JPH10143647A - 画像データファイルの処理方法およびそのための記録媒体 - Google Patents

画像データファイルの処理方法およびそのための記録媒体

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JPH10143647A
JPH10143647A JP9249620A JP24962097A JPH10143647A JP H10143647 A JPH10143647 A JP H10143647A JP 9249620 A JP9249620 A JP 9249620A JP 24962097 A JP24962097 A JP 24962097A JP H10143647 A JPH10143647 A JP H10143647A
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敬史 山本
Takuro Matsumura
卓郎 松村
Takanori Kitani
孝則 木谷
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像を再現するための画像データファ
イルの取り扱いの煩雑さを軽減する。 【解決手段】 スキャナにおいて異なる色のフィルタを
用いて同一の原稿からそれぞれ読取られた複数の単色画
像データファイルを、1つの画像データファイルにまと
めることによって多色画像データファイルを作成する。
この時、まず、コンピュータ内に設定された所定のフォ
ルダ内に、同一の原稿から取得された複数色のための所
定の複数種類の単色画像データファイルが揃ったか否か
を確認する。そして、前記所定のフォルダ内に前記複数
種類の画像データファイルが揃った場合に、前記複数種
類の単色画像データファイルをまとめることによって前
記多色画像データファイルを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータを
用いて複数色の画像データファイルを処理する方法、お
よび、そのための記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】チラシなどの簡易なカラー印刷物は、い
わゆるダブルトーン印刷によって作成される場合があ
る。ダブルトーン印刷は、2種類のインクのみを用いて
印刷物を作成する方法である。図7は、従来のダブルト
ーン印刷を行うための画像データファイルの作成方法を
示す説明図である。図7(A)は、カラー原稿を示して
いる。このカラー原稿は、赤色の濃度が30%である円
形の第1の領域R1と、緑色の濃度が30%である円形
の第2の領域R2とを含んでいる。第1の領域R1と第
2の領域R2とは一部重なり合っており、この重なり領
域R3は、赤色の濃度が30%で緑色の濃度が30%で
ある。なお、実際の原稿としては、商品写真等の自然画
像が用いられることが多いが、以下では図7(A)のよ
うな簡単な画像を原稿に用いた例について説明する。
【0003】この従来の方法では、まず図7(A)に示
すようなカラー原稿から図7(B)に示すような2つの
グレイ画像をスキャナで読取る。そして、赤版画像と緑
版画像のトーン(階調)を変更することによって、ダブ
ルトーン印刷を実現していた。なお、ダブルトーン印刷
で作成されるカラー画像を、以下では「ダブルトーン画
像」と呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、ダブ
ルトーンに用いる2つの画像データファイルが別個のフ
ァイルとして取り扱われていたので、1ページ画像上に
ダブルトーン画像の位置を調整する場合に、2つの画像
データファイルをそれぞれ独立に取り扱わなければなら
なかった。すなわち、ダブルトーン画像の位置を指定す
る際には、まずユーザがマウス等を用いて画面上で赤版
画像を位置決めし、その後、赤版画像に重なる位置に緑
版画像を位置決めする必要があった。すなわち、1つの
ダブルトーン画像の位置の調整を行うために、赤版画像
と緑版画像の2つの単色画像の位置の調整を行う必要が
あった。特に、チラシのように、1ページ画像に多数の
ダブルトーン画像(例えばスーパーマーケットのチラシ
における野菜や肉等の品物の画像)が含まれている場合
には、それらの位置決めが極めて煩雑であるという問題
があった。
【0005】なお、上述した問題は、ダブルトーン画像
に限らず、カラー画像を再現するために複数の単色画像
データファイルを取り扱う技術に共通する問題であっ
た。
【0006】また、図7(A)のカラー原稿を図7
(C)のような1枚のグレイ画像として読取り、この1
枚のグレイ画像に対して赤版と緑版に対応するように、
2つの色調を設定することによって、図7(C)、図7
(D)のように2つの版を作成して塗り重ねる、という
技術も存在した。この方法ならば、画面上での画像の位
置決めの問題は発生しない。しかし、この方法では、本
来は色濃度が存在しない点に色が設定されるという問題
があった。特に、領域R3のような重なり合っている領
域については、この方法を使用すると、本来の原稿状態
を再生することができなかった。
【0007】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、カラー画像を再
現するための画像データファイルの取り扱いの煩雑さを
軽減することのできる技術を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の従来の課題の少なくとも一部を解決するため、第1
の発明は、コンピュータを用いた画像データファイルの
処理方法であって、(a)スキャナにおいて異なる色の
フィルタを用いて同一の原稿からそれぞれ読取られた複
数の単色画像データファイルを、1つの画像データファ
イルにまとめることによって多色画像データファイルを
作成する工程を備えることを特徴とする。
【0009】このような複数の単色画像データファイル
で表される複数の単色画像は、画像部分の相対位置が互
いに一致している。従って、これらの単色画像データフ
ァイルをまとめることによって1つの多色画像データフ
ァイルを作成すれば、色ずれのないカラー画像を表す多
色画像データファイルを得ることができる。すなわち、
この1つの多色画像データファイルを取り扱うことによ
って多色画像に関する種々の処理を行うことができる。
従って、画像データファイルの取り扱いの煩雑さを従来
に比べて軽減することができる。
【0010】上記第1の発明において、前記工程(a)
は、前記コンピュータ内に設定された所定のフォルダ内
に、同一の原稿から取得された複数色のための所定の複
数種類の単色画像データファイルが揃ったか否かを確認
する工程と、前記所定のフォルダ内に前記複数種類の画
像データファイルが揃った場合に、前記複数種類の単色
画像データファイルをまとめることによって前記多色画
像データファイルを作成する工程と、を備えることが好
ましい。
【0011】こうすれば、フォルダ内に所定種類の単色
画像データファイルを入れるだけで、多色画像データフ
ァイルを容易に作成することができる。
【0012】第2の発明は、コンピュータに画像データ
ファイルの処理を行わせるためのコンピュータプログラ
ムを記録した記録媒体であって、(a)スキャナにおい
て異なる色のフィルタを用いて同一の原稿からそれぞれ
読取られた複数の単色画像データファイルを、1つの画
像データファイルにまとめることによって多色画像デー
タファイルを作成する工程、をコンピュータに実行させ
るためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体で
ある。
【0013】第2の発明によっても、第1の発明と同様
に、画像データファイルの取り扱いの煩雑さを従来に比
べて軽減することができる。
【0014】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。第1の態様は、コンピュータに上記の発
明の各工程を実行させるコンピュータプログラムを通信
経路を介して供給するプログラム供給装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、この発明の一実施例を適
用するコンピュータシステムの構成を示すブロック図で
ある。このコンピュータシステムは、第1のコンピュー
タ100と、第2のコンピュータ200と、スキャナ3
00とを備えている。
【0016】第1のコンピュータ100は、CPU10
2と、メモリ104と、カラーディスプレイ106と、
キーボード108と、マウス110と、ハードディスク
112と、通信インタフェイス114とを備えている。
メモリ104には、演算条件確認部120と、画像デー
タファイル変換部122の機能をそれぞれ実現するため
のコンピュータプログラムが記録されている。これらの
各部の機能については後述する。これらの各部を実現す
るためのコンピュータプログラムは、フロッピディスク
やCD−ROM、DVD等の携帯型の記憶媒体(記録媒
体)からコンピュータシステムのメインメモリまたは外
部記憶装置に転送される。あるいは、通信経路を介して
プログラム供給装置からコンピュータシステムに供給す
るようにしてもよい。ハードディスク112には、ホッ
トホルダ130(後述する)が設けられている。
【0017】なお、この発明において、「記録媒体」と
は、上述した携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAM
やROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハード
ディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装
置も含んでいる。すなわち、この発明の「記録媒体」
は、コンピュータが読取り可能な媒体であって、コンピ
ュータプログラムを記録した種々の媒体を含んでいる。
【0018】第2のコンピュータ200は、CPU20
2と、メモリ204と、ハードディスク206と、スキ
ャナインタフェイス208と、通信インタフェイス21
0とを備えている。スキャナインタフェイス208に
は、スキャナ300が接続されている。また、通信イン
タフェイス210は、通信回線を介して第1のコンピュ
ータ100の通信インタフェイス114に接続されてい
る。
【0019】スキャナ300で読取られた単色画像デー
タファイルは、第2のコンピュータ200のハードディ
スク206に一旦格納され、第2のコンピュータ200
から第1のコンピュータ100に転送される。また、第
2のコンピュータ200のハードディスク206に格納
せず、直接第1のコンピュータ100に転送することも
可能である。第1のコンピュータ100は、転送されて
来た単色画像データファイルを用いて1ページ画像を作
成するための種々の処理を実行する。
【0020】図2は、実施例における処理手順を示すフ
ローチャートである。ステップS1では、スキャナ30
0が原稿から赤版画像データファイルを読取る。赤版画
像データファイルを読取る際には、赤色透過フィルタが
用いられる。ステップS2では、スキャナ300が同じ
原稿から緑版画像データファイルを読取る。緑版画像デ
ータファイルを読取る際には、緑色透過フィルタが用い
られる。赤版画像データファイルと緑版画像データファ
イルは、同一のスキャナにおいて、フィルタ以外はほぼ
同一の読取り条件で読取られたものである。ここで、
「読取り条件」とは、読取られる画像の範囲(走査範
囲)、解像度、トーンカーブ(入出力の階調変換曲線)
等を含んでいる。種々の読取り条件の中で、走査範囲と
解像度は赤版画像と緑版画像で共通に(等しく)設定さ
れるが、トーンカーブ(入出力の階調変換曲線)は、赤
版画像と緑版画像で異なるものを使用することができ
る。
【0021】図3は、こうして読取られた2つの単色画
像データファイルで表される単色画像を示す説明図であ
る。この実施例では、赤色と緑色のフィルタを用いて2
つの単色画像データファイルが作成される。図3
(B),(C)の下部に記載されている「Name.RED」お
よび「Name.GRN」は、それぞれの単色画像データファイ
ルのファイル名を示している。このように、同一の原稿
から同一のスキャナ300を用いて読取られた複数の単
色画像データファイルのファイル名は、ピリオドの前の
狭義のファイル名(「Name」)が同じで、ピリオドの後
の拡張子(「 RED」,「 GRN」)が互いに異なってい
る。なお、狭義のファイル名は、ユーザによって指定さ
れる。また、各色の画像に使用すべき拡張子も予めユー
ザによって指定されている。
【0022】ステップS1,S2では、同一の原稿か
ら、同一のスキャナ300を用いて、ほぼ同一の読取り
条件の下で、複数色のための複数の単色画像データファ
イルが読取られている。このとき、原稿は、スキャナ3
00の原稿載置面(図示せず)上の同じ位置に載置され
たままである。従って、2つの画像データファイルで表
される赤版画像と緑版画像は、その画像部分の相対位置
が互いに一致している。すなわち、2つの画像データフ
ァイル内の同じ位置の画素データ(各画素の濃度を示す
データ)は、画像平面上の同じ位置に存在する画素の濃
度をそれぞれ示している。なお、スキャナがダイクロイ
ックミラー等の色光分離手段を備えている場合には、ス
テップS1とステップS2は同時に実行される。
【0023】こうして読取られた2つの単色画像データ
ファイルは、第2のコンピュータ200から第1のコン
ピュータ100に通信回線を介して転送される。
【0024】ステップS3では、第1のコンピュータ1
00において、演算条件確認部120と画像データファ
イル変換部122が、赤版画像データファイルと緑版画
像データファイルを1つの多色画像データファイルにパ
ックする(すなわち、1つにまとめる)。図4は、ステ
ップS3における処理手順を示すフローチャートであ
る。ステップS11では、演算条件確認部120がハー
ドディスク112に格納されている演算条件ファイルを
読取る。図5は、図4のファイルパック処理で使用され
るファイルの内容を示す説明図である。ファイルパック
処理では、図5(A)に示す演算条件ファイルと、図5
(B)に示す版替え情報ファイルとが利用される。
【0025】図5(A)に示す演算条件ファイルには、
ファイルパック処理を実行する際に使用される以下のよ
うな種々の条件が設定されている。
【0026】(1)ポーリング時間:演算条件確認部1
20が、ホットフォルダ130内に、所定の複数種類の
画像データファイルが揃ったか否かを調べる処理を実行
する間隔を示す。
【0027】(2)第1版から第4版の拡張子:1つの
多色画像データファイルにパックすることのできる第1
版から第4版の単色画像データファイルの拡張子を示
す。図5(A)の例では、第1版の単色画像データファ
イルの拡張子として「 GRN」が設定されており、また、
第2版の単色画像データファイルの拡張子として「 RE
D」が設定されている。また、第3版と第4版には、拡
張子が設定されていない。これらの拡張子は、ファイル
パック処理を行うために必要な単色画像データファイル
がホットフォルダ130内に揃ったか否かを判断すると
きに使用される。この判断の具体例については後述す
る。なお、第1版から第4版は、通常は印刷用の基本色
であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)、K(ブラック)に対応づけられている。しかし、
ダブルトーン印刷では、これらの基本色以外の特色イン
ク(赤色や緑色)がしばしば用いられる。そこで、第1
版から第4版までが、実際に何色の版(インク)に相当
するかを規定するために、図5(B)に示す版替え情報
ファイルがユーザによって設定される。この例では、第
1版(通常はC版)が緑色版に対応づけられており、第
2版(通常はM版)が赤色版に対応づけられている。
【0028】(3)成功時格納場所:ファイルパック処
理が成功したときに、得られた多色画像データファイル
を格納しておく場所(フォルダ名等)を示す。
【0029】(4)失敗時格納場所:ファイルパック処
理が失敗したときに、ファイルパック処理の対象となっ
た複数の単色画像データファイルを格納しておく場所
(フォルダ名等)を示す。
【0030】図4のステップS12では、演算条件確認
部120が、ホットフォルダ130内を調べて、ファイ
ルパック処理を行うために必要なすべての種類の単色画
像データファイルがホットフォルダ130内に揃ったか
否かを判断する。すなわち、ピリオドの前の狭義のファ
イル名が同じであり、かつ、演算条件ファイルに登録さ
れた複数の拡張子をそれぞれ有する複数の単色画像デー
タファイルが、ホットフォルダ130内に存在するか否
かを調べる。この実施例では、図5(A)に示すよう
に、演算条件ファイルに設定されている拡張子は「 GR
N」と「 RED」の2つである。従って、ファイル名が「X
XXX.GRN」(XXXXは任意の文字列)の単色画像データフ
ァイルと、ファイル名が「XXXX.RED」の単色画像データ
ファイルがホットフォルダ130内に転送されている時
に、すべての種類の単色画像データファイルが揃ったも
のと判断される(XXXXの部分は同一である)。
【0031】ところで、2つの単色画像データファイル
「Name.GRN」,「Name.RED」は、スキャナ300で読取
られた後に、第2のコンピュータ200を介して第1の
コンピュータ100に転送されてきたものである。これ
ら2つの単色画像データファイル「Name.GRN」,「Nam
e.RED」をホットフォルダ130内に転送する手順とし
ては、種々のものが考えられる。例えば、一旦ハードデ
ィスク112内の適当な受信用フォルダにこれらの単色
画像データファイル「Name.GRN」,「Name.RED」を格納
し、ユーザがマウス110を用いて、これらの単色画像
データファイルをドラッグして、ホットフォルダ130
内に移動するようにしてもよい。あるいは、第2のコン
ピュータ200から第1のコンピュータ100に転送す
る際に、これらの単色画像データファイルをホットフォ
ルダ130内に直接転送するようにすることも可能であ
る。
【0032】ステップS12において、ファイルパック
処理に必要なすべての種類の単色画像データファイルが
揃っていないと判断された場合には、ステップS13に
おいて、演算条件ファイル(図5(A))に登録されて
いるポーリング時間だけ待ち、その後、再度ステップS
12を実行する。一方、ファイルパック処理に必要なす
べての種類の単色画像データファイルが揃っていると判
断された場合には、ステップS14において、画像デー
タファイル変換部122が実際のファイルパック処理を
実行して、1つの多色画像データファイルを作成する。
【0033】図6は、ステップS14の処理内容を示す
説明図である。図6(A),(B)は、緑版画像データ
ファイル「Name.GRN」と赤版画像データファイル「Nam
e.RED」の構造を示している。これらの単色画像データ
ファイルのファイル構造としては、例えばアドビ社のフ
ォトショップ(アドビ社の商標)で用いられているGrey
Tiffを用いることができる。GreyTiffは、1色の画素デ
ータのみを含んでおり、多色の画素データを含むことは
できない。
【0034】図6(A),(B)から解るように、1つ
の単色画像データファイルは、ファイル情報と、画素デ
ータとを含んでいる。ファイル情報には、画像のX方向
(副走査方向)とY方向(主走査方向)のサイズ(画素
数の単位で表される)、画像のオリエンテーション(画
像の向き)、ネガ/ポジの区別等の情報が含まれてい
る。緑版画像データファイルと赤版画像データファイル
は、同一の原稿から同一のスキャナ300を用いてほぼ
同一の読取り条件で読取られたものなので、それらのフ
ァイル情報は同じである。従って、緑版画像データファ
イルと赤版画像データファイルでは、画素データの値の
みが異なっている。
【0035】図6(C)は、緑版画像データファイルと
赤版画像データファイルとがパックされた多色画像デー
タファイルの構造を示している。多色画像データファイ
ルは、ファイル情報と、第1版から第4版までの画素デ
ータとを含んでいる。画素データは、いわゆるピクセル
インターリーブの構成を有しており、図6(D)に示す
ように、1画素毎に、第1版から第4版までの画素デー
タが順に配列されている。この実施例では、第1版(C
版)の位置に緑版の画素データが登録され、第2版(M
版)の位置に赤版の画素データが登録されている。な
お、この実施例では、第1版と第2版のみをパックする
ように、演算条件ファイル(図5(A))が設定されて
いるので、第3版(Y版)の画素データと第4版(K
版)の画素データには、すべて0のデータが登録され
る。多色画像データファイルのファイル構造としては、
例えばアドビ社のフォトショップで用いられているCMYK
Tiffを用いることができる。CMYKTiffは、CMYKの4
色の画素データを含むことが可能である。
【0036】なお、図6(C)に示す多色画像データフ
ァイルとは別に、特色情報を含む特色情報ファイル(図
示せず)も作成される。この特色情報は、図5(B)に
示した版替え情報ファイルの登録内容と同様に、第1版
から第4版が具体的にどのような色に対応しているかを
示している。すなわち、この実施例では、第1版が緑色
に対応しており、第2版が赤色に対応していることが特
色情報に規定されている。
【0037】前述したように、2つの単色画像データフ
ァイルで表される赤版画像と緑版画像は、画像部分の相
対位置が互いに一致している。従って、図6のように、
これらの画素データを単に並べるだけで、色ずれを生じ
ることなく、多色画像を表す多色画像データファイルを
構成することができる。
【0038】多色画像データファイルのファイル名は、
ピリオド前の狭義のファイル名が、元の2つの単色画像
データファイルと同じで、拡張子は、多色画像データフ
ァイルのために予め設定されたものが使用される。例え
ば、図6(C)の場合には、狭義のファイル名「Name」
と拡張子「 MUL」によって、多色画像データファイルの
ファイル名「Name.MUL」が構成されている。なお、この
拡張子「 MUL」も、演算条件ファイル(図5(A))内
に設定しておくことができる。
【0039】こうして作成された多色画像データファイ
ルは、演算条件ファイルにおいて設定された成功時格納
場所に転送される。また、このとき、ファイルパック処
理の対象となった元の単色画像データファイルはホット
フォルダ130から削除される。こうすれば、未処理の
ファイルのみがホットフォルダ130内に残るので、ホ
ットフォルダ130内に処理済みの不要なファイルが蓄
積するのを防止することができる。一方、何らかの原因
でファイルパック処理が失敗した場合には、ファイルパ
ック処理の対象となった元の複数の単色画像データファ
イルを、ホットフォルダ130から失敗時格納場所に転
送し、ホットフォルダ130内の元の単色画像データフ
ァイルを削除する。こうすれば、この失敗時格納場所を
ユーザが見ることによって、ファイルパック処理を失敗
した画像を知ることができる。なお、ファイルパック処
理を失敗したときに、画像データファイル変換部122
がカラーディスプレイ106上に警告を表示するように
してもよい。
【0040】図4のステップS14の処理が終了する
と、再度ステップS12に戻り、ステップS12〜S1
4の処理を繰り返す。演算条件確認部120と画像デー
タファイル変換部122は常駐プログラムであり、第1
のコンピュータ100の稼働中は、ステップS12,S
13の処理を定期的に実行している。従って、ホットフ
ォルダ130に所定の複数種類の単色画像データファイ
ルを転送するだけで、ファイルパック処理を自動的に実
行して、多色画像データファイルを作成することができ
る。
【0041】こうして作成された多色画像データファイ
ルに含まれる画素データは、図3(B),(C)に示す
ように、それぞれのフィルタを用いて読取られた画像を
表しているので、図7において説明した従来技術で再現
されるダブルトーン画像よりも、きれいな画像を再現す
ることができる。また、ダブルトーン画像を1つの多色
画像データファイルとして取り扱えるので、これ以降の
種々の画像処理を行う際に、画像データファイルを取り
扱いやすい。
【0042】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0043】(1)ダブルトーン印刷に使用するインク
としては、赤色と緑色以外の種々の色のインクを用いる
ことが可能である。また、この発明は、ダブルトーン印
刷に限らず、一般に、複数色のインクを用いてカラー画
像を再現する技術に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用するコンピュータシ
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】実施例における処理手順を示すフローチャー
ト。
【図3】実施例で用いられる原稿と、原稿から読取られ
た2つの単色画像データファイルで表される画像を示す
説明図。
【図4】ステップS3における処理手順を示すフローチ
ャート。
【図5】ファイルパック処理で使用されるファイルの内
容を示す説明図。
【図6】ステップS14の処理内容を示す説明図。
【図7】従来のダブルトーン印刷を行うための画像デー
タファイルの作成方法を示す説明図。
【符号の説明】
100…第1のコンピュータ 102…CPU 104…メモリ 106…カラーディスプレイ 108…キーボード 110…マウス 112…ハードディスク 114…通信インタフェイス 120…演算条件確認部 122…画像データファイル変換部 130…ホットホルダ 200…第2のコンピュータ 202…CPU 204…メモリ 206…ハードディスク 208…スキャナインタフェイス 210…通信インタフェイス 300…スキャナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木谷 孝則 京都府久世郡久御山町佐山新開地304番地 1 大日本スクリーン製造株式会社久御山 事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを用いた画像データファイ
    ルの処理方法であって、(a)スキャナにおいて異なる
    色のフィルタを用いて同一の原稿からそれぞれ読取られ
    た複数の単色画像データファイルを、1つの画像データ
    ファイルにまとめることによって多色画像データファイ
    ルを作成する工程を備えることを特徴とする画像データ
    ファイルの処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像データファイルの処
    理方法であって、 前記工程(a)は、 前記コンピュータ内に設定された所定のフォルダ内に、
    同一の原稿から取得された複数色のための所定の複数種
    類の単色画像データファイルが揃ったか否かを確認する
    工程と、 前記所定のフォルダ内に前記複数種類の画像データファ
    イルが揃った場合に、前記複数種類の単色画像データフ
    ァイルをまとめることによって前記多色画像データファ
    イルを作成する工程と、を備える画像データファイルの
    処理方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータに画像データファイルの処
    理を行わせるためのコンピュータプログラムを記録した
    記録媒体であって、(a)スキャナにおいて異なる色の
    フィルタを用いて同一の原稿からそれぞれ読取られた複
    数の単色画像データファイルを、1つの画像データファ
    イルにまとめることによって多色画像データファイルを
    作成する工程、をコンピュータに実行させるためのコン
    ピュータプログラムを記録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の記録媒体であって、 前記工程(a)において、 前記コンピュータ内に設定された所定のフォルダ内に、
    同一の原稿から取得された複数色のための所定の複数種
    類の単色画像データファイルが揃ったか否かを確認する
    工程と、 前記所定のフォルダ内に前記複数種類の画像データファ
    イルが揃った場合に、前記複数種類の単色画像データフ
    ァイルをまとめることによって前記多色画像データファ
    イルを作成する工程と、を前記コンピュータに実行させ
    るための前記コンピュータプログラムを記録した記録媒
    体。
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