JPH1013393A - ディジタル信号の伝送方法、エンコーダ及びデコーダ - Google Patents

ディジタル信号の伝送方法、エンコーダ及びデコーダ

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JPH1013393A
JPH1013393A JP8177331A JP17733196A JPH1013393A JP H1013393 A JPH1013393 A JP H1013393A JP 8177331 A JP8177331 A JP 8177331A JP 17733196 A JP17733196 A JP 17733196A JP H1013393 A JPH1013393 A JP H1013393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器間でシリアルでデータを伝送する場
合に、クロック線を設ける必要がないと共に、ハードウ
ェアが増大せず、データの伝送誤りが生じないようにす
る。 【解決手段】 電子機器間でデータをシリアル伝送する
場合に、データをデータ部と同期部とからなる符号にエ
ンコードして伝送する。データをデータ部と同期部とか
らなる符号にエンコードすると、別のラインでクロック
を伝送しなくても、誤りなくデータを伝送できる。ま
た、データ部に同期部を付加するだけでエンコードでき
ると共に、例えば、データの立ち上がる直前のローレベ
ルの期間を計測するだけでデコードできるので、エンコ
ーダ及びデコーダが複雑化せず、ハードウェアが増大し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、リモー
トコントローラで電子機器を制御する際に、リモートコ
ントローラと電子機器との間でデータ通信を行なうのに
用いて好適なディジタル信号の伝送方法、及び、そのよ
うな伝送方法でデータを通信する場合に用いることがで
きるエンコーダ、デコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、有線のリモートコマンダを用い
て電子機器を制御する際に、リモートコマンダと電子機
器との間でシリアルでデータが伝送される。このよう
に、電子機器の間でシリアルでデータを伝送する場合
に、従来、データとクロックとを伝送し、クロックに同
期させながらデータを取り込むようにしている。
【0003】即ち、図17において、電子機器101か
ら電子機器102にデータを伝送する場合に、電子機器
101と電子機器102との間に、データを伝送するた
めのデータ線103と、クロックを伝送するためのクロ
ック線104とが設けられる。データ線103により電
子機器101から電子機器102にデータが送られ、ク
ロック線104により電子機器101から電子機器10
2にクロックが送られる。
【0004】電子機器102には、レジスタ105が設
けられる。データ線103により電子機器101から送
られてきたデータは、電子機器102のレジスタ105
のデータ入力端子に供給され、クロック線104により
電子機器101から送られてきたクロックは、電子機器
102のレジスタ105のクロック入力端子に供給され
る。電子機器102のレジスタ105で、クロック線1
04を介して送られてきたクロックに基づくタイミング
で、データ線103を介して送られてきたデータが取り
込まれる。
【0005】例えば、電子機器101から電子機器10
2に、データ線103を介して、図18Aに示すように
データが送られ、クロック線104を介して、図18B
に示すようにクロックが送られているする。このデータ
を受信する電子機器102のレジスタ105では、図1
8B示すクロックが受信され、このクロックの立ち上が
りで、図18Aに示すデータが取り込まれる。
【0006】このように、従来では、電子機器間でデー
タをシリアルで伝送する場合に、データ線とクロック線
とを設け、データとクロックとを送っている。これは、
データを伝送する場合、単純にデータをシリアルで転送
すると、「1」のデータや「0」のデータが長く続く場
合に、正しいタイミングでデータが取り込めなくなるか
らである。上述のように、電子機器101と電子機器1
02との間に、データ線103とクロック線104とを
設け、データとクロックとを伝送するようにすれば、
「1」のデータや「0」のデータが長く続く場合でも、
正確にデータを転送することができる。
【0007】ところが、このようにデータとクロックと
を伝送するようにすると、電子機器101と電子機器1
02との間を、データ線103とクロック線104との
少なくとも2つの線で結ばなければならないという問題
がある。そこで、図19に示すように、電子機器111
と電子機器112との間をデータ線113でのみ接続
し、PLLでクロックを再生することが行なわれてい
る。
【0008】即ち、図19において、電子機器111と
電子機器112との間に、データ線113が設けられ
る。電子機器112には、レジスタ114と、PLL1
15とが設けられる。電子機器111から電子機器11
2に、データ線113を介して、データが伝送される。
このデータは、レジスタ114のデータ入力端子に供給
されると共に、PLL115に供給される。PLL11
5で、データ線113を介して送られてきたデータか
ら、クロックが再生される。このクロックがレジスタ1
14のクロック入力端子に供給される。電子機器112
のレジスタ114で、PLL115で再生されたクロッ
クに基づくタイミングで、データ線113を介して送ら
れてきたデータが取り込まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、受信側の
電子機器112にPLL115を設け、PLL115で
クロックを再生するようにすると、クロック線を配設す
る必要がなくなる。しかしながら、このように、PLL
でクロックを再生するようにすると、受信側にPLLを
設ける必要があり、ハードウェアが増大する。また、こ
のようにPLLでクロックを再生するようにしても、
「1」のデータや「0」のデータが非常に長く続く場合
には、PLLのクロックが本来のクロックから外れてし
まい、誤ったデータが取り込まれる可能性がある。
【0010】また、「1」のデータや「0」のデータが
非常に長く続く場合にも、PLLのクロックが本来のク
ロックから外れないように、一定周期毎に同期用のパタ
ーンをデータに挿入することが考えられる。ところが、
このような同期用のパターンをデータに挿入して伝送す
ると、信号パターンを挿入するために通信速度が低下す
る。また、同期用のパターンを挿入するようにすると、
データが存在しない期間にも、同期用のパターンが送ら
れることになる。
【0011】従って、この発明の目的は、電子機器間で
シリアルでデータを伝送する場合に、クロック線を設け
る必要がないと共に、ハードウェアが増大せず、データ
の伝送誤りが生じないディジタル信号の伝送方法、及び
エンコーダ、デコーダを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方の符号
は第1の極性のデータ部と同期部とからなり、他方の符
号は第2の極性のデータ部と同期部とからなる、2値化
されたディジタル信号のデータ伝送方法である。
【0013】この発明は、一方の符号は第1の極性のデ
ータ部と同期部とからなり、他方の符号は第2の極性の
データ部と同期部とからなる符号をエンコードするエン
コーダにおいて、第1の極性の信号を発生する第1の信
号発生手段と、第2の極性の信号を発生する第2の信号
発生手段と、データ部の長さ及び同期部の長さに応じ
て、データ部の信号と、第1の信号発生手段の出力と、
第2の信号発生手段の出力とを切り換えて出力する切換
手段とを備えるようにしたエンコーダである。
【0014】この発明は、一方の符号は第1の極性のデ
ータ部と同期部とからなり、他方の符号は第2の極性の
データ部と同期部とからなる符号をデコードするデコー
ダにおいて、伝送されてきた符号の同期部のタイミング
に基づいて、伝送されてきた符号の一方又は他方の極性
の長さを計測する計測手段と、伝送されてきた符号の一
方又は他方の極性の長さに応じて、伝送されてきた符号
を判断する判断手段とを備えるようにしたデコーダであ
る。
【0015】この発明は、一方の符号は第1の極性のデ
ータ部と同期部とからなり、他方の符号は第2の極性の
データ部と同期部とからなる符号をデコードするデコー
ダにおいて、伝送されてきた符号を積分する積分手段
と、積分手段の出力を伝送されてきた符号の同期部のタ
イミングで取り込むデータ取込み手段とを備えるように
したデコーダである。
【0016】電子機器間でデータをシリアル伝送する場
合に、データ部と同期部とからなる符号にエンコードし
ているので、別のラインでクロックを伝送しなくても、
誤りなくデータを伝送できる。また、データ部に同期部
を付加するだけでエンコードできると共に、例えば、デ
ータの立ち上がる直前のローレベルの期間を計測するだ
けでデコードできるので、エンコーダ及びデコーダが複
雑化せず、ハードウェアが増大しない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。この発明は、有線のリモ
ートコマンダでMDプレーヤを制御する場合のように、
2つの電子機器間でデータをシリアル伝送するのに用い
られる。
【0018】図1において、電子機器1と電子機器2と
は、データ線3を介して接続される。電子機器1は、例
えば、リモートコマンダ、電子機器2は、例えば、この
リモートコマンダで制御されるMDプレーヤである。
【0019】電子機器1にはエンコーダ4が設けられて
おり、電子機器2には、デコーダ5が設けられている。
電子機器1のデータは、エンコーダ4で、データ部と同
期部とからなる符号にエンコードされる。エンコーダ4
の出力は、データ線3を介して、電子機器2のデコーダ
5で受信される。デコーダ5で、データ部と同期部とか
らなる符号から、データがデコードされる。
【0020】このように、この発明では、電子機器1と
電子機器2との間でデータを送る場合に、データがデー
タ部と同期部とからなる符号にエンコードされる。この
ようにデータ部と同期部とからなる符号にエンコードし
てデータを伝送すると、別の信号線でクロックを送る必
要がなく、また、PLLを用いてクロックを再生させる
必要もない。このデータ部と同期部とからなる符号につ
いて更に詳述する。
【0021】図2A及び図2Bは、この発明において伝
送時に用いられる符号「0」及び符号「1」を示すもの
である。図2Aに示すように、符号「0」は、所定時間
1だけローレベルに保持された後、所定時間T2 だけ
ハイレベルになる。図2Bに示すように、符号「1」
は、所定時間T3 だけハイレベルに保持された後、所定
時間T4 だけローレベルとなり、そして、所定時間T5
だけハイレベルとなる。
【0022】ここで、符号「0」で前半のローレベルの
期間T1 は、符号「1」のハイレベルの期間T3 と符号
「1」のローレベルの期間T4 とを合わせた期間と等し
く、符号「0」で後半のハイレベルの期間T2 と、符号
「1」の後半のハイレベルの期間T5 とは等しい。ま
た、符号「0」のローレベルの期間T1 は、符号「1」
のローレベルの期間T4 より十分に長い。即ち、 T1 =T3 +T42 =T51 >T4 の関係にある。
【0023】図2Aに示すように、符号「0」の最小通
信単位時間Tunit0 は、 Tunit0 =T1 +T2 であり、図2Bに示すように、符号「1」の最小通信単
位時間Tunit1 は、 Tunit1 =T3 +T4 +T5 である。そして、符号「0」の最小通信単位時間T
unit0 と、符号「1」の最小通信単位時間Tunit1 とは
等しく、 Tunit0 =Tunit1 の関係にある。
【0024】このような符号は、データ部に同期部を付
加して伝送するとうい考えに基づいて形成されている。
【0025】即ち、データ部は、「0」がローレベル、
「1」がハイレベルの信号である。そして、同期部は、
図3に示すように、期間t11のローレベルの期間と、期
間t12のハイレベルの期間とからなる信号である。
【0026】符号「0」は、ロレベルのデータ部に、図
3に示したような同期部SYを付加したものとなる。即
ち、図4Aに示すように、符号「0」の場合には、デー
タ部DA0は、所定時間T21のローレベルである。この
データ部DA0に、図4Bに示すように、所定時間T11
のローレベルの期間と所定時間T12のハイレベルの期間
とからなる同期部SYが付加されると、図4Cに示すよ
うに、符号「0」の符号が形成される。ここで、 T21+T11=T112=T2 とすると、図2Aに示した符号「0」の符号の形式と等
しくなる。
【0027】符号「1」は、ハイレベルのデータ部に、
図3に示したような同期部SYを付加したものとなる。
即ち、図5Aに示すように、符号「1」の場合には、デ
ータ部DA1は、所定時間T31のハイレベルである。こ
のデータ部DA1に、図5Bに示すように、所定時間T
11のローレベルの期間と所定時間T12のハイレベルの期
間とからなる同期部SYが付加されると、図5Cに示す
ように、符号「1」の符号が形成される。ここで、 T31=T311=T412=T5 とすると、図2Bに示した符号「1」の符号の形式と等
しくなる。
【0028】このように、符号「0」がローレベル、符
号「1」がハイレベルとなるデータ部DA0及びDA1
に、所定時間のローレベルと所定時間のハイレベルとか
らなる同期部SYを付加することで、図2A及び図2B
に示したような符号が形成される。
【0029】図6は、このような符号を発生するエンコ
ーダの構成を示すものである。図6において、31はシ
フトレジスタである。シフトレジスタ31には、入力端
子32から伝送用のデータが供給される。シフトレジス
タ31は、タイマ制御回路40からのシフトクロックに
よりシフトされる。シフトレジスタ31の出力がスイッ
チ回路34の端子34Aに供給される。
【0030】スイッチ回路34の端子34Bには、ロー
レベル信号発生回路35からのローレベルの信号が供給
される。スイッチ回路34の端子34Cには、ハイレベ
ル信号発生回路36からのハイレベルの信号が供給され
る。スイッチ回路34は、タイマ制御回路40により制
御される。スイッチ回路34から、出力端子41が導出
される。
【0031】タイマ制御回路40に対して、データ部タ
イマ37、ローレベル期間タイマ38、ハイレベル期間
タイマ39が設けられる。データ部タイマ37は、デー
タ部の期間(図4及び図5における期間T21及びT31
を計測する。ローレベル期間タイマ38は、同期部のロ
ーレベルの期間(図4及び図5における期間T11)を計
測する。ハイレベル期間タイマ39は、同期部のハイレ
ベルの期間(図4及び図5における期間T12)を計測す
る。
【0032】タイマ制御回路40は、図7にフローチャ
ートで示すような処理を行なって、スイッチ回路34を
切り換える。これにより、出力端子41からは、上述の
ようにエンコードされた信号が出力される。
【0033】即ち、図7に示すように、先ず、スイッチ
回路34は端子34A側に設定される(ステップST
1)。そして、データ部タイマ37がセットされる(ス
テップST2)。
【0034】スイッチ回路34が端子34A側に設定さ
れると、シフトレジスタ31からのデータが出力端子4
1から出力される。
【0035】データ部タイマ37の出力から、データ部
の出力期間が経過したかどうかが判断される(ステップ
ST3)。データ部の出力期間が経過したら、データ部
タイマ37がクリアされ(ステップST4)、スイッチ
回路34が端子34B側に設定される(ステップST
5)。そして、ローレベル期間タイマ38がセットされ
る(ステップST6)。
【0036】スイッチ回路34が端子34B側に設定さ
れると、ローレベル信号発生回路35からのローレベル
の信号が出力端子41から出力される。
【0037】ローレベル期間タイマ38の出力から、同
期部のローベルの出力期間が経過したかどうかが判断さ
れる(ステップST7)。同期部のローレベルの出力期
間が経過したら、ローレベル期間タイマ38がクリアさ
れ(ステップST8)、スイッチ回路34が端子34C
側に設定される(ステップST9)。そして、ハイレベ
ル期間タイマ39がセットされる(ステップST1
0)。
【0038】スイッチ回路34が端子34C側に設定さ
れると、ハイレベル信号発生回路36からのハイレベル
の信号が出力端子41から出力される。
【0039】ハイレベル期間タイマ39の出力から、同
期部のハイベルの出力期間が経過したかどうかが判断さ
れる(ステップST11)。同期部のハイレベルの出力
期間が経過したら、ハイレベル期間タイマ39がクリア
される(ステップST12)。そして、シフトクロック
が1つ送られてから(ステップST13)、ステップS
T1にリターンされる。
【0040】上述のような制御により、ローレベル又は
ハイレベルのデータ部に、所定時間ローレベルで所定時
間ハイレベルの同期部が付加されたことになり、出力端
子41からは、上述のようにエンコードされた信号が出
力されることになる。
【0041】次に、このような符号の復号処理について
説明する。このような符号は、例えば、ローレベルから
ハイレベルの変化点の直前にあるローレベルの期間が、
符号「1」での後半部のローレベルの期間より長いかど
うかにより復号できる。
【0042】即ち、図8に示すように、上述のように符
号化された符号が入力されたとする。この符号は、
「0」、「1」、「1」、「0」…である。
【0043】このような符号が入力された場合、復号時
には、ローレベルからハイレベルの変化点t11、t12
13、t14…が検出される。そして、このローレベルか
らハイレベルの変化点t11、t12、t13、t14…の直前
のローレベルの長さが判断され、これにより、「0」か
「1」かに復号される。
【0044】時点t11では、その直前のローレベルの長
さL11が符号「1」での後半部のローレベルの期間より
長いので、「0」に復号される。時点t12では、その直
前のローレベルの長さL12が符号「1」での後半部のロ
ーレベルの期間より短いので、「1」に復号される。時
点t13では、その直前のローレベルの長さL13が符号
「1」での後半部のローレベルの期間より短いので、
「1」に復号される。時点t14では、その直前のローレ
ベルの長さL14が符号「1」での後半部のローレベルの
期間より長いので、「0」に復号される。
【0045】図9は、このように、ローレベルからハイ
レベルの変化点の直前にあるローレベルの期間が符号
「1」での後半部のローレベルの期間より長いかどうか
により復号を行なうデコーダの一例である。
【0046】図9において、入力端子51に受信データ
が供給される。この受信データは、立ち下がりエッジ検
出回路52に供給されると共に、立ち上がりエッジ検出
回路53に供給される。立ち上がりエッジ検出回路52
の出力及び立ち下がりエッジ検出回路53の出力がロー
レベル期間計測タイマ54に供給される。ローレベル期
間計測タイマ54は、立ち下がりエッジ検出回路52の
出力で計測を開始し、立ち上がりエッジ計測回路53の
出力で計測を終了する。
【0047】ローレベル期間計測タイマ54の出力がコ
ンパレータ55及び56に供給される。コンパレータ5
5には、符号「1」計測時間発生回路57の出力が供給
される。コンパレータ56には、符号「0」計測時間発
生回路58の出力が供給される。
【0048】符号「1」計測時間発生回路57は、符号
「1」の場合のローレベルからハイレベルの変化点の直
前のローレベルの期間に対応する時間(図2Bにおける
期間T4 )に設定される。符号「0」計測時間発生回路
58には、符号「0」の場合のローレベルからハイレベ
ルの変化点の直前のローレベルの期間に対応する時間
(図2Aにおける期間T1 )に設定される。
【0049】コンパレータ55及び56の出力が判断回
路59に供給される。判断回路59により、コンパレー
タ55及び56の出力から、受信データの符号が判定さ
れる。
【0050】即ち、ローレベル期間計測タイマ54によ
り、ローレベルからハイレベルの変化点の直前にあるロ
ーレベルの期間が計測される。コンパレータ55によ
り、ローレベルからハイレベルの変化点の直前にあるロ
ーレベルの期間が、符号「1」の場合のローレベルから
ハイレベルの変化点の直前のローレベルの期間と一致す
るかどうかが検出される。コンパレータ56により、ロ
ーレベルからハイレベルの変化点の直前にあるローレベ
ルの期間が、符号「0」の場合のローレベルからハイレ
ベルの変化点の直前のローレベルの期間と一致するかど
うかが判断される。このコンパレータ55及び56の検
出出力が判断回路59に供給される。
【0051】判断回路59は、コンパレータ55の出力
から、ローレベルからハイレベルの変化点の直前にある
ローレベルの期間が符号「1」の場合のローレベルから
ハイレベルの変化点の直前のローレベルの期間と一致す
ると判断した場合には、「1」に復号する。また、コン
パレータ56の出力から、ローレベルからハイレベルの
変化点の直前にあるローレベルの期間が符号「0」の場
合のローレベルからハイレベルの変化点の直前のローレ
ベルの期間と一致すると判断した場合には、「0」に復
号する。
【0052】図10は、デコーダの他の例を示すもので
ある。前述の例では、ローレベルからハイレベルの変化
点の直前にあるローレベルの期間が符号「1」での後半
部のローレベルの期間より長いかどうかにより復号を行
なっていたが、この例では、受信データのローレベルの
信号時間が短いか長いかを抵抗とコンデンサとからなる
積分回路に記憶させることで、復号を行なうものであ
る。
【0053】即ち、図10において、入力端子61から
の受信データは、Dフリップフロップ62のクロック入
力端子に供給されると共に、抵抗63、コンデンサ64
からなる積分回路65に供給される。積分回路65の出
力がDフリップフロップ62のデータ入力端子に供給さ
れる。
【0054】Dフリップフロップ62で、受信データの
立ち上がりで、積分回路65を介された受信データが取
り込まれる。積分回路65では、受信データのローレベ
ルの期間の長短が記憶される。
【0055】つまり、図11に示すように、ローレベル
の期間が長い信号(図11A)が入力されると、積分回
路65の出力は、図11Bに示すように、ローレベルま
で下がる。このため、図11Cに示すように、データの
立ち上がりで積分回路65の出力を取り込むと、取り込
まれるデータはローレベルとなる。これに対して、図1
2に示すように、ローレベルの期間が短い信号(図12
A)が入力された場合には、積分回路65の出力は、図
12Bに示すように、ローレベルまで下がらない。この
ため、図12Cに示すように、データの立ち上がりで積
分回路65の出力を取り込むと、取り込まれるデータは
ハイレベルとなる。
【0056】このように、積分回路65では、データが
ローレベルからハイレベルに立ち上がる直前のローレベ
ルの期間を記憶していることになり、データがローレベ
ルからハイレベルに立ち上がる直前のローレベルの期間
が長ければローレベル、データがローレベルからハイレ
ベルに立ち上がる直前のローレベルの期間が短ければハ
イレベルがDフリップフロップ62に取り込まれる。
【0057】なお、上述の例では、符号「0」と符号
「1」との2値データのみ伝送するようにしているが、
更に、図13に示すように、同期用パターンを送るよう
にしても良い。図13において、SYNCで示す期間
は、同期用のパターンである。この同期用のパターン
は、符号「0」でのローレベルの期間より更に長い期間
ローレベルとなるように設定される。この同期用のパタ
ーンは、データ送信開始を知らせたりするのに利用でき
る。
【0058】図14は、マスタ側の電子機器とスレーブ
側の電子機器との双方で、データのやり取りを行なえる
ようにした例である。図14において、71はマスタ側
の電子機器、72はスレーブ側の電子機器である。マス
タ側の電子機器71には、エンコーダ73が設けられ
る。エンコーダ73としては、図6に示したような構成
のものが用いられる。また、マスタ側の電子機器71に
は、トライステートバッファ74、データ受信用のDフ
リップフロップ75が設けられる。スレーブ側の電子機
器72には、デコーダ77が設けられる。デコーダ77
としては、図9又は図10に示したような構成のものが
用いられる。更に、スレーブ側の電子機器72には、デ
ータ送信用のシフトレジスタ78、抵抗79が設けられ
る。マスタ側の電子機器71と、スレーブ側の電子機器
72とは、伝送ライン80を介して接続される。
【0059】このような構成では、マスタ側の電子機器
71からスレーブ側の電子機器72にデータを伝送する
ばかりでなく、スレーブ側の電子機器72からマスタ側
の電子機器71にデータを伝送することができる。
【0060】即ち、マスタ側の電子機器71からスレー
ブ側の電子機器72にデータを伝送する場合には、マス
タ側の電子機器71のエンコーダ73でデータがエンコ
ードされ、このデータがトライステートバッファ74、
伝送ライン80を介して、スレーブ側の電子機器72に
送られる。そして、スレーブ側の電子機器72のデコー
ダ77で、このデータがデコードされる。
【0061】スレーブ側の電子機器72からマスタ側の
電子機器71にデータを伝送する場合には、スレーブ側
の電子機器72のシフトレジスタ78からデータが出力
される。このシフトレジスタ78からのデータは、抵抗
79、伝送ライン80を介して、マスタ側の電子機器7
1に送られる。そして、マスタ側の電子機器71のDフ
リップフロップ75で、このデータが取り込まれる。
【0062】このように、スレーブ側の電子機器72か
らマスタ側の電子機器71にデータを伝送する場合、デ
ータ部の期間に対応する期間、トライステートバッファ
74がハイインピーダンス状態に設定される。このよう
に、データ部の期間に対応する期間トライステートバッ
ファ74をハイインピーダンス状態に設定すると、スレ
ーブ側の電子機器72にエンコーダを設けなくても、マ
スタ側の電子機器71のDフリップフロップ75では、
エンコードされたデータを取り込むことができる。
【0063】つまり、図15Aに示すように、スレーブ
側の電子機器72のシフトレジスタ78からハイレベル
の信号が出力されたとする。図15Bに示すように、デ
ータ部の期間T51では、トライステートバッファ74が
ハイインピーダンス状態に設定される。このため、デー
タ部の期間T51では、図15Cに示すように、シフトレ
ジスタ78からの信号(ハイレベル)がそのままマスタ
側の電子機器71のDフリップフロップ75に入力され
る。同期部の期間T52では、トライステートバッファ7
4が駆動される。このため、エンコーダ73からの、所
定期間ローレベル、所定期間ハイレベルとなる同期部の
信号が、Dフリップフロップ75に入力される。従っ
て、図15Cに示すように、エンコードされた符号
「1」がDフリップフロップ75に入力されたことにな
る。
【0064】図16Aに示すように、スレーブ側の電子
機器72のシフトレジスタ78からローレベルの信号が
出力されたとする。図16Bに示すように、データ部の
期間T51では、トライステートバッファ74がハイイン
ピーダンス状態に設定される。このため、データ部の期
間T51では、図16Cに示すように、シフトレジスタ7
8からの信号(ローレベル)がそのままマスタ側の電子
機器71のDフリップフロップ75に入力される。同期
部の期間T52では、トライステートバッファ74が駆動
される。このため、エンコーダ73からの、所定期間ロ
ーレベル、所定期間ハイレベルとなる同期部の信号が、
Dフリップフロップ75に入力される。従って、図16
Cに示すように、エンコードされた符号「0」がDフリ
ップフロップ75に入力されたことになる。
【0065】
【発明の効果】この発明によれば、電子機器間でデータ
をシリアル伝送する場合に、データ部と同期部とからな
る符号にエンコードしているので、別のラインでクロッ
クを伝送しなくても、誤りなくデータを伝送できる。ま
た、この発明によれば、データ部に同期部を付加するだ
けでエンコードできると共に、例えば、データの立ち上
がる直前のローレベルの期間を計測するだけでデコード
できるので、エンコーダ及びデコーダが複雑化せず、ハ
ードウェアが増大しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された電子機器間のデータ伝送
の一例の説明に用いるブロック図である。
【図2】この発明が適用された符号の説明に用いる略線
図である。
【図3】この発明が適用された符号の説明に用いる略線
図である。
【図4】この発明が適用された符号の説明に用いる略線
図である。
【図5】この発明が適用された符号の説明に用いる略線
図である。
【図6】この発明が適用されたエンコーダの一例のブロ
ック図である。
【図7】この発明が適用されたエンコーダの説明に用い
るフローチャートである。
【図8】この発明が適用された符号の説明に用いる略線
図である。
【図9】この発明が適用されたデコーダの一例のブロッ
ク図である。
【図10】この発明が適用されたデコーダの他の例のブ
ロック図である。
【図11】この発明が適用されたデコーダの説明に用い
る波形図である。
【図12】この発明が適用されたデコーダの説明に用い
る波形図である。
【図13】この発明が適用された符号の説明に用いる略
線図である。
【図14】この発明が適用された電子機器間のデータ伝
送の他の例の説明に用いるブロック図である。
【図15】この発明が適用された電子機器間のデータ伝
送の他の例の説明に用いるタイミング図である。
【図16】この発明が適用された電子機器間のデータ伝
送の他の例の説明に用いるタイミング図である。
【図17】従来の電子機器間のデータ伝送の一例のブロ
ック図である。
【図18】従来の電子機器間のデータ伝送の一例の説明
に用いるタイミング図である。
【図19】従来の電子機器間のデータ伝送の他の例のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1,2・・・電子機器,4・・・エンコーダ,5・・・
デコーダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の符号は第1の極性のデータ部と同
    期部とからなり、他方の符号は第2の極性のデータ部と
    同期部とからなる、2値化されたディジタル信号の伝送
    方法。
  2. 【請求項2】 上記同期部は、上記第1の極性と上記第
    2の極性とからなる請求項1記載のディジタル信号の伝
    送方法。
  3. 【請求項3】 一方の符号は第1の極性のデータ部と同
    期部とからなり、他方の符号は第2の極性のデータ部と
    同期部とからなる符号をエンコードするエンコーダにお
    いて、 第1の極性の信号を発生する第1の信号発生手段と、 第2の極性の信号を発生する第2の信号発生手段と、 上記データ部の長さ及び上記同期部の長さに応じて、上
    記データ部の信号と、上記第1の信号発生手段の出力
    と、上記第2の信号発生手段の出力とを切り換えて出力
    する切換手段とを備えるようにしたエンコーダ。
  4. 【請求項4】 一方の符号は第1の極性のデータ部と同
    期部とからなり、他方の符号は第2の極性のデータ部と
    同期部とからなる符号をデコードするデコーダにおい
    て、 伝送されてきた符号の同期部のタイミングに基づいて、
    上記伝送されてきた符号の一方又は他方の極性の長さを
    計測する計測手段と、 上記伝送されてきた符号の一方又は他方の極性の長さに
    応じて、上記伝送されてきた符号を判断する判断手段と
    を備えるようにしたデコーダ。
  5. 【請求項5】 一方の符号は第1の極性のデータ部と同
    期部とからなり、他方の符号は第2の極性のデータ部と
    同期部とからなる符号をデコードするデコーダにおい
    て、 伝送されてきた符号を積分する積分手段と、 上記積分手段の出力を伝送されてきた符号の同期部のタ
    イミングで取り込むデータ取込み手段とを備えるように
    したデコーダ。
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