JPH10131581A - ドアクローザ装置 - Google Patents

ドアクローザ装置

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Publication number
JPH10131581A
JPH10131581A JP28688896A JP28688896A JPH10131581A JP H10131581 A JPH10131581 A JP H10131581A JP 28688896 A JP28688896 A JP 28688896A JP 28688896 A JP28688896 A JP 28688896A JP H10131581 A JPH10131581 A JP H10131581A
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JP
Japan
Prior art keywords
striker
door
latch mechanism
locking portion
rotating body
Prior art date
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Pending
Application number
JP28688896A
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English (en)
Inventor
Keiichi Kamimura
敬一 上村
Mitsuhiro Kondo
光廣 近藤
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コスト化を図ると共に、余分な力が作用する
ことなくドアの閉切り動作を適正に行なわせる。 【解決手段】ストライカ1はケース本体3の平面方向に
対して垂直に立設されている。ストライカ1の直線部1
aはラッチ機構との係止部に相当し、屈曲部1bは非係
止部に相当する。ケース本体3には、図の上下方向に延
びる長孔10が形成されている。ストライカ1の屈曲部
1bは、回転体13の回転軸14から幾分ずれた位置に
連結されているため、回転体13に対して偏心回転可能
となっている。モータ駆動部15における電動モータが
駆動され回転体13が180°だけ回転すると、ストラ
イカ1の屈曲部1bが半円分だけ回転運動し、それに伴
いストライカ1の直線部1aがラッチ機構を引込み、且
つトランクドアを完全に閉切るべく図の下方向に移動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストライカの移動
によりドア(すなわち、車両のサイドドア、トランクド
ア、ボンネットドア等)を完全な閉め切り状態に保持す
るドアクローザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のドアを閉じる場合、全閉
時直前にウェザーストリップ反力やロック抵抗等が作用
するため、ドアの閉め込みには多大な力を要する。その
ため、ドアを閉めるときに半ドア状態となることが多々
あり、この場合、ドアを面倒でも閉め直さなければなら
ない。このような問題を解消すべく、ウェザーストリッ
プ反力やロック抵抗等を受けない程度の位置で一旦ドア
をラッチさせ、その状態からドアを完全な閉め切り位置
に動作させるドアクローザ装置が知られている。こうし
たドアクローザ装置では、半ドアになることが解消され
ると共に、ウェザーストリップの耐久性をも向上させる
ことができる。
【0003】具体的に言えば、かかるドアクローザ装置
では、図10に示すように、例えば車体部51に立設さ
れたストライカ52が、例えば電動アクチュエータ(図
示せず)により図の上下方向に往復動可能に設けられて
いる。つまり、このストライカ52は、ドア開放時にお
いて図の実線位置(以下、「初期位置」という)にあ
り、ストライカ52とドア側に設けられたラッチ機構5
3とが係止状態となると、ラッチ機構53を引込んでド
アを完全に閉め切るべく図の二点鎖線位置(以下、「引
込み位置」という)に移動するようになっている。
【0004】図11(a),(b)は、電動モータの駆
動によりストライカを上記のような「初期位置」と「引
込み位置」との間で移動させるための既存技術である。
同図において、電動モータ61の出力軸62にはウォー
ムギヤ63が連結され、このウォームギヤ63は、支軸
64により支持されたウォームホイール65に噛合され
ている。ウォームホイール65と同軸に設けられたギヤ
66には、支軸67により支持された回転体68の外周
に設けられたギヤ部69が噛合されている。回転体68
には、その外周位置付近に棒状のストライカ70が立設
されている。また、図中に仮想線(二点鎖線)で示す符
号71は、ストライカ70に係止するための周知のラッ
チ機構である。
【0005】従って、ドアの閉切り時において、ストラ
イカ70が図の実線位置(初期位置)でラッチ機構71
に係止されると、駆動モータ61が始動され、それによ
り、ウォームギヤ63、ウォームホイール65、ギヤ6
6及びギヤ部69を介して回転体68が回転する。する
と、同回転体68上に設けられたストライカ70が円軌
道を描いて移動し、図の二点鎖線位置(引込み位置)に
達する。こうした電動駆動によるストライカ70の円運
動に伴ってラッチ機構71が引込まれ、ドアが完全な閉
切り状態に保持されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記図11
の従来技術では、ストライカ70を「初期位置」から
「引込み位置」にまで移動させる際において、このスト
ライカ70の円運動に伴いラッチ機構71(並びにドア
自体)が図11の(a)における左右横方向、すなわち
ドアの閉切り方向(図の真下方向)とは異なる方向に振
られ、それにより余分な力が作用して強度上の不都合が
生じる。一方、こうした横方向の動作を許容するには、
ラッチ機構71(並びにドア自体)にルーズな余裕を持
たせておくことが必要となり、これも構成上におけるマ
イナス要因となっていた。加えて、ストライカ70の引
込み時におけるストローク量も自ずと制限されるといっ
た欠点もあった。
【0007】また図解は省略するが、他の従来例とし
て、駆動モータによりウォームシャフトを駆動させると
共に、これと嵌合したウォームホイールを回転させ、こ
のウォームホイールと嵌合しているスクリュウシャフト
を上下にスライド駆動することにより、ストライカをラ
ッチ位置から完全閉切位置まで移動させるドアクローザ
装置も提案されているが、かかる装置では、ストライカ
の移動に要する構成が大型化し、ひいては高コスト化を
招くといった問題を生じる。
【0008】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、低コスト化を図
ると共に、余分な力が作用することなくドアの閉切り動
作を適正に行なわせることができるドアクローザ装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ラッチ機構と係止するた
めのストライカを有し、該ラッチ機構との係止状態で前
記ストライカを移動させることによりドアを閉状態に保
持するドアクローザ装置において、前記ストライカの端
部が本体部に2位置で支持され、その2位置から延びる
部位のうちで前記ラッチ機構との係止部である一方の部
位が直線運動可能に配設され、他方の非係止部が前記係
止部の直線運動方向とは異なる方向に移動可能に配設さ
れていることをその要旨としている。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記ストライカの非係止部を回転運
動可能に配設している。請求項3に記載の発明では、請
求項2に記載の発明において、前記ストライカの係止部
を直線状に形成された案内部に接続し、前記非係止部を
駆動源による出力軸に対して偏心回転するクランク回転
部に接続している。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記駆動源の出力軸には回転体を取
り付けると共に、同回転体の偏心位置に前記ストライカ
の非係止部を取り付け、これにより前記クランク回転部
を構成している。
【0012】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
ストライカとラッチ機構との係止状態下において、スト
ライカの係止部が直線的に、すなわちドアの引込み方向
と同一の方向に移動し、それによりドアが閉状態に保持
される。このとき、前記係止部の直線移動を補助するべ
く、同ストライカの非係止部は、前記係止部の直線運動
方向とは異なる方向に移動する。この場合、既述した従
来技術のように、ラッチ機構並びにドアが円軌道を描い
て左右横方向に振られるといった不具合を招くことはな
い。また、必要以上に大きな駆動機構等を要することも
ない。その結果、低コスト化を図ると共に、余分な力が
作用することなくドアの閉切り動作が適正に行われるこ
ととなる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、ストライ
カの非係止部が回転運動することにより同ストライカの
係止部が直線運動することになる。この場合にも、スト
ライカの係止部に横方向等への無理な力が加わることこ
とが抑制されつつ、ドアの閉切り動作が行われる。特に
本構成では、ストライカの動作に関わる構成がより一層
コンパクト化できる。なお、ストライカの非係止部は、
従来構成と同様に円軌道を描いて移動するが、ラッチに
よる力が作用することがないため、かかる部位にて強度
上の問題を生じることはない。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、駆動源に
よる出力軸に対して偏心回転するクランク回転部の動作
により、ストライカの非係止部が回転運動する。そし
て、その回転運動に伴い同ストライカの係止部が直線状
の案内部に沿って直線的に移動する。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、駆動源の
出力軸による回転体の回転に伴い、同回転体の偏心位置
に取り付けられたストライカの非係止部が回転運動す
る。それにより、同ストライカの係止部の直線運動が得
られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明のドアクローザ装
置を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
本実施の形態におけるドアクローザ装置は、自動車の後
方トランク部に設けられるものであって、主として、車
両側に配設されるストライカ及びその駆動機構と、トラ
ンクドア側においてストライカと相対する位置に配設さ
れるラッチ機構とから構成されている。その概要を記述
すれば、本装置では、トランクドアが閉じられ、ストラ
イカとラッチ機構とが係止状態になると、それに伴い電
動モータを駆動してストライカを強制的に引込み、トラ
ンクドアを完全なる閉め切り状態に保持するようにして
いる。このドアクローザ装置では、トランクドアの内外
に設けられたオープナーの操作による開閉制御も電子制
御により行っている。
【0017】図1〜図5はドアクローザ装置を詳細に示
す構成図であり、このうち図1〜図3は車体側のストラ
イカ1及びその駆動機構の構成を示し、図4及び図5は
トランクドア側のラッチ機構16の構成を示す。ここで
は先ず、図1〜図3を用いてストライカ1及びその駆動
機構について説明する。なお、図1(a),(b)は、
上記機構の正面図及び縦断面図、図2は図1(a)のII
−II線断面図、図3は図1(a)のIII −III 線断面図
である。
【0018】これら各図に示すように、ストライカ1は
図示の如く屈曲形成されている。ストライカ1の上下2
つの基端部2a,2bは、略平板状をなす本体部として
のケース本体3に配され、同ストライカ1はケース本体
3の平面方向に対して垂直に立設されている。このスト
ライカ1において、図1の上方の基端部2aより延びる
直線部1aは後述するラッチ機構16と係止される係止
部を構成し、図の下方の基端部2bより延びる屈曲部1
bは同ラッチ機構16と係止することのない非係止部を
構成している。
【0019】ケース本体3は、上板4と下板5とが重ね
られて構成され、ボルト6により車両トランク部(図示
せず)に固定されている。ケース本体3の略中央部にお
いて、上板4の一部は凸状に成形され、それにより当該
上板4と下板5との間には空間部7が形成されている。
その空間部7には、ストライカ1の両基端部2a,2b
並びにそれらを接続する長尺状のプレート8が配設され
ている。また、ストライカ1の両基端部2a,2bはそ
れぞれ、スラストワッシャ9にて移動可能に支持されて
いる。
【0020】ケース本体3の上板4には、図1の上下方
向に延びる案内部としての長孔10が形成されている。
この長孔10は、図1(a)に示すようにその略全体が
ストライカ1の長手方向に沿って延設され、同図の下部
において円形孔部11を有する。かかる場合、ストライ
カ1の上方基端部2aは、長孔10に沿って図の上下方
向に直線的に往復動可能に収容されている。
【0021】また、ストライカ1の下方基端部2bは円
形孔部11に収容され、その基端部2bに設けられたピ
ン12はケース本体3の裏側において回転体13に連結
されている。当該基端部2bと同軸のピン12は、回転
体13の中心に位置する回転軸14から幾分ずれた位置
に連結されているため、基端部2b、すなわちストライ
カ1の屈曲部1bは回転体13に対して偏心回転可能と
なっている。
【0022】前記回転体13はモータ駆動部15に設け
られるものであって、その外周面にはギヤ歯13aが形
成されている。モータ駆動部15は、図示しない複数の
減速ギヤと駆動源としての電動モータとを主に構成され
ている。なお、本実施の形態では、前記回転体13の回
転軸14が駆動源による出力軸に相当する。また、モー
タ駆動部15における回転体13及び回転軸14とスト
ライカ1の下端基端部2bとの構成が請求項記載のクラ
ンク回転部に相当する。なお一般にモータは高速駆動の
ものほど小型であるため、本実施の形態では高速駆動の
小型モータを使用して、必要な回転速度の出力が得られ
るように減速ギヤを内蔵してモータ駆動部15を構成し
ている。
【0023】上記構成において、モータ駆動部15にお
ける電動モータ(図示せず)が駆動され、回転体13が
180°だけ回転すると、ストライカ1の下方基端部2
b及びそれから延びる屈曲部1bが半円分だけ回転運動
し、それに伴いストライカ1の上方基端部2a及びそれ
から延びる直線部1aが図の下方向に移動する。つま
り、ストライカ1は図1(b)に実線で示す位置から二
点鎖線で示す位置まで移動する。このとき、ストライカ
1の実線位置が、当該ストライカ1と後述するラッチ機
構16とが係止される以前の状態並びに係止直後の状態
である、「初期位置」に相当し、同ストライカ1の二点
鎖線位置が、トランクドアを完全に閉切るべくラッチ機
構16を引込む状態である、「引込み位置」に相当す
る。
【0024】なお、上記ストライカ1の「初期位置」と
は、ドア閉鎖時において、トランク開口部の周囲に配設
されたウェザーストリップの反力やロック抵抗等を受け
ないことや、ウェザーストリップを必要以上に押圧しな
いこと等を考慮した位置として設けられている。
【0025】また、本体ケース3上には、トランクドア
が閉められて、前記ストライカ1と後述のラッチ機構1
6とが係止状態になったことを検知する第1スイッチS
W1が設けられている。つまり、この第1スイッチSW
1は、トランクドアが閉められた際に図示しない押圧部
材によりその先端部31が押圧され、それに伴い後述す
る電気経路を切り替えるものである。
【0026】次に、図4及び図5を用いてトランクドア
D側に設けられるラッチ機構16の構成について説明す
る。なお、図4は、ストライカ1とラッチ機構16との
係止前の状態を示し、図5は両者の係止後の状態を示
す。
【0027】各図に示すように、ラッチ機構16の基板
17には、ストライカ1が挿入される挿通通路18が形
成され、その近傍にはラッチ19が支軸20を中心に回
動可能に配設されている。このラッチ19の一部には引
張りコイルばね21の一端が取り付けられており、ラッ
チ19はこの引張りコイルばね21により同図における
時計回り方向に付勢されている。ラッチ19の外周縁部
には、ストライカ1を挿通案内しこれと係止状態となる
爪部19aと、当該ラッチ19に対向配置されたラチェ
ット22に対して係止状態となる係止部19bとが形成
されている。ラッチ19はその付勢方向(図の時計回り
方向)において図示しないストッパにより位置規制され
るようになっている。
【0028】また、前記引張りコイルばね21の他端
は、ラチェット22に接続されている。ラチェット22
は支軸23を中心に回動可能に設けられ、前記引張りコ
イルばね21により図の反時計回り方向、すなわちラッ
チ19の外周面に当接する方向に付勢されている。この
ラチェット22において前記ラッチ19の外周面(係止
部19b)に当接する面は湾曲面22aとして形成さ
れ、湾曲面22aの上端にはラッチ面22bが形成され
ている。
【0029】従って、トランクドアDが閉められ、挿通
通路18にストライカ1が挿入されると、同ストライカ
1(図1の直線部1a)がラッチ19を押し込み、それ
によりラッチ19が引張りコイルばね21の付勢力に抗
して図の反時計回り方向に回転する。このとき、ラッチ
19の係止部19bがラチェット22の湾曲面22aに
沿って移動し、この湾曲面22aの上端部に達した時
に、ラッチ19の係止部19bとラチェット22のラッ
チ面22bとが係止されることとなる。
【0030】このようにして、図5に示すように、スト
ライカ1(の直線部1a)とラッチ19(の爪部19
a)とが係止状態に保持され、トランクドアDが閉鎖状
態となる。因みに、ストライカ1とラッチ19との係止
状態を解除するには、ラチェット22の上端に設けられ
たリリースレバー24を図の右方へ引込み、ラッチ19
の係止部19bとラチェット22のラッチ面22bとの
係止状態を解除させればよい。なお、このリリースレバ
ー24は例えば車室内に設けられたオープナーの操作、
又はトランク外部のキー操作により作動するようになっ
ている。
【0031】他方で、前記図1の回転体13の外周面
(但し、ギヤ歯13a以外の部位)には、図6に示すよ
うに、凸状の被検知部25が設けられている。また、回
転体13を挟むようにして180°対向位置には、回転
体13の回転に伴い前記被検知部25と接触可能な第2
スイッチSW2及び第3スイッチSW3が配設されてい
る。ここで、ストライカ1が「初期位置」(図1参照)
にあるときには、図6に示すように、被検知部25と第
3スイッチSW3の検知部33とが接触するようになっ
ている。また、回転体13が図示の状態から180°回
転しストライカ1が「引込み位置」(図1参照)にある
ときには、前記被検知部25と第3スイッチSW3の検
知部33との接触に代わって、被検知部25と第2スイ
ッチSW2の検知部32とが接触するようになってい
る。
【0032】上記第2及び第3スイッチSW2,SW3
に加え、図1に示した第1スイッチSW1は、図7に示
すように回路構成されている。すなわち、図7は、電動
モータMを駆動制御するための制御回路を示し、同図に
おける各スイッチSW1〜SW3の状態はトランクドア
Dの開放状態に相応するものである。この制御回路で
は、バッテリ電源+Bが第1スイッチSW1の「c端
子」に接続され、同スイッチSW1の「a接点」及び
「b接点」がそれぞれ、第2スイッチSW2,第3スイ
ッチSW3に接続されている。また、互いに並列状態に
ある第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3には、
電動モータMのプラス端子が接続されている。
【0033】因みに図示の状態は、ストライカ1が「初
期位置」にある状態を示すものであり、第1スイッチS
W1の「c端子」は「a接点」に接続されている。ま
た、かかる状態では、回転体13が図6の状態にあり、
図示のように第2スイッチSW2の検知部32と回転体
13の被検知部25とが非接触状態にあるとき、当該第
2スイッチSW2が「ON」になるように構成されてい
る。さらに、同じく図示のように、第3スイッチSW3
の検知部33と回転体13の被検知部25とが接触状態
にあるとき、当該第3スイッチSW3が「OFF」にな
るように構成されている。
【0034】次に、上記のように構成されたドアクロー
ザ装置の作用について、前述の図1〜図7の構成図、並
びに図8のタイムチャートを参照しながら説明する。図
8において、トランクドアDが開放された状態(同図の
時間t1以前)では、第1〜第3スイッチSW1〜SW
3が図7の初期状態にあり、ストライカ1は図1の「初
期位置」に保持されている。このとき、電動モータMに
電圧が印加されることはなく、モータ電圧は「0ボル
ト」に保持されている。
【0035】そして、時間t1でトランクドアDが手で
閉められると、ストライカ1とラッチ機構16とが係止
状態になる。このとき、ドア自体は、トランク開口部に
配設されたウェザーストリップに対して軽く当たる程度
の位置に保持され、「半開状態」となる。また、この時
間t1では、第1スイッチSW1が図示しない押圧部材
により押圧され、同スイッチSW1の接続が「a−c間
接続」から「b−c間接続」に切り替えられる。この切
替動作に伴い電動モータMに駆動電圧が印加されること
となる。
【0036】これにより、ストライカ1の下方基端部2
bが回転体13の回転に従って回転運動を開始し、それ
に伴なって当該ストライカ1の係止部たる直線部1aが
図1の状態から下動する。なおこのとき、第2スイッチ
SW2はその状態が変化せず、すなわち「ON」状態の
まま保持されるのに対し、時間t1の直後において、第
3スイッチSW3の検知部33と回転体13の被検知部
25とが離間されるため、同第3スイッチSW3は「O
FF」から「ON」に切り替えられる。
【0037】時間t1〜t2の期間は、ストライカ1の
直線部(係止部)1aが図1の「初期位置」から「引込
み位置」に移動する期間に相当し、トランクドアDは電
動モータMにより「半開状態」から「全閉状態」へと引
込まれる。そして、時間t2になると、ストライカ1が
「引込み位置」で停止し、トランクドアDは完全なる全
閉となる。またこの時間t2では、第2スイッチSW2
の検知部32と回転体13の被検知部25とが接触する
ため、同スイッチSW2が「ON」から「OFF」に切
り替えられる(但し、第3スイッチSW3は「OFF」
のまま保持される)。そのため、電動モータMへの電圧
印加が停止される。
【0038】その後、トランクドアDを開放する際に
は、以下のような動作が行われる。つまり、時間t3で
例えば車室内のオープナーが操作されると、それに伴い
ラッチ機構16のリリースレバー24によりストライカ
1とラッチ機構16との係止状態が解除される。このと
き、トランクドアDが持ち上げられるため、第1スイッ
チSW1の押圧が解除され、同スイッチSW1の接続が
それまでの「b−c間接続」から「a−c間接続」に切
り替えられる。この切替動作時には、第3スイッチSW
3が「ON」であるため、それに伴い電動モータMに駆
動電圧が印加されることとなる。
【0039】これにより、ストライカ1の下方基端部2
bが回転体13の回転に従って回転運動を再開し、当該
ストライカ1の直線部(係止部)1aが上動する。なお
このとき、第3スイッチSW3はその状態が変化せず、
すなわち「ON」状態のまま保持されるのに対し、時間
t3の直後において、第2スイッチSW2の検知部32
と回転体13の被検知部25とが離間されるため、同第
2スイッチSW2は「OFF」から「ON」に切り替え
られる。
【0040】時間t3〜t4の期間は、ストライカ1の
直線部(係止部)1aが図1の「引込み位置」から「初
期位置」に移動する期間に相当し、時間t4になると、
ストライカ1が「初期位置」で停止する。またこの時間
t4では、第3スイッチSW3の検知部33と回転体1
3の被検知部25とが接触するため、同スイッチSW3
が「ON」から「OFF」に切り替えられる。そのた
め、電動モータMへの電圧印加が停止される。
【0041】以上詳述したように本実施の形態によれ
ば、以下に示す効果が得られる。 (a)本実施の形態では、ストライカ1の屈曲部(非係
止部)1bが回転運動することにより同ストライカ1の
直線部(係止部)1aが直線運動する。この場合、従来
技術のように、ラッチ機構16並びにドアが円軌道を描
いて左右横方向(ドアの閉切り方向とは異なる方向)に
振られるといった不具合を招くことはない。また、必要
以上に大きな駆動機構等を要することもない。その結
果、低コスト化を図ると共に、余分な力が作用すること
なくドアの閉切り動作が適正に行われることとなる。
【0042】(b)また、上記構成では、ストライカ1
に作用する負荷も低減でき、同ストライカ1の耐久性を
向上させることも可能となる。 (c)ストライカ1の非係止部を回転運動させる構成と
して、駆動源(電動モータM)による回転体13の回転
に伴い偏心回転するクランク回転部(モータ駆動部1
5)を設けた。その結果、特にストライカ1の長手方向
においてその構成が過大化されることがなく、収容スペ
ースが限られるような場合であっても、本案のドアクロ
ーザ装置の配置が可能となる。
【0043】(d)また、以上のように適正にドアの閉
切り動作を行わせ、その適正状態が長期にわたって維持
できるようになれば、ドアクローザ装置自体の耐久性が
向上するのは勿論のこと、ウェザーストリップ等の他部
材の耐久性をも向上させることができるようになる。
【0044】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば
次のように具体化することもできる。 (1)上記実施の形態では、ストライカ1の非係止部
(屈曲部1b)を180°回転運動させることにより、
同ストライカ1の係止部(直線部1a)を直線運動させ
るようにしていたが、この構成を変更してもよい。例え
ばストライカ1の非係止部を90°回転させ、それによ
り係止部の直線運動を得るようにしてもよい(但し、非
係止部の回転角度は任意でよい)。この場合、回転体の
径を多少大きくする必要が生じるが、かかる構成でも所
望の効果が得られる。
【0045】また、図9に示すように、本体部としての
ケース本体41において、ストライカ42の係止部42
aを図の上下方向(ドアの閉切り方向)に直線運動させ
るための案内部43(例えば、長孔等)を設けると共
に、同ストライカ42の非係止部42bを図の左右横方
向に直線運動させるための案内部44(例えば、長孔
等)を設ける。また、ストライカ42の非係止部42b
をリンク45によりスライドアクチュエータ46に接続
する。この場合、スライドアクチュエータ46を駆動し
て、ストライカ42の非係止部42bを図の左右横方向
に往復動させることにより、同ストライカ42の係止部
42aが図の上下方向に直線運動するようになる。従っ
て、余分な力が作用することなくドアの閉切り動作を行
なわせるといった本発明の目的が達せられる。要する
に、ストライカの非係止部を、係止部の直線運動方向と
は異なる方向に移動可能に配設する構成であれば、本発
明の目的が達せられ、その範囲内において任意に構成を
変更できる。
【0046】(2)上記実施の形態では減速ギヤを備え
たモータ駆動部15を用い、減速ギヤ等を介して電動モ
ータの出力を回転体に伝達したが、一方向回転駆動専用
の電動モータの出力軸に回転体を直結した構成を採用し
てもよい。低速の電動モータを使用すれば、所望する動
作速度を確保できる。
【0047】(3)回転体は円板状のものに限定され
ず、一方向の円運動を取り出せる構成であれば足りる。
例えば出力軸に連結した例えばクランク等の棒状の部材
としてもよい。
【0048】(4)ストライカの形状は図示したものに
限定されるものではない。要は、その端部が本体部に2
位置で支持され、その2位置の一方の部位が係止部とな
り他方の部位が非係止部となるものであればよい。
【0049】(5)上記実施の形態では、自動車のトラ
ンク部に本発明のドアクローザ装置を適用したが、これ
以外にも例えばサイドドア、バックドア、サンルーフ等
に本発明を適用することもできる。要は、自動車におい
て施解錠が必要となるあらゆるドア(扉体)を対象とし
て本発明を適用することができる。
【0050】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記実施の形態から把握できる技術的思
想について以下にその効果と共に記載する。 (イ)請求項3に記載の発明において、前記案内部は、
前記ストライカの係止部端部を挿通する溝部により構成
されているドアクローザ装置。この溝部は、上記実施の
形態における長孔10に相当する。この構成によれば、
ストライカの移動を規制するための案内部の構成がより
簡素化できることとなる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、低コスト化を図ると共に、余分な力が作用
することなくドアの閉切り動作を行なわせることができ
るという優れた効果を奏する。
【0052】請求項2〜請求項4に記載の発明によれ
ば、ストライカの動作に関わる構成がより一層コンパク
ト化でき、車両への搭載時における自由度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態におけるドアクローザ装置の
ストライカ及びその駆動機構を示す構成図。
【図2】図1(a)のII−II線断面図。
【図3】図1(a)のIII −III 線断面図。
【図4】ドアクローザ装置のラッチ機構を示す構成図。
【図5】同じくドアクローザ装置のラッチ機構を示す構
成図。
【図6】第2及び第3スイッチの構成を示す概略図。
【図7】制御回路の回路図。
【図8】トランクドア、ストライカ、各種スイッチ等の
動作を説明するためのタイミングチャート。
【図9】他の実施の形態におけるドアクローザ装置を示
す平面図。
【図10】ストライカの動作を示す正面図。
【図11】従来技術におけるドアクローザ装置を示す構
成図。
【符号の説明】
1…ストライカ、1a…係止部を構成する直線部、1b
…非係止部を構成する屈曲部、3…本体部を構成するケ
ース本体、10…案内部(溝部)を構成する長孔、13
…クランク回転部を構成する回転体、14…駆動源の出
力軸を構成する回転軸、15…クランク回転部を構成す
るモータ駆動部、41…本体部を構成するケース本体、
42…ストライカ、42a…係止部、42b…非係止
部、43,44…案内部、46…スライドアクチュエー
タ、D…トランクドア、M…電動モータ(駆動源)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラッチ機構と係止するためのストライカを
    有し、該ラッチ機構との係止状態で前記ストライカを移
    動させることによりドアを閉状態に保持するドアクロー
    ザ装置において、 前記ストライカの端部が本体部に2位置で支持され、そ
    の2位置から延びる部位のうちで前記ラッチ機構との係
    止部である一方の部位が直線運動可能に配設され、他方
    の非係止部が前記係止部の直線運動方向とは異なる方向
    に移動可能に配設されていることを特徴とするドアクロ
    ーザ装置。
  2. 【請求項2】前記ストライカの非係止部が回転運動可能
    に配設されている請求項1に記載のドアクローザ装置。
  3. 【請求項3】前記ストライカの係止部が直線状に形成さ
    れた案内部に接続され、前記非係止部が駆動源による出
    力軸に対して偏心回転するクランク回転部に接続されて
    いる請求項2に記載のドアクローザ装置。
  4. 【請求項4】前記駆動源の出力軸には回転体が取り付け
    られると共に、同回転体の偏心位置に前記ストライカの
    非係止部が取り付けられ、これにより前記クランク回転
    部が構成されている請求項3に記載のドアクローザ装
    置。
JP28688896A 1996-10-29 1996-10-29 ドアクローザ装置 Pending JPH10131581A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9121217B1 (en) 2001-07-13 2015-09-01 Steven M. Hoffberg Intelligent door restraint
CN114701427A (zh) * 2022-03-25 2022-07-05 东风汽车集团股份有限公司 轿车车门关闭前异物自动检测报警方法

Cited By (3)

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US9121217B1 (en) 2001-07-13 2015-09-01 Steven M. Hoffberg Intelligent door restraint
US9995076B1 (en) 2001-07-13 2018-06-12 Steven M. Hoffberg Intelligent door restraint
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