JPH10136667A - 振動アクチュエータ及びその加圧力調整法 - Google Patents
振動アクチュエータ及びその加圧力調整法Info
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- JPH10136667A JPH10136667A JP8288563A JP28856396A JPH10136667A JP H10136667 A JPH10136667 A JP H10136667A JP 8288563 A JP8288563 A JP 8288563A JP 28856396 A JP28856396 A JP 28856396A JP H10136667 A JPH10136667 A JP H10136667A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特願平6−180279号等により提案した
異形モード縮退型の振動アクチュエータでは、その量産
の際に、振動子と移動子との間の加圧力の調整を正確に
行うことができない可能性があった。 【解決手段】 2つの半円柱状弾性部材を組み合わせて
得られる弾性体の軸方向に挟まれた状態で保持される複
数の振動発生用圧電素子に、駆動信号を入力することに
より、弾性体及び振動発生用圧電素子により構成される
振動子に縦振動及び捩じり振動を発生させ、振動子に加
圧接触する相対運動部材との間で相対運動を発生する超
音波アクチュエータの加圧力を、振動発生用圧電素子の
インピーダンス特性を参照して、調整する。
異形モード縮退型の振動アクチュエータでは、その量産
の際に、振動子と移動子との間の加圧力の調整を正確に
行うことができない可能性があった。 【解決手段】 2つの半円柱状弾性部材を組み合わせて
得られる弾性体の軸方向に挟まれた状態で保持される複
数の振動発生用圧電素子に、駆動信号を入力することに
より、弾性体及び振動発生用圧電素子により構成される
振動子に縦振動及び捩じり振動を発生させ、振動子に加
圧接触する相対運動部材との間で相対運動を発生する超
音波アクチュエータの加圧力を、振動発生用圧電素子の
インピーダンス特性を参照して、調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動アクチュエー
タに関する。さらに具体的には、本発明は、柱状の弾性
体、及びこの弾性体に挟まれた状態で保持される電気機
械変換素子を備える振動子と、相対運動部材と、振動子
と相対運動部材とを加圧接触させる加圧部材とを備える
振動アクチュエータ及びその加圧力調整法に関する。
タに関する。さらに具体的には、本発明は、柱状の弾性
体、及びこの弾性体に挟まれた状態で保持される電気機
械変換素子を備える振動子と、相対運動部材と、振動子
と相対運動部材とを加圧接触させる加圧部材とを備える
振動アクチュエータ及びその加圧力調整法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、小型,軽量,低速さらには高
トルクを特徴とする振動アクチュエータは、カメラ等を
始めとして次々に実用化が図られている。この振動アク
チュエータは、近年においても、より一層活発に開発さ
れている。
トルクを特徴とする振動アクチュエータは、カメラ等を
始めとして次々に実用化が図られている。この振動アク
チュエータは、近年においても、より一層活発に開発さ
れている。
【0003】図7は、縦−捩じり振動型の振動アクチュ
エータの従来例を示す斜視図である。従来、この種の振
動アクチュエータでは、固定子(ステータ)101で
は、2つの円柱型の振動子102,103間に、捩じり
振動用圧電素子104が挟まれるとともに、振動子10
3の上側に、縦振動用圧電素子105が配置される。捩
じり振動用圧電素子104は周方向に分極され、一方、
縦振動用圧電素子105は厚さ方向に分極される。さら
に、ロータ106は、縦振動用圧電素子105の上側に
配置される。
エータの従来例を示す斜視図である。従来、この種の振
動アクチュエータでは、固定子(ステータ)101で
は、2つの円柱型の振動子102,103間に、捩じり
振動用圧電素子104が挟まれるとともに、振動子10
3の上側に、縦振動用圧電素子105が配置される。捩
じり振動用圧電素子104は周方向に分極され、一方、
縦振動用圧電素子105は厚さ方向に分極される。さら
に、ロータ106は、縦振動用圧電素子105の上側に
配置される。
【0004】ステータ101を構成する振動子102,
103及び圧電素子104,105は、シャフト107
のねじ部にネジ止めされることにより固定される。ロー
タ106は、ボールベアリング108を介して、シャフ
ト107に回転可能に設けられる。シャフト107の先
端は、バネ109を介して、ナット110がネジ止めさ
れる。これにより、ロータ106をステータ101に加
圧接触させる。
103及び圧電素子104,105は、シャフト107
のねじ部にネジ止めされることにより固定される。ロー
タ106は、ボールベアリング108を介して、シャフ
ト107に回転可能に設けられる。シャフト107の先
端は、バネ109を介して、ナット110がネジ止めさ
れる。これにより、ロータ106をステータ101に加
圧接触させる。
【0005】捩じり振動用圧電素子104と縦振動用圧
電素子105とは、発振器111から発振される同一周
波数の電圧を、移相器112により位相制御することに
より駆動される。
電素子105とは、発振器111から発振される同一周
波数の電圧を、移相器112により位相制御することに
より駆動される。
【0006】捩じり振動用圧電素子104は、ロータ1
06が回転するための機械的変位を与え、縦振動用圧電
素子105は、ステータ101とロータ106との間に
働く摩擦力を、捩じり振動用圧電素子104による捩じ
り振動の周期に同期させて、周期的に変動させる。これ
により、振動を一方向への運動に変換するクラッチ的役
割を果たす。
06が回転するための機械的変位を与え、縦振動用圧電
素子105は、ステータ101とロータ106との間に
働く摩擦力を、捩じり振動用圧電素子104による捩じ
り振動の周期に同期させて、周期的に変動させる。これ
により、振動を一方向への運動に変換するクラッチ的役
割を果たす。
【0007】図8は、従来例にかかる振動アクチュエー
タ100のステータ101を展開した状態で示す斜視図
である。捩じり振動用圧電素子104は、周方向に分極
する必要がある。そのため、圧電材料を、図8に示すよ
うに、6〜8個程度の扇形の小片に一旦分割し、各小片
を分極した後に再度環状に組み合わせることにより、環
状の捩じり振動用圧電素子104を構成していた。な
お、図8における図中符号104aは捩じり振動用圧電
素子104に駆動電圧を印加するための電極である。
タ100のステータ101を展開した状態で示す斜視図
である。捩じり振動用圧電素子104は、周方向に分極
する必要がある。そのため、圧電材料を、図8に示すよ
うに、6〜8個程度の扇形の小片に一旦分割し、各小片
を分極した後に再度環状に組み合わせることにより、環
状の捩じり振動用圧電素子104を構成していた。な
お、図8における図中符号104aは捩じり振動用圧電
素子104に駆動電圧を印加するための電極である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7におい
て、前述した従来の振動アクチュエータ100では、捩
じり振動用圧電素子104を環状に組み合わせる時に、
形状精度を出すことが難しかった。
て、前述した従来の振動アクチュエータ100では、捩
じり振動用圧電素子104を環状に組み合わせる時に、
形状精度を出すことが難しかった。
【0009】一方、縦振動用圧電素子105及び捩じり
振動用圧電素子104それぞれの面積は、ステータ10
1の断面積と略等しいか、又は、ステータ101の断面
積より小さかった。また、シャフト107を貫通させる
ために、捩じり振動用圧電素子104及び縦振動用圧電
素子105それぞれの中央部に孔を開ける必要があり、
この点からも捩じり振動用圧電素子104及び縦振動用
圧電素子105それぞれの面積はさらに小さくなってし
まう。これにより、捩じり振動用圧電素子104及び縦
振動用圧電素子105それぞれの静電容量が増加してし
まう。そのため、ステータ101に所望の振動を発生さ
せるためには、捩じり振動用圧電素子104及び縦振動
用圧電素子105それぞれに高電圧を印加する必要があ
り、装置全体の小型化には限界があった。
振動用圧電素子104それぞれの面積は、ステータ10
1の断面積と略等しいか、又は、ステータ101の断面
積より小さかった。また、シャフト107を貫通させる
ために、捩じり振動用圧電素子104及び縦振動用圧電
素子105それぞれの中央部に孔を開ける必要があり、
この点からも捩じり振動用圧電素子104及び縦振動用
圧電素子105それぞれの面積はさらに小さくなってし
まう。これにより、捩じり振動用圧電素子104及び縦
振動用圧電素子105それぞれの静電容量が増加してし
まう。そのため、ステータ101に所望の振動を発生さ
せるためには、捩じり振動用圧電素子104及び縦振動
用圧電素子105それぞれに高電圧を印加する必要があ
り、装置全体の小型化には限界があった。
【0010】そこで、本出願人は、先に、特願平6−1
80279号等により、2つの棒状の弾性部材と、これ
ら2つの棒状の弾性部材の間に挟み込まれた状態で保持
される電気機械変換素子(例えば圧電素子)とにより、
少なくとも2つ以上の振動を発生する振動子を構成した
振動アクチュエータを提案した。
80279号等により、2つの棒状の弾性部材と、これ
ら2つの棒状の弾性部材の間に挟み込まれた状態で保持
される電気機械変換素子(例えば圧電素子)とにより、
少なくとも2つ以上の振動を発生する振動子を構成した
振動アクチュエータを提案した。
【0011】図9は、これらの提案にかかる振動アクチ
ュエータ200の構成例を示す縦断面図である。また、
図10は、図9の振動アクチュエータ200に用いる振
動子201を抽出して示す斜視図である。さらに、図1
1は、振動子201の説明図であって、図11(a)は
上面図,図11(b)は側面図である。
ュエータ200の構成例を示す縦断面図である。また、
図10は、図9の振動アクチュエータ200に用いる振
動子201を抽出して示す斜視図である。さらに、図1
1は、振動子201の説明図であって、図11(a)は
上面図,図11(b)は側面図である。
【0012】振動子201は、2種の圧電素子204,
205と、これら2種の圧電素子204,205が接合
された弾性体202,203とにより構成される。圧電
素子204,205は、ともに、駆動信号により励振さ
れて入力される電気エネルギーを機械的変位に変換して
出力する。弾性体202,203は、圧電素子204,
205の励振により縦振動及び捩じり振動を発生し、こ
れらの縦振動及び捩じり振動の合成振動である楕円運動
を駆動面Dに発生し、駆動力を発生する。
205と、これら2種の圧電素子204,205が接合
された弾性体202,203とにより構成される。圧電
素子204,205は、ともに、駆動信号により励振さ
れて入力される電気エネルギーを機械的変位に変換して
出力する。弾性体202,203は、圧電素子204,
205の励振により縦振動及び捩じり振動を発生し、こ
れらの縦振動及び捩じり振動の合成振動である楕円運動
を駆動面Dに発生し、駆動力を発生する。
【0013】弾性体202,203は、圧肉の円筒体を
縦に2分割して得られる中空半円柱状を呈する。弾性体
202,203の2つの分割面それぞれには、圧電素子
204,205が2層ずつ合計4層挟み込まれた状態で
装着される。
縦に2分割して得られる中空半円柱状を呈する。弾性体
202,203の2つの分割面それぞれには、圧電素子
204,205が2層ずつ合計4層挟み込まれた状態で
装着される。
【0014】2層の圧電素子204は、圧電定数d15を
用いる捩じり振動用圧電素子であり、残りの2層の圧電
素子205は、圧電定数d31を用いる縦振動用圧電素子
である。
用いる捩じり振動用圧電素子であり、残りの2層の圧電
素子205は、圧電定数d31を用いる縦振動用圧電素子
である。
【0015】弾性体202,203は、高さ方向の略中
心に圧電素子204,205の積層方向と略平行な方向
に向けて貫通孔202b,203bが形成される(図9
及び図10参照)。弾性体202,203は、これらの
貫通孔202b,203bにボルト213を貫通させ、
貫通したボルト213の両端部にナット214をネジ止
めすることにより、4層の圧電素子204,205を分
割面に挟んだ状態で、締結・固定される。
心に圧電素子204,205の積層方向と略平行な方向
に向けて貫通孔202b,203bが形成される(図9
及び図10参照)。弾性体202,203は、これらの
貫通孔202b,203bにボルト213を貫通させ、
貫通したボルト213の両端部にナット214をネジ止
めすることにより、4層の圧電素子204,205を分
割面に挟んだ状態で、締結・固定される。
【0016】ボルト213は、締結・固定された弾性体
202,203の中心部に縦方向に形成される中空部を
貫通して設置された固定軸(シャフト)207をも貫通
するため、弾性体202,203は、ボルト213を介
して、固定軸207に固定される。
202,203の中心部に縦方向に形成される中空部を
貫通して設置された固定軸(シャフト)207をも貫通
するため、弾性体202,203は、ボルト213を介
して、固定軸207に固定される。
【0017】相対運動部材206は、中空圧肉の円筒体
である母材206Aと、母材206Aの振動子201側
の端面に接着されて振動子201の駆動面Dに接触する
中空円環状の摺動材206Bとにより構成される。
である母材206Aと、母材206Aの振動子201側
の端面に接着されて振動子201の駆動面Dに接触する
中空円環状の摺動材206Bとにより構成される。
【0018】母材206Aの反振動子側の端面内縁部に
は、環状に溝部が設けられる。この溝部に、位置決め部
材であるベアリング208が嵌め込まれる。ベアリング
208は固定軸207に取り付けられる。これにより、
相対運動部材206は、固定軸207に対して回転自在
に装着・位置決めされる。
は、環状に溝部が設けられる。この溝部に、位置決め部
材であるベアリング208が嵌め込まれる。ベアリング
208は固定軸207に取り付けられる。これにより、
相対運動部材206は、固定軸207に対して回転自在
に装着・位置決めされる。
【0019】固定軸207には、加圧部材であるバネ2
09が装着され、このバネ209を介して、加圧力調整
部材であるナット210が固定軸207にネジ止めされ
る。ナット210のネジ止め位置を調整することによ
り、バネ209の変位量が調整される。これにより、相
対運動部材206の振動子201への加圧力が調整され
る。
09が装着され、このバネ209を介して、加圧力調整
部材であるナット210が固定軸207にネジ止めされ
る。ナット210のネジ止め位置を調整することによ
り、バネ209の変位量が調整される。これにより、相
対運動部材206の振動子201への加圧力が調整され
る。
【0020】圧電素子204は、図11(a)及び図1
1(b)に示すように、弾性体202,203の長手方
向に対して剪断変位を発生させる。捩じり振動用圧電素
子204は、図11(a)において、円周方向に対して
剪断変形が手前方向Xとその反対方向Yとが交互になる
ように配置される。このとき、各捩じり振動用圧電素子
204を、手前側に最大剪断変形する位置が点対称にな
るとともにその反対側に最大剪断変形する位置が点対称
になるように配置すると、振動をできるだけ効率的に発
生させる観点から、好ましい。
1(b)に示すように、弾性体202,203の長手方
向に対して剪断変位を発生させる。捩じり振動用圧電素
子204は、図11(a)において、円周方向に対して
剪断変形が手前方向Xとその反対方向Yとが交互になる
ように配置される。このとき、各捩じり振動用圧電素子
204を、手前側に最大剪断変形する位置が点対称にな
るとともにその反対側に最大剪断変形する位置が点対称
になるように配置すると、振動をできるだけ効率的に発
生させる観点から、好ましい。
【0021】各捩じり振動用圧電素子204は、このよ
うに配置されるとともにそれぞれが剪断変形すると、振
動子201には捩じり変位が発生し、振動子201の駆
動面Dが図11(a)に矢印で示す向きに捩じれる。
うに配置されるとともにそれぞれが剪断変形すると、振
動子201には捩じり変位が発生し、振動子201の駆
動面Dが図11(a)に矢印で示す向きに捩じれる。
【0022】一方、縦振動用圧電素子205は、弾性体
202,203の長手方向に対して伸縮変位を発生させ
る。4つの縦振動用圧電素子205は、その全てが、あ
る電位を印加させると同一の方向に変位が生じるよう
に、配置される。
202,203の長手方向に対して伸縮変位を発生させ
る。4つの縦振動用圧電素子205は、その全てが、あ
る電位を印加させると同一の方向に変位が生じるよう
に、配置される。
【0023】以上説明したように、弾性体202,20
3の分割面に、圧電定数d15を用いる捩じり振動用圧電
素子204と、圧電定数d31を用いる縦振動用圧電素子
205とを配置し、捩じり振動用圧電素子204に正弦
波電圧を入力すると、これにより振動子201に捩じり
振動が発生する。また、縦振動用圧電素子205に正弦
波電圧を入力すると、これにより振動子201に伸縮振
動が発生する。
3の分割面に、圧電定数d15を用いる捩じり振動用圧電
素子204と、圧電定数d31を用いる縦振動用圧電素子
205とを配置し、捩じり振動用圧電素子204に正弦
波電圧を入力すると、これにより振動子201に捩じり
振動が発生する。また、縦振動用圧電素子205に正弦
波電圧を入力すると、これにより振動子201に伸縮振
動が発生する。
【0024】このように、本出願人が提案した振動アク
チュエータ200は、柱状の弾性体202,203及び
捩じり振動用圧電素子204,縦振動用圧電素子205
を組み合わせることにより振動子201を構成する。そ
して、捩じり振動用圧電素子204,縦振動用圧電素子
205の逆圧電効果(二次圧電効果)を利用することに
よって、振動子201に少なくとも2つの共振モードを
励振する。この共振によって発生する振幅を、振動子2
01に加圧接触された相対運動部材206の駆動力とし
て利用する。
チュエータ200は、柱状の弾性体202,203及び
捩じり振動用圧電素子204,縦振動用圧電素子205
を組み合わせることにより振動子201を構成する。そ
して、捩じり振動用圧電素子204,縦振動用圧電素子
205の逆圧電効果(二次圧電効果)を利用することに
よって、振動子201に少なくとも2つの共振モードを
励振する。この共振によって発生する振幅を、振動子2
01に加圧接触された相対運動部材206の駆動力とし
て利用する。
【0025】すなわち、この振動アクチュエータ200
は、振動子201に発生する共振による振幅を、摩擦力
を介して相対運動部材206(移動子)へ伝達する。こ
の摩擦力を介して得られる相対運動部材206の出力特
性は、主に、振動子201,相対運動部材206それぞ
れの摺動面の間における摩擦係数と、振動子201及び
相対運動部材206間の加圧力とにより、決定される。
は、振動子201に発生する共振による振幅を、摩擦力
を介して相対運動部材206(移動子)へ伝達する。こ
の摩擦力を介して得られる相対運動部材206の出力特
性は、主に、振動子201,相対運動部材206それぞ
れの摺動面の間における摩擦係数と、振動子201及び
相対運動部材206間の加圧力とにより、決定される。
【0026】したがって、この振動アクチュエータ20
0では、振動子201,相対運動部材206それぞれの
摺動面における平面度・表面粗さの精度や、振動子20
1及び相対運動部材206間における加圧力の設定等を
正確に行うことが、量産時における固体差を抑制するた
めには極めて重要である。
0では、振動子201,相対運動部材206それぞれの
摺動面における平面度・表面粗さの精度や、振動子20
1及び相対運動部材206間における加圧力の設定等を
正確に行うことが、量産時における固体差を抑制するた
めには極めて重要である。
【0027】特に、振動子201及び相対運動部材20
6間における加圧力は、振動アクチュエータ200の起
動トルク,最高効率さらには最高回転数等の主要特性に
極めて密接に関連する。
6間における加圧力は、振動アクチュエータ200の起
動トルク,最高効率さらには最高回転数等の主要特性に
極めて密接に関連する。
【0028】そのため、振動アクチュエータ200の最
適加圧力の範囲は、設計段階から出力要求仕様に照らし
て、慎重に検討・決定される。振動子201,相対運動
部材206の寸法精度がいくら優れていても、加圧力が
設計目標値を逸脱してしまうと、振動アクチュエータ2
00の性能のばらつきどころか、最悪の場合には極端な
性能低下を生じる可能性があるからである。
適加圧力の範囲は、設計段階から出力要求仕様に照らし
て、慎重に検討・決定される。振動子201,相対運動
部材206の寸法精度がいくら優れていても、加圧力が
設計目標値を逸脱してしまうと、振動アクチュエータ2
00の性能のばらつきどころか、最悪の場合には極端な
性能低下を生じる可能性があるからである。
【0029】ところで、この振動アクチュエータ200
の大きな特徴の一つに、「高トルクを得るのに動力伝達
部材たるギヤが不要となるため小型化を図ることができ
る」ことがある。このような特徴を最大限に生かすため
には、振動アクチュエータ200の本体のみならず加圧
部材の小型化も望まれる。このため、加圧部材は、比較
的設置スペースを要するコイルバネよりも、コンパクト
な皿バネを用いることが望ましい。
の大きな特徴の一つに、「高トルクを得るのに動力伝達
部材たるギヤが不要となるため小型化を図ることができ
る」ことがある。このような特徴を最大限に生かすため
には、振動アクチュエータ200の本体のみならず加圧
部材の小型化も望まれる。このため、加圧部材は、比較
的設置スペースを要するコイルバネよりも、コンパクト
な皿バネを用いることが望ましい。
【0030】この皿バネを加圧部材として用いて、振動
アクチュエータ200の量産を行う場合を考える。振動
アクチュエータ200の組み立ての際における相対運動
部材206の組み込み作業において、加圧部材209で
ある皿バネの加圧力調整を行うこと、換言すれば、皿バ
ネによる加圧力の値が幾らであるかを実測して調整する
ことは、極めて困難である。
アクチュエータ200の量産を行う場合を考える。振動
アクチュエータ200の組み立ての際における相対運動
部材206の組み込み作業において、加圧部材209で
ある皿バネの加圧力調整を行うこと、換言すれば、皿バ
ネによる加圧力の値が幾らであるかを実測して調整する
ことは、極めて困難である。
【0031】例えば、組み込み作業時に振動子201と
相対運動部材206との間に圧力センサを挟んでおき、
加圧力測定後に圧力センサを取り外すことは、作業工数
等の観点から、量産時には殆ど実現できない。
相対運動部材206との間に圧力センサを挟んでおき、
加圧力測定後に圧力センサを取り外すことは、作業工数
等の観点から、量産時には殆ど実現できない。
【0032】したがって、量産時には、加圧力調整部材
であるナット210の回転数及びピッチからナット21
0の移動量を直接求めて皿バネ209の変形量を算出
し、この算出値に基づいて発生加圧力を求め、求めた値
に基づいて加圧力の調整を行うことになる。
であるナット210の回転数及びピッチからナット21
0の移動量を直接求めて皿バネ209の変形量を算出
し、この算出値に基づいて発生加圧力を求め、求めた値
に基づいて加圧力の調整を行うことになる。
【0033】しかし、このような加圧力の求め方には様
々な課題がある。第1の課題は、皿バネ209の変位量
を正確に求めるのは困難であるとともに計測誤差も存在
するため、加圧力のばらつき幅が相当大きくなってしま
うことである。特に、皿バネ209のような小型の加圧
部材では僅かな変位(変形)によって大きなバネ力を発
揮するため、僅かな計測誤差によっても加圧力のばらつ
き幅は相当大きなものとなってしまう。
々な課題がある。第1の課題は、皿バネ209の変位量
を正確に求めるのは困難であるとともに計測誤差も存在
するため、加圧力のばらつき幅が相当大きくなってしま
うことである。特に、皿バネ209のような小型の加圧
部材では僅かな変位(変形)によって大きなバネ力を発
揮するため、僅かな計測誤差によっても加圧力のばらつ
き幅は相当大きなものとなってしまう。
【0034】第2の課題は、皿バネ209の変位量を正
確に測定することができたと仮定しても、皿バネ209
の固体差(バネ定数のバラツキ)は不可避的に存在する
ため、変位量及びバネ定数の積として求められる加圧力
算出値に対する信頼性がやはり低くなってしまうことで
ある。なお、バネ定数のばらつきを平均化するととも
に、変位量をかせぐことにより測定誤差の割合を相対的
に低下することを目的として、使用する皿バネ209の
枚数を増加することも考えられる。しかし、これでは、
皿バネ209の長所(小型)が喪失されるとともに、振
動アクチュエータ200の組み立て工数が増加し、量産
性に大きく影響してしまう。
確に測定することができたと仮定しても、皿バネ209
の固体差(バネ定数のバラツキ)は不可避的に存在する
ため、変位量及びバネ定数の積として求められる加圧力
算出値に対する信頼性がやはり低くなってしまうことで
ある。なお、バネ定数のばらつきを平均化するととも
に、変位量をかせぐことにより測定誤差の割合を相対的
に低下することを目的として、使用する皿バネ209の
枚数を増加することも考えられる。しかし、これでは、
皿バネ209の長所(小型)が喪失されるとともに、振
動アクチュエータ200の組み立て工数が増加し、量産
性に大きく影響してしまう。
【0035】このように、この振動アクチュエータ20
0の量産化のためには、振動子201と相対運動部材2
06との間の加圧力を、簡易かつ確実に設定・調整する
ことができる技術の開発が、強く要請されていた。
0の量産化のためには、振動子201と相対運動部材2
06との間の加圧力を、簡易かつ確実に設定・調整する
ことができる技術の開発が、強く要請されていた。
【0036】なお、「新版超音波モータ」(上羽貞行
氏、富川義朗氏共著,トリケップス刊)の第87頁の図
26には、振動アクチュエータの共振周波数と加圧力と
の間に相関関係があることが記載されている。すなわ
ち、この図26によれば、少なくとも一つの振動の共振
周波数を測定することにより、加圧力を求められること
が理解される。
氏、富川義朗氏共著,トリケップス刊)の第87頁の図
26には、振動アクチュエータの共振周波数と加圧力と
の間に相関関係があることが記載されている。すなわ
ち、この図26によれば、少なくとも一つの振動の共振
周波数を測定することにより、加圧力を求められること
が理解される。
【0037】しかし、この図26の関係は、同書第86
頁の図25に示す構造の縦−捩じり・縮退型振動モータ
に関する測定結果である。すなわち、「新版超音波モー
タ」の図25に記載の振動アクチュエータは、円筒状の
弾性体の長手方向略中央部に横向きに圧電素子を挟持さ
せ、圧電素子に圧縮及び引張変位を発生させることによ
り、弾性体に振動を発生させている。
頁の図25に示す構造の縦−捩じり・縮退型振動モータ
に関する測定結果である。すなわち、「新版超音波モー
タ」の図25に記載の振動アクチュエータは、円筒状の
弾性体の長手方向略中央部に横向きに圧電素子を挟持さ
せ、圧電素子に圧縮及び引張変位を発生させることによ
り、弾性体に振動を発生させている。
【0038】これに対し、振動アクチュエータ200
は、中空円筒状の弾性体に縦向きに圧電素子を挟持さ
せ、圧電素子に剪断変位及び伸縮変位を発生させること
により、弾性体に振動を発生させる。
は、中空円筒状の弾性体に縦向きに圧電素子を挟持さ
せ、圧電素子に剪断変位及び伸縮変位を発生させること
により、弾性体に振動を発生させる。
【0039】このように、両者の振動アクチュエータ
は、少なくとも、弾性体への圧電素子の配置,及びこれ
に伴う弾性体における振動発生形態の2点において、構
造的及び振動発生原理に関して顕著に相違する。
は、少なくとも、弾性体への圧電素子の配置,及びこれ
に伴う弾性体における振動発生形態の2点において、構
造的及び振動発生原理に関して顕著に相違する。
【0040】そのため、「新版超音波モータ」の図25
に記載の振動アクチュエータにおいては少なくとも一つ
の振動の共振周波数を測定することにより加圧力を求め
ているが、これをそのまま振動アクチュエータ200に
適用することにより同様に加圧力を求めることができる
か否かは、全く不明であった。
に記載の振動アクチュエータにおいては少なくとも一つ
の振動の共振周波数を測定することにより加圧力を求め
ているが、これをそのまま振動アクチュエータ200に
適用することにより同様に加圧力を求めることができる
か否かは、全く不明であった。
【0041】ここに本発明の目的は、本出願人が特願平
6−180279号等により提案した振動アクチュエー
タの量産時において、組み立て工程における加圧力の調
整を、極めて正確に行うことができる振動アクチュエー
タ及びその加圧力調整法を提供することである。
6−180279号等により提案した振動アクチュエー
タの量産時において、組み立て工程における加圧力の調
整を、極めて正確に行うことができる振動アクチュエー
タ及びその加圧力調整法を提供することである。
【0042】
【課題を解決するための手段】ところで、本発明者の検
討によれば、前述した振動アクチュエータ200におい
て、振動子201に対する相対運動部材206の加圧力
を徐々に大きくしていくと、振動子201に発生してい
た縦振動の共振周波数が減衰し消滅の方向へ向かうとと
もに、振動子201及び相対運動部材206が言わば一
体となった縦振動が出現することがわかった。
討によれば、前述した振動アクチュエータ200におい
て、振動子201に対する相対運動部材206の加圧力
を徐々に大きくしていくと、振動子201に発生してい
た縦振動の共振周波数が減衰し消滅の方向へ向かうとと
もに、振動子201及び相対運動部材206が言わば一
体となった縦振動が出現することがわかった。
【0043】出現する縦振動は、消滅の方向へ向かう縦
振動よりも低周波側に現れ、加圧力を増加することに伴
って、ある程度まで成長する。本発明者は、このような
過程について詳細に検討・確認を繰り返した結果、加圧
力を徐々に大きくし縦振動の共振周波数が減衰し消滅の
方向に向かう過程においては、振動アクチュエータ20
0においても、縦振動の共振周波数が加圧力に極めて高
い線形的な相関性を有しながら高周波側にシフトするこ
とを知見し、さらに検討を重ねた結果、本発明を完成す
るに至った。
振動よりも低周波側に現れ、加圧力を増加することに伴
って、ある程度まで成長する。本発明者は、このような
過程について詳細に検討・確認を繰り返した結果、加圧
力を徐々に大きくし縦振動の共振周波数が減衰し消滅の
方向に向かう過程においては、振動アクチュエータ20
0においても、縦振動の共振周波数が加圧力に極めて高
い線形的な相関性を有しながら高周波側にシフトするこ
とを知見し、さらに検討を重ねた結果、本発明を完成す
るに至った。
【0044】請求項1の発明は、複数の柱状弾性部材
と、複数の柱状弾性部材に柱状弾性部材の軸方向と略平
行な方向に挟まれた状態で保持される複数の電気機械変
換素子とを有し、電気機械変換素子への駆動信号の入力
により少なくとも第1振動及び第2振動を発生する振動
子,振動子との間で相対運動を行う相対運動部材,及び
振動子と相対運動部材とを加圧接触させる加圧部材を備
える振動アクチュエータであって、加圧部材による加圧
力を、電気機械変換素子のインピーダンス特性に基づい
て調整する加圧力調整装置を備えることを特徴とする。
と、複数の柱状弾性部材に柱状弾性部材の軸方向と略平
行な方向に挟まれた状態で保持される複数の電気機械変
換素子とを有し、電気機械変換素子への駆動信号の入力
により少なくとも第1振動及び第2振動を発生する振動
子,振動子との間で相対運動を行う相対運動部材,及び
振動子と相対運動部材とを加圧接触させる加圧部材を備
える振動アクチュエータであって、加圧部材による加圧
力を、電気機械変換素子のインピーダンス特性に基づい
て調整する加圧力調整装置を備えることを特徴とする。
【0045】請求項2の発明は、複数の柱状弾性部材
と、複数の柱状弾性部材に柱状弾性部材の軸方向と略平
行な方向に挟まれた状態で保持される複数の電気機械変
換素子とを有する振動子に、電気機械変換素子へ駆動信
号を入力することで少なくとも第1振動及び第2振動を
発生させ、弾性体と弾性体に所定の加圧力で加圧接触さ
れた相対運動部材との間に相対運動を発生させる振動ア
クチュエータの加圧力調整方法であって、加圧力を、電
気機械変換素子のインピーダンス特性に基づいて調整す
ることを特徴とする。
と、複数の柱状弾性部材に柱状弾性部材の軸方向と略平
行な方向に挟まれた状態で保持される複数の電気機械変
換素子とを有する振動子に、電気機械変換素子へ駆動信
号を入力することで少なくとも第1振動及び第2振動を
発生させ、弾性体と弾性体に所定の加圧力で加圧接触さ
れた相対運動部材との間に相対運動を発生させる振動ア
クチュエータの加圧力調整方法であって、加圧力を、電
気機械変換素子のインピーダンス特性に基づいて調整す
ることを特徴とする。
【0046】請求項3の発明は、請求項2に記載された
振動アクチュエータの加圧力調整法において、加圧力の
調整が、予め測定された加圧力及びインピーダンス特性
間の関係に基づいて、行われることを特徴とする。
振動アクチュエータの加圧力調整法において、加圧力の
調整が、予め測定された加圧力及びインピーダンス特性
間の関係に基づいて、行われることを特徴とする。
【0047】請求項4の発明は、請求項1に記載された
振動アクチュエータにおいて、インピーダンス特性が、
電気機械変換素子のインピーダンスと、第1振動及び第
2振動の双方又は一方の共振周波数及び反共振周波数の
双方又は一方とにより構成されるとともに、加圧力が、
共振周波数及び反共振周波数の双方又は一方に影響する
ことを特徴とする。
振動アクチュエータにおいて、インピーダンス特性が、
電気機械変換素子のインピーダンスと、第1振動及び第
2振動の双方又は一方の共振周波数及び反共振周波数の
双方又は一方とにより構成されるとともに、加圧力が、
共振周波数及び反共振周波数の双方又は一方に影響する
ことを特徴とする。
【0048】請求項5の発明は、請求項2又は請求項3
に記載された振動アクチュエータの加圧力調整法におい
て、加圧力の調整が、電気機械変換素子のインピーダン
ス特性の参照値を、予め定めた電気機械変換素子のイン
ピーダンス特性の目標値に近づけるように行われること
を特徴とする。
に記載された振動アクチュエータの加圧力調整法におい
て、加圧力の調整が、電気機械変換素子のインピーダン
ス特性の参照値を、予め定めた電気機械変換素子のイン
ピーダンス特性の目標値に近づけるように行われること
を特徴とする。
【0049】請求項6の発明は、請求項5に記載された
振動アクチュエータの加圧力調整法において、インピー
ダンス特性の目標値が、予め、目標とする加圧力を負荷
することにより得られたインピーダンス特性であること
を特徴とする。
振動アクチュエータの加圧力調整法において、インピー
ダンス特性の目標値が、予め、目標とする加圧力を負荷
することにより得られたインピーダンス特性であること
を特徴とする。
【0050】請求項7の発明は、請求項1又は請求項4
に記載された振動アクチュエータにおいて、第1振動及
び第2振動の双方又は一方が、相対運動部材の振動子と
の間の相対運動に寄与する振動であることを特徴とす
る。
に記載された振動アクチュエータにおいて、第1振動及
び第2振動の双方又は一方が、相対運動部材の振動子と
の間の相対運動に寄与する振動であることを特徴とす
る。
【0051】請求項8の発明は、請求項1,請求項4又
は請求項7に記載された振動アクチュエータにおいて、
加圧部材が、加圧力を連続的又は段階的に変化させる加
圧部材であることを特徴とする。
は請求項7に記載された振動アクチュエータにおいて、
加圧部材が、加圧力を連続的又は段階的に変化させる加
圧部材であることを特徴とする。
【0052】請求項9の発明は、請求項8に記載された
振動アクチュエータにおいて、加圧部材が、コイルバ
ネ,皿バネ,板バネ又は電磁気力を利用した加圧部材で
あることを特徴とする。
振動アクチュエータにおいて、加圧部材が、コイルバ
ネ,皿バネ,板バネ又は電磁気力を利用した加圧部材で
あることを特徴とする。
【0053】
(第1実施形態)以下、本発明の実施形態を添付図面を
参照しながら詳細に説明する。なお、以降の各実施形態
の説明は、振動アクチュエータとして超音波の振動域を
利用する超音波アクチュエータを例にとって、行う。
参照しながら詳細に説明する。なお、以降の各実施形態
の説明は、振動アクチュエータとして超音波の振動域を
利用する超音波アクチュエータを例にとって、行う。
【0054】図1は、第1実施形態の超音波アクチュエ
ータ1の構造を示す縦断面図である。同図において、振
動子2は、駆動信号を入力されることにより励振される
電気機械変換素子である圧電体3と、圧電体3をその内
部に軸方向と平行な方向に挟んだ状態で保持するととも
に圧電体3の励振により1次の縦振動(第1振動)と2
次の捩じり振動(第2振動)とが発生することにより駆
動面4cに駆動力を発生する弾性体4とから構成され
る。
ータ1の構造を示す縦断面図である。同図において、振
動子2は、駆動信号を入力されることにより励振される
電気機械変換素子である圧電体3と、圧電体3をその内
部に軸方向と平行な方向に挟んだ状態で保持するととも
に圧電体3の励振により1次の縦振動(第1振動)と2
次の捩じり振動(第2振動)とが発生することにより駆
動面4cに駆動力を発生する弾性体4とから構成され
る。
【0055】弾性体4は、ステンレス鋼又はアルミニウ
ム合金等の金属材料又はプラスチック材料等の弾性材料
からなる。弾性体4は、中空円柱状の弾性部材を縦に2
つに分割することにより得られる2つの半弾性体4a,
4bを、再度円柱状に組み合わせることにより、構成さ
れる。
ム合金等の金属材料又はプラスチック材料等の弾性材料
からなる。弾性体4は、中空円柱状の弾性部材を縦に2
つに分割することにより得られる2つの半弾性体4a,
4bを、再度円柱状に組み合わせることにより、構成さ
れる。
【0056】弾性体4の外周面には、溝状かつ環状に3
つの小径部5a,5b,5cが形成される。また、弾性
体4の外周面には、これらの小径部5a〜5cによって
区切られることにより、4つの大径部5A,5B,5
C,5Dが形成される。小径部5a,5b,5cは、弾
性体に発生する1次の縦振動と2次の捩じり振動とを縮
退させるために配置される。
つの小径部5a,5b,5cが形成される。また、弾性
体4の外周面には、これらの小径部5a〜5cによって
区切られることにより、4つの大径部5A,5B,5
C,5Dが形成される。小径部5a,5b,5cは、弾
性体に発生する1次の縦振動と2次の捩じり振動とを縮
退させるために配置される。
【0057】弾性体4の2つの分割面それぞれには、後
述する図2に示すように圧電体3a,3b及び3cが2
層ずつ挟み込まれた状態で保持される。圧電体3bは、
圧電定数d31を用いる圧電体であって、弾性体4に発生
する1次の縦振動の節付近(振動子2の長手方向略中央
部)の一箇所に配置される。また、圧電体3a,3c
は、いずれも、圧電定数d15を用いる圧電体であって、
弾性体4に発生する2次の捩じり振動の節付近の二箇所
に配置される。
述する図2に示すように圧電体3a,3b及び3cが2
層ずつ挟み込まれた状態で保持される。圧電体3bは、
圧電定数d31を用いる圧電体であって、弾性体4に発生
する1次の縦振動の節付近(振動子2の長手方向略中央
部)の一箇所に配置される。また、圧電体3a,3c
は、いずれも、圧電定数d15を用いる圧電体であって、
弾性体4に発生する2次の捩じり振動の節付近の二箇所
に配置される。
【0058】弾性体4a,4bの外周面に形成された4
つの大径部5A〜5Dそれぞれの長さ方向の略中心に
は、圧電体3a〜3cの積層方向と略平行な方向に向け
て貫通孔6a,6b,6c,6dが設けられる。これら
の貫通孔6a〜6dにボルト7a,7b,7c,7dを
挿入し、ボルト7a〜7dそれぞれの両端部側にナット
8a,8b,8c,8dをネジ止めすることにより、弾
性体4a,4bは、2つの分割面に圧電体3a〜3cを
2層ずつ積層した状態で、締結固定される。
つの大径部5A〜5Dそれぞれの長さ方向の略中心に
は、圧電体3a〜3cの積層方向と略平行な方向に向け
て貫通孔6a,6b,6c,6dが設けられる。これら
の貫通孔6a〜6dにボルト7a,7b,7c,7dを
挿入し、ボルト7a〜7dそれぞれの両端部側にナット
8a,8b,8c,8dをネジ止めすることにより、弾
性体4a,4bは、2つの分割面に圧電体3a〜3cを
2層ずつ積層した状態で、締結固定される。
【0059】また、小径部5bであって1次の縦振動の
節付近には、貫通孔9が設けられる。一方、締結固定さ
れた弾性体4a,4bの中央部には、縦方向に中空部が
形成されており、この中空部と隙間を有した状態で、固
定軸10が設置される。この固定軸10の長手方向の貫
通孔9形成位置と一致する位置には、貫通孔9と同一内
径の貫通孔11が形成される。貫通孔9及び貫通孔11
には、これらに嵌合する外径を有する支持部材である支
持ピン12が嵌め合わされる。この支持ピン12によ
り、弾性体4a,4bは、固定軸10に固定・支持され
る。
節付近には、貫通孔9が設けられる。一方、締結固定さ
れた弾性体4a,4bの中央部には、縦方向に中空部が
形成されており、この中空部と隙間を有した状態で、固
定軸10が設置される。この固定軸10の長手方向の貫
通孔9形成位置と一致する位置には、貫通孔9と同一内
径の貫通孔11が形成される。貫通孔9及び貫通孔11
には、これらに嵌合する外径を有する支持部材である支
持ピン12が嵌め合わされる。この支持ピン12によ
り、弾性体4a,4bは、固定軸10に固定・支持され
る。
【0060】相対運動部材である移動子13は、中空円
柱体である移動子母材13aと、移動子母材13aの振
動子2側の端面に貼付されて振動子2の駆動面4cに接
触する環状の摺動材13bとにより構成される。
柱体である移動子母材13aと、移動子母材13aの振
動子2側の端面に貼付されて振動子2の駆動面4cに接
触する環状の摺動材13bとにより構成される。
【0061】移動子母材13aは、例えばアルミニウム
合金等の軽合金材料又はステンレス鋼等の鉄鋼材料によ
り構成される。また、摺動材13bは、例えばPTFE
等の摺動抵抗低減材により構成される。
合金等の軽合金材料又はステンレス鋼等の鉄鋼材料によ
り構成される。また、摺動材13bは、例えばPTFE
等の摺動抵抗低減材により構成される。
【0062】移動子母材13aの反振動子側の端面内周
部には、溝部14が環状に形成されており、この溝部1
4に位置決め部材であるベアリング15が嵌合される。
ベアリング15は、固定軸10に装着されて位置決めさ
れており、これにより、移動子12は固定軸10に対し
て回転自在に装着される。
部には、溝部14が環状に形成されており、この溝部1
4に位置決め部材であるベアリング15が嵌合される。
ベアリング15は、固定軸10に装着されて位置決めさ
れており、これにより、移動子12は固定軸10に対し
て回転自在に装着される。
【0063】固定軸10の端部には、加圧力調整部材で
あるナット16がネジ止めされており、ナット16と移
動子13との間には、加圧部材である皿バネ17,加圧
力伝達部材であるワッシャ18が、固定軸10に取付け
られる。
あるナット16がネジ止めされており、ナット16と移
動子13との間には、加圧部材である皿バネ17,加圧
力伝達部材であるワッシャ18が、固定軸10に取付け
られる。
【0064】皿バネ17のバネ力により、移動子12は
振動子2に向けて加圧される。なお、ナット16のネジ
止め位置を調整することにより、皿バネ17の変位量が
調整され、これにより加圧力が調整される。皿バネ17
は、加圧力を連続的に変化させることができる。
振動子2に向けて加圧される。なお、ナット16のネジ
止め位置を調整することにより、皿バネ17の変位量が
調整され、これにより加圧力が調整される。皿バネ17
は、加圧力を連続的に変化させることができる。
【0065】このように、本実施形態の超音波アクチュ
エータ1では、固定軸10は、振動子2を固定支持する
とともに、移動子13を回転自在に支持し、さらに皿バ
ネ17を支持することにより移動子12を振動子2に向
けて加圧する。
エータ1では、固定軸10は、振動子2を固定支持する
とともに、移動子13を回転自在に支持し、さらに皿バ
ネ17を支持することにより移動子12を振動子2に向
けて加圧する。
【0066】固定軸10の他端は、超音波アクチュエー
タ搭載機器の固定部19に固定されており、これによ
り、超音波アクチュエータ1が搭載機器に搭載される。
図2は、本実施形態の超音波アクチュエータ1における
振動子2に装着された圧電素子3a〜3cの配置を示す
説明図であって、図2(a)は中心線よりも左半分を断
面で示す側面図であり、図2(b)は図2(a)におけ
るA−A断面,B−B断面及びC−C断面を、制御ブロ
ックとともに併せて示す説明図である。
タ搭載機器の固定部19に固定されており、これによ
り、超音波アクチュエータ1が搭載機器に搭載される。
図2は、本実施形態の超音波アクチュエータ1における
振動子2に装着された圧電素子3a〜3cの配置を示す
説明図であって、図2(a)は中心線よりも左半分を断
面で示す側面図であり、図2(b)は図2(a)におけ
るA−A断面,B−B断面及びC−C断面を、制御ブロ
ックとともに併せて示す説明図である。
【0067】本実施形態の振動子2では、圧電体は大別
すると3群の圧電素子3a〜3cにより構成される。ま
た、各群の圧電素子3a〜3cはそれぞれ2層から構成
される。前述したように、3群の圧電体のうちの1群の
圧電素子3bは、圧電定数d31を用いる圧電体であっ
て、弾性体4a,4bに発生する1次の縦振動の節付近
の一箇所に配置される。一方、残り2群の圧電素子3
a,3cは、圧電定数d15を用いる圧電体であって、弾
性体4a,4bに発生する2次の捩じり振動の節付近の
二箇所に配置される。
すると3群の圧電素子3a〜3cにより構成される。ま
た、各群の圧電素子3a〜3cはそれぞれ2層から構成
される。前述したように、3群の圧電体のうちの1群の
圧電素子3bは、圧電定数d31を用いる圧電体であっ
て、弾性体4a,4bに発生する1次の縦振動の節付近
の一箇所に配置される。一方、残り2群の圧電素子3
a,3cは、圧電定数d15を用いる圧電体であって、弾
性体4a,4bに発生する2次の捩じり振動の節付近の
二箇所に配置される。
【0068】図2(b)に示すように、圧電定数d15を
用いる圧電素子3a,3cは、弾性体4a,4bの長手
方向に対して剪断変位を発生する。図2(b)における
A−A断面,C−C断面それぞれにおける2群の圧電素
子3a,3cは、発生する剪断変形が円周方向に対して
手前方向とその反対方向とが交互になるように、配置さ
れる。また、圧電素子3a,3cは、A−A断面,C−
C断面それぞれにおいて捩じれる方向が逆向きになるよ
うに、配置される。圧電素子3a,3cが図2(a)及
び図2(b)に示すような向きに配置され、圧電素子3
a,3cがそれぞれ剪断変形すると、振動子2には節数
が二つ存在する2次の捩じり変位が発生する。
用いる圧電素子3a,3cは、弾性体4a,4bの長手
方向に対して剪断変位を発生する。図2(b)における
A−A断面,C−C断面それぞれにおける2群の圧電素
子3a,3cは、発生する剪断変形が円周方向に対して
手前方向とその反対方向とが交互になるように、配置さ
れる。また、圧電素子3a,3cは、A−A断面,C−
C断面それぞれにおいて捩じれる方向が逆向きになるよ
うに、配置される。圧電素子3a,3cが図2(a)及
び図2(b)に示すような向きに配置され、圧電素子3
a,3cがそれぞれ剪断変形すると、振動子2には節数
が二つ存在する2次の捩じり変位が発生する。
【0069】一方、圧電定数d31を用いる圧電素子3b
は、弾性体4a,4bの長手方向に対して伸縮変位を発
生する。B−B断面における1群の縦振動用圧電体3b
は、全てある電位が印加されると、同じ方向へ変位が発
生するように、配置される。
は、弾性体4a,4bの長手方向に対して伸縮変位を発
生する。B−B断面における1群の縦振動用圧電体3b
は、全てある電位が印加されると、同じ方向へ変位が発
生するように、配置される。
【0070】このように、圧電定数d15を用いる捩じり
振動用圧電素子3a,3cと、圧電定数d31を用いる圧
電素子3bとを配置し、捩じり振動用圧電素子3a,3
cに正弦波電圧を入力することにより、振動子2にはこ
れに応じて捩じり振動が発生する。一方、縦振動用圧電
素子3bに正弦波電圧を入力することにより、振動子2
にはこれに応じて縦振動が発生する。
振動用圧電素子3a,3cと、圧電定数d31を用いる圧
電素子3bとを配置し、捩じり振動用圧電素子3a,3
cに正弦波電圧を入力することにより、振動子2にはこ
れに応じて捩じり振動が発生する。一方、縦振動用圧電
素子3bに正弦波電圧を入力することにより、振動子2
にはこれに応じて縦振動が発生する。
【0071】図2(b)に示すように、駆動回路20
は、駆動信号を発振する発振部21と、発振された駆動
信号を(1/4)λ位相差のある信号に分ける移相部2
2と、捩じり振動用圧電素子3a,3cに入力する駆動
信号を増幅するT増幅部23と、縦振動用圧電素子3b
に入力する駆動信号を増幅するL増幅部24とにより構
成される。なお、図2(a)に示すように、弾性体4
a,4bは、接地される。
は、駆動信号を発振する発振部21と、発振された駆動
信号を(1/4)λ位相差のある信号に分ける移相部2
2と、捩じり振動用圧電素子3a,3cに入力する駆動
信号を増幅するT増幅部23と、縦振動用圧電素子3b
に入力する駆動信号を増幅するL増幅部24とにより構
成される。なお、図2(a)に示すように、弾性体4
a,4bは、接地される。
【0072】以上のような構成によると、発振部21は
駆動信号を発振し、発振された駆動信号は移相部22に
より(1/4)λ位相差のある2つの信号に分割され、
それぞれT増幅部23及びL増幅部24により増幅され
る。T増幅部23により増幅された駆動信号は捩じり振
動用圧電素子3a,3cに入力し、一方、L増幅部24
により増幅された駆動信号は縦振動用圧電体3bに入力
する。
駆動信号を発振し、発振された駆動信号は移相部22に
より(1/4)λ位相差のある2つの信号に分割され、
それぞれT増幅部23及びL増幅部24により増幅され
る。T増幅部23により増幅された駆動信号は捩じり振
動用圧電素子3a,3cに入力し、一方、L増幅部24
により増幅された駆動信号は縦振動用圧電体3bに入力
する。
【0073】駆動信号が入力された捩じり振動用圧電素
子3a,3c及び縦振動用圧電体3bはそれぞれ振動を
起こし、振動子2に2次の捩じり振動と1次の縦振動と
を発生させる。
子3a,3c及び縦振動用圧電体3bはそれぞれ振動を
起こし、振動子2に2次の捩じり振動と1次の縦振動と
を発生させる。
【0074】図3は、振動子2に発生する2次の捩じり
振動(T2モード),1次の縦振動(L1モード)の波
形例を示す説明図である。同図に示すように、駆動信号
が入力された振動子2は、捩じり振動用圧電素子3a,
3c及び縦振動用圧電体3bの励振により、振動の腹及
び節を有する1次の縦振動(L1モード)と2次の捩じ
り振動(T2モード)とが発生する。このとき、捩じり
振動用圧電素子3a,3c及び縦振動用圧電体3bそれ
ぞれに印加する周期電圧の位相差を(1/4)λ(λ:
波長)ずらして設定すると、1次の縦振動(L1モー
ド)と2次の捩じり振動(T2モード)との合成振動で
ある楕円運動が駆動面4cに発生する。
振動(T2モード),1次の縦振動(L1モード)の波
形例を示す説明図である。同図に示すように、駆動信号
が入力された振動子2は、捩じり振動用圧電素子3a,
3c及び縦振動用圧電体3bの励振により、振動の腹及
び節を有する1次の縦振動(L1モード)と2次の捩じ
り振動(T2モード)とが発生する。このとき、捩じり
振動用圧電素子3a,3c及び縦振動用圧電体3bそれ
ぞれに印加する周期電圧の位相差を(1/4)λ(λ:
波長)ずらして設定すると、1次の縦振動(L1モー
ド)と2次の捩じり振動(T2モード)との合成振動で
ある楕円運動が駆動面4cに発生する。
【0075】このとき、捩じり振動(T2モード)は、
捩じり剛性の弱い小径部5a,5cの2箇所に節が生
じ、駆動面4cは腹となる。一方、縦振動(L1モー
ド)は、小径部5b付近に節が生じ、駆動面4cが腹と
なる。駆動面4cに加圧接触する移動子13は、振動子
2から摩擦的に駆動力を受け、駆動される。
捩じり剛性の弱い小径部5a,5cの2箇所に節が生
じ、駆動面4cは腹となる。一方、縦振動(L1モー
ド)は、小径部5b付近に節が生じ、駆動面4cが腹と
なる。駆動面4cに加圧接触する移動子13は、振動子
2から摩擦的に駆動力を受け、駆動される。
【0076】図4は、振動子2に発生する縦振動(L1
モード)及び捩じり振動(T2モード)を組み合わせて
駆動面4cに楕円運動を発生させることを経時的に示す
説明図である。なお、図4では、説明の便宜上、駆動面
4cを介して振動子2に加圧接触する移動子13は図示
を省略している。
モード)及び捩じり振動(T2モード)を組み合わせて
駆動面4cに楕円運動を発生させることを経時的に示す
説明図である。なお、図4では、説明の便宜上、駆動面
4cを介して振動子2に加圧接触する移動子13は図示
を省略している。
【0077】振動子2に発生する捩じり振動の周期と縦
振動の周期との位相差を(1/4)λずらして設定する
と、駆動面4c上の点には、楕円運動が発生する。この
際、駆動信号の周波数を、1次の縦振動の固有振動数と
2次の捩じり振動の固有周波数とに近い値に設定する
と、共振して縦振動振幅,捩じり振動振幅ともに拡大さ
れる。これにより、駆動面4cには大きな楕円運動が発
生する。
振動の周期との位相差を(1/4)λずらして設定する
と、駆動面4c上の点には、楕円運動が発生する。この
際、駆動信号の周波数を、1次の縦振動の固有振動数と
2次の捩じり振動の固有周波数とに近い値に設定する
と、共振して縦振動振幅,捩じり振動振幅ともに拡大さ
れる。これにより、駆動面4cには大きな楕円運動が発
生する。
【0078】図4において、駆動周波数をfとし、この
時の駆動信号の角周波数をωとすると、t=0の時に
は、捩じり振動の変位は左側に最大である。一方、縦振
動の変位は零である。この状態では、移動子は、加圧部
材により振動子2側へ向けて加圧されることにより、振
動子2の駆動面4cに加圧された状態で接触する。
時の駆動信号の角周波数をωとすると、t=0の時に
は、捩じり振動の変位は左側に最大である。一方、縦振
動の変位は零である。この状態では、移動子は、加圧部
材により振動子2側へ向けて加圧されることにより、振
動子2の駆動面4cに加圧された状態で接触する。
【0079】t=0の時からt=(4/4)・(π/
ω)の時までは、捩じり振動は左側の最大から右側の最
大まで変位する。一方、縦振動は零から上側の最大に変
位して再び零に戻る。したがって、振動子2の駆動面4
cは移動子を押しながら右方向へ回転し、移動子は右方
向へ回転駆動される。
ω)の時までは、捩じり振動は左側の最大から右側の最
大まで変位する。一方、縦振動は零から上側の最大に変
位して再び零に戻る。したがって、振動子2の駆動面4
cは移動子を押しながら右方向へ回転し、移動子は右方
向へ回転駆動される。
【0080】次に、この時からt=(6/4)・(π/
ω)の時を経てt=(8/4)・(π/ω)の時まで
は、捩じり振動は右側の最大から左側の最大まで変位す
る。一方、縦振動は、零から下側の最大に変位し、再び
零に戻る。したがって、振動子2の駆動面4cは、移動
子から離れながら左方向に回転するため、移動子は駆動
されない。このときに、移動子は、加圧部材により加圧
されているが、加圧部材の固有振動数が超音波振動域よ
りも低いため、移動子は振動子2の縮みに追従しない。
ω)の時を経てt=(8/4)・(π/ω)の時まで
は、捩じり振動は右側の最大から左側の最大まで変位す
る。一方、縦振動は、零から下側の最大に変位し、再び
零に戻る。したがって、振動子2の駆動面4cは、移動
子から離れながら左方向に回転するため、移動子は駆動
されない。このときに、移動子は、加圧部材により加圧
されているが、加圧部材の固有振動数が超音波振動域よ
りも低いため、移動子は振動子2の縮みに追従しない。
【0081】本実施形態の超音波アクチュエータ1は、
振動子2単体で捩じり共振振動数と縦共振振動数とを一
致させることができるため、移動子13の形状を比較的
自由に設定することができるという利点がある。
振動子2単体で捩じり共振振動数と縦共振振動数とを一
致させることができるため、移動子13の形状を比較的
自由に設定することができるという利点がある。
【0082】次に、図5は、本実施形態の超音波アクチ
ュエータ1において、インピーダンスと捩じり振動(T
2モード)の共振周波数との関係の一例を、加圧力毎に
示すグラフであり、圧電素子のインピーダンスと捩じり
振動の共振周波数とからなるインピーダンス特性を示し
ている。ある。なお、図5に示すグラフにおいては、加
圧力a<加圧力b<加圧力cであって共振周波数f1<
共振周波数f2<共振周波数f3である。
ュエータ1において、インピーダンスと捩じり振動(T
2モード)の共振周波数との関係の一例を、加圧力毎に
示すグラフであり、圧電素子のインピーダンスと捩じり
振動の共振周波数とからなるインピーダンス特性を示し
ている。ある。なお、図5に示すグラフにおいては、加
圧力a<加圧力b<加圧力cであって共振周波数f1<
共振周波数f2<共振周波数f3である。
【0083】図5のグラフにより示すように、本実施形
態の超音波アクチュエータ1では、振動子2に対する移
動子13の加圧力を大きくすると、これに伴って、T2
モードの共振周波数が高周波側に移動していく。
態の超音波アクチュエータ1では、振動子2に対する移
動子13の加圧力を大きくすると、これに伴って、T2
モードの共振周波数が高周波側に移動していく。
【0084】このような加圧力と共振周波数との関係を
明確にするため、図6には、加圧力,そのときのT2モ
ードの共振周波数それぞれの値の関係をグラフで示す。
例えば、所望の加圧力がF(gf)であるとする。
明確にするため、図6には、加圧力,そのときのT2モ
ードの共振周波数それぞれの値の関係をグラフで示す。
例えば、所望の加圧力がF(gf)であるとする。
【0085】まず、分銅等の錘により正確にF0 (g
f)の加圧力を超音波アクチュエータ1に与え、このと
きのT2モードの共振周波数f0 を読み取っておく。こ
の共振周波数f0 が目標値となる。
f)の加圧力を超音波アクチュエータ1に与え、このと
きのT2モードの共振周波数f0 を読み取っておく。こ
の共振周波数f0 が目標値となる。
【0086】次に、皿ばね17によりT2モードの共振
周波数が読み取った共振周波数f0になるように、ナッ
ト16の締結量を調整することにより、参照値である共
振周波数の微調整を行うことにより、正確にF0 (g
f)の荷重を与えることが可能となる。
周波数が読み取った共振周波数f0になるように、ナッ
ト16の締結量を調整することにより、参照値である共
振周波数の微調整を行うことにより、正確にF0 (g
f)の荷重を与えることが可能となる。
【0087】なお、本実施形態では、ナット16を締め
込んでいった際のインピーダンス特性を表示する表示部
を備える加圧力調整装置(図示しない)を備えており、
調整作業者がナット16を締め込んでいくにつれて変化
するインピーダンス特性をリアルタイムで表示できるよ
うに構成してある。これにより、調整作業者はリアルタ
イムでインピーダンス特性を参照することが可能であ
る。
込んでいった際のインピーダンス特性を表示する表示部
を備える加圧力調整装置(図示しない)を備えており、
調整作業者がナット16を締め込んでいくにつれて変化
するインピーダンス特性をリアルタイムで表示できるよ
うに構成してある。これにより、調整作業者はリアルタ
イムでインピーダンス特性を参照することが可能であ
る。
【0088】さらに、図7に示すグラフによれば、T2
モードの共振周波数fと加圧力Fとの間には、線形性が
認められる。したがって、この線形性を示す関係式を、 T2モードの共振周波数f=aF+b・・・・・ ただし、a,b:定数 として一般化することにより、超音波アクチュエータの
固体差が少ない場合には、調整作業をよりいっそう効率
的に行うことが可能である。
モードの共振周波数fと加圧力Fとの間には、線形性が
認められる。したがって、この線形性を示す関係式を、 T2モードの共振周波数f=aF+b・・・・・ ただし、a,b:定数 として一般化することにより、超音波アクチュエータの
固体差が少ない場合には、調整作業をよりいっそう効率
的に行うことが可能である。
【0089】なお、超音波アクチュエータ毎の固体差が
大きい場合には、超音波アクチュエータ毎に最低2点に
ついて、加圧力,T2モード共振周波数を計測し、これ
らの計測値から傾きaと切片bとを求めて関係式を作成
し、作成した関係式に基づいて再度調整を行うことによ
り、確実に所望値を求めることも可能である。このよう
な方法によれば、分銅を利用して実測するよりの自動化
への適応性が高くなる。
大きい場合には、超音波アクチュエータ毎に最低2点に
ついて、加圧力,T2モード共振周波数を計測し、これ
らの計測値から傾きaと切片bとを求めて関係式を作成
し、作成した関係式に基づいて再度調整を行うことによ
り、確実に所望値を求めることも可能である。このよう
な方法によれば、分銅を利用して実測するよりの自動化
への適応性が高くなる。
【0090】このように本実施形態の超音波アクチュエ
ータ1によれば、振動子2と相対運動部材13との間の
加圧力に相関が大きい振動のインピーダンス特性を利用
することにより、皿バネ17を用いた場合のような、量
産時における実発生力の測定・調整が非常に難しい場合
についても、極めて正確に所望の加圧力を発生させるこ
とが可能となる。これにより、加圧力のばらつきに起因
した超音波アクチュエータの固体差を抑制することが可
能となり、超音波アクチュエータの量産効率を向上させ
ることができる。
ータ1によれば、振動子2と相対運動部材13との間の
加圧力に相関が大きい振動のインピーダンス特性を利用
することにより、皿バネ17を用いた場合のような、量
産時における実発生力の測定・調整が非常に難しい場合
についても、極めて正確に所望の加圧力を発生させるこ
とが可能となる。これにより、加圧力のばらつきに起因
した超音波アクチュエータの固体差を抑制することが可
能となり、超音波アクチュエータの量産効率を向上させ
ることができる。
【0091】(変形形態)第1実施形態では、振動アク
チュエータとして超音波アクチュエータを例にとった
が、本発明はこのような態様に限定されるものではな
く、他の振動域を利用した振動アクチュエータについて
も全く同様に適用することができる。
チュエータとして超音波アクチュエータを例にとった
が、本発明はこのような態様に限定されるものではな
く、他の振動域を利用した振動アクチュエータについて
も全く同様に適用することができる。
【0092】また、第1実施形態では、弾性体4は二つ
の柱状弾性部材4a,4bの二つに構成されたが、本発
明はこのような態様に限定されるものではなく、3つ又
は4つ以上の柱状弾性部材により構成されていてもよ
い。
の柱状弾性部材4a,4bの二つに構成されたが、本発
明はこのような態様に限定されるものではなく、3つ又
は4つ以上の柱状弾性部材により構成されていてもよ
い。
【0093】また、第1実施形態では、固定軸により振
動子,相対運動部材及び加圧部材を支持するように構成
したが、本発明はこのような態様に限定されるものでは
なく、他の支持形態により振動子,相対運動部材及び加
圧部材の少なくとも一つが支持されるものであってもよ
い。
動子,相対運動部材及び加圧部材を支持するように構成
したが、本発明はこのような態様に限定されるものでは
なく、他の支持形態により振動子,相対運動部材及び加
圧部材の少なくとも一つが支持されるものであってもよ
い。
【0094】また、第1実施形態では、加圧部材として
皿バネを用いたが、本発明はこのような態様に限定され
るものではなく、コイルバネ,皿バネ,板バネ又は電磁
気力を利用した加圧部材を用いてもよい。また、加圧力
を連続的に変化させることができる加圧部材だけでな
く、所定のピッチで段階的に加圧力を変化させることが
できる加圧部材を用いてもよい。
皿バネを用いたが、本発明はこのような態様に限定され
るものではなく、コイルバネ,皿バネ,板バネ又は電磁
気力を利用した加圧部材を用いてもよい。また、加圧力
を連続的に変化させることができる加圧部材だけでな
く、所定のピッチで段階的に加圧力を変化させることが
できる加圧部材を用いてもよい。
【0095】また、第1実施形態では、電気機械変換素
子として圧電素子を用いたが、本発明はこのような態様
に限定されるものではなく、電気的エネルギーを機械的
変位に変換することができるものであれば、等しく適用
することができる。例えば、圧電素子以外に電歪素子を
例示することができる。
子として圧電素子を用いたが、本発明はこのような態様
に限定されるものではなく、電気的エネルギーを機械的
変位に変換することができるものであれば、等しく適用
することができる。例えば、圧電素子以外に電歪素子を
例示することができる。
【0096】また、第1実施形態では、弾性体に2次の
捩じり振動と1次の縦振動とが発生する異形モード縮退
型の超音波アクチュエータを例にとったが、本発明はこ
のような態様に限定されるものではなく、弾性体に加圧
力と相関の大きい少なくとも一つの振動を発生する縮退
型の超音波アクチュエータであれば、全く同様の効果を
得ることができる。
捩じり振動と1次の縦振動とが発生する異形モード縮退
型の超音波アクチュエータを例にとったが、本発明はこ
のような態様に限定されるものではなく、弾性体に加圧
力と相関の大きい少なくとも一つの振動を発生する縮退
型の超音波アクチュエータであれば、全く同様の効果を
得ることができる。
【0097】さらに、第1実施形態では、圧電素子のイ
ンピーダンスと第2振動である捩じり振動の共振周波数
とによりインピーダンス特性を規定したが、本発明はこ
のような態様に限定されるものではなく、電気機械変換
素子である圧電素子のインピーダンス特性と、第1振動
及び第2振動の双方又は一方の、共振周波数及び反共振
周波数の双方又は一方とにより、インピーダンス特性を
規定することが可能である。
ンピーダンスと第2振動である捩じり振動の共振周波数
とによりインピーダンス特性を規定したが、本発明はこ
のような態様に限定されるものではなく、電気機械変換
素子である圧電素子のインピーダンス特性と、第1振動
及び第2振動の双方又は一方の、共振周波数及び反共振
周波数の双方又は一方とにより、インピーダンス特性を
規定することが可能である。
【図1】第1実施形態の超音波アクチュエータの構造を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】第1実施形態の超音波アクチュエータにおける
振動子に装着された圧電素子の配置を示す説明図であっ
て、図2(a)は中心線よりも左半分を断面で示す側面
図であり、図2(b)は図2(a)におけるA−A断
面,B−B断面及びC−C断面を、制御ブロックととも
に併せて示す説明図である。
振動子に装着された圧電素子の配置を示す説明図であっ
て、図2(a)は中心線よりも左半分を断面で示す側面
図であり、図2(b)は図2(a)におけるA−A断
面,B−B断面及びC−C断面を、制御ブロックととも
に併せて示す説明図である。
【図3】第1実施形態において、振動子に発生する2次
の捩じり振動(T2モード),1次の縦振動(L1モー
ド)の波形例を示す説明図である。
の捩じり振動(T2モード),1次の縦振動(L1モー
ド)の波形例を示す説明図である。
【図4】第1実施形態において、振動子に発生する縦振
動(L1モード)及び捩じり振動(T2モード)を組み
合わせて駆動面に楕円運動を発生させることを経時的に
示す説明図である。
動(L1モード)及び捩じり振動(T2モード)を組み
合わせて駆動面に楕円運動を発生させることを経時的に
示す説明図である。
【図5】第1実施形態の超音波アクチュエータにおい
て、インピーダンスと捩じり振動(T2モード)の共振
周波数との関係の一例を、加圧力毎に示すグラフであ
る。
て、インピーダンスと捩じり振動(T2モード)の共振
周波数との関係の一例を、加圧力毎に示すグラフであ
る。
【図6】第1実施形態において、加圧力,そのときのT
2モードの共振周波数それぞれの値の関係を示すグラフ
である。
2モードの共振周波数それぞれの値の関係を示すグラフ
である。
【図7】縦−捩じり振動型の振動アクチュエータの従来
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図8】従来例にかかる振動アクチュエータのステータ
を展開した状態で示す斜視図である。
を展開した状態で示す斜視図である。
【図9】本出願人が先に提案した振動アクチュエータの
構成例を示す縦断面図である。
構成例を示す縦断面図である。
【図10】図9の振動アクチュエータに用いる振動子を
抽出して示す斜視図である。
抽出して示す斜視図である。
【図11】図9の振動アクチュエータに用いる振動子の
説明図であって、図11(a)は上面図,図11(b)
は側面図である。
説明図であって、図11(a)は上面図,図11(b)
は側面図である。
1 超音波アクチュエータ(振動アクチュエータ) 2 振動子 3a〜3c 圧電素子(電気機械変換素子) 4,4a,4b 弾性体 4c 駆動面 5A〜5D 大径部 5a〜5c 小径部 6a〜6d 貫通孔 7a〜7d ボルト 8a〜8d ナット 9 貫通孔 10 固定軸 11 貫通孔 12 支持ピン 13 移動子(相対運動部材) 13a 移動子母材 13b 摺動材 14 溝部 15 ベアリング 16 ナット 17 皿バネ 18 加圧力伝達部材 19 固定部 20 駆動回路 21 発振部 22 移相部 23 T増幅部 24 L増幅部
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の柱状弾性部材と、複数の前記柱状
弾性部材に当該柱状弾性部材の軸方向と略平行な方向に
挟まれた状態で保持される複数の電気機械変換素子とを
有し、前記電気機械変換素子への駆動信号の入力により
少なくとも第1振動及び第2振動を発生する振動子,前
記振動子との間で相対運動を行う相対運動部材,及び前
記振動子と前記相対運動部材とを加圧接触させる加圧部
材を備える振動アクチュエータであって、 前記加圧部材による加圧力を、前記電気機械変換素子の
インピーダンス特性に基づいて調整する加圧力調整装置
を備えることを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項2】 複数の柱状弾性部材と、複数の前記柱状
弾性部材に当該柱状弾性部材の軸方向と略平行な方向に
挟まれた状態で保持される複数の電気機械変換素子とを
有する振動子に、前記電気機械変換素子へ駆動信号を入
力することで少なくとも第1振動及び第2振動を発生さ
せ、前記弾性体と当該弾性体に所定の加圧力で加圧接触
された相対運動部材との間に相対運動を発生させる振動
アクチュエータの加圧力調整方法であって、 前記加圧力を、前記電気機械変換素子のインピーダンス
特性に基づいて調整することを特徴とする振動アクチュ
エータの加圧力調整法。 - 【請求項3】 請求項2に記載された振動アクチュエー
タの加圧力調整法において、 前記加圧力の調整は、予め測定された前記加圧力及び前
記インピーダンス特性間の関係に基づいて、行われるこ
とを特徴とする振動アクチュエータの加圧力調整法。 - 【請求項4】 請求項1に記載された振動アクチュエー
タにおいて、 前記インピーダンス特性は、前記電気機械変換素子のイ
ンピーダンスと、前記第1振動及び/又は前記第2振動
の共振周波数及び/又は反共振周波数とにより構成され
るとともに、 前記加圧力は、前記共振周波数及び/又は前記反共振周
波数に影響することを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項5】 請求項2又は請求項3に記載された振動
アクチュエータの加圧力調整法において、 前記加圧力の調整は、前記電気機械変換素子の前記イン
ピーダンス特性の参照値を、予め定めた前記電気機械変
換素子の前記インピーダンス特性の目標値に近づけるよ
うに行われることを特徴とする振動アクチュエータの加
圧力調整法。 - 【請求項6】 請求項5に記載された振動アクチュエー
タの加圧力調整法において、 前記インピーダンス特性の前記目標値は、予め、目標と
する加圧力を負荷することにより得られたインピーダン
ス特性であることを特徴とする振動アクチュエータの加
圧力調整法。 - 【請求項7】 請求項1又は請求項4に記載された振動
アクチュエータにおいて、 前記第1振動及び/又は前記第2振動は、前記相対運動
部材の前記振動子との間の相対運動に寄与する振動であ
ることを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項8】 請求項1,請求項4又は請求項7に記載
された振動アクチュエータにおいて、 前記加圧部材は、前記加圧力を連続的又は段階的に変化
させる加圧部材であることを特徴とする振動アクチュエ
ータ。 - 【請求項9】 請求項8に記載された振動アクチュエー
タにおいて、 前記加圧部材は、コイルバネ,皿バネ,板バネ又は電磁
気力を利用した加圧部材であることを特徴とする振動ア
クチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8288563A JPH10136667A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 振動アクチュエータ及びその加圧力調整法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8288563A JPH10136667A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 振動アクチュエータ及びその加圧力調整法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10136667A true JPH10136667A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17731878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8288563A Pending JPH10136667A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 振動アクチュエータ及びその加圧力調整法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10136667A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006304425A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Olympus Corp | 超音波モータの運転方法 |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP8288563A patent/JPH10136667A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006304425A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Olympus Corp | 超音波モータの運転方法 |
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