JPH10138268A - モールドプレス成形用表皮材及びそれを使用した自動車用内装部品 - Google Patents
モールドプレス成形用表皮材及びそれを使用した自動車用内装部品Info
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- JPH10138268A JPH10138268A JP8296661A JP29666196A JPH10138268A JP H10138268 A JPH10138268 A JP H10138268A JP 8296661 A JP8296661 A JP 8296661A JP 29666196 A JP29666196 A JP 29666196A JP H10138268 A JPH10138268 A JP H10138268A
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モールドプレスプレス成形工法により樹脂芯
材と一体化する表皮材において、コストが廉価で、か
つ、リサイクルにも好適で、しかも、樹脂芯材との接着
性に優れたモールドプレス成形用表皮材を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 樹脂芯材20とモールドプレス成形金型
40,50により、モールドプレス一体化するモールド
プレス成形用表皮材30は、TPOシート31と、TP
Oシート31裏面に融点が120〜150℃の低融点オ
レフィン系樹脂からなる接着層32を例えばシート状,
フィルム状,ウエブ状,及び液状のものを積層一体化し
て構成することにより、樹脂芯材20とTPOシート3
1との良好な接着性を確保する。
材と一体化する表皮材において、コストが廉価で、か
つ、リサイクルにも好適で、しかも、樹脂芯材との接着
性に優れたモールドプレス成形用表皮材を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 樹脂芯材20とモールドプレス成形金型
40,50により、モールドプレス一体化するモールド
プレス成形用表皮材30は、TPOシート31と、TP
Oシート31裏面に融点が120〜150℃の低融点オ
レフィン系樹脂からなる接着層32を例えばシート状,
フィルム状,ウエブ状,及び液状のものを積層一体化し
て構成することにより、樹脂芯材20とTPOシート3
1との良好な接着性を確保する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モールドプレス
成形用表皮材及びそれを使用した自動車用内装部品に関
する。
成形用表皮材及びそれを使用した自動車用内装部品に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は、モールドプレス成形により所要
形状により成形された自動車用ドアトリム1を示す断面
図であり、自動車用ドアトリム1は、所望の曲面形状に
成形され、適度の保形性を備えた樹脂芯材2と、この樹
脂芯材2のモールドプレス成形時、樹脂芯材2の表面側
に一体貼着される表皮材3とから構成されている。
形状により成形された自動車用ドアトリム1を示す断面
図であり、自動車用ドアトリム1は、所望の曲面形状に
成形され、適度の保形性を備えた樹脂芯材2と、この樹
脂芯材2のモールドプレス成形時、樹脂芯材2の表面側
に一体貼着される表皮材3とから構成されている。
【0003】そして、樹脂芯材2としては、コスト,成
形性,剛性等から、タルク等を混入したポリプロピレン
樹脂が一般に使用されており、表皮材3としては、図5
乃至図7に示す各素材が従来から実施あるいは提案され
ている。
形性,剛性等から、タルク等を混入したポリプロピレン
樹脂が一般に使用されており、表皮材3としては、図5
乃至図7に示す各素材が従来から実施あるいは提案され
ている。
【0004】まず、図5に示すものは、表皮材3とし
て、PVCシート3a(針孔加工を施したもの)と、ウ
ーリーメリヤス布3bとを接着剤3cにより一体化した
ものであり、PVCシート3aと樹脂芯材2(ポリプロ
ピレン樹脂)との接着性が悪いため、ウーリーメリヤス
布3bを接着媒体として使用している。
て、PVCシート3a(針孔加工を施したもの)と、ウ
ーリーメリヤス布3bとを接着剤3cにより一体化した
ものであり、PVCシート3aと樹脂芯材2(ポリプロ
ピレン樹脂)との接着性が悪いため、ウーリーメリヤス
布3bを接着媒体として使用している。
【0005】また、図6に示すものは、オレフィン系熱
可塑性エラストマー(以下TPOという)シート3dの
裏面にポリプロピレンフォーム等の発泡層3eを裏打ち
した積層シートであり、また、図7に示すものは、TP
Oシート3d単体を表皮材3として使用している従来例
である。
可塑性エラストマー(以下TPOという)シート3dの
裏面にポリプロピレンフォーム等の発泡層3eを裏打ち
した積層シートであり、また、図7に示すものは、TP
Oシート3d単体を表皮材3として使用している従来例
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、ポ
リプロピレン樹脂を素材とした樹脂芯材2のモールドプ
レス成形時、この樹脂芯材2にプレス一体化されるモー
ルドプレス成形用表皮材3としては、図5乃至図7に示
す各種素材が使用されているが、例えば、PVCシート
3aとウーリーメリヤス布3bとを接着剤3cにより一
体化した積層シートを使用した場合、PVCシート3a
とウーリーメリヤス布3bとの接着強度がロッド毎に不
安定であり、場合によりPVCシート3aが剥離すると
いう不具合があり、また、リサイクルできず、資源の有
効利用という面で問題があった。
リプロピレン樹脂を素材とした樹脂芯材2のモールドプ
レス成形時、この樹脂芯材2にプレス一体化されるモー
ルドプレス成形用表皮材3としては、図5乃至図7に示
す各種素材が使用されているが、例えば、PVCシート
3aとウーリーメリヤス布3bとを接着剤3cにより一
体化した積層シートを使用した場合、PVCシート3a
とウーリーメリヤス布3bとの接着強度がロッド毎に不
安定であり、場合によりPVCシート3aが剥離すると
いう不具合があり、また、リサイクルできず、資源の有
効利用という面で問題があった。
【0007】次いで、TPOシート3dと発泡層3eと
の積層シートの場合では、接着性及びリサイクルについ
ては問題はないが、コスト高であり、特に、自動車用内
装部品の表皮材のような量産品においては不向きであ
る。
の積層シートの場合では、接着性及びリサイクルについ
ては問題はないが、コスト高であり、特に、自動車用内
装部品の表皮材のような量産品においては不向きであ
る。
【0008】最後に、TPOシート3d単体を表皮材3
として使用した場合、単体シートであるため、コスト的
に廉価であり、かつリサイクルも有利である半面、ドア
トリム1に適用した場合、ドアトリム1の外周部におい
て樹脂芯材2成形時における半溶融樹脂の樹脂温度が、
TPOシート3dの融点より低くなり、ドアトリム1の
外周部に接着不良が多発するという不具合があった。
として使用した場合、単体シートであるため、コスト的
に廉価であり、かつリサイクルも有利である半面、ドア
トリム1に適用した場合、ドアトリム1の外周部におい
て樹脂芯材2成形時における半溶融樹脂の樹脂温度が、
TPOシート3dの融点より低くなり、ドアトリム1の
外周部に接着不良が多発するという不具合があった。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、コストが廉価で、かつリサイクルにも好適
なTPOシートの接着性を改善したモールドプレス成形
用表皮材を提供すること、及び、接着性に優れたTPO
シートを使用して得た自動車用内装部品を提供すること
を目的としている。
れたもので、コストが廉価で、かつリサイクルにも好適
なTPOシートの接着性を改善したモールドプレス成形
用表皮材を提供すること、及び、接着性に優れたTPO
シートを使用して得た自動車用内装部品を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、モールドプレス成形により所要形状に成
形される樹脂芯材の表面側に一体貼着されるモールドプ
レス成形用表皮材において、前記モールドプレス成形用
表皮材は、TPOシート裏面に低融点オレフィン系樹脂
からなる接着層を貼付した積層体から構成されているこ
とを特徴とする。
に、本発明は、モールドプレス成形により所要形状に成
形される樹脂芯材の表面側に一体貼着されるモールドプ
レス成形用表皮材において、前記モールドプレス成形用
表皮材は、TPOシート裏面に低融点オレフィン系樹脂
からなる接着層を貼付した積層体から構成されているこ
とを特徴とする。
【0011】ここで、TPOシートは、ゴムライクの感
触を備えた樹脂材料で、従来のゴムのようなコンパウン
ド工程や加硫工程を必要とせず、ポリエチレン,ポリプ
ロピレンなどの熱可塑性樹脂と同じように成形加工が可
能である。
触を備えた樹脂材料で、従来のゴムのようなコンパウン
ド工程や加硫工程を必要とせず、ポリエチレン,ポリプ
ロピレンなどの熱可塑性樹脂と同じように成形加工が可
能である。
【0012】そして、TPOシートは、他の軟質樹脂に
比べ耐熱性が優れ、かつ密度が小さく製品の軽量化が可
能であり、成形時の流動特性に優れ、また、耐薬品性,
耐候性にも優れている。
比べ耐熱性が優れ、かつ密度が小さく製品の軽量化が可
能であり、成形時の流動特性に優れ、また、耐薬品性,
耐候性にも優れている。
【0013】ここで、TPOシートとして、商品名ミラ
ストマー(三井石油化学工業(株)製)等が挙げられ
る。
ストマー(三井石油化学工業(株)製)等が挙げられ
る。
【0014】次いで、低融点オレフィン系樹脂からなる
接着層としては、融点が120〜150℃の低融点ポリ
プロピレンシート、厚みが0.2〜0.4mm、好まし
くは0.3mmのものが良く、また、同じく融点が12
0〜150℃の低融点ポレオレフィン系ホットメルト
で、フィルム状,ウエブ状,液状タイプのものを使用す
ることができ、特に、液状のホットメルトを使用する場
合はTPOシート裏面にスプレーコーティングにより一
体化する。
接着層としては、融点が120〜150℃の低融点ポリ
プロピレンシート、厚みが0.2〜0.4mm、好まし
くは0.3mmのものが良く、また、同じく融点が12
0〜150℃の低融点ポレオレフィン系ホットメルト
で、フィルム状,ウエブ状,液状タイプのものを使用す
ることができ、特に、液状のホットメルトを使用する場
合はTPOシート裏面にスプレーコーティングにより一
体化する。
【0015】更に、本発明は、上述したモールドプレス
成形用表皮材をモールドプレス成形用金型内にセットし
た後、金型内に樹脂芯材の素材である半溶融樹脂を分配
供給して、モールドプレス成形用金型の係合圧締めによ
り、樹脂芯材を所要形状にモールドプレス成形するとと
もに、接着層を介して樹脂芯材の表面にTPOシートを
一体化して、自動車用内装部品を製作することを特徴と
する。
成形用表皮材をモールドプレス成形用金型内にセットし
た後、金型内に樹脂芯材の素材である半溶融樹脂を分配
供給して、モールドプレス成形用金型の係合圧締めによ
り、樹脂芯材を所要形状にモールドプレス成形するとと
もに、接着層を介して樹脂芯材の表面にTPOシートを
一体化して、自動車用内装部品を製作することを特徴と
する。
【0016】ここで、自動車用内装部品としては、自動
車用ドアトリム,リヤコーナートリム等に適用でき、樹
脂芯材としては、コスト,剛性,成形性等を考慮すれ
ば、タルク等のフィラーを混入したポリプロピレン樹脂
が好ましい。
車用ドアトリム,リヤコーナートリム等に適用でき、樹
脂芯材としては、コスト,剛性,成形性等を考慮すれ
ば、タルク等のフィラーを混入したポリプロピレン樹脂
が好ましい。
【0017】以上の構成から明らかなように、本発明に
係るモールドプレス成形用表皮材は、TPOシートの裏
面に低融点オレフィン系樹脂からなる接着層が一体化さ
れているため、モールドプレス金型内に表皮材をセット
して、樹脂芯材をモールドプレス成形する際、樹脂芯材
の素材である半溶融樹脂温度がゲート部付近では190
〜210℃であるが、金型端末部においては140〜1
50℃にまで温度が下がるが、低融点オレフィン系樹脂
からなる接着層の融点が120〜150℃であるため、
接着層が溶融して製品外周部においても樹脂芯材の表面
にTPOシートを良好に接着することが可能となる。
係るモールドプレス成形用表皮材は、TPOシートの裏
面に低融点オレフィン系樹脂からなる接着層が一体化さ
れているため、モールドプレス金型内に表皮材をセット
して、樹脂芯材をモールドプレス成形する際、樹脂芯材
の素材である半溶融樹脂温度がゲート部付近では190
〜210℃であるが、金型端末部においては140〜1
50℃にまで温度が下がるが、低融点オレフィン系樹脂
からなる接着層の融点が120〜150℃であるため、
接着層が溶融して製品外周部においても樹脂芯材の表面
にTPOシートを良好に接着することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るモールドプレ
ス成形用表皮材及びそれを使用した自動車用内装部品の
実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。
ス成形用表皮材及びそれを使用した自動車用内装部品の
実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0019】図1は本発明に係るモールドプレス成形用
表皮材を使用して製作した自動車用ドアトリムを示す正
面図、図2は同自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図、図3は同自動車用ドアトリムのモールドプレス成形
工程を示す説明図である。
表皮材を使用して製作した自動車用ドアトリムを示す正
面図、図2は同自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図、図3は同自動車用ドアトリムのモールドプレス成形
工程を示す説明図である。
【0020】図1,図2において、自動車用ドアトリム
10は、樹脂芯材20と、この樹脂芯材20の表面側に
一体貼着される表皮材30とから大略構成されている。
10は、樹脂芯材20と、この樹脂芯材20の表面側に
一体貼着される表皮材30とから大略構成されている。
【0021】更に詳しくは、上記樹脂芯材20は、PP
樹脂、あるいはタルク等の無機フィラーを混入したPP
複合樹脂等の樹脂材料を半溶融状態で所要曲面形状を備
えたモールドプレス成形型内に分配供給し、モールドプ
レス成形型の型締めにより複雑な曲面形状に成形されて
いる。
樹脂、あるいはタルク等の無機フィラーを混入したPP
複合樹脂等の樹脂材料を半溶融状態で所要曲面形状を備
えたモールドプレス成形型内に分配供給し、モールドプ
レス成形型の型締めにより複雑な曲面形状に成形されて
いる。
【0022】一方、表皮材30としては、樹脂芯材20
のモールドプレス成形時、同時成形されるものであり、
本実施形態では、TPOシート31の裏面に低融点オレ
フィン系樹脂からなる接着層32が積層された二層構造
体の積層シートが使用されている。
のモールドプレス成形時、同時成形されるものであり、
本実施形態では、TPOシート31の裏面に低融点オレ
フィン系樹脂からなる接着層32が積層された二層構造
体の積層シートが使用されている。
【0023】上記TPOシート31は、厚み0.4mm
で融点が160〜180℃であり、ゴムライクの表面感
触を備え、耐熱性に優れ、かつ密度が非常に小さく、成
形加工性,耐薬品性,耐候性等に優れており、本実施形
態では商品名ミラストマー(三井石油化学工業(株)
製)を使用している。
で融点が160〜180℃であり、ゴムライクの表面感
触を備え、耐熱性に優れ、かつ密度が非常に小さく、成
形加工性,耐薬品性,耐候性等に優れており、本実施形
態では商品名ミラストマー(三井石油化学工業(株)
製)を使用している。
【0024】また、ドアトリム10の形状によりエア溜
りを解消する目的でTPOシート31に針孔加工が施さ
れていても良い。
りを解消する目的でTPOシート31に針孔加工が施さ
れていても良い。
【0025】次に、TPOシート31の裏面に設けられ
る接着層32としては、厚みが0.3mmで融点が12
0〜150℃の低融点PPシートが使用されており、T
POシート31と低融点PPシートからなる接着層32
とはフレームラミ等によりシート状に一体化されてい
る。
る接着層32としては、厚みが0.3mmで融点が12
0〜150℃の低融点PPシートが使用されており、T
POシート31と低融点PPシートからなる接着層32
とはフレームラミ等によりシート状に一体化されてい
る。
【0026】次に、上記表皮材30を使用して自動車用
ドアトリム10を成形する工程について図3を基に説明
する。
ドアトリム10を成形する工程について図3を基に説明
する。
【0027】まず、モールドプレス成形用上型40のセ
ットピン41に表皮材30をTPOシート31を上側に
向け、接着層32を下側に向けてセットする。
ットピン41に表皮材30をTPOシート31を上側に
向け、接着層32を下側に向けてセットする。
【0028】そして、表皮材30のセットが完了すれ
ば、上型40が所定ストローク下降した時点で、モール
ドプレス成形用下型50の型面上に樹脂芯材20の素材
である半溶融樹脂Mが分配供給される。
ば、上型40が所定ストローク下降した時点で、モール
ドプレス成形用下型50の型面上に樹脂芯材20の素材
である半溶融樹脂Mが分配供給される。
【0029】この溶融樹脂Mは、下型50に接続されて
いる射出成形機60から、下型50に配設されているホ
ットランナ51,ゲート52を通じて下型50の型面上
に分配供給される。
いる射出成形機60から、下型50に配設されているホ
ットランナ51,ゲート52を通じて下型50の型面上
に分配供給される。
【0030】その後、モールドプレス成形用上型40が
下死点まで下降して、上下型40,50が所定クリアラ
ンスを保ち型係合することにより、樹脂芯材20が所望
の曲面形状に成形されるとともに、樹脂芯材20の表面
側に表皮材30がプレス一体化される。
下死点まで下降して、上下型40,50が所定クリアラ
ンスを保ち型係合することにより、樹脂芯材20が所望
の曲面形状に成形されるとともに、樹脂芯材20の表面
側に表皮材30がプレス一体化される。
【0031】このとき、半溶融樹脂Mの樹脂熱温度は、
ゲート52近傍部分Aでは190〜210℃であるが、
ゲート52からの距離が遠くなればなるほど、例えば、
図中Bで示す下型50の周縁部分においては半溶融樹脂
Mの樹脂温度は140〜150℃にまで低下する。
ゲート52近傍部分Aでは190〜210℃であるが、
ゲート52からの距離が遠くなればなるほど、例えば、
図中Bで示す下型50の周縁部分においては半溶融樹脂
Mの樹脂温度は140〜150℃にまで低下する。
【0032】しかし、本発明のモールドプレス成形用表
皮材30は、TPOシート裏面に低融点PPシート32
からなる接着層32が裏打ちされているため、樹脂温度
が低下するB部分においても接着層32が溶融して、樹
脂芯材20とTPOシート31とが接着層32を介して
良好に一体化される。
皮材30は、TPOシート裏面に低融点PPシート32
からなる接着層32が裏打ちされているため、樹脂温度
が低下するB部分においても接着層32が溶融して、樹
脂芯材20とTPOシート31とが接着層32を介して
良好に一体化される。
【0033】このように、本発明に係るモールドプレス
成形用表皮材30は、触感や耐熱性,成形性,耐候性に
優れたTPOシート31の裏面に低融点PPシートから
なる接着層32を一体化するという構成であるため、上
述したように大型部品のモールドプレス成形においても
製品端部に至るまで良好な接着性を確保できるととも
に、全てポリオレフィン系樹脂で統一されているため、
リサイクルにも好適であり、かつ廉価である等、実用価
値が高い。
成形用表皮材30は、触感や耐熱性,成形性,耐候性に
優れたTPOシート31の裏面に低融点PPシートから
なる接着層32を一体化するという構成であるため、上
述したように大型部品のモールドプレス成形においても
製品端部に至るまで良好な接着性を確保できるととも
に、全てポリオレフィン系樹脂で統一されているため、
リサイクルにも好適であり、かつ廉価である等、実用価
値が高い。
【0034】更に、上述した実施形態は接着層32とし
て低融点PPシートを使用したが、これに替えて、接着
層32として、融点120〜150℃の低融点オレフィ
ン系樹脂からなるホットメルトを使用しても良く、ホッ
トメルトの使用形態としては、フィルム状でもウエブ状
でもまた液状でも良く、特に、液状の場合はスプレーコ
ーティングによりTPOシート31裏面に塗布加工でき
る。
て低融点PPシートを使用したが、これに替えて、接着
層32として、融点120〜150℃の低融点オレフィ
ン系樹脂からなるホットメルトを使用しても良く、ホッ
トメルトの使用形態としては、フィルム状でもウエブ状
でもまた液状でも良く、特に、液状の場合はスプレーコ
ーティングによりTPOシート31裏面に塗布加工でき
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
載する格別の作用効果を有する。
【0036】(1)本発明は、モールドプレス成形用表
皮材として、TPOシート裏面に低融点オレフィン系樹
脂からなる接着層を積層した積層シート材料で構成され
ているため、樹脂芯材と表皮材とのモールドプレス成形
時、半溶融樹脂の樹脂温度が低下する金型端部におい
て、接着層を介して樹脂芯材とTPOシートとを強固に
接着一体化することが可能となり、表皮材が剥離の恐れ
のない良好な品質性能を維持することができるという効
果を有する。
皮材として、TPOシート裏面に低融点オレフィン系樹
脂からなる接着層を積層した積層シート材料で構成され
ているため、樹脂芯材と表皮材とのモールドプレス成形
時、半溶融樹脂の樹脂温度が低下する金型端部におい
て、接着層を介して樹脂芯材とTPOシートとを強固に
接着一体化することが可能となり、表皮材が剥離の恐れ
のない良好な品質性能を維持することができるという効
果を有する。
【0037】(2)本発明は、モールドプレス成形用表
皮材として、TPOシートの裏面に低融点オレフィン系
樹脂からなる接着層を一体化した構成であるため、従来
の発泡層に比べ、コスト的に廉価であり、かつ、オレフ
ィン系樹脂で統一しているため、リサイクルにも好適で
あり、省資源化に大きく貢献することができるという効
果を有する。
皮材として、TPOシートの裏面に低融点オレフィン系
樹脂からなる接着層を一体化した構成であるため、従来
の発泡層に比べ、コスト的に廉価であり、かつ、オレフ
ィン系樹脂で統一しているため、リサイクルにも好適で
あり、省資源化に大きく貢献することができるという効
果を有する。
【0038】(3)本発明は、TPOシートの裏面に低
融点オレフィン系樹脂からなる接着層を一体化したモー
ルドプレス成形用表皮材と樹脂芯材とをモールドプレス
一体化してなる自動車用内装部品であるため、モールド
プレス金型の金型形状により、樹脂芯材の素材である半
溶融樹脂の樹脂温度が低下しても、表皮材との良好な接
着が図れるため、製品の造形自由度やゲートの設定位置
についても制約が緩和され、成形品及び成形金型の設計
自由度が大幅に向上するという効果を有する。
融点オレフィン系樹脂からなる接着層を一体化したモー
ルドプレス成形用表皮材と樹脂芯材とをモールドプレス
一体化してなる自動車用内装部品であるため、モールド
プレス金型の金型形状により、樹脂芯材の素材である半
溶融樹脂の樹脂温度が低下しても、表皮材との良好な接
着が図れるため、製品の造形自由度やゲートの設定位置
についても制約が緩和され、成形品及び成形金型の設計
自由度が大幅に向上するという効果を有する。
【図1】本発明に係るモールドプレス成形用表皮材を使
用した自動車用ドアトリムを示す正面図。
用した自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図1に示す自動車用ドアトリムのモールドプレ
ス成形工程を示す説明図。
ス成形工程を示す説明図。
【図4】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
図。
【図5】従来の樹脂芯材と表皮材との素材を示す断面
図。
図。
【図6】従来の樹脂芯材と表皮材との素材を示す断面
図。
図。
【図7】従来の樹脂芯材と表皮材との素材を示す断面
図。
図。
10 自動車用ドアトリム 20 樹脂芯材 30 モールドプレス成形用表皮材 31 TPOシート 32 接着層 40 モールドプレス成形用上型 50 モールドプレス成形用下型 52 ゲート 60 射出成形機 A ゲート近傍部 B 金型周縁部
Claims (5)
- 【請求項1】 モールドプレス成形により所要形状に成
形される樹脂芯材(20)の表面側に一体貼着されるモ
ールドプレス成形用表皮材(30)において、 前記モールドプレス成形用表皮材(30)は、TPOシ
ート(31)裏面に低融点オレフィン系樹脂からなる接
着層(32)を貼付した積層体から構成されていること
を特徴とするモールドプレス成形用表皮材。 - 【請求項2】 前記モールドプレス成形用表皮材(3
0)の接着層(32)は、融点120〜150℃で、厚
み0.2〜0.4mmの低融点オレフィン系樹脂シート
であることを特徴とする請求項1記載のモールドプレス
成形用表皮材。 - 【請求項3】 前記モールドプレス成形用表皮材(3
0)の接着層(32)は、フィルム状、あるいはウエブ
状に形成された融点120〜150℃の低融点ポリオレ
フィン系樹脂ホットメルトであることを特徴とする請求
項1記載のモールドプレス成形用表皮材。 - 【請求項4】 前記モールドプレス成形用表皮材(3
0)の接着層(32)は、融点120〜150℃の低融
点オレフィン系樹脂からなる液状ホットメルトをTPO
シート(31)裏面にスプレーコーティングにより一体
化されていることを特徴とする請求項1記載のモールド
プレス成形用表皮材。 - 【請求項5】 請求項1記載のモールドプレス成形用表
皮材(30)をモールドプレス成形用金型(40,5
0)内にセットした後、金型内に樹脂芯材(20)の素
材である半溶融樹脂(M)を分配供給して、モールドプ
レス成形用金型(40,50)の係合圧締めにより、樹
脂芯材(20)を所要形状にモールドプレス成形すると
ともに、接着層(32)を介して樹脂芯材(20)の表
面にTPOシート(31)を一体化したことを特徴とす
る自動車用内装部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8296661A JPH10138268A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | モールドプレス成形用表皮材及びそれを使用した自動車用内装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8296661A JPH10138268A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | モールドプレス成形用表皮材及びそれを使用した自動車用内装部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10138268A true JPH10138268A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17836446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8296661A Pending JPH10138268A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | モールドプレス成形用表皮材及びそれを使用した自動車用内装部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10138268A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1676688A1 (en) | 2004-12-30 | 2006-07-05 | Kasai Kogyo Co., Ltd. | Automotive interior component and manufacturing method thereof |
| JP2007098808A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Kasai Kogyo Co Ltd | 積層成形品の成形方法 |
-
1996
- 1996-11-08 JP JP8296661A patent/JPH10138268A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1676688A1 (en) | 2004-12-30 | 2006-07-05 | Kasai Kogyo Co., Ltd. | Automotive interior component and manufacturing method thereof |
| JP2007098808A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Kasai Kogyo Co Ltd | 積層成形品の成形方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011122 |