JPH10142021A - 熱式質量流量計 - Google Patents

熱式質量流量計

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JPH10142021A
JPH10142021A JP8302589A JP30258996A JPH10142021A JP H10142021 A JPH10142021 A JP H10142021A JP 8302589 A JP8302589 A JP 8302589A JP 30258996 A JP30258996 A JP 30258996A JP H10142021 A JPH10142021 A JP H10142021A
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JP
Japan
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heat
fluid
generating
thermal mass
flow
Prior art date
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Application number
JP8302589A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ito
好弘 伊藤
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EE D KK
GAS MITSUKUSU KOGYO KK
Original Assignee
EE D KK
GAS MITSUKUSU KOGYO KK
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Publication date
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Priority to JP8302589A priority Critical patent/JPH10142021A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度であると共に制作コストを低減でき、
一方で、応答速度の速い熱式質量流量計を提供する。 【解決手段】 流れに平行におかれた検出部の、加熱部
を挾む温度測定点を、上流側と下流側との、ほぼ等距離
すると共にそれら加熱部と温度測定部を高熱伝導体で連
結し、これらを一体とした。更にそれら一体のものを上
流側、下流側2個のヒートパイプ6a,6bに連結し更
に外部の熱シンクに接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱式質量流量計に係り、
特に、流管中の質量流量をバイパスを設置すること無
く、大流量から小流量の測定に、手軽かつ廉価で使用で
きる応答性の良い挿入形熱式質量流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱式流量計は概略、非線形特性の
風速計、境界層流量計、又はバイパスを持った、ほぼ線
形特性の層流式細管型熱式質量流量計である。流量計の
特性は当然,線形が望ましく非線形の流量計は何等かの
方法で利用のしやすい線形に直線化しているのが現状で
ある。
【0003】現在一番使用量の多い熱式質量流量計は汚
れに弱い細管形で有るが、これらは半導体製造装置、液
晶製造装置等に数多く使用されている。上記装置産業に
おいて数多く使用されている理由は、流体の接する流路
や各装置の清浄度が極端に重視されている結果、細管形
熱式質量流量計の欠点である、バイパスや検出部の一部
である、細管部の汚れ等による精度の悪化を考慮する必
要がないからである。
【0004】一般用途としては、これら特異な清浄度を
保つ事は技術的、経済的にも困難で、その様な必要もな
い。しかも、この様な一般的な用途に的した熱式質量流
量計は余り多くない。又存在していても、極端な非線形
で、応答速度も遅いのが実情であり、普及の少ない原因
もそこにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】流量測定は必ずしも清
浄な状態で使用されるとは限らない。大流量の測定に必
ずしも、バイパス形の熱式質量流量計は適当とは考えら
れない。しかも構造や流路の形状を複雑にして高価な商
品を作る必要もない。同一の精度で使用できるなら、廉
価で構造の簡単なものが必要である事は言うまでもな
い。従来の挿入形の熱式質量計の普及を阻む最大原因
は、応答速度、極端な非線形、高価が上げられる。
【0006】一般的には細管形熱式流量計の検出部に使
用されいて流体加熱と、その加熱された流体の移動にと
もなう温度変化を測定することにより流量計測を行って
いる。但し加熱源は流管の外におかれている。従って、
本発明にあっては、流量特性が出来る限り線形で、応答
が早い挿入形熱式質量流量計を実現する為に細管形熱式
流量計の原理とほぼ同じ、状況を直接、主流の管内で行
おうとするものである。
【0007】そこで、請求項1記載の発明の課題は、高
精度であると共に制作コストを低減でき、一方で、応答
速度の速い熱式質量流量計を提供する点にある。請求項
2、3、4及び5記載の発明にあっては、請求項1記載
の発明の効果に加えて、検出部の部品点数を低減するこ
とが可能な質量熱式流量計を提供する点にある。
【0008】請求項6記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、上記ヒートパイプを加熱源
としてではなく、冷却源として使用する熱式質量流量計
を提供する点にある。以上のような課題解決のため、請
求項1記載の発明にあっては、流体の流路途中に発熱体
を配置し、流体の温度変化と流体の質量流量の関係に基
づき流量を計測する熱式質量流量計において、被測定流
体の流路の上流側と下流側において、流路中に直接配設
される、一対の発熱兼感熱抵抗体3a,3bと、これら
一対の発熱兼感熱抵抗体3a,3bは夫々、ヒートパイ
プ6a,6bに接続されていることを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明にあっては、検
出部の発熱体取付け部の上流側に設置された発熱兼感熱
抵抗体3aと下流側に設置された発熱兼感熱抵抗体3b
とを挾む両端の各々がヒートパイプ6a,6bで保持さ
れたことを特徴とする。また、請求項3記載の発明にあ
っては、被測定流体が周囲を流れる流路において検出部
の中心に置かれた発熱部を上記ヒートパイプヒートパイ
プ6a,6bにより外部より直接加熱することを特徴と
する。
【0010】また、請求項4記載の発明にあっては、被
測定流体が周囲を流れる流路において検出部の中心に置
かれた発熱部と、それを挾んだ感熱部を有し更にその両
端にヒートパイプ6a,6bを取付けたことを特徴とす
る。また、請求項5記載の発明にあっては、上記ヒート
パイプ6a,6bを冷却源として使用することを特徴と
する。
【0011】また、請求項6記載の発明にあっては、被
測定流体が周囲を流れる流路において検出部の中心から
上流側、下流側にほぼ同一寸法の点に感熱部を有し更に
その両端にヒートパイプ6a,6bを取付けたことを特
徴とする。従って、請求項1乃至6記載の発明にあって
は、外部から与えられる温度(熱量)により、流体の移
動が引き起こす熱傾斜を積極的に利用するために、従来
用いられていた挿入型の流量計にあっては開示されてい
ない、ヒートシンク部分にヒートパイプを設け、流管中
のしかも検出部に設置したことにより、流量が流れた時
そのエネルギーの変動を正確、かつ敏速に測定すること
が可能となる。
【0012】また、請求項1乃至6記載の発明にあって
は、前記のヒートパイプを使用したことにより、発熱部
からの熱拡散が大きくなることと同時に流管中に置かれ
た加熱源から無駄な熱放散により流体の温度を高めるこ
ともなく、時定数も小さくなり応答速度は格段に早くな
る、という効果を奏する。また、ヒートパイプが加熱
源、温度測定点の外側に設置され、共通の熱シンクに接
続される事で、検出部両端の整合が簡単に且つ正確に行
われる、という効果をも奏する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を添付図
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態に
係る熱式質量流量計の正面の断面図である。熱伝導素材
2に巻き付けられ直列に接続された発熱抵抗兼検出体3
a・3bは外筒1に覆われている。更にその両端はヒー
トパイプ6a,6bの一端に接続されいる。
【0014】ヒートパイプ6a,6bの他端は保持金具
4をへて熱シンク13a,13bに接続される事で一つ
のループを作っている。又、結ばれた発熱抵抗兼検出体
3a,3bの中間点に導線8が接続され、更にその発熱
抵抗兼検出体3a,3bの他端は各々導線7,9に接続
されている。これら導線は加熱源と温度検出部で構成す
るブリッジ回路の一端となっている。図6は検出部1の
上流側と下流側の温度差を検出する方法を示し、発熱抵
抗兼検出体3a,3bの各々の抵抗値をR1,R2とす
ると、この抵抗値は他の一対の固定抵抗R3,R4とで
ブリッジ回路を構成している。
【0015】ブリッジ回路には定電流源18からの電流
Iが流れ発熱抵抗兼検出体3a,3bによって、検出部
1は流体温度よりも(設定値)一定値だけ温度が上昇し
た状態となる。上記の構成のものを組み込んだ形が図3
である。図3において、流量が零の時はブリッジがバラ
ンスして不平衡電圧は零である。流量が流れ始めると検
出部1の発熱抵抗兼検出体3a,3bで発生した熱は流
体移動に伴い、発熱抵抗兼検出体3a側から発熱抵抗兼
検出体3b側に移動をする。 即ち、この際に、全体と
して下流側に温度の移動が起こり、その結果発熱抵抗兼
検出体3aの温度は低下し発熱抵抗兼検出体3bの温度
は上昇することとなる。この温度変化によって抵抗R1
抵抗R2が変化し、結果ブリッジ回路は不平衡となり、
この不平衡電圧は作動増幅器19の出力として取り出さ
れる。この出力は、ほぼ流速に比例している。
【0016】2図に別の事例を示す。1図において、検
出体として、発熱兼感温抵抗体3a,3bを使用した
が、この方法に変えて、発熱体として単独に加熱用ヒー
トパイプ14および加熱源として発熱部17を接続し
た。温度計測の手段として、熱電対12a,12bを配
しその起電力の差を測定することで流量を測定すること
とした。
【0017】この構成は、特に、検出部の部品の低減お
よび配線の低減に有効で有る。図示しないが、2図にお
ける加熱源とヒートパイプに変えて、電力による加熱源
を熱伝導素材2の中心に付設した。この場合にあって
も、効果、現象として何等変わる事なく流量の計測が可
能である。事例では、主に検出部を加熱する事で、説明
してきたが加熱源に変えて、冷却源をヒートパイプに取
り付けた場合も検出部1に熱傾斜を与える事となり、加
熱源同様、温度を測定することで流量の測定が可能とな
る。
【0018】本旨は検出器1を挾んでその両端にヒート
パイプの取付は原則を原則としている。検出器1に取り
付けられた温度測定のための配線や加熱の為の配線の支
柱の数量、支柱の位置はいろいろ考え得る。又図中にお
いては、熱シンク13a,13bと分離して図示してい
るが、外部加熱装置を含めて、それらを一体の形にして
も問題はない。又検出部の構造を総て左右対称に製作出
来るため流量方向は問わない。
【0019】
【発明の効果】請求項1乃至6記載の発明にあっては、
外部から与えられる温度(熱量)により、流体の移動が
引き起こす熱傾斜を積極的に利用するために、従来用い
られていた挿入型の流量計にあっては開示されていな
い、ヒートシンク部分にヒートパイプを設け、流管中の
しかも検出部に設置したことにより、流量が流れた時そ
のエネルギーの変動を正確、かつ敏速に測定することが
可能となる。
【0020】更に、請求項1乃至6記載の発明にあって
は、前記のヒートパイプを使用したことにより、発熱部
からの熱拡散が大きくなることと同時に流管中に置かれ
た加熱源から無駄な熱放散により流体の温度を高めるこ
ともなく、時定数も小さくなり応答速度は格段に早くな
る、という効果を奏する。また、ヒートパイプが加熱
源、温度測定点の外側に設置され、共通の熱シンクに接
続される事で、検出部両端の整合が簡単に且つ正確に行
われる、という効果をも奏する。
【0021】従って、若干の非線形ではあるものの、そ
れを補う応答速度の改善、広い測定範囲、比較的廉価な
挿入形熱式質量流量計の実現が可能になった。更に、請
求項2、3、4又は5記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、検出部の部品点数を低減す
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱式質量流量計の一実施の形態で
あって、検出部の構成の一例を示す図である。
【図2】本発明に係る熱式質量流量計の他の実施の形態
であって、検出部の構成の一例を示す図である。
【図3】本発明による検出部を流体が内部を流れる配管
に組込んだ場合を示す側面図である。
【図4】本発明による検出部を流体が内部を流れる配管
に組込んだ場合を示す側面図である。
【図5】本発明に係る熱式質量流量計の他の実施の形態
であって、検出部の構成の一例を示す図である。
【図6】本発明に係る熱式質量流量計に適用される電気
回路図である。
【符号の説明】
1 検出部 2 発熱
体取付け部 3a,3b 発熱兼感熱抵抗体 4 流路
への取付部 5a,5b 支持柱 6a,6b ヒー
トパイプ 7 発熱兼感熱抵抗体3aの一端 8 発熱兼感熱抵抗体3aと3bを繋いだ
中間点 9 発熱兼感熱抵抗体3bの一端 10 熱電対の導線 11 熱電対の導線 12a,12b 熱電対部 13a,13b 熱シンク(ヒートシンク) 14 加熱用ヒートパイプ 15 配管部 16 検出部の配管に挿入された部分と同じ
形状の物体 17 加熱源 18 定電流源 19 差動増幅器
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月7日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱式質量流量計に係り、
特に、流管中の質量流量をバイパスを設置すること無
く、大流量から小流量の測定に、手軽かつ廉価で使用で
きる応答性の良い挿入形熱式質量流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱式流量計は概略、非線形特性の
風速計、境界層流量計、又はバイパスを持った、ほぼ線
形特性の層流式細管型熱式質量流量計である。流量計の
特性は当然,線形が望ましく非線形の流量計は何等かの
方法で利用のしやすい線形に直線化しているのが現状で
ある。
【0003】現在一番使用量の多い熱式質量流量計は汚
れに弱い細管形で有るが、これらは半導体製造装置、液
晶製造装置等に数多く使用されている。上記装置産業に
おいて数多く使用されている理由は、流体の接する流路
や各装置の清浄度が極端に重視されている結果、細管形
熱式質量流量計の欠点である、バイパスや検出部の一部
である、細管部の汚れ等による精度の悪化を考慮する必
要がないからである。
【0004】一般用途としては、これら特異な清浄度を
保つ事は技術的、経済的にも困難で、その様な必要もな
い。しかも、この様な一般的な用途に的した熱式質量流
量計は余り多くない。又存在していても、極端な非線形
で、応答速度も遅いのが実情であり、普及の少ない原因
もそこにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】流量測定は必ずしも清
浄な状態で使用されるとは限らない。大流量の測定に必
ずしも、バイパス形の熱式質量流量計は適当とは考えら
れない。しかも構造や流路の形状を複雑にして高価な商
品を作る必要もない。同一の精度で使用できるなら、廉
価で構造の簡単なものが必要である事は言うまでもな
い。従来の挿入形の熱式流量計の普及を阻む最大原因
は、応答速度、極端な非線形、高価が上げられる。
【0006】一般的には細管形熱式流量計の検出部に使
されていて流体加熱と、その加熱された流体の移動に
ともなう温度変化を測定することにより流量計測を行っ
ている。但し加熱源は流管の外におかれている。従っ
て、本発明にあっては、流量特性が出来る限り線形で、
応答が早い挿入形熱式質量流量計を実現する為に細管形
熱式流量計の原理とほぼ同じ、状況を直接、主流の管内
で行おうとするものである。
【0007】そこで、請求項1記載の発明の課題は、高
精度であると共に制作コストを低減でき、一方で、応答
速度の速い熱式質量流量計を提供する点にある。請求項
2、3、4及び5記載の発明にあっては、請求項1記載
の発明の効果に加えて、検出部の部品点数を低減するこ
とが可能な質量熱式流量計を提供する点にある。
【0008】請求項6記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、上記ヒートパイプを加熱源
としてではなく、冷却源として使用する熱式質量流量計
を提供する点にある。以上のような課題解決のため、請
求項1記載の発明にあっては、流体の流路途中に発熱体
を配置し、流体の温度変化と流体の質量流量の関係に基
づき流量を計測する熱式質量流量計において、被測定流
体の流路の上流側と下流側において、流路中に直接配設
される、一対の発熱兼感熱抵抗体3a,3bと、これら
一対の発熱兼感熱抵抗体3a,3bは夫々、ヒートパイ
プ6a,6bに接続されていることを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明にあっては、検
出部の発熱体取付け部の上流側に設置された発熱兼感熱
抵抗体3aと下流側に設置された発熱兼感熱抵抗体3b
とを挾む両端の各々がヒートパイプ6a,6bで保持さ
れたことを特徴とする。また、請求項3記載の発明にあ
っては、被測定流体が周囲を流れる流路において検出部
の中心に置かれた発熱部を上記ヒートパイプヒートパイ
プ6a,6bにより外部より直接加熱することを特徴と
する。
【0010】また、請求項4記載の発明にあっては、被
測定流体が周囲を流れる流路において検出部の中心に置
かれた発熱部と、それを挾んだ感熱部を有し更にその両
端にヒートパイプ6a,6bを取付けたことを特徴とす
る。また、請求項5記載の発明にあっては、被測定流体
が周囲を流れる流路において検出部の中心から上流側、
下流側にほぼ同一寸法の点に感熱部を有し更にその両端
にヒートパイプ6a,6bを取付けたことを特徴とす
る。
【0011】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記ヒートパイプ6a,6bを冷却源として使用すること
を特徴とする。従って、請求項1乃至6記載の発明にあ
っては、外部から与えられる温度(熱量)により、流体
の移動が引き起こす熱傾斜を積極的に利用するために、
従来用いられていた挿入型の流量計にあっては開示され
ていない、ヒートシンク部分にヒートパイプを設け、流
管中のしかも検出部に設置したことにより、流量が流れ
た時そのエネルギーの変動を正確、かつ敏速に測定する
ことが可能となる。
【0012】また、請求項1乃至6記載の発明にあって
は、前記のヒートパイプを使用したことにより、発熱部
からの熱移動が大きくなることと同時に流管中に置かれ
た加熱源から無駄な熱放散により流体の温度を高めるこ
ともなく、時定数も小さくなり応答速度は格段に早くな
る、という効果を奏する。また、ヒートパイプが加熱
源、温度測定点の外側に設置され、共通の熱シンクに接
続される事で、検出部両端の整合が簡単に且つ正確に行
われる、という効果をも奏する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を添付図
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態に
係る熱式質量流量計の正面の断面図である。熱伝導素材
2に巻き付けられ直列に接続された発熱抵抗兼検出体3
a・3bは外筒1に覆われている。更にその両端はヒー
トパイプ6a,6bの一端に接続されいる。
【0014】ヒートパイプ6a,6bの他端は保持金具
4をへて熱シンク13a,13bに接続される事で一つ
のループを作っている。又、結ばれた発熱抵抗兼検出体
3a,3bの中間点に導線8が接続され、更にその発熱
抵抗兼検出体3a,3bの他端は各々導線7,9に接続
されている。これら導線は加熱源と温度検出部で構成す
るブリッジ回路の一端となっている。図6は検出部1の
上流側と下流側の温度差を検出する方法を示し、発熱抵
抗兼検出体3a,3bの各々の抵抗値をR1,R2とす
ると、この抵抗値は他の一対の固定抵抗R3,R4とで
ブリッジ回路を構成している。
【0015】ブリッジ回路には定電流源18からの電流
Iが流れ発熱抵抗兼検出体3a,3bによって、検出部
1は流体温度よりも(設定値)一定値だけ温度が上昇し
た状態となる。上記の構成のものを組み込んだ形が図3
である。図3において、流量が零の時はブリッジがバラ
ンスして不平衡電圧は零である。流量が流れ始めると検
出部1の発熱抵抗兼検出体3a,3bで発生した熱は流
体移動に伴い、発熱抵抗兼検出体3a側から発熱抵抗兼
検出体3b側に移動をする。即ち、この際に、全体とし
て下流側に温度の移動が起こり、その結果発熱抵抗兼検
出体3aの温度は低下し発熱抵抗兼検出体3bの温度は
上昇することとなる。この温度変化によって抵抗R1抵
抗R2が変化し、結果ブリッジ回路は不平衡となり、こ
の不平衡電圧は作動増幅器19の出力として取り出され
る。この出力は、ほぼ流速に比例している。
【0016】2図に別の事例を示す。1図において、検
出体として、発熱兼感温抵抗体3a,3bを使用した
が、この方法に変えて、発熱体として単独に加熱用ヒー
トパイプ14および加熱源として発熱部17を接続し
た。温度計測の手段として、熱電対12a,12bを配
しその起電力の差を測定することで流量を測定すること
とした。
【0017】この構成は、特に、検出部の部品の低減お
よび配線の低減に有効で有る。図示しないが、2図にお
ける加熱源とヒートパイプに変えて、電力による加熱源
を熱伝導素材2の中心に付設した。この場合にあって
も、効果、現象として何等変わる事なく流量の計測が可
能である。事例では、主に検出部を加熱する事で、説明
してきたが加熱源に変えて、冷却源をヒートパイプに取
り付けた場合も検出部1に熱傾斜を与える事となり、加
熱源同様、温度を測定することで流量の測定が可能とな
る。
【0018】本旨は検出器1を挾んでその両端にヒート
パイプの取付を原則としている。検出器1に取り付けら
れた温度測定のための配線や加熱の為の配線の支柱の数
量、支柱の位置はいろいろ考え得る。又図中において
は、熱シンク13a,13bと分離して図示している
が、外部加熱装置を含めて、それらを一体の形にしても
問題はない。又検出部の構造を総て左右対称に製作出来
るため流量方向は問わない。
【0019】
【発明の効果】請求項1乃至6記載の発明にあっては、
外部から与えられる温度(熱量)により、流体の移動が
引き起こす熱傾斜を積極的に利用するために、従来用い
られていた挿入型の流量計にあっては開示されていな
い、ヒートシンク部分にヒートパイプを設け、流管中の
しかも検出部に設置したことにより、流量が流れた時そ
のエネルギーの変動を正確、かつ敏速に測定することが
可能となる。
【0020】更に、請求項1乃至6記載の発明にあって
は、前記のヒートパイプを使用したことにより、発熱部
からの熱拡散が大きくなることと同時に流管中に置かれ
た加熱源から無駄な熱放散により流体の温度を高めるこ
ともなく、時定数も小さくなり応答速度は格段に早くな
る、という効果を奏する。また、ヒートパイプが加熱
源、温度測定点の外側に設置され、共通の熱シンクに接
続される事で、検出部両端の整合が簡単に且つ正確に行
われる、という効果をも奏する。
【0021】従って、若干の非線形ではあるものの、そ
れを補う応答速度の改善、広い測定範囲、比較的廉価な
挿入形熱式質量流量計の実現が可能になった。更に、請
求項2、3、4又は5記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、検出部の部品点数を低減す
ることが可能となった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流路途中に発熱体を配置し、流体
    の温度変化と流体の質量流量の関係に基づき流量を計測
    する熱式質量流量計において、 被測定流体の流路の上流側と下流側において、流路中に
    直接配設される、一対の発熱兼感熱抵抗体と、これら一
    対の発熱兼感熱抵抗体は夫々、ヒートパイプに接続され
    ていることを特徴とする熱式質量流量計。
  2. 【請求項2】 検出部の発熱体取付け部の上流側に設置
    された発熱兼感熱抵抗体と下流側に設置された発熱兼感
    熱抵抗体とを挾む両端の各々がヒートパイプで保持され
    たことを特徴とする請求項1記載の熱式質量流量計。
  3. 【請求項3】 被測定流体が周囲を流れる流路において
    検出部の中心に置かれた発熱部を上記ヒートパイプによ
    り外部より直接加熱することを特徴とする請求項1記載
    の熱式質量流量計。
  4. 【請求項4】 被測定流体が周囲を流れる流路において
    検出部の中心に置かれた発熱部と、それを挾んだ感熱部
    を有し更にその両端にヒートパイプを取付けたことを特
    徴とする請求項1記載の熱式質量流量計。
  5. 【請求項5】 被測定流体が周囲を流れる流路において
    検出部の中心から上流側、下流側にほぼ同一寸法の点に
    感熱部を有し更にその両端にヒートパイプを取付けたこ
    とを特徴とする熱式質量流量計。
  6. 【請求項6】 上記ヒートパイプを冷却源として使用す
    ることを特徴とする熱式質量流量計。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7117736B2 (en) 2000-10-17 2006-10-10 Yamatake Corporation Flow sensor

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