JPH10140575A - 陶磁器製パネルからなる擁壁用堰板 - Google Patents
陶磁器製パネルからなる擁壁用堰板Info
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- JPH10140575A JPH10140575A JP31556596A JP31556596A JPH10140575A JP H10140575 A JPH10140575 A JP H10140575A JP 31556596 A JP31556596 A JP 31556596A JP 31556596 A JP31556596 A JP 31556596A JP H10140575 A JPH10140575 A JP H10140575A
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 組み立てが容易で強固な擁壁用の堰板を提供
する。 【解決手段】 略板状でコンクリート打設側の面の1対
の辺部に連結突起3を有する複数の陶磁器製パネル2
を、その連結突起3を水平方向に沿ってかつ一直線状に
配置されるようにして上下,左右に連続配置させ、上下
位置の陶磁器製パネル2の平行に隣り合った連結突起3
の各交差部とその間の任意位置とのそれぞれに、断面略
C型の連結部材4を差し込んで上下の連結突起3を挟み
つけ、上下位置の陶磁器製パネル2を連結することによ
り堰板1が形成されている。陶磁器製パネル2は、その
コンクリート打設側の面に嵌合溝2aが設けられて左右
に隣り合った陶磁器製パネル2の嵌合溝2aに連結具3
0を設けて左右のパネルを連結できるとともに、陶磁器
製パネル2の上下の側面に嵌合突起2bと嵌合溝2cが
設けられている。また、連結部材4に、堰板の間隔を保
持する連結金具の外端を係止する係止金具としてボルト
5が設けられている。
する。 【解決手段】 略板状でコンクリート打設側の面の1対
の辺部に連結突起3を有する複数の陶磁器製パネル2
を、その連結突起3を水平方向に沿ってかつ一直線状に
配置されるようにして上下,左右に連続配置させ、上下
位置の陶磁器製パネル2の平行に隣り合った連結突起3
の各交差部とその間の任意位置とのそれぞれに、断面略
C型の連結部材4を差し込んで上下の連結突起3を挟み
つけ、上下位置の陶磁器製パネル2を連結することによ
り堰板1が形成されている。陶磁器製パネル2は、その
コンクリート打設側の面に嵌合溝2aが設けられて左右
に隣り合った陶磁器製パネル2の嵌合溝2aに連結具3
0を設けて左右のパネルを連結できるとともに、陶磁器
製パネル2の上下の側面に嵌合突起2bと嵌合溝2cが
設けられている。また、連結部材4に、堰板の間隔を保
持する連結金具の外端を係止する係止金具としてボルト
5が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の陶磁器製パネルから
なる擁壁用堰板は、地山の急斜面等の土の崩壊を防止す
る擁壁用の堰板に関する。
なる擁壁用堰板は、地山の急斜面等の土の崩壊を防止す
る擁壁用の堰板に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、切土や盛土などをして設けられた
地山の急斜面に、斜面の崩壊を防止するためのコンクリ
ートなどで形成された擁壁を設けている。従来、上記の
擁壁を設ける場合は、地山の斜面に沿って予め基礎コン
クリートを打設しておき、その基礎コンクリート部分
に、2枚の堰板を所定間隔(成形する擁壁の幅に対応さ
せた間隔)離して設け、両堰板の間にセパレータを設け
て各堰板の間を所定間隔に保てるとともに打設されるコ
ンクリートの側圧に対抗できるようにし、両堰板の間に
コンクリートを打設して形成している。そして、斜面側
の堰板面と斜面との間に長さ調節可能な油圧ジャッキ等
を掛け渡して、打設したコンクリートが硬化するまで、
堰板が倒れないように支えている。擁壁構築の際の2枚
の堰板は、木製,合板,金属などで形成されたパネルを
上下,左右に連続配置させるとともに各パネルを、パネ
ルの外面に設けた横木やパイプなどの補助材で連結・補
強し、2枚の堰板の間隔を保持するセパレータの外端を
補助材に固定をして堰板の間隔を保持させている。
地山の急斜面に、斜面の崩壊を防止するためのコンクリ
ートなどで形成された擁壁を設けている。従来、上記の
擁壁を設ける場合は、地山の斜面に沿って予め基礎コン
クリートを打設しておき、その基礎コンクリート部分
に、2枚の堰板を所定間隔(成形する擁壁の幅に対応さ
せた間隔)離して設け、両堰板の間にセパレータを設け
て各堰板の間を所定間隔に保てるとともに打設されるコ
ンクリートの側圧に対抗できるようにし、両堰板の間に
コンクリートを打設して形成している。そして、斜面側
の堰板面と斜面との間に長さ調節可能な油圧ジャッキ等
を掛け渡して、打設したコンクリートが硬化するまで、
堰板が倒れないように支えている。擁壁構築の際の2枚
の堰板は、木製,合板,金属などで形成されたパネルを
上下,左右に連続配置させるとともに各パネルを、パネ
ルの外面に設けた横木やパイプなどの補助材で連結・補
強し、2枚の堰板の間隔を保持するセパレータの外端を
補助材に固定をして堰板の間隔を保持させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記擁壁用の
堰板の組み立ては、各パネルを補助材で連結したり、2
枚の堰板の間隔を保持するセパレータの外端を補助材に
固定するなどの作業は手間がかかるとともに、熟練を要
する作業であった。また、コンクリート硬化後に型枠を
解体しなければならず、解体作業に手間がかかるととも
に、解体に伴う廃材の処理の問題があった。そこで、本
発明の陶磁器製パネルからなる擁壁用堰板は、組み立て
が容易で強固であるとともに、周囲の景観に配慮した擁
壁を構築できる擁壁用堰板を提供することを目的とす
る。
堰板の組み立ては、各パネルを補助材で連結したり、2
枚の堰板の間隔を保持するセパレータの外端を補助材に
固定するなどの作業は手間がかかるとともに、熟練を要
する作業であった。また、コンクリート硬化後に型枠を
解体しなければならず、解体作業に手間がかかるととも
に、解体に伴う廃材の処理の問題があった。そこで、本
発明の陶磁器製パネルからなる擁壁用堰板は、組み立て
が容易で強固であるとともに、周囲の景観に配慮した擁
壁を構築できる擁壁用堰板を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の陶磁器製パネル
からなる擁壁用堰板は上記課題を解決したもので、土砂
の崩壊防止用に地山の斜面等に沿って擁壁を構築する際
に擁壁用の基礎コンクリート上に適宜間隔を開けて起立
させられて連結金具で間隔を保持される擁壁用の堰板で
あって、板状でコンクリート打設側面の少なくとも相対
する1対の辺部に連結突起を有するとともに、連結突起
を設けた辺部を隣り合うようにして上下,左右に連続配
置させられる複数の陶磁器製パネルと、上下,左右に配
置させられた陶磁器製パネルの平行に隣り合う連結突起
を互いに連結する連結部材とから構成し、上下,左右に
連続配置された各陶磁器製パネルの隣り合う連結突起を
連結部材で連結して堰板を形成できるようにして、堰板
を容易に組み立てることができるようにした。
からなる擁壁用堰板は上記課題を解決したもので、土砂
の崩壊防止用に地山の斜面等に沿って擁壁を構築する際
に擁壁用の基礎コンクリート上に適宜間隔を開けて起立
させられて連結金具で間隔を保持される擁壁用の堰板で
あって、板状でコンクリート打設側面の少なくとも相対
する1対の辺部に連結突起を有するとともに、連結突起
を設けた辺部を隣り合うようにして上下,左右に連続配
置させられる複数の陶磁器製パネルと、上下,左右に配
置させられた陶磁器製パネルの平行に隣り合う連結突起
を互いに連結する連結部材とから構成し、上下,左右に
連続配置された各陶磁器製パネルの隣り合う連結突起を
連結部材で連結して堰板を形成できるようにして、堰板
を容易に組み立てることができるようにした。
【0005】陶磁器製パネルは、押出成形もしくはプレ
ス成形により1対の連結突起を連続的に成形するととも
に、連結突起の先端に内向きに係止突起を設け、連結部
材は、任意長さで断面略C型の部材に形成されていると
ともに、その開口側とは逆側の側面に連結金具の端部を
係止する係止金具を設けて、陶磁器製パネルを連続配置
させたときに、少なくとも上下,左右の陶磁器製パネル
の連結突起に沿った各交差部に複数の連結部材をそれぞ
れ差し込んで連結突起に沿って適宜間隔で配置させるこ
とにより各陶磁器製パネルを連結できるとともに各連結
部材の係止金具に連結金具の端部を係止できるようにし
て、隣接する陶磁器製パネルを強固に連結できるととも
に、パネルの連結と連結金具の係止を1つの部材で行う
ことができるようにした。
ス成形により1対の連結突起を連続的に成形するととも
に、連結突起の先端に内向きに係止突起を設け、連結部
材は、任意長さで断面略C型の部材に形成されていると
ともに、その開口側とは逆側の側面に連結金具の端部を
係止する係止金具を設けて、陶磁器製パネルを連続配置
させたときに、少なくとも上下,左右の陶磁器製パネル
の連結突起に沿った各交差部に複数の連結部材をそれぞ
れ差し込んで連結突起に沿って適宜間隔で配置させるこ
とにより各陶磁器製パネルを連結できるとともに各連結
部材の係止金具に連結金具の端部を係止できるようにし
て、隣接する陶磁器製パネルを強固に連結できるととも
に、パネルの連結と連結金具の係止を1つの部材で行う
ことができるようにした。
【0006】また、陶磁器製パネルの少なくとも相対す
る1対の外側面の対向する位置に、嵌合突起と嵌合溝と
をそれぞれ設けるとともに、陶磁器製パネルのコンクリ
ート打設側の面の任意位置に、陶磁器製パネルを連続配
置させたときに連結具で連結される嵌合溝を設けるよう
にして、防水効果を高めることができるとともに、パネ
ルどうしを強く連結できるようにした。さらに、陶磁器
製パネルは、少なくともコンクリート打設側とは逆側の
面を素焼きの状態に形成して、周囲の景観に配慮した擁
壁を設けることができるようにした。
る1対の外側面の対向する位置に、嵌合突起と嵌合溝と
をそれぞれ設けるとともに、陶磁器製パネルのコンクリ
ート打設側の面の任意位置に、陶磁器製パネルを連続配
置させたときに連結具で連結される嵌合溝を設けるよう
にして、防水効果を高めることができるとともに、パネ
ルどうしを強く連結できるようにした。さらに、陶磁器
製パネルは、少なくともコンクリート打設側とは逆側の
面を素焼きの状態に形成して、周囲の景観に配慮した擁
壁を設けることができるようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の陶磁器製パネルからなる
擁壁用堰板の実施の形態を図1〜図5により説明する。
切土や盛土などをして設けられた地山の斜面に構築され
る擁壁を施工する際に擁壁用の基礎コンクリート上に起
立させられる擁壁用の堰板1は、略板状でコンクリート
打設側の面に連結突起3を有する複数の陶磁器製パネル
2が、その連結突起3を水平方向に沿ってかつ一直線状
に配置されるようにして上下,左右に連続配置させら
れ、上下位置の陶磁器製パネル2の平行に隣り合った連
結突起3を、上下,左右の陶磁器製パネル2の連結突起
3に沿った各交差部とその間の任意位置とにそれぞれ配
置された複数の連結部材4で連結して形成されている。
擁壁用堰板の実施の形態を図1〜図5により説明する。
切土や盛土などをして設けられた地山の斜面に構築され
る擁壁を施工する際に擁壁用の基礎コンクリート上に起
立させられる擁壁用の堰板1は、略板状でコンクリート
打設側の面に連結突起3を有する複数の陶磁器製パネル
2が、その連結突起3を水平方向に沿ってかつ一直線状
に配置されるようにして上下,左右に連続配置させら
れ、上下位置の陶磁器製パネル2の平行に隣り合った連
結突起3を、上下,左右の陶磁器製パネル2の連結突起
3に沿った各交差部とその間の任意位置とにそれぞれ配
置された複数の連結部材4で連結して形成されている。
【0008】なお、陶磁器製パネルの表面(連結突起が
設けられた面とは逆側面)に凹凸などの化粧模様を設け
て化粧パネルとし、複数の化粧パネルを上下,左右に連
続配置させるとともに連結部材で連結して化粧堰板(化
粧面が擁壁の表面となる)とすることができるし、陶磁
器製パネルの表面を平面にして埋込みパネルとし、複数
の埋込みパネルを上下,左右に連続配置させるとともに
連結部材で連結して埋込み堰板(擁壁の地山側に配置さ
れる)とすることもできる。そして、斜面側の擁壁用の
基礎コンクリートの基部に埋込み堰板を起立させるとと
もに埋込み堰板から適宜間隔を離した基礎コンクリート
上に陶磁器製パネルを用いた化粧堰板を起立させ両堰板
の間に連結金具を設けて擁壁用の型枠を構築することが
できる。
設けられた面とは逆側面)に凹凸などの化粧模様を設け
て化粧パネルとし、複数の化粧パネルを上下,左右に連
続配置させるとともに連結部材で連結して化粧堰板(化
粧面が擁壁の表面となる)とすることができるし、陶磁
器製パネルの表面を平面にして埋込みパネルとし、複数
の埋込みパネルを上下,左右に連続配置させるとともに
連結部材で連結して埋込み堰板(擁壁の地山側に配置さ
れる)とすることもできる。そして、斜面側の擁壁用の
基礎コンクリートの基部に埋込み堰板を起立させるとと
もに埋込み堰板から適宜間隔を離した基礎コンクリート
上に陶磁器製パネルを用いた化粧堰板を起立させ両堰板
の間に連結金具を設けて擁壁用の型枠を構築することが
できる。
【0009】陶磁器製パネル2は、図2に示すように、
断面略四角形の板状の部材でそのコンクリート打設側の
面の相対する一対の辺部(本実施の形態では、陶磁器製
パネルの上下の辺部)に沿って連結突起3が突設され、
連結突起3の先端に内向きに係止突起3aが突設され
て、複数の陶磁器製パネル2を上下,左右に配置させた
ときに、左右の陶磁器製パネル2の各連結突起3が一直
線状に配置されるとともに、上下の陶磁器製パネル2の
相対する連結突起3の外側面が密接して連結部材4で連
結できるようになっている。ところで、図2の陶磁器製
パネル2は、その表面(連結突起3が設けられた面とは
逆側の面)に凹凸の化粧模様を設けた化粧パネルとして
用いられるようになっている。なお、陶磁器製パネルの
表面を平面にして、地山側に配置される埋込みパネルと
することもできる。
断面略四角形の板状の部材でそのコンクリート打設側の
面の相対する一対の辺部(本実施の形態では、陶磁器製
パネルの上下の辺部)に沿って連結突起3が突設され、
連結突起3の先端に内向きに係止突起3aが突設され
て、複数の陶磁器製パネル2を上下,左右に配置させた
ときに、左右の陶磁器製パネル2の各連結突起3が一直
線状に配置されるとともに、上下の陶磁器製パネル2の
相対する連結突起3の外側面が密接して連結部材4で連
結できるようになっている。ところで、図2の陶磁器製
パネル2は、その表面(連結突起3が設けられた面とは
逆側の面)に凹凸の化粧模様を設けた化粧パネルとして
用いられるようになっている。なお、陶磁器製パネルの
表面を平面にして、地山側に配置される埋込みパネルと
することもできる。
【0010】また、陶磁器製パネル2のコンクリート打
設側の面の上下位置で連結突起3と平行に断面略台形状
の嵌合溝2aが設けられており、複数の陶磁器製パネル
2を連続配置させたときに、左右に隣り合う陶磁器製パ
ネル2の各嵌合溝2aの端部間に、嵌合溝2aに嵌合さ
れる嵌合突起を有する連結具30を設けて左右の陶磁器
製パネル2を強く連結できるようになっている。連結具
30は、例えば樹脂などにより形成され、嵌合突起の表
面に接着剤などを塗布して嵌合溝2aに嵌合させるよう
にしてもよい。なお、嵌合溝2aの代りに、陶磁器製パ
ネルの左右の端部にインサートを設けておき、連続配置
された陶磁器製パネルの隣り合ったインサートを、連結
具として長板状の金具で連結するようにしてもかまわな
い。インサートは、陶磁器製パネルの焼成前にパネルの
適宜位置に埋め込んでおくことができる。
設側の面の上下位置で連結突起3と平行に断面略台形状
の嵌合溝2aが設けられており、複数の陶磁器製パネル
2を連続配置させたときに、左右に隣り合う陶磁器製パ
ネル2の各嵌合溝2aの端部間に、嵌合溝2aに嵌合さ
れる嵌合突起を有する連結具30を設けて左右の陶磁器
製パネル2を強く連結できるようになっている。連結具
30は、例えば樹脂などにより形成され、嵌合突起の表
面に接着剤などを塗布して嵌合溝2aに嵌合させるよう
にしてもよい。なお、嵌合溝2aの代りに、陶磁器製パ
ネルの左右の端部にインサートを設けておき、連続配置
された陶磁器製パネルの隣り合ったインサートを、連結
具として長板状の金具で連結するようにしてもかまわな
い。インサートは、陶磁器製パネルの焼成前にパネルの
適宜位置に埋め込んでおくことができる。
【0011】さらに、上方の連結突起3側の陶磁器製パ
ネル2の外側面に、連結突起3の長手方向に沿って断面
略半円形状の嵌合突起2bが突設されているとともに、
下方の連結突起3側の陶磁器製パネル2の外側面に、連
結突起3の長手方向に沿って前記嵌合突起が嵌合される
嵌合溝2cが設けられて、陶磁器製パネル2の相対する
1対の外側面の対向する位置に、嵌合突起2bと嵌合溝
2cとがそれぞれ設けられており、陶磁器製パネル2を
連続配置させるときに、下方に配置された陶磁器製パネ
ル2の嵌合突起2bが上方の陶磁器製パネル2の嵌合溝
2cに嵌合されて上下の陶磁器製パネルを確実に連結で
きるようになっているとともに、上下の陶磁器製パネル
の当接面の防水効果を高めることができるようになって
いる。なお、嵌合突起2bと嵌合溝2cとの間にゴム材
などを用いたシール材を設けてもよい。また、嵌合突起
と嵌合溝に替えて、断面略半円形状の溝を設け、上下位
置の陶磁器製パネル2の溝にシール材を挟み込んで防水
するようにしてもよい。また、陶磁器製パネルの外周
(4辺の外側面)にシール材を保持する溝を設けるよう
にしてもよい。
ネル2の外側面に、連結突起3の長手方向に沿って断面
略半円形状の嵌合突起2bが突設されているとともに、
下方の連結突起3側の陶磁器製パネル2の外側面に、連
結突起3の長手方向に沿って前記嵌合突起が嵌合される
嵌合溝2cが設けられて、陶磁器製パネル2の相対する
1対の外側面の対向する位置に、嵌合突起2bと嵌合溝
2cとがそれぞれ設けられており、陶磁器製パネル2を
連続配置させるときに、下方に配置された陶磁器製パネ
ル2の嵌合突起2bが上方の陶磁器製パネル2の嵌合溝
2cに嵌合されて上下の陶磁器製パネルを確実に連結で
きるようになっているとともに、上下の陶磁器製パネル
の当接面の防水効果を高めることができるようになって
いる。なお、嵌合突起2bと嵌合溝2cとの間にゴム材
などを用いたシール材を設けてもよい。また、嵌合突起
と嵌合溝に替えて、断面略半円形状の溝を設け、上下位
置の陶磁器製パネル2の溝にシール材を挟み込んで防水
するようにしてもよい。また、陶磁器製パネルの外周
(4辺の外側面)にシール材を保持する溝を設けるよう
にしてもよい。
【0012】この陶磁器製パネル2は、例えば、図2
(b)に示す断面形状の口金を用いて粘土を押出して適宜
長さに形成する押出成形により成形され、この粘土成形
物を乾燥させた後、適宜温度で焼成して焼き固めて陶磁
器製品(粘土焼成物)として造られている。なお、焼成
は、使用する粘土の組成にもよるが、本実施の形態で
は、1000°以上の温度で焼成して吸水性のある陶器
製の陶磁器製パネルとしている。このように、陶磁器製
パネルとすることにより、コンクリート部材などで形成
する場合に比べてパネルの連結突起部分の強度を確保す
ることができる。なお、陶磁器製パネルは、押出成形に
よりハニカム形状に成形してもよく、軽量で十分な強度
を有するパネルとすることができる。また、粘土を用い
て形成するほか、高強度のファインセラミックス(粘土
を含んでいても含んでいなくてもどちらでもよい)など
を用いて成形するとともに成形物を焼結させて形成する
ようにしてもよい。
(b)に示す断面形状の口金を用いて粘土を押出して適宜
長さに形成する押出成形により成形され、この粘土成形
物を乾燥させた後、適宜温度で焼成して焼き固めて陶磁
器製品(粘土焼成物)として造られている。なお、焼成
は、使用する粘土の組成にもよるが、本実施の形態で
は、1000°以上の温度で焼成して吸水性のある陶器
製の陶磁器製パネルとしている。このように、陶磁器製
パネルとすることにより、コンクリート部材などで形成
する場合に比べてパネルの連結突起部分の強度を確保す
ることができる。なお、陶磁器製パネルは、押出成形に
よりハニカム形状に成形してもよく、軽量で十分な強度
を有するパネルとすることができる。また、粘土を用い
て形成するほか、高強度のファインセラミックス(粘土
を含んでいても含んでいなくてもどちらでもよい)など
を用いて成形するとともに成形物を焼結させて形成する
ようにしてもよい。
【0013】陶磁器製パネルは押出成形によって形成さ
れているが、そのほかに、プレス成形などによってパネ
ルを形成するようにしてもよい。外型枠内に粘土を入れ
て内型枠でプレスするプレス成形によって陶磁器製パネ
ルを形成する場合は、押出成形のときには押出し方向と
垂直方向の側面が直線状の加工になるのに対して、より
複雑な形状の側面とすることができる。一例を示すと、
図3に示すように、陶磁器製パネル2′の連結突起3′
とは直行する方向の側面(押出成形では直線状の加工に
なってしまう部分)で、一方の側面の中心よりもパネル
表面側の位置に上下方向に沿って突部40を設けるとと
もに、他方の側面の対向する位置に上下方向に沿って切
欠部41を設けるようにして、陶磁器製パネル2′を左
右に連続配置させた時に、左右に配置された陶磁器製パ
ネル2′の相対する突部40と切欠部41とが重ね合わ
されるようにすることができ、左右の陶磁器製パネルの
結合を強めるとともに、コンクリート打設時の陶磁器製
パネルの当接部分からのコンクリートの流出を防ぐ形状
の陶磁器製パネルとすることができる。また、陶磁器製
パネルの連結突起とは直行する方向の側面の対向する位
置に、突起と溝とをそれぞれ設けて、陶磁器製パネルを
左右に連続配置させた時に溝に突起を嵌合させるように
してもよい。さらに、プレス成形で陶磁器製パネルを形
成する場合は、陶磁器製パネルを断面略H型状に形成し
たり、パネルの表面に擬石のように凸凹を設けたり、パ
ネルのコンクリート打設面側の4つの辺部に連結突起を
設けるなどの複雑な形状にすることも可能である。
れているが、そのほかに、プレス成形などによってパネ
ルを形成するようにしてもよい。外型枠内に粘土を入れ
て内型枠でプレスするプレス成形によって陶磁器製パネ
ルを形成する場合は、押出成形のときには押出し方向と
垂直方向の側面が直線状の加工になるのに対して、より
複雑な形状の側面とすることができる。一例を示すと、
図3に示すように、陶磁器製パネル2′の連結突起3′
とは直行する方向の側面(押出成形では直線状の加工に
なってしまう部分)で、一方の側面の中心よりもパネル
表面側の位置に上下方向に沿って突部40を設けるとと
もに、他方の側面の対向する位置に上下方向に沿って切
欠部41を設けるようにして、陶磁器製パネル2′を左
右に連続配置させた時に、左右に配置された陶磁器製パ
ネル2′の相対する突部40と切欠部41とが重ね合わ
されるようにすることができ、左右の陶磁器製パネルの
結合を強めるとともに、コンクリート打設時の陶磁器製
パネルの当接部分からのコンクリートの流出を防ぐ形状
の陶磁器製パネルとすることができる。また、陶磁器製
パネルの連結突起とは直行する方向の側面の対向する位
置に、突起と溝とをそれぞれ設けて、陶磁器製パネルを
左右に連続配置させた時に溝に突起を嵌合させるように
してもよい。さらに、プレス成形で陶磁器製パネルを形
成する場合は、陶磁器製パネルを断面略H型状に形成し
たり、パネルの表面に擬石のように凸凹を設けたり、パ
ネルのコンクリート打設面側の4つの辺部に連結突起を
設けるなどの複雑な形状にすることも可能である。
【0014】そのほか、陶磁器製パネルは、押出成形や
プレス成型で成形した粘土成形物を、釉薬を施さずに低
温(例えば、1000℃以下)で焼成して素焼きのパネ
ルとすることができ、その場合、陶磁器製パネル自体が
吸水性・保水性を有するものとなるため、陶磁器製パネ
ルの表面が植物の繁殖に好ましい状態になり、この陶磁
器製パネルを表面に用いて擁壁を構築すれば、擁壁の表
面に植物を生やして擁壁の表面を覆わせるなどして自然
の風合いをかもし出すことができ、景観維持に好ましい
ものとなる。なお、陶磁器製パネルを素焼きとした場合
は、陶磁器製パネルのコンクリート打設面に防水処理を
施したり、コンクリート打設面にのみ釉薬を施して焼成
したりして、コンクリート打設面側の吸水性をなくすよ
うにする。また、表面(全面もしくは一部)に釉薬を施
して吸水性を無くしパネルの耐久性を向上させたり、装
飾的な絵付け等を行なって種々の模様を擁壁の表面に施
すようにしてもよい。また、粘土に有色粘土を混ぜて焼
成するなどして表面に色彩を施すようにしてもよい。粘
土成形物の焼成方法には、一度焼きと二度焼きとがある
が、素焼きで用いる場合や釉薬を施す場合などに合わせ
て適宜選択する。
プレス成型で成形した粘土成形物を、釉薬を施さずに低
温(例えば、1000℃以下)で焼成して素焼きのパネ
ルとすることができ、その場合、陶磁器製パネル自体が
吸水性・保水性を有するものとなるため、陶磁器製パネ
ルの表面が植物の繁殖に好ましい状態になり、この陶磁
器製パネルを表面に用いて擁壁を構築すれば、擁壁の表
面に植物を生やして擁壁の表面を覆わせるなどして自然
の風合いをかもし出すことができ、景観維持に好ましい
ものとなる。なお、陶磁器製パネルを素焼きとした場合
は、陶磁器製パネルのコンクリート打設面に防水処理を
施したり、コンクリート打設面にのみ釉薬を施して焼成
したりして、コンクリート打設面側の吸水性をなくすよ
うにする。また、表面(全面もしくは一部)に釉薬を施
して吸水性を無くしパネルの耐久性を向上させたり、装
飾的な絵付け等を行なって種々の模様を擁壁の表面に施
すようにしてもよい。また、粘土に有色粘土を混ぜて焼
成するなどして表面に色彩を施すようにしてもよい。粘
土成形物の焼成方法には、一度焼きと二度焼きとがある
が、素焼きで用いる場合や釉薬を施す場合などに合わせ
て適宜選択する。
【0015】また、陶磁器製パネルは、粘土の押出し方
向に沿って粘土の内部に鉄筋(望ましくは、粘土の焼成
温度で酸化劣化しない、ステンレススチールなどの材料
のもの)を埋め込ませたり、プレスの際に、粘土の内部
に、格子状やメッシュ状の鉄筋,金網(エキスパンドメ
タル等)などを埋め込ませて形成してパネルの強度を大
きくすることができる。さらにまた、陶磁器製パネルの
成形に用いる粘土の内部に、カーボン繊維を短く切断し
たカーボン繊維チョップを均一に分散させた材料で押出
成形やプレス成形により陶磁器製パネルを成形し、強度
の高い陶磁器製パネルを形成するようにしてもよい。
向に沿って粘土の内部に鉄筋(望ましくは、粘土の焼成
温度で酸化劣化しない、ステンレススチールなどの材料
のもの)を埋め込ませたり、プレスの際に、粘土の内部
に、格子状やメッシュ状の鉄筋,金網(エキスパンドメ
タル等)などを埋め込ませて形成してパネルの強度を大
きくすることができる。さらにまた、陶磁器製パネルの
成形に用いる粘土の内部に、カーボン繊維を短く切断し
たカーボン繊維チョップを均一に分散させた材料で押出
成形やプレス成形により陶磁器製パネルを成形し、強度
の高い陶磁器製パネルを形成するようにしてもよい。
【0016】上下の陶磁器製パネル2を連結する連結部
材4は、例えば連結具30よりも少し長い断面略C型の
部材(例えば、C型チャンネル鋼を用いる)に形成され
ており、連結突起3に連結部材4の開口部を通すように
して連続配置させた陶磁器製パネル2の上下に隣り合わ
せに一直線状に連続して設けられている連結突起3に沿
って連結部材4を差し込み、連結部材4の鍔部4aで上
下の連結突起3を挟みつけて圧接させて上下の陶磁器製
パネル2を互いに連結できるようになっている。ところ
で、連結部材4は、連結突起3に沿った各交差部(上
下,左右の陶磁器製パネル2の頂部が隣接する部分)に
それぞれ差し込むとともに、交差部と交差部の間の任意
位置にもそれぞれ差し込んで連結突起3に沿って適宜間
隔で複数配置させることにより上下,左右に配置された
各陶磁器製パネル2を互いに連結させるようにする。な
お、陶磁器製パネル連結時の強度が得られれば、連結部
材を交差部のみに設けるようにしてもよい。また、断面
略C型の連結部材を、陶磁器製パネル複数枚分程度の長
さの長尺部材(擁壁の水平方向の長さ程度にしてもよ
い)に形成し、1つの連結部材で複数の交差部分を連結
できるようにしてもよく、その場合、上下,左右に連続
配置された陶磁器製パネルの上下に平行に隣り合う連結
部材に沿って長尺の連結部材を差し込んで上下位置に配
置された陶磁器製パネルをより強固に連結させることが
できる。
材4は、例えば連結具30よりも少し長い断面略C型の
部材(例えば、C型チャンネル鋼を用いる)に形成され
ており、連結突起3に連結部材4の開口部を通すように
して連続配置させた陶磁器製パネル2の上下に隣り合わ
せに一直線状に連続して設けられている連結突起3に沿
って連結部材4を差し込み、連結部材4の鍔部4aで上
下の連結突起3を挟みつけて圧接させて上下の陶磁器製
パネル2を互いに連結できるようになっている。ところ
で、連結部材4は、連結突起3に沿った各交差部(上
下,左右の陶磁器製パネル2の頂部が隣接する部分)に
それぞれ差し込むとともに、交差部と交差部の間の任意
位置にもそれぞれ差し込んで連結突起3に沿って適宜間
隔で複数配置させることにより上下,左右に配置された
各陶磁器製パネル2を互いに連結させるようにする。な
お、陶磁器製パネル連結時の強度が得られれば、連結部
材を交差部のみに設けるようにしてもよい。また、断面
略C型の連結部材を、陶磁器製パネル複数枚分程度の長
さの長尺部材(擁壁の水平方向の長さ程度にしてもよ
い)に形成し、1つの連結部材で複数の交差部分を連結
できるようにしてもよく、その場合、上下,左右に連続
配置された陶磁器製パネルの上下に平行に隣り合う連結
部材に沿って長尺の連結部材を差し込んで上下位置に配
置された陶磁器製パネルをより強固に連結させることが
できる。
【0017】連結部材4の開口側とは逆側の側面の中程
には、連結金具6の外端を係止する係止金具としてボル
ト5が突設されており、堰板を2枚適宜間隔で起立させ
て連結金具6で連結する際に、ネジ切りされた連結金具
6の外端を、例えば六角ジョイントナットなどを介して
ボルト5に連結させることができるようになっている。
このとき、陶磁器製パネル2の連結突起3の係止突起3
aに連結部材4の鍔部4aが係止されるので、連結金具
6により連結部材4が内側に引っ張られることにより、
複数の陶磁器製パネルを連結した堰板と所定間隔で起立
させられた堰板との間隔を保持することができる。な
お、連結部材のボルトの代りに、ボルトが設けられるべ
き位置に孔を開け、連結部材の内側面の孔の開けられた
位置に係止金具としてナットを取り付けるようにして、
連結金具の端部をナットにねじ込むようにしてもよい。
また、連結金具の端部を鉤状に形成し、連結金具の鉤状
の端部を連結部材の孔に係止するようにしてもよい。さ
らにまた、陶磁器製パネルのコンクリート打設側の面の
適宜位置にインサートを埋め込んでおき、インサートに
連結金具の端部をねじ込んで係止するようにしてもよ
い。連結部材を長尺部材にした場合は、その開口側とは
逆側の側面に、長手方向に沿って適宜間隔で係止金具を
設けるようにする。
には、連結金具6の外端を係止する係止金具としてボル
ト5が突設されており、堰板を2枚適宜間隔で起立させ
て連結金具6で連結する際に、ネジ切りされた連結金具
6の外端を、例えば六角ジョイントナットなどを介して
ボルト5に連結させることができるようになっている。
このとき、陶磁器製パネル2の連結突起3の係止突起3
aに連結部材4の鍔部4aが係止されるので、連結金具
6により連結部材4が内側に引っ張られることにより、
複数の陶磁器製パネルを連結した堰板と所定間隔で起立
させられた堰板との間隔を保持することができる。な
お、連結部材のボルトの代りに、ボルトが設けられるべ
き位置に孔を開け、連結部材の内側面の孔の開けられた
位置に係止金具としてナットを取り付けるようにして、
連結金具の端部をナットにねじ込むようにしてもよい。
また、連結金具の端部を鉤状に形成し、連結金具の鉤状
の端部を連結部材の孔に係止するようにしてもよい。さ
らにまた、陶磁器製パネルのコンクリート打設側の面の
適宜位置にインサートを埋め込んでおき、インサートに
連結金具の端部をねじ込んで係止するようにしてもよ
い。連結部材を長尺部材にした場合は、その開口側とは
逆側の側面に、長手方向に沿って適宜間隔で係止金具を
設けるようにする。
【0018】上記構成の陶磁器製パネルと連結部材とで
堰板を組み立てて擁壁用の型枠を構築するには、まず1
対の辺部に連結突起を有する陶磁器製パネルとして、表
面に化粧模様(凹凸や色彩)を施した化粧陶磁器製パネ
ルと化粧陶磁器製パネルを連結する連結部材を複数用意
するとともに、埋込み堰板用のパネルとして、例えば長
方形状のエキスパンドメタルを用いた埋込みパネルと複
数の埋込みパネルを連結する格子状の連結鉄筋枠や堰板
の間に設ける連結金具を必要本数用意する。そして、図
4に示すように、擁壁用の基礎コンクリート20の地山
の斜面側の基部にエキスパンドメタルを用いた埋込みパ
ネル10を多段に連続配置させて各埋込みパネルを格子
状の連結鉄筋枠11で連結するとともに、埋込みパネル
から適宜間隔(擁壁の厚さ分)離した位置の基礎コンク
リート20上に化粧陶磁器製パネル15を多段に連続配
置させて上下位置に配置された各化粧陶磁器製パネル1
5の連結突起3に沿った各交差部とその間の任意位置と
のそれぞれに連結部材17を配置させ、各連結部材17
で相対する連結突起16を挟みつけて連結し、基礎コン
クリート20の上に埋込み堰板21と化粧堰板22を起
立させることにより、両堰板21,22の間を連結金具
19で連結して型枠23が完成する。この擁壁用の型枠
は、安価な陶器製の陶磁器製パネルやエキスパンドメタ
ルの埋込みパネルと従来品のC型チャンネル鋼(連結部
材)や連結鉄筋枠,連結金具で構成されており、コスト
や組み立て作業の手間がかからないものとなっている。
なお、両堰板21,22は、その埋込みパネル10,連
結部材17の適宜位置が基礎コンクリート20の上面か
ら突設された適数本の鉄筋31に係止具などにより係止
されている。
堰板を組み立てて擁壁用の型枠を構築するには、まず1
対の辺部に連結突起を有する陶磁器製パネルとして、表
面に化粧模様(凹凸や色彩)を施した化粧陶磁器製パネ
ルと化粧陶磁器製パネルを連結する連結部材を複数用意
するとともに、埋込み堰板用のパネルとして、例えば長
方形状のエキスパンドメタルを用いた埋込みパネルと複
数の埋込みパネルを連結する格子状の連結鉄筋枠や堰板
の間に設ける連結金具を必要本数用意する。そして、図
4に示すように、擁壁用の基礎コンクリート20の地山
の斜面側の基部にエキスパンドメタルを用いた埋込みパ
ネル10を多段に連続配置させて各埋込みパネルを格子
状の連結鉄筋枠11で連結するとともに、埋込みパネル
から適宜間隔(擁壁の厚さ分)離した位置の基礎コンク
リート20上に化粧陶磁器製パネル15を多段に連続配
置させて上下位置に配置された各化粧陶磁器製パネル1
5の連結突起3に沿った各交差部とその間の任意位置と
のそれぞれに連結部材17を配置させ、各連結部材17
で相対する連結突起16を挟みつけて連結し、基礎コン
クリート20の上に埋込み堰板21と化粧堰板22を起
立させることにより、両堰板21,22の間を連結金具
19で連結して型枠23が完成する。この擁壁用の型枠
は、安価な陶器製の陶磁器製パネルやエキスパンドメタ
ルの埋込みパネルと従来品のC型チャンネル鋼(連結部
材)や連結鉄筋枠,連結金具で構成されており、コスト
や組み立て作業の手間がかからないものとなっている。
なお、両堰板21,22は、その埋込みパネル10,連
結部材17の適宜位置が基礎コンクリート20の上面か
ら突設された適数本の鉄筋31に係止具などにより係止
されている。
【0019】このとき、埋込みパネル10と化粧陶磁器
製パネル15とは、1段毎に積み上げたパネルを複数の
連結部材17や連結鉄筋枠11によって連結するととも
に、埋込みパネル10を連結している連結鉄筋枠11の
適宜位置と、化粧陶磁器製パネル15を連結している各
連結部材17の適宜位置に設けられた係止金具とに連結
金具19の外端を係止させて両パネルの間隔を保持して
据え付けを行うようにする。なお、陶磁器製パネルのコ
ンクリート打設面の適宜位置にインサートを埋め込んで
おき、インサートとインサートに対応する連結鉄筋枠の
間を連結金具で連結すれば、より強固な型枠とすること
ができる。ところで、両パネルを連結する連結金具19
は、2本の適宜長さの連結棒の内端側が断面略く字形に
曲げられた薄鋼板の2つの長孔に挿入され、薄鋼板の弾
性力により2本の連結棒を圧着させるようになってお
り、薄鋼板の両端部を掴んで薄鋼板を略く字形に折り曲
げ、各連結棒の圧着を緩めて2本の連結棒の間隔を調節
し、各連結棒の外端を連結鉄筋枠11,連結部材17に
係止したところで薄鋼板を元に戻して連結棒を圧着させ
て化粧堰板と埋込み堰板を連結できるようになってい
る。なお、連結棒の外端は、連結鉄筋枠11側は鉄筋に
係止できるように鉤状に形成されているとともに、連結
部材17側はねじが切られている。
製パネル15とは、1段毎に積み上げたパネルを複数の
連結部材17や連結鉄筋枠11によって連結するととも
に、埋込みパネル10を連結している連結鉄筋枠11の
適宜位置と、化粧陶磁器製パネル15を連結している各
連結部材17の適宜位置に設けられた係止金具とに連結
金具19の外端を係止させて両パネルの間隔を保持して
据え付けを行うようにする。なお、陶磁器製パネルのコ
ンクリート打設面の適宜位置にインサートを埋め込んで
おき、インサートとインサートに対応する連結鉄筋枠の
間を連結金具で連結すれば、より強固な型枠とすること
ができる。ところで、両パネルを連結する連結金具19
は、2本の適宜長さの連結棒の内端側が断面略く字形に
曲げられた薄鋼板の2つの長孔に挿入され、薄鋼板の弾
性力により2本の連結棒を圧着させるようになってお
り、薄鋼板の両端部を掴んで薄鋼板を略く字形に折り曲
げ、各連結棒の圧着を緩めて2本の連結棒の間隔を調節
し、各連結棒の外端を連結鉄筋枠11,連結部材17に
係止したところで薄鋼板を元に戻して連結棒を圧着させ
て化粧堰板と埋込み堰板を連結できるようになってい
る。なお、連結棒の外端は、連結鉄筋枠11側は鉄筋に
係止できるように鉤状に形成されているとともに、連結
部材17側はねじが切られている。
【0020】また、各化粧陶磁器製パネルの当接面にシ
ール材を設けて防水するとともに、左右の化粧陶磁器製
パネル15の嵌合溝どうしを連結具30で連結して強い
堰板とする。型枠23の完成後、両堰板21,22の間
にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化すれば擁
壁が完成する。堰板は打設されたコンクリートと一体化
するので、型枠の解体作業を要しない。ところで、素焼
きの陶磁器製パネルを用いる場合は、コンクリート打設
面に釉薬等を施して焼成し、防水性を高めておくとよ
い。なお、必要に応じて両堰板の間に水抜きパイプを配
置させるようにしてもよい。その場合、例えば埋込みパ
ネルと化粧陶磁器製パネルの適宜位置に開口部を開けて
おき(陶磁器製パネルの場合は、例えば、パネルの焼成
前に開けておく)、埋込みパネルと化粧陶磁器製パネル
の間に水抜きパイプを配置させる。このとき、パイプは
埋込み堰板から化粧堰板方向に下向きに傾斜するように
配置する。
ール材を設けて防水するとともに、左右の化粧陶磁器製
パネル15の嵌合溝どうしを連結具30で連結して強い
堰板とする。型枠23の完成後、両堰板21,22の間
にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化すれば擁
壁が完成する。堰板は打設されたコンクリートと一体化
するので、型枠の解体作業を要しない。ところで、素焼
きの陶磁器製パネルを用いる場合は、コンクリート打設
面に釉薬等を施して焼成し、防水性を高めておくとよ
い。なお、必要に応じて両堰板の間に水抜きパイプを配
置させるようにしてもよい。その場合、例えば埋込みパ
ネルと化粧陶磁器製パネルの適宜位置に開口部を開けて
おき(陶磁器製パネルの場合は、例えば、パネルの焼成
前に開けておく)、埋込みパネルと化粧陶磁器製パネル
の間に水抜きパイプを配置させる。このとき、パイプは
埋込み堰板から化粧堰板方向に下向きに傾斜するように
配置する。
【0021】上記の擁壁用の型枠は、埋込み堰板をエキ
スパンドメタルを用いた埋込みパネルで組み立てたが、
そのほか、コンクリートで長方形状のパネルを形成し、
コンクリートのパネルを格子状に組み合わせた鉄筋で連
結して埋込み堰板としてもよいし、陶磁器製パネルを用
いて、陶磁器製パネルを連結部材で連結させた埋込み堰
板を用いてもよい。また、本実施の形態では、陶磁器製
パネルの隣り合った連結突起を断面略C型の連結部材で
連結しているが、そのほか、隣り合った連結突起の適宜
位置をクランプなどで把持させて連結してもよい。ま
た、連結部材は、押出成形により連続的に形成されてい
るが、プレス成形などによりパネルを形成するようにし
て、断続的に連結突起を突設するようにしてもかまわな
い。
スパンドメタルを用いた埋込みパネルで組み立てたが、
そのほか、コンクリートで長方形状のパネルを形成し、
コンクリートのパネルを格子状に組み合わせた鉄筋で連
結して埋込み堰板としてもよいし、陶磁器製パネルを用
いて、陶磁器製パネルを連結部材で連結させた埋込み堰
板を用いてもよい。また、本実施の形態では、陶磁器製
パネルの隣り合った連結突起を断面略C型の連結部材で
連結しているが、そのほか、隣り合った連結突起の適宜
位置をクランプなどで把持させて連結してもよい。ま
た、連結部材は、押出成形により連続的に形成されてい
るが、プレス成形などによりパネルを形成するようにし
て、断続的に連結突起を突設するようにしてもかまわな
い。
【0022】
【発明の効果】本発明の陶磁器製パネルからなる擁壁用
堰板は、上下,左右に連続配置された陶磁器製パネルの
連結突起を連結部材で連結するだけで堰板を組み立てる
ことができるので、組み立てに熟練を要せず、工期の短
縮や省力化を図ることができる。また、パネルを陶磁器
製品として形成しているので、従来のコンクリート製の
擁壁にはない焼き物独特の風合いを出すことができる。
陶磁器製パネルの連結突起を、押出成形もしくはプレス
成形により連続的に成形し、連結部材を、断面略C型に
形成すれば、容易に各陶磁器製パネルを連結できるとと
もに陶磁器製パネルの連結部分の強度の高い堰板となる
し、連結部材に堰板を連結する連結金具の外端を係止す
る係止金具を設けるようにすれば、パネルの連結と連結
金具の係止を連結部材が兼用することができ部品点数を
削減することができる。また、陶磁器製パネルの相対す
る1対の外側面の対向する位置に嵌合突起と嵌合溝とを
設ければ、容易に防水が可能で、陶磁器製パネルのコン
クリート打設側の面に嵌合溝を設ければ、隣り合った陶
磁器製パネルの嵌合溝を連結具により連結してより強い
堰板とすることができる。さらに、陶磁器製パネルのコ
ンクリート打設側とは逆側の面の素焼きの部分は、その
吸水性により苔等を生やして、自然な風情を演出して周
囲の景観をそこなうことのない擁壁を構築することがで
きる。
堰板は、上下,左右に連続配置された陶磁器製パネルの
連結突起を連結部材で連結するだけで堰板を組み立てる
ことができるので、組み立てに熟練を要せず、工期の短
縮や省力化を図ることができる。また、パネルを陶磁器
製品として形成しているので、従来のコンクリート製の
擁壁にはない焼き物独特の風合いを出すことができる。
陶磁器製パネルの連結突起を、押出成形もしくはプレス
成形により連続的に成形し、連結部材を、断面略C型に
形成すれば、容易に各陶磁器製パネルを連結できるとと
もに陶磁器製パネルの連結部分の強度の高い堰板となる
し、連結部材に堰板を連結する連結金具の外端を係止す
る係止金具を設けるようにすれば、パネルの連結と連結
金具の係止を連結部材が兼用することができ部品点数を
削減することができる。また、陶磁器製パネルの相対す
る1対の外側面の対向する位置に嵌合突起と嵌合溝とを
設ければ、容易に防水が可能で、陶磁器製パネルのコン
クリート打設側の面に嵌合溝を設ければ、隣り合った陶
磁器製パネルの嵌合溝を連結具により連結してより強い
堰板とすることができる。さらに、陶磁器製パネルのコ
ンクリート打設側とは逆側の面の素焼きの部分は、その
吸水性により苔等を生やして、自然な風情を演出して周
囲の景観をそこなうことのない擁壁を構築することがで
きる。
【図1】本発明の陶磁器製パネルからなる擁壁用堰板の
実施の形態を示す背面説明図(a)と、側面説明図
(b)である。
実施の形態を示す背面説明図(a)と、側面説明図
(b)である。
【図2】陶磁器製パネルの正面説明図(a)と、側面説
明図(b)と、背面説明図(c)である。
明図(b)と、背面説明図(c)である。
【図3】陶磁器製パネルの連結突起と直行する方向の側
面に突部と切欠部とを設けた場合を示す斜視説明図であ
る。
面に突部と切欠部とを設けた場合を示す斜視説明図であ
る。
【図4】陶磁器製パネルの連結部分の拡大説明図であ
る。
る。
【図5】陶磁器製パネルを用いた擁壁用の型枠を示す側
面説明図である。
面説明図である。
1 堰板 2 陶磁器製パネル 3 連結突起 4 連結部材
Claims (4)
- 【請求項1】 土砂の崩壊防止用に地山の斜面等に沿っ
て擁壁を構築する際に擁壁用の基礎コンクリート上に適
宜間隔を開けて起立させられて連結金具で間隔を保持さ
れる擁壁用の堰板であって、 板状でコンクリート打設側面の少なくとも相対する1対
の辺部に連結突起を有するとともに、前記連結突起が設
けられた辺部が隣り合うようにして上下,左右に連続配
置させられる複数の陶磁器製パネルと、 上下,左右に配置させられた陶磁器製パネルの平行に隣
り合う連結突起を互いに連結する連結部材とから構成さ
れ、上下,左右に連続配置された各陶磁器製パネルの隣
り合う連結突起を連結部材で連結して堰板を形成できる
ことを特徴とする陶磁器製パネルからなる擁壁用堰板。 - 【請求項2】 陶磁器製パネルは、押出成形もしくはプ
レス成形により1対の連結突起が連続的に成形されてい
るとともに、連結突起の先端に内向きに係止突起が設け
られ、連結部材は、任意長さで断面略C型の部材に形成
されているとともに、その開口側とは逆側の側面に連結
金具の端部を係止する係止金具が設けられて、陶磁器製
パネルを連続配置させたときに、少なくとも上下,左右
の陶磁器製パネルの連結突起に沿った各交差部に複数の
連結部材をそれぞれ差し込んで連結突起に沿って適宜間
隔で配置させることにより各陶磁器製パネルを連結でき
るとともに各連結部材の係止金具に連結金具の端部を係
止できる請求項1に記載の陶磁器製パネルからなる擁壁
用堰板。 - 【請求項3】 陶磁器製パネルの少なくとも相対する1
対の外側面の対向する位置に、嵌合突起と嵌合溝とがそ
れぞれ設けられているとともに、陶磁器製パネルのコン
クリート打設側の面の任意位置に、陶磁器製パネルを連
続配置させたときに連結具で連結される嵌合溝が設けら
れている請求項1または2に記載の陶磁器製パネルから
なる擁壁用堰板。 - 【請求項4】 陶磁器製パネルは、少なくともコンクリ
ート打設側とは逆側の面が素焼きの状態に形成されてい
る請求項1から3のうちいずれか1つに記載の陶磁器製
パネルからなる擁壁用堰板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31556596A JPH10140575A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 陶磁器製パネルからなる擁壁用堰板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31556596A JPH10140575A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 陶磁器製パネルからなる擁壁用堰板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10140575A true JPH10140575A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18066881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31556596A Pending JPH10140575A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 陶磁器製パネルからなる擁壁用堰板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10140575A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008127778A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Takiron Co Ltd | コンクリート用捨て型枠 |
| JP2010101036A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Hirotoshi Masuda | 残存型枠を用いたコンクリート躯体の施工方法、その方法を用いたコンクリート躯体、および残存型枠を用いたコンクリート躯体の施工用基礎ブロック |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP31556596A patent/JPH10140575A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008127778A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Takiron Co Ltd | コンクリート用捨て型枠 |
| JP2010101036A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Hirotoshi Masuda | 残存型枠を用いたコンクリート躯体の施工方法、その方法を用いたコンクリート躯体、および残存型枠を用いたコンクリート躯体の施工用基礎ブロック |
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