JPH10134382A - 対物レンズの駆動装置及びその駆動方法 - Google Patents

対物レンズの駆動装置及びその駆動方法

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JPH10134382A
JPH10134382A JP29133296A JP29133296A JPH10134382A JP H10134382 A JPH10134382 A JP H10134382A JP 29133296 A JP29133296 A JP 29133296A JP 29133296 A JP29133296 A JP 29133296A JP H10134382 A JPH10134382 A JP H10134382A
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JP
Japan
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objective lens
yoke
permanent magnet
magnetic flux
driving device
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Application number
JP29133296A
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English (en)
Inventor
Yasuhito Mori
泰人 森
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型、低コストで、感度のリニアリティの向
上、対物レンズの姿勢安定性を向上した対物レンズ駆動
装置の実現を図る。 【解決手段】 磁気回路を構成する永久磁石30あるい
はヨーク72の形状をヨーク下面側ほど体積が大きくな
るよにテーパを設ける。これにより永久磁石30から発
生する磁束は上面側に比べ下面側ほど多くなり、ヨーク
下面に磁束が流れても、空隙内の磁束密度分布を均一に
することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置等
に用いられる光ピックアップ手段における対物レンズ駆
動装置及び対物レンズ駆動方法に関し、特に詳しくは、
対物レンズを含む可動部を電磁力により駆動する構成に
おける磁気回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置等において、光ディスク
媒体のピットやグルーブに記録、再生用の光スポットを
照射する際、光スポットを集光する対物レンズを光ディ
スク媒体のトラックを横切る方向、すなわちトラッキン
グ方向に駆動することによりピット等に対しオートフォ
ーカシング及びオートトラッキングを行なっている。
【0003】そして、当該対物レンズを駆動する手段と
して、例えば駆動用コイルと、永久磁石を有する磁気回
路を構成した駆動機構を使用するものであり、それによ
る電磁気力を利用して該対物レンズを駆動している。従
来の磁気回路の構成からなる対物レンズ駆動装置の一例
を図6乃至図12を参照しながら説明する。
【0004】図6は従来公知の磁気回路を有する対物レ
ンズ駆動装置20であり、図中、対物レンズ1が保持さ
れたレンズホルダ2は上下各2本の弾性体としての金属
ワイヤー4を介して支持ホルダ3及びプリント基板10に
支持されている。一方、レンズホルダ2にはフォーカシ
ングコイル5、トラッキングコイル6及び中継基板9が
取り付けられ、対物レンズ1を含めて可動部100を形
成している。
【0005】該中継基板9には金属ワイヤー4とフォー
カシングコイル5及びトラッキングコイル6の各端子
が、例えば半田付けで接続されており、該金属ワイヤー
4はレンズホルダ2を弾性的に支持すると同時に通電手
段としても利用されている。又、フォーカシングコイル
5にトラッキングコイル6が貼り付けられ、それを挟み
こむようにヨーク7がベース11に取り付けられてい
る。
【0006】該ヨーク7にはバックヨーク71側に永久
磁石8が固定されており、その構成の概要は図7に示さ
れている通りであり、該永久磁石8と該ヨーク7との間
に磁気回路が形成されている。そして、図10に示す様
な構成を有するフォーカシングコイル5及びトラッキン
グコイル6が、該磁気回路を形成している該永久磁石8
と該ヨーク7との間に配置されているので、当該フォー
カシングコイル5若しくはトラッキングコイル6の何れ
かに所定の電流を流す事によって、当該フォーカシング
コイル5又は該トラッキングコイル6は、フォーカシン
グ方向若しくはトラッキング方向の何れか或いは双方に
変位せしめられる事によって、当該対物レンズ1の位置
を変位させる事が出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記した
従来技術に於いては、以下の様な問題点が存在してい
る。即ち、図7に示す、従来の磁気回路に於いては、図
8に示す様に、当該永久磁石8からそれと対向するヨー
ク部72に向けて均一な磁束が形成されず、部分的に磁
束密度が異なる領域が形成されている。
【0008】この理由は、図8に示す様に、例えば、当
該永久磁石8の表面から、最も近い部位にあるヨーク7
に磁束が流れる傾向があり、図の当該永久磁石8の下方
部の磁気回路の空隙内では、図示の矢印の方向に磁束が
流れてしまい、従ってヨーク下面ほど磁束の流れがヨー
ク下面に向いてしまう事になる。この状態は、当該ヨー
ク部の上端面でも同様であり、特に上端面では、当該磁
束の漏洩、或いは短絡も存在する。
【0009】その為、当該永久磁石8と該ヨーク部72
との間に形成されるフォーカシング方向に測定した磁束
密度の分布は図9のグラフBに示すように、当該ヨーク
部72の上下面で不均一となる。係る状態に於いて、該
対物レンズ駆動装置を駆動させると、当該フォーカシン
グコイル5又はトラッキングコイル6が受ける磁束密度
がその存在位置により異なるので、駆動力が変化する事
から、当該対物レンズを所定の位置に移動させる事が出
来ず又は、移動に遅延が発生する等の問題が生じてい
る。
【0010】近年、当該対物レンズ駆動装置そのものが
小型化、微細化する方向にあり、当該フォーカシングコ
イル5又はトラッキングコイル6も微細化してきている
ので、係る磁束密度分布が存在する事は、対物レンズ駆
動装置の制御上に大きな障害となって来る。又、係る従
来の技術における、第2の問題点は、対物レンズ駆動装
置のフォーカシング方向の感度のリニアリティが損なわ
れたり、トラッキング方向駆動時の対物レンズの姿勢が
傾いたりすることである。
【0011】その理由は、係る対物レンズ駆動装置にお
いて対物レンズ1を含む可動部100のフォーカシング
方向の可動範囲は±0.7mmが必要であり、図9に示
す空隙内の磁束密度分布では、その範囲内における電磁
力が変化することになり、フォーカシング方向可動範囲
内で感度が変化するからである。またトラッキング方向
においては、図10に示すように空隙内の上下方向にト
ラッキングコイル6のコイル無効部61、62が位置
し、本来これらは打ち消す方向に電磁力を発生する。し
かしながら、図9のような不均一な磁束密度分布のため
フォーカシング方向への電磁力を発生し、かつトラッキ
ング方向への電磁力も不均一となるため、対物レンズ1
が傾いて動くからである。
【0012】従来、これを解決するために図11に示す
ように永久磁石8をヨーク下面から離間して配置した
り、図12に示すようにヨーク7の上側にアッパーヨー
ク77なる磁性体を取り付けていた。然しながら、係る
様な解決方法の問題点は、対物レンズ駆動装置の薄型化
やコストダウンには不向きとなることである。
【0013】その理由は、空隙内の磁束密度分布を均一
にするために、ヨーク下面から一定の距離が必要となる
ことや、アッパーヨークを設ける分厚くなり、また部品
点数も増えるからである。更に、特開昭62−1132
号公報には、突出ヨーク13cの内面に比較的大きい幅
を持つ永久磁石5を接続すると同時に、更にその内面
に、コイル4に向けて幅が小さくなる別のヨーク20を
接着して構成した磁気回路の構成がしめされているが、
係る構造の対物レンズ駆動装置に於いては、当該ヨーク
の構成が複雑となり、従って安価で駆動効率の高い対物
レンズ駆動装置を得る事は困難であった。
【0014】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
を改良し、フォーカシング方向の感度のリニアリティを
確保すると共に、トラッキング可動範囲内での対物レン
ズの姿勢安定を図り、かつ薄型で低コストな対物レンズ
駆動装置及び対物レンズ駆動方法を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係る第1
の態様は、円盤状記録媒体に光束を集光する対物レンズ
と、該対物レンズを保持するレンズホルダと、該レンズ
ホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方向に弾
性体を介して弾性的に支持する支持ホルダと、該レンズ
ホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方向に駆
動するフォーカシングコイル及びトラッキングコイル
と、該コイルに磁束を作用させる永久磁石とヨークから
なる磁気回路とを有する対物レンズ駆動装置において、
該永久磁石と該ヨークの少なくとも一方の単位体積が、
少なくともフォーカシング方向において変化している形
状を有している対物レンズ駆動装置であり、又本発明に
係る第2の態様は、円盤状記録媒体に光束を集光する対
物レンズと、該対物レンズを保持するレンズホルダと、
該レンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング
方向に弾性体を介して弾性的に支持する支持ホルダと、
該レンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング
方向に駆動するフォーカシングコイル及びトラッキング
コイルと、該コイルに磁束を作用させる永久磁石とヨー
クからなる磁気回路とを有する対物レンズ駆動装置にお
いて、該永久磁石から当該ヨークに向けて放射される磁
束の磁束密度を少なくともフォーカシング方向において
変化させるか或いは、当該ヨークの永久磁石と対向する
面に於ける有効磁束吸収容量を、少なくともフォーカシ
ング方向において変化させる事により、該永久磁石と該
永久磁石と対向する当該ヨークとの間に形成される磁束
密度をフォーカシング方向において均一化する様にして
該対物レンズを駆動する対物レンズ駆動方法である。
【0016】
【実施の形態】本発明に係る対物レンズ駆動装置或いは
対物レンズ駆動方法は、上記した様な技術構成を採用し
ているので、ヨーク下面側ほど永久磁石あるいはヨーク
の体積が大きいため、永久磁石から発生する磁束は上面
側に比べ下面側ほど多くなり、磁束が下面に流れても空
隙内の磁束密度分布は均一に近づけることが出来る。
【0017】これにより、フォーカシング方向の感度の
リニアリティを向上することが出来、トラッキング方向
駆動時の対物レンズの姿勢安定性も確保することが出来
る。更に、余分な距離や部品を必要としないため、薄型
化、低コスト化が可能となる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明に係る対物レンズ駆動装置及
びその製造方法の具体例を図1及び図6を参照しながら
詳細に説明する。図1は、本発明に係る対物レンズ駆動
装置20の一具体例の構成を示す斜視図であり、図中、
円盤状記録媒体に光束を集光する対物レンズ1と、該対
物レンズ1を保持するレンズホルダ2と、該レンズホル
ダ2をフォーカシング方向F及びトラッキング方向Tに
弾性体例えば金属性のワイヤー等4を介して弾性的に支
持する支持ホルダ3と、該レンズホルダ2をフォーカシ
ング方向F及びトラッキング方向Tに駆動するフォーカ
シングコイル5及びトラッキングコイル6と、該コイル
5、6に磁束を作用させる永久磁石30とヨーク31か
らなる磁気回路とを有する対物レンズ駆動装置20にお
いて、該永久磁石30と該ヨーク31の少なくとも一方
の単位体積が、少なくともフォーカシング方向Fにおい
て変化している形状を有している対物レンズ駆動装置2
0が示されている。
【0019】即ち、本発明に於ける当該永久磁石30の
一具体例に於いては、該永久磁石30の該ヨーク部72
と対向する面から当該ヨーク面に向けて放射される磁束
の単位面積当たりの磁束密度が、少なくともフォーカシ
ング方向において変化する様に構成されているものであ
る。係る本発明に於ける対物レンズ駆動装置20に於け
る当該永久磁石30の形状の一例を図2に示す。
【0020】即ち、図2(A)には、当該永久磁石30
の形状が、当該永久磁石30と対向する該ヨーク72の
上面側に対し、下面側ほどその幅が大きくなる様に構成
するものであり、より具体的には、図2(A)に示す様
に、当該永久磁石30の該ヨーク72の上面側に対応す
る部分の幅W1に対して該ヨーク72の下面側に対応す
る部分の幅W2を大きくする様に構成するものである。
【0021】又、別の具体例としては、図2(B)に示
す様に、当該永久磁石30の形状が、当該永久磁石30
と対向する該ヨーク72の上面側に対し、下面側ほどそ
の厚さが大きくなる様に構成するものである。つまり、
該ヨーク72の上面側に対向する当該永久磁石30の厚
みw1より、該ヨーク72の下面側に対向する当該永久
磁石30の幅W2が大きくなる様に構成するものであ
る。
【0022】係る具体例の別の態様としては、図2
(C)に示す様に、該ヨーク部71を傾斜させ、且つ当
該ヨーク部71と対応する該永久磁石30の面を該ヨー
ク71の上面側に対し、下面側ほどその厚さが大きくな
る様に構成するものである。更に他の具体例としては、
図2(D)に示す様に、当該永久磁石30の形状に於け
る、当該永久磁石30と対向する該ヨーク部分72の上
面側及び下面側に於けるその厚み或いはその幅が、当該
永久磁石30の中央部に於ける、その厚み或いはその幅
より大きくなる様に構成しても良い。
【0023】本発明に於ける当該永久磁石30のフォー
カシング方向に於ける幅或いは厚みの変化は、段階的に
変化するものであっても良く、又連続的に変化するもの
であっても良い。より具体的には、図2(A)に示す様
に、当該永久磁石30の該ヨーク72の上面側に対応す
る部分の幅W1に対して該ヨーク72の下面側に対応す
る部分の幅W2を大きくする様に構成するものである。
【0024】本発明に係る対物レンズ駆動装置20に於
いては、上記した磁気回路の構成を有しているので、例
えば、該永久磁石30が図2に示す様な形状を有する場
合には、図3に示す様に、当該ヨーク部72の下側部分
に対応する当該永久磁石30の放射する磁束密度が高く
なり、つまり、永久磁石30から発生する磁束はヨーク
の上面側に比べ下面側ほど多くなる。これによりヨーク
の下面側に磁束が流れても、空隙内の磁束密度分布は図
4(A)のグラフAに示すようにヨークのセンターを中
心に上下でバランスのとれたほぼ均一な分布となってい
る。(尚図4(A)中点線によるグラフBは、図9に示
された従来例に於ける磁束密度の変化を示すグラフであ
る。) 係る効果は、該永久磁石30に於ける厚みがフォーカシ
ング方向に変化した場合でも同様に得られる。
【0025】又、本発明に於ける上記構成を使用する結
果、図4(B)に示す様に、当該対物レンズ駆動装置2
0に於ける磁気回路に於ける磁束密度の分布の不均一性
に基づく該対物レンズ1のフォーカシング方向Tとトラ
ッキング方向Rへの傾きが、修正される事になる。即
ち、図4(B)のグラフCは、従来に於ける対物レンズ
駆動装置に於ける該対物レンズ1の駆動時に、該対物レ
ンズ1がフォーカシング方向Tとトラッキング方向Rへ
どの程度傾くかを示したものであるが、図4(B)のグ
ラフDから明らかな様に、本発明に係る対物レンズ駆動
装置20に於ける該対物レンズ1の駆動時の、該対物レ
ンズ1がフォーカシング方向Tとトラッキング方向Rへ
傾く程度は大幅に改善されている事が理解される。
【0026】次に、本発明に係る対物レンズ駆動装置2
0の他の例を図5を参照しながら説明する。即ち、本発
明に係る対物レンズ駆動装置20に於いては、当該ヨー
ク31の永久磁石30と対向する面72に於ける有効磁
束吸収容量が、少なくともフォーカシング方向において
変化する様に構成されているものである。
【0027】より具体的には、当該ヨーク31の当該永
久磁石30と対向する側の形状がヨーク上面側に対し、
下面側ほどその幅が大きくなる様に構成するものであ
る。つまり、図5に於いて、当該ヨーク72の上面側の
幅S1が当該ヨーク72の下面側の幅S2より小さくな
る様に構成するものである。更に、他の具体例として
は、図示はされていないが、当該ヨーク31の当該永久
磁石30と対向する側のヨーク部72の形状がヨーク上
面側に対し、下面側ほどその厚さが大きくなる様に構成
するものである。
【0028】上記した様に、本発明に係る対物レンズ駆
動装置20に於ける第2の具体例に於いては、図5に示
されている様に、ヨーク31の永久磁石30と対向する
側のヨーク72がヨークの下面側ほど体積が大きくなる
ようにテーパをもった形状となっている。このような構
成により第1の実施例と同様に図4(A)に示される磁
束密度分布と同等の特性を得ることが出来る。
【0029】また、第1の実施例、第2の実施例とも永
久磁石30及びヨーク72のテーパの比率或いは段階的
な変化は、所望の磁束密度分布を得るように適宜設定す
れば良い。上記した様に、本発明に係る対物レンズ駆動
方法は、例えば、円盤状記録媒体に光束を集光する対物
レンズ1と、該対物レンズ1を保持するレンズホルダ2
と、該レンズホルダ2をフォーカシング方向F及びトラ
ッキング方向Tに弾性体例えば金属性のワイヤー等4を
介して弾性的に支持する支持ホルダ3と、該レンズホル
ダ2をフォーカシング方向F及びトラッキング方向Tに
駆動するフォーカシングコイル5及びトラッキングコイ
ル6と、該コイル5、6に磁束を作用させる永久磁石3
0とヨーク31からなる磁気回路とを有する対物レンズ
駆動装置20において、該永久磁石30から当該ヨーク
72に向けて放射される磁束の磁束密度を少なくともフ
ォーカシング方向において変化させる事により、該永久
磁石30と該永久磁石30と対向する当該ヨーク72と
の間に形成される磁束密度をフォーカシング方向におい
て均一化する様にして該対物レンズを駆動する方法であ
り、又他の態様としては、上記構成に於いて、当該ヨー
ク72の永久磁石30と対向する面に於ける有効磁束吸
収容量を、少なくともフォーカシング方向において変化
させる事により、該永久磁石30と該永久磁石30と対
向する当該ヨーク72との間に形成される磁束密度をフ
ォーカシング方向において均一化する様にして該対物レ
ンズを駆動する対物レンズ駆動方法である。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る対物レンズ駆動装置20或
いは対物レンズ駆動方法に於いては、上記構成を採用し
た事によって、第一の効果として、対物レンズ駆動装置
のフォーカシング方向の可動範囲内における感度のリニ
アリティを向上させることが出来る。
【0031】その理由は図4(A)に示すように空隙内
の磁束密度分布を均一に出来るため、当該対物レンズが
可動範囲内における電磁力の変化による感度変化を抑制
できるからである。第2の効果としては、トラッキング
可動範囲内における対物レンズの姿勢安定性を確保する
ことが出来る。
【0032】その理由は、上述のように磁束密度分布が
均一となるため、トラッキングコイルの無効部に発生す
る電磁力が互いに打ち消す方向に等しくなり、対物レン
ズを含む可動部を傾けようとする力の発生を抑制するこ
とが出来るからである。又、第3の効果としては、薄型
で低コストな対物レンズ駆動装置の実現が可能となる。
【0033】その理由は、空隙内の磁束密度分布を均一
にするために永久磁石とヨーク下面との距離を大きくし
たり、ヨーク上面に磁性体を取り付ける必要がないため
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による対物レンズ駆動装置の第
1の実施例を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明による対物レンズ駆動装置の第
1の実施例に於ける磁気回路の構成の例を示したもので
あって、図2(A)〜図2(D)にそれぞれ異なる永久
磁石の構成例が示されている。
【図3】図3は、本発明による対物レンズ駆動装置の磁
気回路に於ける磁束密度の例を示す側面図である。
【図4】図4(A)は、本発明に係る対物レンズ駆動装
置に於ける磁気回路の空隙内の磁束密度分布を示す特性
図であり、図4(B)は、本発明に係る対物レンズ駆動
装置を使用した場合の当該対物レンズの傾きの程度を示
す図である。
【図5】図5は、本発明による対物レンズ駆動装置の磁
気回路の第2の実施例を示す斜視図である。
【図6】図6は、従来の対物レンズ駆動装置を示す斜視
図である。
【図7】図7は、従来の磁気回路を示す斜視図である。
【図8】図8は、従来の磁気回路に於ける磁束密度の分
布状態を示す側面図である。
【図9】図9は、従来の磁気回路の空隙内の磁束密度分
布を示す特性図である。
【図10】図10は、従来公知のフォーカシングコイル
とトラッキングコイルが組みつけられた駆動体の構成例
を示す斜視図である。
【図11】図11は、従来の磁気回路の一例を示す側面
図である。
【図12】図12は、従来の磁気回路の他の例を示す側
面図である。
【符号の説明】
1…対物レンズ 2…レンズホルダ 3…支持ホルダ 4…弾性体、ワイヤー 5…フォーカシングコイル 6…トラッキングコイル 61…コイル無効部 62…コイル無効部 7…ヨーク 71…バックヨーク 72…永久磁石と対向するヨーク部 77…アッパーヨーク 8、30…永久磁石 9…中継基板 10…プリント基板 11…ベース 20…対物レンズ駆動装置 31…ヨーク 100…可動部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状記録媒体に光束を集光する対物レ
    ンズと、該対物レンズを保持するレンズホルダと、該レ
    ンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方向
    に弾性体を介して弾性的に支持する支持ホルダと、該レ
    ンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方向
    に駆動するフォーカシングコイル及びトラッキングコイ
    ルと、該コイルに磁束を作用させる永久磁石とヨークか
    らなる磁気回路とを有する対物レンズ駆動装置におい
    て、該永久磁石と該ヨークの少なくとも一方の単位体積
    が、少なくともフォーカシング方向において変化してい
    る形状を有していることを特徴とする対物レンズ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 当該永久磁石の該ヨークと対向する面か
    ら当該ヨーク面に向けて放射される磁束の単位面積当た
    りの磁束密度が、少なくともフォーカシング方向におい
    て変化する様に構成されている事を特徴とする請求項1
    記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 当該ヨークの永久磁石と対向する面に於
    ける有効磁束吸収容量が、少なくともフォーカシング方
    向において変化する様に構成されている事を特徴とする
    請求項1記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 当該永久磁石の形状が、当該永久磁石と
    対向する該ヨークの上面側に対し、下面側ほどその幅が
    大きくなっていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 当該永久磁石の形状が、当該永久磁石と
    対向する該ヨークの上面側に対し、下面側ほどその厚さ
    が大きくなっていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の対物レンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】 当該ヨークの当該永久磁石と対向する側
    の形状がヨーク上面側に対し、下面側ほどその幅が大き
    くなっていることを特徴とする請求項1又は3記載の対
    物レンズ駆動装置。
  7. 【請求項7】 当該ヨークの当該永久磁石と対向する側
    の形状がヨーク上面側に対し、下面側ほどその厚さが大
    きくなっていることを特徴とする請求項1又は3記載の
    対物レンズ駆動装置。
  8. 【請求項8】 当該永久磁石の形状に於ける、当該永久
    磁石と対向する該ヨーク部分の上面側及び下面側に於け
    るその厚み或いはその幅が、当該永久磁石の中央部に於
    ける、その厚み或いはその幅より大きくなっていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の対物レンズ駆動装
    置。
  9. 【請求項9】 円盤状記録媒体に光束を集光する対物レ
    ンズと、該対物レンズを保持するレンズホルダと、該レ
    ンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方向
    に弾性体を介して弾性的に支持する支持ホルダと、該レ
    ンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方向
    に駆動するフォーカシングコイル及びトラッキングコイ
    ルと、該コイルに磁束を作用させる永久磁石とヨークか
    らなる磁気回路とを有する対物レンズ駆動装置におい
    て、該永久磁石から当該ヨークに向けて放射される磁束
    の磁束密度を少なくともフォーカシング方向において変
    化させる事により、該永久磁石と該永久磁石と対向する
    当該ヨークとの間に形成される磁束密度をフォーカシン
    グ方向において均一化する様にして該対物レンズを駆動
    する事を特徴とする対物レンズ駆動方法。
  10. 【請求項10】 円盤状記録媒体に光束を集光する対物
    レンズと、該対物レンズを保持するレンズホルダと、該
    レンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方
    向に弾性体を介して弾性的に支持する支持ホルダと、該
    レンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方
    向に駆動するフォーカシングコイル及びトラッキングコ
    イルと、該コイルに磁束を作用させる永久磁石とヨーク
    からなる磁気回路とを有する対物レンズ駆動装置におい
    て、当該ヨークの永久磁石と対向する面に於ける有効磁
    束吸収容量を、少なくともフォーカシング方向において
    変化させる事により、該永久磁石と該永久磁石と対向す
    る当該ヨークとの間に形成される磁束密度をフォーカシ
    ング方向において均一化する様にして該対物レンズを駆
    動する事を特徴とする対物レンズ駆動方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1003160A3 (en) * 1998-11-18 2000-06-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Pickup actuator
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