JPH10133226A - 液晶駆動装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶駆動装置およびその製造方法

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JPH10133226A
JPH10133226A JP28499396A JP28499396A JPH10133226A JP H10133226 A JPH10133226 A JP H10133226A JP 28499396 A JP28499396 A JP 28499396A JP 28499396 A JP28499396 A JP 28499396A JP H10133226 A JPH10133226 A JP H10133226A
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JP
Japan
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liquid crystal
insulating film
thin film
forming
film transistor
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JP28499396A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Tanaka
中 裕 久 田
Takushi Nakazono
園 卓 志 中
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置の製造装置の汚染を防止すると
共に、補助容量部分の耐圧改善とリーク電流低減を実現
し、またゲート電極配線と補助容量配線の間の短絡不良
を低減する。 【解決手段】 ガラス基板1の上にアンダーコーティン
グ膜2を介してポリシリコンからなる活性層3を形成
し、その上にゲート絶縁膜4を介してゲート電極5を形
成し、更に活性層の上からイオンドーピングにより不純
物を注入して、低濃度ドナー領域6、高濃度ドナー領域
8、アクセプタ領域10を形成して、薄膜トランジスタ
及び補助容量の一部を形成し、その上から全体にCs絶
縁膜17とMoTa18を成膜し、MoTa18を加工
してCs電極9を形成することにより、薄膜トランジス
タを構成するゲート絶縁膜4と、Cs電極9を載せてい
るCs絶縁膜17を別々の層として、ゲート電極5とC
s電極9の間の耐圧を高め、プロセスにおけるポリイミ
ドなどの有機材料の使用を不要としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶駆動装置および
その製造方法に係り、特に、液晶表示素子の駆動回路一
体型ポリシリコン薄膜トランジスタアレイ基板に適用し
て好適な液晶駆動装置および、不純物の注入方法ならび
に補助容量の形成方法に特徴を有する製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(以下、TFTと称す
る)をスイッチング素子として用いるアクティブマトリ
クス液晶表示装置は、応答速度や視野角などの表示特性
が優れているために、様々な分野で用いられている。こ
のTFTには、アモルファスシリコンを用いたアモルフ
ァスSiTFT(以下、a−SiTFTと称する)LC
D方式と、多結晶シリコンを用いたポリシリコンSiT
FT(以下、p−SiTFTと称する)LCD方式が知
られている。
【0003】a−SiTFTは、プロセス温度が300
度Cから約400度Cと低いので、大型のガラス基板が
適用可能であり、画面の大型化および多面取りが可能で
ある。しかし、TFTの移動度が小さいために、駆動回
路の同一形成ができず、微細化が困難であるという問題
点がある。
【0004】これに対して、p−SiTFTは、TFT
の移動度が大きいために、駆動回路の同一形成が可能で
あり、微細化に有利である反面、プロセス温度が900
度Cから1000度Cと高温であり、高価な石英基板を
使用せざるを得ず、大型化や多面取りが困難で、コスト
面でa−SiTFTに劣るという問題点がある。
【0005】このp−SiTFTの問題対策として、プ
ロセスの低温度化技術が試みられている。低温度化の第
1段階は、高耐熱ガラス基板が利用できる最高プロセス
温度の500度Cから600度Cが目標となっている。
【0006】一方、近年、データプロジェクタやプロジ
ェクションテレビジョンなど、投射方式による大型画面
への需要が高まってきている。このような方式に用いら
れる液晶パネルとしては、レンズなどの光学系の大きさ
を小さくするために、高密度で高精細なものが要求され
る。
【0007】つまり、低温度プロセスによるp−SiT
FTアレイは、コストや性能の両面から、現在のとこ
ろ、投射方式のディスプレイに最適な液晶パネルと言え
る。
【0008】次に、かかる従来から液晶表示装置に用い
られてきた液晶駆動装置およびその製造方法について、
図3、図4のプロセス説明図にしたがって説明する。ち
なみに、各図は、低温p−SiTFTプロセスの場合、
すなわち基板として高耐熱ガラス基板を適用し、プロセ
ス最高温度が500度Cである場合の、p−SiTFT
アレイの製造方法を示すものである。
【0009】ここで、画素TFTはn型LDD(ライト
ドープドレイン)構造、不純物の注入方法は、大型基板
に対応可能なイオンドーピング法、またアレイ構造は開
口率を大きく取れる画素電極上置き構造とした。なお、
TFTの配列順序は、図上で、左側に駆動回路n形TF
T、中央に駆動回路p型TFT、右側に画素TFTおよ
び補助容量(ストレージキャパシタおよびCs)を配置
した構造とした。
【0010】まず、図3(A)に示すように、ガラス基
板1の上にアンダーコーティング膜2を成膜し、次に活
性層3となるアモルファスシリコン薄膜をPE−CVD
(プラズマケミカルベーパーデポジション)法により成
膜する。次に、500度Cでアモルファスシリコン薄膜
の水素を脱離し、ELA(エキシマレーザアニール)法
により、アモルファスシリコン薄膜を多結晶(ポリシリ
コン)化する。しかる後に、CDE(ケミカルドライエ
ッチング)法を用いて、ポリシリコン薄膜をアイランド
状に加工した後、AP(常圧熱)−CVD法によりゲー
ト絶縁膜4となる酸化膜を成膜する。次に、ゲート電極
5をスパッタ法により成膜した後、CDE法を用いて加
工する。
【0011】そして、図3(B)に示すように、イオン
ドーピング法を用いてドナーとなるPH3 を1E12/
cm2 〜1E13/cm2 程度のドーズ量で注入する。
この時、ゲート電極5がセルフアラインメントマスクと
なるため、ゲート電極5の直下の活性層3には不純物は
注入されない。そして、このプロセスの結果、各TFT
のソース領域およびドレイン領域に低濃度ドナー領域6
が形成される。
【0012】続いて、図3(C)に示すように、n型T
FTのLDD領域、およびp型TFTの上に、ポリイミ
ド7をパターンニングする。ポリイミド7は感光性を有
するものを使用するのが一般的である。
【0013】次に、図3(D)に示すように、イオンド
ーピング法を用いてドナーとなるPH3 を1E15/c
2 〜1E16/cm2 程度のドーズ量で注入する。こ
の時、ポリイミド7が不純物注入阻止マスクとなるた
め、ポリイミド7が被覆している領域にはPH3 は注入
されないが、それ以外の領域にはPH3 が注入され、結
果として高濃度ドナー領域8が形成される。しかる後に
ポリイミド7を剥離する。
【0014】その後、図4(A)に示すように、スパッ
タ法によりCs電極9を成膜した後、CDE法を用いて
Cs形状に加工する。ゲート電極材料とCs電極材料は
同じ材料を使用するため、ゲート電極5が2重構造とな
る。
【0015】次に、図4(B)に示すように、n型TF
T上にポリイミド20をパターンニングする。そして、
イオンドーピング法を用いてアクセプタとなるB2 6
を1E15/cm2 〜1E16/cm2 程度のドーズ量
で注入する。
【0016】この時、図4(C)からわかるように、ポ
リイミド20が被覆しているn型TFTにはB2 6
注入されないが、p型TFTのソース領域、ドレイン領
域にはB2 6 が注入され、高濃度のアクセプタ領域1
0が形成される。しかる後にポリイミド20を剥離す
る。次に、第1層間絶縁膜11を成膜し、500度Cで
熱処理を加える。この熱処理により、注入された不純物
が活性化される。最後に、図4(D)に示すように、R
IE(リアクティブイオンエッチング)法を用いて、第
1コンタクトホール12を開口した後、スパッタ法によ
り信号線13を成膜し、同様にRIE法を用いて加工す
る。
【0017】更に、第2層間絶縁膜14を成膜し、第2
コンタクトホール15をRIE法を用いて開口し、IT
Oを加熱スパッタ法にて成膜し、RIE法を用いて加工
することにより画素電極16を形成する。
【0018】以上のようなプロセスを経て、従来の液晶
駆動装置、つまりp−SiTFTアレイは製造される。
【0019】
【課題を解決するための手段】従来の液晶駆動装置およ
びその製造方法は以上のように構成され、プロセスされ
るので、以下に説明するようないくつかの問題点を抱え
ている。
【0020】第1の問題点は、不純物注入阻止マスク材
料として感光性ポリイミドを使用していることに起因す
る。つまり、感光性ポリイミドを用いることにより、エ
ッチング工程の削減が可能である反面、イオンドーピン
グの工程中でガスを放出し、真空装置であるイオンドー
ピング装置内を著しく汚染するという問題点がある。ま
た、感光性ポリイミドの場合、微細加工が困難であり、
LDDの形成を困難にするという問題点もある。
【0021】このような問題点に対する対策として、A
lなどのメタルマスクの採用が考えられるが、工程数が
大幅に増加してしまう。また、メタルマスクを用いた場
合、2回の成膜工程と、4回の加工工程または剥離工程
が増加してしまうため、製造コストの観点から見た場合
に、p−SiTFTの優位性を損なってしまう。
【0022】第2の問題点として、補助容量を構成する
酸化膜が、イオンドーピング時に貫通して注入されるこ
とである。これは、補助容量の耐圧劣化、補助容量部分
のリーク電流の増加の原因となる。容量部分のリーク電
流増加は、TFTのオフ電流の増加と等価であるため、
蓄積された電荷の保持が困難となる。
【0023】この対策として、補助容量をポリシリコン
層とCs電極ではなく、Cs電極と画素電極の間で形成
する方法、ポリシリコン層に不純物を注入せず、MOS
構造とする方法がある。しかし、前者は層間絶縁膜で補
助容量を構成することになるため、容量を得るのに大き
な面積が必要となる。これは、プロジェクションのよう
な高精細パターンでは開口率が大きく減少してしまい、
装置性能の低下を招いてしまう。一方、後者は、容量が
電圧依存性を持つため、画素電位の保持が困難となる。
【0024】第3の問題点として、ゲート線とCs線が
同層に形成されているため、両配線間で短絡不良を起こ
しやすい。ゲート線とCs線の短絡は線欠陥となるた
め、プロジェクションのような高精細パターンでは歩留
が大幅に劣化する。
【0025】第4の問題点として、イオンドーピングの
工程間にポリイミドのパターンニング工程が入るため、
連続の処理が不可能になってしまうという問題点があ
る。これにより、イオンドーピングのタクトタイムが実
質的に長くなってしまう。
【0026】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解消し、製造装置の汚染を防止すると共に、補助容量
部分の耐圧改善とリーク電流低減を実現し、またゲート
電極配線と補助容量配線の間の短絡不良を低減し、更
に、製造装置のタクトタイムを下げることを可能とした
液晶駆動装置およびその製造方法を得ることを目的とす
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1に記載の液晶駆動装置として、
駆動対象となる液晶表示素子に駆動電圧を与えるべく、
絶縁基板上に形成される少なくともひとつの薄膜トラン
ジスタと、前記薄膜トランジスタの少なくともひとつの
出力電荷を保持するべく前記絶縁基板上に形成される第
1の絶縁膜を含む補助容量と、前記薄膜トランジスタに
駆動信号を与えるべく第2の絶縁膜を介して配置される
少なくともひとつの信号線と、を備える液晶駆動装置を
提供するものである。
【0028】上記目的を達成するために、本発明は、請
求項4に記載の液晶駆動装置の製造方法として、絶縁基
板上にポリシリコン層を形成する第1のプロセスと、前
記ポリシリコン層を島状に加工して駆動対象となる液晶
表示素子を駆動する薄膜トランジスタのソース、ドレイ
ンおよび電荷保持用の補助容量の対向部となる活性層を
形成し、その上に絶縁膜を介して薄膜トランジスタのゲ
ート電極を形成する第2のプロセスと、前記活性層に不
純物を注入して薄膜トランジスタのソース、ドレインお
よび補助容量の対向部を形成する第3のプロセスと、全
体に絶縁膜を形成する第4のプロセスと、前記絶縁膜の
上から全体に金属膜を形成する第5のプロセスと、前記
金属膜を加工して不純物を注入された前記活性層の対向
部に対応する領域に補助容量用の金属部を形成する第6
のプロセスと、を備える液晶駆動装置の製造方法を提供
するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1、図2は本発明の実施形
に係る液晶駆動装置およびその製造方法のプロセス説明
図である。ここで、プロセスの最高温度は500度C、
画素TFTはn型TFT、不純物の注入方法は大型基板
に対応可能なイオンドーピング法、またアレイ構造は開
口率を大きく取れる画素電極上置き構造とした。なお、
TFTの配列順序は、図上で、左側に駆動回路n形TF
T、中央に駆動回路p型TFT、右側に画素TFTおよ
び補助容量を配置した構造とした。
【0030】さて、図1(A)に示すように、ガラス基
板1の上にアンダーコーティング膜2を成膜し、次に活
性層3となるアモルファスシリコン薄膜をPE−CVD
法により成膜する。次に、500度Cでアモルファスシ
リコン薄膜の水素を脱離し、ELA法により、アモルフ
ァスシリコン薄膜を多結晶化する。
【0031】しかる後に、CDE法を用いて、ポリシリ
コン薄膜(3)をアイランド状に加工した後、AP−C
VD法によりゲート絶縁膜4となる酸化膜を成膜する。
【0032】次に、ゲート電極5となるMoTa(モリ
ブデンタングステン合金)をスパッタ法により成膜した
後、CDE法を用いて加工する。なお、成膜した膜厚
は、アンダーコーティング膜2が400nm、アモルフ
ァスシリコンの活性層3が50nm、酸化膜のゲート絶
縁膜4が70nm、ゲート電極5が200nmである。
しかる後に、図1(B)に示すように、n型TFTを構
成するゲート酸化膜の一部および補助容量を形成する領
域上のすべての酸化膜をRIE法を用いて除去する。
【0033】次に、図1(C)に示すように、イオンド
ーピング法を用いてドナーとなるPH3 を2段階
(I),(II)に分けて注入する。
【0034】第1回目の注入(I)は、低加速電圧、高
ドーズ量で行う。本実施形では、加速電圧20KeV、
ドーズ量1E16/cm2 とした。
【0035】第2回目の注入(II)は、高加速電圧、低
ドーズ量で行う。本実施形では、加速電圧70KeV、
ドーズ量1E13/cm2 とした。
【0036】この時、ゲート電極5がセルフアラインメ
ントマスクとなるため、ゲート電極5の直下の活性層3
に不純物は注入されない。
【0037】また、ゲート酸化膜が剥離されていない活
性層3部分には、第2回目の注入による不純物しか注入
されない。これは、第1回目の注入加速電圧が小さいた
め、不純物が活性層3まで届かないためである。このプ
ロセスの結果、各TFTのソース領域およびドレイン領
域には低濃度ドナー領域6が形成される。
【0038】更に、ゲート酸化膜が剥離される活性層3
の部分には、第1回目、第2回目、両方の注入による不
純物が注入される。この時の注入量は、第2回目の注入
ドーズ量が第1回目の注入ドーズ量よりも十分に小さい
ため、第1回目の注入条件によって決定される。すなわ
ち、この領域には高濃度ドナー領域8が形成されること
になる。
【0039】ちなみに、第1回目の注入条件と、第2回
目の注入条件は、順序が逆でも構わない。
【0040】続いて、図1(D)に示すように、AP−
CVD法によりCs絶縁膜17となる酸化膜を成膜した
後、Cs電極9となるMoTa18をスパッタ法により
成膜する。なお、成膜した膜厚は、Cs絶縁膜17が7
0nm、MoTa18が150nmである。
【0041】次に、図2(A)に示すように、p型TF
Tを構成するTFT上のMoTa18をCDE法を用い
て開口した後、イオンドーピング法を用いてアクセプタ
となるB2 6 を注入する。本実施形では、加速電圧6
0KeV、ドーズ量1E16/cm2 とした。ここで
は、MoTa18が形成されている部分は、MoTa1
8がマスクとなるため、不純物は注入されない。この
時、p型TFTのソース領域、ドレイン領域は、ドナー
よりもアクセプタが優勢となるため、低濃度ドナー領域
6からアクセプタ領域10に反転する。
【0042】なお、図2(B)からわかるように、図2
(A)のMoTa18は、後にCs電極9を作るために
必要とされる配線である。而して、この図2(A)にお
いては、この必然的に備えるといえるToTa18を、
左側のn形YFTにおけるイオン注入時のマスクに流用
している。この点は、本プロセスの特徴の1つである。
【0043】次に、図2(B)に示すように、MoTa
18をCDE法を用いて、加工し、Cs電極9を形成す
る。
【0044】続いて、図2(C)に示すように、第1層
間絶縁膜11を成膜した後、500度Cで熱処理を加え
る。この熱処理により、注入された不純物は十分に活性
化される。次に、RIE法を用いて、第1コンタクトホ
ール12を各TFTの表面まで開口する。更に、Tiを
上層に、Alを下層に配置した2層構造からなる信号線
13をスパッタ法により成膜した後、RIE法を用いて
加工する。なお、成膜した膜厚は、第1層間絶縁膜11
が500nm、Ti膜が150nm、Al膜が450n
mである。
【0045】最後に、図2(D)に示すように、第2層
間絶縁膜14を成膜し、RIE法を用いて、第2コンタ
クトホール15を信号線13まで開口する。更に、IT
Oを加熱スパッタ法にて成膜し、RIE法を用いて加工
することにより画素電極16を形成する。なお成膜した
膜厚は、第2層間絶縁膜14が200nm、ITO膜が
100nmである。
【0046】以上のようなプロセスによる液晶駆動装置
の製造方法により、図2(D)に示すように、図面左側
にn型LDD構造のTFTが構成され、中央にp型TF
Tが形成され、右側にn型LDD構造のTFTが構成さ
れることになり、結果としてp−SiTFTアレイを得
ることができる。
【0047】なお、図2(D)からわかるように、ゲー
ト電極5の下のゲート絶縁膜4と、Cs電極9の下のC
s絶縁膜17とは別々に独立の層として構成されてい
る。よって、当然、ゲート絶縁膜4の厚さt1 とCs絶
縁膜17の厚さt2 とは、互いに無関係の厚さに設定で
きる。これにより、装置の信頼性、特性の向上等を図る
ことがより容易となる。
【0048】以上説明したように、本実施形の液晶駆動
装置の製造方法によれば、不純物注入に際してポリイミ
ドなどの有機材料を一切使用しないため、有機材料から
のガス放出の心配がなく、製造装置の汚染を引き起こさ
ずにプロセスできるという利点がある。
【0049】また、LDD領域をMoTaを再加工する
ことにより形成するため、LDDの加工精度を向上する
ことができる。更に、同一不純物元素のライトドーピン
グからヘビードーピングへの真空中連続処理が可能なた
め、装置のタクトタイムを短くすることができる。
【0050】また、補助容量を構成する絶縁膜、つまり
酸化膜は、イオンドーピングによる不純物が貫通されな
い。さらに、十分にドナーが注入されて低抵抗化したポ
リシリコン層とMoTa合金との間で容量を形成するた
め、MIM構造となっており、補助容量値の電圧依存性
がない。
【0051】更に、構造上、ゲート電極5線とCs電極
9線を絶縁物を介して別層に形成しているため、両配線
間での短絡不良を同層形成に比較して著しく低減するこ
とができる。
【0052】なお、本実施形においては、TFTを構成
するゲート絶縁膜および補助容量を構成する絶縁膜を、
共にAP−CVD法により成膜した絶縁膜で形成する場
合を例示したが、スパッタ法やPE−CVD法により成
膜した酸化膜や、窒化珪素膜や、異なる絶縁膜を組み合
わせた構成でも適用可能である。
【0053】また、本実施形では、ゲート線、Cs線共
に、MoTa合金を用いる場合を例示したが、他の高融
点金属や、配線抵抗を減少させるためAlやAl合金を
用いてもよく、更にゲート線とCs線に、それぞれ異な
る材料を用いてもよい。
【0054】なお、イオンドーピングに当っては、質量
分離が行われないドーピング装置を用いることもでき
る。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、不
純物注入阻止マスクをメタル材料とすることができるの
で、メタルマスク使用によって生じる工程数の増加を、
補助容量線の再加工によって形成したり、イオンドーピ
ングを真空中連続処理することで、最小限度とすること
が可能である。また、補助容量がMIM構造となってお
り、絶縁膜にイオンドーピング時に発生する注入損失が
ないため、リーク電流の増加を抑制することができる。
更に、ゲート線と補助容量線が別層に形成されるため、
両配線間の短絡不良も改善される。その結果、信頼性に
優れた液晶駆動装置を実現でき、更に歩留に優れた、低
コストの製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の液晶駆動装置およびその製
造方法の第1の部分を示すプロセス説明図である。
【図2】本発明の実施形態の液晶駆動装置およびその製
造方法の第2の部分を示すプロセス説明図である。
【図3】従来の液晶駆動装置およびその製造方法の第1
の部分を示すプロセス説明図である。
【図4】従来の液晶駆動装置およびその製造方法の第2
の部分を示すプロセス説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 アンダーコーティング膜 3 活性層 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 6 低濃度ドナー領域 7 ポリイミド 8 高濃度ドナー領域 9 Cs電極 10 アクセプタ領域 11 第1層間絶縁膜 12 第1コンタクトホール 13 信号線 14 第2層間絶縁膜 15 第2コンタクトホール 16 画素電極 17 Cs絶縁膜 18 MoTa 20 ポリイミド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動対象となる液晶表示素子に駆動電圧を
    与えるべく、絶縁基板上に形成され津少なくともひとつ
    の薄膜トランジスタと、 前記薄膜トランジスタの少なくともひとつの出力電荷を
    保持するべく前記絶縁基板上に形成される第1の絶縁膜
    を含む補助容量と、 前記薄膜トランジスタに駆動信号を与えるべく、前記第
    1の絶縁膜と別工程で作られる第2の絶縁膜を介して配
    置される少なくともひとつの信号線と、 を備えることを特徴とする液晶駆動装置。
  2. 【請求項2】前記補助容量が、前記薄膜トランジスタを
    構成するポリシリコン層と、前記第1の絶縁膜と、前記
    第1の絶縁膜の上に配置される金属により構成され、前
    記金属が前記薄膜トランジスタのゲート電極と異なる層
    に配置される、請求項1の液晶駆動装置。
  3. 【請求項3】前記薄膜トランジスタの少なくともひとつ
    が、ソースおよびドレイン領域上の第2の絶縁膜の一部
    またはすべてを除去されている、請求項1又は2の液晶
    駆動装置。
  4. 【請求項4】絶縁基板上にポリシリコン層を形成する第
    1のプロセスと、 前記ポリシリコン層を島状に加工して駆動対象となる液
    晶表示素子を駆動する薄膜トランジスタのソース、ドレ
    インおよび電荷保持用の補助容量の対向部となる活性層
    を形成し、その上に絶縁膜を介して薄膜トランジスタの
    ゲート電極を形成する第2のプロセスと、 前記活性層に不純物を注入して薄膜トランジスタのソー
    ス、ドレインおよび補助容量の対向部を形成する第3の
    プロセスと、 全体に絶縁膜を形成する第4のプロセスと、 前記絶縁膜の上から全体に金属膜を形成する第5のプロ
    セスと、 前記金属膜を加工して不純物を注入された前記活性層の
    対向部に対応する領域に補助容量用の金属部を形成する
    第6のプロセスと、 を備えることを特徴とする液晶駆動装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第4のプロセスが、異なる条件の下に
    複数回、連続して実施され、高濃度不純物領域と低濃度
    不純物領域が形成される、請求項4の液晶駆動装置の製
    造方法。
  6. 【請求項6】前記金属膜がPおよびBの少なくとも一方
    を含むものとして構成される、請求項4又は5の液晶駆
    動装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記第3のプロセスにおいて、薄膜トラン
    ジスタのソース、ドレインへの不純物注入と、補助容量
    用の対向部への不純物注入が同時に実施される、請求項
    4乃至6の1つの液晶駆動装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記第3のプロセスが、イオンドーピング
    により実施される、請求項4乃至7の1つの液晶駆動装
    置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002122881A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Nec Corp 液晶表示装置及びその製造方法

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