JPH10141472A - ダンパー機構 - Google Patents
ダンパー機構Info
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- JPH10141472A JPH10141472A JP8295138A JP29513896A JPH10141472A JP H10141472 A JPH10141472 A JP H10141472A JP 8295138 A JP8295138 A JP 8295138A JP 29513896 A JP29513896 A JP 29513896A JP H10141472 A JPH10141472 A JP H10141472A
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- JP
- Japan
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- output
- damper mechanism
- elastic
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- sheet
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スプリングシート(シート部材)とリテーニ
ングプレート(規制部材)との摩擦抵抗を抑えてダンパ
ー特性を安定させる。 【解決手段】 トルクコンバータ1のロックアップダン
パー機構2は、フロントカバー3からタービン5にトル
クを伝達しつつ振動を減衰するもので、ピストン17,
ドリブンプレート20,トーションスプリング21,リ
テーニングプレート19,スプリングシート32及び玉
30を備える。トーションスプリング21は回転方向に
対してピストン17とドリブンプレート20とを弾性的
に連結する。リテーニングプレート19はトーションス
プリング21の径方向外側への移動を規制する。スプリ
ングシート32はトーションスプリング21の端部を支
持するように設けられる。玉30は、リテーニングプレ
ート21と当接可能で、リテーニングプレート21とス
プリングシート32との間に配置される。
ングプレート(規制部材)との摩擦抵抗を抑えてダンパ
ー特性を安定させる。 【解決手段】 トルクコンバータ1のロックアップダン
パー機構2は、フロントカバー3からタービン5にトル
クを伝達しつつ振動を減衰するもので、ピストン17,
ドリブンプレート20,トーションスプリング21,リ
テーニングプレート19,スプリングシート32及び玉
30を備える。トーションスプリング21は回転方向に
対してピストン17とドリブンプレート20とを弾性的
に連結する。リテーニングプレート19はトーションス
プリング21の径方向外側への移動を規制する。スプリ
ングシート32はトーションスプリング21の端部を支
持するように設けられる。玉30は、リテーニングプレ
ート21と当接可能で、リテーニングプレート21とス
プリングシート32との間に配置される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンパー機構、特
に入力側回転体から出力側回転体にトルクを伝達しつ
つ、このトルク伝達時の振動を減衰するダンパー機構に
関する。
に入力側回転体から出力側回転体にトルクを伝達しつ
つ、このトルク伝達時の振動を減衰するダンパー機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にダンパー機構は、入力側回転体か
ら出力側回転体にトルクを伝達しつつ、入力側回転体か
ら出力側回転体に伝わる振動を減衰する。このダンパー
機構の一例として、トルクコンバータ内部に配置される
ロックアップクラッチダンパー機構(以下、ロックアッ
プダンパー機構と称す)がある。
ら出力側回転体にトルクを伝達しつつ、入力側回転体か
ら出力側回転体に伝わる振動を減衰する。このダンパー
機構の一例として、トルクコンバータ内部に配置される
ロックアップクラッチダンパー機構(以下、ロックアッ
プダンパー機構と称す)がある。
【0003】トルクコンバータは、3種の羽根車(イン
ペラ,タービン,ステータ)を内部に有し、内部の作動
油によりトルクを伝達する装置である。インペラは入力
側回転体に連結されたフロントカバーに固定されてお
り、インペラからステータを介してタービンに流れる作
動油によりインペラからタービンに伝達されるトルクが
タービンに連結される出力側回転体に伝えられる。
ペラ,タービン,ステータ)を内部に有し、内部の作動
油によりトルクを伝達する装置である。インペラは入力
側回転体に連結されたフロントカバーに固定されてお
り、インペラからステータを介してタービンに流れる作
動油によりインペラからタービンに伝達されるトルクが
タービンに連結される出力側回転体に伝えられる。
【0004】ロックアップダンパー機構は、タービンと
フロントカバーとの間に配置されており、フロントカバ
ーとタービンとを機械的に連結してフロントカバーから
出力側部材にトルクを直接伝達するためのものである。
通常、このロックアップダンパー機構は、フロントカバ
ーに圧接可能なピストンと、ピストンに固定されるリテ
ーニングプレートと、リテーニングプレートにスプリン
グシートを介して支持されるトーションスプリングと、
トーションスプリングにより回転方向にピストンと弾性
的に連結されるドリブンプレートとを有している。ドリ
ブンプレートは、出力側回転体に連結しているタービン
に固定されている。スプリングシートは、トーションス
プリングの両端部を支持し、リテーニングプレートなど
に当接可能であり、トーションスプリングの回転方向の
移動を規制している部材である。
フロントカバーとの間に配置されており、フロントカバ
ーとタービンとを機械的に連結してフロントカバーから
出力側部材にトルクを直接伝達するためのものである。
通常、このロックアップダンパー機構は、フロントカバ
ーに圧接可能なピストンと、ピストンに固定されるリテ
ーニングプレートと、リテーニングプレートにスプリン
グシートを介して支持されるトーションスプリングと、
トーションスプリングにより回転方向にピストンと弾性
的に連結されるドリブンプレートとを有している。ドリ
ブンプレートは、出力側回転体に連結しているタービン
に固定されている。スプリングシートは、トーションス
プリングの両端部を支持し、リテーニングプレートなど
に当接可能であり、トーションスプリングの回転方向の
移動を規制している部材である。
【0005】ロックアップダンパー機構が作動すると、
トルクはフロントカバーからピストンに伝達され、トー
ションスプリングを介してタービンに伝わる。また、ロ
ックアップダンパー機構では、トルクを伝達するととも
に、トーションスプリングがドリブンプレートとピスト
ンに固定されるリテーニングプレートとの間で伸縮を繰
り返しながらリテーニングプレートと摺動して振動を減
衰する。
トルクはフロントカバーからピストンに伝達され、トー
ションスプリングを介してタービンに伝わる。また、ロ
ックアップダンパー機構では、トルクを伝達するととも
に、トーションスプリングがドリブンプレートとピスト
ンに固定されるリテーニングプレートとの間で伸縮を繰
り返しながらリテーニングプレートと摺動して振動を減
衰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】トーションスプリング
は、リテーニングプレートの曲げ加工された外周部(以
下、外周曲がり部と称する)により、径方向外側への移
動を規制されている。ロックアップダンパー機構が回転
すると、これを構成する部品であるトーションスプリン
グ等にも遠心力が働くため、トーションスプリング及び
スプリングシートがリテーニングプレートの外周曲がり
部に押し付けられる。このようにスプリングシートが外
周曲がり部に押し付けられた状態でトーションスプリン
グが伸縮すると、スプリングシートと外周曲がり部との
摩擦抵抗により、ダンパー特性が変化してしまう。ま
た、両者間の摩擦により外周曲がり部が摩耗するため外
周曲がり部の板厚を十分に厚くする必要があるが、ロッ
クアップダンパー機構の軽量化などの要求から板厚はで
きるだけ抑えることが望ましい。
は、リテーニングプレートの曲げ加工された外周部(以
下、外周曲がり部と称する)により、径方向外側への移
動を規制されている。ロックアップダンパー機構が回転
すると、これを構成する部品であるトーションスプリン
グ等にも遠心力が働くため、トーションスプリング及び
スプリングシートがリテーニングプレートの外周曲がり
部に押し付けられる。このようにスプリングシートが外
周曲がり部に押し付けられた状態でトーションスプリン
グが伸縮すると、スプリングシートと外周曲がり部との
摩擦抵抗により、ダンパー特性が変化してしまう。ま
た、両者間の摩擦により外周曲がり部が摩耗するため外
周曲がり部の板厚を十分に厚くする必要があるが、ロッ
クアップダンパー機構の軽量化などの要求から板厚はで
きるだけ抑えることが望ましい。
【0007】本発明の課題は、スプリングシート(シー
ト部材)とリテーニングプレート(規制部材)の外周曲
がり部との摩擦抵抗を抑えてダンパー特性を安定させる
こと、及びリテーニングプレート(規制部材)の軽量化
を図りダンパー機構全体としての軽量化を達成すること
にある。
ト部材)とリテーニングプレート(規制部材)の外周曲
がり部との摩擦抵抗を抑えてダンパー特性を安定させる
こと、及びリテーニングプレート(規制部材)の軽量化
を図りダンパー機構全体としての軽量化を達成すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のダンパ
ー機構は、入力側回転体から出力側回転体にトルクを伝
達しつつ、入力側回転体から出力側回転体に伝わる振動
を減衰するダンパー機構であって、入力側部材と、出力
側部材と、弾性部材と、規制部材と、シート部材と、玉
又はころとを備えている。入力側部材は入力側回転体に
連結される。出力側部材は出力側回転体に連結される。
弾性部材は、回転方向に対して、入力側部材と出力側部
材とを弾性的に連結する。規制部材は、弾性部材の径方
向外側への移動を規制する。シート部材は、弾性部材の
端部を支持するように設けられている。玉又はころは、
規制部材とシート部材との間に配置されており、規制部
材と当接可能である。
ー機構は、入力側回転体から出力側回転体にトルクを伝
達しつつ、入力側回転体から出力側回転体に伝わる振動
を減衰するダンパー機構であって、入力側部材と、出力
側部材と、弾性部材と、規制部材と、シート部材と、玉
又はころとを備えている。入力側部材は入力側回転体に
連結される。出力側部材は出力側回転体に連結される。
弾性部材は、回転方向に対して、入力側部材と出力側部
材とを弾性的に連結する。規制部材は、弾性部材の径方
向外側への移動を規制する。シート部材は、弾性部材の
端部を支持するように設けられている。玉又はころは、
規制部材とシート部材との間に配置されており、規制部
材と当接可能である。
【0009】このダンパー機構が作動すると、トルクは
入力側回転体から入力側部材に伝達され、弾性部材を介
して出力側部材に連結された出力側回転体に伝わる。こ
こで、入力側回転体から入力される振動を減衰するた
め、弾性部材は入力側部材と出力側部材との間で伸縮を
繰り返す。ここでシート部材の挙動に着目すると、ダン
パー機構の作動中には、弾性部材やシート部材に発生す
る遠心力によってシート部材が規制部材に押し付けられ
る。このような状態で弾性部材が伸縮すると、弾性部材
を支持するシート部材と規制部材との間に摩擦抵抗が発
生する。この摩擦抵抗はダンパー特性に悪影響を及ぼす
が、ここでは玉又はころが規制部材とシート部材との間
に配置され両者間の摺動時に回転して摩擦抵抗を低減す
る。このため、ダンパー特性が安定する。また、シート
部材と規制部材との摩擦による両部材の摩耗が低減され
る。これにより、両部材の設計における摩耗代を小さく
することができ、両部材の軽量化、ひいてはダンパー機
構全体としての軽量化を図ることができる。
入力側回転体から入力側部材に伝達され、弾性部材を介
して出力側部材に連結された出力側回転体に伝わる。こ
こで、入力側回転体から入力される振動を減衰するた
め、弾性部材は入力側部材と出力側部材との間で伸縮を
繰り返す。ここでシート部材の挙動に着目すると、ダン
パー機構の作動中には、弾性部材やシート部材に発生す
る遠心力によってシート部材が規制部材に押し付けられ
る。このような状態で弾性部材が伸縮すると、弾性部材
を支持するシート部材と規制部材との間に摩擦抵抗が発
生する。この摩擦抵抗はダンパー特性に悪影響を及ぼす
が、ここでは玉又はころが規制部材とシート部材との間
に配置され両者間の摺動時に回転して摩擦抵抗を低減す
る。このため、ダンパー特性が安定する。また、シート
部材と規制部材との摩擦による両部材の摩耗が低減され
る。これにより、両部材の設計における摩耗代を小さく
することができ、両部材の軽量化、ひいてはダンパー機
構全体としての軽量化を図ることができる。
【0010】請求項2に記載のダンパー機構は、入力側
回転体から出力側回転体にトルクを伝達しつつ、入力側
回転体から出力側回転体に伝わる振動を減衰するダンパ
ー機構であって、入力側部材と、出力側部材と、弾性部
材と、規制部材と、シート部材とを備えている。入力側
部材は入力側回転体に連結される。出力側部材は出力側
回転体に連結される。弾性部材は、回転方向に対して、
入力側部材と出力側部材とを弾性的に連結する。規制部
材は、弾性部材の径方向外側への移動を規制する。シー
ト部材は、弾性部材の端部を支持するように設けられて
おり、規制部材と対向する面に規制部材側に突出し且つ
規制部材に当接可能な球面が形成されている。
回転体から出力側回転体にトルクを伝達しつつ、入力側
回転体から出力側回転体に伝わる振動を減衰するダンパ
ー機構であって、入力側部材と、出力側部材と、弾性部
材と、規制部材と、シート部材とを備えている。入力側
部材は入力側回転体に連結される。出力側部材は出力側
回転体に連結される。弾性部材は、回転方向に対して、
入力側部材と出力側部材とを弾性的に連結する。規制部
材は、弾性部材の径方向外側への移動を規制する。シー
ト部材は、弾性部材の端部を支持するように設けられて
おり、規制部材と対向する面に規制部材側に突出し且つ
規制部材に当接可能な球面が形成されている。
【0011】ここでは、シート部材に上記の球面が形成
されているので、シート部材と規制部材との摺動時の両
者間の摩擦抵抗が低減される。このため、ダンパー特性
が安定し、シート部材と規制部材の摩耗が低減される。
請求項3に記載のダンパー機構は、請求項1に記載のダ
ンパー機構において、シート部材は規制部材と対向する
面に凹部又は溝部を有しており、玉又はころは凹部又は
溝部に配置されている。ここでは、玉又はころの位置が
安定する。また、本ダンパー機構を採用する構造体の組
立時における玉又はころの取り扱いが容易になる。
されているので、シート部材と規制部材との摺動時の両
者間の摩擦抵抗が低減される。このため、ダンパー特性
が安定し、シート部材と規制部材の摩耗が低減される。
請求項3に記載のダンパー機構は、請求項1に記載のダ
ンパー機構において、シート部材は規制部材と対向する
面に凹部又は溝部を有しており、玉又はころは凹部又は
溝部に配置されている。ここでは、玉又はころの位置が
安定する。また、本ダンパー機構を採用する構造体の組
立時における玉又はころの取り扱いが容易になる。
【0012】請求項4に記載のダンパー機構は、請求項
3に記載のダンパー機構において、入力側部材はトルク
コンバータのロックアップダンパーに用いられるピスト
ンであり、出力側部材はトルクコンバータのタービンに
固定されたドリブンプレートである。シート部材は、凹
部又は溝部と玉又はころとの間に形成される空間とシー
ト部材の周囲の空間とを結ぶ作動油流路をさらに有して
いる。
3に記載のダンパー機構において、入力側部材はトルク
コンバータのロックアップダンパーに用いられるピスト
ンであり、出力側部材はトルクコンバータのタービンに
固定されたドリブンプレートである。シート部材は、凹
部又は溝部と玉又はころとの間に形成される空間とシー
ト部材の周囲の空間とを結ぶ作動油流路をさらに有して
いる。
【0013】このダンパー機構は、トルクコンバータの
ロックアップダンパー機構であり、周囲にトルクコンバ
ータの作動油が存在する。ここでは、上記の作動油流路
により凹部又は溝部と玉又はころとの間に形成される空
間に作動油を導入することができ、この作動油が潤滑剤
の役割を果たし玉又はころのころがりが滑らかになる。
これにより、シート部材と規制部材との摩擦抵抗がより
低減して、さらにダンパー特性が安定し、また、両部材
の摩耗が少なくなる。
ロックアップダンパー機構であり、周囲にトルクコンバ
ータの作動油が存在する。ここでは、上記の作動油流路
により凹部又は溝部と玉又はころとの間に形成される空
間に作動油を導入することができ、この作動油が潤滑剤
の役割を果たし玉又はころのころがりが滑らかになる。
これにより、シート部材と規制部材との摩擦抵抗がより
低減して、さらにダンパー特性が安定し、また、両部材
の摩耗が少なくなる。
【0014】請求項5に記載のダンパー機構は、請求項
3又は4に記載のダンパー機構において、シート部材は
第1シート部材と第2シート部材とから構成されてい
る。第1シート部材は、凹部又は溝部の一部と、第2シ
ート部材と接合する面に形成された突起とを有してい
る。第2シート部材は、凹部又は溝部の一部と、第1シ
ート部材と接合する面に形成された突起と係合する穴と
を有している。玉又はころは、第1及び第2シート部材
によって形成される凹部又は溝部内に組み込まれる。
3又は4に記載のダンパー機構において、シート部材は
第1シート部材と第2シート部材とから構成されてい
る。第1シート部材は、凹部又は溝部の一部と、第2シ
ート部材と接合する面に形成された突起とを有してい
る。第2シート部材は、凹部又は溝部の一部と、第1シ
ート部材と接合する面に形成された突起と係合する穴と
を有している。玉又はころは、第1及び第2シート部材
によって形成される凹部又は溝部内に組み込まれる。
【0015】ここでは、シート部材を分割して玉又はこ
ろをシート部材に組み込めるような構造としている。こ
のため、このダンパー機構を採用する構造体を組み立て
るときに、シート部材と玉又はころとを一体として取り
扱うことができ作業性が向上する。請求項6に記載のダ
ンパー機構は、請求項1から5のいずれかに記載のダン
パー機構において、弾性部材は直列に配置された少なく
とも2つの弾性構成部材から構成されている。シート部
材は、隣接する弾性構成部材間、及び両端に配置される
弾性構成部材の端部に取り付けられる。弾性構成部材間
に取り付けられるシート部材は、両弾性構成部材の一端
部を支持している。
ろをシート部材に組み込めるような構造としている。こ
のため、このダンパー機構を採用する構造体を組み立て
るときに、シート部材と玉又はころとを一体として取り
扱うことができ作業性が向上する。請求項6に記載のダ
ンパー機構は、請求項1から5のいずれかに記載のダン
パー機構において、弾性部材は直列に配置された少なく
とも2つの弾性構成部材から構成されている。シート部
材は、隣接する弾性構成部材間、及び両端に配置される
弾性構成部材の端部に取り付けられる。弾性構成部材間
に取り付けられるシート部材は、両弾性構成部材の一端
部を支持している。
【0016】ここでは、弾性構成部材間にシート部材を
配置して両弾性構成部材を連結することにより、弾性部
材を複数の弾性構成部材により構成している。このた
め、短い弾性構成部材を弧状に連結し、円周方向に長さ
の長い弾性部材とすることが可能となる。これにより、
ダンパー特性の設定可能範囲が広がり、より広範囲の振
動を減衰できるダンパー機構を供給することが可能とな
る。
配置して両弾性構成部材を連結することにより、弾性部
材を複数の弾性構成部材により構成している。このた
め、短い弾性構成部材を弧状に連結し、円周方向に長さ
の長い弾性部材とすることが可能となる。これにより、
ダンパー特性の設定可能範囲が広がり、より広範囲の振
動を減衰できるダンパー機構を供給することが可能とな
る。
【0017】請求項7に記載のダンパー機構は、請求項
6に記載のダンパー機構において、各弾性構成部材のそ
れぞれの剛性は少なくとも2つの異なった剛性である。
ここでは、弾性部材を構成する各弾性構成部材のそれぞ
れの剛性を組み合わせたり、それぞれの弾性構成部材に
減衰させる振動領域を振り分けたりすることによって、
広い範囲での振動を効率的に減衰させることが可能とな
る。
6に記載のダンパー機構において、各弾性構成部材のそ
れぞれの剛性は少なくとも2つの異なった剛性である。
ここでは、弾性部材を構成する各弾性構成部材のそれぞ
れの剛性を組み合わせたり、それぞれの弾性構成部材に
減衰させる振動領域を振り分けたりすることによって、
広い範囲での振動を効率的に減衰させることが可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態が採
用されたトルクコンバータ1を示している。ここでは、
O−Oがトルクコンバータ1の回転軸線であり、図の左
側にエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトラ
ンスミッション(図示せず)が配置されている。
用されたトルクコンバータ1を示している。ここでは、
O−Oがトルクコンバータ1の回転軸線であり、図の左
側にエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトラ
ンスミッション(図示せず)が配置されている。
【0019】このトルクコンバータ1は、エンジン側の
クランクシャフトからトランスミッションのメインドラ
イブシャフト11にトルクを伝達するための機構であ
り、入力側の部材に固定されるフロントカバー3と、3
種の羽根車(インペラ4,タービン5,ステータ6)か
らなるトルクコンバータ本体と、ロックアップダンパー
機構2とから構成されている。フロントカバー3とイン
ペラ4のインペラシェル4aとは外周部で溶接され、両
者で作動油室を形成している。
クランクシャフトからトランスミッションのメインドラ
イブシャフト11にトルクを伝達するための機構であ
り、入力側の部材に固定されるフロントカバー3と、3
種の羽根車(インペラ4,タービン5,ステータ6)か
らなるトルクコンバータ本体と、ロックアップダンパー
機構2とから構成されている。フロントカバー3とイン
ペラ4のインペラシェル4aとは外周部で溶接され、両
者で作動油室を形成している。
【0020】フロントカバー3の外周部エンジン側の面
には、複数のナット13が固定されている。このナット
13を介して、エンジン側のクランクシャフトに連結さ
れるフレキシブルプレート(図示せず)がフロントカバ
ー3に装着される。このようにして、フロントカバー3
はエンジン側のクランクシャフトに連結されている。イ
ンペラ4は、インペラシェル4aと、インペラシェル4
aの内側に固定された複数のインペラブレード4bと、
インペラシェル4aの内周端に固定されているインペラ
ハブ4cとから構成されている。
には、複数のナット13が固定されている。このナット
13を介して、エンジン側のクランクシャフトに連結さ
れるフレキシブルプレート(図示せず)がフロントカバ
ー3に装着される。このようにして、フロントカバー3
はエンジン側のクランクシャフトに連結されている。イ
ンペラ4は、インペラシェル4aと、インペラシェル4
aの内側に固定された複数のインペラブレード4bと、
インペラシェル4aの内周端に固定されているインペラ
ハブ4cとから構成されている。
【0021】タービン5は、作動油室内でインペラ4と
対向するように配置されており、主に、タービンシェル
5aと、タービンシェル5aに固定された複数のタービ
ンブレード5bとから構成されている。タービンシェル
5aの内周端は、タービンハブ8のフランジ8aに複数
のリベット9により固定されている。また、タービンハ
ブ8の内周は、トランスミッション側から延びるメイン
ドライブシャフト11と連結している。
対向するように配置されており、主に、タービンシェル
5aと、タービンシェル5aに固定された複数のタービ
ンブレード5bとから構成されている。タービンシェル
5aの内周端は、タービンハブ8のフランジ8aに複数
のリベット9により固定されている。また、タービンハ
ブ8の内周は、トランスミッション側から延びるメイン
ドライブシャフト11と連結している。
【0022】ステータ6は、インペラ4とタービン5と
の間の径方向内方に配置されており、ワンウェイクラッ
チ7を介して、トランスミッションのハウジングに固定
されたステータシャフト10に固定されている。次に、
本発明の一実施形態であるロックアップダンパー機構2
について説明する。
の間の径方向内方に配置されており、ワンウェイクラッ
チ7を介して、トランスミッションのハウジングに固定
されたステータシャフト10に固定されている。次に、
本発明の一実施形態であるロックアップダンパー機構2
について説明する。
【0023】ロックアップダンパー機構2は、軸方向に
おいてフロントカバー3とタービン5との間に配置され
ている。ロックアップダンパー機構2は、図1及び図2
に示すように、主に、ピストン(入力側部材)17と、
ドリブンプレート(出力側部材)20と、トーションス
プリング(弾性部材)21と、リテーニングプレート
(規制部材)19と、玉30とから構成されている。
おいてフロントカバー3とタービン5との間に配置され
ている。ロックアップダンパー機構2は、図1及び図2
に示すように、主に、ピストン(入力側部材)17と、
ドリブンプレート(出力側部材)20と、トーションス
プリング(弾性部材)21と、リテーニングプレート
(規制部材)19と、玉30とから構成されている。
【0024】ピストン17は、円板状であり、外周側端
部と内周側端部とにトランスミッション側に延びる筒状
の筒部17a,17bがそれぞれ形成されている。内周
側の筒部17bは、タービンハブ8の外周壁に軸方向及
び円周方向に摺動自在に支持されている。ピストン17
の外周部には、フロントカバー3の外周部内面に形成さ
れた摩擦面に対向する側の面に環状のフェーシング部材
22が接着されている。
部と内周側端部とにトランスミッション側に延びる筒状
の筒部17a,17bがそれぞれ形成されている。内周
側の筒部17bは、タービンハブ8の外周壁に軸方向及
び円周方向に摺動自在に支持されている。ピストン17
の外周部には、フロントカバー3の外周部内面に形成さ
れた摩擦面に対向する側の面に環状のフェーシング部材
22が接着されている。
【0025】リテーニングプレート19は、ピストン1
7の外周側の筒部17aの内周側に配置されており、内
周端がリベット18によりピストン17に固定されてい
る。また、リテーニングプレート19には、図1及び図
2に示すように、外周曲がり部19aと、切り起こし部
19bと、スプリング係止用爪19cとが形成されてい
る。外周曲がり部19aは、リテーニングプレート19
の外周部をトランスミッション側に曲げ更にその先端部
分を内周側に曲げることによって形成されている。切り
起こし部19bは、外周曲がり部19aの内周側に位置
し、トランスミッション側に切り起こされて形成されて
いる。スプリング係止用爪19cは、隣接する外周曲が
り部19aの間に形成されている。
7の外周側の筒部17aの内周側に配置されており、内
周端がリベット18によりピストン17に固定されてい
る。また、リテーニングプレート19には、図1及び図
2に示すように、外周曲がり部19aと、切り起こし部
19bと、スプリング係止用爪19cとが形成されてい
る。外周曲がり部19aは、リテーニングプレート19
の外周部をトランスミッション側に曲げ更にその先端部
分を内周側に曲げることによって形成されている。切り
起こし部19bは、外周曲がり部19aの内周側に位置
し、トランスミッション側に切り起こされて形成されて
いる。スプリング係止用爪19cは、隣接する外周曲が
り部19aの間に形成されている。
【0026】トーションスプリング21は、図2に示す
ように、弾性構成部材である第1スプリング21aと第
2スプリング21bとから構成されている。第1スプリ
ング21aのばね剛性は第2スプリング21bのばね剛
性よりも高く設定されている。このトーションスプリン
グ21は、ピストン17とドリブンプレート20とを回
転方向に弾性的に連結するものであり、径方向外側から
は外周曲がり部19aに、径方向内側からは切り起こし
部19bに支持されている。第1スプリング21aと第
2スプリング21bとは後述する中間スプリングシート
31によって連結されている。トーションスプリング2
1の円周方向両端部すなわち第1スプリング21aの一
端部と第2スプリング21bの一端部にはスプリングシ
ート32が装着されており、スプリングシート32はス
プリング係止用爪19cにより円周方向の移動を規制さ
れている。
ように、弾性構成部材である第1スプリング21aと第
2スプリング21bとから構成されている。第1スプリ
ング21aのばね剛性は第2スプリング21bのばね剛
性よりも高く設定されている。このトーションスプリン
グ21は、ピストン17とドリブンプレート20とを回
転方向に弾性的に連結するものであり、径方向外側から
は外周曲がり部19aに、径方向内側からは切り起こし
部19bに支持されている。第1スプリング21aと第
2スプリング21bとは後述する中間スプリングシート
31によって連結されている。トーションスプリング2
1の円周方向両端部すなわち第1スプリング21aの一
端部と第2スプリング21bの一端部にはスプリングシ
ート32が装着されており、スプリングシート32はス
プリング係止用爪19cにより円周方向の移動を規制さ
れている。
【0027】中間スプリングシート31は、樹脂製であ
り、図3から図7に示すように、第1スプリング21a
側の第2シート部材34と第2スプリング21b側の第
1シート部材33とから構成される。両シート部材3
4,33は、第1,第2スプリング21a,21bに挿
嵌する円柱部34a,33aと、玉30を保持する半球
状の切欠き部34b,33bと、溝部34d,33dと
を有している。円柱部34a,33aは、両シート部材
34,33が係合された状態で中間スプリングシート3
1が円周方向に沿うように、一定の角度を有している。
さらに、第2シート部材34は穴34cを有し、第1シ
ート部材33は穴34cに係合する突起33cを有して
いる。玉30を切欠き部34b,33bで覆うように両
シート部材34,33を合わせて穴34cと突起33c
とを係合させると、切欠き部34b,33bにより形成
される凹部に玉30が保持され、玉30と一体となった
中間スプリングシート31が得られる。ここでは、両シ
ート部材34,33が樹脂製であるため、容易に両者3
4,33を係合させることができる。
り、図3から図7に示すように、第1スプリング21a
側の第2シート部材34と第2スプリング21b側の第
1シート部材33とから構成される。両シート部材3
4,33は、第1,第2スプリング21a,21bに挿
嵌する円柱部34a,33aと、玉30を保持する半球
状の切欠き部34b,33bと、溝部34d,33dと
を有している。円柱部34a,33aは、両シート部材
34,33が係合された状態で中間スプリングシート3
1が円周方向に沿うように、一定の角度を有している。
さらに、第2シート部材34は穴34cを有し、第1シ
ート部材33は穴34cに係合する突起33cを有して
いる。玉30を切欠き部34b,33bで覆うように両
シート部材34,33を合わせて穴34cと突起33c
とを係合させると、切欠き部34b,33bにより形成
される凹部に玉30が保持され、玉30と一体となった
中間スプリングシート31が得られる。ここでは、両シ
ート部材34,33が樹脂製であるため、容易に両者3
4,33を係合させることができる。
【0028】スプリングシート32は、樹脂製であり、
図8及び図9に示すように、第1スプリング21a又は
第2スプリング21b側の第1シート部材35とリテー
ニングプレート19の切り起こし部19b側の第2シー
ト部材36とから構成される。両シート部材35,36
は、玉30を保持する半球状の切欠き部35b,36b
と、溝部35d,36dとを有している。さらに、第2
シート部材36は穴36cを有しており、第1シート部
材33は穴36cに係合する突起35cと第1スプリン
グ21a又は第2スプリング21bに挿嵌する円柱部3
5aとを有している。玉30を切欠き部35b,36b
で覆うように両シート部材35,36を合わせて穴36
cと突起35cとを係合させると、切欠き部35b,3
6bにより形成される凹部に玉30が保持され、玉30
と一体となったスプリングシート32が得られる。
図8及び図9に示すように、第1スプリング21a又は
第2スプリング21b側の第1シート部材35とリテー
ニングプレート19の切り起こし部19b側の第2シー
ト部材36とから構成される。両シート部材35,36
は、玉30を保持する半球状の切欠き部35b,36b
と、溝部35d,36dとを有している。さらに、第2
シート部材36は穴36cを有しており、第1シート部
材33は穴36cに係合する突起35cと第1スプリン
グ21a又は第2スプリング21bに挿嵌する円柱部3
5aとを有している。玉30を切欠き部35b,36b
で覆うように両シート部材35,36を合わせて穴36
cと突起35cとを係合させると、切欠き部35b,3
6bにより形成される凹部に玉30が保持され、玉30
と一体となったスプリングシート32が得られる。
【0029】このように、円柱部33a,34a,35
aを第1又は第2スプリング21a,21bに差し込む
ことができるため、両スプリング21a,21bの連結
及びトーションスプリング21へのスプリングシート3
2の組み付けが容易である。また、中間スプリングシー
ト31とスプリングシート32に玉30を組み込むこと
ができるため、組立時における玉30の取り扱いが容易
である。
aを第1又は第2スプリング21a,21bに差し込む
ことができるため、両スプリング21a,21bの連結
及びトーションスプリング21へのスプリングシート3
2の組み付けが容易である。また、中間スプリングシー
ト31とスプリングシート32に玉30を組み込むこと
ができるため、組立時における玉30の取り扱いが容易
である。
【0030】ドリブンプレート20は、リング状の部材
であり、タービンシェル5aのエンジン側に固定されて
いる。ドリブンプレート20には複数の折り曲げ爪20
aが形成されており、これらがトーションスプリング2
1の円周方向両端部のスプリングシート32の第2シー
ト部材36に係止している。次に、動作について説明す
る。
であり、タービンシェル5aのエンジン側に固定されて
いる。ドリブンプレート20には複数の折り曲げ爪20
aが形成されており、これらがトーションスプリング2
1の円周方向両端部のスプリングシート32の第2シー
ト部材36に係止している。次に、動作について説明す
る。
【0031】エンジン側のクランクシャフトからのトル
クは、図示しないフレキシブルプレートを介してフロン
トカバー3に入力される。このトルクはインペラシェル
4aに伝達される。これにより、インペラ4が回転し、
作動油がインペラ4からタービン5へと流れる。この作
動油の流れによりタービン5は回転し、タービン5のト
ルクはタービンハブ8を介してメインドライブシャフト
11に出力される。
クは、図示しないフレキシブルプレートを介してフロン
トカバー3に入力される。このトルクはインペラシェル
4aに伝達される。これにより、インペラ4が回転し、
作動油がインペラ4からタービン5へと流れる。この作
動油の流れによりタービン5は回転し、タービン5のト
ルクはタービンハブ8を介してメインドライブシャフト
11に出力される。
【0032】トルクコンバータ1の速度比が上がり、メ
インドライブシャフト11が一定の回転速度になると、
ピストン17とフロントカバー3との隙間の作動油がメ
インドライブシャフト11の内部を通ってドレンされ
る。この結果、油圧差によって、ピストン17がフロン
トカバー3に押し付けられ、フェーシング部材22がフ
ロントカバー3の摩擦面に圧接される。これにより、フ
ロントカバー3のトルクは、ピストン17からロックア
ップダンパー機構2を介してタービン5に伝達される。
つまり、フロントカバー3が機械的にタービン5に連結
され、フロントカバー3のトルクがタービン5を介して
メインドライブシャフト11に出力される。
インドライブシャフト11が一定の回転速度になると、
ピストン17とフロントカバー3との隙間の作動油がメ
インドライブシャフト11の内部を通ってドレンされ
る。この結果、油圧差によって、ピストン17がフロン
トカバー3に押し付けられ、フェーシング部材22がフ
ロントカバー3の摩擦面に圧接される。これにより、フ
ロントカバー3のトルクは、ピストン17からロックア
ップダンパー機構2を介してタービン5に伝達される。
つまり、フロントカバー3が機械的にタービン5に連結
され、フロントカバー3のトルクがタービン5を介して
メインドライブシャフト11に出力される。
【0033】このとき、ロックアップダンパー機構2
は、トルクを伝達するとともに、フロントカバー3から
メインドライブシャフト11に伝達される振動を減衰す
る。フロントカバー3からロックアップダンパー機構2
に振動が入力されると、トーションスプリング21がピ
ストン17に固定されているリテーニングプレート19
とドリブンプレート20との間で伸縮を繰り返す。この
とき、トーションスプリング21とリテーニングプレー
ト19とが摺動するため、両者21,19間に摺動抵抗
(ヒステリシストルク)が発生する。これにより、入力
された振動が減衰される。
は、トルクを伝達するとともに、フロントカバー3から
メインドライブシャフト11に伝達される振動を減衰す
る。フロントカバー3からロックアップダンパー機構2
に振動が入力されると、トーションスプリング21がピ
ストン17に固定されているリテーニングプレート19
とドリブンプレート20との間で伸縮を繰り返す。この
とき、トーションスプリング21とリテーニングプレー
ト19とが摺動するため、両者21,19間に摺動抵抗
(ヒステリシストルク)が発生する。これにより、入力
された振動が減衰される。
【0034】ここでは、トーションスプリング21は、
剛性の異なる第1スプリング21aと第2スプリング2
1bとを直列に連結して構成したスプリングであり、捩
り角度が広くかつ2段階のばね特性を有している。この
ため、広い範囲で効率よく振動を減衰することができ
る。一方ロックアップダンパー機構2の作動時には、遠
心力によってトーションスプリング21やこれを支持す
る中間スプリングシート31,スプリングシート32が
径方向外側に力を受ける。このため、従来では、スプリ
ングシートがリテーニングプレートに対して押し付けら
れた状態で摺動し、両者の摩擦により余分な抵抗が発生
していた。このような不確定な抵抗の発生は、ダンパー
特性に悪影響を与えていた。
剛性の異なる第1スプリング21aと第2スプリング2
1bとを直列に連結して構成したスプリングであり、捩
り角度が広くかつ2段階のばね特性を有している。この
ため、広い範囲で効率よく振動を減衰することができ
る。一方ロックアップダンパー機構2の作動時には、遠
心力によってトーションスプリング21やこれを支持す
る中間スプリングシート31,スプリングシート32が
径方向外側に力を受ける。このため、従来では、スプリ
ングシートがリテーニングプレートに対して押し付けら
れた状態で摺動し、両者の摩擦により余分な抵抗が発生
していた。このような不確定な抵抗の発生は、ダンパー
特性に悪影響を与えていた。
【0035】上記の不確定な抵抗を抑えるために、ここ
では玉30を採用して、これを中間スプリングシート3
1あるいはスプリングシート32とリテーニングプレー
ト19の外周曲がり部19aとの間で転動させている。
このため、中間スプリングシート31あるいはスプリン
グシート32とリテーニングプレート19の外周曲がり
部19aとの摺動は滑らかであり、不確定な抵抗の発生
が少なく、ダンパー特性が安定している。
では玉30を採用して、これを中間スプリングシート3
1あるいはスプリングシート32とリテーニングプレー
ト19の外周曲がり部19aとの間で転動させている。
このため、中間スプリングシート31あるいはスプリン
グシート32とリテーニングプレート19の外周曲がり
部19aとの摺動は滑らかであり、不確定な抵抗の発生
が少なく、ダンパー特性が安定している。
【0036】また、中間スプリングシート31は溝部3
3d,34dにより形成される作動油流路を、スプリン
グシート32は溝部35d,36dにより形成される作
動油流路をそれぞれ有している。これらの作動油流路か
ら導入される作動油が潤滑の役目を果たすため、中間ス
プリングシート31,スプリングシート32と玉30と
の摩擦抵抗が減少し、玉30の転動が滑らかになってい
る。このため、中間スプリングシート31あるいはスプ
リングシート32とリテーニングプレート19の外周曲
がり部19aとの摺動はさらに滑らかとなっている。
3d,34dにより形成される作動油流路を、スプリン
グシート32は溝部35d,36dにより形成される作
動油流路をそれぞれ有している。これらの作動油流路か
ら導入される作動油が潤滑の役目を果たすため、中間ス
プリングシート31,スプリングシート32と玉30と
の摩擦抵抗が減少し、玉30の転動が滑らかになってい
る。このため、中間スプリングシート31あるいはスプ
リングシート32とリテーニングプレート19の外周曲
がり部19aとの摺動はさらに滑らかとなっている。
【0037】[他の実施形態]上記実施形態では、スプ
リングシート32の切欠き部35b,36bにより形成
される凹部や中間スプリングシート31の切欠き部34
b,33bにより形成される凹部に玉30を保持してこ
の玉30の転動により両シート31,32とリテーニン
グプレート19との摩擦抵抗を抑えている。
リングシート32の切欠き部35b,36bにより形成
される凹部や中間スプリングシート31の切欠き部34
b,33bにより形成される凹部に玉30を保持してこ
の玉30の転動により両シート31,32とリテーニン
グプレート19との摩擦抵抗を抑えている。
【0038】これに対し、両シート31,32のリテー
ニングプレート19と対向する面に溝部を設け、溝部に
ころを配置して、ころの転動により両シート31,32
とリテーニングプレート19との摩擦抵抗を抑えてもよ
い。また、転動する玉やころを使用せずに、両シート3
1,32のリテーニングプレート19と対向する面に半
球面形状の突出部を設けて両シート31,32とリテー
ニングプレート19との摩擦抵抗を抑えてもよい。
ニングプレート19と対向する面に溝部を設け、溝部に
ころを配置して、ころの転動により両シート31,32
とリテーニングプレート19との摩擦抵抗を抑えてもよ
い。また、転動する玉やころを使用せずに、両シート3
1,32のリテーニングプレート19と対向する面に半
球面形状の突出部を設けて両シート31,32とリテー
ニングプレート19との摩擦抵抗を抑えてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明では、玉又はころがリテーニング
プレート(規制部材)とスプリングシート(シート部
材)との間に配置されているため、リテーニングプレー
トの外周曲がり部とスプリングシートとの摩擦抵抗が抑
えられダンパー特性が安定する。また、両部材の摩擦摩
耗が抑えられるため、リテーニングプレートの薄肉化を
図ることができ、ダンパー機構全体としての軽量化を達
成するができる。
プレート(規制部材)とスプリングシート(シート部
材)との間に配置されているため、リテーニングプレー
トの外周曲がり部とスプリングシートとの摩擦抵抗が抑
えられダンパー特性が安定する。また、両部材の摩擦摩
耗が抑えられるため、リテーニングプレートの薄肉化を
図ることができ、ダンパー機構全体としての軽量化を達
成するができる。
【図1】本発明の一実施形態としてのロックアップダン
パー機構が採用されたトルクコンバータの縦断面概略
図。
パー機構が採用されたトルクコンバータの縦断面概略
図。
【図2】ロックアップダンパー機構の組立平面図。
【図3】中間スプリングシートの平面図。
【図4】中間スプリングシートの上面図。
【図5】中間スプリングシートの側面図。
【図6】図3の矢視断面図。
【図7】図4の矢視断面図。
【図8】スプリングシートの平面図。
【図9】スプリングシートの断面図。
1 トルクコンバータ 2 ロックアップダンパー機構 3 フロントカバー 5 タービン 11 メインドライブシャフト 17 ピストン 19 リテーニングプレート 20 ドリブンプレート 21 トーションスプリング 21a 第1スプリング 21b 第2スプリング 30 玉 31 中間スプリングシート 32 スプリングシート 33,35 第1シート部
材 34,36 第2シート部
材 33b,34b,35b,36b 切欠き部 33c,35c 突起 34c,36c 穴 33d,34d,35d,36d 溝部(作動油
流路)
材 34,36 第2シート部
材 33b,34b,35b,36b 切欠き部 33c,35c 突起 34c,36c 穴 33d,34d,35d,36d 溝部(作動油
流路)
Claims (7)
- 【請求項1】入力側回転体から出力側回転体にトルクを
伝達しつつ、前記入力側回転体から前記出力側回転体に
伝わる振動を減衰するダンパー機構であって、 前記入力側回転体に連結される入力側部材と、 前記出力側回転体に連結される出力側部材と、 回転方向に対して前記入力側部材と前記出力側部材とを
弾性的に連結する弾性部材と、 前記弾性部材の径方向外側への移動を規制する規制部材
と、 前記弾性部材の端部を支持するように設けられたシート
部材と、 前記規制部材と前記シート部材との間に配置される、前
記規制部材と当接可能な玉又はころと、を備えたダンパ
ー機構。 - 【請求項2】入力側回転体から出力側回転体にトルクを
伝達しつつ、前記入力側回転体から前記出力側回転体に
伝わる振動を減衰するダンパー機構であって、 前記入力側回転体に連結される入力側部材と、 前記出力側回転体に連結される出力側部材と、 回転方向に対して前記入力側部材と前記出力側部材とを
弾性的に連結する弾性部材と、 前記弾性部材の径方向外側への移動を規制する規制部材
と、 前記弾性部材の端部を支持するように設けられ、前記規
制部材と対向する面に前記規制部材側に突出し且つ前記
規制部材に当接可能な球面が形成されているシート部材
と、を備えたダンパー機構。 - 【請求項3】前記シート部材は前記規制部材と対向する
面に凹部又は溝部を有し、 前記玉又はころは前記凹部又は溝部に配置されている、
請求項1に記載のダンパー機構。 - 【請求項4】前記入力側部材はトルクコンバータのロッ
クアップダンパーに用いられるピストンであり、 前記出力側部材はトルクコンバータのタービンに固定さ
れたドリブンプレートであり、 前記シート部材は、前記凹部又は溝部と前記玉又はころ
との間に形成される空間と前記シート部材の周囲の空間
とを結ぶ作動油流路をさらに有している、請求項3に記
載のダンパー機構。 - 【請求項5】前記シート部材は第1シート部材と第2シ
ート部材とから構成され、 前記第1シート部材は、前記凹部又は溝部の一部と、前
記第2シート部材と接合する面に形成された突起とを有
しており、 前記第2シート部材は、前記凹部又は溝部の一部と、前
記第1シート部材と接合する面に形成された前記突起と
係合する穴とを有しており、 前記玉又はころは、前記第1及び第2シート部材によっ
て形成される凹部又は溝部内に組み込まれる、請求項3
又は4に記載のダンパー機構。 - 【請求項6】前記弾性部材は、直列に配置された少なく
とも2つの弾性構成部材から構成されており、 前記シート部材は、隣接する前記弾性構成部材間、及び
両端に配置される前記弾性構成部材の端部に取り付けら
れ、 前記弾性構成部材間に取り付けられる前記シート部材
は、前記両弾性構成部材の一端部を支持している、請求
項1から5のいずれかに記載のダンパー機構。 - 【請求項7】前記各弾性構成部材のそれぞれの剛性は、
少なくとも2つの異なった剛性である、請求項6に記載
のダンパー機構。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8295138A JPH10141472A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | ダンパー機構 |
| DE19748900A DE19748900C2 (de) | 1996-11-07 | 1997-11-05 | Dämpfermechanismus |
| US08/965,668 US5996761A (en) | 1996-11-07 | 1997-11-06 | Damper mechanism with spring seats having balls disposed therein for decreasing frictional resistance |
| KR1019970058813A KR100299295B1 (ko) | 1996-11-07 | 1997-11-07 | 댐퍼메커니즘 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8295138A JPH10141472A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | ダンパー機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10141472A true JPH10141472A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17816777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP8295138A Pending JPH10141472A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | ダンパー機構 |
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