JP2000265128A - 粘着シートの製造方法 - Google Patents
粘着シートの製造方法Info
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Abstract
着シートの製造に際し、離型紙背面の塗膜層への接触に
起因するモトリングによる外観性状の劣化を抑制するこ
とができ、かつ外観性状の良好な粘着シートを効率よく
かつ安定に提供し得る粘着シートの製造方法を得る。 【解決手段】 支持基材の片面に塗膜層が、反対側の面
に粘着剤層及び離型紙が積層されている粘着シートの製
造に際し、支持基材の片面に粘着剤層及び離型紙を積層
し、反対側の面に塗料を積層し、塗料中の溶剤が乾燥し
た後に、23℃及び24時間養生後の剥離力が10〜2
00g/50mmである工程紙を塗膜層表面に積層す
る、粘着シートの製造方法。
Description
告ステッカー類や表示用ステッカー類などの装飾用マー
キングフィルムとして用いられる粘着シートの製造方法
に関し、より詳細には、製造段階における離型紙背面の
塗膜層への転写に起因する外観性状の劣化を抑制するこ
とができる粘着シートの製造方法を提供する。
塩化ビニル系樹脂フィルムからなる基材が用いられてい
る。目的に応じて、この基材に顔料が添加されて基材が
着色されたり、あるいは基材表面に印刷や塗装を施すこ
とにより装飾が施されている。また、上記基材の片面に
は、用途に応じて適当な感圧接着剤及び/または感熱接
着剤が塗布されて粘着剤層が形成されている。さらに、
製品において粘着剤層を保護するために、離型紙などの
剥離材が粘着剤層を覆うように貼り合わされている。
着シートを被着体に貼付する。貼付された粘着シートで
は、基材が着色されていることにより、あるいは基材表
面に形成された印刷層や塗膜層により装飾効果が発揮さ
れる。
広告塔、自動車及び二輪車などの車両やモーターボート
などの様々な被着体を装飾するのに用いられている。従
って、装飾用粘着シートでは、三次元曲面に貼付し得る
ように、適度な柔軟性を有することが求められている。
材とした粘着シートでは、柔軟性を付与するために塩化
ビニル系樹脂フィルムに可塑剤が添加されている。他
方、上記粘着シートの製造に際しては、基材表面に粘着
剤層及び離型紙を積層したものをロール状に巻き取り、
該ロールから繰り出し、基材表面に印刷や塗膜を形成す
ることが多い。
ている塩化ビニル系樹脂フィルムからなる基材は柔軟性
に優れているため柔らかい。従って、上記ロールに巻回
された状態で、塩化ビニル系樹脂フィルムからなる基材
の粘着剤層が形成されている側とは反対側の面が離型紙
の背面と強く接触すると、離型紙の背面が基材に転写さ
れ、外観性状が均一でなくなるという現象が生じがちで
あった。このような現象はモトリングと称されている。
場合に、離型紙の背面の接触により基材表面が平滑では
なく曇った状態になる現象や、基材表面をマット加工面
としようとした場合には、逆に離型紙の背面の接触によ
り基材表面が鏡面に近い状態となるような現象を、モト
リングと称する。
られる粘着シートの外観性状がばらつき、歩留りが低下
する。そこで、従来、塩化ビニル系樹脂フィルムが熱可
塑性であるため、ロール状半製品から最終製品を得るに
際し、熱風等により塩化ビニル樹脂が軟化する温度以上
の熱を加えることにより、基材表面の外観性状を元の状
態に復帰させ、かつ最終製品としての粘着シートを短く
かつ緩く巻回していた。
は、巻き取り時に、両端においてテープなどを介在させ
ることにより、離型紙背面を塩化ビニル系樹脂フィルム
からなる基材に密着させないようにする方法が提案され
ている。
ルムからなる基材が軟化する温度以上の熱を加えて元の
外観性状に復帰させる方法では、熱を加える工程が煩雑
であり、多くの熱量及び時間を必要とするという問題が
あった。
載の方法では、巻き取り時に粘着シートの両端において
テープ等を介在させる工程が煩雑であった。加えて、長
尺状の粘着シートをロール状に巻回する場合に、その長
さ方向全体にわたって離型紙の背面の基材表面に対する
接触状態を緩和させることは困難であった。すなわち、
部分的に上記モトリングが生じることを避け得なかっ
た。
対側の基材面に塗料を付与し、塗膜層を形成してなる装
飾用粘着シートでは、該塗膜層を形成した後にロール状
に巻回すると、やはり、離型紙の背面が塗膜層の表面に
強く接触し、モトリングが生じる。このような塗膜層の
外観性状の劣化を抑制するには、塗料を完全に硬化させ
ればよい。
に多くの熱量及び時間を必要とする。また、硬化が不完
全な場合には、容易にモトリングが発生する。さらに、
硬化がかなり不十分な場合には、離型紙背面と塗膜層と
の間でブロッキングも発生する。
ルムを基材とした粘着シートに比べ、基材表面に塗膜層
を形成した粘着シートでは、生産性が大きく低下せざる
を得なかった。
ートにおいては、塗料が熱可塑性を有しないので、上記
のようなモトリングに対する改善方法は施されていない
のが通常であった。
ように塩化ビニル系樹脂フィルムを基材としていたた
め、焼却廃棄に際し、塩化水素ガスやダイオキシンが発
生する。従って、簡単な焼却設備で粘着シートを処理す
ることができず、さらに焼却設備の耐久性を低下させる
という問題があった。従って、近年、簡単な焼却設備で
処理し得る、低環境負荷型の粘着シートの要望が高まっ
ている。
ンにより構成することが種々試みられているが、ポリオ
レフィン系基材を用いる場合には、Tダイやインフレー
ション法などによる成膜が一般的であり、生産単位が大
きくならざるを得ない。
ルム基材の場合には、着色剤と塩化ビニル系樹脂とを含
む組成物を用い、ゾルキャスティングにより、塩化ビニ
ル系樹脂フィルム基材を容易に得ることができる。この
場合、着色剤の種類を変更することにより、少ロットで
様々な色の塩化ビニル系樹脂フィルム基材を容易に提供
することができる。
場合には、上述したように生産単位がかなり大きくなら
ざるを得ず、様々な色の基材を得るには、ポリオレフィ
ン系フィルム表面に着色剤を塗工することが必要とな
る。
に塗膜層を形成してなる粘着シートでは、ロール状に巻
回した場合に離型紙背面が塗膜層に強く接触され、モト
リングによる外観性状の劣化が避けられなかった。
を解消し、基材の片面に粘着剤層及び離型紙が積層され
ており、他面に塗膜層が積層されている粘着シートの製
造に際し、ロール状に巻回した場合であっても離型紙背
面の塗膜層への接触に起因するモトリングを容易にかつ
効果的に抑制することができ、従って外観性状の優れた
粘着シートを安定にかつ安価に提供でき、小量多品種化
に対応し得る粘着シートの製造方法を提供することにあ
る。
トを、外観性状を低下させることなく容易に提供するこ
とができ、かつ使用後は簡単な焼却設備で焼却廃棄し得
る粘着シートを提供することにある。
基材、粘着剤層及び離型紙がこの順序で積層されてなる
粘着シートの製造方法であって、前記粘着剤層及び離型
紙が片面に積層された基材の他面に塗料を付与し、塗料
中の溶剤を乾燥して塗膜層を形成し、該塗膜層の表面
に、23℃で24時間養生した後の剥離力が10〜20
0g/50mmである工程紙を積層することを特徴とす
る。
好ましくは、上記塗料として硬化性塗料が用いられ、該
塗料の溶剤分乾燥後のゲル分率が10〜90重量%の範
囲にある状態で上記工程紙が積層される。
塗料のゲル分率が93重量%以上になった時点で上記工
程紙が剥離される。本発明においては、上記工程紙とし
て延伸ポリプロピレンシートが用いられる。
では、好ましくは、上記工程紙を積層するに際し、塗膜
層表面が40℃以上に加熱された状態で該工程紙が積層
される。また、本発明においては、上記支持基材として
は、好ましくはポリオレフィン系軟質樹脂が用いられ
る。
は、上述した従来技術の問題点について種々検討した結
果、塗膜層表面に、製品で得たい表面状態を有する工程
紙を積層すれば、上述したモトリングなどの問題点を解
決し得ることを見出し、かつ目標とする外観性を確保し
つつ、生産性も改善し得ることを見出し、本発明を成す
に至った。
ては、装飾用粘着シートで必要とされるカッティング
性、柔軟性、及び機械的強度を有していれば特に限定さ
れない。もっとも、一般的には、コスト、生産性及び柔
軟性などの観点から、粘着シートを構成する支持基材材
料としては軟質塩化ビニル系樹脂が用いられている。
は、好ましくは、ポリオレフィン系軟質樹脂フィルムが
用いられる。このようなポリオレフィン系軟質樹脂フィ
ルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、これらを延伸したフィルム、これらのフィル
ムと他の材料からなるフィルムとを積層したものなどを
用いることができる。また、フィルムに、各種顔料や充
填剤が添加されていてもよい。
同じように柔軟性を有し、結晶性が低いポリエチレンフ
ィルムやポリプロピレンフィルム、また、塩化ビニル樹
脂フィルムと同様に応力緩和性に優れたプロピレンとエ
チレンとの共重合物をブレンドしたり、重合時に共重合
してなるポリオレフィン系フィルムを用いることができ
る。
は、一般的な成膜方法であるTダイ法やインフレーショ
ン法により成膜することができ、かつこれらの製造方法
と、延伸工程やラミネート工程とを組み合わせることに
より得ることもできる。
限定されず、一般的なゴム系やアクリル系などの各種粘
着剤を用いることができる。もっとも、耐候性が必要な
用途では、アクリル系粘着剤やゴム系粘着剤の中でも、
水素添加したものが二重結合を含まないのでより好まし
い。
剥離し得るものであれば特に限定されず、シリコーン系
樹脂やフッ素系樹脂を、コート紙、ポリエチレンラミネ
ート紙、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどにコ
ーティングしたものを用いることができる。
本性能として必要な色を発現でき、支持基材表面に密着
する機能を有しているものであれば特に限定されず、ア
クリル系塗料、ウレタン系塗料、メラミン系塗料、ポリ
エステル系塗料、フッ素系塗料などの1液型の乾燥のみ
により硬化するものや、2液以上を配合する硬化型塗料
を用いることができる。また、1液型の塗料及び2液型
の塗料のいずれにおいても、水系塗料及び油性塗料など
任意のものを用いることができる。
表面の濡れ性に優れた溶剤系塗料を用いることが好まし
い。耐候性が要求される用途に用いるには、耐候性の高
い自動車用塗料や建材用塗料に用いられている、アクリ
ルウレタン系塗料やメラミン系塗料を用いることが望ま
しい。さらに耐候性が必要とされる用途では、塗料成分
として、無機系焼成顔料を用いたり、シリコーン系樹脂
やフッ素系樹脂を用いることが望ましい。
脂で構成した場合には、支持基材表面の密着性を高める
ために、支持基材表面をコロナ放電処理、フレーム処
理、あるいは塩素化ポリプロピレンなどによる下地処理
等を施しておくことが好ましい。
層を積層するに際しては、様々な方法を用いることがで
きる。一例を挙げると、まず支持基材上に塗料を塗工
し、塗膜層を形成し、しかる後、支持基材の反対面に粘
着剤及び離型紙を積層する方法が挙げられる。あるい
は、支持基材に粘着剤層を形成し、離型紙を積層した
後、支持基材の粘着剤層が形成されている側とは反対側
の面に塗料を塗工し塗膜層を形成する方法も採用するこ
とができる。
層を基材表面に直接塗工してもよいが、ポリエチレンの
ような耐熱性及び強度が低い支持基材の場合には、離型
紙上に粘着剤を塗工し、離型紙に支持された粘着剤層を
支持基材とラミネートする方法を用いることが望まし
い。
膜層を形成した後、巻き取る前に、最終製品で必要とす
る表面を有する工程紙を塗膜層側に積層することによ
り、最も重要な品質である外観性状の低下を抑制するこ
とができ、最終製品を得ることができる。
は、硬化性の塗料を用いることが望ましい。塗料の硬化
には、通常、比較的長い時間及び大きな熱を必要とす
る。太巻きの半製品においても、モトリングが発生しな
いような状態まで塗料を硬化させるには、50m以上の
炉長を用いなければ、10m/分以上の現実的な生産速
度を確保することができない。また、より多量の熱量を
加えるために、乾燥・硬化温度を高くしすぎると、塗料
中の溶剤が発泡したり、離型紙の耐熱性不足による剥離
不良が生じたり、製品のカールや基材の品質変化、塗料
の急激な硬化収縮などが生じ、製品品質が劣化する。
ることも考えられるが、液のゲル化時間や残存触媒によ
る耐候性の低下などの問題が生じる。そこで、現実的な
生産速度で品質低下を起こさないように粘着シートを巻
き取るには、塗料の硬化途中段階で巻き取ることが必要
である。塗料の一部が硬化した状態で巻き取ると、十分
に硬化されていない塗膜層が、離型紙背面と接触し、離
型紙背面形状に転写による外観不良が生じる。
取りに際し、塗膜層表面において最終的に必要とされる
表面状態と同じ表面性状を有し、かつ23℃及び少なく
とも24時間の養生後の剥離力が10〜200g/50
mmである工程紙が積層される。従って、この工程紙を
塗膜層表面に積層して粘着シートを巻き取ることによ
り、塗膜層表面性状の劣化を防止することができる。
をロールから繰り出して工程紙を剥離する際に、塗膜層
に対する剥離力が10〜200g/50mmの範囲にあ
るものが必要である。この剥離力が低すぎると、工程紙
を剥離する途中で浮きが発生し、浮いた部分が気泡跡と
なり、外観不良が生じる。逆に、剥離力が大きすぎる
と、剥離時に工程紙が切れたり、工程紙が縦方向に避け
て剥離し、横スジ状の外観品質低下が生じ易くなる。
製品で必要とされる塗膜層表面の表面性状に合致したも
のであることが望ましい。すなわち、最終的に得ようと
する粘着シートの塗膜層表面が平滑であるものを得る場
合には、工程紙の塗膜層と接触される表面は平滑である
ことが好ましく、最終的に得ようとする粘着シートの塗
膜層表面が例えばマット状などの凹凸を有するものの場
合には、工程紙の塗膜層と接触される表面がそのような
形状とされていることが必要である。
程紙を塗膜層表面に安定に密着するには、塗膜層を支持
している支持基材の腰は弱い方が好ましい。従って、支
持基材の厚みは、支持基材を構成する材料によっても異
なるが、100μm以上のものは好ましくない。
て、離型紙と同様にシリコーンなどの剥離剤を用いて処
理し、剥離力を調整したり、あるいは塗料と接着性が低
い各種樹脂をコーティングした工程紙を用いたりすれば
よい。さらに、極性の低いポリオレフィン系材料により
工程紙を構成した場合には、剥離時の剥離強度を確保し
得るものであれば、上記のような表面処理を行わずとも
使用することができる。
しくは、ポリプロピレンフィルムや高密度ポリエチレン
フィルム、中密度ポリエチレンフィルムを用いることが
でき、特に、延伸された延伸ポリプロピレンフィルムや
ハイネック延伸高密度ポリエチレンフィルムなどが剥離
時の強度を上記特定の範囲に制御し易く、かつ表面平滑
性に優れているため、特に好ましい。また、工程紙の表
面は、必要に応じて、無機粒子をコーティング剤に配合
したり、サンドブラスト等の方法でマット化することも
可能である。
は、塗膜層を乾燥した後、ライン内で一対のロール間に
塗膜層が形成された粘着シートと工程紙とを挿入し、圧
着すればよい。もっとも、塗膜層の平面形状、乾燥状
態、硬化状態によっては、工程紙が浮きやすくなる場合
もある。従って、好ましくは、塗膜層表面を40℃以上
に加熱した状態で工程紙を積層することが望ましい。4
0℃以上に塗膜層を加熱することにより、塗膜層が軟化
し、工程紙と塗膜層との密着性が高められる。
する密着性を確保するには、塗膜層の柔軟性が必要とな
る。従って、塗膜層における塗料の硬化が十分に進行し
ていない状態、すなわちゲル分率が10〜90重量%の
範囲において工程紙を積層することが望ましい。
を、テトラヒドロフランに24時間浸漬し、溶解し、♯
280メッシュの金網にて塗料を濾過した際の金網上残
渣塗料の最初の塗料に対する重量百分率をいうものとす
る。
程紙を積層した場合には、工程紙と塗膜層との密着性が
高くなりすぎ、最終製品において工程紙を剥離すること
が困難となることがあり、90重量%を超えると密着性
が十分に得られ難いことがある。好ましくは、上記ゲル
分率が20〜70重量%の範囲で工程紙を積層すること
が望ましい。
る際の塗膜層のゲル分率は、工程紙を安定に剥離するこ
とができかつ剥離後にモトリングが発生しないようにす
るには、93重量%以上であることが望ましい。
うに、支持基材の片面に塗膜層が、反対側の面に粘着剤
層及び離型紙が積層されており、上記特定の工程紙を塗
膜層側に積層した状態でロール状に巻回される。従っ
て、最終製品として使用される際には、該ロールから繰
り出し、上記工程紙が剥離されて、粘着シートが供給さ
れる。
シートの製造方法では、支持基材の片面に塗膜層が、他
面に粘着剤層及び離型紙が積層されている粘着シートの
製造に際し、支持基材上に粘着剤層及び離型紙を積層
し、反対側の面に塗料を積層し、塗料中の溶剤の少なく
とも一部を乾燥させて塗膜層を形成した後、塗膜層表面
に上記特定の剥離力範囲の工程紙が積層される。従っ
て、工程紙が積層された粘着シートをロール状に巻回し
たとしても、塗膜層表面は上記工程紙に接触される。従
って、離型紙の背面が塗膜層に直接接触し難いので、離
型紙の背面の模様の転写による塗膜層表面の外観性状の
劣化を防止することができる。すなわち、離型紙の背面
の転写に起因する前述したモトリングを効果的に抑制す
ることができる。
を有するので、工程紙を塗膜層から安定にかつ容易に剥
離することができ、剥離後の塗膜層の外観性状の劣化も
生じ難い。よって、塗膜層による装飾効果を目的通りに
確実に発現させ得る粘着シートを提供することが可能と
なる。
塗料であり、溶剤分乾燥後の塗料のゲル分率が10〜9
0重量%の範囲にある段階で工程紙が積層されるので、
工程紙が塗膜層に十分に密着され、塗膜層が確実に保護
されると共に、製品供給に際し、工程紙を塗膜層の外観
性状を劣化させることなく容易に剥離することができ
る。
率が93重量%以上になった時点で工程紙が剥離される
ので、塗膜層の表面が十分に硬化しており、従って工程
紙を剥離したとしても塗膜層表面におけるモトリングが
生じ難く、外観性状の良好な粘着シートを提供すること
ができる。
延伸ポリプロピレンフィルムが用いられ、該延伸ポリプ
ロピレンフィルムは十分な強度を有し、かつ表面平滑性
に優れているので、塗膜層表面の外観性状の劣化がより
一層効果的に抑制される。
際し、塗膜層表面が40℃以上に加熱されるので、塗膜
層表面が十分な柔軟性を有し、工程紙が塗膜層表面に確
実に密着される。
リオレフィン系軟質樹脂で構成されているので、粘着シ
ートとして十分な強度を有し、かつ使用後には簡単な焼
却設備で焼却することができる。従って、環境負担を軽
減することができる。
とにより、本発明を詳細に説明する。
学社製、品番:LC500)100重量部に、白色顔料
としてルチル型酸化チタンマスターバッチ(酸化チタン
の含有率60重量%)を20重量部配合し、Tダイ法に
より厚み50μmのポリエチレンフィルムを成膜し、支
持基材とした。
ターを用いて乾燥後の厚みが30μmとなるように、表
面がシリコーン樹脂で処理されたポリエチレンラミネー
ト離型紙に塗工し、乾燥し、粘着剤層を形成した。前述
した支持基材の片面にコロナ放電処理を施し、該コロナ
放電処理面に、離型紙により支持された上記粘着剤層を
ラミネートした。
が積層されている面とは反対側の面に、コロナ放電処理
を施し、アクリルウレタン系塗料(大日本塗料社製、商
品名:プラニットU♯700」100重量部に硬化剤
(日本ポリウレタン社製、商品名:コロネート209
4)6.5重量部を添加してなる塗料を、スプレーガン
コーターにて乾燥後の厚みが20μmとなるように塗工
し、炉長30mの乾燥炉に通じ30m/分及び/10℃
で乾燥し、さらに、下記の表1に示す各条件で工程紙を
積層し、かつロール状に巻き取った。
グされた厚み50μmのポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムを用い、工程紙の積層に際しては、
粘着シートの塗膜層表面温度を20℃とした。なお、こ
のようにして得た粘着シートの塗膜層に対する工程紙の
剥離力を、JIS Z 0237に基づき、23℃で2
4時間養生した後の剥離力を測定したところ、40g/
50mmであった。また、上記粘着テープの作製に際
し、ロール状に巻き取る際の粘着シートの一部を取り出
し、塗膜層のゲル分率を測定したところ、40重量%で
あった。
3℃の温度で24時間放置した後、ロールから粘着シー
トを繰り出し工程紙を剥離し、剥離性を評価した。すな
わち、工程紙の剥離に際しての剥ぎ取り性、工程紙
の浮き及びモトリングの発生状態を目視により評価し
た。結果を下記の表1に示す。なお、剥ぎ取り性、
工程紙の浮き及びモトリングの状態の評価記号の意味
は以下の通りである。
性を評価した。 ◎…剥離が容易であり、剥離スジは認められなかった。 ○…塗膜表面の外観性はほぼ良好であったが、一部に剥
離スジが認められた。 ×…工程紙を剥離する際に工程紙に裂けが発生したり、
塗膜層に亀裂が生じた。
程紙の状態を目視により観察した。 ◎…工程紙の浮きが認められなかった。 ○…工程紙の浮きにより、剥離後に外観不良がわずかに
発生していた。 ×…工程紙が全面的に浮いており、全面的に外観不良が
発生した。
の塗膜層を目視により観察し、評価した。 ◎…塗膜層の表面は良好な外観性状を示した。 ○…塗膜層の表面にわずかな外観不良が発生していた。 ×…塗膜層表面の外観不良が全面にわたっていた。 また、上記工程紙を剥離した際に、塗膜層の一部を除去
し、そのゲル分率を測定した。結果を下記の表1に併せ
て示す。
の延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムを用いたこ
と、該工程紙の剥離力が45g/50mmであることを
除いては、実施例1と同様にして粘着シートを得、評価
した。
0mmとしたことを除いては、実施例2と同様にして粘
着シートを得、評価した。
たこと、工程紙の剥離力を5g/50mmとしたこと、
工程紙積層に際しての塗膜層のゲル分率を5重量%とし
たことを除いては、実施例2と同様にして粘着シートを
得、評価した。
加工された延伸ポリプロピレンフィルム(厚み40μ
m、剥離力40g/50mm)を用いたことを除いて
は、実施例1と同様にして粘着シートを得、評価した。
変更したことを除いては、実施例5と同様にして粘着シ
ートを得、評価した。
含有している塩化ビニル系樹脂フィルム(厚み50μ
m)を用いたことを除いては、実施例1と同様にして粘
着シートを得、評価した。
を除いては、実施例1と同様にして粘着シートを得、評
価した。
並びに塗膜層の乾燥条件を、2m/分及び150℃の温
度とし、ロールに巻き取る際の塗膜層のゲル分率を95
重量%に設定したことを除いては、実施例1と同様にし
て粘着シートを得、評価した。
/50mmのものを用い、ロールに巻き取る際の塗膜層
のゲル分率を95重量%としたことを除いては、実施例
1と同様にして粘着シートを得、評価した。
0g/50mmのものを用いたことを除いては、実施例
1と同様にして粘着シートを得、評価した。
及び150℃とし、ロールに粘着シートを巻き取る際の
塗膜層のゲル分率を95重量%としたことを除いては、
実施例1と同様にして粘着シートを得、評価した。
は、支持基材の片面に塗膜層が形成されており、反対側
の面に粘着剤層及び離型紙が積層されてなる粘着シート
において、塗膜層を形成するための塗料を付与し、該塗
料の溶剤を乾燥させて塗膜層を形成し、該塗膜層に養生
後の剥離力が10〜200g/50mmである工程紙を
積層しているので、該工程紙積層後にロール状に巻回し
たとしても、離型紙背面の模様が塗膜層側に転写され
ず、従って離型紙の背面の模様の転写による前述したモ
トリングを確実に抑制することができる。しかも、上記
工程紙の剥離力が上記特定の範囲とされているので、工
程紙が塗膜層に良好に密着し、かつ最終製品としての粘
着シートを提供する際には塗膜層表面から工程紙を安定
に剥離することができ、外観性状が良好な粘着シートを
容易に提供することが可能となる。
法によれば、屋内の広告ステッカーや表示用ステッカー
などにも装飾用マーキングフィルムとして用いられる粘
着シートであって、外観性状が良好な粘着シートを容易
に提供することが可能となる。
軟質樹脂により構成した場合には、塩化ビニル系樹脂フ
ィルムの場合と異なり、簡単な設備で焼却したとして
も、環境汚染を引き起こし難い。従って、環境負担を軽
減することも可能となる。
らなる支持基材を用いた場合であっても、塗膜層により
着色効果が発揮されるので、塗膜層を構成する塗料や顔
料の配合を調整するだけで、様々な装飾効果を発揮し得
る粘着シートを容易に提供することができ、装飾用粘着
シートの小量・多品種化にも容易に対応することができ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 塗膜層、支持基材、粘着剤層及び離型紙
がこの順序で積層されてなる粘着シートの製造方法であ
って、 前記粘着剤層及び離型紙が片面に積層された基材の他面
に塗料を付与し、塗料中の溶剤を乾燥して塗膜層を形成
し、該塗膜層の表面に、23℃で24時間養生した後の
剥離力が10〜200g/50mmである工程紙を積層
することを特徴とする粘着シートの製造方法。 - 【請求項2】 前記塗料が硬化性塗料であり、該塗料の
溶剤分乾燥後のゲル分率が10〜90重量%である状態
において前記工程紙が積層されることを特徴とする請求
項1に記載の粘着シートの製造方法。 - 【請求項3】 前記塗料のゲル分率が93重量%以上に
なった時点で前記工程紙を剥離することを特徴とする請
求項1に記載の粘着シートの製造方法。 - 【請求項4】 前記工程紙が延伸ポリプロピレンシート
からなる請求項1〜3のいずれかに記載の粘着シートの
製造方法。 - 【請求項5】 前記工程紙を積層するに際し、塗膜層表
面を40℃以上に加熱した状態で積層することを特徴と
する請求項1〜4のいずれかに記載の粘着シートの製造
方法。 - 【請求項6】 前記支持基材がポリオレフィン系軟質樹
脂からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
記載の粘着シートの製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP07387299A JP4540763B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 粘着シートの製造方法 |
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| JP07387299A JP4540763B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 粘着シートの製造方法 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021526074A (ja) * | 2018-06-11 | 2021-09-30 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | コーティングされたフィルムおよびコーティングされたフィルムを作製するために使用され得る無溶媒ポリウレタン前駆体を作製するためのプロセス |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH05154973A (ja) * | 1991-12-05 | 1993-06-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 装飾用粘着シート及びその製造方法 |
| JPH0953058A (ja) * | 1995-08-11 | 1997-02-25 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 巻き崩れがない粘着テープ |
| JPH10140101A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-26 | Bando Chem Ind Ltd | 粘着マーキングフィルム |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP07387299A patent/JP4540763B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2021526074A (ja) * | 2018-06-11 | 2021-09-30 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | コーティングされたフィルムおよびコーティングされたフィルムを作製するために使用され得る無溶媒ポリウレタン前駆体を作製するためのプロセス |
| JP7352577B2 (ja) | 2018-06-11 | 2023-09-28 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | コーティングされたフィルムおよびコーティングされたフィルムを作製するために使用され得る無溶媒ポリウレタン前駆体を作製するためのプロセス |
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