JPH10138548A - 画像記録装置 - Google Patents
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- JPH10138548A JPH10138548A JP30278596A JP30278596A JPH10138548A JP H10138548 A JPH10138548 A JP H10138548A JP 30278596 A JP30278596 A JP 30278596A JP 30278596 A JP30278596 A JP 30278596A JP H10138548 A JPH10138548 A JP H10138548A
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Landscapes
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焦電材料を利用した画像記録装置において、
加熱時における電荷中和の均一性を向上させることによ
り、高い濃度均一性を有する画像記録を可能とする画像
記録装置を提供する。 【解決手段】 光導電体層2、焦電体層3、および導電
層4の積層構造からなる像担持体1をサーマルヘッド5
により画像信号に応じて選択的に加熱し、焦電効果によ
り被加熱部分に発生した電荷を、光導電体層2を光源2
1により光照射し導電化することにより除去して焦電体
層3表面を均一に電荷中和する。加熱を終了した像担持
体1は冷却され、焦電体層3内部の分極が復帰するのに
伴い、逆極性電荷による潜像17が形成され、形成され
た潜像17が現像器19によりトナー現像され、得られ
たトナー像を記録紙11に転写、定着することにより画
像19を得る。
加熱時における電荷中和の均一性を向上させることによ
り、高い濃度均一性を有する画像記録を可能とする画像
記録装置を提供する。 【解決手段】 光導電体層2、焦電体層3、および導電
層4の積層構造からなる像担持体1をサーマルヘッド5
により画像信号に応じて選択的に加熱し、焦電効果によ
り被加熱部分に発生した電荷を、光導電体層2を光源2
1により光照射し導電化することにより除去して焦電体
層3表面を均一に電荷中和する。加熱を終了した像担持
体1は冷却され、焦電体層3内部の分極が復帰するのに
伴い、逆極性電荷による潜像17が形成され、形成され
た潜像17が現像器19によりトナー現像され、得られ
たトナー像を記録紙11に転写、定着することにより画
像19を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像記録装置に関
し、特にプリンタ、ファックス、複写機及び表示板等に
適用される画像記録装置に関する。さらに詳細には、本
発明は焦電効果を利用した静電潜像を、帯電させた着色
媒体により現像することにより画像形成を行なう画像記
録装置に関する。
し、特にプリンタ、ファックス、複写機及び表示板等に
適用される画像記録装置に関する。さらに詳細には、本
発明は焦電効果を利用した静電潜像を、帯電させた着色
媒体により現像することにより画像形成を行なう画像記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】焦電性材料を画像信号に応じて加熱し、
この材料表面に電荷を発生させて静電潜像を形成し、静
電潜像に帯電させた着色媒体(以下、トナーと言う。)
を付着させて顕像化することにより画像記録を行なう方
法がこれまでに幾つか開示されている。例えば米国特許
No3,824,098においてバーグマン(Berg
man)らは、加熱手段としてランプ光を用いた複写装
置を提案している。すなわち、原稿を透過させたランプ
光によって焦電材料を選択的に加熱することにより画像
に応じた静電潜像を形成し、これを帯電させたトナーに
よって現像することにより原稿の複写像を得ている。
この材料表面に電荷を発生させて静電潜像を形成し、静
電潜像に帯電させた着色媒体(以下、トナーと言う。)
を付着させて顕像化することにより画像記録を行なう方
法がこれまでに幾つか開示されている。例えば米国特許
No3,824,098においてバーグマン(Berg
man)らは、加熱手段としてランプ光を用いた複写装
置を提案している。すなわち、原稿を透過させたランプ
光によって焦電材料を選択的に加熱することにより画像
に応じた静電潜像を形成し、これを帯電させたトナーに
よって現像することにより原稿の複写像を得ている。
【0003】また、同じく焦電材料を利用した画像記録
装置として、特開昭56−158350号公報において
山崎らは、加熱手段としてレーザ光およびサーマルヘッ
ドを用いた装置を開示している。
装置として、特開昭56−158350号公報において
山崎らは、加熱手段としてレーザ光およびサーマルヘッ
ドを用いた装置を開示している。
【0004】ところでバーグマンらは、アプライド・フ
ィジックス・レターズ(Applied Physic
s Letteers)、Vol.21(10),19
72,497−499頁において、以下に述べる逆極性
電荷による潜像形成について説明している。
ィジックス・レターズ(Applied Physic
s Letteers)、Vol.21(10),19
72,497−499頁において、以下に述べる逆極性
電荷による潜像形成について説明している。
【0005】逆極性電荷による潜像形成とは、焦電材料
を画像信号に応じて加熱中もしくはその加熱終了直後
に、焦電材料表面に発生した電荷を中和させると、焦電
材料を室温に戻した際に、加熱時と逆の極性の電荷が焦
電材料表面に発生して潜像を形成することをいう。こう
した逆極性電荷は、加熱時に発生する電荷と比較して、
時間的に安定に保持できるという特徴を持つ。従って、
この逆特性電荷によって潜像を形成すれば、時間的に安
定な潜像を形成することが可能となる。山崎らの装置に
おいても、こうした逆特性電荷による潜像形成が用いら
れている。なお、このようなプロセスにより形成される
潜像を、以下「逆極性電荷による潜像」と呼ぶ。
を画像信号に応じて加熱中もしくはその加熱終了直後
に、焦電材料表面に発生した電荷を中和させると、焦電
材料を室温に戻した際に、加熱時と逆の極性の電荷が焦
電材料表面に発生して潜像を形成することをいう。こう
した逆極性電荷は、加熱時に発生する電荷と比較して、
時間的に安定に保持できるという特徴を持つ。従って、
この逆特性電荷によって潜像を形成すれば、時間的に安
定な潜像を形成することが可能となる。山崎らの装置に
おいても、こうした逆特性電荷による潜像形成が用いら
れている。なお、このようなプロセスにより形成される
潜像を、以下「逆極性電荷による潜像」と呼ぶ。
【0006】ところで上記のバーグマンおよび山崎らに
よる従来例では、逆極性電荷による潜像形成について触
れているものの、その具体的な手段については開示して
いない。一方、テイラー(Taylor)は、米国特許
No3,935,327に記載された実施例において、
導電性ブラシからなる電荷中和手段を用いて加熱中の焦
電性材料表面を積極的に電荷中和する方法を開示してい
る。また、スネリング(Snelling)は、米国特
許No5,185,619及び特開平5−134506
号公報において、加熱手段である加熱針の表面に導電体
層を設け、この導電体層によって加熱時に発生する電荷
を中和する方法を開示している。
よる従来例では、逆極性電荷による潜像形成について触
れているものの、その具体的な手段については開示して
いない。一方、テイラー(Taylor)は、米国特許
No3,935,327に記載された実施例において、
導電性ブラシからなる電荷中和手段を用いて加熱中の焦
電性材料表面を積極的に電荷中和する方法を開示してい
る。また、スネリング(Snelling)は、米国特
許No5,185,619及び特開平5−134506
号公報において、加熱手段である加熱針の表面に導電体
層を設け、この導電体層によって加熱時に発生する電荷
を中和する方法を開示している。
【0007】図6を参照してスネリングの提案した画像
記録装置の基本構成を説明する。
記録装置の基本構成を説明する。
【0008】潜像が形成されるベルト状の像担持体31
は、焦電体層32と導電体層33とからなる。焦電体層
32に接した加熱針34はコントローラ35によって制
御され、焦電体層32表面を画像信号に応じて選択的に
加熱する。加熱針34の表面には、接地された導電体層
36が電荷中和手段として形成されており、加熱によっ
て焦電体層32の表面に発生した電荷はこの導電体層3
6を通して電荷中和される。像担持体31が冷却される
と、焦電体層32の表面に逆極性の電荷が発生し、潜像
37を形成する。形成された潜像37は、現像装置38
によってトナー現像39され、次いで、転写手段40
(スネリングの方式では、この転写手段にも焦電効を利
用している。)によって記録媒体41に転写され、画像
42が形成される。
は、焦電体層32と導電体層33とからなる。焦電体層
32に接した加熱針34はコントローラ35によって制
御され、焦電体層32表面を画像信号に応じて選択的に
加熱する。加熱針34の表面には、接地された導電体層
36が電荷中和手段として形成されており、加熱によっ
て焦電体層32の表面に発生した電荷はこの導電体層3
6を通して電荷中和される。像担持体31が冷却される
と、焦電体層32の表面に逆極性の電荷が発生し、潜像
37を形成する。形成された潜像37は、現像装置38
によってトナー現像39され、次いで、転写手段40
(スネリングの方式では、この転写手段にも焦電効を利
用している。)によって記録媒体41に転写され、画像
42が形成される。
【0009】上記動作における像担持体31の構成を図
7を参照して説明する。
7を参照して説明する。
【0010】図7の(a)は、加熱される前、つまり初
期状態の像担持体31を示す図である。
期状態の像担持体31を示す図である。
【0011】図7の(b)は、加熱針34によって焦電
体層32の範囲aが加熱され、分子配向状態が変化し、
分極電荷量が減少した状態の像担持体31の構成を示す
図である。
体層32の範囲aが加熱され、分子配向状態が変化し、
分極電荷量が減少した状態の像担持体31の構成を示す
図である。
【0012】図7の(c)は、加熱針34の表面に形成
された導電体層36により焦電体層32の表面に電荷を
付着させ表面電荷を中和させた状態を示す図である。
された導電体層36により焦電体層32の表面に電荷を
付着させ表面電荷を中和させた状態を示す図である。
【0013】図7の(d)は、図7の(c)に示される
状態の像担持体31が冷却され、焦電体層32内部の分
極電荷が初期状態に復帰した状態を示す図である。
状態の像担持体31が冷却され、焦電体層32内部の分
極電荷が初期状態に復帰した状態を示す図である。
【0014】図7の(e)は、図7の(d)の状態に示
される像担持体31にトナー55を付着させる動作を示
す図である。
される像担持体31にトナー55を付着させる動作を示
す図である。
【0015】上記のように逆極性電荷による潜像形成を
実行する場合、高い記録品質を得るためには、潜像形成
時(加熱時)の電荷中和をムラなく均一に行なうことが
重要である(図7の(c))。特に、加熱手段の発熱量
を制御して焦電体層の加熱温度を変化させることにより
減少する分極電荷量を制御して中間調記録(階調記録)
を行なう場合には、電荷中和に特別に高い均一性が要求
される。なぜなら、電荷中和が不均一であると、焦電体
層が冷却され分極電荷が初期状態に復帰した際、加熱温
度に忠実に対応した潜像電位が得られなくなり、画像濃
度の均一性が著しく悪化するためである。従って、高画
質な中間調記録を実行するためには、均一な電荷中和を
実行することが必要不可欠な条件となる。
実行する場合、高い記録品質を得るためには、潜像形成
時(加熱時)の電荷中和をムラなく均一に行なうことが
重要である(図7の(c))。特に、加熱手段の発熱量
を制御して焦電体層の加熱温度を変化させることにより
減少する分極電荷量を制御して中間調記録(階調記録)
を行なう場合には、電荷中和に特別に高い均一性が要求
される。なぜなら、電荷中和が不均一であると、焦電体
層が冷却され分極電荷が初期状態に復帰した際、加熱温
度に忠実に対応した潜像電位が得られなくなり、画像濃
度の均一性が著しく悪化するためである。従って、高画
質な中間調記録を実行するためには、均一な電荷中和を
実行することが必要不可欠な条件となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置で用いられていた電荷中和方法では、電荷中和に十
分な均一性を確保することが困難であるという問題点を
有する。すなわち、図6に示した従来例のように、焦電
体層表面に電荷中和手段(図6では導電体層36)を接
触させて電荷中和を行なう方法においては、電荷中和手
段表面および焦電体層表面に細かい凸凹が存在するた
め、両者を完全な密着状態とすることが難しく、それが
電荷中和の均一性を悪化させる原因となっている。つま
り、接触状態が不十分な部分では、電荷中和作用が十分
に働かないため、本来得られるべき潜像電位を得ること
ができなくなり、結果的に焦電体層と電荷中和手段との
間の接触ムラが、そのまま記録濃度の不均一として現れ
易い。特に中間調記録を実行した場合に、均一な画像濃
度を得ることが非常に困難である。
装置で用いられていた電荷中和方法では、電荷中和に十
分な均一性を確保することが困難であるという問題点を
有する。すなわち、図6に示した従来例のように、焦電
体層表面に電荷中和手段(図6では導電体層36)を接
触させて電荷中和を行なう方法においては、電荷中和手
段表面および焦電体層表面に細かい凸凹が存在するた
め、両者を完全な密着状態とすることが難しく、それが
電荷中和の均一性を悪化させる原因となっている。つま
り、接触状態が不十分な部分では、電荷中和作用が十分
に働かないため、本来得られるべき潜像電位を得ること
ができなくなり、結果的に焦電体層と電荷中和手段との
間の接触ムラが、そのまま記録濃度の不均一として現れ
易い。特に中間調記録を実行した場合に、均一な画像濃
度を得ることが非常に困難である。
【0017】接触状態を改善する方法としては、電荷中
和手段表面および焦電体表面を、極めて高い平面度なら
びに表面粗さを有する面精度に仕上げるか、または、両
者を高い圧力で押圧させることにより弾性変形を利用し
て密着させる方法などが考えられる。しかし、これらの
方法は、装置のコスト増や剛性を増すための大型化等の
問題点を生じさせるため、現実的には実用が困難であっ
た。
和手段表面および焦電体表面を、極めて高い平面度なら
びに表面粗さを有する面精度に仕上げるか、または、両
者を高い圧力で押圧させることにより弾性変形を利用し
て密着させる方法などが考えられる。しかし、これらの
方法は、装置のコスト増や剛性を増すための大型化等の
問題点を生じさせるため、現実的には実用が困難であっ
た。
【0018】また、上記の均一な電荷中和を行なうこと
が困難であるという問題点の他に、従来の電荷中和方法
では低電位の潜像形成が困難であり、中間調画像(階調
画像)を出力した場合にハイライト部を良好に記録する
ことができないという問題点を有する。すなわち、焦電
体層の加熱温度を低く設定し、100V以下の低い潜像
電位を得ようとした場合、潜像が全く形成出来ないとい
った現象が観察されている。こうした現象は、電荷中和
過程における電荷移動の形態が、放電現象により支配さ
れていることに関係していると考えられている。すなわ
ち、焦電体層と電荷中和手段を密着させても、微視的に
見ると両者の間には微小な間隔が存在している。電荷を
中和する場合、この間隔を電荷が放電によって移動して
電荷中和が実行されると考えられる。このとき、焦電体
表面と電荷中和手段との間に一定以上の電界が形成され
なければ放電現象は生じない。従って、焦電体層の加熱
温度が低く、焦電効果によって生じる表面電荷が少ない
場合には、焦電体層表面と電荷中和手段の間の電界強度
が小さくなるため、十分な電荷中和作用をえることが困
難となり、結果的に潜像形成が実行出来なくなってしま
う。
が困難であるという問題点の他に、従来の電荷中和方法
では低電位の潜像形成が困難であり、中間調画像(階調
画像)を出力した場合にハイライト部を良好に記録する
ことができないという問題点を有する。すなわち、焦電
体層の加熱温度を低く設定し、100V以下の低い潜像
電位を得ようとした場合、潜像が全く形成出来ないとい
った現象が観察されている。こうした現象は、電荷中和
過程における電荷移動の形態が、放電現象により支配さ
れていることに関係していると考えられている。すなわ
ち、焦電体層と電荷中和手段を密着させても、微視的に
見ると両者の間には微小な間隔が存在している。電荷を
中和する場合、この間隔を電荷が放電によって移動して
電荷中和が実行されると考えられる。このとき、焦電体
表面と電荷中和手段との間に一定以上の電界が形成され
なければ放電現象は生じない。従って、焦電体層の加熱
温度が低く、焦電効果によって生じる表面電荷が少ない
場合には、焦電体層表面と電荷中和手段の間の電界強度
が小さくなるため、十分な電荷中和作用をえることが困
難となり、結果的に潜像形成が実行出来なくなってしま
う。
【0019】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、加熱時における電荷中和の均一性を向上させると
共に、高い濃度均一性および高い階調記録性を有する画
像の出力が可能な画像記録装置を提供することを目的と
する。
あり、加熱時における電荷中和の均一性を向上させると
共に、高い濃度均一性および高い階調記録性を有する画
像の出力が可能な画像記録装置を提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
焦電体層を有する像担持体と、該焦電体層を画像信号に
応じて加熱する第1の加熱手段とを有する画像記録装置
において、前記焦電体層の表面に光導電体層を形成し、
前記加熱手段により加熱された焦電体層の表面の前記光
導電体層に光照射を行なう第1の光照射手段を有するこ
とを特徴とする。
焦電体層を有する像担持体と、該焦電体層を画像信号に
応じて加熱する第1の加熱手段とを有する画像記録装置
において、前記焦電体層の表面に光導電体層を形成し、
前記加熱手段により加熱された焦電体層の表面の前記光
導電体層に光照射を行なう第1の光照射手段を有するこ
とを特徴とする。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1の光照射手段が、前記像担持体の
表面側に配置された前記第1の加熱手段と向かい合うよ
うに前記像担持体の背面側に配置され、かつ前記焦電体
層が前記第1の光照射手段から照射される光の波長に対
して透過性を有することを特徴とする。
明において、前記第1の光照射手段が、前記像担持体の
表面側に配置された前記第1の加熱手段と向かい合うよ
うに前記像担持体の背面側に配置され、かつ前記焦電体
層が前記第1の光照射手段から照射される光の波長に対
して透過性を有することを特徴とする。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記像担持体が導電体層を有し、該導電体
層が前記第1の光照射手段から照射される光の波長に対
して透過性を有することを特徴とする。
明において、前記像担持体が導電体層を有し、該導電体
層が前記第1の光照射手段から照射される光の波長に対
して透過性を有することを特徴とする。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項2又は3に
記載の発明において、前記第1の加熱手段と向かい合う
位置に、前記像担持体を支持するための支持部材が配置
され、該支持部材が前記第1の光照射手段から照射され
る光の波長に対して透過性を有することを特徴とする。
記載の発明において、前記第1の加熱手段と向かい合う
位置に、前記像担持体を支持するための支持部材が配置
され、該支持部材が前記第1の光照射手段から照射され
る光の波長に対して透過性を有することを特徴とする。
【0024】請求項5記載の発明は、導電体層、焦電体
層及び光を照射されている間導電化する光導電体層とか
らなる像担持体と、該像担持体を制御手段の制御により
画像信号に応じて加熱する第2の加熱手段と、前記加熱
された像担持体の領域に光を照射する第2の光照射手段
と、前記加熱手段により加熱された像担持体の表面に生
じた電荷分布に帯電した着色媒体を付着させて電荷分布
に対応した画像を現像化する現像手段と、前記導電体層
を接地する接地手段とを有することを特徴とする。
層及び光を照射されている間導電化する光導電体層とか
らなる像担持体と、該像担持体を制御手段の制御により
画像信号に応じて加熱する第2の加熱手段と、前記加熱
された像担持体の領域に光を照射する第2の光照射手段
と、前記加熱手段により加熱された像担持体の表面に生
じた電荷分布に帯電した着色媒体を付着させて電荷分布
に対応した画像を現像化する現像手段と、前記導電体層
を接地する接地手段とを有することを特徴とする。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記第2の光照射手段が、前記第2の加熱
手段と該第2の光照射手段とで前記像担持体を挟む位置
にあり、前記導電体層及び焦電体層が前記第2の光照射
手段の照射する光に対して透過性を有することを特徴と
する。
明において、前記第2の光照射手段が、前記第2の加熱
手段と該第2の光照射手段とで前記像担持体を挟む位置
にあり、前記導電体層及び焦電体層が前記第2の光照射
手段の照射する光に対して透過性を有することを特徴と
する。
【0026】図5を用いて、本発明の画像記録装置にお
ける潜像形成メカニズムを説明する。図5は本発明に係
る画像記録装置の像担持体50の構成を示す図である。
この像担持体50は導電体層55、焦電体層52、光が
照射されている間導電体となる光導電体層51とからな
る。ここで光導電体層2は接地されている。図5の
(a)に示される初期状態において、光導電体層51の
表面には、焦電体層52の分極電荷53と釣り合うだけ
の表面電荷(真電荷)54が存在しており、像担持体表
面は電気的に中和状態となっている。この初期状態で
は、光導電体層への光照射は行なわれていないため、光
導電体層は絶縁性である。なお、ここでは焦電体層の分
極電荷(表面側)の極性を正極性、光導電体層表面に付
着した表面電荷の極性を負極性として説明するが、極性
がそれぞれ逆であっても同様の構成で潜像形成を実行で
きる。
ける潜像形成メカニズムを説明する。図5は本発明に係
る画像記録装置の像担持体50の構成を示す図である。
この像担持体50は導電体層55、焦電体層52、光が
照射されている間導電体となる光導電体層51とからな
る。ここで光導電体層2は接地されている。図5の
(a)に示される初期状態において、光導電体層51の
表面には、焦電体層52の分極電荷53と釣り合うだけ
の表面電荷(真電荷)54が存在しており、像担持体表
面は電気的に中和状態となっている。この初期状態で
は、光導電体層への光照射は行なわれていないため、光
導電体層は絶縁性である。なお、ここでは焦電体層の分
極電荷(表面側)の極性を正極性、光導電体層表面に付
着した表面電荷の極性を負極性として説明するが、極性
がそれぞれ逆であっても同様の構成で潜像形成を実行で
きる。
【0027】図5の(b)に示されるように像担持体5
0が加熱手段によって加熱されると被加熱部分の焦電体
層内部では分子配向状態が変化し、分極電荷量が減少す
る。そのため光導電体層表面に付着した負電荷の量が過
剰となり、見かけ上、像担持体表面は負極性に帯電する
ことになる。
0が加熱手段によって加熱されると被加熱部分の焦電体
層内部では分子配向状態が変化し、分極電荷量が減少す
る。そのため光導電体層表面に付着した負電荷の量が過
剰となり、見かけ上、像担持体表面は負極性に帯電する
ことになる。
【0028】ここで光導電体層51に光照射を行なう
と、光導電体層51は光照射が行なわれている間は導電
体となるため、光導電体層51表面に生じた過剰電荷
は、光導電体層を通じて除去される(図5の(c))。
と、光導電体層51は光照射が行なわれている間は導電
体となるため、光導電体層51表面に生じた過剰電荷
は、光導電体層を通じて除去される(図5の(c))。
【0029】光照射が終了すると、光導電体層51は再
び絶縁化し、分極電荷に対応した表面電荷が光導電体層
51の表面に現れる(図5の(d))。これにより像担
持体50の表面は再び中和状態となる。
び絶縁化し、分極電荷に対応した表面電荷が光導電体層
51の表面に現れる(図5の(d))。これにより像担
持体50の表面は再び中和状態となる。
【0030】加熱が終了し、像担持体50が初期温度に
戻されると、焦電体層52内部の分極電荷は初期状態に
復帰する。すると、光導電体層51表面の負電荷は不足
状態となり、見かけ上、光導電体層表面は正極性に帯電
することになる。つまり、像担持体の被加熱部分には、
冷却後に正極性の潜像が形成されることになる(図5の
(e))。この時点では、光導電体層への光照射は終了
されているため、光導電体層51は絶縁化しており、形
成された潜像は時間的に安定に保持される。こうして形
成された正極性の潜像に、負極性に帯電させた着色媒体
(トナー)55を付着させることにより、潜像の顕像化
が行なわれる(図5の(f))。
戻されると、焦電体層52内部の分極電荷は初期状態に
復帰する。すると、光導電体層51表面の負電荷は不足
状態となり、見かけ上、光導電体層表面は正極性に帯電
することになる。つまり、像担持体の被加熱部分には、
冷却後に正極性の潜像が形成されることになる(図5の
(e))。この時点では、光導電体層への光照射は終了
されているため、光導電体層51は絶縁化しており、形
成された潜像は時間的に安定に保持される。こうして形
成された正極性の潜像に、負極性に帯電させた着色媒体
(トナー)55を付着させることにより、潜像の顕像化
が行なわれる(図5の(f))。
【0031】また、焦電体層や導電体層を、照射光に対
して透過性を有する材料から構成することにより、上述
の光照射を像担持体の背面側から行なうことが可能とな
り、光照射範囲の制限等を容易に実行することが可能で
ある。
して透過性を有する材料から構成することにより、上述
の光照射を像担持体の背面側から行なうことが可能とな
り、光照射範囲の制限等を容易に実行することが可能で
ある。
【0032】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明に係る画像
記録装置の実施形態を説明する。
記録装置の実施形態を説明する。
【0033】図1は本発明に係る画像記録装置の第1の
実施例を示す図である。この画像記録装置は、光導電体
層2、焦電体層3及び導電体層4とからなる無端ベルト
状の像担持体1と、像担持体1を画像信号に応じて加熱
する加熱手段としてのサーマルヘッド5と、像担持体1
を駆動するプラテンローラ6と、現像器10と、トナー
を記録紙11に転写する転写ローラ12と、定着器15
及び光導電体層2を導電化するための光源21とから構
成される。
実施例を示す図である。この画像記録装置は、光導電体
層2、焦電体層3及び導電体層4とからなる無端ベルト
状の像担持体1と、像担持体1を画像信号に応じて加熱
する加熱手段としてのサーマルヘッド5と、像担持体1
を駆動するプラテンローラ6と、現像器10と、トナー
を記録紙11に転写する転写ローラ12と、定着器15
及び光導電体層2を導電化するための光源21とから構
成される。
【0034】図2は図1に示す像担持体1の構成を示す
図である。この図に示すように像担持体1には厚さ約8
μmの光導電体層2、厚さ約100μmの焦電体層3及
び厚さ約0.1μmの導電体層4の3層からなるフィル
ムを無端状にしたベルトを用いる。本実施例では、光導
電体層2にはフタロシアニン系感光材料を、焦電体層3
にはポリフッ化ビニリデン(PVDF)を、導電体層4
にはアルミニウムをそれぞれ用いる。また、導電体層4
は導電ローラ20を介して常に接地電位に保つ。
図である。この図に示すように像担持体1には厚さ約8
μmの光導電体層2、厚さ約100μmの焦電体層3及
び厚さ約0.1μmの導電体層4の3層からなるフィル
ムを無端状にしたベルトを用いる。本実施例では、光導
電体層2にはフタロシアニン系感光材料を、焦電体層3
にはポリフッ化ビニリデン(PVDF)を、導電体層4
にはアルミニウムをそれぞれ用いる。また、導電体層4
は導電ローラ20を介して常に接地電位に保つ。
【0035】なお、像担持体に用いる材料は上記の材料
に限定されるものではない。焦電体層3には加熱により
分極の配向状態が変化するものを用いればよいので、例
えば、焦電体層3としては、PDVFと3フッ化エチレ
ンとの共重合体、PDVFと4フッ化エチレンとの共重
合体などの焦電性高分子材料や、PZT(Pb(2)Z
rO(3)−PbTiO(3))などのセラミックス系
焦電材料などを用いることが可能である。また、光導電
体層2はエネルギを与えて導電化するものを用いれば良
いので、例えば、結晶シリコン、ポリ結晶シリコン、非
結晶シリコン、酸化亜鉛、硫化カドミウム、ペリレン系
色材等、他の感光材料を用いることが可能である。ま
た、導電体層4には、金、クロム等の他の金属系材料、
導電性有機材料など、様々な導電性材料を使用すること
が可能である。
に限定されるものではない。焦電体層3には加熱により
分極の配向状態が変化するものを用いればよいので、例
えば、焦電体層3としては、PDVFと3フッ化エチレ
ンとの共重合体、PDVFと4フッ化エチレンとの共重
合体などの焦電性高分子材料や、PZT(Pb(2)Z
rO(3)−PbTiO(3))などのセラミックス系
焦電材料などを用いることが可能である。また、光導電
体層2はエネルギを与えて導電化するものを用いれば良
いので、例えば、結晶シリコン、ポリ結晶シリコン、非
結晶シリコン、酸化亜鉛、硫化カドミウム、ペリレン系
色材等、他の感光材料を用いることが可能である。ま
た、導電体層4には、金、クロム等の他の金属系材料、
導電性有機材料など、様々な導電性材料を使用すること
が可能である。
【0036】図1に示すサーマルヘッド5は加熱手段と
して使用し、ジュール熱により発熱する微小発熱素子が
約83μmピッチ(300dot/inch)で像担持
体1の幅方向に一列に並んだライン型サーマルヘッドで
ある。このライン型サーマルヘッドには、発熱素子列の
形成位置によって、平面型、端面型及びコーナー型など
の種類があるが、本実施例では光源21による光照射を
実行しやすくするために、発熱素子がサーマルヘッド基
板のコーナー(エッジ部)に形成されたコーナー型サー
マルヘッドを使用する。サーマルヘッド5はコントロー
ラ16により制御され、像担持体1を画像信号に応じて
選択的に加熱する。
して使用し、ジュール熱により発熱する微小発熱素子が
約83μmピッチ(300dot/inch)で像担持
体1の幅方向に一列に並んだライン型サーマルヘッドで
ある。このライン型サーマルヘッドには、発熱素子列の
形成位置によって、平面型、端面型及びコーナー型など
の種類があるが、本実施例では光源21による光照射を
実行しやすくするために、発熱素子がサーマルヘッド基
板のコーナー(エッジ部)に形成されたコーナー型サー
マルヘッドを使用する。サーマルヘッド5はコントロー
ラ16により制御され、像担持体1を画像信号に応じて
選択的に加熱する。
【0037】サーマルヘッド5によって加熱される部分
の像担持体1の表面には、サーマルヘッド近傍に配置し
た光源21によって光照射を行い、像担持体表面の光導
電体層2を導電化する。光源にはLED発光素子を使用
し、光照射領域は光遮蔽板22を用いて制限した。本実
施例では、加熱部から下流側0.3mmまでの範囲に対
して光照射が行なわれるように設定した。
の像担持体1の表面には、サーマルヘッド近傍に配置し
た光源21によって光照射を行い、像担持体表面の光導
電体層2を導電化する。光源にはLED発光素子を使用
し、光照射領域は光遮蔽板22を用いて制限した。本実
施例では、加熱部から下流側0.3mmまでの範囲に対
して光照射が行なわれるように設定した。
【0038】図3は本発明に係る画像記録装置の潜像形
成部の構成を示す斜視図である。この潜像形成部は、サ
ーマルヘッド5と、像担持体1を回転させるプラテンロ
ーラ6とを有し、光照射領域の左右両端部にはこの図に
示すように電極23を設け、光照射により導電化された
部分の光導電体層が接地されている。
成部の構成を示す斜視図である。この潜像形成部は、サ
ーマルヘッド5と、像担持体1を回転させるプラテンロ
ーラ6とを有し、光照射領域の左右両端部にはこの図に
示すように電極23を設け、光照射により導電化された
部分の光導電体層が接地されている。
【0039】加熱された像担持体1の焦電体層3表面に
は、焦電効果によって電荷が発生するが、これは導電化
した光導電体層2を通して電荷中和される。なお、光源
21には、本実施例で用いたLED発行素子の他に、光
導電体層の感光特性に対応した波長を有する他の光源を
使用することが可能である。また、装置内に特別な光源
を具備させず、装置外の光を取り込んで使用する方法で
もかまわない。また、本実施例のように光源から発せら
れた光を像担持体に直接照射するのではなく、光ファイ
バ等を利用して光を導く方法を用いることも可能であ
る。また、本実施例では、光源をサーマルヘッドよりも
下流側に配置したが、必要な範囲への光照射が可能であ
れば上流側に配置してもかまわない。また、本実施例で
は、光照射を実行しやすくするためにコーナー型サーマ
ルヘッドを使用したが、サーマルヘッドの形状はこれに
限定されるものではなく、平面型、端面型等の他の形状
を用いてもかまわない。また、シリアル型のサーマルヘ
ッドを使用することも可能である。
は、焦電効果によって電荷が発生するが、これは導電化
した光導電体層2を通して電荷中和される。なお、光源
21には、本実施例で用いたLED発行素子の他に、光
導電体層の感光特性に対応した波長を有する他の光源を
使用することが可能である。また、装置内に特別な光源
を具備させず、装置外の光を取り込んで使用する方法で
もかまわない。また、本実施例のように光源から発せら
れた光を像担持体に直接照射するのではなく、光ファイ
バ等を利用して光を導く方法を用いることも可能であ
る。また、本実施例では、光源をサーマルヘッドよりも
下流側に配置したが、必要な範囲への光照射が可能であ
れば上流側に配置してもかまわない。また、本実施例で
は、光照射を実行しやすくするためにコーナー型サーマ
ルヘッドを使用したが、サーマルヘッドの形状はこれに
限定されるものではなく、平面型、端面型等の他の形状
を用いてもかまわない。また、シリアル型のサーマルヘ
ッドを使用することも可能である。
【0040】像担持体1の加熱および電荷中和が終了す
ると、像担持体は自然冷却され、それに伴って逆極性電
荷による潜像17を形成する。この時点では像担持体1
に対する光照射は行なわれていないため、像担持体表面
は絶縁性となり、潜像電荷は安定に保持される。
ると、像担持体は自然冷却され、それに伴って逆極性電
荷による潜像17を形成する。この時点では像担持体1
に対する光照射は行なわれていないため、像担持体表面
は絶縁性となり、潜像電荷は安定に保持される。
【0041】形成された潜像17は、現像器10を用い
てトナーを付着させることにより現像する。本実施例で
は、現像方法に接触式非磁性一成分現像方式を使用し
た。現像を終えた像担持体1は、記録媒体である記録紙
11と重ね合わされる。その後電圧を印加した転写ロー
ラ12が記録紙11背面より押し当てられることによ
り、トナーが記録紙11表面に静電転写される。トナー
を転写された記録紙11は、ヒートローラ13と圧力ロ
ーラ14からなる定着器15に通される。ここでトナー
が記録紙11上に定着され、画像19が記録紙11上に
形成される。なお、潜像の現像方法、現像剤の種類、記
録媒体への転写方法、および記録媒体への定着方法など
については、本実施例で用いた方式に限定されるもので
はなく、従来の電子写真記録方式等で用いられている他
の方式を用いてもかまわない。
てトナーを付着させることにより現像する。本実施例で
は、現像方法に接触式非磁性一成分現像方式を使用し
た。現像を終えた像担持体1は、記録媒体である記録紙
11と重ね合わされる。その後電圧を印加した転写ロー
ラ12が記録紙11背面より押し当てられることによ
り、トナーが記録紙11表面に静電転写される。トナー
を転写された記録紙11は、ヒートローラ13と圧力ロ
ーラ14からなる定着器15に通される。ここでトナー
が記録紙11上に定着され、画像19が記録紙11上に
形成される。なお、潜像の現像方法、現像剤の種類、記
録媒体への転写方法、および記録媒体への定着方法など
については、本実施例で用いた方式に限定されるもので
はなく、従来の電子写真記録方式等で用いられている他
の方式を用いてもかまわない。
【0042】トナーを記録紙11に転写した後、像担持
体1は再び潜像形成部(サーマルヘッド部)に搬送さ
れ、次の潜像形成が実行される。これに先立ち、像担持
体1上に未転写トナーが残存する場合には、必要に応じ
て図示しないクリーナを用いた除去を行なう。また、潜
像電荷が残存している場合には、必要に応じて導電性ブ
ラシ等の図示しない除電手段により除電をおこなう。
体1は再び潜像形成部(サーマルヘッド部)に搬送さ
れ、次の潜像形成が実行される。これに先立ち、像担持
体1上に未転写トナーが残存する場合には、必要に応じ
て図示しないクリーナを用いた除去を行なう。また、潜
像電荷が残存している場合には、必要に応じて導電性ブ
ラシ等の図示しない除電手段により除電をおこなう。
【0043】上記のような装置構成のもとで記録実験を
実行した結果、焦電体層の最大温度上昇量を40°Cと
設定した場合、約870Vの潜像電位が得られることが
確認された。これは、像担持体の外に電荷中和手段を設
けた従来法による装置と比較すると、約1.5倍の潜像
電位であり、本発明が潜像形成の効率を向上させるのに
有効であることが確認された。また、焦電体層の温度上
昇量を20°Cに設定して中間濃度の記録を実行した場
合、濃度むらの極めて少ない記録を実行できることが確
認され、本発明が潜像電位の均一性を向上させる上で非
常に有効であることが確認できた。さらに、焦電体層の
温度上昇量を5°Cに設定し、100V程度の低電位潜
像を形成してみたところ、安定した潜像電位が得られる
ことが確認でき、本発明により低電位潜像の形成、すな
わち安定したハイライト部の潜像形成が可能になること
が確認された。
実行した結果、焦電体層の最大温度上昇量を40°Cと
設定した場合、約870Vの潜像電位が得られることが
確認された。これは、像担持体の外に電荷中和手段を設
けた従来法による装置と比較すると、約1.5倍の潜像
電位であり、本発明が潜像形成の効率を向上させるのに
有効であることが確認された。また、焦電体層の温度上
昇量を20°Cに設定して中間濃度の記録を実行した場
合、濃度むらの極めて少ない記録を実行できることが確
認され、本発明が潜像電位の均一性を向上させる上で非
常に有効であることが確認できた。さらに、焦電体層の
温度上昇量を5°Cに設定し、100V程度の低電位潜
像を形成してみたところ、安定した潜像電位が得られる
ことが確認でき、本発明により低電位潜像の形成、すな
わち安定したハイライト部の潜像形成が可能になること
が確認された。
【0044】図4は、本発明に係る画像記録装置の第2
の実施例を示す図である。潜像形成部を除いては、装置
構成は実施例1と同じであり、図1と同様な部材には同
一の符号を用いた。
の実施例を示す図である。潜像形成部を除いては、装置
構成は実施例1と同じであり、図1と同様な部材には同
一の符号を用いた。
【0045】本実施例では、光源26が像担持体1の裏
面側に配置され、像担持体1の加熱領域に対する光照射
を像担持体の背面より行なう。光源26から発せられた
光は、像担持体1の支持部材25、像担持体の導電体層
4および焦電体層3を通して光導電体層2に照射され
る。従って、支持部材25、導電体層4及び焦電体層3
は、光源26から照射される光の波長に対して透過性を
有する必要がある。本実施例では、光源26にLED発
光素子を用い、支持部材25をアクリル樹脂、像担持体
の導電体層4にITOスパッタ膜、焦電体層3にPVD
Fを用いた。なお、支持部材や像担持体の材料は上記の
材料に限定されるものではない。例えば、支持部材25
としては、ガラスや他の透明樹脂を使用することが可能
であり、また、導電体層4としては、SnO(2)、I
n(2)O(3)、ZnOなど、他の光透過性を有する
導電性薄膜材料を使用することが可能である。また、導
電体層4の磨耗を防止するなどの目的で、導電体層4の
表面に他の材料の層を積層してもかまわない。ただし、
それらの層も全て光源26の波長に対して透過性を有し
ている必要がある。
面側に配置され、像担持体1の加熱領域に対する光照射
を像担持体の背面より行なう。光源26から発せられた
光は、像担持体1の支持部材25、像担持体の導電体層
4および焦電体層3を通して光導電体層2に照射され
る。従って、支持部材25、導電体層4及び焦電体層3
は、光源26から照射される光の波長に対して透過性を
有する必要がある。本実施例では、光源26にLED発
光素子を用い、支持部材25をアクリル樹脂、像担持体
の導電体層4にITOスパッタ膜、焦電体層3にPVD
Fを用いた。なお、支持部材や像担持体の材料は上記の
材料に限定されるものではない。例えば、支持部材25
としては、ガラスや他の透明樹脂を使用することが可能
であり、また、導電体層4としては、SnO(2)、I
n(2)O(3)、ZnOなど、他の光透過性を有する
導電性薄膜材料を使用することが可能である。また、導
電体層4の磨耗を防止するなどの目的で、導電体層4の
表面に他の材料の層を積層してもかまわない。ただし、
それらの層も全て光源26の波長に対して透過性を有し
ている必要がある。
【0046】光源26から照射された光は、支持部材2
5、導電体層4、および焦電体層3を通して、光導電体
層2に照射される。本実施例では、光導電体層2にフタ
ロシアニン系感光材料を使用した。なお、光照射を行な
う範囲はマスク27により制限し、本実施例では加熱部
よりも下流側へ0.3mm、上流側へ10mmの範囲に
対して光照射を行なった。なお、実施例1と同様、光照
射された部分の光導電体層は、図3に示されるように像
担持体端部に設けた電極23により接地する。
5、導電体層4、および焦電体層3を通して、光導電体
層2に照射される。本実施例では、光導電体層2にフタ
ロシアニン系感光材料を使用した。なお、光照射を行な
う範囲はマスク27により制限し、本実施例では加熱部
よりも下流側へ0.3mm、上流側へ10mmの範囲に
対して光照射を行なった。なお、実施例1と同様、光照
射された部分の光導電体層は、図3に示されるように像
担持体端部に設けた電極23により接地する。
【0047】光照射を像担持体の背面より行なう場合に
は、加熱された像担持体1の領域を加熱手段の形状に係
わらず光照射することができるため加熱手段の形状に対
する制約はなくなる。従って、本実施例では、サーマル
ヘッドとして一般的な平面型サーマルヘッド24を使用
した。ただし加熱手段が平面型サーマルヘッド24に限
定されるものでないことは明らかである。
は、加熱された像担持体1の領域を加熱手段の形状に係
わらず光照射することができるため加熱手段の形状に対
する制約はなくなる。従って、本実施例では、サーマル
ヘッドとして一般的な平面型サーマルヘッド24を使用
した。ただし加熱手段が平面型サーマルヘッド24に限
定されるものでないことは明らかである。
【0048】平面型サーマルヘッド24により加熱され
た部分では、像担持体1表面に電荷が発生するが、この
領域で、像担持体の背面より光照射が行なわれているた
め、像担持体表面の光導電体層2は導電化し、発生した
電荷は光導電体層を通して電荷中和される。加熱が終了
し、像担持体1の温度が降下するに伴い、逆極性の電荷
が発生し、潜像17を形成する。このとき、像担持体へ
の光照射は行なわれていないため、像担持体表面、つま
り光導電体層2は絶縁化し、形成された潜像は安定に保
持される。その後の現像、転写、定着プロセスについて
は、実施例1と同様なので省略する。
た部分では、像担持体1表面に電荷が発生するが、この
領域で、像担持体の背面より光照射が行なわれているた
め、像担持体表面の光導電体層2は導電化し、発生した
電荷は光導電体層を通して電荷中和される。加熱が終了
し、像担持体1の温度が降下するに伴い、逆極性の電荷
が発生し、潜像17を形成する。このとき、像担持体へ
の光照射は行なわれていないため、像担持体表面、つま
り光導電体層2は絶縁化し、形成された潜像は安定に保
持される。その後の現像、転写、定着プロセスについて
は、実施例1と同様なので省略する。
【0049】上記のような装置構成のもとで記録実験を
実行した結果、焦電体層の最大温度上昇量を40°Cと
設定した場合、約900Vの潜像電位が得られることが
確認された。これは、像担持体の外に電荷中和手段を設
けた従来法によ装置と比較すると、約1.6倍の潜像電
位であり、本発明が潜像形成の効率を向上させるのに有
効であることが確認された。また、中間調記録を実施し
た場合においても、濃度均一性の高い画像記録を実行で
きることが確認され、本発明が電荷中和の均一性を向上
させるのに有効であることが確認された。
実行した結果、焦電体層の最大温度上昇量を40°Cと
設定した場合、約900Vの潜像電位が得られることが
確認された。これは、像担持体の外に電荷中和手段を設
けた従来法によ装置と比較すると、約1.6倍の潜像電
位であり、本発明が潜像形成の効率を向上させるのに有
効であることが確認された。また、中間調記録を実施し
た場合においても、濃度均一性の高い画像記録を実行で
きることが確認され、本発明が電荷中和の均一性を向上
させるのに有効であることが確認された。
【0050】なお、本実施例では、光源26からの光を
支持部材25を通して光導電体層2に照射したが、必ず
しも支持部材を通す必要はない。例えば、支持部材を実
施例1に示したようなプラテンローラで代用し、プラテ
ンローラの近傍に光源26を配置することにより光照射
を行なってもかまわない。
支持部材25を通して光導電体層2に照射したが、必ず
しも支持部材を通す必要はない。例えば、支持部材を実
施例1に示したようなプラテンローラで代用し、プラテ
ンローラの近傍に光源26を配置することにより光照射
を行なってもかまわない。
【0051】以上実施例をもって本発明を詳細に説明し
たが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。例えば、上記の実施例において加熱手段に全て
サーマルヘッドを用いたが、画像信号に応じて像担持体
を加熱するものであればどのような加熱手段を用いても
良く、例えば加熱針、レーザー光及びランプ光など、他
の加熱手段を用いることも可能である。
たが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。例えば、上記の実施例において加熱手段に全て
サーマルヘッドを用いたが、画像信号に応じて像担持体
を加熱するものであればどのような加熱手段を用いても
良く、例えば加熱針、レーザー光及びランプ光など、他
の加熱手段を用いることも可能である。
【0052】また、上記の実施例では、像担持体は全て
ベルト状としたが、ドラム状、平板状など、他の形状の
ものを用いてもかまわない。
ベルト状としたが、ドラム状、平板状など、他の形状の
ものを用いてもかまわない。
【0053】また、上記の実施例において、記録媒体は
全て紙としたが、その他様々な記録媒体に対して本発明
が有効であることは明白である。
全て紙としたが、その他様々な記録媒体に対して本発明
が有効であることは明白である。
【0054】さらに、記録媒体に対する着色媒体の転写
および定着は必ずしも必要でなく、一時的に記録媒体上
あるいは像担持体上に着色媒体を保持することにより、
表示板等、一時的に情報表示する機器への応用も可能で
ある。
および定着は必ずしも必要でなく、一時的に記録媒体上
あるいは像担持体上に着色媒体を保持することにより、
表示板等、一時的に情報表示する機器への応用も可能で
ある。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、潜像形成時における電荷中和を高い均一性をも
って実行できるため、潜像電位の高精度制御が可能とな
り、濃度均一性に優れた画像の出力が可能となる。ま
た、電荷中和の効率が向上するため、高速記録などを行
なった場合にも、十分な画像濃度を得ることが可能とな
る。
よれば、潜像形成時における電荷中和を高い均一性をも
って実行できるため、潜像電位の高精度制御が可能とな
り、濃度均一性に優れた画像の出力が可能となる。ま
た、電荷中和の効率が向上するため、高速記録などを行
なった場合にも、十分な画像濃度を得ることが可能とな
る。
【図1】本発明に係る画像記録装置の第1の実施例を示
す図である。
す図である。
【図2】本発明に係る像担持体の構成を示す図である。
【図3】本発明に係る画像記録装置の潜像形成部の構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る画像記録装置の第2の実施例を示
す図である。
す図である。
【図5】本発明に係る像担持体において潜像が形成され
る過程を示す図である。
る過程を示す図である。
【図6】従来の画像記録装置の構成を示す図である。
【図7】従来の像担持体において潜像が形成される過程
を示す図である。
を示す図である。
1 像担持体 2 光導電体層 3 焦電体層 4 導電体層 5 サーマルヘッド 10 現像器 11 記録紙 12 転写ローラ 15 定着器 16 コントローラ 17 潜像 21 光源
Claims (6)
- 【請求項1】 焦電体層を有する像担持体と、該焦電体
層を画像信号に応じて加熱する第1の加熱手段とを有す
る画像記録装置において、 前記焦電体層の表面に光導電体層を形成し、 前記加熱手段により加熱された焦電体層の表面の前記光
導電体層に光照射を行なう第1の光照射手段を有するこ
とを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】 前記第1の光照射手段が、前記像担持体
の表面側に配置された前記第1の加熱手段と向かい合う
ように前記像担持体の背面側に配置され、かつ前記焦電
体層が前記第1の光照射手段から照射される光の波長に
対して透過性を有することを特徴とする請求項1記載の
画像記録装置。 - 【請求項3】 前記像担持体が導電体層を有し、該導電
体層が前記第1の光照射手段から照射される光の波長に
対して透過性を有することを特徴とする請求項2記載の
画像記録装置。 - 【請求項4】 前記第1の加熱手段と向かい合う位置
に、前記像担持体を支持するための支持部材が配置さ
れ、該支持部材が前記第1の光照射手段から照射される
光の波長に対して透過性を有することを特徴とする請求
項2又は3に記載の画像記録装置。 - 【請求項5】 導電体層、焦電体層及び光を照射されて
いる間導電化する光導電体層とからなる像担持体と、 該像担持体を制御手段の制御により画像信号に応じて加
熱する第2の加熱手段と、 前記加熱された像担持体の領域に光を照射する第2の光
照射手段と、 前記加熱手段により加熱された像担持体の表面に生じた
電荷分布に帯電した着色媒体を付着させて電荷分布に対
応した画像を現像化する現像手段と、 前記導電体層を接地する接地手段とを有することを特徴
とする画像記録装置。 - 【請求項6】 前記第2の光照射手段が、前記第2の加
熱手段と該第2の光照射手段とで前記像担持体を挟む位
置にあり、 前記導電体層及び焦電体層が前記第2の光照射手段の照
射する光に対して透過性を有することを特徴とする請求
項5記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30278596A JPH10138548A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30278596A JPH10138548A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 画像記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10138548A true JPH10138548A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17913097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30278596A Pending JPH10138548A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10138548A (ja) |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP30278596A patent/JPH10138548A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990330 |