JPH11148945A - 流速センサ及び流速測定装置 - Google Patents
流速センサ及び流速測定装置Info
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- JPH11148945A JPH11148945A JP9316712A JP31671297A JPH11148945A JP H11148945 A JPH11148945 A JP H11148945A JP 9316712 A JP9316712 A JP 9316712A JP 31671297 A JP31671297 A JP 31671297A JP H11148945 A JPH11148945 A JP H11148945A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、基台の上面に、基台と空隙を持つ薄
膜部材を形成し、その薄膜部材上に、電流により発熱す
る発熱抵抗体と、その発熱により抵抗値を変化させる温
度検出抵抗体との組を2組設ける流速センサを使って、
流体の流速を測定するときに、広い測定レンジの実現を
目的とする。 【解決手段】発熱抵抗体を発熱させることで、温度検出
抵抗体を周囲温度よりも規定温度高くなるように温め
る。この発熱に必要となる電力は、流速に応じて増大す
るとともに、下流側の発熱抵抗体は、上流側から下流側
への熱移動を受けて小さな電力で、その発熱が可能にな
る。これから、2つの発熱回路の発生する電圧の差分値
を算出することで流速の測定を実現する。この発熱方式
は、流体により奪われる熱エネルギーを補填することで
流速を測定する熱線式流速計と同じ方式である。これか
ら、広い測定レンジを実現できる。
膜部材を形成し、その薄膜部材上に、電流により発熱す
る発熱抵抗体と、その発熱により抵抗値を変化させる温
度検出抵抗体との組を2組設ける流速センサを使って、
流体の流速を測定するときに、広い測定レンジの実現を
目的とする。 【解決手段】発熱抵抗体を発熱させることで、温度検出
抵抗体を周囲温度よりも規定温度高くなるように温め
る。この発熱に必要となる電力は、流速に応じて増大す
るとともに、下流側の発熱抵抗体は、上流側から下流側
への熱移動を受けて小さな電力で、その発熱が可能にな
る。これから、2つの発熱回路の発生する電圧の差分値
を算出することで流速の測定を実現する。この発熱方式
は、流体により奪われる熱エネルギーを補填することで
流速を測定する熱線式流速計と同じ方式である。これか
ら、広い測定レンジを実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流速の測定
用に用いられる流速センサと、その流速センサを用いて
流速を測定する流速測定装置とに関し、特に、広範囲な
流速の測定を可能にする流速センサと、その流速センサ
を用いて流速を測定する流速測定装置とに関する。
用に用いられる流速センサと、その流速センサを用いて
流速を測定する流速測定装置とに関し、特に、広範囲な
流速の測定を可能にする流速センサと、その流速センサ
を用いて流速を測定する流速測定装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特公平6-25684号で、高精
度かつ高速応答を実現する半導体微細加工構成の流速セ
ンサと、それを用いる流速測定装置を開示した。
度かつ高速応答を実現する半導体微細加工構成の流速セ
ンサと、それを用いる流速測定装置を開示した。
【0003】図8に、この流速センサの外観図、図9
に、この流速測定装置の回路構成を図示する。ここで、
図8(a)は流速センサの斜視図、図8(b)は流速セ
ンサの断面図である。
に、この流速測定装置の回路構成を図示する。ここで、
図8(a)は流速センサの斜視図、図8(b)は流速セ
ンサの断面図である。
【0004】図8に示すように、この流速センサは、単
結晶シリコンなどからなる半導体基台1で構成され、こ
の半導体基台1の中央部には、異方性エッチングにより
空隙部2が形成されており、その結果、この空隙部2の
上部には、半導体基台1から空間的に隔離された薄膜部
材3が形成されている。
結晶シリコンなどからなる半導体基台1で構成され、こ
の半導体基台1の中央部には、異方性エッチングにより
空隙部2が形成されており、その結果、この空隙部2の
上部には、半導体基台1から空間的に隔離された薄膜部
材3が形成されている。
【0005】そして、この薄膜部材3の表面には、電流
により発熱する2つの薄膜の測温抵抗エレメントA,B
と、その2つの間を熱的に絶縁するスリットDが形成さ
れ、更に、空隙部2の形成されていない半導体基台1の
表面には、周囲温度により抵抗値を変化させる周囲温度
測温抵抗エレメントCが形成されている。なお、Eは、
熱絶縁を図るべく、測温抵抗エレメントA,Bの間以外
の薄膜部材3の表面に形成されるスリット、F〜Kは、
外部回路との接続用に用意されるパッドである。
により発熱する2つの薄膜の測温抵抗エレメントA,B
と、その2つの間を熱的に絶縁するスリットDが形成さ
れ、更に、空隙部2の形成されていない半導体基台1の
表面には、周囲温度により抵抗値を変化させる周囲温度
測温抵抗エレメントCが形成されている。なお、Eは、
熱絶縁を図るべく、測温抵抗エレメントA,Bの間以外
の薄膜部材3の表面に形成されるスリット、F〜Kは、
外部回路との接続用に用意されるパッドである。
【0006】図9に示す流速測定装置は、この流速セン
サを使って、半導体基台1上を移動する気体の流速を測
定するものであり、温度差検出回路20と、定電流回路
30と、スイッチング回路40とで構成されている。
サを使って、半導体基台1上を移動する気体の流速を測
定するものであり、温度差検出回路20と、定電流回路
30と、スイッチング回路40とで構成されている。
【0007】この温度差検出回路20は、測温抵抗エレ
メントA,Bとそれより大きな抵抗値を持つ抵抗21,
22とで構成されるブリッジ回路と、このブリッジ回路
の出力電圧を増幅する増幅器23,24と、この増幅器
23,24の出力電圧の差分値を出力する差分増幅器2
5とで構成されており、このブリッジ回路は、周囲温度
測温抵抗エレメントCとトランジスタ31,32と抵抗
33で構成される定電流回路30から定電流を供給され
るとともに、トランジスタ41と抵抗42とで構成され
るスイッチング回路40により間欠的に駆動されること
になる。
メントA,Bとそれより大きな抵抗値を持つ抵抗21,
22とで構成されるブリッジ回路と、このブリッジ回路
の出力電圧を増幅する増幅器23,24と、この増幅器
23,24の出力電圧の差分値を出力する差分増幅器2
5とで構成されており、このブリッジ回路は、周囲温度
測温抵抗エレメントCとトランジスタ31,32と抵抗
33で構成される定電流回路30から定電流を供給され
るとともに、トランジスタ41と抵抗42とで構成され
るスイッチング回路40により間欠的に駆動されること
になる。
【0008】ここで、定電流回路30に設けられる周囲
温度測温抵抗エレメントCは、周囲温度の変化を補償す
るために設けられている。このように構成される本出願
人が特公平6-25684号で開示した流速測定装置では、定
電流回路30から供給される定電流によって、測温抵抗
エレメントA,Bが発熱する。ここで、抵抗21,22
は、測温抵抗エレメントA,Bに比べてかなり大きな抵
抗値を有することから、測温抵抗エレメントA,Bは一
定電流で駆動されるものと見なすことができる。
温度測温抵抗エレメントCは、周囲温度の変化を補償す
るために設けられている。このように構成される本出願
人が特公平6-25684号で開示した流速測定装置では、定
電流回路30から供給される定電流によって、測温抵抗
エレメントA,Bが発熱する。ここで、抵抗21,22
は、測温抵抗エレメントA,Bに比べてかなり大きな抵
抗値を有することから、測温抵抗エレメントA,Bは一
定電流で駆動されるものと見なすことができる。
【0009】流速センサの表面で気体が流れると、その
上流側に位置する測温抵抗エレメントAorBは、その下
流側に位置する測温抵抗エレメントAorBに比べて、よ
り強く冷やされる。すなわち、下流側の測温抵抗エレメ
ントAorBは、上流側の測温抵抗エレメントAorBから
の熱移動を受けて、気体の影響をほとんど受けないこと
になる。
上流側に位置する測温抵抗エレメントAorBは、その下
流側に位置する測温抵抗エレメントAorBに比べて、よ
り強く冷やされる。すなわち、下流側の測温抵抗エレメ
ントAorBは、上流側の測温抵抗エレメントAorBから
の熱移動を受けて、気体の影響をほとんど受けないこと
になる。
【0010】これから、2つの測温抵抗エレメントAor
Bの間に温度差が現れ、この温度差は抵抗変化となり、
ブリッジ回路はその平衡を失って、差分増幅器25はそ
の温度差に応じた電圧を出力する。
Bの間に温度差が現れ、この温度差は抵抗変化となり、
ブリッジ回路はその平衡を失って、差分増幅器25はそ
の温度差に応じた電圧を出力する。
【0011】このようにして、本出願人が特公平6-256
84号で開示した流速測定装置は、流速センサの表面上を
流れる気体の流速を検出する機能を実現している。
84号で開示した流速測定装置は、流速センサの表面上を
流れる気体の流速を検出する機能を実現している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】確かに、本出願人が特
公平6-25684号で開示した流速測定装置は、流速センサ
のセンサエレメントが熱絶縁された半導体基台1の薄膜
部材3上に形成されていることから、極めて早い応答速
度で、かつ高精度に気体の流速を検出できるという特徴
がある。
公平6-25684号で開示した流速測定装置は、流速センサ
のセンサエレメントが熱絶縁された半導体基台1の薄膜
部材3上に形成されていることから、極めて早い応答速
度で、かつ高精度に気体の流速を検出できるという特徴
がある。
【0013】しかしながら、この流速測定装置では、気
体の流速が大きくなると、下流側の測温抵抗エレメント
AorBから奪われる熱エネルギーも増大して温度が低下
してしまうことから、上流側と下流側の測温抵抗エレメ
ントA,Bの抵抗変化の差が減少することで、流速の測
定が不可能になるという問題点が残されていた。
体の流速が大きくなると、下流側の測温抵抗エレメント
AorBから奪われる熱エネルギーも増大して温度が低下
してしまうことから、上流側と下流側の測温抵抗エレメ
ントA,Bの抵抗変化の差が減少することで、流速の測
定が不可能になるという問題点が残されていた。
【0014】すなわち、図10に示すように、気体の流
速が大きくなると、上流側と下流側の測温抵抗エレメン
トA,Bの抵抗変化の差が減少することで、差分増幅器
25の出力電圧が減少してしまい、流速の測定が不可能
になるという問題点が残されていた。
速が大きくなると、上流側と下流側の測温抵抗エレメン
トA,Bの抵抗変化の差が減少することで、差分増幅器
25の出力電圧が減少してしまい、流速の測定が不可能
になるという問題点が残されていた。
【0015】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、広範囲な流速の測定を可能にする新たな流速
センサの提供と、その流速センサを用いて流速を測定す
る新たな流速測定装置の提供とを目的とする。
であって、広範囲な流速の測定を可能にする新たな流速
センサの提供と、その流速センサを用いて流速を測定す
る新たな流速測定装置の提供とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の流速センサは、基台の上面に、その基台と
空隙を持つ薄膜部材を形成し、かつその薄膜部材上に、
所定の距離離して並べて配設されて電流により発熱する
第1及び第2の発熱抵抗体と、第1及び第2の発熱抵抗
体の近傍に配設されて、その発熱により抵抗値を変化さ
せる第1及び第2の温度検出抵抗体とを設けるととも
に、第1の発熱抵抗体及び第1の温度検出抵抗体と、第
2の発熱抵抗体及び第2の温度検出抵抗体との間に、そ
れらを熱的に絶縁する1つ又は複数のスリットを設け、
更に、基台の上面に、周囲温度により抵抗値を変化させ
る1つ又は2つの周囲温度検出抵抗体を設けるように構
成する。
に、本発明の流速センサは、基台の上面に、その基台と
空隙を持つ薄膜部材を形成し、かつその薄膜部材上に、
所定の距離離して並べて配設されて電流により発熱する
第1及び第2の発熱抵抗体と、第1及び第2の発熱抵抗
体の近傍に配設されて、その発熱により抵抗値を変化さ
せる第1及び第2の温度検出抵抗体とを設けるととも
に、第1の発熱抵抗体及び第1の温度検出抵抗体と、第
2の発熱抵抗体及び第2の温度検出抵抗体との間に、そ
れらを熱的に絶縁する1つ又は複数のスリットを設け、
更に、基台の上面に、周囲温度により抵抗値を変化させ
る1つ又は2つの周囲温度検出抵抗体を設けるように構
成する。
【0017】この構成を採るときに、周囲温度検出抵抗
体については設けない構成を採ることもある。このよう
に、本発明の流速センサは、センサエレメントが熱絶縁
された基台の薄膜部材上に形成されていることから、極
めて早い応答速度で、かつ高精度に流体の流速を検出で
きるという特徴がある。
体については設けない構成を採ることもある。このよう
に、本発明の流速センサは、センサエレメントが熱絶縁
された基台の薄膜部材上に形成されていることから、極
めて早い応答速度で、かつ高精度に流体の流速を検出で
きるという特徴がある。
【0018】一方、本発明の流速測定装置は、この特徴
を持つ本発明の流速センサを用いて流体の流速を測定す
るものであり、第1の温度検出抵抗体と周囲温度検出抵
抗体とを構成要素に持つ第1のブリッジ回路と、第2の
温度検出抵抗体と周囲温度検出抵抗体とを構成要素に持
つ第2のブリッジ回路と、第1のブリッジ回路がバラン
スするようにと、第1の発熱抵抗体を発熱させる第1の
発熱回路と、第2のブリッジ回路がバランスするように
と、第2の発熱抵抗体を発熱させる第2の発熱回路と、
第1の発熱回路の発生する電圧と第2の発熱回路の発生
する電圧との差分値を出力する出力回路とを備えるよう
に構成する。
を持つ本発明の流速センサを用いて流体の流速を測定す
るものであり、第1の温度検出抵抗体と周囲温度検出抵
抗体とを構成要素に持つ第1のブリッジ回路と、第2の
温度検出抵抗体と周囲温度検出抵抗体とを構成要素に持
つ第2のブリッジ回路と、第1のブリッジ回路がバラン
スするようにと、第1の発熱抵抗体を発熱させる第1の
発熱回路と、第2のブリッジ回路がバランスするように
と、第2の発熱抵抗体を発熱させる第2の発熱回路と、
第1の発熱回路の発生する電圧と第2の発熱回路の発生
する電圧との差分値を出力する出力回路とを備えるよう
に構成する。
【0019】この構成を採るときに、流速センサが周囲
温度検出抵抗体を設けない構成を採るときには、周囲温
度検出抵抗体の代わりに固定抵抗を用いることになる。
このように構成される本発明の流速測定装置では、第1
の発熱回路は、第1のブリッジ回路がバランスするよう
にと第1の発熱抵抗体を発熱させることで、第1の温度
検出抵抗体の検出する温度が周囲温度検出抵抗体の検出
する周囲温度よりも規定温度高くなるようにと、第1の
発熱抵抗体を発熱させる。そして、第2の発熱回路は、
第2のブリッジ回路がバランスするようにと第2の発熱
抵抗体を発熱させることで、第2の温度検出抵抗体の検
出する温度が周囲温度検出抵抗体の検出する周囲温度よ
りも規定温度高くなるようにと、第2の発熱抵抗体を発
熱させる。
温度検出抵抗体を設けない構成を採るときには、周囲温
度検出抵抗体の代わりに固定抵抗を用いることになる。
このように構成される本発明の流速測定装置では、第1
の発熱回路は、第1のブリッジ回路がバランスするよう
にと第1の発熱抵抗体を発熱させることで、第1の温度
検出抵抗体の検出する温度が周囲温度検出抵抗体の検出
する周囲温度よりも規定温度高くなるようにと、第1の
発熱抵抗体を発熱させる。そして、第2の発熱回路は、
第2のブリッジ回路がバランスするようにと第2の発熱
抵抗体を発熱させることで、第2の温度検出抵抗体の検
出する温度が周囲温度検出抵抗体の検出する周囲温度よ
りも規定温度高くなるようにと、第2の発熱抵抗体を発
熱させる。
【0020】ここで、周囲温度検出抵抗体の代わりに固
定抵抗を用いる構成を採るときには、第1の温度検出抵
抗体は、その固定抵抗で規定される温度よりも規定温度
高くなるようにと、第1の発熱抵抗体により温められ、
第2の温度検出抵抗体は、その固定抵抗で規定される温
度よりも規定温度高くなるようにと、第2の発熱抵抗体
により温められることになる。
定抵抗を用いる構成を採るときには、第1の温度検出抵
抗体は、その固定抵抗で規定される温度よりも規定温度
高くなるようにと、第1の発熱抵抗体により温められ、
第2の温度検出抵抗体は、その固定抵抗で規定される温
度よりも規定温度高くなるようにと、第2の発熱抵抗体
により温められることになる。
【0021】この第1及び第2の発熱抵抗体の発熱に必
要となる電力は、流速センサの表面上を流れる流体の流
速に応じて増大するとともに、下流側の発熱抵抗体は、
上流側の発熱抵抗体から下流側の温度検出抵抗体への熱
移動を受けて、小さな電力でその発熱が可能になる。
要となる電力は、流速センサの表面上を流れる流体の流
速に応じて増大するとともに、下流側の発熱抵抗体は、
上流側の発熱抵抗体から下流側の温度検出抵抗体への熱
移動を受けて、小さな電力でその発熱が可能になる。
【0022】これから、出力回路は、第1の発熱回路の
発生する電圧と、第2の発熱回路の発生する電圧との差
分値を出力することで、流体の流速に応じた電圧を出力
できるようになる。
発生する電圧と、第2の発熱回路の発生する電圧との差
分値を出力することで、流体の流速に応じた電圧を出力
できるようになる。
【0023】第1の発熱回路が第1の発熱抵抗体を発熱
させる発熱方式や、第2の発熱回路が第2の発熱抵抗体
を発熱させる発熱方式は、流体より奪われる熱エネルギ
ーを補填していく方法であり、この発熱方式は、基本的
には、熱線式流速計の計測原理と同一である。この熱線
式流速計は、低速から高速までの広い範囲の流速の測定
が可能であるという特徴を持つ。
させる発熱方式や、第2の発熱回路が第2の発熱抵抗体
を発熱させる発熱方式は、流体より奪われる熱エネルギ
ーを補填していく方法であり、この発熱方式は、基本的
には、熱線式流速計の計測原理と同一である。この熱線
式流速計は、低速から高速までの広い範囲の流速の測定
が可能であるという特徴を持つ。
【0024】このことから分かるように、本発明の流速
測定装置によれば、高精度かつ高速応答を実現するとい
う本発明の流速センサの持つ特徴を生かしつつ、低速か
ら高速まての広い範囲の流速の測定を実現できるように
なる。
測定装置によれば、高精度かつ高速応答を実現するとい
う本発明の流速センサの持つ特徴を生かしつつ、低速か
ら高速まての広い範囲の流速の測定を実現できるように
なる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図1に、本発明の流速センサ100
の一実施例を図示する。ここで、図1(a)は流速セン
サ100の斜視図、図1(b)は流速センサ100の断
面図である。
を詳細に説明する。図1に、本発明の流速センサ100
の一実施例を図示する。ここで、図1(a)は流速セン
サ100の斜視図、図1(b)は流速センサ100の断
面図である。
【0026】この図に示すように、本発明の流速センサ
100は、単結晶シリコンなどからなる半導体基台1で
構成され、この半導体基台1の中央部には、異方性エッ
チングにより空隙部2が形成されており、その結果、こ
の空隙部2の上部には、半導体基台1から空間的に隔離
された薄膜部材3が形成されている。
100は、単結晶シリコンなどからなる半導体基台1で
構成され、この半導体基台1の中央部には、異方性エッ
チングにより空隙部2が形成されており、その結果、こ
の空隙部2の上部には、半導体基台1から空間的に隔離
された薄膜部材3が形成されている。
【0027】この空隙部2上に形成される薄膜部材3に
は、空隙部2を介して連通する対をなすスリット10
a,bが互いに所定の間隔をおいて設けられている。更
に、これらのスリット10a,bの間において、それぞ
れのスリット10a,bから所定の間隔を隔てて、かつ
スリット10a,bの間を結ぶ直線に直交する方向に延
びるスリット9が設けられており、このスリット9によ
り、気体の流れる方向に沿ってスリット10a,bとの
間に2つの配設部α,βが形成されている。
は、空隙部2を介して連通する対をなすスリット10
a,bが互いに所定の間隔をおいて設けられている。更
に、これらのスリット10a,bの間において、それぞ
れのスリット10a,bから所定の間隔を隔てて、かつ
スリット10a,bの間を結ぶ直線に直交する方向に延
びるスリット9が設けられており、このスリット9によ
り、気体の流れる方向に沿ってスリット10a,bとの
間に2つの配設部α,βが形成されている。
【0028】これらの配設部α,βはスリット9により
互いに熱的に絶縁され、更に、配設部αには、電流によ
り発熱する薄膜の発熱抵抗エレメント4と、それに取り
囲む形式で配設されて、その発熱により抵抗値を変化さ
せる測温抵抗エレメント5とが薄膜形成技術により形成
されるとともに、配設部βには、電流により発熱する薄
膜の発熱抵抗エレメント6と、それに取り囲む形式で配
設されて、その発熱により抵抗値を変化させる測温抵抗
エレメント7とが薄膜形成技術により形成されている。
互いに熱的に絶縁され、更に、配設部αには、電流によ
り発熱する薄膜の発熱抵抗エレメント4と、それに取り
囲む形式で配設されて、その発熱により抵抗値を変化さ
せる測温抵抗エレメント5とが薄膜形成技術により形成
されるとともに、配設部βには、電流により発熱する薄
膜の発熱抵抗エレメント6と、それに取り囲む形式で配
設されて、その発熱により抵抗値を変化させる測温抵抗
エレメント7とが薄膜形成技術により形成されている。
【0029】そして、空隙部2の形成されていない半導
体基台1の表面には、周囲温度により抵抗値を変化させ
る周囲温度測温抵抗エレメント8が薄膜形成技術により
形成されている。
体基台1の表面には、周囲温度により抵抗値を変化させ
る周囲温度測温抵抗エレメント8が薄膜形成技術により
形成されている。
【0030】なお、11〜20は、外部回路との接続用
に用意されるパッドである。図2に、この本発明の流速
センサ100を使って、半導体基台1上を移動する気体
の流速を測定する本発明の流速測定装置200の一実施
例を図示する。
に用意されるパッドである。図2に、この本発明の流速
センサ100を使って、半導体基台1上を移動する気体
の流速を測定する本発明の流速測定装置200の一実施
例を図示する。
【0031】本発明の流速測定装置200は、この図に
示すように、ブリッジ回路300と、第1の発熱回路4
00と、第2の発熱回路500と、出力回路600とを
備える。
示すように、ブリッジ回路300と、第1の発熱回路4
00と、第2の発熱回路500と、出力回路600とを
備える。
【0032】このブリッジ回路300は、測温抵抗エレ
メント5と抵抗R10の直列接続と、周囲温度測温抵抗
エレメント8と抵抗R11の直列接続と、測温抵抗エレ
メント7と抵抗R12の直列接続とを並列に接続するこ
とで構成されている。
メント5と抵抗R10の直列接続と、周囲温度測温抵抗
エレメント8と抵抗R11の直列接続と、測温抵抗エレ
メント7と抵抗R12の直列接続とを並列に接続するこ
とで構成されている。
【0033】第1の発熱回路400は、測温抵抗エレメ
ント5と抵抗R10の接続点の電位と、周囲温度測温抵
抗エレメント8と抵抗R11の接続点の電位とを入力し
て、その差分値を抵抗R402/コンデンサC403で
積分することで電圧Vaを発生して、発熱抵抗エレメン
ト4に印加する増幅器401で構成されている。
ント5と抵抗R10の接続点の電位と、周囲温度測温抵
抗エレメント8と抵抗R11の接続点の電位とを入力し
て、その差分値を抵抗R402/コンデンサC403で
積分することで電圧Vaを発生して、発熱抵抗エレメン
ト4に印加する増幅器401で構成されている。
【0034】第2の発熱回路500は、測温抵抗エレメ
ント7と抵抗R12の接続点の電位と、周囲温度測温抵
抗エレメント8と抵抗R11の接続点の電位とを入力し
て、その差分値を抵抗R502/コンデンサC503で
積分することで電圧Vbを発生して、発熱抵抗エレメン
ト6に印加する増幅器501で構成されている。
ント7と抵抗R12の接続点の電位と、周囲温度測温抵
抗エレメント8と抵抗R11の接続点の電位とを入力し
て、その差分値を抵抗R502/コンデンサC503で
積分することで電圧Vbを発生して、発熱抵抗エレメン
ト6に印加する増幅器501で構成されている。
【0035】出力回路600は、第1の発熱回路400
の発生する電圧Vaと、第2の発熱回路500の発生す
る電圧Vbとの差分値を算出して出力する。このように
構成される本発明の流速測定装置200では、測温抵抗
エレメント5と周囲温度測温抵抗エレメント8が白金の
ような正の抵抗温度係数を持つ抵抗体の場合には、電圧
Vaがゼロのときに、 R5/R10<R8/R11 R5 :測温抵抗エレメント5の抵抗値 R8 :周囲温度測温抵抗エレメント8の抵抗値 R10:抵抗R10の抵抗値 R11:抵抗R11の抵抗値 となるように抵抗R10,R11が選定され、第1の発
熱回路400の増幅器401により電圧Vaが印加され
ると、発熱抵抗エレメント4に電流が流れて発熱し、そ
の結果、発熱抵抗エレメント4に隣接する測温抵抗エレ
メント5の温度が上昇することで、測温抵抗エレメント
5の抵抗値のR5が増加して、 R5/R10=R8/R11 になるところでバランスする。
の発生する電圧Vaと、第2の発熱回路500の発生す
る電圧Vbとの差分値を算出して出力する。このように
構成される本発明の流速測定装置200では、測温抵抗
エレメント5と周囲温度測温抵抗エレメント8が白金の
ような正の抵抗温度係数を持つ抵抗体の場合には、電圧
Vaがゼロのときに、 R5/R10<R8/R11 R5 :測温抵抗エレメント5の抵抗値 R8 :周囲温度測温抵抗エレメント8の抵抗値 R10:抵抗R10の抵抗値 R11:抵抗R11の抵抗値 となるように抵抗R10,R11が選定され、第1の発
熱回路400の増幅器401により電圧Vaが印加され
ると、発熱抵抗エレメント4に電流が流れて発熱し、そ
の結果、発熱抵抗エレメント4に隣接する測温抵抗エレ
メント5の温度が上昇することで、測温抵抗エレメント
5の抵抗値のR5が増加して、 R5/R10=R8/R11 になるところでバランスする。
【0036】このように、第1の発熱回路400は、測
温抵抗エレメント5の検出する温度が周囲温度測温抵抗
エレメント8の検出する周囲温度よりも規定温度高くな
るようにと、測温抵抗エレメント5の近傍に位置する発
熱抵抗エレメント4を発熱させるよう動作する。
温抵抗エレメント5の検出する温度が周囲温度測温抵抗
エレメント8の検出する周囲温度よりも規定温度高くな
るようにと、測温抵抗エレメント5の近傍に位置する発
熱抵抗エレメント4を発熱させるよう動作する。
【0037】一方、測温抵抗エレメント7と周囲温度測
温抵抗エレメント8が白金のような正の抵抗温度係数を
持つ抵抗体の場合には、電圧Vbがゼロのときに、 R7/R12<R8/R11 R7 :測温抵抗エレメント7の抵抗値 R8 :周囲温度測温抵抗エレメント8の抵抗値 R11:抵抗R11の抵抗値 R12:抵抗R12の抵抗値 となるように抵抗R11,R12が選定され、第2の発
熱回路500の増幅器501により電圧Vbが印加され
ると、発熱抵抗エレメント6に電流が流れて発熱し、そ
の結果、発熱抵抗エレメント6に隣接する測温抵抗エレ
メント7の温度が上昇することで、測温抵抗エレメント
7の抵抗値のR7が増加して、 R7/R12=R8/R11 になるところでバランスする。
温抵抗エレメント8が白金のような正の抵抗温度係数を
持つ抵抗体の場合には、電圧Vbがゼロのときに、 R7/R12<R8/R11 R7 :測温抵抗エレメント7の抵抗値 R8 :周囲温度測温抵抗エレメント8の抵抗値 R11:抵抗R11の抵抗値 R12:抵抗R12の抵抗値 となるように抵抗R11,R12が選定され、第2の発
熱回路500の増幅器501により電圧Vbが印加され
ると、発熱抵抗エレメント6に電流が流れて発熱し、そ
の結果、発熱抵抗エレメント6に隣接する測温抵抗エレ
メント7の温度が上昇することで、測温抵抗エレメント
7の抵抗値のR7が増加して、 R7/R12=R8/R11 になるところでバランスする。
【0038】このように、第2の発熱回路500は、測
温抵抗エレメント7の検出する温度が周囲温度測温抵抗
エレメント8の検出する周囲温度よりも規定温度高くな
るようにと、測温抵抗エレメント7の近傍に位置する発
熱抵抗エレメント6を発熱させるよう動作する。
温抵抗エレメント7の検出する温度が周囲温度測温抵抗
エレメント8の検出する周囲温度よりも規定温度高くな
るようにと、測温抵抗エレメント7の近傍に位置する発
熱抵抗エレメント6を発熱させるよう動作する。
【0039】この発熱抵抗エレメント4,6の発熱に必
要となる電力は、流速センサ100の表面上を流れる気
体の流速に応じて増大するとともに、下流側の発熱抵抗
エレメント6は、上流側の発熱抵抗エレメント4から下
流側の測温抵抗エレメント7への熱移動を受けて、小さ
な電力でその発熱が可能になる。
要となる電力は、流速センサ100の表面上を流れる気
体の流速に応じて増大するとともに、下流側の発熱抵抗
エレメント6は、上流側の発熱抵抗エレメント4から下
流側の測温抵抗エレメント7への熱移動を受けて、小さ
な電力でその発熱が可能になる。
【0040】これから、第1の発熱回路400の発生す
る電圧Vaと、第2の発熱回路500の発生する電圧V
bとは、図3に示すような形態で、流速センサ100の
表面上を流れる気体の流速に応じて増大する。
る電圧Vaと、第2の発熱回路500の発生する電圧V
bとは、図3に示すような形態で、流速センサ100の
表面上を流れる気体の流速に応じて増大する。
【0041】出力回路600は、この電圧Va,Vbを
受けて、「Va−Vb」を算出して出力することで、気
体の流速に応じた電圧を出力する。この出力方式によ
り、ゼロ点の温度特性や振動の影響を受けずに、気体の
流速を高精度に測定できるようになる。
受けて、「Va−Vb」を算出して出力することで、気
体の流速に応じた電圧を出力する。この出力方式によ
り、ゼロ点の温度特性や振動の影響を受けずに、気体の
流速を高精度に測定できるようになる。
【0042】第1の発熱回路400が発熱抵抗エレメン
ト4を発熱させる発熱方式や、第2の発熱回路500が
発熱抵抗エレメント6を発熱させる発熱方式は、流体に
より奪われる熱エネルギーを補填していく方法であり、
基本的には、熱線式流速計の計測原理と同一である。こ
の熱線式流速計は、低速から高速までの広い範囲の流速
の測定が可能であるという特徴を持つ。
ト4を発熱させる発熱方式や、第2の発熱回路500が
発熱抵抗エレメント6を発熱させる発熱方式は、流体に
より奪われる熱エネルギーを補填していく方法であり、
基本的には、熱線式流速計の計測原理と同一である。こ
の熱線式流速計は、低速から高速までの広い範囲の流速
の測定が可能であるという特徴を持つ。
【0043】このことから分かるように、本発明の流速
測定装置200によれば、高精度かつ高速応答を実現す
るという本発明の流速センサ100の持つ特徴を生かし
つつ、低速から高速までの広い範囲の流速の測定を実現
できるようになる。
測定装置200によれば、高精度かつ高速応答を実現す
るという本発明の流速センサ100の持つ特徴を生かし
つつ、低速から高速までの広い範囲の流速の測定を実現
できるようになる。
【0044】図4に、本発明の流速センサ100の他の
実施例を図示する。この実施例と図1に示した実施例と
の違いは、この実施例では、周囲温度測温抵抗エレメン
ト8a,bを2つ備える構成を採っている点である。
実施例を図示する。この実施例と図1に示した実施例と
の違いは、この実施例では、周囲温度測温抵抗エレメン
ト8a,bを2つ備える構成を採っている点である。
【0045】図5に、この流速センサ100を用いると
きの本発明の流速測定装置200の実施例を図示する。
すなわち、図4に示す流速センサ100を用いるときに
は、流速測定装置200は、図5に示すように、ブリッ
ジ回路300が、測温抵抗エレメント5と抵抗R10の
直列接続と、周囲温度測温抵抗エレメント8aと抵抗R
11aの直列接続と、測温抵抗エレメント7と抵抗R1
2の直列接続と、周囲温度測温抵抗エレメント8bと抵
抗R11bの直列接続とを並列に接続することで構成さ
れる。
きの本発明の流速測定装置200の実施例を図示する。
すなわち、図4に示す流速センサ100を用いるときに
は、流速測定装置200は、図5に示すように、ブリッ
ジ回路300が、測温抵抗エレメント5と抵抗R10の
直列接続と、周囲温度測温抵抗エレメント8aと抵抗R
11aの直列接続と、測温抵抗エレメント7と抵抗R1
2の直列接続と、周囲温度測温抵抗エレメント8bと抵
抗R11bの直列接続とを並列に接続することで構成さ
れる。
【0046】更に、第1の発熱回路400の増幅器40
1が、測温抵抗エレメント5と抵抗R10の接続点の電
位と、周囲温度測温抵抗エレメント8aと抵抗R11a
の接続点の電位とを入力し、第2の発熱回路500の増
幅器501が、測温抵抗エレメント7と抵抗R12の接
続点の電位と、周囲温度測温抵抗エレメント8bと抵抗
R11bの接続点の電位とを入力するよう構成されるこ
とになる。
1が、測温抵抗エレメント5と抵抗R10の接続点の電
位と、周囲温度測温抵抗エレメント8aと抵抗R11a
の接続点の電位とを入力し、第2の発熱回路500の増
幅器501が、測温抵抗エレメント7と抵抗R12の接
続点の電位と、周囲温度測温抵抗エレメント8bと抵抗
R11bの接続点の電位とを入力するよう構成されるこ
とになる。
【0047】このように構成される流速測定装置200
の動作は、基本的に、図2に示したものと同じである。
図6に、本発明の流速センサ100の他の実施例を図示
する。
の動作は、基本的に、図2に示したものと同じである。
図6に、本発明の流速センサ100の他の実施例を図示
する。
【0048】この実施例と図1に示した実施例との違い
は、この実施例では、周囲温度測温抵抗エレメント8を
設けない構成を採っている点である。図7に、この流速
センサ100を用いるときの本発明の流速測定装置20
0の実施例を図示する。
は、この実施例では、周囲温度測温抵抗エレメント8を
設けない構成を採っている点である。図7に、この流速
センサ100を用いるときの本発明の流速測定装置20
0の実施例を図示する。
【0049】すなわち、図6に示す流速センサ100を
用いるときには、流速測定装置200は、周囲温度測温
抵抗エレメント8の代わりに固定の抵抗R13を用いる
構成を採ることになる。
用いるときには、流速測定装置200は、周囲温度測温
抵抗エレメント8の代わりに固定の抵抗R13を用いる
構成を採ることになる。
【0050】この構成を採ると、第1の発熱回路400
は、測温抵抗エレメント5の検出する温度が抵抗R13
で規定される温度よりも規定温度高くなるようにと、測
温抵抗エレメント5の近傍に位置する発熱抵抗エレメン
ト4を発熱させるよう動作し、第2の発熱回路500
は、測温抵抗エレメント7の検出する温度が抵抗R13
で規定される温度よりも規定温度高くなるようにと、測
温抵抗エレメント7の近傍に位置する発熱抵抗エレメン
ト6を発熱させるよう動作することになるという違いは
あるものの、第1の発熱回路400の発生する電圧Va
と、第2の発熱回路500の発生する電圧Vbとの差分
値は図3に示したような気体の流速に応じたものになる
ので、図2の実施例と同様に、低速から高速までの広い
範囲の流速の測定を実現できるようになる。
は、測温抵抗エレメント5の検出する温度が抵抗R13
で規定される温度よりも規定温度高くなるようにと、測
温抵抗エレメント5の近傍に位置する発熱抵抗エレメン
ト4を発熱させるよう動作し、第2の発熱回路500
は、測温抵抗エレメント7の検出する温度が抵抗R13
で規定される温度よりも規定温度高くなるようにと、測
温抵抗エレメント7の近傍に位置する発熱抵抗エレメン
ト6を発熱させるよう動作することになるという違いは
あるものの、第1の発熱回路400の発生する電圧Va
と、第2の発熱回路500の発生する電圧Vbとの差分
値は図3に示したような気体の流速に応じたものになる
ので、図2の実施例と同様に、低速から高速までの広い
範囲の流速の測定を実現できるようになる。
【0051】ここで、図6に示した流速センサ100を
用いるときに、図5に示した流速測定装置200の持つ
周囲温度測温抵抗エレメント8a,bを固定の抵抗に変
えるもので構成される流速測定装置200を使用しても
よい。
用いるときに、図5に示した流速測定装置200の持つ
周囲温度測温抵抗エレメント8a,bを固定の抵抗に変
えるもので構成される流速測定装置200を使用しても
よい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基台の上面に、その基台と空隙を持つ薄膜部材を形成
し、かつその薄膜部材上に、所定の距離離して並べて配
設されて電流により発熱する第1及び第2の発熱抵抗体
と、第1及び第2の発熱抵抗体の近傍に配設されて、そ
の発熱により抵抗値を変化させる第1及び第2の温度検
出抵抗体とを設けるとともに、第1の発熱抵抗体及び第
1の温度検出抵抗体と、第2の発熱抵抗体及び第2の温
度検出抵抗体との間に、それらを熱的に絶縁する1つ又
は複数のスリットを設け、更に、基台の上面に、周囲温
度により抵抗値を変化させる1つ又は2つの周囲温度検
出抵抗体を設けるように構成される流速センサを使い、
高精度かつ高速応答を実現するというその流速センサの
持つ特徴を生かしつつ、低速から高速までの広範囲の流
速の測定を実現できるようになる。
基台の上面に、その基台と空隙を持つ薄膜部材を形成
し、かつその薄膜部材上に、所定の距離離して並べて配
設されて電流により発熱する第1及び第2の発熱抵抗体
と、第1及び第2の発熱抵抗体の近傍に配設されて、そ
の発熱により抵抗値を変化させる第1及び第2の温度検
出抵抗体とを設けるとともに、第1の発熱抵抗体及び第
1の温度検出抵抗体と、第2の発熱抵抗体及び第2の温
度検出抵抗体との間に、それらを熱的に絶縁する1つ又
は複数のスリットを設け、更に、基台の上面に、周囲温
度により抵抗値を変化させる1つ又は2つの周囲温度検
出抵抗体を設けるように構成される流速センサを使い、
高精度かつ高速応答を実現するというその流速センサの
持つ特徴を生かしつつ、低速から高速までの広範囲の流
速の測定を実現できるようになる。
【0053】そして、本発明によれば、基台の上面に、
その基台と空隙を持つ薄膜部材を形成し、かつその薄膜
部材上に、所定の距離離して並べて配設されて電流によ
り発熱する第1及び第2の発熱抵抗体と、第1及び第2
の発熱抵抗体の近傍に配設されて、その発熱により抵抗
値を変化させる第1及び第2の温度検出抵抗体とを設け
るとともに、第1の発熱抵抗体及び第1の温度検出抵抗
体と、第2の発熱抵抗体及び第2の温度検出抵抗体との
間に、それらを熱的に絶縁する1つ又は複数のスリット
を設けるように構成される流速センサを使い、高精度か
つ高速応答を実現するというその流速センサの持つ特徴
を生かしつつ、低速から高速までの広範囲の流速の測定
を実現できるようになる。
その基台と空隙を持つ薄膜部材を形成し、かつその薄膜
部材上に、所定の距離離して並べて配設されて電流によ
り発熱する第1及び第2の発熱抵抗体と、第1及び第2
の発熱抵抗体の近傍に配設されて、その発熱により抵抗
値を変化させる第1及び第2の温度検出抵抗体とを設け
るとともに、第1の発熱抵抗体及び第1の温度検出抵抗
体と、第2の発熱抵抗体及び第2の温度検出抵抗体との
間に、それらを熱的に絶縁する1つ又は複数のスリット
を設けるように構成される流速センサを使い、高精度か
つ高速応答を実現するというその流速センサの持つ特徴
を生かしつつ、低速から高速までの広範囲の流速の測定
を実現できるようになる。
【図1】本発明の流速センサの一実施例である。
【図2】本発明の流速測定装置の一実施例である。
【図3】本発明の説明図である。
【図4】本発明の流速センサの他の実施例である。
【図5】本発明の流速測定装置の他の実施例である。
【図6】本発明の流速センサの他の実施例である。
【図7】本発明の流速測定装置の他の実施例である。
【図8】従来技術の説明図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【図10】従来技術の説明図である。
1 半導体基台 2 空隙部 3 薄膜部材 4 発熱抵抗エレメント 5 測温抵抗エレメント 6 発熱抵抗エレメント 7 測温抵抗エレメント 8 周囲温度測温抵抗エレメント 9 スリット 10a スリット 10b スリット
Claims (4)
- 【請求項1】 基台の上面に、該基台と空隙を持つ薄膜
部材を形成し、かつ該薄膜部材上に、所定の距離離して
並べて配設されて電流により発熱する第1及び第2の発
熱抵抗体と、該第1及び第2の発熱抵抗体の近傍に配設
されて、その発熱により抵抗値を変化させる第1及び第
2の温度検出抵抗体とを設けるとともに、第1の発熱抵
抗体及び第1の温度検出抵抗体と、第2の発熱抵抗体及
び第2の温度検出抵抗体との間に、それらを熱的に絶縁
する1つ又は複数のスリットを設け、更に、該基台の上
面に、周囲温度により抵抗値を変化させる1つ又は2つ
の周囲温度検出抵抗体を設けることを、 特徴とする流速センサ。 - 【請求項2】 基台の上面に、該基台と空隙を持つ薄膜
部材を形成し、かつ該薄膜部材上に、所定の距離離して
並べて配設されて電流により発熱する第1及び第2の発
熱抵抗体と、該第1及び第2の発熱抵抗体の近傍に配設
されて、その発熱により抵抗値を変化させる第1及び第
2の温度検出抵抗体とを設けるとともに、第1の発熱抵
抗体及び第1の温度検出抵抗体と、第2の発熱抵抗体及
び第2の温度検出抵抗体との間に、それらを熱的に絶縁
する1つ又は複数のスリットを設け、更に、該基台の上
面に、周囲温度により抵抗値を変化させる1つ又は2つ
の周囲温度検出抵抗体を設ける流速センサと、 上記第1の温度検出抵抗体と上記周囲温度検出抵抗体と
を構成要素に持つ第1のブリッジ回路と、 上記第2の温度検出抵抗体と上記周囲温度検出抵抗体と
を構成要素に持つ第2のブリッジ回路と、 上記第1のブリッジ回路がバランスするようにと、上記
第1の発熱抵抗体を発熱させる第1の発熱回路と、 上記第2のブリッジ回路がバランスするようにと、上記
第2の発熱抵抗体を発熱させる第2の発熱回路と、 上記第1の発熱回路の発生する電圧と、上記第2の発熱
回路の発生する電圧との差分値を出力する出力回路とを
備えることを、 特徴とする流速測定装置。 - 【請求項3】 基台の上面に、該基台と空隙を持つ薄膜
部材を形成し、かつ該薄膜部材上に、所定の距離離して
並べて配設されて電流により発熱する第1及び第2の発
熱抵抗体と、該第1及び第2の発熱抵抗体の近傍に配設
されて、その発熱により抵抗値を変化させる第1及び第
2の温度検出抵抗体とを設けるとともに、第1の発熱抵
抗体及び第1の温度検出抵抗体と、第2の発熱抵抗体及
び第2の温度検出抵抗体との間に、それらを熱的に絶縁
する1つ又は複数のスリットを設けることを、 特徴とする流速センサ。 - 【請求項4】 基台の上面に、該基台と空隙を持つ薄膜
部材を形成し、かつ該薄膜部材上に、所定の距離離して
並べて配設されて電流により発熱する第1及び第2の発
熱抵抗体と、該第1及び第2の発熱抵抗体の近傍に配設
されて、その発熱により抵抗値を変化させる第1及び第
2の温度検出抵抗体とを設けるとともに、第1の発熱抵
抗体及び第1の温度検出抵抗体と、第2の発熱抵抗体及
び第2の温度検出抵抗体との間に、それらを熱的に絶縁
する1つ又は複数のスリットを設ける流速センサと、 上記第1の温度検出抵抗体と固定抵抗とを構成要素に持
つ第1のブリッジ回路と、 上記第2の温度検出抵抗体と固定抵抗とを構成要素に持
つ第2のブリッジ回路と、 上記第1のブリッジ回路がバランスするようにと、上記
第1の発熱抵抗体を発熱させる第1の発熱回路と、 上記第2のブリッジ回路がバランスするようにと、上記
第2の発熱抵抗体を発熱させる第2の発熱回路と、 上記第1の発熱回路の発生する電圧と、上記第2の発熱
回路の発生する電圧との差分値を出力する出力回路とを
備えることを、 特徴とする流速測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9316712A JPH11148945A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 流速センサ及び流速測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9316712A JPH11148945A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 流速センサ及び流速測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148945A true JPH11148945A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18080068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9316712A Pending JPH11148945A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 流速センサ及び流速測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11148945A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2855261A1 (fr) * | 2003-05-21 | 2004-11-26 | Bosch Gmbh Robert | Capteur de passage a deux resistances |
| JP2006023304A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Robert Bosch Gmbh | 流量センサ用測定装置および空気流量の測定方法 |
| KR101053490B1 (ko) | 2009-04-02 | 2011-08-03 | 광주과학기술원 | 열유속 센서의 분해능을 측정하는 시스템 및 그 방법 |
| KR101230494B1 (ko) | 2010-12-17 | 2013-02-06 | 한국항공우주연구원 | 다이오드를 이용한 열유속 센서 및 열유속 측정 방법 |
| CN107345826A (zh) * | 2017-07-06 | 2017-11-14 | 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 | 一种热式气体流量传感器及其制备方法 |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP9316712A patent/JPH11148945A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2855261A1 (fr) * | 2003-05-21 | 2004-11-26 | Bosch Gmbh Robert | Capteur de passage a deux resistances |
| JP2006023304A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Robert Bosch Gmbh | 流量センサ用測定装置および空気流量の測定方法 |
| KR101053490B1 (ko) | 2009-04-02 | 2011-08-03 | 광주과학기술원 | 열유속 센서의 분해능을 측정하는 시스템 및 그 방법 |
| KR101230494B1 (ko) | 2010-12-17 | 2013-02-06 | 한국항공우주연구원 | 다이오드를 이용한 열유속 센서 및 열유속 측정 방법 |
| CN107345826A (zh) * | 2017-07-06 | 2017-11-14 | 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 | 一种热式气体流量传感器及其制备方法 |
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