JPH1014199A - 発電装置とこれを備えた電子機器 - Google Patents

発電装置とこれを備えた電子機器

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JPH1014199A
JPH1014199A JP8162634A JP16263496A JPH1014199A JP H1014199 A JPH1014199 A JP H1014199A JP 8162634 A JP8162634 A JP 8162634A JP 16263496 A JP16263496 A JP 16263496A JP H1014199 A JPH1014199 A JP H1014199A
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Kaoru Shimizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動、風力、波動などにより発電を可能に
し、電子機器に内蔵した電池の消耗を低減する、または
電池を不要にする。 【解決手段】 平面状コイル2上に球状などの磁石4を
転動または摺動可能に搭載した発電ユニットを、積層し
た発電装置100。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルと磁石を用
いた発電装置と該発電装置を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジオ、パソコン(PC/パーソ
ナルコンピュータ)、ワープロ(WP/ワードプロセッ
サ)等の携帯型情報端末装置において、内蔵した駆動電
源用電池の消耗を低減する、または電池交換を不要にす
る等を目的として、例えば、特開平4−30865号公
報の発電装置が提案されている。この場合の発電装置
は、揺動レバーと、歯車列による増速手段と、この歯車
列の最先端に取り付けたロータ磁石と、このロータ磁石
を取り囲む発電コイルとからなる。
【0003】また、特開平7−168653号公報では
トラックボールと、該トラックボールと接触回転するダ
イナモ式発電機の構成が提案されている。
【0004】さらに、テレビジョン受信機やVTRや照
明器具などの電子機器を遠隔制御するリモートコントロ
ーラ(リモコン)の電源としては、乾電池(バッテリ
ー)と、該乾電池の消耗を低減し長持ちさせる補助手段
として太陽電池を併用する構成が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、揺動機構を用
いた発電装置は構成が簡単ではない。また、トラックボ
ールを用いた構成の場合は電子機器を平面等に接触、移
動させる必要がある。
【0006】なお、リモコンにおいては、人的動力や振
動を用いた発電装置により乾電池を不要にする、または
乾電池の消耗を低減する構成は提案されていない。
【0007】本発明は簡単な構成により容易に発電可能
な発電装置と、この発電装置を備えた電子機器、例え
ば、PC、PHS(パーソナル・ハンディホン・システ
ム/簡易携帯電話)、リモートコントローラ等提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本願発明は、磁石(マグネット)と発電コイルを用
いるもので、平面状コイル上に磁石単体(磁石そのも
の)を転動または摺動可能に搭載した発電ユニットを構
成し、該発電ユニットを積層したことを特徴とする発電
装置とした。
【0009】また、球面状または円筒面状の内いずれか
一方の湾曲面を備えた板状コイル上に球形磁石を転動可
能に搭載し、さらに、円筒状コイル内に磁石単体を転動
または摺動可能に配置した発電ユニットを構成し、該発
電ユニットを積層したことを特徴とする発電装置とし
た。
【0010】さらに、平面状コイル上に磁石を転動また
は摺動可能に搭載したハウジングを、弾性体で揺動可能
(自励振動可能)に支持した発電ユニットを構成し、該
発電ユニットを積層したことを特徴とする発電装置とし
た。
【0011】さらに、平面状コイルを対向配置し、該対
向する平面状コイル間に磁石単体を転動または摺動可能
に搭載した発電ユニットを構成し、該発電ユニットを積
層したことを特徴とする発電装置とした。
【0012】上記構成により、本発明の発電装置は振
動、風力、波力、人体の動き等により発電を可能とす
る。
【0013】その結果、電子機器に内蔵した乾電池の寿
命を延ばす、または乾電池を不要にし地球環境保全を図
れる。また、災害時に本発明装置の使用を可能にする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、平面状コイル上に磁石単体を転動または摺動可能に
搭載してなる発電ユニットを、積層したことを特徴とす
る発電装置としたものであり、振動、人体の動き等によ
り発電を可能とし、電源として用いる乾電池の寿命を延
ばす、または乾電池を不要にするという作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、磁石の外形を球
体または楕円体または円筒体または直方体または円盤型
の内いずれか一つとしたことを特徴とする請求項1記載
の発電装置としたものであり、振動、人体の動き等によ
り発電を可能にするという作用を有する。
【0016】請求項3に記載の発明は、平面状コイルと
磁石を収納するハウジングの底面を、円筒面または球面
の内いずれか一方としたことを特徴とする請求項2記載
の発電装置としたもので、振動、人体の動き等により発
電を可能にするという作用を有する。
【0017】請求項4に記載の発明は、扇形の平面状コ
イルを複数個円形に配列して集合形円形平面状コイルを
形成し、該集合形円形平面状コイル上に磁石単体を転動
または摺動可能に搭載してなる発電ユニットを、積層し
たことを特徴とする発電装置としたもので、振動、人体
の動き等により発電を可能にするという作用を有する。
【0018】請求項5に記載の発明は、矩形の平面状コ
イルを複数個配列して集合形矩形平面状コイルを形成
し、該集合形矩形平面状コイル上に磁石単体を転動また
は摺動可能に搭載してなる発電ユニットを、積層したこ
とを特徴とする発電装置としたもので、振動、人体の動
き等により発電を可能にするという作用を有する。
【0019】請求項6に記載の発明は、平面状コイル上
に複数個の磁石を個々に独立して転動または摺動可能に
搭載してなる発電ユニットを、積層したことを特徴とす
る発電装置としたもので、振動、人体の動き等により発
電を可能にするという作用を有する。
【0020】請求項7に記載の発明は、球面または円筒
面の内いずれか一方の湾曲面を備えた板状コイル上に球
形などの磁石を転動または摺動可能に搭載してなる発電
ユニットを、積層したことを特徴とする発電装置とした
もので、振動、人体の動き等により効率のよい発電を可
能にするという作用を有する。
【0021】請求項8に記載の発明は、円筒状コイル内
に磁石単体を転動または摺動可能に配置してなる発電ユ
ニットを、積層したことを特徴とする発電装置としたも
ので、振動、人体の動き等により発電を可能にするとい
う作用を有する。
【0022】請求項9に記載の発明は、磁石を球体また
は楕円体または円筒体または直方体または円盤形の内い
ずれか一つとしたことを特徴とする請求項10記載の発
電装置としたもので、振動、人体の動き等により発電を
可能にするという作用を有する。
【0023】請求項10に記載の発明は、円錐面または
球面の内いずれか一方の上に磁石を搭載したことを特徴
とする請求項9記載の発電装置としたもので、振動、人
体の動き等により発電を可能にするという作用を有す
る。
【0024】請求項11に記載の発明は、円筒状コイル
内に複数個の磁石を個々に独立して転動または摺動可能
に配置してなる発電ユニットを、積層したことを特徴と
する発電装置としたもので、振動、人体の動き等により
発電を可能にするという作用を有する。
【0025】請求項12に記載の発明は、平面状コイル
上に磁石を転動または摺動可能に搭載したハウジング
を、弾性体で揺動可能(自励振動可能)に支持してなる
発電ユニットを、積層したことを特徴とする発電装置と
したもので、振動、風力、波力、人体の動き等により発
電を可能にするという作用を有する。
【0026】請求項13に記載の発明は、弾性体をコイ
ルバネまたは板バネまたは棒状体の内いずれか一方とし
たことを特徴とする請求項12記載の発電装置としたも
ので、振動、風力、波力、人体の動き等により発電を可
能にするという作用を有する。
【0027】請求項14に記載の発明は、請求項1に記
載の発電装置を備えたことを特徴とする電子機器とした
もので、振動、人体の動き等により発電を可能にし、電
子機器に内蔵した乾電池の寿命を延ばす、または乾電池
を不要にするという作用を有する。
【0028】請求項15に記載の発明は、電子機器を携
帯情報端末または移動体通信またはリモートコントロー
ラの内いずれか一つとしたことを特徴とする請求項17
記載の発電装置としたもので、振動、人体の動き等によ
り発電を可能にし、電子機器に内蔵した乾電池の寿命を
延ばす、または乾電池を不要にするという作用を有す
る。
【0029】請求項16に記載の発明は、平面状コイル
を対向配置し、該対向する平面状コイル間に磁石単体を
転動または摺動可能に搭載してなる発電ユニットを、積
層したことを特徴とする発電装置としたもので、振動、
人体の動き等により発電を可能にし、電子機器に内蔵し
た乾電池の寿命を延ばす、または乾電池を不要にすると
いう作用を有する。
【0030】以下、本発明の実施の形態を図1〜図16
に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
発電装置の概念を示す断面図、図2は図1の発電装置を
構成する発電コイルユニットの分解斜視図である。
【0031】図1、図2において、符号1は枠体で、平
面状コイル2(例えば、平面状融着コイル)を穴1a内
に装嵌する。1bは通路部で前記平面状コイル2の端子
部を枠体外へ導出する。3はプレートで例えば、板状の
強磁性体からなり前記平面状コイル2を両面より挟持す
る。4は球状磁石(マグネット)。5はハウジングで、
有底容器状をなし内部に前記発電コイルユニット15と
磁石4を収納する。
【0032】6はハウジング5の開口部を閉じる蓋で、
球状磁石4がハウジングよりとび出るのを防ぐ。
【0033】前記球状磁石4は発電コイルユニット15
上に転動可能に搭載されている。即ち、平面状コイル2
上を任意の方向に転動し、平面状コイル2に電流を起こ
し発電を行う。図1は上記発電ユニットを3段に積層し
た発電装置100を示す。
【0034】前記球状磁石4の転動はハウジング5を上
下左右の任意方向に振動(揺動)したり、傾けたり、人
が持ち歩くことにより行われる。勿論、4輪車等の乗り
物にハウジング5を搭載した場合にも、乗り物の発進・
停車・凹凸道路の進行などによって球状磁石は転動し発
電する。
【0035】また、樹木等にハウジングを取り付けた場
合、風力による樹木の揺動に対応して発電する。さら
に、海上にハウジングを浮かべた場合、波動によって発
電する。
【0036】次に、本発明の発電装置100を構成する
前記平面状コイルの一例を図2に基づいて説明する。平
面状コイルとしては、プリントコイル、印刷コイル、融
着コイルなど任意の構成としてよい。
【0037】プリントコイルは例えば、両面または片面
の銅張フレキシブル配線板をフォトエッチングすること
により、スパイラル状平面コイルを形成し、絶縁層を介
して1層または多層に積層してなる。
【0038】スパイラル状平面コイル間はスルーホール
を介して、銅メッキ等の手段により電気的に直列に、か
つ各スパイラル状平面コイルに同方向の電流が流れるよ
うに接続している。当然のことながら平面コイルの両面
は絶縁層例えば、エポキシ樹脂、フッソ樹脂等で被覆し
てなる。
【0039】印刷コイルは例えば、セラミック基板の両
面に導体ペーストをスクリーン印刷し、焼成することに
よりスパイラル状平面コイルを形成し、予め設けたスル
ーホールを介して、電気的に直列に、かつ各スパイラル
状平面コイルに同方向の電流が流れるように接続したま
ので、絶縁層で被覆する。
【0040】融着コイルは、融着性絶縁導線を巻線し、
固着したものである。融着性絶縁導線はポリウレタンや
ポリエステル等の被覆導線の上に、熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂等の融着性皮膜を焼き付けた二重構造の被覆導
線である。
【0041】溶剤、通電加熱、または熱風加熱等の手段
により、導線相互を接着可能であり、融着コイルは平板
状や,球面状または円筒面状などの湾曲面状に一体成形
でき、所望の剛性が得られる。
【0042】融着性絶縁導線に使用される導線には、断
面形状が円形の丸導線のほか、矩形状のリボン導線や円
形の導線を複数本並列処理した多本平行導線等がある。
【0043】リボン導線や多本平行導線等を用いると、
丸導線に較べ、導線間のスペースを小さく、密に配置で
き、小型、薄型化および低抵抗化できる。即ち、板状の
強磁性体の大きさ、またはそれらの間隔を小さくするこ
とにより、コイル(インダクタ)を小型、薄型化でき
る。
【0044】図2の実施例では融着コイルは融着性絶縁
導線として、断面が0.06×0.65mm↑2のリボ
ン導線を用い、巻線後熱風加熱により導線間を接着、成
形することにより作製した。外形寸法としては直径約4
0mm,平面状コイル2の厚さを4mm以下とした。な
お当然のことながら、平面状コイル2の外周は円形の
他、正方形、多角形、扇形等の任意形状としてよい。
【0045】また、平面状コイルは必ずしも単体のコイ
ル体である必要はない。図5に集合型円形平面状コイル
30の例を、図6に集合型矩形平面状コイル31の例を
示す。
【0046】図5の集合型円形平面状コイル30は、プ
リント配線基板23上に扇形平面状コイル20を6箇所
に等分配置してなる。扇形平面状コイル20は巻心(ボ
ビン)21の周囲に導線を所定に巻回し、通電加熱によ
って導線相互の接着を図り扇形を形成してなる。
【0047】当然のことながら、扇形平面状コイル20
間はプリント配線基板23に設けた配線パターンを介し
て、電気的に直列に、かつ各扇形平面状コイルに同方向
の電流が流れるように接続している。
【0048】さらに、扇形平面状コイルの上面は絶縁層
例えば、エポキシ樹脂、フッソ樹脂等で被覆してなる。
扇形平面状コイル20とプリント配線基板23との結合
は巻心21に設けた穴22を介しビス締結した。
【0049】図6の集合型矩形平面状コイル31は、プ
リント配線基板62上に矩形平面状コイル60を一列に
等間隔毎に配置してなる。配置する矩形平面状コイル6
0の数は目的とする起電力に応じ任意に設定すればよ
い。勿論、矩形平面状コイル60を田の字型などの多行
多列(マトリクス状)に配設してもよい。
【0050】矩形平面状コイル60は巻心(ボビン)6
1の周囲に導線を所定に巻回し、通電加熱によって導線
相互の接着を図り矩形を形成してなる。
【0051】この場合も、矩形平面状コイル60間はプ
リント配線基板62に設けた配線パターンを介して、電
気的に直列に、かつ各矩形平面状コイルに同方向の電流
が流れるように接続している。矩形平面状コイル60と
プリント配線基板62との結合は接着材63により行っ
た。
【0052】さらに、矩形平面状コイルの上面は絶縁層
例えば、エポキシ樹脂、フッソ樹脂等で被覆してなる。
【0053】板状のプレート3はMn−Zn系、Ni−
Zn系などの酸化物軟質磁性材料(フェライト)や、C
o系、Fe系等のアモルファス合金、アモルファス合金
を結晶化させた超微細組織を持つ軟磁性体、珪素鋼、パ
ーマロイセンダスト等の金属軟磁性材料等を任意に用い
てよい。
【0054】勿論、プラスチック部材としてよいことは
言うまでもない。プラスチック部材としてはポリエステ
ル樹脂、ナイロン、フッ素、エポキシ、ポリスチレン、
ポリプロピレン等の任意部材としてよい。
【0055】プレート3の厚さ寸法は10μm〜500
μmが好ましい。枠体1の構成部材についても任意で、
強磁性材料またはプラスチック等で平面状融着コイルの
厚さ寸法と同等以上とした。
【0056】球状磁石4は球状の磁性部材内に円筒状磁
石を埋設してなる。磁性部材としては任意の部材として
よい。例えば、合成樹脂バインダに磁性粉を配合・成形
した樹脂製マグネット、またはMn−Al系、Mn−Z
n系等のフェライト、Co系、Fe系等のアモルファス
合金、アモルファス合金を結晶化させた超微細組織を持
つ軟磁性体、珪素鋼、パーマロイセンダスト等の金属軟
磁性材料等任意部材としてよい。図1の実施例では球状
磁石の外径寸法を約10mm〜15mmとした。
【0057】磁石の外形は球状に限るものでなく、図4
に示すごとく円盤形磁石7A,円錐形の底面を接合した
棒状磁石7B、円筒形の棒状磁石7C、直方体の棒状磁
石7Dなど転動、または摺動可能な任意の形状とすれば
よい。
【0058】円盤形磁石7Aの場合は円形を等分割して
N極とS極をそれぞれ交互に形成した磁石とした。ま
た、摺動を容易にするため底面、上面などにフッ素樹脂
などの樹脂部材をコーティングした。なお、円盤形磁石
7Aの磁極は厚み方向にN極とS極を配設するようにし
てもよい。
【0059】さらに、球状磁石を形成するもう一つ手段
を図3に示す。この場合の集合一体化磁石7は球状を等
分割した扇形体を形成し、該扇形体にN極とS極を形成
したのち、接着材による接合などの手段により一体化し
てなる。
【0060】次に、ハウジング5は樹脂射出成形または
金属射出成形等により構成される。円筒、角筒、楕円筒
など任意の形状の筒状体または有底容器等としてよい。
また、図1の二点鎖線で示すように球面または円筒面等
としてよい。
【0061】球面または円筒面の内いずれか一方とする
ことによりハウジング5自体の自励振動(揺動)を可能
にする。このことはわずかな振動や傾きによってハウジ
ング5は自励振動(揺動)が可能で、発電能力が向上す
る。
【0062】以上のように本発明の実施の形態1におけ
る発電装置は、ハウジングを振動(揺動)させたり傾け
たり、または電子機器に組み込んで人が持ち運びするこ
とにより発電を可能にする。その結果、電子機器に内蔵
した乾電池の寿命を延ばす、または乾電池を不要にす
る。
【0063】(実施の形態2)図7は本発明の実施の形
態2における発電装置の平面図を示す。この場合の発電
装置200は基本的には実施の形態1における発電装置
100と同一構成である。異なる構成は、平面状コイル
2の直上に十字型の仕切板76を設け、4個の磁石74
をそれぞれ独立して転動可能に搭載した点である。該構
成により磁石1個の場合に較べ起電力が増加する。
【0064】平面状融着コイル、磁石の外形、ハウジン
グ等の構成は実施の形態1と同様に実施すればよい。ま
た、この場合も上記発電ユニットを3段に積層してな
る。
【0065】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3における発電装置の概念の断面図を示す。この場合
の発電装置300は実施の形態1における発電装置10
0に較べて発電コイルの配置と形状が異なる。
【0066】図8において、符号82は円筒コイル、8
4は球状磁石、85はハウジング、86は蓋体を示す。
【0067】ハウジング85は円筒等の筒状の有底容器
をなし、底部が凸面たとえば球面や円錐面87を有す
る。該円錐面87上に球状磁石84を載置してなる。ま
た、球状磁石84がハウジング85外へとび出ないよう
蓋体86によって蓋をしている。円錐面87上の球状磁
石84は当然のことながら、該球状磁石84を包囲する
円筒コイル82内面側と常に接っするごとく作用する。
【0068】前記円筒コイル82は融着性絶縁導線を巻
線し、通電固着したものである。円筒コイル82内面側
には樹脂部材たとえばフッ素樹脂、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、またはフッ素ゴム、ブチルゴムなどを塗布
し、コイル表面を被覆し保護している。
【0069】ハウジング85は樹脂成形により構成され
る。円筒、角筒、楕円筒など任意の形状の筒状体として
よい。また、ハウジングの底部を錐面とせずフラットに
することは任意である。
【0070】さらに実施の形態1における図7のよう
に、円錐面87上に仕切板を設け(図示せず。)、複数
個の球状磁石84をそれぞれ独立して転動可能に搭載す
るようにしてもよい。
【0071】なお、磁石の外形は球状に限るものでな
く、実施の形態1と同様、円盤型、棒状など任意の形状
としてよいことは言うまでもない。さらに、円筒コイル
82についても単体で作製することの他に、複数個の巻
回コイルを直列に接合した集合一体化コイルとしてよ
い。さらに、ハウジングの底面を図1の二点鎖線で示す
ように球面または円筒面としてよいことも同様である。
また、この場合も上記発電ユニットを3段に積層してな
る。
【0072】上記構成の発電装置も、ハウジングを振動
(揺動)させたり傾けたり、または電子機器に組み込ん
で人が持ち運びすることにより発電を可能にする。ま
た、電子機器に内蔵した乾電池の寿命を延ばす、または
乾電池を不要にする。
【0073】(実施の形態4)図9は本発明の実施の形
態4における発電装置の概念の断面図を示す。この場合
の発電装置400は基本的には実施の形態1における発
電装置100と同一構成である。実施の形態1と異なる
点は、平面状コイルが球面97または円筒面の内いずれ
か一方の湾曲面を備え、該板状融着コイル92上に球形
磁石94を転動可能に搭載したことを特徴とする。
【0074】板状融着コイル92の磁石受け面を球面9
7または円筒面の内いずれか一方の湾曲面とすることに
より、搭載した球形磁石94は自励転動が可能になる。
即ち、振動する。
【0075】勿論、ハウジング95の底面を図1の二点
鎖線で示すように、円筒面または球面とすることにより
ハウジング95自体の自励振動(揺動)を可能にする。
【0076】球形磁石94の固有振動数は磁石の半径、
質量、球面または円筒面の曲率半径によって決まる。ハ
ウジング95の固有振動数もハウジングの底面曲率半
径、質量等によって決まる。
【0077】球面または円筒面を備えた板状融着コイル
92の作製は、平面状融着コイルを形成したのち、加
熱、押圧成形すればよい。なお当然のとながら、球面ま
たは円筒面は所定の樹脂部材で被覆してなる。また、板
状融着コイル92を強磁性体からなるプレート93で挟
持する構成としてもよい。
【0078】なお、磁石の形状は球体の他に円筒体など
任意に実施してよい。磁石が円筒体の場合、板状コイル
の受け面は円筒面とするのが望ましい。
【0079】上記構成によりわずかな振動や傾きによっ
て球形磁石94は自励転動(振動)が可能となる。ま
た、ハウジング自体の揺動が長く持続し発電能力が向上
する。なお、この場合も上記発電ユニットを3段に積層
してなる。
【0080】(実施の形態5)図10は本発明の実施の
形態5における発電装置の概念の断面図を示す。この場
合の発電装置500は基本的には実施の形態4における
発電装置400と同一構成である。
【0081】実施の形態5における発電装置500は実
施の形態4で説明した発電装置、即ち、湾曲面を備えた
板状コイル上に磁石を転動または摺動可能に搭載したハ
ウジング95Aを、弾性体たとえばコイルバネ117で
揺動可能(自励振動可能)に支持したことを特徴とす
る。
【0082】上記構成によりわずかな振動や傾きによっ
てハウジング95Aは自励揺動(即ち、振動する。)が
可能で、ハウジングの揺動が長く持続し発電能力が向上
する。
【0083】なお、ハウジングを振動させたり傾かせた
りする動力は、人力や人の歩行の他に、風力や波動も可
能である。
【0084】図11は実施の形態5におけるもう一つの
発電装置の概念の断面図を示す。この場合の発電装置6
00は、コイルバネ117に代え、板バネ107により
ハウジング105を片持ち支持し、ハウジングを揺動可
能(自励振動可能)に構成した。
【0085】この場合の固有振動数は板バネの断面係
数、板バネの長さ、ハウジングの質量などによって決ま
る。
【0086】なお、ハウジングを支持する弾性体はコイ
ルバネや板バネに限るものでなく任意の部材、手段とし
てよいことは言うまでもない。例えば、樹脂やゴム部材
からなる棒状部材、または筒状部材などとしてよい。
【0087】上記構成によりわずかな振動や傾きによっ
てハウジング105は自励揺動(振動)が可能で、ハウ
ジングの揺動が長く持続し発電能力が向上する。
【0088】また、ハウジングを振動させたり傾かせた
りする動力は、人力や人の歩行の他に、風力や波動も可
能である。
【0089】(実施の形態6)図12は本発明の実施の
形態6におけるリモートコントローラの要部外観斜視
図、図13はリモートコントローラの回路ブロック構成
図を示す。
【0090】図12において、リモートコントローラ1
01は樹脂成形してなる筐体(キャビネット)内に所定
の電子機器制御回路と、スイッチ接点部と、赤外線発光
部と、電源用二次電池(いずれも図示せず。)と、実施
の形態1〜5で述べた自己発電装置の内いずれか一つを
内蔵している。
【0091】また、筐体の外面には太陽電池102と各
種制御スイッチ、たとえばスイッチ103などを備えて
いる。前記太陽電池102は電源用二次電池を充電する
ものである。
【0092】上記構成において、リモートコントローラ
を操作したり、手に持って歩く、またはリモートコント
ローラを意識的に揺動させることにより、例えば、前記
発電装置100が起電力を発生して発電をおこなうこと
になる。
【0093】発電装置100で得られた発電出力は図1
3に示す整流回路37によって直流に変換され、二次電
池13を充電することになる。
【0094】二次電池13の充電が終了してもなお整流
回路37を介して発電出力が供給されると、余剰な過電
流防止回路39によって放電されることになる。
【0095】また、電圧制御回路38に余剰の電圧が加
わった場合においても、余剰の電圧は過電流防止回路3
9によって消耗されるようになっている。
【0096】そして、リモートコントローラ101の制
御回路(図示せず。)は二次電池13からの電力によっ
て、電圧制御回路38を介して駆動される。
【0097】このように本発明のリモートコントローラ
は、操作したり、手に持って歩く、または意識的に揺動
させることにより、自動的に発電できるとともに、二次
電池13に蓄積された電力がリモートコントローラの駆
動を可能にする。即ち、電源を構成する従来の乾電池を
不要にする。
【0098】なお、上記発電装置に加えて、太陽電池を
併せて備えた構成としてよいことは言うまでもない。勿
論、従来の乾電池を併設してもよい。
【0099】図14は本発明の実施の形態6におけるも
う一つの携帯情報端末の要部外観斜視図、図15は携帯
情報端末の回路ブロック構成図を示す。
【0100】図14において、符号141は携帯情報端
末、142はディスプレイ部(液晶)、143はキーボ
ード、144はキャビネットに内蔵した発電装置、14
5は充電回路部、146はバッテリーを示す。
【0101】この場合の発電装置144も実施の形態1
〜5で述べた発電装置の内いずれか一つで構成してな
る。そして、携帯情報端末を操作したり、手に持って歩
く、または携帯情報端末を意識的に揺動させることによ
り、前記発電装置144が起電力を発生して発電をおこ
なうことになる。
【0102】なお、実施の形態1〜5で述べた発電装置
を内蔵してなる電子機器としては、PC、WP、電子ブ
ック等の携帯情報端末の他に、携帯電話,PHS等の移
動体通信など任意の電子機器としてよいことは言うまで
もない。
【0103】このように本発明の電子機器は、振動や傾
きによって自動的に発電できるとともに、二次電池13
に蓄積された電力が電子機器の駆動を可能にする。即
ち、電源を構成する従来の乾電池を不要にする。
【0104】(実施の形態7)図16は本発明の実施の
形態7における発電装置の概念の断面図を示す。図16
において符号165はハウジング、166は蓋体、70
0は発電装置を示す。この場合の発電装置700は基本
的には実施の形態1における発電装置100と同一構成
である。また、この場合も上記発電ユニットを3段に積
層してなる。
【0105】異なる構成は、平面状コイル2を対向配置
した点である。球状磁石4は底面側に配置した平面状コ
イル上に転動可能に搭載されてなる。天面側に配置した
平面状コイルとは所定の隙間を設けてなる。なお、当然
のことながら、底面側と天面側に配置した平面状コイル
が相互に干渉しないようコイルを接続したり、隣接する
発電ユニットとの間隔を所望に設定してなる。
【0106】該構成により平面状コイル1個の場合に較
べ起電力が増加する。平面状コイル、磁石の外形、ハウ
ジング等の構成は実施の形態1と同様に実施すればよ
い。
【0107】なお、実施の形態1〜6においても実施の
形態7と同様、底面側に配置した板状コイルに対向させ
て平面状コイルまたは板状コイル等を配置してよいこと
は言うまでもない。
【0108】
【発明の効果】以上のように本発明は、わずかな振動や
傾きによって自己発電が可能である。また、発電装置を
振動させたり傾かせたりする動力は、人力や人の歩行の
他に、風力や波動も可能である。
【0109】その結果、電子機器の制御回路を駆動する
乾電池の寿命を延ばす、または乾電池を不要にする。ま
た、災害時の使用を可能にする。また、乾電池の使用量
を低減し地球環境保全を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における発電装置の概念
を示す断面図
【図2】図1の発電装置を構成する発電コイルユニット
の分解斜視図
【図3】図1の構成に用いる集合一体化磁石の平面図
【図4】図1の構成に用いる各種磁石の斜視図
【図5】集合型円形平面状コイルの斜視図
【図6】集合型矩形平面状コイルの斜視図
【図7】本発明の実施の形態2における発電装置の平面
【図8】本発明の実施の形態3における発電装置の概念
の断面図
【図9】本発明の実施の形態4における発電装置の概念
を示す断面図
【図10】実施の形態5における発電装置の概念の断面
【図11】実施の形態5におけるもう一つの発電装置の
概念の断面図
【図12】本発明の実施の形態6におけるリモートコン
トローラの要部外観斜視図
【図13】図12の回路ブロック構成図
【図14】本発明の実施の形態6におけるもう一つの携
帯情報端末の要部外観斜視図
【図15】携帯情報端末の回路ブロック構成図
【図16】本発明の実施の形態7における発電装置の概
念の平面図
【符号の説明】
1,91 枠体 1a 穴 1b 通路部 2 平面状融着コイル 3,73,93 プレート 4,74,84,94 磁石(マグネット) 5,75,85,95,5A,105 ハウジング 6,86,96,6A,106 蓋体 7 集合一体化磁石 7A 円盤形磁石 7B,7C,7D 棒状磁石 7A1 フッ素樹脂 15 発電コイルユニット 20 扇形平面状コイル 21,61 巻心(ボビン) 22 穴 23,62 プリント配線基板 30 集合型円形平面状コイル 31 集合型矩形平面状コイル 63 接着材 76 仕切板 82 円筒コイル 92 板状融着コイル 97,98 球面 101 リモートコントローラ(リモコン) 102 太陽電池 103 スイッチ 107 板バネ(弾性体) 117 コイルバネ(弾性体) 108,118 キャビネット 100,144,200,300,400,500,6
00,700 発電装置 141 携帯情報端末 142 ディスプレイ部 143 キーボード 145 充電回路部 146 バッテリー

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状コイル上に磁石を転動または摺動
    可能に搭載してなる発電ユニットを、積層したことを特
    徴とする発電装置。
  2. 【請求項2】 磁石の外形を球体または楕円体または円
    筒体または直方体または円盤型の内いずれか一つとした
    ことを特徴とする請求項1記載の発電装置。
  3. 【請求項3】 平面状コイルと磁石を収納するハウジン
    グの底面を、円筒面または球面の内いずれか一方とした
    ことを特徴とする請求項2記載の発電装置。
  4. 【請求項4】 扇形の平面状コイルを複数個円形に配列
    して集合形円形平面状コイルを形成し、該集合形円形平
    面状コイル上に磁石を転動または摺動可能に搭載してな
    る発電ユニットを、積層したことを特徴とする発電装
    置。
  5. 【請求項5】 矩形の平面状コイルを複数個配列して集
    合形矩形平面状コイルを形成し、該集合形矩形平面状コ
    イル上に磁石を転動または摺動可能に搭載してなる発電
    ユニットを、積層したことを特徴とする発電装置。
  6. 【請求項6】 平面状コイル上に複数個の磁石を個々に
    独立して転動または摺動可能に搭載にしてなる発電ユニ
    ットを、積層したことを特徴とする発電装置。
  7. 【請求項7】 球面または円筒面の内いずれか一方の湾
    曲面を備えた板状コイル上に磁石を転動または摺動可能
    に搭載してなる発電ユニットを、積層したことを特徴と
    する発電装置。
  8. 【請求項8】 円筒状コイル内に磁石を転動または摺動
    可能に配置してなる発電ユニットを、積層したことを特
    徴とする発電装置。
  9. 【請求項9】 磁石を球体または楕円体または円筒体ま
    たは直方体または円盤形の内いずれか一つとしたことを
    特徴とする請求項8記載の発電装置。
  10. 【請求項10】 円錐面または球面の内いずれか一方の
    上に磁石を搭載してなることを特徴とする請求項9記載
    の発電装置。
  11. 【請求項11】 円筒状コイル内に複数個の磁石を個々
    に独立して転動または摺動可能に配置してなる発電ユニ
    ットを、積層したことを特徴とする発電装置。
  12. 【請求項12】 平面状コイル上に磁石を転動または摺
    動可能に搭載した発電ユニットを積層し、弾性体で揺動
    可能に支持したことを特徴とする発電装置。
  13. 【請求項13】 弾性体をコイルバネまたは板バネまた
    は棒状体の内いずれか一方としたことを特徴とする請求
    項13記載の発電装置。
  14. 【請求項14】 平面状コイルを対向配置し、該対向す
    る平面状コイル間に磁石を転動または摺動可能に搭載し
    てなる発電ユニットを、積層したことを特徴とする発電
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の発電装置を備えたこ
    とを特徴とする電子機器。
  16. 【請求項16】 電子機器を携帯情報端末または移動体
    通信またはリモートコントローラの内いずれか一つとし
    たたことを特徴とする請求項15に記載の電子機器。
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