JPH10132640A - 液面検出装置及び液面検出方法、並びに自動分析装置 - Google Patents

液面検出装置及び液面検出方法、並びに自動分析装置

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JPH10132640A
JPH10132640A JP28983796A JP28983796A JPH10132640A JP H10132640 A JPH10132640 A JP H10132640A JP 28983796 A JP28983796 A JP 28983796A JP 28983796 A JP28983796 A JP 28983796A JP H10132640 A JPH10132640 A JP H10132640A
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JP
Japan
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liquid
liquid level
electrode
electrodes
nozzle
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Application number
JP28983796A
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English (en)
Inventor
Yoshikiyo Hongo
義清 本郷
Takeshi Takagi
毅 高木
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Arkray Inc
Original Assignee
KDK Corp
Kyoto Daiichi Kagaku KK
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Publication date
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Publication of JPH10132640A publication Critical patent/JPH10132640A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1009Characterised by arrangements for controlling the aspiration or dispense of liquids
    • G01N35/1016Control of the volume dispensed or introduced
    • G01N2035/1018Detecting inhomogeneities, e.g. foam, bubbles, clots

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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 泡や膜が発生しやすい検液の液面を正確に検
知することができる液面検出装置、液面検出方法、及び
自動分析装置を提供する。 【解決手段】 容器1内の検液2の液面2aを検知する
ための電極(61,3)についてその先端部に導電性部
材62を設け、上記電極から送出される信号が所定時間
以上連続的に所定レベルを維持したときに上記液面を検
知するようにしたことから、上記容器内の検液の泡や膜
の検知を上記液面と誤認することはなくなり、上記液面
を正確に検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば真空採血管
のような容器内に収容される際に、泡や膜が発生しやす
い、例えば血液のような検液の液面を正確に検知するこ
とができる液面検出装置、及び液面検出方法、並びに上
記液面検出装置及び方法を使用した自動分析装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば血液、尿等の検液の成分分析や成
分量分析を自動的に行う生化学自動分析装置として、例
えば図8に示す構造のものが存在する。尚、各図におい
て同一又は同様の機能を果たす構成部分については同じ
符号を付している。これらの生化学自動分析装置20の
動作の大略は、容器1に収容された検液2を吸引し、該
吸引した検液2を緩衝液7の入っている反応槽6に注入
して、反応槽6における検液2と緩衝液7との反応に基
づき検液2の分析を行いその測定結果を出力する。これ
らの生化学自動分析装置20の構造について図8を参照
して以下に概説する。検液2としては、血液、尿等の液
体であって、特に、容器1内へ検液2が収容される際に
泡や膜が生じやすい液体である。容器1の一例として、
例えば真空採血管がある。このような容器1内に収容さ
れている検液2を一端から吸引するためのノズル3は、
直径が約1mm程度、長さが約7cm程度のステンレス
製の管であり、後述するように液面検知電極10ととも
に検液2の液面を検出するための電極でもあり、その他
端がチューブ5を介して吸引排出装置4に接続されてい
る。ノズル3は、金属製で棒状の液面検知電極10とと
もに互いに非接触な状態で容器1内に挿入可能なように
アーム9aに並設されている。アーム9aは、ノズル3
及び液面検知電極10が同時に容器1内へ進退可能なよ
うに、アーム駆動装置9にて上下方向Iに昇降する。ノ
ズル3及び液面検知電極10は、上述のようにともに金
属材からなり、これらがともに検液2に接触したとき検
液2を介して電気的導通が得られるように、制御装置8
にて電圧が印加され、かつ上記電気的導通の有無が判断
される。又、該制御装置8は、上記吸引排出装置4、ア
ーム駆動装置9及び反応槽6と電気的に接続され、これ
らの各構成部分の動作制御を行う。尚、上記ノズル3、
上記液面検知電極10、及び制御装置8にて液面検出装
置22を構成する。又、12は制御装置8が送出する情
報を表示、印字等を行う出力装置であり、13は吸引排
出装置4に接続され制御装置8にて動作制御されるバル
ブである。
【0003】このような構成を有する生化学自動分析装
置20の動作を図9を参照して説明する。ステップ(図
内では「S」にて示す)1では、ノズル3及び液面検知
電極10は、検液2のサンプリングを行う容器1内へノ
ズル3及び液面検知電極10が挿入可能となるサンプリ
ング位置へアーム駆動装置9にて移動される。ステップ
2では、アーム駆動装置9によってアーム9aが下降を
開始する。よって、ノズル3及び液面検知電極10が上
記容器1内へ下降を開始する。ステップ3では、上記下
降により制御装置8は、ノズル3及び液面検知電極10
がともに容器1内の検液2に接触したか否か、即ち、ノ
ズル3及び液面検知電極10間で検液2を介する電気的
導通の有無を判断するとともに、該電気的導通が得られ
るまでノズル3及び液面検知電極10の下降を所定の下
降範囲内で続行する。そして、ステップ3にて上記電気
的導通を得たことを制御装置8が判断したときには、ス
テップ4にて、制御装置8の制御に従いアーム駆動装置
9はアーム9aの下降を停止する。よって、ノズル3及
び液面検知電極10の下降動作は停止する。上述のよう
に検液2を介しての電気的導通が得られたことで、この
時点でノズル3の先端部分は検液2内に存在する。尚、
ステップ3にて、上記電気的導通が得られないままアー
ム9aの下降が上記下降範囲を超えたときには、制御装
置8は、容器1内に検液2が存在しないと判断し、それ
以上のアーム9aの下降を停止する。ステップ5では、
制御装置8の制御により吸引排出装置4が吸引動作を行
い、チューブ5及びノズル3を介して検液2はノズル3
内、又はノズル3を超えてチューブ5の一部分まで吸引
される。
【0004】ステップ6では、上記吸引後、制御装置8
の制御によりアーム駆動装置9がアーム9aを上昇させ
ノズル3及び液面検知電極10を容器1外へ配置する。
そして次に、ノズル3及び液面検知電極10が反応槽6
に挿入可能となる位置まで、制御装置8の制御によりア
ーム駆動装置9がアーム9aを上記上下方向に直交する
水平方向IIへ移動させる。ステップ7では、制御装置8
の制御によりアーム駆動装置9がアーム9aを下降さ
せ、ノズル3及び液面検知電極10を反応槽6の緩衝液
7内へ浸けた後、ノズル3内に収納されている検液2
を、制御装置8の制御により吸引排出装置4によって反
応槽6の緩衝液7内へ吐出させる。ステップ8では、吐
出された検液2と上記緩衝液7とが撹拌され、ステップ
9にて、反応槽6に連通する測定装置11によって検液
2の分析が行われ、その演算測定結果が測定装置11か
ら制御装置8に送出される。そして分析結果が制御装置
8から出力装置12へ送出され、印字等がなされる。以
後、ステップ1ないし9を繰り返すことで、複数の検液
2について自動的にその分析を連続的に行うことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した生
化学自動分析装置20では、以下のような問題点があ
る。即ち、上述したようにノズル3は検液2を吸引する
ためノズル3の先端部は検液2内に存在する必要があ
る。一方、検液2は血液や尿のように、容器1内へ検液
2を収容する際に図10に示すような検液2の泡25や
膜26が生じやすい粘性を有する液体である。又、上述
したように、ノズル3及び液面検知電極10は金属製で
ありその全表面にて検液2と電気的導通が可能である。
よって、上記泡25や膜26に、ノズル3及び液面検知
電極10が同時に接触している場合には、泡25や膜2
6を介して上記電気的導通がなされ、ノズル3及び液面
検知電極10から制御装置8に対して電圧の変化が送出
される。このように、実際にはノズル3が検液2の液面
2aに接触していないにも拘わらず、泡25や膜26に
接触することで上記電圧変化が発生してしまう。したが
って、ノズル3にて検液2の吸引ができない状態が発生
する。そこで、制御装置8において、ノズル3が真に液
面2aに達したことを検知するため、例えば電圧レベル
のしきい値の設定等が必要となるが、その設定は非常に
難しい。よって、液面2aの誤認が依然として発生す
る。
【0006】このような誤認識を避ける方法として、上
述のように検液2の液面2aを検知する方法ではなく、
ノズル3を常に一様の下降距離にて容器1内へ下降させ
る方法が考えられる。しかしながらこの方法は以下の問
題点を有する。即ち、例えば容器1が真空採血管である
場合、その採血量、即ち容器1内に収容される検液2の
量は、採血者、該血液の分析項目数等により、一定では
ない。よって、上記下降距離を一様に決定してしまうこ
とは、容器1内に検液2が収容されているにも拘わらず
ノズルにて吸引不可能な場合を生じ、好ましくない。さ
らに、上述したような生化学自動分析装置20では、上
述したようにノズル3は、反応槽6内の緩衝液7内に浸
けられた後、ノズル3内の検液2が緩衝液7へ吐出され
る。又、反応槽6にて分析のために使用される検液2は
非常に微量であり、かつ分析精度を確保するため反応槽
6内の緩衝液7と検液2との量的関係をそれぞれの検液
2について一定に保持しなければならない。したがっ
て、一様の下降距離に従いノズル3を容器1内に下降さ
せた場合、容器1内に収容される検液2の量によりノズ
ル3の外周の管壁に付着する検液2の量が異なり、上記
緩衝液7と検液2との量的関係を一定に保持することは
できず、分析精度が劣化する。
【0007】よって、上述した生化学自動分析装置20
において、上述の問題点を解決して検液2の分析精度を
確保するためには、ノズル3の先端が泡25や膜26で
はなく、検液2の液面2aに接触したことを正確に検知
する必要がある。そこで、本発明は、容器内に収容され
る際に泡や膜が発生しやすい検液の液面を正確に検知す
ることができる液面検出装置、及び液面検出方法、並び
に上記液面検出装置及び方法を使用する自動分析装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様の液面
検出装置は、容器内に採取された液体の液面を検出する
液面検出装置であって、上記容器内の液体に接触する第
1及び第2の電極であって、これらの内、少なくとも一
方は、当該電極の構成部材の先端に導電性部分を有する
第1及び第2の電極と、上記液体と上記導電性部材とが
導通することで上記第1及び第2電極から出力される信
号が供給され、該供給される信号が、上記液体に形成さ
れた泡又は膜ではなく上記液体に上記第1及び第2電極
が接触したときに供給される液検知信号でありかつ該液
検知信号が所定時間以上、連続的に維持されたときに、
上記第1及び第2電極が上記液面に接触したと判断する
制御装置と、を備えたことを特徴とする。
【0009】又、本発明の第2態様の液面検出方法は、
容器内に採取された液体の液面を検出するための液面検
出装置であって、上記容器内の液体に接触する第1及び
第2の電極であって、これらの内、少なくとも一方は、
当該電極の構成部材の先端に導電性部分を有する第1及
び第2の電極を備える液面検出装置において実行される
液面検出方法において、上記液体と上記導電性部材とが
接触したとき、上記導電性部分を上記先端に有する第1
及び第2の電極から、上記液体に形成された泡又は膜で
はなく上記液体に接触したときに送出される液検知信号
が送出され、上記液検知信号が所定時間以上、連続的に
維持されたときに、上記第1及び第2電極が上記液面に
接触したと判断する、ことを特徴とする。
【0010】又、本発明の第3態様の自動分析装置は、
請求項1ないし3のいずれかに記載の液面検出装置を備
え上記液体の分析を行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である液面検
出装置、液面検出方法、及び該液面検出装置を備えた自
動分析装置について、図を参照して以下に説明する。
尚、各図において同一又は同様の機能を果たす構成部分
については同じ符号を付している。又、上記液面検出方
法は上記液面検出装置にて実行される。本実施形態にお
ける液面検出装置を備えた上記自動分析装置101にお
いて、従来の自動分析装置20と異なる点は、従来の液
面検知電極10に代えて液面検知電極61を設け、従来
の制御装置8に代えて制御装置81を設けた点である。
尚、これら液面検知電極61、ノズル3及び制御装置8
1にて液面検出装置91を構成する。その他の構成は、
上述の自動分析装置20の場合と同様であるので、以下
には液面検知電極61及び制御装置81についてのみ説
明し、その他の構成部分についてはその説明を省略す
る。又、自動分析装置101の動作について、詳しくは
後述するが、上記液面検知電極10に対応する液面検知
電極61とノズル3とが検液2に接触することで検液2
を介してこれらの間に導通が得られることで液面2aを
検知するという基本的動作に変わりはない。
【0012】液面検知電極61について説明する。液面
検知電極61は、上述の液面検知電極10と同様に金属
製で直径約1mmの細長いステンレス製の棒状の電極で
あり、図2に示すように、その先端部は上記泡25や膜
26を容易に割ることができるように先細り形状として
いる。さらに、液面検知電極61は、その最先端部分に
導電性部分62を残して、他のすべての表面63にはシ
リコン材のコーティングを施している。よって液面検知
電極61において検液2と電気的に接触可能である部分
は、上記コーティングがなされずステンレス材の表面が
露出している上記導電性部分62のみである。このよう
に導電性部分を極力小さく形成することで、ノズル3が
泡25や膜26に接触している状態であっても、液面検
知電極61が上記泡25や膜26と不必要に電気的に接
触することを防ぐことができる。尚、液面検知電極61
の最先端から液面検知電極61の延在方向に沿った導電
性部分62の長さIIIは、約0.5mmである。
【0013】尚、このように液面検知電極61と泡25
や膜26との不必要な電気的接触を防ぐための手段とし
ては、上記コーティングを施すことに限定されることは
なく、例えば、上記コーティング表面63に対応する部
分に例えばプラスチックやゴム材のような非導電性材料
のさやを被せる方法や、液面検知電極本体を絶縁体から
なる棒状部材にて形成し、該棒状部材の最先端部に導電
性部分62を設け、かつ検液2に対して絶縁性を保持し
た状態で該導電性部分62と制御装置81とを電気的に
接続する方法等、種々の方法が考えられる。又、少なく
とも液面検知電極61は、棒状である必要はなく、検液
2の液面2aに接触する接液部分の先端に上記導電性部
分62を設けた構造であればその形態を問わない。又、
コーティング材としては、上記シリコン材に限定される
ものではなく、当該液面検知電極61は検液2に接触す
る部品であるので、耐水性、はっ水性、耐傷性を有する
材料であればよい。
【0014】又、本実施形態の液面検知電極61では、
先端部を尖端形状としたが、図3に示すように平坦な端
面64を有する液面検知電極65とすることもできる。
この場合、導電性部分は、上記端面64のみとするのが
好ましいが、上記端面64及び該端面64から上記延在
方向に沿って約0.5mmの周囲部分66としてもよ
い。又、本実施形態では、液面検知電極61について上
記コーティングを施したが、好ましくは液面検知電極6
1及びノズル3の両方に上記コーティング等の処理を施
すのがよい。この場合、ノズル3は、先端部の端面3a
のみを導電性部分62としてその他の部分は例えば上記
コーティング等を施し非導電性とするのが好ましい。
又、図1に示すように、液面検知電極61よりもノズル
3を若干長く延在させているのは、液面検知電極61の
導電性部分62が検液2の液面2aと導通したときに
は、ノズル3の上記端面3aに開口している吸引口は既
に検液2内に進入しており検液2を吸引可能な状態とす
るためである。
【0015】次に、制御装置81について説明する。当
該制御装置81は、上述したように自動分析装置20に
おける動作制御を行う制御部分に加え、さらに、積分回
路82を備える。該積分回路82を設ける理由は以下の
通りである。即ち、本実施形態では、上述のように液面
検知電極61の導電性部分62のみが検液2と電気的に
接触可能とし、極力、上記泡25や膜26と不必要に電
気的に接触することを防ぐ構造を採用するが、上記導電
性部分62が泡25や膜26と接触し、液面検知電極6
1及びノズル3から制御装置81へ電圧変化を送出する
場合がある。しかしながら、液面検知電極61及びノズ
ル3はアーム9aにより移動していることから、泡25
や膜26による上記電圧変化は一過性の現象である。よ
って、このような電圧変化に基づき液面検知電極61及
びノズル3が液面2aに接触したと制御装置81が誤認
しないように、上記導電性部分62が泡25や膜26と
接触したときにノズル3及び液面検知電極61から制御
装置81へ送出される電圧変化を緩やかにし、上記一過
性の電圧変化に対しては液面検知と判断しないように、
上記積分回路82を設けた。尚、コーティングを施して
いない従来の液面検知電極10を備える従来の液面検出
装置に、単に上記積分回路82を設けた場合、液面検知
電極10と泡25や膜26との接触により得られる電圧
変化は、泡25及び膜26のいずれの場合も同様に、図
4に示すような緩やかな立上りとなり、該立上り部分の
どの時刻にて液面を検知したかの判断が難しくなるとい
う問題がある。又、本実施形態では、上述のように、上
記導電性部分62が泡25や膜26と接触し、液面検知
電極61及びノズル3から制御装置81へ電圧変化を送
出する場合であるが、電流変化を送出するようにしても
よい。
【0016】さらに、泡25や膜26による電圧変化に
基づき液面2aと誤認しないように、本実施形態の制御
装置82では、しきい値を設定している。即ち、図5に
示すように、泡25や膜26がない場合には、波形11
1のように、ノズル3及び液面検知電極61による液面
2aの検知とほぼ同時に、ノズル3及び液面検知電極6
1は制御装置81へ1.7V程度の電圧を送出する。一
方、泡25を検出した場合には、ノズル3及び液面検知
電極61から制御装置81へ送出される電圧は、波形1
12に示すように約1Vまで瞬時に上昇した後、緩やか
に上記1.7V程度の電圧値まで上昇していく。膜26
を検出した場合には、波形113に示すように約0.5
Vの電圧上昇があるのみである。よって、膜26の検知
を液面2aの検知と誤認しないようにするためには、上
記しきい値を1V程度に設定すればよいことが分かる。
又、泡25の検知を液面2aの検知と誤認しないように
するためには、上記しきい値を1.3V程度に設定すれ
ばよいことが分かる。そこで本実施形態では、泡25や
膜26の検知を液面2aの検知と誤認しないように上記
しきい値を1.5Vに設定している。
【0017】このように構成される自動分析装置101
の動作を図6を参照して以下に説明する。自動分析装置
101の基本的動作は、図9を参照して説明した自動分
析装置20の動作に同一である。よって、両者で異なる
動作、即ち、図9に示すステップ3に対応する図6に示
すステップ103についてのみ以下に説明する。ステッ
プ2にて液面検知電極61及びノズル3が検液2側へ下
降していく。このとき検液2の泡25や膜26に液面検
知電極61の導電性部分62及びノズル3が接触する場
合もあるが、上述したように液面検知電極61の導電性
部分62は液面検知電極61の最先端部分であるので、
泡25や膜26を液面2aと誤認することはない。又、
泡25や膜26に液面検知電極61の導電性部分62及
びノズル3が接触して、液面検知電極61及びノズル3
から電圧信号が送出された場合を考慮し、上述のように
制御装置81は積分回路82を有する。よって、ステッ
プ103では、液面検知電極61及びノズル3から制御
装置81へ送出される電圧値が積分回路82にて積分さ
れ、該積分量が上述のしきい値を超えた時点で制御装置
81は、ステップ4として、アーム駆動装置9を制御し
てアーム9aの下降動作を停止する。よって液面検知電
極61及びノズル3の下降が停止し、このときノズル3
の先端は検液2の液面2aに接触した状態、又は上記液
面2aよりもわずかに検液2へ進入した状態である。
尚、積分回路82は、所定時間内に供給される上記電圧
信号のみを積分していくものである。よって、図5の波
形113に示すような膜26の検知による電圧信号が上
記所定時間を超えて複数供給されたとしても、各膜26
の検知による電圧信号はキャンセルされ、これら複数の
膜26の検知による積分値が上記しきい値を超えること
はない。
【0018】以上説明したように、液面検知電極61に
は、導電性部分62を除いてその表面にはコーティング
を施し、かつ制御装置81に積分回路82を備えたこと
から、自動分析装置101は、泡25や膜26の存在に
拘わらず、容器1内の検液2の液面2aを正確に検知す
ることができる。
【0019】本実施形態では、上述のように、制御装置
81は積分回路82を備えたが、該積分回路82を設け
ずに制御装置81に格納される動作プログラムにて上記
液面2aの検知を判断することもできる。尚、上記動作
プログラムによる処理の場合においても、自動分析装置
101における基本的な動作は上述した場合と変わると
ころはない。即ち、図7に示す、上記動作プログラムに
よる処理の場合の動作が、図6に示す、上述の積分回路
82を用いる場合の動作と異なる点は、図6のステップ
103の工程である。よって、上記動作プログラムによ
る処理の場合の動作では、図7に示すように、上記ステ
ップ103に代えてステップ113,114を設けた。
よって、ステップ113,114について、自動分析装
置101を例に採り以下に説明する。
【0020】図5を参照して説明したように、検液2の
液面2aを検知したときには波形111に示すように約
1.7V程度の電圧が連続して液面検知電極61及びノ
ズル3から制御装置81に液検知信号として供給され
る。よって、ステップ113では、このことを利用し
て、検液2の液面2aを検知したときの液検知信号、例
えば上記約1.7V程度の電圧が所定時間継続して検出
されるか否かを、制御装置81にて判断する。そして、
検液2の液面2aを検知したときの信号が所定時間継続
して検出されたときには、ステップ4へ移行し、一方、
上記信号が所定時間継続して検出されないときには、ス
テップ114へ移行する。ステップ114では、アーム
9a、即ち液面検知電極61及びノズル3が下限位置ま
で降下したか否かを判断する。そして、液面検知電極6
1及びノズル3が下限位置まで降下していないときに
は、ステップ113へ戻り、一方、上記下限位置まで降
下しているときには、容器1内に検液2が存在しないと
判断してステップ9へ移行する。このようなステップ1
13,114を含む動作プログラムを制御装置81に格
納しておくことで、積分回路82を有さずとも、検液2
の液面2aを正確に検知することができる。
【0021】尚、上述した各自動分析装置101では、
アーム9aの降下により液面検知電極61及びノズル3
を降下させて液面2aの検知を行ったが、これとは逆
に、液面検知電極61及びノズル3を固定しておき、検
液2を収容した容器1を昇降させて液面2aの検知を行
うようにすることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
液面検出装置、第2態様の液面検出方法、並びに第3態
様の自動分析装置によれば、液面を検知するための電極
についてその先端部に導電性部分を設け、上記電極から
送出される信号が所定時間以上連続的に所定レベルを維
持したときに液面を検知するようにしたことから、容器
内の検液の泡や膜の検知を上記液面と誤認することはな
くなり、上記液面を正確に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の液面検出装置を含む自
動分析装置の構造を示す図である。
【図2】 図1に示す自動分析装置に備わる液面検知電
極の先端部の拡大図である。
【図3】 図1に示す自動分析装置に備わる液面検知電
極の他の実施形態においてその先端部の拡大図である。
【図4】 従来の液面検出装置から出力される信号が供
給された積分回路からの出力信号を示すグラフである。
【図5】 図1に示す自動分析装置に備わる電極の出力
信号を表す波形である。
【図6】 図1に示す自動分析装置であって積分回路を
有する場合の動作を示すフローチャートである。
【図7】 図1に示す自動分析装置であって液面の検知
を動作プログラムの実行により行う場合の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】 従来の自動分析装置の構造を示す図である。
【図9】 図8に示す自動分析装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図10】 容器内の液面、泡、膜を示す図である。
【符号の説明】
1…容器、2…検液、2a…液面、3…ノズル、61…
液面検知電極、62…導電性部分、63…コーティング
表面、81…制御装置、82…積分回路、91,92…
液面検出装置、101…自動分析装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器(1)内に採取された液体(2)の
    液面(2a)を検出する液面検出装置であって、 上記容器内の液体に接触する第1及び第2の電極であっ
    て、これらの内、少なくとも一方は、当該電極の構成部
    材の先端に導電性部分(62)を有する第1及び第2の
    電極(61,3)と、 上記液体と上記導電性部材とが導通することで上記第1
    及び第2電極から出力される信号が供給され、該供給さ
    れる信号が、上記液体に形成された泡又は膜ではなく上
    記液体に上記第1及び第2電極が接触したときに供給さ
    れる液検知信号でありかつ該液検知信号が所定時間以
    上、連続的に維持されたときに、上記第1及び第2電極
    が上記液面に接触したと判断する制御装置(81)と、
    を備えたことを特徴とする液面検出装置。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2電極は、ともに、導電
    性の芯棒部材の外周側面に非導電性材料を設け、上記芯
    棒部材の先端端面又は該端面を含みその近傍を上記導電
    性部分とした、請求項1記載の液面検出装置。
  3. 【請求項3】 上記制御装置は、上記供給される信号が
    液検知信号が所定時間以上、連続的に維持されたときに
    電極が上記液面に接触したと判断することに代えて、上
    記供給される信号の積分を行い、かつ積分された積分信
    号がしきいレベルを越えた場合に電極が上記液面に接触
    したと判断する、請求項1又は2に記載の液面検出装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の液
    面検出装置を備え上記液体の分析を行うことを特徴とす
    る自動分析装置。
  5. 【請求項5】 容器(1)内に採取された液体(2)の
    液面(2a)を検出するための液面検出装置であって、 上記容器内の液体に接触する第1及び第2の電極であっ
    て、これらの内、少なくとも一方は、当該電極の構成部
    材の先端に導電性部分(62)を有する第1及び第2の
    電極(61,3)を備える液面検出装置において実行さ
    れる液面検出方法において、 上記液体と上記導電性部材とが接触したとき、上記導電
    性部分を上記先端に有する第1及び第2の電極から、上
    記液体に形成された泡又は膜ではなく上記液体に接触し
    たときに送出される液検知信号が送出され、 上記液検知信号が所定時間以上、連続的に維持されたと
    きに、上記第1及び第2電極が上記液面に接触したと判
    断する、ことを特徴とする液面検出方法。
  6. 【請求項6】 上記液検知信号が所定時間以上、連続的
    に維持されたときに電極が上記液面に接触したと判断す
    る工程に代えて、 上記第1及び第2電極から送出された信号の積分を行
    い、かつ積分された積分信号がしきいレベルを越えた場
    合に上記第1及び第2電極が上記液面に接触したと判断
    する、請求項5記載の液面検出方法。
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