JPH10140170A - 冷凍機作動流体用組成物 - Google Patents

冷凍機作動流体用組成物

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JPH10140170A
JPH10140170A JP8311337A JP31133796A JPH10140170A JP H10140170 A JPH10140170 A JP H10140170A JP 8311337 A JP8311337 A JP 8311337A JP 31133796 A JP31133796 A JP 31133796A JP H10140170 A JPH10140170 A JP H10140170A
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JP
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refrigerator
composition
working fluid
acid
ester
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Hiroyasu Togashi
博靖 冨樫
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エステルを基油とする冷凍機油と、ジフルオロ
メタンが45重量%以上の混合ハイドロフルオロカーボ
ンを含有してなる、冷凍機油と混合ハイドロフルオロカ
ーボンとの相溶性に優れた冷凍機作動流体用組成物を提
供すること。 【解決手段】1)炭素原子数1〜10の直鎖及び/又は
分岐鎖の1価アルコールと、芳香環を有する三塩基酸又
は該三塩基酸の酸無水物とから得られるエステルを基油
とする冷凍機油、及び2)ジフルオロメタン(HFC3
2)を45重量%以上含有する混合ハイドロフルオロカ
ーボン、を含有することを特徴とする冷凍機作動流体用
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機油と混合ハ
イドロフルオロカーボンとの相溶性に優れた冷凍機作動
流体用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、オゾン層保護のため冷蔵庫やカー
クーラーに使用されていたジクロロジフルオロメタン
(CFC12)は1995年で使用が禁止された。続い
てルームエアーコンディショナー、パッケージエアーコ
ンディショナーや産業用冷凍機等に使用されているクロ
ロジフルオロメタン(HCFC22)の使用規制が始ま
った。そのため、このジクロロジフルオロメタンやクロ
ロジフルオロメタンの代替品として、オゾン層を破壊す
ることのないハイドロフルオロカーボン、例えば1,1,1,
2-テトラフルオロエタン(HFC134a)やジフルオ
ロメタン(HFC32)やペンタフルオロエタン(HF
C125)が開発されている。
【0003】これらのハイドロフルオロカーボンは、ジ
クロロジフルオロメタンやクロロジフルオロメタンに比
べて極性が高いため、冷凍機油として従来より一般に使
用されているナフテン系鉱物油やポリα−オレフィン、
アルキルベンゼン等の潤滑油を用いると、これらの潤滑
油とハイドロフルオロカーボンとの相溶性が悪く、低温
において二相分離を起こす。二相分離を起こすと、油戻
りが悪くなり、熱交換器としての凝縮器や蒸発器の付近
に厚い油膜が付着して伝熱を妨げ、また潤滑不良や起動
時の発泡等の重要欠陥の原因となる。そのため、従来の
冷凍機油はこれらの新しいハイドロフルオロカーボン存
在下での冷凍機油として使用することができない。
【0004】従って、現在のところ冷凍機油には上記ハ
イドロフルオロカーボンと相溶するポリアルキレングリ
コールやエステル、炭酸エステル等の基油が使用されて
いる。
【0005】実際に冷蔵庫には冷凍機油としてエステル
基油、ハイドロフルオロカーボンとして、1,1,1,
2−テトラフルオロエタンが使用されている。またルー
ムエアーコンディショナー、パッケージエアーコンディ
ショナーや産業用冷凍機等にも冷凍機油としてエステル
基油が評価されている。
【0006】しかしながら、ルームエアーコンディショ
ナー、パッケージエアーコンディショナーや産業用冷凍
機等の従来クロロジフルオロメタンが用いられていた分
野においては、冷凍効率の観点から、ハイドロフルオロ
カーボンとしてジフルオロメタンを含む混合ハイドロフ
ルオロカーボンが評価されている。しかしジフルオロメ
タンを使用すると、1,1,1,2−テトラフルオロエ
タンに比べてエステル基油との相溶性が悪くなり、低温
において二相分離を起こす。特にジフルオロメタンの比
率が45重量%以上で顕著となる。二相分離が起こると
前述したように油戻りが悪くなり、熱交換器としての凝
縮器や蒸発器の付近に厚い油膜が付着して伝熱を妨げ、
また潤滑不良や起動時の発泡等の重要欠陥の原因となる
ため、低温におけるジフルオロメタンを含む混合ハイド
ロフルオロカーボンとの相溶性の良い冷凍機作動流体用
組成物、特にロータリー型、スクロール型、スクリュー
型圧縮機を用いるルームエアーコンディショナー、パッ
ケージエアーコンディショナーや産業用冷凍機等では−
20℃以下で相溶する冷凍機作動流体用組成物が要求さ
れている。
【0007】特開平4−226193号公報にはトリメ
リット酸と1価アルコールから得られるエステルを基油
とする冷凍機作動流体用組成物が開示されているが、実
施例にはトリメリット酸エステルの記載がなく、かつジ
フルオロメタンに関しては一切言及していない。
【0008】特開平5−17789号公報、特開平5−
32985号公報、特開平5−239480号公報、特
開平6−9978号公報、特開平6−17073号公報
にはヒンダードエステルを基油とする冷凍機油とジフル
オロメタンを含む混合ハイドロフルオロカーボンからな
る冷凍機作動流体用組成物が開示されているが、ジフル
オロメタンが45重量%以上の混合ハイドロフルオロカ
ーボンとの相溶性に関しては一切言及していない。
【0009】特開平6−184575号公報にはジフル
オロメタン40重量%及びペンタフルオロエタン60重
量%からなる混合ハイドロフルオロカーボンとエステル
基油の相溶性については記載されているが、エステル基
油と、ジフルオロメタンが45重量%以上の混合ハイド
ロフルオロカーボンとの相溶性に関しては一切言及して
いない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、エステルを基油とする冷凍機油と、ジフルオロメタ
ンが45重量%以上の混合ハイドロフルオロカーボンを
含有してなる、冷凍機油と混合ハイドロフルオロカーボ
ンとの相溶性に優れた冷凍機作動流体用組成物を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のエステ
ルを基油とする冷凍機油を用いることにより、ジフルオ
ロメタンが45重量%以上の混合ハイドロフルオロカー
ボンを含有する冷凍機作動流体用組成物が前記課題を解
決し得ることを見出し、本発明を完成させた。
【0012】即ち、本発明の要旨は、 〔1〕 1)炭素原子数1〜10の直鎖及び/又は分
岐鎖の1価アルコールと、芳香環を有する三塩基酸又は
該三塩基酸の酸無水物とから得られるエステルを基油と
する冷凍機油、及び 2)ジフルオロメタン(HFC32)を45重量%以上
含有する混合ハイドロフルオロカーボン、を含有するこ
とを特徴とする冷凍機作動流体用組成物、 〔2〕 混合ハイドロフルオロカーボンが、さらにペ
ンタフルオロエタン(HFC125)を含有する混合ハ
イドロフルオロカーボンである前記〔1〕記載の冷凍機
作動流体用組成物、 〔3〕 芳香環を有する三塩基酸又は該三塩基酸の酸
無水物の芳香環の炭素原子数が9〜12である前記
〔1〕又は〔2〕記載の冷凍機作動流体用組成物、 〔4〕 芳香環を有する三塩基酸又は該三塩基酸の酸
無水物がトリメリット酸又はトリメリット酸無水物であ
る前記〔1〕〜〔3〕いずれか記載の冷凍機作動流体用
組成物、 〔5〕 冷凍機油が30体積%、ジフルオロメタン/
ペンタフルオロエタンの比率が50/50(重量%)の
混合ハイドロフルオロカーボンが70体積%の条件にお
いて、低温の二相分離温度が−20℃以下である前記
〔1〕〜〔4〕いずれか記載の冷凍機作動流体用組成
物、 〔6〕 エステルの40℃における動粘度が25〜1
50mm2 /sである前記〔1〕〜〔5〕いずれか記載
の冷凍機作動流体用組成物、に関するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
1.冷凍機油について 本発明に用いられる冷凍機油とは、炭素原子数1〜10
の直鎖及び/又は分岐鎖の1価アルコール(成分−1)
と、芳香環を有する三塩基酸又は該三塩基酸の酸無水物
(成分−2)とから得られるエステルを基油とする冷凍
機油である。
【0014】成分−1について 成分−1の直鎖及び/又は分岐鎖の1価アルコールの炭
素原子数は1〜10であり、好ましくは1〜8であり、
さらに好ましくは1〜6であり、特に好ましくは1〜4
である。得られるエステルが適切な粘度を有する観点か
ら、及びジフルオロメタン含有混合ハイドロフルオロカ
ーボンとの相溶性の観点から、炭素原子数は10以下が
好ましい。成分−1のアルコールの具体例としては、メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、1−メチル
エタノール、n−ブタノール、2−メチルプロパノー
ル、n−ペンタノール、n−ヘキサノール、n−ヘプタ
ノール、3−メチルヘキサノール、5−メチルヘキサノ
ール、n−オクタノール、2−エチルヘキサノール、n
−ノナノール、3,5,5−トリメチルヘキサノール、
n−デカノール等が挙げられる。これらの中でジフルオ
ロメタン含有混合ハイドロフルオロカーボンとの相溶性
の観点から、メタノール、n−ブタノール、2−メチル
プロパノール、3−メチルヘキサノール、5−メチルヘ
キサノール、2−エチルヘキサノール、3,5,5−ト
リメチルヘキサノールが特に優れている。
【0015】成分−2について 成分−2は、得られるエステルが適切な粘度を有する観
点から、及びジフルオロメタン含有混合ハイドロフルオ
ロカーボンとの相溶性の観点から、芳香環を有する三塩
基酸が好ましい。成分−2の芳香環を有する三塩基酸と
しては、ジフルオロメタン含有混合ハイドロフルオロカ
ーボンとの相溶性の観点から、好ましくは炭素原子数9
〜12の芳香環、より好ましくは炭素原子数9〜10の
芳香環、特に好ましくは炭素原子数9の芳香環を有する
三塩基酸である。具体的には、冷凍機油の熱安定性の観
点から、ヘミメリット酸、トリメシン酸、トリメリット
酸が好ましく、入手性の観点からトリメリット酸がより
好ましい。またエステルの製造には酸無水物を用いる方
が反応性が高まるため、上記の三塩基酸の酸無水物も成
分−2の好適例として挙げられる。本発明に用いられる
エステルは、成分−1のアルコールの1種類以上と、成
分−2の芳香環を有する三塩基酸又はその酸無水物の1
種類以上とから、通常行われる公知のエステル化反応や
エステル交換反応により得ることができる。
【0016】かかるエステルの具体例としては、メタノ
ールとトリメリット酸のエステル、n−ブタノールとト
リメリット酸のエステル、2−メチルプロパノールとト
リメリット酸のエステル、n−ブタノールと2−メチル
プロパノールとトリメリット酸のエステル、n−ブタノ
ールと2−エチルヘキサノールとトリメリット酸のエス
テル、2−メチルプロパノールと2−エチルヘキサノー
ルとトリメリット酸のエステル、n−ブタノールと3,
5,5−トリメチルヘキサノールとトリメリット酸のエ
ステル、2−メチルプロパノールと3,5,5−トリメ
チルヘキサノールとトリメリット酸のエステル等が挙げ
られる。なお本発明に用いられる冷凍機油はかかるエス
テルを基油とするものであり、該冷凍機油には2種類以
上のエステルを用いてもよい。
【0017】本発明において用いられるエステルの酸価
は特に限定されないが、金属材料の腐食、耐摩耗性の低
下、熱安定性の低下、及び電気絶縁性の低下を抑制する
観点から1mgKOH/g以下が好ましく、0.2mg
KOH/g以下がより好ましく、0.1mgKOH/g
以下が更に好ましく、0.05mgKOH/g以下が特
に好ましい。ここで、酸価は例えばJIS K−250
1の方法で測定できる。
【0018】本発明に用いられるエステルの水酸基価
は、冷凍機油の吸湿性、熱安定性の観点から、10mg
KOH/g以下が好ましく、8mgKOH/g以下がよ
り好ましく、5mgKOH/g以下が更に好ましく、3
mgKOH/g以下が特に好ましく、1mgKOH/g
以下が最も好ましい。ここで、水酸基価は例えばJIS
K−2501の方法で測定できる。
【0019】本発明に用いられるエステルのヨウ素価
(Img/100g)は特に限定されないが、エステル
の熱酸化安定性の観点から10以下が好ましく、5以下
がより好ましく、3以下が更に好ましく、1以下が特に
好ましい。ここで、ヨウ素価は例えばJIS K−32
11の方法で測定できる。
【0020】本発明に用いられるエステルの40℃にお
ける動粘度は、省エネルギー性、密閉性及び耐摩耗性の
観点から、25〜150mm2/sの範囲が好ましく、3
0〜100mm2/sの範囲がより好ましく、40〜80
mm2/sの範囲が更に好ましく、50〜75mm2/sの
範囲が特に好ましい。ここで、動粘度は例えばJISK
−2283の方法で測定される。本発明におけるエステ
ルを基油とする冷凍機油には、ジフルオロメタン含有混
合ハイドロフルオロカーボンとの相溶性を損なわない範
囲で、鉱物油やポリα−オレフィン、アルキルベンゼ
ン、上記以外のエステルやポリエーテル、パーフルオロ
エーテル、リン酸エステル等を混合しても良い。尚、本
発明におけるエステルは基油として用いるものであり、
冷凍機油に配合される潤滑油の50重量%以上、好まし
くは80重量%以上を占めるものである。
【0021】本発明におけるエステルを基油とする冷凍
機油には、ジフルオロメタン/ペンタフルオロエタンの
比率が45/55重量%以上の混合ハイドロフルオロカ
ーボンとの相溶性を損なわない範囲で、通常使用される
酸化防止剤、極圧剤、油性向上剤、消泡剤、清浄分散
剤、防錆剤、抗乳化剤、粘度指数調整剤、金属不活性化
剤、流動点降下剤等の各種潤滑油添加剤を添加して使用
することができる。
【0022】2.混合ハイドロフルオロカーボンについ
て 本発明に用いられる混合ハイドロフルオロカーボンは、
ジフルオロメタンを45重量%以上含有するものであ
る。より好ましくは、さらにペンタフルオロエタンを含
有する混合ハイドロフルオロカーボンである。好ましい
配合比率は、冷凍効率及び安全性の観点から、ジフルオ
ロメタンは45〜70重量%が好ましく、45〜60重
量%が更に好ましい。ペンタフルオロエタンは30〜5
5重量%が好ましく、40〜55重量%が更に好まし
い。最も好ましい配合比率の一つとして、ジフルオロメ
タン50重量%/ペンタフルオロエタン50重量%が挙
げられる。
【0023】3.冷凍機作動流体用組成物について 冷凍機油と混合ハイドロフルオロカーボンとの相溶性に
優れた、本発明の冷凍機作動流体用組成物は、前記のよ
うなエステルを基油とする冷凍機油と、ジフルオロメタ
ンを含有する混合ハイドロフルオロカーボンを含有する
ものである。本発明の冷凍機作動流体用組成物は、ロー
タリー型、スクロール型、スクリュー型圧縮機に最適で
ある。用途的にはルームエアーコンディショナー、パッ
ケージエアーコンディショナーや産業用冷凍機等の圧縮
機に用いるのに適している。
【0024】本発明の冷凍機作動流体用組成物におい
て、冷凍機油と混合ハイドロフルオロカーボンの配合比
率は特に限定されるものではなく、例えば混合ハイドロ
フルオロカーボン/冷凍機油=20/1〜1/10重量
比が好ましく、10/1〜1/5重量比がより好まし
く、5/1〜1/5が特に好ましい。充分な冷凍能力を
得る観点から、上記混合比は1/10以上であることが
好ましく、冷凍機作動流体用組成物の粘度を好適にする
観点から、20/1以下であることが好ましい。
【0025】本発明の冷凍機作動流体用組成物は、冷凍
機油と混合ハイドロフルオロカーボンとの相溶性に優れ
たものである。冷凍機作動流体用組成物のかかる性質
は、例えば以下に示す方法により評価できる。即ち、冷
凍機油が30体積%、ジフルオロメタン/ペンタフルオ
ロエタンの比率が50/50(重量%)の混合ハイドロ
フルオロカーボンが70体積%の条件において、低温の
二相分離温度を測定することにより評価する。かかる条
件で低温の二相分離温度を測定した場合、本発明の冷凍
機作動流体用組成物の該温度は10℃以下であることが
好ましく、0℃以下であることがより好ましく、−10
℃以下であることが更に好ましく、−20℃以下である
ことが特に好ましく、−30℃以下であることが最も好
ましい。
【0026】本発明の冷凍機作動流体用組成物には、次
のような添加剤を適宜添加してもよい。 (i)冷凍機油と混合ハイドロフルオロカーボンとの相
溶性に優れた、本発明の冷凍機作動流体用組成物には水
を除去する添加剤を加えてもよい。水を除去する添加剤
としてはエポキシ基を有する化合物や、オルトエステ
ル、アセタール(ケタール)、カルボジイミド等の添加
剤が挙げられる。
【0027】(ii)また、冷凍機油と混合ハイドロフル
オロカーボンとの相溶性に優れた、本発明の冷凍機作動
流体用組成物には、熱安定性を向上させるためのラジカ
ルトラップ能を有するフェノール系化合物やキレート能
を有する金属不活性化剤を添加してもよい。
【0028】
【実施例】以下、製造例及び実施例により本発明をさら
に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等により
なんら限定されるものではない。 製造例 攪拌機、温度計、窒素吹き込み管及び冷却器付きの脱水
管を取り付けた1リットルの四つ口フラスコに、2−メ
チルプロパノール260.2g(3.5mol)及びト
リメリット酸無水物150.0g(0.78mol)を
加えて、窒素気流下、118℃で常圧反応を10時間行
った。このようにして得られたエステルを精製し、冷凍
機油Aとした。また上記と同様の反応を行い、表1に示
す本発明に用いる冷凍機油B〜F、及び表2に示す比較
品に用いる冷凍機油a〜hを得た。
【0029】実施例に用いる混合ハイドロフルオロカー
ボン(ハイドロフルオロカーボン1〜3)の組成は以下
の通りである。 ハイドロフルオロカーボン1 HFC32/HFC125(50/50重量%) ハイドロフルオロカーボン2 HFC32/HFC125(45/55重量%) ハイドロフルオロカーボン3 HFC32/HFC125(40/60重量%)
【0030】実施例 製造例で得られた冷凍機油の40℃動粘度(JIS K
−2283)、及び冷凍機油が30体積%、ハイドロフ
ルオロカーボン1、2及び3が70体積%の条件での二
相分離温度を測定した。その結果を表1に示す。また、
比較品の冷凍機油を用いて同様に測定した結果を表2に
示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】上記の結果から、本発明品はいずれも相溶
性に優れていることが分かった。特に相溶性が悪くなる
ハイドロフルオロカーボン1及び2を用いても、相溶性
は−20℃以下であった。比較品d及びeは常温で固体
であり、また比較品bは40℃動粘度が低く、冷凍機油
として使用し難いことがわかった。また、冷凍機油a、
c、f、g、hを用いた比較品での冷凍機作動流体用組
成物の相溶性は、いずれも本発明品より劣るものであっ
た。このことから、ジフルオロメタンを含む混合ハイド
ロフルオロカーボンを用いる冷凍機作動流体用組成物に
おいて、冷凍機油としてエステルを用いる場合、該エス
テルの構造により相溶性が顕著に異なることが分かる。
【0034】
【発明の効果】本発明により、ジフルオロメタンが45
重量%以上の混合ハイドロフルオロカーボンを含有する
ものであっても、冷凍機油と混合ハイドロフルオロカー
ボンとの相溶性に優れた冷凍機作動流体用組成物を提供
することが可能となった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)炭素原子数1〜10の直鎖及び/又
    は分岐鎖の1価アルコールと、芳香環を有する三塩基酸
    又は該三塩基酸の酸無水物とから得られるエステルを基
    油とする冷凍機油、及び 2)ジフルオロメタン(HFC32)を45重量%以上
    含有する混合ハイドロフルオロカーボン、を含有するこ
    とを特徴とする冷凍機作動流体用組成物。
  2. 【請求項2】 混合ハイドロフルオロカーボンが、さら
    にペンタフルオロエタン(HFC125)を含有する混
    合ハイドロフルオロカーボンである請求項1記載の冷凍
    機作動流体用組成物。
  3. 【請求項3】 芳香環を有する三塩基酸又は該三塩基酸
    の酸無水物の芳香環の炭素原子数が9〜12である請求
    項1又は2記載の冷凍機作動流体用組成物。
  4. 【請求項4】 芳香環を有する三塩基酸又は該三塩基酸
    の酸無水物がトリメリット酸又はトリメリット酸無水物
    である請求項1〜3いずれか記載の冷凍機作動流体用組
    成物。
  5. 【請求項5】 冷凍機油が30体積%、ジフルオロメタ
    ン/ペンタフルオロエタンの比率が50/50(重量
    %)の混合ハイドロフルオロカーボンが70体積%の条
    件において、低温の二相分離温度が−20℃以下である
    請求項1〜4いずれか記載の冷凍機作動流体用組成物。
  6. 【請求項6】 エステルの40℃における動粘度が25
    〜150mm2 /sである請求項1〜5いずれか記載の
    冷凍機作動流体用組成物。
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