JPH1014265A - 発電装置および電気機器 - Google Patents

発電装置および電気機器

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JPH1014265A
JPH1014265A JP16500396A JP16500396A JPH1014265A JP H1014265 A JPH1014265 A JP H1014265A JP 16500396 A JP16500396 A JP 16500396A JP 16500396 A JP16500396 A JP 16500396A JP H1014265 A JPH1014265 A JP H1014265A
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power
energy
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generator
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JP16500396A
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Osamu Takahashi
理 高橋
Tsukasa Funasaka
司 舩坂
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低密度で変動の大きな自然エネルギーを効率
良く回収して蓄積し、さらに、発電に適した質のエネル
ギーとして提供可能な発電装置を提供する。 【解決手段】 温度変化によって膨張・収縮する作動液
体を収納した作動容器21を設け、この変動によって変
動レバー23を動かし、伝達歯車30、31および32
によってゼンマイ11を巻き上げる。ゼンマイ11の出
力側に発電機15を接続して発電を行う。ゼンマイ11
は作動容器21の変動速度が遅い場合であってもそのエ
ネルギーを蓄え、一定のトルクで効率良く発電機15を
駆動することができる。また、ゼンマイ11にエネルギ
ーを蓄積できるので大容量の2次電池を省略でき、劣化
や廃棄の問題を未然に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度差などの自然
エネルギーを用いて発電を行う発電装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】風力発電や、潮力発電など自然エネルギ
ーを用いて発電を行うシステムが開発され、実用化され
ている。自然に存在する風、光、温度などのエネルギー
は、エネルギー密度が低く、強度が一定していないなど
化石エネルギーと比較して利用することが困難である。
従って、電気機器の動力源として実際に利用可能にする
ためにエネルギー密度を大幅に高め、そのエネルギーを
蓄積しておく必要がある。このため、発電システムが大
型になり、電力を蓄えておくための2次電池が必要にな
る。
【0003】近年、時計を始め身近な機器のほとんどが
電子化されており、作動させるためには電力が必要であ
る。このため、自然エネルギーを利用して発電できる小
型の装置が求められており、例えば、特開平6−341
371号に気温の変化によって密閉された気体あるいは
液体の圧力変化を用いて発電機を動かし発電をする装置
が記載されている。この発電装置は、気温の変化を用い
て電力を供給できるので、従来は電池を使用する小型機
器を電池無しで動かすことができ、電池交換の煩わしさ
や使用済電池の廃棄といった問題の発生を防止してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】太陽光などによって自
然に気温が変化する場合は、その変動は緩やかであり、
従って、気温の変化に伴う圧力の変化も緩やかである。
このため、密閉された気体の圧力上昇や膨張は緩やかに
進行する。これに対し、ステータの内部でロータが回転
して発電を行う機械的な発電機においては、所定の回転
速度が得られないと効率の良い発電は不可能である。従
って、特開平6−341371号においては、ある程度
の圧力になるまで密閉された気体の膨張を抑え、その
後、開放し、その時の変位によって発電機を高速で回す
ようにしている。このため、継続的な発電は不可能であ
り、電源として用いるためには化学変化を用いた大容量
の2次電池が必要になる。このような2次電池は液漏れ
やドライアップなどによる劣化があり比較的短命であ
る。従って、製品寿命はそれほど長くない。また、化学
変化を用いた2次電池は、電池と同様に廃棄上の問題が
ある。さらに、気体の膨張を制御するために電動のアク
チュエータやセンサが必要となるので、長期間発電が行
われずに2次電池が放電してしまうと発電を再開できな
いといった問題もある。気体の圧力制御をバネを用いて
機械的に行うことも可能であるが、圧力制御のためにエ
ネルギーが費やされてしまうという問題がある。
【0005】そこで、本発明においては、エネルギー密
度が低く、さらに、エネルギー密度の変動が激しい自然
エネルギーを効率良く発電のために蓄積することがで
き、小型の電気機器の動力源として用いることができる
発電装置および発電機能を内蔵した電気機器を提供する
ことを目的としている。さらに、大容量の2次電池を必
要とせずに長時間にわたって一定の電力を供給すること
ができる自然エネルギーを用いた発電装置を提供するこ
とを目的としている。また、自然エネルギーを用いて発
電をスタートする際に電気的な制御は不要で、いつでも
どのような状態でも発電を行うことができる発電装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の発電
装置においては、自然エネルギーをいったんゼンマイに
蓄積して、このゼンマイによって発電機を駆動して発電
を行うようにしている。ゼンマイは、一定の巻上トルク
以上の力があれば巻き上げることが可能であり、その巻
き上げるために要したエネルギーを巻き上げ時の変位の
速度などにかかわらず蓄えることができる。従って、自
然エネルギーの密度が低くとも輪列などを用いてそのエ
ネルギー密度で発生できるトルクでゼンマイが巻き上が
られるようにしておけば、どのような自然エネルギーで
も蓄えることが可能である。また、ゼンマイは、ゼンマ
イを巻き上げる速度とは無関係にエネルギーを蓄えるこ
とができるので、巻き上げる速度を管理する必要はなく
アクチュエータなどの制御機構は不要である。従って、
全く蓄積されたエネルギーのない状態であっても発電を
開始でき、いつでもどのような状態でも発電を行うこと
ができる。さらに、輪列などを用いたゼンマイを巻き上
げる機構を設ければ良いので、簡易な構造で小型の発電
装置を提供することができる。そして、ゼンマイからは
ほぼ一定のトルクの力を長時間にわたって供給できるの
で、発電機を所定の出力で長時間にわたり駆動させるこ
とができる。従って、自然エネルギーの密度が大幅に変
動する場合であっても、ほぼ一定の発電量を確保するこ
とができる。このように、ゼンマイは自然エネルギーを
蓄積するのに非常に適しており、自然エネルギーをゼン
マイに一旦蓄積して発電することにより、自然エネルギ
ーを効率よく、そして安定して利用できる。
【0007】さらに、ゼンマイは一方の側を巻上側とし
て他方の側を出力側とすることにより、発電機を駆動し
ながら自然エネルギーによって巻き上げることが可能で
ある。このため、エネルギーの充填と発電を同時に行う
ことができるので、安定した電力源とすることができ
る。さらに、ゼンマイは手巻きや他の治具を用いて人為
的に巻けるようにしておくことにより、自然エネルギー
が不足する場合は人為的にエネルギーを与えて不足分を
補うといた処理も可能である。このように、ゼンマイを
エネルギーの蓄積手段として用いることができるので、
大容量の2次電池は不要であり、発電機から出力された
電力を整流する整流手段に平滑用コンデンサとして非電
解質タイプのセラミックフィルムあるいは半導体コンデ
ンサなどを設ければ良い。従って、発電装置から劣化す
る可能性の大きな部品を削除することができ、発電装置
の寿命を大幅に延ばすことができる。また、2次電池の
廃棄にかかる問題も未然に防止できる。
【0008】ゼンマイは様々な自然エネルギーを用いて
巻き上げることが可能であり、例えば、環境の温度差を
用いて巻き上げることが可能である。環境の時間的な温
度差を用いる場合は、時間的な温度差、すなわち温度変
化によって体積または長さが増減する変動部と、この変
動部の動きでゼンマイを巻き上げる伝達部とを設ければ
良い。伝達部としては、変動部の1方向の変化を捉えて
ゼンマイを巻き上げるものが採用できる。変動部の1方
向でゼンマイを巻き上げる場合は、機構が簡単であり、
変動部および伝達部にかかる負荷も小さくて良いので、
簡易な機構で安価な発電装置を提供できる。一方、変動
部の双方向の変化を捉えてゼンマイを巻き上げる伝達部
を採用することも可能であり、変動部の第1の方向の変
化を捉えてゼンマイを巻き上げた後、変動部をいったん
開放し、さらに、変動部の第2の方向の変化を捉えてゼ
ンマイを巻き上げる動作をする伝達部を設けることによ
り、自然エネルギーをゼンマイへ回収する効率を高める
ことができる。変動部には、環境の時間的な温度差によ
って膨張・収縮を行う気体が充填された作動部を設置す
ることにより温度変化を運動エネルギーに変換できる。
この場合、環境の温度が増加する方向のときに、環境の
温度が減少する方向のときより大きな負荷が伝達部から
作動部にかかるように伝達部を構成することによりゼン
マイへの入力効率を向上できる。また、変動部には、環
境の時間的な温度差によって形状が変化する形状記憶部
材を採用することも可能であり、この形状記憶部材によ
って温度変化を運動エネルギーに変換することができ
る。形状記憶部材によって構成されたバネを作動部とし
て設けることが可能であり、温度が変化してもバネ定数
がほぼ一定であるとすると、双方の温度変化に対しほぼ
一定の負荷が作動部にかかるようにすることが望まし
い。また、所定の温度を境に異なった第1および第2の
安定位置を持つ場合は、温度変化の一方向を捉えてゼン
マイにエネルギーを供給するのであれば、第1および第
2の安定位置の中間位置の負荷を伝達部から作動部に印
加することが望ましく、また、温度変化の双方向を捉え
てゼンマイにエネルギーを供給するのであれば、中間位
置で作動部に発生する作動力のほぼ1/2の負荷を印加
することが望ましい。さらに、開放動作を加えて温度変
化の双方向を捉えてエネルギーを蓄積する場合は、中間
位置で作動部に発生する負荷が伝達部から作動部に印加
されることが望ましい。
【0009】温度変化を発生させる方法としては、変動
部に太陽光を集光して温度を上昇させ、太陽エネルギー
をゼンマイに蓄積することも可能である。集光手段を用
いる場合は、太陽の動きによって変動部に対する集光量
を変化させることにより、変動部の温度変化の頻度を多
くできるので太陽エネルギーの入力効率を向上できる。
このような集光手段としては、複数の集光レンズを用い
たものや、複数のスリットを設けたものがある。
【0010】また、環境の場所的な温度差による自然エ
ネルギーをゼンマイに蓄積することも可能であり、ゼー
ベック効果を利用して温度差をいったん電力に変換し、
この電力によってモータでゼンマイを巻き上げることが
可能である。熱電変換手段の温接点側を太陽光を用いて
加温することが考えられる。
【0011】さらに、太陽電池を用い、太陽電池からの
電力によってゼンマイを巻き上げても良い。また、風や
水力、さらに潮力などの流体の運動エネルギーを用いて
ゼンマイを巻き上げることも可能であり、ゼンマイは自
然エネルギーを捉える媒体の速度が早い場合でも遅い場
合でもそのエネルギーを蓄積することが可能である。一
方、ゼンマイに蓄積されたエネルギーは発電に適した
質、例えば、一定のトルクで出力すことが可能である。
このように、自然エネルギーをいったんゼンマイに蓄え
ることにより、大容量の2次電池を不要にでき、さら
に、エネルギー密度の低く、変動の大きな自然エネルギ
ーを用いて安定した発電を行うことができる。また、ゼ
ンマイを用いた小型で簡易な機構で自然エネルギーを蓄
積することができるので、小型で携帯に適した発電装置
を提供できる。従って、このような発電装置と、この発
電装置から供給された電力によって動作する計時装置や
通信装置などの動作部を結合することにより、何時でも
何処でも使用でき、電池の廃棄などの問題のない電気機
器を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下に図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1に本発明に係る発電装置10を
内蔵した計時装置1の概略構成を示してある。本例の計
時装置1は、太陽光を集光して温度変化を引き起こし、
それを用いて発電を行う発電装置10と、この発電装置
10から出力された電力を整流し制御する電力制御部5
およびこの電力によって動作する計時部2を備えてい
る。本例の発電装置10は、密閉された伸縮性の容器2
1の内部に液層と気層が共存する高圧の作動流体、例え
ば、アンモニアなどが収納されており、周囲の温度の変
化によって作動流体の圧力および体積が変動して温度変
化のエネルギーを運動エネルギーとして取り出し、さら
に、この運動エネルギーによってゼンマイ11を巻き上
げられるようになっている。本例の発電装置10は、両
側面に下向きおよび上向きの駆動歯22aおよび22b
の形成された細長い変動レバー23が作動容器21の伸
縮によって紙面の上下方向に直線的に変動するようにな
っている。さらに、この変動レバー22の動きが歯車3
0、31および32によってゼンマイ11に伝達され、
ゼンマイ11を巻き上げて作動流体から得られた運動エ
ネルギーをゼンマイ11に保存できるようになってい
る。
【0013】ゼンマイ11に蓄えられたエネルギーは出
力歯車12から出力され、1番歯車13aおよび2番歯
車13bを備えた輪列13を介して発電機15に伝達さ
れる。本例の発電機15は、ステータ17の内部で永久
磁石を備えたロータ16が回転する回転型であり、ロー
タ16がフライホイール16aと共に回転してステータ
コイル17aの両側から電力が取り出せるようになって
いる。発電機15から出力された電力は電力制御部5に
よって整流される。本例の電力制御部5は、発電負荷を
ほぼ一定に保つように発電機15と並列に接続された電
力消費部51と、発電機15から出力された交流を直流
に変換する整流回路52と、この整流回路52の出力側
に設置された平滑コンデンサ53と、発電機15の負荷
電力を制御できる昇降圧回路54と、さらに、動作部2
に供給される電力の安定化を図る補助コンデンサ55を
備えている。
【0014】ゼンマイ11はらせん状に巻かれたバネで
あり、巻き上げられることによってエネルギーが蓄積さ
れ、バネが解きほぐされることによって蓄積されたエネ
ルギーが出力される。従って、出力側に所定の負荷(ト
ルク)が印加されていると、図2に示すように、その負
荷に対応したエネルギーを長時間出力することが可能で
ある。一方、出力側に負荷が印加されていないと、バネ
が急激に解きほぐされて蓄積されたエネルギーが散逸し
てしまう。そこで、本例においては、動作部2の消費電
力が少ないときは、電力消費部51において発電機15
の出力を適当に消費し、ゼンマイ11の巻きほどけるス
ピードを低減してゼンマイ11に蓄積されたエネルギー
が浪費されないようにしている。電力消費を制御する方
法は様々であり、発電機15と並列に接続される抵抗や
コイルなどの回路素子の値を制御しても良い。あるい
は、モータなどの電力消費機器で電力を消費し、そのモ
ータの出力でゼンマイ11を巻き上げるといった機構を
採用することも可能である。
【0015】さらに、動作部2において消費電力が全く
ない場合はゼンマイを巻きほどいてエネルギーを消費す
るのは無駄になる。そこで、本例においては、発電機1
5のフライホイール16aの動きを機械的なブレーキ5
6によって停止することによりゼンマイ11が巻きほど
けるのを防止している。ブレーキ56は、バイモルフな
どの電気的に動作するアクチュエータを用いて構成する
ことができる。このブレーキ56は、平滑コンデンサ5
3あるいは補助コンデンサ55に蓄積された電力によっ
て動作するようになっており、これらのコンデンサ53
あるいは55に電力の無い場合はフライホイール16a
を開放するようになっている。従って、電力が全くない
状態では、ゼンマイ11にエネルギーが蓄積されだす
と、自然に発電機15が回転して電力が取り出される。
そして、これらのコンデンサ53あるいは55の電圧が
一定以上になるとフライホイール16aを停止してゼン
マイ11に蓄積されたエネルギーの無駄遣いを防止す
る。
【0016】本例の昇降圧回路54は、ゼンマイ11に
よって発電機15が発電を行い電力を出力する際に、出
力電圧が低くとも出力電流が高くなるようにして低い回
転スピードで所定の電力が得られるようにしている。例
えば、図2に示すように、ゼンマイ11の出力トルクが
十分に得られる状態では、発電機15には2iの電流が
流れるように発電機側の電圧を低下し、昇降圧回路54
で昇圧して動作部2に供給している。一方、ゼンマイ1
1の出力トルクが低下してくると規定の電流値が確保で
きなくなるので、昇降圧回路54の昇圧を止めて発電機
15から高い出力電圧で低い出力電流iがえられるよう
にする。これにより、ゼンマイ11が巻きほどけてトル
クが低下した状態でも所定の出力電圧および電流を得ら
れるようにして動作部2の動作時間を延長できるように
している。さらに、ゼンマイ11の出力が低下すると、
昇降圧回路54で降圧して出力することにより、発電機
15から低トルクで高電圧・低電流の電力が得られるよ
うにして動作部2が作動できる時間をさらに延長するこ
とが可能になる。
【0017】このような制御が可能なのは、発電機の電
磁ブレーキが出力電流に比例するのを利用してゼンマイ
の開放速度(巻きほどける速度)を制御できるからであ
り、ゼンマイのトルクが大きいときは出力電圧を低く、
出力電流を高くすることによって発電機の電磁ブレーキ
を大きくし、一方、ゼンマイのトルクが小さいときは、
出力電圧を高く、出力電流を低くすることにより発電機
の電磁ブレーキを小さくすることにより、ゼンマイによ
って発電機を動かせる許容範囲を広げることができる。
ゼンマイから発電機への供給されるエネルギーという面
から考えると、トルクが大きなときは、回転数が少ない
状態で必要なエネルギーを供給し、その後、トルクが小
さくなった分だけ回転数を上げて供給エネルギーを必要
量供給できるようにしていることになる。
【0018】太陽電池などの発電装置を備えた電子機器
が多く開発されているが、これらの電子機器は低密度で
変動の激しい自然エネルギーを電力に変換して蓄えてお
くために非常に大きな2次電子を必要としており、電気
2重層コンデンサなどの電解質系の化学変化を用いた大
型のコンデンサが用いられている。これのような化学変
化を用いたコンデンサは、ドライアップ、液漏れ、蒸
発、充放電抵抗の上昇など幾つかの原因による劣化が比
較的早く、容量は非常に大きいが寿命という点では他の
非電解質系のコンデンサ、例えば、セラミックフィルム
コンデンサ、半導体コンデンサなどに劣っている。しか
しながら、非電解質系のコンデンサは容量が小さいので
従来の発電装置では採用されていない。
【0019】これに対し、本例においては、ゼンマイ1
1でエネルギーを蓄積できるので、電解質系のコンデン
サを採用する必要がなくなる。従って、本例では、平滑
コンデンサ53や補助コンデンサ55に非電解質系のコ
ンデンサを用いることができ、発電装置10およびこれ
を用いた電気機器1の寿命を大幅に延ばすことができ、
トラブルなしで長期間にわたり使用できる。さらに、非
電解質コンデンサは劣化が少ないので廃棄という問題も
なく、廃棄する場合であっても化学変化を伴う部材はほ
とんど使用されていないので環境汚染という問題も発生
しにくい。
【0020】発電装置10に戻って、本例の発電装置1
0の構成をさらに詳しく説明する。本例の発電装置10
は、太陽光を集光して作動容器21に照射し、作動容器
21の温度を制御する集光システム40を備えている。
本例の集光システム40は、複数の集光レンズ41が並
んで配置されており、レンズ毎にそれぞれ異なる入射角
度の太陽光49を作動容器21の底部に設けられた吸熱
部45に集光できるようになっている。さらに、集光レ
ンズ41が集光可能な入射角度は離散的に設定されてお
り、太陽の位置が変化するに連れて、その太陽からの入
射角度に合致した集光レンズ41によって吸熱部45に
断続的に太陽光が集光され、他のレンズ41からの光は
反射部44によって反射され作動容器21には熱が伝わ
らないようになっている。
【0021】従って、本例の電気機器である時計装置1
を公園などの太陽光が随時照射される場所に設置した
り、あるいは車などに搭載して移動すると、集光システ
ム40によって断続的に吸熱部45に太陽光が集光さ
れ、作動容器21が断続的に加温される。加温されると
作動容器21の内部の作動流体の圧力が上昇して膨張
し、一方、太陽光が当たらなくなると作動容器21から
熱が放出されるので作動流体の圧力が減少して収縮す
る。従って、本例の作動容器21は断続的に膨張収縮を
繰り返す。このため、作動容器21に連結された変動レ
バー23が膨張収縮によって上下に変動し、変動レバー
23の両側に設けられた駆動歯22aおよび22bによ
って伝達用の歯車30、31および32が駆動されゼン
マイ11が巻き上げられ、ゼンマイ11にエネルギーが
蓄積される。
【0022】図3に拡大して示すように、本例の巻上機
構は、変動レバー23の双方向の動きを利用してゼンマ
イ11を巻き上げられるようになっている。このため、
図3(a)に示すように、変動レバー23の図面上の右
側には、下向きに駆動する駆動歯22aが設けられてお
り、これが上向きの歯が設けられた歯車30とかみ合っ
て変動レバー23が下方に変動したときにゼンマイ11
を半時計方向に回転させて巻き上げる。一方、変動レバ
ー23が上方に変動したときは、図3(b)に示すよう
に、ストッパー35によって歯車30は逆転ができない
ようになっているので、変動レバー23が歯車30の歯
の背の部分に押されて左側に向かう。この結果、変動レ
バー23の左側に設けられた上向き駆動歯22bによっ
て、下向きの歯が設けられた歯車31とかみ合う。従っ
て、変動レバー23が上方に変動すると、歯車31が時
計方向に回転し、この動きが図1に示したように、補助
車31aに伝達され、さらに伝達補助車32によって歯
車30の補助車30aに伝達される。このような輪列3
4を経由して変動レバー23の下向きの変動は、歯車3
0の半時計方向の回転運動になり、これによってもゼン
マイ11が巻き上げられる。
【0023】また、本例のゼンマイ11は、一方の端1
1aが出力歯車12に接続されており、他方の端11b
が巻上用の歯車30に接続されている。従って、出力歯
車12をゼンマイ11で駆動しながらゼンマイ11を巻
き上げることが可能であり、ゼンマイ11による発電を
中断しないでゼンマイ11にエネルギーを蓄えることが
できる。このため、安定した電力を継続して供給するこ
とが可能であり、この点でも大容量の2次電池が不要で
ある。ゼンマイ11の変わりに重りを巻き上げるなどの
エネルギー蓄積手段を採用することも可能であるが、重
りを巻き上げる間はエネルギーを出力できないので発電
が一時的に停止する。従って、この間の電力を蓄えるた
めの2次電池が必要となる。これに対し、本例のゼンマ
イを用いた発電装置では、ゼンマイにエネルギーが蓄積
されていればこれを用いて常に発電できるので、2次電
池は基本的には不要である。もちろん、電圧の急激な変
動などを考慮して設けておくことも可能である。
【0024】さらに、本例の変動レバー23が両方の歯
車30および31のいずれともかみ合わない中立状態を
実現できるように変動レバー23の位置を動かすアクチ
ュエータ39を備えている。このアクチュエータ39
は、バイモルフなどによって動かすことが可能であり、
変動レバー23の上端を動かして両歯車30および31
とかみ合わない状態を実現している。このアクチュエー
タ39も平滑コンデンサ53などの電力を用いて動かさ
れるようになっており、電力が全く無い状態では、変動
レバー23が一方の歯車30あるいは31と接触した状
態になるようになっている。このため、全く電力がない
状態で作動容器21が伸縮するといずれかの歯車30あ
るいは31を介してゼンマイ11が巻かれ、必ず発電が
行われるようになっている。
【0025】図4のP−V線図に基づき、本例の発電装
置10における発電サイクルを説明する。図4に示した
第1の状態曲線Aは、作動流体の温度が外界の温度T1
と等しい状態であり、第2の状態曲線Bは、作動流体が
太陽光によって加温され外界より高い温度T2になった
状態を示してある。1気圧(1atm)、温度T1で体
積v1の状態aの作動流体が太陽光によって加温される
と、まず、作動流体の圧力が伝達歯車31を動かせるト
ルクを発生する圧力p1となる状態bまで体積が一定の
状態で圧力だけ上昇する。圧力p1に到達すると一定の
トルクでゼンマイ11を巻き上げることができるので、
圧力p1の状態で体積が膨張し、作動容器21が膨張あ
るいは伸びて変動レバー23および伝達歯車を介してゼ
ンマイ11にエネルギーを注入する。集光システム40
によって太陽光が吸熱部45に集光できなくなると、作
動流体の温度は温度T2に到達した後に低下する。従っ
て、作動流体は、温度T2で圧力p1となる体積v3の
状態cまで膨張し、状態bからcの間に変動レバー23
によって歯車31が駆動され、ゼンマイ11にエネルギ
ーが蓄積される。
【0026】この状態で変動レバー23の変動が一時的
に停止するので、本例の発電装置10では、アクチュエ
ータ39を用いて変動レバー23を歯車31から開放す
る。この結果、作動流体は圧力がp1から1気圧となる
まで膨張し、温度T2の状態曲線Bにそって体積v4の
状態dに移行する。作動流体の温度がT2から周囲の温
度T1に低下すると、作動流体の圧力は減少し、作動容
器21の内圧は負圧になる。従って、変動レバー23に
は下方の力が発生し、この力が歯車30のトルクと等し
くなる圧力p2まで作動流体の圧力は低下する。圧力p
2の状態eに達すると、変動レバー23が下向きの駆動
歯22aによって歯車30を駆動し、作動容器21は収
縮する。作動流体の温度が外界の温度T1と等しくなる
体積v2の状態fまで圧力p2が一定の状態で作動容器
21は収縮あるいは縮むので、この間、歯車30を介し
てゼンマイ11が巻き上げられゼンマイ11にエネルギ
ーが保存される。
【0027】状態fに到達すると、変動レバー23の動
きが一時的に停止するので、本例の発電装置10におい
ては、再び変動レバー23を歯車30から開放する。こ
の結果、作動容器21内の作動液体は、圧力p2から1
気圧まで収縮し、体積v1の状態aに戻る。本例の発電
装置10は、このような発電サイクルを採用することに
より、作動液体が温度T1から温度T2に加温され、再
び冷却される温度変化のサイクルを描き、図4に斜線で
示したような面積abcoおよび面積o’defのエネ
ルギーをゼンマイ11に入力し、蓄積することができ
る。そして、ゼンマイ11に蓄積されたエネルギーによ
って発電機15を駆動し、適当な電力を適当な時に得る
ことができる。
【0028】このようなサイクルでゼンマイに蓄積でき
るエネルギーUを計算すると以下のようになる。
【0029】 U=(p1−1)×(v3−v1)+(1−p2)×(v4−v2) ・・・(1) ここで作動流体がほぼ理想気体に沿った状態変化をする
と仮定し、それぞれの温度における状態曲線AおよびB
が以下で表されるものとする。
【0030】 pv = A ( T=T1 ) ・・・(2) pv = B ( T=T2 ) ・・・(3) ここで、pは圧力、vは体積(作動容器の容積)、Tは
温度であり、AおよびBは定数である。
【0031】従って、(1)式は、p1およびp2を変
数として以下のようになる。
【0032】 U=(p1−1)×(B/p1−A)+(1−p2)×(B−A/p2) ・・・(4) 圧力p1およびp2はそれぞれ独立なので、それぞれに
ついて微分してUの最大値を求めると、以下のようにな
る。
【0033】 Umax = 2×(√A−√B)2 (p1=1/p2=√(B/A)) ・・・(5) このときに変動レバー23にかかる膨張時の負荷Lup
と収縮時の負荷Ldownを比較すると以下のようにな
る。
【0034】 Lup/Ldown= (p1−1)/(1−p2) = √(B/A) ・・・(6) ここで定数AはBより小さいので(6)式は1より大き
くなる。従って、本例のように作動容器21によって動
かされる変動レバー23の双方向の動きを用いてゼンマ
イ11にエネルギーを注入するサイクルを採用する場合
は、膨張時、すなわち、環境の温度が増加する方向のと
きに変動レバー23に印加される負荷が、収縮時、すな
わち、環境の温度が減少する方向のときに変動レバー2
3に印加される負荷より大きくなるように輪列34を構
成しておくことが望ましい。そして、作動容器21に収
納された流体の種類と、ターゲットとなる温度差とを考
慮して負荷を選択することによりゼンマイ11に蓄積さ
れるエネルギーを最大にでき、作動流体の温度変化によ
るエネルギーを効率良く回収することができる。この作
動流体に発生する温度変化によるエネルギーは本例では
太陽光によって与えられるエネルギーであるが、その他
の単なる室温や水温の変化などであってももちろん良
く、本例の発電装置により環境の時間的な温度差を効率
良くゼンマイに蓄積することができる。
【0035】本例の発電装置10においては、変動レバ
ー23の動きが一時的に停止すると歯車30あるいは3
1から開放することにより作動流体がその温度における
大気圧まで膨張あるいは収縮できるようにしてゼンマイ
11へのエネルギーの回収率を高めている。もちろん、
アクチュエータ39を設けずに変動レバー23が歯車3
0あるいは31に拘束された状態でエネルギーを回収す
ることも可能である。この場合は、上記(1)式におい
て、v1=v2およびv3=v4の条件が加わり、発電
サイクルは図4のc点およびf点を対角とする長方形と
なり、Umaxはp2=p1√(B/A)のときに(√
A−√B)2 とほぼ半分になる。従って、アクチュエー
タ39を省略して発電装置の構成は簡易化されるがエネ
ルギーの回収率は若干減少する。
【0036】一方、変動レバー23の1方向の動きでゼ
ンマイ11を巻き上げることももちろん可能である。図
5に、その一例を示してある。本例の変動レバー23
は、下向きの駆動歯22aのみが設けられており、板バ
ネ26によって伝達歯車30に駆動歯22aが押しつけ
られている。従って、変動レバー23が上方に動くとき
は駆動歯22aは伝達歯車30とかみ合わず、変動レバ
ー23はほぼ自由に上方に動く。一方、太陽光の角度が
変わり太陽光が吸熱部45に当たらなくなると作動容器
21が収縮し、変動レバー23が下方に引っ張られる。
このときは、駆動歯22aと伝達歯車30がかみ合うの
でゼンマイ11が巻き上げられ、エネルギーが蓄積され
る。このように、駆動歯22aが1方向に設けられてい
る変動レバー23を採用した発電装置においては、図4
に示したサイクルo’defにほぼ沿ってエネルギーを
回収することができる。回収できるエネルギーの最大値
Umaxはp2=√(A/B)のときに(√A−√B)
2 と式(5)のほぼ半分であり、開放せずに温度変化に
よる双方向の動きを捉えてエネルギーを蓄積した場合と
同じ程度になる。このような1方向でゼンマイ11を巻
き上げる発電装置は構造が簡易であり、コンパクトにで
き、また、安価に提供できる。さらに、変動レバー23
の動きを開放せずに温度変化による双方向の動きを捉え
る装置とほぼ同じ量のエネルギーを蓄積できるので小型
の発電装置や電気機器に適している。
【0037】〔第2の実施の形態〕温度変化を変動レバ
ーの運動エネルギーに変換する方法は上記に限定されな
いことはもちろんである。図6に、その一例として作動
流体を密閉した作動容器の代わりに温度によって形状が
変化する形状記憶合金からなる板バネ25を用いてあ
る。この形状記憶合金製のバネ25には、集光レンズ4
7および複数のスリット46aが形成されたマスク板4
6を用いた集光システム40によって太陽光49が断続
的に照射されるようになっている。なお、本図には、ゼ
ンマイ11にエネルギーを蓄積する部分のみを示してあ
り、発電機などの構成は図1に示した発電装置と同様で
あるので省略してある。また、本図には、上記の第1の
実施の形態の図5に相当する温度変化による変動レバー
23の一方向の動きを捉えてゼンマイ11にエネルギー
を蓄積する構成を例示しているが、図1と同様に双方向
の動きを捉えてゼンマイ11にエネルギーを蓄積する構
成を採用することももちろん可能である。
【0038】このような発電装置においても、太陽光の
向きが時間的に変動することを利用して形状記憶合金製
のバネ25に断続的に太陽光が照射され加温される。従
って、形状記憶合金25の温度が変動し、例えば、図面
の上下方向に変動を繰り返す。この結果、形状記憶合金
製のバネ25に連結された変動レバー23が上記と同様
に上下に動き、この動きを用いてゼンマイ11を巻き上
げることが可能である。本例の変動レバー23は、下向
きの駆動歯22aのみが設けられており、板バネ26に
よって伝達歯車30に駆動歯22aが押しつけられてい
る。従って、変動レバー23が上方に動くときは駆動歯
22aは伝達歯車30とかみ合わず、変動レバー23は
ほぼ自由に上方に動く。一方、太陽光の角度が変わりマ
スク板46に遮られると形状記憶合金製のバネ25が下
方に動き、変動レバー23が下方に引っ張られる。この
ときは、駆動歯22aと伝達歯車30がかみ合うのでゼ
ンマイ11が巻き上げられ、エネルギーが蓄積される。
形状記憶合金製のバネ25は、本例のような板バネに限
定されるものではなく、コイル状のバネなど適当な弾性
力を発揮できる形状であれば良い。
【0039】図7に、所定の温度を境にして第1の安定
位置X1と、これと異なる第2の安定位置X2の2つの
安定位置を持った形状記憶合金製のバネ25を作動部と
して採用した発電装置の動作を示してある。なお、本例
では、簡単のために形状記憶合金製のバネ25は、温度
変化に係わらず低温側と高温側で一定のバネ定数k1お
よびk2を備えているものとする。上記の第1の実施の
形態の説明において図4に基づき述べたように、形状記
憶合金製のバネ25を用いた発電装置においても、温度
変化の1方向でゼンマイにエネルギーを供給するケース
(第1のケース)と、温度変化の双方向でゼンマイにエ
ネルギーを供給するケース(第2のケース)と、さら
に、バネ25の変位が停止したときに変動レバー23を
開放してその温度における平衡な位置(安定位置X1お
よびX2)まで変位させてエネルギーを回収するケース
(第3のケース)が考えられる。
【0040】安定位置まで変動レバー23を開放する第
3のケースにおいては、図7に示したように、形状記憶
合金製のバネ25の低温側における変位−力曲線Cと、
高温側における変位−力曲線Dに沿って変位する。ま
ず、低温の安定点X1の点aの状態で温度が所定の値を
越えるとバネ25の安定点がX2に移動する。従って、
点aは安定点X2に対し変位しているので力が発生し、
輪列を介してゼンマイ11を巻き上げる力F1が得られ
る点bに達すると一定のトルクでゼンマイ11を巻き上
げる。変位X4となる点cに達するとトルクが不足する
のでゼンマイ11の巻き上げを停止する。この段階で、
第3のケースでは、変位レバー23を開放するので、バ
ネ25は、第2の安定点X2(点d)まで変位する。一
方、温度が下がって所定の値以下になると、安定点が第
1の安定点X1に移動するので、第2の安定点X2で力
が発生し、ゼンマイ11を巻き上げられる力F2になる
点eにたっすると一定のトルクでゼンマイ11を巻き上
げる。そして、トルクが不足する点f(変位X3)に達
するとゼンマイ11の巻き上げが止まるので、再び変位
レバー23を開放し、第1の安定点a(変位X1)に移
動する。本例の発電装置においては、第3のケースにお
いてこのような発電サイクルが描かれるので、図7に斜
線で示したような面積abcoおよび面積o’defの
エネルギーをゼンマイ11に入力し、蓄積することがで
きる。そして、ゼンマイ11に蓄積されたエネルギーに
よって発電機15を駆動し、適当な電力を適当な時に得
ることができる。
【0041】このようなサイクルでゼンマイに蓄積でき
るエネルギーUを計算すると以下のようになる。
【0042】 U=|F1×(X4−X1)|+|F2×(X2−X3)|・・・(7) ここで形状記憶合金のバネ25が同じバネ定数kで変位
するとすると、それぞれの温度における変位−力曲線C
およびDが以下で表される。
【0043】 F = k1・X1−k1・x ・・・(8) F = k2・X2−k2・x ・・・(9) ここで、Fは力、xは変位である。
【0044】従って、(7)式は、F1およびF2を変
数として以下のようになる。
【0045】 U=F1(X2−F1/k2−X1)−F2(X2−X1+F2/k1) =F1(X2−X1)−F12 /k2−F2(X2−X1)−F22 /k1 ・・・(10) 力F1およびF2はそれぞれ独立なので、それぞれにつ
いて微分してUの最大値を求めると、以下のようにな
る。
【0046】 Umax = k1/4(X2−X1)2 +k2/4(X2−X1)2 F1= k2(X2−X1)/2=k2・X2−k2・(X1+X2)/2 F2=−k1(X2−X1)/2=k1・X1−k1・(X1+X2)/2 ・・・(11) 従って、上記の形状記憶合金を用いたバネのように2つ
の安定点X1およびX2を備えているバネを用いた場合
は、変動レバー23に印加される負荷が2つの安定点X
1およびX2の中間点の負荷となるように輪列34を構
成しておくことにより、環境の温度変化によるエネルギ
ーを効率良く回収することができる。この中間点の負荷
は、安定点X1およびX2における力の半分に相当す
る。
【0047】また、低温側のバネ定数k1と高温側のバ
ネ定数k2が等しいバネ25によって変動レバー23を
駆動し、この変動レバー23の双方向の動きを用いてゼ
ンマイ11にエネルギーを注入するサイクルを採用する
場合は、環境の温度が増加する方向のときに変動レバー
23に印加される負荷と、環境の温度が減少する方向の
ときに変動レバー23に印加される負荷がほぼ等しくな
るように輪列34を構成しておくことにより、環境の温
度変化によるエネルギーを効率良く回収することができ
る。
【0048】上記の第3のケースでは、変動レバー23
の動きが一時的に停止すると歯車30あるいは31から
開放することにより安定位置までバネを変位してゼンマ
イ11へのエネルギーの回収率を高めているが、第2の
ケースのようにアクチュエータ39を設けずに変動レバ
ー23が歯車30あるいは31に拘束された状態でエネ
ルギーを回収するとも可能である。この場合は、上記
(7)式において、 U=|F1×(X4−X3)|+|F2×(X4−X3)|・・・(12) となり、発電サイクルは図7に一点鎖線で示したc’点
(変位X4’)およびff’点(変位X3’)を対角と
する長方形となる。従って、k1=k2およびF1=−
F2のときのUmaxおよびそのときのF1、F2は以
下のようになる。
【0049】 Umax = k1/4(X2−X1)2 F1= k1(X2−X1)/4 F2=−k1(X2−X1)/4 ・・・(13) 従って、安定点X1およびX2の中間点の半分の負荷を
変動レバー23にかけることが望ましく、アクチュエー
タ39を省略して発電装置の構成は簡易化されるがエネ
ルギーの回収率は若干減少する。
【0050】一方、駆動歯22aが1方向に設けられて
いる変動レバー23を採用した発電装置においては、図
7に示したサイクルo’defにほぼ沿ってエネルギー
を回収することができる。回収できるエネルギーの最大
値UmaxとF2は以下のようになる。
【0051】 Umax = k1/4(X2−X1)2 F2=−k1(X2−X1)/2=k1・X1−k1・(X1+X2)/2 ・・・(14) 従って、安定点X1およびX2の中間点の負荷が変動レ
バー23にかかるように輪列を構成することにより高い
エネルギーをゼンマイ11に蓄積することができる。ま
た、この1方向の動きを取られた簡単な構成の発電装置
でも、開放せずに温度変化による双方向の動きを捉えて
エネルギーを蓄積した場合と同じ程度のエネルギーを蓄
積できるので、小型の発電装置や電気機器に適してい
る。
【0052】以上のように、図1、図5および図6に示
した発電装置10においては、温度変化という自然エネ
ルギーをいったんゼンマイに蓄積して、このゼンマイに
よって発電機を駆動して発電を行うようにしている。ゼ
ンマイは、一定の巻上トルク以上の力があれば巻き上げ
ることが可能であり、その巻き上げるために要したエネ
ルギーを作動容器の膨張・収縮速度や形状記憶合金の変
位速度の大小にかかわらず蓄えることができる。従っ
て、温度変化の速度が非常に遅く、それによってもたら
される自然エネルギーの密度が低くとも、伝達歯車3
0、31、32などの輪列を用いて作動容器あるいは形
状記憶合金が発生できる力で回せるトルクでゼンマイが
巻き上がられるようにしてあるので、密度の低い自然エ
ネルギーをゼンマイに蓄えることが可能である。そし
て、ゼンマイは巻き上げる速度とは無関係にエネルギー
を蓄えることができるので、巻上速度を管理するような
機構も不要であり、非常に簡易な機構で自然エネルギー
を回収することができる。本例においては、ゼンマイに
蓄えられたエネルギーの浪費を防止したり、あるいは、
エネルギーの回収率を高めるために幾つかのアクチュエ
ータを用いているが、もちろん、これらのアクチュエー
タがなくとも自然エネルギーを回収することができる。
さらに、これらのアクチュエータはゼンマイにエネルギ
ーがある状態で使用できれば良いものであって、発電を
開始する、あるいはゼンマイへのエネルギー回収をスタ
ートするために必要なものではない。従って、ゼンマイ
に全くエネルギーが保存されていない状態であっても自
然エネルギーを確実にゼンマイに回収することができ
る。
【0053】さらに、先に説明したように、ゼンマイか
らはほぼ一定のトルクの力を長時間にわたって供給でき
るので、発電機を所定の出力で長時間にわたり駆動させ
ることができる。このため、温度変化などの自然エネル
ギーの密度が大幅に変動する場合であっても、ほぼ一定
の発電量を確保することができる。このように、本例の
発電装置に採用しているゼンマイは自然エネルギーを蓄
積し、さらに、発電用の放出する蓄積手段として非常に
適しており、自然エネルギーをゼンマイにいったん蓄積
して発電することにより、自然エネルギーを効率よく、
そして安定して利用できる。また、本例では、温度の時
間的な変化として現れる自然エネルギーを回収できるよ
うにしてあるが、これ以外の自然エネルギーをゼンマイ
を用いて回収することももちろん可能である。
【0054】〔第3の実施の形態〕図8には、ゼーベッ
ク効果を利用した熱電変換ユニット27を用いた発電装
置10および電気機器1の例を示してある。本例の発電
装置10においては、熱電変換ユニット27の温接点側
27aに集光システム40を用いて太陽光49を照射し
て、室温となっている冷接点側27bとの間に温度差を
設け、この温度差で熱電変換ユニット27から電力が取
り出せるようにしている。さらに、熱電変換ユニット2
7から得られた電力によってモータ37を駆動し、輪列
34を介してゼンマイ11を巻き上げる。ゼンマイ11
は輪列13によって発電機15を接続され、一定のトル
クで発電機15を回転させて発電を行う。本例の電気機
器も、発電機15の出力を制御する電力制御部5を備え
ており、ゼンマイ11に蓄積されたエネルギーをより効
率よく利用できるようになっている。なお、上述した温
度変化を用いた発電装置10あるいは電力制御部5と共
通する部分は、同じ機能を備えたものを採用できるの
で、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0055】本例の発電装置10においても、温度差と
して現れる自然エネルギーをいったんゼンマイ11に蓄
えることにより、密度が薄く、変動の激しい自然エネル
ギーを発電に都合の良い質を持ったエネルギーとして取
り出すことができる。
【0056】さらに、本例の発電装置10においては、
ゼンマイ11を巻き上げる輪列34に手巻き用の治具3
8がついており、太陽光が得られないときや、ゼンマイ
11が解けてしまったときなどにはユーザが手やバッテ
リー駆動のモータなどの治具を用いてゼンマイを巻いて
電力が得られるようになっている。従って、災害の時の
ように確実に電力が欲しい状況であっても、本例の発電
装置10を用いることにより、電池切れを気にすること
なく時計やラジオ、あるいは通信装置などの機能を備え
た動作部2を使用することができる。
【0057】〔第4の実施の形態〕図9および図10に
は、太陽電池28と風車29を自然エネルギーの入力手
段として用いた発電装置10と、これを用いた電気機器
である照明装置1の例を示してある。本例の発電装置1
0は、図10に示してあるように、太陽電池28によっ
て発電された電力でモータ37を駆動してゼンマイ11
を巻き上げるようにしてあり太陽光のエネルギーをゼン
マイ11に蓄積できる。一方、風車29は、風力として
得られる自然エネルギーを用いてゼンマイ11を巻き上
げ、そのエネルギーをゼンマイ11に蓄積することがで
きる。ゼンマイ11は、巻き上げ速度には関係なく巻き
上げられた変位によってエネルギーを蓄積できるので、
風車29のように回転速度の早い入力手段からも簡単に
エネルギーを入力することができる。このように、ゼン
マイには運動速度が異なる媒体から簡単にエネルギーを
注入できるので、エネルギーを回収可能な流体の運動は
風に限定されることはなく、川や潮汐などの水の流れで
ゼンマイを巻き上げることが可能であり、また、潮力を
波の上下動を介してゼンマイのエネルギーとして蓄積す
ることも可能である。そして、上記と同様のゼンマイか
ら出力されるエネルギーによって所定の電力を得ること
ができる。
【0058】図9および図10に示した発電装置10
は、さらに、太陽電池28と風車29という2種類の自
然エネルギーを捉える手段を備えており、自然エネルギ
ーのばらつきを平滑化してより確実にゼンマイ11にエ
ネルギーを蓄積できるようにしている。本例の照明装置
1は、公園などの照明に適したものであり、上部には太
陽電池28が設置され、風がなくとも太陽光が照射され
ると発電を行い、そのエネルギーでゼンマイ11を巻け
るようになっている。一方、装置1の前方には風車29
が設けられており、尾部の羽60によって照明装置1が
旋回し、風車29が風上を向くようになっている。従っ
て、風が吹けば夜間であっても発電が行われ、ゼンマイ
11にエネルギーが蓄積される。そして、照明装置1の
4方にはライト62が装着されており、ゼンマイ11の
出力側に接続された発電機15によって発電された電力
でライト62が点灯し、公園を照明できるようになって
いる。本例の電力制御部5は、光センサーなどによって
昼間であることを検出すると、図1に示したブレーキ5
6によって発電機15の回転を停止してゼンマイ11の
エネルギーの浪費を防止している。そして、夜間になる
と、ブレーキ56を開放して発電機15を昼間にゼンマ
イ11に蓄積されたエネルギーを用いて回し、一定の電
力をライト62に供給できるようになっている。
【0059】このように、自然エネルギーをいったんゼ
ンマイに蓄積して発電を行うことにより、密度が低く、
変動の激しい自然エネルギーを定常的に発電を行うのに
適したエネルギーとして得ることができる。さらに、ゼ
ンマイにエネルギーを入力する際は、変位の速度に影響
されず低速でも確実にエネルギーを蓄積することができ
るので、簡単な機構で密度の薄い自然エネルギーを回収
できる。また、ゼンマイからはいつも一定のトルクを発
生させることができるので、発電機を一定速度で回転さ
せることは容易であり、複雑な制御を行わなくとも高い
発電効率が得られる。とくに夜間の照明などのように消
費電力がほぼ一定している場合は、ゼンマイの出力も一
定になるので回転制御などは不要である。また、発電機
は本例のように回転式のものに限定されず、圧電体を用
いた発電機などであってもゼンマイに蓄積されたエネル
ギーを用いて発電を行うことができる。このような発電
装置を用いて、上述した街灯、非常灯、庭園灯などの照
明や時計に限らず、車に搭載した電子温度計、高度計、
方位計、さらに、通信機器や携帯型の情報処理装置など
に対して電力を供給することが可能であり、いつでも何
処でも性能を発揮できる電気機器を提供することができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、エネルギー密度が低く、さらに、エネルギー密度の
変動が激しい自然エネルギーを効率良く発電のためにゼ
ンマイに自然エネルギーをいったん蓄積して利用してい
る。従って、本発明により、温度変化、温度差、太陽
光、風力、潮力、水力などの様々な自然エネルギーを電
気機器の動力源として用いることができる発電装置およ
び本発明の発電機能を内蔵した電気機器を提供すること
が可能である。さらに、エネルギーを蓄積する手段とし
てメカニカル的なゼンマイを用いているので、大容量の
2次電池を必要とせずに長時間にわたって一定の電力を
供給することができ、さらに、劣化や廃棄といった問題
の少ない発電装置および電気機器を提供できる。そし
て、本発明の発電装置および電気機器においては、いつ
でも何処でも時計などの動作部に必要な電力を確保で
き、動作部の機能を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発電装置および電気機器の概略構成を
示す図である。
【図2】ゼンマイのトルク特性を示すグラフである。
【図3】図1に示す発電装置の変動レバーの駆動状態を
示す図である。
【図4】図1に示す発電装置のサイクルを示すグラフで
ある。
【図5】図1に示した発電装置と異なる本発明に係る発
電装置であり、変動レバーの1方向の動きでゼンマイを
巻き上げる例である。
【図6】本発明に係る形状記憶合金を用いてゼンマイを
巻き上げる発電装置の例である。
【図7】図6に示す発電装置のサイクルを示すグラフで
ある。
【図8】本発明に係る温度差を用いてゼンマイを巻き上
げる発電装置の例である。
【図9】本発明に係る太陽電池と風車を用いてゼンマイ
を巻き上げる発電装置の外観を示す斜視図である。
【図10】図9に示した発電装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1・・電気機器 2・・動作部 5・・電力制御部 10・・発電装置 11・・ゼンマイ 12・・出力歯車 13・・輪列 15・・発電機 16・・ロータ 16a・・フライホイール 17・・ステータ 21・・作動液体を内蔵した作動容器 22・・駆動歯 23・・変動レバー 25・・形状記憶合金 27・・熱電変換ユニット 28・・太陽電池 29・・風車 30、31、32・・伝達歯車 34・・伝達用の輪列 35・・ストッパー 37・・モータ 38・・手巻き用治具 39・・変動レバーの開放用アクチュエータ 40・・集光システム 41、47・・レンズ 45・・吸熱部 46・・マスク板 46a・・スリット 51・・電力消費部 52・・整流部 53・・平滑コンデンサ 54・・昇降圧回路 55・・補助コンデンサ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼンマイと、このゼンマイを環境の温度
    差を用いて巻き上げる巻上手段と、前記ゼンマイにより
    駆動される発電機とを有することを特徴とする発電装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記巻上手段は、前
    記環境の時間的な温度差によって体積または長さが増減
    する変動部と、この変動部の動きで前記ゼンマイを巻き
    上げる伝達部とを備えていることを特徴とする発電装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記伝達部は、前記
    変動部の1方向の変化を捉えて前記ゼンマイを巻き上げ
    ることを特徴とする発電装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記伝達部は、前記
    変動部の双方向の変化を捉えて前記ゼンマイを巻き上げ
    ることを特徴とする発電装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記伝達部は、前記
    変動部の第1の方向の変化を捉えて前記ゼンマイを巻き
    上げた後、前記変動部を開放し、さらに、前記変動部の
    第2の方向の変化を捉えて前記ゼンマイを巻き上げるこ
    とを特徴とする発電装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記変動部は前記環
    境の時間的な温度差によって膨張・収縮を行う気体が充
    填された作動部を備えており、前記伝達部は前記環境の
    温度が増加する方向のときに前記作動部に印加される負
    荷が、前記環境の温度が減少する方向のときに前記作動
    部に印加される負荷より大きくなるように設定されてい
    ることを特徴する発電装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記変動部は前記環
    境の時間的な温度差によって変位の方向が異なる作動部
    を備えており、前記環境の温度が増加する方向のとき
    と、前記環境の温度が減少する方向のときに前記伝達部
    から前記作動部に印加される負荷がほぼ等しいことを特
    徴する発電装置。
  8. 【請求項8】 請求項2において、前記変動部は前記環
    境の時間的な温度差によって膨張・収縮を行う気体が充
    填された作動部を備えていることを特徴とする発電装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項2において、前記変動部は前記環
    境の時間的な温度差によって形状が変化する形状記憶部
    材を備えていることを特徴とする発電装置。
  10. 【請求項10】 請求項3において、前記変動部は、所
    定の温度を境に異なった第1および第2の安定位置を持
    つ形状記憶部材のバネを作動部として備えており、前記
    第1および第2の安定位置の中間位置で前記作動部に発
    生する負荷が前記伝達部から前記作動部に印加されるこ
    とを特徴とする発電装置。
  11. 【請求項11】 請求項4において、前記変動部は、所
    定の温度を境に異なった第1および第2の安定位置を持
    つ形状記憶部材のバネを作動部として備えており、前記
    第1および第2の安定位置の中間位置で前記作動部に発
    生する作動力のほぼ1/2の負荷が前記伝達部から前記
    作動部に印加されることを特徴とする発電装置。
  12. 【請求項12】 請求項5において、前記変動部は、所
    定の温度を境に異なった第1および第2の安定位置を持
    つ形状記憶部材のバネを作動部として備えており、前記
    第1および第2の安定位置の中間位置で前記作動部に発
    生する負荷が前記伝達部から前記作動部に印加されるこ
    とを特徴とする発電装置。
  13. 【請求項13】 請求項2において、前記変動部に太陽
    光を集光する集光手段を有することを特徴とする発電装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記集光手段
    は、太陽の動きによって前記変動部に対する集光量を変
    化できることを特徴とする発電装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記集光手段
    は、複数の集光レンズを備えていること特徴とする発電
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項14において、前記集光手段
    は、複数のスリットを備えていることを特徴とする発電
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項1において、前記巻上手段は、
    前記環境の場所的な温度差によって発電を行う熱電変換
    手段と、この熱電変換手段からの電力によって前記ゼン
    マイを巻き上げる伝達部とを備えていることを特徴とす
    る発電装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記熱電変換手
    段の温接点側を太陽光を用いて加温する手段を有するこ
    とを特徴とする発電装置。
  19. 【請求項19】 太陽電池と、ゼンマイと、このゼンマ
    イを前記太陽電池からの電力によって巻き上げる巻上手
    段と、前記ゼンマイにより駆動される発電機とを有する
    ことを特徴とする発電装置。
  20. 【請求項20】 ゼンマイと、このゼンマイを流体の運
    動エネルギーを用いて巻き上げる巻上手段と、前記ゼン
    マイにより駆動される発電機とを有することを特徴とす
    る発電装置。
  21. 【請求項21】 請求項1、19および20のいずれか
    において、前記ゼンマイは一方の側が巻上側で、他方の
    側が出力側であり、前記発電機を駆動しながら前記巻上
    手段によって前記ゼンマイを巻き上げることが可能であ
    ることを特徴とする発電装置。
  22. 【請求項22】 請求項1、19および20のいずれか
    において、前記ゼンマイを人為的に巻き上げる手段を有
    することを特徴とする発電装置。
  23. 【請求項23】 請求項1、19および20のいずれか
    において、前記発電機から出力された電力を整流する整
    流手段を有し、この整流手段の平滑用コンデンサは非電
    解質タイプであることを特徴とする発電装置。
  24. 【請求項24】 請求項1、19および20のいずれか
    に記載の発電装置と、この発電装置から供給された電力
    によって動作する動作部とを有することを特徴とする電
    気機器。
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