JPH10140476A - 繊維仕上げ剤 - Google Patents

繊維仕上げ剤

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JPH10140476A
JPH10140476A JP33740496A JP33740496A JPH10140476A JP H10140476 A JPH10140476 A JP H10140476A JP 33740496 A JP33740496 A JP 33740496A JP 33740496 A JP33740496 A JP 33740496A JP H10140476 A JPH10140476 A JP H10140476A
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JP
Japan
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fiber
lanolin
shellac
weight
derivative
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JP33740496A
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English (en)
Inventor
Eiji Yoda
英二 余田
Hiroyuki Tanabe
弘之 田辺
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KUROODA JAPAN KK
Original Assignee
KUROODA JAPAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 水を溶媒の主成分とする化粧料組成物に
おいて、セラックの重量を、化粧料の総重量に対して
0.05〜5%にすると共に、ラノリン或いは/及びそ
の誘導体或いは/及び蛋白質或いは/及びその誘導体の
内から選ばれる1種類或いは2種類以上の重量を、配合
されるセラックの重量に対する比で1〜30%とした。 【発明の効果】本発明による繊維仕上げ剤は、従来技術
によるものと比較して、仕上げ後の繊維の風合いを大幅
に改善でき、しわ付きも高度に防止できる上、繊維の仕
上げた状態を長期間に亘って維持できる。また、繊維の
防水性の向上も図れ、しかも、高温処理することで安定
な繊維の折目を作ることができる。さらに、本発明の繊
維仕上げ剤を使用することで、人体に対して安全性が高
い繊維を提供することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、セラックとラノリン
及びその誘導体或いは/及び蛋白質及びその誘導体を用
いる繊維仕上げ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術によれば、繊維仕上げ剤に
は、増膜作用を有するキチンやキトサンを配合した繊維
仕上げ剤がある。しかし、この繊維仕上げ剤では、仕上
げた繊維の柔軟性、光沢性、しわの防止性が十分に満足
できるものでなかった。そして、この改良策として、キ
チンやキトサンを配合すると共に、シリコンも配合した
繊維仕上げ剤が開発された。しかし、この場合、仕上げ
た繊維の柔軟性、光沢性の多少の改善がなされる一方
で、しわの防止性の改善には至らないばかりか、逆に、
仕上げ後の塗膜が剥離し易くなる新たな問題を生み、繊
維の仕上げの持続性に問題を残したままとなっているの
が現状である。
【0003】そこで、上記した問題を解決するに当た
り、本発明の発明者は、セラックという熱硬化性で高い
硬度を有し、光沢性、つやに優れ、可食性で且つ生分解
可能な人体に対して無害な樹脂があることを知るに至っ
た。尚、このセラックは、ラックカイガラムシという生
物の分泌物を熱溶融法、ソーダ法、溶剤抽出法等で分離
精製して得られる樹脂であって、その用途は電気絶縁
体、塗料、粘着材・接着剤、印刷用インク、医薬品・食
品・化粧品、研磨材等のコーティング剤として広く使用
されており、これら各々の用途に対応して、精製度合の
異なる種々のグレードのセラックが提供されている。し
かし、セラックを繊維仕上げ剤に配合しようとすると、
その高い硬度が原因となって塗膜に柔軟性がないため、
繊維の感触が硬くゴワついた感じとなってしまうし、ま
た、塗膜も剥離し易くなるので、繊維の仕上げた状態を
長期間に亘り持続できない上、光沢性やしわ防止性にも
問題があった。このことに対し、セラックとDEP、D
BP、DHP等の可塑剤とを併用しても、これら可塑剤
は非極性であるためセラックの欠点を補うことができな
いため、問題はほとんど改善はされなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点を解決できる繊維仕上げ剤を提供する事
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は上記課
題を達成するために鋭意研究を行った結果、水を溶媒の
主成分とする系において、セラックの重量を、この溶液
の総重量に対して0.05〜5%にすると共に、ラノリ
ン或いは/及びその誘導体或いは/及び蛋白質或いは/
及びその誘導体の内から選ばれる1種類或いは2種類以
上の重量を、配合されるセラックの重量に対する比で1
〜30%としたのである。
【0006】尚、上記したセラックの濃度が0.05%
以下なら、セラックの塗膜形成が難しく、繊維の仕上が
り具合を良好にできない一方で、5%以上なら、セラッ
クの塗膜が厚くなり過ぎて、塗膜形成後の繊維がゴワゴ
ワとした感触を有するようになってしまうので不適であ
る。また、ラノリン或いは/及びその誘導体或いは/及
び蛋白質或いは/及びその誘導体の内から選ばれる1種
類或いは2種類以上の濃度が、セラックに対する重量比
で1%以下なら、塗膜形成後の膜の硬度を有効に下げる
ことができないので、塗膜形成後の繊維のしなやかな感
触が損なわれる一方、30%以上なら、塗膜が軟化し過
ぎるので、セラック自体が繊維中へ浸透後固定され、塗
膜形成が難しく繊維の仕上がりを良好にできないので不
適である。
【0007】上述したように、セラックは多用途に使用
され、その用途別に精製度合の異なる種々のグレード品
が提供されているが、これら種々のグレードのものは全
て生体由来であるから、基本的に可食性で且つ生分解可
能な安全性の高い物質である。このため、本発明に用い
るセラックは、上で説明したグレードのものであればよ
く、特定のグレード品に限定されるものではないし、ま
た、新規に提供されるグレード品であっても構わない。
【0008】ラノリン及びその誘導体としては、ラノリ
ン、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリ
ン、液状ラノリン、還元ラノリン、酢酸ラノリン、水酸
化ラノリン、水素添加ラノリンアルコール、吸着精製ラ
ノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチ
レン還元ラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコ
ール、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンラノリン、ポリオキ
シエチレンラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸アミ
ド、ラノリン脂肪酸アルカリ塩(K,Na,アンモニア
等)、四級化ラノリン脂肪酸等が挙げられる。但し、好
ましくはポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチ
レン還元ラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコ
ール、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンラノリン、ポリオキ
シエチレンラノリンアルコール等がよい。
【0009】また、蛋白質及びその誘導体としては、加
水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、加水分解シル
ク、大豆蛋白加水分解物、小麦粉酵素分解水溶液等の加
水分解蛋白加水分解物や、ヤシ油脂肪酸加水分解コラー
ゲントリエタノールアミン等のアシル化誘導体や、塩化
N−(3−トリメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロ
ピル)加水分解コラーゲン、塩化N−(3−トリメチル
アンモニオ−2−ヒドロキシプロピル)小麦粉酵素分解
物等の四級化誘導体が挙げられ、これらの他にも平均分
子量が300〜250,000の蛋白質であればよい。
但し、好ましくは、平均分子量が1,000〜250,
000のものがよい。
【0010】
【実施例1〜5】本発明の繊維仕上げ剤の実施例とし
て、第1表に示す通り、実施例1〜5を調合した。その
調合方法は、まず、約60度に加熱した蒸留水に、25
%アンモニア水を処方量通りに滴下する。次に、セラッ
クを少しずつ溶解させながら処方量添加後、このセラッ
ク水溶液を室温まで冷却した後に、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンラノリン或いは小麦粉酵素分解水
溶液を処方量添加溶解後、PHを8.5に調整した。
尚、繊維仕上げ剤を塗布後の速乾性を狙うのであれば、
C2〜6程度の炭素鎖長を有する揮発性のアルコールや
エーテルを配合してもよい。
【0011】
【比較例1〜5】実施例1〜5の比較例として、第2表
の通り比較例1〜5を調合した。その調合方法は、実施
例1〜5の場合と同様である。但し、比較例5にはポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンラノリン或いは小
麦粉酵素分解水溶液は一切添加しない。
【0012】以上の実施例は、極限られた一部の例に過
ぎず、本発明は上記の実施例でもって何ら限定されるも
のではない。
【0013】
【試験1】実施例1〜5と比較例1〜5とを用いて、木
綿繊維の織物に、室温で噴霧塗布後、空気乾燥させた場
合の繊維の仕上がり具合:しわ防止性、柔軟性、
光沢性、撥水性についての試験結果を第3表に示す。
(試験条件の詳細は第3表にて記載。)
【0014】
【試験2】試験1と同様に、実施例1〜5と比較例1〜
5とを用いて、ポリエステル繊維の織物に、室温で噴霧
塗布後、空気乾燥させた場合の繊維の仕上がり具合:
しわ防止性、柔軟性、光沢性、撥水性についての
試験結果を第4表に示す。(試験条件の詳細は第4表に
て記載。)
【0015】
【試験3】試験1,2と同様に、実施例1〜5と比較例
1〜5とを用いて、絹繊維の織物に、室温で噴霧塗布
後、空気乾燥させた場合の繊維の仕上がり具合:しわ
防止性、柔軟性、光沢性、撥水性についての試験
結果を第5表に示す。(試験条件の詳細は第5表にて記
載。)
【0016】
【試験4】実施例1〜5と比較例1〜5とを用いて、木
綿、絹の各繊維の織物に折目を付け、この部分に室温で
噴霧塗布後、100度で乾燥させた場合の繊維の折目の
安定性についての試験結果を第6表に示す。(試験条件
の詳細は第6表にて記載。)
【0017】尚、実施例を利用した試験1〜4では具体
的に、木綿、ポリエステル・絹の織物を試験に用いた
が、本発明の繊維仕上げ剤は、これらに以外に広く天然
・合成繊維そのものや、これら天然・合成繊維から作ら
れる綿類、糸類、織物類、繊維完成品等にも利用して構
わない。また、試験条件で、塗布・乾燥温度を室温或い
は100度としたが、5〜120℃の範囲で使用可能で
あり、更に、塗布方法も噴霧塗布以外に吹き付け、浸
漬、パット、プリント等の通常の繊維加工法で行うこと
ができることが、この発明の研究過程で判明している。
【0018】
【発明の効果】第3表〜第5表で得られた結果の通り、
本発明による繊維仕上げ剤は、従来技術によるものと比
較して、仕上げ後の繊維の自然な光沢と、滑らかさとを
より一層増して、繊維製品等の風合いを大幅に改善する
と共に、仕上げ後の繊維のしわを高度に防止できる。こ
の結果、繊維製品等の商品性の向上を図ることができ
る。
【0019】また、仕上げ後の塗膜の硬度を柔軟にでき
るので、塗膜が繊維にしっかりと定着すると共に、長期
間にわたりラノリン及びその誘導体や蛋白質及びその誘
導体がもつ極性基の化学的・物理的吸着・吸収作用がセ
ラックの欠点を補うので、塗膜のがはげ落ちを防ぎ、繊
維の仕上げた状態を長期間に亘って維持できる。
【0020】更に、繊維に定着する塗膜が通気性を帯び
るので、繊維自体の通気性を損なうことがないばかり
か、繊維の撥水性を良好なものとできるから、繊維の防
水性の向上も図れる。
【0021】第6表で得られた結果の通り、本発明によ
る繊維仕上げ剤は、繊維仕上げ剤塗布後に高温で乾燥さ
せることで、セラックの熱硬化性により、外的応力がか
かっても安定な繊維の折目を作ることができる。また、
この効果と、第3表〜第5表の結果から得た効果とを併
せることで、繊維製品等のデザイン性の幅を拡げると共
に、デザインされた形状も長期間に亘って維持できるよ
うにすることができる。
【0022】セラック、蛋白質及びその誘導体、ラノリ
ン及びその誘導体はいずれも、天然由来で、基本的に可
食性且つ生分解可能なものであるから、本発明の繊維仕
上げ剤で繊維等を仕上げることで、人体に対して安全性
が高い繊維を提供することが可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を溶媒の主成分とする繊維仕上げ剤に
    おいて、セラックの重量を、この繊維仕上げ剤の総重量
    に対して0.05〜5%にすると共に、ラノリン或いは
    /及びその誘導体或いは/及び蛋白質或いは/及びその
    誘導体の内から選ばれる1種類或いは2種類以上の重量
    を、配合されるセラックの重量に対する比で1〜30%
    とすることを特徴とする繊維仕上げ剤
JP33740496A 1996-11-12 1996-11-12 繊維仕上げ剤 Pending JPH10140476A (ja)

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JP33740496A JPH10140476A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 繊維仕上げ剤

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JP33740496A JPH10140476A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 繊維仕上げ剤

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JPH10140476A true JPH10140476A (ja) 1998-05-26

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ID=18308322

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