JPH1014009A - 電動車両の制動制御装置 - Google Patents
電動車両の制動制御装置Info
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- JPH1014009A JPH1014009A JP18131996A JP18131996A JPH1014009A JP H1014009 A JPH1014009 A JP H1014009A JP 18131996 A JP18131996 A JP 18131996A JP 18131996 A JP18131996 A JP 18131996A JP H1014009 A JPH1014009 A JP H1014009A
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Abstract
追加及び切換を動的液圧出力手段の出力液圧に応じて円
滑に行なうと共に、ブレーキペダル操作感の変化が少な
い制動制御装置を提供する。 【解決手段】 回生切換手段REとホイールシリンダW
Cとの間の主液圧路MFに、副液圧路AFを介して動的
液圧出力手段DPを接続する。この副液圧路AFに制御
切換弁手段SV1を介装し、モータ制御手段MCMによ
る回生制動を行なうときは副液圧路AFを遮断し、液圧
制御手段BCMによる液圧制動を行なうときは副液圧路
AFを連通する。更に、動的液圧出力手段DPと制御切
換弁手段SV1との間の副液圧路AFに逆止弁CVを介
装してもよい。
Description
動を併用する電動車両の制動制御装置に関し、特に静的
液圧出力手段及び動的液圧出力手段を備え、回生制動か
ら液圧制動への切り換え時には、ホイールシリンダに対
し動的液圧出力手段の出力液圧を供給して車輪に制動力
を付与するように構成した電動車両の制動制御装置に係
る。
両においては、電動モータを発電機として機能させバッ
テリに充電させることによってエネルギーを回収し、電
動モータ駆動時のエネルギーを増大する回生制動が行な
われている。この回生制動による制動力の付与には限界
があるので、液圧制動で補う必要があり、液圧制動と回
生制動が併用されている。そして、回生制動に液圧制動
を追加すべく、例えば、マスタシリンダ液圧とホイール
シリンダ液圧との差圧が所定の値を超えたときに開弁す
るリリーフバルブが設けられている。
を高めるために種々の対策が講じられている。この一環
として、特開平7−336806号公報には、マスタシ
リンダとホイールシリンダとの間にオン/オフ弁を介装
し、回生制動時にこれを閉じるように構成した従来技術
が掲げられている。同公報では、回生優先モードを解除
するためオン/オフ弁を閉状態から開状態に切り換える
ときに、ブレーキペダルが沈み込み、ペダル踏力が変動
するのを抑制することを課題とし、ハイドロリックブー
スタの出力液圧を一時的に導入し液圧制動手段の圧力を
急速に上昇させるようにした制動装置が開示されてい
る。
動による制動力付与の限界を図示すると、図9のように
表すことができる。即ち、車両の速度が中速域(Vm)
にあるときには、主として軸トルク等の機械的要因によ
り、制動力はFuで示した値が限度となり、高速域(V
h)では主としてインバータ、バッテリー等の電気的要
因により、速度の上昇に応じて制動力が減少することと
なる。そして、極低速域(Vs)では、むしろ発電作用
を行なわせるためにエネルギーが必要となるので、電動
モータを制動に用いることは適切ではなく、また振動を
惹起することにもなるので、安定性を確保するためにも
回生制動は行なわれない。このため、図10に示すよう
に、例えば速度V1で走行中の車両に制動力を付与する
場合には、t1時までは回生制動のみによって制動力を
付与し、t1時を過ぎると、回生制動に液圧制動を追加
して回生制動及び液圧制動の両者によって制動力を付与
し、更にt2時以降の極低速域では液圧制動のみに切り
換える必要がある。
タシリンダによる液圧制動に切り換える場合には、前掲
の特開平7−336806号公報に記載のように、ホイ
ールシリンダ液圧がマスタシリンダ液圧に近づくまでマ
スタシリンダ液圧が一時的に低下し、ブレーキペダルの
ストロークが急激に変化すると共に、ペダル踏込力に振
動が生じ、ブレーキフィーリングが悪くなる。このた
め、同公報では、マスタシリンダ液圧とホイールシリン
ダ液圧との間に大きな差圧が生じないように、リリーフ
弁VR1,VR2の差圧を解除するときには、先ず電磁
弁V1を閉じ、続いて電磁弁V4を開きハイドロリック
ブースタHBの出力液圧を一時的に導入することとして
いる。
ては、回生制動に対する液圧制動の追加及び切換に供す
るリリーフ弁VR2、電磁弁V5及びチェック弁VC2
に対し、上流側(マスタシリンダ側)に電磁弁V1を配
置し、ハイドロリックブースタHBに連通する液路に電
磁弁V4を配置することとしており、構成が複雑であ
る。また、ハイドロリックブースタHBの出力液圧がホ
イールシリンダに伝達されるまでにリリーフ弁VR2等
を経由することになるので、圧力伝達に時間を要する。
更に、電磁弁V1が閉状態となるとマスタシリンダがブ
レーキ液を吐出できなくなるので、ブレーキペダル操作
力を増加してもブレーキペダルストロークが増加しなく
なり、ブレーキペダル操作力を増加すればブレーキペダ
ルストロークも増加する通常ブレーキ時のブレーキペダ
ル操作感とは異なったブレーキペダル操作感になる。
動的液圧出力手段を備えた電動車両の制動制御装置にお
いて、簡単な構成で、回生制動に対する液圧制動の追加
及び切換を動的液圧出力手段の出力液圧に応じて円滑に
行なうと共に、ブレーキペダル操作感の変化が少ない制
動制御装置を提供することを課題とする。
め、本発明の電動車両の制動制御装置は、図1に構成の
概要を示すように、車両の車輪FRに連結する電動モー
タDMと、電動モータDMを回転駆動し車輪FRに駆動
力を付与すると共に、電動モータDMの回生制動により
車輪FRに制動力を付与するモータ制御手段MCMと、
ブレーキ操作部材BMの操作に応じてリザーバRSのブ
レーキ液を昇圧して静的液圧を出力する静的液圧出力手
段SPと、リザーバRSのブレーキ液をブレーキ操作部
材BMの操作とは無関係に昇圧してパワー液圧を出力す
る補助液圧源ASと、補助液圧源ASの出力パワー液圧
をブレーキ操作部材BMの操作に応じて調圧し動的液圧
を出力する動的液圧出力手段DPと、車輪FRに装着し
制動力を付与するホイールシリンダWCと、ホイールシ
リンダWCに対し静的液圧出力手段SP又は動的液圧出
力手段DPの出力液圧を供給し車輪FRに対する制動力
を付与する液圧制御手段BCMと、静的液圧出力手段S
PとホイールシリンダWCを接続する主液圧路MFに介
装し、モータ制御手段MCMによって車輪FRに制動力
を付与するときには静的液圧出力手段SPからホイール
シリンダWCへ供給する液圧を静的液圧出力手段SPの
出力液圧より低くし、モータ制御手段MCMによって車
輪FRに制動力を付与しないときには静的液圧出力手段
SPからホイールシリンダWCへ供給する液圧を静的液
圧出力手段SPの出力液圧に一致させる回生切換手段R
Eとを備えている。そして、回生切換手段REとホイー
ルシリンダWCとの間の主液圧路MFに動的液圧出力手
段DPを接続する副液圧路AFと、この副液圧路AFに
介装し、モータ制御手段MCMによる回生制動を行なう
ときは副液圧路AFを遮断し、液圧制御手段BCMによ
る液圧制動を行なうときは副液圧路AFを連通する制御
切換弁手段SV1とを備えたものである。尚、動的液圧
出力手段DPとしては、補助液圧源ASの出力液圧を入
力し、静的液圧出力手段SPたるマスタシリンダの出力
液圧をパイロット圧として、これに比例したレギュレー
タ液圧に調圧して出力するレギュレータ、あるいは同様
にしてブースト液圧(レギュレータ液圧)に調圧しマス
タシリンダを倍力駆動する液圧ブースタを用いることが
できる。
AFの、動的液圧出力手段DPと制御切換弁手段SV1
との間に、動的液圧出力手段DPから制御切換弁手段S
V1へのブレーキ液の流れを許容し逆方向の流れを制限
する逆止弁CVを介装するように構成するとよい。
参照して説明する。図2は本発明の一実施形態に係る電
動車両の制動制御装置を示すもので、回生制動を行なう
電動モータDMと、液圧制動を行なう液圧制御装置を備
え、後者は静的液圧出力手段たるマスタシリンダMC及
び動的液圧出力手段たるレギュレータRGを有し、これ
らがブレーキペダルBPの操作に応じて駆動される。図
2において、車輪FRは運転席からみて前方右側の車輪
を示し、以下車輪FLは前方左側、車輪RRは後方右
側、車輪RLは後方左側の車輪を示しており、車輪F
R,FL,RR,RLには夫々ホイールシリンダWf
r,Wfl,Wrr,Wrlが装着されている。本実施
形態では前輪の液圧制御系と後輪の液圧制御系に区分さ
れた前後配管方式のブレーキ液圧系が構成されている。
R,FLが駆動輪で後方の車輪RR,RLが従動輪の所
謂前輪駆動に係り、車輪FR,FLはトランスミッショ
ンTMを介して駆動用の電動モータDMに接続されてお
り、この電動モータDMは電子制御装置ECUによって
駆動制御される。電子制御装置ECUは、駆動回路DR
Cを介して電動モータDMを駆動制御するモータ制御ユ
ニットMCUと、液圧制御用の液圧制御ユニットBCU
を有し、夫々マイクロコンピュータ(図示せず)で構成
されているが、これらの基本的な構成は例えば前掲の特
開平7−336806号公報に記載のものと同様である
ので説明を省略する。
交流電力を印加することによって回転磁界を発生させ、
永久磁石を有する回転子を回転駆動する誘導電動機で構
成されている。従って、モータ制御ユニットMCUによ
って制御される駆動回路DRCにはインバータが設けら
れている。この電動モータDMによれば、車輪FR,F
Lが回転しているときに、その回転を止める方向の磁界
を固定子によって発生させることによって、回転子に対
し制動力を付与すると共に、固定子の巻線に発生する起
電力をバッテリーBTに回収することができる。これに
より、回生制動が行なわれる。
液圧源ASが接続されており、これらはマスタシリンダ
MCと共に低圧リザーバRSに接続されている。補助液
圧源ASは、液圧ポンプHP及びアキュムレータAccを
有する。液圧ポンプHPは電動モータPMによって駆動
され、低圧リザーバRSのブレーキ液を昇圧して出力
し、このブレーキ液が逆止弁CVaを介してアキュムレ
ータAccに供給され、蓄圧される。電動モータPMは、
アキュムレータAcc内の液圧が所定の下限値を下回るこ
とに応答して駆動され、またアキュムレータAcc内の液
圧が所定の上限値を上回ることに応答して停止する。而
して、アキュムレータAccから所謂パワー液圧が適宜レ
ギュレータRGに供給される。レギュレータRGは、補
助液圧源ASの出力液圧を入力し、マスタシリンダMC
の出力液圧をパイロット圧として、これに比例したレギ
ュレータ液圧(マスタシリンダ液圧と略等しい値)に調
圧するもので、その基本的構成は周知であるので、説明
は省略する。尚、レギュレータ液圧の一部はマスタシリ
ンダMCの倍力駆動に供される。
シリンダWfr,Wflの各々を接続する前輪側の主液
圧路MFには、回生制動に対し液圧制動の追加及び切換
を行なう回生切換装置REfが介装されている。この回
生切換装置REfとホイールシリンダWfr,Wflと
の間の主液圧路MFに、副液圧路AFを介してレギュレ
ータRGが接続されている。副液圧路AFには制御切換
弁手段たる電磁開閉弁SVpが介装され、この電磁開閉
弁SVpとレギュレータRGとの間に逆止弁CVpが介
装されている。電磁開閉弁SVpは2ポート2位置の電
磁開閉弁であり、非作動時の閉位置では遮断状態で、作
動時の開位置では副液圧路AFを連通状態とするもので
ある。逆止弁CVpは、電磁開閉弁SVpが作動位置
(開位置)にある場合において、何らかの事情でレギュ
レータRG系の液圧が低下したときには、ホイールシリ
ンダWfr,Wflのブレーキ液がレギュレータRG方
向に流出しないようにするために設けられたもので、ホ
イールシリンダWfr,Wfl方向へのブレーキ液の流
れは許容されるが、その逆のレギュレータRG方向への
流れは制限される。
に、本発明の液圧制限手段たるリリーフバルブRVf
と、制御弁手段たるプロポーショニングバルブPVf
と、開閉弁手段たる電磁開閉弁SVfが並列に接続され
て成る。リリーフバルブRVfは、マスタシリンダMC
の出力液圧が所定の液圧に達するまでは主液圧路MFと
の連通を制限し所定の液圧以上となったときに主液圧路
MFを連通するものである。また、プロポーショニング
バルブPVfは、ブレーキペダルBPの操作に応じたマ
スタシリンダMCの出力液圧を所定の関係に制御してホ
イールシリンダWfr,Wflに供給するもので、従来
から前後制動力配分制御用として用いられているプロポ
ーショニングバルブと実質的に同一の構成であるが、後
述するように折点の液圧が低く抑えられている。
f)の上流側及び下流側には、夫々圧力センサPS1,
PS2が配設されている。また、回生切換装置REfと
マスタシリンダMCとの間に、運転者に対しブレーキペ
ダルBPの踏力に応じたストロークを付与するシミュレ
ータピストンSMが接続されている。
ーフバルブRVf、プロポーショニングバルブPVf、
電磁開閉弁SVf及び圧力センサPS1,PS2の具体
的構造は図5に示すとおりであり、各弁装置は図6に示
す特性を有する。即ち、プロポーショニングバルブPV
fの特性は、制動操作の初期にはブレーキペダルBPの
操作に応じてマスタシリンダ液圧が増圧し、このマスタ
シリンダ液圧に比例してホイールシリンダ液圧が増圧す
るが、所定の圧力Paに達すると略一定となり、ブレー
キペダルBPのストロークが増大しても出力液圧は微増
(例えば、0.1の勾配)するのみとなる。上記所定の圧
力Paは、ホイールシリンダWfr等にブレーキ液が充
填され、ブレーキパッド(図示せず)がロータ(図示せ
ず)に当接する程度の低い値(例えば、1気圧)に設定
されている。而して、プロポーショニングバルブPVf
は、ブレーキ操作の初期にブレーキ液を充填する機能、
リリーフバルブRVfが作動するまで液圧を遮断する機
能、及びホイールシリンダWfr等からマスタシリンダ
MCにブレーキ液を戻す機能を有する。
シリンダ液圧が所定の圧力Pbに達するまでは閉状態に
あり、所定の圧力Pbを超えると開弁し、この後はマス
タシリンダ液圧に比例したホイールシリンダ液圧とな
る。尚、電磁開閉弁SVfが開位置にあるときには、図
6に破線で示すようにマスタシリンダ液圧に一致したホ
イールシリンダ液圧となる。換言すれば、図6において
電磁開閉弁SVfの特性を示す破線と、リリーフバルブ
RVf及びプロポーショニングバルブPVfの特性を示
す実線との間に囲まれた点描で表した領域が減圧領域で
あり、液圧制動に代わって回生制動が行なわれる範囲で
ある。
Gに接続する後輪側の液圧路RFには、後輪側の回生切
換装置RErが介装されている。この後輪側の回生切換
装置RErも、前輪側の回生切換装置REfと同様の構
成で、リリーフバルブRVr、プロポーショニングバル
ブPVr、及び電磁開閉弁SVrが並列に接続されてお
り、前輪側の回生切換装置REfと同様に作動する。
R,RLには車輪速度センサWS1乃至WS4が配設さ
れ、これらが電子制御装置ECUに接続されており、各
車輪の回転速度、即ち車輪速度に比例するパルス数のパ
ルス信号が電子制御装置ECUに入力されるように構成
されている。また、前述の圧力センサPS1,PS2が
電子制御装置ECUに接続されている。更に、必要に応
じ、ブレーキペダルBPが踏み込まれたときオンとなる
ブレーキスイッチ、車両前方の車輪FR,FLの舵角を
検出する前輪舵角センサ、車両のヨーレイトを検出する
ヨーレイトセンサ及び車両の横加速度を検出する横加速
度センサ等が電子制御装置ECUに接続される。
2にABSと表示し一点鎖線で示した部分に、複数の電
磁弁で構成したモジュレータを介装し、これを電子制御
装置ECUによって制御するように構成することができ
る。これによれば、アンチスキッド制御機能を基本とし
て、トラクション制御、前後制動力配分制御、制動操舵
制御等の機能を備えることができる。
いては、電磁開閉弁SVp,SVf,SVrが電子制御
装置ECUのモータ制御ユニットMCUによって駆動制
御され、以下に説明するように制動制御が行なわれる。
前述のように、電動モータPMによって液圧ポンプHP
が駆動され、アキュムレータAccにパワー液圧が蓄圧さ
れている。各電磁弁が図2に示す状態にあるときにブレ
ーキペダルBPが踏み込まれると、マスタシリンダMC
からマスタシリンダ液圧が出力されると共に、レギュレ
ータRGからレギュレータ液圧が出力され、電磁開閉弁
SVf,SVrを介して、夫々ホイールシリンダWfr
乃至Wrlに供給されることになる。
ず)が閉成されると電子制御装置ECUにより制動制御
の一連の処理が行なわれ、車両が走行中、図3のフロー
チャートに対応したプログラムが実行される。先ずステ
ップ101にてモータ制御ユニットMCU及び液圧制御
ユニットBCUが初期化され、各種の演算値がクリアさ
れる。次にステップ102,103において、圧力セン
サPS1,PS2の検出圧力であるマスタシリンダ液圧
Pm及びホイールシリンダ液圧Pwが読み込まれ、ステ
ップ104にて両者の差が演算され、差圧ΔPが求めら
れる(ΔP=Pm−Pw)。
関数として目標回生量Mdが演算される(Md=f( Δ
P) )。尚、マスタシリンダ液圧のみ、あるいはブレーキ
ペダルBPのストローク等から差圧ΔPを推定すること
が可能であり、この場合には差圧ΔPを演算することな
く直接目標回生量Mdが演算される。続いてステップ1
06,107,108に進み、電動モータDMの状態、
バッテリーBTの状態及び変速機TMの状態が検出され
る。これらの検出結果に基づき回生制動を行なう条件を
充足しているか否かが判定される。例えば、極低速走行
時、高速走行時、バッテリー満充電時、故障時及びニュ
ートラルシフト位置にある時には、回生制動を行なう条
件を充足していないと判定される。このように、回生制
動を行なう条件を充足していないと判定されたときに
は、ステップ110にてモータ制御ユニットMCUに回
生制動を禁止する旨の指令が出された後ステップ102
に戻る。続いてステップ109にて、ステップ106乃
至ステップ108の検出結果に基づき回生制動の開始条
件が判定され、これを充足していると判定されたときに
は、ステップ111に進み、更に目標回生量Mdに基づ
く回生制動が可能か否かが判定される。可能と判定され
れば、ステップ116に進み目標回生量Mdに基づく回
生制動が行なわれる。
Mdに基づく回生制動が不可能と判定された場合には、
上記電動モータDMの状態に応じた回生可能量Meがス
テップ112にて推定される。例えば、バッテリーBT
が満充電であれば、回生可能量Meは0であるが、充電
可能であればその可能な量が回生可能量Meとされる。
そして、ステップ113にて目標回生量Mdと回生可能
量Meとの差に基づき圧力差ΔPeが演算される(ΔP
e=f(Md-Me) )。続いてステップ114において、後
述するステップ120の液圧制御に対し、圧力差ΔPe
による補正指令がなされ、またステップ115にて回生
可能量Meが目標回生量Mdとされてステップ116に
進み、この目標回生量Mdに基づく回生制動が行なわれ
る。この結果得られた回生電流の電流値がステップ11
7にて検出され、この回生電流値に基づきステップ11
8にて実際の回生量(実回生量)Maが演算される。こ
の実回生量Maがステップ119にて目標回生量Mdと
比較され、等しいと判定されたときにはステップ120
にて液圧制御が行なわれる。実回生量Maが目標回生量
Mdと異なるときは、ステップ121にて両者の差の関
数として圧力差ΔPfが演算され(ΔPf=f(Ma-Md)
)、ステップ122にて圧力差ΔPfによる補正指令
が行なわれ、更にステップ120に進み液圧制御が行な
われる。
われる液圧制御の処理を示すもので、ステップ201に
て回生制動の開始条件を充足しているか否かが判定さ
れ、充足しておれば、ステップ202においてトランス
ミッションTMのシフト位置がニュートラル位置(又は
パーキング位置)以外となっているか否かが判定され
る。ニュートラル位置以外であれば、ステップ203に
進み電動モータDMの回転数が所定値Rk(例えば、4
00rpm)と比較される。電動モータDMの回転数が
所定値Rk未満の極低速領域と判定されるとステップ2
04に進み、マスタシリンダ液圧Pmがホイールシリン
ダ液圧Pwと比較される。ステップ204においてマス
タシリンダ液圧Pmとホイールシリンダ液圧Pwが異な
ると判定されたときには、ステップ205にて電磁開閉
弁SVpがオンオフ制御され、両液圧が等しくなるまで
電磁開閉弁SVpを介してレギュレータ液圧が供給され
る。マスタシリンダ液圧Pmとホイールシリンダ液圧P
wが等しくなると、ステップ206,207,208に
進み、電磁開閉弁SVf,SVrがオフとされて図2に
示す開状態とされると共に、フラグAがセット(1)さ
れる。
209に進み、フラグAの状態が判定される。ステップ
203にて電動モータDMの回転数が所定値Rk以上と
判定された後、フラグAがセットされていなければ、ス
テップ210,211に進み、電磁開閉弁SVf,SV
rがオン(閉状態)とされた後に、ステップ212にて
フラグAがリセット(0)される。従って、回生制動が
行なわれる。ステップ208にて既にフラグAがセット
(1)されているときには、ステップ209からそのま
ま(電磁開閉弁SVf,SVrがオフで開状態のまま)
ステップ212に進み、フラグAがリセット(0)され
る。
Peが存在するか否か(即ち、図3のステップ114の
補正指令の有無)が判定され、圧力差ΔPeが存在する
ときにはステップ214,215に進み、マスタシリン
ダ液圧Pmとホイールシリンダ液圧Pwの差圧ΔPが圧
力差ΔPe以下となるまで電磁開閉弁SVpがオンオフ
制御される。ステップ215においてマスタシリンダ液
圧Pmとホイールシリンダ液圧Pwの差圧ΔPが圧力差
ΔPe以下と判定されると、ステップ216に進み、圧
力差ΔPfが存在するか否か(即ち、図3のステップ1
22の補正指令の有無)が判定される。圧力差ΔPfが
存在しなければそのまま図3のメインルーチンに戻る
が、圧力差ΔPfが存在するときにはステップ217,
218に進み、マスタシリンダ液圧Pmとホイールシリ
ンダ液圧Pwの差圧ΔPが圧力差ΔPf以下となるまで
電磁開閉弁SVpがオンオフ制御され、図3のメインル
ーチンに戻る。
については、これを構成する電磁開閉弁SVp,SVf
の開閉制御と、リリーフバルブRVf及びプロポーショ
ニングバルブPVfの作動により、回生制動のみによる
制動作動から回生制動及び液圧制動による制動作動への
円滑な切換えが行なわれる。図7に本実施形態における
制動特性を示すように、ブレーキペダルBPの操作開始
からtb時迄は回生制動のみが行なわれ、ブレーキ液圧
系に初期ブレーキ液が充填される。ブレーキペダルBP
の操作開始からta時の間はブレーキペダルBPのスト
ロークに比例して液圧が増加するが、図6に示すプロポ
ーショニングバルブPVfの特性により、ta時を折点
として、ストロークの増加割合(即ち、マスタシリンダ
液圧の増加割合)に対しホイールシリンダ液圧の増加割
合が小さくなるように制御される。これにより、図7の
下段に示すように、ブレーキペダルBPの初期ストロー
クが確保されるが、ホイールシリンダ液圧の値は低い状
態に保持される。更に、シミュレータピストンSMによ
って図7の下段に二点鎖線で示した特性が得られる。
尚、図7の破線は、プロポーショニングバルブPVfを
備えていない場合の特性を示すもので、この特性では運
転者に所謂板ブレーキ感を与えることになる。そして、
tb時となると、図6の特性を有するリリーフバルブR
Vfが開弁し、図7の中段に示すようにホイールシリン
ダ液圧が急上昇し、図7の上段に示すように回生制動に
よる制動力に対し液圧制動による制動力が加えられ、以
後、極低速領域となるまで両制動力が付与される。
図8の上段に示すように、tc時に回生制動が行なわれ
なくなって液圧制動のみによる制動作動となる。この場
合に電磁開閉弁SVfをオンからオフに単に切り換えた
だけでは、図8の中段に示すようにマスタシリンダ液圧
とホイールシリンダ液圧との差が大きい状態から一挙に
差が縮まって等しくされるので、ブレーキペダルBPの
踏力が図8の下段に破線で示すように振動し、所謂ペダ
ルショックを与えることになる。これに対し、本実施形
態では電磁開閉弁SVpがオンオフ制御され(例えば、
図4のステップ205)、レギュレータRGからレギュ
レータ液圧がホイールシリンダに供給されホイールシリ
ンダ液圧がマスタシリンダ液圧に一致乃至は略一致する
まで上昇された後に電磁開閉弁SVfがオンからオフに
切り換わるので、図8の下段に実線で示すように、踏力
の変動が大幅に低減されて安定し、ペダルショックが生
ずることはない。
で以下の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の電動車
両の制動制御装置においては、回生切換手段とホイール
シリンダとの間の主液圧路に、副液圧路を介して動的液
圧出力手段を接続し、この副液圧路に制御切換弁手段を
介装し、モータ制御手段による回生制動を行なうときは
副液圧路を遮断し、液圧制御手段による液圧制動を行な
うときは副液圧路を連通するように構成されているの
で、簡単な構成で、回生制動に対し液圧制動の追加及び
切換を迅速且つ円滑に行ない、安定した制動作動を行な
うことができると共に、ブレーキペダル操作感の変化を
少なくすることができる。
合には、万一動的液圧出力手段側が失陥しても、逆止弁
によって静的液圧出力手段側のブレーキ液の流出が阻止
されるので、確実に制動作動を行なうことができる。
成図である。
装置の全体構成図である。
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
造を示す断面図である。
プロポーショニングバルブ及び電磁開閉弁によるマスタ
シリンダ液圧とホイールシリンダ液圧の関係を示すグラ
フである。
制動時の特性を示すグラフである。
制動時の極低速領域の特性を示すグラフである。
すグラフである。
制動時の制動力配分を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の車輪に連結する電動モータと、該
電動モータを回転駆動し前記車輪に駆動力を付与すると
共に、前記電動モータの回生制動により前記車輪に制動
力を付与するモータ制御手段と、ブレーキ操作部材の操
作に応じてリザーバのブレーキ液を昇圧して静的液圧を
出力する静的液圧出力手段と、前記リザーバのブレーキ
液を前記ブレーキ操作部材の操作とは無関係に昇圧して
パワー液圧を出力する補助液圧源と、該補助液圧源の出
力パワー液圧を前記ブレーキ操作部材の操作に応じて調
圧し動的液圧を出力する動的液圧出力手段と、前記車輪
に装着し制動力を付与するホイールシリンダと、該ホイ
ールシリンダに対し前記静的液圧出力手段又は前記動的
液圧出力手段の出力液圧を供給し前記車輪に対する制動
力を付与する液圧制御手段と、前記静的液圧出力手段と
前記ホイールシリンダを接続する主液圧路に介装し、前
記モータ制御手段によって前記車輪に制動力を付与する
ときには前記静的液圧出力手段から前記ホイールシリン
ダへ供給する液圧を前記静的液圧出力手段の出力液圧よ
り低くし、前記モータ制御手段によって前記車輪に制動
力を付与しないときには前記静的液圧出力手段から前記
ホイールシリンダへ供給する液圧を前記静的液圧出力手
段の出力液圧に一致させる回生切換手段とを備えた電動
車両の制動制御装置において、前記回生切換手段と前記
ホイールシリンダとの間の前記主液圧路に前記動的液圧
出力手段を接続する副液圧路と、該副液圧路に介装し、
前記モータ制御手段による回生制動を行なうときは前記
副液圧路を遮断し、前記液圧制御手段による液圧制動を
行なうときは前記副液圧路を連通する制御切換弁手段と
を備えたことを特徴とする電動車両の制動制御装置。 - 【請求項2】 前記副液圧路の、前記動的液圧出力手段
と前記制御切換弁手段との間に、前記動的液圧出力手段
から前記制御切換弁手段へのブレーキ液の流れを許容し
逆方向の流れを制限する逆止弁を介装したことを特徴と
する請求項1記載の電動車両の制動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18131996A JP3702540B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 電動車両の制動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18131996A JP3702540B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 電動車両の制動制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1014009A true JPH1014009A (ja) | 1998-01-16 |
| JP3702540B2 JP3702540B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=16098608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18131996A Expired - Fee Related JP3702540B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 電動車両の制動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3702540B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003061201A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-28 | Seidensha:Kk | 電動車両の監視システム |
| KR100656006B1 (ko) * | 2005-10-21 | 2006-12-08 | 기아자동차주식회사 | 전동 접이식 사이드 미러의 구동장치 |
| JP2007153206A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Toyota Motor Corp | ブレーキ制御装置 |
| JP2019111873A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | トヨタ車体株式会社 | 車両の制動装置 |
| CN113650252A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-11-16 | 海天塑机集团有限公司 | 一种用于加快pet原料成型的液压控制回路 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP18131996A patent/JP3702540B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003061201A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-28 | Seidensha:Kk | 電動車両の監視システム |
| KR100656006B1 (ko) * | 2005-10-21 | 2006-12-08 | 기아자동차주식회사 | 전동 접이식 사이드 미러의 구동장치 |
| JP2007153206A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Toyota Motor Corp | ブレーキ制御装置 |
| JP2019111873A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | トヨタ車体株式会社 | 車両の制動装置 |
| CN113650252A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-11-16 | 海天塑机集团有限公司 | 一种用于加快pet原料成型的液压控制回路 |
| CN113650252B (zh) * | 2021-07-05 | 2023-05-12 | 海天塑机集团有限公司 | 一种用于加快pet原料成型的液压控制回路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3702540B2 (ja) | 2005-10-05 |
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