JPH10137882A - 等速ジョイントの製造方法 - Google Patents

等速ジョイントの製造方法

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JPH10137882A
JPH10137882A JP29547196A JP29547196A JPH10137882A JP H10137882 A JPH10137882 A JP H10137882A JP 29547196 A JP29547196 A JP 29547196A JP 29547196 A JP29547196 A JP 29547196A JP H10137882 A JPH10137882 A JP H10137882A
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JP
Japan
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outer peripheral
constant velocity
peripheral portion
flange
velocity joint
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JP29547196A
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Hiroshi Aoyama
裕志 青山
Makoto Okada
誠 岡田
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 等速ジョイントの外方継手部材の端部にフラ
ンジを有する等速ジョイントの製造工程と製造コストを
削減することを目的とする。 【解決手段】 円板状の素材を用い、この外周方向を分
割して、分割した一方の部材41から外方継手部材21
を成形し、分割した他方の部材42からフランジ部23
を成形するようにした。従って、切削加工等の時間を要
する加工を必要とせず、フランジ23を有する等速ジョ
イントを1つの素材から簡単に製造できる。従って、製
造コストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、等速ジョイントの
外方継手部材の端部にフランジを有する等速ジョイント
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、等速ジョイントの外方継手部材の
端部にフランジを有する等速ジョイントとして、特開平
7−317776号に示されるようなものがある。これ
は図5に示すように等速ジョイント部10の外方継手部
材1の端部に車輪連結用のフランジ3を有するハブ2を
一体的に取り付けるとともに、この外方継手部材1の外
側に車体に連結されるナックル6を支持するベアリング
7の内輪11を一体的に形成したものである。
【0003】このような等速ジョイントの外方継手部材
1は、円筒状であるため、一般的に円筒の部材を深絞り
等のプレス加工によって製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した円筒
の部材をプレス加工して等速ジョイントの外方継手部材
を製造する技術は、ある程度の製造コストの低減は図れ
るものの、実際に使用する際には、等速ジョイント部1
0の潤滑に使用されるグリースの飛散と等速ジョイント
部10内への異物の混入を防止するために、エンドカバ
ー5を別途取り付ける必要があり、部品点数が増加し、
コストアップとなる問題点があった。
【0005】また、従来のフランジを有する等速ジョイ
ントにおいても、特公平4−72088号に示されるよ
うにエンドカバーが一体的となったものが存在する。こ
の公知技術には製造方法は明記されていないが、断面形
状の肉圧が各部分において様々であること等より考察す
ると、熱間鍛造と多くの切削加工によって製造されてい
ると考えられる。このような多くの切削加工を伴う製造
方法では、製造コストと時間を多く費やしてしまうとい
う問題がある。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、等速ジョイントの外方継手部材の
端部にフランジを有する等速ジョイントの製造工程と製
造コストを削減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するためになされたもので、請求項1は、等速ジョイン
ト部の外方継手部材の端部にフランジ部を有する等速ジ
ョイントの製造方法であって、円板状の素材に対して中
心部分を残して外周部分を切り込むことにより、前記素
材を第1外周部、第2外周部および中心部の3つの部分
に分け、前記中心部の前記第1外周部側に前記外方継手
部材を成形するための外方継手部材用成形型を配設して
前記素材を回転させ、押付部材によって前記第1外周部
を前記外方継手部材用成形型に押し付けながら、前記押
付部材と前記素材とを相対移動させることより、前記第
1外周部より前記外方継手部材を成形し、前記第2外周
部を前記フランジ部とするものである。
【0008】請求項2は、請求項1の等速ジョイントの
製造方法において、前記第2外周部は、前記中心部の前
記第2外周部側に前記フランジを成形するためのフラン
ジ用成形型を配設して前記素材を回転させ、押付部材に
よって前記第2外周部を前記フランジ用成形型に押し付
けながら、前記押付部材と前記素材とを相対移動させる
ことより成形するものである。
【0009】請求項3は、等速ジョイント部の外方継手
部材の端部にフランジ部を有する等速ジョイントの製造
方法であって、円板状の素材に対して中心部分を残して
外周部分を切り込むことにより、前記素材を第1外周
部、第2外周部および中心部の3つの部分に分け、前記
中心部の両側に前記外方継手部材を成形するための外方
継手部材用成形型と前記フランジを成形するためのフラ
ンジ用成形型を配設して前記素材を回転させ、押付部材
によって前記第1外周部および前記第2外周部をそれぞ
れ前記外方継手部材用成形型および前記フランジ用成形
型に押し付けながら、前記押付部材と前記素材とを相対
移動させることより、前記第1外周部より前記外方継手
部材を成形し、前記第2外周部より前記フランジ部を成
形するものである。
【0010】請求項4は、請求項1から3のいずれか1
項の等速ジョイントの製造方法において、前記等速ジョ
イントは、前記外方継手部材の外周にベアリングを介し
てナックルが支持された等速ジョイントであり、前記押
付部材が前記第1外周部または前記第2外周部の成形を
行う際に、前記ベアリングの内輪部分を同時に成形する
ものである。
【0011】(作用)請求項1の製造方法は、まず、円
板状の素材を中心部分を残して外周部分を切り込み、素
材を第1外周部、第2外周部および中心部の3つの部分
に分ける。この後、中心部の第1外周部側に外方継手部
材を成形するための外方継手部材用成形型を配設して素
材を回転させる。そして、押付部材によって第1外周部
を外方継手部材用成形型に押し付けて相対移動させるこ
とよって、外方継手部材を成形する。また、第2外周部
はフランジ部とする。この場合、第1外周部の加工と第
2外周部の加工はどちらを先にしても良い。
【0012】請求項2は、請求項1と同様に押付部材に
よって第2外周部をフランジ用成形型に押し付けること
によって、フランジ部の成形を行う。請求項3は、中心
部分の両側に外方継手部材用成形型とフランジ用成形型
を配設して素材を回転させて、押付部材により素材を成
形することによって、一度に外方継手部材とフランジ部
とを成形する。
【0013】請求項4は、押付部材が第1外周部または
第2外周部の成形を行う際に、ナックルを支持するため
のベアリングの内輪部分を同時に成形する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。図1は本実施の形態の製造方法によって製造される
等速ジョイントを示したものである。本等速ジョイント
の本体部30は、等速ジョイント部20の外方継手部材
21と、フランジ23を有するハブ22を主な構成とし
ている。また、この外方継手部材21の外側には、車体
に連結されるナックル26を支持するベアリング27の
内輪31が一体的に形成されている。
【0015】まず、等速ジョイント部20について説明
する。等速ジョイント部20の外枠部分となる外方継手
部材21は、一端が開口したカップ状で部材であり、そ
の内周面に軸方向に延びる複数の第1案内溝12が形成
されている。外方継手部材21の内部には、外周に第1
案内溝12と同数の軸方向に延びる第2案内溝13が形
成され、駆動軸17を備える内方継手部材14が、この
外方継手部材21と同軸に配設されている。また、第1
案内溝12と第2案内溝13との間には、ボール15が
それぞれ転動可能に配設されている。さらに、外方継手
部材21の内面と内方継手部材14との間には、ボール
15を保持するケージ16が介装されている。
【0016】外方継手部材21の端部には、ハブ22が
一体的に形成されており、このハブ22の端部にはフラ
ンジ23が形成されている。フランジ23には、車輪取
り付け用のボルト23bを挿入するボルト穴23aが設
けられている。また、ハブ22と上記外方継手部材21
の内面のとの間には、等速ジョイント部20の潤滑に使
用されるグリースの飛散と等速ジョイント部20内への
異物の混入を防止するエンドカバー部25が一体的に形
成されている。
【0017】ナックル26は、筒状の部材であり、ベア
リング27を介して外方継手部材21の外周に支持され
ている。ナックル26の端部には、この等速ジョイント
を車体に連結するためのボルトを挿入するボルト穴26
aが設けられている。ベアリング27は、複数のボール
27aを備えており、これらのボール27aは、外方継
手部材21の外周に一体的に形成された内輪31とナッ
クル26の内面に形成された外輪32との間を転走する
ようになっている。
【0018】次に上記等速ジョイントの本体部30の製
造方法について図2,3に基づいて説明する。本体部3
0は、図2(a)に示す素材としての鉄製の円板40か
ら製造される。即ち、この円板40を縦方向にカット
し、途中部分まで切れ目を入れる。この工程によって円
板40は、2つに分断された第1外周部41および第2
外周部42と、第1、第2外周部41,42が連結して
中心部分である中心部43との3つの部分となる(図2
(c))。これら3つの部分において、第1外周部41
は外方継手部材21となり、第2外周部42はフランジ
23を備えたハブ22となる。また、中心部43はエン
ドカバー部25となる(図3(f))。
【0019】以上の円板40の塑性加工においては、ス
ピニングまたはフローフォーミング等の呼ばれる加工方
法が用いられる。次に上記加工方法を詳細に説明する。
図2(a)に示されるように、鉄製の円板40には、中
心にセンタ穴40aが設けられている。そして、この円
板40を公知のスピニング加工機に取り付ける。即ち、
センタ穴40aを中心として、円板40を外方継手部材
用成形型51とフランジ用成形型52とで挟持する(図
2(b))。外方継手部材用成形型51は、外方継手部
材21を成形するための型であり、第1案内溝12等の
外方継手部材21の内周面の形状がスピニング成形でき
るようになっている。同様に、フランジ用成形型52
は、フランジ23を含めたハブ22を成形するための型
である。
【0020】2つの成形型51,52によって挟持され
た円板40は、センタ穴40aを通り円板40に直交す
る回転軸線回りに回転される。そして、円板40側方か
らカッタ53を回転中心へ接近させて中心部を残して円
板40を縦割にする(図2(c))。カッタ53は、傾
斜した切削面を備えた回転式カッタであり、カッタ53
によって円板40は第1外周部41、第2外周部42お
よび中心部43の3つの部分となる。
【0021】円板40のカットが終了すると、カッタ5
3を退避させ、続いてローラ54を第1外周部41と第
2外周部42の間に接近させる(図3(d))。ローラ
54は、第1外周部41および第2外周部42を各成形
型51,52に押し付けてスピニング成形するためのも
のであり、所定の押圧力で第1、第2外周部41,42
に当接して円板40の回転に伴って回転するとともに、
回転軸線方向に沿って移動するようになっている。
【0022】従って、ローラ54を回転軸線方向に沿っ
て移動させることにより、第1外周部41は外方継手部
材用成形型51に押し付けられて、その内面が成形され
る。同様に第2外周部42はフランジ用成形型52に押
し付けられて、フランジ23を含めたハブ22が成形さ
れる(図3(e))。この結果、中心部43はエンドカ
バー部25となる。また、この後ローラ54の押し付け
力やローラ54の種類を変える等して、ベアリング27
の内輪31部分を押し付け成形する。
【0023】以上のようにしてスピニング加工を終了す
ると、加工された本体部30をスピニング加工機から取
り外し、別工程でベアリング27の内輪31、外方継手
部材21内の第1案内溝12等の研削加工を行う。ま
た、フランジ23のボルト23aを穿設する。このよう
な工程によって本体部30の加工が終了する(図3
(f))。そして、このようにして製造された本体部3
0に等速ジョイント部20内の構成、内方継手部材1
4、ボール15、ケージ16等を組み付けるとともに、
ベアリング27を介してナックル26を組み付けて本実
施の形態の等速ジョイントの製造が完了する。
【0024】以上述べた加工工程において、円板40の
回転、カッタ53の回転および進退移動、ローラ54の
進退移動および回転軸線方向の移動は、全てスピニング
加工機が備えるアクチュエータによって行われるもので
ある。また、本実施の形態では、第1外周部41と第2
外周部42とを同時に成形しているが、必ずしも同時に
行う必要はなく、別々に加工を行っても良い。なお、別
々に加工を行う場合は、第1外周部41と第2外周部4
2の何方を先に加工しても良い。
【0025】以上述べた第1の実施の形態の等速ジョイ
ントは、車体に等速ジョイントを連結するためのナック
ル26を備えたものであるため、ナックル26を支持す
るベアリング7の内輪31を外方継手部材21の外側に
一体的に形成している。本発明はこのような等速ジョイ
ントの製造方法に限られるものでは無く、図4に示す第
2の実施の形態のようにナックル26を備えないタイプ
の等速ジョイントであっても良い。
【0026】この第2の実施の形態も外方継手部材81
の端部にフランジ83が一体的に形成されている。そし
て、85が円板40の中心部43から形成される部分で
あり、エンドカバー部となる。また、このような比較的
簡単形状の等速ジョイントの場合、フランジ83側は必
ずしもスピニング等の塑性加工を施す必要はなく、この
ような場合は外方継手部材81側のみを塑性加工する。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、円板状の素
材を用い、この外周方向を分割して、分割した一方の部
材から外方継手部材を成形し、分割した他方の部材から
フランジ部を成形するようにしたものである。従って、
フランジを有する等速ジョイントを1つの素材から簡単
に製造でき、製造コストを低減することができる。
【0028】また、素材は中心部分を残して分割される
ため、この中心部がエンドカバーとして作用するため、
エンドカバーを後から組み付ける必要が無く、部品点数
の削減と、製造工程の簡易化が実現できる。請求項4で
は、ナックルを支持するためのベアリングの内輪部分を
同時に成形するため、一層製造工程の簡易化と製造時間
の短縮が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の等速ジョイントの
全体構成図である。
【図2】第1実施の形態の製造工程を説明するための図
である。
【図3】図2の続きを示した図である。
【図4】第2実施の形態の等速ジョイントを示した図で
ある。
【図5】従来の等速ジョイントを示した図である。
【符号の説明】
20 等速ジョイント部 21 外方継手部材 22 ハブ 23 フランジ 25 エンドカバー部 26 ナックル 27 ベアリング 31 内輪 40 円板 41 第1外周部 42 第2外周部 43 中心部 51 外方継手部材用成形型 52 フランジ用成形型 53 カッタ 54 ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】等速ジョイント部の外方継手部材の端部に
    フランジ部を有する等速ジョイントの製造方法であっ
    て、円板状の素材に対して中心部分を残して外周部分を
    切り込むことにより、前記素材を第1外周部、第2外周
    部および中心部の3つの部分に分け、前記中心部の前記
    第1外周部側に前記外方継手部材を成形するための外方
    継手部材用成形型を配設して前記素材を回転させ、押付
    部材によって前記第1外周部を前記外方継手部材用成形
    型に押し付けながら、前記押付部材と前記素材とを相対
    移動させることより、前記第1外周部より前記外方継手
    部材を成形し、前記第2外周部を前記フランジ部とする
    ことを特徴とする等速ジョイントの製造方法。
  2. 【請求項2】前記第2外周部は、前記中心部の前記第2
    外周部側に前記フランジを成形するためのフランジ用成
    形型を配設して前記素材を回転させ、押付部材によって
    前記第2外周部を前記フランジ用成形型に押し付けなが
    ら、前記押付部材と前記素材とを相対移動させることよ
    り成形することを特徴とする前記請求項1記載の等速ジ
    ョイントの製造方法。
  3. 【請求項3】等速ジョイント部の外方継手部材の端部に
    フランジ部を有する等速ジョイントの製造方法であっ
    て、円板状の素材に対して中心部分を残して外周部分を
    切り込むことにより、前記素材を第1外周部、第2外周
    部および中心部の3つの部分に分け、前記中心部の両側
    に前記外方継手部材を成形するための外方継手部材用成
    形型と前記フランジを成形するためのフランジ用成形型
    を配設して前記素材を回転させ、押付部材によって前記
    第1外周部および前記第2外周部をそれぞれ前記外方継
    手部材用成形型および前記フランジ用成形型に押し付け
    ながら、前記押付部材と前記素材とを相対移動させるこ
    とより、前記第1外周部より前記外方継手部材を成形
    し、前記第2外周部より前記フランジ部を成形すること
    を特徴とする等速ジョイントの製造方法。
  4. 【請求項4】前記等速ジョイントは、前記外方継手部材
    の外周にベアリングを介してナックルが支持された等速
    ジョイントであり、前記押付部材が前記第1外周部また
    は前記第2外周部の成形を行う際に、前記ベアリングの
    内輪部分を同時に成形することを特徴とする前記請求項
    1から3のいずれか1項記載の等速ジョイントの製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104507597A (zh) * 2012-07-04 2015-04-08 蒂森克虏伯钢铁欧洲股份公司 生产用于传递旋转运动的连接件的方法

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