JPH10137204A - 非観血式血圧計 - Google Patents
非観血式血圧計Info
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- JPH10137204A JPH10137204A JP8315515A JP31551596A JPH10137204A JP H10137204 A JPH10137204 A JP H10137204A JP 8315515 A JP8315515 A JP 8315515A JP 31551596 A JP31551596 A JP 31551596A JP H10137204 A JPH10137204 A JP H10137204A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被験者に対して必要以上の加圧を行なうこと
なく、最高血圧値と最低血圧値とを精度よく測定するこ
と。 【解決手段】 被験者の上腕もしくは指などの所定部位
に装着される止血カフ11と、加圧弁を介して止血カフ
11に加圧流体を供給する加圧源15と、止血カフ11
の内圧を検出する圧力センサ17と、止血カフ11より
も末梢部側に装着され動脈からの脈波を検出する検出カ
フ12およびその脈波を電気信号として抽出する脈波抽
出回路18と、所定時間あたりの直線的な加圧基準値を
発生する直線加圧値発生部21を含む制御手段20と、
圧力センサ17にて検出された止血カフの内圧と加圧基
準値とを比較する比較器22とを備え、比較器22によ
り加圧弁13を開閉制御して止血カフ11の内圧を加圧
基準値に基づいて直線的に増加する
なく、最高血圧値と最低血圧値とを精度よく測定するこ
と。 【解決手段】 被験者の上腕もしくは指などの所定部位
に装着される止血カフ11と、加圧弁を介して止血カフ
11に加圧流体を供給する加圧源15と、止血カフ11
の内圧を検出する圧力センサ17と、止血カフ11より
も末梢部側に装着され動脈からの脈波を検出する検出カ
フ12およびその脈波を電気信号として抽出する脈波抽
出回路18と、所定時間あたりの直線的な加圧基準値を
発生する直線加圧値発生部21を含む制御手段20と、
圧力センサ17にて検出された止血カフの内圧と加圧基
準値とを比較する比較器22とを備え、比較器22によ
り加圧弁13を開閉制御して止血カフ11の内圧を加圧
基準値に基づいて直線的に増加する
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非観血式血圧計に関
し、さらに詳しく言えば、止血カフと脈波検出カフの2
つのカフを用いて被験者の血圧を測定する非観血式血圧
計に関するものである。
し、さらに詳しく言えば、止血カフと脈波検出カフの2
つのカフを用いて被験者の血圧を測定する非観血式血圧
計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6には従来の一般的な血圧測定状態が
図解されている。なお、これには座位状態が示されてい
るが、臥位や立位であってもよく、いずれにしても被験
者Mの上腕部にカフ1が装着され、測定開始により血圧
計本体2内の加圧装置にてカフ1の内圧が被験者Mの予
想最高血圧値以上(例えば150〜200mmHg)ま
で急速に加圧される(図7のカフ内圧変化グラフにおい
てA→B)。
図解されている。なお、これには座位状態が示されてい
るが、臥位や立位であってもよく、いずれにしても被験
者Mの上腕部にカフ1が装着され、測定開始により血圧
計本体2内の加圧装置にてカフ1の内圧が被験者Mの予
想最高血圧値以上(例えば150〜200mmHg)ま
で急速に加圧される(図7のカフ内圧変化グラフにおい
てA→B)。
【0003】しかる後、血圧計本体2内の微速減圧装置
によりカフ1の内圧が微速減圧される(図7のB→
C)。この微速減圧過程において、聴診法(リバロッチ
法)ではコロトコフ音の鳴り始めのカフ内圧を最高血圧
値(SBP)とし、コロトコフ音の消失時点のカフ内圧
を最低血圧値(DBP)としている。
によりカフ1の内圧が微速減圧される(図7のB→
C)。この微速減圧過程において、聴診法(リバロッチ
法)ではコロトコフ音の鳴り始めのカフ内圧を最高血圧
値(SBP)とし、コロトコフ音の消失時点のカフ内圧
を最低血圧値(DBP)としている。
【0004】これに対して、振動法(オシロメトリック
法)では、カフ1の微速減圧過程におけるカフ1内の微
小圧振動を検出して血圧を測定する。すなわち、その微
小圧振動の振幅が最大となる点のカフ圧を平均血圧(M
BP)とし、この時の振幅に所定の係数を掛けて平均血
圧との関係から最高血圧値(SBP)と最低血圧値(D
BP)とを求める。
法)では、カフ1の微速減圧過程におけるカフ1内の微
小圧振動を検出して血圧を測定する。すなわち、その微
小圧振動の振幅が最大となる点のカフ圧を平均血圧(M
BP)とし、この時の振幅に所定の係数を掛けて平均血
圧との関係から最高血圧値(SBP)と最低血圧値(D
BP)とを求める。
【0005】上記のようにして、最高血圧値および最低
血圧値が測定されたならば、血圧計本体2内の排気装置
によりカフ1内の圧縮空気が急速に開放される(図7の
C→D)。この例では、血圧計本体2によりカフ1の内
圧を制御するようにしているが、加圧源としてゴム球に
よる手動ポンプを用いる場合においても、上記と同様な
手順になる。
血圧値が測定されたならば、血圧計本体2内の排気装置
によりカフ1内の圧縮空気が急速に開放される(図7の
C→D)。この例では、血圧計本体2によりカフ1の内
圧を制御するようにしているが、加圧源としてゴム球に
よる手動ポンプを用いる場合においても、上記と同様な
手順になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、聴診
法、振動法のいずれにしても、測定開始時点でカフの内
圧を必要以上に高めるため、被験者に無用な不安感と苦
痛を与えることがある。
法、振動法のいずれにしても、測定開始時点でカフの内
圧を必要以上に高めるため、被験者に無用な不安感と苦
痛を与えることがある。
【0007】また、カフのコンプライアンス(弾性係
数)、カフ内の空気容量および微速減圧装置の構造など
により一定速度の減圧が難しい。例えば、初期のカフ内
圧が高いほど減圧速度が速くなり、初期のカフ内圧が低
いほど減圧速度が遅くなる。このため特に最高血圧特定
時、心拍が遅い者ほど測定誤差が大きくなる。
数)、カフ内の空気容量および微速減圧装置の構造など
により一定速度の減圧が難しい。例えば、初期のカフ内
圧が高いほど減圧速度が速くなり、初期のカフ内圧が低
いほど減圧速度が遅くなる。このため特に最高血圧特定
時、心拍が遅い者ほど測定誤差が大きくなる。
【0008】さらに、聴診法において最低血圧値を判定
する場合‘JNC V’(アメリカ合同委員会第5次報
告)ではコロトコフ音の第5点としているが、被験者の
状態により第4点にするなどその基準が曖昧なところが
あるとともに、コロトコフ音が消失する過程において周
囲の雑音に影響されやすい。
する場合‘JNC V’(アメリカ合同委員会第5次報
告)ではコロトコフ音の第5点としているが、被験者の
状態により第4点にするなどその基準が曖昧なところが
あるとともに、コロトコフ音が消失する過程において周
囲の雑音に影響されやすい。
【0009】この点、振動法は原理的に平均血圧のみを
特定する方法で、周囲の雑音には強いが、カフ内の容量
変化により同じ血圧値にもかかわらず最大振幅点(MA
P)が変化するため、それが測定誤差となる。また、カ
フ内圧が最高血圧値以上であってもカフ内に微小圧振動
が発生するため、最高血圧値の特定が困難である。
特定する方法で、周囲の雑音には強いが、カフ内の容量
変化により同じ血圧値にもかかわらず最大振幅点(MA
P)が変化するため、それが測定誤差となる。また、カ
フ内圧が最高血圧値以上であってもカフ内に微小圧振動
が発生するため、最高血圧値の特定が困難である。
【0010】本発明は、このような従来装置が抱えてい
る問題を解決するためになされたもので、その目的は、
聴診法もしくは振動法のいずれによることなく、また、
被験者に対して必要以上の加圧を行なうことなく、最高
血圧値と最低血圧値とを精度よく測定することができる
ようにした非観血式血圧計を提供することにある。
る問題を解決するためになされたもので、その目的は、
聴診法もしくは振動法のいずれによることなく、また、
被験者に対して必要以上の加圧を行なうことなく、最高
血圧値と最低血圧値とを精度よく測定することができる
ようにした非観血式血圧計を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、加圧弁および排気弁を有し、被
験者の上腕もしくは指などの所定部位に装着される止血
カフと、上記加圧弁を介して上記止血カフに加圧流体を
供給する加圧源と、上記止血カフの内圧を検出する圧力
センサと、上記止血カフよりも上記被験者の末梢部側に
装着され動脈からの脈波を検出する検出カフおよびその
脈波を電気信号として抽出する脈波抽出回路と、所定時
間あたりの直線的な加圧基準値を発生する直線加圧値発
生部を含む制御手段と、上記圧力センサにて検出された
上記止血カフの内圧と上記加圧基準値とを比較する比較
器とを備え、上記比較器により上記加圧弁および上記排
気弁を開閉制御して上記止血カフの内圧が上記加圧基準
値に基づいて直線的に増加するようにしたことを特徴と
している。
め、本発明においては、加圧弁および排気弁を有し、被
験者の上腕もしくは指などの所定部位に装着される止血
カフと、上記加圧弁を介して上記止血カフに加圧流体を
供給する加圧源と、上記止血カフの内圧を検出する圧力
センサと、上記止血カフよりも上記被験者の末梢部側に
装着され動脈からの脈波を検出する検出カフおよびその
脈波を電気信号として抽出する脈波抽出回路と、所定時
間あたりの直線的な加圧基準値を発生する直線加圧値発
生部を含む制御手段と、上記圧力センサにて検出された
上記止血カフの内圧と上記加圧基準値とを比較する比較
器とを備え、上記比較器により上記加圧弁および上記排
気弁を開閉制御して上記止血カフの内圧が上記加圧基準
値に基づいて直線的に増加するようにしたことを特徴と
している。
【0012】このように、測定開始時点からカフの内圧
を直線的に増加させることにより、カフのコンプランア
ンスやカフ内容量などに影響されることなく、被験者の
血圧を精度よく測定することができる。また、被験者が
高血圧時と低血圧時の場合でもその測定誤差が同一のも
のとなる。
を直線的に増加させることにより、カフのコンプランア
ンスやカフ内容量などに影響されることなく、被験者の
血圧を精度よく測定することができる。また、被験者が
高血圧時と低血圧時の場合でもその測定誤差が同一のも
のとなる。
【0013】上記構成によれば、止血カフの内圧を直線
的に増加させる過程において、脈波抽出回路からの脈波
信号を監視し、その脈波信号が消失した時点の止血カフ
の内圧により最高血圧値を判定することができる。した
がって、被験者に対して必要以上の加圧を行なわなくて
済む。
的に増加させる過程において、脈波抽出回路からの脈波
信号を監視し、その脈波信号が消失した時点の止血カフ
の内圧により最高血圧値を判定することができる。した
がって、被験者に対して必要以上の加圧を行なわなくて
済む。
【0014】この場合、脈波抽出回路からの脈波信号に
より被験者の心拍数を求め、同心拍数に応じて直線加圧
の加圧基準値を設定することが好ましく、これによれば
個人差に応じて正確な血圧測定を行なうことが可能とな
る。
より被験者の心拍数を求め、同心拍数に応じて直線加圧
の加圧基準値を設定することが好ましく、これによれば
個人差に応じて正確な血圧測定を行なうことが可能とな
る。
【0015】また、上記構成によれば、測定開始時点か
ら脈波抽出回路にて抽出される脈波信号の消失時点まで
の脈波信号および同脈波信号に対応した上記止血カフの
内圧を記憶し、個々の脈波信号の最低レベル値を結ぶ下
部包絡曲線が全体的に脈波信号の消失時点に向かって上
昇傾向を示すその上昇開始点の脈波信号の最低レベル値
における上記止血カフの内圧をもって被験者の最低血圧
値と判定することができる。
ら脈波抽出回路にて抽出される脈波信号の消失時点まで
の脈波信号および同脈波信号に対応した上記止血カフの
内圧を記憶し、個々の脈波信号の最低レベル値を結ぶ下
部包絡曲線が全体的に脈波信号の消失時点に向かって上
昇傾向を示すその上昇開始点の脈波信号の最低レベル値
における上記止血カフの内圧をもって被験者の最低血圧
値と判定することができる。
【0016】なお、上記のようにして上昇開始点の脈波
信号の最低レベル値を求めるにあたって、止血カフを加
圧する前に所定心拍数分の脈波を抽出して、その振幅平
均値(X)と標準偏差(σ)とを算出し、X−3σ以上
の振幅の脈波を有効データとして、この有効データの中
から上記最低レベル値を求めることが好ましい。これに
よれば、下部包絡曲線が全体的に上昇傾向を示している
途中で体動などによりゆらぎが生じたとしても、その影
響を排除することができる。
信号の最低レベル値を求めるにあたって、止血カフを加
圧する前に所定心拍数分の脈波を抽出して、その振幅平
均値(X)と標準偏差(σ)とを算出し、X−3σ以上
の振幅の脈波を有効データとして、この有効データの中
から上記最低レベル値を求めることが好ましい。これに
よれば、下部包絡曲線が全体的に上昇傾向を示している
途中で体動などによりゆらぎが生じたとしても、その影
響を排除することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の技術的思想をより
よく理解するうえで、その好適な実施の形態について説
明する。
よく理解するうえで、その好適な実施の形態について説
明する。
【0018】図1に例示されているように、この非観血
式血圧計は止血カフ11と検出カフ12とを備えてい
る。止血カフ11は加圧弁13と排気弁14とを有し、
加圧弁13には加圧源としてのエアコンプレッサ15か
らの圧縮空気を貯留するエアタンク16が所定の配管を
介して接続されている。また、止血カフ11にはその内
圧を検出する圧力センサ17が設けられている。この実
施例において、圧力センサ17は半導体差圧型のものが
用いられている。
式血圧計は止血カフ11と検出カフ12とを備えてい
る。止血カフ11は加圧弁13と排気弁14とを有し、
加圧弁13には加圧源としてのエアコンプレッサ15か
らの圧縮空気を貯留するエアタンク16が所定の配管を
介して接続されている。また、止血カフ11にはその内
圧を検出する圧力センサ17が設けられている。この実
施例において、圧力センサ17は半導体差圧型のものが
用いられている。
【0019】検出カフ12には、被験者の動脈からの脈
波を電気信号として抽出する脈波抽出回路18が接続さ
れており、その脈波信号は制御手段としてのCPU(中
央演算処理ユニット)20に与えられる。なお、図面上
圧力センサ17とCPU20とは接続されていないが、
圧力センサ17にて検出されたカフ内圧もCPU20に
送られるようになされている。
波を電気信号として抽出する脈波抽出回路18が接続さ
れており、その脈波信号は制御手段としてのCPU(中
央演算処理ユニット)20に与えられる。なお、図面上
圧力センサ17とCPU20とは接続されていないが、
圧力センサ17にて検出されたカフ内圧もCPU20に
送られるようになされている。
【0020】CPU20には、図示しない操作部より止
血カフ11に対する所定時間あたりの直線的な加圧基準
値が設定される。この直線加圧速度は3mmHg/s程
度が適当とされるが、脈波抽出回路18により得られる
脈波信号から被験者の心拍数を求め、1拍あたり2〜3
mmHg/の直線加圧速度としてもよい。
血カフ11に対する所定時間あたりの直線的な加圧基準
値が設定される。この直線加圧速度は3mmHg/s程
度が適当とされるが、脈波抽出回路18により得られる
脈波信号から被験者の心拍数を求め、1拍あたり2〜3
mmHg/の直線加圧速度としてもよい。
【0021】この直線加圧基準値はCPU20からディ
ジタル信号として直線加圧値発生回路21に与えられ
る。直線加圧値発生回路21はその直線加圧基準値をア
ナログ信号に変換して比較器22に出力する。比較器2
2は直線加圧基準値と圧力センサ17からの止血カフ1
1の内圧信号とを比較し、止血カフ11の内圧が直線加
圧基準値にしたがって増加するように加圧弁13と排気
弁14の弁開閉を制御する。
ジタル信号として直線加圧値発生回路21に与えられ
る。直線加圧値発生回路21はその直線加圧基準値をア
ナログ信号に変換して比較器22に出力する。比較器2
2は直線加圧基準値と圧力センサ17からの止血カフ1
1の内圧信号とを比較し、止血カフ11の内圧が直線加
圧基準値にしたがって増加するように加圧弁13と排気
弁14の弁開閉を制御する。
【0022】図2には血圧を測定するにあたっての止血
カフ11および検出カフ12の装着例が示されている。
すなわち、同図(a)のように止血カフ11を被験者の
上腕部に装着する場合には、検出カフ12はそれにより
も末梢側の手首付近に装着される。これに対して、同図
(b)のように止血カフ11を指の根元側に装着すると
きには、検出カフ12はそれによりも末梢側の指先側に
装着される。
カフ11および検出カフ12の装着例が示されている。
すなわち、同図(a)のように止血カフ11を被験者の
上腕部に装着する場合には、検出カフ12はそれにより
も末梢側の手首付近に装着される。これに対して、同図
(b)のように止血カフ11を指の根元側に装着すると
きには、検出カフ12はそれによりも末梢側の指先側に
装着される。
【0023】このように、止血カフ11と検出カフ12
とを被験者に装着した後、測定の開始キーを押すと、C
PU20から直線加圧値発生回路21を介して比較器2
2に直線加圧基準値が与えられる。比較器22は直線加
圧基準値と圧力センサ17からのカフ内圧とを大小比較
し、加圧弁13と排気弁14を制御する。
とを被験者に装着した後、測定の開始キーを押すと、C
PU20から直線加圧値発生回路21を介して比較器2
2に直線加圧基準値が与えられる。比較器22は直線加
圧基準値と圧力センサ17からのカフ内圧とを大小比較
し、加圧弁13と排気弁14を制御する。
【0024】すなわち、カフ内圧<直線加圧基準値の場
合は加圧弁13を「開」、排気弁14を「閉」とし、こ
れに対してカフ内圧>直線加圧基準値の場合は加圧弁1
3を「閉」、排気弁14を「開」とする。この弁制御に
より、止血カフ11の内圧が直線的に増加する。
合は加圧弁13を「開」、排気弁14を「閉」とし、こ
れに対してカフ内圧>直線加圧基準値の場合は加圧弁1
3を「閉」、排気弁14を「開」とする。この弁制御に
より、止血カフ11の内圧が直線的に増加する。
【0025】このようにして、止血カフ11の内圧が上
昇していくと、最終的には血液が末梢部に流れなくな
り、その結果、脈波抽出回路18からの脈波信号が消失
する。図3には、このカフ内圧の上昇と脈波信号との関
係が示されており、CPU20はこの脈波信号の消失時
点におけるカフ内圧をもって最高血圧値と判定する。
昇していくと、最終的には血液が末梢部に流れなくな
り、その結果、脈波抽出回路18からの脈波信号が消失
する。図3には、このカフ内圧の上昇と脈波信号との関
係が示されており、CPU20はこの脈波信号の消失時
点におけるカフ内圧をもって最高血圧値と判定する。
【0026】このようにして、最高血圧値が特定された
時点でCPU20から測定終了信号が出され、加圧動作
が終了するとともに、排気弁14が開放され、止血カフ
11内の圧力が急速に大気圧にまで戻される。参考まで
に、上記の一連の動作フローチャートを図4に示す。な
お、この実施例では脈波抽出回路18からの脈波信号に
基づいて最高血圧値を特定しているが、聴診器やマイク
ロホンを用いてコロトコフ音による血圧値判定を行なう
ことも可能である。
時点でCPU20から測定終了信号が出され、加圧動作
が終了するとともに、排気弁14が開放され、止血カフ
11内の圧力が急速に大気圧にまで戻される。参考まで
に、上記の一連の動作フローチャートを図4に示す。な
お、この実施例では脈波抽出回路18からの脈波信号に
基づいて最高血圧値を特定しているが、聴診器やマイク
ロホンを用いてコロトコフ音による血圧値判定を行なう
ことも可能である。
【0027】この非観血式血圧計においては、測定開始
時点から上記のように最高血圧値が特定されるまでの
間、CPU20は検出カフ12の脈波抽出回路18から
得られた脈波信号をそのメモリ領域に記憶し、最高血圧
値の特定後にその脈波信号に基づいて最低血圧値を特定
するようにしている。
時点から上記のように最高血圧値が特定されるまでの
間、CPU20は検出カフ12の脈波抽出回路18から
得られた脈波信号をそのメモリ領域に記憶し、最高血圧
値の特定後にその脈波信号に基づいて最低血圧値を特定
するようにしている。
【0028】図5には、その脈波信号の振幅波形の一例
が示されており、この脈波の包絡線を見るとその上部お
よび下部にはゆらぎが存在する。また、脈波の1波形ご
との振幅は必ずしも一定ではないが、脈波の下部につい
ては最低血圧値を現していると言える。
が示されており、この脈波の包絡線を見るとその上部お
よび下部にはゆらぎが存在する。また、脈波の1波形ご
との振幅は必ずしも一定ではないが、脈波の下部につい
ては最低血圧値を現していると言える。
【0029】このため、止血カフ11内の内圧が被験者
の最低血圧値を超えると、検出カフ12内の脈波の最低
血圧値は止血カフ11の内圧上昇に伴なって上昇を開始
することになる。すなわち、この脈波の下部包絡線の上
昇開始点Pを特定し、その時点の止血カフ11の内圧点
Qを求めることにより、最低血圧値を特定することがで
きる。
の最低血圧値を超えると、検出カフ12内の脈波の最低
血圧値は止血カフ11の内圧上昇に伴なって上昇を開始
することになる。すなわち、この脈波の下部包絡線の上
昇開始点Pを特定し、その時点の止血カフ11の内圧点
Qを求めることにより、最低血圧値を特定することがで
きる。
【0030】本発明では、上記のようにすでに最高血圧
点Rが求められているため、CPU20はこの点R以前
の脈波信号をメモリから読みだし、1波ごとに遡りなが
らその下部の値を大小比較することにより、下部包絡線
の上昇開始点Pを特定してその上昇開始点Pの止血カフ
11内の圧力をもって最低血圧値としている。
点Rが求められているため、CPU20はこの点R以前
の脈波信号をメモリから読みだし、1波ごとに遡りなが
らその下部の値を大小比較することにより、下部包絡線
の上昇開始点Pを特定してその上昇開始点Pの止血カフ
11内の圧力をもって最低血圧値としている。
【0031】なお、上昇開始点Pから下部包絡線が上昇
する過程において体動があると、それによって上昇途中
でゆらぎが生じ、これが最低血圧値を特定する際の誤差
原因となりかねない。
する過程において体動があると、それによって上昇途中
でゆらぎが生じ、これが最低血圧値を特定する際の誤差
原因となりかねない。
【0032】そこで、この実施例では止血カフ11を加
圧する前に所定心拍数分の脈波を抽出して、その振幅平
均値(X)と標準偏差(σ)とを算出し、下部包絡線の
上昇開始点Pを特定するにあたって、X−3σ以上の振
幅の脈波を有効データとするようにしている。これによ
れば、下部包絡曲線が全体的に上昇傾向を示している途
中で体動などによりゆらぎが生じたとしても、その影響
を排除することができる。
圧する前に所定心拍数分の脈波を抽出して、その振幅平
均値(X)と標準偏差(σ)とを算出し、下部包絡線の
上昇開始点Pを特定するにあたって、X−3σ以上の振
幅の脈波を有効データとするようにしている。これによ
れば、下部包絡曲線が全体的に上昇傾向を示している途
中で体動などによりゆらぎが生じたとしても、その影響
を排除することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が奏される。すなわち、測定開始時点か
らカフの内圧を直線的に増加させることにより、カフの
コンプランアンスやカフ内容量などに影響されることな
く、被験者の血圧を精度よく測定することができる。
次のような効果が奏される。すなわち、測定開始時点か
らカフの内圧を直線的に増加させることにより、カフの
コンプランアンスやカフ内容量などに影響されることな
く、被験者の血圧を精度よく測定することができる。
【0034】被験者が高血圧時と低血圧時の場合でもそ
の測定誤差が同一のものとなる。また、被験者に対して
必要以上の加圧を行なわなくて済むため、締め付けによ
る苦痛を和らげることができる。すなわち、鬱血時間の
短縮が図れられるのであるが、その加圧初期値を不要と
思われる圧力値に設定することにより、測定時間を一層
短縮することができる。例えば、直線加圧基準値を3m
mHg/sとして加圧初期値を30mmHgとすれば1
0秒間の短縮が図られる。
の測定誤差が同一のものとなる。また、被験者に対して
必要以上の加圧を行なわなくて済むため、締め付けによ
る苦痛を和らげることができる。すなわち、鬱血時間の
短縮が図れられるのであるが、その加圧初期値を不要と
思われる圧力値に設定することにより、測定時間を一層
短縮することができる。例えば、直線加圧基準値を3m
mHg/sとして加圧初期値を30mmHgとすれば1
0秒間の短縮が図られる。
【0035】最高血圧値のみならず最低血圧値をも理論
的に特定することができる。測定環境が騒がしくても計
測可能であり、特に最低血圧値を特定する際、止血カフ
を加圧する前に所定心拍数分の脈波を抽出して、その振
幅平均値(X)と標準偏差(σ)とを算出し、下部包絡
線の上昇開始点Pを特定するにあたって、X−3σ以上
の振幅の脈波を有効データとすることにより、下部包絡
曲線が全体的に上昇傾向を示している途中で体動などに
よりゆらぎが生じたとしても、その影響を排除すること
ができる。
的に特定することができる。測定環境が騒がしくても計
測可能であり、特に最低血圧値を特定する際、止血カフ
を加圧する前に所定心拍数分の脈波を抽出して、その振
幅平均値(X)と標準偏差(σ)とを算出し、下部包絡
線の上昇開始点Pを特定するにあたって、X−3σ以上
の振幅の脈波を有効データとすることにより、下部包絡
曲線が全体的に上昇傾向を示している途中で体動などに
よりゆらぎが生じたとしても、その影響を排除すること
ができる。
【図1】本発明の非観血式血圧計の一実施例を示したブ
ロック線図。
ロック線図。
【図2】上記実施例における止血カフと検出カフの被験
者に対する装着例を説明するための説明図。
者に対する装着例を説明するための説明図。
【図3】上記実施例における止血カフの内圧上昇とこれ
に対応する脈波信号の関係を示したグラフ。
に対応する脈波信号の関係を示したグラフ。
【図4】上記実施例で最高血圧値を特定する場合の動作
フローチャート。
フローチャート。
【図5】上記実施例で最低血圧値を特定する際の脈波の
振幅波形図。
振幅波形図。
【図6】従来の一般的な血圧測定状態を示した模式図
【図7】従来におけるカフの内圧変化を示したグラフ。
11 止血カフ 12 検出カフ 13 加圧弁 14 排気弁 16 エアタンク 17 圧力センサ 18 脈波抽出回路 20 CPU 21 直線加圧値発生回路 22 比較器
Claims (5)
- 【請求項1】 加圧弁および排気弁を有し、被験者の上
腕もしくは指などの所定部位に装着される止血カフと、
上記加圧弁を介して上記止血カフに加圧流体を供給する
加圧源と、上記止血カフの内圧を検出する圧力センサ
と、上記止血カフよりも上記被験者の末梢部側に装着さ
れ動脈からの脈波を検出する検出カフおよびその脈波を
電気信号として抽出する脈波抽出回路と、所定時間あた
りの直線的な加圧基準値を発生する直線加圧値発生部を
含む制御手段と、上記圧力センサにて検出された上記止
血カフの内圧と上記加圧基準値とを比較する比較器とを
備え、上記比較器により上記加圧弁および上記排気弁を
開閉制御して上記止血カフの内圧が上記加圧基準値に基
づいて直線的に増加するようにしたことを特徴とする非
観血式血圧計。 - 【請求項2】 上記制御手段は上記脈波抽出回路からの
脈波信号を監視し、その脈波信号が消失した時点の上記
止血カフの内圧により最高血圧値を判定することを特徴
とする請求項1に記載の非観血式血圧計。 - 【請求項3】 上記制御手段は上記脈波抽出回路からの
脈波信号により上記被験者の心拍数を求め、同心拍数に
応じて上記加圧基準値を設定することを特徴とする請求
項1に記載の非観血式血圧計。 - 【請求項4】 上記制御手段は測定開始時点から上記脈
波抽出回路にて抽出される脈波信号の消失時点までの脈
波信号および同脈波信号に対応した上記止血カフの内圧
を記憶し、個々の脈波信号の最低レベル値を結ぶ下部包
絡曲線が全体的に脈波信号の消失時点に向かって上昇傾
向を示すその上昇開始点の脈波信号の最低レベル値にお
ける上記止血カフの内圧をもって上記被験者の最低血圧
値と判定することを特徴とする請求項1に記載の非観血
式血圧計。 - 【請求項5】 上記上昇開始点の脈波信号の最低レベル
値を求めるにあたって、上記止血カフを加圧する前に所
定心拍数分の脈波を抽出して、その振幅平均値(X)と
標準偏差(σ)とを算出し、X−3σ以上の振幅の脈波
を有効データとして、この有効データの中から上記最低
レベル値を求めることを特徴とする請求項4に記載の非
観血式血圧計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315515A JPH10137204A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 非観血式血圧計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315515A JPH10137204A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 非観血式血圧計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10137204A true JPH10137204A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18066282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8315515A Withdrawn JPH10137204A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 非観血式血圧計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10137204A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-11-12 JP JP8315515A patent/JPH10137204A/ja not_active Withdrawn
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |