参照して識別しプリント回路
板に挿入する。
【0057】図20はかかる部品チケット発行システム
の構成図及び部品チケット説明図である。52は作業支
援システム、61は出庫指令を出す生産管理システム、
62は出庫指令に編成データから抽出した作業者番号、
挿入順番等を付与するPKGフロコン、63は出庫指令
に基づいて部品出庫制御を行うと共に、部品チケットを
発行する倉庫フロコンである作業支援システム52は、
所定のPCB図番+版数を有する編成ファイルから部品
図番単位に、作業者番号(使用ライン、作業番号)、挿
入順番(開始挿入順番、最終挿入順番)、部品加工有無
の情報を抽出し、倉庫システムへの出庫指令を管理して
いるPKGフロコン62に転送する。PKGフロコン6
3は、作業支援システム52より送られてきたデータを
編成マスターとして維持し、生産管理システム61から
出される出庫指令に含まれるPCB図番をもとに、編成
マスターから最新版数の編成情報(作業者番号、挿入順
番等)を抽出し、出庫指令に該編成情報を付与して倉庫
システム(倉庫フロコン)63に転送する。
【0058】倉庫フロコン63では部品出庫時、出庫指
令に付与された編成情報をもとに、編成データの版数、
作業者番号(使用ライン名、作業番号)、挿入順番、部
品加工有無を部品チケット64へ印刷して発行する。配
膳工程において、作業者毎の挿入部品を部品図番単位で
詰め込んだトレイに部品チケットを貼り付け、挿入順番
の若い部品が入ったトレイの順番で作業台に並べる。挿
入作業者は部品挿入画面で指示された挿入順番をもと
に、指示挿入順番が入ったトレイ(部品チケットを参
照)から部品を取り出し、挿入画面で指示された基板位
置に部品を挿入する。以上、本発明を実施例により説明
したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に
従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除す
るものではない。
【0059】
【発明の効果】以上本発明によれば、差号図面登録手段
は、マニュアル作業を支援するための作業図面を登録
し、編成ファイル作成手段はプリント回路板の実装デー
タとマニュアル作業の作業者編成データに基づいて各作
業者が行うべき作業を指示するための編成ファイルを作
成すると共に、前記作業図面をディスプレイ画面に表示
するためのデータを該編成ファイルに組み込み、表示制
御手段は前記編成ファイルに組み込まれたデータを用い
てマニュアル作業に応じた作業図面をディスプレイ画面
に表示するようにしたから、マニュアル作業工程におけ
る図面レス化を実現でき、マニュアル作業を簡単にミス
なく行え、マニュアル作業を効率良く行うことができ
る。
【0060】本発明によれば、作業図面登録手段は、マ
ニュアルでプリント回路板に挿入する部品に施す前加工
作業を特定するための部品加工図を作業図面として登録
し、編成ファイル作成手段は、各マニュアル挿入部品の
挿入作業者、プリント回路板上の挿入位置、前加工/挿
入加工/仕上げ加工の別を示すデータを有すると共に、
前加工が施されるマニュアル挿入部品の部品加工図を特
定するための加工コードを有する編成ファイルを作成
し、表示制御手段は、指定された前加工部品の前記加工
コードに応じた部品加工図をディスプレイ画面に表示
し、作業者はディスプレイ画面に表示された前加工の部
品加工図を参照して挿入部品に前加工を施すようにした
から、前加工作業を簡単にミスなく行え、前加工作業を
効率良く行うことができる。
【0061】本発明によれば、作業図面登録手段は、マ
ニュアルでプリント回路板に挿入する部品に施すインラ
イン加工作業を特定するための部品加工図を作業図面と
して登録し、編成ファイル作成手段は、各マニュアル挿
入部品の挿入作業者、プリント回路板上の挿入位置、前
加工/インライン加工/仕上げ加工の別を示すデータを
有すると共に、インライン加工が施されるマニュアル挿
入部品の部品加工図を特定するための加工コードを有す
る編成ファイルを作成し、表示制御手段は、指定された
インライン加工部品の前記加工コードに応じた部品加工
図をディスプレイ画面に表示し、作業者はディスプレイ
画面に表示されたインライン加工図面を参照してインラ
イン加工を挿入部品に施し、加工した部品を指示された
位置に挿入するようにしたから、インライン加工作業を
簡単にミスなく行え、インライン加工作業を効率良く行
うことができる。
【0062】この場合、表示制御手段は、部品挿入作業
者毎に、プリント回路板の実装図を表示すると共に、該
実装図面上の挿入位置にマニュアル挿入部品形状を挿入
順番を付して他の実装部品と識別可能に表示し、かつ、
インライン加工が必要な挿入部品を識別可能に表示し、
該挿入部品が指示された時、該挿入部品の部品加工図を
ディスプレイ画面に表示するようにしたから、インライ
ン加工部品を容易に識別でき、しかも、簡単にインライ
ン加工図面を表示することができる。
【0063】本発明によれば、作業図面登録手段は、機
構部品の組立作業を特定する機構部品組立図を作業図面
として登録し、編成ファイル作成手段は、各機構部品の
部品番号、組立作業者を示すデータに加えて、該機構部
品の組立図面を特定するための加工コードを有する編成
ファイルを作成し、表示制御手段は、指定された機構部
品の前記加工コードに応じた組立図面をディスプレイ画
面に表示し、作業者は該組立図面を参照して機構部品を
プリント回路板に組み付けるようにしたから、組立作業
を簡単にミスなく行え、組立作業を効率良く行うことが
できる。
【0064】本発明によれば、表示制御手段はプリント
回路板の実装図面を表示し、作業図面登録手段は、該実
装図面上でマスキングテープ貼り付け位置が特定された
ときマスキングテープをマスキング部品とし、該マスキ
ング部品の位置データを編成ファイルに組み込み、表示
制御手段は、マスキング部品の位置データを用いてマス
キング位置をプリント回路板の実装図面上に識別可能に
表示し、マスキング作業者は該表示を参照してプリント
回路板にマスキングテープを貼付るようにしたから、マ
スキング作業を簡単にミスなく行え、マスキング作業を
効率良く行うことができる。
【0065】本発明によれば、表示制御手段はプリント
回路板の実装図面を表示し、作業図面登録手段は、該実
装図面上で修正作業者毎の修正作業範囲が特定されたと
き、各修正作業者に対応させて修正作業範囲を特定する
データを有する修正ファイルを作成し、表示制御手段
は、前記修正ファイルを用いて作業者毎に修正範囲を識
別可能に表示し、作業者は自分に割り当てられた修正範
囲内の挿入部品のチェックを行い、リードカット等の修
正作業を行うようにしたから、修正作業を簡単にミスな
く行え、修正作業を効率良く行うことができる。本発明
によれば、作業図面登録手段は、プリント回路板の図番
及び版数に対応させて実装図、作業指示図を含む図面を
登録し、表示制御手段は入力された図番及び版数を有す
るプリント回路板の実装図及び作業指示図を表示してマ
ニュアル作業(修正工程、仕上げ工程等)を支援するよ
うにしたから、実装図がないと作業が困難な工程作業を
簡単にミスなく行えるようになった。
【0066】本発明によれば、挿入部品の出庫時、チケ
ット発行手段は各マニュアル挿入部品の挿入作業者番号
と挿入順番を印刷したチケットを発行し、該部品を搭載
したトレイに該チケットを貼り付け、表示制御手段は、
部品挿入作業者毎に、プリント回路板の実装図面をディ
スプレイ画面に表示すると共に、該実装図面上のマニュ
アル部品挿入位置に部品形状を挿入順番を付して他の実
装部品と識別可能に表示し、挿入作業者はディスプレイ
画面に表示されている着目挿入部品の挿入順番と一致す
る挿入順番が印刷されているチケットが貼り付けられた
トレイより部品を取り出してプリント回路板に挿入する
ようにしたから、画面とチケットの挿入順番が一致する
ように挿入部品を取り出せば良いため、部品挿入を簡単
にミスなく行え、修正作業を効率良く行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】マニュアル作業工程説明図である。
【図3】部品加工の作業支援システムの構成図である。
【図4】部品加工図面例である。
【図5】編成ファイルの構成図である。
【図6】部品加工図面のイメージ登録説明図である。
【図7】編成ファイルの加工コード変更説明図である。
【図8】前加工での部品加工図面表示説明図である。
【図9】インライン加工での部品加工図面表示説明図で
ある。
【図10】仕上げ(機構組立)作業図面のイメージ表示
概要図である。
【図11】仕上げ作業図面のイメージ表示の具体例であ
る。
【図12】仕上げ(機構組立)作業図面のイメージ登録
説明図である。
【図13】仕上げマスター(機構構成マスター)の登録
/変更説明図である。
【図14】仕上げ(機構組立)作業図面のイメージ表示
説明図である。
【図15】マスキング部品の編成ファイル登録説明図で
ある。
【図16】マスキング部品の画面表示説明図である。
【図17】修正作業の作業分割データ登録及び表示説明
図である。
【図18】CAD図面(実装図)データ登録説明図であ
る。
【図19】CAD図面(実装図)の図面表示説明図であ
る。
【図20】部品チケット発行システム及び部品チケット
説明図である。
【図21】従来の組立方法を具現化したプリント基板組
立システムの構成図である。
【図22】部品実装データ説明図である。
【図23】簡易作業編成表の作成過程説明図である。
【図24】挿入部品の自動指示による従来の部品挿入法
説明図である。
【符号の説明】
DRM・・作業図面登録手段 OPD・・作業図面 FFM・・編成ファイル作成手段 FFL・・編成ファイル DLC・・表示制御手段 DLY・・ディスプレイ画面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント回路板組立におけるマニュアル
    作業工程を支援するプリント回路板の組立作業支援シス
    テムにおいて、 マニュアル作業を支援するための作業図面を登録する手
    段と、 プリント回路板の実装データとマニュアル作業の作業者
    編成データに基づいて各作業者が行うべき作業を指示す
    るための編成ファイルを作成すると共に、前記作業図面
    をディスプレイ画面に表示するためのデータを該編成フ
    ァイルに組み込む編成ファイル作成手段と、 前記編成ファイルに組み込まれたデータを用いてマニュ
    アル作業に応じた作業図面をディスプレイ画面に表示す
    る表示制御手段を備えたことを特徴とするプリント回路
    板組立作業支援システム。
  2. 【請求項2】 前記作業図面登録手段は、マニュアルで
    プリント回路板に挿入する部品に施す前加工作業を特定
    するための部品加工図を作業図面として登録し、 前記編成ファイル作成手段は、各マニュアル挿入部品の
    挿入作業者、プリント回路板上の挿入位置、前加工/挿
    入加工/仕上げ加工の別を示すデータを有すると共に、
    前加工が施されるマニュアル挿入部品の部品加工図を特
    定するための加工コードを有する編成ファイルを作成
    し、 表示制御手段は、指定された前加工部品の前記加工コー
    ドに応じた部品加工図をディスプレイ画面に表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリント回路板組立作業
    支援システム。
  3. 【請求項3】 前記作業図面登録手段は、マニュアルで
    プリント回路板に挿入する部品に施すインライン加工作
    業を特定するための部品加工図を作業図面として登録
    し、 前記編成ファイル作成手段は、各マニュアル挿入部品の
    挿入作業者、プリント回路板上の挿入位置、前加工/イ
    ンライン加工/仕上げ加工の別を示すデータを有すると
    共に、インライン加工が施されるマニュアル挿入部品の
    部品加工図を特定するための加工コードを有する編成フ
    ァイルを作成し、 表示制御手段は、指定されたインライン加工部品の前記
    加工コードに応じた部品加工図をディスプレイ画面に表
    示することを特徴とする請求項1記載のプリント回路板
    組立作業支援システム。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、部品挿入作業者毎
    に、プリント回路板の実装図を表示すると共に、該実装
    図面上の挿入位置にマニュアル挿入部品形状を挿入順番
    を付して他の実装部品と識別可能に表示し、かつ、イン
    ライン加工が必要な挿入部品を識別可能に表示し、該挿
    入部品が指示された時、該挿入部品の部品加工図をディ
    スプレイ画面に表示することを特徴とする請求項3記載
    のプリント回路板組立作業支援システム。
  5. 【請求項5】 前記作業図面登録手段は、機構部品の組
    立作業を特定する機構部品組立図を作業図面として登録
    し、 前記編成ファイル作成手段は、各機構部品の部品番号、
    組立作業者を示すデータに加えて、該機構部品の組立図
    面を特定するための加工コードを有する編成ファイルを
    作成し、 表示制御手段は、指定された機構部品の前記加工コード
    に応じた組立図面をディスプレイ画面に表示することを
    特徴とする請求項1記載のプリント回路板組立作業支援
    システム。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段はプリント回路板の実
    装図面を表示し、 前記作業図面登録手段は、該実装図面上でマスキングテ
    ープ貼り付け位置が特定されたときマスキングテープを
    マスキング部品とし、該マスキング部品の位置データを
    編成ファイルに組み込み、 表示制御手段は、マスキング部品の位置データを用いて
    マスキング位置をプリント回路板の実装図面上に識別可
    能に表示することを特徴とする請求項1記載のプリント
    回路板組立作業支援システム。
  7. 【請求項7】 前記表示制御手段はプリント回路板の実
    装図面を表示し、 前記作業図面登録手段は、該実装図面上で修正作業者毎
    の修正作業範囲が特定されたとき、各修正作業者に対応
    させて修正作業範囲を特定するデータを有する修正ファ
    イルを作成し、 表示制御手段は、前記修正ファイルを用いて作業者毎に
    修正範囲を識別可能に表示することを特徴とする請求項
    1記載のプリント回路板組立作業支援システム。
  8. 【請求項8】 前記作業図面登録手段は、プリント回路
    板の図番及び版数に対応させて実装図を含む図面を登録
    し、 表示制御手段は入力された図番及び版数を有するプリン
    ト回路板の図面をディスプレイ画面に表示してマニュア
    ル作業を支援することを特徴とする請求項1記載のプリ
    ント回路板組立作業支援システム。
  9. 【請求項9】 マニュアル挿入部品の出庫時に、各マニ
    ュアル挿入部品の挿入作業者番号と挿入順番を印刷した
    チケットを発行する手段を備え、 前記編成ファイル作成手段は、各マニュアル挿入部品に
    ついて、挿入作業者、プリント回路板上の挿入位置、挿
    入作業者毎の挿入順番を有する編成ファイルを作成し、 前記チケット発行手段は、マニュアル挿入部品を出庫す
    る際、前記編成ファイルより抽出した各マニュアル挿入
    部品の挿入作業者番号と挿入順番を印刷したチケットを
    発行し、該部品を搭載したトレイに該チケットを装着
    し、 前記表示制御手段は、部品挿入作業者毎に、プリント回
    路板の実装図面をディスプレイ画面に表示すると共に、
    該実装図面上の挿入位置にマニュアル挿入部品形状を挿
    入順番を付して他の実装部品と識別可能に表示すること
    を特徴とする請求項1記載のプリント回路板組立作業支
    援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003069296A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Juki Corp 基板生産システム及びそのシステムを制御するプログラム
US7322131B2 (en) 2003-11-27 2008-01-29 Asics Corp. Shoe with slip preventive member
JP2008187161A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子部品装着機および電子部品装着方法
US20090241335A1 (en) * 2008-03-25 2009-10-01 Fujitsu Limited Wiring work support device

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