JPH10142253A - 振動検出センサ及びこれを用いた振動測定装置 - Google Patents

振動検出センサ及びこれを用いた振動測定装置

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JPH10142253A
JPH10142253A JP31131896A JP31131896A JPH10142253A JP H10142253 A JPH10142253 A JP H10142253A JP 31131896 A JP31131896 A JP 31131896A JP 31131896 A JP31131896 A JP 31131896A JP H10142253 A JPH10142253 A JP H10142253A
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vibration
weight
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optical fiber
circuit
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JP31131896A
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Toru Okada
徹 岡田
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Suzuki Motor Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動している被測定物に接触させることによ
り光学的に被測定物の振動を測定するものであって、小
型化及び軽量化を達成でき、しかも製造及び操作を簡単
にできるようにする。 【解決手段】 本発明の振動検出センサ10は、振動し
ている被測定物Mに接触させることにより被測定物Mと
ともに振動する筐体12と、筐体12内に収容された重
り14と、重り14を筐体12に対して揺動自在に支持
するコイルばね161,162と、重り14に固設され
た反射板18と、一端201から出射したレーザ光Lが
反射板18で反射して再び一端201に入射するように
一端201が筐体12に固設された光ファイバ20とを
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動している被測
定物に接触させることにより被測定物の振動を測定す
る、振動検出センサ及びこれを用いた振動測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、振動している被測定物に接触させ
ることにより被測定物の振動を測定する振動測定装置と
しては、圧電体を用いたものが一般的であった。この振
動測定装置は、物体の振動を電気信号に直接変換するも
のであるため、電磁波等の電気的ノイズの影響を受けや
すいという問題があった。そこで、この問題を解決した
振動測定装置が、特開平5−60781号公報に開示さ
れている。この振動測定装置は、物体の振動を一旦光信
号に変換し、この光信号を電気信号に変換することによ
り、電気的ノイズの影響を解消するものである。
【0003】図5は、上記公報に開示されている従来の
振動測定装置を示すブロック図である。以下、この図面
に基づき説明する
【0004】従来の振動測定装置70は、半導体レーザ
72と、半導体レーザ72とカプラ74とを結ぶ光ファ
イバ76と、半導体レーザ72から出射した光を二本の
光ファイバ78,80に分岐するカプラ74と、光ファ
イバ78,80の先端に設けられるとともにカプラ74
から分岐された光を再びカプラ74方向に反射する反射
板82,84と、光ファイバ80に固定させた重り86
と、カプラ74とフォトダイオード88とを結ぶ光ファ
イバ80と、カプラ74方向への光ファイバ78,80
からの反射光による干渉光がカプラ74で二分岐される
一方を受光するフォトダイオード90とを具備したもの
である。
【0005】半導体レーザ72から出射した光は、カプ
ラ74で反射板82方向と反射板84方向とに二分岐さ
れる。反射板82,84でそれぞれ反射された光は、再
びカプラ74へ戻り、ここで合波され干渉する。干渉光
は、カプラ74で二分岐され、一方がフォトダイオード
88に入射し、干渉光出力強度が電気信号に変換され
る。ここで、重り86を被測定物(図示せず)に接触さ
せたとする。そして、重り86が加速度を感じると、重
り86と固定されている部分の光ファイバ80に応力が
生じる。これによって光ファイバ80の実効屈折率が変
化して、光ファイバ80中を伝搬する光の位相が変化す
る。一方の光だけが加速度印加によって位相変化を受け
るので、両光の干渉状態が変化し、加速度印加に対応し
て干渉光強度が変化することにより、被測定物の加速度
が検出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
振動測定装置70では、四本の光ファイバ76,90,
78,80、二枚の反射板82,84及びカプラ74等
の多数の光学部品が必要である。しかも、二本の光ファ
イバ76,90はカプラ74を中心に半導体レーザ72
とフォトダイオード88とに分岐し、残りの二本の光フ
ァイバ78,80もカプラ74を中心に二枚の反射板8
2,84に分岐し、そのうちの一本の光ファイバ80の
みに重り86を接触させる等、光ファイバ76,90,
78,80が複雑に交錯する構造となっている。したが
って、従来の振動測定装置70では、光学系が複雑であ
ることにより、大型化を招くとともに、光軸や焦点の調
整も煩雑であった。
【0007】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、振動している
被測定物に接触させることにより光学的に被測定物の振
動を測定できるとともに、小型化及び軽量化を達成で
き、しかも製造及び操作を簡単にできる、振動検出セン
サ及びこれを用いた振動測定装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の振動検出
センサは、振動している被測定物に接触させることによ
り当該被測定物とともに振動する筐体と、この筐体内に
収容された重りと、この重りを前記筐体に対して揺動自
在に支持する弾性体と、前記重りに固設された反射体
と、一端から出射したレーザ光が前記反射体で反射して
再び当該一端に入射するように当該一端が前記筐体に固
設された光ファイバとを備えたものである。
【0009】以下、反射体に対して、反射前のレーザ光
を照射光、反射後のレーザ光を反射光という。照射光は
光ファイバの一端から出射し、反射光は再び光ファイバ
の一端に入射している。ここで、振動検出センサを被測
定物体に接触させると、筐体は被測定物とともに振動す
る。一方、重りは、測定用の座標系において、弾性体の
作用によって静止したままである。したがって、反射体
は重りとともに静止しており、光ファイバの一端は筐体
とともに振動していることから、反射体と光ファイバの
一端との間の距離は、被測定物の振動に同期して伸縮す
る。その結果、反射光はドップラ効果により被測定物の
振動に応じた周波数に変化するので、照射光と反射光と
の混合波からなるビート波信号を含んだレーザ光が光フ
ァイバの他端から得られる。このように、わずか一本の
光ファイバ及び一個の反射体からなる光学系によって、
被測定物の振動に関する情報が光学的に得られる。
【0010】請求項2記載の振動検出センサは、請求項
1記載の振動検出センサにおいて、前記重りに接触する
とともに透光性を有する液体が前記筐体内に封入された
ものである。前述のとおり、重りは、測定用の座標系に
対しては静止しているが、筐体に対しては揺動する。し
たがって、重りに接触する液体を筐体内に封入すると、
重りと液体との摩擦力により、特に高周波数の重りの揺
動が抑制される。液体は、レーザ光を吸収して測定を妨
げることがない程度に、透光性を有していればよい。
【0011】請求項3記載の振動測定装置は、請求項1
又は2記載の振動検出センサと、前記光ファイバの他端
へレーザ光を照射するレーザ光源と、前記光ファイバの
他端で得られた前記レーザ光の照射光と反射光との混合
波から電気的なビート波信号を抽出する混合回路と、こ
の混合回路で抽出されたビート波信号に基づき前記被測
定物の振動を算出する振動算出回路とを備えたものであ
る。
【0012】振動している被測定物に振動検出センサを
接触させると、重り及び反射体は静止したままである
が、筐体及び光ファイバの一端は被測定物とともに振動
する。一方、レーザ光源からレーザ光が光ファイバを介
して反射体へ向けて照射される。このとき、反射体から
の反射光は、ドップラ効果により被測定物の振動に応じ
た周波数に変化している。そのため、照射光と反射光と
の混合波にはビート波信号が含まれており、このビート
波信号が混合回路で抽出される。ビート波信号は、被測
定物がレーザ光源に対して近づくとき又は遠ざかるとき
に対応して、高周波の部分と低周波の部分とが形成され
る。振動算出回路では、このビート波信号に基づき、被
測定物の振動に関する周波数、周期、振幅、速度、加速
度等が算出される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明に係る振動
検出センサの第一実施形態を示し、図1は断面図、図2
は分解斜視図である。以下、この図面に基づき説明す
る。
【0014】本実施形態の振動検出センサ10は、振動
している被測定物Mに接触させることにより被測定物M
とともに振動する筐体12と、筐体12内に収容された
重り14と、重り14を筐体12に対して揺動自在に支
持する弾性体としてのコイルばね161,162と、重
り14に固設された反射体としての反射板18と、一端
201から出射したレーザ光Lが反射板18で反射して
再び一端201に入射するように一端201が筐体12
に固設された光ファイバ20とを備えたものである。
【0015】筐体12は、有底円筒形の本体部121
と、本体部121に被装される蓋部122とから構成さ
れている。筐体12の材質は、振動を吸収しない性質を
有する金属又は合成樹脂が好ましい。本体部121には
雌ねじが形成され、蓋部122には雄ねじが形成され、
本体部121と蓋体部122とはOリング123を挟ん
で螺合するようになっている。
【0016】蓋体部122の中心には、貫通孔124が
形成されている。貫通孔124には、光ファイバ20の
一端201と、一端201に接するセルフォックレンズ
202とが、嵌合又は接着等により固設されている。セ
ルフォックレンズ202は、レーザ光Lを集光させるた
めのものであり、必ずしも必要ではない。重り14は、
円柱状の金属からなる。重り14の重さと、コイルばね
161,162のばね定数等とは、筐体12の振動によ
って重り14が振動しないように、選択されている。反
射板18は、一面を鏡面とした円板であり、接着又は嵌
合等により重り14に固設されている。
【0017】次に、振動検出センサ10の動作を説明す
る。以下、反射板18に対して、反射前のレーザ光Lを
照射光Lf、反射後のレーザ光Lを反射光Lrという。
【0018】照射光Lfは光ファイバ20の一端201
からセルフォックレンズ202を通って出射し、反射光
Lrは再びセルフォックレンズ202を通って光ファイ
バ20の一端201に入射している。ここで、振動検出
センサ10の検出面125を被測定物体Mに接触させ
る。すると、筐体12は、被測定物Mとともに振動す
る。一方、重り14は、コイルばね161,162の作
用によって静止したままである。したがって、反射板1
8は重り14とともに静止しており、セルフォックレン
ズ202は筐体12とともに振動していることから、反
射板18とセルフォックレンズ202との間の距離は、
被測定物Mの振動に同期して伸縮する。その結果、反射
光Lrはドップラ効果により被測定物Mの振動に応じた
周波数に変化するので、照射光Lfと反射光Lrとの混
合波からなるビート波信号fdを含んだレーザ光Lが光
ファイバ20の他端203から得られる。このように、
わずか一本の光ファイバ20及び一枚の反射板18から
なる光学系によって、被測定物Mの振動に関する情報が
光学的に得られる。
【0019】図3乃至図5は本発明に係る振動検出セン
サの第二実施形態を示し、図3は断面図、図4及び図5
は要部斜視図である。以下、この図面に基づき説明す
る。ただし、図1と同一部分は同一符号を付すことによ
り重複説明を省略する。
【0020】本実施形態の振動検出センサ30は、第一
実施形態の振動検出センサ10において、重り32に接
触するとともに透光性を有する液体34が筐体12内に
封入されたものである。また、重り32には、液体34
の流路となる貫通孔321〜324が形成されている。
重り32は、測定用の座標系に対しては静止している
が、筐体12に対しては揺動する。したがって、重り3
2に接触する液体34を筐体12内に封入すると、重り
32と液体34との摩擦力により、特に高周波数の重り
32の揺動が抑制される。これにより、被測定物Mの振
動に含まれる高周波数のノイズを除去できる。なお、図
4に示す重り32の代わりに図5に示す重り36を用い
てもよい。重り36には、液体34の流路となる長溝3
61〜364が形成されている。
【0021】図6は、本発明に係る振動測定装置の一実
施形態を示すブロック図である。図7は、図6の振動測
定装置の動作を示す波形図である。以下、これらの図面
に基づき説明する。
【0022】振動測定装置40は、振動検出センサ10
と、光ファイバ20の他端203へレーザ光Lを照射す
るレーザ光源42と、光ファイバ20の他端203で得
られたレーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの混合波
から電気的なビート波信号fdを抽出する混合回路44
と、混合回路44で抽出されたビート波信号fdに基づ
き被測定物Mの振動を算出する振動算出回路46とを備
えたものである。
【0023】レーザ光源42は、半導体レーザ42a
と、半導体レーザ42aを駆動する駆動回路42bと、
レーザ光Lの照射光Lfと反射光Lrとの自己混合波を
電気的信号に変換するフォトダイオード42cと、図示
しない光学系等とによって構成されている。例えば、半
導体レーザ42a及びフォトダイオード42cはこれら
が一体化されたシャープ(株)製LT030 シリーズであ
り、駆動用ICはシャープ(株)製IR3C01シリーズであ
る。
【0024】混合回路44は、増幅器、リミッタ、直流
成分遮断用コンデンサ等によって構成されている。
【0025】振動算出回路46は、混合回路44で抽出
されたビート波信号fdをその周波数に応じた電圧に変
換する周波数−電圧変換回路48と、周波数−電圧変換
回路48で変換された電圧波形Vbに基づき被測定物M
の振動の周期Tmを算出する周期算出回路50と、混合
回路44で抽出されたビート波信号fdの一周期につい
て一定数のパルス信号PFDを発生させるパルス化回路5
2と、パルス化回路52から発生したパルス信号PFD
周期算出回路50で算出された一周期について計数する
振幅算出回路54とを備えている。
【0026】周波数−電圧変換回路48は、例えば、F
M波の復調に用いられる周波数弁別回路である。ビート
波信号fdは、被測定物Mがレーザ光源42に対して近
づくとき又は遠ざかるときに対応して、高周波の部分と
低周波の部分とが形成される(図7(3))。したがっ
て、周波数−電圧変換回路48により高周波の部分が高
電圧となり低周波の部分が低電圧となる電圧波形Vbに
変換される(図7(4))。すなわち、電圧波形Vbの
周期は、被測定物Mの周期Tm(図7(1))の二倍に
なっている。
【0027】周期算出回路50は、周波数−電圧変換回
路48から出力された電圧波形Vbをしきい値Vsによ
りパルス化するコンパレータ501と、コンパレータ5
01でパルス化されたパルス信号を反転するインバータ
502と、インバータ502で反転されたパルス信号V
cに基づきリセット信号SRE、イネーブル信号SEN、ラ
ッチ信号SLAを出力するタイミング信号発生回路503
と、クロックパルスCPを発生させる発振器504と、
イネーブル信号SENによりクロックパルスCPを計数す
るとともにリセット信号SREによりその計数値をリセッ
トするカウンタ回路505と、ラッチ信号SLAによりカ
ウンタ回路505の計数値を保持するラッチ回路506
と、ラッチ回路506で保持された計数値を入力すると
ともにその計数値に基づき周期Tm及びその逆数の周波
数fmを算出するマイクロコンピュータ507とから構
成されている。
【0028】パルス化回路52は、ビート波信号fdの
一周期あたり一個のパルス信号PFDを発生させるコンパ
レータである。
【0029】振幅算出回路54は、イネーブル信号SEN
によりパルス信号PFDを計数するとともにリセット信号
REによりその計数値をリセットするカウンタ回路54
1と、ラッチ信号SLAによりカウンタ回路541の計数
値を保持するラッチ回路542と、ラッチ回路542で
保持された計数値を入力するとともにその計数値に基づ
き被測定物Mの振幅Lmを算出するマイクロコンピュー
タ543とから構成されている。
【0030】図8は、振動測定装置40におけるタイミ
ング信号発生回路503の一例を示すブロック図であ
る。図9は、タイミング信号発生回路503の動作を示
すタイムチャートである。以下、これらの図面に基づき
説明する。
【0031】タイミング信号発生回路503は、JKフ
リップフロップ561,562と、アンドゲート56
3,564と、インバータ565とから構成されてい
る。
【0032】JKフリップフロップ561,562は、
J,K端子が電源電圧Vccに接続されているので、クロ
ックパルスを入力するたびに出力が反転するTフリップ
フロップとして動作する。これにより、JKフリップフ
ロップ561は、パルス信号Vcのアップエッジで動作
して、パルス信号Vcの二倍の周期のパルス信号Veを
出力する(図9(1)(2))。すなわち、パルス信号
Veの周期は被測定物Mの周期Tmに一致する。同様
に、JKフリップフロップ562は、パルス信号Veの
アップエッジで動作して、パルス信号Veの二倍の周期
のイネーブル信号SENを出力する(図9(3))。イン
バータ565は、パルス信号Vcの反転出力が得られる
ように接続されている。アンドゲート563は、イネー
ブル信号SENが「0」かつパルス信号Veが「1」かつ
パルス信号Vcが「0」の場合に、ラッチ信号SLA
「1」となるように接続されている。アンドゲート56
4は、イネーブル信号SENが「0」かつパルス信号Ve
が「0」かつパルス信号Vcが「0」の場合に、リセッ
ト信号SREが「1」となるように接続されている。
【0033】したがって、図9(3)〜(5)に示すよ
うに、パルス信号Veの一周期中イネーブル信号SEN
みが「1」となり、次のパルス信号Veの半周期にラッ
チ信号SLAのみが「1」となり、残りの半周期にリセッ
ト信号SREのみが「1」となる。こうして、図9(6)
(7)に示すように、カウンタ回路505,541、及
びラッチ回路506,542が動作する。
【0034】次に、振動測定装置40の全体としての動
作を、図6に基づき説明する。
【0035】振動している被測定物Mに振動検出センサ
10を接触させると、重り14及び反射板18は静止し
たままであるが、筐体12及光ファイバ20の一端20
1は被測定物Mとともに振動する。一方、レーザ光源4
2からレーザ光Lが光ファイバ20を介して反射板18
へ向けて照射される。このとき、反射板18からの反射
光Lrは、ドップラ効果により被測定物Mの振動に応じ
た周波数に変化している。そのため、照射光Lfと反射
光Lrとの混合波にはビート波信号fdが含まれてお
り、ビート波信号fdが混合回路44で抽出される。ビ
ート波信号fdは、前述したように周波数−電圧変換回
路48により、被測定物Mの周期Tmの二倍の周期を有
する電圧波形Vbに変換される。したがって、電圧波形
Vbの周期を周期算出回路50で算出することにより、
周期Tm及び周波数fmが求められる。
【0036】また、被測定物Mがレーザ光Lの波長λの
半分の距離だけ移動するごとに、ビート波信号fdの一
周期が形成される。したがって、ビート波信号fdの一
周期あたり一個のパルス信号PFDをパルス化回路52で
発生させると、被測定物Mの振動の一周期Tmの時間内
に振幅算出回路54で計数されたパルス数は、被測定物
Mの振動の振幅Lmの大きさに対応する。
【0037】振動測定装置40によれば、被測定物Mの
周期Tmの二倍の周期を有する電圧波形Vbにビート波
信号fdを変換するようにしたので、電圧波形Vbの周
期を周期算出回路50で算出することにより、被測定物
Mの周期Tmを求めることができる。したがって、従来
のようにレーザ光Lの周波数レベルで測定していたこと
が、被測定物Mの周期レベルTmの低い周波数で測定で
きる。その結果、ビート波信号fdの周波数が高い場合
における、被測定物の周期Tm、周波数fm等の測定精
度を向上できる。
【0038】また、ビート波信号fdの一周期に対応す
るパルス信号PFDをパルス化回路52から発生させ、パ
ルス信号PFDを被測定物Mの振動の一周期について振幅
算出回路54で計数するようにしたので、被測定物Mの
周期Tm,周波数fmと同時に、振幅Lmも測定でき
る。さらに、周期Tm及び振幅Lmに基づき、被測定物
Mの速度及び加速度も測定できる。
【0039】なお、本発明は、言うまでもなく、上記実
施形態に限定されるものではない。例えば、振幅Lmの
測定を必要としない場合は、パルス化回路52及び振幅
算出回路54を除去してもよい。また、周期算出回路5
0は、上記実施例ではディジタル処理により周期Tmを
求めるものであるが、アナログ処理によりに周期Tmを
求めるものでもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1,2又は3記載の振動検出セン
サ及び振動測定装置によれば、振動している被測定物に
接触させることにより被測定物とともに振動する筐体
と、この筐体内に収容された重りと、この重りを筐体内
に揺動自在に支持する弾性体と、重りに固設された反射
体と、一端から出射したレーザ光が反射体で反射して再
び一端に入射するように一端が筐体に固設された光ファ
イバとを備えたことにより、照射光と反射光との混合波
からなるビート波信号を含んだレーザ光を光ファイバの
他端から得ることができる。したがって、わずか一本の
光ファイバ及び一個の反射体からなる光学系によって、
被測定物の振動に関する情報を光学的に得ることができ
るので、部品点数の削減化により小型化及び軽量化を達
成できるとともに、光学的な調整も簡略化できるので製
造及び操作を単純化できる。
【0041】請求項2記載の振動検出センサによれば、
重りに接触するとともに透光性を有する液体を筐体内に
封入したことにより、重りと液体との摩擦力により高周
波数の重りの揺動が抑制されるので、振動に含まれる高
周波数のノイズを除去できる。
【0042】請求項3記載の振動測定装置によれば、請
求項1又は2記載の振動検出センサと、光ファイバの他
端へレーザ光を照射するレーザ光源と、光ファイバの他
端で得られたレーザ光の照射光と反射光との混合波から
電気的なビート波信号を抽出する混合回路と、混合回路
で抽出されたビート波信号に基づき被測定物の振動を算
出する振動算出回路とを備えたことにより、小型で操作
性に優れた振動検出センサを被測定物に接触させるだけ
で、被測定物の振動に関する周波数、周期、振幅、速
度、加速度等を簡便に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動検出センサの第一実施形態を
示す断面図である。
【図2】図1の振動検出センサの分解斜視図である。
【図3】本発明に係る振動検出センサの第二実施形態を
示す断面図である。
【図4】図3の振動検出センサにおける重りの第一例を
示す要部斜視図である。
【図5】図3の振動検出センサにおける重りの第二例を
示す要部斜視図である。
【図6】本発明に係る振動測定装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図7】図6の振動測定装置の動作を示す波形図であ
り、図7(1)が被測定物の振動であり、図7(2)が
被測定物の速度であり、図7(3)がビート波信号であ
り、図7(4)が電圧波形であり、図7(5)がパルス
信号であり、図7(6)がパルス信号である。
【図8】図6の振動測定装置におけるタイミング信号発
生回路の一例を示すブロック図である。
【図9】図3のタイミング信号発生回路の動作を示すタ
イムチャートであり、図9(1)がパルス信号であり、
図9(2)がパルス信号であり、図9(3)がイネーブ
ル信号であり、図9(4)がラッチ信号であり、図9
(5)がリセット信号であり、図9(6)がカウンタ回
路の動作であり、図9(7)がラッチ回路の動作であ
る。
【図10】従来の振動測定装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10,30 振動検出センサ 12 筐体 14,32,36 重り 18 反射板(反射体) 20 光ファイバ 40 振動測定装置 42 レーザ光源 44 混合回路 46 振動算出回路 48 周波数−電圧変換回路 50 周期算出回路 52 パルス化回路 54 振幅算出回路 161,162 コイルばね(弾性体) 201 光ファイバの一端 203 光ファイバの他端 fd ビート波信号 M 被測定物 L レーザ光 Lf レーザ光の照射光 Lm 被測定物の振動の振幅 Lr レーザ光の反射光 PFD パルス化回路から出力されたパルス信号 Tm 被測定物の振動の周期 Vb 周波数−電圧変換回路から出力された電圧波形

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動している被測定物に接触させること
    により当該被測定物とともに振動する筐体と、この筐体
    内に収容された重りと、この重りを前記筐体に対して揺
    動自在に支持する弾性体と、前記重りに固設された反射
    体と、一端から出射したレーザ光が前記反射体で反射し
    て再び当該一端に入射するように当該一端が前記筐体に
    固設された光ファイバと、を備えた振動検出センサ。
  2. 【請求項2】 前記重りに接触するとともに透光性を有
    する液体が前記筐体内に封入された請求項1記載の振動
    検出センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の振動検出センサ
    と、前記光ファイバの他端へレーザ光を照射するレーザ
    光源と、前記光ファイバの他端で得られた前記レーザ光
    の照射光と反射光との混合波から電気的なビート波信号
    を抽出する混合回路と、この混合回路で抽出されたビー
    ト波信号に基づき前記被測定物の振動を算出する振動算
    出回路と、を備えた振動測定装置。
JP31131896A 1996-11-07 1996-11-07 振動検出センサ及びこれを用いた振動測定装置 Withdrawn JPH10142253A (ja)

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