JPH1013990A - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
- Publication number
- JPH1013990A JPH1013990A JP15955396A JP15955396A JPH1013990A JP H1013990 A JPH1013990 A JP H1013990A JP 15955396 A JP15955396 A JP 15955396A JP 15955396 A JP15955396 A JP 15955396A JP H1013990 A JPH1013990 A JP H1013990A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnets
- peripheral surface
- yoke
- vibration system
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 37
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 6
- 229910001004 magnetic alloy Inorganic materials 0.000 abstract 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 過大電流の入力によって生ずる過大振幅に起
因する振動系の破損を防止する。 【解決手段】 フィールドコイル6a,6bを固定と
し、これと対向する2つのマグネット5a,5bを振動
可能に支持したムービングマグネット方式のスピーカと
し、フィールドコイル6a,6bが取り付けられるイン
ナーヨーク7と各マグネット5a,5bとの間の磁気的
吸引力により、振動系を構成するマグネット5a,5b
がインナーヨーク7の端面を越えて移動しようとした際
に制動力を与えて振動系の設定振幅量以上の過大振幅を
防止する。
因する振動系の破損を防止する。 【解決手段】 フィールドコイル6a,6bを固定と
し、これと対向する2つのマグネット5a,5bを振動
可能に支持したムービングマグネット方式のスピーカと
し、フィールドコイル6a,6bが取り付けられるイン
ナーヨーク7と各マグネット5a,5bとの間の磁気的
吸引力により、振動系を構成するマグネット5a,5b
がインナーヨーク7の端面を越えて移動しようとした際
に制動力を与えて振動系の設定振幅量以上の過大振幅を
防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカの改良に
関し、さらに詳しくは、瞬時の過大電流が印加された場
合に生じる振動系の過振幅によるスピーカの破損を防止
可能としたスピーカに関する。
関し、さらに詳しくは、瞬時の過大電流が印加された場
合に生じる振動系の過振幅によるスピーカの破損を防止
可能としたスピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカのほとんどは、ムービン
グコイル方式と言われる、マグネットとヨークとで筒状
空隙部(磁気ギャップ)に磁界を発生させ、該空隙部内
に振動系と結合されたリング状コイルを可動可能に配置
し、該リング状コイルに音声電流を通電し、振動系を振
動させ音声を得るものであり、通常の音声周波数帯域の
再生の場合は特に問題はないが低音域の再生の場合、
中、高音域と同等の音圧を得るためには、駆動電流を大
きくして振動系のストロークを大きくする必要がある。
駆動電流を大きくすることはコイルからの熱の発生を大
きくすることを意味しており、放熱性を良くして温度上
昇を押さえたり、スピーカへの入力電力を制限する等、
スピーカの焼損防止策を講じなければならない。また、
瞬時の過大電流により、振動系のストロークがオーバス
トロークとなりこの振動系の破損を引き起こす危険性が
あるため、電気回路の工夫によるオーバストローク防止
策等も講じる必要がある。
グコイル方式と言われる、マグネットとヨークとで筒状
空隙部(磁気ギャップ)に磁界を発生させ、該空隙部内
に振動系と結合されたリング状コイルを可動可能に配置
し、該リング状コイルに音声電流を通電し、振動系を振
動させ音声を得るものであり、通常の音声周波数帯域の
再生の場合は特に問題はないが低音域の再生の場合、
中、高音域と同等の音圧を得るためには、駆動電流を大
きくして振動系のストロークを大きくする必要がある。
駆動電流を大きくすることはコイルからの熱の発生を大
きくすることを意味しており、放熱性を良くして温度上
昇を押さえたり、スピーカへの入力電力を制限する等、
スピーカの焼損防止策を講じなければならない。また、
瞬時の過大電流により、振動系のストロークがオーバス
トロークとなりこの振動系の破損を引き起こす危険性が
あるため、電気回路の工夫によるオーバストローク防止
策等も講じる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスピーカの磁気
回路構成の1例は次のようなものである。図4にしめす
ように軸方向に異方性を付した焼結フェライト磁石10
を使用して、その上下に鉄部材(ヨーク)11,12を
配置させて磁気ギャップ部13を形成する。符号14は
ボイスコイルであり、磁気ギャップ部13内に位置して
いる。ボイスコイル14に音声電流を流すことによりコ
ーン紙15を振動させ、電流を音に変換する。このと
き、ボイスコイル14に流れた電流による推力とダンパ
ー16の復元力とがバランスして、コーン紙15の振幅
が決まる。この従来のスピーカは次のような欠点を有す
る。ボイスコイル14に突発的な過大電流が流れた場
合、振幅を制限するのは本スピーカの構成上ダンパー1
6の復元力のみであり、ボイスコイル14に働く推力が
ダンパー16の復元力より大きい場合、例えばボイスコ
イル14が巻回されているボビン17がヨーク12の内
底面に衝突する等してスピーカの破損に至る。特に低音
再生用のスピーカは必要な音圧を得るために中、高音再
生用スピーカと比較して大きいストロークを必要とする
ため、過大振幅によるスピーカの破損は重要な問題であ
る。
回路構成の1例は次のようなものである。図4にしめす
ように軸方向に異方性を付した焼結フェライト磁石10
を使用して、その上下に鉄部材(ヨーク)11,12を
配置させて磁気ギャップ部13を形成する。符号14は
ボイスコイルであり、磁気ギャップ部13内に位置して
いる。ボイスコイル14に音声電流を流すことによりコ
ーン紙15を振動させ、電流を音に変換する。このと
き、ボイスコイル14に流れた電流による推力とダンパ
ー16の復元力とがバランスして、コーン紙15の振幅
が決まる。この従来のスピーカは次のような欠点を有す
る。ボイスコイル14に突発的な過大電流が流れた場
合、振幅を制限するのは本スピーカの構成上ダンパー1
6の復元力のみであり、ボイスコイル14に働く推力が
ダンパー16の復元力より大きい場合、例えばボイスコ
イル14が巻回されているボビン17がヨーク12の内
底面に衝突する等してスピーカの破損に至る。特に低音
再生用のスピーカは必要な音圧を得るために中、高音再
生用スピーカと比較して大きいストロークを必要とする
ため、過大振幅によるスピーカの破損は重要な問題であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来のボイスコ
イル可動方式(ムービングコイル方式)に替え、ボイス
コイル固定のマグネット可動方式(ムービングマグネッ
ト方式)とし、固定ヨークに対して可動マグネットをそ
の振幅の範囲内において磁気的に結合し、振動系の振幅
に制限を加えてかかる従来技術の問題点を解決せんとす
るものである。
イル可動方式(ムービングコイル方式)に替え、ボイス
コイル固定のマグネット可動方式(ムービングマグネッ
ト方式)とし、固定ヨークに対して可動マグネットをそ
の振幅の範囲内において磁気的に結合し、振動系の振幅
に制限を加えてかかる従来技術の問題点を解決せんとす
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】磁性材料から円筒状に形成された
可動ヨークの内周面の両端部に2つのリング状のマグネ
ットが固着され、この可動ヨークが振動板に接続された
スリーブに固着されて振動系が構成され、この振動系が
ダンパーにより振動可能に支持される。また、磁性材料
から円筒状に形成された固定ヨークに、2つのマグネッ
トの内周面に各々対向する2つのコイルが密着して取り
付けられる。固定ヨークの両端面は、非通電状態での2
つのマグネットの振動方向における各端面よりも同方向
へ長く突出しており、その突出量が振動系の設定ストロ
ークと同等もしくは設定ストロークよりも短くなってい
る。
可動ヨークの内周面の両端部に2つのリング状のマグネ
ットが固着され、この可動ヨークが振動板に接続された
スリーブに固着されて振動系が構成され、この振動系が
ダンパーにより振動可能に支持される。また、磁性材料
から円筒状に形成された固定ヨークに、2つのマグネッ
トの内周面に各々対向する2つのコイルが密着して取り
付けられる。固定ヨークの両端面は、非通電状態での2
つのマグネットの振動方向における各端面よりも同方向
へ長く突出しており、その突出量が振動系の設定ストロ
ークと同等もしくは設定ストロークよりも短くなってい
る。
【0006】このように構成されたスピーカは、非通電
状態および各マグネットが固定ヨークの長さの範囲内で
振動しているときには、各マグネット、即ち振動系に固
定ヨークの中心方向への磁気的吸引力が働くが、コイル
に規格以上の過電流が流れ各マグネットが固定ヨークの
端面を越えてさらに移動しようした際には、上記磁気的
吸引力が振動系の振幅を抑制する方向へ働き、この時点
で振動系に緩やかな制動力、いわゆるソフトクリップが
かかり、よって振動系が設定ストローク以上の過振幅に
て振動することが防止される。なお、上記形態とは逆
に、可動ヨークの外周面の両端部に2つのリング状のマ
グネットが固着され、その外周側に配置される固定ヨー
クに2つのマグネットの外周面に各々対向する2つのコ
イルが密着して取り付けられている形態とした場合で
も、同様の作用が得られるものである。
状態および各マグネットが固定ヨークの長さの範囲内で
振動しているときには、各マグネット、即ち振動系に固
定ヨークの中心方向への磁気的吸引力が働くが、コイル
に規格以上の過電流が流れ各マグネットが固定ヨークの
端面を越えてさらに移動しようした際には、上記磁気的
吸引力が振動系の振幅を抑制する方向へ働き、この時点
で振動系に緩やかな制動力、いわゆるソフトクリップが
かかり、よって振動系が設定ストローク以上の過振幅に
て振動することが防止される。なお、上記形態とは逆
に、可動ヨークの外周面の両端部に2つのリング状のマ
グネットが固着され、その外周側に配置される固定ヨー
クに2つのマグネットの外周面に各々対向する2つのコ
イルが密着して取り付けられている形態とした場合で
も、同様の作用が得られるものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例であるスピーカを
示す断面図、図2は同スピーカの磁気回路を示す要部断
面図である。図中符号1は、アルミダイキャスト等によ
り形成され、略円錐形の上部フレーム1aと略腕状の下
部フレーム1bとがネジ1cにより結合されて成るフレ
ームである。下部フレーム1bの中央部には図示上方に
向かって円筒状に突出する突出部1dが一体に形成され
ており、この突出部1dの小径部1eの外周面に鉄等の
磁性材料から円筒状に形成されたインナーヨーク7の内
周面が嵌合し、且つ接着固定されている。インナーヨー
ク7の外周面には、各々逆巻きに巻き回されて形成され
た2つのフィールドコイル6a,6bが上下方向に間隙
を有してこのインナーヨーク7に密着した状態で接着固
定されている。なお、フィールドコイル6a,6bはイ
ンナーヨーク7をボビン代わりとしてこのインナーヨー
ク7に直接巻き付けても良い。
に説明する。図1は本発明の一実施例であるスピーカを
示す断面図、図2は同スピーカの磁気回路を示す要部断
面図である。図中符号1は、アルミダイキャスト等によ
り形成され、略円錐形の上部フレーム1aと略腕状の下
部フレーム1bとがネジ1cにより結合されて成るフレ
ームである。下部フレーム1bの中央部には図示上方に
向かって円筒状に突出する突出部1dが一体に形成され
ており、この突出部1dの小径部1eの外周面に鉄等の
磁性材料から円筒状に形成されたインナーヨーク7の内
周面が嵌合し、且つ接着固定されている。インナーヨー
ク7の外周面には、各々逆巻きに巻き回されて形成され
た2つのフィールドコイル6a,6bが上下方向に間隙
を有してこのインナーヨーク7に密着した状態で接着固
定されている。なお、フィールドコイル6a,6bはイ
ンナーヨーク7をボビン代わりとしてこのインナーヨー
ク7に直接巻き付けても良い。
【0008】フィールドコイル6a,6bの外周には、
僅かな空隙を介してリング状の2つのマグネット5a,
5bの内周面が対向している。マグネット5a,5bは
それぞれラジアル方向(放射方向)に磁化されたもので
あり、一方のマグネット5aは内周側がN極、外周側が
S極に着磁され、逆に他方のマグネット5bは内周側が
S極、外周側がN極に着磁されている。これらのマグネ
ット5a,5bは外周面が磁性材料製の円筒状のアウタ
ーヨーク4の内周面にそれぞれ接着固定されて一体化さ
れている。アウターヨーク4の外周面は円筒状のスリー
ブ8の内周面に接着され、さらに、スリーブ8の上部が
振動板2に接着等により接続されている。振動板2の外
周部はフレーム1の周縁部に柔軟なエッジ9を介して弾
性支持されている。また、スリーブ8の外周面は、断面
波形状を有する2つのダンパー3a,3bの内周部に接
着固定され、このダンパー3a,3bの外周部がフレー
ム1に固着されることよりマグネット5a,5b、アウ
ターヨーク4、スリーブ8、振動板2から成る振動系が
図示上下方向に振動可能に支持されている。
僅かな空隙を介してリング状の2つのマグネット5a,
5bの内周面が対向している。マグネット5a,5bは
それぞれラジアル方向(放射方向)に磁化されたもので
あり、一方のマグネット5aは内周側がN極、外周側が
S極に着磁され、逆に他方のマグネット5bは内周側が
S極、外周側がN極に着磁されている。これらのマグネ
ット5a,5bは外周面が磁性材料製の円筒状のアウタ
ーヨーク4の内周面にそれぞれ接着固定されて一体化さ
れている。アウターヨーク4の外周面は円筒状のスリー
ブ8の内周面に接着され、さらに、スリーブ8の上部が
振動板2に接着等により接続されている。振動板2の外
周部はフレーム1の周縁部に柔軟なエッジ9を介して弾
性支持されている。また、スリーブ8の外周面は、断面
波形状を有する2つのダンパー3a,3bの内周部に接
着固定され、このダンパー3a,3bの外周部がフレー
ム1に固着されることよりマグネット5a,5b、アウ
ターヨーク4、スリーブ8、振動板2から成る振動系が
図示上下方向に振動可能に支持されている。
【0009】本実施例のスピーカは、非通電時におい
て、図2に示すようにインナーヨーク7の上端面と上方
のマグネット5aの上端面との高さ方向の間隔hと、イ
ンナーヨーク7の下端面と下方のマグネット5bの下端
面との高さ方向の間隔hは、それぞれ8mmに設定され
ている。即ち、インナーヨーク7は上下方向(振動系の
振動方向)において各マグネット5a,5bよりも8m
m突出するように高さ寸法および取付位置が設定されて
いる。そして、各マグネット5a,5bとインナーヨー
ク7との間には常に直流磁場による磁気的吸引力が働い
ている。この状態からフィールドコイル6a,6bに音
声電流を供給すると、各フィールドコイル6a,6bが
逆巻きに形成され、且つ、これと対向する各マグネット
5a,5bの内周面がそれぞれ逆極性に着磁されている
ことから、各マグネット5a,5bに同一方向の駆動力
が働き、このマグネット5a,5bを含む振動系が図示
上方または下方に移動する。
て、図2に示すようにインナーヨーク7の上端面と上方
のマグネット5aの上端面との高さ方向の間隔hと、イ
ンナーヨーク7の下端面と下方のマグネット5bの下端
面との高さ方向の間隔hは、それぞれ8mmに設定され
ている。即ち、インナーヨーク7は上下方向(振動系の
振動方向)において各マグネット5a,5bよりも8m
m突出するように高さ寸法および取付位置が設定されて
いる。そして、各マグネット5a,5bとインナーヨー
ク7との間には常に直流磁場による磁気的吸引力が働い
ている。この状態からフィールドコイル6a,6bに音
声電流を供給すると、各フィールドコイル6a,6bが
逆巻きに形成され、且つ、これと対向する各マグネット
5a,5bの内周面がそれぞれ逆極性に着磁されている
ことから、各マグネット5a,5bに同一方向の駆動力
が働き、このマグネット5a,5bを含む振動系が図示
上方または下方に移動する。
【0010】今、過大電流がフィールドコイル6a,6
bに供給され、振動系が図示上方へ急激に駆動された場
合、マグネット5aがインナーヨーク7の上端面を越え
て上方へ移動しようとするが、マグネット5aとインナ
ーヨーク7との間の磁気的吸引力により、マグネット5
aがインナーヨーク7の上端面を越えて僅かに(約2m
m)移動した時点でそれ以上の振幅が抑制され、いわゆ
るソフトクリップが働き、ダンパー3a,3bの突っ張
りによる振動系各部の接着部の剥がれ等の故障の発生、
および歪み音の発生が防止される。上記と逆方向の過大
電流がフィールドコイル6a,6bに供給された場合も
同様に、マグネット5bとインナーヨーク7との間の磁
気的吸引力により、マグネット5bがインナーヨーク7
の下端面を越えて僅かに(約2mm)移動した時点でソ
フトクリップが働き、ダンパー3a,3bの突っ張り、
スリーブ8の下部フレーム1bの内底面への衝突等によ
る振動系の故障の発生、および異音や歪み音の発生が防
止されるようになっている。
bに供給され、振動系が図示上方へ急激に駆動された場
合、マグネット5aがインナーヨーク7の上端面を越え
て上方へ移動しようとするが、マグネット5aとインナ
ーヨーク7との間の磁気的吸引力により、マグネット5
aがインナーヨーク7の上端面を越えて僅かに(約2m
m)移動した時点でそれ以上の振幅が抑制され、いわゆ
るソフトクリップが働き、ダンパー3a,3bの突っ張
りによる振動系各部の接着部の剥がれ等の故障の発生、
および歪み音の発生が防止される。上記と逆方向の過大
電流がフィールドコイル6a,6bに供給された場合も
同様に、マグネット5bとインナーヨーク7との間の磁
気的吸引力により、マグネット5bがインナーヨーク7
の下端面を越えて僅かに(約2mm)移動した時点でソ
フトクリップが働き、ダンパー3a,3bの突っ張り、
スリーブ8の下部フレーム1bの内底面への衝突等によ
る振動系の故障の発生、および異音や歪み音の発生が防
止されるようになっている。
【0011】図3は、上記実施例のスピーカにおける入
力電流と振動系の振幅との関係を示す特性図である。な
お、縦軸の振幅量はマグネット5a,5b等の振動系の
上下方向(±方向)の各振幅量の和を示している。この
特性図から明らかなように、入力電流が約3A(アンペ
ア)で振幅量が約20mm付近に達するまで、入力電流
に対し振動系の振幅量が比例して増加するが、それ以上
の入力電流に対しては振幅量はほとんど横這いの傾向を
示している。これは、上述したように非通電時における
インナーヨーク7のマグネット5a,5bの各端面から
上下方向へ突出する突出量がそれぞれ約8mmであり、
通電時、即ち振動系の振動時には、マグネット5a,5
bがインナーヨーク7の上下端面を越えてさらに約2m
m移動した時点で、換言すれば、非通電時の状態から振
動系が上下一方方向へ約10mm(両方向で約20m
m)移動した時点で、その振幅が磁気的に抑制されるた
めである。
力電流と振動系の振幅との関係を示す特性図である。な
お、縦軸の振幅量はマグネット5a,5b等の振動系の
上下方向(±方向)の各振幅量の和を示している。この
特性図から明らかなように、入力電流が約3A(アンペ
ア)で振幅量が約20mm付近に達するまで、入力電流
に対し振動系の振幅量が比例して増加するが、それ以上
の入力電流に対しては振幅量はほとんど横這いの傾向を
示している。これは、上述したように非通電時における
インナーヨーク7のマグネット5a,5bの各端面から
上下方向へ突出する突出量がそれぞれ約8mmであり、
通電時、即ち振動系の振動時には、マグネット5a,5
bがインナーヨーク7の上下端面を越えてさらに約2m
m移動した時点で、換言すれば、非通電時の状態から振
動系が上下一方方向へ約10mm(両方向で約20m
m)移動した時点で、その振幅が磁気的に抑制されるた
めである。
【0012】上記の如く、本実施例のスピーカによれ
ば、上下方向にそれぞれ10mm、両方向で20mmと
いう予め設定された振幅量を越えた振動系のオーバスト
ロークを防止するための特別な安全装置を付加すること
なく、振動系を構成するマグネット5a,5bと磁気回
路を構成するインナーヨーク7との間の磁気的吸引力に
より、過大電流入力時の振動系等の破損を防止すること
ができる。また、磁気的吸引力により振動系の振幅は緩
やかに抑制(ソフトクリップ)されるので、振動系の振
幅方向が急激に逆転することによる歪み音の発生も防止
され、音質が向上する。また、フィールドコイル6a,
6bがインナーヨーク7に間隙を介することなく直接取
り付けられているので、従来のようなムービングコイル
方式のスピーカに比べて磁気ギャップ(マグネット5
a,5bの内周面とインナーヨーク7の外周面との間の
空隙)の間隔を狭くすることが可能であり、よって、マ
グネット5a,5bから発生する磁束の線積率が向上し
て一定の音声電流に対する駆動エネルギーが増加する。
さらにフィールドコイル6a,6bで発生する熱がイン
ナーヨーク7に直接的に伝わり、且つ下部ヨーク1bに
も伝達されてこれらの外表面から放熱されるので、放熱
効率が格段に上昇して耐入力値を大幅に向上できるもの
である。
ば、上下方向にそれぞれ10mm、両方向で20mmと
いう予め設定された振幅量を越えた振動系のオーバスト
ロークを防止するための特別な安全装置を付加すること
なく、振動系を構成するマグネット5a,5bと磁気回
路を構成するインナーヨーク7との間の磁気的吸引力に
より、過大電流入力時の振動系等の破損を防止すること
ができる。また、磁気的吸引力により振動系の振幅は緩
やかに抑制(ソフトクリップ)されるので、振動系の振
幅方向が急激に逆転することによる歪み音の発生も防止
され、音質が向上する。また、フィールドコイル6a,
6bがインナーヨーク7に間隙を介することなく直接取
り付けられているので、従来のようなムービングコイル
方式のスピーカに比べて磁気ギャップ(マグネット5
a,5bの内周面とインナーヨーク7の外周面との間の
空隙)の間隔を狭くすることが可能であり、よって、マ
グネット5a,5bから発生する磁束の線積率が向上し
て一定の音声電流に対する駆動エネルギーが増加する。
さらにフィールドコイル6a,6bで発生する熱がイン
ナーヨーク7に直接的に伝わり、且つ下部ヨーク1bに
も伝達されてこれらの外表面から放熱されるので、放熱
効率が格段に上昇して耐入力値を大幅に向上できるもの
である。
【0013】さらに、2つのマグネット5a,5bは内
外周面がそれぞれ相異なる極性に着磁されてアウターヨ
ーク4に取り付けられているので、マグネット5a,5
b、アウターヨーク4、およびインナーヨーク7間での
漏洩磁束が減少し、この点でも駆動エネルギーの増加に
寄与している。また、下部フレーム1bの底部中央に円
筒状に突出部1dが形成され、この突出部1dの小径部
1eにインナーヨーク7が嵌合されているので、組立時
に基準となるインナーヨーク7の芯出しおよび上下方向
の位置決めを容易に行うことができ、組立作業性が向上
するものである。
外周面がそれぞれ相異なる極性に着磁されてアウターヨ
ーク4に取り付けられているので、マグネット5a,5
b、アウターヨーク4、およびインナーヨーク7間での
漏洩磁束が減少し、この点でも駆動エネルギーの増加に
寄与している。また、下部フレーム1bの底部中央に円
筒状に突出部1dが形成され、この突出部1dの小径部
1eにインナーヨーク7が嵌合されているので、組立時
に基準となるインナーヨーク7の芯出しおよび上下方向
の位置決めを容易に行うことができ、組立作業性が向上
するものである。
【0014】なお、上記実施例では、アウターヨーク
(可動ヨーク)4の内周面に2つのマグネット5a,5
bを固着し、その内周側に配置されるインナーヨーク
(固定ヨーク)7の外周面に、2つのマグネット5a,
5bの内周面に各々対向する2つのフィールドコイル6
a,6bを密着して取り付けた構成例を示したが、これ
とは逆に、可動ヨークの外周面に2つのマグネットを固
着し、その外周側に配置される固定ヨークの内周面に、
2つのマグネットの外周面に各々対向する2つのコイル
を密着して取り付けるように構成した場合でも、上記と
同様の作用が得られるものである。
(可動ヨーク)4の内周面に2つのマグネット5a,5
bを固着し、その内周側に配置されるインナーヨーク
(固定ヨーク)7の外周面に、2つのマグネット5a,
5bの内周面に各々対向する2つのフィールドコイル6
a,6bを密着して取り付けた構成例を示したが、これ
とは逆に、可動ヨークの外周面に2つのマグネットを固
着し、その外周側に配置される固定ヨークの内周面に、
2つのマグネットの外周面に各々対向する2つのコイル
を密着して取り付けるように構成した場合でも、上記と
同様の作用が得られるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明のスピーカによれば、コイルに過
大電流が入力されることによって生ずる過振幅に起因す
る振動系の破損を、特別な安全装置を付加することなく
防止できるものである。
大電流が入力されることによって生ずる過振幅に起因す
る振動系の破損を、特別な安全装置を付加することなく
防止できるものである。
【図1】本発明の一実施例を示すスピーカの断面図。
【図2】図1に示すスピーカの磁気回路を示す要部断面
図。
図。
【図3】図1に示すスピーカにおける入力電流と振動系
の振幅との関係を示す特性図。
の振幅との関係を示す特性図。
【図4】従来のスピーカを示す断面図。
1 フレーム、 1d 突出部、 2 振動板、 3
a,3b ダンパー、4 アウターヨーク(可動ヨー
ク)、 5a,5b マグネット、6a,6b フィー
ルドコイル、 7 インナーヨーク(固定ヨーク)、8
スリーブ
a,3b ダンパー、4 アウターヨーク(可動ヨー
ク)、 5a,5b マグネット、6a,6b フィー
ルドコイル、 7 インナーヨーク(固定ヨーク)、8
スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 景 東京都品川区西五反田1丁目1番8号アル パイン株式会社内 (72)発明者 島村 直樹 東京都品川区西五反田1丁目1番8号アル パイン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 放射状に磁化された2つのリング状のマ
グネットと、磁性材料から円筒状に形成されその内周面
もしくは外周面の両端部に前記マグネットが固着された
可動ヨークと、該可動ヨークに固着されると共に振動板
に接続されたスリーブとから振動系が構成され、前記ス
リーブまたは前記振動板に接続されるダンパーにより前
記振動系が振動可能に支持されるスピーカであって、前
記2つのマグネットの内周面もしくは外周面とそれぞれ
空隙を介して対向する2つのコイルと、磁性材料から円
柱もしくは円筒状に形成されその外周面もしくは内周面
に前記コイルが密着して取り付けられる固定ヨークとを
有し、該固定ヨークの両端面が、非通電状態での前記2
つのマグネットの振動方向における各端面よりも前記振
動方向へ長く突出しており、その突出量が前記振動系の
設定振幅量と同等もしくは該設定振幅量よりも短いこと
を特徴とするスピーカ。 - 【請求項2】 前記2つのマグネットの前記コイルと対
向する周面は、N極またはS極にそれぞれ相異なって着
磁され、且つ、前記2つのコイルはそれぞれ逆方向に巻
き回されており、通電時に前記2つのマグネットに同一
方向の駆動力が与えられる請求項1記載のスピーカ。 - 【請求項3】 前記振動系を収容するフレームの底部に
円柱もしくは円筒状に突出する突出部が形成され、該突
出部に前記固定ヨークが嵌合されて位置決めされている
請求項1記載のスピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15955396A JPH1013990A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15955396A JPH1013990A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | スピーカ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1013990A true JPH1013990A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15696262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15955396A Withdrawn JPH1013990A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1013990A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12115599B2 (en) | 2017-04-26 | 2024-10-15 | 4Jet Microtech Gmbh | Method and device for producing riblets by laser interference patterning by a laser |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP15955396A patent/JPH1013990A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12115599B2 (en) | 2017-04-26 | 2024-10-15 | 4Jet Microtech Gmbh | Method and device for producing riblets by laser interference patterning by a laser |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100651766B1 (ko) | 듀얼 마그넷을 구비한 자기회로 및 이를 이용한 스피커와진동발생장치 | |
| JPH11275678A (ja) | スピーカ装置 | |
| JP3514619B2 (ja) | スピーカ装置 | |
| PT1223789E (pt) | Sistema magnetico para altifalantes | |
| US20060078151A1 (en) | Loudspeaker having cooling system | |
| JP2002152885A (ja) | スピーカ装置 | |
| JP4385981B2 (ja) | 動電型スピーカー | |
| JPH1013990A (ja) | スピーカ | |
| JPH11187484A (ja) | スピーカ | |
| KR19990041872A (ko) | 이중 보이스코일을 가지는 스피커 구조 | |
| JP7302837B2 (ja) | 補助マグネットを含むスピーカー | |
| JP2000308194A (ja) | スピーカ装置 | |
| JP3214816B2 (ja) | スピーカ | |
| JPH0918992A (ja) | スピーカーユニット | |
| JP2003169393A (ja) | スピーカ | |
| JP7245958B2 (ja) | ラウドスピーカ | |
| JP3894789B2 (ja) | スピーカ装置 | |
| KR20040077118A (ko) | 반발 자계 집속 스피커 | |
| JP3187610B2 (ja) | スピーカ装置 | |
| JP3991897B2 (ja) | 電磁結合式動電型スピーカ | |
| JP4154347B2 (ja) | スピーカの磁気回路 | |
| JPH11341594A (ja) | スピーカ | |
| KR20040069669A (ko) | 누설 자속 저감 스피커 | |
| JPH0336160Y2 (ja) | ||
| KR20100003324U (ko) | 냉각성능이 개선된 스피커 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |