JPH10132015A - 流体封入式筒形防振装置 - Google Patents
流体封入式筒形防振装置Info
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- JPH10132015A JPH10132015A JP8286501A JP28650196A JPH10132015A JP H10132015 A JPH10132015 A JP H10132015A JP 8286501 A JP8286501 A JP 8286501A JP 28650196 A JP28650196 A JP 28650196A JP H10132015 A JPH10132015 A JP H10132015A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F5/00—Liquid springs in which the liquid works as a spring by compression, e.g. combined with throttling action; Combinations of devices including liquid springs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オリフィス通路による流体の反共振的な作用
による著しい高動ばね化が抑えられて、複数の又は広い
周波数域の入力振動に対して優れた防振効果が発揮され
る流体封入式筒形防振装置を提供すること。 【解決手段】 受圧室68と第一の平衡室70と第二の
平衡室72を、第一のオリフィス通路74と第二のオリ
フィス通路76を通じて、互いに直列的に接続,連通せ
しめると共に、第一の平衡室70と第二の平衡室72を
連通する第二のオリフィス通路76の断面積:Aと長
さ:Lの比:A/Lの値を、受圧室68と第一の平衡室
70を連通する第一のオリフィス通路74よりも小さく
設定し、且つ第一のオリフィス通路74による流体流動
の共振周波数よりも第二のオリフィス通路76による流
体流動の共振周波数を高周波側にチューニングした。
による著しい高動ばね化が抑えられて、複数の又は広い
周波数域の入力振動に対して優れた防振効果が発揮され
る流体封入式筒形防振装置を提供すること。 【解決手段】 受圧室68と第一の平衡室70と第二の
平衡室72を、第一のオリフィス通路74と第二のオリ
フィス通路76を通じて、互いに直列的に接続,連通せ
しめると共に、第一の平衡室70と第二の平衡室72を
連通する第二のオリフィス通路76の断面積:Aと長
さ:Lの比:A/Lの値を、受圧室68と第一の平衡室
70を連通する第一のオリフィス通路74よりも小さく
設定し、且つ第一のオリフィス通路74による流体流動
の共振周波数よりも第二のオリフィス通路76による流
体流動の共振周波数を高周波側にチューニングした。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された流体の共振作
用等の流動作用に基づいて防振効果を得るようにした流
体封入式筒形防振装置に係り、特に広い周波数域の振動
に対して、流体の流動作用に基づく有効な防振効果を発
揮し得る流体封入式筒形防振装置に関するものである。
用等の流動作用に基づいて防振効果を得るようにした流
体封入式筒形防振装置に係り、特に広い周波数域の振動
に対して、流体の流動作用に基づく有効な防振効果を発
揮し得る流体封入式筒形防振装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振支持体乃至は防振連結体の一種として、
互いに径方向に所定距離を隔てて配された内筒部材と外
筒部材を、それらの間に介装された本体ゴム弾性体で連
結する一方、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成され
た受圧室と、変形容易な可撓性膜で壁部の一部が構成さ
れた平衡室をそれぞれ形成して、それら受圧室と平衡室
に水等の非圧縮性流体を封入すると共に、受圧室と平衡
室の間での流体流動を許容するオリフィス通路を設けた
流体封入式の筒形防振装置が知られており、例えば自動
車用エンジンマウント等して用いられている。このよう
な筒形防振装置においては、振動入力時にオリフィス通
路を流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用に基
づいて、優れた防振効果を容易に得ることが出来るので
ある。
介装される防振支持体乃至は防振連結体の一種として、
互いに径方向に所定距離を隔てて配された内筒部材と外
筒部材を、それらの間に介装された本体ゴム弾性体で連
結する一方、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成され
た受圧室と、変形容易な可撓性膜で壁部の一部が構成さ
れた平衡室をそれぞれ形成して、それら受圧室と平衡室
に水等の非圧縮性流体を封入すると共に、受圧室と平衡
室の間での流体流動を許容するオリフィス通路を設けた
流体封入式の筒形防振装置が知られており、例えば自動
車用エンジンマウント等して用いられている。このよう
な筒形防振装置においては、振動入力時にオリフィス通
路を流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用に基
づいて、優れた防振効果を容易に得ることが出来るので
ある。
【0003】ところで、自動車用エンジンマウント等の
防振装置には、車両の走行状況等に応じて防振すべき入
力振動の周波数等が変化するために、広い周波数域の入
力振動に対する防振性能が要求される。例えば、自動車
用エンジンマウントにおいて、停車時に入力されるアイ
ドリング振動だけに関しても、複数の次成分を有するこ
とに加えて、オートマチック車ではシフトレンジ位置で
エンジン回転数等が変化することによって入力振動周波
数が変化することから、一般に20〜40Hz程度の広い
周波数域の入力振動に対して振動絶縁効果が要求される
こととなる。
防振装置には、車両の走行状況等に応じて防振すべき入
力振動の周波数等が変化するために、広い周波数域の入
力振動に対する防振性能が要求される。例えば、自動車
用エンジンマウントにおいて、停車時に入力されるアイ
ドリング振動だけに関しても、複数の次成分を有するこ
とに加えて、オートマチック車ではシフトレンジ位置で
エンジン回転数等が変化することによって入力振動周波
数が変化することから、一般に20〜40Hz程度の広い
周波数域の入力振動に対して振動絶縁効果が要求される
こととなる。
【0004】ところが、前述の如き流体封入式筒形防振
装置において、オリフィス通路を流動せしめられる流体
の流動作用に基づく防振効果は、一般に、オリフィス通
路の長さや断面積等に応じて定まる比較的狭い周波数域
の入力振動にしか有効には発揮され難い。しかも、オリ
フィス通路を流動せしめる流体の共振作用に基づく低動
ばね効果は、オリフィス通路による流体の共振周波数付
近を境にして反転し、それよりも高周波数域の入力振動
に対しては、動ばねが著しく大きくなって防振性能が大
幅に低下してしまうという傾向がある。
装置において、オリフィス通路を流動せしめられる流体
の流動作用に基づく防振効果は、一般に、オリフィス通
路の長さや断面積等に応じて定まる比較的狭い周波数域
の入力振動にしか有効には発揮され難い。しかも、オリ
フィス通路を流動せしめる流体の共振作用に基づく低動
ばね効果は、オリフィス通路による流体の共振周波数付
近を境にして反転し、それよりも高周波数域の入力振動
に対しては、動ばねが著しく大きくなって防振性能が大
幅に低下してしまうという傾向がある。
【0005】そのために、従来構造の流体封入式筒形防
振装置では、流体の流動作用に基づいて発揮される低動
ばね効果による振動絶縁性能を、要求される程に広い周
波数域に亘って確保することが難しかったのであり、要
求される防振性能の実現が極めて困難であった。
振装置では、流体の流動作用に基づいて発揮される低動
ばね効果による振動絶縁性能を、要求される程に広い周
波数域に亘って確保することが難しかったのであり、要
求される防振性能の実現が極めて困難であった。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、請求項1乃至7に記載の発
明は、何れも、上述の如き事情を背景として為されたも
のであって、その解決課題とするところは、オリフィス
通路を通じて流動せしめられる流体の流動作用に基づく
低動ばね効果が、広い周波数域に亘って発揮され得る流
体封入式筒形防振装置を提供することにある。
明は、何れも、上述の如き事情を背景として為されたも
のであって、その解決課題とするところは、オリフィス
通路を通じて流動せしめられる流体の流動作用に基づく
低動ばね効果が、広い周波数域に亘って発揮され得る流
体封入式筒形防振装置を提供することにある。
【0007】また、請求項1乃至7に記載の発明は、何
れも、オリフィス通路による流体の共振周波数付近を境
にした動ばね定数の著しい増大が抑えられて、防振性能
の大幅な低下が防止されることにより、優れた防振性能
が広い周波数域に亘って発揮される流体封入式筒形防振
装置を提供することも、目的とする。
れも、オリフィス通路による流体の共振周波数付近を境
にした動ばね定数の著しい増大が抑えられて、防振性能
の大幅な低下が防止されることにより、優れた防振性能
が広い周波数域に亘って発揮される流体封入式筒形防振
装置を提供することも、目的とする。
【0008】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明の特徴とするところは、
(a)内筒部材と、(b)該内筒部材の外方に所定距離
を隔てて、該内筒部材と同軸的に若しくは偏心して配さ
れた外筒部材と、(c)該内筒部材と該外筒部材の間に
介装されて、それら内外筒部材を弾性的に連結する本体
ゴム弾性体と、(d)前記内筒部材と前記外筒部材の間
に形成されて内部に非圧縮性流体が封入されると共に、
壁部の一部が前記本体ゴム弾性体で構成されることによ
り、振動入力によって内圧変動が生ぜしめられる受圧室
と、(e)壁部の一部が変形容易な第一の可撓性膜で構
成されて容積変化が許容される、内部に非圧縮性流体が
封入された第一の平衡室と、(f)壁部の一部が変形容
易な第二の可撓性膜で構成されて容積変化が許容され
る、内部に非圧縮性流体が封入された第二の平衡室と、
(g)前記受圧室と前記第一の平衡室を相互に連通する
第一のオリフィス通路と、(h)前記第一の平衡室と前
記第二の平衡室を相互に連通する、該第一のオリフィス
通路よりも流路断面積:Aと流路長さ:Lの比:A/L
の値が小さい第二のオリフィス通路とを、有し、且つ前
記第一のオリフィス通路による流体流動の共振周波数:
f1 よりも前記第二のオリフィス通路による流体流動の
共振周波数:f2 を高周波側に設定した流体封入式筒形
防振装置にある。
に、請求項1に記載の発明の特徴とするところは、
(a)内筒部材と、(b)該内筒部材の外方に所定距離
を隔てて、該内筒部材と同軸的に若しくは偏心して配さ
れた外筒部材と、(c)該内筒部材と該外筒部材の間に
介装されて、それら内外筒部材を弾性的に連結する本体
ゴム弾性体と、(d)前記内筒部材と前記外筒部材の間
に形成されて内部に非圧縮性流体が封入されると共に、
壁部の一部が前記本体ゴム弾性体で構成されることによ
り、振動入力によって内圧変動が生ぜしめられる受圧室
と、(e)壁部の一部が変形容易な第一の可撓性膜で構
成されて容積変化が許容される、内部に非圧縮性流体が
封入された第一の平衡室と、(f)壁部の一部が変形容
易な第二の可撓性膜で構成されて容積変化が許容され
る、内部に非圧縮性流体が封入された第二の平衡室と、
(g)前記受圧室と前記第一の平衡室を相互に連通する
第一のオリフィス通路と、(h)前記第一の平衡室と前
記第二の平衡室を相互に連通する、該第一のオリフィス
通路よりも流路断面積:Aと流路長さ:Lの比:A/L
の値が小さい第二のオリフィス通路とを、有し、且つ前
記第一のオリフィス通路による流体流動の共振周波数:
f1 よりも前記第二のオリフィス通路による流体流動の
共振周波数:f2 を高周波側に設定した流体封入式筒形
防振装置にある。
【0009】このような請求項1に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、受圧室
に対して、第一の平衡室と第二の平衡室が、第一のオリ
フィス通路と第二のオリフィス通路を通じて、互いに直
列的に接続されている。そして、振動入力時には、本体
ゴム弾性体の弾性変形に伴って受圧室に圧力変動が惹起
されることに基づいて、受圧室と第一の平衡室の間およ
び第一の平衡室と第二の平衡室の間で、第一のオリフィ
ス通路および第二のオリフィス通路を通じての流体流動
が生ぜしめられる。それによって、第一のオリフィス通
路を流動せしめられる流体の共振作用と第二のオリフィ
ス通路を流動せしめられる流体の共振作用がそれぞれ発
揮されることとなる。
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、受圧室
に対して、第一の平衡室と第二の平衡室が、第一のオリ
フィス通路と第二のオリフィス通路を通じて、互いに直
列的に接続されている。そして、振動入力時には、本体
ゴム弾性体の弾性変形に伴って受圧室に圧力変動が惹起
されることに基づいて、受圧室と第一の平衡室の間およ
び第一の平衡室と第二の平衡室の間で、第一のオリフィ
ス通路および第二のオリフィス通路を通じての流体流動
が生ぜしめられる。それによって、第一のオリフィス通
路を流動せしめられる流体の共振作用と第二のオリフィ
ス通路を流動せしめられる流体の共振作用がそれぞれ発
揮されることとなる。
【0010】そこにおいて、第一のオリフィス通路より
も第二のオリフィス通路の方が、流路断面積と流路長さ
の比(A/L)の値が小さく設定されており、且つ流体
の共振周波数が高周波側に設定されていることから、第
一のオリフィス通路による流体の共振作用に基づく低動
ばね効果を確保しつつ、該第一のオリフィス通路におけ
る流体の共振周波数よりも高周波数域の高動ばね化現象
が、第二のオリフィス通路による流体の共振作用に基づ
く低動ばね効果によって抑えられるのであり、その結
果、充分に広い周波数範囲に亘って、低動ばね化が図ら
れて優れた防振性能が発揮され得るのである。
も第二のオリフィス通路の方が、流路断面積と流路長さ
の比(A/L)の値が小さく設定されており、且つ流体
の共振周波数が高周波側に設定されていることから、第
一のオリフィス通路による流体の共振作用に基づく低動
ばね効果を確保しつつ、該第一のオリフィス通路におけ
る流体の共振周波数よりも高周波数域の高動ばね化現象
が、第二のオリフィス通路による流体の共振作用に基づ
く低動ばね効果によって抑えられるのであり、その結
果、充分に広い周波数範囲に亘って、低動ばね化が図ら
れて優れた防振性能が発揮され得るのである。
【0011】しかも、請求項1に記載の発明に従う構造
とされた流体封入式筒形防振装置は、受圧室と第一の平
衡室および第二の平衡室を、第一のオリフィス通路と第
二のオリフィス通路を通じて互いに直列的に接続された
構造をもって形成すれば良く、バルブ等のオリフィス通
路切換手段等を設ける必要もないのであり、それ故、上
述の如き優れた防振性能が、簡単な構造と優れた製作性
をもって有利に実現され得るのである。
とされた流体封入式筒形防振装置は、受圧室と第一の平
衡室および第二の平衡室を、第一のオリフィス通路と第
二のオリフィス通路を通じて互いに直列的に接続された
構造をもって形成すれば良く、バルブ等のオリフィス通
路切換手段等を設ける必要もないのであり、それ故、上
述の如き優れた防振性能が、簡単な構造と優れた製作性
をもって有利に実現され得るのである。
【0012】また、請求項2に記載された発明の特徴と
するところは、請求項1に記載の発明に従う構造とされ
た流体封入式筒形防振装置において、前記第一の平衡室
の壁部を構成する前記第一の可撓性膜が第一のゴム弾性
膜で構成されていると共に、前記第二の平衡室の壁部を
構成する前記第二の可撓性膜が第二のゴム弾性膜で構成
されており、且つそれら第一の平衡室における壁部の拡
張ばね定数と第二の平衡室における壁部の拡張ばね定数
が実質的に同一とされていることにある。
するところは、請求項1に記載の発明に従う構造とされ
た流体封入式筒形防振装置において、前記第一の平衡室
の壁部を構成する前記第一の可撓性膜が第一のゴム弾性
膜で構成されていると共に、前記第二の平衡室の壁部を
構成する前記第二の可撓性膜が第二のゴム弾性膜で構成
されており、且つそれら第一の平衡室における壁部の拡
張ばね定数と第二の平衡室における壁部の拡張ばね定数
が実質的に同一とされていることにある。
【0013】このような請求項2に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、第一の
ゴム弾性膜および第二のゴム弾性膜の弾性変形に基づい
て、第一の平衡室および第二の平衡室の壁部における拡
張ばねが有効に発揮されると共に、それら両平衡室の壁
部の拡張ばね定数が略同一とされていることにより、第
一のオリフィス通路と第二のオリフィス通路のチューニ
ングが容易となる。なお、第一のオリフィス通路および
第二のオリフィス通路における流路断面積と流路長さの
値や目的とするチューニング特性等によっては、第一の
平衡室と第二の平衡室における各拡張ばね定数を、互い
に異なる値に適当に設定しても良い。
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、第一の
ゴム弾性膜および第二のゴム弾性膜の弾性変形に基づい
て、第一の平衡室および第二の平衡室の壁部における拡
張ばねが有効に発揮されると共に、それら両平衡室の壁
部の拡張ばね定数が略同一とされていることにより、第
一のオリフィス通路と第二のオリフィス通路のチューニ
ングが容易となる。なお、第一のオリフィス通路および
第二のオリフィス通路における流路断面積と流路長さの
値や目的とするチューニング特性等によっては、第一の
平衡室と第二の平衡室における各拡張ばね定数を、互い
に異なる値に適当に設定しても良い。
【0014】また、請求項3に記載された発明の特徴と
するところは、請求項1又は2に記載の発明に従う構造
とされた流体封入式筒形防振装置において、前記内筒部
材と前記外筒部材の間において、該内筒部材を軸直角方
向に挟んで位置する一方の側に軸方向に貫通する貫通空
所が形成されて、前記本体ゴム弾性体が実質的に該内筒
部材を軸直角方向に挟んで位置する他方の側だけに介装
されていると共に、かかる貫通空所内において、前記第
一の平衡室と前記第二の平衡室が相互に周方向に離隔位
置せしめられて、それら第一の平衡室および第二の平衡
室の各壁部を構成する前記第一の可撓性膜および前記第
二の可撓性膜が前記本体ゴム弾性体とは実質的に別体と
された第一のゴム弾性膜および第二のゴム弾性膜で構成
されていることにある。
するところは、請求項1又は2に記載の発明に従う構造
とされた流体封入式筒形防振装置において、前記内筒部
材と前記外筒部材の間において、該内筒部材を軸直角方
向に挟んで位置する一方の側に軸方向に貫通する貫通空
所が形成されて、前記本体ゴム弾性体が実質的に該内筒
部材を軸直角方向に挟んで位置する他方の側だけに介装
されていると共に、かかる貫通空所内において、前記第
一の平衡室と前記第二の平衡室が相互に周方向に離隔位
置せしめられて、それら第一の平衡室および第二の平衡
室の各壁部を構成する前記第一の可撓性膜および前記第
二の可撓性膜が前記本体ゴム弾性体とは実質的に別体と
された第一のゴム弾性膜および第二のゴム弾性膜で構成
されていることにある。
【0015】このような請求項3に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、受圧室
と第一及び第二の平衡室が、内外筒金具間のスペースを
有効に利用して形成されて、それら各室の容積が有利に
確保され得る。また、本体ゴム弾性体に対して第一及び
第二のゴム弾性膜が実質的に独立して形成されることか
ら、第一のゴム弾性膜や第二のゴム弾性膜に対する振動
荷重や予荷重の直接的な入力が回避されて、それら第一
及び第二のゴム弾性膜の耐久性が有利に確保され得る。
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、受圧室
と第一及び第二の平衡室が、内外筒金具間のスペースを
有効に利用して形成されて、それら各室の容積が有利に
確保され得る。また、本体ゴム弾性体に対して第一及び
第二のゴム弾性膜が実質的に独立して形成されることか
ら、第一のゴム弾性膜や第二のゴム弾性膜に対する振動
荷重や予荷重の直接的な入力が回避されて、それら第一
及び第二のゴム弾性膜の耐久性が有利に確保され得る。
【0016】また、請求項4に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至3の何れかに記載の発明に従う
構造とされた流体封入式筒形防振装置において、前記本
体ゴム弾性体の外周面に金属スリーブを接着すると共
に、該金属スリーブに複数の窓部を設けて、該本体ゴム
弾性体で壁部の一部が構成された第一のポケット部と、
前記第一の可撓性膜で壁部の一部が構成された第二のポ
ケット部および前記第二の可撓性膜で壁部の一部が構成
された第三のポケット部を、かかる窓部を通じて外周面
に開口するように形成する一方、該金属スリーブに前記
外筒部材を嵌着せしめて、それら各ポケット部の開口を
該外筒部材で流体密に覆蓋することにより、前記受圧室
と前記第一の平衡室および前記第二の平衡室が形成され
ていることにある。
ところは、請求項1乃至3の何れかに記載の発明に従う
構造とされた流体封入式筒形防振装置において、前記本
体ゴム弾性体の外周面に金属スリーブを接着すると共
に、該金属スリーブに複数の窓部を設けて、該本体ゴム
弾性体で壁部の一部が構成された第一のポケット部と、
前記第一の可撓性膜で壁部の一部が構成された第二のポ
ケット部および前記第二の可撓性膜で壁部の一部が構成
された第三のポケット部を、かかる窓部を通じて外周面
に開口するように形成する一方、該金属スリーブに前記
外筒部材を嵌着せしめて、それら各ポケット部の開口を
該外筒部材で流体密に覆蓋することにより、前記受圧室
と前記第一の平衡室および前記第二の平衡室が形成され
ていることにある。
【0017】このような請求項4に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、受圧室
と第一及び第二の平衡室を、優れた流体密性をもって容
易に形成することが出来る。また、第一の可撓性膜およ
び第二の可撓性膜を袋状の第一のゴム弾性膜および第二
のゴム弾性膜で構成し、金属スリーブの窓部を通じて外
周面に開口せしめることにより第二のポケット部および
第三のポケット部を構成すれば、それら第一及び第二の
ゴム弾性膜を、本体ゴム弾性体とは実質的に独立した構
造をもって、本体ゴム弾性体と一体形成することも可能
となる。
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、受圧室
と第一及び第二の平衡室を、優れた流体密性をもって容
易に形成することが出来る。また、第一の可撓性膜およ
び第二の可撓性膜を袋状の第一のゴム弾性膜および第二
のゴム弾性膜で構成し、金属スリーブの窓部を通じて外
周面に開口せしめることにより第二のポケット部および
第三のポケット部を構成すれば、それら第一及び第二の
ゴム弾性膜を、本体ゴム弾性体とは実質的に独立した構
造をもって、本体ゴム弾性体と一体形成することも可能
となる。
【0018】また、請求項5に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至4の何れかに記載の発明に従う
構造とされた流体封入式筒形防振装置において、前記第
二のオリフィス通路の周壁部が弾性体で構成されてお
り、かかる第二のオリフィス通路の周壁部において、該
第二のオリフィス通路を流動せしめられる流体の圧力に
基づく弾性変形が許容されるようになっていることにあ
る。
ところは、請求項1乃至4の何れかに記載の発明に従う
構造とされた流体封入式筒形防振装置において、前記第
二のオリフィス通路の周壁部が弾性体で構成されてお
り、かかる第二のオリフィス通路の周壁部において、該
第二のオリフィス通路を流動せしめられる流体の圧力に
基づく弾性変形が許容されるようになっていることにあ
る。
【0019】このような請求項5に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、第二の
オリフィス通路の周壁部の弾性変形を利用して、第二の
オリフィス通路をチューニングすることが可能となる。
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、第二の
オリフィス通路の周壁部の弾性変形を利用して、第二の
オリフィス通路をチューニングすることが可能となる。
【0020】また、請求項6に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至5の何れかに記載の発明に従う
構造とされた流体封入式筒形防振装置において、前記第
一のオリフィス通路による流体流動の共振周波数:f1
と前記第二のオリフィス通路による流体流動の共振周波
数:f2 の比:f2 /f1 の値が、2以下に設定されて
いることにある。
ところは、請求項1乃至5の何れかに記載の発明に従う
構造とされた流体封入式筒形防振装置において、前記第
一のオリフィス通路による流体流動の共振周波数:f1
と前記第二のオリフィス通路による流体流動の共振周波
数:f2 の比:f2 /f1 の値が、2以下に設定されて
いることにある。
【0021】このような請求項6に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、第一の
オリフィス通路における流体の共振周波数よりも高周波
数域の高動ばね化現象が、第二のオリフィス通路によっ
て一層有利に抑えられることとなる。
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、第一の
オリフィス通路における流体の共振周波数よりも高周波
数域の高動ばね化現象が、第二のオリフィス通路によっ
て一層有利に抑えられることとなる。
【0022】また、請求項7に記載の発明の特徴とする
ところは、請求項1乃至6の何れかに記載の発明に従う
構造とされた流体封入式筒形防振装置において、前記第
一のオリフィス通路による流体流動の共振周波数:f1
と前記第二のオリフィス通路による流体流動の共振周波
数:f2 の差:f2 −f1 の値が、30Hz以下に設定さ
れていることにある。
ところは、請求項1乃至6の何れかに記載の発明に従う
構造とされた流体封入式筒形防振装置において、前記第
一のオリフィス通路による流体流動の共振周波数:f1
と前記第二のオリフィス通路による流体流動の共振周波
数:f2 の差:f2 −f1 の値が、30Hz以下に設定さ
れていることにある。
【0023】このような請求項7に記載の発明に従う構
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、第一の
オリフィス通路における流体の共振周波数よりも高周波
数域の高動ばね化現象が、第二のオリフィス通路によっ
て一層有利に抑えられることとなる。
造とされた流体封入式筒形防振装置においては、第一の
オリフィス通路における流体の共振周波数よりも高周波
数域の高動ばね化現象が、第二のオリフィス通路によっ
て一層有利に抑えられることとなる。
【0024】また、請求項1乃至7の何れかに記載の発
明に従う構造とされた流体封入式筒形防振装置において
は、軸直角方向の主たる振動入力方向で内筒部材を挟ん
で位置する一方の側に前記本体ゴム弾性体を配設すると
共に、他方の側に軸方向に貫通する貫通空所を形成する
一方、かかる貫通空所内において、主たる振動入力方向
における内筒部材との対向部位から周方向の両側にそれ
ぞれ隔たった部位に位置して、第一の平衡室と第二の平
衡室を形成すると共に、それら第一の平衡室と第二の平
衡室を相互に連通する第二のオリフィス通路を、主たる
振動入力方向における内筒部材との対向部位を外筒部材
の内周面に沿って周方向に延びるように形成せしめた構
造が、有利に採用される。
明に従う構造とされた流体封入式筒形防振装置において
は、軸直角方向の主たる振動入力方向で内筒部材を挟ん
で位置する一方の側に前記本体ゴム弾性体を配設すると
共に、他方の側に軸方向に貫通する貫通空所を形成する
一方、かかる貫通空所内において、主たる振動入力方向
における内筒部材との対向部位から周方向の両側にそれ
ぞれ隔たった部位に位置して、第一の平衡室と第二の平
衡室を形成すると共に、それら第一の平衡室と第二の平
衡室を相互に連通する第二のオリフィス通路を、主たる
振動入力方向における内筒部材との対向部位を外筒部材
の内周面に沿って周方向に延びるように形成せしめた構
造が、有利に採用される。
【0025】更にまた、このような構造を採用するに際
し、貫通空所内における第一の平衡室と第二の平衡室の
周方向間において、内筒部材と外筒部材の少なくとも一
方の側から他方の側に向かって主たる振動入力方向に突
出するストッパ部を弾性体で形成することも有効であ
る。また、かかるストッパ部を補強部材で補強すれば、
内外筒部材の相対的変位量を一層有利に規制することが
出来ると共に、この補強部材によって、第一の平衡室と
第二の平衡室の間に跨がって外筒部材の内周面に沿って
延びる第二のオリフィス通路の荷重入力等に伴う断面積
等の変化を防止することも可能となる。
し、貫通空所内における第一の平衡室と第二の平衡室の
周方向間において、内筒部材と外筒部材の少なくとも一
方の側から他方の側に向かって主たる振動入力方向に突
出するストッパ部を弾性体で形成することも有効であ
る。また、かかるストッパ部を補強部材で補強すれば、
内外筒部材の相対的変位量を一層有利に規制することが
出来ると共に、この補強部材によって、第一の平衡室と
第二の平衡室の間に跨がって外筒部材の内周面に沿って
延びる第二のオリフィス通路の荷重入力等に伴う断面積
等の変化を防止することも可能となる。
【0026】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0027】先ず、図1〜4には、本発明の第一の実施
形態としてのFF(フロントエンジン・フロントドライ
ブ)車用のエンジンマウント10が、示されている。か
かるエンジンマウント10は、内筒部材としての内筒金
具12と外筒部材としての外筒金具14が、互いに径方
向に所定距離を隔てて且つ僅かに偏心して配設されてい
ると共に、それらの間に介装された本体ゴム弾性体16
によって連結された構造とされている。そして、このエ
ンジンマウント10は、内筒金具12と外筒金具14の
各一方が自動車のボデー側とパワーユニット側の各一方
に取り付けられることにより、パワーユニットをボデー
に対して防振支持せしめるようになっている。なお、そ
のような装着状態下では、パワーユニット重量による予
荷重と防振すべき振動荷重が、何れも、内外筒金具1
2,14の略偏心方向に入力されると共に、パワーユニ
ット荷重の入力によって本体ゴム弾性体16が弾性変形
することにより、内外筒金具12,14が略同軸的に位
置せしめられることとなる。
形態としてのFF(フロントエンジン・フロントドライ
ブ)車用のエンジンマウント10が、示されている。か
かるエンジンマウント10は、内筒部材としての内筒金
具12と外筒部材としての外筒金具14が、互いに径方
向に所定距離を隔てて且つ僅かに偏心して配設されてい
ると共に、それらの間に介装された本体ゴム弾性体16
によって連結された構造とされている。そして、このエ
ンジンマウント10は、内筒金具12と外筒金具14の
各一方が自動車のボデー側とパワーユニット側の各一方
に取り付けられることにより、パワーユニットをボデー
に対して防振支持せしめるようになっている。なお、そ
のような装着状態下では、パワーユニット重量による予
荷重と防振すべき振動荷重が、何れも、内外筒金具1
2,14の略偏心方向に入力されると共に、パワーユニ
ット荷重の入力によって本体ゴム弾性体16が弾性変形
することにより、内外筒金具12,14が略同軸的に位
置せしめられることとなる。
【0028】より詳細には、内筒金具12は厚肉の小径
円筒形状を有している。更に、この内筒金具12の外方
には、径方向に所定距離を隔てて且つ僅かに偏心して、
薄肉の大径円筒形状を有する金属スリーブ18が配設さ
れている。また、かかる金属スリーブ18には、第一の
開口窓20と第二の開口窓22が、径方向に対向位置し
て形成されており、第一の開口窓20が、内筒金具12
との偏心方向における離隔距離の大なる側に位置し、第
二の開口窓22が、内筒金具12との偏心方向における
離隔距離の小なる側に位置するようにして、内筒金具1
2と金属スリーブ18が相互に位置決めされている。
円筒形状を有している。更に、この内筒金具12の外方
には、径方向に所定距離を隔てて且つ僅かに偏心して、
薄肉の大径円筒形状を有する金属スリーブ18が配設さ
れている。また、かかる金属スリーブ18には、第一の
開口窓20と第二の開口窓22が、径方向に対向位置し
て形成されており、第一の開口窓20が、内筒金具12
との偏心方向における離隔距離の大なる側に位置し、第
二の開口窓22が、内筒金具12との偏心方向における
離隔距離の小なる側に位置するようにして、内筒金具1
2と金属スリーブ18が相互に位置決めされている。
【0029】そして、これら内筒金具12と金属スリー
ブ18の間に、本体ゴム弾性体16が介装されており、
該本体ゴム弾性体16に対して内筒金具12と金属スリ
ーブ18が加硫接着された一体加硫成形品として形成さ
れている。なお、金属スリーブ18の外周面には、薄肉
のシールゴム層24が全面を覆うようにして、本体ゴム
弾性体16と一体的に形成されている。
ブ18の間に、本体ゴム弾性体16が介装されており、
該本体ゴム弾性体16に対して内筒金具12と金属スリ
ーブ18が加硫接着された一体加硫成形品として形成さ
れている。なお、金属スリーブ18の外周面には、薄肉
のシールゴム層24が全面を覆うようにして、本体ゴム
弾性体16と一体的に形成されている。
【0030】ここにおいて、本体ゴム弾性体16は、内
筒金具12と金属スリーブ18の間において、それらの
偏心方向における離隔距離が大なる側だけに略半周に亘
って位置せしめられている。それによって、内筒金具1
2と金属スリーブ18の間には、それらの偏心方向にお
ける離隔距離が小なる側に位置して、軸方向に貫通して
延びる貫通空所26が、周方向の略半周に亘って形成さ
れている。これにより、マウント装着時にパワーユニッ
ト荷重が入力された際、本体ゴム弾性体16における引
張応力の発生が軽減乃至は防止せしめられて、耐久性の
向上が図られるようになっている。
筒金具12と金属スリーブ18の間において、それらの
偏心方向における離隔距離が大なる側だけに略半周に亘
って位置せしめられている。それによって、内筒金具1
2と金属スリーブ18の間には、それらの偏心方向にお
ける離隔距離が小なる側に位置して、軸方向に貫通して
延びる貫通空所26が、周方向の略半周に亘って形成さ
れている。これにより、マウント装着時にパワーユニッ
ト荷重が入力された際、本体ゴム弾性体16における引
張応力の発生が軽減乃至は防止せしめられて、耐久性の
向上が図られるようになっている。
【0031】また、内筒金具12には、その外周面に対
してストッパブロック28が嵌着固定されている。かか
るストッパブロック28は、合成樹脂等の硬質材で形成
されており、内筒金具12に外嵌固定される筒状部30
と、該筒状部30の軸方向中央部分から径方向外方に突
出して、突出先端部が周方向両側に傘状に広がる第一の
ストッパ部32と、筒状部30の軸方向両端部分におい
て、第一のストッパ部32とは径方向反対側に向かって
それぞれ突出する一対の第二のストッパ部34,34と
を、一体的に備えている。そして、第一のストッパ部3
2が、内筒金具12と金属スリーブ18の偏心方向にお
ける離隔距離の大なる側に突出し、第二のストッパ部3
4,34が、内筒金具12と金属スリーブ18の偏心方
向における離隔距離の小なる側に突出するように位置決
めされている。
してストッパブロック28が嵌着固定されている。かか
るストッパブロック28は、合成樹脂等の硬質材で形成
されており、内筒金具12に外嵌固定される筒状部30
と、該筒状部30の軸方向中央部分から径方向外方に突
出して、突出先端部が周方向両側に傘状に広がる第一の
ストッパ部32と、筒状部30の軸方向両端部分におい
て、第一のストッパ部32とは径方向反対側に向かって
それぞれ突出する一対の第二のストッパ部34,34と
を、一体的に備えている。そして、第一のストッパ部3
2が、内筒金具12と金属スリーブ18の偏心方向にお
ける離隔距離の大なる側に突出し、第二のストッパ部3
4,34が、内筒金具12と金属スリーブ18の偏心方
向における離隔距離の小なる側に突出するように位置決
めされている。
【0032】さらに、本体ゴム弾性体16には、外周面
に向かって開口する第一のポケット部36が設けられて
おり、金属スリーブ18の第一の開口窓20を通じて開
口せしめられている。この第一のポケット部36は、周
壁部が本体ゴム弾性体16によって構成されている。ま
た、第一のポケット部36の周方向両側の壁部は、全体
として、内筒金具12と金属スリーブ18の離隔方向に
おける離間距離が大なる側に向かって次第に拡開するV
字形断面形状とされており、本体ゴム弾性体16におけ
るパワーユニットの支持剛性の確保と耐久性の向上が図
られている。更にまた、第一のポケット部36の底部中
央には、第一のストッパ部32が突出位置させられてお
り、該第一のストッパ部32の表面を覆うように緩衝ゴ
ム38が固着されることによって、第一のポケット部3
6の底部から開口方向に向かって所定高さで突出する第
一のストッパ40が形成されている。
に向かって開口する第一のポケット部36が設けられて
おり、金属スリーブ18の第一の開口窓20を通じて開
口せしめられている。この第一のポケット部36は、周
壁部が本体ゴム弾性体16によって構成されている。ま
た、第一のポケット部36の周方向両側の壁部は、全体
として、内筒金具12と金属スリーブ18の離隔方向に
おける離間距離が大なる側に向かって次第に拡開するV
字形断面形状とされており、本体ゴム弾性体16におけ
るパワーユニットの支持剛性の確保と耐久性の向上が図
られている。更にまた、第一のポケット部36の底部中
央には、第一のストッパ部32が突出位置させられてお
り、該第一のストッパ部32の表面を覆うように緩衝ゴ
ム38が固着されることによって、第一のポケット部3
6の底部から開口方向に向かって所定高さで突出する第
一のストッパ40が形成されている。
【0033】また、内筒金具12から貫通空所26内に
突出する第二のストッパ部34,34も、緩衝ゴム42
によって表面が覆われている。それによって、主たる振
動入力方向で、第一のストッパ40とは反対側に向かっ
て所定高さで突出する第二のストッパ44が形成されて
いる。なお、第一及び第二のストッパ部40,44を形
成する各緩衝ゴム38,42は、何れも、本体ゴム弾性
体16と一体形成されている。
突出する第二のストッパ部34,34も、緩衝ゴム42
によって表面が覆われている。それによって、主たる振
動入力方向で、第一のストッパ40とは反対側に向かっ
て所定高さで突出する第二のストッパ44が形成されて
いる。なお、第一及び第二のストッパ部40,44を形
成する各緩衝ゴム38,42は、何れも、本体ゴム弾性
体16と一体形成されている。
【0034】また一方、前記貫通空所26には、薄肉で
弾性変形が比較的容易に許容される薄肉ゴム弾性体46
が配設されている。この薄肉ゴム弾性体46は、それぞ
れ略袋形状を有する第一のゴム弾性膜48と第二のゴム
弾性膜50が、互いに周方向に所定距離を隔てて位置せ
しめられると共に、それら両ゴム弾性膜48,50の隣
接する開口部間が略シート状の連結ゴム部52によって
連結された構造とされている。そして、かかる薄肉ゴム
弾性体46は、貫通空所26において、内筒金具12と
金属スリーブ18の偏心方向における該内筒金具12と
の対向部分を周方向に両側に避けるようにして、第一の
ゴム弾性膜48と第二のゴム弾性膜50が周方向両側に
互いに離隔位置する状態で配設位置せしめられており、
連結ゴム部52が、内筒金具12と金属スリーブ18の
偏心方向で、第二のストッパ44に対向位置せしめられ
ている。
弾性変形が比較的容易に許容される薄肉ゴム弾性体46
が配設されている。この薄肉ゴム弾性体46は、それぞ
れ略袋形状を有する第一のゴム弾性膜48と第二のゴム
弾性膜50が、互いに周方向に所定距離を隔てて位置せ
しめられると共に、それら両ゴム弾性膜48,50の隣
接する開口部間が略シート状の連結ゴム部52によって
連結された構造とされている。そして、かかる薄肉ゴム
弾性体46は、貫通空所26において、内筒金具12と
金属スリーブ18の偏心方向における該内筒金具12と
の対向部分を周方向に両側に避けるようにして、第一の
ゴム弾性膜48と第二のゴム弾性膜50が周方向両側に
互いに離隔位置する状態で配設位置せしめられており、
連結ゴム部52が、内筒金具12と金属スリーブ18の
偏心方向で、第二のストッパ44に対向位置せしめられ
ている。
【0035】また、かくの如く貫通空所26内に配設さ
れた薄肉ゴム弾性体46は、その外周縁部において、金
属スリーブ18における第二の開口窓22の開口周縁部
に対して、該第二の開口窓22を内周側から閉塞せしめ
る状態で、加硫接着されている。それによって、第一の
ゴム弾性膜48と第二のゴム弾性膜50により、それぞ
れ第二の開口窓22を通じて外周面に開口する第二のポ
ケット部54と第三のポケット部56が形成されてお
り、互いに周方向に所定距離を隔てて位置せしめられて
いる。更に、これら第二のポケット部54と第三のポケ
ット部56の開口部間に跨がって延びる連結ゴム部52
には、外周面に開口して周方向に直線的に延びる凹溝5
8が形成されており、この凹溝58によって、第二のポ
ケット部54と第三のポケット部56が相互に接続され
ている。
れた薄肉ゴム弾性体46は、その外周縁部において、金
属スリーブ18における第二の開口窓22の開口周縁部
に対して、該第二の開口窓22を内周側から閉塞せしめ
る状態で、加硫接着されている。それによって、第一の
ゴム弾性膜48と第二のゴム弾性膜50により、それぞ
れ第二の開口窓22を通じて外周面に開口する第二のポ
ケット部54と第三のポケット部56が形成されてお
り、互いに周方向に所定距離を隔てて位置せしめられて
いる。更に、これら第二のポケット部54と第三のポケ
ット部56の開口部間に跨がって延びる連結ゴム部52
には、外周面に開口して周方向に直線的に延びる凹溝5
8が形成されており、この凹溝58によって、第二のポ
ケット部54と第三のポケット部56が相互に接続され
ている。
【0036】なお、連結ゴム部52は、内筒金具12と
金属スリーブ18の偏心方向で第二のストッパ44に対
向位置せしめられているが、該第二のストッパ44にお
ける硬質の第二のストッパ部34は、金属スリーブ18
の開口窓22を避けて軸方向両側に位置せしめられ、金
属スリーブ18の軸方向両端部に対して対向位置せしめ
られており、連結ゴム部52に対向位置する部分は、実
質的に緩衝ゴム42のみで構成されて充分に軟らかくさ
れていることから、連結ゴム部52における第二のスト
ッパ44の当接による過大な応力発生が軽減されて、連
結ゴム部52の耐久性が確保されるようになっている。
金属スリーブ18の偏心方向で第二のストッパ44に対
向位置せしめられているが、該第二のストッパ44にお
ける硬質の第二のストッパ部34は、金属スリーブ18
の開口窓22を避けて軸方向両側に位置せしめられ、金
属スリーブ18の軸方向両端部に対して対向位置せしめ
られており、連結ゴム部52に対向位置する部分は、実
質的に緩衝ゴム42のみで構成されて充分に軟らかくさ
れていることから、連結ゴム部52における第二のスト
ッパ44の当接による過大な応力発生が軽減されて、連
結ゴム部52の耐久性が確保されるようになっている。
【0037】さらに、前記金属スリーブ18には、第一
の開口窓20と第二の開口窓22の周方向両側の端縁部
間に跨がって直線的に延びる周溝60,60が形成され
ている。換言すれば、金属スリーブ18は、軸方向両側
に段差部が形成されることにより、軸方向両端部分が大
径部62,62とされると共に、軸方向中央部分が小径
部64とされた段付円筒形状を有しており、第一及び第
二の開口窓20,22は、小径部64よりも大きな軸方
向開口幅をもって形成されているのである。なお、各周
溝60の内部は、シールゴム層24が厚肉とされて充填
されている。
の開口窓20と第二の開口窓22の周方向両側の端縁部
間に跨がって直線的に延びる周溝60,60が形成され
ている。換言すれば、金属スリーブ18は、軸方向両側
に段差部が形成されることにより、軸方向両端部分が大
径部62,62とされると共に、軸方向中央部分が小径
部64とされた段付円筒形状を有しており、第一及び第
二の開口窓20,22は、小径部64よりも大きな軸方
向開口幅をもって形成されているのである。なお、各周
溝60の内部は、シールゴム層24が厚肉とされて充填
されている。
【0038】そして、金属スリーブ18に形成された一
方の周溝60内において、外周面に開口して周方向に直
線的に延びる凹溝66が形成されており、この凹溝66
によって、第一のポケット部36と第二のポケット部5
4が相互に接続されている。
方の周溝60内において、外周面に開口して周方向に直
線的に延びる凹溝66が形成されており、この凹溝66
によって、第一のポケット部36と第二のポケット部5
4が相互に接続されている。
【0039】さらに、このような構造とされた一体加硫
成形品には、必要に応じて本体ゴム弾性体16への予備
圧縮が加えられた後、外筒金具14が外挿され、金属ス
リーブ18に外嵌固定される。それにより、金属スリー
ブ18の第一及び第二の開口窓20,22が、外筒金具
14で流体密に閉塞される。なお、金属スリーブ18と
外筒金具14の嵌着部では、シールゴム層24が挟圧さ
れて流体密性が確保されている。
成形品には、必要に応じて本体ゴム弾性体16への予備
圧縮が加えられた後、外筒金具14が外挿され、金属ス
リーブ18に外嵌固定される。それにより、金属スリー
ブ18の第一及び第二の開口窓20,22が、外筒金具
14で流体密に閉塞される。なお、金属スリーブ18と
外筒金具14の嵌着部では、シールゴム層24が挟圧さ
れて流体密性が確保されている。
【0040】そして、第一のポケット部36の開口部が
外筒金具14で流体密に覆蓋されることにより、壁部の
一部が本体ゴム弾性体16で構成されて振動入力時に内
圧変動が生ぜしめられる受圧室が形成されていると共
に、第二のポケット部54および第三のポケット部56
の開口部が外筒金具14で流体密に覆蓋されることによ
り、壁部の一部が第一のゴム弾性膜48および第二のゴ
ム弾性膜50で構成されて、それら第一及び第二のゴム
弾性膜48,50の変形に基づいてそれぞれ容積変化が
容易に許容される第一の平衡室70および第二の平衡室
72が形成されている。なお、本実施形態では、第一の
ゴム弾性膜48と第二のゴム弾性膜50が、同一材質で
形成されており且つ肉厚や形状,大きさ等が略同一とさ
れており、それによって、第一の平衡室70の拡張ばね
定数と第二の平衡室72の拡張ばね定数とが略同じに設
定されている。
外筒金具14で流体密に覆蓋されることにより、壁部の
一部が本体ゴム弾性体16で構成されて振動入力時に内
圧変動が生ぜしめられる受圧室が形成されていると共
に、第二のポケット部54および第三のポケット部56
の開口部が外筒金具14で流体密に覆蓋されることによ
り、壁部の一部が第一のゴム弾性膜48および第二のゴ
ム弾性膜50で構成されて、それら第一及び第二のゴム
弾性膜48,50の変形に基づいてそれぞれ容積変化が
容易に許容される第一の平衡室70および第二の平衡室
72が形成されている。なお、本実施形態では、第一の
ゴム弾性膜48と第二のゴム弾性膜50が、同一材質で
形成されており且つ肉厚や形状,大きさ等が略同一とさ
れており、それによって、第一の平衡室70の拡張ばね
定数と第二の平衡室72の拡張ばね定数とが略同じに設
定されている。
【0041】さらに、これら受圧室68,第一の平衡室
70および第二の平衡室72には、それぞれ、非圧縮性
流体が封入されている。なお、封入流体としては、水や
アルキレングリコール,ポリアルキレングリコール,シ
リコーン油等が何れも採用され得るが、特に、流体の共
振作用に基づく防振効果を有効に得るためには、0.1
Pa・s以下の粘度を有する低粘性流体を採用すること
が望ましい。
70および第二の平衡室72には、それぞれ、非圧縮性
流体が封入されている。なお、封入流体としては、水や
アルキレングリコール,ポリアルキレングリコール,シ
リコーン油等が何れも採用され得るが、特に、流体の共
振作用に基づく防振効果を有効に得るためには、0.1
Pa・s以下の粘度を有する低粘性流体を採用すること
が望ましい。
【0042】また、外筒金具14の組付けによって、外
周面に開口する凹溝58および凹溝66の開口部も流体
密に覆蓋されており、以て、凹溝66により、受圧室6
8と第一の平衡室70を相互に連通して流体流動を許容
する第一のオリフィス通路74が形成されていると共
に、凹溝58により、第一の平衡室70と第二の平衡室
72を相互に連通して流体流動を許容する第二のオリフ
ィス通路76が形成されている。要するに、受圧室68
と第一の平衡室70と第二の平衡室72は、互いに周方
向に所定距離を隔てて位置せしめられており、第一のオ
リフィス通路74および第二のオリフィス通路76を通
じて、互いに直列的に接続されているのである。
周面に開口する凹溝58および凹溝66の開口部も流体
密に覆蓋されており、以て、凹溝66により、受圧室6
8と第一の平衡室70を相互に連通して流体流動を許容
する第一のオリフィス通路74が形成されていると共
に、凹溝58により、第一の平衡室70と第二の平衡室
72を相互に連通して流体流動を許容する第二のオリフ
ィス通路76が形成されている。要するに、受圧室68
と第一の平衡室70と第二の平衡室72は、互いに周方
向に所定距離を隔てて位置せしめられており、第一のオ
リフィス通路74および第二のオリフィス通路76を通
じて、互いに直列的に接続されているのである。
【0043】これにより、前述の如く内外筒金具12,
14の各一方をボデー側とパワーユニット側の各一方に
取り付けた装着状態下において、内外筒金具12,14
間に振動が入力されると、受圧室68と第一及び第二の
平衡室70,72の間に相対的な内圧差が惹起されるこ
とにより、受圧室68と第一の平衡室70の間および第
一の平衡室70と第二の平衡室72の間で、第一のオリ
フィス通路74および第二のオリフィス通路76を通じ
ての流体流動が生ぜしめられるようになっている。そし
て、これら第一のオリフィス通路74を通じて流動せし
められる流体の共振作用と、第二のオリフィス通路76
を通じて流動せしめられる流体の共振作用によって、そ
れぞれ、各オリフィス通路74,76のチューニング特
性に従う防振効果が発揮されるようになっているのであ
る。なお、内外筒金具12,14間に過大な振動荷重が
入力された際には、第一及び第二のストッパ40,44
の外筒金具14側への当接によって、バウンド方向およ
びリバウンド方向における内外筒金具12,14の相対
的変位量が制限されるようになっている。
14の各一方をボデー側とパワーユニット側の各一方に
取り付けた装着状態下において、内外筒金具12,14
間に振動が入力されると、受圧室68と第一及び第二の
平衡室70,72の間に相対的な内圧差が惹起されるこ
とにより、受圧室68と第一の平衡室70の間および第
一の平衡室70と第二の平衡室72の間で、第一のオリ
フィス通路74および第二のオリフィス通路76を通じ
ての流体流動が生ぜしめられるようになっている。そし
て、これら第一のオリフィス通路74を通じて流動せし
められる流体の共振作用と、第二のオリフィス通路76
を通じて流動せしめられる流体の共振作用によって、そ
れぞれ、各オリフィス通路74,76のチューニング特
性に従う防振効果が発揮されるようになっているのであ
る。なお、内外筒金具12,14間に過大な振動荷重が
入力された際には、第一及び第二のストッパ40,44
の外筒金具14側への当接によって、バウンド方向およ
びリバウンド方向における内外筒金具12,14の相対
的変位量が制限されるようになっている。
【0044】ここにおいて、第一のオリフィス通路74
は、その内部を流動せしめられる流体の共振作用に基づ
いて、アイドリング一次振動等に相当する25Hz前後の
低周波振動に対する低動ばね効果が発揮されるようにチ
ューニングされている一方、第二のオリフィス通路76
は、その内部を流動せしめられる流体の共振作用に基づ
いて、第一のオリフィス通路74を流動せしめられる流
体の共振周波数を越えた領域での著しい高動ばね化を抑
えると共に、アイドリング四次振動等に相当する45Hz
前後の高周波振動に対する低動ばね効果が発揮されるよ
うにチューニングされている。
は、その内部を流動せしめられる流体の共振作用に基づ
いて、アイドリング一次振動等に相当する25Hz前後の
低周波振動に対する低動ばね効果が発揮されるようにチ
ューニングされている一方、第二のオリフィス通路76
は、その内部を流動せしめられる流体の共振作用に基づ
いて、第一のオリフィス通路74を流動せしめられる流
体の共振周波数を越えた領域での著しい高動ばね化を抑
えると共に、アイドリング四次振動等に相当する45Hz
前後の高周波振動に対する低動ばね効果が発揮されるよ
うにチューニングされている。
【0045】すなわち、第一のオリフィス通路74と第
二のオリフィス通路76は、振動が入力される受圧室6
8と略同じ拡張ばね定数を有する容積可変の第一及び第
二の平衡室70,72を相互に直列的に接続せしめる構
造とされていることから、第二のオリフィス通路76に
よる流体流動の共振周波数が、第一のオリフィス通路7
4による流体流動の共振周波数よりも、高周波数域に有
利に設定されるのである。
二のオリフィス通路76は、振動が入力される受圧室6
8と略同じ拡張ばね定数を有する容積可変の第一及び第
二の平衡室70,72を相互に直列的に接続せしめる構
造とされていることから、第二のオリフィス通路76に
よる流体流動の共振周波数が、第一のオリフィス通路7
4による流体流動の共振周波数よりも、高周波数域に有
利に設定されるのである。
【0046】なお、第一のオリフィス通路74による流
体流動の共振周波数:f1 および第二のオリフィス通路
76による流体流動の共振周波数:f2 は、各別にそれ
だけを考えた場合、第一及び第二の平衡室70,72の
拡張ばね定数等を一定とすれば、各オリフィス通路7
4,76の通路断面積:A1 ,A2 と通路長さ:L1 ,
L2 を調節することによって、容易にチューニングする
ことが可能であり、A1/L1 ,A2 /L2 の各値を大
きくすることによって、共振周波数:f1 ,f2をそれ
ぞれ高周波数側に設定することが出来る。尤も、第一の
オリフィス通路74の通路断面積:A1 や通路長さ:L
1 および第二のオリフィス通路76の通路断面積:A2
や通路長さ:L2 は、流体の共振作用に基づく有効な防
振効果が充分なパワーで発揮され得るだけの流体の流動
量が確保されるべきであることも考慮して決定される。
体流動の共振周波数:f1 および第二のオリフィス通路
76による流体流動の共振周波数:f2 は、各別にそれ
だけを考えた場合、第一及び第二の平衡室70,72の
拡張ばね定数等を一定とすれば、各オリフィス通路7
4,76の通路断面積:A1 ,A2 と通路長さ:L1 ,
L2 を調節することによって、容易にチューニングする
ことが可能であり、A1/L1 ,A2 /L2 の各値を大
きくすることによって、共振周波数:f1 ,f2をそれ
ぞれ高周波数側に設定することが出来る。尤も、第一の
オリフィス通路74の通路断面積:A1 や通路長さ:L
1 および第二のオリフィス通路76の通路断面積:A2
や通路長さ:L2 は、流体の共振作用に基づく有効な防
振効果が充分なパワーで発揮され得るだけの流体の流動
量が確保されるべきであることも考慮して決定される。
【0047】また、特に、第一のオリフィス通路74
は、図1及び図3から明らかなように、充分に大きな通
路断面積と比較的短い通路長さをもって形成されている
のに対し、第二のオリフィス通路76は、図1及び図2
から明らかなように、第一のオリフィス通路74に比し
て、僅かに短い通路長さと、充分に小さな通路断面積を
もって形成されている。これにより、通路断面積:Aと
通路長さ:Lの比:A/Lの値が、第一のオリフィス通
路74よりも第二のオリフィス通路76の方が小さくな
るように設定されている。なお、本実施形態では、第二
のオリフィス通路76の周壁部が連結ゴム部52によっ
て構成されており、マウント装着状態下では、パワーユ
ニット重量の付加により封入流体圧が上昇することに伴
って、連結ゴム部52が膨出変形して第二のオリフィス
通路76の通路断面積:Aが実質的に大きくなる可能性
があることから、かかるパワーユニット重量の付加によ
る連結ゴム部52の変形も考慮して、第二のオリフィス
通路76の通路断面積:Aは、マウント装着状態下にお
ける実際の大きさで把握,検討等が為されるべきであ
る。
は、図1及び図3から明らかなように、充分に大きな通
路断面積と比較的短い通路長さをもって形成されている
のに対し、第二のオリフィス通路76は、図1及び図2
から明らかなように、第一のオリフィス通路74に比し
て、僅かに短い通路長さと、充分に小さな通路断面積を
もって形成されている。これにより、通路断面積:Aと
通路長さ:Lの比:A/Lの値が、第一のオリフィス通
路74よりも第二のオリフィス通路76の方が小さくな
るように設定されている。なお、本実施形態では、第二
のオリフィス通路76の周壁部が連結ゴム部52によっ
て構成されており、マウント装着状態下では、パワーユ
ニット重量の付加により封入流体圧が上昇することに伴
って、連結ゴム部52が膨出変形して第二のオリフィス
通路76の通路断面積:Aが実質的に大きくなる可能性
があることから、かかるパワーユニット重量の付加によ
る連結ゴム部52の変形も考慮して、第二のオリフィス
通路76の通路断面積:Aは、マウント装着状態下にお
ける実際の大きさで把握,検討等が為されるべきであ
る。
【0048】このように、第二のオリフィス通路76に
おける通路断面積と通路長さの比:A2 /L2 の値が、
第一のオリフィス通路74における通路断面積と通路長
さの比:A1 /L1 の値よりも小さく設定されているこ
とにより、第一及び第二のオリフィス通路74,76を
流動せしめられる流体量が有利に確保されると共に、第
二のオリフィス通路76による流体流動の共振周波数:
f2 が、第一のオリフィス通路74による流体流動の共
振周波数:f1 に対して、該第一のオリフィス通路74
による流体流動の共振作用に対して影響を及ぼし得る程
度に接近して設定されることとなる。
おける通路断面積と通路長さの比:A2 /L2 の値が、
第一のオリフィス通路74における通路断面積と通路長
さの比:A1 /L1 の値よりも小さく設定されているこ
とにより、第一及び第二のオリフィス通路74,76を
流動せしめられる流体量が有利に確保されると共に、第
二のオリフィス通路76による流体流動の共振周波数:
f2 が、第一のオリフィス通路74による流体流動の共
振周波数:f1 に対して、該第一のオリフィス通路74
による流体流動の共振作用に対して影響を及ぼし得る程
度に接近して設定されることとなる。
【0049】それによって、第一のオリフィス通路74
がチューニングされた低周波数域の入力振動に対して
は、該第一のオリフィス通路74による流体の共振作用
に基づく低動ばね効果が発揮されると共に、第二のオリ
フィス通路76がチューニングされた高周波数域の入力
振動に対しては、該第二のオリフィス通路76による流
体の共振作用に基づく低動ばね効果が発揮されることに
加えて、第一のオリフィス通路74と第二のオリフィス
通路76のチューニング域間の中周波数域では、第一の
オリフィス通路74を通じて流動する流体の反共振的な
作用による著しい高動ばね化が第二のオリフィス通路7
6を通じて流動する流体の共振作用によって抑えられて
低動ばね化が図られるのであり、以て、第一のオリフィ
ス通路74がチューニングされた低周波数域から第二の
オリフィス通路76がチューニングされた高周波数域に
亘る広い範囲の入力振動に対して、何れも、優れた振動
絶縁効果が安定して発揮されるのである。
がチューニングされた低周波数域の入力振動に対して
は、該第一のオリフィス通路74による流体の共振作用
に基づく低動ばね効果が発揮されると共に、第二のオリ
フィス通路76がチューニングされた高周波数域の入力
振動に対しては、該第二のオリフィス通路76による流
体の共振作用に基づく低動ばね効果が発揮されることに
加えて、第一のオリフィス通路74と第二のオリフィス
通路76のチューニング域間の中周波数域では、第一の
オリフィス通路74を通じて流動する流体の反共振的な
作用による著しい高動ばね化が第二のオリフィス通路7
6を通じて流動する流体の共振作用によって抑えられて
低動ばね化が図られるのであり、以て、第一のオリフィ
ス通路74がチューニングされた低周波数域から第二の
オリフィス通路76がチューニングされた高周波数域に
亘る広い範囲の入力振動に対して、何れも、優れた振動
絶縁効果が安定して発揮されるのである。
【0050】従って、上述の如き構造とされたエンジン
マウント10においては、第一のオリフィス通路がチュ
ーニングされた25Hz前後から第二のオリフィス通路が
チューニングされた45Hz前後に亘る、極めて広い周波
数域の入力振動に対して、何れも、流体の流動作用に基
づく低動ばね効果が有利に発揮されることとなり、例え
ばアイドリング一次振動から四次振動に至る広範囲の周
波数域の振動や、それぞれのシフトレンジ位置に応じて
発生する各種の異なる周波数域の振動等に対して、何れ
も有効な防振効果が発揮されて、全体としてアイドリン
グ振動に対して極めて優れた防振効果が安定して発揮さ
れ得るのである。
マウント10においては、第一のオリフィス通路がチュ
ーニングされた25Hz前後から第二のオリフィス通路が
チューニングされた45Hz前後に亘る、極めて広い周波
数域の入力振動に対して、何れも、流体の流動作用に基
づく低動ばね効果が有利に発揮されることとなり、例え
ばアイドリング一次振動から四次振動に至る広範囲の周
波数域の振動や、それぞれのシフトレンジ位置に応じて
発生する各種の異なる周波数域の振動等に対して、何れ
も有効な防振効果が発揮されて、全体としてアイドリン
グ振動に対して極めて優れた防振効果が安定して発揮さ
れ得るのである。
【0051】なお、第一のオリフィス通路74を通じて
流動する流体の反共振的な作用による著しい高動ばね化
を第二のオリフィス通路76を通じて流動する流体の共
振作用によってより有効に抑えて、一層の低動ばね化を
図るためには、例えば、第一のオリフィス通路74によ
る流体流動の共振周波数:f1 と第二のオリフィス通路
76による流体流動の共振周波数:f2 の比:f2 /f
1 の値が2以下となるように、或いは第一のオリフィス
通路74による流体流動の共振周波数:f1 と第二のオ
リフィス通路76による流体流動の共振周波数:f2 の
差:f2 −f1の値が30Hz以下となるように、設定す
ることが望ましい。
流動する流体の反共振的な作用による著しい高動ばね化
を第二のオリフィス通路76を通じて流動する流体の共
振作用によってより有効に抑えて、一層の低動ばね化を
図るためには、例えば、第一のオリフィス通路74によ
る流体流動の共振周波数:f1 と第二のオリフィス通路
76による流体流動の共振周波数:f2 の比:f2 /f
1 の値が2以下となるように、或いは第一のオリフィス
通路74による流体流動の共振周波数:f1 と第二のオ
リフィス通路76による流体流動の共振周波数:f2 の
差:f2 −f1の値が30Hz以下となるように、設定す
ることが望ましい。
【0052】また、第一のオリフィス通路74を通じて
流動する流体の反共振的な作用による著しい高動ばね化
を第二のオリフィス通路76を通じて流動する流体の共
振作用によってより一層有効に抑えるためには、第二の
オリフィス通路76における通路断面積と通路長さの
比:A2 /L2 の値を、第一のオリフィス通路74にお
ける通路断面積と通路長さの比:A1 /L1 の値に対し
て、1/2以下となるように設定したり、或いは、第一
のオリフィス通路74を通じて流動する流体の反共振的
な作用に起因して高くなる動ばね定数のピーク値が、第
二のオリフィス通路76を通じて流動する流体の反共振
的な作用に起因して高くなる動ばね定数のピーク値より
も小さくなるようにチューニングすることが、より好ま
しい。
流動する流体の反共振的な作用による著しい高動ばね化
を第二のオリフィス通路76を通じて流動する流体の共
振作用によってより一層有効に抑えるためには、第二の
オリフィス通路76における通路断面積と通路長さの
比:A2 /L2 の値を、第一のオリフィス通路74にお
ける通路断面積と通路長さの比:A1 /L1 の値に対し
て、1/2以下となるように設定したり、或いは、第一
のオリフィス通路74を通じて流動する流体の反共振的
な作用に起因して高くなる動ばね定数のピーク値が、第
二のオリフィス通路76を通じて流動する流体の反共振
的な作用に起因して高くなる動ばね定数のピーク値より
も小さくなるようにチューニングすることが、より好ま
しい。
【0053】次に、図5及び図6には、本発明の第二の
実施形態としてのFF(フロントエンジン・フロントド
ライブ)車用のエンジンマウント80が、示されてい
る。なお、本実施形態のエンジンマウント80は、前記
第一の実施形態としてのエンジンマウントに比して、特
に第二のオリフィス通路の別の形態例を示すものであ
り、第一の実施形態としてのエンジンマウントと同様な
構造とされた部材および部位については、図中に、第一
の実施形態と同一の符号を付することにより、詳細な説
明を省略する。
実施形態としてのFF(フロントエンジン・フロントド
ライブ)車用のエンジンマウント80が、示されてい
る。なお、本実施形態のエンジンマウント80は、前記
第一の実施形態としてのエンジンマウントに比して、特
に第二のオリフィス通路の別の形態例を示すものであ
り、第一の実施形態としてのエンジンマウントと同様な
構造とされた部材および部位については、図中に、第一
の実施形態と同一の符号を付することにより、詳細な説
明を省略する。
【0054】すなわち、本実施形態としてのエンジンマ
ウント80では、第一の実施形態としてのエンジンマウ
ントにおけるストッパブロック(28)の代わりに、内
筒金具12の軸方向中間部分に固着されて受圧室68側
に突出するロッド状のストッパ金具82と、ストッパ金
具82の突出先端部に固着されて該ストッパ金具82の
軸直角方向外方に広がる傘金具84が設けられており、
それらストッパ金具82と傘金具84が緩衝ゴム42で
覆われることによって、内筒金具12側から受圧室68
内に所定高さで突出する第一のストッパ40が形成され
ている。なお、内筒金具12における貫通空所26側に
は、所定厚さの緩衝ゴム42だけが、内筒金具12の外
周面を覆うようにして、設けられている。
ウント80では、第一の実施形態としてのエンジンマウ
ントにおけるストッパブロック(28)の代わりに、内
筒金具12の軸方向中間部分に固着されて受圧室68側
に突出するロッド状のストッパ金具82と、ストッパ金
具82の突出先端部に固着されて該ストッパ金具82の
軸直角方向外方に広がる傘金具84が設けられており、
それらストッパ金具82と傘金具84が緩衝ゴム42で
覆われることによって、内筒金具12側から受圧室68
内に所定高さで突出する第一のストッパ40が形成され
ている。なお、内筒金具12における貫通空所26側に
は、所定厚さの緩衝ゴム42だけが、内筒金具12の外
周面を覆うようにして、設けられている。
【0055】また一方、金属スリーブ18には、第二の
開口窓22の周方向中央部分において、拘束金具86が
固着されている。この拘束金具86は、全体として略門
形乃至はコ字形を有しており、第二の開口窓22を軸方
向に跨ぐ状態で、両脚部が金属スリーブ18における第
二の開口窓22の開口周縁部に溶着されることによって
金属スリーブ18に取り付けられ、貫通空所26内にお
いて、金属スリーブ18から内筒金具12に向かって、
それらの偏心方向に所定高さで突出せしめられている。
開口窓22の周方向中央部分において、拘束金具86が
固着されている。この拘束金具86は、全体として略門
形乃至はコ字形を有しており、第二の開口窓22を軸方
向に跨ぐ状態で、両脚部が金属スリーブ18における第
二の開口窓22の開口周縁部に溶着されることによって
金属スリーブ18に取り付けられ、貫通空所26内にお
いて、金属スリーブ18から内筒金具12に向かって、
それらの偏心方向に所定高さで突出せしめられている。
【0056】また、第二のオリフィス通路76の底壁を
構成する連結ゴム部52が厚肉とされて、この連結ゴム
52に対して拘束金具86が加硫接着されている。な
お、拘束金具86における内筒金具12との対向面上に
は、所定厚さの緩衝ゴム88が、連結ゴム52と一体的
に形成されている。
構成する連結ゴム部52が厚肉とされて、この連結ゴム
52に対して拘束金具86が加硫接着されている。な
お、拘束金具86における内筒金具12との対向面上に
は、所定厚さの緩衝ゴム88が、連結ゴム52と一体的
に形成されている。
【0057】そして、拘束金具86と緩衝ゴム88によ
って、内筒金具12側への当接により内外筒金具12,
14のリバウンド方向での変位量を制限する第二のスト
ッパ90が構成されている。また、拘束金具86によっ
て、連結ゴム部52が拘束されて弾性変形が抑えられる
ことから、振動入力時にも、第二のオリフィス通路76
の形状が略一定に保持されるようになっている。
って、内筒金具12側への当接により内外筒金具12,
14のリバウンド方向での変位量を制限する第二のスト
ッパ90が構成されている。また、拘束金具86によっ
て、連結ゴム部52が拘束されて弾性変形が抑えられる
ことから、振動入力時にも、第二のオリフィス通路76
の形状が略一定に保持されるようになっている。
【0058】従って、このような構造とされた本実施形
態のエンジンマウント80においても、前記第一の実施
形態のエンジンマウント(10)と同様な効果が何れも
有効に発揮され得ることは勿論であり、それに加えて、
第二のオリフィス通路76の形状が略一定に保たれるこ
とから、第二のオリフィス通路76によって生ぜしめら
れる流体流動の共振周波数のチューニングが容易である
と共に、目的とする防振効果がより安定して発揮される
のである。
態のエンジンマウント80においても、前記第一の実施
形態のエンジンマウント(10)と同様な効果が何れも
有効に発揮され得ることは勿論であり、それに加えて、
第二のオリフィス通路76の形状が略一定に保たれるこ
とから、第二のオリフィス通路76によって生ぜしめら
れる流体流動の共振周波数のチューニングが容易である
と共に、目的とする防振効果がより安定して発揮される
のである。
【0059】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これらは文字通りの例示であって、本発明は、
これらの実施形態および後述する実施例における具体的
な記載によって、何等限定的に解釈されるものではな
い。
きたが、これらは文字通りの例示であって、本発明は、
これらの実施形態および後述する実施例における具体的
な記載によって、何等限定的に解釈されるものではな
い。
【0060】例えば、第一及び第二のオリフィス通路の
断面積や長さ等は勿論、具体的構造についても、何等限
定されるものでなく、それらは、マウントの要求特性等
に応じて、適宜に設計変更され得る。具体的には、例え
ば、金属スリーブ18に三つの開口窓を設けて、第一,
第二及び第三のポケット部36,54,56を、それら
各開口窓を通じて開口せしめると共に、金属スリーブ1
8の各開口窓部間に跨がる凹溝を設けて、金属スリーブ
18と外筒金具14の間に、第一のオリフィス通路と第
二のオリフィス通路をそれぞれ形成することも可能であ
る。
断面積や長さ等は勿論、具体的構造についても、何等限
定されるものでなく、それらは、マウントの要求特性等
に応じて、適宜に設計変更され得る。具体的には、例え
ば、金属スリーブ18に三つの開口窓を設けて、第一,
第二及び第三のポケット部36,54,56を、それら
各開口窓を通じて開口せしめると共に、金属スリーブ1
8の各開口窓部間に跨がる凹溝を設けて、金属スリーブ
18と外筒金具14の間に、第一のオリフィス通路と第
二のオリフィス通路をそれぞれ形成することも可能であ
る。
【0061】また、受圧室や第一及び第二の平衡室の形
状や形成位置等の具体的構造も何等限定されるものでな
く、例えば、受圧室の内部を仕切るようにして平衡室を
形成したり、第一の平衡室と第二の平衡室を軸方向に並
べて形成すること等も可能である。
状や形成位置等の具体的構造も何等限定されるものでな
く、例えば、受圧室の内部を仕切るようにして平衡室を
形成したり、第一の平衡室と第二の平衡室を軸方向に並
べて形成すること等も可能である。
【0062】さらに、第一の平衡室と第二の平衡室の壁
部を構成する各ゴム弾性膜の材質や厚さ、大きさ等を異
ならせることにより、それら両平衡室の拡張ばね定数を
異ならせて、第一及び第二のオリフィス通路をチューニ
ングすることも可能である。
部を構成する各ゴム弾性膜の材質や厚さ、大きさ等を異
ならせることにより、それら両平衡室の拡張ばね定数を
異ならせて、第一及び第二のオリフィス通路をチューニ
ングすることも可能である。
【0063】加えて、前記実施例では、本発明を自動車
用エンジンマウントに適用したものの具体例を示した
が、その他、本発明は、自動車用ボデーマウントやデフ
マウント、或いは自動車以外の装置に用いられる各種の
筒形防振装置に対しても、同様に適用可能であること
は、勿論である。
用エンジンマウントに適用したものの具体例を示した
が、その他、本発明は、自動車用ボデーマウントやデフ
マウント、或いは自動車以外の装置に用いられる各種の
筒形防振装置に対しても、同様に適用可能であること
は、勿論である。
【0064】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【0065】
【実施例】前記第一の実施形態として図1〜4に示され
た構造のエンジンマウント10であって、第二のオリフ
ィス通路76の通路断面積:A2 の大きさを異ならせ
た、下記(1)〜(4)の実施例を試作し、それぞれに
ついて防振性能の周波数特性を実測した。その結果を、
図7〜10に示す。
た構造のエンジンマウント10であって、第二のオリフ
ィス通路76の通路断面積:A2 の大きさを異ならせ
た、下記(1)〜(4)の実施例を試作し、それぞれに
ついて防振性能の周波数特性を実測した。その結果を、
図7〜10に示す。
【0066】なお、何れの試作品についても、ドライブ
レンジのシフト位置を想定して、パワーユニット荷重と
して予荷重:30kgf を及ぼした状態下で試験を行い、
下記に示した第二のオリフィス通路76の通路断面積:
A2 の大きさも、パワーユニット荷重の作用に起因する
拡大を考慮した値である。また、実施例(4)のエンジ
ンマウントに対して、ニュートラルレンジのシフト位置
を想定して、パワーユニット荷重として予荷重:50kg
f を及ぼした場合について同様な試験を行い、その結果
を、実施例(5)として図11に示す。
レンジのシフト位置を想定して、パワーユニット荷重と
して予荷重:30kgf を及ぼした状態下で試験を行い、
下記に示した第二のオリフィス通路76の通路断面積:
A2 の大きさも、パワーユニット荷重の作用に起因する
拡大を考慮した値である。また、実施例(4)のエンジ
ンマウントに対して、ニュートラルレンジのシフト位置
を想定して、パワーユニット荷重として予荷重:50kg
f を及ぼした場合について同様な試験を行い、その結果
を、実施例(5)として図11に示す。
【0067】(実施例1) ・第一のオリフィス通路 ・断面積:A1 =189mm2 ・長さ :L1 =34.2mm ・A1 /L1 =5.53 ・第二のオリフィス通路 ・断面積:A2 =72.4mm2 ・長さ :L2 =30mm ・A2 /L2 =2.41 ・(A2 /L2 )/(A1 /L1 )=0.435 (実施例2) ・第一のオリフィス通路 ・断面積:A1 =178.2mm2 ・長さ :L1 =34.2mm ・A1 /L1 =5.53 ・第二のオリフィス通路 ・断面積:A2 =61.4mm2 ・長さ :L2 =30mm ・A2 /L2 =2.05 ・(A2 /L2 )/(A1 /L1 )=0.393 (実施例3) ・第一のオリフィス通路 ・断面積:A1 =180mm2 ・長さ :L1 =34.2mm ・A1 /L1 =5.26 ・第二のオリフィス通路 ・断面積:A2 =50.4mm2 ・長さ :L2 =30mm ・A2 /L2 =1.68 ・(A2 /L2 )/(A1 /L1 )=0.319 (実施例4) ・第一のオリフィス通路 ・断面積:A1 =177mm2 ・長さ :L1 =34.2mm・A1 /L1 =5.18 ・第二のオリフィス通路 ・断面積:A2 =39.4mm2 ・長さ :L2 =30mm ・A2 /L2 =1.31 ・(A2 /L2 )/(A1 /L1 )=0.253 (実施例5) ・第一のオリフィス通路 ・断面積:A1 =177mm2 ・長さ :L1 =34.2mm ・A1 /L1 =5.18 ・第二のオリフィス通路 ・断面積:A2 =42.9mm2 ・長さ :L2 =30mm ・A2 /L2 =1.43 ・(A2 /L2 )/(A1 /L1 )=0.276
【0068】図7〜11に示した実験結果からも、第一
のオリフィス通路を通じて流動する流体の反共振的な作
用による高動ばね化が、第二のオリフィス通路を通じて
流動する流体の反共振的な作用による高動ばね化と同じ
程度にまで抑えられており、部分的な周波数域における
著しい防振性能の低下が有効に防止されていると共に、
特に25Hz前後と45Hz前後の二つの周波数域において
極めて優れた防振性能が実現されていることが、明らか
に認められる。
のオリフィス通路を通じて流動する流体の反共振的な作
用による高動ばね化が、第二のオリフィス通路を通じて
流動する流体の反共振的な作用による高動ばね化と同じ
程度にまで抑えられており、部分的な周波数域における
著しい防振性能の低下が有効に防止されていると共に、
特に25Hz前後と45Hz前後の二つの周波数域において
極めて優れた防振性能が実現されていることが、明らか
に認められる。
【0069】次に、前記第二の実施形態として図5〜6
に示された構造のエンジンマウント80であって、第二
のオリフィス通路76の通路断面積:A2 の大きさを異
ならせた、下記(6),(7)の実施例を試作し、それ
ぞれについて防振性能の周波数特性を実測した。その結
果を、図12,13に示す。
に示された構造のエンジンマウント80であって、第二
のオリフィス通路76の通路断面積:A2 の大きさを異
ならせた、下記(6),(7)の実施例を試作し、それ
ぞれについて防振性能の周波数特性を実測した。その結
果を、図12,13に示す。
【0070】なお、何れの試作品についても、ドライブ
レンジのシフト位置を想定して、パワーユニット荷重と
して予荷重:40kgf を及ぼした状態下で試験を行っ
た。また、実施例(7)のエンジンマウントに対して、
ニュートラルレンジのシフト位置を想定して、パワーユ
ニット荷重として予荷重:80kgf を及ぼした場合につ
いて同様な試験を行い、その結果を、実施例(8)とし
て図14に示す。更に、比較例として、第二のオリフィ
ス通路76の断面積と長さの比:A2 /L2 の値を第一
のオリフィス通路74の断面積と長さの比:A1 /L1
よりも大きく設定した、下記の比較例についても同様な
試験を行い、その結果を、比較例として図15に示す。
レンジのシフト位置を想定して、パワーユニット荷重と
して予荷重:40kgf を及ぼした状態下で試験を行っ
た。また、実施例(7)のエンジンマウントに対して、
ニュートラルレンジのシフト位置を想定して、パワーユ
ニット荷重として予荷重:80kgf を及ぼした場合につ
いて同様な試験を行い、その結果を、実施例(8)とし
て図14に示す。更に、比較例として、第二のオリフィ
ス通路76の断面積と長さの比:A2 /L2 の値を第一
のオリフィス通路74の断面積と長さの比:A1 /L1
よりも大きく設定した、下記の比較例についても同様な
試験を行い、その結果を、比較例として図15に示す。
【0071】(実施例6) ・第一のオリフィス通路 ・断面積:A1 =127.2mm2 ・長さ :L1 =40.3mm ・A1 /L1 =3.15 ・第二のオリフィス通路 ・断面積:A2 =66.5mm2 ・長さ :L2 =30mm ・A2 /L2 =2.21 ・(A2 /L2 )/(A1 /L1 )=0.70 (実施例7) ・第一のオリフィス通路 ・断面積:A1 =127.2mm2 ・長さ :L1 =40.3mm ・A1 /L1 =3.15 ・第二のオリフィス通路 ・断面積:A2 =35.0mm2 ・長さ :L2 =30mm ・A2 /L2 =1.17 ・(A2 /L2 )/(A1 /L1 )=0.37 (実施例8) ・第一のオリフィス通路 ・断面積:A1 =127.2mm2 ・長さ :L1 =40.3mm ・A1 /L1 =3.15 ・第二のオリフィス通路 ・断面積:A2 =35.0mm2 ・長さ :L2 =30mm ・A2 /L2 =1.17 ・(A2 /L2 )/(A1 /L1 )=0.37 (比較例) ・第一のオリフィス通路 ・断面積:A1 =127.2mm2 ・長さ :L1 =40.3mm ・A1 /L1 =3.15 ・第二のオリフィス通路 ・断面積:A2 =133mm2 ・長さ :L2 =30mm ・A2 /L2 =4.43 ・(A2 /L2 )/(A1 /L1 )=1.41
【0072】図12〜14に示された実験結果から、前
記第二の実施形態に従う構造とされたエンジンマウント
についても、前記第一の実施形態に従う構造とされたエ
ンジンマウントと同様、第一及び第二のオリフィス通路
を通じて流動する流体の共振作用に基づいて優れた防振
効果が発揮されることが明らかであり、特に、図15に
示された比較例の実験結果と比較することによって、第
一のオリフィス通路を通じて流動する流体の反共振的な
作用による高動ばね化が、第二のオリフィス通路を通じ
て流動する流体の共振作用によって有効に抑えられてい
ると共に、第二のオリフィス通路を通じて流動する流体
の共振作用に基づく低動ばね効果が極めて効果的に発揮
されており、また全体として広い周波数域に亘って防振
性能の向上が達成されることが容易に理解されるところ
である。また、図12〜14に示された実施例の実験結
果から、(A2 /L2 )/(A1 /L1 )の値を、1/
2以下に設定することにより、第二のオリフィス通路を
通じて流動する流体の共振作用に基づく、第一のオリフ
ィス通路を通じて流動する流体の反共振的な作用による
高動ばね化の抑制効果が一層効果的に発揮され得ること
も、明らかに認められる。
記第二の実施形態に従う構造とされたエンジンマウント
についても、前記第一の実施形態に従う構造とされたエ
ンジンマウントと同様、第一及び第二のオリフィス通路
を通じて流動する流体の共振作用に基づいて優れた防振
効果が発揮されることが明らかであり、特に、図15に
示された比較例の実験結果と比較することによって、第
一のオリフィス通路を通じて流動する流体の反共振的な
作用による高動ばね化が、第二のオリフィス通路を通じ
て流動する流体の共振作用によって有効に抑えられてい
ると共に、第二のオリフィス通路を通じて流動する流体
の共振作用に基づく低動ばね効果が極めて効果的に発揮
されており、また全体として広い周波数域に亘って防振
性能の向上が達成されることが容易に理解されるところ
である。また、図12〜14に示された実施例の実験結
果から、(A2 /L2 )/(A1 /L1 )の値を、1/
2以下に設定することにより、第二のオリフィス通路を
通じて流動する流体の共振作用に基づく、第一のオリフ
ィス通路を通じて流動する流体の反共振的な作用による
高動ばね化の抑制効果が一層効果的に発揮され得ること
も、明らかに認められる。
【0073】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、請求項
1乃至7の何れかに記載の発明に従う構造とされた流体
封入式筒形防振装置においては、何れも、第一のオリフ
ィス通路を通じて流動する流体の反共振的な作用による
高動ばね化が、第二のオリフィス通路を通じて流動する
流体の共振作用に基づいて抑えられるのであり、以て、
それら第一及び第二のオリフィス通路を通じて流動する
流体の共振作用に基づいて、全体として広い周波数域に
亘って優れた防振性能が安定して発揮され得るのであ
る。
1乃至7の何れかに記載の発明に従う構造とされた流体
封入式筒形防振装置においては、何れも、第一のオリフ
ィス通路を通じて流動する流体の反共振的な作用による
高動ばね化が、第二のオリフィス通路を通じて流動する
流体の共振作用に基づいて抑えられるのであり、以て、
それら第一及び第二のオリフィス通路を通じて流動する
流体の共振作用に基づいて、全体として広い周波数域に
亘って優れた防振性能が安定して発揮され得るのであ
る。
【図1】本発明の第一の実施形態としてのエンジンマウ
ントを示す軸直角方向断面図である。
ントを示す軸直角方向断面図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントの軸方向断面
図である。
図である。
【図3】図1におけるIII −III 断面図である。
【図4】図1におけるIV−IV断面図である。
【図5】本発明の第二の実施形態としてのエンジンマウ
ントを示す軸直角方向断面図である。
ントを示す軸直角方向断面図である。
【図6】図5に示されたエンジンマウントの軸方向断面
図である。
図である。
【図7】実施例1としてのエンジンマウントの防振特性
測定結果を示すグラフである。
測定結果を示すグラフである。
【図8】実施例2としてのエンジンマウントの防振特性
測定結果を示すグラフである。
測定結果を示すグラフである。
【図9】実施例3としてのエンジンマウントの防振特性
測定結果を示すグラフである。
測定結果を示すグラフである。
【図10】実施例4としてのエンジンマウントの防振特
性測定結果を示すグラフである。
性測定結果を示すグラフである。
【図11】実施例5としてのエンジンマウントの防振特
性測定結果を示すグラフである。
性測定結果を示すグラフである。
【図12】実施例6としてのエンジンマウントの防振特
性測定結果を示すグラフである。
性測定結果を示すグラフである。
【図13】実施例7としてのエンジンマウントの防振特
性測定結果を示すグラフである。
性測定結果を示すグラフである。
【図14】実施例8としてのエンジンマウントの防振特
性測定結果を示すグラフである。
性測定結果を示すグラフである。
【図15】比較例としてのエンジンマウントの防振特性
測定結果を示すグラフである。
測定結果を示すグラフである。
10,80 エンジンマウント 12 内筒金具 14 外筒金具 16 本体ゴム弾性体 48 第一のゴム弾性膜 50 第二のゴム弾性膜 52 連結ゴム部 68 受圧室 70 第一の平衡室 72 第二の平衡室 74 第一のオリフィス通路 76 第二のオリフィス通路
Claims (7)
- 【請求項1】 内筒部材と、該内筒部材の外方に所定距
離を隔てて、該内筒部材と同軸的に若しくは偏心して配
された外筒部材と、 該内筒部材と該外筒部材の間に介装されて、それら内外
筒部材を弾性的に連結する本体ゴム弾性体と、 前記内筒部材と前記外筒部材の間に形成されて内部に非
圧縮性流体が封入されると共に、壁部の一部が前記本体
ゴム弾性体で構成されることにより、振動入力によって
内圧変動が生ぜしめられる受圧室と、 壁部の一部が変形容易な第一の可撓性膜で構成されて容
積変化が許容される、内部に非圧縮性流体が封入された
第一の平衡室と、 壁部の一部が変形容易な第二の可撓性膜で構成されて容
積変化が許容される、内部に非圧縮性流体が封入された
第二の平衡室と、 前記受圧室と前記第一の平衡室を相互に連通する第一の
オリフィス通路と、 前記第一の平衡室と前記第二の平衡室を相互に連通す
る、該第一のオリフィス通路よりも流路断面積:Aと流
路長さ:Lの比:A/Lの値が小さい第二のオリフィス
通路とを、有し、且つ前記第一のオリフィス通路による
流体流動の共振周波数:f1 よりも前記第二のオリフィ
ス通路による流体流動の共振周波数:f2 を高周波側に
設定したことを特徴とする流体封入式筒形防振装置。 - 【請求項2】 前記第一の平衡室の壁部を構成する前記
第一の可撓性膜が第一のゴム弾性膜で構成されていると
共に、前記第二の平衡室の壁部を構成する前記第二の可
撓性膜が第二のゴム弾性膜で構成されており、且つそれ
ら第一の平衡室における壁部の拡張ばね定数と第二の平
衡室における壁部の拡張ばね定数が実質的に同一とされ
ている請求項1に記載の流体封入式筒形防振装置。 - 【請求項3】 前記内筒部材と前記外筒部材の間におい
て、該内筒部材を軸直角方向に挟んで位置する一方の側
に軸方向に貫通する貫通空所が形成されて、前記本体ゴ
ム弾性体が実質的に該内筒部材を軸直角方向に挟んで位
置する他方の側だけに介装されていると共に、かかる貫
通空所内において、前記第一の平衡室と前記第二の平衡
室が相互に周方向に離隔位置せしめられて、それら第一
の平衡室および第二の平衡室の各壁部を構成する前記第
一の可撓性膜および前記第二の可撓性膜が前記本体ゴム
弾性体とは実質的に別体とされた第一のゴム弾性膜およ
び第二のゴム弾性膜で構成されている請求項1又は2に
記載の流体封入式筒形防振装置。 - 【請求項4】 前記本体ゴム弾性体の外周面に金属スリ
ーブを接着すると共に、該金属スリーブに複数の窓部を
設けて、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成された第
一のポケット部と、前記第一の可撓性膜で壁部の一部が
構成された第二のポケット部および前記第二の可撓性膜
で壁部の一部が構成された第三のポケット部を、かかる
窓部を通じて外周面に開口するように形成する一方、該
金属スリーブに前記外筒部材を嵌着せしめて、それら各
ポケット部の開口を該外筒部材で流体密に覆蓋すること
により、前記受圧室と前記第一の平衡室および前記第二
の平衡室が形成されている請求項1乃至3の何れかに記
載の流体封入式筒形防振装置。 - 【請求項5】 前記第二のオリフィス通路の周壁部が弾
性体で構成されており、かかる第二のオリフィス通路の
周壁部において、該第二のオリフィス通路を流動せしめ
られる流体の圧力に基づく弾性変形が許容されるように
なっている請求項1乃至4の何れかに記載の流体封入式
筒形防振装置。 - 【請求項6】 前記第一のオリフィス通路による流体流
動の共振周波数:f 1 と前記第二のオリフィス通路によ
る流体流動の共振周波数:f2 の比:f2 /f1 の値
が、2以下に設定されている請求項1乃至5の何れかに
記載の流体封入式筒形防振装置。 - 【請求項7】 前記第一のオリフィス通路による流体流
動の共振周波数:f 1 と前記第二のオリフィス通路によ
る流体流動の共振周波数:f2 の差:f2 −f1 の値
が、30Hz以下に設定されている請求項1乃至6の何れ
かに記載の流体封入式筒形防振装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286501A JPH10132015A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 流体封入式筒形防振装置 |
| US08/957,609 US6036182A (en) | 1996-10-29 | 1997-10-27 | Fluid-filled cylindrical vibration damping device having different resonance frequencies of fluid |
| EP97118734A EP0840034B1 (en) | 1996-10-29 | 1997-10-28 | Fluid-filled cylindrical vibration damping device having different resonance frequencies of fluid |
| DE69710987T DE69710987T2 (de) | 1996-10-29 | 1997-10-28 | Flüssigkeitsgefüllte, zylindrische Schwingungsdämpfungsvorrichtung mit verschiedenen Flüssigkeitsresonanzfrequenzen |
| KR1019970055815A KR100261668B1 (ko) | 1996-10-29 | 1997-10-29 | 상이한공진진동수의유체를가지는유체봉입식원통형진동감쇠장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286501A JPH10132015A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 流体封入式筒形防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10132015A true JPH10132015A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17705229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8286501A Pending JPH10132015A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 流体封入式筒形防振装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6036182A (ja) |
| EP (1) | EP0840034B1 (ja) |
| JP (1) | JPH10132015A (ja) |
| KR (1) | KR100261668B1 (ja) |
| DE (1) | DE69710987T2 (ja) |
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| JP2008045641A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式筒型防振装置 |
| JP2015052351A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 住友理工株式会社 | 流体封入式防振装置 |
| JP2024049766A (ja) * | 2022-09-29 | 2024-04-10 | 住友理工株式会社 | 液封筒型防振装置 |
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| DE19845979C2 (de) * | 1998-10-06 | 2003-07-03 | Zf Boge Gmbh | Hydraulisch dämpfendes Gummilager |
| DE10259624B4 (de) * | 2002-12-18 | 2012-04-05 | Contitech Vibration Control Gmbh | Hydraulisches Radiallager |
| KR100788311B1 (ko) * | 2006-10-25 | 2007-12-27 | (주)디티알 | 차량의 파워트레인 마운트 |
| DE102006053166C5 (de) * | 2006-11-09 | 2019-05-02 | Vibracoustic Gmbh | Radiallagerbuchse |
| US8272786B2 (en) * | 2009-02-18 | 2012-09-25 | Honeywell International Inc. | Vibration isolation mounting assembly |
| US8256750B2 (en) * | 2009-02-18 | 2012-09-04 | Honeywell International Inc. | Vibration isolation mounting assembly |
| US8702377B2 (en) | 2010-06-23 | 2014-04-22 | Honeywell International Inc. | Gas turbine engine rotor tip clearance and shaft dynamics system and method |
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| JP2972289B2 (ja) * | 1990-06-29 | 1999-11-08 | 日産自動車株式会社 | 防振装置 |
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| JP3165221B2 (ja) * | 1992-03-31 | 2001-05-14 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | 液体封入型防振装置 |
| JPH05306729A (ja) * | 1992-05-07 | 1993-11-19 | Nissan Motor Co Ltd | 防振支持装置 |
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-
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- 1996-10-29 JP JP8286501A patent/JPH10132015A/ja active Pending
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1997
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Also Published As
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