JPH1014271A - 浴中ロールの駆動制御装置 - Google Patents
浴中ロールの駆動制御装置Info
- Publication number
- JPH1014271A JPH1014271A JP8167090A JP16709096A JPH1014271A JP H1014271 A JPH1014271 A JP H1014271A JP 8167090 A JP8167090 A JP 8167090A JP 16709096 A JP16709096 A JP 16709096A JP H1014271 A JPH1014271 A JP H1014271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bath
- roll
- speed
- rotation speed
- torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】めっき浴中に回転駆動可能に設けられた浴中ロ
ールの回転速度を制御し、鋼帯へ疵が付かないようにし
ながら、鋼帯へのめっき付着を可能とする装置を実現す
ること。 【解決手段】 めっき付着対象となる帯状体をめっき浴
槽中で案内する浴中ロールと、該浴中ロールを回転駆動
するために、めっき浴槽外に設けられた駆動源と、該駆
動源の駆動力を前記浴中ロールに伝達する伝達系とを有
する装置において、前記浴中ロールの回転速度を検出す
る回転速度検出手段と、該回転速度検出手段が検出した
回転速度が速度目標値になるように、前記駆動源の回転
速度を制御する制御手段と、を備える浴中ロールの駆動
制御装置である。
ールの回転速度を制御し、鋼帯へ疵が付かないようにし
ながら、鋼帯へのめっき付着を可能とする装置を実現す
ること。 【解決手段】 めっき付着対象となる帯状体をめっき浴
槽中で案内する浴中ロールと、該浴中ロールを回転駆動
するために、めっき浴槽外に設けられた駆動源と、該駆
動源の駆動力を前記浴中ロールに伝達する伝達系とを有
する装置において、前記浴中ロールの回転速度を検出す
る回転速度検出手段と、該回転速度検出手段が検出した
回転速度が速度目標値になるように、前記駆動源の回転
速度を制御する制御手段と、を備える浴中ロールの駆動
制御装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッキ浴槽中に回
転駆動可能に設けられた浴中ロールの回転速度を制御す
る装置に係わり、特に、めっき付着対象である鋼帯に疵
をつけないようにしながら、鋼帯へのめっき付着を可能
にする、浴中ロールの駆動制御装置に関する。
転駆動可能に設けられた浴中ロールの回転速度を制御す
る装置に係わり、特に、めっき付着対象である鋼帯に疵
をつけないようにしながら、鋼帯へのめっき付着を可能
にする、浴中ロールの駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶融金属めっき装置について、図
面を参照しつつ説明する。図6は、連続式溶融金属めっ
き装置の、一般的な構成例を示している。
面を参照しつつ説明する。図6は、連続式溶融金属めっ
き装置の、一般的な構成例を示している。
【0003】溶融金属めっき浴槽13中(以下、適宜、
単に「めっき浴槽」という)には、溶融金属が満たされ
ており、溶融金属の液面下に、浴中ロールである、シン
クロール12およびサポートロール11が、夫々、溶融
金属めっき浴槽13に固定されたシンクロール支持台1
7およびサポートロール支持台18の先端に軸受によっ
て、水平状態で回転可能に支持されている。
単に「めっき浴槽」という)には、溶融金属が満たされ
ており、溶融金属の液面下に、浴中ロールである、シン
クロール12およびサポートロール11が、夫々、溶融
金属めっき浴槽13に固定されたシンクロール支持台1
7およびサポートロール支持台18の先端に軸受によっ
て、水平状態で回転可能に支持されている。
【0004】そして、メッキ付着対象である鋼帯10
は、シンクロール12によって、その進む方向が転換さ
れ、さらに、サポートロール11によって、鋼帯10が
挟着され、反りを矯正された状態で、所定の方向に送り
出され、連続的にメッキ付着が行われる。
は、シンクロール12によって、その進む方向が転換さ
れ、さらに、サポートロール11によって、鋼帯10が
挟着され、反りを矯正された状態で、所定の方向に送り
出され、連続的にメッキ付着が行われる。
【0005】ところで、めっき浴槽13中に設けられ
た、これらの浴中ロール11、12は、その軸受部がめ
っき浴槽13中に存在するために、溶融金属の化学反応
や軸受部へのドロス等の不溶融物の浸入等によって、円
滑な回転動作が阻害される事態が発生する。このような
場合、浴中ロールがスムーズに回転できないため、鋼帯
10と浴中ロールとの間でスリップが生じてしまい、鋼
帯10に疵が付いてしまい、製品品質の劣悪化を招いて
いた。
た、これらの浴中ロール11、12は、その軸受部がめ
っき浴槽13中に存在するために、溶融金属の化学反応
や軸受部へのドロス等の不溶融物の浸入等によって、円
滑な回転動作が阻害される事態が発生する。このような
場合、浴中ロールがスムーズに回転できないため、鋼帯
10と浴中ロールとの間でスリップが生じてしまい、鋼
帯10に疵が付いてしまい、製品品質の劣悪化を招いて
いた。
【0006】このような、鋼帯10と浴中ロールとの間
でのスリップによって生じる、鋼帯10の擦り疵の発生
を防止するために、従来では、さらに、上記軸受部をめ
っき浴槽の外部に設け、この軸受部でめっき浴槽13を
貫通させた浴中ロールの回転軸を支持する装置や、浴中
ロールをモータ等の駆動源によって回転駆動する装置が
提案されてきた。
でのスリップによって生じる、鋼帯10の擦り疵の発生
を防止するために、従来では、さらに、上記軸受部をめ
っき浴槽の外部に設け、この軸受部でめっき浴槽13を
貫通させた浴中ロールの回転軸を支持する装置や、浴中
ロールをモータ等の駆動源によって回転駆動する装置が
提案されてきた。
【0007】ここで、図6に示す従来の装置構成におい
て、浴中ロールをモータ等の駆動源によって回転駆動す
ることによって、鋼帯の疵発生の防止を行っていた装置
を、図7、8を参照して、さらに詳細に説明する。
て、浴中ロールをモータ等の駆動源によって回転駆動す
ることによって、鋼帯の疵発生の防止を行っていた装置
を、図7、8を参照して、さらに詳細に説明する。
【0008】図7に示す装置は、めっき浴槽13の外部
に駆動モータ8とその回転速度を減速する減速機7を配
設し、減速機7の出力側に接続された駆動軸6に、一部
が溶融金属の液面下にある中間軸4を浴外自在継手5を
介して接続し、この中間軸4を浴中自在継手3を介して
浴中ロールであるシンクロール12の回転軸に接続した
構成を有する。
に駆動モータ8とその回転速度を減速する減速機7を配
設し、減速機7の出力側に接続された駆動軸6に、一部
が溶融金属の液面下にある中間軸4を浴外自在継手5を
介して接続し、この中間軸4を浴中自在継手3を介して
浴中ロールであるシンクロール12の回転軸に接続した
構成を有する。
【0009】本装置の動作は、以下のようになる。ま
ず、駆動モータ8が回転駆動すると、その回転駆動力
は、減速機7によって減速されて、駆動軸6を回転駆動
する。次に、浴外自在継手5を介して、回転駆動力が中
間軸4に伝達し、さらに、中間軸4に伝達された回転駆
動力が、浴中自在継手3を介して、ロール軸2伝達され
ることによって、浴中ロール1が回転駆動される。
ず、駆動モータ8が回転駆動すると、その回転駆動力
は、減速機7によって減速されて、駆動軸6を回転駆動
する。次に、浴外自在継手5を介して、回転駆動力が中
間軸4に伝達し、さらに、中間軸4に伝達された回転駆
動力が、浴中自在継手3を介して、ロール軸2伝達され
ることによって、浴中ロール1が回転駆動される。
【0010】そして、駆動モータ8が、モータ軸15を
一定の回転速度で駆動することによって、シンクロール
12を、これに比例した回転速度で回転駆動して、鋼帯
の疵発生を防止していた。
一定の回転速度で駆動することによって、シンクロール
12を、これに比例した回転速度で回転駆動して、鋼帯
の疵発生を防止していた。
【0011】また、浴外自在継手5としては、ユニバー
サル継手や等速ボールジョイント等が採用されており、
浴中自在継手3としては、例えば、図8に示すような自
在継手が採用されている(特開平3─219061号公
報)。
サル継手や等速ボールジョイント等が採用されており、
浴中自在継手3としては、例えば、図8に示すような自
在継手が採用されている(特開平3─219061号公
報)。
【0012】図8(a)は、ロール軸2と中間軸4とを
接続する浴中自在継手3の構成例を示しており、図8
(b)は、図8(a)における、A−A線での矢視図で
ある。図8において、符号14は、4本ピン、15は、
カップリングヘッド、16は、溝である。
接続する浴中自在継手3の構成例を示しており、図8
(b)は、図8(a)における、A−A線での矢視図で
ある。図8において、符号14は、4本ピン、15は、
カップリングヘッド、16は、溝である。
【0013】90度間隔で、4方向に設けられたピンを
一体に備える4本ピン14は、中間軸4に固定され、ま
た、ロール軸2に固定されたカップリングヘッド15
は、ロール軸2の軸方向に延在し且つ相互に等間隔をな
4つの溝16によって、4本ピン14の各ピンが、はま
り合うように構成されている。
一体に備える4本ピン14は、中間軸4に固定され、ま
た、ロール軸2に固定されたカップリングヘッド15
は、ロール軸2の軸方向に延在し且つ相互に等間隔をな
4つの溝16によって、4本ピン14の各ピンが、はま
り合うように構成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た、軸受部をめっき浴の外部に設ける装置においては、
浴中ロールの中心軸であるロール軸を、溶融金属めっき
浴槽13を貫通する構成になることから、貫通部分にシ
ール部材を設けても溶融金属の漏洩が発生し、シール部
材からの溶融金属の漏洩を防止するためにシール部材
と、ロール軸との接触圧を高めると、シール部材がロー
ル軸回転時の回転抵抗になってしまう。
た、軸受部をめっき浴の外部に設ける装置においては、
浴中ロールの中心軸であるロール軸を、溶融金属めっき
浴槽13を貫通する構成になることから、貫通部分にシ
ール部材を設けても溶融金属の漏洩が発生し、シール部
材からの溶融金属の漏洩を防止するためにシール部材
と、ロール軸との接触圧を高めると、シール部材がロー
ル軸回転時の回転抵抗になってしまう。
【0015】また、上述した、浴中ロールをモータ等の
駆動源によって回転駆動する装置おいては、以下のよう
な問題があった。即ち、浴中自在継手3は、高温の溶融
金属中に配置されるため、このような悪環境に耐えうる
ように、図8に示したような構成を有する自在継手を採
用するが、中間軸4が、浴中ロール1の中心軸方向か
ら、所定の角度を有して設けられており、かつ、図8
(b)を参照して分かるように、自在継手による、ロー
ル軸2および中間軸4の間にガタが存在するため、浴中
ロールの回転速度が一定値にならない。このことを、図
9を参照して説明する。
駆動源によって回転駆動する装置おいては、以下のよう
な問題があった。即ち、浴中自在継手3は、高温の溶融
金属中に配置されるため、このような悪環境に耐えうる
ように、図8に示したような構成を有する自在継手を採
用するが、中間軸4が、浴中ロール1の中心軸方向か
ら、所定の角度を有して設けられており、かつ、図8
(b)を参照して分かるように、自在継手による、ロー
ル軸2および中間軸4の間にガタが存在するため、浴中
ロールの回転速度が一定値にならない。このことを、図
9を参照して説明する。
【0016】図9は、モータ角速度とロール軸角速度の
変化の様子を、時間経過にしたがって示した説明図であ
り、図9(a)は、ロール軸2および中間軸4の間にガ
タが存在しない場合、図9(b)は、ロール軸2および
中間軸4の間にガタが存在する場合について示してい
る。なお、回転速度は、角速度に比例するので、図9
は、モータとロール軸の、回転速度の変化の様子を示し
たものにもなっている。
変化の様子を、時間経過にしたがって示した説明図であ
り、図9(a)は、ロール軸2および中間軸4の間にガ
タが存在しない場合、図9(b)は、ロール軸2および
中間軸4の間にガタが存在する場合について示してい
る。なお、回転速度は、角速度に比例するので、図9
は、モータとロール軸の、回転速度の変化の様子を示し
たものにもなっている。
【0017】中間軸4は、浴中ロール1の中心軸方向か
ら、所定の角度を有して設けられているため、ガタが存
在しない場合であっても、図9(a)に示すように、モ
ータ角速度が一定であっても、ロール軸2の角速度が、
周期的に変化してしまう。
ら、所定の角度を有して設けられているため、ガタが存
在しない場合であっても、図9(a)に示すように、モ
ータ角速度が一定であっても、ロール軸2の角速度が、
周期的に変化してしまう。
【0018】また、ガタが存在する場合には、さらに、
4本のピンに対応する角速度変化が重畳され、図9
(b)に示すように、モータ角速度が一定であっても、
ロール軸2の角速度が、変化してしまう。なお、図9
(a)のAで示す角速度変化に、浴中自在継手3の、リ
ップル状の角速度変化Bが重畳されて、ガタがある場合
のロール軸2の角速度変化Cとなっており、ロール軸の
角速度は、複雑な変化をしていた。
4本のピンに対応する角速度変化が重畳され、図9
(b)に示すように、モータ角速度が一定であっても、
ロール軸2の角速度が、変化してしまう。なお、図9
(a)のAで示す角速度変化に、浴中自在継手3の、リ
ップル状の角速度変化Bが重畳されて、ガタがある場合
のロール軸2の角速度変化Cとなっており、ロール軸の
角速度は、複雑な変化をしていた。
【0019】このように、従来の装置においては、浴中
ロールの回転速度が一定値にならないため、めっき付着
対象である鋼帯に対して、浴中ロールが擦り疵を付けて
しまい、製品品質を著しく低下させていた。
ロールの回転速度が一定値にならないため、めっき付着
対象である鋼帯に対して、浴中ロールが擦り疵を付けて
しまい、製品品質を著しく低下させていた。
【0020】また、単に、浴中ロールの回転速度をフィ
ードバック制御するだけでは、駆動モータにトルク変動
が発生してしまい、これにより鋼帯に疵が付いてしまう
という問題もあった。
ードバック制御するだけでは、駆動モータにトルク変動
が発生してしまい、これにより鋼帯に疵が付いてしまう
という問題もあった。
【0021】そこで、本発明の目的は、回転駆動する浴
中ロールの回転速度を検出して、回転速度が所定値にな
るように、駆動源をフィードバック制御して、鋼帯に擦
り疵を付けないで、めっき付着可能な装置を提供するこ
とにある。
中ロールの回転速度を検出して、回転速度が所定値にな
るように、駆動源をフィードバック制御して、鋼帯に擦
り疵を付けないで、めっき付着可能な装置を提供するこ
とにある。
【0022】また、本発明の他の目的は、速度ゲインの
変更やメカロス補償の有無によって制御動作を行い駆動
源のトルク変動を抑制するため、鋼帯に擦り疵を付けな
いでめっき付着可能な装置を提供することにある。
変更やメカロス補償の有無によって制御動作を行い駆動
源のトルク変動を抑制するため、鋼帯に擦り疵を付けな
いでめっき付着可能な装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、めっき付着対象となる帯状
体をめっき浴槽中で案内する浴中ロールと、該浴中ロー
ルを回転駆動するために、めっき浴槽外に設けられた駆
動源と、該駆動源の駆動力を前記浴中ロールに伝達する
伝達系とを有する装置において、前記浴中ロールの回転
速度を検出する回転速度検出手段と、該回転速度検出手
段が検出した回転速度が速度目標値になるように、前記
駆動源の回転速度を制御する制御手段と、を備えること
を特徴とする浴中ロールの駆動制御装置である。
め、請求項1記載の発明は、めっき付着対象となる帯状
体をめっき浴槽中で案内する浴中ロールと、該浴中ロー
ルを回転駆動するために、めっき浴槽外に設けられた駆
動源と、該駆動源の駆動力を前記浴中ロールに伝達する
伝達系とを有する装置において、前記浴中ロールの回転
速度を検出する回転速度検出手段と、該回転速度検出手
段が検出した回転速度が速度目標値になるように、前記
駆動源の回転速度を制御する制御手段と、を備えること
を特徴とする浴中ロールの駆動制御装置である。
【0024】また、請求項2記載の発明は、めっき付着
対象となる帯状体をめっき浴槽中で案内する浴中ロール
と、該浴中ロールを回転駆動するために、めっき浴槽外
に設けられた駆動源と、該駆動源の駆動力を前記浴中ロ
ールに伝達する伝達系とを有する装置において、前記駆
動源の回転速度を検出する回転速度検出手段と、該回転
速度検出手段が検出した回転速度と速度目標値との速度
偏差に速度ゲインを乗じた値を、速度指令値として出力
する速度指令出力手段と、前記駆動源の駆動トルクを検
出するトルク検出手段と、前記速度指令値、前記駆動ト
ルク、および、定常トルク目標値を入力して、前記駆動
源のトルク制御を行うトルク制御手段と、前記速度偏差
が、所定値未満の時には、前記速度ゲインを小さな第1
の値に設定するとともに、定常トルク目標値を前記トル
ク制御手段に入力し、所定値以上の時には、前記速度ゲ
インを、前記第1の値より大きな第2の値に設定すると
ともに、前記トルク制御手段に入力する定常トルク目標
値を遮断するトルク目標値制御手段と、を備えることを
特徴とする浴中ロールの駆動制御装置である。
対象となる帯状体をめっき浴槽中で案内する浴中ロール
と、該浴中ロールを回転駆動するために、めっき浴槽外
に設けられた駆動源と、該駆動源の駆動力を前記浴中ロ
ールに伝達する伝達系とを有する装置において、前記駆
動源の回転速度を検出する回転速度検出手段と、該回転
速度検出手段が検出した回転速度と速度目標値との速度
偏差に速度ゲインを乗じた値を、速度指令値として出力
する速度指令出力手段と、前記駆動源の駆動トルクを検
出するトルク検出手段と、前記速度指令値、前記駆動ト
ルク、および、定常トルク目標値を入力して、前記駆動
源のトルク制御を行うトルク制御手段と、前記速度偏差
が、所定値未満の時には、前記速度ゲインを小さな第1
の値に設定するとともに、定常トルク目標値を前記トル
ク制御手段に入力し、所定値以上の時には、前記速度ゲ
インを、前記第1の値より大きな第2の値に設定すると
ともに、前記トルク制御手段に入力する定常トルク目標
値を遮断するトルク目標値制御手段と、を備えることを
特徴とする浴中ロールの駆動制御装置である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。まず、本発明の第1の実施形態に
ついて、図1を参照して説明する。
参照しつつ説明する。まず、本発明の第1の実施形態に
ついて、図1を参照して説明する。
【0026】本実施形態は、請求項1記載の発明に対応
し、回転駆動する浴中ロールの回転速度を検出して、回
転速度が所定値になるように、駆動源をフィードバック
制御する点に、特徴がある。
し、回転駆動する浴中ロールの回転速度を検出して、回
転速度が所定値になるように、駆動源をフィードバック
制御する点に、特徴がある。
【0027】図1は、第1の実施形態にかかる装置構成
例を示す構成図である。図1に示す装置は、駆動源であ
る駆動モータ8と、該駆動モータ8によって回転駆動さ
れるモータ軸15と、モータ軸15の回転数を減速する
減速機7と、該減速機7に接続された駆動軸6とを、図
示しないめっき浴槽外に設け、さらに、該駆動軸6に、
めっき浴槽の外に設けられた浴外自在継手5を介して、
一部が溶融金属の液面下にある中間軸4を接続してい
る。
例を示す構成図である。図1に示す装置は、駆動源であ
る駆動モータ8と、該駆動モータ8によって回転駆動さ
れるモータ軸15と、モータ軸15の回転数を減速する
減速機7と、該減速機7に接続された駆動軸6とを、図
示しないめっき浴槽外に設け、さらに、該駆動軸6に、
めっき浴槽の外に設けられた浴外自在継手5を介して、
一部が溶融金属の液面下にある中間軸4を接続してい
る。
【0028】さらに、めっき浴槽内には、該中間軸4に
浴中自在継手3を介して接続されるロール軸2と、該ロ
ール軸2を有し、水平方向に設けられる浴中ロールであ
るシンクロール12とが設けられている。また、ロール
軸2(シンクロール12)の回転速度を検出する回転計
(回転速度検出手段)9と、シンクロール12の回転速
度が速度目標値となるように制御動作を行う制御装置1
9(制御手段)とが、めっき浴槽の外に設けられてい
る。なお、中間軸4は、シンクロール12の中心軸と所
定の角度を有するように設けられている。
浴中自在継手3を介して接続されるロール軸2と、該ロ
ール軸2を有し、水平方向に設けられる浴中ロールであ
るシンクロール12とが設けられている。また、ロール
軸2(シンクロール12)の回転速度を検出する回転計
(回転速度検出手段)9と、シンクロール12の回転速
度が速度目標値となるように制御動作を行う制御装置1
9(制御手段)とが、めっき浴槽の外に設けられてい
る。なお、中間軸4は、シンクロール12の中心軸と所
定の角度を有するように設けられている。
【0029】回転計9は、例えば、浴外に設置された回
転計と、浴中ロールの回転軸との間をテェーンで動力伝
達することによる等の手段で実現される。制御装置19
は、CPU(中央処理装置)が、RAMの一部の領域を
ワークエリアとして使用し、ROM内に予め内蔵してい
る回転速度制御プログラムにしたがった、制御動作を行
う構成にしておくことにより実現可能でる。
転計と、浴中ロールの回転軸との間をテェーンで動力伝
達することによる等の手段で実現される。制御装置19
は、CPU(中央処理装置)が、RAMの一部の領域を
ワークエリアとして使用し、ROM内に予め内蔵してい
る回転速度制御プログラムにしたがった、制御動作を行
う構成にしておくことにより実現可能でる。
【0030】具体的には、制御装置19は、回転計9か
ら、シンクロール12の回転速度の演算結果を受け取
り、シンクロール12の回転速度と鋼帯の速度が一致す
るように、PI制御動作を行って、駆動モータ8に対し
て、操作量を与える。なお、速度目標値は、制御装置1
9内のROMに格納されているプログラムを変更するこ
とによって、容易に変更可能である。
ら、シンクロール12の回転速度の演算結果を受け取
り、シンクロール12の回転速度と鋼帯の速度が一致す
るように、PI制御動作を行って、駆動モータ8に対し
て、操作量を与える。なお、速度目標値は、制御装置1
9内のROMに格納されているプログラムを変更するこ
とによって、容易に変更可能である。
【0031】さて、図1に示す装置における動作を説明
する。駆動モータ8が、モータ軸15を回転駆動する
と、その回転駆動力は、減速機7によって所定速度に減
速されて、駆動軸6を回転駆動する。次に、浴外自在継
手5を介して、回転駆動力が中間軸4に伝達し、さら
に、中間軸4に伝達された回転駆動力が、浴中自在継手
3を介して、ロール軸2に伝達されることによって、シ
ンクロール12が回転駆動される。
する。駆動モータ8が、モータ軸15を回転駆動する
と、その回転駆動力は、減速機7によって所定速度に減
速されて、駆動軸6を回転駆動する。次に、浴外自在継
手5を介して、回転駆動力が中間軸4に伝達し、さら
に、中間軸4に伝達された回転駆動力が、浴中自在継手
3を介して、ロール軸2に伝達されることによって、シ
ンクロール12が回転駆動される。
【0032】このとき、中間軸4が、シンクロール12
の中心軸方向から、所定の角度を有して設けられてお
り、かつ、図8(b)を参照して説明したように、浴中
自在継手3にガタが存在するため、シンクロール12の
回転速度は、通常、一定値にならない。
の中心軸方向から、所定の角度を有して設けられてお
り、かつ、図8(b)を参照して説明したように、浴中
自在継手3にガタが存在するため、シンクロール12の
回転速度は、通常、一定値にならない。
【0033】そこで、回転計9は、シンクロール12の
回転速度を求めて、制御装置19に回転速度の情報を与
える。そして、制御装置19は、シンクロール12の回
転速度を受け取り、PI制御等の制御動作を行って、予
め定めておいた速度目標値となるように、駆動モータ8
に対して、操作量である指示値を与える。
回転速度を求めて、制御装置19に回転速度の情報を与
える。そして、制御装置19は、シンクロール12の回
転速度を受け取り、PI制御等の制御動作を行って、予
め定めておいた速度目標値となるように、駆動モータ8
に対して、操作量である指示値を与える。
【0034】これにより、駆動モータ8は、上記予め定
めておいた速度目標値が、その回転速度となるように動
作することによって、シンクロール12を、一定の回転
速度で回転駆動できる。
めておいた速度目標値が、その回転速度となるように動
作することによって、シンクロール12を、一定の回転
速度で回転駆動できる。
【0035】このように、第1の実施形態によれば、回
転駆動する浴中ロールの回転速度を検出して、浴中ロー
ル周速度が鋼帯の移送速度と一致するように、駆動モー
タ8をフィードバック制御することによって、めっき付
着対象である鋼帯の疵発生を防止できる。
転駆動する浴中ロールの回転速度を検出して、浴中ロー
ル周速度が鋼帯の移送速度と一致するように、駆動モー
タ8をフィードバック制御することによって、めっき付
着対象である鋼帯の疵発生を防止できる。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態について、
図2乃至5を参照して説明する。本実施形態は、請求項
2記載の発明に対応し、トルク変動を抑制するために、
速度偏差が所定値を越えたか否かによって速度ゲインの
変更やメカロス補償の有無によって制御動作を行う点
に、特徴がある。
図2乃至5を参照して説明する。本実施形態は、請求項
2記載の発明に対応し、トルク変動を抑制するために、
速度偏差が所定値を越えたか否かによって速度ゲインの
変更やメカロス補償の有無によって制御動作を行う点
に、特徴がある。
【0037】図2は、第2の実施形態にかかる装置構成
例を示す構成図である。図2に示す装置は、図1に示す
装置(回転計9、制御装置19を除く)に、駆動源であ
る駆動モータ8の回転速度を検出する速度検出器(回転
速度検出手段)52と、駆動モータ8のトルクを求める
ために電流を検出するための電流センサ51と、駆動モ
ータ8の制御動作を行う電動機制御装置30と、該電動
機制御装置30が制御動作を行う際に必要な情報を与え
るライン制御装置40とを備えている。なお、サポート
ロール12は、めっき付着対象である鋼帯10の反り等
を防止し、シンクロール12は、鋼帯10を方向転換す
る。
例を示す構成図である。図2に示す装置は、図1に示す
装置(回転計9、制御装置19を除く)に、駆動源であ
る駆動モータ8の回転速度を検出する速度検出器(回転
速度検出手段)52と、駆動モータ8のトルクを求める
ために電流を検出するための電流センサ51と、駆動モ
ータ8の制御動作を行う電動機制御装置30と、該電動
機制御装置30が制御動作を行う際に必要な情報を与え
るライン制御装置40とを備えている。なお、サポート
ロール12は、めっき付着対象である鋼帯10の反り等
を防止し、シンクロール12は、鋼帯10を方向転換す
る。
【0038】なお、本実施形態では、浴中ロールをサポ
ートロール11として説明するが、浴中ロールをシンク
ロール12としても良い。即ち、本実施形態において
も、浴中ロールは、サポートロール11やシンクロール
12に対応する。
ートロール11として説明するが、浴中ロールをシンク
ロール12としても良い。即ち、本実施形態において
も、浴中ロールは、サポートロール11やシンクロール
12に対応する。
【0039】また、第1の実施形態と同様に、中間軸4
は、浴中ロールであるサポートロール11の中心軸方向
と所定の角度を有し、サポートロール11に浴中自在継
手3を介して接続されている。
は、浴中ロールであるサポートロール11の中心軸方向
と所定の角度を有し、サポートロール11に浴中自在継
手3を介して接続されている。
【0040】また、速度検出器52は、例えば、駆動モ
ータ8の回転軸に設けた、フォトインタラプタと、該フ
ォトインタラプタから出力される所定時間内のパルス数
を計数して、回転速度を演算する演算部とを有して構成
される。
ータ8の回転軸に設けた、フォトインタラプタと、該フ
ォトインタラプタから出力される所定時間内のパルス数
を計数して、回転速度を演算する演算部とを有して構成
される。
【0041】なお、このような演算部は、CPU(中央
処理装置)が、RAMの一部の領域をワークエリアとし
て使用し、ROM内に予め内蔵している回転速度演算プ
ログラムにしたがった、演算処理を行うように構成にし
ておくことにより実現可能であり、演算結果は、電動機
制御装置30に送られる。
処理装置)が、RAMの一部の領域をワークエリアとし
て使用し、ROM内に予め内蔵している回転速度演算プ
ログラムにしたがった、演算処理を行うように構成にし
ておくことにより実現可能であり、演算結果は、電動機
制御装置30に送られる。
【0042】次に、本実施形態の主要部である、電動機
制御装置30、ライン制御装置40の構成について、図
3を参照して説明する。ライン制御装置40は、めっき
ラインにおける鋼帯の生産状況に応じて、電動機制御装
置30に与える情報を適宜変更する機能を有する。具体
的には、ライン制御装置40は、サポートロール11の
回転速度の制御目標値である サポートロール回転速度
基準を、速度指令出力部32(速度指令出力手段)と速
度制御部38(トルク目標値制御手段)に与え、さら
に、メカロス補償を行うための電動機メカロス基準を、
トルク制御部36(トルク制御手段)に供給可能に構成
されている。
制御装置30、ライン制御装置40の構成について、図
3を参照して説明する。ライン制御装置40は、めっき
ラインにおける鋼帯の生産状況に応じて、電動機制御装
置30に与える情報を適宜変更する機能を有する。具体
的には、ライン制御装置40は、サポートロール11の
回転速度の制御目標値である サポートロール回転速度
基準を、速度指令出力部32(速度指令出力手段)と速
度制御部38(トルク目標値制御手段)に与え、さら
に、メカロス補償を行うための電動機メカロス基準を、
トルク制御部36(トルク制御手段)に供給可能に構成
されている。
【0043】なお、ここで、メカロス補償とは、回転低
下時の制御出力のトルク不足を補償するために定常トル
ク目標値を与えることであり、具体的には、ドロス等の
不溶融物がめっき槽内の軸受部に侵入し、浴中サポート
ロールのメカロスが増大し、回転数が低下した時に、増
大したメカロス相当分のトルク指令を瞬時にモータに与
え、回転数の低下を防ぐことである。
下時の制御出力のトルク不足を補償するために定常トル
ク目標値を与えることであり、具体的には、ドロス等の
不溶融物がめっき槽内の軸受部に侵入し、浴中サポート
ロールのメカロスが増大し、回転数が低下した時に、増
大したメカロス相当分のトルク指令を瞬時にモータに与
え、回転数の低下を防ぐことである。
【0044】また、電動機制御装置30は、サポートロ
ール回転速度基準と速度検出器52の出力との偏差に速
度ゲインを乗じ、速度指令値として出力する速度指令出
力部32(速度指令出力手段)と、駆動モータ8内部に
設けられ、図示しない電源線に流れる電流を検出する電
流センサ51が検出した電流値に基づいて、所定の演算
式(例えば、トルク=K・I2 、但し、Kは、比例定
数、Iは、電流値)にしたがってトルクを求めるトルク
演算部34(トルク検出手段)と、駆動モータ8のトル
ク制御を行うトルク制御部36と、速度検出器52の出
力とサポートロール回転速度基準とを比較して、その偏
差が所定値以内になるか否かによって、速度ゲインの変
更や、メカロス補償を与るか否かの処理を行う速度制御
部38(速度制御手段)とを有している。
ール回転速度基準と速度検出器52の出力との偏差に速
度ゲインを乗じ、速度指令値として出力する速度指令出
力部32(速度指令出力手段)と、駆動モータ8内部に
設けられ、図示しない電源線に流れる電流を検出する電
流センサ51が検出した電流値に基づいて、所定の演算
式(例えば、トルク=K・I2 、但し、Kは、比例定
数、Iは、電流値)にしたがってトルクを求めるトルク
演算部34(トルク検出手段)と、駆動モータ8のトル
ク制御を行うトルク制御部36と、速度検出器52の出
力とサポートロール回転速度基準とを比較して、その偏
差が所定値以内になるか否かによって、速度ゲインの変
更や、メカロス補償を与るか否かの処理を行う速度制御
部38(速度制御手段)とを有している。
【0045】また、速度指令出力部32は、サポートロ
ール回転速度基準と、速度検出器52からフィードバッ
クされる制御量との速度偏差をPI制御したものをトル
ク基準(速度指令値)として、トルク制御部36に与え
る。
ール回転速度基準と、速度検出器52からフィードバッ
クされる制御量との速度偏差をPI制御したものをトル
ク基準(速度指令値)として、トルク制御部36に与え
る。
【0046】なお、PI動作の制御式として、以下に示
す式が挙げられる。 M=G・(ε−EΣε) (式1) 但し、Mは、出力、Gは、ゲイン、εは、偏差、Eは、
積分定数である。
す式が挙げられる。 M=G・(ε−EΣε) (式1) 但し、Mは、出力、Gは、ゲイン、εは、偏差、Eは、
積分定数である。
【0047】また、トルク制御部36は、上記トルク基
準、トルク演算部34が求めたトルク、および、メカロ
ス補償を入力して、駆動モータ8のトルク制御動作を行
う。なお、トルク制御部36は、速度偏差の大きさによ
って、トルク制御目標値を、上記トルク基準またはメカ
ロス補償として、駆動モータ8のトルク制御を行うが、
これについては後に詳しく述べる。
準、トルク演算部34が求めたトルク、および、メカロ
ス補償を入力して、駆動モータ8のトルク制御動作を行
う。なお、トルク制御部36は、速度偏差の大きさによ
って、トルク制御目標値を、上記トルク基準またはメカ
ロス補償として、駆動モータ8のトルク制御を行うが、
これについては後に詳しく述べる。
【0048】また、速度制御部38は、速度検出器52
の出力とサポートロール回転速度基準とを比較して、そ
の速度偏差が所定値ε1未満(または所定値以下)の時
には、速度ゲインを比較的小さい第1の値G1に設定す
るとともに、前記トルク制御手段にメカロス補償を与
え、一方、所定値以上(または、所定値より大きい)の
時には、速度ゲインを、前記第1の値G1より大きな、
第2の値G2に設定するとともに、メカロス補償を与え
ない処理を行う。なお、速度制御部38には、後にその
動作を説明するオフセットタイマー39が内蔵されてい
る。
の出力とサポートロール回転速度基準とを比較して、そ
の速度偏差が所定値ε1未満(または所定値以下)の時
には、速度ゲインを比較的小さい第1の値G1に設定す
るとともに、前記トルク制御手段にメカロス補償を与
え、一方、所定値以上(または、所定値より大きい)の
時には、速度ゲインを、前記第1の値G1より大きな、
第2の値G2に設定するとともに、メカロス補償を与え
ない処理を行う。なお、速度制御部38には、後にその
動作を説明するオフセットタイマー39が内蔵されてい
る。
【0049】また、電動機制御装置30を構成する各構
成要素は、動作プログラムを予め内蔵したROM、ワー
クエリア等として機能するRAM、および、ROMに内
蔵されたプログラムにしたがって、所定の動作を行うC
PU等の電子デバイスによって実現できる。したがっ
て、電動機制御装置30は、インターフェイスを備える
パーソナルコンピュータやワークステーション等の情報
処理装置によって実現可能である。
成要素は、動作プログラムを予め内蔵したROM、ワー
クエリア等として機能するRAM、および、ROMに内
蔵されたプログラムにしたがって、所定の動作を行うC
PU等の電子デバイスによって実現できる。したがっ
て、電動機制御装置30は、インターフェイスを備える
パーソナルコンピュータやワークステーション等の情報
処理装置によって実現可能である。
【0050】さて、図2、3に示す装置における動作
を、図2乃至5を参照して説明する。まず、図2で示し
た駆動モータ8が、モータ軸15を回転駆動すると、そ
の回転駆動力は、減速機7によって所定速度に減速され
て、駆動軸6を回転駆動する。次に、浴外自在継手5を
介して、回転駆動力が中間軸4に伝達し、さらに、中間
軸4に伝達された回転駆動力が、浴中自在継手3を介し
て、サポートロール11に伝達され、サポートロール1
1が回転駆動される。
を、図2乃至5を参照して説明する。まず、図2で示し
た駆動モータ8が、モータ軸15を回転駆動すると、そ
の回転駆動力は、減速機7によって所定速度に減速され
て、駆動軸6を回転駆動する。次に、浴外自在継手5を
介して、回転駆動力が中間軸4に伝達し、さらに、中間
軸4に伝達された回転駆動力が、浴中自在継手3を介し
て、サポートロール11に伝達され、サポートロール1
1が回転駆動される。
【0051】このとき、中間軸4が、サポートロール1
1の中心軸方向から、所定の角度を有して設けられてお
り、かつ、図8(b)を参照して説明したように、浴中
自在継手3にガタが存在するため、サポートロール11
の回転速度は、通常、一定値にならない。
1の中心軸方向から、所定の角度を有して設けられてお
り、かつ、図8(b)を参照して説明したように、浴中
自在継手3にガタが存在するため、サポートロール11
の回転速度は、通常、一定値にならない。
【0052】そこで、速度検出器52は、駆動モータ8
の回転速度を求めて、速度指令出力部32と速度制御部
38に、回転速度の情報を与える。次に、速度制御部3
8は、上記サポートロール回転速度基準と、与えられた
回転速度の情報である電動機速度フィードバック値との
速度偏差を求め、求めた速度偏差を参照して、速度指令
出力部32が用いる速度ゲインの変更や、メカロス補償
の入・切動作を行う。
の回転速度を求めて、速度指令出力部32と速度制御部
38に、回転速度の情報を与える。次に、速度制御部3
8は、上記サポートロール回転速度基準と、与えられた
回転速度の情報である電動機速度フィードバック値との
速度偏差を求め、求めた速度偏差を参照して、速度指令
出力部32が用いる速度ゲインの変更や、メカロス補償
の入・切動作を行う。
【0053】さて、電動機制御装置30の動作を、図面
を参照して説明する。電動機制御装置30は、通常状
態、即ち、鋼帯速度と浴中ロールとが同期しており、速
度ゲインが小さなときには制御動作を行う必要はない
が、上記速度偏差が大きくなり、速度ゲインを大きくす
るときに、以下のような制御動作を行う。
を参照して説明する。電動機制御装置30は、通常状
態、即ち、鋼帯速度と浴中ロールとが同期しており、速
度ゲインが小さなときには制御動作を行う必要はない
が、上記速度偏差が大きくなり、速度ゲインを大きくす
るときに、以下のような制御動作を行う。
【0054】図5に示すように、速度制御部38は、速
度偏差が所定値(ε1)未満の場合には、速度指令出力
部32が用いる速度ゲインを小さく(G1)し、速度偏
差が変動しても、駆動モータ8のトルク変動を起こりに
くくしている。また、この時、駆動モータ8のトルク低
下によって回転数低下を招くことを防止するために、ラ
イン制御装置40から供給される電動機メカロス基準を
トルク制御部36に与えることによってメカロス補償を
行い、速度偏差にリップルが生じても、駆動モータ8の
トルクが安定するようにしている。この場合、トルク制
御部36は、メカロス補償をトルク制御目標値として、
駆動モータ8のトルク制御を行うことになる。
度偏差が所定値(ε1)未満の場合には、速度指令出力
部32が用いる速度ゲインを小さく(G1)し、速度偏
差が変動しても、駆動モータ8のトルク変動を起こりに
くくしている。また、この時、駆動モータ8のトルク低
下によって回転数低下を招くことを防止するために、ラ
イン制御装置40から供給される電動機メカロス基準を
トルク制御部36に与えることによってメカロス補償を
行い、速度偏差にリップルが生じても、駆動モータ8の
トルクが安定するようにしている。この場合、トルク制
御部36は、メカロス補償をトルク制御目標値として、
駆動モータ8のトルク制御を行うことになる。
【0055】このような動作により、駆動モータ8にト
ルク変動があっても、これを抑制して鋼帯10の疵発生
を防止できる。なお、図4、5中の速度基準は、上記サ
ポートロール回転速度基準と同一である。
ルク変動があっても、これを抑制して鋼帯10の疵発生
を防止できる。なお、図4、5中の速度基準は、上記サ
ポートロール回転速度基準と同一である。
【0056】さて、一方、図5に示すように、速度偏差
が、所定値(ε1)以上の場合には、速度制御部38
は、速度指令出力部32が用いる速度ゲインを、G1よ
り大きな値G2に変更し、メカロス補償を与えない。即
ち、浴中ロールの回転速度が低下した場合には、速度ゲ
インを大きな値G2に変更して、メカロス補償を切るこ
とによって、通常の速度制御を行い、浴中ロールの回転
速度の低下を防止する。
が、所定値(ε1)以上の場合には、速度制御部38
は、速度指令出力部32が用いる速度ゲインを、G1よ
り大きな値G2に変更し、メカロス補償を与えない。即
ち、浴中ロールの回転速度が低下した場合には、速度ゲ
インを大きな値G2に変更して、メカロス補償を切るこ
とによって、通常の速度制御を行い、浴中ロールの回転
速度の低下を防止する。
【0057】このような動作によって、速度偏差が大き
な場合には速度ゲインを大きくして、駆動モータ8の速
度が低下するのを抑えている。なお、再度、偏差が所定
値(ε1)未満となった場合には、速度制御部38は、
オフディレータイマ39を起動して、所定時間経過後
に、ゲインをG2からG1に変更することによって、制
御動作が不安定になることを防止している。
な場合には速度ゲインを大きくして、駆動モータ8の速
度が低下するのを抑えている。なお、再度、偏差が所定
値(ε1)未満となった場合には、速度制御部38は、
オフディレータイマ39を起動して、所定時間経過後
に、ゲインをG2からG1に変更することによって、制
御動作が不安定になることを防止している。
【0058】以上説明してきたトルク変動抑制の概念
を、図4を参照して説明しておくと、以下のようにな
る。なお、図4(a)は、速度ゲインが大きな場合、図
4(b)は、速度ゲインが小さな場合の、速度ゲイン、
速度基準、速度検出器52から出力される電動機速度フ
ィードバック、トルク演算部34で求められる電動機ト
ルク出力の変化の様子を示している。今、速度ゲイン、
速度基準は、時間が経過しても一定の値をとるものとす
る。
を、図4を参照して説明しておくと、以下のようにな
る。なお、図4(a)は、速度ゲインが大きな場合、図
4(b)は、速度ゲインが小さな場合の、速度ゲイン、
速度基準、速度検出器52から出力される電動機速度フ
ィードバック、トルク演算部34で求められる電動機ト
ルク出力の変化の様子を示している。今、速度ゲイン、
速度基準は、時間が経過しても一定の値をとるものとす
る。
【0059】さて、電動機速度フィードバック値にリッ
プルが生じている場合、駆動モータ8の速度ゲインが、
G2のように比較的大きな値であると、速度指令出力部
32から出力されるトルク基準の値も大きくなることか
ら、トルク制御部36は、このリップルを抑制するよう
に、駆動モータ8のトルクを変動させてしまう(図4
(a))。そこで、このような場合には、速度ゲイン
を、G1のように小さな値にすることによって、速度指
令出力部32から出力されるトルク基準値を小さくし
て、トルク変動を抑制することになる(図4(b))。
プルが生じている場合、駆動モータ8の速度ゲインが、
G2のように比較的大きな値であると、速度指令出力部
32から出力されるトルク基準の値も大きくなることか
ら、トルク制御部36は、このリップルを抑制するよう
に、駆動モータ8のトルクを変動させてしまう(図4
(a))。そこで、このような場合には、速度ゲイン
を、G1のように小さな値にすることによって、速度指
令出力部32から出力されるトルク基準値を小さくし
て、トルク変動を抑制することになる(図4(b))。
【0060】本実施形態では、このようなリップルが生
じているか否かは、速度偏差が所定値(ε1)未満とな
っているか否かにより判断し、判断結果に基づいて速度
ゲインを変化させ、駆動モータのトルク変動を抑制して
いる。また、本実施形態では、速度ゲインが小さな場
合、さらに、メカロス補償を行って、トルク低下による
回転数の低下を防いでいる。
じているか否かは、速度偏差が所定値(ε1)未満とな
っているか否かにより判断し、判断結果に基づいて速度
ゲインを変化させ、駆動モータのトルク変動を抑制して
いる。また、本実施形態では、速度ゲインが小さな場
合、さらに、メカロス補償を行って、トルク低下による
回転数の低下を防いでいる。
【0061】このように、第2の実施形態によれば、以
上説明した制御動作によって、トルク変動を抑制し、鋼
帯に疵を発生させないような、浴中ロールの駆動制御が
行える。
上説明した制御動作によって、トルク変動を抑制し、鋼
帯に疵を発生させないような、浴中ロールの駆動制御が
行える。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明によれば、回転駆動する浴中ロールの回転速度を
検出して、浴中ロール周速度が鋼帯の移送速度と一致す
るように、駆動源をフィードバック制御するので、鋼帯
に擦り疵を付けないで、めっき付着可能な装置を実現で
きる。
の発明によれば、回転駆動する浴中ロールの回転速度を
検出して、浴中ロール周速度が鋼帯の移送速度と一致す
るように、駆動源をフィードバック制御するので、鋼帯
に擦り疵を付けないで、めっき付着可能な装置を実現で
きる。
【0063】また、請求項2記載の発明によれば、速度
ゲインの変更やメカロス補償の有無によって制御動作を
行い駆動源のトルク変動を抑制するため、鋼帯に擦り疵
を付けないで、めっき付着可能な装置を実現できる。
ゲインの変更やメカロス補償の有無によって制御動作を
行い駆動源のトルク変動を抑制するため、鋼帯に擦り疵
を付けないで、めっき付着可能な装置を実現できる。
【図1】本発明の構成例を示す構成図である。
【図2】本発明の他の実施形態の構成図である。
【図3】本発明の他の実施形態における制御装置の構成
図である。
図である。
【図4】本発明の他の実施形態の動作を説明する説明図
である。
である。
【図5】本発明の他の実施形態の動作を説明する説明図
である。
である。
【図6】従来の装置構成例を示す構成図である。
【図7】従来の装置構成例を示す構成図である。
【図8】従来の装置構成例を示す構成図である。
【図9】従来の装置構成例を示す構成図である。
1 浴中ロール 2 ロール軸 3 浴中自在継手 4 中間軸 5 浴外自在継手 6 駆動軸 7 減速器 8 駆動モータ 9 回転計 10 鋼帯 11 サポートロール 12 シンクロール 13 溶融金属めっき浴槽(めっき浴) 14 4本ピン 15 カップリングヘッド 16 溝 17 シンクロール支持台 18 サポートロール支持台 19 制御装置 30 電動機制御装置 32 速度指令出力部 34 トルク演算部 36 トルク制御部 38 速度制御部 39 オフセットタイマー 40 ライン制御装置 51 電流センサ 52 速度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 孝徳 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 新井 信 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 永井 政邦 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内
Claims (2)
- 【請求項1】 めっき付着対象となる帯状体をめっき浴
槽中で案内する浴中ロールと、該浴中ロールを回転駆動
するために、めっき浴槽外に設けられた駆動源と、該駆
動源の駆動力を前記浴中ロールに伝達する伝達系とを有
する装置において、 前記浴中ロールの回転速度を検出する回転速度検出手段
と、該回転速度検出手段が検出した回転速度が速度目標
値になるように、前記駆動源の回転速度を制御する制御
手段と、を備えることを特徴とする浴中ロールの駆動制
御装置。 - 【請求項2】 めっき付着対象となる帯状体をめっき浴
槽中で案内する浴中ロールと、該浴中ロールを回転駆動
するために、めっき浴槽外に設けられた駆動源と、該駆
動源の駆動力を前記浴中ロールに伝達する伝達系とを有
する装置において、 前記駆動源の回転速度を検出する回転速度検出手段と、
該回転速度検出手段が検出した回転速度と速度目標値と
の速度偏差に速度ゲインを乗じた値を、速度指令値とし
て出力する速度指令出力手段と、前記駆動源の駆動トル
クを検出するトルク検出手段と、前記速度指令値、前記
駆動トルク、および、定常トルク目標値を入力して、前
記駆動源のトルク制御を行うトルク制御手段と、前記速
度偏差が、所定値未満の時には、前記速度ゲインを小さ
な第1の値に設定するとともに、定常トルク目標値を前
記トルク制御手段に入力し、所定値以上の時には、前記
速度ゲインを、前記第1の値より大きな第2の値に設定
するとともに、前記トルク制御手段に入力する定常トル
ク目標値を遮断するトルク目標値制御手段と、を備える
ことを特徴とする浴中ロールの駆動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167090A JPH1014271A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 浴中ロールの駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167090A JPH1014271A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 浴中ロールの駆動制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1014271A true JPH1014271A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15843244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8167090A Pending JPH1014271A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 浴中ロールの駆動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1014271A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100411298C (zh) * | 2004-03-30 | 2008-08-13 | 日本伺服株式会社 | 步进电机驱动装置 |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP8167090A patent/JPH1014271A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100411298C (zh) * | 2004-03-30 | 2008-08-13 | 日本伺服株式会社 | 步进电机驱动装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH01281807A (ja) | ドリルの制御方法 | |
| JP2020049568A (ja) | 搬送装置、半導体製造装置及び搬送方法 | |
| KR100387016B1 (ko) | 롤링 밀용 스트립 두께 제어장치 | |
| US20060236878A1 (en) | Embossed sheet forming apparatus and rotary phase difference control method | |
| JPH1014271A (ja) | 浴中ロールの駆動制御装置 | |
| JP4594667B2 (ja) | 駆動制御装置、及び該駆動制御装置を有する画像形成装置 | |
| JP5137122B2 (ja) | ロール周速度制御装置 | |
| JP2000140908A (ja) | 圧延機及び圧延方法 | |
| WO2020026740A1 (ja) | 搬送装置の制御方法及び搬送装置 | |
| JP7272860B2 (ja) | 搬送制御装置 | |
| JPH0472259A (ja) | ストリップのスリップ防止方法 | |
| JP2776245B2 (ja) | ストリップのスリップ防止方法 | |
| JPH01275357A (ja) | シートロール巻取巻戻し制御装置 | |
| JP2961453B2 (ja) | 印刷機械の最適張力演算装置 | |
| JP2009233616A (ja) | 塗布装置の制御方法および塗布システム | |
| JP2790715B2 (ja) | ストリップ連続処理ラインのストリップ張力制御方法 | |
| JP3311959B2 (ja) | 圧延機の制御方法及び制御装置 | |
| JP4864447B2 (ja) | 画像形成装置に用いられる駆動装置 | |
| JPH1177132A (ja) | 圧延機の圧下制御装置 | |
| JP2991617B2 (ja) | ロールコータ | |
| JP2003276895A (ja) | 画像形成装置 | |
| CN115052062B (zh) | 设有热敏打印的折叠屏手机及其工作方法 | |
| JP3391580B2 (ja) | 溶融金属めっき浴中ロール軸支持装置 | |
| JPS60102218A (ja) | 連続圧延機に於ける蛇行制御方法 | |
| JP3678002B2 (ja) | 帯状材の張力制御方法及びその張力制御装置 |