JPH10140101A - 粘着マーキングフィルム - Google Patents
粘着マーキングフィルムInfo
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- JPH10140101A JPH10140101A JP29613296A JP29613296A JPH10140101A JP H10140101 A JPH10140101 A JP H10140101A JP 29613296 A JP29613296 A JP 29613296A JP 29613296 A JP29613296 A JP 29613296A JP H10140101 A JPH10140101 A JP H10140101A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カス取りを速やかに行う。
【解決手段】 粘着マーキングフィルムの離型紙1に対
する粘着剤層2の剥離力を10〜100g/25mmに
設定する。
する粘着剤層2の剥離力を10〜100g/25mmに
設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着マーキングフ
ィルムの改良に関し、特に文字や図形等のマーク形状に
カッティングした後、不要部分を取り除くいわゆるカス
取り対策に関するものである。
ィルムの改良に関し、特に文字や図形等のマーク形状に
カッティングした後、不要部分を取り除くいわゆるカス
取り対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、粘着マーキングフィルムは、例
えば、屋内や屋外の看板、トラックのフリートマーキン
グ、自動販売機等の装飾用として用いられ、その構造
は、目的用途によって若干の違いはあるものの、基本構
造は、離型紙と、該離型紙に剥離可能に積層された粘着
剤層と、該粘着剤層に積層された意匠層とを備えてい
る。
えば、屋内や屋外の看板、トラックのフリートマーキン
グ、自動販売機等の装飾用として用いられ、その構造
は、目的用途によって若干の違いはあるものの、基本構
造は、離型紙と、該離型紙に剥離可能に積層された粘着
剤層と、該粘着剤層に積層された意匠層とを備えてい
る。
【0003】この粘着マーキングフィルムに所定のマー
クを形成するには、カッティングマシンや手切りによっ
て意匠層と粘着剤層とを所定のマーク形状にカッティン
グし、マーク以外の不要部分の意匠層及び粘着剤層を取
り除くようにしている。このようにして形成されたマー
クは、必要な時に離型紙から剥離されて被着体のマーキ
ング箇所に貼り付けられる。
クを形成するには、カッティングマシンや手切りによっ
て意匠層と粘着剤層とを所定のマーク形状にカッティン
グし、マーク以外の不要部分の意匠層及び粘着剤層を取
り除くようにしている。このようにして形成されたマー
クは、必要な時に離型紙から剥離されて被着体のマーキ
ング箇所に貼り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今までは、
上述の如き粘着マーキングフィルムでは、マークの被着
体への貼り易さや、貼付け後の粘着物性等に注意が払わ
れ、カス取り性についてはあまり配慮がなされていなか
った。
上述の如き粘着マーキングフィルムでは、マークの被着
体への貼り易さや、貼付け後の粘着物性等に注意が払わ
れ、カス取り性についてはあまり配慮がなされていなか
った。
【0005】したがって、離型紙に対する粘着剤層の剥
離力が弱過ぎると、カス取り時に注意して不要部分を取
り除かないと必要なマーク部分まで剥離するおそれがあ
る。逆に離型紙に対する粘着剤層の剥離力が強過ぎる
と、比較的小さな文字や図柄においてはさして問題とは
ならないが、大きな文字や図柄においてはカス取り時に
強い力が必要であり、しかも強引にカス取りをすると粘
着マーキングフィルムが折れたり破れたりするおそれが
ある。よって、カス取りには根気と時間が必要で作業性
が著しく低下するという問題があった。
離力が弱過ぎると、カス取り時に注意して不要部分を取
り除かないと必要なマーク部分まで剥離するおそれがあ
る。逆に離型紙に対する粘着剤層の剥離力が強過ぎる
と、比較的小さな文字や図柄においてはさして問題とは
ならないが、大きな文字や図柄においてはカス取り時に
強い力が必要であり、しかも強引にカス取りをすると粘
着マーキングフィルムが折れたり破れたりするおそれが
ある。よって、カス取りには根気と時間が必要で作業性
が著しく低下するという問題があった。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、カス取りを速やかに行
うことにある。
あり、その目的とするところは、カス取りを速やかに行
うことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、離型紙に対する粘着剤層の剥離力を特定
したことを特徴とする。
め、本発明は、離型紙に対する粘着剤層の剥離力を特定
したことを特徴とする。
【0008】具体的には、本発明は、離型紙に粘着剤層
が剥離可能に積層され、該粘着剤層に意匠層が積層され
た粘着マーキングフィルムを対象とし、次のような解決
手段を講じた。
が剥離可能に積層され、該粘着剤層に意匠層が積層され
た粘着マーキングフィルムを対象とし、次のような解決
手段を講じた。
【0009】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記離型紙に対する粘着剤層の剥離力を10〜100g/
25mmに設定したことを特徴とする。
記離型紙に対する粘着剤層の剥離力を10〜100g/
25mmに設定したことを特徴とする。
【0010】上記の構成により、本発明の第1の解決手
段では、粘着マーキングフィルムが折れたり破れたりす
ることなく適度の力で不要部分だけが離型紙から確実に
しかも簡単に剥がれ、マークの必要な部分が離型紙から
剥がれず、よって、カス取りがそれほどを注意を払わず
に速やかに行われて作業性が一段と向上する。
段では、粘着マーキングフィルムが折れたり破れたりす
ることなく適度の力で不要部分だけが離型紙から確実に
しかも簡単に剥がれ、マークの必要な部分が離型紙から
剥がれず、よって、カス取りがそれほどを注意を払わず
に速やかに行われて作業性が一段と向上する。
【0011】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、離型紙として、紙と、該紙の一方の面に積
層された薄膜樹脂層と、該薄膜樹脂層に積層され、粘着
剤層と剥離可能に接触する剥離剤層とを備えたものとし
たことを特徴とする。
段において、離型紙として、紙と、該紙の一方の面に積
層された薄膜樹脂層と、該薄膜樹脂層に積層され、粘着
剤層と剥離可能に接触する剥離剤層とを備えたものとし
たことを特徴とする。
【0012】上記の構成により、本発明の第2の解決手
段では、カッティング時、薄膜樹脂層の存在によってカ
ッタの刃が紙に達し難く、しかもカッタの刃を薄膜樹脂
層に達するようにカッティングすることで粘着剤層が確
実にカッティングされ、マーキングに際しマークが離型
紙から確実に剥がれる。
段では、カッティング時、薄膜樹脂層の存在によってカ
ッタの刃が紙に達し難く、しかもカッタの刃を薄膜樹脂
層に達するようにカッティングすることで粘着剤層が確
実にカッティングされ、マーキングに際しマークが離型
紙から確実に剥がれる。
【0013】本発明の第3の解決手段は、第2の解決手
段において、薄膜樹脂層の厚みを15〜20μmに設定
したことを特徴とする。
段において、薄膜樹脂層の厚みを15〜20μmに設定
したことを特徴とする。
【0014】上記の構成により、本発明の第3の解決手
段では、薄膜樹脂層の厚みが15μm未満である場合に
は、粘着剤を離型紙の剥離剤層に塗工した後に乾燥する
際、紙内の空気が膨張して上記薄膜樹脂層が離型紙から
浮き上がり、両者の間で発泡現象が起こって層間剥離が
生じたり、あるいはカッティングの際にカッタの刃が深
く入り過ぎる等の重大な欠陥が生ずることになるが、こ
のように事態が生じない。また、逆に薄膜樹脂層の厚み
が20μmを超える場合には、カッティングの際に上記
薄膜樹脂層がクッションの役割を果たして粘着剤層のカ
ッティングが不十分になったり、あるいはカス取り時に
粘着剤層のカッティング箇所が再密着した状態となるた
め、マークの必要な部分までもがはぎ取られることにな
るが、このように事態が生じない。
段では、薄膜樹脂層の厚みが15μm未満である場合に
は、粘着剤を離型紙の剥離剤層に塗工した後に乾燥する
際、紙内の空気が膨張して上記薄膜樹脂層が離型紙から
浮き上がり、両者の間で発泡現象が起こって層間剥離が
生じたり、あるいはカッティングの際にカッタの刃が深
く入り過ぎる等の重大な欠陥が生ずることになるが、こ
のように事態が生じない。また、逆に薄膜樹脂層の厚み
が20μmを超える場合には、カッティングの際に上記
薄膜樹脂層がクッションの役割を果たして粘着剤層のカ
ッティングが不十分になったり、あるいはカス取り時に
粘着剤層のカッティング箇所が再密着した状態となるた
め、マークの必要な部分までもがはぎ取られることにな
るが、このように事態が生じない。
【0015】本発明の第4の解決手段は、第2の解決手
段において、紙の他方の面にカール防止用樹脂層を積層
したことを特徴とする。
段において、紙の他方の面にカール防止用樹脂層を積層
したことを特徴とする。
【0016】上記の構成により、本発明の第4の解決手
段では、紙の他方の面がカール防止用樹脂層で覆われて
外気に接触せず、空気中の湿気の影響を受けて寸法安定
性が悪くなることがなく、カールしない。また、カール
の影響による層間剥離もない。
段では、紙の他方の面がカール防止用樹脂層で覆われて
外気に接触せず、空気中の湿気の影響を受けて寸法安定
性が悪くなることがなく、カールしない。また、カール
の影響による層間剥離もない。
【0017】本発明の第5の解決手段は、第4の解決手
段において、カール防止用樹脂層の外面を粗面化したこ
とを特徴とする。
段において、カール防止用樹脂層の外面を粗面化したこ
とを特徴とする。
【0018】上記の構成により、本発明の第5の解決手
段では、製品(粘着マーキングフィルム)としてロール
状に巻き取った際、意匠層と離型紙(カール防止用樹脂
層)裏面との間に介在する空気が、粗面化による微細な
凹凸の間を伝ってスムーズに抜け出、空気が介在するこ
とにより意匠層表面にアバタ状に点在する艶ボケが発生
せず、美観が損なわれることがない。
段では、製品(粘着マーキングフィルム)としてロール
状に巻き取った際、意匠層と離型紙(カール防止用樹脂
層)裏面との間に介在する空気が、粗面化による微細な
凹凸の間を伝ってスムーズに抜け出、空気が介在するこ
とにより意匠層表面にアバタ状に点在する艶ボケが発生
せず、美観が損なわれることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
て図面に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明の実施の形態に係る粘着マー
キングフィルムを示す。該粘着マーキングフィルムは離
型紙1を備えてなり、該離型紙1には粘着剤層2が剥離
可能に積層され、さらに、該粘着剤層2には文字や図柄
等のマークとなる意匠層3が積層されている。上記基材
1は、そのベースとなる紙4を備えてなり、該紙4の一
方の面(図1で上面)には薄膜樹脂層5が積層されてい
る。さらに、該薄膜樹脂層5には剥離剤層6が積層さ
れ、該剥離剤層6は上記粘着剤層2と剥離可能に接触す
るようになっている。また、上記紙4の他方の面(図1
で下面)にはカール防止用樹脂層7が積層され、該カー
ル防止用樹脂層7の外面は粗面化されている。
キングフィルムを示す。該粘着マーキングフィルムは離
型紙1を備えてなり、該離型紙1には粘着剤層2が剥離
可能に積層され、さらに、該粘着剤層2には文字や図柄
等のマークとなる意匠層3が積層されている。上記基材
1は、そのベースとなる紙4を備えてなり、該紙4の一
方の面(図1で上面)には薄膜樹脂層5が積層されてい
る。さらに、該薄膜樹脂層5には剥離剤層6が積層さ
れ、該剥離剤層6は上記粘着剤層2と剥離可能に接触す
るようになっている。また、上記紙4の他方の面(図1
で下面)にはカール防止用樹脂層7が積層され、該カー
ル防止用樹脂層7の外面は粗面化されている。
【0021】上記意匠層3は、例えば、ポリ塩化ビニ
ル、エチレン−塩化ビニル共重合体、アクリル樹脂、フ
ッ素樹脂等の単体又はこれらの複合体等で構成され、目
的用途に応じて必要とされる物性を備えているものを適
宜選択すればよく、特に限定されるものではない。
ル、エチレン−塩化ビニル共重合体、アクリル樹脂、フ
ッ素樹脂等の単体又はこれらの複合体等で構成され、目
的用途に応じて必要とされる物性を備えているものを適
宜選択すればよく、特に限定されるものではない。
【0022】上記粘着剤層2は、例えば、アクリル系粘
着剤等で構成され、上記と同様に目的用途に応じて必要
とされる物性を備えているものを適宜選択すればよく、
特に限定されるものではない。
着剤等で構成され、上記と同様に目的用途に応じて必要
とされる物性を備えているものを適宜選択すればよく、
特に限定されるものではない。
【0023】上記離型紙1のベースである紙4は、例え
ば、グラシン紙、上質紙、クラフト紙等を用いることが
できる。
ば、グラシン紙、上質紙、クラフト紙等を用いることが
できる。
【0024】上記薄膜樹脂層5は、例えば、低密度・中
密度・高密度のポリエチレンフィルム等の合成樹脂フィ
ルムを用いることができるが、ポリエチレンフィルムで
ある場合には耐熱性を考慮して中密度・高密度のものが
望ましい。この薄膜樹脂層5が存在することにより、カ
ッティング時、カッタの刃を紙4に達し難くすることが
でき、しかもカッタの刃を薄膜樹脂層5に達するように
カッティングすることで粘着剤層3を確実にカッティン
グでき、マーキングに際しマークを離型紙1から確実に
剥がすことができるのである。
密度・高密度のポリエチレンフィルム等の合成樹脂フィ
ルムを用いることができるが、ポリエチレンフィルムで
ある場合には耐熱性を考慮して中密度・高密度のものが
望ましい。この薄膜樹脂層5が存在することにより、カ
ッティング時、カッタの刃を紙4に達し難くすることが
でき、しかもカッタの刃を薄膜樹脂層5に達するように
カッティングすることで粘着剤層3を確実にカッティン
グでき、マーキングに際しマークを離型紙1から確実に
剥がすことができるのである。
【0025】上記剥離剤層6は、例えばシリコーン系の
剥離剤を用いることができる。
剥離剤を用いることができる。
【0026】上記カール防止用樹脂層7は、紙4のカー
ルを防止できるものであればその種類を問わず用いるこ
とができ、積層の手法もフィルムを貼り合わせるやり方
でもよく、コーティングでもよい。また、このカール防
止用樹脂層7の外面(図1で下面)は粗面化されていて
微細な凹凸(図示せず)が形成されている。この粗面化
(マット処理)は、例えばエンボス加工等の機械加工
や、シリカ系マット剤のコーティング等による一般的に
よく行われているマット処理によればよい。このカール
防止用樹脂層7の存在により、紙4を空気中の湿気に触
れないようにすることができ、紙4の湿気による寸法安
定性悪化を防止することができ、カールしないようにす
ることができるとともに、カールの影響による層間剥離
をも防止することができる。さらに、この粗面化(マッ
ト処理)によって微細な凹凸がカール防止用樹脂層7の
表面に形成されていることにより、製品(粘着マーキン
グフィルム)としてロール状に巻き取った際、意匠層3
と離型紙1(カール防止用樹脂層7)裏面との間の空気
を上記微細な凹凸間を経てスムーズに逃がすことがで
き、空気が介在することによる意匠層3表面へのアバタ
状の艶ボケの点在をなくすことができ、美観を向上させ
ることができる。
ルを防止できるものであればその種類を問わず用いるこ
とができ、積層の手法もフィルムを貼り合わせるやり方
でもよく、コーティングでもよい。また、このカール防
止用樹脂層7の外面(図1で下面)は粗面化されていて
微細な凹凸(図示せず)が形成されている。この粗面化
(マット処理)は、例えばエンボス加工等の機械加工
や、シリカ系マット剤のコーティング等による一般的に
よく行われているマット処理によればよい。このカール
防止用樹脂層7の存在により、紙4を空気中の湿気に触
れないようにすることができ、紙4の湿気による寸法安
定性悪化を防止することができ、カールしないようにす
ることができるとともに、カールの影響による層間剥離
をも防止することができる。さらに、この粗面化(マッ
ト処理)によって微細な凹凸がカール防止用樹脂層7の
表面に形成されていることにより、製品(粘着マーキン
グフィルム)としてロール状に巻き取った際、意匠層3
と離型紙1(カール防止用樹脂層7)裏面との間の空気
を上記微細な凹凸間を経てスムーズに逃がすことがで
き、空気が介在することによる意匠層3表面へのアバタ
状の艶ボケの点在をなくすことができ、美観を向上させ
ることができる。
【0027】本発明の特徴として、上記離型紙1に対す
る粘着剤層2の剥離力は、10〜100g/25mmに
設定されている。このように剥離力を10〜100g/
25mmに設定したのは、10g/25mm未満では剥
離力が弱過ぎてカス取り時に注意して不要部分を取り除
かないと必要なマーク部分まで剥離するおそれがあるか
らである。一方、剥離力が100g/25mmを超える
と逆に剥離力が強過ぎてカス取り時に強い力が必要とな
り、しかも強引にカス取りをすると粘着マーキングフィ
ルムが折れたり破れたりするおそれがあるからである。
したがって、離型紙1に対する粘着剤層2の剥離力が1
0〜100g/25mmの範囲外の場合には、カス取り
に根気と時間が必要で作業性が著しく低下することにな
るのである。
る粘着剤層2の剥離力は、10〜100g/25mmに
設定されている。このように剥離力を10〜100g/
25mmに設定したのは、10g/25mm未満では剥
離力が弱過ぎてカス取り時に注意して不要部分を取り除
かないと必要なマーク部分まで剥離するおそれがあるか
らである。一方、剥離力が100g/25mmを超える
と逆に剥離力が強過ぎてカス取り時に強い力が必要とな
り、しかも強引にカス取りをすると粘着マーキングフィ
ルムが折れたり破れたりするおそれがあるからである。
したがって、離型紙1に対する粘着剤層2の剥離力が1
0〜100g/25mmの範囲外の場合には、カス取り
に根気と時間が必要で作業性が著しく低下することにな
るのである。
【0028】また、上記薄膜樹脂層5は、厚みが15〜
20μmに設定されている。このように厚みを15〜2
0μmに設定したのは、15μm未満では粘着剤を基材
1の剥離剤層6に塗工した後に乾燥する際、紙4内の空
気が膨張して上記薄膜樹脂層5が紙4から浮き上がり、
両者の間で発泡現象が起こって層間剥離が生じたり、あ
るいはカッティングの際にカッタの刃が深く入り過ぎる
等の重大な欠陥が生ずることになるからである。一方、
厚みが20μmを超えるとカッティングの際に上記薄膜
樹脂層5がクッションの役割を果たして粘着剤層3のカ
ッティングが不十分となったり、あるいはカス取り時に
粘着剤層3のカッティング箇所が再密着した状態となる
ため、マークの必要な部分までもがはぎ取られることに
なるからである。
20μmに設定されている。このように厚みを15〜2
0μmに設定したのは、15μm未満では粘着剤を基材
1の剥離剤層6に塗工した後に乾燥する際、紙4内の空
気が膨張して上記薄膜樹脂層5が紙4から浮き上がり、
両者の間で発泡現象が起こって層間剥離が生じたり、あ
るいはカッティングの際にカッタの刃が深く入り過ぎる
等の重大な欠陥が生ずることになるからである。一方、
厚みが20μmを超えるとカッティングの際に上記薄膜
樹脂層5がクッションの役割を果たして粘着剤層3のカ
ッティングが不十分となったり、あるいはカス取り時に
粘着剤層3のカッティング箇所が再密着した状態となる
ため、マークの必要な部分までもがはぎ取られることに
なるからである。
【0029】次に、上述の如く構成された粘着マーキン
グフィルムの実施例を比較例と共に挙げ、その結果を表
1に示す。
グフィルムの実施例を比較例と共に挙げ、その結果を表
1に示す。
【0030】(実施例)意匠層3としては、ポリ塩化ビ
ニル100重量部に対し、可塑剤:ジエチルヘキシルフ
タレート(DOP)を30重量部、Ba−Zn系安定剤
を1.5重量部、加工助剤を1.5重量部及び酸化チタ
ンを10.0重量部を混合したコンパウンドを作成し、
カレンダー法により成形した厚み80μmの着色フィル
ムを用いた。
ニル100重量部に対し、可塑剤:ジエチルヘキシルフ
タレート(DOP)を30重量部、Ba−Zn系安定剤
を1.5重量部、加工助剤を1.5重量部及び酸化チタ
ンを10.0重量部を混合したコンパウンドを作成し、
カレンダー法により成形した厚み80μmの着色フィル
ムを用いた。
【0031】離型紙1としては、110g/m2 の上質
紙からなる紙4の一方の面に厚み18μmの中密度ポリ
エチレンフィルムからなる薄膜樹脂層5を積層し、その
上に粘着剤層2との剥離力が40g/25mmになるよ
うにシリコーン系の剥離剤で処理し、剥離剤層6を形成
した。また、上記上質紙(紙4)の他方の面には湿度に
よる上質紙(紙4)のカールを防止するためにカルボン
酸系の樹脂コート層を積層してカール防止用樹脂層7を
形成しマット処理を施した。
紙からなる紙4の一方の面に厚み18μmの中密度ポリ
エチレンフィルムからなる薄膜樹脂層5を積層し、その
上に粘着剤層2との剥離力が40g/25mmになるよ
うにシリコーン系の剥離剤で処理し、剥離剤層6を形成
した。また、上記上質紙(紙4)の他方の面には湿度に
よる上質紙(紙4)のカールを防止するためにカルボン
酸系の樹脂コート層を積層してカール防止用樹脂層7を
形成しマット処理を施した。
【0032】上記のようにして得られた離型紙1に乾燥
後30μmとなるように粘着剤(アクリル系:SKダイ
ン1340 綜研化学(株)製)を塗布して粘着剤層2
を形成し、乾燥したものを上記の着色フィルムからなる
意匠層3に貼り合わせて粘着マーキングフィルムを得
た。
後30μmとなるように粘着剤(アクリル系:SKダイ
ン1340 綜研化学(株)製)を塗布して粘着剤層2
を形成し、乾燥したものを上記の着色フィルムからなる
意匠層3に貼り合わせて粘着マーキングフィルムを得
た。
【0033】(比較例1)意匠層3として、実施例と同
じ配合及び方法にて80μmの着色フィルムを得た。
じ配合及び方法にて80μmの着色フィルムを得た。
【0034】離型紙1としては、110g/m2 の上質
紙からなる紙4の一方の面に厚み22μmの中密度ポリ
エチレンフィルムからなる薄膜樹脂層5を積層し、その
上に粘着剤層2との剥離力が5g/25mmになるよう
にシリコーン系の剥離剤で処理し、剥離剤層6を形成し
た。また、上記上質紙(紙4)の他方の面には湿度によ
る上質紙(紙4)のカールを防止するために厚み22μ
mの中密度ポリエチレンフィルムを積層してカール防止
用樹脂層7を形成した。ただし、マット処理は施してい
ない。
紙からなる紙4の一方の面に厚み22μmの中密度ポリ
エチレンフィルムからなる薄膜樹脂層5を積層し、その
上に粘着剤層2との剥離力が5g/25mmになるよう
にシリコーン系の剥離剤で処理し、剥離剤層6を形成し
た。また、上記上質紙(紙4)の他方の面には湿度によ
る上質紙(紙4)のカールを防止するために厚み22μ
mの中密度ポリエチレンフィルムを積層してカール防止
用樹脂層7を形成した。ただし、マット処理は施してい
ない。
【0035】上記のようにして得られた離型紙1に実施
例と同じ粘着剤塗工を施し、乾燥したものを上記の着色
フィルムからなる意匠層3に貼り合わせて粘着マーキン
グフィルムを得た。
例と同じ粘着剤塗工を施し、乾燥したものを上記の着色
フィルムからなる意匠層3に貼り合わせて粘着マーキン
グフィルムを得た。
【0036】(比較例2)離型紙1に対する粘着剤層2
の剥離力を120g/25mmに設定したことと、カー
ル防止用樹脂層7の厚みを20μmに設定したこと以外
は、比較例1と同様にして粘着マーキングフィルムを得
た。
の剥離力を120g/25mmに設定したことと、カー
ル防止用樹脂層7の厚みを20μmに設定したこと以外
は、比較例1と同様にして粘着マーキングフィルムを得
た。
【0037】上述の如くして得られた実施例及び比較例
1,2の粘着マーキングフィルムをカッティングマシン
を用い、書体が丸ゴシックで、大きさが20mm角の文
字をカッティングし、そのカッティング性、カス取り時
の粘着剤再密着及びカス取り性を評価した。その際の基
材1の剥離力はJIS Z−0237(幅25mm、ス
ピード300mm/分)に準拠した。
1,2の粘着マーキングフィルムをカッティングマシン
を用い、書体が丸ゴシックで、大きさが20mm角の文
字をカッティングし、そのカッティング性、カス取り時
の粘着剤再密着及びカス取り性を評価した。その際の基
材1の剥離力はJIS Z−0237(幅25mm、ス
ピード300mm/分)に準拠した。
【0038】表1から明らかなように、実施例ではカッ
ティング性が良く、粘着剤のカッティング箇所が再密着
せず、カス取り性も良好であったが、比較例1では離型
紙1に対する粘着剤層2の剥離力が5g/25mmと弱
く、かつ薄膜樹脂層5の厚みが22μmと実施例よりも
厚くなっていることから、カッティング性に少し難があ
り、粘着剤のカッティング箇所が再密着し、必要とする
文字部分も剥離してしまった。また、比較例2では実施
例と同様にカッティング性が良く、粘着剤のカッティン
グ箇所が再密着しなったが、離型紙1に対する粘着剤層
2の剥離力が120g/25mmと強過ぎることから、
必要とする文字部分が剥離してしまった。
ティング性が良く、粘着剤のカッティング箇所が再密着
せず、カス取り性も良好であったが、比較例1では離型
紙1に対する粘着剤層2の剥離力が5g/25mmと弱
く、かつ薄膜樹脂層5の厚みが22μmと実施例よりも
厚くなっていることから、カッティング性に少し難があ
り、粘着剤のカッティング箇所が再密着し、必要とする
文字部分も剥離してしまった。また、比較例2では実施
例と同様にカッティング性が良く、粘着剤のカッティン
グ箇所が再密着しなったが、離型紙1に対する粘着剤層
2の剥離力が120g/25mmと強過ぎることから、
必要とする文字部分が剥離してしまった。
【0039】なお、データとして挙げていないが、実施
例及び比較例1,2は共にカール防止用樹脂層7を設け
ているので、粘着マーキングフィルムにはカールやそれ
に起因する層間剥離は見られなかった。また、カール防
止用樹脂層7の外面を粗面化している実施例では、空気
の介在によるアバタ状の艶ボケが見られなかったが、粗
面化していない比較例1,2ではアバタ状の艶ポチが見
られた。
例及び比較例1,2は共にカール防止用樹脂層7を設け
ているので、粘着マーキングフィルムにはカールやそれ
に起因する層間剥離は見られなかった。また、カール防
止用樹脂層7の外面を粗面化している実施例では、空気
の介在によるアバタ状の艶ボケが見られなかったが、粗
面化していない比較例1,2ではアバタ状の艶ポチが見
られた。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
離型紙に対する粘着剤層の剥離力を10〜100g/2
5mmに設定したので、粘着マーキングフィルムが折れ
たり破れたりすることなく適度の力で不要部分だけを基
材から確実にしかも簡単に剥がすことができ、カス取り
を速やかに行って作業性を一段と向上させることができ
る。
離型紙に対する粘着剤層の剥離力を10〜100g/2
5mmに設定したので、粘着マーキングフィルムが折れ
たり破れたりすることなく適度の力で不要部分だけを基
材から確実にしかも簡単に剥がすことができ、カス取り
を速やかに行って作業性を一段と向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】粘着マーキングフィルムの構成図である。
1 離型紙 2 粘着剤層 3 意匠層 4 紙 5 薄膜樹脂層 6 剥離剤層 7 カール防止用樹脂層
Claims (5)
- 【請求項1】 離型紙に粘着剤層が剥離可能に積層さ
れ、該粘着剤層に意匠層が積層された粘着マーキングフ
ィルムであって、 上記離型紙に対する粘着剤層の剥離力が10〜100g
/25mmに設定されていることを特徴とする粘着マー
キングフィルム。 - 【請求項2】 離型紙は、紙と、該紙の一方の面に積層
された薄膜樹脂層と、該薄膜樹脂層に積層され、粘着剤
層と剥離可能に接触する剥離剤層とを備えてなることを
特徴とする請求項1記載の粘着マーキングフィルム。 - 【請求項3】 薄膜樹脂層は、厚みが15〜20μmに
設定されていることを特徴とする請求項2記載の粘着マ
ーキングフィルム。 - 【請求項4】 紙の他方の面には、カール防止用樹脂層
が積層されていることを特徴とする請求項2記載の粘着
マーキングフィルム。 - 【請求項5】 カール防止用樹脂層の外面は、粗面化さ
れていることを特徴とする請求項4記載の粘着マーキン
グフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29613296A JPH10140101A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 粘着マーキングフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29613296A JPH10140101A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 粘着マーキングフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10140101A true JPH10140101A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17829568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29613296A Withdrawn JPH10140101A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 粘着マーキングフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10140101A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000265128A (ja) * | 1999-03-18 | 2000-09-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 粘着シートの製造方法 |
| JP2009220424A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Three M Innovative Properties Co | マーキングフィルム及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-11-08 JP JP29613296A patent/JPH10140101A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000265128A (ja) * | 1999-03-18 | 2000-09-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 粘着シートの製造方法 |
| JP2009220424A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Three M Innovative Properties Co | マーキングフィルム及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |