JPH10137635A - 芳香剤を備えた吐水具 - Google Patents

芳香剤を備えた吐水具

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JPH10137635A
JPH10137635A JP8320778A JP32077896A JPH10137635A JP H10137635 A JPH10137635 A JP H10137635A JP 8320778 A JP8320778 A JP 8320778A JP 32077896 A JP32077896 A JP 32077896A JP H10137635 A JPH10137635 A JP H10137635A
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Akira Nishioka
明 西岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な時に香りを拡散すると共に、芳香剤の
寿命を可及的に延ばすことができる芳香剤を備えた吐水
具を提供する。 【解決手段】 吐水口2の近傍に芳香剤4を入れた拡散
室5を備えると共に、この拡散室5に室内の空気を循環
させる拡散羽根7と、外気と連通する通気孔5b,5c
を設け、前記吐水口2から吐水される水流によって回動
する回動羽根6を設けて、前記拡散羽根7を連動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシャワーヘ
ッドや手洗い用水栓の吐水具(以下の説明では吐水具か
ら吐水される水と称しているが、例えば給湯器や湯水混
合栓からの湯や混合湯水を含めるものである)の付加機
能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、部屋の中やトイレや玄関に据
え置き型の芳香剤を配置し、各部の不快な匂いを解消し
て、くつろいだ気分を醸しだすことがある。また、浴室
では湯船の湯に芳香剤を混ぜることにより、浴室内に香
りを拡散させて楽しむことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記据え置
き型の芳香剤はこれを配置する場所が必要となり目立つ
だけでなく、例えば入浴中などの僅かな時間だけ入室す
る室内に常時香りを拡散させることは芳香剤の寿命を短
くするものとなる。さらに、上記芳香剤は水が多量にか
かることが予期される浴室などに配置するには不適当で
あった。また、湯船の湯に芳香剤を混ぜる場合には、毎
日変えられる湯に芳香剤を添加する必要があり面倒であ
るとともに、コスト高になるという問題があった。加え
て、最近では湯船の水を循環させ浄化する装置を設けた
浴槽が多く、このような装置を設けた浴槽には、一般的
に芳香剤を使用することができない。
【0004】本発明はこのような実情を考慮に入れてな
されたものであって、必要な時に香りを拡散すると共
に、芳香剤の寿命を可及的に延ばすことができる芳香剤
を備えた吐水具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、本発明の吐水具は、吐水口の近傍に芳香剤を設け
て、水流により香りを拡散させるように構成している。
この吐水具は吐水口の近傍に芳香剤を入れた拡散室を備
えると共に、この拡散室に室内の空気を循環させる拡散
羽根と、外気と連通する通気孔を設け、前記吐水口から
吐水される水流によって回動する回動羽根を設けて、前
記拡散羽根を連動させるものとしてもよい。
【0006】したがって、本発明の吐水具は、これを使
用しているときには香りが拡散されるので、使用者は快
い香りを楽しむことができると共に、吐水具を使用して
ないときには香りの拡散が停止するので、芳香剤の寿命
を長くすることができる。
【0007】さらに、前記通気孔を少なくとも二つ以上
設けると共に、各通気孔に気体を通過させ液体は通過さ
せないフィルタを埋設した場合には、通気性を良くする
と共に芳香剤を水から守ることができ、香りの発散機能
の向上と芳香剤の寿命の向上を図ることができる。
【0008】加えて、前記拡散室に芳香剤挿脱用の蓋を
設けた場合には、芳香剤を容易に定期的に交換できると
共に、好みに合わせて香りの種類を変えることができ
る。
【0009】なお、上記特徴を有する吐水具をシャワー
ヘッドとした場合には、シャワーを使用したときに快い
香りを放つことができ、入浴時間をより優雅に楽しむこ
とができ、本発明の目的を達成するのに最適であるが、
本発明はこれにかぎられるものではなく、洗面所の吐水
具やトイレの給水タンクの吐水具に用いられてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜2は本発明の好ましい実施
形態の一例を示すものであり、これらの図において、1
は吐水具の一例であるシャワーヘッドである。このシャ
ワーヘッド1には、図外の湯水混合栓や蛇口などに接続
する給水路1aが形成されている。2はシャワーヘッド
1の下流側に形成された吐水口であり、有底の略円筒状
に形成されると共に、給水路1aから供給される水を矢
印Aに示すように渦を巻くように導入する開口2aを形
成している。吐水口2の開放端には合成樹脂製の吐水キ
ャップ3が螺合されており、吐水口2に導入された水が
シャワーとして散水されるように構成されている。
【0011】また、吐水口2の裏面側には芳香剤4を入
れた拡散室5が形成されており、吐水口2の底部の中心
部には拡散室5と連通する軸受け孔2bが開設されてい
る。そして、軸受け孔2bを中心に吐水口2側に回転羽
根6が、拡散室5内に拡散羽根7がそれぞれ回動自在に
枢支され、両羽根6,7は軸芯8において連結されてい
る。
【0012】軸芯8は前記軸受け孔2bに係合する外径
を有すると共に、その一端側にフランジ8aを形成して
いる。一方、拡散室5側の軸受け孔2bの周囲には周突
起5aが形成されており、この周突起5aとフランジ8
aによって環状のUリング8bを保持できるようにして
いる。従って、吐水口2に流入する水が拡散室5に漏れ
ることなく、回転羽根6の回転力を拡散羽根7に伝達で
きる。
【0013】すなわち、吐水口から吐水される水流によ
って、拡散羽根7を矢印Bに示す方向に回動させること
ができる。拡散羽根7の形状は、拡散室5内の空気を矢
印Bに示す方向に対流させることにより、拡散室5の一
部に設けられた芳香剤4から放出される香りの成分4a
を拡散室5内で拡散させると共に、全体的に上から下へ
と導くように形成されている。
【0014】また、拡散室5の上方には外気を拡散室5
内に流入するための通気孔5bを形成すると共に、下方
には拡散室5内から外に排気するための通気孔5cを形
成している。そして、各通気孔5b,5cには気体を通
過させ液体は通過させないフィルタ9を埋設している。
したがって、前記拡散羽根7が回動することにより、矢
印Cに示すように通気孔5bから幾らかの外気が流入
し、香りの成分4aと混ざり合った状態で、矢印Dに示
すように通気孔5cから放出される。なお、拡散羽根7
の形状を変更することにより、通気孔5cから外気が流
入し、通気孔5bから排出するようにしてもよく、少し
大きめの通気孔を一つ設けるようにしてもよい。
【0015】上記のように構成しているので、吐水口か
ら水を吐水することにより、通気孔5cから快い香りが
放出され、水の吐出を止めて拡散室5内の空気の対流を
止めることにより、拡散室5をいわば飽和状態として芳
香剤4の寿命を長くすることができる。
【0016】なお、上記回転羽根6と拡散羽根7による
拡散室5内の空気の拡散は実施可能な一つの例を示して
いるが、吐水口に流れる水流により香りを拡散させるも
のであればどのような形状のものを用いてもよい。たと
えば、木の葉車などの流量計を用いて拡散羽根7を駆動
するようにしてもよい。
【0017】また、前記芳香剤4はゼリー状であり、拡
散室5に形成された開口部5dに螺合される蓋部材10
内に保持されている。したがって、この蓋部材10を取
り外すことにより芳香剤4の交換を極めて容易に行え
る。つまり、劣化した芳香剤4を新しいものに交換した
り、別の香りの芳香剤4に取り替えて気分を新たにする
ことも容易に行える。なお、芳香剤4の種類はゼリー状
だけでなく、ビーズ状など固形のものを用いてもよいこ
とは言うまでもない。
【0018】次に、図3を用いて、上記例において各通
気孔5b,5cに埋設されたフィルタ9の動作を説明す
る。図3に示すフィルタ9は例えばフッ素樹脂を用いた
多孔質材料からなり、複数の孔9aが形成されていると
共に、その表面9bは疎水性を有している。
【0019】図の左側に示すように、フィルタ9に水滴
11が滴下した場合には、水11はフィルタ9の表面9
bによって弾かれ、その表面張力によって分裂して小さ
く纏まると共に、大多数の孔9aの位置には水11が存
在しなくなる。したがって、空気だけが矢印eに示すよ
うに、孔9aを介してフィルタ9を通過するようにし
て、水11を通さないようにできる。
【0020】したがって、このフィルタ9を前記各通気
孔5b,5cに埋設することにより、拡散室5に水が進
入しないようにできる。つまり、拡散室5に挿入された
芳香剤4の劣化や、衛生上の問題が生じることを抑えら
れる。なお、このフィルタ9は一例に過ぎず、空気だけ
を通すように構成されたフィルタであればどのような構
成のものであっても本発明に用いることができ、たとえ
ばテフロンPTFEフィルター、デュラポアメンブレン
フィルター、HT Tuffrynメンブレンディスク
フィルター(いずれも商品名)などを用いることができ
る。
【0021】また、上記各実施例は、湯水混合栓のシャ
ワーヘッド1を例に挙げて説明しているが、本発明はこ
れに限られるものではなく、洗面所の吐水具や、トイレ
のロータンクの上に設けた吐水具に本発明を用いてもよ
いことは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吐水具
は、吐水口の近傍に芳香剤を設けて、水流により香りを
拡散させるように構成しているので、吐水具を使用して
いるときには香りが拡散されるので、使用者は快い香り
を楽しむことができると共に、吐水具を使用してないと
きには香りの拡散が停止するので、芳香剤の寿命の低下
を可及的に抑えることができる。
【0023】また、前記通気孔を少なくとも二つ以上設
け、各通気孔に気体を通過させ液体は通過させないフィ
ルタを埋設した場合には、通気性を良くすると共に芳香
剤を水から守ることができ、香りの発散機能の向上と芳
香剤の寿命の向上を図ることができる。加えて、前記拡
散室に芳香剤挿脱用の蓋を設けた場合には、芳香剤を容
易に交換できると共に、香りの種類を変えることも可能
である。なお、上記特徴および効果を最も良く発揮する
吐水具は浴室のシャワーヘッドである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吐水具の一例を示す縦断面図である。
【図2】同吐水具の分解斜視図である。
【図3】同吐水具に用いるフィルタの動作を示す説明図
である。
【符号の説明】
1…吐水具、2…吐水口、4…芳香剤、5…拡散室、5
b,5c…通気孔、6…回転羽根、7…拡散羽根、9…
フィルタ、10…蓋。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐水口の近傍に芳香剤を設けて、水流に
    より香りを拡散させるように構成したことを特徴とする
    芳香剤を備えた吐水具。
  2. 【請求項2】 吐水口の近傍に芳香剤を入れた拡散室を
    備えると共に、この拡散室に室内の空気を循環させる拡
    散羽根と、外気と連通する通気孔を設け、前記吐水口か
    ら吐水される水流によって回動する回動羽根を設けて、
    前記拡散羽根を連動させることを特徴とする芳香剤を備
    えた吐水具。
  3. 【請求項3】 前記通気孔を少なくとも二つ以上設ける
    と共に、各通気孔に気体を通過させ液体は通過させない
    フィルタを埋設した請求項2に記載の芳香剤を備えた吐
    水具。
  4. 【請求項4】 前記拡散室に芳香剤挿脱用の蓋を設けた
    請求項2または3に記載の芳香剤を備えた吐水具。
  5. 【請求項5】 前記吐水具がシャワーヘッドである請求
    項1〜4の何れかに記載の芳香剤を備えた吐水具。
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