JPH10142508A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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JPH10142508A
JPH10142508A JP8299953A JP29995396A JPH10142508A JP H10142508 A JPH10142508 A JP H10142508A JP 8299953 A JP8299953 A JP 8299953A JP 29995396 A JP29995396 A JP 29995396A JP H10142508 A JPH10142508 A JP H10142508A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、限られた寸法(大きさ)、重さの
中で、中間鏡筒の自重による顕微鏡アーム部の変形を効
果的に低減できる顕微鏡を提供する。 【解決手段】 ベース部(1a)とステージ(2)を支
持する支柱部(1b)と対物レンズ(3)を支持するア
ーム部(1c)とからなるコの字形状の顕微鏡本体
(1)と、対物レンズ(3)からの光を接眼レンズ(4
0)に導く鏡筒(20)と、顕微鏡本体(1)のアーム
部(1c)上部に着脱可能に設けられ、顕微鏡本体
(1)と鏡筒(20)との間に配置可能な中間鏡筒(1
0)と、対物レンズ(3)の光軸(AX1)近傍におい
て中間鏡筒(10)を顕微鏡本体(1)に対して位置決
めし固定する位置決め部材(1e、5、10a)と、を
有する顕微鏡において、中間鏡筒(10)を顕微鏡本体
(1)の支柱部(1b)とアーム部(1c)との境界部
分近傍(1f)、及び支柱部(1b)上面に固設する固
設部材(12)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡本体と接眼レンズを備えた
鏡筒との間に中間鏡筒を配置できるシステムの顕微鏡が
よく知られている。中間鏡筒としては、例えばランプ光
源を端部に有する落射照明装置等がある。この中間鏡筒
を顕微鏡本体へ取り付けて固定する方法としては以下の
3通りの方法が知られている。
【0003】第1の方法を図4に示す。顕微鏡本体1
は、ベース部1a、ステージ2を支持する支柱部1b、
対物レンズ3を備えたレボルバ4を支持するアーム部1
cを有し、コの字形状をしている。アーム部1cにはレ
ボルバ4の取り付け部分に対向して、その上部に中間鏡
筒10を取り付けるための円型の雌アリ1eが設けられ
ている。この雌アリ1eに中間鏡筒の雄アリ10aが嵌
合し、セットビス5によって雄アリ10aを雌アリ1e
に押圧することにより中間鏡筒10を顕微鏡本体1に固
定している。
【0004】中間鏡筒10の端部にはランプ光源30が
取り付けられており、この光源30からの光は中間鏡筒
10の内部に設けられたレンズ31やビームスプリッタ
32等の光学部材、及び対物レンズ3を介してステージ
2上の試料に照射される。光軸AX2は、中間鏡筒10
内に設けられた光学部材31、32によって規定される
光軸である。
【0005】中間鏡筒10の上部にも同様に鏡筒20を
取り付けるための雌アリ10bが設けられ、ここに鏡筒
20の雄アリ20aが嵌合し、セットビス6を締め付け
ることにより接眼鏡筒20を中間鏡筒10に固定してい
る。試料からの光は対物レンズ3、ビームスプリッタ3
2、鏡筒20を介して接眼レンズ40によって観察され
る。
【0006】顕微鏡本体1と中間鏡筒10とが固定され
る部分は雌アリ1eと雄アリ10aとの周辺部分(対物
レンズ3の光軸AX1の周辺部分)のみであり、アーム
部1cの先端部分である。この固定部分以外では顕微鏡
本体1と中間鏡筒10とは接触しない。第2の方法を図
5に示す。この第2の方法は先の第1の方法に加えて、
中間鏡筒10の下面の雄アリ10aとは逆側の端部に、
顕微鏡本体1の支柱部1b上部に接触する支持部10c
を備えたものである。従って、それ以外の構成は先の第
1の方法と全く同じであるので、その説明は省略する。
本第2の方法では、顕微鏡本体1と中間鏡筒10とは、
アーム部1cの先端部分及び支柱部1bの上部の2個所
で接触し、各部材が固定される部分は、そのうちのアー
ム部1cの先端部分の方のみである。
【0007】第3の方法を図6(a)、(b)に示す。
図6(a)において図4、図5に示す部材と同じ機能を
果たす部材には同一の符号を付している。また、中間鏡
筒10の上部に取り付けられる鏡筒20、接眼レンズ4
0の図示を省略している。この第3の方法は、中間鏡筒
10に設けられた支持部10dと顕微鏡本体1とをビス
で固定する点で先の第2の方法と異なる。支持部10d
は中間鏡筒10の内部の空間を上下方向に貫く柱状の部
材である。支持部10の内部には、上側にビス12の頭
部の径形よりもわずかに大きな径の開口11a、下側に
ビス12のネジ部の直径よりもわずかに大きな径の開口
11bが設けられている。顕微鏡本体1の支柱部1bに
はビス12の雄ネジが螺合する雌ネジ1dが設けられて
いる。ビス12を中間鏡筒10の上方から開口11a、
11bを介して雌ネジ1dに螺合することにより、顕微
鏡本体1の支柱部1bの上部に中間鏡筒10の支持部1
0dが固定される。支持部10dは図6(b)に示すよ
うに中間鏡筒10の幅方向、即ち、中間鏡筒10の光軸
AX2に直交する方向に離れた2個所に設けられてお
り、ビス12はこの2個所で中間鏡筒10と顕微鏡本体
1とを固定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した第1の方
法では、中間鏡筒10の自重を丸アリの周辺部分のみで
保持するため、顕微鏡アーム部1cの雌アリ1e周辺部
に荷重(中間鏡筒10の自重による垂直荷重及びモーメ
ント荷重)が集中し、アーム部1cの雌アリ1eの周辺
部に集中した変形が起こる。これにより、対物レンズ3
の光軸上に配置された光学部材(ビームスプリッタ3
2)に倒れ(傾き)が生じ、光学系の性能に影響を与え
る。また、これらの変形は荷重によるアーム部1cの弾
性変形によるものであり、外部からの振動に対して振動
し易い(揺れやすい)状態である。
【0009】図5に示した第2の方法は、中間鏡筒10
による荷重を顕微鏡アーム部1cの雌アリ1e周辺部と
支持部10cとで分割して保持するため、第1の方法に
比べてアーム部1cの雌アリ1eの周辺部に生じる変形
を低減することができる。しかし、この方法は第1の方
法と同様に、中間鏡筒による荷重をアーム部1cの強度
だけで保持しており、アーム部1cの変形の改善を図る
には、アーム部1cの強度を上げるしかない。しかし、
アーム部1cの強度を上げるに当り、顕微鏡全体の大き
さや重さ、アイポイント位置等の制約を受けるため、現
実的ではない。
【0010】図6(a)、(b)に示した第3の方法
は、中間鏡筒10を顕微鏡本体1の支柱部10dにビス
12で締結、固定することにより、中間鏡筒10の自重
によるアーム部1cの変形に際して、中間鏡筒10も締
結点を中心にともに変形する構造となっている。しか
し、顕微鏡本体1には、支柱部1bとアーム部1cとの
境界部分1fに応力が集中し、この部分で最も変形する
ので、この変形に伴う光学部材等の倒れ(傾き)による
光学性能への影響や、外部からの振動の影響を、効果的
に低減するには至っていない。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされ、限られた寸法(大きさ)、重さの中で、中
間鏡筒の自重による顕微鏡アーム部の変形を効果的に低
減できる顕微鏡を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ベース部(1a)とステージ(2)を支持する支柱
部(1b)と対物レンズ(3)を支持するアーム部(1
c)とからなるコの字形状の顕微鏡本体(1)と、対物
レンズ(3)からの光を接眼レンズ(40)に導く鏡筒
(20)と、顕微鏡本体(1)のアーム部(1c)上部
に着脱可能に設けられ、顕微鏡本体(1)と鏡筒(2
0)との間に配置可能な中間鏡筒(10)と、対物レン
ズ(3)の光軸(AX1)近傍において中間鏡筒(1
0)を顕微鏡本体(1)に対して位置決めし固定する位
置決め部材(1e、5、10a)と、を有する顕微鏡に
おいて、中間鏡筒(10)を顕微鏡本体(1)の支柱部
(1b)とアーム部(1c)との境界部分近傍(1
f)、及び支柱部(1b)上面に固設する固設部材(1
2)を有することを特徴とするものである。
【0013】固設部材は、アーム部と支持部との境界部
分近傍において、中間鏡筒と顕微鏡本体とを固設してい
る。より具体的には、アーム部と支持部との境界部分近
傍は顕微鏡本体のアーム部に働く応力集中部であり、こ
の部分で中間鏡筒と顕微鏡本体とを固設している。さら
に固設部材は支持部の上面において中間鏡筒と顕微鏡本
体とを固設しており、位置決め部材が光軸近傍、即ちア
ーム部の先端部分で中間鏡筒と顕微鏡本体とを固定して
いる。これら3個所で中間鏡筒と顕微鏡本体が固定する
ことにより、中間鏡筒自身が有する剛性を利用し、中間
鏡筒自身の剛性をアーム部の剛性に付加させている。従
って、中間鏡筒の自重によるアーム部の変形を最小限に
抑えることができ、変形による光学部材の倒れや、外部
からの振動の影響を受けず、光学性能の変化がほとんど
生じない。
【0014】請求項2記載の本発明は、前述の固設部材
はビスであり、境界部分、及び支柱部上面の各々におい
て少なくとも1個所で締結されていることを特徴とする
ものである。請求項3記載の本発明は、前述の固設部材
は、境界部分、及び支柱部上面の各々において、中間鏡
筒の幅方向に離れた2個所でそれぞれ固定することを特
徴とするものである。
【0015】請求項2及び3の発明によれば、中間鏡筒
が顕微鏡本体に対して安定して固定され、顕微鏡全体の
剛性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1(a)、(b)は本発明の顕
微鏡における第1実施形態を示す部分断面図である。図
6(a)、(b)に示す部材と同じ機能を果たす部材に
は同一の符号を付し、その部材の説明は省略する。ま
た、中間鏡筒10の上部に取り付けられる鏡筒20、接
眼レンズ40の図示を省略している。
【0017】本実施形態の中間鏡筒10は、顕微鏡本体
1に装着されたときに、顕微鏡本体1の支柱部1bの上
面に当接する支持部10dと、顕微鏡本体1の支柱部1
bとアーム部1cの境界部分1fに当接する支柱部10
eとを有する。本実施形態において、支柱部1bとアー
ム部1cの境界部分1fは、アーム部1cの肉厚が急激
に変化する部分であり、アーム部1cに荷重が加わると
ここに応力が集中する。支持部10dは、先の図6に示
す10dとまったく同じ部材であり、開口11a、11
bを介してビス12によって顕微鏡本体1に締結され固
定されている。支持部10eにも開口11a、11bと
同形状の開口14a、14bが設けられており、ビス1
2がこの開口14a、14bを介して顕微鏡本体1に設
けられた雌ネジ1gに螺合している。
【0018】図1(b)に示すように、支持部10d、
10eは、それぞれ、中間鏡筒10の幅方向、即ち、中
間鏡筒10の光軸AX2に直交する方向に離れた2個所
に設けられ、ビス12によって顕微鏡本体1に固設され
ている。また、セットビス5は中間鏡筒10の雄アリ1
0aを顕微鏡本体1の雌アリ1eに押圧し、位置決めし
ている。従って中間鏡筒10は、顕微鏡本体1に対し
て、アーム部1cの先端部、アーム部1cと支柱部1b
の境界部分、及び支柱部1bの上面の3個所で固定され
ているので、中間鏡筒10自身の剛性をアーム部1bの
剛性に付加させている。従って、中間鏡筒10の自重に
よるアーム部1cの変形を最小限に抑えることができ、
変形による中間鏡筒10内の光学部材の倒れや、外部か
らの振動の影響を受けず、光学性能の変化がほとんど生
じない。
【0019】図2(a)、(b)は、本発明の第2実施
形態を示す図である。本実施形態は、中間鏡筒10の底
板部に凸部10f、10gを形成し、ビス15によって
この凸部10f、10gと顕微鏡本体とを締結し固定し
ている。中間鏡筒10の各ビス15の鉛直上方には穴が
開いており、ここからビス15を締める治具を挿入する
ことができる。通常は蓋16によって穴が閉じられてい
る。凸部10f、10gは、図2(b)に示すように、
中間鏡筒10の幅方向に離れた2個所ずつ形成されてい
る。即ち、本実施形態は、先の第1実施形態における支
持部10d、10eの代わりに凸部10f、10gを設
け、この凸部10f、10gを介して、中間鏡筒10を
アーム部1cと支柱部1bの境界部分、及び支柱部1b
の上面に固定したものである。従って、先の第1実施形
態と同様の効果を得ることができる。
【0020】図3(a)、(b)は、本発明の第3実施
形態を示す図である。本実施形態は、先の第2実施形態
の凸部10f、10gが、中間鏡筒10の幅方向におけ
る中央部に1個所づつ形成されたものである。そして、
ビス15によってこの凸部10f、10gと顕微鏡本体
とが締結され固定されている。中間鏡筒10の底板部に
凸部10f、10gを形成し、ビス15によってこの凸
部10f、10gと顕微鏡本体とを締結し固定している
ので、中間鏡筒10の光路を邪魔することが無い。した
がって、第2実施形態の如く4本のビス15ではなく、
2本のビス15で中間鏡筒10と顕微鏡本体1とを固定
することができる。
【0021】本発明は上述の実施形態に限るものではな
く、たとえばビス以外の固定機構を用いることができ
る。また、支柱部1bの上部と、境界部分1fとに固定
するビスの個数は1個又は2個であったが、3個以上で
あってもよく、さらに、支柱部1bの上部が2個、境界
部分1fが1個等、各々の個数が違っていてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、中間鏡筒自身が有する
剛性を利用し、中間鏡筒自身の剛性をアーム部の剛性に
付加させているため、中間鏡筒の自重によるアーム部の
変形を最小限に抑えることができ、変形による光学部材
の倒れや、外部からの振動の影響を受けず、光学性能の
変化がほとんど生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の顕微鏡における第1実施形
態を示す部分断面図であり、(b)は、(a)の上面図
である。
【図2】(a)は、本発明の顕微鏡における第2実施形
態を示す部分断面図であり、(b)は、(a)の上面図
である。
【図3】(a)は、本発明の顕微鏡における第3実施形
態を示す部分断面図であり、(b)は、(a)の上面図
である。
【図4】従来の顕微鏡の第1の例を示す部分断面図であ
る。
【図5】従来の顕微鏡の第2の例を示す部分断面図であ
る。
【図6】(a)は、従来の顕微鏡における第3の例を示
す部分断面図であり、(b)は、(a)の上面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・顕微鏡本体 1a・・・ベース 1b・・・支柱部 1c・・・アーム部 10・・・中間鏡筒 10d、10e・・・支持部 12、15・・・ビス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部とステージを支持する支柱部と
    対物レンズを支持するアーム部とからなるコの字形状の
    顕微鏡本体と、前記対物レンズからの光を接眼レンズに
    導く鏡筒と、前記顕微鏡本体のアーム部上部に着脱可能
    に設けられ、前記顕微鏡本体と前記鏡筒との間に配置可
    能な中間鏡筒と、前記対物レンズの光軸近傍において前
    記中間鏡筒を前記顕微鏡本体に対して位置決めし固定す
    る位置決め部材と、を有する顕微鏡において、 前記中間鏡筒を前記顕微鏡本体の前記支柱部と前記アー
    ム部との境界部分近傍、及び前記支柱部上面に固設する
    固設部材を有することを特徴とする顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記固設部材はビスであり、前記境界部
    分、及び前記支柱部上面の各々において少なくとも1個
    所以上で締結されていることを特徴とする請求項1に記
    載の顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記固設部材は、前記境界部分、及び前
    記支柱部上面の各々において、前記中間鏡筒の幅方向に
    離れた2個所でそれぞれ固定することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の顕微鏡。
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