JPH10135009A - チップ状可変抵抗器 - Google Patents
チップ状可変抵抗器Info
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- JPH10135009A JPH10135009A JP28874696A JP28874696A JPH10135009A JP H10135009 A JPH10135009 A JP H10135009A JP 28874696 A JP28874696 A JP 28874696A JP 28874696 A JP28874696 A JP 28874696A JP H10135009 A JPH10135009 A JP H10135009A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】Ag系導電体膜で構成された端子電極であって
も、馬蹄形状の厚膜抵抗体膜と端子電極との接続が断線
することがない、安定した特性を導出できるチップ状可
変抵抗器を提供する。 【解決手段】絶縁基板1の表面に馬蹄形状の厚膜抵抗体
膜2、該該厚膜抵抗体膜2の表面を摺動する摺動子3を
配置し、基板1の端部の表面、端面、裏面にAg系厚膜
導体膜からなり、且つ前記厚膜抵抗体膜2又は摺動子の
一部と接続する端子電極4a、4bを形成し成るチップ
状可変抵抗器である。前記基板1の端部に形成した端子
電極4a、4bの表面側の角部Cに、絶縁体被膜6、6
を設ける。
も、馬蹄形状の厚膜抵抗体膜と端子電極との接続が断線
することがない、安定した特性を導出できるチップ状可
変抵抗器を提供する。 【解決手段】絶縁基板1の表面に馬蹄形状の厚膜抵抗体
膜2、該該厚膜抵抗体膜2の表面を摺動する摺動子3を
配置し、基板1の端部の表面、端面、裏面にAg系厚膜
導体膜からなり、且つ前記厚膜抵抗体膜2又は摺動子の
一部と接続する端子電極4a、4bを形成し成るチップ
状可変抵抗器である。前記基板1の端部に形成した端子
電極4a、4bの表面側の角部Cに、絶縁体被膜6、6
を設ける。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、チップ状可変抵抗
器に関し、特に、耐熱衝撃性に優れたチップ状抵抗器に
関するものである。
器に関し、特に、耐熱衝撃性に優れたチップ状抵抗器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にチップ状電子部品は、プリント配
線基板の所定配線パターン上に、他の電子部品と一括的
に半田リフロー方式、半田フロー方式などで表面実装で
きる小型な電子部品といい、例えばコンデンサ、抵抗、
コイルなどがある。
線基板の所定配線パターン上に、他の電子部品と一括的
に半田リフロー方式、半田フロー方式などで表面実装で
きる小型な電子部品といい、例えばコンデンサ、抵抗、
コイルなどがある。
【0003】また、チップ状の抵抗部品には、チップ抵
抗器、多連抵抗器、抵抗ネットワーク素子などの固定的
な抵抗値を導出し、またはそれを組み合わせた構造の固
定抵抗器と、任意な抵抗値を得ることができる可変抵抗
器とに分類できる。
抗器、多連抵抗器、抵抗ネットワーク素子などの固定的
な抵抗値を導出し、またはそれを組み合わせた構造の固
定抵抗器と、任意な抵抗値を得ることができる可変抵抗
器とに分類できる。
【0004】チップ状電子部品においては、電気的な特
性は勿論のこと、表面実装においては、強固に且つ安定
的に半田接合させる必要があり、端子電極を構成する例
えばAg金属成分の半田食われを防止するとともに、半
田のりが良好である( 半田濡れ性に優れている) ことが
非常に重要となる。
性は勿論のこと、表面実装においては、強固に且つ安定
的に半田接合させる必要があり、端子電極を構成する例
えばAg金属成分の半田食われを防止するとともに、半
田のりが良好である( 半田濡れ性に優れている) ことが
非常に重要となる。
【0005】上述の半田食われや半田濡れ性は、例えば
チップコンデンサの端子電極においては、絶縁基板( 誘
電体層と内部電極層とが交互に積層した積層体) の端部
に、Ag系の厚膜導体電極を形成し、その表面にNiメ
ッキ、Snメッキ(半田メッキ)などを施することによ
って解決していた。
チップコンデンサの端子電極においては、絶縁基板( 誘
電体層と内部電極層とが交互に積層した積層体) の端部
に、Ag系の厚膜導体電極を形成し、その表面にNiメ
ッキ、Snメッキ(半田メッキ)などを施することによ
って解決していた。
【0006】また、固定抵抗器は、絶縁基板の端部に形
成した端子電極の構造も、Ag系の厚膜導体電極を形成
し、その表面にNiメッキ、Snメッキ(半田メッキ)
などを施していた。
成した端子電極の構造も、Ag系の厚膜導体電極を形成
し、その表面にNiメッキ、Snメッキ(半田メッキ)
などを施していた。
【0007】即ち、端子電極材料の半田食われの防止、
半田の濡れ性に関しては、特に、表面にメッキ層を形成
することがで解決されていた。
半田の濡れ性に関しては、特に、表面にメッキ層を形成
することがで解決されていた。
【0008】このメッキ層は製造工程中の最終段階で形
成されるものであり、上述のチップコンデンサや固定抵
抗器は、構造上、容量成分、抵抗成分などを導出する素
子部分が、絶縁基板内に配置されていたり、その表面が
完全にガラス保護膜によって覆われている構造であるた
め、電気的な特性を変動させることなく、メッキ処理が
可能であった。
成されるものであり、上述のチップコンデンサや固定抵
抗器は、構造上、容量成分、抵抗成分などを導出する素
子部分が、絶縁基板内に配置されていたり、その表面が
完全にガラス保護膜によって覆われている構造であるた
め、電気的な特性を変動させることなく、メッキ処理が
可能であった。
【0009】可変抵抗器の場合には、図3に示すように
絶縁基板1上に、馬蹄形状の厚膜抵抗体膜2を酸化ルニ
ウムなどを主成分とする厚膜抵抗ペーストを印刷・焼き
つけにより形成し、その厚膜抵抗体膜2上に摺動子3を
配置していた。
絶縁基板1上に、馬蹄形状の厚膜抵抗体膜2を酸化ルニ
ウムなどを主成分とする厚膜抵抗ペーストを印刷・焼き
つけにより形成し、その厚膜抵抗体膜2上に摺動子3を
配置していた。
【0010】また、端子電極4a、4bは、絶縁基板1
の端部に、Ag系(金属成分がAg単体、Ag合金)導
電性ペーストの塗布焼きつけによって形成していた。例
えば、端子電極4a、4bは、絶縁基板1の一対の端部
の一方端部の表面、端面、裏面に形成され、厚膜抵抗体
膜2の端部にで電気的に接続される。尚、端子電極4c
は、摺動子3 と接続する端子電極であり、例えば金属加
工による部材で構成されている。
の端部に、Ag系(金属成分がAg単体、Ag合金)導
電性ペーストの塗布焼きつけによって形成していた。例
えば、端子電極4a、4bは、絶縁基板1の一対の端部
の一方端部の表面、端面、裏面に形成され、厚膜抵抗体
膜2の端部にで電気的に接続される。尚、端子電極4c
は、摺動子3 と接続する端子電極であり、例えば金属加
工による部材で構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】可変抵抗器は、構造
上、厚膜抵抗体膜2と摺動子3とが摺動することから、
固定抵抗器のように厚膜抵抗膜2上にガラス被覆膜を形
成することができず、厚膜抵抗体膜2が外部に露出する
構造となっていた。
上、厚膜抵抗体膜2と摺動子3とが摺動することから、
固定抵抗器のように厚膜抵抗膜2上にガラス被覆膜を形
成することができず、厚膜抵抗体膜2が外部に露出する
構造となっていた。
【0012】その結果、チップ状可変抵抗器において、
端子電極4a、4bを、その金属材料であるAgの半田
食われの防止して、半田濡れ性を向上させるための表面
にメッキ層を形成することは困難であった。例えば、端
子電極4a、4bにメッキ処理を行うと、同時に厚膜抵
抗体膜2上にもメッキ層が被着してしまい、厚膜抵抗体
膜2の実質的な導電率が非常に低くなり、抵抗器として
動作しなくなるためである。
端子電極4a、4bを、その金属材料であるAgの半田
食われの防止して、半田濡れ性を向上させるための表面
にメッキ層を形成することは困難であった。例えば、端
子電極4a、4bにメッキ処理を行うと、同時に厚膜抵
抗体膜2上にもメッキ層が被着してしまい、厚膜抵抗体
膜2の実質的な導電率が非常に低くなり、抵抗器として
動作しなくなるためである。
【0013】即ち、チップ状可変抵抗器において、その
外部に露出する厚膜抵抗体膜2に直接、摺動子3が接触
している構造であるため、固定抵抗器やチップコンデン
サのように端子電極にメッキ層を形成することができ
ず、これら他のチップ部品に比較して半田食われの発
生、半田濡れ性が劣っていた。
外部に露出する厚膜抵抗体膜2に直接、摺動子3が接触
している構造であるため、固定抵抗器やチップコンデン
サのように端子電極にメッキ層を形成することができ
ず、これら他のチップ部品に比較して半田食われの発
生、半田濡れ性が劣っていた。
【0014】また、このような制約がある端子電極4
a、4bは、絶縁基板1の端部の表面、端面、裏面の3
つの面に形成されるが、この端子電極4a、4bを形成
すべく導電性ペーストの3面の印刷において、表面と端
面、裏面と端面との角部が非常に膜厚が薄くなってしま
う。しかも、半田食われは、この膜厚が薄くなる表面側
の角部と裏面側の角部で顕著に発生してしまうが、特
に、絶縁基板1の表面側のの角部でAgの半田食われが
発生すると、厚膜抵抗体膜2と端子電極4a、4bとの
間の断線となり、その結果、所定抵抗値が得られないと
いう致命的な問題を有していた。
a、4bは、絶縁基板1の端部の表面、端面、裏面の3
つの面に形成されるが、この端子電極4a、4bを形成
すべく導電性ペーストの3面の印刷において、表面と端
面、裏面と端面との角部が非常に膜厚が薄くなってしま
う。しかも、半田食われは、この膜厚が薄くなる表面側
の角部と裏面側の角部で顕著に発生してしまうが、特
に、絶縁基板1の表面側のの角部でAgの半田食われが
発生すると、厚膜抵抗体膜2と端子電極4a、4bとの
間の断線となり、その結果、所定抵抗値が得られないと
いう致命的な問題を有していた。
【0015】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、Ag系導電体膜で構成された
端子電極であっても、馬蹄形状の厚膜抵抗体膜と端子電
極との接続が断線することがないチップ状可変抵抗器を
提供することにある。
ものであり、その目的は、Ag系導電体膜で構成された
端子電極であっても、馬蹄形状の厚膜抵抗体膜と端子電
極との接続が断線することがないチップ状可変抵抗器を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するため手段】本発明は、絶縁基板の表面
に馬蹄形状の厚膜抵抗体膜、該該厚膜抵抗体膜の表面を
摺動する摺動子を形成するとともに、基板端部の表面、
端面、裏面にAg系厚膜導体膜からなり、且つ前記厚膜
抵抗体膜と接続する端子電極を形成したチップ状可変抵
抗器において、前記端子電極の表面と端面との角部分
に、絶縁体被膜を被着させたことを特徴とするチップ状
可変抵抗器である。
に馬蹄形状の厚膜抵抗体膜、該該厚膜抵抗体膜の表面を
摺動する摺動子を形成するとともに、基板端部の表面、
端面、裏面にAg系厚膜導体膜からなり、且つ前記厚膜
抵抗体膜と接続する端子電極を形成したチップ状可変抵
抗器において、前記端子電極の表面と端面との角部分
に、絶縁体被膜を被着させたことを特徴とするチップ状
可変抵抗器である。
【0017】
【作用】本発明によれば、チップ状可変抵抗器の端子電
極において、最もAg系厚膜導体膜の膜厚が薄くなって
しまう部分、即ち、前記基板の端部の表面と端面との角
部に絶縁体被膜で被覆したため、リフロー半田接合、フ
ロー半田接合しても、表面側の角部の膜厚が薄くなる端
子電極には、半田が被着されないことになる。従って、
この角部分では、端子電極のAg成分が半田食われを起
こさないため、実質的に端子電極中における電気的な断
線が皆無となる。
極において、最もAg系厚膜導体膜の膜厚が薄くなって
しまう部分、即ち、前記基板の端部の表面と端面との角
部に絶縁体被膜で被覆したため、リフロー半田接合、フ
ロー半田接合しても、表面側の角部の膜厚が薄くなる端
子電極には、半田が被着されないことになる。従って、
この角部分では、端子電極のAg成分が半田食われを起
こさないため、実質的に端子電極中における電気的な断
線が皆無となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明のチップ状可変抵抗器を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明のチップ状可変抵抗
器の断面図であり、図2はチップ状可変抵抗器に用いる
絶縁基板の平面図であり、図3は本発明のチップ状可変
抵抗器の絶縁基板の製造工程の一工程の概略図である。
基づいて説明する。図1は、本発明のチップ状可変抵抗
器の断面図であり、図2はチップ状可変抵抗器に用いる
絶縁基板の平面図であり、図3は本発明のチップ状可変
抵抗器の絶縁基板の製造工程の一工程の概略図である。
【0019】図において、1は絶縁基板であり、2は馬
蹄形状の厚膜抵抗体膜であり、3は摺動子であり、4
a、4bは厚膜抵抗体からなる端子電極であり、4cは
金属片を加工した端子電極であり、5は、端子電極4c
と一体化した摺動子3の保持部材である。
蹄形状の厚膜抵抗体膜であり、3は摺動子であり、4
a、4bは厚膜抵抗体からなる端子電極であり、4cは
金属片を加工した端子電極であり、5は、端子電極4c
と一体化した摺動子3の保持部材である。
【0020】絶縁基板1はアルミナセラミックなどから
なり、その中央部分には貫通孔11が形成されている。
また、絶縁基板1の一対の端部の一方の端部には、凹部
12が形成され、結果として、2つの突出部13、14
が形成されている。
なり、その中央部分には貫通孔11が形成されている。
また、絶縁基板1の一対の端部の一方の端部には、凹部
12が形成され、結果として、2つの突出部13、14
が形成されている。
【0021】このような絶縁基板1の一方の端部の突出
部13、14には、端子電極4a、4bが形成されてい
る。
部13、14には、端子電極4a、4bが形成されてい
る。
【0022】また、絶縁基板1の貫通孔11を中心に馬
蹄形状の厚膜抵抗体膜2が形成されている。
蹄形状の厚膜抵抗体膜2が形成されている。
【0023】端子電極4a、4bは、突出部13、14
の表面、端面、裏面の3つの面に渡って形成されてい
る。このような端子電極4a、4bは、金属成分として
Ag(Ag単体またはAg合金)を主成分とするAg系
の導電性ペーストの印刷及び焼きつけによって形成され
る。具体的には、突出部13、14の表面及び裏面の2
つの面に、Ag系導電性ペーストの印刷及び焼きつけを
行い形成し、その後、突出部13、14の端面に、上述
の表面の厚膜導体膜、裏面の厚膜導体膜の両者に接続す
るように、Ag性導電性ペーストの印刷・焼きつけを行
う。
の表面、端面、裏面の3つの面に渡って形成されてい
る。このような端子電極4a、4bは、金属成分として
Ag(Ag単体またはAg合金)を主成分とするAg系
の導電性ペーストの印刷及び焼きつけによって形成され
る。具体的には、突出部13、14の表面及び裏面の2
つの面に、Ag系導電性ペーストの印刷及び焼きつけを
行い形成し、その後、突出部13、14の端面に、上述
の表面の厚膜導体膜、裏面の厚膜導体膜の両者に接続す
るように、Ag性導電性ペーストの印刷・焼きつけを行
う。
【0024】厚膜抵抗体膜2は、貫通孔11を中心に馬
蹄形状をなし、その両端は突出部13、14に延出し、
端子電極4a、4bに接続される。このような厚膜抵抗
体膜2は、酸化ルテニウムを主成分とする抵抗ペースト
の印刷、焼きつけによって形成される。
蹄形状をなし、その両端は突出部13、14に延出し、
端子電極4a、4bに接続される。このような厚膜抵抗
体膜2は、酸化ルテニウムを主成分とする抵抗ペースト
の印刷、焼きつけによって形成される。
【0025】このような絶縁基板1の表面には、摺動子
3が配置されている。摺動子3は、例えば、リン青銅な
どの弾性を有する金属材料を機械的な加工によって成型
した皿状となっている。また、皿状の上面平板部32に
は、摺動子3を回動させるためのドライバー溝31が形
成され、同時に、平板部32の外周部から下方に延出
し、厚膜抵抗体膜2に摺動する接点33が形成されてい
る。また、摺動子3の中央部分には、絶縁基板1の貫通
孔11と合致する貫通孔34が形成されている。
3が配置されている。摺動子3は、例えば、リン青銅な
どの弾性を有する金属材料を機械的な加工によって成型
した皿状となっている。また、皿状の上面平板部32に
は、摺動子3を回動させるためのドライバー溝31が形
成され、同時に、平板部32の外周部から下方に延出
し、厚膜抵抗体膜2に摺動する接点33が形成されてい
る。また、摺動子3の中央部分には、絶縁基板1の貫通
孔11と合致する貫通孔34が形成されている。
【0026】このような摺動子3は、絶縁基板1上に配
置され、さらに、保持部材5によって、摺動子3の接点
33が厚膜抵抗体膜2に接触して摺動するようになる。
置され、さらに、保持部材5によって、摺動子3の接点
33が厚膜抵抗体膜2に接触して摺動するようになる。
【0027】保持部材5は、円筒状の加締めピン部51
と平板状の端子部52とからなり、端子部52の先端部
が端子電極4cとなっている。、例えば、円筒状の加締
めピン部51は、絶縁基板1の裏面側から絶縁基板1の
貫通孔11に挿通され、摺動子3の貫通孔34に挿通さ
れて、摺動子3内でその先端部が加締め処理される。ま
た、平板部52は、絶縁基板11の裏面に沿って配置さ
れ、絶縁基板1の他方側の端部に延出している。この絶
縁基板1の他方側端部の面に露出する部分が端子電極4
cとなる。
と平板状の端子部52とからなり、端子部52の先端部
が端子電極4cとなっている。、例えば、円筒状の加締
めピン部51は、絶縁基板1の裏面側から絶縁基板1の
貫通孔11に挿通され、摺動子3の貫通孔34に挿通さ
れて、摺動子3内でその先端部が加締め処理される。ま
た、平板部52は、絶縁基板11の裏面に沿って配置さ
れ、絶縁基板1の他方側の端部に延出している。この絶
縁基板1の他方側端部の面に露出する部分が端子電極4
cとなる。
【0028】この保持部材5によって、摺動子3は絶縁
基板1上に、その接点33が厚膜抵抗体膜2上を摺動す
るように保持され、さらに電気的には、接点33から端
子電極4cまで電気的に導通することになる。
基板1上に、その接点33が厚膜抵抗体膜2上を摺動す
るように保持され、さらに電気的には、接点33から端
子電極4cまで電気的に導通することになる。
【0029】以上の構成により、馬蹄形状の厚膜抵抗体
膜2の所定位置に摺動子3の接点33が接触する場合、
馬蹄形状の抵抗体膜2の一端と電気的に接続する端子電
極4a(4b)と接点33が接続する端子電極4c間
に、所定抵抗値が導出できることになる。
膜2の所定位置に摺動子3の接点33が接触する場合、
馬蹄形状の抵抗体膜2の一端と電気的に接続する端子電
極4a(4b)と接点33が接続する端子電極4c間
に、所定抵抗値が導出できることになる。
【0030】このような構造において、本発明は、特に
絶縁基板1の突出部13、14の表面と端面とが成す角
部Cに、絶縁体被膜6、6を形成したことである。
絶縁基板1の突出部13、14の表面と端面とが成す角
部Cに、絶縁体被膜6、6を形成したことである。
【0031】絶縁体被膜6は、ガラス、樹脂から成り、
突出部13、14の全幅に渡って形成されている。
突出部13、14の全幅に渡って形成されている。
【0032】このような絶縁体被膜6は、図3に示すよ
うに、絶縁基板1の他方側端部を上方にし、且つ絶縁基
板1の表面を下向きに傾けた状態で、突出部13、14
の端部を、例えば溶融したガラスペーストや樹脂ペース
トの槽30に浸漬して、その後、焼きつけや熱硬化によ
って簡単に形成することができる。
うに、絶縁基板1の他方側端部を上方にし、且つ絶縁基
板1の表面を下向きに傾けた状態で、突出部13、14
の端部を、例えば溶融したガラスペーストや樹脂ペース
トの槽30に浸漬して、その後、焼きつけや熱硬化によ
って簡単に形成することができる。
【0033】このように形成した絶縁体被膜6、6は、
絶縁基板1の一方側の端部の角部Cの全幅に渡って形成
されることになり、一般に厚膜導体膜から構成される端
子電極4a、4bで、最も膜厚が薄くなる角部Cに絶縁
体被膜6、6を安定的に被覆することができる。
絶縁基板1の一方側の端部の角部Cの全幅に渡って形成
されることになり、一般に厚膜導体膜から構成される端
子電極4a、4bで、最も膜厚が薄くなる角部Cに絶縁
体被膜6、6を安定的に被覆することができる。
【0034】以上のように構成のチップ状可変抵抗器
を、プリント配線基板の所定配線に、リフロー半田、フ
ロー半田処理によって表面実装すると、端子電極4c側
においては、端子電極4cを中心に絶縁基板1の裏面に
配置した平板部52部分に強固に被着することになる。
を、プリント配線基板の所定配線に、リフロー半田、フ
ロー半田処理によって表面実装すると、端子電極4c側
においては、端子電極4cを中心に絶縁基板1の裏面に
配置した平板部52部分に強固に被着することになる。
【0035】また、端子電極4a、4bにおいては、突
出部13、14の裏面部分の厚膜導体膜は勿論のこと、
端面部分に半田が付着することになる。
出部13、14の裏面部分の厚膜導体膜は勿論のこと、
端面部分に半田が付着することになる。
【0036】しかし、この半田が端子電極4a、4bの
端面部分に付着したとしても、表面側の角部Cには、絶
縁体被膜6、6が形成されているため、この絶縁体被膜
6、6部分には半田が付着しない。従って、この角部C
で、端子電極4a、4bのAg成分の半田に食われるこ
とが一切なく、端子電極4a、4bと厚膜抵抗体膜2と
の接続状態が、この角部Cで断線することが皆無とな
る。
端面部分に付着したとしても、表面側の角部Cには、絶
縁体被膜6、6が形成されているため、この絶縁体被膜
6、6部分には半田が付着しない。従って、この角部C
で、端子電極4a、4bのAg成分の半田に食われるこ
とが一切なく、端子電極4a、4bと厚膜抵抗体膜2と
の接続状態が、この角部Cで断線することが皆無とな
る。
【0037】尚、突出部13、14の裏面と端面とが成
す裏面側の角部も、絶縁体被膜6、6が形成された表面
の角部Cと同様に形成しても構わない。尚、裏面側の角
部は、仮に半田食われが生じて、断線しても、馬蹄形状
の厚膜抵抗体膜2と端子電極4a、4bとの断線という
致命的な問題には到らない。
す裏面側の角部も、絶縁体被膜6、6が形成された表面
の角部Cと同様に形成しても構わない。尚、裏面側の角
部は、仮に半田食われが生じて、断線しても、馬蹄形状
の厚膜抵抗体膜2と端子電極4a、4bとの断線という
致命的な問題には到らない。
【0038】また、端子電極4a、4b部分では、溶融
した半田が付着して半田食われが発生するものの、この
部分は根本的に平面部分であり、比較的膜厚を厚くする
ことができるため、半田食われによる断線という問題を
回避できる。尚、端子電極4a、4bの端面部分の膜厚
としては、10〜20μm程度にすればよい。
した半田が付着して半田食われが発生するものの、この
部分は根本的に平面部分であり、比較的膜厚を厚くする
ことができるため、半田食われによる断線という問題を
回避できる。尚、端子電極4a、4bの端面部分の膜厚
としては、10〜20μm程度にすればよい。
【0039】以上のように、構造的に端子電極4a、4
bの表面に半田食われの防止及び半田濡れ性の向上のた
めのメッキ層を形成することができない、チップ状可変
抵抗器であっても、端子電極4a、4bの角部Cに絶縁
体被膜6、6を形成しておくことにより、半田食われに
よる断線を未然に防止できる。
bの表面に半田食われの防止及び半田濡れ性の向上のた
めのメッキ層を形成することができない、チップ状可変
抵抗器であっても、端子電極4a、4bの角部Cに絶縁
体被膜6、6を形成しておくことにより、半田食われに
よる断線を未然に防止できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Ag系導
電体膜で構成された端子電極であっても、馬蹄形状の厚
膜抵抗体膜と端子電極との接続が断線することがない、
安定した特性を導出できるチップ状可変抵抗器となる。
電体膜で構成された端子電極であっても、馬蹄形状の厚
膜抵抗体膜と端子電極との接続が断線することがない、
安定した特性を導出できるチップ状可変抵抗器となる。
【図1】本発明のチップ状可変抵抗器の断面図である。
【図2】本発明のチップ状可変抵抗器に用いる絶縁基板
の平面図である。
の平面図である。
【図3】本発明のチップ状可変抵抗器の絶縁基板の製造
工程の一工程の概略図である。
工程の一工程の概略図である。
【図4】従来のチップ状可変抵抗器の断面図である。
1・・・絶縁基板 2・・・厚膜抵抗体膜 3・・・摺動子 4a、4b・・厚膜導体膜から端子電極 4c・・端子電極 6・・・絶縁体被膜 C・・・角部
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁基板の表面に馬蹄形状の厚膜抵抗体
膜、該該厚膜抵抗体膜の表面を摺動する摺動子を形成す
るとともに、基板端部の表面、端面、裏面にAg系厚膜
導体膜からなり、且つ前記厚膜抵抗体膜と接続する端子
電極を形成したチップ状可変抵抗器において、 前記端子電極の表面と端面との角部分に、絶縁体被膜を
被着させたことを特徴とするチップ状可変抵抗器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28874696A JPH10135009A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | チップ状可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28874696A JPH10135009A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | チップ状可変抵抗器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10135009A true JPH10135009A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17734170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28874696A Pending JPH10135009A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | チップ状可変抵抗器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10135009A (ja) |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP28874696A patent/JPH10135009A/ja active Pending
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