JPH10135569A - 半導体レーザ素子及び光学記録媒体駆動装置 - Google Patents

半導体レーザ素子及び光学記録媒体駆動装置

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JPH10135569A
JPH10135569A JP24121197A JP24121197A JPH10135569A JP H10135569 A JPH10135569 A JP H10135569A JP 24121197 A JP24121197 A JP 24121197A JP 24121197 A JP24121197 A JP 24121197A JP H10135569 A JPH10135569 A JP H10135569A
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quantum well
semiconductor laser
laser device
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Application number
JP24121197A
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English (en)
Inventor
Masayuki Shono
昌幸 庄野
良治 ▲広▼山
Ryoji Hiroyama
Koji Yoneda
幸司 米田
Toyozo Nishida
豊三 西田
Yasuyuki Bessho
靖之 別所
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、最大光出力が大きく長寿命な半導
体レーザ素子を提供することが目的である。 【解決手段】 n型クラッド層3と、n型クラッド層3
上に形成された量子井戸層6a、6a・・・を有する量
子井戸構造6からなる活性層4と、活性層4上に形成さ
れた、平坦部8と平坦部8上のストライプ状リッジ部1
0からなるp型クラッド層と、リッジ部10側面上を覆
うように平坦部8上に形成されると共に一方の端面から
所定距離までのリッジ部10上面上に形成された電流阻
止層12と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザ素子に
関し、特に量子井戸構造の活性層を有する半導体レーザ
素子及びそれを用いた光学記録媒体駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発振波長が赤色域の半導体レーザ
素子としてAlGaInP系半導体レーザ素子が活発に
研究開発されている。
【0003】このAlGaInP系半導体レーザ素子は
630〜680nm帯の発振が可能であり、この波長帯
は視感度が高いことから、斯る素子はレーザーポインタ
ーやラインマーカー等に使用されている他、AlGaA
s系半導体レーザ素子に比べて発振波長が短いことから
高密度記録用光源等として期待されており、現在提案さ
れているデジタル・ビデオ・ディスク(DVD)の光源
として採用される予定である。
【0004】斯る半導体レーザ素子において、活性層に
歪補償型多重量子井戸構造を採用することにより、最大
光出力を40mW程度まで実現できることを本願発明者
は見出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、書替可
能型光記録媒体用の光源とする場合、最大光出力を大き
くしつつ長寿命化を図ることが望まれている。
【0006】本発明は上述の問題点を鑑み成されたもの
であり、最大光出力が大きく長寿命な半導体レーザ素子
を提供することが目的である。
【0007】また、本発明は最大光出力が大きく長寿命
な半導体レーザ素子を備えた光記録媒体駆動装置を提供
することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ素
子は、第1導電型のクラッド層と、該第1導電型のクラ
ッド層上に形成された量子井戸層を有する量子井戸構造
からなる活性層と、該活性層上に形成された前記第1導
電型とは逆導電型となる第2導電型のクラッド層と、を
備えた半導体レーザ素子であって、前記第1導電型のク
ラッド層、前記活性層及び前記第2導電型のクラッド層
は共振器を構成し、前記共振器の少なくとも一方の共振
器端面側に該端面側の前記活性層への電流注入を阻止す
るための電流注入阻止構造を備えることを特徴とする。
【0009】この半導体レーザ素子は、少なくとも一方
の共振器端面近傍に電流注入阻止構造を有する。この電
流注入阻止構造により共振器端面近傍の活性層への電流
の注入を阻止できるので、主レーザ光を出力する共振器
端面での発熱を抑制でき、高出力化が図れる。
【0010】また、活性層は実質的に可飽和吸収体であ
り、従って、電流注入阻止構造の採用により生じる電流
注入阻止領域の活性層は、レーザ発振前は損失領域であ
り、レーザ発振中は利得領域となる。本発明の半導体レ
ーザ素子では、活性層が量子井戸構造からなり、可飽和
吸収体となるのは量子井戸構造の量子井戸層のみであ
り、可飽和吸収体の体積が小さくなる。そのため、発振
しきい値電流が大きくなるのを抑制でき、長寿命化が図
れる。
【0011】これらの結果、本発明の半導体レーザ素子
では、最大光出力を大きくしつつ、しきい値電流を小さ
くでき、長寿命化が図れる。
【0012】電流注入阻止構造は、第2導電型のクラッ
ド層上に形成され電流注入のためのストライプ状開口部
を有する電流阻止層を含み、ストライプ状開口部は、ス
トライプ状開口部は、少なくとも一方の共振器端面から
所定距離離間した位置から共振器長方向に沿って配置さ
れてもよい。
【0013】この場合、一方の共振器端面から所定距離
離間した位置から共振器長方向に沿って配置された電流
注入のためのストライプ状開口部を有する電流阻止層に
より、少なくとも一方の共振器端面側に活性層への電流
の注入を阻止する電流注入阻止構造(電流阻止層)が設
けられる。これにより、最大光出力を大きくしつつ、し
きい値電流を小さくでき、しかも長寿命化が図れる。
【0014】第2導電型のクラッド層は、活性層上に形
成された平坦部と、該平坦部上のストライプ状リッジ部
とを備え、電流阻止層は、リッジ部の側面を覆うように
平坦部上に形成され、且つ少なくとも一方の共振器端面
から所定距離の位置までのリッジ部上面の領域上に形成
されてもよい。
【0015】この場合、リッジ部側面上を覆うように前
記平坦部上に形成されると共に一方の共振器端面から所
定距離までの前記リッジ部上面上に形成された電流阻止
層により、一方の共振器端面側に活性層の量子井戸構造
への電流注入を阻止するための電流注入阻止構造を備え
ることとなると共に、前記電流阻止層が設けられていな
いリッジ部上面が電流注入領域となる。これにより、最
大光出力を大きくしつつ、しきい値電流を小さくでき、
長寿命化が図れる。
【0016】特に、 前記ストライプ状リッジ部直下の
前記量子井戸層の全体積は、略4×10-17〜略1×1
-163であることが好ましい。それにより、しきい値
電流および最大光出力の特性が良好となる。
【0017】更に、好ましくは、リッジ部直下の量子井
戸層の全体積は、略4.5×10-1 7〜略9×10-17
3、より好ましくは略6×10-17〜略8×10-173
ある。
【0018】また、少なくとも一方の共振器端面からの
上記所定距離は、略10μm以上、略40μm以下であ
ることが好ましい。それにより、しきい値電流および最
大光出力の特性が良好となる。
【0019】また、少なくとも一方の共振器端面からの
上記所定距離は、略20μm以上、略30μm以下であ
ることがさらに好ましい。それにより、しきい値電流お
よび最大光出力の特性がさらに良好となる。
【0020】短波長化の点からAlGaInP系半導体
レーザ素子が好ましい。この場合、前記第1、第2導電
型のクラッド層は(Alx1Ga1-x1y1In1-y1P(1
≧x1>0、1>y1>0)からなってもよく、前記量
子井戸層は(AlpGa1-p qIn1-qP(x1>p≧
0、1>q>0)からなってよい。これら構造は、通常
第1導電型のGaAs基板上に形成されるのが好まし
い。
【0021】量子井戸構造は、複数の量子井戸層と複数
の障壁層とが交互に積層されてなる多重量子井戸構造で
あってもよい。特に、前記多重量子井戸構造は、複数の
量子井戸層が引張り歪みを有すると共に、複数の障壁層
が圧縮歪みを有する歪補償型であることが好ましい。こ
の場合、短波長化を図りつつしきい値電流を小さく且つ
最大光出力を大きくでき、しかもより長寿命化を図れ
る。
【0022】AlGaInP系半導体レーザ素子の場
合、複数の量子井戸層は(AlpGa1 -pqIn1-q
(x1>p≧0、1>q>0)からなってもよく、前記
障壁層は( AlrGa1-rsIn1-sP(1≧r>p>
0、1>s>0)からなってもよい。
【0023】前記量子井戸構造は単一量子井戸構造であ
ってもよい。この場合、活性層での可飽和吸収体の体積
を小さくできるので、しきい値電流の増大を顕著に抑制
できる。特に、前記単一量子井戸構造の量子井戸層が引
張り歪みを有してもよい。この場合、より短波長化が図
れる。
【0024】AlGaInP系半導体レーザ素子の場
合、単一量子井戸構造の量子井戸層は(AlpGa1-p
qIn1-qP(x1>p≧0、1>q>0)からなっても
よい。
【0025】活性層は、量子井戸構造の両側に光ガイド
層を備えてもよく、量子井戸層は引張り歪みを有し、各
光ガイド層の少なくとも量子井戸構造側は圧縮歪みを有
してもよい。この場合、活性層の歪み補償が十分に成さ
れるので、長寿命化を図ることができ、しかも短波長化
も図れる。
【0026】AlGaInP系半導体レーザ素子の場
合、光ガイド層は(Ax2Ga1-x2y2In1-y2P(x1
>x2>0、1>y2>0)からなってもよい。
【0027】電流注入阻止構造は、両方の共振器端面近
傍に設けるようにしてもよい。AlGaInP系半導体
レーザ素子またはAlGaAs系半導体レーザ素子の場
合、電流阻止層として第1導電型のGaAs層を用いて
もよい。第1、第2導電型のクラッド層は等しい組成で
なくてもよい。量子井戸層の両面上の光ガイド層は異な
る組成を有してもよい。
【0028】また、本発明の光学記録媒体駆動装置は、
光学記録媒体を回転させる回転駆動部と、半導体レーザ
素子及び光検出器を含み、前記半導体レーザ素子から出
射されるレーザ光を前記光学記録媒体に照射するととも
に、前記光学記録媒体からの帰還光を前記光検出器で受
光する光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置
を前記光学記録媒体の半径方向に移動させるピックアッ
プ駆動部と、前記光ピックアップ装置の前記光検出器か
らの出力信号を処理する信号処理部とを備える光学記録
媒体駆動装置であって、前記半導体レーザ素子は、第1
導電型のクラッド層と、1または複数の量子井戸層を有
する量子井戸構造からなる活性層と、前記第1導電型と
は逆の第2導電型のクラッド層とがこの順に形成され、
前記第1導電型のクラッド層、前記活性層及び前記第2
導電型のクラッド層は共振器を構成し、前記共振器の少
なくとも一方の共振器端面側には該端面側の前記活性層
への電流注入を阻止するための電流注入阻止構造が形成
されている。
【0029】電流注入阻止構造は、前記第2導電型のク
ラッド層上に形成され、電流注入のためのストライプ状
開口部を有する電流阻止層を含み、ストライプ状開口部
は、少なくとも一方の共振器端面から所定距離離間した
位置から共振器長方向に向かって配置されてもよい。
【0030】第2導電型のクラッド層は、前記活性層上
に形成された平坦部と、該平坦部上のストライプ状リッ
ジ部とを備え、電流阻止層は、リッジ部の側面上を覆う
ように平坦部上に形成され、且つ少なくとも一方の共振
器端面から所定距離の位置までのリッジ部上面の領域上
に形成されてもよい。
【0031】短波長の点から半導体レーザ素子がAlG
aAsP系半導体からなることが好ましい。AlGaA
sP系半導体レーザ素子の場合、第1、第2導電型のク
ラッド層は(Alx1Ga1-x1y1In1-y1P(1≧x1
>0、1>y1>0)からなってもよく、前記量子井戸
層は(AlpGa1-pqIn1-qP(x1>p≧0、1>
q>0)からなってもよい。これらの構造は、通常は、
第1導電型のGaAs半導体基板上に形成されることが
好ましい。
【0032】量子井戸構造は、量子井戸層と障壁層が交
互に積層されてなる多重量子井戸構造であってもよい。
特に、多重量子井戸構造は、前記量子井戸層が引張り歪
みを有すると共に、前記障壁層が圧縮歪みを有する歪補
償型であることが好ましい。
【0033】量子井戸構造は単一量子井戸構造であって
もよい。特に、単一量子井戸構造は、前記量子井戸層が
引張り歪みを有してもよい。
【0034】活性層は、量子井戸構造の両側に光ガイド
層を備えてもよく、量子井戸層は引張り歪みを有し、光
ガイド層の少なくとも量子井戸構造側の領域は圧縮歪み
を有してもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態に係るA
lGaInP系半導体レーザ素子を図を用いて説明す
る。尚、図1は斯る半導体レーザ素子の模式斜視図、図
2は図1中の点線A−Aに沿った模式断面図、図3は図
1及び図2中の点線B−Bに沿った模式断面図、図4は
斯る半導体レーザ素子の活性層近傍の伝導帯側の模式バ
ンド構造図である。
【0036】図中、1はn型GaAs半導体基板で、そ
の一主面(結晶成長面)は(100)面から[011]
方向に角度θ(θは好ましくは5度〜17度、より好ま
しくは7度〜13度、本実施形態では13度)で傾斜し
た面であり、この前記一主面上には層厚0.3μmのn
型Ga0.5In0.5Pバッファ層2が形成されている。
【0037】上記バッファ層2上には、層厚1.5μm
のn型(Alx1Ga1-x1y1In1- y1P(本形態ではx
1=0.7、y1=0.5)からなるクラッド層3が形
成されている。
【0038】上記クラッド層3上には、アンドープの活
性層4が形成されている。図4に詳細を示すように、活
性層4は、光ガイド層5、多重量子井戸構造6、及び光
ガイド層7がこの順序で積層された構成である。
【0039】前記光ガイド層5は、層厚500Åのアン
ドープの(Alx2Ga1-x2y2In 1-y2P(本形態では
x2=0.5)からなり、多重量子井戸構造6側の該構
造6と密接する40Å厚の領域5aはy2=0.44に
選択され、圧縮歪みを有すると共に、n型クラッド層3
側の460Å厚の領域5bはy2=0.5が選択され、
無歪みである。
【0040】前記多重量子井戸構造6は、層厚110Å
の引張り歪を有する(AlpGa1-pqIn1-qP(1>
p≧0,1>q>0.51:本形態ではp=0、q=
0.64)量子井戸層6a、6a、6aと層厚40Åの
圧縮歪みを有する(AlrGa1 -rsIn1-sP(1≧r
>0,0<s<0.51:本形態ではr=0.5、s=
0.44)量子障壁層6b、6bとが交互に積層されて
なる歪補償型多重量子井戸構造である。
【0041】前記光ガイド層7は、層厚500Åのアン
ドープの(Alx2Ga1-x2y2In 1-y2P(本形態では
x2=0.5)からなり、多重量子井戸構造6側の該構
造6と密接する40Å厚の領域7aはy2=0.44が
選択され、圧縮歪みを有すると共に、下記で述べるp型
クラッド層8側の460Å厚の領域7bはy2=0.5
が選択され、無歪みである。
【0042】前記光ガイド層7上には、層厚0.3μm
のp型(Alx1Ga1-x1y1In1- y1P(本形態ではx
1=0.7、y1=0.5)からなるp型クラッド層と
しての平坦部8及び層厚20Åのp型Ga0.5In0.5
からなるエッチング停止層9がこの順序で形成されてい
る。
【0043】このp型エッチング停止層9上には、共振
器長方向に延在する下面幅W5μm、層厚1.2μmの
p型(Alx1Ga1-x1y1In1-y1P(本形態ではx1
=0.7、y1=0.5)からなるp型クラッド層とし
てのストライプ状リッジ部10が形成されている。
【0044】このリッジ部10上面上には、層厚0.1
μmのp型Ga0.5In0.5Pコンタクト層11が形成さ
れている。
【0045】12は、リッジ部10側面及びコンタクト
層11側面上を覆うようにエッチング停止層9上に形成
されると共に、主レーザ光を出力する一方の共振器端面
13aから所定距離l(本実施形態ではl=20μm)
までのコンタクト層11の上面上に形成された層厚0.
8μmのn型GaAs電流阻止層である。従って、図2
に示すように、n型電流阻止層12には、上記所定距離
から他の共振器端面13bに至る距離mのコンタクト層
11上面上、即ちリッジ部10上面上に電流通路となる
開口部12aを有する。
【0046】上記電流阻止層12上及び開口部12a内
のコンタクト層11上には、層厚3μmのp型GaAs
キャップ層14が形成されている。
【0047】前記キャップ層14上面には、Au−Cr
からなるp型側オーミック電極15が、前記n型GaA
s基板1下面にはAu−Sn−Crからなるn型側オー
ミック電極16が形成されている。
【0048】上記半導体レーザ素子では、主レーザ光を
出力する共振器端面13aから所定距離lまでのリッジ
部10面上には電流阻止層12が形成されているので、
この下の活性層4は電流注入が阻止され、電流注入阻止
領域となり、前記所定距離から他の共振器端面13bに
至る距離mのリッジ部10面上には電流阻止層12が形
成されていないので、この下の活性層4は電流注入が十
分に行われる電流注入領域となる。
【0049】即ち、本半導体レーザ素子は、一方の共振
器端面側に電流注入阻止構造を備える。
【0050】尚、本実施形態では、ストライプ状リッジ
部10の直下の幅Wの量子井戸層6a、6a、6aの全
体積は、9.9×10-173である。
【0051】斯る半導体レーザ素子の製造工程を図面を
用いて説明する。
【0052】まず最初に、図5に示すように、n型Ga
As基板1上に、n型バッファ層2、n型クラッド層
3、アンドープの活性層4、p型クラッド層8、p型エ
ッチング停止層9、p型クラッド層10、及びp型コン
タクト層11をこの順序にMOCVD法(有機金属気相
成長方法)により連続成長する。
【0053】次に、図6に示すように、p型コンタクト
層11上に膜厚0.2μmのSiO2膜を電子ビーム蒸
着法により形成し、これをフォトリソグラフィ技術及び
フッ酸系エッチング液のエッチングによりパターニング
してストライプ状のマスク21を作製する。その後、こ
のマスク21を介した状態でp型コンタクト層11から
p型エッチング停止層9上までウェットエッチングする
ことによりp型クラッド層10をストライプ状のリッジ
部形状にする。
【0054】その後、図7に示すように、前記端面13
aから所定距離lまでのマスク21をフォトリソグラフ
ィ技術及びフッ酸系エッチング液のエッチングにより除
去する。
【0055】次に、図8に示すように、前記端面13a
側が除去されたマスク21を介した状態で、n型電流阻
止層12をMOCVD法により形成した後、前記マスク
21をフッ酸系エッチング液により除去する。
【0056】続いて、p型キャップ層14をMOCVD
法により形成した後、p型側オーミック電極15及びn
型側オーミック電極14を形成して、図1に示す半導体
レーザ素子を完成する。
【0057】下記表1に、本実施形態、活性層4として
量子井戸構造でない層厚800Åのアンドープの(Al
0.15Ga0.850.5In0.5P層を用い、端面電流注入阻
止構造を設けない以外は上記実施形態と同じである比較
例1、この比較例1に上記端面電流注入阻止構造を設け
た比較例2、及び上記端面電流注入阻止構造を設けない
以外は上記実施形態と同じである比較例3についてのし
きい値電流及び最大光出力を示す。尚、共振器長Lは6
00μmであり、端面13aには反射率5%のコート、
13bには反射率95%のコートが施されている。
【0058】
【表1】
【0059】この表1から判るように、活性層が量子井
戸構造でない比較例1に比べて、活性層が多重量子井戸
構造を有する比較例3の場合、最大光出力を大きく、し
きい値電流を小さくできることが判る。即ち、最大光出
力の増大及びしきい値電流の低減には、活性層が量子井
戸構造を有することが有効であることが判る。
【0060】一方、端面電流注入阻止構造の導入は、比
較例1と比較例2の比較から判るように、しきい値電流
の増大を招くものと考えられていたが、本実施形態は電
流阻止構造を設けない量子井戸構造の活性層を有する比
較例3に比べ、しきい値電流が殆ど増大せず、最大光出
力を増大できることが判った。しかも、本実施形態の半
導体レーザ素子は、比較例3に比べて長寿命であった。
【0061】即ち、本実施形態の半導体レーザ素子で
は、主レーザ光を出力する端面13a側近傍に活性層4
への電流注入を阻止するための電流注入阻止構造を有す
ると共に、活性層4が、引張り歪みを有する量子井戸層
6aと圧縮歪みを有する障壁層6bが交互に積層してな
る歪み補償型多重量子井戸構造6を有するので、しきい
値電流を小さくしつつ最大光出力を大きくでき、しかも
長寿命である。
【0062】次に、本発明の第2の実施形態に係るAl
GaInP系半導体レーザ素子を図を用いて説明する。
尚、図9は斯る半導体レーザ素子の模式斜視図、図10
は図1中の点線A−Aに沿った模式断面図、図11は図
9及び図10中の点線B−Bに沿った模式断面図、図1
2は斯る半導体レーザ素子の活性層近傍のバンド構造図
である。
【0063】本実施形態が第1の実施形態と異なる点
は、第1の実施形態の活性層4の代わりに単一量子井戸
構造を有する活性層24を用いた点のみであるので、第
1の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明
は割愛する。
【0064】図中、24はn型クラッド層3上に形成さ
れたアンドープの活性層である。図12に詳細を示すよ
うに、活性層24は、光ガイド層25、単一量子井戸構
造26、及び光ガイド層27がこの順序で構成されてい
る。
【0065】前記光ガイド層25は、層厚500Åのア
ンドープの(Alx2Ga1-x2y2In1-y2P(本形態で
はx2=0.5)からなり、単一量子井戸構造26側の
該構造26と密接する100Å厚の領域25aはy2=
0.44が選択され、圧縮歪みを有すると共に、n型ク
ラッド層3側の400Å厚の領域25bはy2=0.5
が選択され、無歪みである。
【0066】前記単一量子井戸構造26は、層厚250
Åの引張り歪を有する(AlpGa1 -pqIn1-qP(1
>p≧0,1>q>0.51:本形態ではp=0、q=
0.67)量子井戸層からのみなる。
【0067】前記光ガイド層27は、層厚500Åのア
ンドープの(Alx2Ga1-x2y2In1-y2P(本形態で
はx2=0.5)からなり、多重量子井戸構造26側の
該構造6と密接する40Å厚の領域27aはy2=0.
44が選択され、圧縮歪みを有すると共に、p型クラッ
ド層8側の460Å厚の領域27bはy2=0.5が選
択され、無歪みである。
【0068】この半導体レーザ素子は第1の実施形態と
は活性層以外は同じ構造であり、従って、この半導体レ
ーザ素子は、主レーザ光を出力する共振器端面13aか
ら所定距離l(本実施形態ではl=20μm)のリッジ
部10面上には電流阻止層12が形成されており、よっ
て、この下の活性層24は電流注入は阻止され、電流注
入阻止領域となり、前記所定距離から他の端面13bに
至る距離mのリッジ部10面上には電流阻止層12が形
成されており、よって、この下の活性層24は電流注入
が十分に行われる電流注入領域となる。
【0069】即ち、本半導体レーザ素子は、一方の共振
器端面近傍に電流注入阻止構造を有する。
【0070】尚、本実施形態では、ストライプ状リッジ
部10の直下の幅Wの量子井戸層26の全体積は、7.
5×10-173である。
【0071】下記表2に、上記第2の実施形態、及び上
記端面電流注入阻止領域を設けない以外は上記第2の実
施形態と同じである比較例4についてのしきい値電流及
び最大光出力を示す。尚、共振器長Lは600μmであ
り、端面13aには反射率5%のコート、13bには反
射率95%のコートが施されている。
【0072】
【表2】
【0073】この表2から判るように、活性層が多重量
子井戸構造である比較例3に比べて、活性層が単一量子
井戸構造を有する比較例4の場合、最大光出力を大き
く、且つしきい値電流を小さくできることが判る。即
ち、最大光出力の増大及びしきい値電流の低減には、活
性層が単一量子井戸構造を有することが極めて有効であ
ることが判る。
【0074】一方、端面近傍電流注入阻止構造の導入
は、活性層が多重量子井戸構造である場合に比べて、本
実施形態は、比較例4としきい値電流が略同等であり、
しきい値電流を小さくでき、しかも比較例4に比べても
最大光出力を大きくでき、極めて大きな最大光出力を得
られることがが判る。しかも、本実施形態は、比較例3
及び比較例4に比べて長寿命であった。
【0075】次に、上記各実施形態の端面近傍電流注入
阻止構造を備えた活性層4のリッジ部10直下の幅Wの
量子井戸層の全体積と、しきい値電流及び最大光出力の
関係を図13を示す。尚、最大光出力は、前共振器端面
コートは5%、後共振器端面コートは95%とした素子
において測定し、しきい値電流は、両端面ともノンコー
トとした素子において測定した。
【0076】この図13から判るように、リッジ部10
直下の量子井戸層の全体積は、略1×10-163以下が
よく、好ましくは略9×10-173以下、より好ましく
は略8×10-173以下である。
【0077】尚、リッジ部10直下の量子井戸層の全体
積が小さくなりすぎると、しきい値電流及び最大光出力
の特性は悪くなるので、略4×10-173以上がよく、
好ましくは略4.5×10-173以上であり、より好ま
しくは略6×10-17〜略8×10-173である。
【0078】ここで、第2実施例及び比較例4の半導体
レーザ素子の信頼性試験を行った。この試験では、共振
器の前端面コートの反射率を5%、後端面コートの反射
率を95%とし、共振器長Lを600μm、光出力を3
0mWとし、温度50℃で動作電流の変化を測定した。
【0079】図14に示すように、比較例4の半導体レ
ーザ素子では、百時間を超えると、動作電流が上昇し
た。一方、第2実施例の半導体レーザ素子では、千時間
を超えても、動作電流がほとんど上昇しなかた。このよ
うに、第2実施例の半導体レーザ素子は、比較例4の半
導体レーザ素子に比べて長寿命であることがわかる。
【0080】なお、上述では、距離lとして20μmの
例を示したが、20〜30μmで略同等の優れた特性が
得られ、略10〜略40μmの範囲でも効果が得られ
る。
【0081】また、上述では、歪補償型の量子井戸構造
を有する活性層について説明したが、引っ張り歪みや圧
縮歪のものでも、無歪のものにも適用可能である。しか
しながら、短波長でしきい値電流が小さく且つ最高光出
力が大きく、しかも長寿命であるためには、歪補償型の
量子井戸構造の活性層がよい。
【0082】更に、n型GaAs半導体基板1とn型ク
ラッド層3の間に設けたn型Ga0. 5In0.5Pバッファ
層2に代えてn型GaAsバッファ層を用いてもよく、
またバッファ層はなくともよい。
【0083】また、エッチング停止層9を用いない構成
も実現可能である。
【0084】更に、上記各実施形態では、一方の共振器
端面近傍に電流注入阻止構造を設けたが、両方の共振器
端面近傍に電流注入阻止構造を設けるようにしてもよ
い。
【0085】また、(AlxGa1-xyIn1-yP(x≧
0)結晶は、y=0.51の場合に正確にGaAs半導
体基板と格子整合して歪が生じないが、y=0.51の
近傍であっても殆ど歪が生じないので、例えば(Alx
Ga1-x0.5In0.5P又はy=0.5と略記している
ものは、組成比yが0.51を含む近傍であればよい。
特に、本発明では、クラッド層、ブロック層は略無歪み
のものが好ましい。
【0086】更に、上記各実施形態では、GaAs半導
体基板1の一主面が(100)面から[011]方向に
傾斜した面であったが、これらと等価な関係にあるもの
が望ましい。即ち、GaAs基板の一主面(結晶成長
面)は、(100)面から[0−1−1]方向に傾斜し
た面、(010)面から[101]又は[−10−1]
方向に傾斜した面、(001)面から[110]又は
[−1−10]方向に傾斜した面でもよく、即ち{10
0}面から<011>方向に傾斜した面であればよい。
【0087】また、上記実施形態では、ストライプ状リ
ッジ部を有する半導体レーザ素子について述べたが、本
発明はストライプ状開口部を有する電流ブロック層を備
えた半導体レーザ素子であれば適用可能であり、例えば
セルフアライン型半導体レーザ素子等に適用できる。
【0088】さらには、上述では、AlGaInP系半
導体レーザ素子について述べたが、本発明は他の材料
系、例えばAlGaAs系、GaInAsP系、GaI
nAs系、ZnMgSSe系、AlInGaN系等の半
導体レーザ素子にも適用できる。
【0089】図15は本発明の半導体レーザ素子を用い
た光ピックアップ装置100の概略図である。図15に
おいて、半導体レーザ素子31から出射されたレーザ光
は、回折格子32、ビームスプリッタ33、コリメータ
レンズ34を透過し、開口絞り35を有する対物レンズ
36により光ディスクLDの表面に集光される。光ディ
スクLDからの帰還光は、対物レンズ36およびコリメ
ータレンズ34を透過し、ビームスプリッタ33により
反射され、凹レンズ37及び円筒レンズ38を透過して
フォトダイオード39に入射する。
【0090】図16は図15の光ピックアップ装置10
0を用いた光学記録媒体駆動装置200の構成を示すブ
ロック図である。図16の光学記録媒体駆動装置200
は光ディスクLDから情報を読み取る光ディスクドライ
ブ装置である。
【0091】光学記録媒体駆動装置200は、光ピック
アップ装置100、モータ101、回転制御系102、
粗動モータ制御系104、ピックアップ制御系105、
信号処理系106およびドライブコントローラ107を
含む。モータ101は、光ディスクLDを所定の速度で
回転させる。回転制御系102はモータ101の回転動
作を制御する。粗動モータ103は、光ピックアップ装
置100を光ディスクLDの半径方向に移動させる。粗
動モータ制御系104は、粗動モータ103の動作を制
御する。光ピックアップ装置100は、光ディスクLD
にレーザ光を照射するとともに光ディスクLDからの帰
還光を受光する。ピックアップ制御系105は、光ピッ
クアップ装置100の投受光動作を制御する。
【0092】信号処理系106は、光ピックアップ装置
100のフォトダイオード39からの信号出力を受け
て、再生信号、フォーカスエラー信号およびトラッキン
グエラー信号を算出し、再生信号をドライブコントロー
ラ107に与え、フォーカスエラー信号およびトラッキ
ングエラー信号をピックアップ制御系105に与える。
ドライブコントローラ107は、ドライブインタフェー
ス108を介して与えられる指令に従って回転制御系1
02、粗動モータ制御系104、ピックアップ制御系1
05および信号処理系106を制御するとともに、ドラ
イブインタフェース108を介して再生信号を出力す
る。
【0093】図16の光学記録媒体駆動装置において
は、本発明の半導体レーザ素子が用いられているので、
低消費電力で確実かつ高密度な情報の記録および再生が
可能となり、かつ製品寿命が長くなる。
【0094】尚、本発明の半導体レーザ素子は、図15
に示すものとは異なる構成の光ピックアップ装置、図1
6に示すものとは異なる構成の光学記録媒体駆動装置に
も用いることが出来る。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、最大光出力を大きく且
つ長寿命な半導体レーザ素子を提供することができる。
【0096】また、本発明によれば、最大光出力を大き
く且つ長寿命な半導体レーザ素子を備えた光記録媒体駆
動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体レーザ素
子の模式斜視図である。
【図2】上記第1の実施形態に係る半導体レーザ素子の
模式断面図である。
【図3】上記第1の実施形態に係る半導体レーザ素子の
模式断面図である。
【図4】上記第1の実施形態に係る半導体レーザ素子の
活性層近傍の模式バンド構造図である。
【図5】上記第1の実施形態に係る半導体レーザ素子の
製造工程図である。
【図6】上記第1の実施形態に係る半導体レーザ素子の
製造工程図である。
【図7】上記第1の実施形態に係る半導体レーザ素子の
製造工程図である。
【図8】上記第1の実施形態に係る半導体レーザ素子の
製造工程図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る半導体レーザ素
子の模式斜視図である。
【図10】上記第2の実施形態に係る半導体レーザ素子
の模式断面図である。
【図11】上記第2の実施形態に係る半導体レーザ素子
の模式断面図である。
【図12】上記第2の実施形態に係る半導体レーザ素子
の活性層近傍の模式バンド構造図である。
【図13】ストライプ状リッジ部直下の量子井戸層の全
体積と、しきい値電流及び最大光出力の関係を示す図で
ある。
【図14】信頼性試験の結果を示す図である。
【図15】本発明の半導体レーザ素子を用いた光ピック
アップ装置の概略図である。
【図16】図15の光ピックアップ装置を用いた光学記
録媒体駆動装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 n型クラッド層 4 活性層 5 光ガイド層 6 多重量子井戸構造 6a 量子井戸層 6b 障壁層 7 光ガイド層 8 p型クラッド層(平坦部) 10 p型クラッド層(ストライプ状リッジ部) 12 n型電流阻止層 24 活性層 25 光ガイド層 26 単一量子井戸構造(単一量子井戸層) 27 光ガイド層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 豊三 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 別所 靖之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型のクラッド層と、該第1導電
    型のクラッド層上に形成された量子井戸層を有する量子
    井戸構造からなる活性層と、該活性層上に形成された前
    記第1導電型とは逆導電型となる第2導電型のクラッド
    層と、を備えた半導体レーザ素子であって、前記第1導
    電型のクラッド層、前記活性層及び前記第2導電型のク
    ラッド層は共振器を構成し、前記共振器の少なくとも一
    方の共振器端面側に該端面側の前記活性層への電流注入
    を阻止するための電流注入阻止構造を備えることを特徴
    とする半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】 前記電流注入阻止構造は、前記第2導電
    型のクラッド層上に形成され、電流注入のためのストラ
    イプ状開口部を有する電流阻止層を含み、前記ストライ
    プ状開口部は、前記少なくとも一方の共振器端面から所
    定距離離間した位置から共振器長方向に向かって配置さ
    れることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素
    子。
  3. 【請求項3】 前記第2導電型のクラッド層は、前記活
    性層上に形成された平坦部と、該平坦部上のストライプ
    状リッジ部とを備え、前記電流阻止層は、前記リッジ部
    の側面上を覆うように前記平坦部上に形成され、且つ前
    記少なくとも一方の共振器端面から前記所定距離の位置
    までの前記リッジ部上面の領域上に形成されることを特
    徴とする請求項2記載の半導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】 前記ストライプ状リッジ部直下の前記量
    子井戸層の全体積は、略4×10-173以上、略1×1
    -163以下であることを特徴とする請求項3記載の半
    導体レーザ素子。
  5. 【請求項5】 前記ストライプ状リッジ部直下の前記量
    子井戸層の全体積は、略4.5×10-173以上、略9
    ×10-173以下であることを特徴とする請求項4記載
    の半導体レーザ素子。
  6. 【請求項6】 前記ストライプ状リッジ部直下の前記量
    子井戸層の全体積は、略6×10-173以上、略8×1
    -173以下であることを特徴とする請求項5記載の半
    導体レーザ素子。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも一方の共振器端面からの
    前記所定距離は、略10μm以上、略40μm以下であ
    ることを特徴とする請求項2記載の半導体レーザ素子。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも一方の共振器端面からの
    前記所定距離は、略20μm以上、略30μm以下であ
    ることを特徴とする請求項7記載の半導体レーザ素子。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2導電型のクラッド層は
    (Alx1Ga1-x1y1In1-y1P(1≧x1>0、1>
    y1>0)からなり、前記量子井戸層は(Al p
    1-pqIn1-qP(x1>p≧0、1>q>0)から
    なることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素
    子。
  10. 【請求項10】 前記量子井戸構造は、量子井戸層と障
    壁層が交互に積層されてなる多重量子井戸構造であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素子。
  11. 【請求項11】 前記多重量子井戸構造は、前記量子井
    戸層が引張り歪みを有すると共に、前記障壁層が圧縮歪
    みを有する歪補償型であることを特徴とする請求項10
    記載の半導体レーザ素子。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2導電型のクラッド層は
    (Alx1Ga1-x1 y1In1-y1P(1≧x1>0、1>
    y1>0)からなり、前記量子井戸層は(Alp
    1-pqIn1-qP(x1>p≧0、1>q>0)から
    なり、前記障壁層は(AlrGa1-rsIn1-sP(1≧
    r>p>0、1>s>0)からなることを特徴とする請
    求項10記載の半導体レーザ素子。
  13. 【請求項13】 前記量子井戸構造は単一量子井戸構造
    であることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素
    子。
  14. 【請求項14】 前記単一量子井戸構造は、前記量子井
    戸層が引張り歪みを有することを特徴とする請求項13
    記載の半導体レーザ素子。
  15. 【請求項15】 前記第1、第2導電型のクラッド層は
    (Alx1Ga1-x1 y1In1-y1P(1≧x1>0、1>
    y1>0)からなり、前記量子井戸層は(Alp
    1-pqIn1-qP(x1>p≧0、1>q>0)から
    なることを特徴とする請求項13記載の半導体レーザ素
    子。
  16. 【請求項16】 前記活性層は、量子井戸構造の両側に
    光ガイド層を備え、前記量子井戸層は引張り歪みを有
    し、前記光ガイド層の少なくとも量子井戸構造側の領域
    は圧縮歪みを有することを特徴とする請求項1記載の半
    導体レーザ素子。
  17. 【請求項17】 前記第1、第2導電型のクラッド層は
    (Alx1Ga1-x1 y1In1-y1P(1≧x1>0、1>
    y1>0)からなり、前記光ガイド層は(Alx2Ga
    1-x2y2In1-y2P(x1>x2>p、1>y2>0)
    からなることを特徴とする請求項16記載の半導体レー
    ザ素子。
  18. 【請求項18】 光学記録媒体を回転させる回転駆動部
    と、半導体レーザ素子及び光検出器を含み、前記半導体
    レーザ素子から出射されるレーザ光を前記光学記録媒体
    に照射するとともに、前記光学記録媒体からの帰還光を
    前記光検出器で受光する光ピックアップ装置と、前記光
    ピックアップ装置を前記光学記録媒体の半径方向に移動
    させるピックアップ駆動部と、前記光ピックアップ装置
    の前記光検出器からの出力信号を処理する信号処理部と
    を備える光学記録媒体駆動装置であって、前記半導体レ
    ーザ素子は、第1導電型のクラッド層と、1または複数
    の量子井戸層を有する量子井戸構造からなる活性層と、
    前記第1導電型とは逆の第2導電型のクラッド層とがこ
    の順に形成され、前記第1導電型のクラッド層、前記活
    性層及び前記第2導電型のクラッド層は共振器を構成
    し、前記共振器の少なくとも一方の共振器端面側には該
    端面側の前記活性層への電流注入を阻止するための電流
    注入阻止構造が形成されていることを特徴とする光学記
    録媒体駆動装置。
  19. 【請求項19】 前記電流注入阻止構造は、前記第2導
    電型のクラッド層上に形成され、電流注入のためのスト
    ライプ状開口部を有する電流阻止層を含み、前記ストラ
    イプ状開口部は、前記少なくとも一方の共振器端面から
    所定距離離間した位置から共振器長方向に向かって配置
    されることを特徴とする請求項18記載の光学記録媒体
    駆動装置。
  20. 【請求項20】 前記第2導電型のクラッド層は、前記
    活性層上に形成された平坦部と、該平坦部上のストライ
    プ状リッジ部とを備え、前記電流阻止層は、前記リッジ
    部の側面上を覆うように前記平坦部上に形成され、且つ
    前記少なくとも一方の共振器端面から前記所定距離の位
    置までの前記リッジ部上面の領域上に形成されることを
    特徴とする請求項19記載の光学記録媒体駆動装置。
  21. 【請求項21】 前記第1、第2導電型のクラッド層は
    (Alx1Ga1-y1 y1In1-y1P(1≧x1>0、1>
    y1>0)からなり、前記量子井戸層は(Alp
    1-pqIn1-qP(x1>p≧0、1>q>0)から
    なることを特徴とする請求項18記載の光学記録媒体駆
    動装置。
  22. 【請求項22】 前記量子井戸構造は、量子井戸層と障
    壁層が交互に積層されてなる多重量子井戸構造であるこ
    とを特徴とする請求項18記載の光学記録媒体駆動装
    置。
  23. 【請求項23】 前記多重量子井戸構造は、前記量子井
    戸層が引張り歪みを有すると共に、前記障壁層が圧縮歪
    みを有する歪補償型であることを特徴とする請求項22
    記載の光学記録媒体駆動装置。
  24. 【請求項24】 前記量子井戸構造は単一量子井戸構造
    であることを特徴とする請求項18記載の光学記録媒体
    駆動装置。
  25. 【請求項25】 前記単一量子井戸構造は、前記量子井
    戸層が引張り歪みを有することを特徴とする請求項24
    記載の光学記録媒体駆動装置。
  26. 【請求項26】 前記活性層は、量子井戸構造の両側に
    光ガイド層を備え、前記量子井戸層は引張り歪みを有
    し、前記光ガイド層の少なくとも量子井戸構造側の領域
    は圧縮歪みを有することを特徴とする請求項18記載の
    光学記録媒体駆動装置。
JP24121197A 1996-09-06 1997-09-05 半導体レーザ素子及び光学記録媒体駆動装置 Pending JPH10135569A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007250637A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nec Corp Iii族窒化物半導体光素子

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