JPH10137367A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

Info

Publication number
JPH10137367A
JPH10137367A JP8318642A JP31864296A JPH10137367A JP H10137367 A JPH10137367 A JP H10137367A JP 8318642 A JP8318642 A JP 8318642A JP 31864296 A JP31864296 A JP 31864296A JP H10137367 A JPH10137367 A JP H10137367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
golf ball
core
cover
friction
coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8318642A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Fujikura
隆之 藤倉
Kazunari Yoshida
一成 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP8318642A priority Critical patent/JPH10137367A/ja
Publication of JPH10137367A publication Critical patent/JPH10137367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛距離の大幅な低下を招くことなく、グリー
ン上での止まり性能が良好なゴルフボールを提供する。 【解決手段】 コアと該コアを被覆するカバーを有する
ゴルフボールにおいて、ゴルフボールとゴルフクラブの
アイアンフェースとの間の摩擦係数を0.22〜0.4
4にする。上記ゴルフボールにおいては、その表面のデ
ィンプルの無い部分のゴルフボール表面全体に対する割
合が14〜30%であることが好ましく、また、上記カ
バーはショアーD硬度が50〜65で、厚みが1.1〜
2.1mmであることが好ましく、上記コアは該コアに
初荷重10kgを負荷した時から終荷重130kgを負
荷した時までの変形量が2.5〜3.1mmであること
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールに関
し、さらに詳しくは、グリーン上での止まり性能が良好
なゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボールにとって飛距離の大きさは
非常に重要な特性であり、その飛距離を大きくするため
には、打撃時のスピン量を抑制することが必要であると
いわれている。また、それは種々の実験によっても確か
められている。
【0003】そのため、現在市販されているゴルフボー
ルのほとんどは、スピン量を抑制するように構造設計が
なされており、その結果、ゴルフボールとゴルフクラブ
(以下、簡略化して、「クラブ」という)のアイアンフ
ェースとの摩擦係数は0.22未満になっている。
【0004】そのため、ピンを狙うクラブすなわちショ
ートアイアンでのスピン量が少なくなり、その結果、グ
リーン上での止まり性能が悪くなって、プロゴルファー
や上級者に嫌われる原因になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の問題点を解決し、飛距離の大幅な低下を招
くことなく、グリーン上での止まり性能が良好なゴルフ
ボールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴルフボール
をクラブのアイアンフェースとの間の摩擦係数を0.2
2〜0.44にすることによって、上記目的を達成した
ものである。
【0007】すなわち、本発明では、上記摩擦係数を
0.22以上にすることによって、スピン性能を向上さ
せて、グリーン上でゴルフボールを止まりやすくさせ
る。しかし、上記摩擦係数が大きくなりすぎると、ドラ
イバー(ウッド1番クラブ)などの長いクラブによるシ
ョットでのスピン量が多くなり、飛距離が低下する。
【0008】そこで、本発明では、上記摩擦係数を0.
22以上で0.44以下の範囲にとどめて、飛距離の低
下を抑制し、打撃時のゴルフボールの変形量が小さいシ
ョートアイアンにおいても、ゴルフボールとクラブのア
イアンフェースとの接触面積を増加させ、スピン性能を
向上させて、ゴルフボールがグリーン上で止まりやすく
したのである。
【0009】本発明において、上記ゴルフボールとクラ
ブのアイアンフェースとの間の摩擦係数は、次のように
して求められる。
【0010】図1に示すように、固定治具13上にゴル
フボール11を固定して、ゴルフボール11が移動しな
いようにし、ゴルフボールを9番アイアン(アイアン9
番クラブ)で打撃した時と同じ変形量が得られるように
するため、ゴルフボール11にアイアンフェース12上
から300kgの荷重をかけ、固定治具13上に固定さ
れたゴルフボール11を該固定治具13と共に18mm
/秒の速度で水平に移動させ、その移動の際に、ゴルフ
ボール11とアイアンフェース12との間に生じる摩擦
力を測定し、その摩擦力と300kg荷重との比(摩擦
力/荷重)から摩擦係数が求められる。
【0011】上記アイアンフェース12は厚さ2.5m
mのステンレス鋼製で、その形状は図2に示す通りであ
り、その表面には複数本の溝12aが溝間ピッチ3.2
mmで設けられ、その溝12aの断面形状は図3に示す
ように、三角形状であり、溝12aの深さは0.35m
mで、開口部の幅は0.70mmである。なお、図2お
よび図3において、参照符号である12と12a以外の
数字は寸法を示しており、その単位はmmである。ま
た、参照符号である12と12aの下部には下線を引
き、それらと寸法を示す数字とを識別しやすくしてい
る。
【0012】本発明においては、上記のように、ゴルフ
ボールとクラブのアイアンフェースとの間の摩擦係数を
0.22〜0.44にするが、これは上記摩擦係数が
0.22より小さい場合は、摩擦力が小さいためスピン
量が少なくなり、ゴルフボールをグリーン上で止まりや
すくすることができず、また上記摩擦係数が0.44よ
り大きい場合は、ドライバーなどの長いクラブでのスピ
ン量が多くなりすぎ、飛距離が低下するからである。
【0013】
【発明の実施の形態】また、本発明においては、ゴルフ
ボール表面のディンプルの無い部分のゴルフボール表面
全体に対する割合(以下、「陸地比」という)を14〜
30%にするのが好ましい。上記陸地比が14%より小
さい場合は、打撃時のゴルフボールの変形量が小さいシ
ョートアイアンでのフェース面とゴルフボールとの接触
面積が狭くなり、スピン性能が充分に向上せず、グリー
ン上での良好な止まり性能が得られなくなるおそれがあ
り、また、上記陸地比が30%より大きい場合は、ドラ
イバーなどの長いクラブでの飛距離が低下するおそれが
ある。
【0014】本発明においては、前記のように、ゴルフ
ボールとクラブのアイアンフェースとの間の摩擦係数を
0.22以上にすることを要するが、これを実現するに
は、たとえば、カバーを軟らかくし、好ましくは、カバ
ーの硬度をショアーD硬度で65以下にし、かつカバー
の厚みを薄くし、好ましくは、カバーの厚みを1.1〜
2.1mmにし、コアの硬度を10〜130kgの荷重
下でのコアの変形量が2.5〜3.1mmになる硬さに
することが適している。
【0015】カバーのショアーD硬度が65より高い場
合は、ゴルフボールとアイアンフェースとの間ですべり
が生じやすくなり、上記摩擦係数を0.22以上にする
ことができなくなるおそれがある。カバーの硬度が低い
ほど、摩擦係数を大きくするのに適しているが、カバー
の硬度が低くなりすぎるとドライバーなどの長いクラブ
でのスピン量が多くなりすぎ、飛距離が低下するおそれ
があるので、ショアーD硬度で50以上が適している。
すなわち、カバーの硬度はショアーD硬度で50〜65
が好ましい。
【0016】カバーの厚みが1.1〜2.1mmの範囲
内にあるときは、良好なスピン性能、フィーリング、耐
久性が得られるものの、カバーの厚みが1.1mmより
薄い場合は、耐久性が低下して、実用性を欠くようにな
り、カバーの厚みが2.1mmより厚い場合は、スピン
性能が低下して、ボールがグリーン上で止まりにくくな
るおそれがある。
【0017】コアの10〜130kgの荷重下での変形
量、すなわち、コアに初荷重10kgをかけた時から終
荷重130kgをかけた時までの変形量が2.5〜3.
1mmの範囲内にある時は、コアが適切な硬さに保た
れ、良好な反発性能、スピン性能を生み出す要因になる
が、コアの変形量が2.5mmより小さい場合は、コア
が硬すぎ、打球時のフィーリングが悪くなって実用性を
欠くようになり、コアの変形量が3.1mmより大きい
場合は、コアが軟らかくなりすぎて、反発性能が低下
し、飛行性能、スピン性能とも悪くなるおそれがある。
【0018】本発明のゴルフボールにおいて、カバー
は、通常アイオノマー樹脂を主材として構成されるが、
それのみに限定されることはなく、たとえばバラタ系カ
バーであってもよい。また、コアはソリッドコア、糸巻
きコアのいずれであってもよい。ソリッドコアとして
は、特に限定されることはないが、ブタジエンゴムを主
材とするものが適しており、糸巻きコアはソリッド系の
センター、リキッド系のセンターのいずれであってもよ
い。
【0019】つぎに、図面を参照しつつ本発明のゴルフ
ボールについて説明する。図4は本発明のゴルフボール
の一例を模式的に示す断面図であり、この図4に示すゴ
ルフボールは、ゴム組成物の加硫成形体からなるコア1
とそれを被覆するカバー2とからなるツーピースソリッ
ドゴルフボールである。コア1は、特に特定のものに限
定されることはないが、前述したように、10〜130
kg荷重下での変形量が2.5〜3.1mmのものが好
ましい。カバー2も、特に特定のものに限定されること
はないが、前述したように、硬度がショアーD硬度で5
0〜65で、厚みが1.1〜2.1mmであることが好
ましい。
【0020】そして、2aは上記カバー2に設けられた
ディンプルであり、このディンプル2aは、飛行中のゴ
ルフボールの抗力を小さくし、揚力を大きくするなどの
目的で、適した個数、態様でゴルフボール表面に設けら
れるが、本発明では、陸地比、すなわち、ゴルフボール
表面のディンプル2aを設けていない部分2bのゴルフ
ボール表面全体に対する割合を14〜30%にするのが
好ましく、また、本発明においては、ゴルフボールとア
イアンフェースとの摩擦係数は0.22〜0.44であ
ることが必要である。
【0021】この図4に示すソリッドゴルフボールで
は、コア1は1層構造のゴム組成物の加硫成形体からな
るが、それに代えて、たとえば、ブタジエンゴムを主材
とするゴム組成物の加硫成形体からなる内部コアの周囲
にさらにブタジエンゴムを主材とするゴム組成物の加硫
成形体からなる外部コアを形成した2層構造のソリッド
コアであってもよい。
【0022】図5は本発明のゴルフボールの他例を模式
的に示す断面図であり、図中、1はコアで、このコア1
はセンター1aと糸ゴム層1bとからなり、糸巻きコア
と呼ばれるものであり、2は上記コア1を被覆するカバ
ーで、2aは上記カバーに設けられたディンプルであ
り、2bはディンプルを設けていない部分である。
【0023】上記センター1aとしては、ソリッド系、
リキッド系のいずれであってもよく、糸巻きコアも特に
特定のものに限定されることはないが、この糸巻きコア
も10〜130kg荷重下での変形量が2.5〜3.1
mmであることが好ましく、カバー2も、特に特定のも
のに限定されることはないが、硬度がショアーD硬度で
50〜65で、厚みが1.1〜2.1mmであることが
好ましい。
【0024】また、この図5に示す糸巻きコアを有する
多層構造のゴルフボールにおいても、陸地比は14〜3
0%にするのが好ましく、ゴルフボールとアイアンフェ
ースとの摩擦係数は0.22〜0.44にすることが必
要である。
【0025】そして、これらのゴルフボールには、必要
に応じ、ボール表面にペイントやマーキングが施され
る。
【0026】本発明においては、前記のように、ゴルフ
ボールとアイアンフェースとの摩擦係数が0.22〜
0.44であることが必要であり、また、ゴルフボール
表面の陸地比は14〜30%であることが好ましいが、
この摩擦係数と陸地比に関しては、摩擦係数×陸地比
(%)÷100の値が0.045〜0.07であること
が好ましい。上記摩擦係数×陸地比(%)÷100の値
が0.045より小さい場合は、ゴルフボールがグリー
ン上で止まりにくくなるおそれがあり、また、上記摩擦
係数×陸地比(%)÷100の値が0.07より大きい
場合は、飛距離が低下するおそれがある。
【0027】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0028】実施例1〜4および比較例1〜2 つぎの〜に示す工程を経て、実施例1〜4および比
較例1〜2のソリッドコア系ゴルフボールを作製した。
【0029】ソリッドコアの作製:表1に示す組成の
ゴム組成物を調製し、それを金型に充填して加硫成形す
ることにより、球状のソリッドコアを作製した。加硫条
件は表1に示す通りであり、加硫条件を示す数字が二段
に表示されているのは加硫が二段階で行われたからであ
る。また、表1にはコアの直径とコアの10〜130k
g荷重下の変形量(すなわち、上記コアに初荷重10k
gをかけた時から終荷重130kgをかけた時までの変
形量)も併せて示す。なお、使用したブタジエンゴムは
日本合成ゴム(株)製のBR−11(商品名)で、老化
防止剤は吉富製薬(株)製のヨシノックス425(商品
名)であり、表1中の各成分の配合量は重量部である。
【0030】
【表1】
【0031】カバー用組成物の調製:表2に示す組成
の配合材料を二軸混練型押出機によりミキシングして、
ペレット状のカバー用組成物を調製した。表2中の各成
分の配合量は重量部であり、押出条件はスクリュー径4
3mm、スクリューL/D=35であり、配合物は押出
機のダイの位置で220〜260℃に加熱された。得ら
れたカバー用組成物のショアーD硬度も表2に併せて示
す。このショアーD硬度は、各カバー用組成物から約2
mm厚さの熱プレス成形シートを作製し、それを23℃
で2週間保存後、ASTM D−2240に準じて測定
したものである。
【0032】
【表2】
【0033】上記表2中の「ハイミラン」は三井デュポ
ンポリケミカル社製のアイオノマー樹脂の商品名であ
り、その「ハイミラン」の後の数字は品番を示してい
る。また、「サーリン」はデュポン社製のアイオノマー
樹脂の商品名であり、その「サーリン」の後の表示は品
番を示している。そして、「ESBS AT014」は
ダイセル化学工業社製のエポキシ基を含有するポリブタ
ジエンブロックを有するブロック共重合体の商品名であ
る。
【0034】ゴルフボールの作製:前記のコアに上
記のカバー用組成物を射出成形してコアをカバーで被
覆し、その表面にペイントを塗装して、外径42.7m
mのゴルフボールを作製した。この際、カバーの厚みは
前記コアの直径にあわせて種々に変化させ、また、ボー
ル表面のディンプルを設けていない部分も所望の陸地比
が得られるように種々に変化させた。
【0035】得られたゴルフボールのアイアンフェース
との摩擦係数、ゴルフボール表面の陸地比、9番アイア
ン(アイアン9番クラブ)でのスピン量および止まり性
能、サンドウェッジによるアプローチショットでのスピ
ン量および止まり性能、ドライバー(ウッド1番クラ
ブ)での飛距離を調べた。また、上記摩擦係数と陸地比
から摩擦係数×陸地比(%)÷100の値を求めた。そ
れらの結果を表3にカバーのショアーD硬度、厚みおよ
びコアの変形量と共に示す。なお、摩擦係数×陸地比
(%)÷100の値は表3に「MR値」と簡略化して表
示する。摩擦係数の求め方は前述の通りであり、陸地比
の求め方、9番アイアンでのスピン量の測定方法および
止まり性能の評価方法、アプローチショットでのスピン
量の測定方法および止まり性能の評価方法、ドライバー
での飛距離の測定方法は次に示す通りである。
【0036】陸地比:ゴルフボールを真球と仮定してデ
ィンプル部分の総面積を求め、それを球面の面積から差
し引いて、ディンプルの無い部分の面積を求め、それと
球面の面積の比を計算して陸地比を求める。
【0037】9番アイアンでのスピン量:ツルーテンパ
ー社製スイングロボットに9番アイアンを取り付け、ボ
ールを34.5m/secのヘッドスピードで打撃した
時のスピン量をCCDカメラとマイクロフラッシュによ
り測定する。
【0038】9番アイアンでの止まり性能:プロゴルフ
ァーおよびトップアマチュアゴルファーで構成される1
0人のゴルファーがゴルフボールを9番アイアンでフル
ショットして、グリーン上に落下させた時の止まり性能
を評価し、下記の基準で表示する。
【0039】 ○:10人中6人以上が止まり性能が良いと評価した。 ×:止まり性能が良いと評価した人が10人中5人以下
であった。
【0040】アプローチショットでのスピン量:ツルー
テンパー社製スイングロボットにサンドウェッジを取り
付け、ゴルフボールを20m/secのヘッドスピード
で打撃した時のスピン量をCCDカメラとマイクロフラ
ッシュにより測定する。
【0041】アプローチショットでの止まり性能:グリ
ーンから約40ヤード離れた位置からゴルフボールをサ
ンドウェッジで打撃し、グリーン上でのボールの止まり
やすさを評価し、下記の基準で表示する。
【0042】 ○:10人中6人以上が止まり性能が良いと評価した。 ×:止まり性能が良いと評価した人が10人中5人以下
であった。
【0043】飛距離:ツルーテンパー社製のスイングロ
ボットにドライバー(ウッド1番クラブ)を取り付け、
ゴルフボールをヘッドスピード45m/sで打撃して、
停止点までの距離を測定する。
【0044】
【表3】
【0045】表3に示す結果から明らかなように、摩擦
係数が0.22〜0.44の範囲内にある実施例1〜4
は、グリーン上での止まり性能が良好で、かつ飛距離が
大きかった。
【0046】これに対して、摩擦係数が0.201と小
さい比較例1は、飛距離は大きかったが、グリーン上で
の止まり性能が悪く、摩擦係数が0.450と大きい比
較例2は、グリーン上での止まり性能は良好であった
が、飛距離が小さかった。
【0047】実施例5および比較例3 つぎの〜に示す工程を経て、実施例5および比較例
3の糸巻きコア系ゴルフボールを作製した。
【0048】糸巻きコアの作製:まず、実施例5の糸
巻きコア系ゴルフボールに使用するセンターを下記に示
すようにして作製した。
【0049】天然ゴム100重量部、酸化亜鉛5重量
部、炭酸カルシウム56重量部、硫黄2重量部および加
硫促進剤(CZ)2重量部からなるセンターカバー用ゴ
ム組成物を調製した。
【0050】また、水88重量部、グリセリン12重量
部、クレー20重量部および硫酸バリウム114重量部
からなるペーストを調製し、それを冷媒で冷却した金型
内に流し込み、球型芯を作製し、前記センターカバー用
ゴム組成物をシート状に成形し、該シートで上記の冷凍
球形芯をカバリングし、それを金型内に入れ、150℃
で30分間加硫成形して、直径28.1mmのリキッド
センターを作製した。
【0051】一方、比較例3の糸巻きコア系ゴルフボー
ルに使用するセンターを下記に示すようにして作製し
た。
【0052】ブタジエンゴム〔日本合成ゴム社製のBR
−11(商品名)〕100重量部、アクリル酸亜鉛15
重量部、酸化亜鉛15重量部、硫酸バリウム41重量
部、ジクミルパーオキサイド1.5重量部および老化防
止剤〔吉富製薬社製のヨシノックス425(商品名)〕
からなるゴム組成物を調製し、それを金型に充填し、1
65°で20分間加硫成形して、直径34.0mmのソ
リッドセンターを作製した。
【0053】得られたセンターのそれぞれに基材ゴムが
天然ゴム/低シスイソプレンゴム〔シェルIR−309
(商品名)、シェル化学社製〕=30/70(重量比)
のブレンドゴム製の糸ゴムを延伸状態で巻き付けて糸ゴ
ム層を形成することにより、直径40mmの糸巻きコア
を作製した。得られた糸巻きコアの10〜130kg荷
重下での変形量(すなわち、上記コアに初荷重10kg
をかけた時から終荷重130kgをかけた時までの変形
量)を測定したところ、実施例5の糸巻きコア系ゴルフ
ボールに使用する糸巻きコアの変形量は2.7mmであ
り、比較例3の糸巻きコア系ゴルフボールに使用する糸
巻きコアの変形量は2.4mmであった。
【0054】カバー用組成物:実施例5のカバーに
は、従来から使用されているバラタ系カバー用組成物に
二硫化モリブデンを基材ポリマーのトランス−1,4−
ポリイソプレン100重量部に対して2重量部の割合で
配合したものを用い、比較例3のカバーには、従来から
使用のバラタ系カバーと同様のものを用いた。これら実
施例5および比較例3のカバー用組成物の組成を表4に
示す。なお、表4中の各成分の配合量は重量部である。
【0055】
【表4】
【0056】ゴルフボールの作製:上記のカバー用
組成物から半球殻状のハーフシェルを成形し、それを2
枚用いて前記の糸巻きコアを包み、ボールを成形・加
硫し、その表面にペイントを塗装して、外径42.7m
mのゴルフボールを作製した。
【0057】得られたゴルフボールについて、前記実施
例1などと同様に、摩擦係数、陸地比、MR値〔すなわ
ち、摩擦係数×陸地比(%)÷100〕、9番アイアン
でのスピン量と止まり性能、サンドウェッジによるアプ
ローチショットでのスピン量と止まり性能およびドライ
バーでの飛距離などを測定・評価した。その結果をカバ
ーのショアーD硬度、厚み、コアの変形量などと共に表
5に示す。
【0058】
【表5】
【0059】表5に示す結果から明らかなように、摩擦
係数が0.22〜0.44の範囲内にある実施例5は、
グリーン上での止まり性能が良好であり、また、飛距離
も大きかった。
【0060】これに対して、比較例3は、バラタ系カバ
ーを用いている関係で、摩擦係数が大きく、グリーン上
での止まり性能は良好であったが、飛距離が小さかっ
た。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、飛距
離の大幅な低下を招くことなく、グリーン上での止まり
性能が良好なゴルフボールを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において、摩擦係数を測定する際の装置
の一例を模式的に示す図である。
【図2】本発明において、摩擦係数の測定にあたって使
用するクラブのアイアンフェースの表面を示す図であ
る。
【図3】図2に示すアイアンフェースの表面における溝
のみを拡大して示す断面図である。
【図4】本発明のゴルフボールの一例を模式的に示す断
面図である。
【図5】本発明のゴルフボールの他例を模式的に示す断
面図である。
【符号の説明】
1 コア 2 カバー 2a ディンプル 2b ディンプルの無い部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと該コアを被覆するカバーを有する
    ゴルフボールであって、ゴルフボールとゴルフクラブの
    アイアンフェースとの間の摩擦係数が0.22〜0.4
    4であることを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】 ゴルフボール表面上のディンプルの無い
    部分のゴルフボール表面全体に対する割合が14〜30
    %であり、カバーのショアーD硬度が50〜65であ
    り、かつカバーの厚みが1.1〜2.1mmである請求
    項1記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 コアが、該コアに初荷重10kgを負荷
    した時から終荷重130kgを負荷した時までの変形量
    が2.5〜3.1mmである請求項1または2項記載の
    ゴルフボール。
JP8318642A 1996-11-13 1996-11-13 ゴルフボール Pending JPH10137367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8318642A JPH10137367A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 ゴルフボール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8318642A JPH10137367A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 ゴルフボール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10137367A true JPH10137367A (ja) 1998-05-26

Family

ID=18101423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8318642A Pending JPH10137367A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 ゴルフボール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10137367A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176530A (ja) * 2012-02-03 2013-09-09 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2013248298A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2014014383A (ja) * 2012-06-10 2014-01-30 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2014014385A (ja) * 2012-06-10 2014-01-30 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2014014386A (ja) * 2012-06-10 2014-01-30 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2014014384A (ja) * 2012-06-10 2014-01-30 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176530A (ja) * 2012-02-03 2013-09-09 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2013248298A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2014014383A (ja) * 2012-06-10 2014-01-30 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2014014385A (ja) * 2012-06-10 2014-01-30 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2014014386A (ja) * 2012-06-10 2014-01-30 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2014014384A (ja) * 2012-06-10 2014-01-30 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフボール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3257890B2 (ja) ゴルフボール
JP2886804B2 (ja) 糸巻きゴルフボール
US6174247B1 (en) Multi-piece solid golf ball
JP2888168B2 (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
JP4061434B2 (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
JP2828924B2 (ja) ソリッドゴルフボール
JPH10151226A (ja) スリーピースソリッドゴルフボール
JPH10328326A (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
GB2320439A (en) Solid golf ball
JPH0898901A (ja) ソリッドゴルフボールおよびその製造方法
JPH10151225A (ja) スリーピースソリッドゴルフボール
GB2302546A (en) Three-piece solid golf ball
JPH09322948A (ja) スリーピースソリッドゴルフボール
US20150367178A1 (en) Multi-piece solid golf ball
AU750804B2 (en) Three piece solid golf ball
AU766517B2 (en) Multi-piece solid golf ball
US6354967B1 (en) Solid golf ball
AU747157B2 (en) Multi-piece solid golf ball and method of making the same
JP2828925B2 (ja) ゴルフボール
JP3988001B2 (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
JP4003019B2 (ja) ソリッドゴルフボール
JPH10137367A (ja) ゴルフボール
JP4006549B2 (ja) ソリッドゴルフボール
US9975008B2 (en) Golf ball and method of manufacture
AU714609B2 (en) Golf ball