JPH10140908A - 車両用ドアチェッカ - Google Patents

車両用ドアチェッカ

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JPH10140908A
JPH10140908A JP29689196A JP29689196A JPH10140908A JP H10140908 A JPH10140908 A JP H10140908A JP 29689196 A JP29689196 A JP 29689196A JP 29689196 A JP29689196 A JP 29689196A JP H10140908 A JPH10140908 A JP H10140908A
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JP
Japan
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door
checker
arm
vehicle
checker arm
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Application number
JP29689196A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Kitada
勝義 北田
Kanichi Mannen
貫一 万年
Takeo Nishijo
猛夫 西場
Mitsuhisa Iino
光久 飯野
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアを任意の開角度で確実に静止し得るとと
もにドア開閉の操作性を向上し得るようにした車両用ド
アチェッカを提供する。 【解決手段】 車体10に支持ピン21により回動自在
に装着されたアーム22はドア12内に挿入されてい
る。圧接部材としてのローラ32の下側には制動部材と
してのローラ37が対向して配置されている。ローラ3
7をアーム22に接触させる締付け部材としての締付け
ブロック34が設けられ、この締付けブロック34はチ
ェッカ作動位置と不作動位置とに移動する。チェッカ作
動時にドア12を移動させたときにローラ37をアーム
22に向けて押し付ける閉側と開側の傾斜面35,36
が締付けブロック34に形成されている。締付けブロッ
ク34を作動するためのスイッチはドア12に設けられ
ており、スイッチに触れると所定の時間だけタイマによ
って不作動状態に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドアの開閉操作に際
してドアが所定の開度にまで開閉されたときにドアに抵
抗力を与えるようにした車両用ドアチェッカに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアには、ドアが所定の開度と
なったときにドアに制動力ないし節度感を与えてドアを
静止状態に保持するためのドアチェッカが設けられてい
る。ドアの全開閉範囲の複数個所に節度感を与えるよう
にしたものがあるが、節度感が与えられるのは、ドアが
一定の角度に開いたときに限られている。したがって、
ドアを任意の角度で静止状態に保持することができな
い。
【0003】特開昭58-80079号公報に記載されたドアチ
ェッカは、車体にピン結合され複数の歯が形成されたチ
ェックアームと、ドアに組み込まれたソレノイドにより
作動するプランジャとを有し、プランジャの先端には歯
と噛み合う歯が設けられている。ドアを開いた状態のも
とでプランジャを作動させることにより、ドアは任意の
角度でロックされる。このドアチェッカにあっては、ド
アを開閉する際には、ロック解除するためのスイッチを
操作しながらドアを開閉動作しなければならない。
【0004】実公平5-18454 号公報は、車体にピン結合
されたチェックアームと、ドアに取り付けられチェック
アームに制動力を与える回動レバーとを有し、車体に取
り付けられたドアハンドルの操作によって回動レバーの
チェックアームに対する押圧力を解除するようにしたド
アチェッカを開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭58-80079号
公報に記載されたドアチェッカにあっては、車室内から
操作可能な位置に設けられたスイッチと車外から操作可
能な位置に設けられたスイッチによりソレノイドに通電
してドアをロックするようにしており、ドアインナハン
ドルおよびドアアウタハンドルを引きながら、ドアを開
閉操作することが必要となる。このため、ドアの開閉操
作時には不自然な乗降動作を行うことになる。特に、ド
アアウタハンドルを引きながらドアを閉じる操作は、車
内の気密性を保つためにドアを加勢しなければならず、
操作性が良くない。
【0006】本発明の目的は、ドアを任意の開角度で確
実に静止し得るとともにドア開閉の操作性を向上し得る
ようにした車両用ドアチェッカを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0008】すなわち、本発明の車両用ドアチェッカ
は、車体に回動自在に装着され、前記車体に開閉自在に
装着されたドアに挿入されるチェッカアームを有し、前
記チェッカアームを介して前記ドアに抵抗力を与える車
両用ドアチェッカであって、前記ドアに取り付けられ前
記チェッカアームの一方面に圧接する圧接部材と、前記
圧接部材に前記チェッカアームを介して対向して配置さ
れた制動部材と、前記ドアに対してこれを閉じる方向に
抵抗力を付与するときに前記制動部材を前記チェッカア
ームに向けて押し付ける第1の傾斜面、および前記ドア
にこれを開く方向に抵抗力を付与するときに前記制動部
材を前記チェッカアームに向けて押し付ける第2の傾斜
面が形成された締付け部材とを有し、前記制動部材を前
記チェッカアームに接触させる位置と前記チェッカアー
ムから離反させる位置とに移動する駆動手段と、前記ド
アの内面と外面とにそれぞれ設けられ、操作されると前
記駆動手段を非作動にさせて前記制動部材を非接触させ
る位置に駆動し、操作されないときには前記駆動手段を
作動するスイッチ手段とを有し、前記ドアに対してこれ
を開く方向と閉じる方向との両方向に制動力を付与する
ようにしたことを特徴とする。
【0009】本発明にあっては、スイッチ操作をしてド
アを開閉する際には、チェッカ不作動状態になり、容易
にドアを開閉することができる。スイッチ操作を解除す
ると、チェッカ作動状態になってドアにはこれを静止状
態するための制動力が付勢される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態である車両用
ドアチェッカが組み付けられた車両のドア周り部分を示
す図であり、車体10のフロントピラー11には車体1
0の前席側の開口部を開閉するためのフロントドア12
が所定数のヒンジ13を介して開閉自在に取り付けられ
ている。ピラー11とドア12との間には、ドア12の
開閉操作に際してドアが所定の開度にまで開閉された状
態でドア12に抵抗力を与えるためのドアチェッカ14
が設けられている。ドア12にはこれを閉じられた状態
に保持するためのラッチ機構によるドアロックを車室内
から解除するために、ドアインナハンドル15が設けら
れ、ドア12を車室内において施錠したり、施錠を解く
ためにシルコンノブ16が設けられている。
【0012】図2は図1に示されたドアチェッカ14を
拡大して示す平面側の断面図であり、図3は図2におけ
る2−2線に沿う一部省略拡大断面図である。図示する
ように、ピラー11にブラケット20により支持ピン2
1が取り付けられ、この支持ピン21はヒンジ13の回
動中心軸に平行となっている。支持ピン21にはチェッ
カアーム22がその一端部で回動自在に取り付けられ、
このアーム22はドア12を構成するドアアウターパネ
ル12aとドアインナーパネル12bとの間に挿入され
ている。ドア12内にはチェッカ部23が取り付けら
れ、アーム22はこのチェッカ部23内を貫通してい
る。ドア12の全開位置を規制するために、アーム22
の他端部にはストッパ24が設けられており、ドア12
を全開位置まで開放すると、ストッパ24がチェッカ部
23に当接することになる。
【0013】図示するアーム22は図2に示す幅寸法D
と図3に示す厚み寸法dおよびd’とを有する板材によ
り形成されており、幅寸法Dを有する両面がチェック面
25,26となっており、図示する場合には、それぞれ
のチェック面25,26は支持ピン21に対して直角と
なっている。
【0014】ドア12にはホルダー27がボルト28
a,28bにより取り付けられ、アーム22がホルダー
27に形成された貫通孔29を貫通している。ホルダー
27における上側部分には断面が四辺形となりアーム2
2のチェック面26に開口する収容溝31が形成され、
この収容溝31には断面円形の圧接用の金属製ローラ3
2が収容されており、このローラ32はアーム22のチ
ェック面26に接触するようになっている。ホルダー2
7における下側部分には断面が四辺形となりアーム22
のチェック面25に開口する収容溝33が形成され、こ
の収容溝33にはチェック面25に向けて接近離反移動
自在に締付けブロック34が収容されている。図示する
場合には、ローラ32は圧接部材を構成している。
【0015】締付けブロック34のうちアーム22に対
向する表面には、アーム22に長手方向に沿うとともに
アーム22の一端部に向けてアーム22に接近する方向
に傾斜した開側傾斜面35と、アーム22の長手方向に
沿うとともにアーム22の他端部に向かうに従ってアー
ム22に接近する方向に傾斜した閉側傾斜面36が形成
されている。これら両方の傾斜面35,36により、図
示するように断面V字形状の収容凹部38が締付けブロ
ック34に形成され、この収容凹部38には断面円形の
制動用の金属製ローラ37がローラ32と平行となって
配置されるようになっている。このローラ37は圧接部
材としてのローラ32に対向して配置される制動部材を
構成している。
【0016】図示する場合には、閉側傾斜面36はドア
12に対してこれを閉じる方向に抵抗力を付与するとき
にローラ37をチェッカアーム22に向けて押し付ける
第1の傾斜面となっており、開側傾斜面35はドア12
に対してこれを開く方向に抵抗力を付与するときにロー
ラ37をチェッカアーム22に向けて押し付ける第2の
傾斜面となっている。
【0017】締付けブロック34をアーム22のチェッ
ク面25に向けて接近離反移動するために、ねじ部材3
9がホルダー27にねじ結合され、このねじ部材39は
駆動手段としてのモータ41によりリンク機構42を介
して駆動されるようになっている。したがって、このね
じ部材39をモータ41により回転させてこれの先端部
を収容溝33内に突出させると、締付けブロック34は
チェック面25に向けて接近し、チェック作動状態とな
る。これとは逆に、反対方向にねじ部材39を回転させ
てこれを後退移動させると、締付けブロック34はチェ
ック面25から離反してチェック不作動状態となる。
【0018】締付けブロック34を離反移動させて、両
方のローラ32,37の間の隙間をアーム22の厚みd
よりも大きく設定するまで、締付けブロック34をチェ
ック不作動状態に設定すると、ローラ37は自重によっ
て中立位置となり、ドア12を図2において実線で示す
全閉位置から二点鎖線で示す全開位置の間では、ドア1
2には制動力が加わらず、ドア12を軽快に開閉するこ
とができる。締付けブロック34が不作動状態となった
ときに、確実にローラ37を磁力により中立位置に戻す
ために、締付けブロック34内に磁石を埋め込むように
しても良い。
【0019】一方、ドア12が任意の開度まで開かれた
状態のもとで、ねじ部材39を回転させることにより締
付けブロック34をチェック面25に向けて接近移動さ
せると、締付けブロック34は作動状態に設定される。
この状態のもとでドア12を開く方向に移動すると、ロ
ーラ37は開側傾斜面35とアーム22のチェック面2
5との間にローラ37が挟み込まれて楔作用によってロ
ーラ37はより強く締め付けられることになる。この結
果、ローラ37は自緊(self tightening) 作用によりア
ーム22を固定してドア12が確実にロックされる。ド
ア12を閉じる方向に移動しても同様にローラ37が閉
側傾斜面36とアーム22の間に挟みこまれてドア12
がロックされる。
【0020】したがって、ドア12を任意の開度でロッ
クすることができ、狭いスペースで車両を停車する際
に、ドア12を開いたときに隣の車両や他の障害物にド
ア12を衝突させることを防止できる。そして、ドア1
2を強くロックすることができるので、上り勾配の傾斜
地でドア12を開いてもドア12が閉じることを防止で
きる。また、ドア12を開いた状態で強風によって不用
意にドア12が閉じることを防止できる。さらに、乗員
が乗り降りする際に、乗員はドア12を掴んでそれを支
えとすることができ、乗降時の快適性が向上する。
【0021】なお、制動部材としてのローラ32,37
の位置にアーム22における厚み寸法d’の部位が位置
したときにねじ部材39を回転させて締付けブロック3
4を作動状態に設定した場合、ローラ32,37には楔
作用が働かない設定にされていて、図示する場合には、
ドア12の開度が小さいときにはドアチェッカ14の作
用を受けることなく、円滑に開閉することができるよう
になっている。
【0022】所定の開度で固定されたドア12のロック
を解除するには、ねじ部材39を回転させて締付けブロ
ック34をアーム22のチェック面25に対して垂直方
向に離反移動させる。このときには、締付けブロック3
4には離す方向の力が作用しているので、小さな荷重で
ロック解除を行うことができる。
【0023】図1に示すように、ドア12を閉じられた
状態に保持するラッチ機構を車室内において解除するた
めにドアインナハンドル15がドア12の内側に設けら
れており、締付けブロック34を移動させるモータ41
の作動を制御するためのチェック解除スイッチがドアイ
ンナハンドル15により連動するようになっている。こ
のチェック解除スイッチが作動している状態では、モー
タ41によって締付けブロック34は不作動位置に設定
される。一方、解除スイッチから手が離されると、モー
タ41が逆方向に駆動されて締付けブロック34が作動
位置に接近移動する。同様の機能を果たすために、ドア
12の内面に設けられたアームレスト43にもチェック
解除スイッチ44が設けられ、窓ピラーの内側にも解除
スイッチとしてのタッチセンサスイッチ45が設けられ
ている。
【0024】図4はドア12の外面を示す図であり、ド
ア12のラッチ機構を車外において解除するためのドア
アウタハンドル46がドア12に設けられており、この
ドアアウタハンドル46により連動するチェック解除ス
イッチによって、モータ41の作動は前述した解除スイ
ッチ44と同様に制御される。
【0025】さらに、ドア12の外面のうちドアを閉じ
る際に触れ易い部分にタッチセンサスイッチ47が設け
られている。ドア12の施錠が解除された状態でこのス
イッチ47に手が触れられた場合には、タイマーによっ
て所定時間だけ締付けブロック34が不作動状態に設定
されて、モータ41の作動が解除スイッチ44と同様に
制御される。これにより、ドアが全閉状態となるまで、
ドアに手を触れることが不要となり、ドア閉めの操作性
が向上する。タッチセンサスイッチ45に手が触れた場
合にも、タッチセンサスイッチ47と同様に作動する。
【0026】これらの解除スイッチは、ドア12が開か
れるとルームランプを点灯させるための回路により作動
し得るようにすれば、ドア12が全閉状態となっている
とき操作されてもモータ41が作動しないようになり、
走行時にスイッチが操作されても締付けブロック34が
作動することは防止される。
【0027】図示するドア12は運転席側のドアである
が、助手席側のドア、および後部座席用のドアについて
も同様に、モータ41を駆動するスイッチおよびチェッ
カ部23が設けられている。
【0028】このように、ドア12を開閉操作する際に
チェッカ不作動状態にセットすると、アーム22には締
付け力が作用しないので、ドア12には抵抗力、制動力
あるいは節度感が作用することなく、軽く任意の位置ま
で開閉動作することができ、乗員の乗降性が向上する。
【0029】ホルダー27には、ローラ37の両側に位
置させて調整ねじ51,52がねじ結合されている。調
整ねじ51は、締付けブロック34が作動状態に設定さ
れた状態のもとで、ドア12を図3において矢印Oで示
す開方向に移動させると、ストッパ面53にローラ37
が接触してローラ37がアーム22の一端部に向けて移
動する量を規制する。調整ねじ52は、ドア12を矢印
Cで示す閉方向に移動させると、ストッパ面54にロー
ラ37が接触してローラ37がアーム22の他端部に向
けて移動する量を規制する。調整ねじ51,52のスト
ッパ面53,54は、ローラ37のアーム22に対する
押し付け力を制限して抵抗力を制限する抵抗力制限手段
を構成する。
【0030】このようにローラ37の移動量を規制する
ことにより、ローラ37の噛み込み量が規制され、ドア
12をアーム22に対してロックすることなく、ドア1
2が任意の位置に停止されたときに所定のすべり力、つ
まり節度感をドア12に対して与えることができる。こ
れにより、ドア12が停止された状態でドア12に対し
てすべり抵抗力を超える開閉力を加えると、ドア12は
開閉移動させることができる。したがって、締付けブロ
ック34を不作動状態にするための機構に不具合が発生
しても、ドア12に加えられた制動力を超える力をドア
12に加えれば、ドア12は開閉される。
【0031】ローラ37が中立位置となっているときに
おける調整ねじ51とローラ37との間の隙間と、調整
ねじ52とローラ37との間の隙間を同一に設定すれ
ば、ローラ37が噛み込んだ状態におけるドア12を開
く方向と閉じる方向とでは、ドア12に対して同一のす
べり抵抗力が加えられることになる。これに対して、中
立位置におけるローラ37と調整ねじ51との間の隙間
とを相違させることにより、ドア12を閉じる方向のす
べり抵抗力と、開く方向のすべり抵抗力とを相互に相違
させることができる。
【0032】図5は開く方向の制動力つまりすべり抵抗
力よりも閉じる方向のすべり抵抗力を高くした場合にお
けるすべり抵抗力の変化を模式的に示すグラフであり、
このグラフにあっては通常のドアの開閉動作と相違し
て、締付けブロック34を作動位置に設定した状態のも
とで、ドア12を開閉移動させた場合を示している。締
付けブロック34を作動状態としてドア12を開いたと
きよりも、閉じるときの方のすべり抵抗力を、図5に示
すように、大きく設定することにより、チェッカ作動時
におけるドア12をより閉じにくくすることができる。
これにより、チェッカが作動した状態のもとでの降車性
を向上させることができる。図示する場合にはチェッカ
作動時にドア12を、たとえば、5kg以上の荷重を加え
ると開くことができ、たとえば、10Kg以上の荷重を加え
ると閉じることができるようになっている。
【0033】開く方向と閉じる方向とで制動力を相違さ
せるには、前述したように、調整ねじ51,52を作動
させてローラ37の移動量を相違させるようにしても良
く、開側傾斜面35と閉側傾斜面36の傾斜角度を相互
に相違させるようにしても良い。
【0034】図6は他の実施の形態である車両用ドアチ
ェッカにおける図3と同様の部分を示す図であり、この
図においては図3に示された部材と共通する部材には同
一の符号が付されている。
【0035】このチェッカにあっては、ホルダー27に
おけるアーム22の上側部分にはローラ32が設けられ
ておらず、ホルダー27自体がアーム22のチェック面
26に接触するようになっている。ホルダー27とによ
りアーム22を締め付けるローラ37は、図示する場合
には、金属製のコア部37aとその外周に硬質ゴムやプ
ラスチックからなる外殻部37bとにより形成されてお
り、ローラ37は締付け力が加えられると、弾性変形す
るようになっている。締付けブロック34を作動させる
ために、ホルダー27にはロッド55が軸方向に摺動自
在に設けられており、このロッド55の先端はソレノイ
ド56により作動するアクチュエータ57の傾斜面57
aに接触するようになっている。ソレノイド56に通電
されていないときには、図示するようにロッド55の先
端が傾斜面57aに接触して締付けブロック34は不作
動位置となっているが、ソレノイド56に通電すると、
アクチュエータ57が図6において二点鎖線で示す位置
に突出して、締付けブロック34は作動位置となる。
【0036】図7は本発明の他の実施の形態である車両
用ドアチェッカを示す図であり、締付けブロック34に
は開側傾斜面35が形成され、ローラ37はホルダー2
7に形成された平坦面27aに対向している。ホルダー
27には閉側傾斜面36が形成され、ローラ32はホル
ダー27の平坦面27aに対向している。ホルダー27
にはローラ37の移動量を設定するためのストッパ面5
3が形成され、ホルダー27にはローラ32の移動量を
設定するためのストッパ面54が形成されている。
【0037】締付けブロック34には図示するように断
面T字形状の溝61が形成されており、ねじ部材39の
先端にはこの溝61に係合する大径の頭部62が設けら
れている。したがって、締付けブロック34を作動位置
から不作動位置に戻す際には、ねじ部材39を回転させ
ると、締付けブロック34は自重によることなく、ねじ
部材39の移動によって駆動される。このようにする
と、確実に締付けブロック34を駆動することができ
る。
【0038】図8は本発明のさらに他の実施の形態であ
る車両用ドアチェッカを示す図であり、アーム22は2
つのアーム部材22a,22bにより形成されており、
これらのアーム部材の間にはスペーサ63が取り付けら
れており、スペーサ63に対向するようにそれぞれのロ
ーラ32,37が配置されている。この場合には、スト
ッパ面53が締付けブロック34に形成されており、図
7に示す場合には2つのローラ32,37がアーム22
の長手方向に沿ってずれて配置されているのに対して、
ほぼ同一の位置に対向して配置されている。
【0039】また、図8に示す場合には、収容溝33内
にはねじ部材39の先端に接触する受け板64が配置さ
れ、この受け板64と締付けブロック34の間にはゴム
などからなる弾性部材65が配置されている。この弾性
部材65のばね力によって締付けブロック34の作動時
にアーム22に対してはローラ37を介してばね力が付
勢される。弾性部材65としてゴムを用いることなく、
板ばねを用いるようにしても良く、前述した実施の形態
のチェッカに対しても弾性部材65を組み込むようにし
ても良い。
【0040】図7および図8に示す車両用チェッカにあ
っては、それぞれのストッパ面53,54の位置によ
り、ドア12を開く場合におけるすべり抵抗力と閉じる
場合におけるすべり抵抗力とを相違させることができ、
さらには図5に示すようなすべり抵抗力の特性に設定す
ることもできる。
【0041】また、図7および図8に示す車両用チェッ
カにあっては、ストッパ面54の位置とアーム22の貫
通する貫通孔の高さとが所定寸法に設定され、締付けブ
ロック34が不作動状態にあるときにドア12を閉方向
に移動した場合には、ローラ32の楔作用を無効として
アーム22がロックされることがないようになってい
る。
【0042】図9は本発明の関連技術である車両用ドア
チェッカを比較例として示す図であり、ハウジング70
内にはアーム22の両側にブロック71,72が配置さ
れ、一方のブロック71とアーム22との間にはローラ
73が配置されている。さらにドア12を開く方向に移
動させる際にローラ73が食い込むことになる傾斜面7
4がブロック71に形成されている。このローラ73に
は圧縮コイルばね75により傾斜面74に向かう方向の
ばね力が付勢されており、傾斜面74とアーム22との
間に食い込んだローラ73を押し戻すために戻し部材7
6が設けられている。
【0043】次に、上述した本発明の車両用チェッカを
適用したドアの開閉動作について、図9に示す関連技術
と比較して説明する。
【0044】ドア12を開く際には、複数のチェッカ解
除スイッチのいずれかが操作されることになる。ドア1
2の開閉作動時には締付けブロック34は作動位置から
不作動位置に設定されることになるので、この状態でド
ア12を開くと、アーム22にはすべり抵抗力が加わら
ず、ドア12を軽く回動することができる。任意の開度
までドア12が開かれた状態でチェッカ解除スイッチか
ら手が離れたり、タイマが作動することによって、モー
タ41により締付けブロック34が作動位置に移動する
と、ローラ37がアーム22のチェック面に接触する。
【0045】この状態では、ドア12を開く方向に移動
させると開側傾斜面35とアーム22との間にローラ3
7が食い込んでドア12がロックされる。ドア12を閉
じる方向に移動させても同様にロックされる。図9に示
す場合には、ドアを閉じる方向に移動させると、ローラ
が外れてしまいドアをロックすることができないが、本
発明のチェッカにあっては、ドアの開閉両方向の移動が
ロックされるので、ドアが不用意に移動することが防止
される。また、ドアを支えとして乗員は乗降することが
できる。
【0046】所定の開度となっているドア12を閉じる
際に、解除スイッチのいずれかが操作されると、モータ
41が駆動されて締付けブロック34は作動位置から不
作動位置に戻されることになり、ドアを軽く回動するこ
とができる。締付けブロック34を戻す際にはこれをア
ーム22のチェック面に垂直の方向に移動させることに
なるので、締付けブロック34を小さな移動力でしかも
僅かなストロークだけ移動すれば、不作動位置に戻すこ
とができる。図9に示す場合には、傾斜面とアームとの
間の摩擦抵抗に抗してローラを移動しなければならない
ので、ロック解除のために大きな移動力をローラに加え
ることが必要となる。
【0047】ドア12を車外から閉じる場合には、解除
スイッチ47に手が触れられるとタイマーが作動して所
定の時間はチェッカは不作動状態となるので、ドア12
から手を離してもドア12を慣性ないし惰性により閉じ
ることができる。ドアを閉状態に保持するためのラッチ
機構が作動してフルラッチ状態となったときには、チェ
ッカを不作動状態に設定される。
【0048】次に、ローラ37のローリング移動量をス
トッパ面により規制するようにし、チェッカ作動時にド
ア12に対して所定のすべり抵抗力を加えるようにした
場合について説明する。
【0049】ドア12の開閉がなされる際には、前述し
たように、締付けブロック34は不作動位置となり、小
さな回動力をドアに加えるだけで軽く開閉動作すること
ができる。ドア12を任意の位置で停止すると、チェッ
カが作動してローラ37がアーム22のチェック面に接
触する。この状態ではローラ37のローリング移動つま
り噛み込み移動が規制されることから、ローラ37によ
り加えられるすべり抵抗力以上の力をドア12に加える
と、ドア12を開閉操作することができる。すべり抵抗
力はドア12に対して所定の節度感を与えるように設定
されている。
【0050】ドア12を開く方向と閉じる方向とで相互
にすべり抵抗に差を持たせると、降車性の向上と安全性
の維持との両立を図ることができる。また、図5に示す
ように、ドア12を閉じる方向のすべり抵抗を開く方向
のすべり抵抗よりも大きく設定すると、上り勾配の傾斜
地でもドアを支えにして身体を引き起こしながら車両か
ら降りることができる。また、事故時に車外からドアを
開ける際には小さな力でドアを開けることができる。
【0051】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0052】たとえば、ローラ32,37に代えてボー
ルを使用するようにしても良い。また、締付け部材34
を作動位置と不作動位置とに作動するための駆動手段と
しては、モータ41あるいはソレノイド56に代えて空
気圧や油圧により作動する流体圧シリンダを使用するよ
うにしても良い。
【0053】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0054】本発明にあっては、スイッチの操作により
容易に軽くドアを開閉することができるとともに、スイ
ッチ操作を解除することによって任意の開度でドアを静
止状態に設定することができる。また、ドアに触れた後
にドアの開閉操作を行うと、所定の時間はチェッカが不
作動状態となるので、ドアの開閉操作をドアから手を離
して容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用ドアチェッカが組み付けられた
車両のドア周りの部分を示す斜視図である。
【図2】図1に示すドアチェッカを拡大して示す平面側
の断面図である。
【図3】図2における2−2線に沿う一部省略拡大断面
図である。
【図4】図1に示されたドアの外面を示す正面図であ
る。
【図5】ドアの開閉動作とすべり抵抗力との関係を示す
特性線図である。
【図6】本発明の他の実施の形態である車両用ドアチェ
ッカを示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態である車両用ドアチェ
ッカを示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態である車両用ドアチェ
ッカを示す断面図である。
【図9】関連技術である自動車用ドアチェッカを示す断
面図である。
【符号の説明】
10 車体 11 ピラー 12 ドア 13 ヒンジ 14 ドアチェッカ 21 支持ピン 22 アーム 23 チェッカ部 24 ストッパ 25,26 チェック面 27 ホルダー 29 貫通孔 32 ローラ 34 締付けブロック 35 開側傾斜面 36 閉側傾斜面 37 ローラ 39 ねじ部材 41 モータ 45,47 タッチセンサスイッチ 51,52 調整ねじ 53,54 ストッパ面 55 ロッド 56 ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯野 光久 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に回動自在に装着され、前記車体に
    開閉自在に装着されたドアに挿入されるチェッカアーム
    を有し、前記チェッカアームを介して前記ドアに抵抗力
    を与える車両用ドアチェッカであって、 前記ドアに取り付けられ前記チェッカアームの一方面に
    圧接する圧接部材と、 前記圧接部材に前記チェッカアームを介して対向して配
    置された制動部材と、 前記ドアに対してこれを閉じる方向に抵抗力を付与する
    ときに前記制動部材を前記チェッカアームに向けて押し
    付ける第1の傾斜面、および前記ドアにこれを開く方向
    に抵抗力を付与するときに前記制動部材を前記チェッカ
    アームに向けて押し付ける第2の傾斜面が形成された締
    付け部材とを有し、 前記制動部材を前記チェッカアームに接触させる位置と
    前記チェッカアームから離反させる位置とに移動する駆
    動手段と、 前記ドアの内面と外面とにそれぞれ設けられ、操作され
    ると前記駆動手段を非作動にさせて前記制動部材を非接
    触させる位置に駆動し、操作されないときには前記駆動
    手段を作動するスイッチ手段とを有し、 前記ドアに対してこれを開く方向と閉じる方向との両方
    向に制動力を付与するようにしたことを特徴とする車両
    用ドアチェッカ。
  2. 【請求項2】 車体に回動自在に装着され、前記車体に
    開閉自在に装着されたドアに挿入されるチェッカアーム
    を有し、前記チェッカアームを介して前記ドアの開閉時
    に抵抗力を与える車両用ドアチェッカであって、 前記ドアに取り付けられたホルダーに収容され、前記チ
    ェッカアームの一方面に圧接する第1の制動部材と、 前記チェッカアームの他方面に対向して前記ドアに設け
    られる締付け部材と前記チェッカアームとの間に配置さ
    れ、前記チェッカアームの他方面に圧接する第2の制動
    部材とを有し、 前記ドアに対してこれを閉じる方向に抵抗力を付与する
    ときに前記第1の制動部材を前記チェッカアームに向け
    て押し付ける第1の傾斜面を前記ホルダーに形成し、前
    記ドアにこれを開く方向に抵抗力を付与するときに前記
    第2の制動部材を前記チェッカアームに向けて押し付け
    る第2の傾斜面を前記締付け部材に形成し、 前記締付け部材を駆動して前記第2の制動部材を前記チ
    ェッカアームに接近させる位置と離反させる位置とに移
    動する駆動手段を前記ドアに設け、 操作されると前記駆動手段を非作動にさせて前記第2の
    制動部材を非接触にさせる位置に駆動し、操作されない
    ときには前記駆動手段を作動させるスイッチ手段とを有
    し、 前記ドアに対してこれを開く方向と閉じる方向との両方
    向に制動力を付与するようにしたことを特徴とする車両
    用ドアチェッカ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車両用ドアチェ
    ッカであって、前記当接部材、前記制動部材をそれぞれ
    ローラまたはボールとしたことを特徴とする車両用ドア
    チェッカ。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3のいずれか1項に
    記載の車両用ドアチェッカであって、前記スイッチ手段
    は操作されると所定時間だけ前記駆動手段を不作動状態
    に設定することを特徴とする車両用ドアチェッカ。
JP29689196A 1996-11-08 1996-11-08 車両用ドアチェッカ Pending JPH10140908A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007039981A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Nissan Motor Co Ltd 車両用ドアのチェック機構
JP2015148074A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 アイシン精機株式会社 開閉体制御方法及び装置
CN105201308A (zh) * 2015-10-21 2015-12-30 无锡惠山泵业有限公司 一种汽车门锁限位器结构

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